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2018年11月26日 (月)

チーモン・菊地とテゴネ・松村が火花を散らす!? 12月13日より『アルセーヌ・ルパン対シャーロック・ホームズ~青いダイヤモンド~』が上演!!

12月13日(木)~16日(日)まで、東京・神保町花月で『アルセーヌ・ルパン対シャーロック・ホームズ~青いダイヤモンド~』が上演されます(注:15日は休演)。

本作は、希代の怪盗ルパンと名探偵ホームズの対決を描いた華麗なるミステリー。初めての本読みを終えたばかりのホームズ役のチーモンチョーチュウ・菊地浩輔とルパン役のテゴネハンバーグ・松村惇史に、舞台の見どころなどを尋ねました。
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(向かって左:チーモンチョーチュウ・菊地浩輔/右:テゴネハンバーグ・松村惇史)

  *  *  *  *  *  *  *

――この企画についてお聞きになったときはどう思われましたか?

菊地:僕は、神保町花月でのしっかりしたお芝居は久しぶりなんですよ。もう10年近くは出ていないと思います。(※2010年4月ぶり、日替わり出演では2013年8月ぶり)
松村:えっ、そうなんですか。
菊地:そう。だからワクワクしていますね。僕は、今までこういうシュッとした知的でインテリな役をやったことがなかったんですよ。普段はどちらかというと体力バカじゃないですけど、そういうイメージが強いみたいで。明るい元気な役が多いので、こういう憧れに近い役をやれることになって嬉しかったです。
松村:僕は、アルセーヌ・ルパンという人物を知らなくて、アニメの『ルパン三世』しか知らなかったんです。だから、「あの『ルパン三世』が僕にできるのかな、モノマネしてしゃべるのかな」と思っていて。
菊地:(アルセーヌ・ルパンは)あのルパン三世のおじいちゃんってことだからね。
松村:っていうことですよね。ただ、今日の本読みで感じたのは、血を引いているだけあって、『ルパン三世』の雰囲気も少しあるなって。アニメはずっと見ていましたし、思い入れを持ってできるのかなと思いました。

――台本を読むと翻訳劇のようなセリフ回しで、現代を舞台にしたお芝居とは少し違うような感じを受けました。

菊地:普段、使わないような言い回しなので、やりにくいのかやりやすいのか、どっちに転ぶのかなって。ぜんぜん違う分、逆に役に入っていきやすいのかなと思いました。

――読み合わせてみていかがでしたか?

松村:もうすでにここふたりの間に緊張感が出ているように感じましたね。僕は普通に読んでいるんですけど、菊地さんが引っ張ってくれていました。
菊地:ははは! ちょっとかっこつけてました。

松村:(笑)乗せられる感じがあって、ありがたかったです。ただ、対等に向き合っている役なので、負けないぞという気持ちでこの先やっていきたいですね。

――おふたりが衣装で写っているチラシができていましたが、実際に扮装してみての感触はどうでしたか?

菊地:僕はテンションが上がりましたね。かっこいいなぁって。
松村:似合ってましたよね!
菊地:ほんと? あれ着て舞台立ってしゃべりだしたら、めっちゃ頭いいんじゃないかと勘違いしてもらえそうだなって。でも松村くんも似合ってるじゃない。こういう顔だから変装うまそうだし。
松村:ああ、のぺっとしてるから(笑)。
菊地:スッと何にでも化けられそう。
松村:僕はね、まだ衣装に着られている感があるんですよ。衣装に負けないように、これから頑張ります。
菊地:役が入ってくればね。
松村:はい。そのうち私服みたいな感じになるんじゃないかなと。
菊地:これ私服ってすごいな。ルパンですら、私服じゃないでしょ。
松村:いざ行くときの格好ですよね。

――改めて、それぞれの役柄について教えてください。まずはシャーロック・ホームズ役の菊地さんから。


菊地:読み合わせしてみて思ったのは、立場が違うだけでルパンと性格は似ているのかなと思いました。知的好奇心が強くて、負けず嫌いでっていう。敵対しているけど通じ合うところがあって、でもライバル心もあって......というところが見ている方に伝わればいいなと思います。

――ルパンとの違いはどこだと思われますか?

菊地:ルパンのほうが色男感がありますね。ホームズのほうはちょっと変わった人で、女子にもあんまり興味がないっていうイメージがあって。『ガリレオ』の福山雅治さんみたいな感じなのかなって。

松村:あー、似てますねぇ。
菊地:あまりにも福山雅治さんに寄りすぎないように、参考にするくらいにしたいと思います。
松村:立ち稽古で、バリバリにモノマネするのやめてくださいよ?
菊地:気づいたら同じ感じになっていないように、オリジナリティが出せたらいいなと思います。
松村:さっき、読み合わせが終わってみんなが一息ついているとき、菊地さんはもう1回セリフを見直していて。そんな綿密さがホームズっぽいなと思いました。
菊地:本読みで追いつけなかっただけだって! 

――では、アルセーヌ・ルパン役の松村さんは?

