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ライブレポート

天下一品×よしもと「天下一品グランプリ2014」関東大会

3月1日(金)、東京・ルミネtheよしもとにて『天下一品×よしもと 「天下一品グランプリ2014」関東大会』が開催され、桂三度、ケンドーコバヤシ、東京ダイナマイト、くまだまさし、佐久間一行、麒麟・田村裕、平成ノブシコブシが出演しました。

MCは自身も天下一品ファンだと公言する南海キャンディーズ・山里。本イベントは、東西で天下一品を愛する芸人が「ゴールドラーメン鉢」を賭けて大勝負をするというもので、予選ブロックを3コーナー行い、合計得点上位4名が決勝進出、決勝戦の結果優勝した芸人には「ゴールドラーメン鉢」が進呈されます。

140301_006i 「ゴールドラーメン鉢」は、1年間無料で全国どこの天下一品でもラーメンが食べられるプラチナチケットとなる、という山里の説明に、ケンコバが「ホンマにどこでも? ハワイ店でも大丈夫か?」といぶかしみます。その質問にうっかり山里が「天下一品ってハワイにもあるんですか?」と返したことで「そんなんも知らんの!? おまえ、AKBに続いて、ビジネスか!?」とツッコまれ、思わず「ラーメン通からツイッター炎上させられるんで、やめてください」とあわてる山里に、客席からドッと笑いが起きます。

最初のコーナーは、「クイズ天下一品あるある 正解はRG」。レイザーラモンRGがスティーブ・ジョブズのコスプレで登場します。
まずはさっそくiPhoneらしきものを片手に持ち、「new iPhone6 is telephone&internet&camera&朱肉!」と、新しくついた機能が朱肉であることを発表。その後TM NETWORKの『GET WILD』に乗せて、“iphoneあるある”を歌います。“iPhoneあるある”は「画面が割れたままの人いがち」でした。

そしてようやくクイズへ。
クイズはRGが“天下一品あるある”をなんと言うか予想するというものなので、みんながあるあるを予想している間、RGは回答が見えないように目隠しをさせられ、会話が聞こえないように音楽のかかったヘッドフォンを耳に当てさせられます。ところが、ヘッドフォンの音楽のヴォリュームが思いのほかMAXに近かったようで、そのRGの苦しそうなリアクションにみんなが釘付け! ケンコバが「軍の暗号を傍受してる人みたい。やべえ、戦争始まるぞ、みたいになってる(笑)」と評します。
あまりにかわいそうなので、ヴォリュームを半分くらいにしてあげる山里。でもまだリアクションが面白いので「20分ぐらい見とけるわ(笑)」とケンコバ。それを受けて山里がうっかり「見たい人は近くで見ても……」と言ってしまったために、みんなRGの周りに集まりだし、なんだか誘拐されたジョブズと犯人たち、みたいな光景になっていました。
140301_124iその後、ようやくみんなが回答を書き終わり、答えを紹介していきます。「ベッキーのポスター貼りがち」(桂、くまだ)、「こってりしがち」(佐久間)、「先にめんだけ食べてもスープ半分なくなりがち」(田村)などの回答が並ぶ中、平成ノブシコブシ・吉村の「帰りぎわ、マットに足とられがち」との回答に「オレ毎回やねん!」と田村。

そして、注目の答えの発表です。ヘッドフォンと目隠しを外そうと山里がRGにさわるとRGがビクッ!とし、またもみんなの笑いを誘います。やっと解放されたRGは「ハードワーク……」と一言。その後「アイ ダスト」と、目にホコリが入ったことを報告し、「イヤー デストロイ」と、耳が死んだと告白しました。その後、布袋寅泰の『スリル』に乗せて歌われた“天下一品あるある”は「天下一品はからあげもおいしい」。この答えには田村が「オレ今日仕事行くときに嫁に『天下一品のイベント行ってくるわ』って言うたら『天下一品って、からあげもおいしいよね』って言われて家出てきてたのに……!」と悔しそうでした。

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140301_221i 2つ目のコーナーは「天下一品ランキングベスト3」。これは、天下一品の人気メニューベスト3を当てるランキングと、「今日の出演者の中で、天下一品に一緒に行くなら誰?」という客席へのアンケートの結果、ベスト3に選ばれた芸人を当てるという、2つのランキング問題が出されました。ここからはRGも出演者のひとりとして参加することに。

140301_238i まずは人気メニューのランキング問題から出題されますが、その前に「どの店舗がおいしい?」という話題になり、高円寺や五反田、大阪の南森町店などの名前が挙がります。チャーハン定食が好きだというケンコバは「オレが死んだらチャーハンで棺桶パンパンにしてほしいと思うくらい好き」なんだとか。また、こってりスープには白米が合うから白米を絶対頼む、という田村に「玄米みたいな顔しやがって」とケンコバが突っ込み、「誰が玄米みたいな顔やねん!」と田村が言い返します。
「味付煮玉子ラーメン」(ケンコバ、東京ダイナマイト・松田)、「からあげ定食」(東京ダイナマイト・ハチミツ二郎、ノブコブ・吉村)などの回答が並ぶ中、1位はシンプルな「こってりラーメン」でした。2位は「チャーハン定食」、3位は「からあげ定食」で、正解者もかなり多かったようです。

140301_221i_2 続いて、「今日の出演者の中で、天下一品に一緒に行くなら誰?」という客席アンケートの結果を予想することに。最初、ノブコブの吉村が1位と予想していた人が多かったのですが、「コンビは一緒(コンビ単位でしか選べない)」、というルールだったことを告げられ、「じゃあ徳井がおるからノブコブの1位はないわ」とケンコバがバッサリ。吉村が「そんなにこいつ(徳井)、マズいですか?」と聞くと、山里が「徳井さんは、簡単に言うとサイコパスですからね」とやんわり(?)説明します。
そんな吉村の予想は「佐久間さん、ケンコバさん、田村」。それを聞いた田村が「おかしいやろ! オレ1年半先輩やぞ! なんでさん付けせえへんねん」と突っ込み、「(突っ込むとこ)そこ!?」とみんなから突っ込み返されます。また、RGは終始ジョブズのキャラで答えるため、フリップには「KENKOVA」などと書いていました。気になる正解は1位ケンコバ、2位ノブコブ、そして3位は佐久間一行。ついでに田村の獲得票数は1票という悲しい結果も報告されていました。

140301_434i_2 予選ブロック、最後の対決は「一発逆転! 木村社長を笑わせろ!」。天下一品の木村社長を、用意された小道具を使ってモノボケをして笑わせることができればポイントが入るという、一発逆転のチャンスもあるコーナーです。
木村社長、それに秘書役として南海キャンディーズ・しずちゃんが登場。「秘書とともに愛人も務めております」というしずちゃんに「肌荒れしすぎやろ!」とケンコバ。それにはしずちゃんも「赤いメガネを見るとぶつぶつ湿疹が出てきて……」と言い訳し、赤いメガネの山里が「うるし的な、ね!」と自虐発言をかまします。

用意されたモノを使って、次々とボケていく出演者たち。しかし意外に社長の判定は厳しく、なかなか◯が出ません。そんな中、くまだまさしのギャグだけが次々と社長の笑いを誘います。ただ、くまだは自分で用意した道具を使っているのではという疑惑が浮上したため、山里が「ドーピング? くまださんの使った道具は本当にここにあったものですか?」と確認したのですが、「ありました、ありました!」とさわやかな笑顔で答えるくまだ。その後、他の出演者たちもウケてはいったのですが、結局、ドーピング問題はなんとなくうやむやのまま、くまだまさしの圧倒的勝利となりました。

140301_680i 結果、決勝ブロックに進んだのは、くまだ、佐久間、RG、田村の4名。決勝ブロックでは、それぞれが「オレ流こだわりの天下一品」を語り、それを社長以下4名の天下一品の重役社員たちが審査し、いちばんのこだわりを持っていると判断された人が優勝となります。

決勝への意気込みを聞かれたRGが「イエス! マイ スマートフォン イズ アンドロイド!」と意味不明な発言をし、山里が「アンドロイド!? ダメじゃないですか!」と諌める一幕もありつつ、各自こだわりを熱く語っていきます。
「半分はそのまま食べて、あとの半分はラーメンのタレを少しづつ足して、濃度を変えて楽しむ」(田村)、「行く前に7時間ほど食事の間隔をあけて、おなかをすかせてから行く」(佐久間)、「マイ スタンダード イズ こってり&veryネギ&からあげ&ライス、イン ザ ミッドナイト!」(RG)、などのこだわりが披露される中、みごと優勝したのは「僕はこってり、奥さんはあっさり、娘は両方Wで食べる!!」というこだわりを話したくまだまさし! その理由としては「家族で来ていただいてる、というのがいいですね」(木村社長)とのことでした。

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140301_933i ゴールデンラーメン鉢を授与されたくまだは「ホントに嬉しい! 万歳三唱をみなさんとしたいです」とコメントします。締めのあいさつでは、社長が「天下一品はラーメン以外にもスーパー銭湯などの事業を展開しており、将来的には劇場も作りたいと思っているので、芸人のみなさんにもアドバイスをいただきたいし、よりいろんな方に喜んでいただきたいので、今後ともよろしくお願いします」と語りました。

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140301_978i ゴールデンラーメン鉢がもらえず、ガックリする出演者たちにも「1カ月ラーメン無料券」がプレゼントされるという嬉しいサプライズもあり、全員が喜んでエンディングを迎えようとした、まさにその時、とんでもないハプニング(!?)が起こったのです!! 

