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ライブレポート

2014年7月25日 (金)

『髙平哲郎スラップスティック選集』創刊記念トークイベントVOL.1

7月11日(金)紀伊国屋新宿本店にて、髙平哲郎の殊玉の作品をテーマ別にまとめた選集シリーズ『髙平哲郎スラップスティック選集』の創刊を記念したトークイベントを開催。第1回目となる今回は、6月に発売されたシリーズ第1弾『銀座の学校・新宿の授業』に解説を寄稿した南伸坊をゲストに迎え、2人の出会い、髙平の半生、そしてタモリや赤塚不二夫、立川談志ら“天才”たちとの思い出話などを語りました。


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演出家、作家にして編集者、テレビ番組の構成を手がけ『笑っていいとも!』の仕掛け人でもあり、タモリの初期の名盤LPなどレコードのプロデュースも…と、様々な顔で、70年代以降のエンターテイメント界、サブカル界を牽引してきた髙平哲郎。イベントでは、まずは髙平と南の出会いの話に。最初に顔を合わせたのは、髙平がカルチャー雑誌『宝島』の編集長を辞めた頃、漫画家・高信太郎の家でのバーベキューだったという2人。そこから、髙平がなぜ『宝島』を辞めたのかという話題へ。当時、オイルショックのあおりを受け出版元の経営が苦しくなり、『宝島』は廃刊危機に。そこで髙平は、原稿依頼を減らして社内原稿にして、紙を悪くして経費削減に努めたものの、「上司から片岡義男さんたち辞めさせてくれって言われて、さらに植草甚一さんまでってなったから“植草さんの代わりに俺が辞める”って、辞めたんだよね」と当時の真相を。それを聞いた南は「読者として見てる時って、そういうことって全然わからないから」と驚いた様子。その頃、『ガロ』の編集者だった南は、「最初『ワンダーランド宝島』が出た時、ものすごく斬新だったよね。鈴木翁二とか、安部慎一とかをイラストレーションとして使ってくれて。それがすごくかっこよかったんだよね」と、髙平の手掛けた雑誌がいかにインパクトがあったかを語りました。



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続いては、広告代理店勤務から編集者へ、そしてテレビの仕事を手掛けることになった髙平の半生についての話に。「髙平さんが最終的に演出や放送作家をするのは、なるべくしてなったと思ったんだよね」という南。髙平自身も「『ワンダーランド宝島』の時に僕が出した企画は、「東映悪役レスラー」とか「関西のお笑いは今」とか、どっちかというと小林信彦さんに通じるようなカルチャーの企画だったから」と、ルーツを語ります。髙平の最初のテレビの仕事は、愛川欽也が司会の『お正月映画全部見せます』。「映画をダイジェストで紹介する番組なんだけど、ただそれだけじゃつまんないっていうことで、淀川長治のマネをする小松政夫さん、野坂昭如の団しん也さん、寺山修司のタモリを入れたんだよね」と髙平。思わず「それは面白そうだね」と、南も身を乗り出します。その後、あの『笑っていいとも!』が誕生することになるのですが、その辺りは書籍でじっくりとご覧ください。



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さらに話はディープな方向に。当時、様々な文化人や業界人が集まる新宿のスナック「ジャックの豆の木」の常連だった髙平。その面子は、ジャズピアニストの山下洋輔、漫画家の長谷邦夫、サックス奏者の坂田明、著述家の奥成達、漫画家・高信太郎らそうそうたる顔ぶれ。面白いものに敏感な人々が集まるその店で、最も注目を集めていたのがデビュー前のタモリ。「ジャックにタモリっていう面白いやつがいる」と話題になっていたそう。そんなメンバーとともにバスツアーに行ったことがあるそうで、「あの時のタモリのバスガイドは秀逸だったね」と髙平。「“右手をご覧ください。中央、農作業にいそしむ夫婦は、技巧のないSEXを続けて80年、山田八郎さんです”とか、“この松は元和元年、一夜にしてできあがったものです”とかデタラメ言って。一番前のタモリと一番後ろに座ってる坂田さんで中継みたいなのやったり。面白かった。とにかくとんでもないものを見たと思ったね」と、後に芸能界のBIG3となるタモリの原点を語りました。




そして、数々の“天才”たちとの思い出話も。コメディー作家で演出家の滝大作の「天才は赤塚不二夫さんと青島幸男さんの2人だ」との言葉に異論はないという髙平と南。赤塚や青島との思い出を振り返りながら、同じく滝の「自分の職業を否定できる人は偉い」という所見に同意しました。さらに、髙平はもう一人の天才・立川談志の話題も。「青島さんも談志さんも、なんで政治家になったんだろうね?」と言う南に、髙平は「政治家のこと否定してみたかったんだと思うよ。無責任一代男、それでも社長になったみたいな。頂点になって、それを否定してしまうとことがいいんだよね。権威に魅力があるわけではない。たけしさんが世界的映画監督になっても被り物をするのも、ある種、自分の権威を否定してるからだよね。そういう人たちには潔さが共通するんだよね」と、親交が深かったからこその考えを。こうした天才たちとの思い出を振り返った髙平は、「天才は早死にするね。伸坊は分からないけど、俺は長生きするんだろうな(笑)」と笑いで締めくくりました。




最後は、『髙平哲郎スラップスティック選集』第2弾「アチャラカに魅せられて」(仮)の見どころを紹介。テーマである“アチャラカ喜劇”の“アチャラカ”とは、キチンとしたルールを逸脱するという意味で、“軽喜劇”とはまた違ったものであるという定義からはじまり、掲載予定の萩本欽一や三宅裕司との対談での話題、そして浅草で“軽演劇”を学んだ萩本がコント55号で“アチャラカ”に目覚めた瞬間の話などを、かいつまんで解説。髙平の話を聞いていた南も「面白そうだね。それは買わなきゃ!」と期待を膨らませてました。




『髙平哲郎スラップスティック選集』シリーズ第1弾「銀座の学校・新宿の授業」、好評販売中。第2弾「アチャラカに魅せられて」(仮)は8月に刊行予定です。

2014年7月22日 (火)

石巻市・おしかのれん街×よしもと よしもとノリノリのれん笑(SHOW)

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7月19日(土)に「第1回よしもとノリノリのれん笑(SHOW)」が石巻市鮎川浜地区のおしかのれん街にて開催されました。おしかのれん街さんとの定期コラボイベント第一弾とスタートした同イベントは、昨年7月より宮城県に移住した三代目宮城県住みます芸人の「爆笑コメディアンズ」が専属芸人として出演し、よしもとならではのお笑いライブはもちろんのこと、爆笑コメディアンズが司会となって、「ニコニコ生放送」を通して牡鹿半島の魅力や鮎川浜地区の今を全国に公開生配信を行いました。

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まず、第一部では爆笑コメディアンズによるお笑いライブを実施。当日はあいにくの雨模様ではありましたが、NPO法人JENさん主催の「浜へ行こう!」に参加された観光ツアーに参加された方々や近隣住民の皆さんを含め、会場には約25人程のお客さんにお集まりいただけました。遠方からは遥かイタリア(!)から参加されたお客様もおり、クラシック芸人として活動する秀作は、ここぞばかりに万国共通の誰もが知っているクラシックの名曲をアカペラで披露しコミュニケーションを図ろうとするも、まさかの「それは知らない」という答えに会場は爆笑の渦に包まれました。

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また、第2部ではインターネット動画配信サービス「ニコニコ生放送」の公開生放送を実施。爆笑コメディアンズが進行役を務め、第一回目のゲストとしておしかのれん街に店を構える鮮魚店「旬魚旬味いしもり」の石森政成会長が登場。「この時期はウニとホヤがうまい」「悩みは震災前と比べ観光客が減ってしまったこと」など石巻の魅力や今抱える悩みについてお話を伺いました。

