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ライブレポート

ダイナマイト関西2014~全日本選手権 前夜祭

12月25日(水)、東京・ルミネtheよしもとにて『ダイナマイト関西2014~全日本選手権 前夜祭』が開催されました。

「ゴチャゴチャ言わんと誰がおもろいんか決めたらええんや!」というキャッチコピーが掲げられた完全ガチの大喜利大会。来年2014年、本格的に再始動する同イベントの文字通り“前夜祭”として開かれたのです。

「そろそろ観たくなってきたんじゃないですか?」とのとろサーモン・村田による煽りのナレーションが流れたのち、おなじみの鐘の音が鳴り響く中、静かに登場したのは進行の浅越ゴエ。続いて、出場選手であるバッファロー吾郎・竹若、博多華丸・大吉 大吉、ケンドーコバヤシ、インパルス・板倉、ロバート・秋山、せきしろ、笑い飯・西田、キングオブコメディ・高橋、ずん・飯尾、アンガールズ・山根(以上、敬称略)が、客席後方より一人ずつ入場しました。

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その後現れたのは、スティーブ・ジョブズならぬスティーブ・キムズに扮したインタレスティング・プロデューサーのバッファロー吾郎・A。キャラに徹し、某社を彷彿とさせるロゴマークを背に、『ダイナマイト関西2014〜全日本選手権〜』の詳細を説明しました。
同年、サッカーのワールドカップブラジル大会が開催されることにちなんで、同大会も初の試みとして4つのグループ総当たりのリーグ戦を行なうことに。対戦は1月より毎月最終土曜日に開かれて、各グループの上位2名までの計8人が8月に行なわれる決勝トーナメントの出場戦を獲得できます。
“イノベーション”というワードを連発しながら発表したキムズは、「こんな対戦できるんですね!」「こんなの大丈夫なんですね!」とゴエが驚くたびに、「そう。ダイナマイト関西ならね!」と決めポーズ。同大会の重要性を、明言しました。

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さて、グループ分けは下記の通り。
<グループA>
インパルス・板倉、バッファロー吾郎・竹若、ロバート・秋山、キングオブコメディ・高橋
<グループB>
笑い飯・西田、せきしろ、ピース・又吉、オードリー・若林
<グループC>
麒麟・川島、ずん・飯尾、伊藤修子、ロンドンブーツ1号2号・亮
<グループD>
博多華丸・大吉 大吉、アンガールズ・山根、ケンドーコバヤシ、R藤本

対戦ルールとしては、勝者に3点、敗者に0点、引き分けの場合にはそれぞれに1点が加算。また、勝ち点が同点となった場合は得失点差ならぬ、相手からポイントを奪った“奪取点”が多いものが上位となります。それゆえ、「底力がある実力者のみが、決勝へ勝ち進むことができるのです!」と断言するキムズ。「この戦いを軸としながら、スペシャルマッチをやったり、若手を出したりといろいろとやっていくと思います。グループリーグでは、出場者同士の歴史とか背景にも注目してください」とアピールしました。

この日の同イベントでは、さらにさまざまな対戦が行なわれました。

「エキシビジョン・シングルマッチ」と銘打たれたオープニングゲームでは、館長であるAと大吉が対戦しました。
「初めて来たという方もいらっしゃると思うので、どういうものか、ルールなどを確認していただければ。また、こういう緊張感のある大喜利イベントがあることを、私自らが伝えたい」と説明するA。「お手本のような解答を見せていただけますか?」とゴエに訊かれると、「それはわからない。だけど、開発した“ラフスコーピオン”を使う実験の場にはちょうどいいだろう」と自信満々に語ります。一方、大吉は「館長には失礼ですけれど、ここで負けたら出場権を剥奪されそうです。少しでも面白いことを書けるよう、頑張ります」と謙虚に意気込みました。
先にポイントを奪ったのは、大吉。解説を務める竹若からは「さすがですねぇ」との声が挙がります。Aの答えには「これが言っていた“ラフスコーピオン”でしょうか?」と解説席の全員が困惑。最後はAの自爆により、3−0で大吉が勝利しました。「勝ちましたけど、Aさんの答えに爆笑でした」と対戦相手を讃えた大吉。Aは「さすがリーグ出場者! ビックリしたよ! オウンゴール(自爆)はわざとですよ!」と強がっていました。

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「エキシビジョン・タッグマッチ」では、ケンドーコバヤシ&板倉チームと山根&秋山チームが対戦。別の仕事により、オープニングに間に合わなかった板倉について、ケンドーコバヤシは「ルミネの地下室から救出してきた。やっちゃいけないことをやって、地下室につながれてたんですよ。なぜそうされていたかは本人に訊いてください」とムチャ振りし、味方の板倉を早速追い詰めます。ピッチピチのTシャツを着た秋山は「サイズ、なんとかならなかったんでしょうか?」と訴えかけていました。
1問目では、ケンドーコバヤシがポイントを次々と奪取。ぶっちぎりで勝つかと思いきや、2問目で秋山が巻き返します。結果、時間切れ2−1で、ケンドーコバヤシ&板倉チームが勝利しました。

続いて行なわれたのは、「スペシャル・サバイバルマッチ」。7人が同時に対戦し、答える者がポイントを奪いたい者を指名。3つあるポイントを全て奪われた者から順に退場し、残った1人が勝者となります。この対戦に参加したのは、笑い飯・西田、せきしろ、キングオブコメディ・高橋、スパナペンチ・永田、グランジ・五明と大、真空ジェシカ・川北、マスオチョップ・松本。

自己紹介を促され、「11月13日にベストネタDVDが……」と突然告知を始めたのは五明。「半年間で1万枚売れないと、よしもとを解雇されます。終わったら手売りをします!」と宣伝すると、「買いたいなと思わせるように頑張ってください」とゴエが激励。緊張感ある同イベントで、後輩へこういった場を与えるバッファロー吾郎の優しさを感じた瞬間でした。

最初の退場者となったのは、大。ガラガラ声で元気よく発表するも、聞き取りにくいのか笑いが伸びず。最後は自爆するという惨事っぷりです。
また、対戦ではダイナマイト関西常連者と若手との差が明らかに。特に、全員がポイント1となってからは、常連者の腕前がより光ります。

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五明と永田がなんとか食らいつこうと善戦するも、永田と五明共にせきしろからポイントを奪われて退場となってしまいます。西田が高橋を退場に追い込んだのちも指名を逃れた松本が残るも、こちらもせきしろから残りのポイントを奪われ、西田とせきしろの一騎打ちに。結果、せきしろから最後のポイントを奪った西田が勝利しました。「最後まで松本を残しといたんがよかった。せきしろさんはおもろい答えばかりで怖くなりました」と、グループリーグへ向けて気を引き締めていました。

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「スペシャル・ブレーンバトル」では、団体戦を実地。大喜利回答者1人に対してそれぞれ3人がブレーンとして答えを考え、よりよい答えを解答者に提供して8つのポイントを奪い合うというもの。ロバート・山本には相方の秋山、そして板倉と高橋が、バッドボーイズ・佐田には相方・清人、そして山根と竹若が参加しました。

答えを考える緊張感に満ちた6人に対して、大はしゃぎの山本と佐田。「楽です!」と満面の笑みの山本に「いまのスタンスがムカついた! すっげぇつまんない答えを渡してやる」と言い出す板倉。佐田も「さっきの対戦中、みんなが袖で答えを考える中、オレと博だけボクシングやって遊んでました」と随分楽しそうです。
後方からどんどん渡される答えに、ダメ出しを繰り返す佐田。一方、山本はみんなの答えに「絶対ウケるよ!」とゲラゲラ笑いながら答えを出すもまったくポイントが奪えません。結果、7−6という前代未聞の凡戦で、佐田チームがなんとか勝利。「楽しかった。大喜利で初めてドッと湧くっていうのを体験できて嬉しかった」と満足げな佐田。山本は「僕が言うと、面白い答えもこんなに面白がってもらえないんですね。でも、言い方が悪いだけで、僕の答え自体は悪くないんだなと自信がつきました!」とポジティブなコメントを。「もうストレスしか感じない!」とイライラを募らせる秋山でした。

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最後は、観客にとって思わぬサプライズが。なんと『ダイナマイト関西2014』オープニングマッチとして、大吉とケンドーコバヤシによる対戦が行なわれることになったのです!
「1試合目に恥じないよう、素敵な答えが出るように祈っています」とまたもや謙虚に答えた大吉。ケンドーコバヤシは「ここだけ。大吉さんとの対戦さえ乗り越えれば、あとはネゴシックスとムーディ勝山だけ」とふざけながら、ゴエにたしなめられて「頑張ります」と意気込みます。
対戦が始まると、両者譲らぬ答えの打ち合いに。まずケンドーコバヤシがポイントを奪うと、次の答えでは大吉が奪い返します。

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2人の戦いを見守っていたAが「大吉先生の態度が、さっきの私との対戦とはまったく違います」とぽつり。いつもは余裕しゃくしゃくでふざけまくっている ケンドーコバヤシの顔がどんどん真剣になっていくほど、ポリピリと緊張感漂う攻防が続いていきます。まだ1問目にも関わらず、それぞれ残り1ポイントとなってからは、どちらが先にポイントを奪うのかと息を飲んで見守る客席。結果、ケンドーコバヤシが勝利し、見事に勝ち点3を奪取しました。

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終わった瞬間、胸をなで下ろすケンドーコバヤシ。「大事な試合で下ネタはやったらあかんということがわかりました」と安堵の表情を浮かべる彼に、「アサリちゃんの歌の続きを思い浮かべてしまった」と大喜利の答えを例に出しながら、対戦相手を讃える大吉でした。

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「大吉くん、すごかった。でも、(ケンドーコバヤシに敗れたのは)私のラフスコーピオンの後遺症だと思いますよ」と冗談まじりに語ったA(大吉に「自覚症状はないです」とキッパリ断言されていました)。大会主催者であり、予選出場者でもある竹若は「近年のコバはスイスイと勝っていた印象だったので、追い込まれた姿が見られた素晴らしい戦い。ワクワクしながら観ました」とコメントを。さらに、Aは「大喜利ブームですが、うちは従来と変わらずやっていきます! 応援のほどよろしくお願いいたします!」と静かに、そして力強く宣言しました。

