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ライブレポート

2014年2月27日 (木)

ダイナマイト関西2014 ~全日本選手権 グループリーグ予選2~

2月22日(土)、東京・ルミネtheよしもとにて『ダイナマイト関西2014 ~全日本選手権 グループリーグ予選2~』が開催され、公式戦4試合、エキシビジョンマッチ2試合が行われました。

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お馴染みの大喜利ビッグイベントだけに、会場は立ち見が出るほどの超満員に。
まず、格闘技イベントなどの“煽りV”映像作家で知られる佐藤大輔さん演出、立木文彦さんのナレーションによる新しいオープニングVTRが流れ、そのなかでインタレスティングプロデューサーを務めるバッファロー吾郎Aが、『ダイナマイト関西』にかける秘めたる思いを吐露。
また、バッファロー吾郎・竹若、レイザーラモンHGらの手によって、本大会の予選に出場する16名が有名キャラをモチーフにイラスト化されるなどの演出があり、会場全体がスクリーンに釘付けとなります。

明転になると、今回も司会を務める浅越ゴエ(ザ・プラン9)からコールを受け、客席後方から一人ずつ選手入場。
全員が出揃ったところで“スティーブ・キムズ”に扮したAが、スマートフォンを片手に登壇すると、これまでの戦績やカードなどをモニターに映し出しますが、目黒のさんま祭りの風景写真を混ぜ込むなど、さっそくの小ネタを披露し、本人はご満悦の様子です。

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いよいよ、グループDの博多大吉(博多華丸・大吉)が舞台下手の玄武コーナーへ、アンガールズ・山根が舞台上手の白虎コーナーへとスタンバイし、第一試合が開幕。

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山根の相方・田中は、山根の活躍に自分の婚活を託し、山根自身も「奥さんにいいところを見せたい」と意気込みを語りますが、接戦の末、2対1で試合終了遂げる鐘がなり、大吉が逃げ切りました。
見事勝ち点3を獲得した大吉ですが、「危なかったです。ちょっと浮かばなかったあ」と、会心の出来ではなかった様子。

第2試合は、エキシビジョンマッチとして、「大物有名人対決」が実現……と思いきや、フタを開けてみると、玄武コーナーには博多華丸扮する川平慈英さん、セブンbyセブン玉城扮する萩原流行さん、対する白虎コーナーは友近扮する上沼恵美子さん、シューレスジョー扮する小倉智昭さんというモノマネ大喜利タッグマッチとなりました。

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初っ端から、「オルフェーヴル祝勝会じゃないの? ゆーえーよー!」などと「ゆーえーよー!」を連発する玉城。実況解説のAによれば、リハでの玉城は『すしざんまい』の社長に扮していたそうで、さらにオファー時には「ジェームス三木さんで出たいと言ってたらしい」といった裏話も飛び出します。
一方、華丸、友近はともに本人になりきって大喜利へ臨みますが、残るシューレスジョーは、公式戦のように真摯で、「小倉さんだけきっちり大喜利してる!」(A)と評されるほど。
その結果、友近、シューレスジョー組が勝利を収めました。

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第三試合は、公式戦に戻り、グループAのインパルス・板倉とキングオブコメディ・高橋との対戦。
“08笑隊隊長”というキャッチフレーズに「08(8チャンネル)代表では、もうないんですよね」と不満を漏らす板倉ですが、浅越は「今回も、はねていただきたいと思います」と容赦しません。
対する高橋は、「滑舌がよくなるように、事前に“デッドブル”を飲んできましたから。デカいサイズの“デッドブル”を」と噛みながらも臨戦態勢へ。
そんな謎の飲料“デッドブル”効果が出たのか、高橋が3連続でポイントを奪取、そのままの勢いで3-0で板倉にノックアウト勝利します。
時折、テーブルに顔を伏せ長考していた板倉は、「胃がキリキリしてた」といった敗者の弁も。

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ちなみに、実況解説席では、「R藤本選手、実況解説席に来ることはあんまりない?」(A)、「そうですね。この状態でいることがあんまりないですね」(R藤本)といった不毛な会話も交わされていました。

続く第四試合は、グループCの麒麟・川島vs女優の伊藤修子。
直前の煽りVの川島は、「うちのブロック、ろくなやついないですよね」と愚痴をこぼしながらも、「一銭ももらえない大会なのに、16人に選ばれたことで高揚してます」と胸中を明かします。
D関が発掘した最大級のヒロインとも言える伊藤は、「予選の時期がお芝居の本番の2、3日前とか、いつも時期が悪いんで、疲れないように頑張りたいと思います」と、いつもの飄々とした口調。
第2問では、プレイステーションに関するお題が出され、ヘビーゲーマーである川島が有利に働くかと思いきや、予測不能のワード、人名を連発した伊藤がポイントを連取し、勝利します。

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その後の伊藤は、「プレイステーション、やったことないんで難しかったですね」と明かし、一同を驚かせることに。

ここでスティーブ・キムズが再登場し、次大会、次々大会のカードを発表。
詳細は下記しますが、ダブルヘッダーとなる選手を配慮し、「ご安心ください。あ・い・だ、開けます。チョコレート1個食えるくらいのね」と自慢気にアピールするキムズに、冷ややかな笑いが起きていました。

第五試合は、この日2つ目のエキシビジョンマッチで、肉糞亭スポーツ”こと野性爆弾・川島&“肉糞亭ジリジリ”ことガリットチュウ・福島vs“滑舌亭竹垣に竹立てたかけたのは竹立てかけたかったから”こと野性爆弾・ロッシー&“滑舌亭ニセ札作り”ことガリットチュウ・熊谷という、肉糞亭と滑舌亭による一門対決が実現。

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かすれ声で「天龍源一郎です。川龍邦一郎です」(川島)、甲高い声で「大屋政子です」(福島)とゴング前から飛ばす肉糞亭組は、一気に大喜利でも押し切るかと思いきや、川島の答えが3つものマイナスポイントを呼び込み、自滅する形で滑舌亭組に勝利をプレゼントしました。
「いいですね。一生懸命さが」とAから評された熊谷の奮闘も光りましたが、ロッシーからは「今の、なぞなぞの答えですか? 営業先で3時間くらい空きがある時にやる(笑)」と同じくAに嘲笑される要領を得ない回答も。

決着がついたはずの一門対決ですが、川島が「ジャッジ厳しいやろ。不正やろ!」とクレームを口にすると、「玄武、マイナス」というアナウンスがダメ押しで告げられます。それでも川島は再戦を希望し、「もう一回対決ですよ。盲牌対決ですよ!」と声を荒らげます。
さらに浅越の臀部をまさぐりながら、「イーピン持ってるやろ!」と言い放つ川島に対し、浅越は「入れてません。これはお尻の穴です。イーピン的な細かい彫りはありません」と冷静に否定する件で爆笑!