140301_1061i なんと、しずちゃんが「優勝者 副賞 ¥500,000」と書かれたボードを持って出てくるではありませんか。驚愕する一同。こちらも本気で驚いているようすの山里が「こ……、これはどういうことですか社長!?」と尋ねると、「みんながんばってくれたから、賞金も50万円出します」と社長はニッコリ。思わず「こんなのあるんだったら打ち合わせのときに言ってくださいよ〜」と山里。MCにさえ、賞金のことは内緒にされていたようでした。もちろんくまだは大喜びしますが、さっきまでほのぼのムードだった出演者たちはちょっとギスギスし出します(笑)。最後に山里が「これは……みなさんの思っている数倍、このあと楽屋が殺伐としますよ(笑)」との言葉を残し、イベントは幕を閉じたのでした。

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●関連イベント
『天下一品×よしもと 「天下一品グランプリ2014」関西大会』
開催日時:3月15日(土)19:00開場/19:30開演
会場:よしもと祇園花月
出演:チュートリアル、NON STYLE、モンスターエンジン、スマイル、天竺鼠、
   藤崎マーケット、アキナ、GAG少年楽団


【桂三度】【ケンドーコバヤシ】【東京ダイナマイト】【くまだまさし】【佐久間一行】【レイザーラモンRG】【麒麟・田村裕】【平成ノブシコブシ】

2014年3月 6日 (木)

この5組から重大な発表があります。

3月4日(火)、東京・新宿バティオスにて『この5組から重大な発表があります。』というイベントが行われ、サカイスト、ブロードキャスト!!、グランジ、ロシアンモンキー、LLRが出演しました。

気になるライブタイトル故か、会場は満員状態。どんな重大発表なのかと観客が固唾を見守る中、まずはLLR、ロシアンモンキー、グランジ、ブロードキャスト!!、サカイストの順番に漫才を披露します。

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Img_4975 その後、登場したのはハリガネロック・大上。先にコンビ解散を発表したばかりとあって「重大発表でおなじみの、ハリガネロック・大上です」と、さすがの挨拶。「これから重大発表に関わる緊急記者会見を行ないます」と告げました。

Img_5013 そして、正装した5組が一斉に登場。サカイスト・デンペーは「景気はよくなってきましたが、お笑いは不景気だといいう現状がいろいろある中で、こういう場を設けました。どんなことが起きようとも、心して聞いてほしい」と真剣な顔で呼びかけます。

Img_5026 舞台後方に映し出されたのは「よしもと初11人グループ結成!」の文字。コンビの活動と並行して、11人によるグループ活動を敢行。正式にタレントとしても弊社に登録し、11人で力を合わせて頑張ることを発表します。
ロシアンモンキー・川口は、グループ結成に至った経緯を下記のように語りました。
「先ほどデンさんが言ったように、お笑いは不況でこれからはもっと仕事がなくなっていきますし、ライブにもお客さんを呼べへんようになるっていう現状があるけど、僕らはこういった現状をひっくり返したいと思ってグループをつくっちゃいました。この5組、正直売れてません。∞ホールも随分前に卒業……卒業って言われてますけど、実質クビです。ルミネで『5じ6じ』始まりますけど、昔そんなんやってました。そこで、自分たちの居場所をつくろうじゃないかと会社に話したところ、“いいんじゃない? 面白いんじゃない?”と言われたんです。これからはどんどん仕事できるようにやっていきます」(川口)

Img_5032 グループ名は「(株)ウォータームーン」に決定。モニタに映し出された瞬間、お客さんたちが笑い出します。が、「ざわざわしないで!」と制したのは、ブロードキャスト!!・吉村。
「このグループをどうしていこうかと本社で打ち合わせしていたところに、とあるテレビ番組のロケしている集団が入ってきたんです。(千原)ジュニアさん、小籔(千豊)さん、フットボールアワーさん……『ざっくりハイタッチ』(テレビ東京系)の方々で、「何してんの?」と収録しながら聞かれて。で、グループ名をどうするか悩んでいたと話したところ、(フットボールアワーの)岩尾さんが“ウォータームーンがええんちゃう?”って名付けてくれたんです。長渕剛さんの映画でそういうのがあって」と、説明します。が、「僕はその場にいなかったからわからないんですけど」と言い出す吉村。観客が再びざわざわし始めると「でも、売れてる先輩が付けてくれた演技のいい名前ですから!」と力強く語りました。ちなみに、ロゴは陣内智則のコント映像などを手がける原田専門家さんにつくってもらったそう。「(株)」と入っていますが、今後も弊社に所属してさまざまな活動を行います。

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Img_5050 ここで、全組から意気込みが。
「新たなチャンスをいただきました。11人っていうことは僕の家族と人数が変わらない。みんなのこともお兄ちゃん、弟だと思って家族のように一緒に頑張りたいと思います」(LLR・伊藤)
「まとまらないメンバーですけど、みんなで力を合わせてやっていきます。8期以降にはダメな奴がいっぱいいるんで、ゆくゆくは本当の会社になれれば」(LLR・福田)
「正直、お客さんも刺激を感じてなかったと思う。お客さんに得することもやっていくので、ついてきてくれれば」(ロシアンモンキー・川口)
「11人集まったときに、“ロシモン得してない?”っていう感じが出ないように頑張っていきます」(ロシアンモンキー・すーなか)
「お客さんもまだ理解できないと思いますけど、大きなものが立ち上がったと感じていただきたい。ふざけてるように見えますけど、みんな真剣ダス!」(サカイスト・まさよし)
「一言で言うと、恩返しできてなかった。1組でできないなら、束になってやるだけ。みんなの力、すげー感じるよね。みんなが想像してないことが起きちゃうと思うよ? まさに新時代の幕開け、だよね」(サカイスト・デンペー)
「会社ということなので、現実的なお仕事もできると思う。ムーブメントじゃないけど、世の中に広がっていくようなものをつくっていきたいなと思います」(ブロードキャスト!!・房野)
「頑張ります! ワクワクするでしょ? どうですか、みなさん! いいですか? みなさんが幸せになれるようなライブを目指します!」(ブロードキャスト!!・吉村)
「今日から11人一致団結して動いていきます。今週あたり、DVDを手売りして頂くたびに夜行バスで14時間かけて小倉入りしてもらいます! 10年以上やってみて、各々でできないことを勝手に選んでいたところがいけなかったかもしれない。何かできると思っているんで、力を合わせてステキな景色を見たいと思ってます、本当に。それが何かはわからないけど、僕らならできると信じてます」(グランジ・遠山)
「分かりやすく説明すると、僕らは11人組になって、そのグループの中にコンビがある感じなんです。パズルのパーツ……ピースなので、期待していただければ。みなさんにも力を貸してほしい。11人いれば、家だって建てられます! お願いします!」(グランジ・大)
「オレたち11人、どの会社よりも機会入ってるし、負けねぇからよろしく!」(グランジ・五明)

Img_5095 グループ結成にあたり、幹部という名のよしもと社員から「毎月ライブを開催、完売しなければ即解散!」という指令が通達されます。動揺するメンバーですが、「オレらどんだけ解雇とか解散とか背負わないといけないんですか」と後ずさりしたのは、五明。手売りはOKと聞くと「それなら大丈夫。できる」と自信ありげにうなづくすーなかでした。

Img_5103 その後、ユニットの宣材写真撮影も。全員スーツという出で立ちからか、「ホストのデンペーさんの送別会」のような写真ができあがりました。

Img_6698 ここから、お客さんとの質疑応答が。
現在、「DVD1万枚売り上げないと解雇」というプロジェクトを敢行中のグランジが入っているとあって、「もしグランジさんが解雇されたらどうなるんですか?」との質問が。「そうなったら、僕らが抜けるだけ」と大が説明すると、吉村は「代わりに(人力舎所属の)鬼ヶ島を入れます」と提案します。遠山も「あのプロジェクトは別。このメンバーに(手売りを)頼むことはありません!」と断言。もちろん、今後もコンビの仕事はグループとは関係なく、やっていくようです。
さらに「今年中の目標は?」と聞かれると、大が「このあとも話し合いますが、展望はあります」と答えました。

その後行なわれたのは、「会社パンフレット作成会議」。一般企業のように、会社パンフレットをつくることになったのですが、まず盛り込まれるのは活動理念。こちらも幹部より「一蓮托生で十人十色、千福万雷を目標とする」という理念が掲げられます。活動すべてにおいての思いが込められた「全力投球」、さまざまなことや人に対して感謝の思いを忘れたいという意味を取り入れた「謝謝」も、社訓として挙げられました。

Img_5117 さらに、セクションも決定。スポーツ、勉強、趣味など得意分野について話し合った結果、「すべてできますって宣言しよう」という言葉でまとめられました。そんな彼らの新しい門出を、舞台袖から静かに見守る大上。「MC必要でしょ?」など、なんとかグループに食い込もうとアピールしていました。

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Img_5121_2 最後は「お仕事のご依頼、お待ちしております!」との言葉で、閉幕。次回の“会議”は、4月19日(土)、東京・シアターブラッツにて開催予定。彼らの新しい挑戦を、どうか見守ってください!

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●(株)ウォータームーン
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公式Twitter http://twitter.com/watermoon_Co


【サカイスト】【ブロードキャスト!!】【グランジ】【ロシアンモンキー】【LLR】

5upよしもと卒業公演千秋楽in5upよしもと

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2月28日(金)、なんばグランド花月と5upよしもとで『5upよしもと卒業公演千秋楽』が開催されました。昨年末、インテックス大阪で開催された『今年は見るだけじゃない!5upよしもとカウントダウンライブ~ネタあり、歌あり、ダンスあり、ゲームあり、ジャンケン大会あり、卒業あり、いろいろありすぎてもうムチャクチャどす!!~』で、5upよしもとを巣立つことになった天竺鼠、GAG少年楽団、かまいたちなど46組。5upよしもとでは、2月1日開催のマドンナ単独ライブ『Atsuko Second Varjin』を皮切りに、卒業メンバーによる全46公演の卒業公演を行われてきました。その集大成となる卒業感謝祭イベントは、卒業メンバー、そして新生煌~kirameki~メンバー76組136人が2劇場を行ったり来たり、大盛り上がりの3時間となりました。こちらでは5upよしもとでの様子をレポート!

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開演時間の19:00になるやいなや、「どうもー!!」とメンバーたちが両サイドの後ろの扉から会場へなだれ込んできました! 予想もつかなかったオープニングに、お客さんたちから「わぁー!!」と大歓声が。卒業メンバーは青いTシャツ、煌~kirameki~メンバーたちは黄色のTシャツを着てのお目見え。MCの天竺鼠・瀬下が「最後の最後!」と気合を入れます。活気づいたトークが続くなか、もうひとつの会場、なんばグランド花月にいるかまいたち・濱家の「瀬下ー!」と呼ぶ声が。最初の二元中継が飛び込んできた瞬間です。このようなターンが繰り広げられるのもこの卒業公演千秋楽ならではのお楽しみです。

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ひとまずなんばグランド花月にいるメンバーたちとのやりとりを終えたあと、5upよしもとも大いに盛り上がるべく、お客さんと一緒にかけ声でスタートすることに。天竺鼠・瀬下が「5upよしもと!」と叫んだあとにメンバーが「卒業記念公演!」、そしてお客さんが「千秋楽!」、最後は全員で「スタート!」と、それぞれ割り振りを決めてまずは練習。ところがお客さんの「千秋楽!」の声が思いのほか小さかったようで「ダメ! これは本番さながらの練習ですよ!」とダメ出し! すかさず和牛・水田がお客さんに「本番やったら、みんなちゃんとできるもんな?」とまるで母親のようにいなしていました。本番は水田の言うとおり、元気いっぱいのかけ声が会場に響きわたり、ついに本編スタートです!