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<バッファロー吾郎コメント>

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――いよいよダイナマイト関西幕開けしましたね。いまのお気持ちは?
A:みなさんの反応が知りたいですね。
竹若:ずっと情報を早く伝えたいと思っていたので、いまはさぁどうだという気持ちです。
――本日、サプライズとして本戦グループリーグC第1戦のケンドーコバヤシさん対華丸大吉さんが対戦し、ケンドーコバヤシさんが勝ちました。
A:接戦になると思っていましたけれど、まさか1問目で決着がつくとは思ってませんでしたけどね。
竹若:お互いにとって答えやすいお題だったんじゃないかなとは思います。コバは叫んだりするのが得意。大吉くんは舞台で叫ぶタイプではないですけど、うまいことそういう部分も出しつつ、あんな短い時間でギャップを取り入れながら笑いを取れる強者。2人とも自分の世界に持っていくのが上手いんですよね。もちろん、あの2人だけじゃなくても(大喜利の答えをどんどん出していくような)ノリに乗っている姿は観ていて気持ちいいですよね。必死にいろいろと考えていて、2人同時くらいに手を挙げて大吉くんが当たった瞬間、コバはもう1答書いておいて連続で出していくとか周りが見えていあますよね。あれは、経験が為せる技やったと思います。
A:やっぱり空気が変わるんで楽しみです。大吉くんは最後のサプライズな対戦(予選第1戦)があったんで、僕とのオープニングマッチに出てもらったんですけど、対戦の配置は難しかったですね。
――竹若さんは、予選グループリーグAにてインパルス・板倉、ロバート・秋山、キングオブコメディ・高橋さんと総当たり戦に挑まれますよね。
竹若:このメンバーやと、どこに入っても大変ですけど、今回はどういう戦いをすればいいのか。自分を貫けばいいのか、相手を見ながら対戦したほうがいいのか。一発勝負ならば、その時の流れで勝てるチャンスもあると思うんですけど、今回は総当たり戦となると考えながらやらないと。今までなら、誰が相手でも自分らしさをだせばいいと思っていましたけど、そうはいかないので。主催者であり、出場者でもある僕としては前半であっさり敗退が決まって、あとが消化試合になることだけは避けたいなと。「誰が勝ち上がるんや? 誰が勝ち上がるんや?」と楽しんでもらえるような対戦にしたいなと思います。
――今回、初の試みとなる予選グループリーグをやろうと思ったのは?
A:前のマネージャーに「こういうのどうですか?」と提案されて。「でも、みんな忙しいから無理ちゃう?」と言っていたんですけど、スケジュール的になんとかできそうということでやってみようということになりました。
竹若:その辺も、出てくれる芸人さんの気持ちが大きいんですよ。スケジュール動かすのはマネージャーとしては難しいと思うんですけど、一言「バッファローさんのイベントに出たいから、ここ動かしてくれへん?」ってみんな言うてくれてると思うんで。
――“どうしても出たい”と、芸人さんたちの心をワクワクさせるものをこの大会が持っているからこそですよね。
竹若:そうやといいなと思います。今回もほんまに楽しみです。
――この本戦以外にも、各イベントでは新たな取り組みも行なわれる予定なんですか?
A:そうですね。今日の『前夜祭』でやったようなスペシャルマッチをいろいろとやりたいなと。
竹若:本戦という軸がしっかりしていますから、ほかは実験的なことをやりたいなと。いままで出てもらったことのないジャンルの方に出ていただいたり、若手に出てもらったり、いろんな試合形式もやってみたり……。軸がしっかりあるからこそ、いろいろと遊びたいなと思っています。

<ケンドーコバヤシコメント>
この大会、致命的にダメなところがあります。教えましょうか? 普通、トーナメントを勝ち抜くような強い者って、女を抱けるという醍醐味があるんですよ。頂点に立ったF1レーサーが女抱いてなかったら嫌でしょう? その醍醐味がついてないのは、この大会だけ。そういう意味ではまだまだですね。
大吉さんとの対戦はとにかく面白かった。大吉さんにさえ勝てば、優勝できると思ってたんで勝ててよかったです。敵は、最初から大吉さんだけ。6回目の優勝はほぼすでに見えましたね。(勝った瞬間、ホッと胸をなでおろしていた。あんな表情をするコバヤシさんを久しぶりに観たが?)人前でああいう顔をしたのは、初めてやったと思います。童貞を捨てた以来ですね、あんな表情をしたんは。今日、実は体調が悪くて……(体調悪かったのに、あんな凄い戦いが?)そうでしょ? そうなんですよ。すごいでしょ!
まぁ、僕と大吉さんの対戦を越える戦いは、この大会ではもう出ないはず。そういう意味では、この大会、成功しないかもしれないですね。とは言いつつ、(予選グループリーグで戦うR藤本、アンガールズ・山根さんという)2人も不気味ですけど、大吉さんには勝ったので1回は負けていいかなと思ったりもしてます。まぁ、本当のことを言えば、大吉さんが山根辺りにポカしてくれたらなと。とかいうてたら、僕がR藤本辺りにポカしそうですけどね(笑)。
決勝戦に行くのはもちろんのこと、必ず優勝します。開演直前にオナニーした状態でも、勝ち進みます。まぁ、見ててください。

<博多大吉コメント>
久しぶりの『ダイナマイト関西』は面白かったですし、非常に楽しかったです。僕、普段はあんまり大喜利をやる機会もないので、館長(バッファロー吾郎・A)とオープニングマッチをやらせていただき、次の出番は最後だったのでそれまでいろんな人の大喜利を見て勘を取り戻しましたけど、これからの予選グループリーグ、責任を持って戦っていきたいなと思います。
コバヤシくんとの予選グループリーグ第1戦。コバヤシくんが引き出しをどんどん開けていくので、こっちも開けていかなければいけなかった。僕、コバヤシくんのファンでもあるので、似たような答えになってしまうところがある。コバヤシくんに寄ると似てしまうなぁとか、いろんな戦術をあの短時間でやらなければいけなかった。……痺れましたね。
僕とコバヤシくんの戦いを第1戦に持って来てくれたということ自体、(主催者であるバッファロー吾郎の)期待の表れ。本当は僕が勝って波乱のスタートにしたかったけどできなかったのは残念です。ただ、あのケンドーコバヤシから4ポイントを取ったと。そこまで追い詰めることができたのは、よかったなと思ってます。トーナメント戦ならば負けたら終わりです。ですけど、総当たり戦なので“負けたけど、明日につながる一戦”にはなったと思いましたね。
(勝ち抜く)策はないというか、『ダイナマイト関西』は準備してどうにかなるもんじゃない。生き様の出る戦いなので、とにかく頑張りたいです。ほかの2戦(R藤本、アンガールズ・山根との対戦)も気の抜けない対戦になりそうですけど、コバヤシくん以外の星潰しにならないように。そう易々とはいかんぞというところを見せたいなと思います。


●イベント情報
ダイナマイト関西2014〜全日本選手権 グループリーグ予選1〜
開催日時:1月25日(土)19時開場/19時30分開演
     2月22日(土)19時開場/19時30分開演
会場:ルミネtheよしもと
チケット料金:前売3000円/当日3500円
チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

●ダイナマイト関西
http://www.d-kan.net/


【バッファロー吾郎】【博多大吉】【博多華丸・大吉】【ケンドーコバヤシ】【浅越ゴエ】【西田幸治】【笑い飯】【板倉俊之】【インパルス】【秋山竜次】【山本博】【バッドボーイズ】【五明拓弥】【佐藤大】【グランジ】

2013年12月30日 (月)

『(株)パイセン笑事~笑いとボーナスを勝ち取るのは俺だ!~』

12月22日、道頓堀ZAZA HOUSEにて、吉本興業グループがNSCに続き設立したスタッフ及びクリエイターを育成する養成校、YCC(よしもとクリエイティブカレッジ)の現役生(5期生)が制作するイベント『(株)パイセン笑事~笑いとボーナスを勝ち取るのは俺だ!~』が開かれました。

設定は、矢野・兵動の矢野ことパイセンが社長という(株)パイセン笑事で行われる忘年会。“一番面白いヤツにはボーナス支給”とのお達しがあり、テンションが上がる社員たち。早速、社長を満足させ、かつボーナスを勝ち取るため、頭をフル回転させ、体を張って、ゲームに取り組むことに…。

その社員というのがクロスバー直撃、アインシュタイン、カーニバル、プリマ旦那の4組。幹事(MC)をアインシュタイン・河井が務め、残るメンバーたちが様々なゲームに挑戦しました。

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オープニングではまず、社員たちが一年の振り返りや、近居報告を。プリマ旦那・野村は「一番はやっぱり上方漫才大賞で新人賞をいただいたこと」としみじみと。一方の河野は「年の暮れに髪の毛を黒くしたことですね! 茶色の時は大学生って言われてましたけど、黒くしてからは就職活動中の大学生と言われるようになりました!」と満面の笑み。

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カーニバルにはクリスマスの予定を尋ねた河井。ゆきえは「イルミネーションを一人で見に行きます!」と、カップルだらけの中に一人、飛び込む心づもりであることを明かし、茜は「素敵なこたつを買ったので、一人でお鍋をしたいと思います!」とこちらもまた一人で過ごすとのこと。河井が「ふたりでイルミネーションを見に行って、それから鍋したらええやん」と提案するも、声を揃えて「それはイヤ!」。

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そして相方、稲田に2013年について振ったところ、「“ハゲる、ハゲる”と言われたストレスでもういっちょハゲました!」と明るい声色で回答。今年中に植毛するとのことでした。

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クロスバー直撃の前野の2013年一大ニュースは「ものすごい安いおにぎり屋さんを見つけました!」。「いやいや、もっとビッグニュースがあるでしょう」と河井たちに諭され、思い出したかのように「子どもが生まれました!」。しかし、やはり気になるのは安いおにぎり屋のようでした。最後は渡邊。「やっぱり春先に“しょう”をいただいたことですね! ……花粉症、クシュン!」とくしゃみ付きで報告していました。