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配信の中で、お昼に石森会長にご馳走になった「ウニ丼」の美味しさを伝えようと、秀作が写真を載せたところ、視聴者からは「美味しそう!」「食べたい!!」などの声が挙がり、負けじと半澤も「海鮮いくら丼」の写真を披露。しかし、ほぼ食べ終わった写真しかなく、「食べ方が汚い」など視聴者からヤジられる場面もあり、
視聴者とイベントに参加された皆さんを巻き込んだ、終始笑いの絶えない公開配信となりました。

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最後に、おしかのれん街の皆さまのご厚意により、牡鹿半島の特産品「鯨の大和煮」の視聴者プレゼントもあり、初のノリノリのれん笑(SHOW)は盛況の内に終了いたしました。
8月以降も毎月一回は定期的に開催していき、これをきっかけに少しでも多くの人に石巻牡鹿半島の魅力を知ってもらい、足を運んでもらうことを目指して活動してまいります。

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ダイナマイト関西NEXT~東日本新人王決定戦~

7月13日(日)、東京・ヨシモト∞ホールにて『ダイナマイト関西NEXT~東日本新人王決定戦~』が開催されました。

同大会は、ダイナマイト関西の館長ことバッファロー吾郎・A曰く、「若手で粋のいいヤツから誰が面白いか決める」ものだとか。レフェリーであるザ・プラン9・浅越ゴエに「簡単すぎる!」と指摘されると、より詳しく説明。「1000人の応募からメールで絞った」という難関を勝ち抜いた若手約50名が、今回の大会に集結。5ポイントルールでグループ予選を行ない、先にポイントを取った1名が決勝トーナメント進出。敗者の中から選ばれた“館長推薦枠”そこで勝ち残った1人が、8月16日(土)に東京・浅草公会堂で行なわれる『ダイナマイト関西NEXT 全日本新人王決定戦』への出場切符を獲得できます。

“館長推薦枠”については、「館長1人に任せていいのか」(浅越)と不安の声も。前日に行なわれた西日本新人王決定戦で選ばれた“館長推薦枠”の芸人(アイロンヘッド・辻井)は館長しか笑わないという事態を発生させ、「推薦で選ばれたのに、最後はお客さんに“すいませんでした”って謝ってた」(竹若)とか。「私が決めると言っているのに、今日の参加者の誰1人、菓子折りを持って来ない!」と悪ノリして答えるバッファロー吾郎・Aでした。

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早速、予選がスタート。
ブロック1に出場したのは、インモラルアニマル・猪野、キャンディハウス・在間、あおいしんご、スキヤキボーイズ・宮田、忍ケンタウロス・熊崎、若月・亮、ギャルズ・ベーグル吉村、やさしいズ・佐伯(以下、全員の敬称略)。最初にポイントを取った佐伯が、連続でポイントを奪取し、リーチに。熊崎が追いかけるも、2問目で3ポイント目をゲットした佐伯が勝ち抜きます。「ドキドキのみです。ドキドキドキドキしてます」と恐縮しきりの佐伯です。

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ブロック2に登場したのは、貴婦人・ナウマン、ドドん・石田、モダンボーイズ・長岡、ビッグタスク・ちはるちゃん、ねこせんちゃ・内藤、ジェミニ・伊藤、マスオチョップ・松本、グランジ・五明。思いつくままにペンを走らせ、答えを重ねた長岡が決勝トーナメント進出。大喜利をしているときはストイックな雰囲気をかもしていた彼ですが、ゴエに感想を求められると柔らかい口調で「この大会~好きなんで~~欲張っちゃいました」とコメント。「放っておけないキャラです!」と宣言するゴエです。

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続くブロック3では、ギャルズ・戦艦蓮見、シューレスジョー、少年少女・坂口真弓、ぽ~くちょっぷ・篠木、パタパタママ・木下、マッハスピード豪速球・坂巻、インポッシブル・蛭川、イワイガワ・井川が対戦。これまでの2ブロックとは異なり、じっくりと答えを考える面々。木下、井川がリーチとなってからも、坂口が1ポイントを奪取し食らいつきますが、独特な視点の光った木下が決勝トーナメントへ駒を進めました。

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マルモポリシー・志田、ポアロ・伊福部、サヨナラダンス・中村、ブティックあゆみ、キャベツ確認中・キャプテン★ザコ、タナカダファミリア、フルーツおじさんとっしー、山崎淳矢が登場したブロック4も、しっとりとした戦いに。キャプテン★ザコの答えに、客席に設置された解説席から戦況を見つめていたバッファロー吾郎の2人が大笑いしていました。こちらは、伊福部が決勝トーナメントへ。

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ブロック5に登場したのは鈴木策三、横浜ヨコハマ・新村、クロコップ・川合、アイカギ・福田、浜口浜村・浜村、魂の巾着・本多、ベイビーギャング・北見、しあつ野郎。竹若が「こんなに大勢がいると、自分らしさを出すことが大切ですよね」とアドバイスを送る中、浜村が見事に勝ち抜けます。

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グランジ・大、しゃこ、プランカ・阿久津大集合、マリア・イーちゃん、カナリア・安達、フレンチブル・大西、なながまり・森下、くるくる・まつはらが登場したブロック6は、息つく暇もなく畳み掛けた阿久津大集合が早々と3ポイントをゲット。「ロン毛の連中には暴れさせません!」と宣言するも、浅越には「意気込みだけは伝わりました」と冷静に返されていました。

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最後のブロック7では、鈴木幹也、増谷キートン、鬼ヶ島・アイアム野田、澤井俊幸、マスオチョップ・西園、寺田寛明、おほしんたろうが登場。
バッファロー吾郎・Aから「なんでお前、予選出てるねん!」とツッコまれたアイアム野田は序盤ペースを掴むも、アイデアが浮かばなくなったのか、途中から苦悶の表情を浮かべたまま。飄々と下ネタを入れつつ答えていくキートンも追い上げましたが、冷静にフリップへ向かう寺田が逆転勝ちし、最後と決勝トーナメントへの切符を手に入れました。

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そして、最後の一枠“館長推薦枠”は、アイアム野田に決定!「あっぶねーーー!」と胸をなでおろしながら登場しました。

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休憩を挟んで、いよいよ決勝トーナメントがスタート。
1回戦初戦は、やさしいズ・佐伯対モダンボーイズ・長岡です。「ドキドキドキドキがまだ止まってない」と緊張しきりの佐伯に対し、長岡は「わたくしごとですが、大喜という名前なので、大喜利を勝手に背負って戦いたい」と相変わらずの柔らかい口調でひょうひょうと語りました。

序盤から飛ばす長岡は、立て続けに相手ポイントをゲット。2問目に入ってようやく佐伯が1ポイントを奪うも、タイムオーバー。2対1で、長岡の勝利となりました。「やさしいズは同期ということもあって、意識してました」と勝ち誇る長岡に、「全然悔しくない!」と強がる佐伯。そのやりとりを観ていた浅越から「楽屋でやりましょう!」との提案が入りました。

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続く1回戦第2戦は、木下対伊福部。
「昨日から嫁と揉めてまして……。嫁のケータイを観ちゃったんです。でも、(メールには)面白くない旦那が帰って来たとか、すべての“旦那”という言葉の前に“面白くない”が付いていた。優勝して、嫁を見返したい」と気持ちを高ぶらせる木下。
その言葉そのまま、奥様へのリベンジ心を大喜利にぶつけた木下が、あっという間に3ポイントを奪い、準決勝進出を決定。「今日、この場に奥様は?」というゴエの問いに、「いませんよ! 僕がここにいることも知りません!」と怒りをあらわにしていました。

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1回戦第3戦では、親友だという浜口浜村・浜村とプランカ・阿久津大集合が対戦。両者、点を取り合う接戦に、竹若も「いいテンポの戦い」と唸ります。2対2の膠着状態が続く中、最後のポイントを奪ったのは浜村。「この人は本当に友達なので、楽しかった。ダイナマイト関西で友達と大喜利できるって中々ないでしょ!」と嬉しそうに観客に語りかける浜村に、阿久津は「悔しさもない。絶対優勝してね!」とエールを送りました。

