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2018年12月

2018年12月 1日 (土)

相方ケンが初登場!アキ座長の大人気エンタメステージ『Joy!Joy!エンタメ新喜劇』が開催!

 

11月30日(金)、なんばグランド花月にて、アキが定期的に開催し大人気となっている新喜劇、『Joy!Joy!エンタメ新喜劇』が開催されました。笑いはもちろん、ダンスやアクションもあり、見どころ満載のステージは、毎回チケットが完売するほど。

 

劇場は、子どもから大人まで幅広い年齢層のお客さんで満員御礼。オープニングから某CMのパロディで笑わせ、スタジオD-TREKのダンサーたちとアキの息ぴったりのパフォーマンスに大歓声が巻き起こると『Joy!Joy!エンタメ新喜劇』がスタート!

 

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前半は、自然豊かなとある村でたこ焼き屋をはじめた吉田裕のまわりに個性豊かなキャラクターが集まり、てんやわんや。アキ扮する介護施設のヘルパー、アキコの衝撃的な登場シーンからはじまり、ユーチューバーの村長、信濃のしなちゃんダンスや、老人ホームのヘルパー、真希の奇妙なダンスなど、持ちギャグも炸裂し大盛り上がり。幼馴染である松浦、ケン、ISOPP、一の介のじいさん四人組の登場シーンでは、それぞれがよぼよぼの動きで自由に大暴れし、会場は大爆笑に包まれました。

 

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村の住民である浅香あき恵の高校一年の一人息子、あきのりが学校に行かずに引きこもっているということで、ちょっと暑苦しい担任の佐藤太一郎が学校に来させてみせると宣言。しかし、現実を見ずに常にヘッドホンをつけて妄想の世界に浸るあきのり。不良のカバと桜井にお金をもってこいと恐喝され、さらに心を閉じてしまいます。

 

そんな中、村の自慢であるみかんの木を伐採して山を削り、ショッピングモールをつくろうと企む不動産屋社長のジャボリジェフと諸見里が住人たちの前に現れ、住民たちを追い出そうとつめより、アキコやじいさんたちはあの手この手で村を守ろうと奮闘します。

 

終幕後のカーテンコールでは、「2時間があっという間!」とアキ。島田一の介は、途中のとあるシーンで、「後頭部から倒れそうになって危なかった」とヒヤっとするエピソードを。『Joy!Joy!エンタメ新喜劇』に毎回出演しているというあき恵は、「いつも楽しみにしていて。まさか自分も踊ることになるとは!ダンスって楽しいですね。こんな機会を与えてくれてありがとう!」と出演の感想を語っていました。若井みどりは、「ええお客さんやね!誰かがとちっても笑いでフォローしてくれるもんね」とお客さんに感謝。

 

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お馴染みのダンサーチームD-TREKは、毎晩深夜に及ぶ稽古を重ねたとのことで、アキが感謝を込めてねぎらいの言葉をかけます。鮮やかな殺陣を見せてくれた東映のパフォーマー、高島和男さんら3人は、感想をふられると少しシャイな様子。「映画村で忍者ショーをしている時は結構しゃべるんですけどね(笑)」とアキ。「すばらしいパフォーマンスが見られるので、ぜひ映画村にも行ってみてください」とお客さんにおすすめしていました。続いて、大活躍だったISOPPは、「アキさん、ケンさんとは、10年くらい前から一緒にエンタメコントをしていて。3人で話していたやりたいことが形になっていくのはすばらしいなと。感動しました」と感慨深げに語りました。

 

「毎晩、深夜まで稽古お疲れ様!」と新喜劇座員をねぎらったあとは、今回初出演となる相方ケンを紹介。「東京でもずっと(Joy!Joy!エンタメ新喜劇の)噂を聞いていて。ルミネの倍はあるNGKがこんなにパンパンになってすごい!」と感心しきり。「セリフはぜんぜん台本通りではなく、アドリブもいっぱいでした。でもそれを許してくれる皆さんのおかげで楽しくできました」と、アドリブの箇所を出演者と振り返る場面も。そして、12月26日にリリースされる吉本坂46のデビューシングル「泣かせてくれよ」をここでもちゃっかり宣伝。「46通りのジャケットがあるんで、ぜひ僕のを買ってください!」とアピールしていました。

 

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12日2日(日)には本公演の2公演目が行われるとのことで、また違ったアドリブが飛び出すかも。リピートしても楽しめること間違いなし!

 

さらに、12月13日(木)によしもと西梅田劇場で行われる「新喜劇アキのGO!GO!エヴォるん新喜劇vol.2」についても、「来年60周年を迎える新喜劇の魂を受け継ぎながらも、進化させ、新しいものを作っていきたいと思いますので、ぜひ来てください!」と気合たっぷりに意気込みを語りました。まだまだ続くアキの挑戦をお楽しみに!

