パラダイス山元が "親子で「マン盆栽」"ワークショップを開催! 日建ハウジングシステム ファミリーデイ『ものづくりワークショップ』
8月23日(木)、東京・日建ハウジングシステム 東京オフィスにて、日建ハウジングシステム ファミリーデイ『ものづくりワークショップ』が開催され、パラダイス山元が出演しました。
株式会社日建ハウジングシステムが『働き方改革』推進の一環として開催したこの日の「ファミリーデイ」では、社員の家族を職場に招待し、家族で「マン盆栽」のワークショップに挑戦することに。
「こんなお庭で過ごしたいな!!」をテーマに、マン盆栽の家元・パラダイス山元を招き、子どもたちが「ものを考える楽しさ」「ものをつくる楽しさ」を感じながら、 自由な発想で自分が過ごしてみたい庭をデザイン、そんな子どもたちの夢をパラダイス山元が手助けします。
MCのザ・パンチが登場し、「一昨年は信じられないことに、ここで運動会をやったんですよ!」と、確かに広くはあるものの、運動会ができるとは思えないフロアを見渡して言い、笑いを誘います。子どもたちに「ごめんね、すぐ帰るからね」などと歓迎されていないような発言をしますが、中にはネタを見て笑いすぎてイスから落っこちた子どももいるほどにウケていました。
続いてマン盆栽の家元・パラダイス山元が登場。まずは「盆栽、育ててますよ~っていう人は?」と聞き、ひとりも手が上がらなかったため「はい、いません」とバッサリ言い、笑わせます。「盆栽は昔から日本にあるものなんですが、ほとんどやっている人がいないんです」と現状を嘆く山元。
今日はニレケヤキの苗を持ってきたという山元は、まずは「マン盆栽」とは何かということを説明します。「人のことを"マン"って言いますよね。なので、人形を盆栽の鉢植えの中に置いたりすることをマン盆栽と言います」と話したあと、「置く人形の大きさによって、盆栽の見え方が変わるところもマン盆栽の面白いところなんです」と解説します。実際に、ものすごく小さな人形を盆栽の近くに置いて、本当は小さな盆栽が巨大な大木に見えてしまう不思議さについて説明したあとは、いよいよ実際にマン盆栽を作ることに。
今回マン盆栽に使用するニレケヤキの樹齢は150~250年と聞き、それまで横でじっと話を聞いていたザ・パンチの2人が「そんなに生きられない!」とポツリ。すると、「そうなんです。つまり、盆栽というのは代を超えて何人もの人が育てるものなんです」と、本来の盆栽の育て方についても説明する山元。
まずは、苗木を竹の鉢へ植え替えることに。「生きているので、大事にしてあげてくださいね」と子どもたちに呼びかけながら、まずは土が流れ出てしまわないように竹の鉢にチップを詰めて穴をふさぎます。続いて土が配られ、竹の中にみんなが土を入れてしまうと、今度は苗木を見て、下の方の古い根をハサミで切り落とすように指示し、実際に作業をしている子どもたちを見守りながら、「いいね、みんな上手だね」とニッコリ。
続いて、竹の鉢に苗木を入れていくのですが、「鉢の真ん中に植えるより、少し横にずらした方が人形を入れるときにバランスが取りやすいですよ」とアドバイスも忘れません。みんなが植え替えを完了させたあとは、「これからは、朝起きて、自分がトイレに行く前にたっぷりお水をあげてくださいね。植物は、ワンちゃんのように『ワン!』とか言わないので、忘れないであげてください」と、生き物を育てる上で必要なことを子どもたちに教えます。
また、盆栽は家の中では育てられないことや、虫がついたときはどうするか、お水をあげ忘れたときはどうしたらいいかなど、盆栽を育てる上で大事なことを一通り説明したあとは、いよいよ子どもたちがそれぞれ持ち寄った人形や小物を鉢の上に置いていく「マン盆栽づくり」へ。
すると突然山元が「ここでみなさんにプレゼントがあります!」と発言。実は、ガシャポンの景品のフィギュアを子どもたちの人数分持ってきているといい、渡辺直美と(新喜劇の)すち子のフィギュアを一人ひとりに配り始めます。
子どもたちは、もらったフィギュアに加え、自分で持ってきたいろんな人形を思い思いに鉢植えに置いていきます。山元は、そんな子どもたちの鉢植えを見ながら「いいね~。こういうのがやりたかったんですよ」と嬉しそうにニッコリ。自分でマン盆栽の作品を作るときは、置くものの権利関係も考えないといけないため、好きにキャラクターを置くことができないという制約があるそうで、なんの制約もなく、ただ自分の好きなキャラクターを楽しそうに置いていく子どもたちの姿を見ているのが嬉しいよう。
最後に、「みなさん、マン盆栽をマスターされましたので、"マン盆栽マスター"に認定します」と言い、自身のサインを鉢に入れていく山元。さらに、「もしわからないことがあったら、インスタでもツイッターでもなんでもいいので、僕に聞いてくださいね~!」とアフターフォローも万全のワークショップは、大盛況の中終了しました。
イベント終了後、この日の感想を伺うと、「いろんなところでワークショップをやらせていただいてるんですけど、お父さんお母さんが多少なりともこういうことに興味を持ってる人が多いかどうかでやりやすさが違ってくるんです。日建ハウジングさんは、家のことに関する会社なので、緑にも関心が高いんですよね。なので、私にとってはドストライクといいますか、いいお父さんお母さんばかりで、みなさん楽しんでやっていただいたみたいで、よかったなと思います」と、イベントの成功を喜ぶ山元。
子どもたちの作品については、「ピカチュウのキャラクターの横にトミカの車があったりとか、ああいう、自分の好きなものを載せられるっていうのは楽しいですよね。みんなやりたいことができたっていう顔をしてましたし、私的にもたいへん満足です」とニッコリ。
「盆栽って昔から『これやっちゃいけない、あれやっちゃいけない』がすごく多いんです。枝はまっすぐ伸ばさないといけないとか、器はこの角度でしか飾っちゃいけないとか。でも、マン盆栽はそれこそポケモンのフィギュアを置いても誰も怒る人はいないし、かなり自由度が高いので、みなさんたぶん、明日から、この狭いスペースに感情移入してくださると思うんですよ。そうやって生き物と対峙するって実は大事なことだと思います」と、このワークショップが生き物と対峙するきっかけになればという願いもあるよう。
また、「今はマン盆栽向きの時代でもあるんです。フィギュアって、基本的に実用性がないじゃないですか。"コップのフチ子"をコップのフチにつけてる人なんで見たことないですし(笑)。でも、イギリスの新聞が私を取材した時に、「フィギュアを初めて実用化した人だ」っていう評価をしていただいて。最初は「"フィギュアの実用化"って!」と思って笑っちゃったんですけど、それはちょっと嬉しかったですね」と話します。
この日子どもたちにプレゼントしたフィギュアについても「(渡辺)直美ちゃんのフィギュアの存在感はすごいですよ。盆栽が書き割りに見えちゃうぐらい(笑)。(と言いながら載せてみて)最高じゃないですか。これで木の高さを感じますよね。やっぱり人に見せてなんぼですね、これは」と、改めて自身もマン盆栽の魅力を感じているようでした。
【ザ・パンチ】