 

最初のコーナーは、学天即がMCを務める「芸人がもう一度見たい! ユニットネタ」前半。これまで5upよしもとで誕生した数々のユニットの中から、メンバーたちからのリクエストが多かったユニットネタを見ようというもの。ネタの前に、「せっかくですし、卒業メンバーの誰かにも出てきてもらいましょうか?」と奥田。すると、舞台袖から「行きましょうよ~!!」と、勢いよくジュリエッタ・藤本が飛び出してきました! 続いてどんまい高橋も登場。「玄米、白米、ぼくドンマイ!」とのギャグをお披露目していました。

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まず1組目は、同期2人によるスペシャルユニット漫才、かまいたち・濱家と藤崎マーケット・田崎による、濱崎マーケットです! 大阪のひったくりを題材にした漫才は、見事に息ぴったりの出来!

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漫才が終わったあと、田崎からユニット誕生秘話が明かされました。今から2~3週間前、トキが体調を崩して通常公演を休むことになりひとりで舞台に立っていた田崎。しかしある日、たまたま楽屋にいた濱家が「たさちゃん、ひとりでやるの? オレ、出ようかな」とライブがスタートしてから急きょ一緒に出ることになり、その場で即興ネタを作ったといいます。田崎いわく、濱家は「ネタを覚えるのがすごく早い」そうで、濱家もこれには「天才ですね」と自画自賛!? また、濱家も「漫才に関しては、山内よりやりやすい」と田崎を絶賛!

 

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続いてはお祭りイベントといえばこのユニット! お祭りメンバーによる祝い芸のお披露目です。舞台に姿を現したのは、粋なハッピ姿のGAG少年楽団・坂本とカバと爆ノ介、そして和太鼓役のミルクボーイ・内海。まずはお客さんからの手拍子をいただきながら、カバと爆ノ介による「打ち出の小槌」を披露しました。和太鼓と手拍子に合わせてカバがお腹を揺さぶると、なんとお腹の下から小銭がジャラジャラと! おめでたいお祭りメンバーによる演舞により、後ろにあった布団太鼓が突然うごめきはじめ…。次の瞬間、布団太鼓から姿を現したのは和牛・川西です! 『河内スティックチョイヤサー』(BIGBANG、『FANTASTIC BABY』の替え歌)を歌いながらの練り歩き。

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布団太鼓の後ろには、守谷日和による「ライバルに衣装を隠された歌舞伎役者」と、セクシー水着姿で花吹雪を撒くゆりやんレトリィバァの姿も。カオス渦巻くお祭り騒ぎです! 

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祭りのあと、奥田に「それ(水着)、どこに売ってるの?」と聞かれたゆりやんレトリィバァは英語でその質問に答えていました。さらに、楽屋でミルクボーイ・内海と間違えられたというウラ話も。

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前半の最後は、天竺鼠・川原と藤崎マーケット・トキの仲よし同期によるユニットコント「ピリピリ侍」。侍の川原が刀のツカに手をかけるたび、ピリピリとする演出にお客さんは爆笑! 

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ネタ後のトークで、このコントがおよそ10年も前に楽屋で誕生していたことを明かしたふたり。このたびステージでお披露目するのが初めてだったこともあり、念入りにリハーサルをしたそうですが、スタッフに「ピリピリ侍さーん!」と呼ばれて恥ずかしかった」と明かす川原でした。

続いては「5up因縁マッチ!」。卒業前に、メンバーに対して抱いているモヤモヤを解決するべく、様々な因縁に決着をつけようというこのコーナー。大波乱の予感です。

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まずは「オモロ顔因縁マッチ」。この因縁をつけたのは守谷日和です。昨年8月、5upよしもとで開催されたイベント『5upオモロ顔甲子園ファイナル』決勝で、和牛・川西に敗北した守谷が「もう一度やらせてほしい」と直訴し、実現したこの因縁勝負。

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今回は、藤崎マーケット、和牛、アイロンヘッド・辻井も参戦し、改めて「オモロ顔」の頂点を決めることになりました。この日のルールは、自分でオモロ顔にタイトルを付け、カーテンのついた小窓からその顔を覗かせるというもの。顔面の素材が最大の武器になる戦いです。

 

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甲乙つけがたいおもろ顔ぞろいでしたが、優勝は「芸歴10年目の高等技術を見せたる!」と、この勝負に挑んだ藤崎マーケット・田崎に決定! この結果に瀬下は「圧巻でした!」。そして王者の座を明け渡すこととなった和牛・川西も「文句ナシです。だってちょっとだけしゃくれてましたもん」とコメント。オモロ顔の歴史に残る名勝負となりました。

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続いての対決は、学天即・奥田がぶつけた「本当はお前の方が嫌な奴だ! 因縁ディベートマッチ」。日頃から何かと「嫌な奴」と言われがちという奥田が、「オレは言いやすい嫌な奴やけど、こいつは言いにくい嫌な奴」とタナからイケダ・池田を指名。ディベートが始まる前からバチバチです。

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同期のトットやジュリエッタなどNSC大阪27期メンバーにも協力してもらい、5分間ディベートを繰り広げた後、お客さんの拍手の大きさで「どちらが嫌な奴か」を決めることに。奥田は池田の先輩に対する態度などを指摘。かたや池田は「奥田が嫌な奴なのは当たり前。最近、ケチなところも出てきた」と告発。すると突然、ひな檀から飛び出した藤崎マーケット・トキが「うわぁ~!! オレ、ずっと金払わされてる~!!」と、瀬下に被害を訴える波乱も。

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お客さんによる拍手判定では、圧倒的に奥田の拍手が大きく、奥田の方が「嫌な奴」に決定! 因縁をつけた側が返り討ちに合うという結末に奥田は「皆さんには僕が嫌な奴に見えたんですよね。人って鏡ですから、皆さんも嫌な奴です!!」とすがすがしさすら感じさせる嫌な奴ぶりで締めくくりました。

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お次の対決は「笑顔が見たい! 因縁笑かしマッチ」。こちらはコマンダンテ・安田がもちかけた因縁です。藤崎マーケット・田崎が心から笑っている姿を誰も見たことがないと言う安田。「田崎さんは鉄のハート、鬼の子です」とまで。さらには天竺鼠・川原も「田崎はロボット」、相方のトキですらも「10年間一緒にいるけど、腹から笑っているところを見たことがない」と言いだし…。この対決で、田崎の本当の笑顔が見られるのでしょうか? 

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田崎の笑顔に挑むのは、吉田たち、コマンダンテ、アイロンヘッドという後輩たち。「田崎のおもしろあだ名」を3分間に次々と答え、牛乳を口に含んだ田崎を吐かせるほどに笑かしたら勝ちというルールです。

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次々とあだ名が飛び出すなか、グルメがらみのあだ名に反応して顔をゆがめ、笑いをこらえる田崎。そして最後に安田が出したあだ名でついに田崎に本当の笑顔を見ることができました。

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最後の対決はトット・桑原がしかけた「オレの方が似てる! 因縁こいし師匠モノマネマッチ」。こいし師匠のモノマネを持ちネタにしていたという桑原ですが、後からマドンナ・松浦がやり始めたことで不満が募っていた様子。「オレの方が先にやってた!」という桑原に対し、松浦は「こいし師匠ってみんなのものでしょう?」と応戦します。しかし、ふたりのやりとりを見守るメンバーたちからは「どっちでもええわ」ムードが漂い始め…。せっかくなので、こいし師匠のモノマネで勝負することに。お題は「合コンで、こいし師匠が言いそうにないひと言」。

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桑原はお得意のボイパを織り交ぜたひと言で挑みますが、短いセンテンスでまとめた松浦のモノマネに軍配が上がりました! この勝負で、負けた桑原はこいし師匠のモノマネを封印することに…。

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「5up因縁マッチ!」が終わったところで、5upよしもとからなんばグランド花月へ、なんばグランド花月から5upよしもとへ芸人たちが大移動する様子をシンクロックがレポート。5upよしもとの土佐駒となんばグランド花月のバンビーノが二元中継でクロストークをするひと幕も。イベントもいよいよ中盤です。

 

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プリマ旦那がMCを務めるのは「芸人がもう一度見たい! ユニットネタ」の後半。前半と同じく、メンバーからのリクエストが多かったユニットネタを見せるコーナーです。後半の一番手はユニットコントで結成された、GAG少年楽団・宮戸とバイク川崎バイクの即興漫才! ネタ合わせ一切ナシでの挑戦です。先ほど、なんばグランド花月のステージで「結婚」のテーマで漫才をお披露目したとのことですが、「先ほどとは違うテーマで!」とプリマ旦那・河野。そこで、テーマは「学生時代のなつかしいこと」。

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息ぴったりの即興漫才は、先ほどなんばグランド花月での舞台を見ていたプリマ旦那のふたりも「すごい! さっきと全然違うネタ!」と驚いていました。

 

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続いては、アキナ牛シュタイン。和牛・川西以外の4人によるユニットコントです。スネ夫(アキナ・秋山)、しずかちゃん(和牛・水田)、そして歌がうますぎるジャイアン(アキナ・山名)、やたらかっこいいのび太(アインシュタイン・河井)。しかしなによりドラえもん(アインシュタイン・稲田)が一瞬にしてお客さんの心を掴んでいました。

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最後は「あの茶番をもう一度見たい!」というリクエストが殺到したというヒーローショーです。2人の男女(アイロンヘッド・毛利、尼神インター・誠子)がデートを楽しんでいるところに、魔人(ななまがり・森下)が来襲。そこに、ヨイショマン(GAG少年楽団・福井)が助けにやってきました! 

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お客さんも巻き込んでの「ヨイショコール」で魔人をやっつけた後は、「ヨイショマンのテーマ」で勝利のダンス。スポ刈りヒーロー・ヨイショマンは今回も無事に平和を守ったのでした。

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お次のコーナーは、「力を合わせて賞金ゲット 卒業チャレンジコーナー」。さまざまなお題に挑戦し、全員の合計100ポイントがたまったら全員に賞金がもらえるというもの。

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まずひとつ目のゲームは「お客さんに文字をもらって答えましょう」。あらかじめ、お客さんにランダムに配られたひらがな2文字を頭の上に掲げてもらい、メンバーたちはその文字をお客さんからもらって、お題に沿った言葉を作るというゲーム。

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MCを務めるGAG少年楽団・宮戸から出題されたお題は「強そうな3文字」です。

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続いてのゲームは「ハイテンションムチャぶりショー」。事前アンケートでお客さんに書いてもらった「思いついたひと言」を、クジで引かれた「メンバーがハイテンションで演じるというもの。プリマ旦那・河野の「ハイテンションねこ」を皮切りに、見取り図・リリーによる「ハイテンションへび」、GAG少年楽団・福井による「ハイテンションえのきだけ」、かまいたち・山内による「ハイテンションクロワッサン」、バイク川崎バイクの「ハイテンション当たって砕けろ」などなど、次々と勢いで乗り切るメンバーたち! 

