よしもとニュースセンター

６月15日（日）、東京・ヨシモト∞ホールにて『トークライブ「M」』が開催されました。

こちらは、パンサー・向井慧とチョコレートプラネット・松尾駿という名字のイニシャルが“M”の２人によるトークライブです。

千葉県で行なわれた運動会へ参加していたため、到着が遅れることになってしまった松尾。後輩であるひのでが、前説として到着までをフォローした後に登場した２人。もちろん話題は運動会についてです。
「ワールドカップの、しかも日本戦の真裏でおじさんたちの運動会。そっちを選んで観に行った方々は……（チラホラと手が挙がる客席を見渡し）あれ、ですね！」と笑う向井。“日焼けは嫌だ”と女子のような発言をする彼に反して、ついつい夏を楽しんでしまうという松尾。昨年は真っ黒に日焼けしてコントに支障を来してしまい、「相方に怒られたんだった」と振り返ります。

最近、ジムに通い始めたというのは向井。「太らないと思ってたけど、『王様のブランチ』のスタジオ収録でロケに出ている自分を観たとき、“顔面デブだな！”と思った」ことから、ジューシーズ・児玉と共に通い始めたんだとか。
ぎゅっと体を絞りたいらしく、「ハマり性だから、ムキムキになるんじゃない？」と松尾。「パンサーに筋肉キャラいないからいいんじゃない？」という提案に、向井も「目指してみようかな。腹筋は割りたい！」と意気込みます。

お腹がぽっこり出ている松尾ですが、最近は食が細くなっている様子。「歳取って“肉食えなくなった”とか言ってるのはカッコ付けてるだけだと思ってたけど、わかる。今は魚が好き」と語っていました。

毎回、イニシャルに“M”が付く先輩を招いてトークを繰り広げるこちらのライブ。本日のゲストは、マンボウやしろです。
マンボウポーズで挨拶するマンボウやしろに、「そんなんやってましたっけ？」と驚く２人。テレビ番組の収録でもやっているとのことですが、カットされてしまうため、某クイズ番組では答えを出すときにこっそりやっているんだそうです。

マンボウやしろとはほとんど話したことがないという２人。「僕らにどんな印象を持っているのか訊きたい」と切り出します。
向井とは先に行なわれたライブで話したそうですが、「後輩は多すぎて誰にも印象がない」と返答。も、「チョコプラはコンビ組んでたときに、キングオブコントの決勝に出ていてうらやましいという印象もあったし、∞ホールの（ネタライブの）MCで観ていても面白いなとも思っていた。松尾は変な声出すでしょ？　成人男性が変な声出すっておもしろいじゃん」と、きちんと印象を告げるマンボウやしろ。嬉しそうに訊きながらも、「これ、誉められてるのかな？」と首を傾げる松尾です。

２人によるマンボウやしろの印象は、“酒好き”。「とにかくお酒を飲んでるイメージです（松尾）と言われ、「あぁ、そうなんだ。今日もすでに飲んだよ」とケロリと返答。「お酒を飲む人の気持ちがわからない」と言う下戸の向井に対しては、松尾とマンボウやしろが「逆に飲まない人のほうが理解できない。楽しみを減らしている」と反発します。さらに、「２軒目行こうっていう気持ちがまったくわからない。朝５時まで飲んだりするじゃないですか？　そんなに喋ることあります？」と訊く向井に、「急に１口目のビールがめちゃくちゃうまくなって（お酒が好きになる）。喉が開く瞬間を感じられるけど、ある程度、飲まないとその声は聞こえないんだよね」とマンボウやしろ。松尾も「僕も飲めなかったんですけど、体を慣らした。今では昼間でも飲みたいと思うようになったよ」と続けます。

「やっちまったなぁとかはないんですか？」という向井の質問には、「酒の失敗なんて多すぎてわからない」と答えるマンボウやしろ。音楽フェスでのかなり壮絶な失敗談には、「怖い！　そんなことあったら飲むのやめません？」と恐れる向井です。
「僕は飲まなくてもやって来れているから、これからも飲みたいと思わない。僕、生ものが苦手でお寿司を食べられないんです。それも、そもそも食べられないから“損してる”って言われてもそう思わない」と断言するも、巧みな言葉で反論するマンボウやしろ。「村から出ていないだけじゃない？　村にいても楽しいし、楽しいこともあるから、ここで十分だっていう気持ちはわかる。だけど、もっと楽しいことはあるということだよ」と諭します。

