平成最後の大晦日、よしもと漫才劇場メンバーが、赤・白・黒3チームに分かれてエディオンアリーナで大運動会を開催。優勝チームには、賞金100万円が贈られます。
モニターにスロット画面が映し出されイベント開催の合図を告げると、マンゲキメンバーたちが登場です。祇園、吉田たち率いる赤チーム、トット、プリマ旦那率いる白チーム、アインシュタイン、見取り図が率いる黒チームに分かれ、サイン入りボールを客席に投げ入れながら入場していきます。お客さんたちは我先にと、立ち上がってキャッチするのに夢中です。
全員入場後、カウントダウンイベント「マンゲキ歌合戦!」を行なっているよしもと漫才劇場と中継を繋ぎます。劇場にいるアインシュタイン・稲田が「柄にもなくテンション上がってます」と、会場の盛り上がりぶりを伝えると、エディオンアリーナ側にいる相方のアインシュタイン・河井が「どちらの会場も、素敵な年越しになるように頑張りましょう!」と応え、両会場でのイベント成功を願いました。
次は「ムチャぶり選手宣誓!!」ということで、「漫劇神籤」を使い宣誓する人を決定します。スーツ姿のプレゼンター、ミルクボーイ・駒場が厳かな顔つきでクジを引くと、当たったのは見取り図・リリー。宣誓文を読み上げると共に、「今年一番恥ずかしかった事」として、「爛々・大国麗のミニスカート姿に目を奪われた」事実も発表させられてしまいました。
怪我なくイベントを進行するために準備体操を。「僕に任せてください」と祇園・木﨑がみんなの前に立ち行うのは「ナルシスト体操」。天を見上げる手足の運動、朝日が眩しいのポーズ、深呼吸も肩を小さく上下させる程度という全く効果なしの内容です。一応のストレッチを経て、アインシュタイン・河井が「マンゲキ大運動会」と呼び掛け「スタート!」とお客さんたちが返していよいよ競技に移ります。
最初の競技は「おもしろガチンコ50m走」です。実況をアインシュタイン・河井、ダブルアート・真ベぇ、祇園・木﨑が、リポーターをラニノーズが務めます。まずは『始走式』として、霜降り明星、ゆりやんレトリィバァがレーンを駆け抜けます。スターターのポップマン・加藤の合図を、なぜか全員が"チュー顔"で待ち走り出すと、3人とも東京での仕事が控えているので、そのまま会場を走り去ってしまいました。
この後の第1レースは、「マンゲキ!ガチ足早 翔メンバー」括りで行い、元陸上部で赤チームの斜に噛む・久保が手拍子で雰囲気を作り出すも、「幼少時代、ジャングルで育てられた」と謎コメントを残したキンニクキンギョ・川畑が俊足を見せつけ1位に。第2レースの「マンゲキ!ガチ足早 極メンバー」では、"逆さクラウチング"でパーティーパーティー・きむきむが意表を突いてきますが、ラフ次元・空が1位でした。第3レースの「女芸人50m走」は、女性メンバー不足のため助っ人で走った、てんしとあくま・かんざきが「今までで1番髪たなびきましたね」と群を抜いてトップ。第4レース「おじさんover35 50m走」では、「何があってもいいように」と保険証持参するほど身体に自信がないヒューマン中村らが参戦する中、マラソンが得意なパーフェクト・ダブル・シュレッダー・門野が自慢の脚で1位を獲得。第5レース「おもしろキャラ50m」では、人気バンドSuchmosボーカル・ヨンス似のジソンシン・酒井、機関車トーマスを模したデルマパンゲ・広木らが参戦し、マンドリル姿の守谷日和が"野性的"な走りで1位に。第6レース「リーダー50m」では各チームのリーダーが出場。見取り図・盛山は、先日の『オールザッツ漫才』で優勝したカップルネタの男リキヤに扮し会場を盛り上げ、彼女役アヤのリリーが見守る中激走するも、1位はトット・多田に奪われました。
第2競技に入る前に「今年最後にやりたい10のコト」のコーナーです。見取り図は自分たちの持ちギャグを流行らせたいと「あたおかやろ!」を会場中に響かせます。ジソンシンはデフォルメたっぷりな祇園の完コピ漫才を。パーティーパーティーは「絶対ウケるショートコントをやりたい」、モンスーン・T@TSU&ニッポンの社長・ケツは「おかずクラブのモノマネ」、エジソン関谷&濱田祐太郎は「関谷のギャグを濱田に想像でやってもらいたい」、たくろうは「食レポで絶対に言ったらあかん事を言いたい」、ビスケットブラザーズ・きん、ラニーノーズ・山田、からし蓮根・伊織の中でダブルアート・タグが好きな後輩を発表する、ヘンダーソン・中村は「なめてる後輩に文句を言いたい!」、クロスバー直撃・渡邊はお馴染み「ミートボールポイ」コールをやり遂げ、2018年に悔いが残らないようにします。そして、アインシュタイン・稲田が「吉田たち・ゆうへいの引き笑い」として、インパクト抜群の顔芸でコーナーを締めくくりました。