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と、ここで御大、パイセン社長が登場。おなじみ「パイセンやでー!」と元気な挨拶で舞台に現れるも、あずき色のスーツに社員たちから一斉にツッコミが。パイセン社長も「このスーツの色は、絶対ぼんくらの二代目社長の色や」と乗ってきます。また、「声が大きい!」というツッコミに対し「この舞台はソニックの気持ちでやってるから!」と堂々宣言。『サマーソニック』『コヤブソニック』に負けない、野外イベント規模のつもりだそうです。その言葉通り、舞台中も時折、「もうマイク要らんな!!」と地声で展開する場面もありました。そして「2013年は相方の兵動ががんばってくれたおかげで最高だった」とパイセン社長。仕事もええ感じだったそうです。

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いよいよボーナスと笑いを賭けたゲームがスタート。設定は忘年会の1次会から4次会まで、各会ごとに面白かった人へポイント「1パイセン」が付与されます。そしてパイセン数が一番多かった人にボーナスと副賞のオロナミンC1年分が贈られるとのことです。

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1次会は『流行語大喜利』を。「“今でしょう!”の林先生が“もう遅いわ!”と。何があった?」という一番目のお題に真っ先に答えたのは河野。「97浪!」と張り切るも、パイセンは「×」と却下。しかも、「97浪は、年齢的におかしい。その人何歳やねん」と細かい指摘がいくつも入りました。厳しい判定を下す理由を河井が尋ねると、曰く「最初に厳しいのは、一発目で○を出すと判定基準が甘くなって、どんどんダレるから」とのこと。

ですが、そのあと答えたメンバーにはことごとく「○」判定を下す社長。また、社員たちの回答の一つ一つに自身のエピソードを乗せていき、おしゃべりが尽きません。そのうち判定基準も、「○」か「×」かに加えて「正解」というものも現れ、社長のルールでどんどん進んで行きます。

そんな中、一発目で「×」判定を下された河野が2回目の挙手、「テスト残り時間1分前で『筆箱忘れました』」と回答するも「最後まであきらめるな!!」と社長は一喝。そして「河野に厳しいのは愛情の裏返し。河野はそんなもんじゃないという期待があるから」と本当の心の内を漏らしていました。

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続いてのお題は、「善澤直樹の倍返し、何をした?」。先陣を切った「一枚羽織らせた」という野村の回答に社長は「○」。それに続けと河野が「はたを織った」と回答するも、即座に「×」。ここでもやはり社長は河野に厳しい判定を。

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その一方で茜の「一口くれた人に自分のを全部あげる」には「ガンジーの思想や」とにっこり。前野の「擦りむいた人に部品のギブスをあげる」という答えにも「優しいな~! お前、善澤やろ!!」と前のめり。また、ゆきえの「みかんをあげたらむいて返してくれた」という回答には「触れ合いは大事や」とみかんの皮も、カニの殻もむいてほしいと社長。ちなみに、社長はカニの殻を上手にむけるタイプそうです。

最後のお題は「2014年大流行するパイセン語は?」。ここで「パイセン語」について説明を始める社長。そしてせっかくだからと『R-1ぐらんぷり」で準決勝まで進んだフリップネタ「パイセン語講座」を披露しました。

その後、社員たちが次々と大喜利に答えていったのですが、社長は急に無口に。「○」判定は出すものの態度は一変。河井によれば、無口の「○」は「次へ行け」という合図だそうで、しばらくおとなしくしている社長。そんな中、河野が社長を表す言葉として「ボーガン」と回答。それを見た社長は急に覚醒し、「強そうやな!! ボーガン&アーミー(兵動を指すパイセン語)、いいね! ボーガンはええな!!」と上機嫌に。そして結果、河野が1パイセンをゲットしました。

2次会は「パイセン社長を気持ちよく歌わせる」コーナー。社長の十八番である「タイガー&ドラゴン」の間奏で、パイセンを紹介する名調子を考えるというものです。

「生まれも育ちも尼崎、5人家族の大黒柱、女4人に囲まれて賑やかな毎日を暮していますが、時には俺の声が届かない時があります。その時は!」(茜)、「それではお願いします、『タイガー&ドラゴン』!」(稲田)、「歌は世につれ世は歌につれ、愛した女は数知れず、愛したマイクは三八だけよ、それでは歌ってください『タイガー&ドラゴン』」(渡邉)など、それぞれ曲に合わせて名調子を披露する中、野村は「横山やすしに憧れて門をたたくは吉本興業、隣に立ったは兵動大樹、そんな私は兵動ありき、矢野勝也で『タイガー&ドラゴン!』」と時間配分も完璧な名調子を披露。ですが、社長の歌い出しの部分に思いきりかぶせて社長の見せ場を奪ったり、前野は「それでは歌ってください、海外ブランドでドルチェ&ガッバーナ」とただのダジャレ言ってみたりと、やりたい放題の社員も続出。

その中で誰が一番気持ちよかったか尋ねると社長は「河野」と回答。「行けー!行けー!矢野ー!」という紹介が気持ちよかったそうですが、ポイントは異なるとのこと。社長は野村に1パイセンを与えました。最後は河野による曲紹介で熱唱した社長ですが、サビの「俺の話を聞け」の歌詞のところで「なんですか?」と社員たちが曲を止めて尋ねるというお決まりのくだりで締めました。

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3次会は「対決パンストクイズ」。1枚のパンストを二人がかぶってクイズに挑戦。それぞれステージ端に設置されたボタンを押して回答するのですが、引っ張り合う際にパンストが先に脱げた方が負け。負けた人は勝った人にプライベートを暴露されるという罰ゲームも用意されていました。

まずは渡邉VS河野。パンストをかぶってもあまり顔が変わらなかったようで会場のリアクションも薄め。「パンストゲーム対決史上、一番おもしろくない」と河野。世紀の凡戦となったこの対決は渡邉が負け、昨年の忘年会での出来事を暴露されていました。

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2回戦は稲田VS茜。1回戦の凡戦とは打って変わって、悲鳴が起こるほど強烈なインパクトを与えた茜のパンスト顔。そして猛烈に引っ張る稲田に負けた茜は、「心が汚い」と稲田に楽屋での一幕を暴露されていました。

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3回戦は前野VS野村。こちらも顔があまり変わらず凡戦に。クイズ対決は前野のパンストが先にとれて野村から「めちゃいきり」と暴露されたのですが、実はそのエピソードは河井のこと。前野は「(自分のことじゃなくて)よかった~!」と安堵した様子でした。

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最後はゆきえVSパイセン社長。ゆきえをじりじりと引っ張り、ゆっくりと回答ボタンへ近づく社長。そしてゆきえより先にボタンを押したものの、押した瞬間パンストが脱げて社長の負け。その絶妙なタイミングに会場は大いに沸きました。なお、パイセンポイントは各試合、勝った方に1パイセンが付きました。

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4次会は即興シチューションモノマネ。状況と人を指定し、その人が置かれた状況を想像してモノマネをするというもの。「オカマのドラえもん」「オカマのショップ店員」「真面目すぎるアントニオ猪木」「英語でビートたけし」「媚びたプロレスラーの高山」「未来の織田裕二」「ハイテンションのMr.ビーン」とどんどん持ちネタ披露のようなコーナーになっていきました。

この4次会のMVPには10パイセンがつくということで、逆転のチャンスも! 茜は荻野目洋子さんのモノマネも披露しましたが、結果、MVPは「ハイテンションのMr.ビーン」を披露した河野に決定。冒頭で社長が「河野はこんなものじゃない」と言っていたとおり、めきめきと頭角を現した河野は総合優勝を果たし、笑いとボーナスを勝ち取りました。


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なお、副賞は「オロナミンC」1年分、そして賞金は「100万パイセン」です。この地域通貨ともいえる100万パイセンは、社長と飲みに行く際に使えるそうで、1回の飲みが200パイセンとのこと。100万パイセンもあれば「まあまあ行ける」そうです。そうしてパイセン笑事の忘年会は賑やかに終了、よき年忘れとなりました。

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矢野・兵動 矢野の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/147
クロスバー直撃の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/1005/
アインシュタインの動画はこちら ⇒http://ynn.jp/u/1394/
プリマ旦那の動画はこちら ⇒http://ynn.jp/u/986/

【矢野勝也】【クロスバー直撃】【アインシュタイン】【カーニバル】【プリマ旦那】

スピードヨーグルトinよしもと幕張イオンモール劇場

12月27日(金)よしもと幕張イオンモール劇場にて、コントバラエティ番組『パワー☆プリン』(2011年10月~2013年8月TBS系にて放送) のメンバーよるライブ『スピードヨーグルト』が復活。番組DVD『パワー☆プリン THE Premium ~未公開 マボロシ DISC~』発売を記念して、パンサー、ジャングルポケット、チョコレートプラネット、2700、スパイク、横澤夏子、田中涼子が集結し、番組の思い出や、今だから言える裏話などのトークや、DVDを見ながらの公開コメンタリーなどを行いました。



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今回、よしもと幕張イオンモール劇場では初の開催ということで、買い物帰りに立ち寄ってくれたお子さん連れのご家族や、番組は知らないものの面白そうだから観に来たというお父さんや、同劇場での別公演でジャンポケ・斉藤の面白さにハマリ、斉藤目当てで来たというノリのいい青年3人組など、これまでとは違うお客さんもたくさん集まってくれました。ステージに登場したメンバーは、そんなお客さんたちと会話をしながら会場を盛り上げます。



まずは、テーマにそって思い出トークを。最初のテーマは「今だからぶっちゃけます!パワプリ裏側の真実」。チョコプラ・松尾は、番組についての話し合いの場で、あるディレクターが感情が高まって泣いてしまった時の話を。松尾は「こんなに番組のことを思ってくれてるんだ」と感激したものの、他のメンバーを見るとみんな下を向いて笑いをこらえていたというのです。これには他メンバーが大反論。その話し合いというのが番組をよくしていこうというものなら分かるものの、番組で作ったTシャツのデザインがイケてなさすぎでどうしたらいいのかということだったため、「そんなことで泣くの?」と笑いがこみあげてしまったと。これには会場も、メンバーが笑うのも仕方ないと納得でした。


