最新ニュースインタビューライブレポート

ライブレポート

2014年1月30日 (木)

つぼみの新年会~大好き丸ごとバレンタイン!!直前公演~

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歌にダンス、お笑い、お芝居など、あらゆる手段でパフォーマンスを披露して大阪を元気にするために結成されたガールズパフォーマンスユニット、つぼみ。1月26日(日)、道頓堀ZAZA HOUSEで『つぼみの新年会~大好き丸ごとバレンタイン!!直前公演~』が開催されました。

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「あけましておめでとうございま~す!」とお目見えしたメンバーたちは、“新年会”ということで、全員が私服でお目見え! それぞれのセンスが垣間見えるファッションです。「私服といえば、ちゃいはどんな感じですか?」と福田麻貴にさっそくいじられる“ちゃい”こと白城ちこ。「どこで買ったん、そのスカート!?」、「その上の服の色よ!」とほうぼうからイジられていましたが、「私が誕生日のときに友達からいただいたんで、せっかくやから今日着ようと思って。どうですかー?」と呼びかけますが、「類は友を呼ぶねんなぁ…」と白城のコーディネートに辟易気味!? のメンバーたち。さらにファッションのコンセプトを尋ねられると、「コンセプト…?」と、意味が通じなかったようで…。

それぞれ服装イジリで盛り上がったところで、ひとつ目のコーナー「2014年、新年の決意!」。MCはこまごめピペットの2人。あらかじめ、各メンバーに無記名で「今年、メンバーに挑戦してもらいたいことは?」というアンケートを実施。それをこの場で発表しようというもの。最初に挑戦するメンバーは、シュークリームのしより。しよりには、「一発ギャグを作る」ことに挑戦してもらいたいという依頼が…。このアンケートを出したのは、なんと相方のシュークリーム・吉岡久美子! 「芸人さんといえばギャグ。2014年のシュークリームはギャグがほしいなと思って…」と希望を語ります。ではさっそくギャグ披露と思いきや、まずは先輩のこまごめピペットの杉山優華がお手本を見せるハメに。

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そしていよいよ、しよりのギャグ披露! 吉岡久美子から「おいしいものを食べたときに使う、絶対にウケるギャグがいい」というハードルの高いリクエストもあり、いくつかギャグを披露しますが…。

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2人目に指名されたのは、中上亜耶。「ダンスをがんばる」ということにチャレンジしてもらいたいといいます。その依頼を出したのは、八木沙季。つぼみメンバーのなかで、一番ダンスが苦手といわれる亜耶ですが、本人は否定。そうまで言うならmixの『ロックンロールなんですの』を踊ってもらおうということになり、後ろにメンバーを従えてダンスを披露! なんとか踊りきりますが、「最初の手拍子から違う!」とダメ出しされるひと幕も。改めて、「mixに入ります!」と宣言する亜耶でした。

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3人目に挑戦するメンバーは、恵梨華。「こまごめピペットに加入!」という挑戦でしたが、これを要望したのは恵梨華張本人! 「私、練習してきたんです! 3人でやりましょうよ!」とやる気まんまんです。さっそくこまごめピペットの2人を巻き込んで、新曲を披露することに。「完璧でしょ!?」と胸を張り、今年の決意を改めて「こまごめピペットに入る!」と声高らかに宣言しますが優華から「入れるか!」とすごい速さで断られていました。

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最後は、つぼみメンバー全員に挑戦してもらいたいこと。その内容とは「体を張る」! この希望を出したのは亜耶。「皆さんに、もうちょっと身体を張っていろんなことにチャレンジしてもらいたいと思ってるんです」と語り、さっそく身体を張ったチャレンジを行うことに。そこに用意されたのはパイ! パイを顔に投げたいと、まさに身体を張っているところを今この場で見せようというのです。さらに亜耶は「身体を張ってないと思ったので」とこまごめピペットの松下千紘を指名。2人して、パイを顔にぶつけ合い…。

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続いては、「つぼみネタセレクション」。メンバーからの、あのネタがもう一度見たいというアンケートをもとに選んだネタをお披露目するというもの。樋口みどりこと恵梨華によるひぐちえりか、八木沙季、金沢沙里衣、シュークリームが一挙にベストネタを披露しました。

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お次のコーナーは、シュークリームの2人がMCを務める「賞品ゲット! お年玉チャレンジ」。次々と出される課題に全員でチャレンジして、成功すればお年玉がもらえるということで「キャー!!」とメンバー全員大興奮です!

ひとつ目のミッションは、「けん玉チャレンジ」。3人同時にけん玉に挑戦し、一番大きな大皿に一発で玉を乗せることができたらお年玉ゲット! 「得意な人が挑戦した方がいいかな」という言葉に名乗りを上げたのは、りんごあめ・小寺真理とこまごめピペット・杉山優華、恵梨華の3人。ぶっつけ本番、はたして成功するのか…?残念ながら、自信満々だった恵梨華が失敗! お年玉ゲットとはなりませんでした…。

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ふたつ目は「テーブルクロス引きチャレンジ」。食器が並ぶテーブルから、食器を倒さず、落とさずにテーブルクロスを引けたら成功です。これには樋口みどりこ、金沢沙里衣、加藤茉菜が挑戦。そして結果は全員失敗…。あちこちから「力が強すぎるんちゃう?」とクレームが出ましたが、「じゃあやってみいな!」と抗議する挑戦メンバーたちでした。

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3つ目のミッションは、「背面キャッチチャレンジ」。野球ボールを足元でバウンドさせ、振り向いて落ちてくるボールをうまくキャッチできれば成功というもの。この挑戦には、福田麻貴、八木沙季、白城ちこ、水森依音、山口綾子が挑戦。ところがこちらもミッション失敗。お年玉ゲットの道のりは厳しく…。続いてのチャレンジは、「ポーズそろえるチャレンジ」。ひとつのお題に対して、目隠ししたメンバー全員が同じポーズを取れたら成功というもの。「吉本を代表するギャグのポーズ」、「お正月のポーズ」、「アイドルのポーズ」に挑戦しますが、こちらもなかなかそろわず…。

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ミッションもいよいよ最後。「2重跳びチャレンジ」です。「これが失敗したら本当にお年玉ナシなんで、みんなでがんばりましょう!」とカツを入れます。15人全員が、連続で1回でも二重跳びに成功すればOKというもの。吉岡久美子、しより、恵梨華、金沢沙里衣、杉山優華、八木沙季、山口綾子、福田麻貴、加藤茉菜、小寺真理、白城ちこ、樋口みどりこ、続々みんな成功していきます! 「余裕やん!」と喜ぶメンバーたち。しかし、あと3人と迫った残りの顔ぶれを見たとき「この3人、ヤバない…?」と不安げ。

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そんなさなか、松下千紘がまさかの失敗!? かなり怪しい飛びっぷりでザワザワが止まらない会場でしたが、ひとまずもう一度チャレンジすることでセーフに。やや弱気になったか「一番最後に行く!」と心の準備に励む松下でした。松下に続いて水森依音、中上亜耶は難なくクリア! やっとお年玉を手にしたメンバーたちでした。

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続いて「つぼみネタセレクション2」。りんごあめ、中上亜耶、福田亜貴、こまごめピペットがベストネタを披露しました。

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エンディングは、15人全員で『バイタリティ』を披露! 元気いっぱいのパフォーマンスでお客さんも大盛り上がり! アンコールトークのサービスもあり、終演後もお客さん全員が会場を後にするまでステージ上で手をふり続けてお見送りしました。

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つぼみの次のライブは、2月11日(火・祝)の『つぼみ公演~大好き丸ごとバレンタイン!!~』。つぼみと素敵なバレンタインを過ごしましょう!

 

【ライブ情報】

『つぼみ公演~大好き丸ごとバレンタイン!!~』

 

会場:大丸心斎橋劇場

日時:2月11日(火・祝)15:45開場 16:30開演

料金:前売り2,800円、当日3,000円

出演者:つぼみ/ゲスト:スマイル/酒井藍/福田愛菜 ほか

問い合わせ:0570-550-100 (チケットよしもと予約問い合わせダイヤル)

激情プロレスリング~ナウリーダーvsニューリーダー 吉本・新日本プロレス世代闘争~

1月24日(金)、『激情プロレスリング~ナウリーダーvsニューリーダー 吉本・新日本プロレス世代闘争~』が、東京・ルミネtheよしもとにて行われました。

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新日の道場を見学した野性爆弾・川島の心ないひとことから端を発し、コミッショナーとなったバッファロー吾郎・Aの鶴の一声により、昨年10月3日に『激情プロレスリング~激突!!吉本芸人軍団VS新日本プロレス軍団全面戦争~』を実施。
吉本芸人と新日レスラー軍が死闘(?)を繰り広げ、決着がつくかと思いきや、終盤、マテンロウのアントニーらが乱入すると、レイザーラモンらに噛み付き、Aが「1月24日、世代闘争だ!」と再びマッチメイクを敢行して、この日を迎えました。

今回も、実況は博多華丸・大吉の大吉、解説はバッファロー吾郎・竹若、コミッショナーはバッファロー吾郎・Aがそれぞれ務め、これまでの抗争をVTRで振り返り、いよいよ選手入場。

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各々のテーマ曲とともにひとりずつ客席後方から現れ、ファンを喜ばせます。

黄色いTシャツのナウリーダー軍は、ロンドンブーツ1号2号・田村亮、東京ダイナマイト・ハチミツ二郎、ハリガネロック・ユウキロック、新日本プロレスリングの棚橋弘至選手、天山広吉選手、小島聡選手、中西学選手という面々。
一方、緑色のTシャツのニューリーダー軍は、レイザーラモン・HG、同じくRG、野性爆弾・川島、同じくロッシー、新日本プロレスリングの後藤洋央紀選手、内藤哲也選手、田口隆祐選手という顔ぶれです。

全員が舞台に出揃ったところで、この世代闘争の火種となったアントニーは、仕事の都合で欠場との発表がされ、大吉曰く「よしもとあるある」とのこと。
レフェリーの東京ダイナマイト・松田が紹介された後、RGが「亮さん、プロレス好きなんて聞いたことないですよ!」「釣り番組でもやってればいいんだよ!」と噛み付き、対する亮が「釣りは別腹じゃ!」と返すなど、舌戦から乱闘が勃発します。

