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ライブレポート

2013年11月 8日 (金)

ミサイルマン単独ライブ『前髪さんとお肉さん』

11月4日、道頓堀ZAZA HOUSEにてミサイルマンの単独ライブ『前髪さんとお肉さん』が行われました。

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単独ライブを開くのは実に4年ぶりというふたり。満場の笑顔に迎えられたオープニングでは、西代が「功を奏した!」と第一声。今や社会人のファンが多いそうで、単独ライブを開くにあたっては「絶対に祝日」という条件を譲らなかったそうです。そして、満員のお客さんを前に、まずは漫才を。「4年ぶりの単独なので、どういうテンションでいればいいか分からない」と言う西代ですが、マクラも含めて約20分、楽しませてくれました。

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続いてはコーナー「聞きたいことを聞きましょう」。コンビ結成から14年も経つと、今更聞けないことも多いとか。ということで、些細なことから核心を突いたものまで、岩部と西代おたがいに質問をして本心を聞き出そうという目的でお届けです。

まずは、西代から岩部へ「晩御飯は何を食べてんの?」という質問が。これに対しては「ちゃんと食べてますよ」と岩部。ちなみに、ここ8、9年はダイアン・西澤と食べることが多いそうで、基本的に、家で鍋、外食で串カツ、たこ焼き、天ぷらのローテーションだそうです。

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ここで話題は晩御飯から西代の“ガサツぶり”に移行し、岩部が見た西代のガサツ・エピソードが飛び出しました。ロケバスでの大いびき、楽屋でのソファ占領、二人でタクシーに乗った際の座る位置など、岩部は日ごろの鬱憤を晴らすかのごとく、西代のガサツな言動について言及していました。

また、「岩部の何がダウンタウン・浜田さんの心を掴んだのか?」という質問も。ダウンタウン・浜田とよく食事に行くという岩部に、食事会の様子を興味深く聞く西代。この単独ライブの前には学園祭に出演していた二人ですが、そのステージで、浜田と東野幸治が出演しているテレビ番組『ごぶごぶ』のドッキリに引っかかったとのこと。そのエピソードも語られました。

そして岩部から西代への質問では、「最近、痩せてない?」。なんと西代はこの2ヶ月で15キロのダイエットに成功したそうです。体重も123キロから108キロにダウン、「ゆくゆくは本を出したい」と意気込むほど、西代はダイエット法に開眼したようです。西代によれば「食べる時によく噛むこと。そして体の仕組みが分かると痩せる」とのこと。ここからしばらく西代のダイエット講義が始まったのですが、朗々と語る西代を横目に「繊細な心にはイラっとする!」と岩部。いわく、人から聞いた話をあたかも自分のことのように話すことが、岩部の心をかき乱すのだそうです。そこには先の“ガサツであること”も含まれており、「人には気遣いが大事」と岩部は諭すように呟いていました。

再び西代から岩部へ質問、「貯金とかしてる?」。宵越しの金は持たない主義の岩部、お金もぱっと使うそうで、保険にも入っていないそうです。そんな岩部とは正反対の西代、保険に入ることへのメリットを滔々と語り、しばらく保険講座が繰り広げられました。そして、せつな主義の岩部に対し、「その考えは昭和や。平成の芸人は違う!」と力説していました。

続いてのコーナーでは、岩部主導による西代の″救済措置”が。岩部によれば「西代のキャラが薄すぎるので、もっとエッジの効いたキャラを西代に託し、浸透させたい」とのこと。なお、岩部自身は自称“ナニワを席巻中”の武将キャラを筆頭にグルメソングキャラ、シャンプーキャラ、ダルビッシュキャラ、鶏がらスープキャラ、街ブラキャラ、画家キャラなどいくつもの顔を持っているとのこと。

そんな岩部が西代のために考案したキャラが、寒そうに体を震わせ、息を吹いて両手を温める“寒がりキャラ”に江戸っ子キャラ、鮫キャラなどなど。そして数ある新キャラの中から、グルメロケでも使えるようにとロケシーンを再現することに。岩部の武将キャラ×西代のロボットキャラ、同じく武将キャラ×西代の妖精キャラといった組み合わせで、グルメロケをシミュレーション。双方の強烈なキャラがぶつかり合い、グルメロケというよりコントを見ているようでした。

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4年ぶりの単独ライブもいよいよ大詰め。最後はびしっと漫才を。ふたりは、“難しい”という女性の言動について、いい年頃の独身男性ならではの目線で笑いを誘いました。

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エンディングでは、岩部の伸び続ける前髪についてや、そのまじめな性格に触れつつ、ネタのみならず「トークライブも定期的にやっていきたい」(岩部)との展望も。締めはおなじみ、岩部の武将様による“天晴れ”の雄叫びで幕を閉じました。

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ミサイルマンの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/185/


【ミサイルマン】

まるむし商店コンビ結成30周年記念!inなんばグランド花月「明るく元気に30年☆ポッポー!」

11月4日(月・祝)、まるむし商店コンビ結成30周年記念!inなんばグランド花月「明るく元気に30年☆ポッポー!」が開催されました。正統派漫才コンビとして活躍するまるむし商店が、ついに結成30周年。この記念すべきイベントで、どんな笑いで楽しませてくれるのでしょうか?

オープニングVTRで大画面に映し出されたのは、2人のこれまでの足跡。1983年にコンビ結成以来、2人は時代を駆け抜けるように、80年代の人気若手漫才師として注目を集めます。そしてそれ以降はコンビ活動のみならず個々でも活躍。磯部はテレビバラエティやラジオで確固たる人気を築きます。かたや東村は……とくになし(!?)。そんなふうに紹介された、まるむし商店30年の足跡でした。

 

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オープニングVTRが終わったあと、いよいよ今回の主役、まるむし商店の登場です! お揃いの、鮮やかな赤いスーツでステージ上に現れたふたりに、観客席から温かい拍手と大歓声が贈られました。感激する2人でしたが、これから漫才を披露すると言うのに「漫才が一番苦手でね……」と磯部がつぶやきお客さんは爆笑。東村の息子からの手紙をモチーフにした漫才は、途中で東村がカルチャースクールで学んだというオカリナを披露するなどお楽しみ盛りだくさんの幕開けとなりました。

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続いてのコーナーは、「イソ・ベッチーと花月ハワイアンズ」。ハワイアンドレスに身を包んだ新喜劇若手女優たちによる「花月ハワイアンダンサーズ」が舞台上に並び、「アロハー!」と元気にご挨拶。NGKが一気に南国ムードに。生演奏で、フラダンスをお披露目しました。そして、磯部がウクレレを持ってお目見えし、ウクレレの見事な腕前を披露しました。

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磯部から「花月ハワイアンズ」のメンバー紹介も。吉本の仲間たちに紛れて、関西のハワイアンバンド「Kaulana」の渡辺コースケさんなど、すごい方々も駆けつけてくださいました! 「本当に、よく来てくださいました!」と磯部もうれしそう。さらに、ギターの松浦真也、カツラで変装していたベースのパンチみつお、花月ハワイアンダンサーズの面々も紹介されました。

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このまたとない機会に、渡辺コースケさんに一曲歌っていただこうとしたそのとき!「ちょっと待ち!」と、すち子が乱入! お客さんは大喜びです。

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すち子はどうやら旦那の真也を探しに来たらしく、無事に見つけた真也とともに「あたいら、浪花のギター借金取り!」と、『歌ネタ王決定戦2013』優勝ですっかりおなじみになった歌ネタなどでお客さんを大いに笑わせました。

大笑いしたあとは、渡辺コースケさんの「ライエイカバイ」。優しい調べにうっとりさせてもらいました。続いて、磯部が、ダイヤモンドヘッドの美しさを歌った「カイマナヒラ」を披露しようとしたところ、「ちょっと!!」とここでも乱入が! お次はなんと東村が、ハワイアンドレス姿で登場です。ぜひ一緒に歌いたいということで、まるむし商店のハワイアンコラボか!? と思いきや、「歌、しらんねん」と東村。意外に似合っていた東村のハワイアンドレス姿、そして磯部の歌う「カイマナヒラ」、芸達者な一面が垣間見えるコーナーでした。

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続いてのコーナーの主役は東村です。VTRでは、30周年イベントで何をしようか思い悩む東村が映し出されていました。マジック、ものまね、詩吟、浄瑠璃、器械体操……。さまざまな案が浮かんでは消え、苦し紛れに四字熟語辞典を手にした東村。そこには「他力本願」、「二人三脚」という熟語が書かれていました。「これや!」ひらめいた東村がお届けするコーナーは、「とっておきコラボ 超エンタテイナーショー」。舞台上に現れたのは、もりやすバンバンビガロです!

