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ライブレポート

Child Aid Live(児童虐待防止キャンペーンライブ) CLASSIC ROCK JAM 2013スペシャル―王道回帰―【 ブリティシュ・ロック・ナイト】

11月23日(土・祝)、赤坂BLITZにて、『Child Aid Live(児童虐待防止キャンペーンライブ)CLASSIC ROCK JAM 2013スペシャル―王道回帰―【ブリティシュ・ロック・ナイト】』が行われました。

厚生労働省が毎年11月に行う児童虐待防止月間と連動したイベント『Child Aid Live』。
今年は11月20日~23日までの4日間行われ、デーモン閣下、寺田恵子(SHOW-YA)といった豪華アーティスト、ミュージシャンらが集い、タイトル通り、ブリティッシュ・ロックの名曲カバーづくしとなった23日の様子をライブレポート致します(※以下、敬称略)。

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子ども連れなど、幅広い客層で満席となった会場に、まず聞こえてきたのはデーモン閣下の笑い声でした。
内容的には、諸注意などの場内アナウンスなのですが、「これは諸君への倍返しだ!」「主催者が激おこぷんぷん丸だ!」といった今年を総括するような時事ネタ、流行語が盛り込まれ、さっそく笑いを誘います。

「子ども虐待防止」を広めるオレンジリボン運動の紹介VTRに続いて、いよいよライブのスタートすると、1曲目のボーカルを務めるのは、冠徹弥(THE冠)です。豪華バンドメンバーとともに『PARANOID』(BLACK SABBATH)を熱唱し、「アカサカ!」でオーディエンスを煽る冠。
1曲目が終わると、冠は「お前らバカになる準備出来てるのかー! そんなお前らより、俺の方が“バカだもーん!”」と吠え、2曲目のOZZY OSBOURNE『BARK AT THE MOON』へとつなぎます。

その後、それまでギターを務めていたピート・クラッセン(ゼ[ZE] /Evil Survives )がボーカルへ移り、『BLACK DOG』(LED ZEPPELIN)、『THE EVIL THAT MEN DO』(IRON MAIDEN)の2曲を披露し、英語のみのMCも相まって「ブリティッシュ・ロック・ナイト」のムードを高めます。

続いてのボーカル・竹内光雄(ex.D.T.R)は、真っ赤なジャケット姿で登場。
『THE HELLION~ELECTRIC EYE』(JUDAS PRIEST) の後、地元の祭りで同級生がバンドで歌っていたという『BREAKING THE LAW』(JUDAS PRIEST)を情感たっぷりに歌いあげました。

続く『SPEED KING』(DEEP PURPLE)のボーカルを務めたのは坂本英三(ANTHEM)。
MCでは「ハードロックというのは、ある意味自由なところがありまして、この『SPEED KING』もこのタイミングならではの構成の間違いがありましたけれど、それも今日ならではの時間なんでしょうね(笑)」と曲中のミスを自分でフォローしていました。
同じく坂本による『LOOK AT YOURSELF 対自核』(URIA HEEP)が終わると、それまでの爆音ライブとは一転し、東海林のり子、デーモン閣下、そして認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワークの吉田恒雄理事長の3人によるトークコーナーへ。

前日のアメリカン・ロック・ナイトでは、47歳でパパになり現在3人の子育てをしている、「育爺」ことダイアモンド☆ユカイが登場し、自らの体験を語り、子育てから児童虐待防止について、お客さんと真剣に考える貴重なコーナーになりました。

この日は、ロックファンとして知られる東海林のり子が「今日、どうしたの? すごい盛り上がり!」と興奮冷めやらぬ様子で登場。しかし、いざトークが開始すると、吉田理事長が語る児童虐待の現状に、神妙な面持ちで聞き入ります。
一方、「歌を歌う前にしゃべりで出てくるって、かなり珍しいよ(笑)」と言いながら登場したデーモン閣下でしたが、昨年から『Child Aid Live』に参加し、「こういうことも、こんなことも虐待の範疇に入るんですよと、イベントに参加することによって学んだ」と児童虐待への認識を深めているとのこと。
様々な具体例を挙げ、社会全体で児童虐待防止に努めようとする吉田理事長の言葉に、会場中が耳を傾けるひと時でした。

トークコーナーが終わると、デーモン閣下の「恵子ねえさん!」との呼び込みで、寺田恵子(SHOW-YA)がセクシーな衣装で登場。
『GOD SAVE THE QUEEN』(SEX PISTOLS)、『HELTER SKELTER』(BEATLES)を歌い上げると、MCでは女性楽屋について話題に挙げ、「ナリは女っぽくしてるけど、心は極めておっさんです!」と言い放ち、沸かせます。
そして「17歳の時、SHOW-YAに入って、初めて覚えさせられました」という『DIE YOUNG』(BLACK SABBATH)を歌い上げ、ボーカルを小野正利へとバトンタッチ。

『FIRE BALL』(DEEP PURPLE) で魅了した小野でしたが、「今日、このメンバー、フロントがデカい!」と身長172cmの自分がバンドメンバーに埋もれてしまうことを嘆き、「そこからは(話題が)広がらないんですけどね(笑)」と自虐的なMCで笑いを誘います。
『CRYING IN THE RAIN』(WHITESNAKE)で盛り上げた小野は、「中華弁当食べます!」と言い残しステージを去り、ライブはいよいよクライマックスへ。

満を持してデーモン閣下がステージへ降臨。
『WE WILL ROCK YOU』(QUEEN)でオーディエンスとの一体化を図ると、続く『21世紀の精神異常者』(KING CRIMSON)では、拡声器を使ったり、箱の中からトランペットやリコーダー、さらには鼓、ほら貝など、衣装の「?」マークが如く、次々と楽器やおもちゃなどを取り出し、それらを器用に扱うデーモン閣下に歓声が飛びます。

その後、「今日の相方を呼びこむことにしよう」という閣下の紹介を受け、寺田恵子が再登場すると、「おもろすぎるやないか!」(寺田)、「おもろかったか?」(閣下)と、なぜか関西弁での漫才調で会話をする2人。
そして、閣下&寺田のツインボーカルによる『BURN』(DEEP PURPLE)でフィナーレを迎えました。

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アンコールでは、本日の出演アーティストが一同に介し、『ROCK AND ROLL』(LED ZEPPELIN)を披露。
ボーカルの豪華リレーだけではなく、ソロパートでバンドメンバーの見せ場も用意されるなか、キーボードの力石理江がステージ後方で写真を撮るなど、フリーダムな時間が流れました。

そして、『蛍の光』をBGMに、メッセージ&サイン入りのカラーボールが客席に投げ込まれ、「それでは良いお年をお迎えください。みなさん、さよなら、さよなら、さようなら」という閣下の口上で終演を迎えました。


●Cild Aid Live ―児童虐待防止キャンペーンライブ―
CLASSIC ROCK JAM 2013 SPECIAL 王道回帰
『ブリティッシュ・ロック・ナイト』

【SET LIST】
M1 PARANOID / BLACK SABBATH('70)
M2 BARK AT THE MOON / OZZY OSBOURNE('83)
M3 BLACK DOG / LED ZEPPELIN('71)
M4 THE EVIL THAT MEN DO / IRON MAIDEN('88)
M5 THE HELLION~ELECTRIC EYE / JUDAS PRIEST('82)
M6 BREAKING THE LAW / JUDAS PRIEST('80)
M7 SPEED KING / DEEP PURPLE('70)
M8 LOOK AT YOURSELF 対自核オリジナル / URIA HEEP('71)
〈トーク&メッセージコーナー〉
M9 GOD SAVE THE QUEEN / SEX PISTOLS('77)
M10 HELTER SKELTER / BEATLES('68)
M11 DIE YOUNG /BLACK SABBATH('80)
M12 FIRE BALL / DEEP PURPLE('71)
M13 CRYING IN THE RAIN / WHITESNAKE('82/'87)
M14 WE WILL ROCK YOU / QUEEN('77)
M15 21世紀の精神異常者 / KING CRIMSON('69)
M16 BURN / DEEP PURPLE('74)
M17 ROCK AND ROLL / LED ZEPPELIN('71)

【出演】
デーモン閣下 / 寺田恵子(SHOW-YA)/ 坂本英三(ANTHEM)/ 竹内光雄(ex.D.T.R)/ 小野正利(GALNERYUS) 石原SHARA愼一郎(EARTHSHAKER)/ 白田一秀(ex.GRAND SLAM) 冠徹弥(THE冠)/ K-A-Z(SADS)/ 原田喧太 Syu(GALNERYUS / SPINALCORD)/ピート・クラッセン(ゼ[ZE] /Evil Survives ) SHUSE(La’cryma Christi)/ LEVIN(La’cryma Christi) 石川俊介(RX/ex.聖飢魔Ⅱ)/ 寺沢功一(RIDER CHIPS)/ 満園庄太郎(ex.BOWWOW) 宮脇JOE知史(44MAGNUM)/角田美喜(SHOW-YA)/ 力石理江 / 石黒彰

●Child Aid公式サイト
http://childaid.jp/

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2013年11月27日 (水)

煌~kirameki~Battle 2日目

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11月23日(土)・24日(日)、5upよしもとで、3カ月に一度の入れ替えバトル「煌~kirameki~Battle」が開催されました。「煌~kirameki~Battle」とは、5upよしもとの舞台に立てる、煌~kirameki~Member15組を決めるバトルです。前バトルで勝ち抜いた煌~kirameki~Member15組に加え、下位グループの煌~kirameki~Jr.30組の中から勝ち上がった5組、全20組がとっておきのネタで12月からの煌~kirameki~Member入りをかけて真剣勝負。また、15組のなかでもさらに上位4組に入った場合、天竺鼠、かまいたち、GAG少年楽団らTOP3組と「キラメン7」として、バラエティ番組をはじめとする多くのメディアに出演できます。今年最後の「煌~kirameki~Battle」、どんな結末が待ち受けているのでしょうか?