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両軍入り乱れるなか、いつのまにかふんどし姿となったAが現れ、開会宣言をしました。

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続いて、アジアン・馬場園が、国歌斉唱との発注を受けながらも中山美穂さんの『ただ泣きたくなるの』を熱唱。

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それでも舌戦は続き、ハチミツは「(ニューリーダー軍なのに)野性爆弾は俺より先輩じゃないか!」といった正論をぶつけて笑うを誘うのでした。

そんな混沌のなか、いよいよ試合開始。
まず、黒ひげ危機とパンスト被りを複合させた『HYPER 3K』では、天山選手と野爆・川島という似た者同士の対戦が実現し、川島が逆転勝利を収めます。

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続いて、『BOF(バーンオブファイト)』では、関口メンディーさん(GENERATIONS from EXILETRIBE)に扮したHGが「パフォーマンス卒業、お疲れ様でした。ヒロティー!」と咆哮。

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今年元旦放送の『今年も生だよ!笑いっぱなしのお正月!2014年ざっくり新年会』(テレビ東京系)でHGが連呼していたフレーズですが、ここでの反応は薄く、終盤までこの一幕をいじらることに…。
この試合では、ハチミツ二郎と対戦した内藤選手が、流れでNEVERのベルトをかけることになり、ハチミツにベルトが渡りそうな瞬間もあって、コミッショナーら一同が肝を冷やしました。

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また、南海キャンディーズ・しずちゃんが乱入し、大暴れすると、RGが「こんな会社やめてやる!」と藤波辰爾さんの「雪の札幌テロ事件」を、しずちゃん相手にAが寝そべって「猪木・アリ状態」をそれぞれ再現させるなど、オールドプロレスファンを喜ばせます。

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続く『フィニッシュトークホールド』は、いわゆる暴露合戦。

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「ユウキロックはファンレターに同封されていた切手を換金していた」「小島選手は駐車がヘタ」といった暴露が続くなか、罵声とともになだれ込んできたのは、バッドボーイズ・佐田、とろサーモン・久保田の2人でした。
芸人たちの暴露を始める2人ですが、会場の空気に馴染めず、久保田にいたっては自分のクズエピソードを口にする始末。
大吉は「ただただ、感心するのは二人のハートでございます」とフォローしますが、久保田の悪態は止まらず、「俺のプロレスの歴史は、紅夜叉で止まってるんだよ!」という捨て台詞とともに、気配を消すことに……。

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これまた「紅夜叉さん、いいレスラーでした」とフォローする大吉でした。

その後も、天山選手がメールにハートマークを多用するといった軽めの暴露も出ますが、厳しい練習の前にするいう“ある行為”を暴露された田口選手が大メージをくらい、ギブアップしたところで休憩時間へ。

その間、2700が天山選手、小島選手とともに「右ヒジ・左ヒジ・モンゴル見て♪」とモンゴリアンチョップを混じえたダンスを披露し、客席からの「シュー」の唱和も盛り上げました。

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セミファイナルは、技を受けながらカラオケで点数を競う『ホールドソングマッチ』。
ここで川島が「先生、呼んでもいいですか?」とロバート・秋山を呼び込み、体ものまねで力道山になりきった秋山に、全員起立して挨拶をします。

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秋山は他にも木戸修さんや長与千種さん、チョコボール向井さんらになりきり、一同爆笑!
しかし、肝心のカラオケでは『どんなときも。』を歌おうとするも、中西選手のアイアンクローを耐え切れず、イントロ部分でギブアップしてしまいます。

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天山選手は、RGのモンゴリアンチョップを受け続けながら『キン肉マン Go Fight!』、後藤選手は、ユウキロックの卍固めを受けながら『Hold Your Last Chance』をそれぞれ歌い切りに成功。
最後は、亮が『ガッツだぜ!!』を歌おうとしますが、田口選手のロメロスペシャルに瞬殺され、終了。

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そして、メインイベントは漫才対決です。
ナウリーダー軍の棚橋選手&ハチミツ二郎は、プロレスネタを混じえつつ、棚橋選手の滑舌の悪さを活かした、作りこんだ漫才を披露。

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対するニューリーダー軍の内藤選手&RGは、RGが新しい入場曲を作ったとして歌うも、ことごとく先輩レスラーの入場曲で、内藤選手がプロレス技でツッコんだりする動きのある漫才コントでした。

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観客の拍手によって勝敗を決めるのですが、A曰く「2人差」で、ナウリーダー軍の棚橋選手&ハチミツ二郎組の勝利!
結果、総合でもナウリーダー軍が勝利を収めました。

「単独ライブ、考えてます」と勝利の余韻に浸るハチミツに対して、「今度はコントやってやる!」「コントでも合唱でもやってやる!」と吠えるRG。
そして、Aによる「猪木問答」再現の流れで、春に『激情プロレスリング』第3弾の開催を発表しました。

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最後は、Tシャツを脱いだ棚橋選手が、「会場のみなさん、愛してまーす!」とバッチリ決めて、終演。

ここでは終わらず、勝利者インタビューとして、棚橋選手とハチミツ二郎が再登場し、棚橋選手は噛みながらも告知をします。
「バッドボーイズ・佐田、とろサーモン・久保田、ホントは面白いです」という大吉の最終フォローに続き、「プロレスもお笑いも、みなさん観に来ていただいて、楽しんでいただけたら、僕たちはうれしいので、これからもよろしくお願いします!」という棚橋選手の言葉で、3時間近くに及んだ今回の大会は終了しました。

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なお、前回大会のDVD『激情プロレスリング~激突!!吉本芸人軍団VS新日本プロレス軍団全面戦争~』は、現在発売中。
1月30日(土)の19時からは、タワーレコード新宿店にて、棚橋選手、天山選手、レイザーラモンが出演するDVD発売記念イベントも開催されます。
詳細は、よしもとアール・アンド・シー公式サイト(http://www.randc.jp/artist/gpw/)でご確認ください。


【博多華丸・大吉】【バッファロー吾郎】【東京ダイナマイト】【野性爆弾】【ユウキロック】【田村亮】【レイザーラモン】【しずちゃん】【バッドボーイズ】【とろサーモン】【アジアン】【2700】【ロバート】

寸撃!!〜プレイバトル Vol.1

1月26日(日)、道頓堀ZAZA HOUSEにて、「寸撃!!〜プレイバトル Vol.1」が開催されました。今回が第1回目となるこのイベントは、関西の人気劇団3劇団から3人ずつ俳優を招き、くじ引きで決まったテーマに沿ったアドリブ劇=寸劇(撃)を繰り広げるというもの。先の読めない演劇バトルは、俳優にとっても観客にとってもスリル満点の展開となりそうです。

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オープニング、まずステージに現れたのは、MCを務める腹筋善之介。「寸劇とは、台本もセリフもなく、場所や設定を役者に渡してアドリブで芝居すること」との説明から本編へと入っていきます。「3チームを見終わった後、皆さんの拍手でジャッジをしていただきます」と採点方法も解説。続いて劇団そとばこまち、劇団レトルト内閣、AMIMECT企画の3チームを呼び込みました。それぞれに意気込みを聞く際も、「(今の心境を)動物にたとえたら何?」「食べ物にたとえたら?」と、さっそく“アドリブ力”を試される俳優たち。既にバトルは始まっているようです。

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続いて試合を始める前に、改めて詳しいルール説明が。3回戦が行われ、各回とも1位が10点、2位が5点、3位が1点をゲット、最終的な合計点で順位を決定します。設定は毎回、ボックスから引くことに。1回戦は「場所」のみ、2回戦は「場所」と「キャラクター」、3回戦は「場所」と「キャラクター」、さらに「効果音」が決められるとのことで、回を重ねるごとに難易度がアップします。勝利劇団へのプレゼントは、公演等の告知タイム。1位は30秒、2位は10秒、3位は3秒の時間が与えられます。

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と、ここからが同イベントの恐ろしいところ! なんと「トレード制度」があるのです! 1回戦終わるごとに、3位および2位のチームはメンバー交換を申し出ることが可能。もちろん、ひとり獲得すれば、ひとり放出しなければならず、リーダーは苦渋の選択を迫られそう…。善之介曰く、劇団名やメンバー構成に左右されず、純粋に芝居を見て判断してもらうための策として発案されたそうです。リーダーのジャンケンにより、1回戦の順番が決定。さあ、いよいよ開幕です!

1番手は華やかなのにダーク、B級なのに耽美という独自路線を開拓し続ける劇団レトルト内閣の福田恵さん、クスノキ漂流さん、Q本かよさん。BOXから引き当てた設定は「ラーメン屋」。シンキングタイムはたったの10秒ということで、短時間のうちに「あ・うん」の呼吸で共通の世界観を作り上げなければなりません。ど直球のラーメン屋設定ではなく、映画のオーディション前にラーメン屋店主役の演技に磨きをかける役者、負けじと絡んで邪魔者扱いされる後輩、そして熱血指導をする演出家(?)という布陣で臨んだ3人。ストーリーは予想外の方向へと転び続け、あとひと息でオチというところで制限時間の3分となってしまいました。善之介からは「節足動物の動きがよかったね」との評が。

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2番手のAMIMECT企画は、女優・脚本家の平本茜子とパントマイマー・岡村渉さんを中心とした演劇ユニットで、昨年12月に同劇場で行われた第1弾公演「BOX」では客席を満杯にしたという気鋭の存在です。この日は残念ながら岡村さんが欠席ということで、代わりに劇団テノヒラサイズの田所草子さん、吉本所属で女優として活動するHIROKAが参戦しました。設定は「氷山」。雪女とその娘が、氷山で遭難した女性に出会って繰り広げるドタバタ劇に仕上げました。こちらも、雪女の娘に課せられたノルマという謎を残したまま時間切れに…。

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そして3番手は、関西を代表する老舗・劇団そとばこまちから、田中尚樹さん、くぼたゆういちさん、佐藤美月さんの登場です。引き当てた設定は「三途の川」。怪談の語り部が語る話を、残るふたりが演じるという異色のスタイルでしたが、「ここで女が面白いことを言いました」など次々と無茶ぶりをする語り部に翻弄され、ストーリーはハチャメチャに。気づけば語り部が入れ替わってしまうという変幻自在ぶり!? 突如現れた「C君」という人物の最後の一声を聞けぬまま、またしても終了の鐘となりました。

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1回戦の結果は、1位そとばこまち、2位AMIMECT企画、3位レトルト内閣となりました。2回戦は「場所」に加え「キャラクター」も指定されての寸劇ですが…その前に「恐ろしいのはここから!」(善之介)という恐怖のトレードタイム! 3位のレトルト内閣は、くぼたさんを獲得し、代わりにQ本さんを放出。2位のAMIMECT企画は、佐藤さんを獲得し、HIROKAを放出しました。「すでにどれがどのチームかわからない!」(善之介)ほどの混乱ぶりで、2回戦に突入します。

1番手の“元”レトルト内閣は、「お葬式」「医者と患者」という設定でスタート! 医者と亡くなった患者の妻に挟まれ、風邪っぴきの僧侶の揺れる心模様(?)を描きました。その裏には、「命か金か?」という壮大なテーマも見え隠れ…!?