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スパイク・松浦は、ジャンポケ・武山から言われた傷ついた言葉を。パンサー・尾形がある挑戦に成功できるか否かを予想する「尾形インポッシブル」というコーナーで、一人だけ違う立場でリアクションを要求されることが多く、プレッシャーを感じていたという松浦。一生懸命やっていたものの、武山に「今のはリアクション違うな」と言われ、ものすごく悔しかったというのです。それを聞いて「それは僕じゃなくて、カズトっていう別人格が言ったんです。僕は多重人格者なんです」と武山。このわけのわからない言い訳に、メンバーもお客さんもポカーン。



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チョコプラ・長田は、「夏子にムラムラ!」と気になるワードを。横澤と田中と3人でスノボに行った帰りに温泉に立ち寄ったところ、なんと混浴! タオルのサイズが小さすぎて、横澤のダイナマイトバディが隠しきれず…。それ以来、長田は横澤にムラムラしていたというのです。それを聞いた横澤は、「やだー!ただの性的対象じゃん!!」と言いながらもまんざらでもない様子でした。


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続いてのテーマは「一番好きだったコント、一番嫌いだったコント」。スパイク・小川は、斉藤がヌルヌルになるコントがとにかく大嫌いだったと激白。「生まれる」というコントで小川を馬のお腹に押し込む時、斉藤は必ずオマタを触るのが本当に嫌だったというのです。しかも、リハーサルでは足を押すのに、本番では必ずオマタという姑息さ。斉藤は「僕はコントとしてやってるだけですよ」と反論。ところが、パンサー・向井が「その役が夏子でも?」と突っ込むと、「やるわけないじゃん!!」と馬脚を現したのでした。


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ジャンポケ・太田は「尾形とのコントが嫌だった!」と告白。太田が尾形をボコボコにするというコントだったため、小さな女の子からもらった手紙で「なんで尾形のことをそんなにいじめるの?」と責められたそう。斉藤は「甲子園の魔物」というコントでの嫌な思い出を。このコントの台本は当日までもらえないため役作りができないのが不満だったという真面目な斉藤。そんな中でも精一杯のことをやろうとする斉藤の気も知らず、収録の際に「時間ないから早くやろうよー」という武山に本当に腹が立ったというのです。またしても別人格のせいにしようとする武山、「真面目にやることが悪いことですか!!」と叫ぶ斉藤、それに同じく武山に不満のあった尾形まで加わり、険悪な空気に。すると、2700が間に割って入り「ケンカの間に~右ヒジ左ヒジ交互に見て」とネタを披露。メンバーも会場も爆笑し、場の空気が和らいだのでした。


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最後のテーマは「実はこんなことやりたかったんです」。パンサー・菅が考えていたのが、人気スマホアプリゲーム「アングリーバード」の実写版。真剣な会議をしているところに、鳥が飛び込んできてひと騒動起こるというもの。これにはメンバーも「面白そう!」と大賛成でした。番組の音楽ネタのほとんどを作っていたという2700・八十島は、人気コント「言っちゃったフェアリー」について、「メロディラインがちょっと弱いね」と新しいメロディを提案。みんなの前で披露したところ、最初は反応イマイチだったものの、段々クセになり最後は爆笑に。八十島は「このコントがあれば番組ももっと続いたのに!」と残念そうでした。思い出話が尽きぬ中、あっという間に終演の時間に。またこのメンバーでイベントができることを祈って、ライブは終了したのでした。


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パンサーの動画はこちら:http://ynn.jp/u/912/
ジャングルポケットの動画はこちら:http://ynn.jp/u/837/
チョコレートプラネットの動画はこちら:http://ynn.jp/u/871/
2700の動画はこちら:http://ynn.jp/u/878/
スパイクの動画はこちら:http://ynn.jp/u/1309/
横澤夏子の動画はこちら:http://ynn.jp/u/32509/


【パンサー】【ジャンググルポケット】【チョコレートプラネット】【2700】【スパイク】【横澤夏子】

 

 

2013年12月29日 (日)

まもなくカウントダウンライブ~じゃんけん大会~

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来たる12月31日(火)にインテックス大阪5号館で開催される「今年は見るだけじゃない!5upよしもとカウントダウンライブ〜ネタあり、歌あり、ダンスあり、ゲームあり、ジャンケン大会あり、卒業あり、いろいろありすぎてもうムチャクチャどす!!〜」。この前代未聞のカウントダウンライブの目玉企画のひとつ、じゃんけん大会の予選決勝戦が12月24日(火)、5upよしもとで開かれました。じゃんけん大会の頂点に立てば、2014年のイチオシ芸人に選ばれるという、若手には夢のような特典が待ち受けているこの企画。約1カ月にわたり約800人がガチンコじゃんけんバトルを繰り広げ、そしてクリスマス・イブのこの日、カウントダウンライブで開かれるじゃんけん大会本選に出場する16人が選出されました。MCはかまいたち・濱家、審判はかまいたち・山内、左サイドのサポーターは藤崎マーケット、右サイドのサポーターはプリマ旦那です。

 

第1試合/○シンクロック・木尾×ポートワシントン・笠谷●

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シンクロック・木尾は、幸運を呼ぶという小さなエケコ人形を手に、祈りをかけての勝負。1回戦で敗退したものの、敗者復活戦で勝ち上がり、この日まで勝利を収めてきました。エケコ人形の効果は出るのか!? 一方のポートワシントン・笠谷は芸歴2年目の21歳。アメリカに住んでたという帰国子女で、これまでアメリカ式のじゃんけんで勝ち上がってきたとか(!?)。しかし、MCのかまいたち・山内に「(今回の試合は)それは認めないです」と言われてしまい、日本式のじゃんけんで。2回のあいこを経て木尾の勝利。

第2試合/○霜降り明星・粗品×にっしゃん●

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「にっしゃん、来てる!」と手ごたえを感じている様子のにっしゃん。三文字の言葉をにっしゃん流の言い方で叫ぶのがお得意らしく、「勝てる!」「食べる!」など三文字で叫びまくり、MCのかまいたち・濱家の心を掴みます。一方、霜降り明星・粗品はフリップで小ネタをお披露目。ガチンコ勝負では霜降り明星・粗品に軍配が上がりましたが、キャラのインパクトを存分に残すことができたにっしゃんでした。

 

第3試合/●マドンナ・松浦×○善家カズマサ

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どうにかして勝ち上がりたいというマドンナ・松浦は、対戦相手が善家カズマサとわかると、すぐさま彼のツイッターを過去までさかのぼり、人間性や特徴などをリサーチ、分析。人間性から何を出すのかを予測してきたと言います。さらには1000円のわいろを渡し、謎のルートから仕入れた善家の秘密を暴露すると脅しをかけ、手段を選ばないやり口に善家もたじたじ。勝負は善家カズマサに軍配が。脅しをかけられすっかりひるんでいましたが、無事勝ち抜き安心した表情を見せました。

 

第4試合/○ナザクラ・森岡×●じゃじゅじょ・長井

 

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なんとコンビそろってこの日まで勝ち抜き続けているじゃじゅじょ・長井。一方、ナザクラ・森岡は、謎のファン(ななまがり・森下)から「森岡さ~ん♡」と熱い声援を受けての戦いです。ガチンコ勝負はナザクラ・森岡の勝利。「あとは勝つだけです!」と強気なコメントを残しました。一方、負けたじゃじゅじょ・長井は「もうひとり、じゃじゅじょが残っています!!」と相方に勝負を託しました。

 

 

第5試合/○トット・多田×●ライフバーナー・清友

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これまでさまざまな縁起モノに頼って勝ち続けてきたというライフバーナー・清友。この日胸に清めの塩、絵馬、複数のお守りを胸元にぶら下げて挑みます。さらにはじゃんけん直前に勝負台に般若心経を広げはじめ、トット・多田も思わず「怖い!!」とふるえます。そんな多田は、「考えるとよくわからないので……」とあくまでも自然体で勝負。応援に駆け付けた相方・桑原に「グーはチョキに勝って、チョキはパーに勝つよ!」とアドバイスを受けて勝負に挑みました。結果、勝ち抜いたのはトット・多田。多田の勝因は「般若心経の漢字が読めなかったから」効かなかった、とのこと。

 

 

第6試合/●ムニムニヤエバ・次郎×○イサリビ・上村

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予選でこの日の審判、かまいたち・山内を破ったイサリビ・上村とムニムニヤエバ・次郎との戦い。「これまで、全部一発勝負で勝ってきました」というイサリビ・上村に対し、ムニムニヤエバ・次郎はこれまでの対戦相手のテレビ出演VTRを見て研究を重ね、何を出すかを予想しつつ勝ち残った策士。それも、自分のお母さんの友達のおばさんと同居中で、そのおばさんを相手にじゃんけんに鍛練を重ねたとのこと。しかしかまいたち・濱家は、じゃんけん研究よりも「なぜ次郎は母親の友人のおばさんと同居しているのか?」がものすごく気になっているようでした。勝負は、イサリビ・上村の勝ち。勝因は、次郎の研究材料であるイサリビ・上村のテレビ出演VTRが一切なく、情報収集できなかったことが不幸中の幸いでした。かまいたち・山内は「イサリビ、強い!」と改めて実感。

 

第7試合/○吉田たち・こうへい×●アランスミシーズ・きゃぷちゅーん鶴野

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吉田たち・こうへいが意気込みを語っているところに「待て!! みんな、だまされるな!! そいつは偽物や!!」と、本物のこうへいが飛び出してきました。すると、意気込みを語っていた人物が「ばれたらしょうがないな!!」。なんと、意気込みを語っていたのはゆうへいだったのです。できすぎたミニコントに「まだこんなにおもしろい双子ボケがあったとは」とご満悦の吉田たちでした。勝負では、5回もあいこが続き、思わずどよめくお客さんたち。あまりの以心伝心ぶりに「もう、こいつと組もうかな?」と驚いたこうへいでしたが、6回目の勝負で、こうへいに軍配が上がりました。負けたきゃぷちゅーん鶴野はかわいらしい声で「きゃぷちゅーん!!」とのこと。シブい見た目とは裏腹の愛らしいキャラに、かまいたち・濱家も「そういう奴やったんか!」と新発見したようでした。

 

 

第8試合/○みぞぐちまこと×●えんぴつ消しゴム・奥村

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えんぴつ消しゴム・奥村は「自信あります!」と強気。とくに、芸人のかたわら自転車便のメッセンジャーとして毎日100㎞以上を自転車で走るちびシャトルに勝ったのを自慢していましたが、かまいたち・濱家に「知らんわ!」と一刀両断されていました。「芸歴6年やってきたので、じゃんけんでがんばります」とみぞぐちまこと。勝者はみぞぐちまこと!