 

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【アキ】【浅香あき恵】【若井みどり】【吉田裕】【島田一の介】【ケン(水玉れっぷう隊)】【松浦真也】

 

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チケット即完! おばたのお兄さん&SUZUがレクチャーするフィットネスイベント『OBATA クリニック』初開催

11月30日(金)、東京・ノアスタジオ学芸大スタジオにて、おばたのお兄さんによるフィットネスイベント『OBATA クリニック』が初開催されました。

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日本体育大学卒業で、アスリート芸人としても活躍するピン芸人の"おばたのお兄さん"。
その経歴と、おばたがインスタグラムで扮するフィットネスYouTuber"SUZU"(すず)という人気キャラクターを活かしたイベントで、今回が初開催となりましたが、日程が発表された全4回は全てチケットが完売となるなど、注目が集まっています。


ヨガマットが敷き詰められたスタジオに、幅広い層の参加者全員が集まったところで開演を迎えると、「よろしくお願いします!」と元気な挨拶とともに姿を現し、温かい拍手で迎えられたおばた。


まずは、30歳にして、自身の体力が向上していることに触れ、「ジムのトレーニングもありますが、お風呂上がりに、みなさんが与えられているくらいのスペースで、日々のストレッチ、トレーニングをして体力が保たれていまして、それをみなさんに伝えていきます」とイベントの趣旨を説明。

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毎回テーマを持ってメニューを組むそうですが、今回は、前半に体幹とお尻のトレーニング、後半はインターバルトレーニングをレクチャーします。
最初のウォーミングアップでは、全身を動かしつつ、「まーきのっ!」のセリフとともに首を傾ける動きで、参加者を和ます一幕も。

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前半は、4種の体幹トレーニングが用意されており、試合に敗れた高校球児が土を持ち帰る動作をプッシュアップ(腕立て伏せ)に見立てた『高校球児』を皮切りに、『ウルフルズ』、『お父さん』、『武富士』といったオリジナルのネーミングがつけられ、参加者はおばたの掛け声とともに体を動かし、楽しみながらも汗を流します。

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後半に入ると、おばたと入れ替わり"SUZU"が登場。
「かわいい!(笑)」といった歓声も飛ぶなか、「今をときめく、YouTubeチャンネル登録数94人のSUZUです」と自己紹介したSUZUは、トレードマークでもある鈴を置いて、さっそくインターバルトレーニングをレクチャーします。

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文字通り、インターバルを挟みながら、『マウンテンクライマー』『シザーズ』『武富士』『バービージャンプ』の4種類のトレーニングを実施。
参加者からは「きついー!」といった声も上がりましたが、SUZUの「がんばって!」「もう少し!」といった声援や鈴の音に励まされ、全員が最後までやり遂げました。

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約60分間の全メニューを終えると、質問コーナーと全員での記念撮影、手書きのメッセージ&サインが入った修了証の手渡しも。

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そしてメニューの復習をし、「今日、ボケた回数3回でした(笑)。こういう時間もあっていいかなと思うので、また参加していただけたらと思います」と挨拶をし、スタジオに充実感が満ちたところで、第1回めの『OBATA クリニック』はお開きとなりました。

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終演後、おばたのお兄さんに感想を訊ねると、普段、運動をしない参加者も想定してメニューを組んだことを明かし、「みなさんが笑顔でトレーニングをしていたので、それが一番率直によかったなって思いました」と手応えを感じた様子。


フィットネスイベントを始めるきっかけは、自身のインスタグラムに「お腹やお尻を鍛えるにはどうしたらいいんですか?」といったトレーニングに関する質問が届くそうで、それに答えつつも、「トレーニングの意欲はあるけど知識がない人が多いなと思ったので、自分の"SUZU"というキャラクターもあるし、楽しく出来たらいいな」と思い、マネージャーに話を持ちかけたとか。


60分でボケ数がわずか3回という点については、「今後は、なんなら減らそうかなと思ってます(笑)。そもそもキャラクター自体が、インスタグラムの中によくいる方になりきっているので、ずっとコントしているみたいなところがあるんですよね。SUZUが一生懸命教えているっていう集団コントをしている感じで(笑)」と、この路線を継続するようです。


年内に都内で開催される『OBATA クリニック』は、全てチケット完売となりましたが、今後は全国展開を視野に入れ、「来年は主要都市を巡りたい」との意気込みも。

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最後に読者へのメッセージを訊くと、「スポーツ需要が高まっていて、興味はあるけど、そこで止まっている方は多いと思うので、本格的すぎない楽しいフィットネスをやりたい人はぜひ、足をお運びください。僕に会いたいだけという方でも、全然大丈夫です。今日も半分以上はそうした方のようでした」と、幅広い層への参加を呼びかけました。

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今後とも、おばたのお兄さん、そして『OBATA クリニック』にご注目ください。