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1日目はお客さん投票、2日目はオフィシャル審査員投票で判定され、2日間の合計点で上位15組が決定します。2日目となる11月24日(日)は、オフィシャル審査員による判定なので、お客さんはひたすら楽しむのみ。劇場には立ち見が出るほど多くのお客さんが足を運んでくださいました。

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MCは天竺鼠のふたり。気合十分の20組を前に、瀬下が「上位4組に入ると『キラメン7』として『もってる!? モテるくん』にもレギュラー出演できます!」と盛り上げると、20組はますます奮起。過去に「キラメン7」入りを果たしたことのあるアイロンヘッドはますます気合を入れなおしたようでした。前回から「キラメン7」入りを果たしているアキナは「気合入ってます。僕たちの絶好調をお客さんに見せますよ!」と自信をのぞかせます。また、学天即・奥田も峰竜太さんと同じコーディネートで身を引き締めていました。

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ネタ順は、前日のお客さん投票により決まった順位で20位から順にネタをお披露目します。ネタ時間は4分で、15秒オーバーで0点となります。

ちなみに20位から、過去に「キラメン7」入りを果たしたななまがり。19位は人気バラエティ『ゴットタン』の「この若手知ってんのか2013」で銀シャリに推薦された若手の注目株・セルライトスパ。18位は全国区に名を馳せるBKBことバイク川崎バイク。17位は、前回、女性コンビで初めて煌~kirameki~Member入りを果たした尼神インター。16位はますます漫才の腕と稲田の個性に磨きがかかるアインシュタイン。15位は体を使った切れ味のいいコントが好評のバンビーノ。14位はかつて「キラメン7」に名を連ねた実力派のアイロンヘッド。13位はすでに風格すら漂うプリマ旦那、12位は、「キラメン7」に選ばれたことのあるコント師・中張又張。11位は過去に「キラメン7」に選出されたこともあるコマンダンテ。10位はメキメキと頭角を現すマドンナ。9位は独特のコントで一線を画すビーフケーキ。8位は田邊の「パーキュット」の愛称が浸透しつつあるタナからイケダ。7位はピン芸人で頭ひとつ抜けた守谷日和。6位は「キラメン7」常連の藤崎マーケット。5位はMBS漫才アワードで初優勝を果たした吉田たち。4位は前回1位の学天即。3位は初の「キラメン7」入りがかかる和牛。2位は、煌~kirameki~Jr.から右肩上がりに急成長中のヒガシ逢ウサカ。1位は、本人たちも言うように勢いに乗るアキナ。

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全20組によりガチンコ勝負が終わり、集計が終わるまでの恒例アピールタイムです。ここで前に飛び出したのはバイク川崎バイク。ネタが終わったときに、天竺鼠・川原に「バイクはもう、落ちましたね~」と言われたことに反論があるようで……。「バカ、カワハラ、バカ、BKB!」を炸裂させていました。

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 次に出てきたのはアキナ・山名。「昭和初期のありそうモノマネ」を披露しますが、お客さんの反応に納得いかない様子。実はこのモノマネ、山名がアインシュタイン・河井とコンビを組んでいた頃やらやっているお気に入りの長寿ギャグのようですが、河井も「ウケたところを見たことがない」といいます。「無理にでも笑ってもらって、そろそろ成仏させたい」との山名の思いを受け、渾身の「ふわっふわやん」にお客さんから温かい拍手が贈られました。

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 「好きやけどウケない」ギャグを持っているメンバーが他にも。ななまがり・森下は「意外な周知の事実」というギャグが好きでよく発動させるそうなのですが、今いちウケが悪いということでこの場で試してみたいとか。意外とウケがよく、ご機嫌でした。

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 ヒガシ逢ウサカ・今井は、「まだ舞台でやったことがない」という持ちギャグを披露することに。それが和牛・川西のモノマネで、クオリティの高さにメンバーもびっくり!「いける! 使えるで!」と拍手をもらっていました。

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学天即・奥田は、「NGKの舞台袖で言われる、しましまんず・池山さんの言葉」をモノマネで披露。師匠シリーズは続き、アキナ・秋山とコマンダンテ・安田は宮川大助のモノマネ、トキはトマトを食べたときの酒井くにお・とおるさんのモノマネ、そしてマドンナは「もしも、いとしこいし師匠がじゃんけんグリコをしたら」を見せます。一方、プリマ旦那・野村は「師匠に挨拶をするときの河野」を再現。尼神インター・渚は、誠子とのネタ合わせ中に通りかかった里見まさとに言われたひと言を再現していました。

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モノマネはまだまだ続き、尼神インター・誠子は「こいつ、絶対俺のこと好きやん、の女のリアクション」、プリマ旦那・野村は「絶対に俺の分も作ってくれているやろうなモノマネ」。セルライトスパ・大須賀は「絶対にイケメンとブサイクとで対応を変えてるやろ! という客引きの女の子のモノマネ」。イケメン役に中張又張・高道、アインシュタイン・河井、そしてブサイク役にアインシュタイン・稲田ではなく、守谷日和を選ぶところにリアルを感じさせました。タナからイケダ・田邊、学天即・奥田、コマンダンテ・安田という意外な3人でのモノマネは、「一度のミスで慎重になりすぎているホテルマン」を。失敗は避けたいけど最高のサービスを届けようとするホテルマンの誠実さがにじみ出るモノマネでした。

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モノマネでキラリと光ったのはコマンダンテ・石井。「モノマネ3つを織り交ぜます」と言います。その3つとは、アムロ・レイ、目玉のおやじ、馬の鳴き声というもの。3つとも、かなりのハイクオリティでメンバーたちも仰天。シチュエーションモノマネが大豊作となりました。

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エピソードトークも愉快なものがそろいました。セルライトスバ・肥後は「大好きな歌やけどヘンな歌い方になる」と歌を披露。次々と伝染する結果となりました。また、アインシュタイン・稲田はUSJのハロウィンナイトへ行ったとき、前を歩いてきた女子高生3人組に顔を見られ、「え~っ!! こわいこわいこわい! どっち? どっち?」とゾンビに間違えられたという、悲しい怪物のようなエピソードを披露し、お客さんを切ない笑いに巻き込んでいました。

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そして最後、藤崎マーケット・田崎が「いつもコンビでモノマネをやってるんですけど、大勢のモノマネも2人でやってるから、今日はみんなでやってみたい」ということで、藤崎マーケットの細かいモノマネのひとつ「女子グループが海に行ったら絶対に撮る写真」にチャレンジ!! 見事に息ぴったり、素敵な写真が撮れました。

 

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ジャンプの際に「川原さんと手をつなぎました。柔らかかった」とうれしそうに笑うタナからイケダ・田邊が印象的でした。

アピールタイムが終わり、いよいよ結果発表のときが来ました! まずは「キラメン7」入りを果たした上位4位の発表です!

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1位はアキナ。ボールが壁の隙間に入り込み、「取れへん」と訴える子供と、それを気にかけつつもタイミングが合わない大人のコントで、初の1位。「コンビになって初めての1位に感謝してます。キラメン7を続行できるのはうれしいです」と喜びを爆発させていました。

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2位は学天即。クリスマスに女の子とデートするという奥田に「その服装で行くつもり?」と四条。オシャレについての漫才で、お客さんを笑いの世界に巻き込みました。「前回で『もってる!? モテるくん』に復活できたので、出られなくなるのはさみしいからよかった」と奥田。四条は、先日、街で呼び止められてサインを求められるのかと思いきや「買い物に付いてきてもらっていいですか?」と言われたという珍エピソードを披露していました。

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3位は吉田たち。前回に引き続いてのキラメン7入りです。ネタは、「実はゆうへいになりたかった」と打ち明けるこうへいを、ゆうへいが必死でなだめる漫才。「『もってる!? モテるくん』も出させてもらえるのでがんばります!」と心新たにしたようでした。

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4位は和牛。初のキラメン7入りに、お客さんから大きな拍手が。女性が結婚式を抜け出して、本当に好きな人のもとへと駆けつけたら? という漫才で、男を演じる水田のめんどくささがキラリと光りました。水田はまず拍手からの1本締め。「ほんまにうれしい。ずっと入りたかったんです」と、念願のキラメン7入りの喜びをかみしめていました。

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 ここまでが「キラメン7」のメンバーです。今後、TOP3組を合わせた上位4組、合計7組が、テレビや劇場、あらゆるメディアで活躍します。お楽しみに!

 

5位はヒガシ逢ウサカ。結成3年目、煌~kirameki~Jr.からの大躍進です。コントは、仕事で疲れ果てて帰宅した真面目なサラリーマンと、その夫を迎えるハイテンションなギャル妻。2人の滑稽なやりとりは、男の意外な素顔が丸見えで……。「ありがとうございます、初めてのジャケットです!」と、選ばれたのを喜びます。

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6位は藤崎マーケット。ネタは、結婚しない田崎を心配し、結婚プランを考えてきたというトキが、結婚披露宴の司会をやってみるという漫才。「キラメン7」が誕生してから、ずっとメンバー入りを果たしていた藤崎マーケットがついに6位に。荒れ模様のトキは、斧を片手に「やり直せ!」とケンカを売り続けていました。

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7位は守谷日和。3年間不登校で、やっと初登校したのが卒業式だった男子生徒のひとりコント。怪しさいっぱいの独り言に引き込まれました。喜びすぎて、よりゴリラっぽくなっていた姿が印象的でした。

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8位はコマンダンテ。漫才では、世間で言われるマナーができているかどうか不安な安田が石井にチェックしてもらうというもので、だいたいのことが予想以上にちゃんとできている安田に石井が戸惑いを隠せず……。喜びの言葉を、石井が先ほどのアピールタイムで大評判だった「馬の鳴き声のモノマネ」で伝えました。

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9位はタナからイケダ。前月は煌~kirameki~Jr.にまさかの転落。しかし、意地を見せて復活です。漫才は、バイトを辞めたいという池田が、田邊を相手に「バイトを辞めたいです」という練習をするというもの。池田のボケぶりが連続発動し、盛り上がりました。ステージの呼びこまれたタナからイケダは、仲よく手をつないで登場。アピールタイムの最後に天竺鼠・川原と手をつないだ田邊のことがうらやましかったら池田は、間接的に川原と手をつないだ気分になりたかったそうです。

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10位はプリマ旦那。人気アニメ・喪黒福造をモチーフにした漫才で、とんでもない登場人物ばかりが続き、戸惑う河野でした。結果を受けて、「次回、10位以内に入らなければ、スーツをオールレザーにします!」と公約を掲げ、気合を入れなおしたプリマ旦那でした。

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11位はマドンナ。気になる女の子をお互い話しているうち、同一人物の女の子かもしれないという疑惑が浮上する漫才。念願の煌~kirameki~Member入りに、「入った! やっと入りました!」と喜びもひとしおの2人でした。

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12位はアイロンヘッド。ぶつかってきた男から金を取るわけでもなく、暴力を振るうわけでもなく、淡々と奇妙な歌とダンスを見せて無駄な時間を過ごさせるチンピラのコントです。ステージ上に再び現れた2人は、前日のコント中に壊れたベルを鳴らしながらのお目見え。チーズケーキが焼き上がったような、陽気な雰囲気で会場をなごませました。

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13位はビーフケーキ。コント「ト書き」で独自の世界観を創り上げましたが、13位という結果にヒヤヒヤした様子。ほっとした表情を見せる松尾でしたが、かたや近藤は「もう少しおもしろいネタをやったらよかった」と反省気味。気持ちを改めて引き締めたようでした。

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14位はアインシュタイン。過剰なアパレルショップの店員とお客さんの漫才でしたが、結果に「ちょっとヤバかった!」と河井。一方、稲田は「バトル系のライブのときは、相方のツッコミが強いので痛い」と思わぬ場面で悩みを打ち明けていました。

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15位は尼神インター。コントは「かぐや姫」。男を惑わす技に長けた妖艶なかぐや姫と、翻弄されるお爺さんのコントはお客さんからのウケも上々! 滑り込みで、煌~kirameki~Memberを死守しました! その結果に、誠子が本当にうれしいときにしか出さないという、「しあわせいこー!」を発動しました!