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続く“元”AMIMECT企画の寸劇は、「コンビニ」「店長とバイト」で展開。設定にないもうひとりの登場人物が「煮え続けるおでん」というシュールなアイデアで魅せました。バイトがおでんに引きずり込まれそうになったり、店長とバイトに食べられそうになったおでんがキレるなど、笑いどころも満載です。

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ラスト、「居酒屋」「店員と客」という設定に挑んだのは“元”そとばこまち。先輩後輩らしきふたりの女性客と、そこに挟まれオロオロする店員…ことごとく先輩をないがしろにする後輩の暴言ぶりや、なぜかふたりに加わって乾杯までしてくる店員など、謎が謎を呼ぶ内容でしたが、それは明かされぬまま時間切れとなりました。

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2回戦の結果も、1回戦同様1位そとばこまち、2位AMIMECT企画、3位レトルト内閣。果たして3回戦での逆転はあるのか!? 2度目のトレードでは、“元”レトルト内閣に田所さんが入り、クスノキさんを放出、“元”AMIMECT企画にはQ本さんが入り、佐藤さんを放出。この結果、“元”そとばこまちは田中さん、佐藤さん、HIROKAというメンバーになりました。最終戦は冒頭に流れる効果音が設定され、それに合わせた演技が求められます。

1番手の“元”レトルト内閣の設定は、「寿司屋」「OL」「ビル崩壊音」。楽しげに寿司をつまむ3人のOLが、ビル崩壊を目の当たりに。ぼう然とする者、うろたえる者、空気を読まず寿司を食べ続ける者と三者三様の反応を見せ、その温度差が大きな笑いを生んでいました。

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2番手の元・AMIMECT企画は、「病院」「親子」「急ブレーキ音」。病院の前で事故にあった女性のもとに駆けつけたきふたり…ひとりは娘、もうひとりは医師、かと思いきや、助けを呼ぶことしかできない救護ロボ!? 死の淵にいる母の秘密が明かされるオチでは、まさかの内容に会場騒然!

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いよいよ最後の寸劇です。“元”そとばこまちは、「コミックマーケット」「警官とオカマ」「銃声」という、かなりかけ離れた設定を引き当ててしまいました。コミケ会場で起こった強盗事件。犯人と負傷した男、しかし駆けつけてきたのは警官ではなくオカマだったからさあ大変。なかなか登場しない警官に客席も善之介もハラハラし通しでしたが、HIROKAがオカマと警官を早変わりで交互に演じ、何とかクリア!

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3回戦の結果は、1位レトルト内閣、2位そとばこまち、3位AMIMECT企画。最終戦ということで2倍の点数が加算されたため、合計すると1位そとばこまち、2位レトルト内閣、3位AMIMECT企画という結果となりました。3つの寸劇を演じ終えた演者たちに、善之介は「シャッフル怖いやろ!」とニヤリ。俳優たちからは、「すごい緊張しました!」「もっとやりたい!」「つらかった!」「楽しかった!」とさまざまな反応が上がっていました。

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この後、それぞれ30秒、10秒、3秒の告知を行い、イベントは終了。今後は月1回開催も検討されているという「寸撃!!〜プレイバトル」。次はどんな顔ぶれが、どんなアドリブ劇を見せてくれるのか? 俳優たちの発想力と化学反応が存分に楽しめる同イベントの今後に注目です。

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2014年1月27日 (月)

メッセンジャーあいはら講演会

1月24日(金)、道頓堀ZAZA HOUSEにて、「メッセンジャーあいはら講演会」が行われました。テレビやラジオなどのメディアでは決して話せない極秘ネタが次々と飛び出す、あいはらならではの単独ライブ。会場はもちろん大入満員、今夜は果たしてどんなトークが繰り広げられるのでしょう!?

タイトル通り、ステージには演台とめくりが置かれ、講演会そのものの雰囲気。スーツをビシッと着こなしたあいはらを、大きな拍手が迎えます。冒頭、「テレビやラジオでは本当の気持ちを10分の1も言えてない!」と切り出したあいはら。「暗黙の了解があるテレビやラジオでは言えないこと、思いの丈を、リミッターを外してお話しさせていただきます」と宣言して、いよいよ講演に突入しました。

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今回のテーマは、東京都知事選でも大きなキーワードとなっている「脱○○」。あいはらがいま最も気になる「脱」モノについて、持論を展開していきます。まずは、「脱偽装」からスタート! 世間を騒がせた食品偽装問題について、観客にもなじみの深い「鮭弁当」や「白身魚フライ」などを例に出し、規制の動きに疑問を投げ掛けつつ、あいはらなりの“線引き”を提案していきます。さらに、終始フレキシブルな態度を見せていたあいはらが、唯一「許せない!」と憤ったある“モノ”に、会場は大爆笑です。

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続いては、「脱芸人」。「芸人ってもっとええもんやと思ってた。免罪符を手に入れられると思ってたんです」と話すあいはらは、「実はやったらアカンことがめちゃくちゃある!」と嘆きます。やがて話はメッセンジャーの若手時代におよび、お笑い界の裏側を暴いていくことに!? 気になるギャラの話も飛びだし、その内容にはどよめきが…。後輩たちの現状と将来を心配し、隣接のZAZA POCKET’Sでライブ中の若手芸人に聞こえるように「今やったら間に合う!」と呼びかけて笑わせるひと幕もありました。

「脱岸和田」には、会場から驚きの声も。ご存じ岸和田っ子のあいはらですが、「泉州地方にもたくさんいい人はいるんですよ」と何度も断った上で、「かなわん人が多いんですよ〜」と自らが遭遇したさまざまな出来事をしゃべりまくり。最近は「レーダーで泉州人がわかるようになった」とのことで、見分け方までしっかり伝授していました。締めくくりは、「お世話になってきたけど…もうちょっと改善してもらわんと難しい!」と魂の叫び!?

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「脱ネット社会」では、TwitterやfacebookといったSNSに物申す! メールも返信しかできないという超アナログ人間のあいはら。これまであえてネットに触れずに生きてきたのは、「僕みたいに軽率にモノをしゃべる人間が、こういうことすると、バレなくてもいいことがバレると思った」と理由を説明します。多くの人の目に触れるため、本音を書くことができないのなら、「何の意味もない」とバッサリ。人と人とのコミュニケーションは、「こういうライブみたいなんが、本当のやりとりであるべき!」と改めて主張しました。また、「知らん人の昼飯なんて興味ないでしょ?」「そんなに友達いります?」…などなど思っていてもなかなか口に出せないひとことを、笑いに換えてぶつけていくあいはらに、観客も拍手喝采。さらに話は「エロサイトはエロを軽くしすぎた」と、ネット社会の功罪(?)にまでおよんでいました。

ほかに、「脱テレビ」では「テレビ大好き!」なあいはらが、東西の視聴率ランキングをもとに、テレビ界の未来に提言を。同じく大好きで追い続けてきた「ビッグダディ」も、「卒業します!」と別れを告げることに…。愛ゆえの辛口コメントの数々に、観客はうなずいたり爆笑したり。こうして予定時間をかなり過ぎたところで、濃〜い講演はようやく幕となりました。

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後半戦は、「パララジオ」と題したシークレットゲストとのトークコーナー。登場したのはスーパーマラドーナ・田中、藤崎マーケット・田崎、タナからイケダ・田邊の若手芸人3人と、おなじみ芸能レポーターの中西正男さんです。まずは若手芸人たちが、心に秘めた思いを赤裸々に(?)語ることに。「今日のお客さんはアダルトだから大丈夫!」というあいはらの言葉に勇気づけられ、次々と“ココだけ”の話が飛び出して…。

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まず田中は、「先輩によって態度を変える後輩」がイヤだと訴えます。ちなみに同席したふたりについては、田崎は問題ないが、田邊は態度を使い分けている疑惑があるとのこと。しかし、後輩サイドの田崎からは、「田中さんから、あんまりおごってもらったことがない」とのタレコミも!? スーパーマラドーナが賞レースで賞金を獲得した際に「おごってくださいよ〜」とお願いしたところ、「まだ振り込まれてない」と断られ続け、ついにはごちそうしてくれなかったそうです。ここから、あいはらによるその時の田中の心境の推理、そして先輩としての“おごり方”のマナーにまで話が広がっていきました。

年末の「5upよしもとカウントダウンライブ」に向けてのジャンケン大会で起こった、ちょっとした事件を暴露したのは田崎。3人の子持ちである田邊は、「子どもが幼稚園に入るころまでには、“たまにテレビで見る人”になっておきたい」と願望を語りますが、あいはらは「無理やん!」と瞬時にダメ出し。曰く「ことごとく幸せ逃しそうな顔」なんだそうで、何やら田邊の未来に暗雲が立ちこめてきました。

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もちろん、ここでもぶっちゃけ“ギャラ”トークあり。あいはらは「このままでいい。めっちゃ忙しいのがいやなんです」という田中に「若きMr.オクレがここに!」と感心し、さらに田邊については「おもろないんじゃないねん。売れへんねん!」と占い師のごとく未来を予言。この後もことあるごとに追いつめられた田邊でしたが、「今年、何にも賞が獲れなかったらやめるとかは?」というあいはらからの“愛の叱咤激励”に、衝撃の「やめます」宣言! 「それぐらいの気持ちでないと!」と、後輩の奮起に期待するあいはらでした。

最後は事前に客席から募った内容をもとに、中西さんに気になる芸能ニュースに関する疑問をぶつけていきます。あのネタも、このネタも、次々とズバリ回答していく中西さん。驚きの事実が明かされる場面もあり、客席には何度もどよめきが起こっていました。しかし残念ながら、ここでは詳しい内容をご紹介できません…。

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あいはらは、トーク内で語られた某芸人の芸能ニュースについては、「5月の(祇園花月で行う)『悪いWARAI』で!」と次回主宰イベントでも継続して追及することを約束。ライブでしか聞けないとっておきの裏ネタ、本音ネタに、引き続きご注目を!