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1回戦第3試合は、寺田寛明対鬼ヶ島・アイアム野田。「ここで勝つと、マセキ(芸能社)の先輩である浜村さんと戦える。また、あの人(野田)と戦うのは嫌ですけど、がんばりたい」と意気込む寺田に対して、野田は「そんなに簡単にいきませんよ! FIFAワールドカップでも(強豪国は)うまくいかなかった。私は(死のグループを勝ち抜いた)コスタリカになります!」と力強く宣言します。
その言葉通り、先にポイントを取られた野田はポイントを取り返し、すぐさま追いつきます。
野田の表情やアクセントを駆使した答えの出し方には、常に笑いが。竹若が「言い方100点!」と言えば、Aも「さすが館長推薦枠!」と絶賛。答えのバリエーションも多く、「いろんな引き出しを持ってますね。幅が広すぎる!」と大いに湧かせましたが、淡々といい答えを出し、着々とポイントを奪った寺田が勝利。悔しさから同情を引こうと思ったのか、「昨日、誕生日だったんです!」と言い出し、最後までハチャメチャぶりを見せた野田。一方、勝者である寺田は「事務所の先輩、ボッコボコにします!」と意気込むのでした。

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準決勝第1戦は、長岡対木下。「ここまで上がれたのが奇跡です~」と変わらずの柔らかな口調で答える長岡。対する木下は、「嫁を見返すためにも頑張ります」と気合いの入ったコメントを残します。結果、立て続けに3ポイントを奪った木下が勝利!「こんな晴れ舞台で……嬉しいです」と、ようやく顔をほころばせました。

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事務所の先輩後輩対決となった準決勝第2戦・浜村対寺田。
浜村は「今までは楽しかったけど、後輩とやることになって急に負けられないプレッシャーが襲って来た」と目を剥きながらも「70キャパの劇場最後列に、声が届かないヤツには負けたくない!」と闘志をむき出しにします。そんな発言に苦笑いしながら、「ネタには自信ありま~す!」と答えた寺田。語尾の言い方から、ゴエに「小○方さんを意識したんじゃないですか?」とツッコまれていました。
竹若が「メールで受かって対戦するなんて、すごい確立ですよね」と述べた先輩後輩対決は、両者、譲らない展開に。寺田が先にポイントを奪えば、浜口は続けざまに2ポイント奪取するなど、緊張感漂います。Aも「いい戦い!」と見つめたこの試合は、浜村の勝利。先輩の威厳を守った浜村が「寺田くんは才能ある人」と言えば、敗れた寺田も「先輩なので祝福したい」と答えるなど信頼関係が垣間見える素晴らしい戦いとなりました。

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いよいよ決勝戦! 木下と浜村は、5ポイントルールにて戦います。
「嫁にメールしたら返事がありました。“勝ったらすき焼きよ!”って。一生懸命やりたいと思います」と笑顔で宣言した木下。その言葉に、「僕が勝ったら、ご夫婦をすき焼きに連れて行きます!」と言い切る浜村。決勝進出者らしい2人のやりとりに、客席も拍手喝采です。
竹若が「答えのクオリティが高い。疲れが見えない」と感心した決勝は、集中力の高い好ゲームに。後輩を破り、プレッシャーから解放された浜村の答えは特に冴えており、大きな笑いを起こします。負けず食らいつく木下ですが、1ポイントが残っているだけだと知って驚きの表情を。気付いたAは、その様子を「大事に取っておいた海老フライがなくなった感じ」と表現。竹若は「そうなんです。集中してると、自分のポイントがいくら残ってるのかわからないんですよね」と同調します。

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結果、浜村が優勝!
「昨日、お笑いハーベスト大賞があって、決勝に残ったんです。11年やってるんですけど、途中でお笑いを諦めたりもした。けど、辞めなくてよかったです!」と喜びを爆発させました。

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最後に、バッファロー吾郎が本日の総括を。
「東日本代表は、この気持ち悪い子に決まりました。西日本代表(の蛙亭・岩倉)は、見えないものが見える子。恐ろしい戦いになりそうです」と竹若。岩倉は、昨年末の5upよしもとのカウントダウンライブのために開かれたじゃんけんで予選を勝ち抜いた強運の持ち主。西日本代表は、「守護霊として宮沢賢治を連れてきました」と宣言して浅草への切符を手に入れたそうです。
また、館長であるAは「最初は芸歴制限を設けようという噺もあったんですけど、ダイナマイト関西の新人枠でええやないかということになって、制限をなくしました。その結果、2人の対決が観られてよかったなと思います」とまとめました。

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終了後、8月16日(土)に東京・浅草公会堂で行なわれる『ダイナマイト関西2014 ~全日本大喜利選手権 決勝トーナメント大会~』に進んだ8名のトーナメント組み合わせ公開抽選会が行われました。
同抽選会には、バッファロー吾郎、浅越ゴエほか、伊藤修子、ケンドーコバヤシ、キングオブコメディ・高橋、ずん・飯尾、R藤本が出席。ピース・又吉とオードリー・若林は別の仕事のため、電話で抽選会に参加する運びとなりました。

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「ここから戦いが始まる」(竹若)「強敵しかいない」(高橋)「試合の前に合宿でも開こうかなと。1人で」(伊藤)「今日は厳選な抽選会なので、襟付きを着てきました」(飯尾)「僕だけダイナマイト関西のTシャツ。できるだけ人気のある人と戦って、負けてもラジオとかで“あいつ強かったなぁ”って言ってもらいたい」(R藤本)とそれぞれ気合い十分。
ケンドーコバヤシは「ワールドカップの日本代表のように、浅草に前乗りさせてください! 気候に慣れたい!」と懇願。驚きの表情を浮かべたAは「さっき、コバに“爆弾発言させてもらう”って言われて、なんやろうと思ってたけど、これ? 前乗り? え? したら? 予算は出しませんけど、勝手にしたら?」とばっさり切り捨てました。

まずは各グループの2位通過者が、それぞれ引いた札に書かれている数字の低い順から対戦場所を選択。その後、1位通過者は希望の対戦相手を指名、もし他者とかぶった場合は札を引いて再度抽選し、数字の低いほうが第1候補を選べるというルールに。結果、以下のような対戦が決定しました。

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・1回戦第1試合
 バッファロー吾郎・竹若 VS 伊藤修子

・1回戦第2試合
 ずん・飯尾 VS R藤本

・1回戦第3試合
 キングオブコメディ・高橋 VS オードリー・若林

・1回戦第4試合
 ケンドーコバヤシ VS ピース・又吉

・準決勝第1試合
 1回戦第1試合勝者 VS 1回戦第2試合勝者

・準決勝第2試合
 1回戦第3試合勝者 VS 1回戦第4試合勝者

・決勝
 準決勝第1試合勝者 VS 準決勝第2試合勝者

「初めて戦うので楽しみ」という竹若。伊藤を大喜利に誘ったのは彼だそうで、「負けたら“修子さん”と呼びます」と言い切ります。飯尾と戦うR藤本は「明日、せきしろさんと日帰り温泉に行くので、湯けむり大喜利で対策したい」とキッパリ。高橋は、人気者の若林と対戦するということで、R藤本の言葉を借りて「ラジオで名前を出してほしい」とお願いします。
ケンドーコバヤシが「4試合目、オレしかいないでしょ!」と盛り上げると、「そんな言葉、草野球以来」と感心するA。「しかもオレ、打ちますって宣言して打ちましたよね?」(ケンドーコバヤシ)と草野球トークに盛り上がる2人を、「その話いいんじゃないですか?」と遮るゴエでした。