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超若手のヒガシ逢ウサカの右肩上がりの成長ぶりと、ついに1位を獲得したアキナ、初めての「キラメン7」入りを果たした和牛と、見どころが盛りだくさんだった今年最後のバトル。12月から、どんな5upよしもとになるんでしょうか?ぜひ、劇場や5upよしもとカウントダウンイベントに足を運んで、その目で確かめてみてくださいね!

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【YNN動画】

天竺鼠⇒http://ynn.jp/u/382/

かまいたち⇒http://ynn.jp/u/603/

GAG少年楽団⇒http://ynn.jp/u/388/

アキナ・秋本賢太⇒http://ynn.jp/u/1010

アキナ・山名文和⇒http://ynn.jp/u/1009

学天即⇒http://ynn.jp/u/1016/

吉田たち⇒http://ynn.jp/u/1019/

和牛⇒http://ynn.jp/u/1026/

藤崎マーケット⇒http://ynn.jp/u/291/

守谷日和⇒http://ynn.jp/m/1005642

コマンダンテ⇒http://ynn.jp/u/980/

タナからイケダ⇒http://ynn.jp/u/352/

プリマ旦那⇒http://ynn.jp/u/986/

アイロンヘッド⇒http://ynn.jp/m/1005120

ビーフケーキ⇒http://ynn.jp/u/983/

アインシュタイン⇒http://ynn.jp/u/1394/

尼神インター⇒http://ynn.jp/u/1025/

 

 

 

 

2013年11月26日 (火)

第一回男性客限定ネタ大会~野太い笑いが聴きたくて~

11月24日(日)、ヨシモト∞ホール(東京・渋谷)にて、『第一回男性客限定ネタ大会~野太い笑いが聴きたくて~』が行われ、ニューヨーク、ジェラードン、えんにち、ライス、井下好井、ゆったり感、エリートヤンキー、インポッシブル、ボーイフレンド、シソンヌの計10組(出演順)が、男性客を相手にネタバトルを繰り広げました。

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タイトル通り、観客は男性限定という試みの今回のライブ。
いつも、ほとんど女性客でごった返す開場前のロビーですが、この日に限っては、スタッフ以外は男性のみという珍しい光景が広がっていました。

いざ開演時間を迎えると、『男の勲章』をBGMに、MCとしてジャングルポケットの太田と武山の2人が登場。
客席を見渡した太田が、さっそく「すごい光景ですね。いまだかつて、∞ホールにこんなたくさんの男性が座ったことありませんからね」と言えば、「若干、男臭いですね(笑)」と武山もノリノリです。

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続けざまに、男性客限定ライブの重要性について力説する2人は、「お笑い界で成功するためには、男から面白いと思われなきゃダメ。普段、言えませんけども、それが大事なんですよ。昔、ちんこ見せ合って笑ったあの感じ」(太田)、「ちょっと顔がかっこいいから人気あるとかあるんですよ。今日は、全く人気のない奴らがいるんで(笑)」と、しょっぱなから飛ばし気味の様子。

ここで改めてルール説明がされます。
10組の芸人がネタを披露し、観客はつまらない思ったら、配布された審査用紙のコンビ名が書かれた箇所をちぎって、床に捨てるとのこと。

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一番、多くちぎられなかった=面白かった組が、本日分のギャラを総取りし、一番ちぎり捨てられた=つまらなかった組は、床に捨てられた紙を掃除するという屈辱的な罰ゲームを受けます。

さらに、男だらけのライブということで、Rioさんらセクシー女優が在籍するプロダクションの協力により、参加賞としてAV作品が贈与されるとの発表も。
これには、客席よりも、ステージ裏の方が盛り上がっていたようです。

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いよいよ『前略、道の上より』に乗せて、ネタバトルがスタート。
1組目のニューヨークは、彼女の父親に結婚をお願いしにきた男が、実は顔に…というコントでした。

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2組目のジェラードンもコントで、仲人から紹介されたお見合い相手の女性が、とんでもない奴で…という設定。

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3組目のえんにちは、なぞなぞや早口言葉といった王道ネタながら、アイパー滝沢が自分の世界に引き込む、いわば“アウトレイジ漫才”で沸かせます。

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天狗のピンチヒッターとして急遽出演となった4組目のライスは、脅迫電話を受ける刑事役の関町と、犯人役の田所(影マイクのみでステージには不在)という設定のコント。

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前半最後となる5組目の井下好井は、地域によって異なるマクドナルドの略称についての漫才でした。

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再び登場したMC陣は、開口一番「ジェラードンが(審査用紙から)やぶられてましたねえ」と、太田がジェラードンのスベリっぷりに触れ、武山も「裏では、今のところジェラードンと井下好井さんが危ないって(笑)」と広げます。

続いて、後半戦トップを務める6組目は、ゆったり感。
親子の会話劇ながら、本物の電動工具を使い、野球、サッカー、ズッコケを組み込むなど、男性向けに仕上げたとおぼしきコントでした。

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7組目のエリートヤンキーは、子供のしつけをシミュレーションする漫才で、ビンタを連発。

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8組目のインポッシブルは、悪党に狙われた町娘と、それを救う侍という設定で、『夢芝居』をBGMに、スプラッター時代劇風(?)コントを展開。

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9組目のボーイフレンドは、インパクトのある自己紹介として、本格的なラップを取り入れた漫才。

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トリを飾った10組目のシソンヌは、自転車屋のコントで、じろうのキャラは男性客にも大ウケでした。

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MCの太田と武山が、出演者全員をステージに呼びこむと、客席から審査用紙の回収をしている間、出演者へ感想を訊きます。

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トップバッターを務めたニューヨークですが、その独特の空気に「怖い怖い」を連発し、「空手やってたんですけど、空手の試合に行く前の緊張感ですよ」(嶋佐)と表しました。

続くジェラードンは、「これまで女性にあまりウケなかったネタを持ってきたんですよ。男性用だと思って。そしたらまさか、男性にもウケないとは…」(かみちぃ)と振り返り、太田から「あのネタは、何の心置きなく捨てれるじゃないですか」とフォローされることに。

井下好井も、笑いの量が少なかったことを気にし、「俺が悪いんよ、全部。俺がネタチョイスして、俺がネタ飛ばして、大きい声しか言えへん。もう素人や!」と猛省する井下でした。

そして、いよいよ集計結果が太田の口から発表されます。
もっとも票を集めたのは、「えんにち!」
拳を突き上げ、前に出てきたえんにちの2人は、「うれしいですね。さんざん犠牲を払ってますからね」(望月)と喜びを露わにし、その流れで、アウトレイジな逸話も次々披露。

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また、アイパー滝沢は、チケットの売れ行きが芳しくないという『アウトレイジ新喜劇 クリスマスビヨンド』(12月24日・21:30開演/ヨシモト∞ホール)をここぞとばかりにPRしていました。

そして、もっともちぎり捨てられ、最下位となったのは、同票でジェラードンと井下好井の2組。

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落胆する2組ですが、特に井下は「井下好井じゃなくて、井下やな」とボヤいていました。

賑やかにエンディングを迎えると、後方からゆったり感の中村が「早く帰って、◯◯りたい!」とゲスすぎるガヤを入れ一同爆笑!
そこから、普段漫才をしているゆったり感が、なぜコントをしたかという疑問がぶつけられ、「男は工具でウケるんだよ!」と捨て台詞を吐く中村でした。

また、「5位以内に入ったら、専属の汁◯◯になれるんですよね?」と関町が真顔で口を挟み、「勝手になれよ!」と総ツッコミを受ける一幕も(もちろん客席からは野太い笑い声が!)。

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下ネタが飛び交うなか、最後は「2回、3回と続けばいいなと思っております」という太田の締めの挨拶で、記念すべきライブは終演。

客電が灯ると、客席ではすぐに罰ゲームが実行され、ジェラードンと井下好井の5人が、うつろな目で、自分たちのコンビ名が書かれた紙くずを黙々と拾っていました。

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未定ですが、『第二回男性客限定ネタ大会~野太い笑いが聴きたくて~』をお楽しみに!


【ジャングルポケット】【ニューヨーク】【ジェラードン】【えんにち】【ライス】【井下好井】【ゆったり感】【エリートヤンキー】【インポッシブル】【ボーイフレンド】【シソンヌ】

2013年11月25日 (月)

かんぺいの とんがれ!! 先っちょマン

子どもたちに笑いと勇気を与えようと、間寛平が考案したニューヒーロー・先っちょマン。悪の巣窟・先っちょ星に生まれながら尖端恐怖症というズッコケヒーローを主人公に、黒田有(メッセンジャー)が脚本やテーマソング(作曲は間慎太郎と共同)を手がけた爆笑コメディ「かんぺいの とんがれ!! 先っちょマン」が、11月21日(木)〜23日(土)、なんばグランド花月にて上演されました。ここでは初日の様子をレポートします!

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オープニングVTRは、慎太郎が歌う『かんぺいの とんがれ!! 先っちょマンのテーマ』に乗せて賑やかに。続いて舞台は先っちょ星へと変わり、黒田扮するタケノコ男爵がマントをひるがえしながら登場。先っちょ星はとがったモノばかりで人の心もとがっていること、そして丸い地球の破壊をもくろんでいることなどを語りますが、“タケノコ”すぎる風貌に早くも笑いが起こります。なんでも先っちょ星を支配する先っちょ女王から、地球を侵略するための怪人づくりを命じられているというタケノコ男爵。三浦マイルド扮する先っちょ博士を呼びつけ、研究の進み具合を確認すると、地球の子どもたちが大嫌いな野菜にちなんだ怪人が続々完成しているとのこと。さっそく彼らを呼び込みますが…。

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ひとり目の怪人は、ピーマンをモチーフにしたピューピューマン(今別府直之)。しかし出てくるなり「ピーマンです!」と名前を間違い、出だしからつまづいてしまいます。その後、乳首をさわられ「ピュッ! ピュッ!」と言い始めるおなじみのギャグも披露しましたが、あまりに何度もやりすぎ、タケノコ男爵から「お客さんをナメるな!」とツッコまれていました。

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ふたり目は、ニンシン。その名の通りニンジンがテーマのようですが、現れたのはぽっちゃり体型の酒井藍。もしや妊娠しているのか…!?と思わせて、実は単なる食べ過ぎというボケを繰り出し、タケノコ男爵を翻弄します。

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3人目のブロックリーに扮したのは島田珠代! 出てくるなり奇声を発し、マシンガントークならぬマシンガンギャグで大暴れすると、客席は「待ってました!」の大喝采。タケノコ男爵に「チ〜ン」のギャグをお見舞いしたかと思えば、逆に壁に向かってぶつけられるなど、おなじみのボケの連続で、爆笑を巻き起こしました。

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4人目のホウレンソウ(中川家・礼二)は、客席の通路を通って派手に登場しましたが、形態は普通のサラリーマンで、色が緑なだけ…!? 観客に愛想を振りまき、名刺を配っては挨拶するホウレンソウ。実はこの怪人、自称営業二課係長で、得意技は「報告・連絡・相談」すなわちホウレンソウだったのです…。