「お酒を飲んでいくと、どんどん本能的になる。そうなるのは楽しいよ？」と語りかけられると、「酔うのが恥ずかしい」と正直な気持ちを吐露する向井。「『３３３』とかで酔っぱらって泣いたりしてるじゃん？　あの番組、始まった頃からずーっと観てる。呼んでもらえないけどね（笑）。ああやって酔っぱらって泣いてる向井は、生々しくて好きだよ。だって、いつも大変そうじゃん。向井は嘘ついて生きて来てる。闇を開放してあげたい。癒してあげたい」とささやき始めるマンボウやしろに、さすがコント師。松尾も「先生がおっしゃったように、あなたの闇を取りたいんですね」と乗っかっていくというミニコントのような展開が生まれます。

笑いながらも「確かに、トリオでは開放する場なんてない」と語る向井に、「開放しないと、そのうちバーン！となるよ」と心配そうな松尾。「酒を飲んで本能を出すことで、動物的になる。向井は遊び心がない。きっちり生きるたけだけに、お父さんやお母さんは産んだわけじゃない！　飲んで騒いでよ！」と土下座するマンボウやしろに、驚きながらも「今までの話を聞いてると、なるほどなと思う部分はあった」と納得した様子の向井。「（同居人である）又吉さんを誘われたときに、付いていかせていただきます」と少し心を開いたようでした。

【パンサー】【向井慧】【チョコレートプラネット】【松尾駿】

６月16日（月）、千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場にて、『幕張にこのメンバーが集まったんだから面白くない訳がないライブ』の第５回目が行われました。

ＬＬＲ、竹内健人、しずる、ライス、ジューシーズ、はんにゃ、フルーツポンチという普段から仲のいい14名が集い、各組のネタに加え、“幕張合唱部”として合唱を披露するなど、好評を得ている当ライブ。

今回は、全日本合唱コンクールなどで金賞を受賞したり、 『ミュージックステーション』にてMay J.さんと『Let It Go～ありのままで～』でコラボした地元・千葉県立幕張総合高校合唱団のみなさんをゲストに迎え、無謀にも合唱対決を挑みました。
暗転中に流れるBGMに合わせて手拍子が沸き起こるなど、出演しない団員が客席で盛り上げてくれてたこともあり、普段のお笑いライブ以上に和やかなムードに終始したライブをレポートします。

開演時刻を迎えると、拍手と歓声に迎えながら、いつものようにMCを務める竹内を中心にメンバーが勢揃いします。

両側声帯ポリープの手術の影響で、まだ声が出せなかったしずる池田でしたが、スマートフォンのアプリを通じて、「ダイジョウブダトオモウゼ」と発言（？）。
この日の池田は、たびたびこの合成音声で笑いを誘っていました。

前半はネタコーナーで、まずはＬＬＲの漫才から。
伊藤が10人兄弟と明かすと「えーーっ!?」という新鮮な反応が客席から返ってきます。

フルーツポンチは、村上が年下男性を悟っている女性に扮したその名も『コント悟ってる女』。

はんにゃは、怪しすぎる催眠術師・夢世界眠郎に金田が扮します。

方向音痴のショートコントを重ねたジューシーズ、映画『転校生』へのオマージュコント（？）のライスと続き、それぞれ爆笑を呼びました。

ネタをやり終え、合唱用の衣装に着替えた面々がステージに再登場すると、客席の幕張総合高校の生徒に「誰と誰がつきあってんの？」などとはしゃぐ金田。
しかし、前回、合唱のソロパートが上手くいかず、「打ち上げで激ヘコみしてた（笑）」とＬＬＲ福田から暴露されます。

そんな前回まではアカペラでの合唱でしたが、やはりピアノ伴奏が必要だろうということで、日本大学芸術学部音楽課卒の西村ヒロチョが登壇。

効果音なしのポージングで歓声を浴びるヒロチョでしたが、ピアノ伴奏者としてのオファーを受け、「芸人だったら、やるか成功するか、どっちかなんで」とよくわからない発言で一同をざわつかせます。