この日、最終戦となるのは、グループDのアンガールズ・山根vsR藤本です。
同グループの出場者から警戒されるR藤本ですが、過去の大会でバイきんぐ・小峠、スリムクラブ・真栄田らを破り優勝しても、「唯一完全に売れてないのは僕だけ」と言い切り、ベジータ衣装を脱いで大喜利形態の戦闘モードへ。
ところが、1問目でどちらもポイントを奪えず、2問目で1ポイントずつ、3問目の終盤にポイントを奪った藤本に軍配が上がりました。

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本日、連敗を喫した山根は「2敗しちゃったんですけど、最後の1戦、ケンコバさんなんで、好きなようにやろうと思います」と気丈にコメント。
また、実況解説席にいたキンコメ・高橋から出た、「(楽屋での山根は)ウィダーインゼリー的なものを飲んでいたので、やっぱり顎の力が弱いだなと思いました」「(ももいろクローバーZへの握手会は)恥ずかしいというか、気持ち悪い姿を見られたくないじゃないですか。いないからこそ、気持ち悪くなれるんです……すいません、ざわつかせちゃって」といった発言も印象的でした。

全試合が終了し、エンディングでは本日の全出場者がステージへ。

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一門対決の結果に納得していない野性爆弾・川島は、「(リベンジマッチを)シアターDあたりで、個人的にやりたいと思います」と宣言しますが、直後に浅越から促される形で、インタレスティングプロデューサー・Aに「リベンジさせてください。お願いします!」と直談判。
するとAは、「認めません! …どこ見てんのよ!」と胸部を両手で隠すと、「みなさん、無視してください」と浅越からの注意報がかけられます。

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最後に、Aから「告知しない奴は芸人じゃねえぞ! 志ん生も圓楽も、みんな告知してた!」と妄言を吐くと、華丸はきっちり沖縄国際映画祭の告知をまっとうし、拍手喝采。

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再びAがキムズの顔となり、「完全大喜利、ガチ対決が見られる。そう、『ダイナマイト関西』ならね」と決め台詞を放ったところで、約2時間に及んだ今回の大喜利イベントは終演を迎えました。


●公演情報
『ダイナマイト関西2014 ~全日本選手権 グループリーグ予選3~』
日時:2014年3月29日(土) 19:00開場/19:30開演
会場:東京・ルミネtheよしもと
料金:前売3000円/当日3500円
対戦(グループA):インパルス・板倉 vs バッファロー吾郎・竹若
対戦(グループC):ロンドンブーツ1号2号・田村亮 vs 麒麟・川島
対戦(グループC):ロンドンブーツ1号2号・田村亮 vs 伊藤修子
その他、エキシビジョンマッチあり

『ダイナマイト関西2014 ~全日本選手権 グループリーグ予選4~』
日時:2014年4月26日(土) 19:00開場/19:30開演
会場:東京・ルミネtheよしもと
料金:前売3000円/当日3500円
対戦(グループB):笑い飯・西田 vs せきしろ
対戦(グループC):ずん・飯尾 vs 伊藤修子
対戦(グループD):ケンドーコバヤシ vs アンガールズ・山根
対戦(グループD):ケンドーコバヤシ vs R藤本 その他、エキシビジョンマッチあり

2014年5月31日(土)『グループリーグ予選5』
会場:ルミネtheよしもと

2014年6月28日(土)『グループリーグ予選6』
会場:ルミネtheよしもと

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

『ダイナマイト関西』公式サイト:http://www.d-kan.net/


【バッファロー吾郎】【浅越ゴエ】【麒麟】【川島明】【野性爆弾】【ガリットチュウ】【友近】【シューレスジョー】【博多華丸・大吉】【R藤本】【インパルス】【セブンbyセブン】【伊藤修子】

5upよしもと卒業公演 GAG少年楽団単独ライブ「ブリザード」

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2月23日(日)、GAG少年楽団の単独ライブ「ブリザード」が5upよしもとで開催されました。オープニングに、おそろいの清々しいスカイブルーのスーツでお目見えした3人。立ち見のお客さんまでいる客席を見渡し、宮戸に感想を求められた坂本はおなじみの「言わんよ!」で切りかえし。さらに福井に「ガリガリやん! ガリガリ君やんか」と言われた坂本、「誰がガリガリ君やねん!」とおもむろにスーツを脱ぎ出し、あらわになった上半身には「当たり」の文字が。おなじみの坂本のギャグが炸裂したところで、お客さんにどこからお越しになったのかを聞いてみたところ、なんと北海道からこの卒業ライブを見に来てくれたお客さんがいらっしゃいました! 大きな拍手が起きました。「北海道より遠くから来たっていう方は?」和やかなやりとりが続きます。

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そのとき突然、「キャーッ! 助けてーっ」という女性スタッフの悲鳴が!

騒然とするお客さんたち。続いて、「ヘンな奴が5upに入って来たぞー! 助けてくれっ! うわー!」と男性の声。すると…。不気味なBGMと共に、低い男の声が響き渡りました。「私は怪人ブリザード。5upよしもとはこの怪人ブリザード様がいただいた。逆らう者はこの通りだ!」。その直後、「うわー!」と次々と悲鳴が…! 坂本に続き、舞台袖に様子を見に行った福井までがやられてしまった気配です。ステージに残されたのは宮戸ひとり。「皆さん、落ち着いてください! このままでは皆さんもやられてしまいます! 落ち着いてください! 後方扉から脱出していきましょう!」。ときすでに遅し、怪人ブリザードがついに姿を現しました。皆殺しだ! これでも喰らえ!」怪人ブリザードに果敢に戦いを挑む宮戸でしたが、怪人ブリザードの必殺技・ブリブリビームを浴びてしまい…。ついに客席にもブリブリビームを放つ怪人ブリザード。絶体絶命の危機です!! 「こんなときにヒーローが来てくれたらなぁ…」

すると!!

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「ヨイショ~」

 

なんと、そこに現れたのはヨイショマン! 「ヨイショマンは、ヒーローだよ」と言いますが、「全然強そうじゃない!」と不安げな宮戸。必殺技は「この場を盛り上げること」と、「ヨイショ、ヨイショ」と盛り上げます。「5upよしもとはすごい劇場だねぇ。ヨイショ、ヨイショ、ヨイショ~」。すると、怪人ブリザードに異変が…。「やめろ!」。ヨイショマンが盛り上げるたびにその超音波に反応し、怪人ブリザードが苦しみ始めたのです。

しかし手ごわい怪人ブリザードは、ブリブリビームを発射。このままではヨイショマンがやられてしまいます。お客さんも手拍子でヨイショマンを盛り上げます。再び苦しみ始める怪人ブリザード。そして一本締めをしてからの最後の「ヨイショ~!」の一撃で、怪人ブリザードを退治することができました!

そして「ヨイショマンのテーマ」が会場に響き渡りました。スポ刈りヒーロー、ヨイショマンのおかげでめでたし、めでたしです。

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ヒーローショーが終わったところでネタに突入。ひとつ目のコントは「待ち合わせ」。カフェでひとりの男を待つ女、坂本。そこに、仕事終わりの男、福井が現れます。今日は2人の初デート。先に福井のコーヒーを頼んでくれておいたりと、やたらと気の効く器量よしの女・坂本に感動する男・福井。そんなとき、男の携帯に先輩・宮戸から飲みの誘いの電話が。男は「体調を崩しちゃいまして、もう家に帰っちゃったんです」とウソをついて断りますが、なんと2人がいる喫茶店に先輩・宮戸が…! なんとしてもこの場を逃れたい男、福井と女・坂本。女、坂本は「こんなこともあるかな、と思って」と次々と小道具を駆使し、気を利かせてその場を切り抜けようと企てますが…。まさに女・坂本の気の利かせ方はミラクルの粋。続いて「待ち合わせ」のスピンオフミニコントでは、後輩に飲みの誘いを断られまくった宮戸に、次々と「ツイてない出来事」が降りかかり…。

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2本目のコントは「コンパ」。3対3でのコンパの席で、「飲もうや、飲んでるかぁ~? お前ら、酒よわっ! オレ、もう6杯飲んでるわ~」とやたらと女の子に酒強いアピールばかりするめんどくさい男、福井。しかし2人は福井が2杯しか飲んでいないことに気づいていました。福井がトイレに席を立ったとたん、ウソツキが嫌いな坂本は福井に追い込みをかけます。坂本の追い込みにより、ピエロぶりが露呈し、そして撃沈する福井。そしてそれを冷静に見守る宮戸の3人の構図が笑いを誘います。「コンパ」のスピンオフミニコントでは坂本が主人公。あの日のコンパで一人の女性とデートに漕ぎ付けた坂本でしたが、「ウソが大嫌い」という性格が邪魔をして…。

