告白タイムで相席スタート・山添ら3人がTHIS IS パン・吉田を奪い合い! 東西5組によるユニットライブ「男女10人冬物語」
1月13日(日)、よしもと漫才劇場にて、「男女10人冬物語」が開催されました。THIS IS パン、相席スタート、ゆにばーす、蛙亭、いなかのくるまという東西5組の男女コンビによるユニットライブは、今年で5年目に突入。この日も立ち見が出る満員の観客を前に、ネタとコーナーで大暴れしました。
オープニング、全員が舞台に登場してまずは自己紹介から。ゆにばーす・川瀬名人の「M-1最下位です」という自虐コメントをはじめ、持ち味炸裂のトークでさっそく沸かせるメンバーたち。THIS IS パン・吉田が「初めて見に来た方!」と客席に問いかけると、多数の観客が手を挙げるなど、注目度の高さがうかがえます。
前半は5組がそれぞれのネタを披露。いなかのくるまは、「流行りの俳優と顔が似ていると言われるのにモテない」とぼやく木佐を、ちろるが一刀両断していく漫才で笑わせます。
合コンを舞台に、男女の主導権がみるみる逆転していく戦慄のコントを演じた蛙亭。岩倉の豹変ぶりが、爆笑を呼びました。
相席スタートは、山﨑からのクレームを、山添がまさかの言い訳で打ち返していくネタを。ふたりの素顔もチラホラ垣間見える大騒ぎに!?
女友だちとのカラオケをシミュレーションしたTHIS IS パン。岡下演じる女子の濃すぎるキャラと、吉田のクールなツッコミが冴えます。
ゆにばーすは、「遠くから来た方」と客席に呼びかけていたはずが、途中からはらが客席に乱入! 舞台と立ち見スペースでかけあいを展開する、奇想天外な漫才を見せました。
ここからは「男女10人即興フィーリング漫才」と題したコーナーへ。前回、MCを担当した吉田の元相方、アッパレード木尾がお休みということで、スペシャルゲストとしてトット・多田が登場。出てくるなり10人からイジられまくり、愛されぶりを見せつけた多田が、MCとして仕切っていきます。
このコーナーでは、お題に沿った1分間の即興漫才に挑戦しますが、コンビはフィーリングカップル形式で決定。相方以外の誰と組みたいか選び、みごと両思いになれればカップル成立、その場で漫才を披露します。最後までペアを組めなかった2人には罰ゲームが...。
まずは、男女に分かれて第一印象を聞いていくことに。女性陣はお互いのフリップを見せ合い大はしゃぎです。男性陣は岡下、木佐が山﨑、蛙亭・中野、山添、川瀬名人が吉田という結果。ちなみに多田は「岩倉」でしたが、それを聞いた瞬間、岩倉は謎の声を上げ「無理なんです...」と断っていました。
一方の女性陣は、吉田が山添、はらが中野、残る3人は全員が川瀬名人と回答。「頼りがいがある」(岩倉)、「好きだから」(山﨑)、「男性としても芸人としても全部いい」(ちろる)と絶賛を集めていました。
続いては、自身の魅力をアピールするゲームを。「男子が女子を叩いて守ってじゃんけんポン!」では、クジで決まったペアに分かれ、女性がじゃんけんし、その結果を見て男性が女性を叩いたり守ったり奔走します。岩倉&川瀬名人×はら&山添の対戦では、川瀬名人が2回連続で岩倉を守り男らしさを発揮。3回目にはらが負けるとマッハスタートで叩きに行き、怒ったはらが椅子を持ち上げ応戦するという乱闘騒ぎになりました。
山﨑&木佐×ちろる&岡下は、ルールを勘違いした岡下が暴走!? なぜか敵である山﨑を騎士のように守り続け、こっそり明かしたはずの第一印象がバレバレになっていました。
最後に残った吉田&中野ペアの相手は、二度目の登板でゆにばーすがまさかのコンビ参戦に。ここでもじゃんけんの結果そっちのけで、舞台上はカオスと化していました。
こんどは「上品にシチュエーションで答えましょう!」で、女性がおならをした際の、上品かつうまい対処法を競います。吉田×山添は、「今のはソの♯です」とボケで笑わせる戦法。山﨑×川瀬名人は、「川瀬といるとリラックスしちゃって...」という殺し文句に、男性陣撃沈となりました。
と、ここでくじ引きが混乱し、中野×木佐という男性同士の顔合わせが発動。中野は「朝、イモ10個食ったから...」と言い訳します。はら×岡下は、「火星に帰る時間です」というはらのひとことで大きな笑いを起こしていました。最後は岩倉×ちろるという女性同士に。ふたりの木佐ディスりトークと、おならの後の「これが7年目」という先輩らしいひとことで、楽屋の空気をリアルに再現していました。おまけとして、山添×多田によるシチュエーションが飛び出すひと幕も!
いよいよ告白タイム。木佐は岩倉の前に立ちましたが、岩倉は「すいません! 無理すぎです!」と容赦ない答え。
二番手の岡下が山﨑に長々と告白すると、山﨑も長〜い返しで、多田は思わず「ダルい」と本音を!? みごとカップルになったふたりは、「コンビニ」のお題ですぐさま漫才に挑戦、トットの漫才のつかみ「うまいんお前や!」をそのまま再現して大きな拍手を受けました。
山添は『あいのり』なりきりで吉田に告白。すると「ちょっと待った!」と川瀬名人、中野が駆け出し、三つ巴の争いに...。対する吉田は「それぞれいいところがあります」と学校の先生のような返し。最終的に選ばれたのは山添で、「子どもの頃の遊び」をテーマにツッコミ同士の異色漫才を繰り広げました。
ここで攻守交替、女性からの告白に。ちろるは第一印象通り、川瀬名人の前へ。すると岩倉も告白し、川瀬名人は悩んだ末に岩倉を選びました。「病院」というお題の即興漫才は、婦人科を舞台にしたものとなり、岩倉の独特なツッコミに笑いが。川瀬名人は「夢のような漫才でした」と感想を述べていました。
はらは多田の前で「つきあってください!」とボケたあと、中野にコンビ結成を申し込み。中野も快く応え、「美容院」をテーマにした漫才をスタート。はら渾身のギャグで締めくくるネタは破壊力満点で、またまた客席を笑いの渦に巻き込みました。
残ってしまったいなかのくるまは、罰ゲームとして社交ダンスを踊ることに。襟元をはだけてやる気を見せる木佐に対し、どこまでもイヤそうなちろる。しかし、ダンスが進むうちに息の合ったところを見せ始め、観客から手拍子も。最後はビシッとポーズを決めたふたりでした。
関西と東京を股にかけ、毎回、大盛り上がりを見せる「男女10人」シリーズ。次回の開催を、どうぞお楽しみに!