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最後はMCのGAG少年楽団・宮戸も「ハイテンションはさみ」に挑戦し、30以上のハイテンションムチャぶりが炸裂。結果、メンバー合計128ポイントで、賞金ゲットとなりました!

 最後のゲームは「劇場対抗! 巨大風船割りバトル」。なんばグランド花月との連動対決です。卒業メンバーは敵チームの劇場の風船を割りに行き、残った煌~kirameki~メンバーは敵チームからの攻撃から風船を守るというもの。先に風船を割ったチームが勝ち、というルールです。ここで、なんばグランド花月側がまだ直前のステージ続行中ということで、フリートークでつなぐことに。MCのかまいたち・濱家が「ここは5upよしもとやねんから、新生メンバーにしっかり守ってもらわなあかん。オレこそが守ったる、という奴おらんか?」と新生煌~kirameki~メンバーたちに発破をかけると、名乗りを上げたのが霜降り明星・せいや。「風船を飛ばしたらあかんのですか?」というせいやに、濱家が「風船飛ばしたらあかん、守らなあかん」と言うと、コロコロチキチキペッパーズ・ナダルが「風船飛ばしたらあかん、守らなあかん」とナダルリバース発動! そして、濱家が卒業メンバーのデリバリーパンダをイジっているところでなんばグランド花月との中継がつながりました! このとき、5upよしもとにいるロシアン生まれ・山口と、なんばグランド花月にいるセルライトスパ・肥後による「ヒィーゴ!」が発動。離れた場所でも息の合ったかけ合いを見せ、笑いと感動を巻き起こしました。

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卒業メンバーがなんばグランド花月へ乗り込んで行ったところで、新生煌~kirameki~メンバーたちは守りのフォーメーションを組みました。

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一番に乗り込んできた敵チームのビーフケーキ・松尾は、その場でグッタリした演技。すると、心優しいシンクロック・木尾が「あそこに疲れている人がいるから舞台に上げてあげてください!」とまんまと騙され、うっかりステージに上げてしまうという茶番も。続々となだれ込む敵チームを防御するべく、ステージの階段にカバと爆ノ介・カバを据えたのが功を奏し、次々と敵チームをなぎ倒してゆきます。巨大な壁を前に、敵チームはステージにすら上がれません。

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そこへ、守りの壁をヒラリとかいくぐってステージに上がった和牛・水田が奇襲!! 攻めろ守れの大騒ぎです! そのとき!! なんばグランド花月の巨大風船が割れました!

これにて、5upよしもとチームの勝利!! 大盛り上がりの舞台上でしたが、その戦いを、天竺鼠・川原と藤崎マーケット・トキがどさくさに紛れて客席に座り、ただ鑑賞していたことが発覚。かまいたち・濱家が「戦えよ!」とツッコむと、川原は「今のコーナーは、おもしろい!!」と大御所さながらに評価していました。

次のコーナーへのブリッジVTRは、この1年のふり返り。キラメン7誕生から始まり、年末のカウントダウンライブ映像まで、1年間の卒業メンバーの足跡がダイジェストで放送されました。最後は、なんばグランド花月での「煌ジャケット授与式」。笑いと、ときに厳粛な空気が漂う授与式を、中継画像で見守る煌~kirameki~メンバーたち。

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無事にジャケットが新生キラメン7に授与された瞬間、5upよしもとでも大きな拍手が巻き起こりました。そしてカウントダウンライブで誕生した、『時には傷ついて 誰かを傷つけて それでも分かり合える仲間と進む長い道』を全員で合唱しながら、5upよしもとに戻ってきた新生キラメン7を迎えました。

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そして新生煌~kirameki~メンバーでのエンディングです。3時間もの長時間イベントのなか、やっとそろった若々しい顔ぶれ。プリマ旦那・河野が「近くで見ると、これ誰?」とセルライトスパ・肥後に近づくやいなや、ロシアン生まれ・山口との「ヒィーゴ!」が発動! 先ほどは中継で離ればなれでししたが、やっと生で、息ぴったりのコール&レスポンスを見ることができました! 尼神インター・誠子も「みんな~、これからも5upよしもとへ、いらっしゃいま、誠子~!」と改めてご挨拶!

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一気に若返った5upよしもと。これからも新生キラメン7を中心に、劇場はもちろんさまざまなメディアで盛り上げていきますよ! そして、5upよしもとを卒業したメンバーの応援も、引き続きよろしくお願いします!

2014年3月 5日 (水)

5upよしもと卒業公演 大千秋楽 in なんばグランド花月

2月28日(金)、「5upよしもと卒業公演 大千秋楽」が、なんばグランド花月と5upよしもとにて行われました。昨年12月31日の「今年は見るだけじゃない!! 5upよしもとカウントダウンライブ〜ネタあり、歌あり、ダンスあり、ゲームあり、ジャンケン大会あり、卒業あり、いろいろありすぎてもうムチャクチャどす!!〜」をもって卒業となったNSC大阪28期までのメンバーが、連日、5upよしもとで卒業公演を開催。そのフィナーレを飾る同イベントには卒業メンバー、新生煌〜kirameki〜メンバーら76組136人が出演し、2会場を行き来しながらの賑やかで盛りだくさんなライブを繰り広げました。ここでは、なんばグランド花月の様子をレポートします!

オープニングVTRの後、出演者たちは客席通路を通ってステージへ! 卒業メンバーはブルー、煌〜kirameki〜メンバーはイエローのTシャツを着用し、2チームでさまざまな対決が行われるようです。

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祇園・木崎の「なんばグランド木崎へようこそ!」という絶叫を皮切りに、セルライトスパ・肥後が5upよしもとにいて不在なためアキナ・秋山が代理を務めてのロシアン生まれ・山口による「ヒィーゴー!」、まろんまろん・わっしょい原人の守谷日和を超える胸毛の衝撃などなど、さっそく新旧入り乱れてのアピール合戦を展開。

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5upよしもとと中継がつながってからも、守谷とわっしょい原人の胸毛対決が実現するなど、盛り上がりはとどまるところを知りません。一方、GAG少年楽団・福井は「ヨイショマン」でおなじみ「ヨイショ!」を連発しますが、こちらは今ひとつウケないという悲しい場面も。

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イベント開始の掛け声は、BKBことバイク川崎バイク! 「今日は笑って! 最後に泣いてオイル漏らさんようにしようぜ! バイクだけに」からの「ブンブン!」で会場が一体となり、いよいよ本編に突入です。

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最初のコーナーは、「もう一度見たい芸人リクエストネタ」パート1。MCは新生煌〜kirameki〜TOPのプリマ旦那です。これまでに誕生したさまざまなユニットネタ等の中から、芸人たちが「もう一度見たい!」と熱望したものを披露するというコーナーで、一番手はGAG少年楽団・宮戸とBKBによる「即興漫才」! その名の通りネタ合わせなしで挑む究極のアドリブ漫才ですが、宮戸が「ブサイク・カマキリ・ブサイク」という自虐BKBフレーズを繰り出すなど、冒頭から濃〜い展開に。BKBも負けじと、結婚、プロポーズ、子育て、アニメと振られる話題に合わせて次々と応戦!?

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お次は人気イベント「アキナ牛シュタイン」から、アキナ、和牛・水田、アインシュタインによる「ドラえもん」。前衛すぎるヘアスタイルのスネ夫(秋山)、サッカー部ばりにふくらはぎが太いしずかちゃん(水田)、歌がうまいジャイアン(山名)、男前なのび太(河井)とズレまくりなキャスティングに加え、満を持して現れたドラえもん(稲田)の破壊力は最強! ガラも気持ちも悪いドラえもんは、のび太と決裂した後、何故か痛〜い罰ゲームをやらされる羽目に…。

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ラストの「ヒーローショー」は、もちろんGAG少年楽団・福井のヨイショマンが主役。冒頭、カップル設定のアイロンヘッド・毛利&尼神インター・誠子が見事な演技で笑いを誘いますが、どこかから悲鳴が聞こえてきて状況は一変。ななまがり・森下扮する怪人が現れ、なんばグランド花月を占拠してしまいます。と、ここで「ヨイショ!」の声とともにお待ちかねのヨイショマン登場! 客席からの「ヨイショ!」の声にもパワーをもらって無事勝利、最後は4人でテーマ曲を歌い踊って一件落着となりました。

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続いての「5up因縁マッチ」も白熱! MCのかまいたち・濱家によると、卒業メンバーたちがスッキリ卒業していくため、さまざまな因縁に決着をつけていくとのこと。まずはアインシュタイン稲田、ポラロイドマガジン、ラフ次元、祇園、矢野号、ななまがりによる「泥の28期エース決定戦」からスタートです。「エースは俺!」と自信満々の言い出しっぺ・稲田ですが、祇園・木崎は「バレンタインチョコをコンビで800個もらった!」とモテ度をアピールするなど、他のメンバーも負けていません。そこで、テーマ不問の「あるあるベスト版」で勝負することに。ポラロイドマガジン・ナターシャの「モテない男子あるある=ズボンのポケットにティッシュ入ってる」では、ななまがり・初瀬のポケットに事実ティッシュが入っていたという奇跡で大爆笑。ラフ次元・梅村は、自身の生い立ちをネタにした自虐あるあるで沸かせます。稲田に到っては「ゾンビあるある」など想像の域を出ないあるあるを連発し、ステージ上はカオス状態! 最後はラフ次元・空が出した「服屋あるある=試着室からしゃべりながら出たら誰もいない」が1位となり、これをもって28期のエースがついに決定しました。

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GAG少年楽団・福井は、かまいたち・山内に対して「お世話にもなったがイヤなこともいっぱいされたので、この機会に倒したい」と下克上宣言。勝敗は、福井が持参した写真を使ってのひと言対決で決めることに。ところがスクリーンに映し出されたのは、いずれも山内と女性の親密ショット!? ぼう然とする山内に、福井は大喜利ではなく「その場での山内と女性の会話」らしきフレーズの暴露で追い討ちをかけ、見事2連勝。山内の「いま新しい因縁が生まれたよ!」という絶叫がこだまする切ない幕切れとなりました。