【おばたのお兄さん】

「よしもと漫才劇場4周年記念記者会見」に見取り図、霜降り明星、ゆりやんレトリィバァらが登壇!「第四回上方漫才協会大賞」の開催概要も発表

よしもとの将来を担う若手漫才師たちが日々、切磋琢磨する「よしもと漫才劇場」が、12月1日(土)をもって4周年を迎えました。記念すべきこの日を祝うべく行われた記者会見には、『M-1グランプリ2018』の決勝を翌日に控えた見取り図、霜降り明星、『女芸人No.1決定戦THE W』2連覇を目指すゆりやんレトリィバァらが登壇。また、「第四回上方漫才協会大賞」開催概要も発表され、マンゲキメンバーたちと同賞を争う東京・ヨシモト∞ホール所属のゆにばーす、やさしいズも出席するなど、よしもと漫才劇場の全メンバーも客席で見守るなか賑やかな会見となりました。

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まずは「SPオープニングアクト」と題し、MCのアインシュタインが登場。なごやかにしゃべっていると、4周年のお祝いムードに水を差す怪人・無感情ラビットことロングコートダディ・兎が乱入します。

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窮地を救いに現れたプリマ旦那・野村演じる博士は、兎に感情を甦らせるべく、戦隊ヒーロー・ギャグレンジャー(たくろう・木村バンド、エジソン・関谷、ヒガシ逢ウサカ・今井、ネイビーズアフロ・はじり、パーティーパーティー・きむきむ、ジュリエッタ・藤本)を呼び込み。

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総力戦で兎を笑わせにかかるも不発に終わると、こんどはドラゴンボール合唱団(ビスケットブラザーズ、ラニーノーズ・洲崎、ダブルヒガシ・大東、きんめ鯛・真輝志、プードル・メラちゃん、てんしとあくま・川口、マユリカ・中谷、ダブルアート・真べぇ、馬と魚)が現れ、奇抜なルックスに似合わぬ美しいハーモニーを披露します。

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感動のあまり兎が感情を取り戻したところで、「これからも盛り上がって! いきましょうよ〜!」と声を揃えて大団円を迎えました。

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続いてMCの浅越と堀川が舞台に上がり、いよいよ会見がスタート。ふたりは、オープン4年で多くの人気若手芸人を輩出し、今やもっとも勢いのある劇場に成長したことを改めて説明。2018年の来場者数がまもなく30万人に迫るなど、観客の皆さんに支えられての快挙ということで、お礼の言葉も述べられました。

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ここからは、この1年、各局の賞レースや各メディアで活躍した劇場メンバーのネタをひと口サイズでお届け。前半はマルセイユ、

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たくろう、

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祇園、

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濱田祐太郎、

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アインシュタイン、

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後半は霜降り明星、

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見取り図、

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ゆりやんレトリィバァ、

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トットが1分ネタを披露していきます。

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ここで、2018年の若手芸人の総括として、よしもとクリエイティブ・エージェンシー常務取締役およびなんばグランド花月総支配人の新田敦生が挨拶。「オープン当初は劇場を満席にする芸人さんは少なかったが、今ではアインシュタイン、ゆりやん、吉田たち、トット、ネイビーズアフロ、ミキ、見取り図、祇園などなんばグランド花月を満席にする芸人さんもたくさん出てきた」と手応えを語ります。また、関西だけでなく東京の劇場でも単独ライブを満席にしており、「この勢いで、漫才劇場だけでなく全国の劇場を盛り上げていってほしい」と期待を込めました。

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劇場からは、楽しいお知らせも。同劇場や所属芸人を題材にした写真をSNSで大募集する「マンゲキフォトGP」、観客の皆さんからの投票で決まる恒例の「男前&ブサイク芸人ランキング」、大みそかにエディオンアリーナ大阪と同劇場の2会場で開催される「もっともっとも〜〜〜っとマンゲキカウントダウン〜平成最後に漫才劇場史上最大規模の年越しイベント! マンゲキメンバー半端ないって!!! そだね〜!〜」についての告知が行われました。詳しくは同劇場HPでご確認のうえ、ふるってご参加ください!

そしていよいよメインイベント、「第四回上方漫才協会大賞」概要の発表です。同賞の発表・授賞イベントは2019年1月14日(祝・月)になんばグランド花月で開催。昨年同様、大賞をはじめ新人賞、話題賞、文芸部門賞などさまざまな賞が用意されており、東京よしもとの若手芸人たちが腕を磨くヨシモト∞ホールのメンバーも対象となっています。

先ほどネタを披露した9組も、もちろん同賞ノミネートに名を連ねる有力メンバーばかり。さらに、東京から昨年の上方漫才協会大賞新人賞を受賞したゆにばーす、『キングオブコント2018』ファイナリストのやさしいズも加わり、浅越と堀川によるひとことインタビューが行われました。

昨年の大賞受賞コンビ、トットは「いい年でした。全国ツアーもできていろんなところに行けました」(桑原)と1年を振り返ります。

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やさしいズは「(『キングオブコント2018』でダウンタウン・)松本さんにコンビ名を連呼されたのでよかった」(タイ)、「来年はもっと上を目指したい」(佐伯)とコメント。

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初の単独DVD発売を果たしたアインシュタインは、収録時のハプニングを暴露。

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二連覇への意気込みをきかれたゆりやんが、「連覇かもやしか知らんけどね!」と言い放つなど奔放にボケ倒し、浅越から「1回、司会をしてみろ!」と軽くキレられる爆笑シーンもありました。

