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吉田たち、見取り図、コマンダンテらがネタにゲームに大暴れ!爆ノ介プレゼンツ「爆裂キワメキLive」

11月4日(日)、よしもと漫才劇場にて、「爆裂キワメキLive」が開催されました。爆ノ介が主宰し、バラエティ豊かなメンバーが顔を揃えるネタ&コーナーの120分。前回9月4回の開催時は、台風が大阪を直撃し、ゲストとして予定されていたコマンダンテ・石井が新幹線に乗ったまま足止めに。というわけで、今回はコマンダンテがふたり揃って登場し、雪辱を果たしました。

オープニングVTRに続いて爆ノ介と吉田たち、見取り図、デルマパンゲ、ダブルアート、セルライトスパ、ロングコートダディ、ヒガシ逢ウサカが登場。前述の台風直撃の日を振り返り、「お客さんも来れず、石井さんも来れず...」と爆ノ介。ところがこの日も、仕事の都合でコマンダンテはオープニングに間に合わず。前回は新幹線の中に10数時間閉じこめられたため、「せめて石井さんだけは出てほしい」と切実に語り笑いを誘っていました。

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まずは前半戦のネタブロックから。ヒガシ逢ウサカは、街で見かけたヘンな人をお互いに言い合ううちに、高見の狂気がじわり露呈していく漫才を。

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蛙亭は、婚活パーティで出会った男女のやりとりをコントに。

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爆ノ介は小学生になりきって、かくれんぼに興じるネタで笑いを呼びました。

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ツートライブは、周平魂が出前にまつわるこだわりを語るも、そのイキりっぷりにたかのりはイライラ...。

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吉田たちは、「犬を飼いたい」というこうへいの夢が、怒とうの妄想へと変化するネタで勝負。

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ジソンシンは、酒井の「30年来の夢」をめぐり、まさかの展開で爆笑をさらいました。

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前半メンバーによるコーナーは、「キワメキ!ネオしりとり!」。さまざまなスタイルの「しりとり」を用意し、吉田たち・ゆうへいMCのもと、こうへい・ジソンシン・ツートライブの赤チームと爆ノ介・蛙亭・ヒガシ逢ウサカの青チームが激突します。

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ひとつ目は「ハイスピードしりとり!」。BGMのリズムに合わせてしりとりを行い、詰まったり「ん」がついたら脱落、先に3回失敗したチームの負けとなります。試しにBGMを流してみると、予想を上回る速さに一同ビックリ。さっそく両チーム交互に並んでスタート!のはずが、タテに並ぼうとしたり動きがにぶかったりとお約束のボケが続出し、ゆうへいが「まずはハイスピードに交互せえ!」とキレる混乱ぶりとなります。

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気を取り直して、ようやくしりとりが始まりましたが、ふたり目の蛙亭・岩倉がいきなり詰まりアウトに。この後も、「パンダ」の次に周平魂がなぜか「つみき」と答えたり、リスタートするもなかなか始められないヒガシ逢ウサカ・今井など、ハプニングが続出。終盤には、周平魂が「ま」で始まる言葉として「松」と答えるも、「まっつ」と「っ」を入れ込んでしまう事件が勃発。そこを青チームが狙い、見事に再度「まっつ」と答えさせて、勝利をもぎとりました。

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「リズムに合わせて4文字しりとり!」では、「パンパンパパパン」のリズムに乗せてしりとり。ただし4文字のことば限定で、さらに「おおさか」「さかさま」など末尾の2文字をつないでいかなければなりません。

ここでも一番手のジソンシン・下村から「いのしし」のバトンを受け取った岩倉が、「シシシシ」と謎の笑い声のような答えを発してしまい早々に撃沈。さらにツートライブ・たかのりや爆ノ介らもつまずき、ほとんど進まないままこのしりとりは終了の憂き目に...。

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ラストは「グルグルバットしりとり!」。両チームの代表各1名が、グルグルバットで10回まわった後、お立ち台に上がってしりとりを行うという、まさに地獄のゲームです。

青チームからは周平魂、赤チームからは岩倉が参戦。猛スピードでグルグル周り、いざお立ち台へ...のはずが、ふたりともふらふらになって転んでしまいました。危険回避のため一度ストップをかけ、ふたたび赤チームは酒井、青チームは岩倉でチャレンジ。今度は意外と落ち着いて見えたふたりですが、岩倉はお立ち台の上で立ち続けることができず、この勝負は赤チームの勝利となりました。

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後半戦ネタブロックのトップバッターはセルライトスパ。「相手が頭の中に思い浮かべたものを、3回質問して当てる」というゲームをテーマに漫才を展開します。

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デルマパンゲは、ぶどうとグレープフルーツの違いを発端に、迫田が持論を転換して広木を翻弄! 

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ロングコートダディは、ユーチューバーの日常を切り取るコントで楽しませました。

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ダブルアートは、"緊張しい"なタグのために、将来の結婚式をシミュレーション。

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リリーが盛山に、大人のファッションをアドバイスしていくネタで沸かせたのは見取り図。

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コマンダンテは、前回の新幹線カンヅメ事件にも触れつつ、「ヤンキーもの漫画」のワンシーンを再現していく漫才を披露しました。

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後半メンバーによるコーナーは「キワメキ!ロープで一心同体ゲームバトル!」。赤チームはデルマパンゲ・見取り図・セルライトスパ、青チームはコマンダンテ・ダブルアート・ロングコートダディ、MCは爆ノ介が務めます。

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両チームとも、全員がロープで一列につながれて舞台へ。この状態で、いろいろなゲームに挑戦するとのことですが、メンバーたちはいまだに「なぜつながれているのか」が理解できない表情です。それでも容赦なくゲームはスタート! ひとつ目は「リンボーダンス!」です。

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ロープでつながれてのリンボーダンスは、かなりの難易度。先攻の赤チームは、迫田を先頭に順調な進みっぷりでしたが、ラストからふたり目の盛山がポールにさわってしまいあえなく失格。青チームは、先頭の安田がいきなりポールを落としてしまうハプニング。再挑戦を直訴して、二度目はスムーズに進むも、ダブルアート・真べぇがポールを落として...ではなく首にひっかけて失敗。この勝負は引き分けとなりました。

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ふたつ目は「手押し相撲!」。両チーム1列になって向かい合い、手押し相撲を行いますが、ロープでつながれているがゆえ、ひとりが落ちると引っ張られて大惨事となる可能性も。初戦はあっけなく赤が勝利し、セルライトスパ・大須賀は向かい側にいた安田について「ススキみたいでした」とその弱々しさを証言。

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「もう1回やろう」と盛り上がっての再戦では並びを逆に。盛山×真べぇという巨漢ふたりの対決が実現し、大混乱の末に「迫田が暴れたから」という理由で青チームが勝利しました。

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これで相撲魂に火がついたのか、メンバーは「次は相撲がやりたい」とリクエスト。それぞれ真べぇと大須賀を前面に置き、一丸となって押し合った結果、舞台上はカオス状態に...結果は赤チームの勝利!

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終演時間が近付くなか、最後のゲームは「長縄!」に。文字通り、長い縄を使って全員で縄跳びを行います。青チームは石井のかけ声に乗ってどんどん飛び続け、なんと21回まで成功! 