第2競技は「みんなでダンスドッジボール」で、実況をトット・多田、見取り図・リリー、吉田たち・こうへいが、リポーターをからし蓮根、審判をspan!・水本が担当します。3つのコートに分かれてドッジボールをしながら、途中、各チーム指定された曲に合わせてダンスを踊るというルールが課せられています。黒は『YMCA』、赤はマイケル・ジャクソンの『スリラー』、白は『はいさいおじさん』で変なおじさんのフリ。『スリラー』の踊りのハードルの高さに難色を示すメンバーに向け、吉田たち・ゆうへいは「大丈夫だ。ピーター・パンの気分になって踊るんだ!」と激励。「さっぱりわからない」という表情で赤チームのメンバーは、不安なまま試合に臨みます。ランダムに音楽が流れる中、ドッジボールの試合も展開するため、ボールそっちのけで踊る場面も。どちらが優先なのか、お客さんも頰を緩ませながら試合の行く末を見守ります。結果は、7人のメンバーが残っていた白チームの勝利です。
ハーフタイムショーとして「マンゲキベスト・ヒット」が行われました。見取り図・盛山が歌う「ショーバン」に、セルライトスパ・肥後、からし蓮根・青空も参戦。場内のテンションをぐっと高めた後、ジュリエッタ・井尻、見取り図・リリー、ジソンシン・下村ら音感・リズム感のない芸人ユニット「Berry Better!!」が登場すると場内から歓声が巻き起こりました。たどたどしく踊りをこなしながら、「Very Berry Better!!〜音感、リズム感のない男達〜」を懸命に歌唱していました。
第3競技は、「ガチンコ綱引き」。実況は吉田たち・ゆうへい、トット・桑原、デルマパンゲ・迫田、リポーターをネイビーズアフロ、審判をヘッドライト・和田が担当します。引き合った綱の最後尾にいる芸人から、ふんどしを脱がせたチームが勝ちという、本イベントならではの設定で競い合います。第1試合は白vs赤。やや拮抗しながらも赤チームに軍配が上がり、ふんどし担当で白チームのからし蓮根・伊織から布が剥ぎ取られました。第2試合は黒vs白。綱引き経験者のドーナツ・ピーナツのピーナツは先ほどの敗戦を踏まえ「作戦を変更しました」と言うも、ミルクボーイ・駒場、見取り図・盛山ら腕っぷしが強いメンバーが揃った黒チームの前には力及ばず。ツートライブ・たかのりがひたすら「力が強いですね」と普通のコメントを連発してしまうくらい、黒チームの圧勝に終わりました。第3試合は黒vs赤。勝ち抜いたチーム同士だけに、どちらも譲らずこう着状態となりかけるも、黒チームが勝利を収めました。
ここで吉田たち・ゆうへいが「めちゃくちゃ面白いゲームになっています!」と興奮気味に点差を報告。赤が190点、白が190点、黒が200点です。トット・桑原も「僅差!僅差!」と、まだまだ勝負の行方はわかりません。
またまた「今年最後にやりたい10のコト」のコーナーです。ジュリエッタが会場のみんなとTik Tokを撮影、ツートライブ・周平魂が顔ハメで花火を表現、ネイビーズアフロ・皆川は「好感度を上げたい」と自らの善行を作文で読み上げアピール、kento fukayaは世界一小さいフリップにツッコミを入れ、セルライトスパ・大須賀は「ミラクルフルーツを食べるとレモンが甘いか」実験、ラビットラ・松本は元アパレル店員の特技"服の早たたみ"、ロングコートダディは「無言でんじろう」で静電気実験、からし蓮根・青空が長州力モノマネ、ヒューマン中村が「大晦日に、自転車撤去されんのや」と悲しい一言を、コウテイ・九条がリバーブ付きで「特大ズィーヤ」を放つなど、それぞれの思いを果たしました。