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3つ目の因縁は、かまいたち・濱家と見取り図・リリー。「手押し相撲」で負けたことがないという濱家に、リリーが精鋭部隊を率いて決死の勝負を挑みます。ヒガシ逢ウサカ・今井、カバと爆ノ介・爆ノ介が次々と襲いかかるも、まったく動じない王者・濱家。しかし、カバと爆ノ介・カバが体格を生かした奮闘を見せ、最後の最後で濱家に土を付けました! 勝利を手にして沸きに沸く4人に、濱家は「俺に二度と刃向かうなよ!」と捨てぜりふ。これを聞いたリリーは、「一生ついていきます!」とすぐさま寝返っていました。

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バンビーノによる懐かし写真コーナーを挟んで、「もう一度見たい芸人リクエストネタ」パート2へ。MCの学天即が、引き続きここでしか見られないレアなネタを紹介していきます。最初はかまいたち・濱家&藤崎マーケット・田崎の「濱崎マーケット」による漫才! トキが体調不良で不在だった際に、ピンチヒッターとして濱家が登板。藤崎マーケットの「ひったくり」のネタを完コピして沸かせたという伝説のコンビが、今宵限りの復活です。学天即・奥田に「憑依芸ですね」と言わしめた濱家の「トキなりきり」は圧巻! 田崎は「まさかNGKに立てるとは…コンビ歴を考えるとすごいスピード昇進ですね」とうれしそうに話していました。

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続いては、和牛・川西を中心としたお祭りメンバーによる「お祝い芸」…そう、カウントダウンライブでも披露した「河内スティックチョイヤサー」(BIG BANG『FANTASTIC BABY』の替え歌)です。まずGAG少年楽団・坂本、ミルクボーイ・内海、カバと爆ノ介が布団太鼓とともに登場。「太鼓の達人」に扮した内海の豊満な腹部を、坂本が乱れ打ちして気勢を上げると、音楽に乗せて川西が姿を現しました! 歌う川西と布団太鼓はステージ上を練り歩き、気づけば「衣装を盗まれた歌舞伎役者」に扮する守谷日和と、セクシー水着姿のゆりやんレトリィバァも加わり、祭りは異様な盛り上がりに…。

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トリを飾るのは、天竺鼠・川原&藤崎マーケット・トキという仲良しコンビで贈るコント「ピリピリ侍」。道で出会った侍同士が、川原の「抜きそうで抜かない」刀のせいで一触即発! 終了後、川原は「1時間ぐらいやりたかった」と感想を述べていました。

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土佐駒がMCを務めての芸人移動コーナーの後、今度は「力を合わせて賞金ゲット! 卒業チャレンジ!」と題したコーナーが。MCは藤崎マーケット・田崎ですが、水田がひとりだけ赤いTシャツを着込み自称プーさんと化したり、川原とトキのおふざけが止まらなかったり、なかなか本題に入れず四苦八苦。ついには「トキと川原を一緒にしちゃダメ!」と悲鳴を上げるなど、前途多難な幕開けです。

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1つ目のチャレンジは、「お客さんに文字をもらって答えましょう!」。客席の皆さんに、それぞれ好きな文字が書かれた紙を掲げてもらい、そこから選んで「カッコいい3文字」を作るというものです。

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1階席だけでなく2階席へも出向き、必死になって文字を集める芸人たち。3文字を集めてはステージに戻って次々と発表する中、天竺鼠・瀬下による「せした」や学天即・四条の「ぐれい」などなど迷作が続出…!?

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チャレンジはまだまだ続きます。「ハイテンションムチャぶりショー」では、事前アンケートでお客さんから集めたキーワードと芸人名を、それぞれランダムにくじ引きで選び、“ハイテンション”で演じてもらうことに。トップバッターの瀬下は「ハイテンションウルトラマン」を見事に演じきり好スタート。ところが二番手のアイロンヘッド・毛利は「ハイテンションオカマ」という難題を前にあえなく撃沈! この後はマドンナ、吉田たち、コマンダンテ・安田、守谷日和による「ハイテンションひじき」など“集団芸”に突入し、シュールな表現が続いていきます。

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中でも、天竺鼠・川原と学天即・四条というローテンションなふたりの「ハイテンションキャンプ」には大爆笑。トリを飾ったのは、唯一、失格になっていた毛利。相方・辻井が加勢しての「ハイテンション猪木」で雪辱を晴らしました。

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ラストとなるコーナーは、2劇場が連動しての「劇場対抗! 巨大風船割りバトル!」。それぞれ劇場にいる全員がステージに集合しての対抗戦で、卒業メンバーは相手の劇場の風船を割りに行き、残った新生煌〜kirameki〜メンバーが風船を攻撃から守ります。卒業メンバーが5upに向かって出発すると、残ったメンバーは客席通路に関所を設けるなど、守備戦術を入念に打ち合わせ。

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しかし、なだれ込んできた5up側の卒業メンバーに押されまくり、抵抗の甲斐なく風船を割られてしまい…結果は5upの勝利!

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ここで再びVTRが。昨年、NSC大阪25期までのメンバーが卒業してからの劇場の歩みを、卒業メンバーの出囃子をBGMに振り返ります。最後は感動の「煌〜kirameki〜ジャケット授与式」! これからの5upよしもとを支えていく新生キラメン7に、卒業メンバーがジャケットをバトンタッチ。吉田たちは天竺鼠から、プリマ旦那はかまいたちから、そして残りのメンバーもジャケットをしっかり受け取りました。プリマ旦那・野村の「賞レースでは先輩方に負けっぱなしでしたが、新生5upメンバーでどんどんシバいていきます!」という決意表明には、客席から大きな拍手が!

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エンディングのため5upよしもとへ戻る煌〜kirameki〜メンバーを、卒業メンバーたちは歌でお見送り。曲はもちろん、カウントダウンライブでライブレコーディングしたテーマ曲『時には傷ついて 誰かを傷つけて それでもわかり合える仲間と進む長い道』! 歌の途中でも、何故かアインシュタイン・河井や和牛・川西にマイクが集められたり、かまいたち・山内が前面に押し出された瞬間に歌が終わるなど、笑いどころが満載です。

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さあ、ついにエンディングがやって来ました。MCの瀬下から「何かやり残したことない?」と呼びかけられると、稲田は「いまの気持ちを歌で伝えたい」と言い出し、なぜかKC&サンシャインバンドの『ザッツ・ザ・ウェイ』を熱唱。「♪アハアハ」のフレーズが、大千秋楽に似合わぬファンキーさを醸し出してしまいます。山内は「ちゃんと仕切れ!」と瀬下にビンタするも激しい返り討ちに! さらに福井らも果敢に挑み、全員がコテンパンに痛めつけられていましたが、濱家だけは互角の勝負。相撲かと見まがう熱戦(?)や、果ては川原のひとりボケにまで発展し、最後まで笑いでいっぱいの大千秋楽となりました。

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新たな一歩を踏み出した卒業メンバーたち、そして新生5upよしもとを引っ張る煌〜kirameki〜メンバーたちを、これからも応援してくださいね!

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5upよしもと公式サイト http://www.yoshimoto.co.jp/5up/

2014年3月 4日 (火)

彩~irodori~East Live SP

2月26日(水)、東京・ヨシモト∞ホールにて『彩~irodori~East Live SP』が行われました。

3月1日(土)より、NSC東京12期生以下の芸人による新システムがスタートした東京よしもと若手による『彩~irodori~East』。このライブは、その旧システムにて『~East Live』に出演していたトップ3のジューシーズ、シソンヌ、ジャングルポケット、そしてメンバー全員がそろう最後のライブというわけです。

オープニングMCを務めるのはシソンヌ。「メンバー以上の18組中15組くらいが卒業するのかな」と長谷川が言えば、じろうは「おじさんばっかりで、コーナーやってたもんね」と同調。「僕ら若手って言ってますけど、35歳のおじさんですから。俺、こんなはずじゃなかったんだけどなぁ。もっと違う30代を思い描いてたんだけど」と人生を自戒し始めた長谷川のつぶやきを制し、「今日の格好、先生みたいですね」とじろう。我に返り、「あぁ、卒業式だからね」と笑い始める長谷川です。

Muge1 その後、デニス、天狗、インポッシブル、井下好井、チョコレートプラネット、ゆったり感、トレンディエンジェル、シソンヌ、ジャングルポケットがネタを披露します。
トップバッターを務めたのは、新システムでは「~Member」からのスタートとなるデニス。どこかで聴いたことのあるようなメロディに乗せて、卒業していく先輩たちへのメッセージを贈る松下。が、ちょっと焦点がずれていたり、逆に的を射ていたり……というしゃべくり漫才で会場を温めます。体を張っているコントの印象が強いインポッシブルは、卒業をテーマにした漫才を、チョコレートプラネットは長田によるあのミュージシャンのモノマネを取り入れたコントで笑いを起こしました。

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Muge4 ここから、そのモノマネが伝染。ゆったり感・中村、トレンディエンジェル・斉藤が真似をしながら登場します。そして、新システムのトップ2に選ばれたジャングルポケットがきっちりと締めました。

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Muge6 そこから、前半のネタ組によるコーナー『衝撃!∞事件後』が。彩〜irodori〜芸人に起こった、数々の事件を振り返ります。
「楽屋で児玉と武山が大揉め」という事件をピックアップしたのは、井下好井・井下。「楽屋で、武山が“俺のお尻の穴は臭くない”と、児玉さんに言い続けてたんです。“信用できないかもしれないけど、臭くない。だから、嗅いでください”って。児玉さんは嫌だ嫌だと言い続けてましたけど、慎二(ジャングルポケット・斉藤)も“嗅いでみないとわからない”と言い出して。で、嗅いで“くっせーーーー!!!”って発狂していたんです」と報告します。
この狂った行為を、ミニコントだと言い張る武山。「なぜなら、臭くないから」と平然と言って退けますが、舞台裏から出て来た児玉によると「臭い」とのこと。「臭くない理由も意味わかんない。漢方の勉強をしてきて、1週間前から飲んでるから臭くないっていうんですよ。でも、臭い!」と立腹です。で、結局、この場で試してみようということになり、ものすごく大きな布で隠しながら実践したのですが……児玉の「くっせーーーー!!!!」の声が響き渡ったのは、言うまでもありません。

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Muge9 その後も、たびたび出てくる下ネタ。「みんな、∞に何を残してるんですか」と呆れ返った表情を見せるのは、ジャングルポケット・太田です。