【メッセンジャーあいはら】

2014年1月23日 (木)

囲碁将棋単独ライブ『55』

1月17日(金)、東京・ルミネtheよしもとにて、囲碁将棋単独ライブ『55』が行われました。

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緞帳が開くと、向かって右手の上手に「将棋」、向かって左手の下手に「囲碁」と書かれたパネル、そしてセンターマイクというシンプルな舞台がお目見え。
出囃子と暖かい拍手ともに登場した囲碁将棋の2人は、センターマイクを挟んで、下手に文田大介、上手に根建太一が立ち、終始、漫才スタイルでライブが進行します。

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ほぼ満員となった客席を見て、根建は開口一番「絶景ですね」と満足気。
すると文田が「単独始まって、すぐご報告というか、重大なことというか、私事でくだらないことなんですけど……」と、もったいぶった口調で、左手の薬指に光る指輪をアピールします。

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客席からはどよめきの声が上がりますが、文田曰く、実家に帰った際、「お母さんの指輪があったんで、はめたんです。抜けなくなりました」と明かし、爆笑!
「マジでくだらねえこと言うなよ」と根建は呆れますが、何かが憑依したかのごとく文田がひとりしゃべりを始め、その間にすんなり指輪も抜けます。
相方や客席の反応とは無関係に「このように世の中にはくだらないことがあります。むしろ、ほとんどくだらないことと言っていいのかもしれません」「重要なこととくだらないこととが入れ替わった世界に迷いこんでしまった男の話を…」と文田のひとりしゃべりは続き、「なにこの『世にも奇妙な物語』みたいなの?」と口走る根建。
文田は、両指でキツネを作ると、「バス降りないのに、バス降りますボタンを押しちまったんだよ」「なんだってー!」「日本銀行に銀行強盗に入ることは重大なことか?」「くだらねえよ」といった、指キツネ同士による会話を延々と続けます。

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たまに会話に巻き込まれる根建ですが、「文田、たまにあるあの日だ、つれー!」「マジついてねえよ!」「思ったより長え!」と困惑を露わにしてツッコみますが、ついには『世にも奇妙な物語』のあのテーマ曲が流れ、文田はおもむろにサングラス姿に。

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すっかり『世にも奇妙な物語』のストーリーテラーになりきった文田は、「みなさんが思っている重大なこと、本当に重大なことですか?」となどと問いかけ、四つん這いになると、「にゃー!」と鳴きます。
「タモさん、猫になるやつ!」と根建が渾身のツッコミを入れ、最初のブロックの漫才は終了。

オープニングVTRでは、「アンケートにオープニングV、『かっこよかったです』って書かれる芸人に絶対なりたくない」「逆に、ちょっとでもかっこよかったらやだよ」などと文田が持論を展開し、その後、夕方の某情報番組で「おいしいお魚屋さんのお店」で取材を受け、「確かにおいしいですね」と普通にコメントする根建の姿が。
さらには、某深夜帯のニュース番組にて、東京モーターショーの様子を伝える女子アナ越しに、スクーターを凝視する根建とアイパー滝沢(えんにち)の姿が確認されたところで、タイトルが入り、オープニングVは終了。

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VTRが開けて、2人が再登場すると、ここにきて文田が「急に見たことない服着てくるの、何なの?」と根建の衣装に言及します。「俺だって今日買ったんだよ。なんでお前に一度見せなきゃなんないんだよ」などと根建が反論したところから、怒涛の漫才に入ります。

「会話をランキング形式で発表したら、なんでも盛り上がる」という文田の提案で、お互いが好きなおでんのタネをベスト3を発表することに。
様々なベスト3を発表しあう流れで、根建は好きな車ベスト3を明かすも、すべてプリウスの車種で、文田が「プリウスばっかり!」とツッコめば、「クルム伊達公子の『ため息ばっかり!』みたいに言うな」と返したり、同じく根建が好きな家電の横綱(1位)に「ヒートテック」と答えると、文田が「ビックロいったの?」と疑問をぶつけるなど、こだわりのフレーズが飛び交います。

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続いて、お互いがやりたいことを発表しあうことに。
「プロ野球のドラフトで指名が期待されていたのに、指名されなかった時に選手の隣にいる校長先生」といったシチュエーションにこだわる文田。
一方の根建は、犯人の使用した車種によって犯人像を推理する「車プロファイリング」を提案しますが、「練馬のヤンキーだろ!」「三菱の役員だろ!」「織田無道だろ!」といった極端な偏見で、笑いを誘いました。

次に「女心がわからない」と切り出した文田は、「高校まで、たいして運動してなかった女が、大学入ってゴリゴリのラクロス部に入る」「女一人で牛丼屋、“吉野家ひとりで入れますよ顔”してる」といった、こちらも女性への偏見を吐露。
極めつけは、応援する部活なのに、大会に出て応援される側になっているチアリーディング部へのいちゃもんをつけ始め、「やってることが安達祐実のお母さんと同じ」とまで言い放ち、「ついてねえよ」「考え方やばいよ」と、ここでも根建が困惑するはめになります。

続いて、来る2020年の東京オリンピックで、なでしこジャパンが一番見たいという話題となりますが、「なでしこジャパンだと思ったら、新体操のフェアリージャパンだった」から始まり、ホッケー代表のさくらジャパン、野球代表のマドンナジャパン、ヨットのクルージャパンといった◯◯ジャパンとつく日本代表と、見間違い合戦を展開。
ついには「エキゾチック・ジャパン」「アドマイヤジャパン」「スズキラパン」といった、言葉遊びを繰り広げます。

文田が初夢の話題に変え、「一富士二鷹三なすび」をもじって、「サンリオピューロランド」と言おうとしますが、根建が「3番ファースト…」と割り込み、ボケのセリフが重なったことで、漫才保険の話へと移行させる文田。
自動車保険に当てはめて、「業務上過失ツッコミ」「ネタ帳紛失した時のお見舞金」といった専門用語(?)を次々繰り出しました。

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続くヒット曲の話題での文田は、Mr.Children『ニシヘヒガシヘ』、B'z『ミエナイチカラ』、SMAP『夜空ノムコウ』など、カタカナ部分だけ極端なカタコトになったり、根建が「単純にペカクできないよね」と、呂比須(ロペス)ワグナーさんらの漢字を当てはめたりと、ボケ合戦を展開。

また、西田敏行さんの『もしもピアノが弾けたなら』を歌おうとして、小林明子さんの『恋におちて-Fall in Love-』やポケットビスケッツの『Yellow Yellow Happy』を歌い出すなど、歌ネタでも交互にボケあいます。

漫才も終盤に入ると、文田がペットショップでペットを飼おうとするも、足元になついてきた掃除機ロボ「ルンバ」を強引に買ったという話題へ。
動物病院へ持ち込んだり、ペットフードをあげたり、山に捨ててきたら自分で帰ってきたと、とことんルンバをペット視する文田。
ついには「お前に飼ってもらおうかと思って…」と、ペット用のカゴに入れたルンバを舞台に持ち込む文田に、「ついてねえよ!」を根建が連発します。

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そして、約1時間前にも流れたあの不気味なメロディとともに、ゆっくりサングラスをかけた文田は、「あなたが愛してるペット、本当に生きてますか?」と問いかけ、再びオープニングと同じ四つん這いとなり「にゃー!」。
同じくオープニング同様、根建が「タモさん、猫になるやつ!」とツッコミ、60分以上にも及ぶ漫才は終了しました。

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エンディングトークは、実にあっさりしたものでしたが、直後に始まったVTRでは、「言いたいこと、好きな言葉を書いていって、箱に入れて、ひいてって、55個までは全部入れます」(文田)と、ネタのなかに詰め込むフレーズを決めた経緯を流しました。
VTRのなかの2人は、大量の紙に好きなフレーズを書き、それをいったん箱のなかに入れ、1枚ずつ引き出し、フレーズを読み上げます。
「タモさんが猫になるやつ」「車だん吉」「和民と魚民とくらい違いがわかんない」「業務上過失ツッコみ」「クルージャパン」「ラクロスを急に始める女」……といった、この90分間に使われたワードが次々登場し、最後の55番目の紙には「ありがとうございました。」との文字が書かれており、大きな拍手が!