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最後の怪人は、博士曰く「失敗作」。大根の怪人を作ったはずが、なぜか役者志望になってしまったとのこと。現れたのはシベリア文太。着流し姿で「ごめんなすって」…と思わせてからの「お手」でジャブを繰り出すと、今度はタケノコ男爵に話しかけますが、あまりの滑舌の悪さに「何を言ってるか全くわからない!」とキレられてしまいます。「廃棄処分にしろ!」という命令を受けて出てきたのは、清掃員のえのきだけ(諸見里大介)。究極の滑舌悪い対決となってしまったこの顔合わせは、互いに何を言っているか伝わらないカオス状態に…。

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と、「何を騒いでいるんだい!」の声とともに、鳥居みゆきさん演じる先っちょ女王がステージへ! 堂々たる“意地悪女王”っぷりで、手始めに先っちょ博士を始末しますが、鎌の刃ではなく柄の部分で突きまくった上、何故かタケノコ男爵にまで切りつけるという暴走ぶりは、まさに“鳥居みゆきワールド”。ここで、先っちょ星の全勢力を注ぎ込んでつくった先っちょマンという怪人が、こっそり宇宙船を盗んで地球へ向かったとの情報が…。しかし燃料が少なかったため、途中で宇宙の藻くずとなったと語るタケノコ男爵。大喜びの先っちょ女王は、すぐさま地球侵略を進めるよう指示するのでした。

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舞台は変わって地球のとある街。小学生のケンジ(清水けんじ)とあみこ(菊地亜美さん)が、脱走した飼い犬の剛(中川家・剛)を探しています。すると公園の草むらからうめき声が…! そこには不時着して傷ついた先っちょマンこと寛平の姿がありました。息も絶え絶えのはずが、「アヘアヘアヘ…」としっかりギャグで笑わせた後は、駆けつけた医師に体温計をお尻に刺され「かい〜の〜」も披露! 寛平イズム全開の演技で、客席を沸かせます。その後、あみこからお菓子をもらい、パワーを取り戻した先っちょマンは、駄菓子屋で働くことになるのですが…。

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タケノコ男爵はさっそく地球にやって来て、変装して先っちょ星で作った野菜を売り歩いています。この野菜、とてもおいしいのですが、食べると悪に染まってしまうようで、ご近所同士の仲良し奥さんたちも、一瞬でいがみ合う関係に…。このシーンでは、『歌ネタ王決定戦』チャンピオンとしてもおなじみの松浦真也も、ショバ代を要求するチンピラ役で登場。「払わなければどうなるか聴かせてやる!」とギター片手に歌いますが、タケノコ男爵にはまったく通用せず。逆に野菜を食べさせられてしまい、性格が豹変する羽目に。そして最後に通りかかったのは、あみこの飼い犬・剛(中川家・剛)。まずは得意の犬の形態模写を繰り広げ、爆笑をさらいます。こちらも野菜を食べさせられましたが、悪に染まるのではなく、二本足で立ち、人間の言葉をしゃべるという変化が! 実は口が悪かった剛は、「オレは雑種と違う、中川犬や!」と豪語。自身の地元・守口にまつわる小ネタを次々と繰り出し、タケノコ男爵をイラつかせていました。

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続いては、昼下がり、駄菓子屋のそばでダンスの練習に励むあみこと仲間たち(つぼみ)のシーン。アイドルの本領発揮ともいえるセクシーなダンスは、寛平が思わず「君らホンマに小学生か!?」と叫ぶほど! と、突然、気分が悪くなり倒れてしまうあみこ…どうもあみこは野菜嫌いで、体力が不足している様子です。介抱する寛平から「野菜は食べなアカンぞ」と諭されていると、街中から先っちょ星の野菜を食べゾンビ化した人々が集まり、駄菓子屋を取り囲んでしまったからさあ大変! タケノコ男爵に見つかってしまった寛平は、先っちょマンに変身してみんなを救うべく戦うことに。

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「おっさんアホ〜」のギャグ攻撃で、ゾンビたちを一網打尽にした先っちょマン。続いて現れた怪人たちは、ホウレンソウの礼儀正し過ぎる攻撃など、個性を生かした動きやフレーズで勝負します。不利な状況となった先っちょマンを救ったのは、あみこの勇気。「私、野菜を食べて強くなる!」と叫びながら野菜をかじる姿が、先っちょマンにパワーを与えて形勢逆転! しかし、タケノコ男爵との直接対決では、男爵秘蔵の武器・タケノコ爆弾(う○こでは?の声も…)に再び苦戦を強いられてしまいます。さらに先っちょ女王が乱入して、「御堂筋!」という仰天ギャグを炸裂させると、怪人たちがなぜか生き返ってしまいました。先っちょマンのピンチを救えるのは、もう観客の声援しかない! 「みんな、パワーをくれ!」という先っちょマンの言葉を受け、客席からは「先っちょマン!」「頑張れ!」と声が上がります。すると、巨大風船が客席に舞い降り、みんなで力を合わせて舞台の怪人にぶつける作戦がスタート! 会場一体となった頑張りが実り、ついに先っちょ女王とその一味を退散させたのでした。

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勇気の大切さを伝えるラストシーンから一転、最後は全員で『かんぺいのとんがれ!! 先っちょマンのテーマ』に乗せてダンス、ダンス! 舞台の熱さに呼応するように、客席にも大きな手拍子が広がりました。

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エンディングトークの後、再び幕が上がると、こんどは寛平が「一緒に踊ろう! 上がっておいで!」と客席の子どもたちへ呼びかけを。見守る親御さんたちのカメラ撮影もここではOK。懸命に踊る子どもたち、そしてそれを見守る大人たちも、みんなが笑顔になれるフィナーレは、先っちょマンからの大きなプレゼントとなりました。





【間寛平】【メッセンジャー黒田】【中川家】【島田珠代】【シベリア文太】【清水けんじ】【今別府直之】【松浦真也】【酒井藍】【諸見里大介】【清水啓之】【三浦マイルド】【つぼみ】

2013年11月22日 (金)

桂文枝 はなしの世界 第二幕(その二十)~六代目笑福亭松喬に捧ぐ~

11月19日(火)、天満天神繁昌亭で『桂文枝 はなしの世界 第二幕(その二十)~六代目笑福亭松喬に捧ぐ~』が上演されました。2013年7月30日にがんでお亡くなりになった笑福亭松喬さんへ捧げる公演です。松喬さんがお元気な頃から公私ともに交流があった文枝と松喬さん。文枝は、松喬さんと食事の席で一緒になったときに聞く、松喬さんのおしゃべりや落語の理論がとてもおもしろかったといいます。今回の落語会のトリに、文枝と松喬さんが共同で再生したといっても過言ではない古典落語「箒屋娘」を改作した「住吉詣り」を、お披露。会場には、たくさんのファンの方々が詰めかけました。

 

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開口一番は、松喬さんの孫弟子である笑福亭喬介さん。「ただいまから開演でございます! トップバッターの笑福亭喬介でございます。楽しく落語を聞いてください!」とのご挨拶に、温かい拍手が贈られました。喬介さんいわく、喬介さんの落語を楽しく聞くための5つのことがあるそうで、覚えやすいように、「あいうえお」にまとめてきたといいます。「まず『あ』は『あくびをしない!』、『い』は『居眠りをしない!』、『う』は『うろうろしない!』、『え』は『笑顔で聞く!』、最後、一番守ってもらいたい『お』は『おもしろなくても笑う!』。これを守っていただけますと落語を楽しく聞けますんで、守ってほしいと思います! では、落語しまーす」と、なんともライトな始まりに思わずお客さんから笑い声が起こりました。演目は上方落語の「牛ほめ」。すべてにおいて世間からずれたとんちんかんな与太郎が、訪れた伯父さんの家を父親からのお達しを書いたメモをちら見しながら褒めるのですが、それがすさまじいほどにとんちんかんで…。開口一番、しっかり盛り上げての幕開けとなりました。

 

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続いては、桂三金が高座へ。「相撲取りではございません」と、ふくよかな体を武器に、さっそくまくらから笑いを取ります。現在、体重は120㎏、体脂肪率51%もあるそうで、日常生活では普通の人には想像つかない苦労があるよう。とくに移動が大変で、とりわけ飛行機に乗るときにその体型の大変さを痛感するようで、師匠である文枝の海外公演へ同行した際の、エコノミー席での苦労話を打ち明けます。お客さんを爆笑の渦に巻き込んだところで、師匠である桂文枝(書き上げた際は桂三枝)作の創作落語、「アメリカ人が家にやってきた」を披露します。会社員トミオが勤める会社と業務提携している会社のロサンゼルス支社から、アメリカ人がトミオの家にホームステイするといいます。あわてるトミオ一家は、さっそく「うちの家では英語で会話するように!」とルールを作るものの、「ただいま」は「ノーマネー(ただ)ナウ(いま)」、「なかなかのもん」を「センター(中)センター(中)ゲート(門)」、と英訳するなど、英訳がハチャメチャで…。必死に英語に対応しようとする一家の奮闘に客席から大きな笑いが起こります。

 

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続いて登場したのは本日の主役・桂文枝! 「鬼のかく乱といいますが、風邪をひいてしまいまして……」とやや鼻声気味の文枝。ここ最近、ベトナム公演に出向いていた文枝。ベトナムは暑かったにもかかわらず、帰国するやいなや日本はすっかり冬模様。急激な寒暖差に風邪を引いたのかと思いきや、理由はそれではないといいます。先日、放送されたNHK「ファミリーヒストリー」で、生後11か月で生き別れた父親のルーツを探った文枝。「大人になって、あんなに号泣したのは初めて」と本人がいうように、最後に父親の遺骨との対面を果たし、その結末に涙した方も多かったかと思います。しかしまくらでは、「父親の姿形を覚えておらず、いきなり会ったのが骨でして…。母から『痩せた人だった』とは聞いていましたが」と語り、思わずお客さんは爆笑。番組放送後の反響は大変大きく、さまざまな方から「見たよ!」というお電話をいただいたとか。ある日、お風呂に入っていると奥様から「お電話ですよ!」と呼び掛けられ、あわててお風呂から上がって、お電話をくれた有名人の方々にお礼を伝えた文枝。その際、「わしも、家族と離ればなれになってな、再会したときは本当にうれしかったで…」と、それぞれご家族への思いを語られたといいます。湯上がりでその対応をしているうちに湯冷めしてしまったようで……。そして、生まれ故郷の北野田、大阪市港区の思い出話を交えつつ、創作落語「憧れのカントリーライフ」の演目へ。毎日、多忙な日々を送っていたテレビマンの谷田は、憧れの田舎暮らしをかなえるべく、いわゆる限界集落と呼ばれる田舎町へ。そこで繰り広げられる年配者とのこっけいなやりとり、そしてテレビマン時代よりも忙しい田舎暮らしの様子にお客さんらは爆笑しました。