最後は、「いちファンとして楽しみ。正々堂々、戦ってください。拍手~!」というAの言葉で、抽選会は幕を閉じました。

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●イベント情報
ダイナマイト関西2014 ~全日本大喜利選手権 決勝トーナメント大会~
日時:2014年8月16日(土) 15時開場/16時開演
会場:東京・浅草公会堂
チケット料金:ロイヤルシート1万5000円、S席7000円、A席6000円、B席5000円
公式サイト:http://www.d-kan.net

【バッファロー吾郎】

2014年7月17日 (木)

『南海キャンディーズ山里の挨拶まわり同行~GAG少年楽団がネタやコーナーで自己紹介~』

7月12日(土)よしもと浅草花月にて、『南海キャンディーズ山里の挨拶まわり同行~GAG少年楽団がネタやコーナーで自己紹介~』を開催。タイトル通り、今年5月に大阪から東京に進出してきたGAG少年楽団(宮戸、福井、坂本)が、南海キャンディーズ・山里をⅯCに迎え、ネタやトークで持ち味をアピール。東京芸人代表として、犬の心(押見、池谷)、ネゴシックス、少年少女・坂口、相席スタート(山崎、山添)も登場し、GAG少年楽団に東京での流儀を伝授しました。



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MC・山里の紹介によりステージに登場したGAG少年楽団の3人は、挨拶代りに東京で暮らし始めてからの印象的な出来事を。まずは、上京後しばらく山里の家に居候していたという宮戸。「山里さんはどんなところに遊びに連れてってくれるんだろう」と東京での新生活に心躍る宮戸だったが、初日に山里がまさかのぎっくり腰。それから10日間、部屋でゼリーを食べながらプロレスのDVDを見るだけの毎日を過ごしたという悲しい思い出を。スポーツ刈りがトレードマークの福井は、新宿・歌舞伎町で金髪の高校生カップルにからまれた話を。「スポーツ刈りだからなめられるんだ」と思い込んだ福井は、それ以来、髪を伸ばしているのだそう。そして、元々広島出身で、その後いろいろ移り住んだ経験のある坂本は、「寂しい気持ちは一切ないです。東京で見るもの全てが楽しい!」と、最も東京生活を満喫しているようでした。




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自己紹介を終えた3人は、まずはネタをお届け。今年の“福男”を決めるレースでゴール直前で後ろから押されて1位を逃した福井、ズルをして1位を奪った坂本、福男にインタビーする宮戸、この3人のやり取りがまさかの事態に発展するコント「福男」をはじめ、宮戸の十八番の女装も楽しめるコント「カラオケ」、さらにコントだけではないとアピールするべく漫才も披露しました。




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東京芸人(犬の心、ネゴシックス、少年少女・坂口、相席スタート)を迎えてのトークコーナーでは、東京での仕事や生活においての注意点を教えてもらうことに。まずは宮戸が、コントで女装する際の悩みを相談。大阪の劇場では衣装を用意してもらえてたのに、東京では自分で買いにいかなければならないので、恥ずかしいというのです。それを聞いた東京芸人からは、大阪の好待遇に羨望の声が。しかし、衣装が自前だからこその対応策も生まれたそうで。「女装とか面倒なコントはしない」(押見)、「うちはスーツですむサラリーマンのコントしかないから」(池谷)と、微妙なアドバイスが。その他、宮戸と同期の坂口は顔が似ているという話から、兄妹のふりをして女性物の洋服を買いに行くという案も。結論としては、大阪で恵まれすぎていたのだから、贅沢はいうなというところに落ち着きました。



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続いて坂本からの相談。「これだけは言おうと思って来たんです」と身を乗り出した坂本は、みんなが食いついてきたところで渾身のギャグ「言わんよ!」を繰り出します。つかみが決まったところで本題、東京で暮らすのにオススメの町についての質問を。宮戸と福井は山里の勧めで中野に居を構えたものの、坂本は違う町に住みたいというのです。それを聞いたネゴシックスは「僕も山ちゃんに中野に住めと言われたけど、それを振り切って五反田にした」と援護射撃(?)を。山里は若干ショックを受けながらも、しっかりと進行を続けます。押見は交通の便のよさと住みやすさから中央線沿線を、山添は、無限大ホールのある渋谷へも、よしもと本社のある新宿三丁目にも1本で行ける副都心線沿線をオススメし、坂本の選択肢を広げてくれました。ちなみに、宮戸は最初「三宿に住む」と言っていたそうで、それを聞いた山里は「下宿に住む」と耳を疑ったというという裏話も。GAG少年楽団は、東京ライフに夢がふくらんでいるようです。



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また、大阪より上下関係がラフな東京での芸人との接し方についての相談も。NSC14期の山添によると、9期から11期が「気を使わずガツガツこい!」というタイプだったため、若手の間では割と関係がラフだとのこと。それを聞いて、「俺は基本的になめられてるから」と押見。後輩のグランジ・五明に遠慮のないビンタをされて1ヶ月間寝込んだこともあるのだとか。そんな経験から、「なめられるのがイヤだったら、一回は本気で怒った方がいい」とアドバイスしました。




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そして、福井からは、相談ではなく自分のギャグ「ヨイッショー!」のフリをみんなに覚えて欲しいとのお願いが。誰かが「ヨイショ」と言えば、福井の「ヨイッショー!」が発動するとのことですが…。その後、随所でメンバーが「ヨイショ」とふるものの、福井は全く気付かずタイミングを逃してばかり。坂口から「もっと“ヨイショ”を聞く耳を持って」と注意されてしまいました。




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その他、宮戸がMCを務めるモノボケコーナーも。山里&福井&坂本チームと、ゲストチームに分かれ、物と効果音を使ってとにかく笑わせるという対決。馬の被り物ひとつで、様々な効果音と合わせて笑いを取る池谷、フライパン片手に王冠を被り「二代目・平野レミ」の一言で爆笑をさらう坂口など、激しい戦いを繰り広げました。結果、山里チーム7ポイント、ゲストチーム16ポイントで、人数の多く有利だったゲストチームが勝利。トークやゲームを通じて東京芸人との距離も近くなり、お客さんにも存在をしっかりとアピールし、GAG少年楽団にとっての浅草花月での初ライブは終了したのでした。


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【南海キャンディーズ】【山里亮太】【GAG少年楽団】【犬の心】【ネゴシックス】【少年少女・坂口】【相席スタート】

文枝フェスタ2014

今年の3月に襲名披露公演を終えた桂文枝が、自身の誕生日でもある7月16日になんばグランド花月で「文枝フェスタ2014」を開催しました。淡路島観光大使に任命された文枝は、この「文枝フェスタ」を「淡路島宣伝プロジェクト!」と位置付け、淡路島をテーマにした落語を披露し、淡路島出身のゲストを招き、そしてお客様への淡路島の特産品である玉ねぎ“ターザン”プレゼントや抽選会もありと、淡路島尽くしでお届けしました。

まず、開口一番を担ったのは弟子の三語。文枝が三枝時代に創作した落語『青い瞳をした会長さん』を口演しました。続いて同じく弟子の枝三郎が登場。「今日は暑いですね。34度あったそうですよ。『文枝フェスタ』やのに」など、軽妙なマクラから古典落語『四人ぐせ』を披露。4人の登場人物それぞれのクセをコミカルに演じ、笑いを誘いました。

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そして中トリは文枝が登場。自身が手掛けた創作落語『芸者ちどり・24歳』で沸かせました。マクラでは71歳を迎えた心境を語る文枝。「71歳になりました! 80歳を励みに、これからもまた頑張っていきたいと思います! よろしくどうぞ!」と意気込みました。芸者の高齢化が進む中、24歳と若く器量も良いちどりという芸者に会った部長と部下の顛末を描いたネタで会場の笑いを誘いました。