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対する赤チームはすでにロープが外れていたので、全員で肩を組んでジャンプしましたが、盛山が引っかかってしまい3回で終了しました。すべてのゲームを終えて、総合優勝は青チームの手に!

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またまた大盛り上がりとなった「爆裂キワメキLive」。次回の開催を、どうぞお楽しみに!

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【爆ノ介】【吉田たち】【見取り図】【デルマパンゲ】【ダブルアート】【セルライトスパ】【ロングコートダディ】【ヒガシ逢ウサカ】【コマンダンテ】

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昨年を超える約40万人が大阪の御堂筋につめかけた、大阪・秋の風物詩「御堂筋オータムパーティー2018 御堂筋ランウェイ」結成20周年を迎えたコブクロがスペシャルストリートライブを開催! ダウンタウンも2025年万博誘致を最後まで応援!

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11月4日(日)、大阪の魅力を国内外に発信する「御堂筋オータムパーティー2018 御堂筋ランウェイ」が開催されました。

大阪の多様な魅力が融合した"1つの物語"が、ランウェイに描かれ、イベント会場となった御堂筋には、約40万人の観衆がつめかけました。

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御堂筋の中央に出現した400m超えのランウェイ。MCを務める今田耕司と宇都宮まきが登場! 

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沿道に集まった人々を見渡して「去年にも増して人がたくさん来られています!」と今田。「みなさん、万博来て欲しいですよね!」と呼びかけるとそれに応えるように大きな拍手が起こります。

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続いて主催者を代表して松井一郎大阪府知事による開幕宣言が行われました。「『御堂筋ランウェイ』、皆さんのおかげで年々盛り上がってまいりました。これは参加していただいている全てのみなさんのおかげです。今回はとくに、結成20周年を迎えたコブクロさんが、大阪のために、大阪を盛り上げたいと御堂筋でストリートライブをしてくださいます。それ以外にもアーティストの皆さんがボランティアで参加して、大阪を元気にしていこう、と。大勢のみなさんの協力があり、今日があります。2018年の『御堂筋ランウェイ』も、みなさんとともに大いに盛り上がり、楽しみたいと思います」と宣言しました。

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そして、お待ちかねの開幕ファンファーレです。この日のファンファーレ演奏は、大阪を中心に、関西から公募で集まった172名ものトランペッターによるギネス世界記録チャレンジ企画! ギネス世界記録 公式認定員のフジブチ・フミカさんのガイドにより、ギネス世界記録認定におけるルールが説明されました。

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そしていよいよ長い列を作ったトランペッターたちによる開幕のファンファーレが響き渡りました。演奏したのは、2分17秒に及ぶ「アイーダ」。フラッグ・パフォーマーたちも華麗に舞い、トランペッターたちの壮大な挑戦に華を添えました。判定の結果は、見事にギネス世界記録達成! 指揮を務めた野間裕二さんが代表して認定書を受け取りました。

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まずは、大阪にみなぎる様々なパワーを感じさせるショーが次々と繰り広げられました。

繊維デニムの街・大阪のパワーを見せる、大阪のファッション・クリエイターとスペシャルゲストによる「繊維の街・大阪デニムファッションショー」。ファーストステージでは、ゲストモデルとして国内外で活躍する森星さん、大阪出身の大谷亮平さんがメインステージに登場! 手を振る観衆に、弾けるような笑顔で応えていました。

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セカンドステージ「Indeed WORK STYLE RUNWAY」では、デニムスーツに身を包んだ千鳥が登場! 

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ノブは「大悟の帽子のクセがすごい!」と沿道に集まった皆さんを笑わせていました。千鳥に続く5人のモデルは、オールデニムで5タイプの仕事の制服でランウェイを彩りました。

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ほかにもこの日だけのスペシャルステージが続きます。大阪の多彩な魅力をひとつにし、一大物語が展開される「The SHOW 〜OSAKA Delight〜」。このショーでは、ストーリーテラー・今田のもと、『ヒト×音×舞×アート×情熱』を多彩なキャストが表現。この日限りの共演でオリジナルの時空間を織りなしました。

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まずは「OSK日本歌劇団ビッグショー」。創設96年を迎えるOSKが、まさに華やかという言葉がぴったりの、煌びやかなショーで魅了。「ロケット」とも呼ばれるスピーディーで迫力のあるラインダンスパフォーマンスでランウェイを盛り上げます。

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「超!チア!梅花女子大学」は、全国優勝常連の梅花女子大学チアリーディング部・レイダースによるオリジナルパフォーマンス! 躍動感あふれるアクロバットで観衆を魅了しました。

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「DANCE!DANCE!DANCE!」では、この夏注目を集めた全国ダンスの強豪、府立今宮高校と府立久米田高校の、お互いライバルである両ダンス部がひとつになってコラボダンスで初共演! フレッシュかつチームワーク抜群のパフォーマンスで笑顔を届けました。

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ここで突然、恐竜の雄叫びが!? 「DINO-A-LIVE」では、恐竜たちが時空を超えて突然、御堂筋に出現! 沿道に集まった観衆にも大接近し、そのうち一頭は主賓席で鑑賞する松井知事の目の前で吠える一幕も!

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「PERFORMING ARTS! By大阪芸術大学」では、アート・イベントプロデュースの大阪芸術大学芸術計画学科が未来に繋ぐアクロバテイックな技で御堂筋を彩ります。数々のエナジー溢れるパフォーマンスに、御堂筋は熱気と興奮、感動に包まれました。

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続くスペシャルトークショーでは、「繊維の街・大阪デニムファッションショー」に出演した森星さんと大谷亮平さんがステージに。

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御堂筋に出現した400m超えのランウェイを歩いた感想を、「ふたりで目を合わせて『意外と長いね〜』と話していました」と森さん。大阪出身の大谷さんは「母校もここから近いんです」との話題から、今田と母校が同じであることが発覚! さらに、現在、出演中の連続テレビ小説『まんぷく』の撮影で大阪に滞在しているとも話し、「大阪は安くておいしい店がいっぱいあるので、(共演者と)よく飲みに行ったり、友好を深めています」と明かしました。森さんもイベント出演などで大阪にはよく来るそうで、「エネルギッシュな雰囲気が大好き。いつも『551』を買って食べてます」とにっこり。まきちゃんが「豚まん食べて、こんなスタイルがいいだなんて!」と羨ましがると、「けっこう動いてます」と体型維持の秘訣を笑顔で明かしていました。

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次に、ことし結成20周年を迎えたコブクロによる「コブクロ 20th アニバーサリースペシャル・ストリートライブ」! 今回、「自分たちを育ててくれた大阪への感謝を」という想いを届けるため、「御堂筋ランウェイ」でのコブクロ史上最大級となるストリートライブとなります。

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小渕さんは「まさにここでのストリートライブは、僕らの夢です。当時は戎橋の近くや天王寺の地べたで歌わせていただいていました。でも今日はこのステージで、同じ大阪の空の下で歌えるのを誇りに思います。皆さんもそれぞれの場所で楽しんでください」と挨拶しました。

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まずは、2001年、各地でストリートライブをしていた頃に、何度も道端で歌ったという『YELL〜エール〜』から。続く『君という名の翼』では、サビでファンも一緒になって左右を手に振り、一体感にあふれる空気に。