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『M-1グランプリ2018』ファイナリストは、なんと上方漫才協会から3組が揃い踏み。ゆにばーす・川瀬名人は「1年間、徳を積んできたので、トップバッターを引かないようにしたい」とキッパリ。優勝したら辞めると明言していることについては「それぐらいすごい大会」と熱く語りましたが、相方のはらは「ネタ以外の発言は控えさせていただきます」と早くも集中力を高めている様子でした。

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霜降り明星は、粗品の「初出場なので緊張せずにできたら...」という真面目なひとことに対し、せいやはおなじみのくさし亭仁鶴師匠キャラで浅越に暴言を吐くという好対照ぶり。

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見取り図も、盛山が「爪痕を残せるように、トップバッターでも全力でやりきる」と宣言する一方で、リリーが「(決勝進出者発表から)13日たったが、(盛山が)ようやく今朝、泣きやみました」と笑いを誘っていました。

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続いてもうひとり、上方漫才協会文芸部の大池晶部長も挨拶を。「上方漫才協会ができてから、発想やネタの幅がかなり広がり、漫才のレベルが上がっている。ほかの事務所の方も影響されて、賞レースの内容も高レベルになり、審査する方が困らされている」と、芸人たちの頑張りを讃えました。

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最後は上方漫才協会会長・中田カウスと副会長・中田ボタンがステージへ。ボタンが「4年、あっという間でしたね」としみじみ語ると、カウスも「すごい勢いで大変うれしい。300席の劇場で年間30万人というのはすごく大変なこと。みんな僕たちの弟子みたいなもの。どんどん出てきていただきたい」と激励。さらにふたりで観客の皆さんに「応援してあげてください」と改めて呼びかけました。

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質疑応答では、記者の皆さん、観客の皆さん、そして芸人からも質問が! 『M-1グランプリ2018』決勝戦を前に、「(審査員の)上沼恵美子さん対策は?」ときかれた3組は、「トップバッターのトム・ブラウンにすべて引き受けてもらう」(川瀬名人)、「『怪傑えみちゃんねる』で何回かお会いしているので怒られることはないと思う」(せいや)、「自分らの信じるネタを、ただただやりきろうと思ってる」(盛山)とそれぞれ回答。カウスは「あんまり審査員を意識しなくていいよ。来ているお客さんを誰よりも笑わすことが大事」とアドバイスを送ります。

観客席からの質問では、「芸人同士の暴露話が聞きたいです」と祇園・櫻井が指名されるハプニングも。動揺する櫻井は「木﨑さんが貯金200超えた」と明かしますが、木﨑はすかさず「300や」と訂正。これにはカウス・ボタンも大爆笑です。

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ヘッドライト・和田は、ファイナリスト3組に「優勝賞金1000万円の使い道」という王道の質問を。「ぜんぶ(はらに)あげます」という川瀬名人の言葉を受け、はらは「(優勝したら川瀬が)辞めちゃうので、川瀬の歴史館を作りたい」とビッグな計画をぶち上げます。せいやは大学の奨学金を一括返済するという現実的な使い道を発表。盛山は地元・堺への貢献、リリーは「母に贈るか風俗か」という何とも両極端な案を明かしていました。

5年目に突入し、ますます盛り上がるよしもと漫才劇場。皆さん、これからも引き続きご声援をお願いします!



【中田カウス・ボタン】【トット】【アインシュタイン】【祇園】【見取り図】【マルセイユ】【霜降り明星】【たくろう】【濱田祐太郎】【ゆりやんレトリィバァ】【ゆにばーす】【やさしいズ】【浅越ゴエ】【堀川絵美】

瀬戸のサプライズプロポーズ成功によしたかも大感激!スマイルが贈る笑いと音楽のコラボイベント「スマイルフェス2018 Autumn」開催

11月30日(金)、Zeppなんば大阪にて、スマイルが主催する笑いと音楽のコラボイベント「スマイルフェス2018 Autumn」が開催されました。多彩なアーティストによるライブパフォーマンスはもちろん、芸人たちとのコラボレーションで"笑い"も楽しめる盛りだくさんな人気イベント。今回も、カッコよくておもしろいステージの数々で、観客を大いに楽しませました。

開演前にはトットの紹介でオープニングアクトが登場。3代目KONAMON with 二條満月の元気いっぱいのステージと、DJ黒髪のリリーのキャッチーな選曲で早くも場内はヒートアップ!

