家事えもんが家事のコツを直接伝授!「片付け・収納・掃除・洗濯の教科書」発売記念イベント
9月17日(月)、東京・二子玉川蔦屋家電にて、「片付け・収納・掃除・洗濯の教科書」発売記念トークイベントが開催され、"家事えもん"こと松橋周太呂と、"収納女王"こと整理収納アドバイザー・すはらひろこさんが登壇しました。
その名の通り、片付け・収納・掃除・洗濯のそれぞれのスペシャリストたちが、自身の「一発解決のワザ」だけを集めた「片付け・収納・掃除・洗濯の教科書」(エクスナレッジ)。家事えもん流ラクラク掃除編、こんまり流ときめき片づけ編、収納女王流スッキリ収納編、洗濯王子流手間ナシ洗濯編の4つに分かれ、読んで実践すれば家事の「忙しい」「疲れた」がなくなるという優れものです。
この日は、その中から家事えもんこと松橋周太呂と整理収納アドバイザー・すはらひろこさんが登場し、掃除と片づけ、収納をラクにするコツを徹底解説しました。
最初に登場したのは松橋。家事えもんの格好で現れた松橋は「オシャレな蔦屋にこんなカッコですみません(笑)」と低姿勢で登場。自己紹介しながら「お笑いやってても全然会えなかったのに、家を掃除してたらさんまさんやダウンタウンさんにお会いすることができました」と、家事えもんが話題になったおかげでいろんな大先輩と一緒に仕事をする機会ができたと振り返ります。
もともと、家事が好きというわけではないという松橋は、「僕はただただ家事をサボりたい一心で、サボるためのワザを使っているので、もし共感できるようなことがあったらマネしてみてくださいね」とあくまで低姿勢を崩さず、おだやかな口調で話しかけます。
さっそく、テレビ番組でも紹介して話題になった、「水垢洗剤茂木和哉」を紹介し、その用途の幅広さについて力説する松橋。さらに、効果的な使い方として「ゴム手袋を使用すること」を勧めます。なんでも、ゴム手袋を使用することによって洗浄力が高まるばかりか、使用する洗剤の量も少なくて済むそう。そのゴム手袋も、100円で数枚入っているようなものより、200円はするものの、サラサラで気持ちいい使い心地のゴム手袋をお勧めし、手触りを感じてもらうためにお客さんに回していました。
続いて、「クイックルワイパーハンディ」を紹介し、「行きつけの東急ハンズの店員さんともホコリ取りには何がいいかいろいろ話し合ったんですけど、やっぱりこれがいちばん!という結論になりました。通常のではなく、長く伸ばせるタイプのものがすごくいい。この、先の曲がる角度について店員さんと30分話しました」と明かし、笑いを誘う松橋。
さらにホコリを集めるワザなども伝授すると、お客さんたちはメモを取ったり、スライドを写真に撮ったりしながら本当に「教科書」で授業を受けている生徒のような真剣さでトークショーを聞いています。
また、「いちばん好きな洗剤です」と「超電水クリーンシュ!シュ!」を紹介し、「とにかく100%水なので、安心・安全。キッチンの油汚れにもいいし、油が取れるだけでなく、除菌もできるんです。キッチン用、トイレ用、リビング用、除菌の1本で4役なので、1000円くらいしますが、高くないです」と力説。
「それに、野菜も洗えるんですよ」と言い、ミニトマトを洗う松橋。といってもゴシゴシこする必要はなく、キッチンペーパーの上にミニトマトを乗せ、上からスプレーをひと吹きするだけ。あとはキッチンペーパーの上でコロコロ転がせば、もう汚れはペーパーについています。
「トマトの表面にはワックスがついていて、もちろん体に害のないワックスなんですが、それを洗い落とすことによって、ミニトマトの甘さが増して、おいしくなるんです」と解説し、続いて「時計のベルトなんかもキレイになりますよ! キレイにしてほしい人はいますか?」と、お客さんの時計を預かり、ベルトをていねいに洗います。
さらに、「油を浮かす力がどれだけあるかの実験をします」と、ホーローにマジックで落書きをする松橋。その上から超電水クリーンシュ!シュ!を吹きかけると、マジックの油がどんどん浮いて、流れ落ちていきます。その様子を見たお客さんは「おおーっ!」と感嘆の声を上げていました。
続いてすはらひろこさんの「収納をラクにするコツ」のトークショーへ。季節柄、「衣替え」をテーマにさまざまな収納のコツを伝授していきます。
松橋同様、「家事はそんなに好きではないし、得意でもないんです」と話すすはらさん。それではなぜ"収納女王"と呼ばれるまでになったかというと、「家で気持ちよくすごしたい」という気持ちが大きかったと言い、「家で気持ちよくすごすために、私にとっては収納が大事でした」と明かします。
洋服のたたみ方や引き出しの中の服の並べ方、また衣替えの際、衣装ケースに服をうまくしまう方法や衣装ケースの選び方まで、一通りざっと解説していくすはらさん。また、ハンガーの選び方にもふれ、「たくさん収納したい人は針金ハンガーでも可」や「できれば首が回るものがいい」「同じメーカーで揃えて、高さを揃えると整理しやすい」など、大事なポイントを解説します。
最後に、収納を「ハンガー・引き出し・とりあえず(とりあえず入れておく場所)」に分けることを推奨したあと、「無理をすると、反動で『どうでもいいや』となり、ひどいことになりがちなので、無理せず、自分なりにアレンジしてやってみてくださいね」と、整理が苦手な人へ優しくアドバイスするすはらさんでした。
続いて、お客さんからの質疑応答コーナーへ。「新築のお風呂のエプロンにカビがつかないような工事をしてもらうかどうか迷っている」というお客さんや、「天然木のフローリングを痛めないようにするには? 掃除の仕方は?」など、まさに今そのことで悩んでいる、というお悩みが飛び出し、それぞれの立場からていねいにアドバイスする松橋とすはらさん。
整理収納は苦手だという松橋と、逆に掃除はあんまりというすはらさんがそれぞれお互いのトークの内容が勉強になったと話したところでイベントは終了。
家に帰ってすぐに実践したくなるようなお掃除術、収納術が満載のトークイベントとなりました。
「片付け・収納・掃除・洗濯の教科書」(エクスナレッジ)
発売中 (1400円+税)
【松橋周太呂】