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拍手が鳴り続けるなか、「さみしくないですか?」「コント ミエナイチカラ」の文字が出て、明転になると、縛り付けられた根建と、根建に銃をつきつける文田の姿が板付きでありました。
タイトル通りの見事なオチがつくと、改めて両手を振って観客に感謝を伝える囲碁将棋の2人。

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再び、大きな拍手に包まれて、約100分のステージは閉幕を迎えました。

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【囲碁将棋】【文田大介】【根建太一】

2014年1月22日 (水)

「5upチャンピオンシップ ファイナル」2日目

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1月19日(日)、5upよしもとで『5upチャンピオンシップファイナル 2日目』が開催されました。このチャンピオンシップで決まるのは、3月から始動する新生「煌~Kirameki~West」のなかで結成される「キラメン7」。「キラメン7」とは、テレビなどメディアに出演し、5upよしもとをさらに盛り上げるユニットのこと。TOPに立つ吉田たち、プリマ旦那に加え、このチャンピオンシップで選ばれた上位5組が、合計7組が3月から「キラメン7」としてメディアを賑わします。1月6日から開催されていた予選には、約400組の芸人が出演。数々のネタバトルを経て、この日まで勝ち残ったのは、アイロンヘッド、コマンダンテ、見取り図、ヒガシ逢ウサカ、セルライトスパ、バンビーノ、サカモト’s、天使と悪魔、カバと爆ノ介、ダブルアート、シンクロック、尼神インター、ZAZY、霜降り明星、コロコロチキチキペッパーズ、ゆりやんレトリィバァの、全16組。この16組は、3月から煌~Kirameki~Memberとして5upよしもとの舞台に立つことが決定済み。

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この日、スケジュールの都合で欠席となったゆりやんレトリィバァをのぞく15組が、「キラメン7」というさらなるチャンスをつかむため、この日のチャンピオンシップに挑みました。にぎやかなオープニングでしたが、MCをテンダラーの後ろに並ぶ15組からは緊張感がひしひしと伝わってくるよう。それを肌で感じたのか、浜本が「むやみに声を出してるけど、緊張がハンパないですね」などフォローし、なごんだ雰囲気に。ひとまず15組は舞台裏に戻り、テンダラーからルールの説明が行われました。

ルールは、各組のネタの持ち時間4分。15秒を超えると、この日の審査対象外となります。ファイナル初日に行われたお客さんの投票数、そして2日目のオフィシャル審査員の投票数の合計点数でキラメン7が決まります。ネタの順番は、前日に開催された1日目で決まった順位の最下位から。

 

第1ブロックは、コロコロチキチキペッパーズ、霜降り明星、ZAZY、尼神インター、シンクロック。

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第2ブロックは、ダブルアート、カバと爆ノ介、天使と悪魔、サカモト’s、バンビーノ。

 

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第3ブロックは、セルライトスパ、ヒガシ逢ウサカ、見取り図、コマンダンテ、アイロンヘッド。

 

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すべてのネタが終了し、集計結果が出るまでは15組によるアピールタイム。

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テンダラー・浜本は「イジらなしゃーないやろ」と引っ張り出したのは、派手な衣装とまるで街頭演説のような漫談でインパクトを残したサカモト’s。「高島屋の前におる人みたい」と浜本にイジられていました。見取り図・盛山は「ありそうな映画CM」、コロコロチキチキペッパーズ・ナダルは「完全に覚えている『ドラゴンボールGT』の予告」、アイロンヘッド・辻井は、「男気ショートコント、いさぎよし」、バンビーノの2人は「ショートクイズ」など、それぞれの芸を披露。

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コロコロチキチキペッパーズ・ナダルは、浜本に「その服、どこで買ってん!」と白いタートルネックに注目が集まるひと幕も。タートルネックはヤフーオークションにて400円で落札したそうで、白川に「誰もけえへんかったやろ? すぐ落としたやろ」、浜本に「向こう(売り手)もびっくりしてるやろうな。『売れたで!』って」とイジられていました。

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また、シンクロック・木尾は「お正月ボケがすごかった話」、コマンダンテ・安田は「ゲーセンで見た話」などトークも披露しているうちに、いよいよ集計結果が出ました!

結果発表には、TOP2組の吉田たち、プリマ旦那も駆けつけました。はたして、3月からの5upよしもとを背負う「キラメン7」に選ばれたのは…?

 

1位は、アイロンヘッド。毛利は「1回戦から、本当に下の方から拮抗していましたので、キラメン7をキラメン700ぐらいにしてもらえたら…」と語り、辻井に「あかんぞ!」とやんわり止められていました。かたや辻井は「うれしいです」と素直に喜びを爆発。

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2位は、コマンダンテ。石井は「とりあえずはうれしいですが、1位を狙っていたので次は1位を狙いたいです」とやる気のコメント。安田は「いい仕事ができたんじゃないかと思いましてね。グッジョブ!」とイチオシのギャグで喜んでいました。

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3位は、ヒガシ逢ウサカ。高見は「年末のバトルでキラメン7入りを逃していたので、絶対に入りたかったので、本当によかったです」。今井は「せっかくキラメン7に入れたので、これからもがんばります!」と、念願のキラメン7入りを喜んでいました。

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4位は、見取り図。盛山は「この勢いでTOPを目指して、冠番組をして、そしてローマ法王を目指したいです」と志の高いコメント。

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5位は、カバと爆ノ介。爆ノ介は「昨日、がんばれとメールを送ってくれたギャロップ・林さんに一番に報告したいです」と語りました。

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キラメン7には漏れたものの、今後、劇場を支える煌~Kirameki~Memberの、6位以降の順位は以下のとおりです。

 

6位 天使と悪魔/7位 バンビーノ/8位 セルライトスパ/9位 サカモト'S/10位 シンクロック/11位 ダブルアート/12位 尼神インター/13位 コロコロチキチキペッパーズ 14位 ZAZY/15位 霜降り明星/16位 ゆりやんレトリィバァ(※スケジュールの都合により、バトルに参加できませんでした)

 

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2014年3月から、この顔ぶれで5upよしもとをさらに盛り上げていきます!

新しく生まれ変わった煌~Kirameki~Westをぜひ見に来てくださいね。

 

 

<YNN動画>

吉田たちの動画はコチラ⇒http://ynn.jp/u/1019/

プリマ旦那の動画はコチラ⇒http://ynn.jp/u/986/

コマンダンテの動画はコチラ⇒http://ynn.jp/u/980/

見取り図の動画はコチラ⇒http://ynn.jp/u/1022/

 

【吉田たち】【プリマ旦那】【アイロンヘッド】【コマンダンテ】【ヒガシ逢ウサカ】【見取り図】【カバと爆ノ介】

2014年1月20日 (月)

『芸人前夜』(ヨシモトブックス)刊行記念 中田敦彦×ラリー遠田『人間前夜』

1月19日(日)、東京・B&Bにて『「芸人前夜」(ヨシモトブックス)刊行記念 中田敦彦×ラリー遠田「人間前夜」』が開催されました。

こちらは、オリエンタルラジオ・中田敦彦の自伝的青春小説『芸人前夜』の出版を記念して行なわれたイベント。対談のお相手として、お笑い評論家のラリー遠田さんが出演しました。

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今回、このようなかたちでの対談となったことを「本が出版されたことに絡めて、取材できたらなと思っていたら、“せっかくだから、イベントにしたほうがいいのでは?”と言われたんです」と説明するラリーさん。
2人が初対面を果たしたのはお笑いムック『コメ旬』での取材現場だったそうですが、中田は「僕、お会いできたのが嬉しすぎて、自分だけ巻くし立てて、終わってからラリーさんの言葉、一切聞かなかったなと思ったんですよ」と笑いながらそのときのことを振り返ります。

2009年にリリースしたDVD『十』を、ラリーさんがその年に観たDVDベスト2位に選んでくれていたことが猛烈に嬉しかったという話から、『十』の面白さについて語り始める2人。「あれ、面白いですよね? いまでもいちばん好きです」と自画自賛する中田に対して、ラリーさんも「あれだけお金のかかったDVDを出せること自体、異常ですしね。あの作品は本当におかしい。当時のテレビでのオリラジのイメージと違ったところも非常によかった」と同調します。
「あの頃は特にイメージがあって、イメージづくりに躍起になっていたというか。そういう流れがある中で、僕も言うことをいかなきゃいけないと思いながら従っていた部分があった。その反動が出たのが、あのDVD。まぁ、アイドル芸人っぽく思われたくないっていうのも、いま思うと恥ずかしいですけどね」と振り返ると、「そんなオリラジさんを興味深く観ていましたよ」とラリーさん。「僕も好きだと言ってくれるのは嬉しいので、興味深くラリーさんのことを観てましたよ!!」と熱く返す中田です。

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「特に、中田さんは芸人の中でも変わった人というか、独特のポジションですよね。それと同時に、僕は親近感が湧くことも多いんですよ。例えば、勉強しすぎ感があるところとか(注:ラリーさんは東京大学卒業)……『アメトーーク!』の勉強しすぎ芸人のとき、睡眠時間を取りたくないから眼帯をして片目ずつ寝ていたと話してましたけど、あれに共感したのは僕だけだと思いますよ。“あぁ、あれね”って。やってました」とさらりと言ってのけるラリーさんに「すげぇ! 共感者だ!」と嬉しそうに驚く中田。「中田さんって、やりすぎちゃってる感じがありますよね。マニュアルから入るところとか」と鋭く指摘されます。

また、「中田さんはSかMかでいうと、Mだと思うんですけど、Sって出しづらくないですか?」とラリーさん。「お笑いも、自虐的なものというかM的なネタって多いですよね。でも、中田さんは“俺すごい”っていうネタをやってる」と分析されると、「ツッコまれるのが嫌いなんですよ」と堰を切ったように語り出す中田。
「というか、ツッコミで叩かれるのが嫌なんですよ。どちらかというと従えたいから、賞賛する人を置いてるんでしょうね。藤森のすごいところは、こんな相方を持ったがゆえに誉める技術が伸びたところ。武勇伝では“あっちゃんカッコいい!”って言っていて、そのあとに“君かわうぃ~ね!”って誉めてる。武勇伝とやってることは変わらないんだけど、周りにそう言われないことに衝撃を受けながら、味さえ変わればいいんだと気付いたんですよ」と相方から得た考えをまくしたてます。
「要は、NIKEというメーカーはずっとスニーカーを出しているじゃないですか。僕らも本来はスニーカーをつくらなきゃいけないところで、ボールとか関連商品をつくってたっていうことなんですよ。だから、以前はタカトシさんやブラマヨさんに漫才で勝とうとしていたけど、いまはそこで勝負してもなぁって。漫才より、今年はちょっと違うことをやりたいと思っているんですよね」と、気持ち新たにしているようです。

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年末に放送された『検索ちゃんネタ祭り2013』(テレビ朝日系)で披露した新ネタ「カリスマ」については、「つくりたいかたちでつくったら、ああなった」と中田。「漫才をつくるときは、それこそマーケティングっぽくつくってたんですけど、カリスマや武勇伝(の発想)は理由なく出てくる。それがすごい。だから、動きたいんでしょうね」と解説すると、「中田さんの中から出て来てるものなんでしょうね。でも、あの中にはいろんなものがミックスされている。歌舞伎みたいなもんかもしれない」とラリーさん。「歌舞伎ですか!?」と驚きながらも「そこまで行きたいですね。でも、そうか。相方が“○○屋ー!”みたいな感じで誉めてくれてるし……歌舞伎も観てみます」と興味津々。さらに「茶道部だったり、戦国武将好きだったりもするから和テイストを活かすと、周囲もしっくり来るかもしれない」とのアドバイスを受け、「やってみます」と真剣に頷いていました。