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中入りの後の後半戦は、桂三歩から。まくらでは、師匠である桂文枝の襲名披露公演でのエピソードを披露。襲名披露は、むろんあらゆる新聞に取り上げられたわけですが、そうそうたる面々のなか、桂三歩の写真も新聞に掲載されたとか。写真に写っていた顔ぶれは、落語芸術協会会長である桂歌丸さん、上方落語協会相談役の桂春団治さん、米朝事務所代表の桂ざこば、吉本興業特別顧問の笑福亭仁鶴など、そうそうたる顔ぶれ。そのなかで、桂三歩も「弟子」という肩書でしっかり掲載されていたといい、うれしさから新聞の切り抜きを持参してのまくらとなりました。お披露目したのは、師匠である桂文枝(書き上げた際は桂三枝)作の創作落語、「私がパパよ」。21歳で3人目の父親になる男と、53歳にして初めて父親になる男のこっけいなやりとりを披露し、客席は存分に温まりました。

 

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そして、いよいよトリの桂文枝の登場です。お客さんから「待ってましたー!」といううれしい声援が飛びます。古典落語を披露するのは実に7年ぶりという文枝。久しぶりの古典落語、文枝は「古典落語は難しい」というまくらから入りました。落語家ながら、爆発的な人気を集めた若かりし頃の文枝。デビュー間もなくテレビにひっぱりだこという状態だった文枝ですが、一方で「テレビの仕事は続かないから、落語をしっかり」という信条の元、この世界で名を馳せてきましたが、テレビの世界が現在までも続いているのは周知のとおり。テレビの移り変わりをその目で見てきた文枝ですが、とくにABCの長寿番組「新婚さんいらっしゃい!」は思い入れがあるようで、いつも想像つかない夫婦との出会いを楽しみにしているといいます。なかでも最近出会った忘れられない夫婦の、番組内では言えない裏話を打ち明け始め、お客さんもその裏話に大盛り上がり! 十分に温まったところで、いよいよ文枝と松喬さんが共同で再生した古典落語「箒屋娘」の改作、「住吉詣り」が始まりました。船場の若旦那は、本を愛する箱入り息子。物干し場へ行くだけで「世間は広い」と感動してしまうほどの引きこもりようです。行く末を案じた番頭が、せめて若旦那に外の世界を見てもらうべく、卯の日のご縁日に住吉大社へ参詣することを提案します。そこで若旦那は、箒を売る箒屋の娘と出会い……。およそ1時間にも及ぶ大作となりました。演目が終わり幕が下りたあと、再び幕が上がり、そこには文枝の姿が。そして、「住吉詣り」への思いを語りました。

「僕は、古典落語の『箒屋娘』を改作したものの、僕は全然やれなかったんです。でも松喬さんが、『やらしてもらいます』と住吉大社でやられて、そのビデオテープを見せていただきましたが、本当に上手にやられていました。それからお亡くなりになり、私が渡した台本を棺に入れられるということで、奥様に台本をコピーしてもらったんですが、細かくいろいろ手を入れられていました。ストーリーを変えるのではなくて、船場の言葉とか、若旦さんならこういう言い方をするやろうというのが全部書いてあった。そのあとにもう一度ビデオテープを見ると、書き直したのとまた全然違うんです。さらに進化していた」と振り返ります。「僕も覚えるのは大変でしたが、松喬さんは、ご病気で毎日苦しかったり、痛かったり大変やっただろうに、よくあの病床のなかこれを覚えてやられた。よくぞやられたな、と思いました」と、共作のエピソードを打ち明けた文枝に、お客さんから大きな拍手が贈られました。2人の落語家が「箒屋娘」をこの世によみがえらせた「住吉詣り」。病床にありながら、見事に高座で演じて見せた松喬さんの落語への執念を、自身が高座で演じたことで改めて感じたようでした。

笑いの絶えない落語会となりましたが、一方で、上方落語をつないでいこうと最後まで力を尽くした落語家、松喬さんの思いを誰もが感じ、そしてその思いをしっかり受け継いだ文枝の落語への思いがつまった会となりました。

 

【桂文枝】

2013年11月13日 (水)

『スポギブソン~バスケットボール編~』

11月12日、大阪・道頓堀の道頓堀ZAZA HOUSEにてザ・プラン9・ヤナギブソンの新ライブ『スポギブソン~バスケットボール編~』が開催されました。『スポギブソン』は、9月から始まったよしもとの新機軸「道頓堀ZAZAよしもとライブ」の一環で、演劇、音楽、アイドル、アニメ、漫画、スポーツなど他ジャンルとお笑いとの交流を通じて隠れた才能やセンスを発掘、新たなエンターテイメント作りと情報発信を目指すイベントです。

その第一歩となった今回は、NBL和歌山トライアンズの中務敏宏(なかつかとしひろ)選手と根来新之助(ねごろしんのすけ)選手をゲストに迎え、おいでやす小田、GAG少年楽団・坂本、カシノメタ・市原とともに、バスケットボールトークに花を咲かせました。

初開催となった『スポギブソン』、今回はバスケットボール編。「バスケに詳しい、詳しくないとか関係なく、自分の家でトークしている感じで皆さん、楽しんでください」とヤナギブソン。その言葉通り、終始和やかな雰囲気に包まれていました。

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まずはおいでやす小田、GAG少年楽団・坂本、カシノメタ・市原が登場。いずれもバスケに明るい強力な助っ人です。バスケ歴は中学、高校という坂本、「今日はスポ本(の名称)でがんばります!」と気合十分。自身の一押しギャグ「言わんよ」もバスケバージョンで披露しました。小田はアトランタオリンピックアメリカ代表、スコッティ・ピッペン選手のユニフォームを着用しての登場、20年来のファンだそうです。そして、ペッピン選手の近況も教えてくれました。なお、ユニフォームの下にはティム・ダンカン選手のTシャツも着用という徹底振りでした。市原は3人の中でも一番バスケに精通しているそうで、小学校から高校3年生までバスケ一筋、高校時代は大分県大会の選抜選手という経験も。また、バスケで日本一に輝いた親戚もいるとのことで、“バスケ家系”のサラブレッド。普段も芸人のバスケチームに参加して、汗を流しているそうです。

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芸人たちのトークの後、NBL和歌山トライアンズの中務敏宏選手と根来新之助選手が登場。根来選手は195センチ、中務選手は188センチと高身長の二人、芸人たちと並ぶとその迫力が一層増します。ですが、さらに身長の高い選手はたくさんいるそうで、しばらくは国内外のバスケ選手の身長談義で盛り上がりました。そこで意気揚々と話していたのが小田。岡山恭崇選手が日本で一番高身長であること、高身長のマヌートボル選手と低身長のマグシー・ボーグス選手が一緒に写った写真が流行ったなど、小ネタをどんどん放り込んでいました。

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そして本編スタート。まずは中務選手、根来選手のプロフィールを追究することに。公立高校のウィンターカップでベスト8入り経験がある中務選手に、「これはすごいこと!」とヤナギブソンは大興奮。ですが、高校からプロへは行けず、大学受験を経て筑波大学へ入学し、バスケを続けたとのこと。その粘り強さに「草の根魂ですよ!」とヤナギブソン、「雑草魂」と言い間違えたようです。ニックネームは、最近では外国人選手から「ナカ」と呼ばれることが多いそうで、性格は楽天家、趣味はお店作りとのことです。この「お店作り」に疑問符が生じた芸人たち、聞けば京都・祇園に「京町屋喫茶なかむら」というお店を共同で経営しているそうです。「昔からお店を出したかった」と中務選手。好きな食べ物も、お店のパフェ。中務選手はもともと、ダイエットのためにバスケを始めたそう。喫茶店開業とプロバスケ選手と、二つの夢を叶えたラッキーボーイであることも判明しました。

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「バスケの世界では、小学校、中学校で身長が伸びず、選手になることを諦める人もいると思うのですが、思春期を過ぎても伸びることはあるんですか?」と中務選手に質問するヤナギブソン。「後から伸びる人もいるので、(諦めるのは)もったいないと思いますね」と中務選手。「僕がまさにそれです」と市原、市原は身長が伸びず、バスケの道を諦めたそうです。

「NBAにも19歳で身長が伸びる人もいます。が、シャキール・オニール選手は13歳で2メートルあったそうです」と小田。何でも知っている小田に「お前、すごいな、“スポペディア”やな」とヤナギブソンは新たなる称号を与えていました。また、「自分がなりたいと思ったら、そのとおりになる」とヤナギブソン。身長が高くなりたいと思ったら、高くなる事例もあるそうです。バスケではありませんが、その好例が三浦マイルドだそう。「あいつは本心、めちゃくちゃモテたいと思ってて、禿げたくないという一心でおでこだけ毛が残った」とのこと。強く願うことの奇跡を力説していました。

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続いて根来選手のプロフィールをご紹介。高校時代は“弱小チーム”にいたという根来選手、「プロになれたのは運がよかった、奇跡的です」。195センチと高身長ですが、身長も高校生で10センチ伸びたそうです。そして「気になるのはニックネーム」とヤナギブソン。チーム内では「ネゴ」と呼ばれているそうです。「ネゴシックスと呼ばれることもありますよ」と根来選手、ならばここで新しいニックネームを考えようと盛り上がり、新之助さんというお名前から「クレヨン」と市原が命名したのですが、「高校生の時にすでにクレヨンって言われてて、そっから派生してミサイルとも言われてました」という事実が判明。新しいニックネーム案は立ち消えました。

根来選手の子どもの頃の夢は建築家だったそうで、その理由を聞くと、「子どもの頃、金持ちになりたかったんです。友達に建築家の息子がいて、その子の家が金持ちだったから、建築家になったら世の中に必要とされるし、お金持ちにもなれるし、憧れてました」。子どもながら現実的な考えに、芸人一同は感心しきった様子でした。

また、「気になるのはお金の話…」と切り出すヤナギブソン。プロのバスケ選手はどのくらいの収入があるのかと核心に迫るシーンも。また、収入についても持ち得る知識を披露する小田。「今日、一番熱いのは小田やな」とヤナギブソン、小田いわく「一ヶ月前からこのイベントのことを考えるたび、震えてました」。

他に、ダンクシュートの話題では実際にその跳躍力を見せてもらったり、和歌山トライアンズのジェリコ・パブリセヴィッチ監督とのやり取りなど、門外不出(!?)のレアトークも楽しめました。

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コーナーでは、『スラムダンク』の名シーンをそれぞれ持ち寄り、解説する“好きなシーントーク”が。「『スラムダンク』に憧れてバスケを始めたんです」と根来選手。ヤナギブソンも「漫画史上、一番おもしろい」と大絶賛。かなり詳しいという市原も、思いのたけを語ります。そして各々がシーン説明をする際には、声を張り上げ、感情を込めて解説と、かなりの白熱ぶり。芸人たちはプレイシーンを主に取り上げ、選手たちはバスケ哲学ともいえるシーンを取り上げてと、観点の違いも楽しめました。また、「こういうプレイは本当にあるんですか?」という質問が飛び出したり、シーンの再現などもありました。