 

 

第9試合/●ポップチキン・数藤×○ジュリエッタ・井尻

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卒業が決まっているジュリエッタ・井尻は「コンビを組んで5カ月で卒業なので、なんとかしないと……」と崖っぷち。じゃんけん大会に未来をかけます。応援に駆け付けた相方の藤本も客席から「行きましょうよ~!!」とおなじみの掛け声でエールを送ります。一方、これまでのじゃんけん勝負の前に、リップクリームとハンドクリームで肌をテカテカにする、という縁起を担いで勝ち上がってきたポップチキン・数藤は「今日は化粧水まで付けてきました!」と準備万端。勝負は、あとがないジュリエッタ・井尻に軍配。数藤いわく、敗因は「乳液をつけ忘れた」とのこと。

 

第10試合/●コマンダンテ・安田×○にほんしゅ・北井

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にほんしゅ・北井は「運自体には自信がないので、モノマネで別人格になって勝負に挑みたい」と、パスケースを首にかけて「吉本の社員のモノマネ」で勝負に挑みます。客席からあさやんも「北井~! 期待してるで! あっ……北井に期待。おもしろい」とまさかのダジャレに戸惑いながらの声援です。かたやコマンダンテ・安田は「社員には負けられないです!」と意気込み十分。勝負はコマンダンテ・安田に軍配が上がりました。

 

 

第11試合/●エジソン・関谷×○尼神インター・聖子

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「みんな、おまた、せいこ~!!」と元気いっぱい、キュートに登場した尼神インター・誠子。実はエジソン・関谷は誠子のことが「めっちゃタイプ」らしく、真剣勝負というのに緊張気味。「もし僕が勝ったら、メールアドレス教えてください!」とじゃんけん大会にあるまじき公開ナンパをし、誠子に「だ~め!」と断られていました。結果、あいこの末に誠子の勝利。

 

 

第12試合/●コンスターチ・松本×○フラワーズオブロマンス・たわた

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見た目のインパクトでは誰にも負けないフラワーズオブロマンス・たわたと、指折りの“ツッコミ声”のコーンスターチ・松本の勝負。「待ってましたよ! 今か、今かと!」と気合十分に語るたわたに軍配が上がりました! しかし、かまいたちや藤崎マーケット、プリマ旦那から「コブダイキャラ」、「お正月からタイは縁起がいい」などビジュアルをいじられまくり、じゃんけんで勝ったことがかすむほどでした。

 

 

 

第13試合/●ななまがり・初瀬×○蛙亭・岩倉

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奇妙な動きでお目見えした蛙亭・岩倉は、対戦相手のななまがり・初瀬を見て「小学校のときに私の墨汁を盗んだ人に似ている」と敵対心をあらわにします。初瀬も「盗んでないよ!」と言うしかありませんでした。一方の初瀬は「僕のウィキペディアに、『じゃんけんであいこになったことがない』と書いてあって。あれ、早く消せ! なんじゃい! なんじゃい!」と訴えていました。じゃんけんの際は、あまりのエキセントリックな蛙亭・岩倉の動きに、「怖い!」とおびえるななまがり・初瀬。その勢いに乗ったか、蛙亭・岩倉が勝ちました。

 

第14試合/●ダブルアート・池田×○見取り図・リリー

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14試合目は、普段から仲良しというダブルアート・池田と見取り図・リリーとの対戦。見取り図・リリーは、本当にじゃんけんが強いらしく、「プライベートでも(リリーに)勝ったことがない。6連敗ぐらいしている」といいます。果たしてその結果は……ここでも見取り図・リリーの勝ち! 宣言通り、じゃんけんの強運ぶりを見せつけました。

 

 

第15試合/●アイロンヘッド・辻井×○大阪ほっと家族・宗像

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「チャラチャラしすぎて友達ゼロ」というチャラチャラキャラ、大阪ほっと家族・宗像と、「せぇあ!」の前掛けを腰に付けて気合十分で勝負に挑むアイロンヘッド・辻井。特製の前掛けは、「ある日突然、楽屋に届けられた」というとっておきの縁起モノだそうです。また、相方・毛利から「応援には行きませんね」と、辻井に直接ではなく5upよしもとにメールが届いたという哀しい出来事も。前掛けが頼りの孤独な戦いとなりましたが、軍配は大阪ほっと家族・宗像に。「がんばって勝って、友達100人作ります!」とのことでした。

 

 

第16試合/●じゃじゅじょ・阿久根×○天竺鼠・川原

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最後の勝負は、コンビで勝ち残っていたじゃじゅじょ・阿久根と、煌TOP3組のなかでの唯一の勝ち残り、天竺鼠・川原の勝負。客席に応援で駆け付けた天竺鼠・瀬下は「がんばって!」と声をかけますが、「帰れ!」とエールを突き放してストイックに勝負に挑みます。じゃじゅじょ・阿久根は「相方の分まで勝つ!」と意気込みましたが、天竺鼠・川原が一発勝負で決めました。MCのかまいたちも、天竺鼠・川原の勝利を喜び、「唯一のTOPの勝ち残りやから僕らも応援します!」と背中を押します。勝負に、トナカイ姿で挑んだ天竺鼠・川原。これまでの勝負を見守り、個性派だらけのメンツを目の当たりにして「これはあかん」と大慌てでトナカイをかぶり、クリスマス仕様にしたことを明かしました。

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TOPから超若手までが挑む「じゃんけん大会」。誰もが平等に与えられたこのチャンス、最後に勝ち残って「イチオシ芸人」の特権を手にするのは誰なのか!? その結果は、31日大みそか、カウントダウンライブ当日に決まります!

 

カウントダウンライブ当日のじゃんけん大会トーナメント第1回戦組み合わせは次の通り。

 

 

 

第1試合

 フラワーオブロマンス・たわた×大阪ほっと家族・宗像

 

第2試合

蛙亭・岩倉×吉田たち・こうへい

 

第3試合

ジュリエッタ・井尻×みぞぐちまこと

 

第4試合

善家カズマサ×見取り図・リリー

 

第5試合

イサリビ・上村×トット・多田

 

第6試合

ナザクラ・森岡×天竺鼠・川原

 

第7試合

シンクロック・木尾×にほんしゅ・北井

 

第8試合

霜降り明星・粗品×尼神インター・誠子

 

 

『今年は見るだけじゃない!5upよしもとカウントダウンライブ~ネタあり、歌あり、ダンスあり、ゲームあり、ジャンケン大会あり、卒業あり、いろいろありすぎてもうムチャクチャどす!!』

 

日時:12月31日(火)~2014年1月1日(水) 15:00開場、16:00開演/25:00終演(予定)

出演:煌~kirameki~TOP(3組)、Member(15組)など全68組

会場:インテックス大阪 5号館(大阪市住之江区南港北1-5-102)

料金:前売り大人3,000円、子供1,500円/当日大人3,500円、子供2,000円

 

■5upよしもとカウントダウンライブ 特設サイト

http://www.yoshimoto.co.jp/5up/countdown2013.php

 

 

2013年12月27日 (金)

シソンヌコントライブ「une」

12月26日(木)より赤坂RED/THEATERで、シソンヌの新しいスタイルの単独ライブ『シソンヌコントライブ「une」』がスタート。これまでの1日1回のみ開催の「単独ライブ」を脱却し、より演劇的でトータルバランスを意識した計6公演を行います。


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レッドとグレーを基調とした洗練された劇場、シソンヌのふたりが担当する演出はもちろん、照明・音響・映像、衣裳や大道具・小道具にもこだわったステージは、スマートでスタイリッシュ。ジャジーな曲が流れるアートな空間で珠玉のコントを繰り広げます。


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飛行機の機内、後ろの席に乗り合わせた見知らぬ男の携帯の携帯の着信音が・・・。学校の職員室、病弱で休養する教師と、代理でクラスを引き受ける気のいい先輩教師の会話がどうもかみあわず…。長谷川の自宅、深夜に突然訪ねてきた見知らぬ女のせいで長谷川は思わぬ世界に巻き込まれ…。あるレストラン、ワクワクしながら注文する客、粋なギャルソン、誰もが思ったことがある夢を叶えてくれるこの店のサービスとは!? また、ファンならわかるあの人も登場するかも・・・。

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平凡な日常のひとコマから、ほんの少しはみ出したことから生まれるおかしみ。2人の確かな演技力による世界観とキャラ作りで、笑いを生みだしていく。オープニングからコントはもちろんブリッジの映像も含めトータルで計算し尽くされたステージは、パズルのピースが次々にハマっていく感覚。そして、エンディングでその全てがカチリと合致する心地よさ。笑いと演劇の融合ともいえるシソンヌの新境地を見せるライブとなりました。



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初日を終えたシソンヌは客席に挨拶を。「慣れない6回公演。どう思われたか分からないけど、やれることはやりました。これから削ったり付け足したり手を加えてよりよい物にしていくので、2度でも3度でも見に来てください」という長谷川に対し、「最後のコントに関しては、一切削る気ないから!」とじろう。長谷川に「あれ長いよ!お前の自己満足だろ!」と怒られたものの、じろうは全く譲る気はないようでした。『シソンヌコントライブ「une」』は、12/29(日)まで全6公演上演中。残席わずかですが、12/28(土)夜公演、12/29(日)昼公演は比較的余裕あり。お求めはお早めに!