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3本目はコント「もしかして…」。喫茶店にひと組の夫婦が姿を現しました。見た目もさることながら、夫・福井の「僕はホットコーヒーがいいよねぇ~」、妻・坂本の「私も、ホットコーヒーで、ございまぁ~す!」とオーダーする口調は、まさしく国民的人気アニメのあの夫婦。ウエイターの宮戸も思わず「もしかして…、サザエさんとマスオさんですか?」と質問します。「そうですけど?」というマスオの福井に、「やっぱりそうだ!」と大喜びの宮戸ですが、宮戸から意外な言葉が続きます。マスオさん、サザエさん以外にも、次々と人気アニメの有名人が来店し、そのたび宮戸は「もしかして…」と切り出します。「もしかして…」のスピンオフミニコントは福井が主役。本編コントと同様に、写真を駆使してのひとりコントです。大画面に次々と映し出される写真のなかには、GAG少年楽団の懐かしいショットなども。ひとつの大きな節目を迎えるGAG少年楽団のこれまでの足跡を改めてかみしめることができる、うれしいギミックが隠されていました。

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続いてのコントは「高校野球」。夏の高校野球地区予選。九回裏、ツーアウトランナーなし。宮戸先生率いる高校は10対0でぼろ負け中。次の打順の坂本で、最後のバッターになるのか…。そんなとき、宮戸監督が「タイム! 福井、お前が代打や!」と坂本を下げて福井を指名。3年間、厳しい練習を1日も休まずにいたのが福井でした。「思いっきりやってこい!」と福井を送り出す宮戸監督でしたが、「監督!この試合、あきらめたんですか? これは福井の思い出作りですよね?」と坂本が水を差し始め…。「高校野球」のスピンオフミニコントでは、本編のコントで先生役を務めた宮戸が先生の口調のまま、「これからさらなる躍進のために!」と事前にお客さんから集めた「3人それぞれの直した方がいいところ」を発表! 坂本には「スケボーやってることを押しすぎ」、福井には、「顔のゆがみ」、また、「かまいたち・山内と付き合っても福井さんのためにはならない!」という意見も。これには宮戸も「先生もそう思うぞ!」と共感したようでした。宮戸には「ドヤ顔のとき前歯が1本だけ出るところ」などがファンの皆さんから指摘されていました。とくに素晴らしかった「直した方がいいところ」を書いてくれたお客さんには、コントで使われた写真の数々が収められたアルバムが進呈されました。

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最後のコントは「泥棒」。ぐっすり眠っている宮戸の部屋に、泥棒・坂本が忍び込み部屋をあさり始めます。そこに現れた幽霊、福井が阻止しようとしますがその様子を見ていることしかできず…。宮戸が眠っている間に、次々と鳴る電話。留守番電話に吹き込まれた内容は、宮戸の身内に次々と襲いかかる大変なできごとを伝えるものでした。それを聞いていた泥棒・坂本が起こした行動とは…!?

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ヨイショマンヒーローショーあり、しかけいっぱいのコントありの、GAG少年楽団らしさがきらりと光る卒業公演となりました。これからも多方面で活躍する3人を、応援してくださいね!

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GAG少年楽団の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/388/

 

【GAG少年楽団】

5upよしもと卒業公演 祇園単独ライブ「祇園CHaaaan!!!」

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2月23日(日)、5upよしもとで祇園の単独ライブ「祇園CHaaaan!!!」が開催されました。ついに卒業公演ということもあり、客席は満席で立ち見も出るほど。すると櫻井が「僕たち、満席で単独ライブを迎えるのが初めてでして、皆さんに感謝の気持ちを込めて写真を撮りたいと思います」と、記念撮影スタート!

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祇園の2人は客席側に降り、お客さんと一緒にカメラに収まります。カメラマンは、ポラロイドマガジンのナターシャ。「そちらの方、もう少し寄っていただけますか」、「もうちょっと笑わないと! もう一枚撮りましょう!」と、ステージ上にセッティングされた脚立に乗ったまま細かく指示を出すナターシャのこだわりはプロさながら!? 「はい、木崎!」のかけ声で、無事にファンとの記念撮影が叶いました。

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ひとつ目のネタは漫才です。近ごろ結婚を意識しているという木崎。かたや櫻井は「だいたい結婚なんかしたいですか? 回りがしているから自分も、という方がほとんどじゃないんですか? 右へならえの日本人の特性が…」と理詰めで木崎の結婚願望を蹴散らそうとします。それにもめげず、結婚から家庭生活まで夢見がちな木崎。一方、なにかとリアリストで慎重派な櫻井との対比がお見事な漫才でお客さんを沸かせます。

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続いてはコント「接着剤」。接着剤で悪ふざけしているうちに、お互いの両手がうっかりくっついてしまった木崎と櫻井。必死で離そうとしますがなかなかうまくいかず…。そのうち木崎が「トイレに行きたい」と言い出したことで、思わぬ展開に!

 

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2本目のコントは父と息子の物語です。夢を追い、バンドの練習に明け暮れ帰宅が遅い息子の木崎。「人に迷惑をかけるような生き方はするな!」と厳しく説教する父親の櫻井ですが、しかしそんな父親の職業が予想外に説得力がなさすぎて…。

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最後のネタもコントで。「ねえお父さん、お願い! いいでしょう? ちゃんと面倒見るから!」とおねだりする息子の櫻井。しかし「ちゃんと面倒を見る」相手がこれまた予想で…。さらに会話を繰り広げるうちに、次々と父親の木崎が知りたくなかった真実が明らかになっていきます。

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新ネタばかりでお客さんを笑いの渦に巻き込んだ祇園の卒業ライブ。エンディングでは「5upはこれで卒業になりますが、我々は関西でやらせていただきます。春には祇園花月やZAZAでのイベントも決まっています」とのこと!! 「これからも祇園を末永くよろしくお願いします!」と締めくくり、ファンから温かい拍手が贈られました。

 

【祇園】

2014年2月26日 (水)

テンダラーNGKライブ〜vol.6〜

毎年恒例のテンダラー単独ライブ「テンダラーNGKライブ〜vol.6〜」が、2月23日(日)、なんばグランド花月にて行われました。

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満員のお客さんの前に、まず現れたのは前説のミルクボーイ。しかし、終わる気配のないふたりのしゃべりをお客さんが不思議に思い始めた頃、実はテンダラーが東京から移動中で、まだ会場に到着できていないことが明かされました! ここから「時間制限のない前説」という苦行に、駒場の筋肉アピール、内海のけん玉チャレンジ等で果敢に挑んだふたり。本番より20分遅れの開演まで、大いに盛り上げました。

ふたりの到着が告げられ、いよいよライブがスタート! ステージにはテンダラーが…と思いきや、立っているのは浜本ひとり。「ホンマ、すいますいません!」と自身のギャグをまじえておわびした後、「第14回ビートたけしのエンターテインメント賞」で「日本芸能大賞」を受賞、式典に出席してすぐ帰阪したものの、トラブル等があり間に合わなかったとの事情が説明されました。何でも、普段から鍛えている浜本は空港内を軽く走れたそうですが、白川がついてこれず、まさかの搭乗間違いもあり「白川だけまだ着いていない」とも!?