「自撮りばかりしている」とタレコまれたのは、この場にいなかったボーイフレンド・黒沼。撮った画像はどこかにアップしているわけでもないそうですが、「Twitterとかでファンの方から載せてくださいと言われたら、載せたり」と自分大好きな様子。デニス・松下が「なんか全部、口元っていうか? アゴ隠してません?」と指摘すると、黒沼が「欠点を隠せば、男前になるんですよ!」と力説します。その話を訊いていた天狗・川田が早速、実践! も、「川ちゃん、目も隠して!」と言われてしまい、結局、顔のすべてを隠すことになっていました。

Muge10 コーナー終了後、後半のネタがスタート。ボーイフレンド、えんにち、トンファー、かたつむり、パンサー、ジューシーズがそれぞれネタで会場を沸かせます。
舞台が明るくなり、ボーイフレンドが出て来た途端、先ほどの自撮りで引いてしまったのか、お客さんが数人ドタバタと外へ。そんな様子を、黒沼は悲しそうに見つめていました。
サンパチマイクの前に立ちながら「なんのネタをやるかは決まってないんです」と堂々と言いきったのは、かたつむり。お客さんのリクエストに答えて、彼らの代表的な漫才(?)をやり始めると、会場は大爆笑! トリを務めたジューシーズは、初めて∞ホールでやったという思い出のコントを披露しました。

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Muge13 後半のネタ組によるコーナー『衝撃!∞事件後』では、前半以上に下ネタのオンパレードに。MCのジューシーズ・児玉が眉をしかめながら、「もうやめて! やだやだ!」と制します。新システムで「~Member」からスタートするボーイフレンドに、かたつむり・林が笑いながら「ボーイフレンド、これが∞だ!」と声をかけていました。

Muge15 あるコーナーで、相方・田所とパン食い競走に挑戦したライス・関町。パンを加えて助走を付けて引っ張った途端、パンを吊るしていた紐が尋常じゃないくらい前歯の歯茎に食い込んでしまうというハプニングが発生!! 改めてVTRが流されると、客席からは驚きの声が上がります。また、漫才の衣装であるスーツをスタッフに勝手に使われたと激怒するのは、囲碁将棋・根建。「『ばちーーんんLIVE』のとき、一発ギャグの小道具で置かれてたんだから! 軽く観られてんだよ!」と怒るも、お客さんは大笑いでした。

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Muge17 トンファー・山西からは「このフリップには書いていないけれど」という前置きから「ゆったり感の中村っていう人が、単独ライブでコントやったら腕の骨が折れたという噂を聞いた」というタレコミが。VTRで振り返ったところ、机を叩いた瞬間に横転する中村。叩くと机が2つにぱっくりと割れるようになっていたことを知りながら、勢いをつけて演じたところ、手に体重が乗ってしまい、床に打ち付けて骨折してしまったんだそうです。「痛かったけど、お客さんに悟られないようにと思って、一旦(舞台袖に)はけた」と笑うプロフェッショナルな中村でした。

Muge18 最後は全員でさまざまなお題にチャレンジし、一致団結をはかります。
「乳首くじ引きチャレンジ」では、全員分プラス1本ある紐の中から、洗濯バサミにつながっている1本を引かなければクリアというもの。洗濯バサミを装着するのはエリートヤンキー・西島。ドキドキしながも、見事に全員達成!……となったのですが、最後に1本、紐が少なかったことが判明。洗濯バサミにつながっていた紐が奥に入っていた……という微妙なオチになってしまいましたが、「全員でクリアしたいという気持ちが大事ですよね」とパンサー・向井がうまくまとめあげました。

Muge19 「昨年はなんとか35歳を迎えられたので、今年36歳をビッグイヤーにできれば」(シソンヌ・長谷川)「僕は本当に幸せ者だなって。最高のお客さんと最高のメンバー、最高のスタッフ、そして最高の相方に恵まれた。トップ・オブ・トップ赤羽健一は永久に不滅です!」(ジューシーズ・赤羽)と卒業するトップ3のうち2組が挨拶。

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Muge22 トップ3の一員であり、新システムでもトップを張るジャングルポケット・斉藤は「たくさんの先輩方に教わったことを後輩に伝えていきながらやっていきたい。正直、レベルは下がっちゃうと思うんですけど、ここにいるお客さんに来てもらえるように、うちらは頑張っていきます!」と熱く意気込みました。

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【ジューシーズ】【シソンヌ】【ジャングルポケット】【デニス】【天狗】【インポッシブル】【井下好井】【チョコレートプラネット】【ゆったり感】【トレンディエンジェル】【シソンヌ】【ボーイフレンド】【えんにち】【トンファー】【かたつむり】【パンサー】

東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい プレミアムトークLIVE

2月2日(日)、千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場にて『東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい プレミアムトークLIVE』が開催されました。

現在、日本テレビ系列にて毎週日曜日10時55分から11時25分に放送中の『東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい』。東野幸治とナインティナイン・岡村隆史が国内外問わず、さまざまな場所へと出向き、ときにはスタッフと真っ向から衝突(?)しながらプライベート感満載の旅を繰り広げる人気番組です。

この日は当日券も完売するほどの大入り満員。温かい拍手で迎えられた東野と岡村はそんな客席を見渡し、驚きの表情。東野は「みなさん、静かすぎますよ! 誰も入ってないんじゃないかと思いましたよ」と笑いながら声をかけます。

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まずは『旅猿』スタートのいきさつを。
スタッフが岡村のところへ持って来たたくさんの企画書の中から、「イルカと泳ぎたいという夢を持っている東野幸治。それを岡村が見届ける」と書いてあった1枚の企画書を見つけ、「ぜひやりたいです!」と返事したそう。その後、東野もある日、スタッフから囲まれて「お願いがあります。岡村さんと番組をやってほしい。イルカと泳いでほしいんです」と言われたそうです。
「確かにイルカと泳ぎたいって言うたなぁと思うたけど、“いまイルカと泳ぐ気分じゃない。それよりインドに行きたいのよ”と提案し、インドへの旅が決まったんだとか。
「インドって聞いたとき、“話ちゃうやんけ!”っていうのはありました。つっつんさん(同番組ディレクターの堤本幸男さん)のこともまだ信用してなかったし」とつぶやく岡村です。また、今回のトークライブについて、東野は「1年に2回1クールやって、1年に4回、喫茶ぶらじるへ行って……さらにDVDまで買っていただいてるということで、感謝の気持ちと言うかでやらせていただきます。最後までよろしくお願いします」と呼びかけました。

背負っていたリュックサックを下ろし、椅子に腰掛ける2人。
東野は開口一番、「僕のカメラの充電器を、スタッフがなくしてる」とイチャモンを付けます。さらに、番組オリジナルタオルについて「(番組の撮影中に自分たちが持っているものは)試作品やから、お風呂に入れたら色が変わるんですよ。タオルを買っていただくのはうれしいんですけどね」と吐露。「ただ、DVDは買っていただかないと、番組は続かないので……」とDVDについてアピールする岡村でした。

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ここで、旅猿ファミリーからのメッセージVTRが流されます。
まずは、2013年3月に放送されたタイへの旅にゲスト出演したベッキーさんから「東野さんの印象が変わりました。こんなに毒がないんだ! 真面目! ただのいい人でした。岡村さんは……新婚旅行はこういう感じなんだろうなと妄想してました。静かでしたね」とのコメントが。岡村も「ベッキーの東野さんに対する印象が変わった瞬間、確かにありました。酔った日本人観光客が近寄ってきたときに、手を広げて遮ったんですよね」と同調します。
トルコ編のゲスト・misonoさんからは「DVDに、うちとつっつんさんが揉めてるのがノーカットで入ってるけど、つっつんさんがやっぱり悪い。あと、私の次にベッキーさんをキャスティングするあたりに、悪意を感じる!」と不満爆発!
シーズン3の「築地で海外ドラマ観まくりの旅」に出演したTKO・木下隆行さんは「旅猿やと気合い入ってたのに、事務所のある築地……あれは旅猿じゃない、ロケ猿でした」と残念そう。「(撮影中に)娘さんから電話がありましたよね? あれ、木下さんの仕込みじゃないかってお2人が疑ってるんですけど」というスタッフの投げかけに、一度はとぼけた木下さんでしたが、「正直言いますね。……仕込みました」と白状。「嫁に“娘にかけさせろ”って……。手ぶらであの戦場に行けないじゃないですか。プライベートとはいえ……仕込みでごめんなさい」と謝ります。その様子を観ながら、「出川さんが観て、真っ先に“(口調を真似ながら)あ、これおかしいよー”って気付いたんですよね。壮大なボケをリュックに詰めてきたんでしょうね」(岡村)「思ったより、自分の活躍の場がなかったし」(東野)と、げらげら笑います。

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今回は同番組でのコーナー「芸人の嫁 お弁当タイム」も。ゲストのCOWCOW・多田の奥様が2人のためにお弁当をつくってくれたのですが、「市販のヤツでやってる」(岡村)「この唐揚げ、ギリギリ火が通ってます」(東野)など言いたい放題。その後も、あまりに火の通り具合を気にする2人に、「早よ食えや!」とイライラを募らせ、タメ口になる多田でした。

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お弁当を食べながら流されたVTRは、「出川先輩からのマル秘クイズ」。スタッフからコメントを求められた出川さんは『旅猿』について喋る気満々でしたが、コメント遮られ「何秒でコンタクトを入れられるか?」に挑戦することに。「出た! 出たよ、旅猿」と文句を言いながらもチャレンジする出川さんでしたが、一向に入れられず、両目で3分19秒もかかってしまいました。
そんな出川さんにとって『旅猿』とは「いちばん自然でいられる場所」だそうです!