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続くバスケあるあるのコーナーでは、ヤナギブソンは「部活とかですごいしんどい練習をした後に飲んだ水が今まで飲んだ液体の中で一番うまい」。市原は「鮮やかにシュートを決めたあと、そのあとのディフェンスとかめちゃめちゃ頑張る」。そして小田はNBAのDVDとか見てとの前置きの後、「マイケル・ジョーダン、インタビューのめっちゃスベってる」と、あるあるを披露。この中でよかったものをお二方に選んでもらったところ、中務選手は市原のあるあるを、根来選手はヤナギブソンのあるあるをチョイス、お二方とも「マイケル・ジョーダンはスベってません」と小田のあるあるは却下していました。

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内容盛りだくさんの『スポギブソン』。まだまだ終わりません!次はバスケの名シーンをともに鑑賞。スーパープレイを見ながら、選手と芸人、そしてお客さんも一緒になって盛り上がりました。そんな中、「NBAなど見ていて疑問に思うことがある」とヤナギブソン。スーパープレイを決めた選手に対し、チームメイトがドツキ回すことがあるが、あれはどういう意味なんですか?と質問を。「あれは祝福を意味している」と中務選手。基本的に、テンションが高いそうです。市原によれば試合中の根来選手もかなり高テンションだとか。他の選手に比べてリアクションも大きいそうで、そんな根来選手を中務選手は「チョケてるだけ(笑)」と一刀両断。ご本人は「試合を楽しんでいるんです!」と笑顔で答えていました。

最後は和歌山トライアンズからのプレゼントを賭けたゲーム対決を。シュートを決めるゲームを選手VS芸人で実施、芸人が勝ったらお客さんにプレゼントというルールでスタート。このゲームはパソコンで操作し、90秒間で何本シュートを決めることができるかを競い合います。先攻の芸人チームは4ポイント。対して後攻の選手チームはあれよあれよと決めていき、25ポイントを獲得。中務選手も根来選手もこのゲームは初めてとのことでしたが、見事なマウスさばきであっという間に芸人のポイントを越えていきました。そこでリベンジマッチを申し入れた芸人チーム。もう一度トライしたものの、結果は3ポイントと全く振るわず、「お話になりませんでした」とヤナギブソンも白旗を揚げました。ですが、せっかくなのでと抽選会が行われ、和歌山トライアンズのグッズは無事、お客様の元へわたりました。

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エンディングでは、「こういう経験はなかなかないので、楽しかったです」と中務選手。根来選手も「楽しかったです。また開催されたら来たいです」と次回を楽しみにされているご様子。小田は、「言いたいことの4%ぐらいしか言ってない」と、まだまだバスケネタを隠し持っているよう。「次回の『スポギブソン』は、違うスポーツかもしれないし、またバスケをするかもしれませんが、よかったらまた遊びに来てください!」とヤナギブソン。選手たちの知られざる素顔と、芸人たちの圧倒的な知識も楽しめる『スポギブソン』、次回もぜひご期待ください!

11月16日(土)、17日(日)には和歌山トライアンズの試合が。詳しくは、和歌山トライアンズの公式サイトでご確認ください! ⇒ http://www.trians.jp/

ヤナギブソンの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/84/ 
おいでやす小田 ⇒ http://ynn.jp/u/32491/
GAG少年楽団・坂本 ⇒ http://ynn.jp/u/389

【ヤナギブソン】【おいでやす小田】【GAG少年楽団】【カシノメタ市原】

炎のライブ vol.6

11月8日、大阪・道頓堀の道頓堀ZAZA HOUSEにて『炎のライブ vol.6』が行われました。16組がネタを披露し、お客さん投票によってMVPを決めるこのイベント。MCは前回の優勝者が担うことになっており、今回はクロスバー直撃が担当しました。また、Dr.ハインリッヒ、霜降り明星が初登場と相成りました。

本編が始まる前にはグイグイ大脇が舞台に出て、前説を。出番があると聞いて会場に来たものの、実はそうではなかったことが判明。時間をもてあましたがゆえの前説でした。そんなグイグイ大脇のことを、「さっきのことは記憶から消してください」とクロスバー直撃・前野。フリートークではクロスバー直撃・渡邊のバイトの話を。短期で“人を脅かす仕事”をしているという渡邊、それがどんな様子なのか、フロアを巡ってのデモンストレーションもありました。そして、マドンナ・石倉の「石倉クラクラシクラメン!!」の三唱で本編スタート!

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第1ブロックは6組がネタを披露しました。まずは斉藤紳士がフリップネタで、「気を抜いたらこうなる」という事例を。時事ネタもからませて、ブラックな笑いで沸かせました。ゴーゴーゴーは漫才を。時間を逆回転させるネタで、ふたりの世界へを引き込みました。とんびも幽霊を題材にした王道の漫才で笑わせました。マドンナも漫才を披露、人の神経を逆なでする松浦の言動に、石倉の憤りは頂点へ。その苛立ちは会場に蔓延していました。初登場の霜降り明星は、スピーディーなボケとツッコミの応酬に激しい動きと、若さ弾ける漫才で魅せました。ヘッドライトは振り込め詐欺を扱った漫才を。微妙なズレが生み出すおかしな空気感で楽しませてくれました。

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第2ブロックの出演者を紹介するため、クロスバー直撃が舞台へ登場。しかし、よく見ると前野ではなく、前野の衣裳を着た石倉でした。そして再び、ネタスタート。コントを披露したのはかりんとう。ラッパー兄弟のネタで盛り上げました。赤い自転車は言葉遊びと体の動き、双方を取り入れた漫才を。見せ方が徐々にダイナミックになっていく様は圧巻でした。おいでやす小田はインタビュアーのコント。とどまることを知らない罵詈雑言で、あり得ないようなインタビュー現場を作り上げました。パープーズは同じことを繰り返す“デジャブ”漫才で不思議な時間を構築、“あのフレーズがまた来る!”と、クセになる味わいでした。恐怖の語り手、ポピー藤原は日常と隣り合わせの恐怖体験を披露し、お客さんを世にも恐ろしい世界へと引きずり込みました。

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第3ブロックの先陣を切ったのは、りあるキッズ。めがねにまつわる漫才を、いまやベテランの貫禄で魅せました。“女性の味方”山本晶子はストーカーにまつわるレクチャーを。講演会のような時間で楽しませてくれました。クロスバー直撃は“ヘアチェック”にまつわる漫才を披露、こちらもオリジナリティあふれる世界観でした。初登場のDr.ハインリッヒは双子の姉妹。まるで迷路のようなエキセントリックな漫才で魅了しました。トリを飾ったのは三浦マイルド。『炎のライブ』も発端は三浦マイルドからで、いわば発起人。あるあるネタの一人コントで笑いを誘い、びしっと締めました。

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以上、16組の中からよかったと思うコンビをお客さんお一人につき3組、選んでもらって集計。そしてMVPを決定します。集計中は『数珠つなぎトーク』で沸かせました。前の人が披露したトークの内容からキーワードを抽出し、そのキーワードに則ってのエピソードトークを次々に披露していくというルールで、「お祭り」「子ども」「バイト」「コンビニ」「おじいさん」「師匠」など、さまざまキーワードにちなんだエピソードが飛び出しました。そのうち、クロスバー直撃・渡邊の独断と偏見で一番面白かったトークを決定。選ばれたのは三浦マイルドで、「仕事でお祭りに行ったとき、小さい子がいたから話しかけたら防犯ブザーを鳴らされた」でした。

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そしていよいよ結果発表へ。まずは第3位から。第3位はマドンナでした。第2位は初登場のDr.ハインリッヒ。そして第1位はパープーズが獲得しました! パープーズは来月開催の『炎のライブ vol.7』でMCを務めることが決定しています。ふたりの活躍もぜひ楽しみに、来月も観に来てくださいね!

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『炎のライブ vol.7』
12月4日(水)開場18:45 開演19:00
前売1500円 当日1800円

『三浦マイルドpresents くそいろクリスマス』
12月18日(水)開場18:45 開演19:00
前売1500円 当日10000円
出演:三浦マイルド他多数

上記共通Pコード587-517

◆チケットよしもと
・チケットよしもと予約問合せダイヤル0570-550-100
・オペレーター対応予約専用ダイヤル0570-041-356〈10:00~18:00〉
・インターネット→http://ticket.yoshimoto.co.jp
・よしもと各劇場窓口
・チケットぴあのお店・サークルKサンクス・セブンイレブン

クロスバー直撃の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/1005/
斉藤紳士の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/995/
ヘッドライトの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/373/
りあるキッズの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/104/

【赤い自転車】【おいでやす小田】【かりんとう】【グイグイ大脇】【クロスバー直撃】【ゴーゴーゴー】【斉藤紳士】【霜降り明星】【Dr.ハインリッヒ】【とんび】【パープーズ】【ヘッドライト】【ポピー藤原】【マドンナ】【三浦マイルド】【山本晶子】【りあるキッズ】

2013年11月12日 (火)

シソンヌとコント

11月2日(土)、東京・ヨシモト∞ホールにて『シソンヌとコント』が開催されました。

こちらは、ジューシーズとジャングルポケットとともに『彩~irodori~』のTOP3に君臨するシソンヌ主催のライブ。ネタに定評のある彼らが考えたコントを、芸人や俳優、タレントなどといったさまざまなジャンルのゲストと一緒に演じるものです。

2回目となった今回のゲストは、なんとオアシズ・大久保佳代子さん!! 
まず披露されたコントは、野球部もの。野球部員扮するじろうの元へ、交互に現れる長谷川扮する先生と大久保さん扮する先生。長谷川先生はじろうへ野球のうんちくを説き、大久保先生は赤点を隠蔽する代わりに長谷川先生に彼女がいるかどうか確かめろと、じろうに詰め寄ります。途中、バッドを使用した下ネタを炸裂させる大久保さん。彼女のキャラクターも相まって、観客は大爆笑です。

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続いては、長谷川扮するアナウンサーがニュースで流す時事ネタを、じろうと大久保さんによって考案された別の言葉で置き換えて発表するというサスコント。3本目のコントでは、長谷川の彼女を演じた大久保さん。彼女の職業が少し特殊なために、どうしても特異なシチュエーションを想像してしまうという2人に、伝説の女・佳子(じろう扮するおなじみのキャラクター・川嶋佳子)がアドバイスを送るというものでした。

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コントの幕間に流されたのは、大久保さんのVTR。絡んだことのないシソンヌについて、宣材写真から感じた印象を語ってもらいます。じろうに関しては「金に細かそう。目が変態っぽい」ということで、“変態会計士”というキャッチコピーが。一方、長谷川は「Youtubeとかを日々アップしてそう」というところから、“変態盗撮マニア”という不名誉なキャッチコピーが付けられました。ちなみに、写真のみでの印象では、長谷川のほうが好みだという大久保さん。「でも、どっちもイケますよ」と頷いていました。

コント終了後は、川島佳子のバーに長谷川が大久保さんを連れて登場。「これはコントの設定なの? フリートークなの?」と訊かれた長谷川は、「大久保さんのままでいてください!」とだけお願いします。

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4ヵ月以上前、大久保さんへオファーしたというシソンヌ。当時、まったく絡んだことがなかったそうですが、ラバーガールさんのライブに出た際に、大久保さんへ挨拶。その後、打ち上げで一緒にお店にいたことをきっかけに、「面識できたと思いまして」という長谷川に、「こわっ!」と反応します。
オファーは受けたものの、ほとんど面識のない3人。少し話をして慣れたところでコントに入るかと思いきや、稽古場に入った途端、シソンヌのマネージャーが手を叩き、「はい、始めます!」とコントの練習を促したのだとか。「僕らはマネージャーから“大久保さんはめちゃくちゃ忙しいから、早く稽古しないといけない”って聞いてたんですよ」と恐縮する長谷川。「それでも、もうちょっと楽しませてよ! あの現場の雰囲気、最悪だったんだからね(笑)。作家は苦虫をかみつぶしたように、ずっと下向いてるし……」と冗談まじりに不満を露にする大久保さんに、じろうが川嶋佳子口調で「ビビっちゃってたんですって!」とフォローを入れました。

リアクションができないというシソンヌの相談に、「そんなくそプライド!」とバッサリ斬り捨てる大久保さん。その流れから自ら黒い部分を吐き出しつつ、「そうしないと生きてはこれなかった」と言う長谷川に、「わかるよ」と優しい言葉をかけていました。

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「急にフランクになられるとキュンとする」という大久保さんに、突然「隔月でコントライブやりましょう!」と誘うじろう。笑いながら「バット系のネタだったらいいかも……」と呟いたのを聞き逃さなかった長谷川は「じゃあ、全編バットネタで!」と懇願していました。

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オファーを出した方が引き受けてくださったタイミングで、開催が決定するという『シソンヌとコント』。じろう曰く、「来年の2月くらいにはやりたい」とのことですが、誰とコラボレーションするのか。次回の開催が早くも楽しみです!