さて、今回の合唱の課題曲は、同ライブの２回目でも歌ったYUIさんの『CHE.R.RY』。
声の出せない池田が客席へ移動後、ライス田所の指揮のもと合唱が始まると、ジューシーズ児玉の「チェキチェキチェリー！」といったラップや寸劇を挟みつつ、どうにか歌い切りました。

続いて、幕張総合高校合唱団がステージに立ち、同じく『CHE.R.RY』を披露。
客席で身構えていた幕張合唱部の面々は、声量の迫力とハーモニーの美しさのあまり、思わず笑ってしまうのでした。

その後、観客の拍手の大きさで勝敗を決めますが、もちろん幕張総合高校合唱団の圧勝！
完敗を受け入れた幕張合唱部は、先生に指導を求め、ここから芸人と幕張総合高校の生徒との即興コラボの様相を呈します。

フルポン村上が男子生徒２人に手を握ってもらいながら発声練習すれば、相方の亘は先生から表情が乏しいとの指摘を受け、女子生徒と向い合って歌うことに。

またライス関町は、メガネの男子生徒と入れ替わったり、メガネ男子をかき集め関町軍団（？）を結成したりと、やりたい放題です。

次第に生徒たちも個性を発揮。イケメン部長に黄色い声援が飛ぶと「俺たちのホームのはずなのに、すげーアウェー感あるんだよなあ」と竹内が妬み、何気ない発言で爆笑を呼んだ女子生徒に「合唱でも笑いでも負けてるんじゃないか（笑）」としずる村上も舌を巻きます。

仕切りも先生が巧みで、終始押され気味の芸人軍でしたが、両組で『CHE.R.RY』を合唱するシーンでは、観客も巻き込み感動的な空間を演出。

最後に、荒井由実さんの『ひこうき雲』での再戦を約束し、約90分のライブは終演を迎えました。

次回『幕張にこのメンバーが集まったんだから面白くない訳がないライブ』は、７月31日（木）に開催されます。


【ＬＬＲ】【竹内健人】【ジューシーズ】【ライス】【しずる】【はんにゃ】【フルーツポンチ】

6月8日(日)神保町花月にて、桂文枝が若手落語家育成のためにプロデュースする『戀（こい）する落語会』を開催。毎月1回若手を中心に行うこの落語会、第一回となる今回はサブタイトルを「三度は3度笑（しょう）ぶする」とし、幕開け、トーク、落語の3度の勝負場に挑む桂三度をはじめ、桂三四郎、桂三輝、桂三若、桂三実という若手落語家たちが創作落語を披露。たむらけんじ、ミサイルマン・西代とのトークコーナーを交えながら、大トリは桂文枝が務め、落語ファンも落語初心者も大満足の新しい落語会を成功させました。

この日の神保町花月は満員御礼の大盛況。まずはナビゲータを務める桂三度が幕前に登場し、1度目の“笑ぶ”となる「スタンダップ・コメディ」を。会場には落語会に来るのは初めてというお客さんが半数以上。そこで落語の面白さをわかりやすく解説することに。「よく“落語って一個ずつ長ないか？”と言われるけど、そんなことありません！」と、古典落語「時うどん」を最短バージョンで披露。うどん屋で、知恵の働く兄貴分は勘定をうまくちょろまかし、少し足りない弟分は兄貴を真似たものの逆に多く支払うことになり…という滑稽噺を、2、3分に仕上げて笑いをとります。しかし、そうなると単純に「短くできるやないか！」と思われても困る…ということで、『タイタニック』『南極物語』『ローマの休日』など名作映画の最短バージョンを披露し比較。“映画と比べて落語はいかに内容がつまっているか”ということを証明したのでした。