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MCでは、「ギター1本でどこでも歌えるというスタイルが、今日この場所に呼んでくれたんだと思います」と小渕さん。続けて11月7日にリリースの『風を見つめて』を披露しました。この20年、コブクロのふたりが持ち続けていたのが「届いてこそ歌」という思い。「誰もが口ずさむ歌になればいい」と歌を紡ぎ続けてきたといいます。『風を見つめて』は、まさに「今」を例えた歌。「吹きすさぶ風の中をまっすぐ歩くのは難しいですが、いつかやがてがんばれる日が来て欲しいと、ということを歌に込められるだけ込めました」と小渕さん。続く20周年のアニバーサリーソング『晴々』では、黒田さんとの出会ったときのエピソードも披露。「僕が黒田の声に惹かれ、『この声なら、もっといろんな人に聞いてもらえるんじゃないか』と思ったのは堺のアーケードの下でした。それがきっかけで歌を作るようになり、20年」とふり返ります。『晴々』は、そんな黒田さんのことを書き下ろした楽曲。「もう二度とできないかもしれない『御堂筋ランウェイ』でのライブ、盛り上がっていくぞー!」という小渕さんの掛け声とともに、ファンとのコール&レスポンスで大盛り上がりとなりました。

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さらに場所をメインステージからフロートに移し、フロートでランウェイを南に移動しながら『桜』を熱唱! ふたりは「もうこんなことは一生ないですよ!」と観衆を盛り上げます。ラストは『轍』を。沿道に集まった観衆全員で最後は大合唱。「僕らも、この日の景色を目に焼き付けました」とファンに感謝の言葉を届け、コブクロ史上最大級のストリートライブはにぎやかに幕を下ろしました。

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最後に未来へつなぐスペシャルプログラムです。「EXPO2025 PR」では、2025年の大阪・関西での万博開催に夢をつなげるスペシャルトークを展開しました。このステージには、松井一郎大阪府知事、吉村洋文大阪市長、関西経済連合会・松本正義会長、大阪府広報担当副知事のもずやんが登壇。

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松井知事は、今日の盛り上がりを「最高の笑顔が見られているかなと思います。まさに万博のテーマそのものだと思います」と語りました。万博開催地決定の発表が11月23日と迫っていることもあり、松井知事は「ロシアも強い、アゼルバイジャンもまた強い。でも大阪は人のパワーがあります」と笑顔。いよいよ誘致活動もラストスーパートに差し掛かり、松井知事は「やれることはすべてやってきました。後は結果を待つのみです」と表情を引き締めました。

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そしていよいよ2025年の万博、大阪・関西誘致のアンバサダーを務めるダウンタウンがフロートに乗りランウェイに登場! 集まった観客に応えるように手をふり、ゆっくりとメインステージに近づいてきます。

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ダウンタウンのふたりは「高いところからすみませんね!」と手をふり、写真を撮るお客さんのスマホの数を見て「世の中にスマホがこんなにあるなんて!」、「おっさんに手を振られてもあんまりうれしくないな」と笑わせつつ、400mを超える長いランウェイに「めちゃくちゃ距離が長いなー!」と驚きを隠せない様子。

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ステージに着くなり、浜田は「去年より人数増えてませんか? すごくないですか!?」と沿道に集まった皆さんの熱気に驚いた様子。松井知事が「今年は歩くんやったら来ないと言われまして、フロートを準備しました」とボケると浜田は「言うてへんわ!」と松井知事の頭を1発お見舞い。また、開催地決定の11月23日が間近ということで松本は、「今日、これだけのためだけに大阪に帰ってきました! 浜田さんはついでの仕事みたいやけど」と明かして大笑い。

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また、松井知事はアンバサダーのふたりに「"もしも"の結果が出たとしても、これはもう僕の責任ではないと思います(笑)」、吉村市長も「アンバサダーの責任です」とアンバサダーのふたりに責任転嫁!? 松本は「うちのオカンは『もしも万博が決まらんかったら屁ぇこいて寝る』と言ってました」と明かしていました。また、大阪のライバルであるロシア・エカテリンブルク、アゼルバイジャン・バクーと「結構、拮抗してるらしいですね」と松本が尋ねると、「相手もなかなか強いです」と松井知事。これを受けて松本は「あとは、浜田が問題さえ起こさなければ...」とつぶやき、観衆を沸かせていました。また、浜田の父は、70年の大阪万博にてソ連館の壁のペンキを塗ったことに触れ、松井知事は「万博開催が大阪に決定したら、今回は浜田さんにパビリオンのペンキを塗っていただこう、と思っています」と提案し、浜田は大笑いしていました。

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いよいよグランドフィナーレです。大谷さんは「地元でたくさんパワーもらったので『まんぷく』の撮影、がんばれそうです」とにっこり。史上最大のストリートライブを開催したコブクロは「こんな楽しいライブをさせてくれる大阪という街は、本当にすごい街だなと思いました! 感謝です」と感想を。ダウンタウンは松本が「プライベートなので写真は勘弁して欲しかったんですが...」とボけも交えつつ、「これからもアンバサダー、がんばりますよ」と意気込みを。松井知事は大阪のみなぎるパワーを改めて実感し、2025年の万博、大阪・関西誘致に向けて、改めて手応えを感じているようでした。

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魅力溢れる人々、そして誰もが胸を打たれたストリートライブ、パワフルなダンスパフォーマンス、大阪らしいセンスがあふれたアートなど、大阪が放つ魅力を再確認した「御堂筋オータムパーティー2018 御堂筋ランウェイ」は、未来へと続く大阪のみなぎるパワーを感じさせる中、にぎやかに幕を下ろしました。

【ダウンタウン】【今田耕司】【宇都宮まき】

2018年11月 4日 (日)

奥山和由監督『熱狂宣言』がついに初日!南海キャンディーズ山里も「頑張ろうと思える映画」

 『GONIN』『ソナチネ』など数々の傑作を世に送りだしてきた奥山和由プロデューサーが、『クラッシュ』以来15年ぶりのメガホンをとった映画『熱狂宣言』が11月4日(日)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで初日を迎えました。上映前に行われた舞台あいさつには、本作主演の松村厚久さん、江角早由里プロデューサー、奥山監督、そしてMCとして南海キャンディーズの山里亮太が登壇しました。

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 映画『熱狂宣言』は、若年性パーキンソン病を抱えながらも、圧倒的な才気で会社を東証一部上場企業にまで押し上げた外食業界の風雲児・松村厚久さんの実像に迫ったドキュメンタリー作品。会場に集まった満員のお客さまを見渡した奥山監督は「TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映させていただけること、関係者の方に感謝しております。最初はレイトショーで1回ということだったんですが、なんと朝から晩まで6回も上映していただけることになりました。皆さんも、今日、明日と、どんどんといらしていただけるよう薦めていただけたらと思います」とあいさつ。そして「以前から松村さんのことは、本やテレビなどでチラチラと拝見はしていたんですが、そういったものを見ていると、正体不明な元気をもらえるんです。この不思議さの正体を確認したくて、映画を撮り始めました。皆さんでその正体を確認していただければ」と付け加えました。