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 リンゴをかじりながらのジャグリングやお客さんとの輪投げなど、会場の雰囲気を大いに盛り上げるバンバン。そこに、東村の登場です。まずは輪投げ、ジャグリングなどに挑戦し、悪戦苦闘しながらもなんとかパス! 

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続いては人間風船に挑戦です。巨大風船の中に入ることができたら大成功というもの。まずお手本に、巨大な風船の中に入るバンバン。「頭からぎゅっと」「早く入ること」とバンバンにアドバイスを受け、東村も挑戦しますが、巨大風船が客席へ飛ばしてしまうわ、風船に入る途中に割ってしまうわと失敗続きでお客さんは大笑い。バンバンから「まじめにやってくださいね」とたしなめられる始末……。まさにタイトル通りの、「とっておきコラボ」となりました!

 

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お次はお待ちかね、「磯部のゲームワールドSP」です! その前に、まるむし商店と交流のある仲間から届いたスペシャルメッセージが。大画面に映し出されたのは、ナインティナインの2人! ナインティナインは、吉本印天然素材時代に「磯部のゲームワールド」で大活躍したメンバーのひとり。それだけに思い入れも強いよう。「磯部のゲームワールド」は、吉本印天然素材メンバーなど若手芸人の育成にも大きく貢献した名物コーナーでした。「劇場や、『お笑いネットワーク』なんかで出させていただきました。懐かしいですね~」と語り合います。岡村は「今日はみんな、メンバーが集合しているということで、(行けなくて)残念です。あれでゲームコーナーの勉強もさせていただきました」としみじみ。矢部は「新しい流れもあるんですかね?」と、ゲームワールドが、そして天然素材のメンバーがどんな進化を遂げているかも期待していました。

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そんなうれしいメッセージの後、ついに「磯部のゲームワールドSP」、スタート! 磯部の指示のもと、メンバーが登場! 雨上がり決死隊、FUJIWARA、バッファロー吾郎、ほっしゃん。宮川大輔、へびいちごという、それぞれに目覚ましい活躍を見せる天然素材のメンバーが勢ぞろいするまたとない機会にお客さんは大騒ぎ! まず青いTシャツを着ているのは、雨上がり決死隊・蛍原、バッファロー吾郎・A(木村)、へびいちご・高橋、宮川大輔、FUJIWARA・原西。こちらは「やっぱりいなばチーム」とのこと。赤いTシャツは、FUJIWARA・藤本、へびいちご・島川、バッファロー吾郎・竹若、ほっしゃん。、雨上がり決死隊・宮迫という面々。こちらは、「滝川クリステルチーム」です。

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最初のゲームは「パチパチセブン」。並んで数字を数え合い、7が付く数字、または7の倍数と、7に関係する数字が回ってきたときは手をパチンと叩くというもの。

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一番大切な、笑いの反射神経が試されるゲームです。まず蛍原が数えはじめますが、恐る恐る数えてしまうメンバーに「もっと早く!」と磯部が促します。反射神経がどうも鈍くなっているメンバーに、宮迫も「もう、全員40超えてるから」と弱音も飛び出し……。そしてゲームが進むうちに脱落者が続出。最後は、A(木村)と宮迫の一騎打ちになりました! ここで宮迫から「2の倍数に変えたい」という申し出が。磯部はその要望を飲みますが、結果、宮迫が手を叩き続けるばかりという珍展開も。真剣勝負した結果、A(木村)が宮迫を破り「やっぱりいなばチーム(青)」の勝ち!

 

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ふたつ目の対決「シャッターチャンス」はチーム戦。出されるお題に合わせて、「カシャッ」とシャッター音がしたら、分解写真の要領でチーム5人がポーズを決めます。それが、見事に分解写真になっていたら成功。まず「やっぱりいなばチーム(青)」に出されたお題は「走り幅跳び」。「えっ!?」とザワザワするやっぱりいなばチーム。蛍原が助走、A(木村)が踏み切り、高橋がステップ、宮川がジャンプを表現しようとしますが、これがなかなか難しく…。原西は着地と思いきや「思いのほか飛んだ!」という驚きを表現していました。

27続いて出されたお題は、「競馬」。躍動感あふれるレースを表現すると思いきや、赤チームは馬券を買う人をそれぞれ分解写真で表現していました。

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「滝川クリステルチーム(赤)」に出されたお題は「セミの脱皮」。藤本が、Tシャツを脱ぐ仕草で脱皮を表現。それぞれがセミの脱皮を順を追って体で表しますが、宮迫だけが地面に転がり「1週間って聞いてたのに、2日で死ぬの⁉」と思いのほか短かったセミの一生を物語っていました。ほか「床運動」、「火事での消火活動」など難しいお題が次々と続きましたが、結果は「やっぱりいなばチーム(青)」の勝ち!

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3つ目のゲームは「言いそうなしりとり」。出されたお題の人物が、「あ」から始まる言いそうな言葉でしりとりをしていくというものです。「やっぱりいなばチーム(青)」に出されたお題は「占い師」。蛍原が「あなたは何を占ってほしいですか?」と言えば、続くA(木村)は「家族のことですか?」、そして高橋は「家計が大変ですか?」、宮川は「家庭円満になりますか?」と、「か」ばかりで終わる展開に……。困った原西は「火曜日にまた来てください」とうまく締めくくっていました。

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「滝川クリステルチーム(赤)」に出されたお題は「鬼嫁」。藤本はとっさに「チョー口臭ぇんだけど」と、愛妻に普段から言われている小言を口走り……。気を取り直してゲームスタート。藤本が「あんた! いつまで寝てるの!」、島川が「のんきにしやがって!」と続けると、竹若が「てめえに休みなんかねえんだよ!」、そしてほっしゃん。は「夜、安心して寝んなや」と、異様な恐ろしさをはらんだ展開に。そして最後の宮迫は「やっぱり私、あんたのことほんまに好きと違うわ」と物悲しくしめ、彼らの夫婦生活が浮き彫りになるようなしりとりとなりました。ほか、「真面目な中学生」、「相撲取り」などのお題で勝負し、結果、引き分けとなりました。

 

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4つ目のゲームは「リーダーを探せ!」。指名されたひとりが、全員が一斉に同じ動きをするなかから、その動きの指示を出しているリーダーを当てるというものです。このゲームは、なんと各チームひとりずつ、お客さんも舞台に上がってもらい、一緒に楽しむという内容に! 全員が一斉にアゴを触ったり、ゾンビのような動きをしたりと。舞台上は大盛り上がり。このゲームは「滝川クリステルチーム(赤)」に軍配が上がりました。

 

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5つ目のゲームは、「以心伝心ゲーム」。チーム全員が目隠しし、お題に沿って決めたポーズが全員そろえばOKというもの。「やっぱりいなばチーム(青)」に出されたお題は「野球」、「ラジオ体操」、「マイケル・ジャクソン」、「朝いちばんにすること」、「『変身!』といえば?」などでしたが、なかなか一致しません。

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かたや「滝川クリステルチーム(赤)」は「半沢直樹」、「ミュージシャン」、「宇宙人」、「夫婦ゲンカ」、「ルンバ」。なかなかそろわないなか、「ヤンキー」のお題で全員がしゃがみこむポーズを決めて見事一致! 「滝川クリステルチーム(赤)」の勝利となりました。

 

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最後のゲームを前にして、なんと、磯部の声が突然飛び、かすれて出にくくなってしまうハプニングが! 磯部自身も「30年やってきて、こんなん初めて。こんなことあるねんな」とかすれ声で語りました。ルール説明をメンバーたちに任せ、ひとまず最後のゲームは「パンツでジャパン」。チーム全員が白いパンツを履きます。1番手は2枚重ねでパンツを履きます。下に履いているパンツを、上に履いているパンツを脱がずに中抜きし、バトン代わりに2番手にパス。2番手はそのパンツを履き、そして下に履いていたパンツを、上に履くパンツを脱がないように中抜きして3番手にパス……といった具合のパンツリレー。しかし、BGMの「2億4000万の瞳」のサビ部分「ジャパーン♪」のときは、どんな状態であっても全員で手をつないでポーズを決めなければならないというもの。焦りながらパンツを中抜きしつつ、どのような状態でも「ジャパーン♪」でポーズを決めるメンバーに会場は大笑い。異様な盛り上がりのなか、勝負は「やっぱりいなばチーム(青)」に軍配が上がりました。