いよいよ開幕。まずは21歳の桂三実が「熱演家族」(三枝作)を披露。アイドルの応援に熱中する家族と、ほったらかされて寂しい父親のやり取りを、AKB48や嵐のダンスを取り入れたり、氷川きよし、レディ・ガガの話題を交えたりと、若手ならではの感性で聞かせます。続いては、桂三度が「隣の空き地」で、本日2度目の“笑ぶ”を。落語の小噺「隣の空き地に囲いができたってよ」「へぇ～」の登場人物が、ものすごく勘が悪い男だったら…というもしも話を。男はいつまでたっても「へぇ～」と言ってくれず、話はとんでもない展開に⁉　ユニークな切り口と、さすがの話術で会場を沸かせます。カナダ生まれの金髪の落語家・桂三輝（サンシャイン）は「アコーディオン漫談」を。日本語の敬語を一生懸命勉強したという三輝は、「幸せなら手をたたこう」を敬語バージョンで披露します。想像以上の美声に、会場も一体となって手をたたき盛り上がりました。中入り前は、“寝起きの東幹久”こと桂三若が「初恋」(三枝作)を披露。若手と言えども四十路過ぎと自虐を交えながら、高校生と教師の滑稽なやり取りを熱演しました。

中入り後は、桂三度3度目の“笑ぶ”となる「トーク」を。たむらけんじ、ミサイルマン・西代とともに、「大阪の歩き方」をテーマにガイドブックには載っていない大阪を紹介。まずは、たむけんが後輩芸人、コンビ“にほんしゅ”の“あさやん”のエピソードを。あさやんを食事に誘った時、「ちょうど今、岩盤浴に来てて」と断られたたむけん。「俺らの時代は先輩の誘いは絶対に断らなかったのに」と思いながらもその場は収めたものの、そのエピソードをラジオで話したところ、すぐにあさやんから電話が。ところが「今度から岩盤浴に誘います！」というとんちんかんな謝罪。あまりの天然っぷりに会場も爆笑でした。その他、小雨の中、ネタ用の大きなパネルを抱えたたむけんを見て、タクシー強盗に遭った直後でにもかかわらず止まってくれたという人情に厚すぎる運転手さんの話や、「これから旅行いこう」といきなり声を掛ける番組で百発百中でついてくるというノリのよすぎる大阪のおばちゃんの話など、ディープな大阪話が飛び出しました。

続いては、自他ともに認めるイケメン落語家・桂三四郎が「世間の車窓から」を披露。通勤通学の満員電車の中、女子高生、ヤンキー、おばちゃん、カップル、鉄道マニア、Twitterで実況する人など様々な人物を演じ分け、悲喜こもごもを表現しました。大トリは、桂文枝が、難しすぎる算数の宿題に四苦八苦する父と息子のユニークなやり取りを描く創作落語「宿題」を。文枝が高座に上がると会場の空気が一変。円熟した話芸で、観客を惹きつけ魅了しました。大盛況のうちに初回の幕を迎え、文枝は「落語会では40、50歳は中堅、私くらいでやっとベテラン、少しね。層が厚いものですからなかなですが、みなさんのご支援ご鞭撻でもって、ひとつ人気者にしてやっていただきたいと思います」と挨拶を。最後は、ロビーにて出演者全員での握手会を行い、ご来場いただいたみなさんをお見送りしました。『戀する落語会』は、毎月、神保町花月にて開催。次回は7/9(水)、桂三四郎が中心となりお届けします。

神保町花月 ～桂文枝プロデュース～　戀する落語会　パートⅡ　 『三四郎は捨て身の技で“笑ぶ”する』
日時：7月9日(水)開場19:00／開演19:30
会場：神保町花月
出演：[特別公演]桂三四郎／桂三輝／桂三語／桂三度／サカイスト
チケット：前売¥1,500／当日¥1,800
チケット発売中！

●チケットのお求めはこちら：http://yoshimoto.funity.jp/

【桂文枝】【桂三度】【桂三四郎】【桂三輝】【桂三若】【桂三実】【たむらけんじ】【ミサイルマン】【西代洋】

６月８日（日）、東京・ヨシモト∞ホールにて『イロメキライブ』が開催されました。

このライブは、『彩〜irodori〜East』と『煌〜kirameki〜West』という東西の若手ランキングシステムに所属する芸人たちによる交流イベント。東京からはTOPのジャングルポケット、ニューヨーク、Memberのジェラードン、ボーイフレンド、フレミング、やさしいズ、ゆにばーす、大阪からはTOPのプリマ旦那、吉田たち、Memberのアイロンヘッド、シチガツ、男性ブランコ、ヒガシ逢ウサカ、見取り図という“キラメン７”が出演しました。