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 その話を聞いていた松村さんは「今日はありがとうございます。いい映画になりました。奥山さんに撮ってもらえてうれしいです。2年前に奥山さんが会社に来て、映画をやると言われまして。あんな有名な方がと信じられなかったですね。これは映画になるのかなと思いながらも、あれよあれよといううちに......なりました(笑)。先ほども言われていましたが、はじめはレイトで1回上映ということだったのですが、1日で6回も上映していただくということで、ありがたく思っております。今日は楽しんでください」と呼びかけます。

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 そして最後に江角プロデューサーが「足かけ約2年になりまして、ようやく初日を迎えることができました。本当に映画になるまでは、いろんな課題やトラブルがあったんですけども、このように皆さんの前で観ていただけることになりまして。感無量、うれしく思っております」とあいさつ。お客さまからの拍手を集めていました。

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 そしてその後はトークセッションを実施。司会は南海キャンディーズの山里亮太が務めます。「本編がやっと観られると思った方。まだまだ前菜は続きましたね」とジョークを交えて登場した山里は、松村さんが故郷のよさこい祭りに参加していることに感銘を受けたとのことで、「今年の夏に初めて、よさこい祭りに行きまして。祭りって世の中にたくさんありますけど、だいたいが地元の神さまを祀っているものなんです。でも、よさこいは違うんです。みんなが何を祀るのかというと、高知への愛を祀るんです。つまり自分が生まれた高知をなんとか盛り上げたいという気持ちがあって、その集大成があのよさこい祭りなんです。そこで全身全霊でやっていた、よさこいのチームが松村さんのチームでした。そこで一緒に練り歩いたんですけど、その時、高知の人たちが一緒になって"松村さん、今年も盛り上げてくれてありがとうね!"というんです。あれを目の当たりにして、この人はなんてすごい人なんだろうと。愛というものを表現するのに、こんなに素敵な人がいるんだと思って。それでなんとかお近づきになりたいと思って。いろんな力を使って、今ここに至ります」とあふれる思いを一気に語り尽くし、会場をわかせます。

 さらに「最高でしたね、今年のよさこいも金賞をとりましたしね。すごかったですね。来年も楽しみですね~」とたたみかけるなど、よさこいへの愛が止まらない山里ですが、いったんここで軌道修正。インタビュアーとして、登壇者の皆さんに質問を投げかけることにします。まずは「この映画の話が来た時はどう思いました?」という山里の質問に、「(アポイントはあったけど)本当に(会社に)来るのかなと思いました」と述懐する松村さん。その言葉を補足するように奥山監督が「あの時は不思議そうな目で、ジッと見られていましたね。でも本当は僕が行った時は松村さんとだけ会うつもりだったんですけど、社員の方10人くらいに囲まれましてね。松村さんに会ってから映画にするかどうしようか決めようと思っていたんですが、その10人の圧で、一気に映画の話が進んだということです」と説明。

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 その言葉に「それだけの人に、熱をもって支えていられているなら、いいドキュメンタリー映画が撮れるに違いないと思ったんですね」と納得した様子の山里。奥山監督も「そして何がいいって、何事も全力投球で、真っ向勝負じゃないですか。真っ向勝負のシンプルさ、そしてテレビや本などではあまり伝わってこないんですけど、この人の欠点がとにかく魅力的なんですよ。ありていに言えば女好きだし、ダジャレが全部すべるのに(構わず)言うし。余計なものが全然なくて可愛らしいんですよ」と松村さんの魅力を力説。その言葉を聞いた松村さんも「もう奥山さんのおっしゃる通りですよ。正解ですね」と深くうなずいていました。

 本作を鑑賞した山里は「あそこまでさらけ出していいのだろうか、というくらいにいろんな松村さんの表情を見せていた」と驚きを隠せない様子。「それに対して抵抗はなかったんですか?」と松村さんに質問をぶつけますが、当の松村さんは「タブーはないですね。普段からそういうのはまったく構わないんですよ」とまったく意に介していない様子。奥山監督も「最初にタブーなしでいいですねと聞いたら、タブーはまったくありませんと言っていただいたので。それなら傑作が撮れるかなと思ったんです」とその意見に同意します。


 「実際にこの映画を観てもらうと、この話に納得していただけると思います。タブーがあったら上映出来ない映像が出てきますからね」としみじみ付け加える山里に対して、江角プロデューサーも「そういうことは相当ありましたし、使われていない映像でも、着替えのシーンから病院のシーンまで。相当撮っているんですけど、すべて撮って構わないと言っていただいた。その意味ではクリエイティブを重要視されるというか。奥山さんからもやりやすかったとおっしゃっていただきました」。

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 劇中では、松村さんが徳永英明さんの「レイニーブルー」を歌うシーンが登場しますが、「あの歌の下手くそさったらね」と笑う奥山監督。山里も「詳しくは言えないですが、今のキーワードを聞いて本編を観ていただけると、これかと思っていただけると思いますよ。なかなか個性的な『レイニーブルー』が出てきますからね」とお客さまの期待をあおります。松村さん自身、「あれ以来歌っていない」そうですが、奥山監督によると、「タブーはなかったですけど、唯一言ったのが『レイニーブルー』を入れ替えてくれないか、ということ。今度はうまく歌うから、ということだったんですよね」と明かし、会場は大笑い。そして山里が「これだけ『レイニーブルー』という単語を出てくるとワクワクするでしょ。でも歌に行きつくまでがめちゃくちゃいいところなんです。初めて観ると、あの歌がすごく染みるんですよ」と見どころを紹介しました。

 そして松村さんの会社の広報として、さらに本作プロデューサーとして松村さんを支えてきた江角プロデューサーには「松村さんってどんな人なんですか?」と質問。それに対して江角プロデューサーは「映画の許諾で、このシーンが使えるか使えないかという部分で、たくさんの課題があったんですが、そのたびに社長に相談をするんです。もちろんすぐに解決しない問題もあるんですが、真摯にそうかそうかと話を聞いてくださって。そしてわたしが悩んで疲れている時は、『社長室にアイスがあるから持ってきて。俺の分も一緒にね』と言って。アイスを一緒に食べながら相談したりして、本当に支えてもらいましたね。社長は、女性には怒らないんですよ」と明かします。

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 しかし、その答えの中にあった「女性には怒らない」というキーワードに鋭く反応した山里は、「そうなると男性には怒ると捉えていいんですか?」と質問。すると松村さんが「そりゃ怒りますよ」と即答し会場は大笑い。「もともと女性にモテたくて起業したのに、女性に嫌われたら元も子もない」と語る松村さんに、山里も思わず「めちゃくちゃ軟派な男じゃないですか。でもそれも映画を観ると納得しますよね」と笑顔。さらに江角プロデューサーが「こんなにフェミニストな社長はいないと思います」と続けると、奥山監督も「病気によっていろいろな価値観をそぎ落とされて、こんなにさわやかな笑顔になったわけですよね。この映画でも一番意識したのが笑顔ですね。こんな歳なのに、彼の笑顔が異常にかわいいんですよ。それはモテますよ。だいたいが会社の社長のドキュメンタリーなんていやらしいじゃないですか、ヨイショ映画になっちゃう。でも真っ向からヨイショにならない映画を撮ろうということで、ありのままを撮りました」。

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 映画を通じて松村さんに触れた山里は、「松村さんと一緒にいると自然と頑張ることができるというか。呼吸をするように頑張ろうとさせる人ですね。だから何かに向けて頑張ろうという人たちにこの映画を観てもらいたい。ドーピング的に頑張れるというか、いつの間にか、頑張らないといけないという空気にさせられてしまうんですよね」としみじみ。「本当に不思議ですよね」という奥山監督も「そのまんまの松村さんを撮ろうと思ったんですよ。この映画にパーキンソン病の説明を入れてくれとか、仕事はどう成功したかといった解説が必要だという方もいらっしゃった。病気になる前の姿も入れるべきだろうとも言われました。確かに元気だった時の資料はいっぱいあるんです。でもそれは面白くないんですね。それは不思議ですよ。パーキンソン病にかかってからの方が、すごく魅力的なんです。ですから、この映画を通じて、その正体を観ていただきたいと思います」と会場に呼びかけました。

2018年11月 3日 (土)

奥山和由監督『熱狂宣言』が東京国際映画祭でワールドプレミア上映!