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シソンヌコントライブ「une」
日時:
12月26日(木) 19:00開演
12月27日(金) 19:00開演
12月28日(土) 14:00開演 / 19:00開演
12月29日(日) 14:00開演(追加公演) / 19:00開演
会場:東京・赤坂RED/THEATER
料金:前売3500円 当日4000円
チケット:チケットよしもと他発売中
http://yoshimoto.pia.jp/



シソンヌの動画はこちら:http://ynn.jp/u/892/

【シソンヌ】

 


 

2013年12月25日 (水)

YU-ANISTA Live Tour 2013~Winter~

シンガー・ソングライターのYU-A(ユア)が12月23日(月・祝)、東京・shibuya duo MUSIC EXCHANGEにて『YU-ANISTA Live Tour 2013~Winter~』の最終公演を行いました。

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今年スタートしたYU-Aのもう一つのワンマンライブツアー『YU-ANISTA Live Tour 2013』は、4月に『Spring』、8月に『Summer』と2回行い、いずれも大盛況のうちに終了。
今年最後となる今回の『Winter』は、11月27日に発売されたベストアルバム『SINGLE COLLECTION』収録のヒット曲はもちろん、新曲からダンスパフォーマンス、ピアノの弾き語りと幅広い内容のライブで魅了しました。

クリスマスが近いとあって、会場にはサンタなどクリスマスカラーに身を包んだYU-ANISTA(ユアニスタ=YU-Aファンの総称)で満杯に。
開演時刻を迎えると、クリスマスにアレンジされた『Baby Girl』のイントロが鳴り響き、直後に「メリークリスマス!」「東京のみんな、元気ー?」とノリノリでYU-Aが登場します。

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ファンの歓声と無数のペンライトを前に、『忘れられない恋』、『Try again』を披露したYU-Aは、白いコートを脱いで最初のMCパートへ。
前々日の福岡公演では、雪に見舞われたそうで、「晴れてよかったね」とホッとした表情を見せます。

ベストアルバム『SINGLE COLLECTION』の話題へ移ると、デビュー当時、「YU-Aの歌は聞くと病んでしまいそうになる“病みソン”」との感想を耳にし、「はぁ? 文句あるなら私に言えば?」などと思っていたとか。
しかし、自身で改めて『SINGLE COLLECTION』を聞き直したら「病みソンだった(笑)」と言い笑いを誘いました。
その流れで、初めて作詞したデビュー曲『逢いたい…』、『嫌いになれたら』をしっとりと聴かせたのち、クラップ、コール&レスポンスも楽しい『片想い』と3曲連続で披露。

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直後のMCでは、『片想い』について当時の恋を詞に綴ったと明かすYU-Aですが、「聞いてないよ!」「つぶやいて!」といった客席からの声に、「なんで私、恋するたびにつぶやなきゃいけないの!(笑)」とツッコむといったやりとりもあり、和やかムードが流れます。
また、相手によって態度が変わる大人が許せないとして、その怒りを込めた『優しい顔で近づかないで』、さらに『願い』『想い』『誓い』という贅沢なfeatメドレーでは、手袋を口にくわえて脱ぎ、客席へ放り込むサービスシーンも。

続くダンスパートでは、YU-ANISTAにはお馴染みのダンサーのFUYUMI & SHIKINO、そしてゲストダンサーであるOH GIRL!のNANAKOの3人による華麗で激しいダンスで場内をヒートアップさせます。
再登場したYU-Aは、バラードの『見守っていたい』でムードを一転。母親への想いなど、曲が生まれた背景を語ったのち、YouTube再生回数が160万回を突破した『ごめんね、ママ』を情感たっぷりに披露すると、涙ぐむファンの姿も。

再びダンスパートへと突入し、シルバーの衣装に身を包んだダンサー3人に続き、YU-Aはなんと助走をつけて側宙(チュウ)をしながら登場!

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11月のリリースイベントで練習を重ねていたと明かしていましたが、晴れてお披露目となり、着地もバッチリ決まりました。
拍手と歓声のなか、プレゼントコーナーへ移行すると、シャツにその場でサインを書き入れて投げ込み、客席を熱狂させます。

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続く『Flavor』では水鉄砲を撃ったり、『ULALA』、『Ah Yeah!!』、『ファイティングガールFighting Girl』と怒涛のダンスナンバーで場内のムードは最高潮に。

ラストの『LINK』では歌い出しをミスしてしまい、リテイクとなり、「なんで私はこうなの!」と自分を責めるYU-Aでしたが、ファンにとってはレアな瞬間となりました。

アンコール代わりの「YU-Aコール」に答え、再びステージに現れたYU-A。彼女の前に広がっていた光景は、YU-Aのジャケットがプリントされた小旗でした。
ファン有志によるサプライズに「うわー、めっちゃ私いる!」と喜ぶYU-A。
小旗を受け取り、告知を言い終えると、今回のツアーの目玉でもあるピアノの弾き語りに入ります。

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『Silent Night(きよしこの夜)』と『Time After Time』の2曲、無事弾き語りを終えたYU-Aは、コードが読めるようになり、音楽が楽しめるようになってきたとのこと。
しかし、実は『ごめんね、ママ』に挑戦しようとしていたものの、イントロが難しく断念したといった裏話も明かしました。

恒例となった記念撮影を終えると、ラストナンバー『YU-ANISTA』へ。
この曲は、8月に行った『YU-ANISTA Live Tour 2013~Summer~』にて、その場でレコーディングしたファンの合唱も使われており、「この先、つらいことがあっても、この曲で、みんなの声を聞けばがんばれる気がします」という思い入れのある一曲となったようです。

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見事に大合唱を成功させたYU-Aは、「また会おうね! バイバイ!」と手を振り、ステージを後にしました。


【セットリスト】
01.Baby Girl(intro)Xmas ver.
02.忘れられない恋
03.Try Again
04.逢いたい…
05.嫌いになれたら
06.片想い
07.優しい顔で近づかないで
08.featメドレー(願い、想い、誓い)
(Dance Part1)
09.見守っていたい
10.ごめんね、ママ
(Dance Part2)
(プレゼントコーナー)
11.Flavor
12.ULALA
13.Ah Yeah!!
14.ファイティングガール Fighting Girl
15.LINK
(Encore)
EN1.Silent Night(きよしこの夜)
EN2.Time After Time
EN3.YU-ANISTA


●イベント情報
12月27日(金)
①【BIG STEP PRESENT’s / SUPPORTED BY mikigakki dj’s
  YU-Aベストアルバム“SINGLE COLLECTION リリース記念トーク&ミニライブ!”】
  場所 / 心斎橋BIGSTEP ・階段オープンスペース
  時間 / 16:00~ ※入場無料

②【THA GREENDAYZ 2013】VOL.20@club joule
  open/16:00 start/17:00
  ※YU-Aの出演は、17:40ごろを予定
  前売り3,000 当日3,500 (ドリンク代別途)
  https://ja-jp.facebook.com/pages/Tha-Greendayz/241840539236416


■YU-Aオフィシャルサイト
オフィシャルHP http://www.yu-a.fm/
オフィシャルブログ「"YU-A"re My Love」 http://ameblo.jp/yu-a-yu-a/
オフィシャルツイッター https://twitter.com/YUA_official

【YU-A】

帽子屋・お松単独ライブ『タリル』

12月20日、道頓堀ZAZA HOUSEにてピン芸人、帽子屋・お松の単独ライブ『タリル』が行われました。約1年ぶりに単独ライブを開くという帽子屋・お松。『タリル』では全6章からなる一人芝居で魅せました。

満足と書いて「みち・たりる」と読む男の独白シーンからスタート。男は病院のベッドの上、病室は一人部屋のようで壁一枚隔てた隣の入院患者と会話をしています。ですが、その患者はしゃべれないようで、男の会話にノックで相槌を送るのみ。それでも会話が成り立つことに気を良くした男は自身の半生を語り始めます。


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名は体をあらわすということわざのとおりか、男は“満足の奴隷”と化してしまったと言います。何をするにしても満足しないと気が済まない。自分自身はもちろん、相手にもそれを求めてしまい、やがてかかわる人すべてに満足するように仕向け、強要してくのだとか…。

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学生時代の男は教師に、学校のテストの問題の、その内容に「満足しない」と詰め寄ります。そして満足するために新たな問題とその答えを模索しますが、内容は支離滅裂。満足しているのは男ただ一人の様子。

続いて青年時代の男。別れた恋人の家を訪ねた男は、その元恋人に自分と付き合ったことでどれだけ満足したかと迫ります。そして、自分のことをよく思ってもらおうと必死にアピール。ですが、別れた理由については「(彼女の)名前が悪い」など理不尽なことばかり。それでもそんな自分は悪くないと頑なです。

男はやがて小学校の教師になり、子どもを教える立場になるのですが、自分をあざ笑ったと思う児童をつるし上げます。そして将来の夢を無邪気に語る児童たちに、もっと現実的に、具体的に語るべきだ!と自分の望む答えを強いるのでした。泣き出す児童もいる中、男の目の前に強敵が現れます。将来は本屋になりたいという木村くんです。姓は木村、名は本屋と書いて「もとや」。この木村君こそが、男の言う「名は体をあらわす」を地でゆく子。利発な木村くんが具体的に将来の夢を語ることに焦り始め、“本屋での接客勝負”を挑んだところ、男はあっさり負けてしまうのでした。

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そして結婚をして、一人娘をもうけた男。一見、穏やかな家庭を築いたかと思いきや、やはりここでも満足を求めているようで、妻にも娘にも自分の思想を押し付けます。そして遂には離婚を切り出されて…。

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満足を求めることで心無い暴言を吐き、多くの人間を傷つけてきた男。そんな男の狂気と悲哀を、情感豊かに表現する帽子屋・お松。男の行動がエスカレートするごとに、男が帽子屋・お松に乗り移ってゆくようで最終的には完全に満足(みち・たりる)にしか見えず。そんな帽子屋・お松の迫真の演技に、お客さんもどんどん引き込まれていました。

男はその半生を語りつくしたと同時に、後悔を覚えます。それは、男が生涯で初めて抱いた感情でもありました。後悔を知った男はやがて静かに息を引き取り、物語も幕を閉じました。そして、最後の最後にはオカルトじみた一幕もあり、思わずぞっとする“おまけ”もついていました。

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約1時間の舞台を終えた帽子屋・お松は、こうした一人芝居公演を行うことについて、「自分でも年々、どこに向かってんねんって思うような方向に行っていますが」と前置きしつつ、「こんな舞台ですが年に1回だけ、お付き合いくださればと思います。すごく楽しい時間でした。また来年もできたらやりたいと思います!」と“満足”しきった様子。お笑いのライブとは一味異なる帽子屋・お松の芝居公演、次回もどうぞご期待ください!