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戸惑う客席をよそに、「皆さん大船に乗ったつもりで!」「テンダラーライブ、スタート!」と浜本が叫ぶと、ステージには白川の顔がプリントされた大きなカードが3枚…その裏側から白川が華々しく登場するというマジックスタイルでのオープニングで魅せました。リアルなアクシデントを笑いに替える演出はさすがです。

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「乗ってました〜」(浜本)「足ガクガクやけどね」(白川)、そんなやりとりと改めてのおわびを経て、いよいよ1本目の漫才へ! ドッキリ番組が好きだったという話から警察がらみのドッキリや寝起きドッキリなど懐かしネタを織り交ぜつつ、さらにスポーツネタへと移りながら、息つく間もないボケの連続でさっそく沸かせます。

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ネタの合間には、冬季五輪のフィギュアスケートにちなみ、貝王子こと貝好きの白川が、貝料理専門店で飲み食いする様子を実況、採点するVTRも。ビールの乾杯に始まり、大技を次々決めるも、貝の説明が長過ぎて減点されるなど、波乱含みの白川の演技。絶妙な技のネーミングでも笑わせました。

ここからはコントをたっぷりと。まずは、ラジオ局のADとして採用された白川と、上司であるディレクター・浜本が繰り広げる業界裏話(?)から。浜本のちょっぴり懐かしいテイストの業界人スタイルに加え、予算不足を理由に白川が要求される予想外の仕事の数々に、場内は大爆笑! 窮地に追い込まれながらも、毎回なんとかクリアしてしまうその“音楽センス”も見事です。

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この後は、さきほどのコントとシンクロした架空のラジオ番組『爆笑サンデーアワー』を放送。浜本の指示で、わけがわからないまま録音させられた白川作曲のテーマ音楽も、しっかり使われています。DJは、なんと野性爆弾・ロッシー! どうやらアドリブらしい天然キャラ炸裂のトークと、意外なまでにマッチしている白川の“口オケ”のコンビネーションがたまりません。

次のコントの舞台は、大阪から遠く離れたある街の喫茶店。サラリーマン・白川と相席になった謎の女性・浜本。怪し過ぎる振る舞いに目が離せなくなった白川が、浜本に妙な勘違いをされるなど、ふたりの間の空気は何だか不穏…しかし、電話でしゃべる白川の大阪弁で事態は一転します。自分も大阪出身だと話しかけてきた浜本ですが、その微妙なイントネーションが疑惑を呼び、しかもしゃべる内容はあの名曲の歌詞そのままで…?

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続くVTRも、やはり先のコントに関連づけたもの。ドリームズ・カム・トゥルーの『大阪LOVER』に乗せて、大阪の観光名所が映し出されていきます。と、最後は先ほどの女性(浜本)と彼氏の幸せそうな写真が。見覚えのあるお相手は、まるむし商店・東村! 遊び心あふれる演出に、お客さんは大喜びです。

3本目のコントでは、ボクサー・浜本の控室での様子を、時間を追って見せていきます。シャドーボクシングしていたかと思えば、やりすぎて吐き、そのまま体調不良に…試合前とは思えない紆余曲折を経て、はたして浜本は試合で結果を出せるのでしょうか? テンダラー単独ライブの常連、吉本新喜劇・今別府直之も思わぬところで顔を出し、笑いを呼んでいました。

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浜本&東村を含む、さまざまなカップルの写真からなるVTRに続いては、そんな幸せな日々も今は昔、既に別れてしまった男女の気まずい再会を描くコント。楽屋らしい場所で顔を合わせたふたりは、数年ぶりの共演に動揺を隠せません。女優と俳優? それともタレント? やがて明らかになったふたりの職業、躍動感あふれるダンス、そしてCM中と本番の激し過ぎる温度差が笑いを誘い…。

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間髪入れずに次のコントへ。YOSHIKIさんならぬYOSHIRAこと白川が、得意のドラムで笑いを生み出します。圧巻のドラムソロからドラ代わりにフライパンを叩くという、カッコいいのかカッコ悪いのかわからないパフォーマンスの後、浜本もステージへ。「漫才コンクール」「時限爆弾」等のお題に応じて音と動きを考え、一緒に表現するという斬新なネタを披露。終盤には浜本がダンサーを従えてのマイケル・ジャクソンも飛び出しました。

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ラストコントは次々とゲストが登場する豪華版。深夜、テレビの通販番組を見る白川の前で、司会者の浜本がさまざまな商品を売り込んでいきます。アシスタントを務めるのは、浜本とプライベートでも大の仲良しである吉本新喜劇・清水啓之。1つ目の商品、キャプテン・ローラーでは、開発者と称してキャプテン・ボンバーことなかやまきんに君も登場! 腹筋を鍛えるローラーを自信満々に紹介します。しかし、実際に使ってみたという一般人男性(ボブ)の見事な肉体とローラーづかいが披露されると、一気に劣勢に追い込まれ…。ボブの美しい腹筋には、大きな歓声も!

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2つ目の商品は、スマイルラーニング。毎日聴くだけで面白くなるというふれこみで、「1年間聴き続けた男」として今別府が登場します。浜本にうながされ、ギャグを披露してみるも、会場のウケはイマイチ…それでも「もういい」と言ってくれない浜本を時々チラ見しながら、必死で挑み続ける姿に切なさが広がりました。

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3つ目はダイエット商品。開発者はレディ・ガガとのことですが、現れたのは下着&金髪姿の土肥ポン太!? ガガではないどころか、限りなくぽっちゃりな体型など、ツッコミどころ満載です。これまた不発に終わったパフォーマンスに、浜本とポン太がモメるというシーンも…。

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4つ目の商品は、マジック用スーパートランプ。こちらを実演するのは、マジシャンの内田貴光さんです。素人という設定で登場しながら、芸術的なカードさばきでテンダラーのふたりを虜に。その美しいパフォーマンスには、客席からため息がもれるほどでした。

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最後の商品は、おなじみのロボット掃除機。きんに君が投げる飴を浜本がコップに入れられたら、1個につき10%オフになると言われ、がぜん購買意欲をかきたてられる白川。ところがきんに君はボン・ジョヴィの『It’s My Life』に乗って筋肉をアピールしつつ、最後はあらぬ方向にすべて投げ捨ててしまうのでした。

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コント終了後に出演者が全員集合すると、6人中半分が半裸という異常事態。仲良しメンバーとの爆笑トークはもちろん、内田さんは客席も含む全員で楽しめるマジックも伝授し、会場全体で盛り上がりました。

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締めくくりは、やはり漫才で。映画をテーマに、『ET』や『ジョーズ』の名場面をテンダラー流に再現していきます。白川の夢だという映画出演にちなみ、舞台挨拶の予行演習も!? ここでもインタビュアー役の浜本がボケ倒し、何度も爆笑をさらっていました。

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2時間を超えるライブも、ついにエンディング。再び遅刻をわびたふたりは、「今日は本当に走った!」と苦笑い。浜本は「今日は全員とハグして帰りたいぐらい」と、お客さんへの感謝も口にし、「次は7時から始めたいと思います!」と笑いをまじえて締めくくっていました。

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テンダラーの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/594/

【テンダラー】

5upよしもと卒業公演 土佐駒単独ライブ「ありがとう」

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2月23日(日)、土佐駒の単独ライブ「ありがとう」が5upよしもとで開催されました。今回で4回目となる土佐駒の単独ライブ。2人の卒業公演となる今回は、彼らの真骨頂の漫才が堪能できる最後にふさわしいステージとなりました。

 

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1本目の漫才は、「8年間、コンビ組んでるけど、お前、オレのことどう思ってる?」と長峰が切り出したところから始まりました。長尾は「いい相方やと思ってるよ」と答えますが、20年来の親友ということもあり、「相方」という言葉に長峰は「お前は変わってしまった」と長尾への思いをぶつけはじめ…。間髪入れず2本目の漫才がスタート。USJが大好きという長峰。「USJに行っても何も乗らない」という長峰に、「コース料理を食べに行ってメインディッシュを食べてないようなもんやで」と例え話で応戦する長尾ですが、そのうち2人のやりとりは“例え話合戦”に発展! はたして2人の例え話の行方は?