 第31回東京国際映画祭 特別上映作品『熱狂宣言』が11月2日(金)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズでワールドプレミア上映されました。上映前には本作主演の松村厚久さん、そして本作の応援企業代表であり、本作ポスターでも強烈なインパクトを残した株式会社ネクシィーズ 代表取締役社長の近藤太香巳さん、そして奥山和由監督が登壇し、舞台あいさつを行いました。

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 松村さんが代表取締役社長を務めるDDホールディングスは、グループ全体で国内外合わせて約500店舗を展開、従業員数は約1万人、年商約500億円。2015年には東証一部上場を果たした大手企業です。映画『熱狂宣言』は、若年性パーキンソン病を抱えながらも、圧倒的な才気で会社を東証一部上場企業にまで押し上げた外食業界の風雲児・松村厚久さんの実像に迫ったドキュメンタリー作品。数々のヒット作を送りだしてきた奥山和由プロデューサーが、『クラッシュ』以来15年ぶりのメガホンをとった作品となります。

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 「東京国際映画祭の舞台、そしてレッドカーペットに立つのが夢だった」と言っていた松村さんは、本映画祭に参加し、「うれしいですね」と喜びもひとしおの様子。一方の奥山監督も「松村さんの映画を作り始めてから、松村さんからは東京国際映画祭に行こうと言われていたんですよ。映画を作っていたのは自分なんですけどね」と笑ってみせます。

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 松村さんの映画を作ろうと思ったきっかけについて奥山監督は「一昨年の暮れだったと思いますが、精神的に具合が悪いなと思っていた時、たまたま本屋さんで(小松成美さんが書いた)『熱狂宣言』の本を見つけたんです。そしてそこに映っている松村さんの写真を見て、いい顔をしているなと思ったことがきっかけでした。それくらいにシンプルなことでした」と述懐。「奥山さんに撮ってもらえるのはうれしいですね」と語る松村さんに対して、近藤さんは「さっきからずっと"うれしい"ばかり言っているね」とちゃかしてみせます。

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 そして「松ちゃんとは親友なんです」とうれしそうに語る近藤さんが、「僕は大きなイベントで話す機会があったんですが、もともと彼はそこの生徒さんとして来ていたんです。あの時、彼は10店舗くらい経営していた頃だったと思うんですが、当時はダサかったですね(笑)。でもそれが病気になってからどんどんカッコ良くなっていったんですよね」と振り返ると、奥山監督も「松村さんが元気な時の映像を見せてもらったんですけど、どうも面白くなくて。映画に使えるものではないなと思っていたんですけど、パーキンソン病になってからはどんどん魅力的になっていったんですよね」とその意見に同意。そんな二人の言葉を聞いて、当の松村さんは「正解です」と笑っていました。

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 さらに近藤さんによると、松村さんは男性社員に厳しく、そして女性社員には優しいのだそう。その理由について聞かれた松村さんは「だって女性を怒らせたらモテなくなるじゃないですか。モテたくて仕事をしたのに」とキッパリ。そんな軽妙なやりとりに会場からは笑いが起こりました。

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 そんな松村さんを見て奥山監督は「松村さんという人はものすごくシンプルな方なんですよね。彼の笑顔はすごくいいじゃないですか。この笑顔はどこから来るのかと思うんですよ。そしてこれは僕の勝手な想像なんですが、パーキンソン病になって出来なくなったことが山ほどあり、その中で捨てなくてはならないものがたくさんあった。スマホでもなんでも、インストールしすぎると動作が重くなる、ということがありますが、松村さんの中では、価値観の断捨離が行われて、どんどんシンプルになっていったんだと思います」と分析。その上で「撮影する上でタブーは一切ありませんでした。株主総会でもなんでも撮らせてもらいました」と付け加えました。

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 近藤さんが松村さんを支えるポスターについて「本当にこれが象徴しています。もともと『止まったら死ぬぞ』というキャッチコピーを考えていて。この写真はそれにピッタリだったんです」と振り返る奥山監督。近藤さんも「松ちゃんを支えることで、みんなどんどんいい人になっていくんですよ。彼を支えることで自分の心もきれいになっていく。彼の近くにいると、こんなにも人は優しくなれるんだと感じるんですよね」としみじみ。

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 そして「僕は本当に運がいいんですよ」と語る松村さんに対して、奥山監督も「俳優のマイケル・J・フォックスが同じ病気になり。『ラッキー・マン』という本を出したことがあるんですが、そこに通じるものがあります。松村さんも心底運がいいと思っているんです。この映画でも、「病気も治りそうですね」と言ったら、「治るに決まっているじゃないですか」と真剣に言っています。そのポジティブシンキングがどこから来ているのかを、この映画で確認していただけたら。1時間17分くらいなんで、すぐに終わります。この映画は最初から、松村さんを1年間だけ撮ろうと決めていました。それをまるっとお見せするだけです。そしておそらく、3年後か4年後か5年後に、松村さんは何かをやります。その時に撮影したものを20分くらい足してもう一度完成させます。それを楽しみにしてください」と宣言。映画『熱狂宣言』がさらなる進化を遂げることを示唆しました。

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 そして最後に「こういう映画をTOHOシネマズ 六本木ヒルズで上映するのは珍しいこと。最初にお願いしたときは1日1回ならということで受け入れてもらいましたけど、松村さんの人望で、協賛応援企業が1118社も集まりました。ということで、TOHOシネマズさんのご厚意で1日6回上映されることが決まりました。ですから何時にいらしても結構です。そして、六本木の交差点近くにグラスダンスというお店が営業しているんですが、映画を見終えてからそこに行くと、もしかしたら生松村さんに会えるかもしれません。近藤さんも遊びに来ているかもしれません。ぜひご来場いただけたら」と会場に呼びかけました。映画『熱狂宣言』は11月4日(日)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズで上映開始となります。ぜひお越しください!

2018年11月 2日 (金)

よしすぽ よしもとが笑いで教えるスポーツ教室~坂田純子が教える健康増進教室(ロコモティブシンドローム予防体操)~

ロコモティブシンドロームとは、身体を動かす時に使う筋肉・骨・関節・神経などの運動器が衰え、将来介護が必要になったり寝たきりになる危険性が高いことを言います。
今回開催する教室では、よしもとの若手お笑い芸人と一緒に、ロコモティブシンドロームを予防する秘訣を学びます!健康志向が強い方、最近運動不足気味な方々までどなたでも参加可能です!