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すべてのゲームが終わったあと、メンバーたちがご挨拶。原西は声が出にくくなった磯部を気遣いつつ、「久しぶりにやらせてもらって楽しかったです」、宮川大輔は「(磯部のゲームワールドは)一番初めにやらせてもらった仕事です。30年のときにできてよかったです」、高橋は「また天然素材のメンバーでできてよかったです」、A(木村)は磯部に「痛みに耐えてよくがんばった!」と小泉元総理風に、そして蛍原は「昔も今も楽しませてもらっています」と語りました。藤本は「昔はもっと動けたんですけど(笑)、みんな40歳を超えて、ハァハァ言うてねぇ。もうちょっといい動きしたかったです。すいませーん!!」、島川も「楽しかったです、ありがとうございました!」、竹若は「磯部のゲームワールドは、楽しいだけじゃなく、芸人のなりふり、どうやったら楽しくなるかを考える、すごく勉強になるコーナーなので、若手の皆さんもこれから磯部のゲームワールド、よろしくお願いします」とこれからの若手にも期待をしているようでした。また、ほっしゃん。は相当身体に応えたようで「今、いつでも吐けます。こうして呼んでいただけてうれしかったです。ありがとうございました」と挨拶し、笑いを誘っていました。宮迫は「磯部兄さんには天素時代からずっとかわいがってもらって、その頃からコーナーをやらせていただいていて。みんな結婚したり子ども産まれたり離婚したり(笑)、いろいろあって、またこうして一緒にできるなんて、本当に感慨深いです。これからもよろしくお願いします」と締めくくり、大きな拍手が巻き起こりました。

 

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続いての東村のコーナー「とっておきコラボ 超エンタテイナーショー」では、「カナダからの手紙」を、特別ゲストのシルクとデュエット。大人の魅力をしっとり見せて終わりかと思いきや、シルクがサルサの衣装で再び舞台上に登場! 情熱的なサルサダンスで主役の東村がかすむほどの華やかさで魅せました。

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いよいよ締めくくりの漫才直前に、スペシャルメッセージVTRが。大画面に映し出されたのは、中田カウス・ボタンです。

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NGKの出番でまるむし商店とよく一緒になるというふたり。カウスは「このコンビは、なんともいえん品があるんです。大器晩成やと思います。平成のいとしこいし師匠になれると、僕は本当に信じています。これからもがんばってください!」とエールを贈っていました。

 

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ついに最後の漫才です。「磯部のゲームワールドSP」中に、突然、声が出にくくなった磯部でしたが、のどスプレー片手に登場。改めて「30年やってきて初めてです」と言いながらも、先ほどより症状はよくなっている様子。東村も「今、森進一さんのモノマネをやらせたら日本で一番うまいで!」と笑いを交えて励ましつつ、漫才をやり切りました。

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エンディングでは、スペシャルメッセージで登場した中田カウス・ボタンが花束を持って登場! 磯部のノドを心配しつつ、「吉本が創業101年目に入りました。吉本の最高傑作は漫才なんです。その漫才の祖はエンタツ・アチャコ師匠。そこから我々があり、これからは彼らの時代。彼らがまた若手を教育していかないといけない。そのためには絶対に大事なのがお客さまの力です。本日はありがとうございました」と、まるむし商店の2人に改めてエールを贈りました。そして、最後は出演者全員そろっての記念撮影! 華やかに賑やかに、30周年記念イベントは幕を閉じました。

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漫才はもちろん、個々の持ち味を生かして多彩ぶりを発揮するまるむし商店。これからも、2人の活躍をどうぞ応援してくださいね!

 

【YNN動画】

まるむし商店の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/101/

シルクの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/689/

雨上がり決死隊の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/1/

ナインティナインの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/265/

FUJIWARAの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/25/

バッファロー吾郎の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/107/

ほっしゃん。の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/627/

宮川大輔の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/654/

へびいちごの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/280/

もりやすバンバンビガロの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/1379/

酒井藍の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/32473/

2013年11月 3日 (日)

関西最強!?軍団決定戦

10月31日(木)、道頓堀ZAZA HOUSEで『関西最強⁉ 軍団決定戦』が行われました。今回のイベントは、女と男・市川の持ち込み企画。関西の、「われこそは最強軍団だ」と豪語する(!?)軍団4組が、あらゆる対決で関西最強を決めるというもの。

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スーパーマラドーナ・武智の司会のもと、まず姿を現したのは、このイベントの発足人、女と男・市川が率いる「市川軍団」です。市川以外のメンバー2名は、覆面マスクをかぶっての入場。「誰か、分からないでしょう!!」と挑発する市川でしたが、武智に「たぶん(覆面マスクを)脱いでも誰かわかれへんと思います」とやんわり諭されていました。

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続いて舞台に姿を現したのは、りあるキッズ・ゆうき率いる「ゆうき軍団」です! やはり、ゆうき以外のメンバーはマスクをかぶっての登場。ここではまだ、メンバー構成は明かされないようです。ひとまず敬語を使わない、ラフな軍団とのことです。

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そして、矢野・兵動の矢野が率いる「矢野軍団」の登場です! なんとこちらは仮面をかぶった女性メンバー2人を引き連れての入場です。矢野いわく「おもセク(おもしろセクシー)」の軍団なのだそうです。

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最後は、三浦マイルド率いる「マイルド軍団」!! 威勢よく、マイルドフラッシュを発動しての入場です。メンバーは156号、158号と書かれた紙袋をかぶった謎の人物。はたしてマイルド軍団の実態とは…。

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軍団が出そろい、それぞれの顔ぶれを見て、「今日は最強軍団決定戦じゃないですね。最弱軍団です」と言い放つ武智に、強く反発する軍団たち。

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また、武智の口から戦いの見どころが明かされます。「三浦マイルドが、女と男・市川と同期なんですけど、昔から仲が悪いんです」とのこと。女と男・市川も「こんなハゲにえらそうに言われたくない!」と宣戦布告。三浦マイルドも「市川は俺を見下している!」と反発。この日の戦いで、決着が付くのでしょうか?

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最初の対決は、「関西最強大喜利対決」。ルールは、お題ごとに軍団から代表で1名が大喜利に答え、一番おもしろかった回答をした軍団が勝利というもの。いよいよ、シークレットだった各軍団のメンバーが覆面を外し、その全貌が明かされます。

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初戦で送り出された各軍団の刺客は、「市川軍団」からはミルクボーイ・内海! マスクを脱ぎ捨て、ピースサインを決めます。「ゆうき軍団」は、まずリーダーのゆうきが小手調べ。「矢野軍団」も、謎の女性メンバー2人から「勝也くん!」と指名され、リーダーの矢野がじきじきに戦います。「マイルド軍団」は、156号を投入。その正体は、なんとヒューマン中村でした! R-1ぐらんぷり2013王者の三浦マイルドに加え、準優勝者のヒューマン中村まで有する脅威の「マイルド軍団」に、ざわつくほかの軍団たち。戦いは幕を開けました。

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お題は「オレオレ詐欺みたいな別の犯罪の名前」。戦いだというのに、敵チームの回答を拾い、さらに広げる矢野のパイセンらしさが光る戦いとなりましたが、初戦は「ゆうき軍団」に軍配が上がりました。二戦目のお題は「アンパンマンでボツになったキャラクター」。「市川軍団」は、ミルクボーイ・駒場を投入。「ゆうき軍団」は、にほんしゅ・あさやんで勝負に挑みます。「矢野軍団」は、またも謎の女性メンバー2人に「勝也くん!」と指名され、再びリーダーの矢野が登場。「マイルド軍団」からは、とんび・三輪が投入されました。ここで、矢野が異彩を放つ答えを叩き出し、二戦目は「矢野軍団」の勝利。

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三戦目は、「市川軍団」からリーダー市川、「ゆうき軍団」からはかりんとう・川畑、「矢野軍団」からはまたも矢野、「マイルド軍団」からは満を持して三浦マイルドが参戦。結果、「マイルド軍団」が勝利し、「ゆうき軍団」、「矢野軍団」、「マイルド軍団」のサドンデスが行われました。なぜかこのタイミングで、「矢野軍団」の女性2人が仮面を取り、カーニバルの2人だったことが発覚。大喜利のサドンデスでは「ゆうき軍団」が勝利を収めると同時に、ついにそれぞれの軍団の素顔が明らかになりました。

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ふたつ目の対決は「軍団絆対決」。武智が出したお題に、軍団のリーダーと、メンバーの答えが一致すれば勝利。軍団のリーダーとメンバーが、きちんと意思疎通できているかを試す対決です。「尊敬できるところ」、「女性のタイプ」など、さまざまなお題が飛び出しますが、なかなかリーダーとメンバーの回答は一致しません。一致しないどころか、お題によってはリーダーの秘められた本音がこぼれたり、意外な素顔がメンバーらの証言によって白日の下にさらされるというライブならではのドラスティックな展開になり、会場は異様な盛り上がり。あまりのディープな内容に、武智も「これ、オールナイトでやればよかったですね」とポツリ。