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続いては、「できることやるだけやってみます」のコーナー。あらかじめ、卒業公演でやってほしいことや聞きたいことをツイッターで募集していた2人。そのファンからのお願いを、できるだけ叶えようというものです。実は最初の2本の漫才も、ファンからのリクエストだったとか。まずひとつ目は、「かっこつけて言うシリーズが見たい」というお願い。このシリーズは、男前の長峰が、すごくかっこつけて言ってもダサいひと言を披露するというもの。これに乗じて長尾も「カッコつけて言う怖いひと言」を披露。長尾だけにしかできない、戦慄のひと言に「キャー!」と客席から悲鳴が…。

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続いてのお願いは「自分たちの出囃子を歌ってほしい」というもの。土佐駒の出囃子、SABOTENの『青空へ』を歌ってほしいというものですが、時間がないので事前に2人でカラオケに行き、その歌声をCDに収めてきたので聴いてみようということに。カラオケで録音されていることを知らなかった長峰は「ハズい!」と盛んに恥ずかしがっていました。

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しかもこのCDを、会場にお越しのお客さんのなかから抽選で3名にプレゼントするというサプライズ! ちなみにこのCDにはSABOTENの『青空へ』のほか、長峰が歌うミラクルスーパースターズの『アンマー』、2人が大好きだという宇多田ヒカルの『First Love』が収録されているとのこと。当たった方々、おめでとうございます!

最後のリクエストは「ボケとツッコミ、舞台衣装を交換して漫才」。時間がないということで、なんと2人ともステージ上で生着替え! 大盛り上がりのなか、ボケとツッコミを好感しての漫才がお披露目されました。

 

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ラスト漫才は、「芸人ってモテるっていうからモテるために入ったのに、モテない。全然意味なくない?」という長尾に「お前、芸人辞めたら? オレらはお客さんを笑わすために芸人やってるんやん!」と厳しい長峰。言い訳しようとする長尾ですが、長峰の熱弁に長尾は口を挟むことができず…。

 

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エンディングでも、数多く集まったファンからのリクエストに応えてゆきます。「ファンを感じてほしい」というリクエストには、長峰は最前列のお客さんを指し、「お客さん、右から大事、大事、大事、ひとつも飛ばさず大事、ファー!!」と炸裂。「写真とかプリクラを撮ってほしい」というリクエストには、あらかじめ撮影しておいた2人のプリクラを帰りの際にロビーでQRコードで取得できるプレゼントも。「だいぶ、きしょい仕上がりになっています」とのことでした。まだまだ漫才をやり足りない2人は、やりたかった漫才のオチの部分のみ披露するなど、最後の最後まで笑いの絶えない卒業ライブとなりました。

 

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【土佐駒】

 

2014年2月25日 (火)

5upよしもと卒業公演 タナからイケダ単独ライブ「10年目の真実」

2月24日(月)、5upよしもとにて開催されたタナからイケダの卒業公演となる単独ライブ「10年目の真実」。タイトル通り、今年でコンビ結成10年目を迎えたふたりが、今届けられる最強のネタ、そして今明かされる衝撃の真実(?)をステージで炸裂させました。

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ライブ冒頭、スクリーンに浮かび上がる「2月3日、田邊骨折」の文字…そう、田邊は先日、左足を負傷していたのです。当初は単独ライブに間に合わないのではと危惧されていましたが、強靭な意思と必死のリハビリで脅威の回復を見せたとのこと。そこでオープニングセレモニーとして、断髪式ならぬ「断ギプス式」が行われることに! 田邊が座ったイスを池田が押して登場、関係者各位に続いて最後は池田がギプスにハサミを入れます。

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なかなか切れず、ついつい乱暴に扱ってお客さんをハラハラさせるひと幕もありましたが、ギプスは無事に取れ、すっくと立ち上がった田邊。祝福の拍手を浴びながら並んだふたりの「ハイどうも! タナからイケダです!」という元気な挨拶で、無事、完全復活! と同時に、単独ライブの幕が開きました。

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オープニングVTRに続いてステージが明るくなると、見事な松の絵が描かれた背景にめくり、出囃子も三味線や鳴り物という、5upよしもとの公演ではなかなか見られない本格的な寄席スタイルにビックリ。まずは「漫才壱」からスタートです。タナイケおなじみのフレーズ「パーキュット」は、タイムリーなソチ五輪ネタとコラボ!? 池田はフィギュアスケートのパトリック・チャン選手を引き合いに出し、田邊と共通の「パーキュット」ぶりを指摘して笑わせます。ここから話は五輪の感動のシーンへとつながりますが、ことごとくズレまくり池田の返しが田邊を翻弄して…後半は脈絡なく飛びまくる話題で大混乱、大爆笑!

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続いてめくりに現れたのは「10年目の真実」という文字。ブリッジVTRで、これまで明かされなかった“真実”が語られていくようです。トップバッターの田邊は、居酒屋で飲みながら、自分が「実は忍者である」とカミングアウト!? にわかに信じがたい話ですが、忍者としての活動風景(千日前界隈を走り回る等々)を見せられ、さらに信じられなくなっている様子の客席。「嘘でしょう?」と厳しく詰め寄られてものらりくらりと言い逃れる田邊の姿は、そのままフェイドアウトし、真実は闇の中に…。

「漫才弐」では、凛々しい和服姿で登場! 引っ越しを考えているという田邊に、自称「不動産に詳しい男」池田がアドバイスすることに。さっそく物件を絞り込むため希望を聞いていきますが、選択の余地がない質問ばかり繰り出し、揚げ句の果てにはとんでもない物件を提案してしまう池田。細かいボケの連続で、どんどん笑いを巻き起こしていきます。

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VTR「10年目の真実」、お次は池田バージョン。9年前に起こった悲しい事件を引きずり、実は今でも独自で捜査を続けていると告白します。何でも誘拐事件だそうで、時に涙ぐみながら自身の不注意を悔いる池田でしたが、話が進むにつれ「もしやそれは自転車盗難なのでは…」との疑惑が。そんな見る者の困惑をよそに、池田は「見つかるまで追いかける!」と宣言するのでした。

漫才以外にコーナーも用意。「10年目の決着」と題し、節目の年にあたって相方への不満や要望をそれぞれ3つ書き出し、対決で負けたほうが言うことを聞いて改善しなければならないというものです。1つ目は、池田→田邊が「声小さいのやめて」、田邊→池田が「後輩によくするやつ」。池田はネタ合わせしていても聞き取れないという田邊の小声にクレームを、一方の田邊は池田が廊下などで後輩に会った時かならずやるという“あるノリ”を「やめて」と懇願。辛子入りのプチシューを投げ上げてから食べるという対決は、投げる前からあきらめた田邊に対し、正直にしっかり食べてしまった池田が勝利! 辛さのあまり悲鳴が止まらない池田の姿が、笑いと感動を呼んでいました。