是非参加応募をお待ちしております!
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■日程
2018年1月20日(日)
■対象
①健康増進教室(ロコモティブシンドローム予防体操)に参加されたい方
②一般参加者1名から参加可能です。
■ 参加費
一般:2000円 (大人1名様の料金)
■スケジュール
①10:00~11:00  ※健康増進教室
②11:00~11:30 ※ロコモティブシンドローム講座
③11:30~11:40 ※閉会式・記念撮影
※9:30受付開始
■アスリート講師 坂田純子
■出演芸人 イワタアキラ
<場所>
なんばカルチャースタジオ
※大阪府大阪市浪速区難波中1-18-8

<お申込み方法>
下記①~⑤をご記入の上、 1月18日(金)までにfa@yoshimoto.co.jpのメールアドレスに、
件名を「よしすぽ ロコモ」と記載しメールを送付して下さい。

①参加希望者の名前・フリガナ
②参加者年齢
③電話番号
④参加人数
⑤お住まいの地域(市町村)  
※応募者多数の場合は抽選になります。
※メールにて当選結果をお送りさせて頂きます。
※fa@yoshimoto.co.jpを受信できるよう設定をお願い致します

【お問合せ先】
よしすぽ運営事務局
TEL:03-3209-8197
※お電話でのお問い合わせは、平日の10:00~18:00の間にてお願いします。

世界94ヶ国を旅した歩りえこが撮ったエガオたち 「世界×台湾のエガオノオト」Gallery MOSTOにて写真展開催

旅作家・歩りえこが世界94ヶ国を旅した際に撮影したエガオ溢れた写真展を開催いたします。

ヨチヨチの赤ちゃんから、おじいちゃんまで、94ヶ国を旅して撮ったエガオたちの写真展です。
エガオを見ていると幸せな気持ちになる。そんな素敵な空間です。
みなさまも、是非お立ち寄りください。
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<94ヵ国を旅した歩りえこが撮ったエガオたち「世界×台湾のエガオノオト」 in Gallery MOSTO 概要>
【会場】 Gallery MOSTO(東京都港区南青山3-4-4カサビアンカ1階)
【日時】2018年11月29日(木)~12月2日(日)
 ■11月29日(木)15:00~19:00
 ■11月30日(金)11:00~19:00
 ■12月 1日(土)11:00~19:00
 ■12月 2日(日)11:00~19:00

主催・制作 (株)よしもとクリエイティブ・エージェンシー
協力 MCIP
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【写真を撮り始めたきっかけ】
最初に写真を撮り始めたのは20歳の頃。チアリーディング部と兼部で大学の写真部に入り、学祭の度に写真展を開いていました。

【写真に魅せられたきっかけ】
大学時代にフィルムカメラを父から譲り受けたのがきっかけでフィルムを現像する作業にハマり、その後に段々と写真を撮ること自体に夢中になっていきました。

【なぜ世界中のエガオをコレクションしようと思ったのか】
大学時代にフィリピンの孤児院を訪問するプログラムに参加する機会がありました。
その時に出会った子供たちの天使のようなエガオに魅せられて、気が付いたら100枚以上を撮影。
その後はどこに行っても景色より人のエガオばかり写真に収めるようになっていきました。

【「世界×台湾のエガオノオト」をテーマにしたのは】
2013年に台湾へ行く仕事が立て続けに3回あり、「もしかして私...台湾に呼ばれてるんじゃ?」と感じ、台湾への語学留学を決意。
3日後には小さなスーツケース一つを持って台湾生活を始め、移住してから1年後に台湾人男性と結婚しました。
台湾では、ちょっと転んだだけでもすぐにたくさんの人が手を差し伸べてくれたりと、困った場面に直面すると老若男女問わずすぐに力になってくれようとするんです。初対面の人でもすぐに意気投合してしまうことが多く、人と人との距離感が極端に近いところが台湾を好きになったきっかけです。
94ヵ国旅した中で私が最も住んでみたいと感じた場所が台湾でした。そして、台湾ハーフの2人の子供たちにとっても。
私にとっても台湾が第二の故郷でもあります。そんな私たち親子の第二の故郷である、大好きな台湾の魅力を多くの日本人に見て感じてもらいたいと思い、個展のテーマに選びました。
台湾に美しい景勝地はたくさんあるけれど、私がいつも街を歩いている時に美しいと感じるモノは台湾人の優しく包み込むようなエガオの皺です。
台湾では夫婦共働きの家庭が多く、じいじばあばが孫の世話をするのが一般的。顔をクシャクシャにして孫に笑いかけるおじいちゃん、おばあちゃんのエガオを見ると本当にホッコリしちゃうんですよね。世界のエガオでは子供たちのエガオを中心に展示していますが、台湾のエガオではそんなシニア世代のエガオを中心にセレクトしてみました。
台湾人の温かいエガオに包まれて、訪れたみなさんにホッコリしてもらえたら嬉しいです。

【歩りえこ コメント】
誰かのエガオを見ているととても幸せな気持ちになる。 苦しいことや悲しいこと、そんなマイナスの感情をエガオは全部綺麗さっぱり洗い流してくれる。
私は世界94カ国を旅してきたけれど、はっきり言って景色を撮るのは全然面白くない。
だってその景色はずっと後世にも受け継がれていくものだから。 それはあまり変化がない景色だから。
でも人のエガオはその一瞬だけ。くるくる変わる人の表情の中、二度と同じエガオは撮ることができない。
だからこそ、そのかけがえのないエガオの瞬間を切り撮るために私はまた旅に出たくなる。

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世界94ヶ国をバックパックで訪れた旅作家
歩りえこ(あゆみりえこ)


【プロフィール】
世界五大陸94ヵ国を旅し、旅作家、レポーター、女優、ラジオパーソナリティ、旅行評論家、写真家としてボーダレスに活動する。
その豊富な旅の経験から、旅作家としてメディアに登場することが多い。南極を除く五大陸94ヵ国を一人旅して、独自の国際交流を続けている。
民族衣装を着て現地人に溶け込み、現地の大家族宅に居候をしながらその土地の文化を直に体感することが多い。
写真学校で学んだ経験を活かし、世界中のこどもたちの笑顔を撮り続けている。
現在、2児のシングルマザーとしての活動の場も広げている。

【書籍】
・2010年7月 世界の子供たちの笑顔を集めた初のフォトエッセイ「エガオノオト」(自由国民社)発売
・2012年7月 書籍第2弾である「ブラを捨て旅に出よう」(講談社)より発売、12版3万4千部超えを達成 !
・2013年7月 「思い立ったらマチュピチュ~旅ガールが教える、ガイドに載らない旅ワザ~」(宝島社)発売
・2014年7月 「恋する台湾移住」(朝日新聞出版)を発売
・2014年8月 「丟掉胸罩去旅行」を台湾・圓神出版社有限公司より発売(「ブラを捨て旅に出よう」翻訳本)

※好評連載中
【旅作家・歩りえこの「年子シングルマザー親子が行く!コスパdeトラベル」】
https://shinmama.jp/column/ayumirieko/

よしもと100年の歴史を彩る看板寄席「東京グランド花月」追加公演決定!

銀座ブロッサム中央会館にて開催される『東京グランド花月』の追加公演が決定しました!
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12月25日(火)の2公演が追加され、25日(水)~28日(金)の4日間の開催となります。
ザ・ぼんち、博多華丸・大吉、トータルテンボスら7組の追加発表出演が決定しています!