続いては、『ジミー大西プロデュースの「シャワーの唄」生LIVE!』。同番組で2人とスイスへ出向いたときに「ギター弾けるねん」と話していたことをきっかけに、ギターを本格的に始めたジミー。芸術家肌の彼はその後、「せっかくだから歌をつくろう」と決意し、『シャワーの唄』を完成させ、COWCOW・善しファミリーが歌うことになりました。
そして、この日は善しが2人のお子さんと歌を披露することに!「緊張してない」と話していた2人でしたが、いざ生LIVEも楽しそうに熱唱。ほっこりした時間が流れました。

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コーナーは、さらに続きます。
『旅猿で重要不可欠な人物クイズ!』では、「瀬戸内海・島巡りの旅」にて瀬戸内海で出会ったおばあちゃん、2人ともが「嫌やったわー!」と顔をしかめた八幡平のガイドさん、そして『旅猿』の冒頭シーンでおなじみの場所・喫茶ぶらじるのご夫婦からはコメントが流れます。
「喫茶店のおっちゃんとこういう関係になるとは思わなかったよね」と東野。お客さんの中にも行ったことがあるという方がたくさんいることを知り、「ここにDVD置いてもらったら?」と提案する岡村でした。

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“プレミアムライブ”ということもあって、同番組のナレーションを担当する女優・奥貫薫さんからは『奥貫セレクション 旅猿で大好きなシーン!』の発表が。ピンク色の『旅猿』Tシャツを着た奥貫さんは「ずいぶん前につくってもらったんですけど、ようやくお披露目です」と話します。
奥貫さんがまずピックアップしたのは、パラオの旅での海中で東野と岡村が手をつなぐシーン。ダイビングを楽しむ岡村の元へ、東野が何度も素潜りに挑戦して、ようやく手が触れるというもの。素っ裸で泳いでいるシーンも多い『旅猿』ですが、「ナレーションのとき、編集が間に合わずに旅猿マークが入っていないときもあるんで、見ていいものかと思いながら……(笑)」と笑います。「これ観たら、また夏の海に行きたいね。せっかくやから、奥貫さんも一緒に。お子さんもいらっしゃるから、一緒に1泊2日の旅へ」と誘う東野です。
もう一つは、「四国・酷道走破の旅」でのつっつんさんとナインティナイン・矢部の朝食シーンでのバトル。「つっつんさんとみなさんとのせめぎ合いを楽しみにしています」と笑う奥貫さんです。
「うちの相方とつっつんが合わないんですよね」と岡村。東野は「つっつんは“なんでそんなこと言うの?”っていう言い方するもんね。引けへんのよ。ほんこんさんらと一緒にゴルフへ行ったときも、ほんこんさんが年長者なんやからおだてたらええなん。なのに、ほんこんさんが言うことに大して否定ばっかりしてて……それが3回続いたときに、ほんこんさんが“お前さっきからなんやねん!”って(笑)」と笑っていました。

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「こんな人に来てほしい! 新旅猿ファミリー」というコーナーでは、それぞれ今後出てほしいゲストを考案します。
とんねるず・木梨憲武さんを挙げた東野は、「意外な人でしょ? こういう方もぜひ1回」と出演を切望。「この人しか考えられへん」と最初は綾瀬はるかさんと答えていた岡村は、東野のアイデアを受けてタモリさんを。「一緒にご飯行ったときに、スコットランドでウイスキー飲みたい言うてた。“旅猿でやりましょう!”って言うたら、“旅猿ってなんだよ”言うてましたけど(笑)。でも、『旅猿』に合ってると思う」と力説します。東野に「ええねんけど、ベッドの取り合いはでけへんで?」と言われるも、「譲ります!」と答えていました。

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「今年、ワールドカップがあるから、その間になんとかすこーんとロケしたい」(岡村)「相方はワールドカップ行くやろ?」(東野)「行くでしょうね。やから、みんながブラジル言うてる間に、どっか行ったろうと思ってます」(岡村)」と、さらなる旅への期待を膨らませていました。


●番組情報
東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい…~
http://www.ntv.co.jp/tabizaru/


【東野幸治】【岡村隆史】【ナインティナイン】

2014年3月 1日 (土)

5upよしもと卒業公演 アインシュタイン単独ライブ「R」

2月27日(木)、アインシュタインの5回目となる単独ライブ「R」が、5upよしもとにて開催されました。立ち見も出る超満員の客席を前に、多彩なネタを披露したふたり。卒業公演にふさわしい、まさに漫才づくしの1時間となりました。

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オープニングでは、ふたりが登場しただけで大きな歓声が。いったんは収まった拍手も、稲田が「すごい拍手ですね〜」と強要(?)すると、再び沸き起こります。ここから話題は近年の深刻なモンスターペアレント問題へ。「先生がちゃんと対応すればいい」と言い張る稲田は、河井とともに、さっそく実践してみることに。ところが母親役の河井に何をされても、のらりくらりとやりすごしてしまう稲田。常にオリジナリティあふれる対処法で、いつしか母親の上を行くモンスターぶりに…。

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2本目は、「どうしても彼女がほしい」という稲田の願望からスタート。何とか携帯番号を交換するまで持ち込みたいようですが、「ナンパは印象が悪い」と変なところにこだわります。そこで思いついたのがスポーツ。マラソン会場で、プールで、ボウリング場で…場所選びから誘い方までじわりと怖い稲田の思考に、さすがの河井もドン引き!?

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漫才とVTRのコラボレーションで魅せた3本目。「お笑い以外の天職を見つけた」という稲田、なんとそれはホスト! 絶対に無理だとあきれる河井と、「絶対できる」と言う稲田。と、ここで暗転し、スクリーンには稲田が実際にホストクラブに体験入店したVTRが流れ始めました。稲田の源氏名は亜冴釈零(あごしゃくれい)。もちろん由来はしゃくれたアゴです。開店前のミーティングで「No.1になるぞ!」と気合を入れたりと、すっかりホストになりきる稲田。全員で復唱する社訓ならぬ店訓は途中でついていけなくなったものの、いざ席につけば、芸人ならではの話術でお客さんを笑わせていきます。これは意外と向いているのかも…そんな期待が客席に広がったところで再び照明がつき、オチへ!

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次の漫才では、「人生は死ぬまで青春」という稲田が、「お年寄りが主役の青春ドラマがないのは何故?」と問題提起。野球部ならぬゲートボールを辞めようとするエースと、それを止めるキャプテンの熱いやりとりを演じます。実際にやってみると、耳が遠かったり歩みが遅かったり…稲田の見事な老人演技に、河井が思わず笑ってしまうひと幕も。やがては稲田のあらぬ性癖まで明らかに!? エンディングテーマも抱腹絶倒です。

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漫才はまだまだ続きます。「先輩にガッといけない。つい遠慮してしまう」という稲田が、河井に手伝ってもらい悩みを克服することに…。すると、ここでも暗転からVTRへと突入。 稲田が河井に付き添われ、ある先輩の楽屋を訪ねると、そこにいたのはナインティナイン・岡村! 岡村は、稲田のアゴをいじるべく喋り方をまねたりと、初っぱなからサービス精神を発揮。どうやら「たたいてかぶってジャンケンポン」で対決するようですが…。初戦であえなく破れた岡村からの再戦要求も受けて立ち、見事勝利した稲田。先輩であることを気にせず力いっぱい岡村を叩き、無事に悩みをクリアすることができました。最後は岡村が、しゃくれつながり(?)で「1、2、3、ダー!」も披露。豪華すぎるサプライズに、客席は沸きに沸きました。

6本目の漫才では、「いつか絵本を描きたい」と夢を語った稲田。既に構想もあるそうで、雪だるまと男の子の友情物語を河井に聞かせます。ところがタイトルから既に波乱含みで、端々に独自のセンスが炸裂。河井が何とか軌道修正を試みるも、物語はツッコミどころ満載すぎて大混乱!

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続いてのネタは、「いろいろ考えたけど、やっぱりホストやりたい!」と稲田が言い出し、再びVTRへ。さきほどの続きとして、既にかなり酔っぱらっている様子の稲田の、懸命の接客が映し出されていきます。微妙に古めのギャグを盛り込みまくったトークや、お客さんの名前を取り入れて聴かせるカラオケなどなど、ホスト・稲田の暴走は止まりません! 店の壁に掛けられたキメキメなプロフィール写真には、客席から悲鳴も…。

フィナーレの漫才では、普段からブサイクをネタにされ続けている稲田が一気に逆襲! 河井のイケメンぶりをこれでもかといじります。彼女の作り方を教えてほしいとお願いしつつ、デートコースや告白の仕方など、河井の一挙手一投足にツッコミまくり! イケメン×ブサイクの対比はもちろん、稲田が時折見せる、河井を超える「男前ぶり」でも爆笑をさらっていました。

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計8本の漫才を終えてのエンディング、ライブを支えてくれたスタッフやお客さんへの感謝を述べた河井。「次は5月中旬ぐらいにできれば」と次回の予定を告げると、大きな拍手が起こりました。稲田からは、ホストクラブで作ってもらったという名刺の披露も。こちらも帰りにプレゼントとしてもらえるそうで、お客さんはうれしいお土産とともに、大満足の様子で劇場を後にしていました。

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アインシュタインの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/1394/



【アインシュタイン】

5upよしもと卒業公演 ななまがり単独ライブ「ななまがりの惜しまれ卒業単独」

2月27日(木)、ななまがりの単独ライブ「ななまがりの惜しまれ卒業単独」が、5upよしもとにて行われました。VTRもコーナーもなし、ふたりが自信を持って贈るコントだけを詰め込んだ、濃度120%の30分。息つく間もないネタの連続で、ななまがりの笑いを存分にアピールしました。

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タイトルコールの後、紅白のハチマキをしたふたりがステージへ。世界最強の男・初瀬に、「山で10年修行を積んだ」という森下が挑戦にやって来ました。当初は自信満々の初瀬でしたが、いざ拳をまじえてみると、森下もなかなかの実力の持ち主。五分五分の勝負に思わず「強い…」と漏らすと、一方の森下は「上手い…」とひと言。この後、試合が進んでも決して「強い」と言ってくれない森下に、王者・初瀬はブチ切れ! この試合、どちらが勝つのか!? 初瀬の絶叫がこだまする幕切れで、爆笑のオープニングとなりました。

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続いては、官能小説を通訳するというコント。森下がねちっこさ全開で官能小説を朗読すると、隣の初瀬がそれをわかりやすく訳していきます。しかし、せっかくの耽美(?)表現を多用した文章も、初瀬にかかると身もふたもない下ネタになってしまい…。

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3本目は、自宅でくつろぐ男(初瀬)と、そこに突然現れたちん入者(森下)のやりとり。サプライズで誕生日を祝うべく入ってきたものの、実は部屋を間違えていたことが発覚。一度は帰ろうとした森下でしたが、何を思ったか「挽回させてほしい」と初瀬に懇願!? 事態を飲み込めない初瀬をよそに、得意の数学を生かし円周率をそらんじていきます。この後も、満足して去ろうとするたび必ずアクシデントが起き、ふたりは終わりのない“無限挽回ループ”の中に…。

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RPGの勇者と村人の会話のみで見せる4本目。村人・初瀬のセリフは、「北の洞窟にドラゴンがいる。誰かが退治してくれれば…」。ところが勇者は何度となく話しかけ、さらには叩き、くすぐり、村人を翻弄。同じセリフながら、くるくると変わっていく初瀬の口調で笑わせます。ついにはおなじみの「なんじゃい!」も飛び出して…。

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次のネタでは、幼なじみのお年寄りに扮したふたり。懐かしい公園で再会し、思い出話に花を咲かせます。かつてのクラスメートたちのその後は、いずれも波乱万丈で初瀬は大興奮! しかし、近況を聞くと必ず悲しい事実が明らかになっていき…。森下が何度も発する救いのないひと言が、客席を笑いの渦に巻き込んでいました。

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6本目は漫才! とはいえそこはななまがり、一筋縄ではいきません。グローバルな芸人を目指し、世界で活躍したいと夢ふくらませる初瀬に対し、森下は「ずっと日本でやりたい」と主張。暗雲立ちこめる中、「別々の土地でも中継でつなげばいい」と、実際にやってみるとこに。ところがふたりの間には、衛星中継のタイムラグという大きな壁が立ちはだかります。かなり遅れて繰り出されるツッコミや、先に漫才を終えてしまった森下のまさかの行動など、独創的な展開はさすが!