 

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続いての対決は、「軍団オリジナル対決」。それぞれの軍団が考案したオリジナルゲームで次々と戦うというものです。自分の軍団が考案したゲームなら有利のはずなので、ここで一気にポイントを稼ぐチャンスです。「市川軍団」が持ちかけたのは「井上小公造ゴシップ対決」。このゲームは、芸能レポーター・井上公造さんのモノマネをしながら、どうでもいい芸能情報をつぶやくというもの。ここで、「ゆうき軍団」のリーダー、ゆうきが「矢野・兵動の矢野さんなんですけども、数年前まで実家に住んでいまして、実家を追い出された理由が、お香焚きすぎらしいですよ」と珠玉のどうでもいい芸能情報を発信し、見事に勝ちをもぎ取りました。

「ゆうき軍団」が作ったゲームは、「ゆうきゲーム」。1対1で、まったくつながりのない単語をテンポよく交互に言い合うというもので、頭の回転と豊富な知識がモノをいうゲームです。しかし、審判であるゆうきの判定が曖昧で、とまどうメンバーたちでした。

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「矢野軍団」が放つゲームは「パイセン語ジェスチャーゲーム」。ルールは、ジェスチャーといっても、矢野がしゃべるだけ。しかしそのしゃべりがすべて、矢野によるパイセン語で説明されるため、理解していないと答えが導き出せません。例として、矢野のパイセン語を用いると、カーニバルは「バル」、藤崎マーケットは「サキフジのトーマーケー」、尼崎は「ガサキ」となります。この法則を理解しつつ、ジェスチャースタート。ここでは、さすが矢野軍団メンバーであるカーニバルが圧勝! 矢野と深い絆で結ばれていることが証明された対決となりました。

「マイルド軍団」の持ち込んだ対決は「寝技対決」。柔道初段の三浦マイルドが考えた対決です。ここで、柔道経験者であるゲットゥーゾ・渡辺がステージ上に呼びこまれ、審判員をすることに。一方、三浦マイルドと犬猿の仲である女と男・市川は黒帯であることが判明。一戦目からバチバチの対決となり、女と男・市川が勝利。経験者のゲットゥーゾ・渡辺も「かなり本気の戦いだった」と語るほど、白熱した戦いとなりました。

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二戦目は、柔道初段の矢野と、まったくの未経験というゆうきの対決。しかし、寝技に入る前の体勢でただ2人がその場でぐるぐる回るという不気味な展開を見せ、武智が「こんなオルゴールがあったらいやや!」と嘆いていました。また、武智のリクエストで、三浦マイルドとカーニバル・茜のエキシビジョンマッチも繰り広げられました。

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いよいよ最後の対決です。戦いは、「乳首騎馬戦」。乳首に洗濯ばさみを挟み、騎馬で引っ張り合います。最後まで、乳首に洗濯ばさみをキープし続けることができた軍団が勝利です。

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「市川軍団」からは市川、「ゆうき軍団」からはゆうき、「マイルド軍団」からは三浦マイルドと、3軍団がリーダーを送り込みましたが、「矢野軍団」はカーニバル・茜を投入! かつて、乳首騎馬戦に参戦した女性がいたでしょうか!? 男性陣は上半身裸で、茜は服の上から乳首に洗濯ばさみを挟み、騎馬の上へ。前代未聞の対決、あまりの痛さからか、ステージ上から悲鳴が上がり…。なんと茜が最後まで持ちこたえ、見事、勝利をもぎ取りました。

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すべての戦いの結果、ポイント累計、そして最終対決の「乳首騎馬戦」で茜が見事な戦いぶりを見せた「矢野軍団」が総合優勝を飾りました!!

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……と思いきや、優勝者である矢野が複雑な表情に。「優勝とか、勝ちとか、このさい、そんなんちゃうと思うねん。本当の勝者は俺らやない。このイベントを立ち上げてくれた……」と矢野。「優勝にふさわしい人間がほかにいると思います」。三浦マイルドも、込み入った表情で語り……。「市川!! お前が、真の優勝者や!! お前のチームが優勝や!! なぁ!?」。市川は驚いた表情で矢野を、そして全員の顔を見ます。その表情には感動が見え隠れし……。といったような一連の寸劇を「急に、何がはじまったん??」と戸惑い隠せず見守る武智。しかし、武智を差し置きまだ寸劇は続きます。「俺は優勝じゃない。優勝は、ここにいるみんなです」。そんな市川の言葉に、それぞれの軍団から大きな拍手が贈られます。そして、あんなに戦い、いがみ合っていた軍団みんなの心がひとつになった瞬間、なぜかゲットゥーゾ・渡辺を胴上げ!!

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武智があっけにとられて「変なイベント……」とつぶやく姿が印象的でした。そして次回に向けて、市川が「今度このイベントをやるとなったら、武智軍団、負けへんぞ!」と、武智率いる武智軍団に宣戦布告! 武智の「ひき肉にしてやんよ!」が決まり、戦いは幕を閉じました。

 

【YNN動画】

スーパーマラドーナ・武智の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/378

矢野・兵動 矢野勝也の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/147/

りあるキッズ・ゆうきの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/61401/

女と男・市川の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/360

三浦マイルドの動画はこちら⇒http://ynn.jp/m/1005281

ヒューマン中村の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/32492/

かりんとう・川畑の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/1003

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2013年11月 2日 (土)

小籔千豊・COWCOW・土肥ポン太 芸能生活20周年記念公演〜ファンのみんな、こんなん待ってたんちゃうの?〜

吉本新喜劇、コンビ、ピン芸人とそれぞれのステージで活躍するNSC大阪12期の同期3組、小籔千豊、COWCOW、土肥ポン太が、今年そろって芸能生活20周年を迎えました。これを記念して、10月31日(木)、なんばグランド花月にて「ファンのみんな、こんなん待ってたんちゃうの?」と題したスペシャルイベントを開催! タイトル通り「待ってました!」と多くの観客が詰めかけました。

オープニングは、なんと4人のダンスから! スーツをまとった後ろ姿がステージに浮かび上がると、客席のボルテージは急上昇。リズムを刻みながら、1組ずつくるりと正面を向くと、そのたびに大きな歓声と笑いが…。微妙なズレはあるものの一生懸命なダンスに、いつしか手拍子が生まれ、初っぱなからまるでコンサートかのような盛り上がりを見せました。

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オープニングVTRに続き、まずは3組がネタを披露。トップバッターはポン太です。扮するは、河川敷で禁止されているゴルフの練習をするオッサン。テレビ局の取材クルーにとがめられるも、あの手この手で言い逃れようとするやりとりに、観客は大爆笑。激し過ぎる言い訳の数々、突然のハートウォーミングな展開、そしてあの人気マンガにからめた結末まで、これぞ“ポン太ワールド”という笑いで魅了しました。

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COWCOWは、もちろん漫才。多田が「(オープニングの)ダンス終わった時、泣きそうになりました」とリアルな心境を明かしたり、芸人だけでなく福岡ドームまでを同期として紹介するなど、ひとしきり盛り上げた後は、節約トークに回文勝負と次々変わるネタで息つく暇なく笑わせます。本来なら終わる時間を過ぎても、「20周年ということで…」とさらにネタを連発。おなじみCOWCOWポーズも随所で披露し、客席を沸かせていました。

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「僕にはピンのネタがないので…」という小籔は、ツイッターで自分の名前を検索し、悪口ツイートだけを収集。「笑わせたいという気持ちは一切ない。いかに僕が悪口を言われているかを見てもらう」という斬新なネタを繰り出しました。悪口の主をとことんやりこめる“小籔節”が炸裂するさまは、痛快かつ抱腹絶倒。中にはなぜか矢野・兵動 矢野による“パイセン語”ツイートの解説や、吉本新喜劇座長・川畑泰史のツイートをいじるといった珍ネタも紛れ込み、まさにこの日のライブでしか見られない内容となりました。

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今回のイベントでは、ブリッジVTRにもかなりのこだわりが。ひとつめは、4人それぞれの子どもたちからのかわいいメッセージ映像! とはいえそこは芸人の血筋(?)、一筋縄ではいきません。小籔家では「パパ大好き」というセリフを息子が拒否、「大嫌い」と連呼して撮り直す羽目に…。多田家からは具体的なメッセージが出ず、さらに善し家では親の笑いに衝撃のダメ出しも。なお、まだ独身のポン太は、かわいがっている愛犬を息子として紹介していました…。