よしもと100年の歴史に裏付けられた看板寄席"グランド花月"公演。
これまでに9回開催した同公演は、多数の完売公演に支えられ、大好評のうちに終了しました。お笑いの本場・大阪でも見ることができない、大御所から人気の若手が総出演。
漫才、落語、コント、吉本新喜劇のほか、 ブレイク中の人気芸人や、今後の活躍が期待される芸人が多数出演します。
吉本の全てを詰め合わせた"最高の寄席"を豪華ラインナップ でお届けします。
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なお、本公演では、多数のリクエストにお応えし、待望の辻本座長率いる吉本新喜劇が『東京グランド花月』に登場します。
みなさま是非お越しください。


【公演名】 『東京グランド花月』
【期 間】 2018年12月25日(水)~12月28日(木)
【会 場】 銀座ブロッサム中央会館
(〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目15番6号)
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【追加公演 スケジュール】
12月25日(火) ①開場13:30 開演14:00 ②開場17:30 開演18:00
【出演者】:ザ・ぼんち
博多華丸・大吉/トータルテンボス
とろサーモン/アキナ/トット/ジャングルポケット
【吉本新喜劇】:座長:辻本茂雄
アキ/平山昌雄/森田展義/大島和久/奥重敦史
レイチェル/もじゃ吉田/もりすけ/玉置洋行/松本慎一郎/永田良輔
五十嵐サキ/鮫島幸恵
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【チケット情報】
前売5,500円 当日6,000円
※5歳以上は有料
※4歳以下お膝上無料、お席が必要な場合有料
◆チケットよしもと先行:11/3(土)11:00~11/5(月)11:00まで
※対象:プレミアムメンバー&よしもとIDメンバー申込可
◆一般発売:11月10日(土)10:00~ ※チケットよしもと

<チケットのご予約・お問合せ>
チケットよしもと予約問合せダイヤル 0570-550-100
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村上虹郎さん、広瀬アリスさん登壇の東京国際映画祭『銃』上映に大勢の観客の熱気あふれる

現在開催中の第31回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門正式出品作品『銃』、2度目となる上映会が11月1日(木)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、主演の村上虹郎さん、ヒロインの広瀬アリスさん、奥山和由プロデューサー、武正晴監督が、お客さまからの質問に答えました。この日の会場にはお客さまだけでなく、報道陣もあふれんばかりに殺到、この作品の注目の高さがうかがい知れました。

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 芥川賞作家・中村文則さんの同名小説を映画化した本作は、雨が降りしきる河原で偶然に銃を拾った大学生トオル(村上虹郎さん)がその銃に魅せられ、やがて狂気の世界に導かれていくさまをスタイリッシュなモノクロ映像で描き出した衝撃作です。

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 本作の映画化を熱望していた奥山プロデューサーは、2015年東京国際映画祭のレッドカーペットで村上さんと出会い、「『銃』の主人公がここにいる!」と運命的なものを感じたといいます。

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 一方の村上さんも「それはすごく不思議な縁でした。3年か4年前に初めてやった舞台があって。その時の共演者の方が『虹郎に合う本があるよ』と言ってくださったんですけど、それが中村文則さんの「銃」だったんです。でもその時はとりあえず買ったままで、読まずに積んでいたんです。それから奥山さんから連絡が来て、そういえばその本は持っていたなと思って。驚きましたけど、宿命だなと思いましたね」と続けました。そして銃に魅せられた大学生のトオルという役を演じるにあたり、村上さんはクランクイン前から撮影場所となった廃屋のアパートに住み込んだそう。武監督も「撮影の時も寝ているかなと思って。朝来た時は『撮影隊が来たよ』と言って、その部屋をノックをしていました。虹郎くんは完全にトオルになっていましたね」と振り返ります。

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 本作のヒロインとなる広瀬アリスさんのキャスティングについて「ヒロインを決めようという時に、『百円の恋』で組んだ(脚本家の)足立紳が書いた『佐知とマユ』というドラマのことを思い出して。(見た目はギャルの家出少女という広瀬さんが演じた役に)こんなことができる人なんだと。引き出しの深い女優さんですし、年齢的にもジャストだったんでお願いしたかった。そこで(この作品のオファーについて話を)聞くだけ聞いてほしいと言ったら、意外と早くにやると返事をもらえて。やった! という感じでした」と述懐。広瀬さんも「ちょうど朝のドラマをやっていた時期だったんですが、全然出番がない時期だったんです」と語るなど、いろいろなタイミングがビシッとハマった結果のキャスティングだったようです。

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 さらにヒロインのヨシカワヤスコについて「(この映画では)唯一の天使というか、陽の部分だと思っていました」と語る広瀬さんに対して、武監督も「この人が出なかったらつらいですよね。この映画はかなり原作に忠実に描いたんですけど、ラストの方にとあるシーンを足したんです。そうしたら(原作の)中村さんもこういうシーンがないとつらすぎますよね、助かります、と笑いながら言ってくれたんです。そのうえ、中村さんご本人から、あそこはこういうセリフにしたらどうですかと言って、新たにセリフを書き足してくださったんです」とコメント。奥山プロデューサーが感激した様子で「原作者として筆を入れたのは初めてだと言っていましたね」と述懐すると、さらに武監督が「あれは本当に感動的で。僕にとっても救われる言葉なんですよ。この作品はかなり自分たちを追い込んでやらないといけない作品なんで。抜け出したいときにあのセリフを読むと泣きそうになっちゃって。いいセリフだなと思いました」としみじみ付け加えました。


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 そしてその後はお客さまからの質疑応答タイムに。銃を持つトオルに疑いの目を持つ刑事役のリリー・フランキーさんと村上さんが、喫茶店で対峙するシーンは息が詰まるような緊迫感があり、本作の見どころのひとつとなりますが、そんなリリーさんとのシーンの撮影秘話について質問された武監督は、「撮影前はなかなかリリーさんと会うことができなくて。ようやく会うことができたときに、とにかく虹郎くんと一緒に本読みをしましょうかということになったんです。台本は7ページ半近くあるので大丈夫かなと心配していたんですが、しっかりと頭に入っていた。その上でどんどんアドリブが出てくるんです。しかもその発想は僕には思い浮かばないようなことばかり。そうすると虹郎くんがどんどんのせられてくるんですよ。うわさに聞いていた"リリーさん"を初めて体験することができました。本当に楽しい現場でしたね」と振り返ります。

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 さらに村上さんが「リリーさんとは世代も違いますし、現場では、『虹郎くんはいくつなの?』とか、たわいのない話をしていましたけど、一度、『どうやって台本を覚えているんですか?』と聞いたことがあったんですよ。そうしたら黙読していると言うんですよ。テストの瞬間まで一度も声に出さないと言っていて。それはビックリしましたね。それからリリーさんと盛り上がったのが麻雀の話。前にドラマで覚えたことがあったので、覚えていて良かったなと思いました」と振り返りました。

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 続くお客さまからは、原作小説をいかにして映画のキャラクターに肉付けしていったかについて質問が。それについて武監督は「僕は今まで(原作がない)オリジナル作品をやってきたので、ちょっとでも分からなくなるところがあったら、原作を読み返したいなという衝動に駆られて、こっそり見ていたんです。そうしたら虹郎くんが、台本と一緒に原作本をチラッと見ていたのを見つけて。虹郎くんも原作を見ていたんだと思ったらうれしくなっちゃって。それで共犯めいた気持ちがわき起こったということがありました」とコメント。