松村:ルパンは、どんなときでも表情を崩さず余裕な雰囲気がありますね。
菊地:色気あるおしゃれ感を、声から感じるなと思いました。
松村:ありがとうございます。で、余裕ぶっていたルパンが後半追い込まれるんですけど、そんなときでもポーカーフェイスでいないとな、と。そこはしっかり演じないといけないなと感じました。
菊地:その辺はお互いの助手にかかっていたりしますね。うちの助手はものすごく頼りないんで(笑)。ワトソンを演じる(ラフ・コントロールの)森木さんが大変だろうなと思います。セリフ量がたぶん一番なんですよ。もう本番は、手にびっしりカンペ書いてくるんじゃないかなって。
松村:ははは! 僕のほうは相棒が相方(テゴネハンバーグ・弓場)なので、そういう意味ではやりやすいですね。弓場演じるモーリスは『ルパン三世』で言えば、次元大介みたいな感じで。あの関係性って、中学から同級生の僕ら自身にも重なるところがあるので、自然にできるんじゃないかと思っています。

――共演者のお話で言いますと、ルパンを追い続けているガニマール警部はラフ・コントロールの重岡さんが演じられます。

菊地:めっちゃハマり役だと思います。今日はおとなしく本読みしていましたけど、稽古になったらだいぶ入れてくるんじゃないかなと楽しみです。

――今日は皆さんさらっと読まれていたんですか?

菊地:それでも重岡さんはポロポロと出てはいましたね。
松村:「ルパァ~ン!」みたいな感じでした。

菊地:ラフ・コントロールさんは1年目からお世話になってる先輩なので、気心知れていますし、一緒にやれるのが楽しみです。

――アドリブなどで弾けられるような場面はありそうですか?

菊地:どうなんですかね!? 僕と森木さんのところはイメージできますけど、逸れだしたらがーっといっちゃって、どこで戻そうみたいな感じにもなりかねないかなって思います。特にガニマールさんとの絡みでは。
松村:逸れていっちゃいそうですね。
菊地:だから、ちゃんと戻せるようにしておかないと。
松村:僕は菊地さんと何かできそうやなって思ったんです。おしゃれなやりとりがあるじゃないですか。外国映画とかでたまに見る"ほんまにそんなこと言ってたんかな"っていうようなやりとり。
菊地:フランス映画みたいなね。
松村:そういうのをやり合えたらいいなとは思っています。

――客観的に見て、ルパンとホームズ、どちらのタイプに憧れますか?

菊地:ルパンのほうがかっこいいですね。色気ある感じとか、おしゃれな感じとか。ホームズはちょっと不器用そうなので。
松村:僕は憧れは完全にホームズです。いいじゃないですか、真面目一徹みたいな感じで。
菊地:まぁ、確かに。それぞれを主人公にしてラブストーリーを作るとしたら、どっちも違う方向でいい話になりそう。
松村:確かに。そんなスピンオフもいいですね。

――おふたりはお芝居で共演されるのは初めてですか?

菊地:そう、初めてなんです。ライブでの共演っていうのはあるけどね。
松村:でも、役柄的にその距離感がちょうどよかったんちゃうかなと思ったりもするんですよね。
菊地:今回で距離感が縮まるかもしれないね。
松村:楽屋でおしゃべりさせていただいたくことはよくありますね。菊地さんはとにかく優しいし、面白い人やし、観に来てよかったと思わせようっていう姿勢、勉強になってます。何事にも手を抜かないっていうのは尊敬でしかないですね。
菊地:嬉しいですね。こういう話をしてもらいながら2時間、ただ呑みたい。絶対呑みにいこうな!(笑)
松村:2時間ずっと、僕が褒めるんですか?
菊地:そうしてほしい! 僕から見た松村くんは真面目だなっていうイメージ。あと、ネタを見ていてもいろんなことができるので器用な人だなと思います。静かな人かと思っていたら、いきなりトップギアに入れたりとかもできたりするので。
松村:ありがとうございます!
菊地:じゃあ、そういう褒め合う会しましょう。
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――では最後に、よしもとニュースセンターをご覧になっている皆さんへメッセージをお願いします。

菊地:僕は久しぶりの神保町の舞台で、しかもやったことない役柄で。新しいチーモンチョーチュウ菊地を見たければ、ぜひこの舞台に足を運んでください。頑張ります。
松村:台本を読んだだけでワクワクドキドキしたので、これはみんなが気持ちを入れてやったら、すごいことになると思いますね。ちょっとした仕掛けがあったり、変装があったりもします。その辺も見どころだと思います。よろしくお願いします。

『アルセーヌ・ルパン対シャーロック・ホームズ~青いダイヤモンド~』
【日程】
13日(木)19:00開演
14日(金)19:00開演
15日(土)休演日
16日(日)14:00開演/17:00開演

【会場】神保町花月
【チケット】前売3000円 当日3500円
【Yコード】999-070

▼詳細ページ
http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/kouen_schedule/pc/2018/12/post-86.php

▼神保町花月ホームページ
http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/sp/

▼チケットは【チケットよしもと】にて発売中!
http://yoshimoto.funity.jp


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