第4競技は「客席◯◯競争」。実況は祇園・櫻井、爆ノ介、ビスケットブラザーズ・きんが、リポーターはヒガシ逢ウサカが担当します。一つ目のお題は「客席借り物モノボケ」で、お客さんから借りてきた物でモノボケを。赤チームのツートライブ・周平魂は眼鏡で「わしは眼鏡に目がねえ」とボケれば、白チームのトット・桑原は大量に鞄を提げて「この辺で置き引きあったんですか?」とトボケたセリフを口にし会場を沸かせます。お客さんの拍手が判定基準となり、黒チーム、ロングコートダディ・堂前のグレーパーカーで「福袋、これしか入ってなかった」&ビスケットブラザーズ・原田のマフラーで「私の手首をあっためて、どうするつもりよ」のモノボケが勝利しました。二つ目のお題は「客席レア物借り競争」。引き当てたお題が難しければ、丸亀じゃんご・安場からケツバットを受けチェンジも可能です。ネイビーズアフロ・皆川は「MDウォークマン」を引き、「今時、持っている人いないだろう」と悲壮な表情で場内を探し回りますが、諦めてケツバットを選択しチェンジするも「インスタントカメラ」と難易度高めの引きの悪さで苦戦します。白チームはトット・多田が「ロレックスの時計」で見事ゲットするも、爛々・萌々が「食パンの耳」を見つけられず。比較的にクリアしやすかったのが黒チームで、ちからこぶ・晃太郎が「マヨネーズ」を、見取り図・リリーが「二千円札」を借りるミッションを果たし勝利しました。
続いては、守谷日和が考案した「トライアングルフェンシングファイナル」。12月中頃からLINE LIVEで試合を重ね、本日、決勝の日を迎えました。このまま一般化して盛り上がれば「アマチュアの最高峰、冬季オリンピックに持っていきたい」と鼻息を荒くする守谷日和ですが、果たしてエディオンアリーナを熱くできるのか!? 司会を務めるプリマ旦那・河野に呼び込まれ、決勝に残ったトット・多田、なにわスワンキーズ・こじまラテ、爛々・萌々、ロングコートダディ・兎が入場。試合はフェンシングの要領で、相手のトライアングルを鳴らすことで勝敗が決定します。試合がスタートし、勝ち抜いたこじまラテvs兎で決着を付けます。激しく体をぶつけあう選手を前に、審判らしく「仲良く」と守谷が制する場面も。2つペナルティを取られていましたが、刺すようにスティクでトライアングルを兎が鳴らし、優勝を手にします。兎が「とても練習してきたので、うれしいです」とあまり感情のこもらない声で率直な感想を述べると、対戦相手のこじまラテも「正直、悔しくないです」とキッパリ。新種目の発展はあまりなさそうな雰囲気で幕となりました。
第5競技は「ロシアンビッグボールバトル」。センターにあるボールを自陣まで転がせば勝利なのですが、まずはシュークリームを食べてから。そこでカラシ入りに当たった人は競技に参加できないという、"運"も必要になってきます。出場者はみなシュークリームを頬張り終えると、ボールに向かって一目散! プリマ旦那・野村が球の下敷きになるなど、激しい奪い合いにお客さんも白熱し、応援にもぐっと力が入り歓声が湧き上がります。大接戦でドローとなるなど、合計5試合を実施。カラシ入りを食したspan!・マコトは目を真っ赤にして「めっちゃ辛い!」と叫び、セルライトスパ・大須賀は「今年最後にやりたい10のコト」で食べたスーパーフルーツの名残で「まだ(口の中に)レモンが残ってます」と辛味と酸味が混在しているのを訴え、会場内に笑い声が響き渡ります。たくろう・赤木は怪訝そうな表情を浮かべ完食し場内を惑わせますが、結局はカラシ入りと判明し、お客さんを大いに笑わせました。
第6競技は「ラストガチリレー」。各チーム代表者30名がトラック半周ずつ走るガチンコリレーです。プリマ旦那・野村、ミキ・昴生、アインシュタイン・稲田が実況に入り、出場者が本気で走り抜きます。赤チーム第1走者、フースーヤ・谷口がリードしてスタート、黒チーム第8走者さや香・新山が大きくリード。興奮したのかトラック内を見取り図・盛山がランナーと並走して応援しますが、実況席からは「邪魔しているのでは?」と疑惑の声も。第16走者ロングコートダディ・堂前が転倒するハプニングで黒チームは他と大きく差が開いてしまいますが、白チーム第23走者のキャタピラーズ・しげみうどんのゆったりした走りで状況は一変します。どうなるかわからぬ白熱のレースぶりに、お客さんも思わず立ち上がって声援を送ります。黒チームが盛り返し、見事に勝利を掴み取りました。次いで赤チーム、白チームは半周遅れで最下位となってしまいました。