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続いては池田→田邊が「コーヒー飲んだ時のアレやめて」、田邊→池田が「屁」。田邊はコーヒーを飲む時に激しく吸い込みすぎるそうで、「飲んだ後のハァ〜もいらん!」と、池田は何故か許せない様子。田邊は池田がところかまわずおならをすることが気になっているとのことで、「先輩もいるのにこくのは失礼やわ!」とご立腹でした。対決は、ヘリウムガスを吸い込んだまま洗面器の水に顔をつけて、長く息を止められた方が勝ち。トラブルが多発し、何度も仕切り直しとなりましたが、いざ顔をつけると田邊はあっという間にリタイア。こちらも池田が勝利しました。

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最後は田邊→池田が「ぽじたま(ぽじポジたまご)のリハたまに手を抜く」と仕事にまつわるリアルな指摘(ちなみに池田は「抜いてませんよ!」と必死で主張)、池田→田邊が「もう子供産むのやめろ!」と田邊の子だくさんにストップを。低周波マッサージ器を手首に付けてのジェンガで対決しましたが、これが両者譲らぬ好勝負に! 手の震えを生かしたプレーなど見ごたえたっぷりの試合は、田邊の勝利で幕となりました。

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最後のVTRは、「10年目の真実」タナからイケダ編。「池田は実はシングルファザーだった!?」そんな衝撃の告白は、なんと相手が田邊だったことから爆笑の展開に。仲間の芸人たちと同居するマンションでの暮らしぶり、さらに久々の母・田邊と息子の外食風景、隣席に座る怪しい男(クロスバー直撃・前野)などが、ドキュメンタリータッチの映像で綴られていきます。しかも、ラストには池田が探し続けた“自転車誘拐”の犯人が期せずして明らかに! 

「漫才参」では和服から再び衣装チェンジ、いつもの出囃子でステージへ。結婚したいがお金がないと愚痴る池田から、田邊が聞きだしていく「理想の結婚生活」とは? 理想が高いのか低いのかももはやわからない、仰天の要望が次々と飛び出し、爆笑をさらっていきます。

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また、エンディングにもお楽しみが用意されていました。前回、行われた単独ライブ「タナからイケダの30分」でお客さんと勝負し、負けてしまったふたり。罰ゲームは、お客さんへ「マジの手紙」を書いて読み上げること。というわけで、最後に手紙朗読タイムが設けられました。

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笑いはいっさいなしで、それぞれが真剣な思いを語ったひとときは、卒業公演にふさわしい感動のシーンに。3月2日の『ytv漫才新人賞決定戦』、3月14日の『NHK上方漫才コンテスト』でいずれも決勝に残っているふたりは、「必ず優勝して、皆さんに恩返しします」と力強く宣言し、大きな拍手を浴びていました。

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タナからイケダの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/352/

【タナからイケダ】

2014年2月24日 (月)

5upよしもと卒業公演 和牛単独ライブ「新ネタ見放題!!」

2月22日(土)、和牛の単独ライブ「新ネタ見放題!!」が、5upよしもとにて開催されました。

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会場内の左右壁面には、ふたりの懐かしい写真がパネルにして飾られており、開演前には多くのお客さんが記念撮影を。まさに卒業公演といった雰囲気の中、漫才だけでなくコント、さらにはスペシャル企画まで、和牛の笑いがてんこもりの1時間超となりました。

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オープニングVTRに続き、1本目はもちろん漫才から。テレビの懐メロ番組を見たという水田が、美空ひばりさんの『川の流れのように』に大感激、しかしサビ以外がわからないと指南をこうネタで幕開けです。川西の後に続くだけなのに、変なクセが入ったり音程がとんでもなかったり…まさかの動きまで盛り込んでくる水田のパフォーマンスはいったいどこに向かうのでしょう?

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ブリッジVTRも、卒業をテーマに趣向を凝らしたもの。5upよしもとから巣立つにあたり、ズバリ「これまでやったことがないこと」に挑戦しようという企画です。まずは「着たことのない服」として水田は新しいジャージの上下、川西はbaseよしもと時代にイベントで作ったという和牛Tシャツを身に着けて登場です。自販機では「買ったことのないジュース」を買い、劇場内の「入ったことがない部屋」に潜入し、さらには照明スペースや舞台裏にまで入り込んで…お客さんはもちろん、和牛のふたりもまだ見ぬ5upの内部に大興奮のひとときでした。

2本目はコント。爆弾処理班が、時限爆弾を前に赤と青どちらの配線を切るかで悩む姿を描きます。互いの信頼は厚く、後輩の川西にいったんすべてを託した水田でしたが、いざ切るとなると、急に意見が対立し始めて…。「赤だ」「青だ」と譲らないふたりが主張するとんでもない根拠の数々に、客席は大爆笑!

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続くブリッジVTRは、「やったことのないネタの作り方」。いつもは自分たちで書いているネタを、誰か別の人に書いてもらうことになり、劇場内ロビーに貼られた5upメンバー大集合のポスターをダーツに見立てて「誰に頼むか」を決定します。ふたりはポスターを見ながら「(学天即)奥田ならいいネタを書いてくれそう」「間違えても四条に行ったらアカン」と言いたい放題。ところが水田が投げたダーツは、よりによってピン芸人である守谷日和の額に! 仕方なく電話で守谷を呼び出し、ネタづくりをオファーしますが、頼まれた守谷も「何で?」と事態が飲み込めない様子です。しかも、守谷の単独ライブは和牛の2日前とのことで、制作時間がとれるのかも謎。とはいえ必死の頑張りにより、無事にネタが完成。さあ、いよいよお披露目です!

というわけで、3本目は守谷による新作漫才。「売れるためには何か技術が必要だ。料理だけじゃなく何かとコラボさせたい」と言い出す水田が選んだのは、何故かタップダンス。突然の提案に戸惑いながらも、できる限り我流で踊ってみる川西ですが、その姿はダンスというより地団駄!? なのに水田からは、守谷口調で「筋ええなあ」と賞賛の言葉が…。さらに川西は乗馬にも挑戦させられ、最後は水田の料理と川西のタップ&乗馬でコラボレーション炒飯が完成!? 「ええネタ作ってくれたな」「守谷ありがとうな」と、またまた守谷口調で締めくくり、大きな拍手を浴びました。

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4本目は、再びオリジナルの漫才で勝負。冒頭、さきほどの“守谷漫才”に触れ、「やってて全然意味わからんかった…」など素直な感想を述べたふたり。水田はまだ「奥田に書いてほしかった…」と悔しがっています。ネタのテーマはバレンタインデー。義理チョコの存在に異議を唱える水田の提案で、オフィスでのシチュエーションを再現します。「義理チョコを真に受ける」という“あるある”から、気づけば屁理屈男・水田の独壇場に。川西のナチュラルすぎる女子っぷりも笑いを誘います。

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VTRでの「やったことない」シリーズも、まだまだ終わりません。お次は「使ったことがない道具」を見に行きます。漫才中心の和牛にとって、舞台裏の小道具・大道具スペースはまさに未知の世界。テンション上がりまくりで試してまわり、20個の「使ったことが ない道具」をセレクトしたところで、なんとこれらを使って1本のコントを仕上げることが明かされました!

ヘアサロンにやって来た客・川西と、美容師・水田によるコントは、上記の小道具・大道具のおかげで予想もつかない展開に。待合室がちゃぶ台だったり、カウンセリングルームが階段だったり、イスが自転車のサドルだったり…水田のエキセントリックなキャラクターも、笑いをどんどん増幅させていきます。「こう来たか!」という驚きの連続に、お客さんも大喜びでした。

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最後のVTRでは、かつてのbaseよしもと、現・NMB48劇場を訪問。劇場内の設備はそのままで懐かさを感じつつも、5upとの違いも痛感したようで、「こんなに小さかったんか!」「こんなに(客席と舞台が)近かったっけ?」としみじみ。勢いづいて久々に舞台に立とうと盛り上がったものの、ふたを開けて見ると漫才ではなくNMB48の『オーマイガー!』を歌い踊るというオチもついていました。

ネタもここからラストスパート! まずは「恋愛で束縛する男はみっともない?」という話から、「適度な束縛」を追求することに。帰宅した彼女・川西を、執拗に問い詰める彼氏・水田。常軌を逸した細かなチェックは、もはやねちっこさを通り越して滑稽に…!? はたしてこの男の愛にゴールはあるのか!