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 村上さんは「この作品に僕は出ずっぱりなんですが、こんなにお客さまにサービスしない、とがった作品はない。『銃』は中村さんにとって宝物の作品。その作品を奥山さんが"俺がやりたい"と言った。"誰かがこれを求めているから作ってあげたい"ではなくて、"俺はこれをやりたい"んだと。そういう思いを持った人が集まって、純度の高いものを作ったということです。だからアプローチとしても濁りなく。ただそこにトオルが生きていることだけを意識してやったということですね」。


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 広瀬さんは「監督からは、ヨシカワヤスコというのはこの作品の"陽"の部分だからと言われただけで。それ以外はそんなに、お芝居に関しては何もなかったんですよね。ただ、会うたびに虹郎くんが違う顔を見せていて...というか、どんどん飲み込まれている感じがして。わたしも台本を何度も何度も読み返していたんですけど、その波に飲み込まれちゃいけないなというのが自分の中にあって。彼女は彼女で、自分の中でモヤモヤして解決できないものがあったりするんですが、それでもわたしは陽の部分を持とう、ということは意識しましたね。二人のシーンが多かったので、引っ張られないように、と思いました」。

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 そして奥山プロデューサーは「何年かに一度、精神的に病むんですけど(笑)。思いっきり病んでいる時に、ジーパンのポケットに銃を差している表紙のイラストを見て、「これじゃないか」と運命的な出会いがあって。主人公にグワッとのめり込んだんです。若い時に誰しも通過するものが、闇というものがこんなにも甘いものなのかという陶酔感があったんですよ。自分自身がその作品をやるということで、勝手な言い方かもしれませんが、運命みたいなものを感じたんです。原作権はないよとは言われたけど、でもいずれ俺のところに来るだろうと思ったら...来た。武さんどう? と言ったら...来てくれた。虹郎くんともバッタリ会った。それも運命だし。それから僕も知らなかったんですけど、武さんも(映画の舞台となった)高島平に住んでいた。だから土地のことも微に入り細に入り全部分かっていて。原作にある舞台を全部言い当てるんですよね。そういう風に、運命に導かれるように出来上がった映画で。そういう映画が何年かに一度あるんですよ。だいぶ昔の映画ですけど、北野武監督の『ソナチネ』もそんな感じででした。そういう映画だと、プロデューサーとして『この映画は当たりますよ』と説得することができなくて。会社にはとにかくいいからやらせてください、やれなかったらやめますという言い方しかできなくて。それでやらせてもらったというわけです。たぶんこの映画は、"あの年の東京国際映画祭でかかってすごかった"と語り継いでもらえる映画だと思う。そんな確信だけがただ、あるという。そういう映画だと思います」と一気に語りました。

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 そして最後に武監督が「この映画は銃というものを描いていますが、人間が道具に支配されるというところが僕の中でのテーマでした。特にこの映画が海外に行って、銃社会で生きている人たちがどのような感想を持つのか、聞いてみたいなと思っています。ぜひこの映画祭から出発して、少しでもこの映画を世界に広げていきたいなと思っております」とお客さまに呼びかけました。映画『銃』は11月17日よりテアトル新宿ほかにて全国ロードショーとなります。

2018年11月 1日 (木)

MOMOLAND 11/7(水)代々木公園野外ステージにてフリーライブ開催! RADIO FISHがゲスト出演決定!

韓国9人組K-POPアーティストMOMOLAND(読み:モモランド)が、2ndシングル「BAAM」(読み:バーン)リリース日の11月7日(水)に、東京・代々木公園野外ステージにてフリーライブを開催!ゲストにRADIO FISHの出演が決定しました!

ダンスにインパクトのある両グループだけに、スペシャルなダンスコラボがあるかも?
是非みなさまお越しください!

■RADIO FISH プロフィール
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2014年結成。6人組のダンスボーカルグループ。
それぞれの役割をボーカルやダンサーとは呼称せず、御神体、SHAMAN、SKILL-MASTERと呼ぶ。
既成概念に囚われない表現活動を提唱し、新しい方法論で演芸界と音楽界を股にかける。2016年に「PERFECT HUMAN」の楽曲で大ブレイク。WEB TV ASIA SONG OF THE YEAR受賞。有線大賞話題賞受賞。レコード大賞企画賞受賞。NHK紅白歌合戦出場。
メンバー:NAKATA、SHINGO、FISHBOY、Show-hey、SHiN、RIHITO

■MOMOLAND プロフィール
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2016年に韓国の放送局で放送されていたサバイバルオーディション番組「モモランドを探して」から誕生した9人組ガールズグループ。2016年11月にミニアルバム「Welcome to MOMOLAND」でデビュー。
注目アーティストとしてアメリカ・ビルボードが評価しているほか、韓国でも新人アーティストとして複数の受賞。グループ名の由来は、ミヒャエル・エンデの小説「モモ」に出てくる主人公「MOMO」と、楽しい遊園地「LAND」を合わせた造語で「忙しく疲れた現代人にときめきとヒーリングを与える」という抱負が込められている。


■代々木公園野外ステージ フリーライブ
●日程:2018年11月7日(水)
●時間:15:30~
●会場:代々木公園野外ステージ
※雨天決行・荒天中止

詳しくはコチラ↓
http://www.kingrecords.co.jp/cs/t/t11356/

おばたのお兄さんのフィットネスイベント『OBATA クリニック』開催決定!

2018年11月30日(金)を初回とし、待望のおばたのお兄さんによるフィットネスイベントを開催いたします。
日体大出身、アスリート芸人として活動しているおばたのお兄さんが、家でも出来るトレーニングを直々にレクチャーし、参加者の皆様と一緒に楽しく行うイベントです。
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ふるさとアスリート所属の塙翔太さん(コアデザイン代表 パーソナルトレーナー/ランニングコーチ)を監修にむかえ、毎回コンセプトを変え、強く、しなやかで、綺麗な身体作りを目指します。

注目して頂きたいポイントは、同じトレーニングでも人によって筋力レベルが違うので負荷のかかり方が変わるような、独自の方法でおばたのお兄さんが自ら指導します。
また、おばたのお兄さんオリジナルの体操や、ネタを織り交ぜた、笑いありの楽しめるイベントです。

<<おばたのお兄さんによるコメント>>
30歳にして、大学の部活現役時代よりも足が速くなり、アクロバットもより出来るようになった身体作りの方法を皆さんと楽しくしていきたいと思います!
また、ここでしか出来ないゲーム等も考えてますのでみんな、きーてね


<<イベント概要>>
「OBATA クリニック」
■場所
ノアスタジオ 学芸大スタジオBスタ
■価格
前売り 3500円、当日4000円
■日時
第1回 11月30日(金)
第2回 12月 6日(木)
第3回 12月13日(木)
第4回 12月19日(水)
全公演19:00開場 19:30開演(60分予定)
※未就学時入場不可
※全公演先着25名
■監修
塙翔太 (コアデザイン代表 パーソナルトレーナー/ランニングコーチ)



【おばたのお兄さん】