中入りを挟んで、いよいよスペシャルゲスト対談へ。スペシャルゲストは淡路島の洲本市ご出身の大地真央さんです。大きなひまわりの花束を抱えて登壇した大地さん、早速文枝の誕生日を祝ってくださいました。会場からは「きれいやなぁ…」の声が上がり、お客様の目は大地さんに釘づけ。そんな中、「椅子座っていいっすか」など、ダジャレを発する大地さん、そのギャップにも会場が沸きました。淡路島についてや大地さんの宝塚歌劇時代のエピソードで盛り上がり、後半ではお互いに宛てた手紙を読み合うコーナーも。ラジオやテレビCM以来、大地さんと約40年ぶりの共演を果たした文枝。これまでの大地さんの華々しいご活躍を振り返りつつ、最後は「お礼を込めて」とウクレレで「南国の夜」を弾き語りました。一方、大地さんからは、ラジオ番組「ヤングタウン」(1975年)での共演によって「笑いのベースが鍛えられました」とのメッセージが。また、文枝が淡路島観光大使に選ばれたことを受け、「淡路島の明るい未来が見えました。これからも盛り上げてください」と期待を寄せられていました。

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続いてもスペシャルゲストが登場、南あわじ市出身のクラリネット奏者、本濱寿明さんです。A・シュライナー作曲『インマー・クライナー』を演奏された本濱さんですが、ただ吹くだけではありません。何と次々とクラリネットを解体し、最後はマウスピースだけで演奏というパフォーマンスで楽しませてくれました。

そしていよいよ、この『文枝フェスタ2014』に向けて作られた創作落語『~神話・国土創世ノ島~「淡路島」』のお披露目です。現代の日本を見守る神様ふたりが登場し、前半は天界から淡路島を観察、後半は淡路島に降り立って島をゆく様を描いた噺で、淡路島の地名はもちろん名産、特産、名物など次々と紹介されました。また、前半部分では社会問題や時事ネタも織り込まれ、リアルタイムな話題で爆笑を誘いました。

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エンディングは淡路島に位置するテーマパークの入場券やホテルの宿泊券が当たる抽選会も行われ、井戸敏三兵庫県知事、門康彦淡路市長、淡路島観光協会会長の木下紘一さん、淡路島くにうみ協会理事長の瀧川好美さんも登壇。より一層淡路島をPRして、『文枝フェスタ2014』の幕を閉じました。

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『文枝フェスタ2014』を終えた直後の文枝に、舞台の感想を尋ねたました!

まずは創作落語「『神話・国土創世ノ島~「淡路島」』の裏話が。「初めは国生みの始まりを落語にしたいと思っていましたが、イザナギ、イザナミの話がとても落語にできるような感じではなく、非常に話が複雑だったので、現代の神様が“淡路島をなんとかせねば”“日本の国を何とかしないといかん”という話にさせていただきました」とのこと。舞台には雲のセットが設えてあったのですが、出雲大社の天井に描かれている雲と同じ形のものであったこと明かしました。そして「淡路島の落語が終わってほっとしています。淡路島を宣伝できたかなと思っています」と胸をなでおろした様子で話しました。

また中トリで口演した創作落語「芸者ちどり・24歳」についても「お客様がついてきてくださり、いつもより和やかに、盛り上がることができました。これはいけるかなという感じでしたね。しっかり聞いていただいてよかったです」と顔をほころばせました。

舞台でも「80歳を励みに…」と語っていましたが、これからの目標について改めて尋ねられると、「創作落語を300作、作ることと、若い噺家にがんばっていただくように応援したいですね」と文枝。「71歳になったばっかりですが、今日(高座で)しゃべってみて、結構元気にしゃべれまして、まだまだがんばれる気がしました。今日のうちは割と元気よく楽しくやれたと思います。明日からどうかは分かりませんが(笑)。どこまでできるか分かりませんが、自分の夢に向かって一生懸命がんばれば、神様も上で見てくれているんじゃないかと思います」と更なる意欲を見せました。

その一方では、「実は、大地さんから頂いたお手紙が、パソコンで打ったようなものだったので…」と肩を落としつつ周囲の笑いを誘った文枝。ですが、「ご本人が本当に書いたのか、ちょっと心配ではりますが、大事にしたいと思います」と最後は嬉しそうに話していました。

71歳を迎えてますます精力的に、そして様々な場面で豊かなアイデアで楽しませてくれるに違いない文枝を、今後もどうぞ応援のほどよろしくお願いします!

【桂文枝】

2014年7月15日 (火)

新日本プロレス・中邑真輔スペシャルライブ『幕張BOMAYE』

7月5日(土)よしもと幕張イオンモール劇場にて、新日本プロレス・中邑真輔スペシャルライブ『幕張BOMAYE』を開催しました。中邑真輔が喋り、思考し、飛躍する! 今年2月、幕張に“ボマイェ旋風”を巻き起こした伝説のライブの第2回となる今回は、90分間の独り喋りに挑んだ前回から内容を一転。芸人たちとのトークやゲームなども盛り込み、90分のスペシャルなステージをお届けしました。



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前回同様チケットは完売。満員の会場に大歓声に迎えられ登場した中邑選手は、少し照れながら前回の大好評を受けての2回目開催の喜びを。そして、第1のテーマ「中邑真輔一人トーク 30分一本勝負」に挑戦。今年すでに5ヶ国を訪れたという中邑選出は、海外遠征先で自らが撮影した写真を紹介しながらトークを展開。オーストラリアでカンガルーの肉を食べた話、台湾で新日本の選手みんなで食事をした話、カナダからアメリカまでの車での珍道中、自作の中邑選手フィギュアを手に会場にやってきた海外のプロレスマニアの話、体を絞っていた邪道選手が海外でタガが外れて食べまくっていた話など、印象に残ったエピソードを紹介。中でも、中邑選手が愛する映画「ロッキー」のロケ地でもあるフィラデルフィアを訪れた際のトークには熱が入ります。中邑選手がロッキーになりきり、名シーンを再現した写真の数々を、映画の解説とともに紹介。ロッキー愛あふれるトークにお客さんも引き込まれます。こうしてお客さんとともに旅を振り返った中邑選手は、「バッグひとつで世界中で試合できるのがプロレスラーの醍醐味。まだ行ったことのない国に行って試合したい」と熱い思いを語りました。そうこうしているうちにあっという間に30分が経過し、会場から拍手が。本日の最大の難関だった一人トークをやりきった中邑選手は、「ふー。これで乗り切れそうですね」と一息。



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第2のテーマは、芸人ゲストを迎えてのトーク「真輔の部屋」。中邑選手がMCとなり、プロレス芸人としてもおなじみのユウキロックと、初対面のネルソンズ(和田・青山・岸)から面白いトークを引き出すというもの。中邑選手は、鼻をつまんで黒柳徹子さんのモノマネをしながらゲストを迎え入れ、まずはひと笑いを。以前に雑誌の取材で顔を合わせたことのあるユウキロックのフォローもあり、中邑選手はゲストから次々と興味深いエピソードを引き出します。青山は、アマチュアレスリングの元日本代表選手で、小松洋平選手は大学の後輩だったという興味深い話や、和田は、小中学校でやっていたレスリングで高校の推薦が来たものの勉強の成績が悪すぎて中学校側が断ったという仰天話、さらには芸人の世界のピラミッド構造と過酷な戦いについての話などが飛び出し、トークは大いに盛り上がります。プロレスもお笑いも根性があるやつしか残っていけない、そして一発逆転があるからやめられないという共通点を見つけた中邑選手と芸人たちは、さらに深い話へ。プロレス界をさらに盛り上げるため、ユウキロックは、中邑選手がかわいがっている後輩YOSHI-HASHI選手に「西遊記っていうユニットを作るべき」と提案。すると中邑選手は、孫悟空は如意棒を振り回すYOSHI-HASHI選手、そして猪八戒は石井智宏選手、沙悟浄はオカダ・カズチカ選手で、と乗ってきます。さらに、三蔵法師を守るために試合をするという設定で、「モンキー・マジック」で入場など話は盛り上がる中、中邑選手は「僕は牛魔王で」と敵役を志願。理由は「YOSHI-HASHIとなら見たこともないようなえげつないことでもできそうだから(笑)」と笑わせました。こうしたトークの中、中邑選手は、岸のギャグ「そうです!岸です!」がいたく気に入った様子。中邑選手が何かにつけて「そうです?」とふり、岸が「岸です!」と答えるというノリも誕生しました。