中田を戦略家だと分析するラリーさんですが、「計算ばかりしていると、どこかで計算が合わなくなることもある。だから、敢えてそうしないエアポケットのようなものをつくるといいんじゃないですか? わざと空白をつくるというアプローチもあるんじゃないかなと。それがないと、観ている人は息苦しく感じる。オリラジは藤森さんでガス抜きしているところはあると思いますよ」との意見。
今回のイベントタイトル『人間前夜』はラリーさんが決めたらしく、「頭で考えて作戦を立て続けると、人間味はなくなる。芸人さんは人間味で笑いを取ってるところってあると思うんですよ。ご結婚もされて、お子さんも産まれて、人間味が出てくるきっかけになることも、最近は多いんじゃないかなと思いますけど」と提案します。

人付き合いに関しても、「先輩とのコミュニティは拡大するのが難しい。いまはタカさんとの付き合いからメリットをいただきつつも、あとは停止。逆に、後輩付き合いをしていこうかなと思って、シソンヌの単独を観に行ったり、今年はいろんな後輩の単独を観に行こうと思ってます」と、常に計画を立てている中田。でも、それは中田軍団をつくるということではないんだとか。
「後輩っていうのはシビア。軍団をつくりたいっていうのは滑稽で、自然にできる感じがいいと思うし、後輩を引き連れていい先輩の条件として“間接的キャスティング権”を持っている人というのがあるんですよ。例えば、タカさんが直接、僕を番組に使ってくれとは言わないでしょうけど、番組スタッフさんが“タカさんと仲がいい人とやらせたい”と思ったときにキャスティングされることってありますよね。そういう権利を持ってる人こそ、後輩を持つ条件を備えていると。だから、いまはつかず離れずです」と現状を説明する中田に、ラリーさんは苦笑しながら「考えすぎです」と告げます。
「他人が、自分と同じように考えていると思うんでしょうけど、自分基準ってこの世の中で正しい姿ではない気がするんですよ。特に、中田さんは変わってる。こんな人ばかりいるわけがない」と正論を言われ、「そうですか? でも、初恋タローさんとかが“3時間、空見てたんよー。仕事ないんよー”って言ってるの聞くと驚くけど、確かにそういうことも大事なのかなとは思う」と認めます。

また、「中田さんは村上春樹さんのように、お金を持っている人のエッセイは読めるけど、お金のない人の駄文は読めないんでしょう?」と指摘するラリーさん。「読めないです。成功者の話は聞きたいですけど」と素直に返す中田に、「それは他人の値踏みをしているにすぎない。でも、人付き合いというのはそうじゃない。例えば、奥さんは中田さんを成功者として評価している訳ではないと思いませんか? 利害関係抜きで、興味を持つ人を増やすことも大事ですよ」とアドバイスします。

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ラリーさん曰く、中田は一つ意見したことに対しての「どうでしょう感がすごい」そうで、本人も「プレゼンするのが好きなんです!」と納得。「作戦を考えるのが好きなんです。喫茶店に入って、今年1年どうしようって考えるのが楽しい。仮説、検証、結果、すべての過程が楽しい。サイエンスしていくのが好きなんです」と嬉しそうに語る中田。ですが、ラリーさんから「計算しないっていう計算を、中田コンピューターに入れてみればいいのでは? 計算するメリットを活かしつつ、そうじゃない部分もあったほうがいいと思う。売れるっていうのは、偶然とか事故的な、どこかで計算を越えていることのほうが多いので、満を持して受け入れましょうよ」と提案されると、「わかりました!」と素直に返答。「急に、案が通りました。2014年どうするか考えていましたけど、全部白紙にして、今年はノープランの1年にします」と断言します。

その一方で、「計算したがるキャラをアピールしてもいいのでは」とも勧めるラリーさん。「芸人さんという仕事は、最終的に自分をさらけ出すことを引き受ける存在だと思うんです。すべてを笑いに変える覚悟を持っている人というか」と話すと、「確かに、人生商売ですよね」と中田。「又吉さんとの対談したときにも話したんですけど、僕は笑われていくしかないのかなと。頑張ってるけど滑稽っていうタイプなんですよね。もちろん、センスがあるとは思われたいです。大喜利だってできるならやりたい。『ダイナマイト関西』だって出たい。でも、違うんですよ。大喜利は苦手なんです。苦手なものを頑張る猶予は、いまの僕にはないと思うんです」と分析します。
そういう中で、『やりすぎ都市伝説』でヒントを得たという中田。
「あの場って長尺喋れるし、あらゆる猛者の前で話術を見せられる機会だと思って、話をつくりあげて練習して仕上がった状態で、楽屋に行くんですよ。で、本番に話して、お客さんとかYOUさんが“おぉ!”っていう顔をしてくれてるのがたまらないんですけど、そんな僕を観ながら東野さんが笑ってるんですよ。最初は“俺、どこで笑われてんの? 一生懸命やってるじゃん”ってビックリしたんですけど、何度もやっていじられているうちに、こういうことかと思ったというか」

「そういう考え方で言うと、中田さんの喋り方は予備校の先生みたいだから、そっちに寄せちゃったほうが面白いのかもしれない。“こいつ、真面目に喋ってるじゃん”っていうことに人間味が出るのかも」とラリーさん。
また、「長文のブログをやりたい」という中田に「中田さんはいまTwitterとかもあまりやってないですけど、発信しないとどういう人かわかってもらえないですからね。どこかで個を打ち出してほしい。名言とかを自分でつくってほしい」とアドバイスすると、中田も「名言は常に言いたいんですよ! ブログを“もっとも水を飲む者はもっとも喉が渇いているとは限らない――中田敦彦”って名言で締める。こいつ、なんなんだっていうブログ、おもしろいですね」とのってきます。
「中田さんの文章は、官僚がつくった書類みたい。小難しい人が小難しい言葉で小難しく書いているブログっていうのは、個性的で面白いと思います」という助言には、「僕、マネージャーに取材を聞いておいてもらって、違和感のある言葉を記録してもらってるんです。“ヒエラルキー”とか“パワーバランス”とか、僕が使ってる横文字リスト、けっこう溜まってるんですよ」と笑うと、客席から「あぁ~~」と納得の声があがります。その反応を受けて、「じゃあ、名言、横文字、四字熟語を使うブログをやるか!」と意気込んでいました。

著書『芸人前夜』の感想について、ラリーさんは「連載当初から読んでいて、超面白いですねと話していた」と絶賛します。
「面白いですよね?」(中田)「面白いです。でも、世間の評価が追いついてない」(ラリーさん)「それは俺のせいなんだろうなぁ」(中田)「でしょうね。(オードリーの)若林さんの本は、“若林力”で売れてますから」(ラリーさん)と分析する2人。一時期、奥さんから“若林(という言葉)禁止令”が出ていたほど、若林さんにコンプレックスを抱いていたという中田ですが、「打ち倒す必要はないんだ」と最近悟ったそうです。

トークの最初のほうで話題にのぼった「カリスマ」ネタについて、ラリーさんから「テレビで新ネタを下ろすのはすごい」と言われると、「動画サイトとかに、“オリラジの新ネタ”って書かれていると、世間には武勇伝の次はこのネタだと思われているんだなと。漫才は省かれているんだなと思ったんですよね。だから、僕としては怖くなかったというか、置きにいった認識なんですよね」と返答。「カリスマのいいところは、あっちゃんと藤森をデフォルメしたもので、ある意味演じているけど、セットや衣装や設定は本人そのままだということ。それはオリジナリティだし、そういう演芸で遊べるのかなと思っています。“カッコ付ける→誉める→踊る”っていうのが、オリラジのレシピなんですよ」と自己分析していました。

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質疑応答で、「芸歴10周年を記念して同期でライブをやらないんですか?」との質問が。
「(はんにゃの)金田がやりたいって言ってましたね。この前、トレンディエンジェルと営業が一緒だったんですけど、トレンディって僕の中で本にも出て来ていない、目をつけてなかったコンビだったんですよ。斉藤さんに関しては、ダンスの授業で踊れるハゲがいるな、くらいだったんですけど、いまやオンバトでチャンピオンになって……感慨深いんですよね」としみじみ語る中田。
最近は同期が好きになっているそうで、「カリスマをやるきっかけも、はんにゃが新潟でやってるパチンコ番組のゲストで出たときに、罰ゲームでNSC時代のネタをやったんです。カリスマって“名言集”っていうコントが元になってるんですけど、その“名言集”をやったら、2人がゲラゲラ笑ってくれた。……同期が教えてくれることって多いんですよね」と、心境の変化を語っていました。

「2時間早いですね。気持ち的には、セラピーが済んで癒し効果を感じている状態です」と大満足な中田。ラリーさんからの「作戦を立てる男の、予測不可能な状態を観たい。やってみると、そういうのも面白いかもしれませんよ」という最後のアドバイスも、「その案も採用させていただきます!」と素直に受け入れていました。


●書籍情報
芸人前夜
著書:中田敦彦
価格:1300円(税抜)
ヨシモトブックス刊


【中田敦彦】【オリエンタルラジオ】

2014年1月19日 (日)

ワレラ13~新春! 2時間SP!!~

1月13日(月)、東京・ヨシモト∞ホールにて『ワレラ13~新春! 2時間SP!!~』が開催されました。

こちらは、東京NSC13期生中心としたライブ。大阪NSC卒業の同期、後輩を相方に持つ13期生も出演しています。
今回のMCを務める相席スタートによると、これまで「16~17回やっているみたいですよ」とのこと。お客さんの中には全部観に来ているというつわものもいらっしゃいました。

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本日は新春スペシャルということで、総勢23組が集結しました。

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前半はトップバッターのザ☆忍者を皮切りに、TEAM BANANA、ダックス。、こやつタイム、ウラザメ、春夏秋冬、阿部直也、福岡よしもとから参加しているトリテン、ピスタチオ、ちんぺい、ボーイフレンドがネタを披露しました。