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オープニングVTRに続き、「オープニングはこのふたりに仕切っていただきましょう!」というナレーションとともにDJ KOOさんとマーク・パンサーさんがDJブースへ! 「盛り上がっていきましょう!」と観客を煽りつつ、ゴキゲンなチューンに乗せて出演者を呼び込んでいきます。

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ミキ、3代目KONAMON with 二條満月さん、span!、ヒビナオヒロさん、さや香、上村茉冬さん、紅しょうが、マルセイユ、近藤夏子さん、クロスバー直撃、Yoshiya Sekiさん、ラニーノーズ、大阪☆春夏秋冬さん、守谷日和、そわんわんさん、藤崎マーケット(まだ到着していないため守谷日和が代役を)、バキバキ☆ビートDJ's、トット、M!LKさん、ハジ→さん、アインシュタイン、THEイナズマ戦隊さんと、芸人とアーティストが交互にステージへ。最後にスマイルが登場し、よしたかの「ウーイェイ!」、マーク・パンサーさんの「スマイルフェスAutumn!」の決めゼリフでイベントが幕を開けました。

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その後、手違いでなぜか名前がコールされなかったヘンダーソンとG.U.Mさんが遅れて呼び込まれると、観客も出演者も思わず大爆笑。紅しょうが・熊元プロレスは体調不良のため欠席にとなりましたが、相方の稲田が「女子〜! ヒール危ないで〜! 脱ぎや〜!」という熊元からの伝言を叫び、会場を沸かせていました。

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トップバッターは北陸発の5人組ボーカルユニット、G.U.Mさん。熱いパフォーマンスで盛り上げます。

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続いては上村茉冬さんが、ダンサーを率いてのステージで魅了。

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ヒビナオヒロさんは、スマイルと一緒に踊る演出や、紅しょうが&女装の稲田が出演したMVで、観客の心をしっかりキャッチしていました。

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お次はお待ちかねのコラボコーナー、今回はさまざまな芸人の鉄板ネタを、豪華メンバーによるスペシャルバージョンでお届け! まずは藤崎マーケットがおなじみの衣装でステージに躍り出し、M!LKさん、THEイナズマ戦隊さん、DJ KOOさんにちなんだ「ラララライ体操」を繰り広げます。もちろん、ご本人たちも参加! クライマックスは全員での「ラララライ!」がこだまし、客席は爆笑の渦となりました。

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コラボはまだまだ続きます。ラニーノーズはラップバトルのネタでコラボを展開。洲崎×山田が「アホー! ボケー!」連発で笑わせたあとは、G.U.Mのメンバーも加わりダンサブルな「アホー! ボケー!」祭りに!? クロスバー直撃・渡邊は「ミートボールぽい!」、ミキはラップそっちのけで兄弟ゲンカを繰り広げます。最後はマーク・パンサーさんがフランス語のラップで場をさらうも、やっぱり「アホー! ボケー!」と叫び出すなど、全員がボケまくる楽しいひとときとなりました。

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続いてのアーティストは、元新撰組リアンで現在はソロで活躍するYoshiya Sekiさん。見せて・聴かせるステージを展開します。

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客席からの大声援を受けて、ノリノリの歌とダンスを披露したのはM!LKさん。

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ハジ→さんは、心にしみるハートフルな歌声を届けてくれました。

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またまたお笑いコラボコーナーに突入。ヘンダーソンはコント「トイレの花子さん」をベースに、途中から中村扮する花子さん役をさまざまなメンバーにバトンタッチしていきます。自分から話しかけたくせに、返しをまったく聞こうとしない子安。span!・マコトの身長をイジり、近藤夏子さんと上村茉冬さんを上から目線でナンパし、ハジ→さんの名前をネタにし、紅しょうが・稲田とアインシュタイン・稲田を同姓ゆえに混同し...どこまでも身勝手な言動で笑いを誘っていました。

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4つ目のコラボは、守谷日和の「表現」ネタから。守谷日和が一青窈さん『ハナミズキ』の歌詞に合わせて踊り出すと、さっそく爆笑が起こります。さらに「表現力選手権ペア」と題し、稲田×Yoshiya Sekiさんによる大黒摩季さん『あなただけ見つめてる』、span!・水本×クロスバー直撃・前野による一青窈さん『もらいなき』、そして守谷日和×そわんわんさんによるスキマスイッチ『奏』とペア演技が続々。ラストは全員がステージに再登場し、6人の群舞で独自の世界を作り出していました。

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再びライブに戻り、こんどは大阪☆春夏秋冬さんが雅な衣装をまとってイキのいいステージを披露。

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続く近藤夏子さんは抜群の歌唱力はもちろん、守谷日和とのおもしろコラボも挟んで観客を笑顔にしていきます。

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5つ目のコラボは、トットのネタを、大阪☆春夏秋冬さん、マルセイユ、さや香・石井も参加でスペシャルバージョンに。初めてアイドルライブにやって来たマルセイユ・津田が目の当たりにしたのは、トット・多田扮する仏教アイドル・ブッディちゃんによる仏教色あふれるパフォーマンス。大阪☆春夏秋冬さんはバックダンサーとしてブッディちゃんとともに踊りまくります。ノリノリで応援しまくるファン(トット・桑原、マルセイユ・別府、さや香・石井)のハイテンションぶりにも爆笑が。ブッディちゃんのありがた〜いお姿に、観客は大喜びでした。