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ライブも終盤、7本目は先輩と後輩が居酒屋で飲んでいる場面から。飲み物のセレクトからタバコ、好きな女性タレントまで、ことあるごとについかっこよく振る舞ってしまう先輩・森下。そのたびに、選択の自由を失い追いつめられていく姿が、悲哀と笑いを誘います。

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最後のネタでは、正義の怪人(森下)と悪のヒーロー(初瀬)が対決。ゴミを拾ったり、財布を交番に届けたりといいことばかりしている怪人、方や鉄パイプを武器にするなど悪どさでは右に出る者のいないヒーロー…善悪がぐるりと入れ替わったまさかの設定に、客席は大爆笑。それぞれのネーミングも絶妙です。

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エンディング、初瀬は「入った8本! よかった!」と時間内に収めて安堵の表情。「5upは卒業しますが、どこにおっても応援してください!」と呼びかけ、拍手を浴びました。そして最後はやっぱりこのひと言! 「30分ってなんじゃい!」(初瀬)、「30分、なぜだ!」(森下)とそれぞれ絶叫し、ななまがりの卒業公演は幕となりました。これからも、ふたりの活躍に注目してくださいね!

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【ななまがり】

2014年2月28日 (金)

パンサーの「爆ハリ!」in よしもと幕張イオンモール劇場

毎週月~金、よしもと幕張イオンモール劇場で開催されている「爆ハリ」。“幕張から世界へ!次世代の笑いを発信!”をテーマに、人気若手芸人がトーク企画を中心に観客参加型のライブを開催しています。

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2月25日(火)の出演はパンサー。大ブレーク中の3人を観たいと、客席は女性を中心に大盛況!制服姿の学生も多く、3人が登場するだけで大歓声が上がります。お手製のうちわを振るファンもいて、尾形が「俺のうちわ作ってくれたの!?」とステージ上から呼び掛けると、「一日かけて作った」と返事。このように爆ハリの魅力は何と言っても観客との一体感。観客席とステージの距離が非常に近く、観客との自然なノリツッコミも楽しめます。

 

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オープニングテーマは、この一週間の近況報告。尾形の「最近部屋に幽霊が出る」との爆弾発言に、観客席からは「うそ~!」のどよめきが。尾形によると幽霊が出るようになったのは、安眠できると聞いて北枕にしたこと、そして坊主頭にしてからだということ。出演番組の企画で坊主頭にした尾形ですが、「それから2、3日に1回の割合で、耳元でむっちゃお経を唱えられる」そう。しかも一人だけでなく、金縛りになっているうちに続々と僧侶(の霊)が集まってきて、大音量でお経を唱えるそうなのです。この話しに、菅は「あるよね~、金縛り。俺もめっちゃ遭うわ」。一方向井は「一度もあったことない」と不審ぎみ。その後も自身の尾形が語る恐怖体験に「金縛りに遭ってるとカーテンの隙間から光が…」「朝だからじゃなくて?」「違うよ!急にシュワーッと光が入ってきて」「何それ泡立ってんの?」など、キレの良い突っ込みが入ります。最後まで尾形は「心霊スポットに取材に行くようになってから財布なくすし、トークもすべるし、ギャグも決まらないし、コンパでももてないし…」とぼやき節でした。

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続くトークテーマは「コレにどハマリしちゃいました」。まずは菅が「一人で飲むこと」と口火を切ります。お酒好きで有名な菅ですが、最近は家で飲むのは控えているそう。理由は、家だと際限なく飲み過ぎてしまい、転倒して指を脱臼したからというからビックリ!そんなことがあってから、もっぱら居酒屋で一人で飲むことが多いと話す菅ですが、困るのは「勝手にスマホで写真を撮られちゃうこと」。有名税ともいえる現象ですが、菅は対抗策として「写真を撮った人を写真に撮っている」そう。ツイッター等にアップされているのを見つけたらこっちもアップし返すつもりだそうで、その倍返し、ちょっと見てみたい気もします。 

 その後、メールアンケートや当日の会場事前アンケートで寄せられた観客のハマっているものを発表。「除菌にハマってる」「耳アカを集めるのにハマってる」など、さまざまな意見があるなか、会場の事前アンケートで「娘たちと料理を作ること」と回答したサラリーマンには、「娘さん何人?何歳?どんな料理を作るの?」など、パンサーも興味津津。さらに「猫のおなかに顔をうずめてモフモフすること」と回答した女性には、猫を3匹飼っているという菅が喰いつくなど、会場一体となって盛り上がりました。

 

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 そしてこの日最後のテーマは「正解して当たり前 パンサークイズ」。お互いを知りつくしているトリオならではの、メンバー間の楽屋ネタを出題し合うコーナーです。この中では「昨年の沖縄映画祭で沖縄に行った時、骨折しているはずの尾形が夜クラブでビッグバンを踊りまくっていた」「テレ朝の控室前の廊下で菅がADに書道家に間違われて他のスタジオに連れて行かれそうになった」など、普段なかなか聞くことができない裏話が満載でした。

 

 爆ハリは毎週月曜日~金曜日の17時~から、各芸人が曜日ごとにMCを担当して大好評開催中!月曜日「しずる」、火曜日「パンサー」、水曜日「ジャングルポケット」、木曜日「ピース」、金曜日「ジャルジャル」です。人気若手芸人と一緒に作り上げる超!ライブを、ぜひ幕張で体感してください。

また、無料で視聴できる動画サイトYNN(http://ynn.jp/)でも一部LIVE配信していますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね!

【パンサー】

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天竺鼠の単独ライブ「大阪のことを愛してますライブ in Tokyo」

天竺鼠の単独ライブ「大阪のことを愛してますライブ in Tokyo」が2月23日(日)にルミネtheよしもとで開催されました。昨年の「キングオブコント2013」や「THE MANZAI 2013」への決勝進出で、東京でもジワジワとお笑い好きたちの心を掴んでいる彼ら。会場には男性客の姿も多くみられます。3回目となるルミネでのライブに期待が高まる中、いよいよスタート!

オープニングは、楽屋での一コマのコントを。すでに楽屋入りし、衣装に着替える瀬下ですが、まだ川原が来ていません。そこに遅れて川原が登場すると、焦る瀬下をよそに、泡立てネットで丁寧に洗顔を始める川原。さらにはタオルで優しく押さえ拭きをし、化粧水でパチャパチャと始め・・・ラストは瀬下も思わず大声で突っ込む展開に。

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そして、2人のお茶目な姿を映し出したオープニング映像後、本編が始まります。 1本目は、コント「オフィス」。社内で手際よく仕事をする瀬下のもとに、革ジャンに短パン、派手なタイツを履いた川原がやってきます。そして、いきなり「娘さんとお付き合いさせていただいています」とあいさつ。さらには「娘さんと結婚させてください」とも。突然のことに驚き、怒りを爆発させる瀬下ですが、川原はさらに態度をエスカレートさせて… 

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ブリッジVTRでは、大阪・梅田ロフトでお客さんへのプレゼント探しの模様が流されました。このプレゼントをめぐって2人は意見を対立。最後には血まみれの姿に!

2本目のコントは「銃撃戦」。ライフルを手にする瀬下と、拳銃を手にする川原が銃撃戦を繰り広げます。しかし、瀬下が徐々にイラつくような展開に。ライフルの銃撃音が瀬下のイラつきを表現しているようで、その音が激しくなるほど客席の大爆笑を誘っていました。

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続いては漫才が披露されました。川原は憧れの職業が学校の先生だと言い、一度やってみたいということに。そこにスタッフが衣装や小道具を次々と運んできますが、どうにも先生をすることが出来ず… シュールな川原の姿には瀬下も思わず苦笑いを見せていました。

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VTRをはさんで次に披露されたのは「ベストポジション」。食べている人、食べている人を見ている人、食べている人を見ている人を見ている人、関係ない所を見ている人を、川原が絶妙に移動させていきます。穏やかなクラシック音楽をバックに、ここでも台詞のないシチュエーションだけでみせる笑いを展開させました。

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そして、瀬下VSななまがり・森下による「頭文字対決」VTR後のコント「Bar」では、川原が物静かなバーテンダー姿に。そこにやって来たお客さんは、なんとヒーロー! 「世の中が平和すぎて出番がない」とボヤくヒーローに、マスターは優しく声をかけます。大人の雰囲気たっぷりな静かな時間。ところが、カクテルを飲んだヒーローが急に気分が悪くなると…なんとマスターの正体が明らかに! 思わぬその姿に客席も意表を突かれた笑いが沸き起こっていました。

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続く「シュールコント」では、瀬下扮するお爺さんがバランスゲーム〝ジェンガ〟を楽しんでいます。と、そこに巨大なオッパイを付けた全身緑色の怪人が! その異様な姿におびえるお爺さん。そして怪人は度々現れ、軽やかなダンスを踊り出します。最後にはまさに〝シュール〟な天竺鼠の世界観がたっぷりと味わえるオチに仕上げられていました。

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そして、いよいよラストのコントです。東野幸治が天竺鼠にエールを送るVTRを流しながら繰り広げられたのは、「キングオブコント2013」でも披露されたあのネタです。軽快にステップを踏むイクラ、玉子に喜ぶ子ども。そして不機嫌になってしまうあの寿司ネタももちろん登場。最後は新たな展開で幕を閉じていました。

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エンディングでは、ネタで使ったイクラボールにサインをして客席にプレゼントするサービスに客席も大喜びです。

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川原は「これから東京でも定期的にライブをやろうと思ってます」とあいさつし、大きな拍手を受けていました。

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「第35回ABCお笑いグランプリ」優勝でスタートした天竺鼠の2014年。今年のさらなる活躍にご期待ください!

天竺鼠の動画はこちら⇒http://ynn.jp/m/1007994

【天竺鼠】