続いては、それぞれの持ち味を生かしたコーナーへ。COWCOWは「あたりまえ体操を考えよう」。ご存じ「あたりまえ体操」で、小籔、多田、善し、ポン太のバージョンを作ろうというものです。しかし、旧知の仲だけあり、あたりまえというよりは、信じがたい事実の“告発”が次々と。善しには「何をやっても遅い」といきなりクレーム噴出。最終的には「♪めっちゃ出てる 目の上の 骨〜」で落ち着きました。多田も善し同様にルックスを責められ、「♪なんやこれ 顔の色が 土〜」と土色の顔面をいじられる内容に。特に盛り上がったのはポン太の「あたりまえ」で、若き日に彼女とともに善し宅に泊まった際の仰天エピソードや、えべっさんの宝恵駕籠に乗り込んだときに小籔が遭遇したポン太・母のモノマネなど、エピソードが尽きません。怒ったポン太が、小籔と互いの身内の妄想エピソード&モノマネでやりあうという迷場面も。最後は「♪こいつの おばちゃん 『こうへい〜』」と小籔によるモノマネを入れ込んだフレーズが誕生していました。小籔はいざ自分の番になると、「世の中のために頑張るとか…」と自画自賛を連発。当然、受け入れられず、最近めっきり増えたという白髪にちなんで「♪白髪染め忘れて ローマ法王の 帽子〜」に。4人揃って披露した力作「あたりまえ体操」は、またまた客席の手拍子を誘っていました。

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2本目のブリッジVTRは、「MEMORY」の文字とともに、フルーツ大統領時代に出版された本から写真やプロフィールを引用、現在の4人と比較するという趣向です。出版された17年前と現在を比べてみると、パンツ1枚の写真はそろって丸みを帯び、プロフィールにあるコメントも何やら年齢を感じさせるものが目立ちます。特に当時から20kg近く増量したという善しの姿は、もはや別人のよう…。

ポン太がプロデュースするコーナーは「八百屋講座」。「ポン太青果」を営むプロのノウハウを、3人そして観客に教え込みます。たとえば「まいどの言い方」では、「驚かさず、そっと“置きにいく”のがポイント」(ポン太)。ほかにも「野菜の陳列の仕方」「値段の言い方」などを伝授しますが、実演させると何故か小籔だけが成績優秀。実は以前、ポン太から聞いた話をしっかり覚えていたようで、これにはポン太も舌を巻いていました。「負けて!」と詰め寄ってくる「オバハンへの決めゼリフ」では、想像を超える対処法が明かされ大爆笑。最後は自作(?)のテーマ曲「♪ポンポンポンポンポン太青果〜トマト焼いても肌焼くな」を全員で歌いながら退場となりました。

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ここまでで既に2時間近くが経過していましたが、休憩を挟んで、イベントはまだまだ続きます! 後半は小籔プロデュースの「新喜劇講座」からスタート。幕が上がると、新喜劇の本格的なセットが組まれており、客席からは「おお〜っ!」とどよめきが。小籔曰く「新喜劇の本当の面白さを伝えるとともに、ド素人がやるといかに失敗するかを見ていただきます」とのことで、新喜劇によくあるシーンを若手座員による「いい例」とCOWCOW&ポン太による「悪い例」で見せていくことに。

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さっそく、新喜劇の冒頭によくあるカップルのやりとりと店員(この日はペンションの設定)の登場シーンから。「声が出ている。状況をきちんとわからせる。誰も傷つけない笑いがある」と小籔の絶賛を受けた「いい例」に比べ、「悪い例」は確かにわかりづらい出来…!? COWCOWポーズで笑いをとるなど工夫もありましたが、小籔からは「ダメです。はけてください。新喜劇ならすぐクビです」と厳しいジャッジを下されてしまいます。ほかにもシリアスなシーンや人質がとられる緊迫のシーンなどを実演。人質を改心させようとしつつボケるくだりでは、多田の笑瓶さんネタや善しの『北の国から』ネタをからめて挑んだものの、あえなく撃沈。小籔は見事な演技を見せた座員たちについて「ぜひツイッターで褒めてあげて」との呼びかけ、新喜劇をPRしていました。

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3本目のブリッジVTRには懐かしい顔が! ポン太の元相方・古高義広と、小籔の元相方・やまだともカズから、それぞれメッセージが届きました。思わぬサプライズに、客席からは歓声が。ふたりによる思い出トークは、古高がポン太のエピソードだけを話し忘れるなどハプニングもありつつ、懐かしさいっぱいのひとときとなりました。

最後のコーナーは4人での年表トーク。20年を彩る出来事をまとめた年表に合わせて、それぞれが幸せ度・不幸せ度を線グラフ化しながら、これまでの歩みを振り返っていきます。先陣を切った小籔は、新喜劇に入った当初が一番のどん底だったそう。その後はグングン上がっていったものの、実は近年は新喜劇の未来への心配から再び下り坂に!?

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COWCOWは、「バッファロー(吾郎)さんが好きすぎて、バッファロー次郎と名乗っていた」という学生時代の思い出話を披露。多田の“伊勢丹柄”スーツとの出会い、相方の『R−1ぐらんぷり』出場にまつわる複雑な気持ちなど、このメンバーだからこその話も続々と飛び出しました。自身が「地獄」という低調期が3人より早く訪れたのはポン太。ピン芸人になったばかりの頃は再び地獄で「パチンコばかりやっていた」とも。やはり八百屋が大きな転機となったようで、その後は上り調子に。しかし最近の東京進出のストレスで「帯状発疹になって、リレーの選手(のたすき)みたいになった」と自虐ネタも炸裂させるなど、3組三様の20年が明らかになりました。

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長丁場のイベントも、ついにエンディング。改めて新喜劇メンバーを紹介した後、小籔は「みんな辞めんと、こんなイベントができてよかった」としみじみ。20年ごとの伊勢神宮の遷宮がちょうど20周年に重なっていることから、「次の遷宮のときに、今度は伊勢神宮でイベントする?」(小籔)といった壮大な提案も出され、早くも4人の心は次の20年へと向かっているようでした。トークも終わり、幕が下りるまでの時間は、再びダンスで締めくくり。懐かしさはもちろん、現在の魅力もぎっしり詰まった濃密な3時間半となりました。

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【YNN動画】小籔千豊はこちら⇒http://ynn.jp/u/628/

      COWCOWこちら⇒http://ynn.jp/u/191/

      土肥ポン太はこちら⇒http://ynn.jp/u/829/



【小籔千豊】【COWCOW】【土肥ポン太】

佐久間一行SHOW2013 GOLD10~ゴールデン~

10月26日(土)、27日(日)の2日間、東京・ルミネtheよしもとにて『佐久間一行SHOW2013 GOLD10~ゴールデン~』東京追加公演が行われました。

これは、8月からスタートした全国7ヵ所の単独ライブツアーのファイナル公演。約2ヵ月間かけて各地をまわり、多くの人をほっこり笑顔にさせてきたさっくんの集大成が披露されたのです。

単独ライブの聖地“ルミネtheよしもと”で単独ライブを10年連続で行ってきたさっくん。芸人多しといえども、佐久間一行ただひとりが成し遂げた“偉業”。記念すべき10年目、10回目のライブということで『GOLD10』と名付けられたこのライブでは、これまでの10年をVTRで振り返るシーンもあり、その10年の歴史に感慨もひとしおです。

オープニングは、さっくんの絵がいくつも描かれたパネルが飾られたステージから始まります。さっくんの単独ライブではおなじみのポテト少年団をはじめ、飯能BBQ、コンマニセンチ堀内らが登場し、「オープニング寸劇」がスタート。
ここでポテト少年団・菊地から「佐久間さんが最高に気持ちよく登場するためのお膳立て」であり、さっくんの単独ライブの恒例なのだと説明が入ります。

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にぎやかなオープニング寸劇のあとは、いよいよネタへ。ガンマンに扮した「テキサスの旅」、「怪盗ヒット」、フリップネタの「エライ人」、童心を忘れないさっくんらしい「大人の階段」、ラップ調の歌ネタ「ヒグラシ」など、計9本のネタを披露しました。
オール新ネタとなった今回のネタでは、さっくんワールド全開! 自慢の画力を生かしたフリップネタあり、小道具を使ったネタあり、音楽に乗せた歌ネタありと、いずれもさっくんのネタの振り幅の広さを感じさせるもので、さっくん独自の着眼点の面白さが存分に活かされており、会場のお客さんを大いに沸かせていました。