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スマイルのネタ「金の斧銀の斧」もコラボコーナーに登場。木こり・よしたかが湖に斧を落としたことから始まるドタバタコントです。妖精ならぬ瀬戸が斧ではなくなぜかストールを返してきたのを皮切りに、アインシュタイン・河井が定番ポーズ「ゆず立ち」と大好きな「アメリカ」をからめて笑いをとれば、ミキはまさかのウ○コネタで参戦。さや香・新山はメロディ無視で「強い気持ち」を発動します。即興ラップで大きな笑いを起こしたのはDJ KOOさん! オチでは瀬戸になりきる稲田まで加わり、爆笑の連続となりました。

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休憩を挟んでの後半戦は、THEイナズマ戦隊さんのライブから。冒頭でスマイルとの出会いにも触れつつ、圧巻のライブパフォーマンスで力強いメッセージを響き渡らせました。

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人気のTik Tokにも挑戦! YouTuberとして活躍するそわんわんさんを中心に、スマイル、近藤夏子さん、アインシュタイン、守谷日和、トット、ミキ、ヘンダーソン、ヒビナオヒロさん、3代目KONAMON with 二條満月さんというメンバーで、観客も一緒になってTik Tokを撮影します。そわんわんさんによると、SNSで拡散されるためには「ひっかかる"キーワード"を入れる」「みんなが"共感"するものを見せる」「"自分らしさ"を出す」という3つのポイントを押さえなければならないとのこと。芸人たちにとって、この3つをカバーしたものといえば、やはり「ギャグ」! というわけで、「ウーイェイ!」「あーせいこーせい」「うれっしぃなぁ〜」「ダメだなぁ」「ナイスゥ〜」「変な嘘! 変な嘘!」「瀬戸でした」そして「スマイルフェス」というフレーズを盛り込んだ音源を制作、撮影を行うことになりました。なごやかな雰囲気のなか撮影が進み、最後は出来上がりをみんなで確認して終了!

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ここから怒とうのクライマックスへ。続いてはお待ちかね、マーク・パンサーさんとスマイル、DJケリー(ギャロップ・毛利)、モンスターエンジン・大林らバキバキ☆ビートDJ'sがステージに! マーク・パンサーさんが「みんなで作った曲を初披露です!」と告げると大歓声が上がります。ビートに乗ってバキバキ☆ビートDJ'sが歌う『I WANN TAKE IT ALL』に、客席のテンションは急上昇。その後もglobeさんの曲をつなぐノリノリの展開を見せ、出演者たちもステージへ集結。音楽に乗せたダンス&ボケバトルでも沸かせました。

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さらにDJ KOOさんが登場し、アゲアゲのダンスチューンを連発。会場を興奮のるつぼに巻き込みます。小室哲哉さんに「感謝を込めて」とヒット曲を次々とつないでいくと、熱気は最高潮に! DJ KOOさんも「今日は日本中でここが一番盛り上がってる!」とノリのよさに大満足の様子でした。

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最後はバキバキ☆ビートDJ'sが、観客を巻き込んで大盛り上がり。

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と、いきなり音が消えるハプニング発生!? 焦るメンバーたちをよそに、Bruno Marsの『Merry You』が流れ始め、いつのまにか現れたダンサーたちが踊り出します。そして、中央にはタキシード姿の瀬戸が現れ、一緒になってダンスを!

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そこに、よしたかと渡邊に連れられたひとりの女性が現れると、瀬戸がサプライズでプロポーズを。「たいぶ待たせてしまってごめん。出会ってからずっと楽しかったし、(瀬戸の)実家がいろいろあって多額の借金を抱えたときも、文句ひとつ言わず『一緒に頑張ろう』と言ってくれて、すごくうれしかった。これからも何があるかわからないと思いますが、何があっても幸せにしますんで...ボクと結婚してください」と指輪を差し出すと、お相手の女性は「よろしくお願いします」。同時にステージ上からも客席からも割れんばかりの拍手が起こりました。

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よしたかは「やったー! 瀬戸くん、おめでとう!」と大興奮。

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これで大団円、イベントもフィナーレへ...と思いきや、どこからともなく「ちょっと待った!」の声が。どういうわけかアインシュタイン・稲田がタキシードを着て、瀬戸と同様、意中の人にプロポーズ!? 真剣な口調に驚きを隠せない芸人たちでしたが、やっぱり最後は「変な嘘! 変な嘘!」で締めくくり、感動だけでなくしっかり笑いもふりまいていました。

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エンディングでは、「スマイルフェス」の定番となったテーマ曲『スマイル』を全員で大合唱。とびきりハッピーな空気に包まれながら、この日のイベントは幕となりました。

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終演後、囲み取材に応じたスマイルと瀬戸のお相手・めぐみさん。めぐみさんは兵庫県出身、29歳のネイリストで、瀬戸と出会って6年、付き合って4年半だそう。現在の心境をきかれると「すごく待ってたんで、うれしいです。やっとです」と顔をほころばせます。お互いのどこに惹かれたか、との質問には、「純粋無垢な感じで、波長も合う」(瀬戸)、「とにかくやさしい。最初は恋愛というより人としていいなと思った」(めぐみさん)とそれぞれ回答。料理の腕前をきかれた瀬戸が「まったく作らない」と暴露(?)すると、間髪入れずに「作ってます!」とツッコミを入れるなど、息もぴったりです。