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ネタ終了後、行なわれたのは、コーナー企画『最強チーム決定戦』。ボーイフレンド・黒沼、TEAM BANANA・山田をMCに、4チームに分かれてさまざまな企画に挑戦しました。

ボーイフレンド・黒沼、ちんぺい・ゆっちゃん、こやつタイム、トリテン・一徹が所属する赤チームは、同じチームのちんぺい・国場もどきのヒゲを付けて彼のような喋り方を、ダックス。・ヤジマリー。、ちんぺい・ヤスタケ、春夏秋冬・武藤、ザ☆忍者・山[E:#x266B0]、ピスタチオ・小澤による白チームはクールにポージングをする“ナルシストチーム”、春夏秋冬・浜中、ウラザメ・野良、阿部、ピスタチオ・伊地知、TEAM BANANA・藤本による黒チームはかつてヤンキーだったことを匂わせる紹介をミニコント仕立てで披露(チーム名は長かったので、割愛させていただきます)。ザ☆忍者・大久保、ダックス。・宮本、ウラザメ・森林、トリテン・奥口による青チームは、大久保曰く「チーム分けして余った残り物チーム」だそうです。

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まずは「1問1答大喜利」に挑戦。この日が成人の日ということもあって「新成人20歳になってうれしかったことの154位は?」というお題が。ジャッジをするのは、黒沼。青チーム・大久保は真っ先に答えるも、「好きじゃないです!」と一蹴します。

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何をやるにもミニコントを挟む黒チームは「俺が行くよ」(浜中)「いや、俺が行く」(阿部)「私が行きます!」(伊地知)と揉めるなか、「じゃあ、俺に行かしてくんねぇか」と仲間を諭した野良が「やっぱ親の有り難みに気付いたんじゃね?」と答えると、会場から大きな笑い声が起こります。結果、黒チームがポイントを奪取! ナルシストチームはフリップに書いた字があまりにも汚く、山田から「字が汚い男はモテませんよ~」と厳しい言葉を浴びせられていました。

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「2日で潰れた美容室。なぜ潰れた?」というお題に、ナルシストチームが「俺らが行かなかったからじゃね?」と答えると、「悔しいけど、面白い」と納得する黒沼。国場のマネをしていたはずの宮川が普通にお題に答えると、MC陣が「ここだけ真面目にするの?」(黒沼)「どんだけ辛くても、あと15分がんばってください!」(山田)と必死に励まします。結果、再び一連のミニコント後「美容室より熱くなるもの見つけたんじゃね?」と答えた黒チームが、ポイントを奪いました。

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続く「2文字ヒント」は、ジェスチャーゲームならぬ2文字で何がお題になっているのかを当て、多く当てたチームが勝ちというもの。各チームが挑んだのですが、ほかのチームが苦戦する中、驚異のシンクロ率を見せたのはナルシストチーム。
2文字でバシバシと答えまくっただけではなく、どう考えても難問だろうというお題にも勘を働かせたヤジマリー。が即答! 大いに盛り上げるもポージングしていた時間を無駄にしてしまったようで、回答数はふるわず。青チームと黒チームが決勝戦へ進みました。

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顔面でラップを割って「チェケラッチョ」をいち早く言ったほうが勝ちというルールの決勝戦。メガネという利点があった大久保よりも、驚くべき早さでラップを割った藤本。結果、圧倒的な強さとミニコントによるチームワークを見せつけた黒チームが勝利しました。

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後半は田畑藤本、ヨコハマホームラン、ダブルウィッシュ、ともくん、まえうしろ、ザ・スリー、ザ・プレジデント、ミルキーウェイ、光永、ジャム、テゴネハンバーグ、相席スタートがそれぞれネタを披露します。

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後半12組は、なんと「23人漫才」に挑戦! 白いシャツ、黒いパンツという出で立ちの23人が舞台に並ぶ様は圧巻です。

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やりたいことがあると挙手する全員からレディー・ファーストで、女芸人たちのやりたいことを叶えていくという展開の中、一人で22人のボケに立ち向かうのはザ・プレジデント・石井。
光永の「魔法使いになりたい」では全員でヨコハマホームラン・脇田を先頭にケンタウロスを表現したり、まえうしろ・中本の「Mステのタモリさんをやりたい」ではダブルウィッシュがちゃっかりと“首都でしりとり”という持ちネタを披露したり、まえうしろ・池原の「マイケル・ジャクソンのバックダンサーをやりたい」では全員で『スリラー』を踊ったり……。

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ヨコハマホームラン・おぎの「スパイになりたい」は配役まで決めたものの、結局、某人気ドラマのテーマソングがアカペラで歌われる中、おぎが自宅で起床してからの一連の流れを演じるだけという不思議なコントが。相席スタート・山﨑の「ドラマの主人公をやりたい」という願いには脇田がモテキャラを、田畑藤本・田畑が歯の浮くような台詞を言ってのけるなど思わずニヤニヤしてしまうような、むずがゆい展開も!

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全員のやりたいことを詰め込みながらも、息ピッタリ且つ練習量を感じさせる素晴らしい力作! 22人に全力で立ち向かった石井のツッコミも冴えていました。

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【相席スタート】【ザ☆忍者】【TEAM BANANA】【ダックス。】【こやつタイム】【ウラザメ】【春夏秋冬】【阿部直也】【トリテン】【ピスタチオ】【ちんぺい】【ボーイフレンド】【田畑藤本】【ヨコハマホームラン】【ダブルウィッシュ】【ともくん】【まえうしろ】【ザ・スリー】【ザ・プレジデント】【ミルキーウェイ】【光永】【ジャム】【テゴネハンバーグ】

2014年1月15日 (水)

ぽこた『ぽこた一座の全国行脚~ぽけたすんのほぼ誕生日を自分から祝われに行きます(/// ̄(工) ̄///)~追加公演』

2013年12月4日の仙台Rensaから、全国6ヵ所6公演のツアーに旅立ったぽこたが、2014年の1月13日に、大阪・なんばグランド花月にて千秋楽を迎えました。

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今回のツアーは、純粋な音楽ライヴというだけではなく、前半戦を“コント音楽劇”、後半戦を“ライヴ”という2部構成スタイルで行われたモノでした。音楽劇の方は、脚本家を立て、よしもと芸人や、じゅん☆じゅん、ドグマ風見、百花繚乱、M.S.SProject、といったニコニコ動画の仲間たちとタッグを組み、本格的なコント劇で盛り上げたのでしたが、1月12日の東京・ルミネtheよしもとには、この日だけの特別ゲストとしてレイザーラモンRGが、13日の大阪・なんばグランド花月には、たむらけんじも参加し、舞台に華を添えました。

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今回のお芝居の台本は、ミリオンスターとなったゲッコー(ぽこた)が、引きこもりだった時期を乗り越え、今の自分を手に入れたという過去をカミングアウトする10万字インタビューを受けるという設定で描かれた回想劇であったのですが、そこには、フィクションながらも、ぽこたからの大切なメッセージが込められていました。

ステージに立つ側の立場となったことで、身に覚えの無い噂を立てられたり、信じていた人から思わぬ裏切りを受けたり、誹謗中傷に傷つけられたり、それによって、自分のことを愛してくれてる人たちを傷つけてしまったり、利便性の向上の為に進化したネットやツールでの発言の自由が、心ない発言の発信の場所として悲しい現実を作り上げてしまっていることなど、ところどころに、日々ぽこたが理不尽に思っていることや、実際のぽこたの信念や本音も交えて描かれたノンフィクションも含まれていました。

柔らかな印象を抱かせるぽこたですが、そんな柔らかな外見とは似つかぬ現実的な思考の持ち主であり、とてもフラットな人間性でもある彼。そんな彼の思考は、1月22日にリリースされる待望のメジャー1stフルアルバム『摩訶不思議Lady imagination』の歌詞にも実に素直に吐き出されています。

そういった意味でも、芝居とライヴの2部構成で行われた今回の見せ方は、ぽこたの全てが曝け出されていた、リアルな時間だったと言えるでしょう。

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誕生日当日でもあった1月12日のルミネtheよしもとでの公演では、誕生日当日だったということもあり、集まったファンたちもお芝居の中に自然と入り込み、月光という役柄を演じるぽこたを祝福ムードで盛り上げていました。

 一方、13日の大阪・なんばグランド花月では、同じ演目ながらも東京とは違うノリ。

王子様的な存在でありながらも、たまに台詞を噛む、ちょっぴりダメなぽこたを見守る空気感が漂っていた東京とは違い、突っ込みも鋭く、ライヴで歌われた「誰がハゲやねん」の“ハゲ”でのコール&レスポンスも、遠慮のないレスポンスを返していたのが大阪でした。さすが笑いの街大阪。笑いには実に厳しい(笑)。が、しかし、そんな高い笑いのハードルも難なくクリアしていたぽこた。なかなかの強者です。

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ぽこたは、ライヴ中のMCで、『ぽこた一座の全国行脚~ぽけたすんのほぼ誕生日を自分から祝われに行きます(/// ̄(工) ̄///)~』と名付けられた今回のツアーは、“一座”のみんなと一緒に一台のバスで全国を行脚した、修学旅行のような楽しい旅であったという、のほほんな感想を延べていましたが、芸人相手に、実に小気味のいい突っ込みをアドリブで入れながら、堂々たる役者っぷりを魅せたり、メジャー1stフルアルバム『摩訶不思議Lady imagination』の楽曲たちを、表現力たっぷりに聴かせたりと、エンタテイナーとしても、座長としても、いろんなことを吸収し、しっかりと成長した姿を見せてくれました。

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そして。何よりも驚かされたのが、この追加公演の為だけに用意されていた、アコースティックライヴ。今回のツアーでは、マニュピレーター、ギター、ベース、ドラムというバンド編成で、いち早くアルバムの音を届け歌ってきたぽこたでしたが、ナント、12日13日の2公演の為だけに、アコースティックという違う見せ方を用意していました。