【シソンヌ】

間慎太郎 2013年秋冬ツアー ~ちょっとカーディガンでも羽織ってさっ!!~

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音楽活動のみならず、近年では役者としても目覚ましい活躍を見せる、シンガーソングライターの間慎太郎。今年7月には、新作用に用意した楽曲の中から、厳選の5曲を録音・収録したセルフプロデュースのミニアルバム『Lucky Now』をリリース。全国各地で精力的にライヴ活動を行ってきました。そんな間慎太郎の秋冬ツアーが、11月10日(日)から故郷の大阪でのライブを皮切りにスタートしました! これから12月15日(日)まで、全国各地で間慎太郎の新たな魅力を発信していきます。

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11月10日(日)のツアー初日の舞台は、大阪・江坂にあるライブハウス、TWIN REVEVE。雨天にも関わらず、17:30のライブ開場前から、会場の前にはファンの行列が。間慎太郎本人はもちろん、ファンにとってもうれしいツアーの幕開けです。

入り口近くの物販ブースでは、限定CD『シャムロック』(500円)を販売。ライブ会場でしか手に入らない、貴重な音源を収録した2曲入りのCDです。さらに、今回のライブタイトルにちなんだオリジナルカーディガン(3,000円)も。真っ赤でシンプルなデザインが魅力です。会場は満席状態。今か、今かとライブの始まりを待つお客さんたち。

 

まずは、間慎太郎からご挨拶。「今日、秋冬ツアーの初日です。皆さん、楽しんでいってください! よろしくお願いします!」という慎太郎に、お客さんから歓声と温かい拍手が。さらにこの日のライブのオープニングゲスト、奥村兄弟が紹介されました。「僕の、大阪のかわいい後輩です。最後まで、奥村兄弟のこともよろしくお願いします!」と2人を笑顔で紹介しました。ふうたを指さし「大きくなったでしょ~」とうれしそうな慎太郎。

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慎太郎に紹介された奥村兄弟の1曲目は、新曲の『ロックスター』。手拍子が合う、アップテンポな曲で一気にお客さんのテンションを高めました。ひと段落でのMCでは、姉のゆきが、この日の弟のふうたのパーカッションを「いつもより張り切って叩いてます~」と盛り上げます。さらに『ラブソング』、ゆきさんの同級生に思いを馳せて書いたという『あっちゃん』、さらに10月に完成したばかりという新曲『ため息』などを立て続けに演奏。そしてラストの、『Hello New World』では、お客さんとの楽しいコール&レスポンスもあり、大盛り上がり。慎太郎のライブツアー初日のオープニングを、スケールの大きなライブパフォーマンスで盛り上げました。

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ちなみに、奥村兄弟は12月15日になんばmusic bar S.O.Ra.にて「奥村兄弟×本夛マキツーマンライブ」 を開催。奥村兄弟の応援もよろしくお願いします!

 

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会場が十分に温まったところで、この日の主役、間慎太郎のお目見えです! 「ツアー初日なので、今日の盛り上がりですべてが決まります! 盛り上がってください!」と客席に呼びかけると「イェーイ!」とお客さん。『30~ジェントルマンの夜明け~』を皮切りに、『秋が好きなのに』と続けざまに披露します。さらに、『イニシャル(B・D)』では、「弾き語りやけど、ギターソロやっていいですか?」と見事なギターソロを披露! しかし本人はなぜかやや不満げ。練習はスタジオでやるほか、基本的には自宅の炊事場でも練習するそうで、「うちの炊事場ではもっとうまく弾けたのに!」と炊事場慣れ(!?)している自分を悔やんでいる様子でした。お次は『遥か』を披露。ここでも慎太郎とお客さんとのコール&レスポンスで、大いに盛り上がります。

 

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続けて慎太郎が披露したのは『遠い空の下』。この曲は2011年に発売されたアルバム『グッドモーニング・ジェントル』に収録されている曲で、当時のツアーではよく演奏していたものの、最近のライヴではぱったりと演奏しなくなったといいます。ファンから「やってください!」というリクエストがあったものの、ライヴで演奏しなくなったことには理由がありました。この曲は、ラブソングのようですが、実は慎太郎の父、間寛平に向けて書いたというウラ話が。「父親がアースマラソンをやっているときにガンになり、僕がその知らせを受けたとき『これは大変なことになった』と思いました。すごく悲しくて、ズタボロになったんですけど、そんなときこそこの気持ちを形に残さないといけないな、気持ちを立て直して作ったんです」。当時は、「空の下で今、父親はどんな思いで過ごしているのかな」と想像しただけで涙が出たといいます。これまでライヴでこの曲をなかなかやらなかったのは、「単純に、歌っているときにその当時の気持ちを思い出して、歌い切れるかどうか自信がなくて、いややった」という思いがありました。しかし「でもなんか、今回のワンマンライブで、一発目を大阪でやることを決めたことも、そんな気持ちも一切とっぱらって、もうひとつ上の男にならないといけないと思って、久しぶりにこの曲をやりました」と語った慎太郎に、お客さんから温かい拍手が。慎太郎の、男の決意と新たな旅路を現す一曲となりました。

 

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『淋しん坊の絵描きさん』、続けて、慎太郎が18歳のとき、音楽の世界に身を投じるべく上京した時の想いを歌った『口笛』を披露したあとは、ピアノで『約束記念日』をお披露目。

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しっとりとしたメロディと、心に響く慎太郎の歌声が聴く人の心に染みわたります。続けて、演奏したのが『永遠歌』。さまざまなことが起こる人生の中で、ライヴで出会ったたくさんとの出会いとのつながりと、さらに、音楽活動をスタートし、これまで歩んできた道のりが今の自分につながるという思いを乗せた曲です。「いろんなことがたくさんあるし、平凡な日常こそしんどいなと思うこともある。その迷路の中をぐるぐる歩いていくのが人生かなと思ったときに、作った曲です」。そんな言葉と慎太郎の演奏が胸に染みこむひとときでした。

 

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続いて『Lucky Now』、新曲の『シャムロック』、さらに『君のために』では、アップテンポの曲調にお客さんも手拍子して大盛り上がり。『日曜の散歩道』では、「今日は何曜日!?」「日曜日―!」というコール&レスポンスも巻き起こり、盛り上がりは最高潮に近づいてゆきます。

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最後の曲を前に会場の盛り上がりを見て「初日を大阪にして、本当によかった」としみじみ語る慎太郎でした。ラストは『虹かかる』。最高潮に達したファンの歓声を残し、最後の曲となりました。

 

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興奮冷めやらぬなか巻き起こるアンコールに答えて、再び慎太郎がステージ上に! 赤いカーディガンを着ての登場です。

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アンコール一発目は『ボクが歩く道の途中とキミが歩く道の途中』です。巻き起こるコール&レスポンスに「奥村兄弟のときの方が声が大きかったんちゃう?」とあおる慎太郎に、お客さんも大きな声で応えます。会場が一体になったところで、再び奥村兄弟も舞台に登場! アンコール2曲目は、奥村兄弟とのセッションとのこと!

 

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なんと、最初だけ慎太郎がドラムを叩き、奥村兄弟と『バンザイ~好きでよかった~』をセッション! 途中でふうたにドラムを変わり、最後は慎太郎とゆきで勢いよく歌い切りました。

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ライヴの最後に「すごい楽しかったです。これから長い旅が始まります。みなさんからもらった元気を、全国にお配りしてきます!」とご挨拶した慎太郎。

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ツアー初日を、故郷の大阪で勢いよくスタートさせた間慎太郎。これから全国各地で、慎太郎はみなさんに歌声を届けてゆきます。ぜひ、ライヴ会場に足を運んでくださいね!

 

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『間慎太郎 秋冬ツアー~ちょっとカーディガンでも羽織ってさっ!!~』

 

※チケット予約は luckynowtour@gmail.com にて受付。

※公演日、会場名、お名前、人数を明記して下さい。予約確認後、メールを返送致します。上記アドレスからのメールを受信できるようご確認下さい

※キャンセルのないようにお願い致します。止むを得ない場合は必ず前日までに上記アドレスにご連絡をお願い致します

※表示金額は全て税込です

※会場受付も行います、会場ごとにご確認下さい。

11月10日(日) 大阪・江坂 LIVE MUSIC,BAR & CAFE TWIN REVERVE

出演:間慎太郎 / guest: 奥村兄弟  

open 17:30 / start 18:30

チケット: adv 2,500円/ door 3,000円 /(1order別)

お申込み:9/28正午より luckynowtour@gmail.comにて受付

お問合せ:TWIN REVERVE 06-6330-0656

 

 

11月12日(火) 京都 KYOTO ROOTER×2

KYOTO ROOTER×2 ~5th Anniversary~『スプラッシュ!!!』

出演:城戸けんじろ/間慎太郎/瀬戸山智之助/三浦顕誉/タニムラミツル

OPEN 18:30 / START 19:00

ADV ¥2,000- /DOOR ¥2,500-(DRINK代別途¥500必要)

お申込み:luckynowtour@gmail.comにて受付開始しました!