めぐみさんの希望では、子どもは3人ほしいそう。結婚式は未定ですが、「早ければ3月ごろに」。昨年、結婚しようとお金を貯めていたものの、実家の立ち退きがあり、そちらに回さざるを得なくなったとのこと。「結婚したい気持ちはあったが、物理的にできなくなって」しまいましたが、12月5日で30歳になるめぐみさんが常々「30歳になるまでに結婚するのが夢」と語っていたため、ギリギリで願いを叶えるプロポーズとなりました。入籍は大安の12月3日にする予定で、瀬戸は「待たせてしまったので、延長12回裏サヨナラという感じ」と野球にたとえて笑わせます。

よしたかは「実家もなくなって、不幸なことが続いてたので、やっとハッピーなことが起こって本当によかった」としみじみ。結婚の先輩として「奥さんがちょっと強いほうが夫婦円満になるんじゃないかな。かかあ天下がいいと思います!」とアドバイスも送りました。

どんな家庭を築きたいか、ときかれると「波長が合うのはもちろんですが、ほんまにお金を使わない子で、そこがよかった。だから借金を返すまでは、上の暮らしをさせないようにしたい(笑)」と瀬戸。一方のめぐみさんは「笑顔の絶えない家庭に。スマイルですから」と最高の"スマイル"で答えていました。

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好評上演中! 戦国TAPミュージカル『TAKEDA』初日公演レポート&HIDEBOH・中野郁海インタビュー

11月28日(水)、東京・東京芸術劇場シアターウエストにて、Super Eccentric Theaterの戦国TAPミュージカル『TAKEDA』の初日公演が行われました。
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2009年『タイツマンズ番外公演さくら組LIVE TAKEDA』として上演され、好評を博した作品をベースに、"登場人物が馬"という発想をそのまま生かし、演出・キャストを一新して製作された本作では、戦国時代の大きなうねりの中にいやおうなく巻き込まれ、それぞれの想いを胸に戦場へと向かい、勇猛に生き抜いた馬達の姿が描かれます。

キャストには先日開催された『滝沢歌舞伎2018』にて見事なタップダンスを披露した長谷川純さんや、AKB48の中でも歌やダンスの評価が高い中野郁海さん、お笑い芸人でもあるダンサー・芋洗坂係長さん、先日公開された水谷豊監督・出演の映画『TAP THE LAST SHOW』で主演を務めた清水夏生さんなど、一流のエンターティナーが集結しました。

さらに、今作の振付をすべて担当しているのは、タップダンス界のレジェンド・HIDEBOH。北野武監督『座頭市』の下駄TAPで日本の祭りとTAPを融合させたHIDEBOHがタップダンスで表現する武田騎馬隊の戦闘シーンは圧巻! また、HIDEBOHはキャストとしても本作に参加しており、武田騎馬隊のひとり、猿成(さるなり)役を演じています。

舞台は1572年、武田騎馬隊が二俣城の戦いに出陣するシーンからスタート。"出陣"を、バックライトに照らされた圧巻のタップダンスと歌で表現します。
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2009年の上演時には、馬を演じるため全身タイツ姿だったという本作ですが、今回は衣装を一新。武田の家紋があしらわれたり、どこか忍者っぽいところがあったり、武士の鎧や甲冑のような意匠が施された魅力的な衣装で武田の騎馬隊を華やかに演出します。
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出陣後、小休止している馬たちのシーンでは、鬼丸(芋洗坂係長)と鬼富士(清水夏生)の兄弟馬が"お得感満載な戦法"について話し合い、その小ずるさで笑わせたり、みんなから「うつけ」と呼ばれてかわいがられている白馬(中野郁海)が、バカっぽいのに妙に鋭いことを言って他の馬を感心させたりと、仲のいい武田騎馬隊の、戦闘シーンとはまた違った魅力を表現。
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三方ケ原の戦い後に出会った徳川軍の馬・風太郎(長谷川純)が仲間に加わる一幕もありつつ、一行は野田城を目指すことに。風太郎やうつけのソロなどの見せ場もあり、野田城を落城させた武田軍は意気揚々と西を目指すはずでしたが......。
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騎馬隊が"親方様"と呼んで慕っていた武田信玄の病死や鉄砲の伝来による戦法の変化など、時代の波に翻弄される武田騎馬隊。しかし最後まで誇り高く立ち向かい......。そんな武田騎馬隊の最後の戦いが、桜の花びらが舞い散る中タップダンスと歌で幻想的に表現され、お客さんの拍手喝采を浴びていました。
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終演後、うつけ役を演じた中野郁海さんに感想を伺うと「稽古が始まる前は、タップも初挑戦ですし、AKB48メンバーから離れてひとりだけで外の舞台に立つということも初めてで、すごく不安だったんですけど、稽古をしていく中で演者のみなさんがタップや演技をたくさん教えてくださったこともあって、初日はすごく楽しく終われました」とニッコリ。