オープニングで登場したジャングルポケットとニューヨーク。「大阪の人はあんまり観られないから楽しみなライブですよね」というニューヨーク・嶋佐の意見に、全員同意。「なんか五つ子もいた？　何回も同じ顔にすれ違ったんだけど」とボケるジャングルポケット・太田に、「いや、双子！　２人と何回もすれ違ってるんや」とすかさずツッコむニューヨーク・屋敷です。

呼び込まれたプリマ旦那と吉田たちですが……装いがなんだかおかしいプリマ旦那・河野。「僕、帽子も同じ柄のセットアップ、初めて見ましたよ！」と驚く嶋佐です。
大阪から夜行バスで向かい、早朝に到着したという大阪メンバー。河野はその洋服を劇場近くにある渋谷PARCOでライブ前に買ってきたらしく、「３万しました」と報告。屋敷は「（そのお金があれば）新幹線で来れたで？」と呆れた様子です。
相方・野村も「東京に来て、普通に浮かれてるやん！」とツッコみますが、河野に「いや、こいつのこのTシャツも見たことないけど……」と指摘されると、「これは高円寺で買って来ました！　２万しました！」と発言。ヒガシ逢ウサカ・高見、男性ブランコの２人を連れて高円寺まで向かったという野村は、NHKの某番組のインタビュー取材を受けたことも報告。お客さんからは大きな笑いと拍手が起こります。

開演までに、吉田たち・こうへいが購入したのは、７千円したというネコのポーチ。太田に「この薄さ、何が入るんですか？」と訊かれると、「いや、チケットとか……」と答えて笑いを誘います。そんな様子に、一人置いてけぼりなのは吉田たち・ゆうへい。「何も買ってない」と愕然としますが、屋敷に「今日は修学旅行じゃない！　ネタ対決なんですよ！」と一喝されました。

いよいよネタ対決がスタート。
ジャングルポケット、吉田たち、ゆにばーす、ヒガシ逢ウサカ、フレミング、シチガツ、ボーイフレンド、見取り図がそれぞれネタを披露しました。

続いては、コーナー「ジメジメを吹き飛ばせ！　あっぱれ大喜利」。通常の大喜利ではなく、ジメジメする梅雨を吹き飛ばすような明るく元気な答えにポイントが与えられるというものです。
参加者はジェラードン・西本、ニューヨーク・嶋佐、フレミング・宮本、ゆにばーす・川瀬、プリマ旦那、アイロンヘッド。MCの屋敷からは、「NSCを思い出してください」という言葉がかけられました。

全員が元気いっぱいに答えていく中で、誰よりもテンション高く答える河野。「ひとつもセンスない」と言いながらも、最初は「元気だから」とポイントを与えた屋敷ですが、以降の答えは「おもろなさすぎてダメです」とキッパリ。「１回休み」も言い渡します。さらに、２問目の答えを発表後には、「10回休み」を与えただけではなく、最終的に退場を告げる始末。結局、河野は立ったまま、ほかの芸人が答えるのを静かに見守ることになりました。

続いて、やさしいズ、男性ブランコ、ジェラードン、アイロンヘッドがネタを披露。

その後、コーナー「効果音で合わせましょう」が行なわれました。
流れていく効果音に合わせて取ったポーズが、ほかのメンバーと合えばポイントが与えられるというゲーム。MCは太田、東京からはやさしいズ、武山、斉藤、ボーイフレンド、大阪からは見取り図、シチガツ、吉田たちが参加します。

も、効果音で合わせるのは非常に難しいようで、東西ともに１人の答えにその場で合わせていくという方法でなんとかポイントゲット。そんな中、大阪勢が「ほんまかー？」と疑えば、ボーイフレンド・宮川がなぜか関西弁で「ほんまですぅー！」とムキになって言い返すというやりとりが生まれていました。

ニューヨーク、プリマ旦那のネタ後、お客さんのアンケート集計を待つ間、出演者全員でトークをすることに。

が、トークをせず、パフォーマンス対決を繰り広げる面々。倒れて起き上がらなくなった西本をアイロンヘッド・辻井が涙を流して奇跡的に蘇らせるというコンビ芸に湧きますが、これに待ったをかけたのはかみちぃ。「これ、起こすほうはいつも僕がやってるんですよ」と、ジェラードンのコンビ芸だと報告します。
Tシャツを着替えたプリマ旦那・野村は３枚のTシャツを購入したそうで、サカイスト・デンペーを真似して「オシャレがとまらへーん!!」と絶叫していました。