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ラストとなる第3のテーマは「中邑真輔 芸人体験教室」。竹内健人を司会に迎え、大阪から東京に進出してきたばかりのGAG少年楽団(坂本・福井・宮戸)とともに、芸人たちが普段やっているゲームコーナーに挑戦します。まずは「大喜利コーナー」。「お前絶対ウソだろ!待ち合わせに1時間遅れてやってきた人の遅刻の言い訳とは?」というお題に、中邑選手は「ネコの耳かきをしていた」と回答し爆笑をさらいます。実はこれ、以前に蝶野正洋選手に言われた遅刻の言い訳だそうで、それを聞いた会場はさらに大爆笑。その他のお題でも中邑選手が誰よりも笑いを生み出し、意外な大喜利力を見せつけました。続いての「しりとりジェスチャー」では、見事なツルのポーズを披露。芸人たちから「これからボマイェの前に一回ツルのポーズやって欲しい」とリクエストが上がるほどでした。最後は、10個中1つが歯磨き粉入りの「ロシアンシュークリーム」。残り2つになったところで順番が回ってきた中邑選手は、迷いに迷った末、ひとつを口に。結果はセーフで、次の宮田が歯磨き入りシュークリームを食べることに。しかし、このままでは、中邑選手の芸人体験にならないと、再度挑戦することに。すると再び、残り2つで中邑選手の順番が回ってくるという奇跡的な展開に。同じく迷いに迷った末、選んだのは歯磨き入りシュークリーム。ミラクルな引きを見せ、楽しませてくれました。 



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エンディングには、ユウキロックの呼び込みにより、中邑選手のモノマネ芸人・中邑珍輔が乱入⁉ 珍輔は、出演のオファーはなかったにも関わらず幕張までやってきて、いつ呼ばれてもいいように万全のスタンバイをしていたそう。珍輔の存在は知っていたものの「あえて無視してました(笑)」と言う中邑選手。渾身のモノマネを披露する珍輔をしり目に、「みなさん、似てるとか言わなくていいから」と会場に呼びかけ笑いを誘いました。そして、あっという間の90分を締めくくるのは中邑選手の挨拶。「こんなに冷や汗かく中邑真輔、また見たいですか?」との呼びかけに会場から大拍手が起こると、「どーしよっかなー」とキメ台詞を。さらなる拍手が巻き起こる中、次回の開催を約束し、幕を下ろしたのでした。



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【ユウキロック】【ネルソンズ】【竹内健人】【GAG少年楽団】

「ダイノジ&カラテカ入江が盛り上げた 笑楽校 supported byソイカラ@イオンモールつくば」~ダイノジ編~

7月13日に開催された『笑楽校supported byソイカラ』はいつもの場所を飛び出し、イオンモールつくばで開催されました! この日、カラテカ・入江先生による「みんなの街のゆるキャラを考えよう!」、そしてダイノジ先生による「体で楽しむ音楽」の2つの授業が行われ、いずれも大盛況。こちらでは、ダイノジ先生の「体で楽しむ音楽」の様子をリポートします。

まず登場したのはしょうたろうお兄さんとソイカラくん。入江先生の授業同様にCOWCOWの2人からビデオメッセージがモニターで流され、準備運動がてら「あたりまえ体操~ソイカラっとバージョン」で身体をほぐします。

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体操が終わったところで満を持して登場したのがダイノジ先生。おなじみの虎が大きく描かれた衣装に身を包み、貫禄充分! 大谷先生から「さぁ座っていないで集まっておいで~! 今日は体を使って音楽を楽しむというのを体感してもらいましょう!」と趣旨説明がなされ、授業スタート。ダイノジの大谷先生&大地先生、そしてアシスタントのスベリ―マーキュリー先生の三人でダンス・ダンス・ダンスです!

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最初はウォーミングアップ程度に子供たちも知っている『アブラハムの子』の音楽に合わせて踊ります。「♪アブラハムには七人の子~、ひとりはのっぽであとはチビ。みんな仲良く暮らしてる、さぁ踊りましょ、みぎ~て」と始まりますが、そのうち体全部を使って踊る楽しい曲。子どもたちもどんどん笑顔になっていきます。

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踊り終わると先生たちがステージから降りてきて、みんなとハイタッチ。1曲終わるごとにこのハイタッチが行われていました。

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次の曲は「エビカニダンス」。体を前に突き出してエビのポーズをとったら、次にダブルピースでカニのポーズをするユニークな踊りです。「エビ!カニ!」と子供にもわかり易い掛け声をかけてくれるので、子供たちもすぐにダンスを覚えていました。

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ここで、大谷から「今日は大地さんの42回目の誕生日です!」と発表が! そう、この7月13日は大地のバースデー。大谷は「それでは42歳になったばかりの大地さんに世界一のエアギター見せてもらいましょう!」と言って、エアギターが披露されます。

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これには会場も大盛り上がり! ないはずのギターが見えてくるから不思議です。この後、数人の子がステージに上がり、エアギター披露! 先生と音楽に合わせて、ギターを回したり、ジャンプしたり、思い思いにエアギターをかき鳴らしていました。

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そして、ここでスベリーマーキュリーこと杉田先生が先頭に立って、『妖怪ウォッチ』の「ようかい体操第一」を踊ることに。『妖怪ウォッチ』は今、子どもたちに大人気とあって、みんな楽しそうに踊っていました。

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しかし、楽しかった雰囲気が一変! なぜなら、そこに謎の男“デビルサタン”が登場したからです。逃げ惑う子どもたち。デビルサタンは子供から想像以上に怖がられたため、「イヤ、ほら、俺だって! 思ってた以上に怖がられて、逆にびっくり」と戸惑っていました。 

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そこに現れた正義の味方“スギタマン”! 「みんな、応援してくれ!」と子どもたちも一緒に歌い踊りながら、そのパワーをデビルサタンにぶつけていきます。そして、みんなが一致団結したところで、見事に勝利! デビルサタンは「お父さん、お母さんにはたまにはありがとうって言うんだぞ」と良い事を言いながら去って行きました。

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楽しかった時間ももう終わりということで、ラストはAKB48の『恋するフォーチュンクッキー』で〆ます。始まる前はモジモジしていた子も最後には笑顔。踊っている先生も子どもたちも、そして見ている人もみんな笑顔になった授業は、最後にあの有名な「1、2、3、ダー!」をして終了となりました。

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大盛り上がりの余韻を残しつつ、そこにソイカラくんとしょうたろうお兄さんが再登場。参加者全員に頑張ったご褒美にソイカラがプレゼントされ、ダイノジ先生から子どもたちにひとつずつ手渡しされ、最後にみんなで記念撮影して楽しい授業は幕を閉じました。1時間ずっと踊りっぱなしでしたが、子どもたちにとっては音楽にのせて体を動かす楽しさを学んだ授業となりました。

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【ダイノジ】【カラテカ】

「ダイノジ&カラテカ入江が盛り上げた笑楽校 supported byソイカラ@イオンモールつくば」~カラテカ入江編~

7月13日に開催された『笑楽校supported byソイカラ』はいつもの場所を飛び出し、イオンモールつくばで開催されました! この日、カラテカ・入江先生による「みんなの街のゆるキャラを考えよう!」、そしてダイノジ先生による「体で楽しむ音楽」の2つの授業が行われ、いずれも大盛況。こちらでは、カラテカ・入江先生の「みんなの街のゆるキャラを考えよう!」の様子をリポートします。

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待ちきれない子どもたちの前に、まず登場したのはしょうたろうお兄さんとソイカラくん。まずはCOWCOWの2人からビデオメッセージがモニターで流されます。「緊張をほぐすには、まずリラックス」ということで、子どもたちも一緒に「あたりまえ体操~ソイカラっとバージョン」を行うことに。

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体操が終わったところで登場したのがこの日のMCであるタケト。この日も軽快なトークで場を盛り上げていました。タケトに呼ばれステージ上に現れたのはカラテカ・入江先生! 