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【帽子屋・お松】

2013年12月24日 (火)

『第二回よしもと柔道クリエイティ部~来たときよりもたくましく~』

12月14日(土) ヨシモト∞ホールにて、『よしもと&近代柔道コラボライブ 第二回よしもと柔道クリエイティ部~来たときよりもたくましく~』が開催されました。柔道経験者のガリットチュウ・福島、ジャングルポケット・太田、あいすけによる、もっと柔道を知ってもらい好きになってもらおうというこのライブも今回で2回目。柔道経験者や柔道ファンからお笑いのファンまで様々なお客さんが集う会場で、柔道の魅力を楽しく分かりやすくアピールしました。


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まずは、畳の敷かれたステージに、柔道着姿の福島、太田、あいすけが受け身を取りながら登場。しかし、福島の柔道着をよく見ると、腰には黒帯ではなくルイ・ヴィトンのベルトが!? 柔道のファッション性をアピールしたかったとのことですが、的外れだったようです。

 

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この“よしもと柔道クリエイティ部”部員3人に、“柔道知らない人”代表のブロードキャスト・房野を交えてライブがスタート。まずは、房野が柔道についての素朴な疑問をぶつけます。「柔道やっててよかったことは?」という質問には、「芸人の中でも俺より強い人はあまりいないんですよ。だから先輩に怒られてもイザとなったら…(笑)」と太田。すると、あいすけが「めっちゃ分かる!!」と身を乗り出し、「私、入江軍団(カラテカ・入江を慕う芸人たち)なんですけど、入江さんに怒られた時、“お前なんて5秒で倒せる!”って思ってますから」と大胆告白。これには芸人もお客さんも大爆笑でした。逆に柔道やってて損したことは、「体が逞しくなりすぎて洋服が似合わない」と3人の意見が一致。首や指も逞しくなるため、福島は結婚指輪のサイズがなくオーダーメイドに。あいすけは男性からプレゼントされたネックレスが短すぎて首がしまったという悲しい思い出があるそうです。


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そして話題は柔道家の恋愛事情に。高校時代、大会で出会った他の学校の柔道部部員の彼氏がいたというあいすけ。「普段は会えないけど、大会で会えるのがうれしいんです」と、青春時代の思い出を。太田にも、他県との合同夏合宿で出会った柔道部の女の子と付き合っていたものの、年に1回の合宿だけでしか会えなかったという切ない思い出が。房野からは「七夕かい!!」と会心のツッコミが飛び出しました。


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続いて、太田たち3人が観に行った柔道国際大会「グランドスラム」についてトーク。今、柔道界では、芸人界と同じく“ハーフ”ブームが来ているそうで、強くてかっこいい&かわいい選手が大勢いるそう。中でも、柔道界の滝川クリステルといわれている出口クリスタ選手のかわいさには、福島も太田もノックアウト。2人で双眼鏡を取り合い、彼女の試合に夢中になっていたそうです。


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ここで一息入れるため、あいすけが練習の時いつも飲んでいるという特製プロテインドリンクでブレイクすることに。美味しく作るポイントは、プロテインを水ではなくスポーツドリンクに溶かすことと、泡が立たないように縦ではなく横に振ること。慣れた手つきで4人分のドリンクを作りながら「手料理ふるまうみたいでドキドキする~」と、あいすけ。果たして、その味は…!? 太田たち3人は「これはうまい!!」と大絶賛でした。


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そして、この日のゲスト、シドニーオリンピック柔道男子81kg級の金メダリスト・瀧本誠さんが登場。憧れの人を前に、福島、太田、あいすけは大はしゃぎ。この機会に、それぞれ瀧本さんに聞いてみたかったことを質問することに。まずは、シドニーオリンピックの話を。1回戦で5分フルに戦っても息ひとつ乱れなかった時点で、すでに金メダルを確信という瀧本さん。一流選手だけがなせる技に、太田たちは大興奮でした。続いて、福島が、自分はできなかったという経験から「試合なら、友達でも関節技を思いきりできますか」という質問を。すると、「僕もできないですね。仲良くない相手でも、そこまでできない」と瀧本さん。それでも金メダルということで、その強さが分かります。


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その他にも、瀧本さんが今注目している選手は66kg級の海老沼匡選手と73kg級の大野将平選手、これまでの対戦した中で一番すごかった人は山下泰裕さん、ライバルは古賀稔彦さん、など興味深い話が飛び出します。さらに、日本大学の柔道部時代の瀧本さんのある伝説の真相が明らかに。かつて日大柔道部には、1年生は4年生の背中を洗い、布団を敷き、毎日誰も食べないのに朝ごはんの用意をするという決まりがあったそう。しかし、1年生の瀧本さんは「こんなことするなら、練習した方がいい」と先輩に立ち向かい、打ち負かし、全てを廃止したそう。この武勇伝に、会場も沸きました。


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そして最後は、瀧本さんに技をかけてもらえることに。その幸運な1名を決めるため、太田たちは“柔道あるある”を披露し、瀧本さんの心に一番グッときた人が選ばれることに。結果、太田の「監督しかいないところでは、大内刈り小内刈りの練習をする」が勝利。太田は、瀧本さんの得意技・内股をかけてもらい、「すごかった!!」と大興奮。福島とあいすけも我慢できなくなり懇願したところ、瀧本さんは快く受けてくれました。2人のリクエストにより、福島は瀧本さんの得意技・袖釣り込み腰を、あいすけは巴投げをかけてもらい、2人は大感激。それを見ていた房野も、「素人から見ても、すごいのが分かる!」と柔道の面白さを感じたようでした。こうして興奮の中、ライブは終了。第三回の開催を誓い、幕を下ろしたのでした。

ガリットチュウの動画は:http://ynn.jp/u/434/
ジャングルポケットの動画は:http://ynn.jp/u/837/


【ガリットチュウ】【熊谷岳大】【ジャングルポジェット】【太田博久】【あいすけ】

2013年12月23日 (月)

『AMIMECT企画「BOX」』

12月19日、道頓堀ZAZAにて『AMIMECT企画「BOX」』が行われました。AMIMECT(アミメクト)とは、ACTとMIMEをあわせた造語で、女優の平本茜子とマイムの岡村渉さんが主催の舞台です。台詞劇と無言劇を組み合わせ、「しゃべる・しゃべらない」の枠を超えた新感覚の舞台創作がコンセプト、今回が初公演となりました。

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父(田中照人)と母(田所草子)、そして妹の沙希(HIROKA)の何気ない朝の風景から物語は始まります。一見、穏やかな家庭に見えるのですが、そこには家族の一人が不在でした。それが沙希の姉の亜希(平本)。亜希はストレスが原因で声を失う病気、失語症を患い、会社もやめ、部屋にこもりっぱなし。家族とも顔を会わせません。そんな亜希が心配でならない母は彼女のために東奔西走、この日も情報交換のための会合に出かけます。一方父は口数少なく、仕事のことだけを考えている様子、妹の沙希も合コン三昧で恋愛やおしゃれに夢中のようで…。その日の午後、サンタクロースの格好をした男(岡村)が亜希たちの家に侵入します。サンタの正体はパントマイムをする大道芸人。妻(和田ちさと)に病を得た子どもの治療費のため、お金がないことをなじられての犯行でしたが、あっさり亜希に見つかってしまい…。

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タイトルの「BOX」とはいわば、それぞれが心の奥底にしまいこんでいる“本音”の隠し箱のこと。亜希とサンタが出くわしたことで、亜希のしゃべらない本当の理由や、家族の心のうち、サンタの苦悩などがどんどん暴かれていきます。一度開けてしまったら最後、あふれ出す本音を誰も止めることはできません。そして物語は思いもよらぬ方向へと急転回。最悪の結末を迎えつつも、いつしかそっと「BOX」の蓋は閉じられ、何事もなかったかのようにそれぞれの日常が始まるのでした。

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この舞台は、台詞劇と無言劇を組み合わせたものだけあって、家族のシーンは会話でテンポよく、そしてサンタやサンタの家族を描いたシーンではマイムを多用し、言葉を用いずとも気持ちを伝えます。声が必要な時と、言葉にしなくても伝わる時、そんな瞬間が人と人との間には絶え間なく訪れていることを実感する舞台でもありました。

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また、物語の水先案内人役でもある医者(Wキャスト:萬谷真之/YAMATO・佐藤太一郎)の存在がアクセントとなっており、その登場には肩の力がすっと抜けてゆく効果が。そして主に猫の扮装をしたダンスアクト(金澤宏美、小野村優、上野みどり)もスパイスに。ダンスで華を添えたり、家具やシンクなどの美術を担ったりと、変幻自在のステージアクトで魅せました。

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AMIMECTはこの冬、動き出したばかり。次回はどんな物語で楽しませくれるのか、第2弾もどうぞご期待ください!