唯一の紅一点、ゆにばーす・はらは「（大阪勢の中から）いちばんタイプなのは誰？」と振られるも、「レベルが低すぎて選べない！」とキッパリ。さらに、見取り図・リリーに触られて「妊娠した！」と言い出すはら。ギリギリしながら、「あの子の髪、ヤスリで切ってやりたい」とつぶやく盛山でした。

辻井が「せっかく東京来たんやから、宮川ちゃんのツッコミを受けてみたい」と言い出したことから、大阪メンバーが宮川のツッコミを受けてみることに。楽しみにしていたものの、一様に「けっこう痛い……」とコメント。いつもツッコミを受けている黒沼は、「そうそう。痛いんだよ！」と同調していました。

集計の結果、２対５で「煌〜kirameki〜West」の勝利！　全員での転けるというよしもと的なコンビネーション芸も見せるなど、東西の団結も観られたライブでした。

【ジャングルポケット】【ニューヨーク】【ジェラードン】【ボーイフレンド】【フレミング】【やさしいズ】【ゆにばーす】【プリマ旦那】【吉田たち】【アイロンヘッド】【シチガツ】【男性ブランコ】【ヒガシ逢ウサカ】【見取り図】

なにわのオバハンキャラ・すち子で知られる吉本新喜劇・すっちーが新座長に就任！　これを記念しての「すっちー 吉本新喜劇 新座長就任公演」が、6月11日（水）、なんばグランド花月で幕開けとなりました。1回目の公演から、すっちーの晴れ姿を見ようと多くのお客さんが集まり、会場は立ち見も出る大盛況。休憩を挟み、新喜劇の開演を今か今かと待ち受けます。

「吉本新喜劇・すっちー座長昇格の口上を述べさせていただきます」という場内アナウンスが流れ、緞帳が上がると、舞台上にはすっちーを中央に、内場勝則、辻本茂雄、小籔千豊、川畑泰史と4人の現座長が勢ぞろい！　すっちーに対する期待や激励の言葉を、それぞれ笑いを交えながら述べていきます。締めくくりには、内場が「新座長すっちーを加えました吉本新喜劇、今後ともご贔屓お引き立てのほど、隅から隅までずずずいーっと、請い願い上げ奉りまする」と挨拶。割れんばかりの拍手に包まれました。

続いて、いよいよ座長・すっちーによる新喜劇がスタート！　『誕生！すっちー座長』と題し、すち子に扮したすっちーが、文字通り大暴れするストーリーです。舞台となるのは、女将・靖子（高橋靖子）が女ひとりで切り盛りする店「花月うどん」。ここでアルバイトとして働くすち子は、傍若無人な言動でいつも波乱を巻き起こし、従業員の清水けんじらを困惑させています。そんなある日、清水が靖子に想いを寄せていることが発覚、すち子はふたりをくっつけようとするのですが…。

座長就任のお祝いでもある本公演は、おなじみの新喜劇メンバーが次々と登場する豪華版。ランディーズ・中川貴志はうどん屋常連のお爺さんに扮し、すっちーと息の合ったやりとりを披露します

口上を述べた4座長も、もちろんキャストとして出演。内場は浅香あき恵とともに、向かいのクリーニング店の夫婦を演じました。ふたりは親身になって清水を応援しますが、母・和子（桑原和男）によると、靖子には悲しい過去があるようで…!?