と、ここでカウントダウン3分前に。漫才劇場と中継を繋ぎます。あちらの会場では掛け声も決定済みと聞き、大慌てで決めることに。ここでサンドロップジェット・菅原がステージに上がって、うなぎの掴み取りをして引き千切るタイミングの動作に合わせ「イエーイ!」とお客さんに声を上げてもらうアイデアを提案。MCのアインシュタイン・河井は時間が迫っているため、腑に落ちないながらもそれで進めていきます。カウントダウンのコールをはじめ、いよいよ年が変わる瞬間、菅原案でお客さんと「イエーイ!」と大合唱。無事、2019年を迎えました。
吉田たち・こうへいが後輩らにお年玉を渡してすっかり正月モードに入っていると、場内が暗転して「ARE YOU READY?」の文字がモニターに。2018年の大ヒットソング『USA』に乗せて、全身白タイツ姿のロングコートダディ・兎が「U・S・A・Gi」として登場。新年早々、会場内のメンバーにむちゃぶりをしていきます。回答者はアインシュタイン・河井がクジ引きで決定していきます。最初のお題、「2019年1発目のおもしろギャグ」に指名された守谷日和は不発に終わります。「イノシシのガチモノマネ」では、からし蓮根・伊織が難なくクリア。「おめでたい5・7・5」をセルライトスパ・大須賀が「いざかやで・たのんだかずより・おさけきた」と、辛うじてこなしていきます。「漫才劇場あるある」を振られた濱田祐太郎は「所属でもないのに、行くと7割の確率で藤崎マーケット・トキがいる」と暴露、「今年のガチ目標」では見取り図・盛山が「探偵ナイトスクープの局長」とビッグな夢を語っていました。「このイベントを締める一言」には蛙亭・中野が選ばれ、なぜか涙目で登場。感極まって「このイベント、最高じゃん!」と放ち、相方・岩倉の苦々しい表情がモニターいっぱいに映し出され場内に笑いを起こしていました。散々、むちゃぶりをしてきた兎のもとに、「ちょっと待った〜」と相方・堂前が「新年早々、むちゃぶりしない方がいい」とSTOPをかけます。ハッとした表情で兎は「2019年は兎年じゃない!?」と、亥にも関わらず干支を勘違いしたと焦りながらステージを降りていきました。
ここで結果発表です。モニターに各チーム獲得点数が表示されます。赤が290点、白は310点、黒が540点。断トツで黒の大勝利です! それぞれチームの勝敗についてを振り返る中、見取り図・リリーからは早くも「2019年のカウントダウンライブに向けて動き出そう」というコメントが。それほどまで熱気に溢れる楽しいイベントとなりました。
◼赤チーム
【祇園】【吉田たち】【青空】【span! 】【ガチャガチャ】【クロスバー直撃】【パーフェクト・ダブル・シュレッダー】【十手リンジン】【ツートライブ】【パーティーパーティー】【鱒之介】【モンスーン】【おたまじゃくし】【ネイビーズアフロ】【ヒガシ逢ウサカ】【熱いお茶】【エンペラー】【蛙亭】【滝音】【ミキ】【紅しょうが】【きんめ鯛】【斜に噛む】【たくろう】【エジソン】【ミートばいばい】【フースーヤ】【守谷日和】【中山女子短期大学】
◼白チーム
【トット】【プリマ旦那】【Dr.ハインリッヒ】【タナからイケダ】【ラフ次元】【ジソンシン】【ヘンダーソン】【ダブルアート】【美たんさん】【黒帯】【キャタピラーズ】【マルセイユ】【武者武者】【ニッポンの社長】【キンニクキンギョ】【なにわスワンキーズ】【センリーズ】【からし蓮根】【コウテイ】【ラニーノーズ】【人生は夢】【ダブルヒガシ】【ドーナツ・ピーナツ】【サンパウロ】【丸亀じゃんご】【爛々】【爆ノ介】【シゲカズです】【清友】
◼黒チーム
【アインシュタイ】【見取り図】【ヘッドライト】【ジュリエッタ】【ミルクボーイ】【デルマパンゲ】【てんしとあくま】【ハブシセン】【ラビットラ】【サンドロップ】【セルライトスパ 】【ニメートルズ】【ロングコートダディ】【シカゴ実業】【霜降り明星】【ビスケットブラザーズ】【マユリカ】【さや香】【絶対アイシテルズ】【ロックンロールブラザーズ】【カベポスター】【ちからこぶ】【プードル】【いなかのくるま】【チェリー大作戦】【ポップマン】【ヒューマン中村】【kento fukaya】【濱田祐太郎】【ゆりやんレトリィバァ】