 

【会場メールにても予約受付致します!】

ご予約受付メールアドレス:info@rooterx2.com

ご予約方法:件名に「11月12日『スプラッシュ!!!』予約希望」、本文に「ご予約者名」「ご予約枚数」「お電話番号」「目的のアーティスト」を記載の上、info@rooterx2.comまでメールを送信してください。

・2~3日でKYOTO ROOTER×2よりご予約完了通知のメールを送信いたします。

4日以上たってメール返信がない場合はKYOTO ROOTER×2までお問い合わせください。

・携帯電話からご予約される場合はinfo@rooterx2.comからの返信メールを受信できるよう設定をしてください。

・ご予約数が定数に達した段階で受付を終了いたします。

【お問い合わせ先】

KYOTO ROOTER×2

MAIL info@rooterx2.com

TEL 075-811-4158(15:00~23:00)

 

 

11月16日(土) 高松 Bar RUFFHOUSE

出演:間慎太郎 ※オープニングアクト有り

open 19:30 / start 20:00

チケット:adv 2,000円 / door 2,500円 /(1order別)

お申込受付:9/28正午より開始

店頭 087-835-9550 または ruffhouselive@gmail.com

メール予約:luckynowtour@gmail.com

お問合せ:Bar RUFFHOUSE 087-835-9550

 

 

11月17日(日) 倉敷 live&cafe cookiejar

出演:間慎太郎 / 鎌田純子 / そのやん / UM / やなぎの

open 19:00 / start 19:30

チケット:adv 1,000円 / door 1,300円 /(1drink別途 ¥500)

メール予約:luckynowtour@gmail.com または 店頭 086-425-9901

お問合せ:cookiejar 086-425-9901(17:00~24:00)

 

 

11月19日(火) 福岡 DRUM LEGEND

出演:間慎太郎 / 悟 /えとぴりか/小田和彦

open 18:30 / start 19:00

チケット:1,500円(1drink別途)

お申込受付:店頭、メール予約 luckynowtour@gmail.com

お問合せ:Drum Legend 092-711-0151

 

 

11月20日(水) 福岡 DRUM LEGEND

出演:間慎太郎 / 徳久望 / chisato / Mighty

open 19:00 / start 19:30

チケット:1,500円(1drink別)

お申込受付:店頭、メール予約 luckynowtour@gmail.com

お問合せ:Drum Legend 092-711-0151

 

 

11月22日(金) 広島 ヲルガン座

「間慎太郎×佐々木リョウ」

出演: 間慎太郎 / 佐々木リョウ

open 18:30 / start 19:30

チケット:adv 2,500円 / door 3,000円 /(1order別)

お申込受付:9/28正午より開始

店頭:ヲルガン座(082-295-1553)またはorganzainfo@gmail.com

メール予約:luckynowtour@gmail.comにて受付

お問合せ:ヲルガン座 082-295-1553

 

 

11月24日(日) 名古屋 GURU×GURU

出演:間慎太郎 / 岩崎だもみ(サポートアクト)

open 17:30 / start 18:00

チケット:adv 2,000円 / door 2,500円 /(1drink別)

お申込受付:9/28正午より開始

メール予約:luckynowtour@gmail.com

店頭 052-764-9696 or ardbeg7777777@yahoo.co.jp

お問合せ:GURU×GURU 052-764-9696

 

 

11月30日(土) 仙台 CAFE B.B

出演:間慎太郎 / 高橋大輔

open 18:30 / start 19:00

チケット:2,000円(1drink別)

お申込受付:9/28正午より開始 メール予約のみluckynowtour@gmail.com

お問合せ:CAFE B.B 022-372-0088

 

 

12月1日 (日) 福島 Player's Cafe

出演:間慎太郎 / 安斎文則(THE FAN)  他 3組予定

open 17:00 / start 17:30

チケット:adv 2,000円 / door 2,500円 /(ともに1drink別途¥500)

お申込受付:9/28正午より開始

メール予約:luckynowtour@gmail.com

◎チケット取扱:

チケットぴあ(Pコード:212-481) /

ローソンチケット(Lコード:24277)/

/e+/U-ONE MUSIC店頭

お問合せ:U-ONE MUSIC 024-597-7202

 

 

12月5日 (木) 新潟 CLUB RIVERST

出演:間慎太郎 / The Space Palette / THE・亀ズ / Merely Seeker / 3Q

open 18:00 / start 18:30

チケット:adv 1,200円 / door 1,700円 /(ドリンクチャージ別途 ¥300)

メール予約:luckynowtour@gmail.com または 店頭 025-250-0430

チケット取扱:ローソンチケット(Lコード:78823)

        e-plus

お問合せ:CLUB RIVERST 025-250-0430

 

 

12月15日(日) 東京・新代田 Live Bar Crossing

出演:間慎太郎

open 17:30 / start 18:00

チケット: adv 2,500円/ door 3,000円 /(1drink別)

お申込受付:9/28正午より開始 luckynowtour@gmail.comにて受付

問合せ:新代田 Crossing 03-6316-5259

 

 

■会場限定グッズ

 

限定CD『シャムロック』(500円)

【ライブ会場でしか手に入らない貴重な音源を収録した2曲入りのCDになります。】

 

オリジナルカーディガン (3,000円)

【肌寒くなってきた今の季節見ぴったりのアイテム。カラー:赤(1色のみ) サイズ:S,M,L(※数に限りがございます)】

 

 

2013年11月 9日 (土)

NOW ON SALE~今年旬になれるかも?~

11月1日(木)、東京・ルミネtheよしもとにて『NOW ON SALE~今年旬になれるかも?~』が開催されました。

こちらのイベントは、世間にはまだあまり知られていない実力を持つよしもと芸人たちの渾身のネタを、お客さまや業界関係者に観ていただこうというもの。今回もMCはFUJIWARAが務めました。

ほかの芸人さんのギャグをついついやってしまう藤本。「今日はピンクのベスト着てるんで、トゥース!」とオードリー・春日さんのギャグを早速やってしまいます。
「裏(の楽屋)を見たら、ハゲてるヤツがけっこういたよ? 何が若手なん? 毛根がなくなりつつあるのに」と笑う藤本を、「まだ売れてないヤツが、若手として来てるねん」とたしなめる原西。「それなら、俺らを売ってくれ!」と絶叫する藤本でした。

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まずは、芸歴5年目以下の芸人が登場しました。
トップバッターを務めたのは、『THE MANZAI2013』の認定漫才師に選ばれているトンファー。ツッコミ・山西の顔まわりに、元プロボクサーの小浜によるキレのいいパンチが何度も入り込みます。今年コンビ結成したばかりで、同じく認定漫才師に選ばれたゆにばーす。独特な雰囲気を持つはらから繰り出される唐突なボケに、川瀬が豊富なボキャブラリーでツッコみます。
ヴァージンは女子らしい視点が感じられるコントを披露。ニューヨークは「娘さんをください」と彼女の父親に挨拶に行くというオーソドックスな展開ながら、彼ららしいオリジナリティ溢れる切り口で、多くの笑いを生み出していました。
そして、このブロックを務めたのはパンサー。3人の個性を生かした漫才を披露しました。

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続いてのブロックでは、6年目以上10年目以下の芸人が出演しました。
言葉で遊びながらリズム感ある掛け合いを見せたのは、ゆったり感。大学生の立ち話のような緩さにプラスされたキリッとした面白さに定評のある囲碁将棋の漫才は、しゃべくりを信条とする彼らだからこそ為せるもの。コント「告白」を披露したガリバートンネルは、ターンテーブルを使った効果的な演出で爆笑をかっさらいます。
卓越した演技力が光るコントで耽美な世界観を演出したのはシソンヌ、体を張った男くさい芸風が持ち味のインポッシブルは勢いのあるショートネタで、独自の雰囲気を生み出します。この日も彼ららしいほんわかしたコントを見せたジューシーズ、ちゃらんぽらんなキャラクター像を確立しつつあるボケ・斉藤の一発ギャグが光ったのはトレンディエンジェルの漫才。ラストは、経験豊富なグランジが立体感のあるコントでしっかりと締めました。

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10年目以上の芸人が登場したブロックでは、8組がネタを披露。ツッコミ・広大によるもう中学生のモノマネから漫才を見せたこりゃめでてーな、イシバシハザマは設定をうまく利用したコントラストの光る不動産コントで笑いを誘います。
ボケ・すーなかの「テレビには出ないようにしてます」という潔い(?)言葉から漫才をスタートさせたのはロシアンモンキー、引きこもりの息子と父親が織りなす妙な駆け引きで笑いを生み出したアームストロング、藤本に「デブが倒れると本気で心配する」と言わしめた漫才を披露したセブンbyセブン、ベタな展開&かっちりとした演技力できっちり笑いを取った5GAP……中堅ならではの安定した笑いがキラリ。天津は木村のエロ詩吟に乗っかった漫才を、強烈なキャラクター設定と特異な世界観で不思議な空気を生み出したのはガリットチュウ。ネタ後、舞台に現れた藤本は「ガリットチュウだけは忘れて帰ってください!」と訴えていました。

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最後のブロックに登場したのは、誰も真似のできないコアな芸を持つ個性派芸人たち。
怖めの風貌ながらも飄々としたキャラクターが魅力的な鬼越トマホークは、この日も独自性豊かな視点で漫才を展開。ボケ・山崎のちょっと意地悪な女性的視点が、ツッコミ・山添の困惑を誘うという男女コンビの利点を活かした説得力のある漫才を得意とする相席スタート。まず個性的な風貌が目を引くピスタチオは、ゆるやかな上り坂を描きながらも題材がループしていく“留まる笑い”を、ちょっと気持ち悪い(もちろん誉めてます!)語り口で孤高のものへと昇華。新しい波を感じさせる気鋭の3組です。

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コア層をくすぐるネタを見せ続けているハンマミーヤは、モノマネを取り入れながらの彼ららしい世界観を表現。天津・木村は爆発的人気ドラマ『半沢直樹』で遠藤賢一さんが演じた“近藤”の顔真似をしながら、詩吟を。がっつりと旬のネタに乗っかった内容に、中堅らしい意地が感じられます。セブンbyセブン・玉城とこりゃめでてーな・広大は、ゲームのキャラクターに扮しての漫才を。コアすぎたのか、お客さんに若干の戸惑いの色が……。
最後はインポッシブル&ガリバートンネルのユニット『ホットセクシーズ』が登場! ヴィンテージ・ファッションをまとった蛭川&三須が音楽に合わせて踊ると、不思議な一体感が生まれました。

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同ブロックのネタ終了後、出て来たFUJIWARA。「みんな、どこに使ってもらおう思うてんねん!」とツッコむ藤本ですが、「あなた、袖で笑ってたじゃないですか」と原西に暴露されます。笑いながらも「そう。相席スタートのフレーズ面白かったわぁ。ピスタチオの口調も真似したい」とつぶやいていましたが、ピスタチオがまだ世に出ていない若手ということもあり自制が働いたようで、「プライベートで真似する。家に帰ったらする!」と自分に言い聞かせていました。


【FUJIWARA】【トンファー】【ゆにばーす】【ヴァージン】【ニューヨーク】【パンサー】【ゆったり感】【囲碁将棋】【ガリバートンネル】【シソンヌ】【インポッシブル】【ジューシーズ】【トレンディエンジェル】【グランジ】【こりゃめでてーな】【イシバシハザマ】【ロシアンモンキー】【アームストロング】【セブンbyセブン】【セブンbyセブン】【天津】【5GAP】【ガリットチュウ】【鬼越トマホーク】【相席スタート】【ピスタチオ】【ハンマミーヤ】