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さらに、ネタの合間のブリッジVTRでも、お客さんを楽しませます。
18歳で茨城から東京に出てきて18年、「今の東京の自分~CITY派」VS「昔の茨木の自分~COUNTRY派」、今のさっくんは東京に染まり、昔を忘れてしまったのかを検証したり、さっくんがとある場所へ一人旅に出る様子を収めた「SAKUMAでSAKUMA」など、見所も笑いどころもたっぷりのさまざまなVTRに、お客さんからも笑みがこぼれていました。

ラストは、さっくんはもちろん、出演した後輩たちも全員集合して「今日一番うれしかったこと=“今日イチ!”」をオリジナルソングに乗せて歌います。
「地下鉄なのに電波が良かった」(かたつむり林)、「今日も熱い演技が出来た」(ポテト少年団・中谷)など、その日の出演者に“今日イチ”を聞いたあとは、さっくんが会場のお客さんにも聞いてまわり、一緒に歌います。「佐久間さんの単独、初めて来れた!」(男性)、「付き合って3年の記念日」(女性)など、お客さんたちのそれぞれの「今日イチ」が披露され、会場は大盛り上がりでした。

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最後に、さっくんは「10年間続けられたのは僕だけの力ではなく、裏で作ってくれるスタッフさん、出てくれる後輩、そして、来てくれるお客さん……。いろんな人がいて、いろんな人と一緒に積み上げてきたものです。これからも積み上げていきたい」と語り、大盛況のうちに幕は閉じられました。

ちなみに、今回のこのライブの様子はDVDとして発売されることも決定!
『佐久間一行SHOW2013 GOLD10~ゴールデン~』は12月25日発売、ライブを収めた<通常盤>のほか、この後に行われた歌ネタコレクションのライブの様子も収めた<特別盤>も。
詳細はhttp://www.randc.jp/artist/sakumakazuyuki/discography/まで。


【佐久間一行】

2013年10月31日 (木)

吉本新喜劇「養父新喜劇 私をハチ高原に連れてって」

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今回で第7弾となる、吉本新喜劇の特別講演「ご当地新喜劇」。10月29日(火)~11月4日(月・祝)、なんばグランド花月で行われている本公演の吉本新喜劇では、兵庫県養父市のハチ高原を舞台にした新喜劇、「養父新喜劇」を上演しています! 新喜劇には、ご当地マスコット・やっぷーも出演。さて、どんな役で新喜劇デビューを果たすのでしょうか?

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タイトルは「私をハチ高原に連れてって」。養父市ハチ高原のある、内場勝則がオーナーを勤めるペンションには、スキーシーズンの冬になると続々とスキー客が訪れます。スタッフの信濃岳夫、安尾信乃助も接客に大忙し。

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スキー客には、毎年このペンションに訪れてくれるお客さんも。浅香あき恵、島田一の介、井上安世…。続々と現れるスキー客たち。そのなかで、内場は常連客の井上安世に密かに思いを寄せていたのでした。

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そんななか、養父市観光課の職員・島田珠代が登場。珠代もまた、内場にほのかな(!?)恋心を抱いてます。ひとしきり内場におなじみの動きで愛を伝え、観光協会のキャンペーンの一環で、ペンションに養父市のキャラクター・やっぷーがやってくるといいます。同じく観光課の新人職員・酒井藍に手を引かれて、ステージ上に姿を現したやっぷー。

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しかし、フォルムがそっくりだったため、その場に居合わせた全員が酒井藍がやっぷーだと勘違いする展開に……。

 

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観光課のキャンペーンを終え、再び仕事に戻る内場。しかし、そんな内場に恋敵のランディーズ・高井が現れます。焦る内場。そこで、向かいの商店で働くおじいさん、ランディーズ・中川と、井上竜夫に、恋を成就させるおまじないを教えてもらうことに……。これが思わぬ方向にかかってしまい、恋がよじれるドタバタの展開を迎えるのです! はたして内場の恋は成就するのでしょうか?

 

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今回の「養父新喜劇」に合わせ、なんばグランド花月B1にある「よしもと47ご当地市場」では、秋の魅力が満載の兵庫県フェアを開催中。養父市からは、マルナカ醤油のたまごかけごはんしょうゆ、大徳醤油の有機ノンオイルドレッシングとまと、サンウォーター 但馬天然水、ピーナッツ やっぷーストラップなどが並びます。ほか、朝来市、姫路市、淡路市からも、ご当地ならではのお宝がお目見えしています!

兵庫県養父市の魅力を見つけに、吉本新喜劇で笑いに、ぜひなんばグランド花月へお越しくださいね!

ご当地新喜劇第7弾「養父新喜劇」

 

■期間:10月29日(火)~11月4日(月・祝)

■場所:なんばグランド花月

■前売り、当日ともに 4,500円

 

■なんばグランド花月公式HP  http://www.yoshimoto.co.jp/ngk/

■吉本新喜劇公式HP http://www.yoshimoto.co.jp/shinkigeki/

 

【YNN動画】

内場勝則の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/828/

井上竜夫の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/632/

Mr.オクレの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/608/

島田一の介の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/634/

烏川耕一の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/630/

ランディーズの動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/113/

森田展義の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/751/

吉田裕の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/752/

信濃岳夫の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/32476/

浅香あき恵の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/701/

島田珠代の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/698/

高橋靖子の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/690/

酒井藍の動画はこちら⇒http://ynn.jp/u/32473/

 

 

【内場勝則】【井上竜夫】【Mr.オクレ】【島田一の介】【烏川耕一】【ランディーズ】【森田展義】【吉田裕】【信濃岳夫】【浅香あき恵】【島田珠代】【高橋靖子】【井上安代】【酒井藍】

『後藤ひろひとPresents Drunken Songbook vol.1~歌う酔っ払いの宴~』

10月24日、道頓堀ZAZA HOUSEにて『後藤ひろひとPresents Drunken Songbook vol.1~歌う酔っ払いの宴~』が行われました。劇作家の後藤ひろひとが発起人となり、愉快な仲間と共に飲んで、歌って楽しもうという主旨のこのイベント、まるで歌声酒場のような雰囲気で楽しませてくれました。また、イベントはニコニコ動画での生配信も同時に行われました。

この日のゲストはミクロムス、石田雄一さん、大西ユカリさん、そしてぼんちおさむという豪華な顔ぶれ、お酒を運ぶウェイトレス役としてガブリエルみきさんも登場しました。

まずはギターやバンジョーのヒデオさん、バイオリンのマルムシさん、打楽器のグッチさんによるトリオ、ミクロムスがステージに呼ばれ、メキシコやペルーなど南米調のオリジナルソングを数曲披露。使用している楽器がノンプラグドということもあり、フロアも練り歩き、会場を盛り上げました。

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演奏が終わるとゲスト席へと。長テーブルが並べれたゲスト席は、後藤によれば「イメージは『最後の晩餐』です」。これからいよいよ記念すべき第1回目の『Drunken Songbook』が始まります。構成台本はなく、選曲は飲みながら決めるという、お客さんはもちろん出演者も何が飛び出すか分からないライブです。ですが、その曖昧さがリラックス感をさらに増長させ、心地よい雰囲気を作り出していました。

そして次に呼ばれたのがギターの石田雄一さん。数々のCMソングを手掛けている石田さん。代表曲を何曲か歌ってもらったところ、「知ってる!知ってる!」というリアクションが。また、石田さんは河内家菊水丸のギター担当としても有名で、「夏は大体、櫓の上にいる」とのことでした。


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石田さんも交えて、長テーブルで雑談を始める後藤とミクロムス、石田さん。話題は1980年代の映画となり、ミクロムスと石田さんの演奏、後藤の歌唱で映画『ネバー・エンディング・ストーリー』のテーマ曲を披露することに。もちろん、打ち合わせなど一切なし、ミクロムスと石田さんのセッションも即興。が、即興とは思えない息の合った演奏で聴かせてくれました。後藤も「緊張する」と言いつつも、自慢ののどで魅せました。続いても映画音楽から、『ロッキー3』より『アイ・オブ・ザ・タイガー』をレゲエ調のアレンジで。また、U2の楽曲も披露しました。

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ここで3人目のゲストが登場、大西ユカリさんです。大西さんもほぼ生声で、ミクロムス、石田さんの楽器に勝るとも劣らないパワフルな歌唱で魅了しました。

まずは石田さんと一緒に作ったという“幻のCMソング”を大迫力で。「めっちゃカッコイイ!」と後藤も大興奮。映画『悪名』のワンシーンを一人芝居調に再現されたり、河内音頭を歌われたりと楽しませてくれる大西さん。「さっきまでU2歌ってたのに、河内音頭になった!」(後藤)とやんややんやの大喝采。