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入江先生は、じつは東京都小平市の非公認ご当地ゆるキャラである“クロコダイラ”の生みの親。ということで、今回の授業は「つくばの街のゆるキャラを作ろう」という内容。「つくばでなくても、牛久とか土浦とか、自分の住んでいる場所でいいよ」と入江先生。先生からのアドバイスとして「地域や地元の良さを踏まえて、オリジナルのキャラを作れるといいね」とのこと。それを聞いたタケトは「例えば、つくばなら“つくつくつくば”とかどうですか?」とヒントを出していました。


早速、ゆるキャラ創作タイムがスタート! みんなそれぞれにお絵かきを始めます。その間、各テーブルを回って、参加者と気軽に話をしたり、絵のアドバイスをしたりするMCのタケト。

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一方で、肝心の入江先生がいない……と思ったら、そこにクロコダイラが登場! 突然の登場にざわめく会場。ポップな見た目のこのクロコダイラ、ゆるキャラなのにしゃべるのが特徴ですが、「クロコダイラは芸能情報をいっぱい知っているダイラ」との特技もあるそうです! しかも、クロコダイラはツイッターもやっているらしく、「フォロワーは40~50代の女性ばっかりダイラ」と言っていました。

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突然のクロコダイラの登場に沸いた会場ですが、そんな中でも子どもたちはちゃくちゃくとゆるキャラ制作を進めていました。出来上がった子からステージに上がって発表。6歳の男の子は茨城でよく獲れるヒラメをモチーフにした“ヒラメン”を。上手に描けています!

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さらに、次のグループもステージに上がります。4歳の男の子は牛久市ということで「うしくじら」、9歳の女の子は牛久をもじってホルスタイン柄の「うしくらげ」とみんなセンスあるゆるキャラばかり! そして、6歳の女の子はクロコダイラの絵を描いてくれて、これにはクロコダイラも感激! 思わず「今日、止まりに行っていいダイラか?」と言っていました。10歳の女の子が描いたソイカラくんの絵もとっても上手。ソイカラくんもきっと喜んでいたはずです。

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全員の発表が終わったところで、いなくなっていた入江先生がなぜか汗だくで登場。本日のまとめとして「描きたいなと思ったものはどんどん形にして、絵にして行こう。上手も下手も関係ない。楽しく描くのが大事なんです」と語っていました。

そして、ぬいぐるみのクロコダイラをかけてじゃんけん大会! 子供たちもステージに上がり、入江先生の「♪クーロコダイラでじゃん・けん・ぽん!」という謎の掛け声とともにじゃんけん。最終的にクロコダイラをゲットした女の子は「DSにつけて大事にします」と喜んでいました。

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最後に再度ソイカラくんとしょうたろうお兄さんが登場。なんと今回参加した全員にソイカラをプレゼントといううれしいお知らせ。入江先生から子どもたちにひとつずつ手渡しされていき、子どもたちもうれしそうです。

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最後にみんなで記念撮影をして幕は閉じました。今回は、ソイカラくんとクロコダイラ、2つのゆるキャラが盛り上げた笑楽校だったといえます。


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【ダイノジ】【カラテカ】

2014年7月14日 (月)

福岡県住みます芸人・ぶんぶん丸が博多祇園山笠の観光ガイドに!

7月に入り、博多祇園山笠一色に染まる福岡の街並み。一番の見せ場、7月15日早朝の
「追い山笠」が迫る7月9日に、福岡県住みます芸人として活動するぶんぶん丸(池田義之、山田直樹)が、博多祇園山笠についてもっと知ってもらおうと、ウォーキングツアーの観光ガイドを務めました。

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ツアーを主催しているのは、「福岡検定」実行委員会。「福岡検定」は昨年度より開始され、今年2月に第1回が行われた検定で、ぶんぶん丸は「福岡よかとこ探すっ隊」として1年間PRを担ってきました。今年度の第2回開催に向けても、ぜひぶんぶん丸に盛り上げていただきたいと事務局の方々にお声かけいただき、今回の企画が実現しました。今回開催された、「福岡検定」“深”発見ウォーク<山笠編>は検定に興味はあるけどまだ受験したことのない方、これから受けてみたいと思っている方、福岡の歴史に興味がある一般の方を対象に、少人数限定で行われました。

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「締め込み」姿で登場したのは、案内役の博多仁和加(にわか)振興会相談役、兼福岡市観光案内ボランティアの平野隆之さん。山笠にくわしすぎて、話しはじめると止まらない平野さん。「なごぉーなったら(長くなったら)、2人が止めてくれるけん」と言う平野さんに、池田も「はい。次行きますよ!て言って、無理やりひっぱって行きます!」と笑いを誘い、ツアー客の皆様をなごませたところで、まずは山笠の概要を平野さんより説明いただきました。早速話が長くなりそうだったので、ぶんぶん丸の2人が質問を挟みつつ、次へ促します。

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7月には異例の強大な台風8号が九州に迫る中、催行が心配されたツアーでしたが、スタート時には雨も風も止み、ガイド役も事務局の皆様もひと安心。さっそく東流(ひがしながれ)の飾り山笠の見学からスタートしました。

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飾り山笠とは、7月1日~15日までの間、市内随所に飾られる高さ10メートル程の展示用の山笠。人形師による絢爛豪華な装飾が施され、そのひとつひとつに意味があるとのこと。ぶんぶん丸が質問役となり、平野さんがそれに答えながら、見ているだけでは知り得ない歴史的背景などを説明してくださいました。ツアー客の中には、メモをとって説明を聞いている方もいらっしゃいました。

続いて、昔ながらの店が残る呉服町を歩いて、「お汐井とり(おしおいとり)」の出発が行われる地点へ向かいます。お汐井とりとは、毎年7月9日に行われる箱崎浜で行われる清めの神事です。約6キロの「お汐井道」と呼ばれる行程を、全7流、大勢の博多の男達が揃って箱崎浜まで駆け抜け、海に入りお汐井(清めの真砂)を取って、櫛田神社まで走って持ち帰ります。

途中、山笠グッズ(法被や地下足袋など、山笠で男性が身につけるもの)を扱ったお店や、老舗の蒲鉾店、和菓子店などがあり、平野さんが説明をしてくださいました。すべてゆっくり説明していると長くなるため、頃合いを見てぶんぶん丸が引っ張っていくという、絶妙なコンビネーションが発揮されました。その度にツアー一行には笑みがこぼれました。

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立ち寄った蒲鉾店では、ハプニング発生!店の外にあったポンプ式井戸を、実際に水が出る様子を見せようと平野さんが動かしたところ、急にレバーが動かなくなってしまいました。「平野さん!!」と突っ込む池田に、「大丈夫よ」と焦りを隠す平野さん。ガチャガチャと数回動かしたら、元通り動くようになったものの、「もう触るのやめときましょ!」と静止する山田。ツアー一行が笑いに包まれたところで再出発です。

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箱崎浜までの道は、今では国道3号線が横切っているため、大勢の締め込み姿の男達が出発の合図となる信号待ちでずらりと並びます。その雰囲気に圧倒されつつ、信号が青に変わった途端に勢いよく駆け抜けていく男達の姿に、さらに感嘆の声が漏れました。