「アルバムは1月22日にリリースされるから、みんなはまだ聴けてないと思うけど、最初に聴くのがいきなりアコースティックヴァージョンってね(笑)。なんだか順番が逆だと思うけど、でも、きっとこっちの方が歌詞はしっかりと聞き取ってもらえると思うので、じっくり聴いていって下さい」(ぽこた)

というぽこたの言葉どおり、アルバムではバンドサウンドできらびやかに彩られた楽曲たちが、テンポを落とし、原曲とは違った世界観で届けられました。

歌詞の中に描かれた想いと、自らの父親の話しを持出し、近況を報告しながら、彼が“今生きる上で強く想うこと”を語ったMCを挟みながら届けられた「これからもずっと」(2012年の12月12日にリリースされたミニアルバム『28歳で会社を辞めて音楽活動に専念しているぽこたああああああああああああ』からの1曲)や「僕が生きる意味」(1月22日にリリースされるメジャー1stフルアルバム『摩訶不思議Lady
imagination』からの1曲)などは、万感胸に迫る思いでありました。

ツアー初日の仙台の地で観たライヴよりも、より深く、伝えたいことが伝わってきたライヴだった様に思うこの2日間。ぽこたは、アーティストとしても、1人の人間としても、大きく成長出来た時間を過ごせたに違いありません。

ぽこたはこの先、DVDを発売するとのこと、来週から√5としてのツアー活動が始まることを発表し、2014年も2013年以上に邁進していくことを誓ったのでした。


最新CD
2014年1月22日 発売1st Full Album 「摩訶不思議 Lady imagination」
初回盤A:品番YRCN-95223 3,200円(税込)
【CD+DVD】
DVD収録内容:MUSIC VIDEO、Making、ぽこた3番勝負~おいぽこた、おまえの体力なんぼのぼんじゃい!編~

初回盤B:品番YRCN-95224 3,200円(税込)
【CD】32P豪華ブックレット仕様

通常盤:品番YRCN-95225 2,800円(税込)
【CD ONLY】

最新DVD
ライブDVD「ぽこた一座の全国行脚 ~ぽけたすんのほぼ誕生日を自分から祝われに行きます(/// ̄( 工) ̄///) ~」2014年3月26日(水)発売決定!!
品番:YRBN-80213~4
価格:4,000(税抜き)
ライブDVD内容:2013年12月6日に行われた“新宿FACE”そして!2014年1月13日のFINAL “なんばグランド花月”の公演を収録!!
【出演者】
<よしもと芸人>
犬の心、インポッシブル、ピクニック、ブロードキャスト、ライス
1/13の特別ゲスト、たむらけんじ
<ニコニコ動画ゲスト>
M.S.S Project、じゅん☆じゅん、ドグマ風見、百花繚乱




2014年1月13日 (月)

『MYNAME LIVE TOUR2014~HANDS UP~☆』

K-POP5人組アイドルグループ“MYNAME”が、初のホールツアー『MYNAME LIVE TOUR2014~HANDS UP~☆』を敢行。その初日1月12日(日)NHKホール(東京)でのライブの模様をレポートします!


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2012年7月の日本デビュー以降、ファンイベント、ライブハウスでのステージなどで着実に人気と実力を培い、ついに迎えた念願のホールライブ。「キャー!」という大歓声に迎えられ、白いスーツのコヌ、チェジン、セヨン、ジュンQ、インスが登場。期待の1曲目は、MYNAME得意のダンスアップチューンナンバー「MIRACLE」。5人のクールなダンスで魅了します。「Anonymous」ではサビの5人そろってのダンスに会場が沸き、ジュンQのラップがリードする「PARI PARI(「그까짓거」Japanese ver.)」では会場一体となっての掛け声が。オープニングから5人の魅力全開のフルスロットル!


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続いて、MYNAME初のショートムービー「Baby I'm Sorry」のVTRが流れ、ラストに「Baby I’m Sorry」完成版DVD発売といううれしいお知らせが。喜びに沸く中、再びMYNAMEが登場し「Baby I'm Sorry(Japanese ver.)」を熱唱。インスがジャケットを脱ぎ肉体美を披露すると会場も大興奮。さらに、ハードなダンスナンバー「Adrenaline」、「(IF YOU WANNA) BE MY BABY」と、MYNAMEの歌とダンスが堪能できるステージを。

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MCでは、まずはインスが興奮気味に「ステージからの眺めが全然違う!」と、初めて大きなステージに立った感想を。そして、ツアータイトルが“HANDS UP”ということで、コヌの掛け声に合わせて会場全員が「HANDS UP!」コールで盛り上がります。そんな中、チェジンが、「久しぶりのコンサートで、正直、緊張しています」と言おうとしたところ、「正直」を「そうじき」と噛んでしまい、その瞬間にメンバー全員から総ツッコミが。セヨンはブーンと掃除機をかける真似をしてステージを駆け回ります。このノリがMYNAMEの持ち味。MCも楽しいのが彼らのライブなのです。気を取り直してチェジンが「今すごく興奮してます」と今の気持ちを伝えると、会場からは「かわいー!!」と声援が飛びました。


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セヨンの「次の曲、聞いて聞いてー!」の掛け声に続き、次の曲へ。韓国の人気バンド“バスカーバスカー”のアルバムにギターセッションとして参加したクォン・ハンオルさんがゲストとして登場し、彼のギターに合わせてアコースティックバージョンの「Everlastin’Luv」を披露。セクシーなインスの歌声、美しく優しくコヌの歌声のリードによる5人のハーモニーが、より一層際立ちます。次の「You’ re Waiting For Me」もアコースティックバージョンでお届け。会場が一体となって左右に手を振る中、ニコニコ笑顔で歌うチェジンのソロに「かわいー!」、セヨンのパート「デートしよっ!」には「キャー!」と大歓声が。続く「I Want To」では、セヨンがジュンQの頬にいきなりチュー! これにはこの日一番の絶叫が!


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メンバーの素の姿が垣間見られる貴重なリハーサル風景のVTRに続き、ライブはバラードパートへ。黒やグレーのシックな衣装にチェンジし、「チウルスオブヌン」「Read Between the Lines」「Replay (Japanese ver.)」を。会場は5人のハーモニーに酔いしれます。そして、ジュンQのラップでガラリと空気が変わり「Day by Day」「Hello&Goodbye(Japanese ver.)」を披露。片手斜め倒立のアクロバティカルなポーズには、会場が沸きました。


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ここで5人は衣装チェンジのため舞台裏へ。すると、なんとのその模様を会場の大スクリーンで生中継! ヘアメイクを直すジュンQやチェジンの横で、イタズラ好きのセヨンとインスが悪ふざけ。コヌまでとばっちりに逢い…という楽しいやり取りを経て、色違いのスーツに着替えた5人がステージに登場。ライブの盛り上がり定番曲「What’s Up」では、5人はステージを所狭しと駆け回り、遠くのファンにも大きく手を振り盛り上げます。キュートなダンスの「Beautiful Life」では、セヨンの「みんなも一緒に歌ってください!」の声に、会場みんなで大合唱。盛り上がりは最高潮に!



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続くMCでは、「韓国でも日本でも、もっとたくさんの愛をもらえるよう頑張りたい」(ジュンQ)、「今年はケガをしないよう気をつけたい」(インス)、「かっこいい男になるため頑張る」(チェジン)、「みなさんに幸せと感動を伝えたい」(コヌ)と、それぞれ今年目標を発表。最後は5人そろって座礼で挨拶を。すると、突然、セヨンが「みんなお年玉ちょーだい!!」。韓国ではお正月にお辞儀で挨拶をするとお年玉がもらえるのだというのです。そんなセヨンに、「ファンのみんなからはお年玉より大切なものいっぱいもらってるじゃない。僕のポケットはみんなの愛でいっぱい」とインス。セヨンは「うま年にうまいこと言うじゃないですか!」と、うまいことを言って会場を笑わせました。


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そしてライブはラストスパート。「Sha la la」「クリジャナ」とクールなダンスナンバーを。それぞれが魅するソロのダンスパートでは、セヨンが得意のアクロバット技を披露し会場を沸かせます。そして最後の曲は、ファンへの思いを込めた「Message(Japanese ver.)」。会場はメンバーの名前を交えたコールの大合唱で盛り上がり、熱狂の中でライブは終了。



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鳴りやまぬ「マイネ~ム!マイネーム!」のアンコールに応え、再びステージに登場し、「Girlfriend(Japanese ver.)」を熱唱したMYNAME。すると、ファンからのサプライズが。会場の全員で「M」と「N」の文字と、大きなハートのマークを描いていたのです。みんなの気持ちに大感激したMYNAMEからも、ファンへのサプライズが。3月26日(水)2ndアルバム『FIVE STARS』がリリースされることを発表し、アルバム収録曲の「Your answer」を一足先に披露。さらに、ライブには欠かせないアゲアゲパーティーチューン「SUMMER PARTY」など3曲も。そして、今回のライブ前「大きな会場になってもファンとの距離を感じさせないようなステージにしたい」と語っていた彼らは、アンコールで会場の後ろから登場し客席を歩いてステージまで移動するといううれしい演出を。これにはファンも大感激&大興奮。こうしてファンとの絆を再確認し、初のホール公演も大成功させたMYNAME。さらなる飛躍を予感させる2014年の幕開けとなりました。


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■セットリスト
1. MIRACLE
2. Anonymous
3. PARI PARI(「그까짓거」Japanese ver.)
4. Baby I'm Sorry(Japanese ver.)
5. Adrenaline
6. (IF YOU WANNA) BE MY BABY
7. Everlastin’Luv
8. You’ re Waiting For Me
9. I Want To
10. チウルスオブヌン
11. Read Between the Lines
12. Replay(Japanese ver.)
13. Day by Day
14. Hello&Goodbye(Japanese ver.)
15. What’s Up
16. Beautiful Life
17. Sha la la
18. クリジャナ
19. Message(Japanese ver.)
<アンコール>
1. Girlfriend(Japanese ver.)
2. Your answer
3. SUMMER PARTY
4. WE ARE THE NIGHT
5. Shirayuki

 

■MYNAME Japan 2ndアルバム『FIVE STARS』
3月26日(水)発売
詳細はこちら:http://www.randc.jp/artist/myname/


■MYNAMEオフィシャルサイトはこちら:http://www.myname-jp.com/