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そしていよいよ最後の漫才へ。冬季五輪の話からネタに入るのかと思いきや、要所要所で舞台が暗転し、それぞれの心の声が流れるというひと味違う演出で見せました。漫才への愛、相方への愛にあふれつつも、微妙な温度差が感じられるフレーズが、客席を沸かせます。「この漫才を終わらせたくない…」そんなふたりの熱い思いは、やがてとんでもない方向へと転がっていき…。

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エンディングでは、「単独は今後もやっていきたい」(川西)、「すぐやります!」(水田)と声をそろえたふたり。和牛の次なる一歩に、どうぞご期待ください!

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和牛の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/1026/

【和牛】

2014年2月22日 (土)

5upよしもと卒業公演 ラフ次元単独ライブ「ラフ次元の卒業ライブ」

2月20日(木)、ラフ次元の単独ライブ「ラフ次元の卒業ライブ」が、5upよしもとにて行われました。5upよしもときっての仲良しコンビの記念すべき卒業公演は、漫才2本と梅村のピンネタ、コーナーと盛りだくさんな内容。短時間ながらも、ラフ次元の魅力をギュッとつめこんだステージになりました。

1本目の漫才の冒頭では、観客の皆さんへ贈られるプレゼントの存在が明らかに! 今回のライブ告知ポスターでは、普通の服装に加えて学ラン姿、さらには衝撃の女装まで披露したふたり。その中から7種類の写真をカードにしたものが、帰り際に渡されるそうです。ちなみに1枚だけ当たりが入っており、それは梅村がIKKOさんばりのボブヘアでしなをつくるショットだとか。引き伸ばされた写真がステージに登場すると、客席からは悲鳴にも似た歓声が上がっていました。

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ネタでは発音レッスンと称し、帰国子女である梅村が、1から10までの発音を空に教えていくことに。必死でネイティブの発音を伝えようとする梅村と、なかなかできずに迷走し続ける空の不毛なやり取りで笑わせます。業を煮やした梅村は、ついには自ら発明(?)した独創的な表現を使って…。

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2本目の漫才では、空が「芸人は漫才をやっているだけではダメ。目指せ! 夢の印税生活」と叫び、オリジナルが無理ならカバーアルバムをリリースしようと提案。ところが、イメージ設定からそれにともなう選曲までさまざまなアイデアを出すものの、いずれも梅村を戸惑わせるものばかり。果たしてふたりはデビューできるのでしょうか?

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お次はおなじみ「梅ちゃん先生」こと梅村による英語の授業です。塾講師も務める梅村ならではの視点から、現代の英語教育に物申す!?  途中、フリップをめくり間違うハプニングもありましたが、英単語の綴り間違いを引き起こすアイドル問題や、“あるもの”が多出しすぎる謎の例文集など、するどいツッコミに客席は大爆笑でした。

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最後は「ラフ次元の恩返し」と題するスペシャルコーナーへ。開演前、お客さんに書いてもらったアンケートをもとに、できる限りリクエストに応えていこうというものでしたが、最初に箱から引いたのが、「嫌いな同期を大声で言ってください」。空は「嫌いじゃなくて苦手な、でもいい?」と早くも及び腰。思案の末、意を決して叫んだ名前は、期せずしてふたりとも同じ名前「(祇園・)木崎!」となりました。「梅ちゃんの全力のツッコミを受けたい」というお客さんには、実際にステージに上がってもらい「誰がバイソンやねん!」のくだりを演じてもらって大盛り上がり。「相方の好きなところを大声で叫んで」では、それぞれ「素直!」(梅村)、「金持ち!」(空)と言い放って笑わせました。

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と、ここで残すところ1分とのアナウンスが…。最後のリクエストは「エルモとクッキーモンスターのネタをいつもと違う形で」。クリスマスソングを歌っているエルモのもとへ絶妙のタイミングで顔を出すクッキーモンスターを、梅村と空がそれぞれ演じるものですが、いったいどうアレンジするのか!? すると、クッキーモンスターが袖から顔を出すところで、アインシュタイン・稲田らたまたま居合わせた5upメンバーたちがいっせいに登場! 息の合った仲間ならではの見事なコンビネーションはアドリブと思えないほどで、まさにサプライズな演出となりました。

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エンディングでは、「これからも、これだけのお客さんの前で(ライブが)できたら…」と目標を語ったふたり。新たな一歩を踏み出すラフ次元に、これからも注目です!



【ラフ次元】

5upよしもと卒業公演 守谷日和単独ライブ「ずっとMoriYa!」

2月20日(木)、守谷日和の単独ライブ「ずっとMoriYa!」が、5upよしもとにて開催されました。守谷曰く「これまでの単独で一番お客さんが入ってくれた」とのことで、会場はほぼ満員! 卒業を前に、5upよしもとを代表するピン芸人のひとりとしてどんな笑いを届けてくれるのか、期待が高まります。

まずはスーツ姿で登場し、漫談スタイルでライブの始まりを告げた守谷。開口一番「わー! いっぱい! ありがとうございます!」と感激しきりです。一方で、残念なことに「実は今日、ヒゲの剃りが甘いんですよ…」とネガティブ情報もカミングアウト。かつて「会社の偉いさんに言われた」という、「ネタ面白いなあ。でもヒゲ青いもんなあ…」という衝撃のひと言に始まり、「ヒゲが青いことでこんな不幸も起こりえるのでは!?」という人生への悪影響を次々と予想していきます。あらゆる美点をかき消してしまうヒゲの青さ、恐るべし!

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オープニングVTRの後、1本目のネタは「全校生徒へ」。竹刀を持った体育教師・守谷が体育祭の練習をしている生徒たちを熱血指導していきます。ついつい騒いでしまう生徒たちを、毅然とかっこよくしかる姿は、同僚教師からも賞賛を集めている様子。やがて調子に乗り始めた守谷は、かっこよさを意識しすぎて過剰な演出を加えるようになり…。誰もが経験してきた学校特有の空気感や、次々と繰り出される珠玉の決めゼリフに客席は爆笑の連続です。

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ネタの合間のお楽しみ、ブリッジVTRでは、サイコロで出た目に合わせて商店街の店を訪れ、そこでゲットした材料を使い、カレーを作ることに。サイコロを振れるのは6回だけ。寿司屋さんの前でストップするなど幸先のいいスタートを切りましたが、後半は花屋さんや文房具屋さん、ついには美容院と食べ物に全く関係のない店が続く予想外の展開に。“守谷カレー”は、いったいどんな味に仕上がるのでしょう?

2本目は「月の涙が乾くまで」。ステージには小さな犬のぬいぐるみが置かれ、守谷が音楽に乗せてパントマイムを披露しました。後に「パントマイマー・のぞみさんのカバー」と明かされたこのネタ、しかし守谷は半裸で頭にはロボットマスクではなく単なるビニールがかぶせられているという簡易版になっていました。

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と、ここで「うるおいタイム」と称して休憩を!? 客席の明かりがつけられ、トイレに行ってもOKとアナウンス。守谷も次のコントの準備をしたり、これまでのコントの種明かしや解説をしたり。「ほぼ満席」を記念して、カメラによる客席記念撮影も!?