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博多の男達の雄姿を間近で眺めたところで、ウォーキング再開。実際に追い山が走るコースを歩きました。中でも「最大の難所」と呼ばれる90度の曲がり角や、「お櫛田さん」として親しまれている櫛田神社を見学。すっかり“山笠通”になってきたところで、楽しみにしていた「直会(なおらい)」の会場へ向かいました。

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「直会」とは、神事終了後の宴会(打ち上げ)を意味し、博多区内の各町では、神事から戻ってくる男達を迎えるため、女性達が広い会場でお酒と食事を用意して待っています。それに倣い、ツアーの締めくくりもツアー客、ガイド役、事務局の皆様一緒にお食事をいただきました。

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ぶんぶん丸の乾杯の音頭で始まった「直会」。新鮮なお魚と焼酎をいただきながら、和やかに行われました。

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平野さんより「博多にわか」がお披露目されると、続いてぶんぶん丸もネタを披露。会場は大いに湧き、ぶんぶん丸のファンになった!と言ってくださる方も。

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※博多にわか・・・半面を着けて行う、博多弁で小話をする芸能。最後にオチをつける。日常生活や世相を反映させた温かくユーモアな内容。

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最後は、「祝いめでた」と「博多手一本」でしめ、無事「直会」の終了。最後の最後まで福岡・博多を満喫できる内容に、ツアー客の皆様からは「楽しかった」「また来年もお願いします」との嬉しいお言葉をいただきました。

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今年の2月には第1回の「福岡検定」を受験したぶんぶん丸。池田は初級合格、山田は残念ながら不合格でした。今日のツアーを皮切りに、山笠にさらに詳しくなたっところで、来年2月15日に行われる第2回検定では、池田は中級にチャレンジ、山田は初級にリベンジします!

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これからも福岡住みます芸人・ぶんぶん丸は、「福岡検定」の実行委員会の皆様と共に、福岡ファンを増やしていくため頑張っていきます!


<リンク>
・福岡検定
http://fukuokakentei.com/

・公益財団法人 福岡観光コンベンションビューロー
http://www.welcome-fukuoka.or.jp/


※山笠について、以下のサイトを参考にさせていただきました。

・博多山笠公式ホームページ
http://www.hakatayamakasa.com/index.php


2014年7月11日 (金)

YU-ANISTA Live Tour 2014~Summer~

シンガー・ソングライターのYU-A(ユア)が6月28日(土)、東京・shibuya duo MUSIC EXCHANGEにて『YU-ANISTA Live Tour 2014~Summer~』の最終公演を行いました。

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4月に声帯ポリープの除去手術を無事成功させると、5月21日にはシングル『You are my superman』をリリース。
6月8日の福岡を皮切りに、15日の大阪、そしてこの日の東京とまわった今回のツアーも、いつものパワフルなYU-Aらしいライブで観る者を圧倒させました。

開場前からグッズを買い求めるYU-ANISTA(ユアニスタ=YU-Aファンの総称)が押し寄せ、満杯に膨れ上がったduo MUSIC EXCHANGE。
開演時刻を迎えると、ギター、ベース、ドラム、さらにはダンサーの“あいにゃん”ことIG(アイジー)さんがゆっくり登場し、満を持して姿を現したYU-Aとしなやかなパフォーマンスでシンクロさせます。

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さっそく彼女の世界観へと引き込むと、流れるようにラップを混じえたアップテンポなオープニングナンバー『Startline』、『SAPPORO』を披露し、無数の白いペンライトが前後、左右に揺れるのでした。
「ファイナル、きましたー!」と切り出した最初のMCでは、ファンの声援に呼応し、「身長高くしてー!」という女性客に対しては「親にいいなよ(笑)」と返して笑いを誘う一幕も。

少し落ち着いた曲調の『The Love Bug』、『KISS ME~doudoudou』と続き、新曲『You are my superman』のカップリング『フライドポテト』では、ファーストフード店のフライドポテトを模したお手製のグッズが客席でたくさん振られ、YU-Aはそのひとつを受け取りキスし、歓声を浴びます。

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『I believe in myself』、『oyasumi』としっとりと歌い上げたところでYU-Aと入れ替わって、IGさんがステージへ。
心地いいギターソロをBGMにIGさんが舞った後、衣装チェンジしたYU-Aと2人でバレエやパントマイムを取り入れたダンスで魅了します。

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そしておもむろに座って歌ったのが、『夜明けが来るまで』。
2011年の震災直後に書き上げたというこの曲について、「あの時こんなことがあったな、あんな気持ちだったな、大切な人のことを大切にしなきゃな…と、また改めて感じてもらえたら」と歌うこと、聞いてもらうことの意義を説くのでした。

そんなMCをしてる最中、ステージ上にはキーボードがスタンバイ。
かつてはリコーダーと鍵盤ハーモニカくらいしか弾けなかったというYU-Aですが、キーボードに挑戦し、「最近はコードも読めますよ」と言えるまで上達したそうで、今回はヒット曲『ごめんね、ママ』を弾き語りで披露します。

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感動的な空気のなか無事終えると、自身の母親に向けて作ったこの曲が、ウェディングソングや母の日の定番ソングとして広がったことに喜びを表わにし、去年に引き続き、グアムクリスタルチャペルでこの曲を披露することも発表しました。

バンドメンバー紹介に続いての『SUNDAY』では、コールアンドレスポンスをたっぷり楽しみ、ノンストップで『STRONGER』、『優しい顔で近づかないで』とアップテンポなナンバーが続いたところで、IGさんを迎えてダンスパートへと突入。
最高潮の盛り上がりを見せるなか、IGさんとお揃いのセットアップ姿になると、プロレス技のヘッドシザーズ・ホイップにも似たアクロバティックなパフォーマンスで、いっそう歓声を浴びるのでした。

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続く『Ah Yeah!!』では缶バッジを放り投げるサービスで喜ばせ、新曲『You are my superman』、そして屈指の盛り上げソング『Flavor』では水鉄砲を撃ちまくりと、怒涛のダンスナンバーで客席は狂喜乱舞に。

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そして、最後の曲は、YU-ANISTAの大合唱が録音され、楽曲に使われているその名も『YU-ANISTA』。
「Y・U・A」のポーズと大合唱でこれ以上ない一体感が生まれたところで、「ありがとう!」の言葉を残してYU-Aはステージを去ります。

間もなく、アンコール替わりの『YU-ANISTA』の一節を合唱が発生し、それに応えてステージに再登場したYU-A。
客席には手作りの大きなフラッグが掲げられ、感激したYU-Aは「せっかくだから」とステージ後方の壁に貼りつけることとなります。

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続いて、今回のツアーグッズを身にまとったバンドメンバーが一人ずつ登場し、ツアー中、雨天が多いために要望があったという傘やシュシュなどを紹介。
ここで、次回の『YU-ANISTA Live Tour』の日程が決まったとのことで、東京は11月23日(日)、同じくshibuya duo MUSIC EXCHANGEでの開催を発表したところで、しっとりと『永遠』を披露。

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そして「みんなで盛り上がって欲しい、最後の曲!」の掛け声とともに『忘れられない恋』で、ステージも客席もラストの盛り上がりを見せます。
お約束の記念撮影をした後、生声で「今日はホントにありがとう、またねー!」と再会を約束したYU-A。ステージを去る寸前まで投げキスをするなど、ファンサービスに徹した振る舞いも印象的でした。

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【セットリスト】
01.Startline
02.SAPPORO
03.The Love Bug
04.KISS ME~doudoudou
05.フライドポテト
06.I believe in myself
07.oyasumi
08.夜明けが来るまで
09.ごめんね、ママ
10.SUNDAY
11.STRONGER
12.優しい顔で近づかないで
(DANCE PART)
13.Ah Yeah!!
14.You are my superman
15.Flavor
16.YU-ANISTA
(Encore)
EN1.永遠
EN2.忘れられない恋

Producer:本間律子(SNARE spray)
Performer:IG
Guitar:生本直毅
Bass:真船勝博
Drums:片山タカズミ


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