その勢いで「やっちゃっていいですか!?」と大西さん、ご自身のアルバムに収録している『身も心も』の韓国語バージョンを、石田さんのブルージーなギターを伴い歌い上げました。その迫りくる歌心に、場内は水を打ったような静けさに。プレイヤーの気迫がダイレクトに伝わる、まさに極上のライブを味わわせてくれました。

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余韻に浸っている中、「どうします? 呼びます? あのモンスターを…」とステージ上は何やらものものしい雰囲気に。そして大西さんが『テネシーワルツ』を歌い始めると…ステージ袖からぼんちおさむが飛び出してきて、曲調は一転パンクに! そして大西さんのパートではしっとりと、おさむのパートでは“おさむちゃん節”も交えたパンクでと、アップダウンも激しく、会場は大いに盛り上がりました。その後は、「まじめな歌、行きます!!」とおさむ、後藤とツインボーカルで『What a Wonderful World』を。また、『ルート66』では、おさむのクセが絶妙に入り込み、フリージャズのような面白さで魅せ、またもや大喝采。そして生配信終了の時間が来たため、第一部のラストは『スタンド・バイ・ミー』を大合唱。大西さんの即興のコーラスも入り、聴きごたえたっぷりでした。

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続いて“打ち上げ”と称する第二部を。ここからは会場にお越しになったお客さんのみが楽しめる展開に。『HOLD ON』『カントリーロード』、そして大西さんがおさむのために書き下ろし、デュエットもした『おかしな二人』をふたりで歌い、残り時間があと5分となったところで即興のブルースを。出演者全員がこの日の気持ちを歌にして、締めくくりました。終始、演奏を担った石田さんとミクロムスの3人、どの楽曲も瞬時に対応、しかもちょっとしたアレンジも加えるなど、まさに職人芸の音を聴かせてくれました。

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エンディングでは「また必ず、2回目があるから、みんな来てくださいね!」と後藤。最後はガブリエルみきさんのピアノ伴奏で『Have a little faith me』を味わい深く歌い上げ、締めくくりました。演者との距離が近く、生演奏、生歌の醍醐味をたっぷりと感じられた『後藤ひろひとPresents Drunken Songbook vol.1~歌う酔っ払いの宴~』。第2回目もありましたら、ぜひお越しください!

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ぼんちおさむの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/32/

【ぼんちおさむ】【後藤ひろひと】

月亭八方落語誘笑会パート3

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月亭八方の年に一度の独演会『月亭八方落語誘笑会』が、10月26日(土)、なんばグランド花月で行われました。秋の風物詩になりつつあるこの独演会も、今回で第3回目。大勢のお客さんがなんばグランド花月に駆けつけ、会場は満員。落語はもちろん、八方の看板になりつつある「軽口楽屋ばなし」、今回はどんな先人の仰天話が飛び出すのでしょうか?

 

まずは八方が舞台にお目見え。「毎年のことでございますけれど、雨男なもんで天気がやたら気になって…」と八方。会を開くときはどうも雨模様が多いようで、「いつもは10月の半ばぐらいにやるんですけど、台風を気にしてあえてずらしたんですけど、台風が停滞したままで…」とこの会まで天気予報とにらめっこの毎日だったよう。おかげさまでこの日は雨も上がったものの、もうひとつ気がかりがあったようで…。「今日は日本シリーズの第一戦でございます。ひょっとしたら仙台に行かれるのではないかと心配しましたが…」と、満席のお客様に向けて「ありがとうございます」とご挨拶しました。

 

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そしていよいよ落語です。まず登場したのが、月亭八光。客席から「がんばりやー!」と温かい声援が飛びます。「私も今年で17年でございまして…。よくよく考えると、八方の元へ弟子入りして、よかったなと思います」としみじみ。弟子入り当時の、父と息子の珍エピソードでお客さんを沸かせたあと、迫力満点に「堪忍袋」を演じて見せ、大いに笑わせました。

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続いてはいよいよ主役の八方。まくらでは、落語家なら習い事をせなあかんと奮起した八方が、これまで挑戦した習い事について語りました。踊りや長唄、いろいろ挑戦したものの、「向き、不向きがある」とひしひしと感じたエピソードを披露しました。

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そして、演じたのが「猫の忠信」。次郎吉が稽古に通う、浄瑠璃の美人お師匠さんと、友だちの常吉が恋仲になっているのでは、と疑った次郎吉が、常吉の奥さんにそのことを打ち明けるところから物語は動き始めます。八方ならではの味付けをたっぷり加え、お客さんを惹きつけました。

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お次は漫才です。今回のゲストは中川家! 礼二が「いらいらすること」を剛に打ち明け、最近よくいらいらするのは「駅で、自動放送と駅員の声が混ざること」だそうで、それをおなじみのモノマネで披露! 大きな笑いと拍手が起き、お客さんも大喜びです。得意の電車ネタで十分に会場を温めたあと、15分に及ぶ漫才を披露。会の空気を一瞬にして漫才一色に変える、お見事な盛り上がりでした。

 

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そして、再び登場した八方は、「着物があるところも見てもらおうと思って」と一席目とは違う着物でお目見え。まくらでは、「お金はあっても使わんもので…」と、来春、小学校に入学する孫に、じいじとしてランドセルをプレゼントした話を披露。嫁、しのさんと、八方の奥さんの頼もしい金銭感覚(!?)がひしひし伝わるエピソードにお客さんは大爆笑。そして落語は「千両みかん」。大阪・南船場や天満市場を舞台にした、金銭感覚にまつわる落語です。臨場感たっぷりの口演に、お客さんもじっと聞き入り、そしてどっと笑いが起こります。

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10分間の中入りのあとは、お待ちかねの「軽口楽屋ばなし」。八方が後世に伝えていきたい、先人の珍エピソードを披露するという、この会のお目玉です。進行役は八方と、八光も舞台に登場。まずはじめのお題は『芸人は浮気者』。「芸人だけじゃなくて、一般の方も浮気者ですが……」と前置きしつつ、飛び出したのはなんと西川きよしの名前! 「あの方でさえ!!」と、若かりし頃のエピソードが語られました。

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続いてのお題は『芸人は深酒三昧』。そこで名があがったのは、横山ホットブラザーズ・アキラ。仰天の「おまえはアホか」の誕生秘話(!?)を絡めつつ、横山ホットブラザーズ・アキラの、お酒にまつわる武勇伝を披露しました。3つ目のお題は『芸人は貧乏自慢』。ここで飛び出したのが、10月11日にこの世を去ったコミック・田口れんじ。八方は田口れんじの貧乏自慢が大好きだったようで、手を合わせつつ、そのエピソードを披露していました。4つ目のお題は『芸人は見栄張り』。ここでは、村上ショージの師匠である滝あきらの、楽屋での忙しいアピールなどについての爆笑の逸話が語られました。そして最後は『芸人は幸せ者』。ここでは、松竹芸能の内海カッパ・今宮エビスの、内海カッパさんの逸話が語られました。ガンに侵されたことを、八方含む仲間の前で、そして奥さんの前で打ち明けたカッパさん。そのとき、奥さんに頼み込んだこととは……。そしてカッパさんのお葬式での奥さんの粋なお見送りが、芸人冥利に尽きる胸に染みるものだったことを語りました。

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八方曰く、まだ日本が大和と呼ばれていた時代(!?)の、昔、昔に活躍した芸人さんの、はちゃめちゃなエピソードに会場は大盛り上がり。笑いは最後まで絶えることなく、年に一度のお楽しみは幕を閉じました。

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2013年10月30日 (水)

ロバート・馬場&はんにゃ・川島が料理対決! ファミリーマート「公開! Y'sキッチン」

10月30日(水)、吉本興業株式会社東京本部にて、『「Y'sキッチン」配信開始記念イベント よしもと若手NO.1お料理芸人の「公開! Y'sキッチン」』が行なわれました。

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10月22日(水)より開設されたファミリーマートのプライベートブランド「FamilyMart collection」(以下、ファミコレ)を、マジメに楽しくアレンジしたレシピを紹介する特別ウェブサイト『Y'sキッチン』。食卓を彩るお手軽レシピを提案するファミリーマートとよしもとがコラボレーションした企画で、管理栄養士のサポートのもと、木村祐一を中心とした料理の得意な芸人がさまざまなレシピを紹介していきます。

本日は「公開! Y'sキッチン」と題して、若手NO.1の腕前といわれるロバート・馬場とはんにゃ・川島による料理バトルが開催。ロバート・山本&藤川奈々がMCを務めるなか、それぞれのアシスタントとして、相方である金田、秋山、さらには「Y'sキッチン」座長である木村祐一も、審査員として登場しました。