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「いつもの風景」と題した3本目は、部屋で腕立て伏せをする男が主人公。まだやわらかい腕の筋肉と汗ばんだ肌をアピールしつつ、激しいロックに乗せてダンサブルに汗を拭く守谷。腕立て伏せ、そして汗拭き…繰り返されるしぐさは限りなくワイルドで、その様子には笑いとともに小さな悲鳴まで起こっていました。

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ブリッジVTRはいざ、カレーづくりに突入。ゲットした材料は「ちらし寿司」「フランスパン」「タマネギ」「ペンケース」「金魚草」「(チキンカレーをイメージして切ってもらった)ニューヘアスタイル」の6つ。用意されたルウにタマネギを加え、フランスパンにつけていただくまではよかったものの、ちらし寿司を無理やりペンケースに詰めるといったエキセントリックな調理法も。「美味しい」と感想を述べつつも、「切ないなあ〜」と複雑な表情を浮かべる守谷でした。

4本目は「第2次宇宙戦争」。ハリウッド映画の主役に抜擢された日本人俳優・松風ホトトギスを待ち受ける現場での過酷な運命とは…。迫真の演技で見せるクライマックスのバトルシーンは、誰も到達したことのない新たな境地に!?

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最後のネタは「キャンプ」。亡き父の遺したキャンプ用具一式で、ひとり初キャンプにやってきた男の浮き沈みを描きます。前半の度を越したワクワク感はもちろん、終盤に男を襲う悲劇の数々にも思わず爆笑!

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最後は再びVTRが。守谷がお世話になった5upよしもと内を歩きながら、テレビやベンチ、トイレなどにひとつひとつ「ありがとうな」とお礼を伝えていきます。たまたま居合わせたビーフケーキ・松尾も「ありがとうな」攻撃に巻き込まれ、戸惑いの表情。やがてVTRが終わると同時に会場後方から生「ありがとうな」の声が…! そう、守谷が通路を歩きながら、観客の皆さんに直接「ありがとうな」を言おうという企画で、遠くても聞こえるよう自作の糸電話も持参。希望者の耳元に熱い感謝の思いを届けました。

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エンディングでは、「単独ライブはこれからもやる気満々」と意気込みを見せた守谷。ライブ告知ポスターが当たる抽選会も行われ、最後の最後まで守谷ワールド全開、お楽しみ満載の一夜となりました。

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【守谷日和】

5upよしもと卒業公演 ジュリエッタ単独ライブ「ジュリエッ単」

2月18日、5upよしもとにて、ジュリエッタ単独ライブ「ジュリエッ単」が行われました。卒業公演であり、かつジュリエッタ初の単独ライブというだけに、当日は立ち見が出るほどの超満員。開催前、井尻がツイッターで「ペンライトを持参してください」と呼びかけていたため、場内は色とりどりのライトが揺れて、さながらアイドルのコンサート会場のようでした。  

そんな中で始まった『ジュリエッ単』。客席通路から井尻と藤本が登場すると、割れんばかりの歓声に包まれ、早くもヒートアップ。そして舞台にたどり着くと間髪入れずに漫才へ。そこで、ペンライト持参の理由も明かす井尻。それは、ネタとネタの間に放映するブリッジVTRで、彼らの出囃子である「脳漿炸裂ガール」に合わせた振付をレクチャーし、お客様に覚えてもらおうという企画のため。そして、エンディングで一緒に踊ることが目的だそうです。  

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そうして次なるコント「願いまして」へ。そろばん塾を舞台に、塾の卒業検定に挑む生徒と出題する先生のやり取りを。藤本扮する先生のそろばんに賭ける思いに翻弄される生徒役の井尻。二人の掛け合いも見事な、そろばんの可能性を見いだしたようなコントでした。  

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コントが終わると振付レクチャーのブリッジVTRへ。ブリの白子・國松と、アキラ、フラワーズオブロマンス・多和田、森介がエキストラで参加し、この4人とともに、ペンライトの動きや掛け声などをマスターしました。  

オレオレ詐欺の国際版、コント「MeMe詐欺」では、田舎に住む一人暮らしのおばあちゃんと、オレオレ詐欺を仕掛ける外国人の男のやり取りを。おばあちゃん役は藤本。中国地方の方言でおばあちゃん感がたっぷりでした。  

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次なるVTRではペンライトの使ってウェーブなどをマスター。ここで初めて國松ら4人のダンサーの紹介が行なわれたのですが、4人とも藤本が普段から仲良くしている後輩とのこと。ユニット名は「國松フューチャリングATM」。ATMとはアキラ、多和田、森介それぞれの頭文字から由来しているそうです。なお、今回の振付は現役ダンスインストラクターの國松が手がけました。  

コント「雰囲気的に」は、甲子園を目指す球児ふたりが主人公。ここで勝ったら甲子園出場決定!という大事な試合で、“謎の現象”に惑わされる選手を井尻が好演しました。  

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ブリッジVTR、最後はサビの振りを。サビはとにかくペンライトを、持ってなければ携帯電話でもOK、光るものを振り回してライブのような高揚感を!とのこと。ここまでの3つの振りを合わせて、完璧に踊りをマスターします。  

そして、コント「おととい来なさい」では、藤本扮する“自宅でフリーの科学者”の純粋なる思いが、井尻扮する結婚の許しを乞われた娘の父をカオスへと巻き込んでいく奇想天外なネタ。SFのような面白さがありました。  

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ブリッジVTRもこれで最終回。最後は「脳漿炸裂ガール」がBGMのオープニングVTRに合わせて、みんなでおさらいです。最初から通すことで、VTRごとに覚えた振りの一つ一つが歌とリンク。そのたびに会場からは楽しそうな声が上がりました。  

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最後のネタは、高校生と元マタドールという新任教師のやり取りを描いたコント「マタドール」を。元マタドールの先生にぐんぐん惹き込まれる、いまどきの女子高生に扮した井尻の姿に何度も爆笑が起こりました。  

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そしていよいよエンディングです。井尻、藤本のツインボーカル、そして4人のダンサー「國松フューチャリングATM」とともに、「脳漿炸裂ガール」を劇場一体となって踊りました。5upよしもとはまさに、ライブハウスさながらの盛り上がり。何色ものペンライトが劇場にともり、ウェーブのシーンでは歓声が沸き起こりました。  

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かくして“「脳漿炸裂ガール」を踊ってみた”も大成功。エンディング・トークでは「この4人がいなかったら、今回の単独ライブは成り立ちませんでした」と國松フューチャリングATMを称える藤本。参加したアキラも「ゲキ楽しかったです!」と満足げでした。  

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またブリッジVTR中で、気まずい雰囲気であることを明かされた井尻と多和田。それは、井尻が多和田への誕生日プレゼントをわざわざ多和田の自宅まで行き、留守のため玄関のドアノブに吊るしておいたものの、多和田からは一切のお礼がなかったことが発端だそう。以降、井尻は多和田に対して腹に一物を抱えているとかいないとか。そこで多和田、エンディングでは和解を表明。2月24日が誕生日という井尻に、その場で誕生日プレゼントを贈りました。  

そして最後はジュリエッタからお客様へプレゼント! エンディングでのダンスシーンを舞台から撮影しており、その模様を放映。ジュリエッタのふたりから見た光景を見せてもらいました。  

初の単独ライブにして卒業公演となったジュリエッタの『ジュリエッ単』はこれにて終了。「また単独をしたい」と口々に語る井尻と藤本、第2回が行われる際にはぜひお越しくださいね!  
  


【ジュリエッタ】