初挑戦だったタップダンスについては、「これまでわりとダンスは得意だって言ってたんですけど、普通のダンスとはまったく違う難しさがありました。『タップは楽器』ってHIDEBOHさんが前におっしゃってたんですけど、音を鳴らすのがすごく大変で......。全然鳴らないんです。だから、やればやるほどHIDEBOHさんのすごさがわかりました」と、苦労したことを明かします。

今回初めて、AKB48を離れてひとりで舞台に立つことになった中野さん。「チームの中では年下の方なので、今までメンバーに頼っていた部分が大きかったんです。でも今回はひとりでちゃんとやらなきゃいけないので大変でした。でも、外に出たからこそ知ることができた自分の未熟さだったり、『私はここが得意なんだ、不得意なんだ』というのが改めてはっきり見えてきたことはよかったです」と、今回の経験がとても勉強になったと話します。

共演する前は「ちょっと怖い人」だと思っていたというHIDEBOHについては「『私タップ全然できないし、怒られたらどうしよう』と思ってすごく不安だったんですけど、ホントに気さくで面白い方で。休憩時間や空き時間に、ふと目があうといろんな変顔をしてくださったりとか......(笑)。稽古場の雰囲気を柔らかくしてくださるんですよね。親しみやすくて、こんなこと言うと失礼かもしれないですけど、"親戚のおじちゃん"みたいな雰囲気で接してくださってうれしかったです」と絶賛!

最後に、「一公演一公演を大事にして演じたいですし、アドリブが入るところも多いので、そういった意味では公演ごとに違ったものになると思いますので、そこも楽しみに来ていただけたらと思います。『よかったな』って思ったらぜひ拡散していただいて、たくさんの人にこの公演を知っていただけると嬉しいです」と意気込みを語っていました。

また、猿成役でもあり、全曲の振付を担当した今回の公演の立役者・HIDEBOHにも初日の公演終了直後に感想を聞きました。

「もともと僕は2009年に上演された作品(『タイツマンズ番外公演さくら組LIVE TAKEDA』)に惚れ込んでいて。馬のひづめの音のことを英語でHOOF(フーフ)って言うんですけど、アメリカではタップダンサーのことを「HOOFER」(フーハー)って呼んだりするんですね。それぐらい、この作品とタップって因果関係があって。人が馬を演じるという、擬人化の不思議な話なんですけど、日本人の戦いの美学だったり、いろんな日本人のよさというものがタップダンスとともに馬で表現されている作品だと思うので、とにかく初日があけて、お客さんの前でできたことはよかったなと思ってます」と興奮ぎみに語ります。

この日のお客さんについては「ありがたかったですね、やっぱり。ストーリー性のあるものなので、ストーリーの中に入ってくれていることが板の上に立っていてもわかるし、すごくみんなちゃんと観てくれたんだなということが舞台上でも感じられて、それは逆にちょっと感動的でした」と、演じる側の自分がお客さんに感動してしまったというHIDEBOH。

戦国時代とタップダンスという組み合わせについて聞くと「相性はいいですね。僕は、タップダンスって技を見せることではなくて、ストーリーの中で感情移入して、お客さんにタップというものを感じてもらうことだとずっと思ってますし、そういったタップダンスをすることが僕の夢でもあるので、そういった意味ではもうバッチリな作品なんです」と、今作との出会いを運命的なものと感じているよう。

振付に関しても、「踊りだけを見せるのではなくて、ワンシーンワンシーン、その意味や作品性をどうやって表現しようか考えながら振り付けるので、大変なんだけど、考えるのは楽しいですね。だから"ダンス見せ"じゃないものが今回多いんです。戦いの時、敵軍がいる時の馬の気持ちってどんなものなんだろうなぁとか、それを今でも延々考えてるかもしれないですね。もっとやり方があるんじゃないかって」と、初日があけた今になってもなお、振付についてはより高みをめざしていることを明かします。

そんなHIDEBOHに、タップ初挑戦の中野さんはどう見えていたのか聞いてみると「すごくがんばりましたね~! やっぱりAKB48にいらっしゃるからすごく強いのかな。若い方だし、ふわっとしてらっしゃるのかなと思いきや、芯がすごく強い方で、負けないし、記憶の面でも『あ、忘れた』なんてこともひとつもないし、たぶん相当練習されたんだと思います。その強さにビックリしましたね」と感心することしきりの様子。

最後に「本作は、観るといい意味で裏切られる作品だと思います。タップで戦国時代ってどんな感じかな、とお客さんが想像してらっしゃるのと、たぶんまったく違うと思うんですよね。観てもらうと「あ、こういう感じ?」って、かなり面白い裏切り方をする舞台だと思うので、これは本当に生で観てほしい。僕のダンス人生の中でもなかなかやらないものですし、万難を排して臨んでいるので、ぜひ観てほしいです」と熱く語っていました。

戦国TAPミュージカル『TAKEDA』は、12月2日(日)まで上演中です。

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