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祖母が祇園で料亭を経営しているという川島は、山本曰く「料理をしているときは、顔つきが変わると有名」なほど、真剣なんだとか。また、最近もずくとおかひじきのペペロンチーノをつくったという馬場は、秋山に「営業の間、いないと思ったら、種を買いに行ってた。ビックリですよ!」と言われるも、「夏だったんで、オクラを。島オクラを育ててみたかったんです」と満足そうに微笑んでいました。

勝者のみが「Y'sキッチン」出場できると聞いた出演者陣は、「公開オーディションなんですか?」(金田)「2組くらい流してもいいじゃないですか」(川島)と驚きを隠せない様子。特に、ファミリーマートの公式サイトで「おもてなし飯」というコーナーを持っていながら、現在更新されていないと嘆く川島は「僕、ファミリーマートさんの商品を使ったレシピたくさん持ってますから! 9品くらいあるんですよ」と、勝負への情熱をさらにたぎらせます。

そんな川島が提案するのは、「ハンバーグステーキ」を使った“ハンバーグでお肉ゴロゴロボロネーゼ”。一方の馬場は「具だくさんクラムチャウダー」を使った“クラムチャウダーでシーフードマカロニグラタン”を提案します。
「ちなみに、ボロネーゼとミートソースは同じ意味です」とマメ知識を披露する川島に対抗して、「シーフードは海の幸と同じ意味なんですよ」と言い出す秋山。「知ってますよ! そんなことより、サポートをきっちりお願いします!」と、山本に指摘されつつ、笑いを誘いました。

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ここで、フードコーディネーターの北嶋佳奈さんも登場。2人がつくるレシピについて、「川島さんのほうは1品でボリューム満点で力が湧くようなもの、馬場さんのはチーズとクラムチャウダーということでカルシウムが豊富。日本人はカルシウムが足りないので、効率よく取れますね」とコメントしました。

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2人の料理ができあがったところで、木村が試食。まずは川島の料理を口にし、「何口でも食べたくなる仕上がり。おいしい! ハンバーグステーキのソースに、ウスターソースとバターをちょっとだけ足してるのが、うまくパスタ全体になじんでちょうどいい味づけになっているね」と絶賛します。続く、馬場の料理には「まず香りがいい。マカロニも食べやすいし……(と口に運び)うまい! え、何したの?」と驚嘆。「全面に押し出されたアサリがうまく全体になじんで、マカロニをおいしく食べられる。本当にうまいですね」と、こちらもかなり気に入った様子。
審査も「うわっ、難しい……。2人とも余計なことをしていないのは、性格がいいからなんだなぁ」と誉めつつもかなり悩んでいましたが、結果、木村が指したのは馬場。「やったー!」と笑顔で万歳し、「僕の勝利と言いますか、クラムチャウダーのおかげですね。調味してくれているおかげで、NO.1になれました!」と喜びを語ります。

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一方、破れた川島は、見ているだけでもわかるほどの落ちこみっぷり。試食したお客さんからも「チーズがちょっと多い」「意外と味が薄い」と散々の言われようで、がっくりと肩を落としていました。

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が、囲み取材では「食べさせてもらったけれど、おいしかった。3〜4口いったときに、味が濃いと飽きるからちょうどよかったですよ」とレポーターに慰められると、木村も「そうなんですよね!」とフォロー。「川島もおいしかったけど、馬場ちゃんのほうが経験、そして発想力がまさっていた」と、選んだ理由を語ります。

秋山から「料理のひらめきは本当にすごいと思う。けど、笑いでひらめいたことはほとんどない」と言われ、「たしかにトークのパターンは思いつかないけど、料理のパターンは思いつく」と馬場。満面の笑みを浮かべる相方を見つめながら、「最近、ひらめく瞬間をよく観るのですごいと思う」(秋山)「活き活きしてるよね。料理が好きだというのもすごくわかる」(山本)と語っていました。

芸能界で唯一、出汁ソムリエの資格を持っているという川島ですが、「料理はうまいんですけど、おしゃべりが下手だし、すぐ緊張してしまうんです。で、出汁を渡すときにも緊張しちゃって、全部こぼしちゃうんですよ」と相方のダメさを嘆く金田でした。

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●ファミマ×よしもと「Y'sキッチン」
http://yskitchen.yoshimoto.co.jp/


【ロバート】【はんにゃ】

2013年10月28日 (月)

神保町花月 チャレンジ公演『ツーシーム』

チャレンジ公演『ツーシーム』 ニコニコ動画の“歌い手”としてブレイクし、2011年12月に、ユニット「√5(ルート・ファイブ)」としてメジャーデビュー、2012年12月には、ソロデビューを果たしたアーティスト・ぽこた。日々新たな挑戦をし続ける彼が、2013年12月の全国ツアーでは、音楽ライブ&音楽コント劇の2部構成によるライブ『ぽこた一座の全国行脚~ぽけたすんのほぼ誕生日を自分から祝われに行きます(/// ̄(工) ̄///)~』を敢行。音楽コント劇の脚本はマンボウやしろが担当し、犬の心、インポッシブル、ピクニック、ブロードキャスト、ライスが出演。




このツアーを前に、10月24日(木)神保町花月で上演された若手芸人による芝居『チャレンジ公演「ツーシーム」』に、ぽこたが出演。ダイタク、ジェミニ、小川耕平、ノリ(バビロン)、ゼットン、パラダイス男児、田辺智加(猫塾)らとともに舞台に立ち、芸人との生の舞台での芝居や笑いを体感しました。

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“ツーシーム”とは、メジャーリーガーが多用する、真っ直ぐなストレートが直前で急に曲がる投球のこと。訳あって別々の人生を歩んでいた双子の兄弟が、真っ直ぐに向かい合うまでを描いたこの舞台で、ぽこたは、主人公と対立する西ノ宮高校の不良グループの一員・神谷俊役を演じました。西ノ宮高校不良グループの初登場シーンでは、番長役のジェミニ・公太、不良仲間役のゼットン・田中から、「そこのイケメン崩れ、ちょっといい声すぎるな」「GACKTみたいな声しやがって」と、いきなりぽこたイジリが始まります。すると、ぽこたは、「ポ~ニョポ~ニョポニョ~♪」とキメ顔&いい声で熱唱。会場には黄色い歓声と爆笑が巻き起こりました。


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これに対抗(?)して、対立する高校の番町グループの一員を演じるジェミニ・友太は、「いつもひとカラ(一人カラオケ)で√5(ルート・ファイブ)歌ってる!」とアドリブを入れ、√5の曲を熱唱。こちらも会場を沸かせます。後ほど、友太は「√5が大好きで、どうしても入れたかったんです」と語っていました。


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カーテンコールでは、劇中の“あるあるネタ”で豪快にすべってしまった小川耕平の話題に。ぽこたが、「なんであのネタやっちゃったんですか?もっと面白いのあったのに」と責めると、小川は他のネタでリベンジを。ところが、またしてもすべってしまったため、ぽこたが「ポ~ニョポ~ニョポニョ~♪」を熱唱し、ナイスフォロー。会場からは大拍手が起こり、爆笑の中幕を下ろしたのでした。この舞台を通じ、芸人とのからみを学んだぽこたの、歌ありコントありの全国ツアーにご期待ください!




『ぽこた一座の全国行脚 ~ぽけたすんのほぼ誕生日を自分から祝われに行きます(/// ̄(工) ̄///)~』

2013年12月4日(水)  仙台Rensa
2013年12月5日(木)  新潟LOTS 2013年12月6日(金)
新宿FACE 2013年12月10日(火) 名古屋Electric Lady Land
2013年12月11日(水) 梅田AKASO
2013年12月12日(木) 福岡DRUM LOGOS

【出演者】
<よしもと芸人>
犬の心、インポッシブル、ピクニック、ブロードキャスト、ライス 全公演出演予定
音楽コント劇 脚本:マンボウやしろ(ステージへの出演はございません)
<ニコニコ動画>
M.S.S Project(12/10,11,12出演) じゅん☆じゅん、ドグマ風見、百花繚乱(12/4,5,6出演)
<バンドメンバー>
Gt.安保一生 Ba.上杉研太(SUPER BEAVER) Dr.内田雅人(EGG BRAIN) Mnp. 沖野将史

●詳細はこちら:http://www.randc.jp/artist/pokota/news_detail/950/

【ダイタク】【ジェミニ】【小川耕平】【ノリ】【バビロン】【ゼットン】【パラダイス男児】【田辺智加】【猫塾】