【佐藤太一郎】【平本茜子】

5up×FM OSAKA「おもしろソニック2013」への道

いよいよ間近に迫った「今年は見るだけじゃない!5upよしもとカウントダウンライブ〜ネタあり、歌あり、ダンスあり、ゲームあり、ジャンケン大会あり、卒業あり、いろいろありすぎてもうムチャクチャどす!!〜」(12月31日(火)インテックス大阪)。笑いはもちろん歌にダンスに見どころ盛りだくさんな同イベントの目玉のひとつが、「5up×FM OSAKAおもしろソニック2013〜人気ミュージシャンと5up芸人が一夜限りのスペシャルLIVE」です。プロ・アマ、ジャンルなどすべて不問で「音楽とお笑いが大好きな方」という条件のもと募集したアーティストの中から、ホームページでの一般投票を経て、絞り込まれた8組が12月20日(金)、5upよしもとに集結。大晦日のステージに立つ3組を発表する前に、渾身のパフォーマンスを披露しました。

ライブMCは、かまいたちとFM OSAKAのDJ・前田彩名さんが担当。「おもしろソニック2013」についての説明をしつつ、濱家は目ざとく山内のヘアスタイルの変化に気づきツッコミを。「すごい刈り上げてるけど大丈夫か?」と相方に心配され、山内は「ずっと通っている美容院なのに、ここ2回、急に攻め始めて…(刈り上げた部分に)ライン入れられそうになったけど断った」と悩みを告白。この後も執拗に「ラインを入れろ」と勧める濱家と山内のやりとりで笑わせていました。

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さあ、いよいよライブが始まります。トップバッターはTAKAHASHI’s。アイロンヘッド・辻井(ギター)、ジェットゥーゾ・渡辺(ギター)、ダブルアート・池田(ベース)、そして5upよしもとで進行を担当している高橋夕紀(ドラム)という精鋭部隊です。辻井曰く「高橋さんはすごくドラムがうまくて、バンドの核になってもらってます」とのこと。歌うは『おでんの歌』! サビの「♪おでんでんでん」というフレーズがいつまでも耳に残る正統派ロックでした。アイロンヘッドがラジオ番組をやっていた時、リスナーから送られてきた歌詞に曲を付けたものだそうで、「『おさかな天国』みたいにスーパーで流れたりして爆発的にヒットすれば」(辻井)と、一獲千金を狙っていることも明かされました。

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続いては、Runny Noize。カナダで1年間バンド活動をしていたという本格派ですが、実はギター&ボーカルのふたりがNSC35期のラニーノーズというお笑いコンビであることが発覚! 濱家は「芸人じゃない! バンドマンの体型してるやん!」と大興奮でしたが、ふたりは「5upでまさか演奏できるなんて…」と恐縮しきり。ライブでは轟音ギターを炸裂させパワフルかつキャッチーな2曲を演奏、会場を沸かせました。濱家は「(バンドとお笑いの比率について)バンド10やないか!」と驚きを隠せず、山内は「僕、こういうメロコアっぽいの好きなんですよ。CDが欲しい!」とすっかり魅了された様子。

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3組目はSMICH@GDBRA。メンバーはカバと爆ノ介・爆ノ介、セルライトスパ・肥後のふたりです。Runny Noizeの直後ということで、すっかり脅えて登場し、「何、今の! お笑い色全然ないじゃない!」と顔面蒼白。学生服を着て爆ノ介がギターを、肥後がボーカルを担当するユニットのようですが、「同好会ぐらいのレベルなんで…」と及び腰で歌い始めます。しかし、メロウなメロディに乗せて繰り出される謎めいた歌詞に加え、ふたりのハーモニーも美しく、しっとりと(?)笑わせるひとときを演出。山内から「世界観すごいな!」、濱家から「声キレイわ〜」と絶賛されていました。

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4番手はKOYABU SONICに2度出演した経歴を持つ、イーゼル芸術工房です。大阪府柏原市で共同生活しながら表現活動をするプロジェクトチームで、今年は路上ライブ中にエアロスミスのスティーヴン・タイラーが乱入、セッションしたことでも話題を呼びました。ライブでは2曲を披露し、会場をほっこりやさしい空気で包みます。かまいたちのふたりも「幸せな気持ちになった〜。癒された〜」と感激。前田さんは「見ている私たちも浄化された感じですね」としみじみ語っていました。

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ライブも中盤、5番目のyano-Goは、そのまま矢野号とメトロノーム、そしてギターにジェットゥーゾ・渡辺という顔合わせ。『歌ネタ王決定戦』ファイナリストであることをアピールする矢野号が、対戦した大先輩・嘉門達夫さんからその後、飲み会に誘ってもらったことを明かすと、「じゃあ嘉門さん呼んできてや〜!」とかまいたちから無茶ぶり。負けじとパフォーマンスに突入したふたりでしたが、取り調べをテーマにした矢野号のネタに激しいギターが乗り、やがて『スモーク・オン・ザ・ウォーター』さらに『イエスタデイ』へと変化していくまさかの展開に、MCも客席も唖然。濱家からは「よかったけど、矢野号の声とギターがマッチしてなかったね…」と、ちょっぴり辛口な評価を受けてしまいました。

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次は3匹の小唄。まずステージにアイロンヘッド・辻井がギター片手に登場し、弾き語りライブさながらのトークでスタート。そこにゲストとしてカバと爆ノ介・爆ノ介にプリマ旦那・野村がこちらもギターを手に加わり、3人でスペシャルライブ!? エディ・コクランの『カモン・エヴリバディ』を歌い上げ、途中、野村が『悲しみの果て』に曲を変化させるというハプニングも挟みつつ、観客に掛け声を要求して盛り上げます。ここまでで2つ目の参加となり大忙しの辻井は、ライブ後に「数打ちゃ当たるでやろうかなと思って。アイロンヘッドの単独より忙しいです」と感想を述べていました。

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7番手に登場したOUTER-TRIBEは、ひとりを除くメンバー全員が豊中市出身という生粋の大阪バンド。実は今年から吉本所属になったそうで、これを聞いた濱家は「めっちゃ後輩やんか!」と何故かホッとした表情。ライブではボーカルTATSUSHIのハイトーンボーカルが冴え渡り、メロディアスなロックで聴かせます。客席も一緒になって手を挙げ盛り上がるなど、気づけばライブハウスのような雰囲気に…。さすがは東京や九州を中心にライブ活動を展開している実力派です。

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ラストを飾るのは、新世界の始まり。メンバーはプリマ旦那・河野、ジェットゥーゾ・渡辺、アイロンヘッド・辻井、ダブルアート、尼神インター・渚です。冒頭は、音楽ではなくお笑いライブのコーナー仕立て。河野をMCに、マシュマロキャッチゲームに興じるはずが、なぜか奇声を発しながら楽器を手にし、演奏を始めてしまう5人。ドラムが辻井、ギターが渡辺、ベースが池田、ボーカルが田口、そして渚は鈴を鳴らすという布陣で、マシュマロキャッチに込められた熱い思いを歌います。必至でツッコミ続ける河野の努力もむなしく、袖で見ていた山内まで巻き込んでの「マシュマロキャッチ問答」は、脱力系のオチへと見事に着地。ライブが終わってもテンションがMAXな田口に、山内は「怖いわ〜」と脅えっぱなしです…。

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全アーティストのパフォーマンスが終わり、全員が再びステージへ。いよいよFM OSAKAクリエイティブ本部事業部部長の田中昭弘さんから、カウントダウンライブに出演する3組と、それぞれがコラボする芸人が発表されます。

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1組目の出演アーティストは、イーゼル芸術工房! ボーカルの松井香奈さんは「むちゃくちゃうれしいです! ありがとうございます!」と笑顔いっぱい。コラボレーションする芸人が天竺鼠に決まると、濱家からは「この瀬下というヤツはまっすぐな男なんですけど、左側のヤツ(川原)がクセ強いんで気をつけて」とアドバイスが贈られました。

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2組目の出演アーティストは、OUTER-TRIBE! 「めっちゃうれしいです!」と喜びを爆発させるボーカルのTATSUSHI。コラボ芸人は藤崎マーケットに決まりました。「間違いなくやりやすいと思います。『ラララライ体操』で一世を風靡したふたりですから、音感は抜群です」と濱家も太鼓判を押す組み合わせで、果たしてどんなステージを見せてくれるのか、期待が高まります。

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最後の1枠は残る6バンドから…と思いきや、名前を呼ばれたのはROYALcomfort。この日、仕事の都合で欠席したROYALcomfortは、トラック制作から作詞・作曲まですべて自分たちでこなす1singer1MC1DJのヒップホップユニット。田中さん曰く実力は折り紙つきとのことで、届けられたVTRメッセージで「芸人さんとのコラボが非常に楽しみ。みなさんと一緒に会場を盛り上げたい」と意気込む3人に、客席から大きな拍手が贈られました。コラボする芸人は、かまいたち! 選ばれなかった出演者からは無念のあまりブーイングも起こっていましたが、山内は「お前らとコラボして何になるねん!」とピシャリ。とはいえ落選したバンドたちも、またどこかで日の目を見る日が来るかもしれません…!?

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最後は濱家が「まだチケットを買ってない人は買ってもらって、ぜひ見に来てください!」と呼びかけ、2時間にわたるライブは幕を閉じました。31日の本番を、どうぞお楽しみに!



『今年は見るだけじゃない!5upよしもとカウントダウンライブ〜ネタあり、歌あり、ダンスあり、ゲームあり、ジャンケン大会あり、卒業あり、いろいろありすぎてもうムチャクチャどす!』

日時:12月31日(火)〜2014年1月1日(水) 15:00開場、16:00開演/25:00終演(予定)

出演:煌〜kirameki〜TOP(3組)、Member(15組)など全68組以上

会場:インテックス 大阪5号館(大阪市住之江区南港北1-5-102)

料金:前売り大人3,000円、子供1,500円/当日大人3,500円、子供2,000円

■5upよしもとカウントダウンライブ 公式サイト

http://www.yoshimoto.co.jp/5up/countdown2013.php



【かまいたち】【アイロンヘッド・辻井】【プリマ旦那】【尼神インター・渚】【ダブルアート】【カバと爆ノ介・爆ノ介】【セルライトスパ・肥後】【ジェットゥーゾ・渡辺】【矢野号】