ふらりと店にやって来た警官役の川畑は、いつものテーマ曲に合わせ「カーッ！」と登場。新人を紹介するといって呼び込まれた小籔は、セリフにすっちーへの激励を盛り込み、お客さんから拍手喝采を受けていました。

その後、靖子の父（島田一の介）が加わり、事態はさらにややこしく。「花月うどん」に酒類を卸している店の従業員として登場した島田珠代が、すち子を圧倒するハイテンションぶりで爆笑をさらうひと幕も。

うどん屋に嫌がらせにやってきたチンピラふたりは、松浦真也と吉田裕。松浦は自慢のギターをかき鳴らし、仲間であるはずの吉田を翻弄。吉田とすち子はもちろん人気沸騰中のギャグ「ドリルすんのかい、せんのかい」を繰り広げます。先日の「小学生が選ぶ新喜劇イチオシギャグ」で第１位に選ばれたふたりの掛け合いに、お客さんは大喜び！

撃退したと思った松浦と吉田が、今度は“アニキ”と称する人物を連れて戻ってきて…と、現れたのは辻本です。すち子がアゴネタで辻本をいじりまくれば、一方の辻本は舞台からのはけ際に若手ふたりへの“ムチャぶり”も発動！

紆余曲折の末、はたして「花月うどん」はどうなるのか!?　清水の恋は実るのか!?　気になる結末はぜひ、劇場でお確かめください！

エンディングでは、和子こと桑原和男の「神様〜」も飛び出しました。セリフの中で、和子は「新しい星が誕生しました。4つ星から5つ星になりました」と新座長・すっちーを紹介。最後は「これからも末長く、ご声援をお願いします！」と呼びかけ、出演者たちが揃って深々とおじぎを。ひときわ大きな拍手が起こる中、すち子と和子が固い握手を交わしながら幕となりました。

新座長が加わり、ますますパワーアップする吉本新喜劇。その第一歩となる本公演は、6月16日（月）まで上演中です。「あんまり難しく考えんと、幕が下りて帰る時に『おもろかったなー』と言ってもらえるような新喜劇に」ーーそんなすっちーの思いが込められた舞台は、笑い転げて元気になれることウケアイ！　ぜひこの機会に、劇場で体感してください！



【すっちー 吉本新喜劇 新座長就任公演】

≪日程≫　6月11日（水）〜16日（月）

≪会場≫なんばグランド花月

≪料金≫　4,700円（1階席）　4,200円（2階席）※前売・当日共

≪時間≫ 　　6/11（水）①11:00〜　②14:30〜　③19:00〜

　　　　　　6/12（木）①11:00〜　②14:30〜　③19:00〜

　　　　　　6/13（金）①11:00〜　②14:30〜　③19:00〜

　　　　　　6/14（土）①9:45〜　②12:45〜　③15:45〜　④18:45〜

　　　　　　6/15（日）①9:45〜　②12:45〜　③15:45〜　④18:45〜

　　　　　　6/16（月）①11:00〜　②14:30〜（夜公演）19:00〜

※（夜公演）は料金が異なります。 座長就任公演期間中、各公演前に現座長とすっちーによる口上を行います。 公演の詳細はホームページをご覧ください。 

なんばグランド花月ホームーページ　http://www.yoshimoto.co.jp/ngk/ 

☆本公演の模様は、6月28日（土）12:54〜14:54の『よしもと新喜劇SP』（MBS）にて放送予定です。こちらもどうぞお楽しみに！ 
 


【すっちー】

6月5日(木)～8日(日)、東京・俳優座劇場にて『吉本新喜劇 小籔座長東京公演』を上演。よしもとの劇場以外の東京地区で新喜劇を上演するのは初めてということで、新喜劇初心者の方にも楽しんでいただけるよう、１部は座長・小籔千豊率いるオール大阪キャストの精鋭メンバーによる新喜劇、２部は日替わりゲストを交えての新喜劇楽屋話という２部構成のステージを。追加公演を含めた4日間7公演のチケットは完売の大盛況で、本場大阪の吉本新喜劇が東京を席巻しました。

１部、新喜劇の舞台は町の小さな工場「花月鉄工所」。社長が、さぼってばかりの工員・小籔の代わりに新人を募集したところ、イケメンで礼儀正しく真面目な好青年がやってきます。新人はすぐに社長たちに気に入られ、面白くない小籔はあれやこれやと嫌がらせを。そんな中、新人の思わぬ過去からとんでもない展開に⁉　小籔と丁々発止の掛け合いを繰り広げる社長役には、時期座長を目指し奮闘中の清水けんじ。社長の奥さん役は、東映の元ミス映画村の高橋靖子、働き者の新人役に安井まさじ、そしておばあちゃん役は、“かずこのおばちゃん”でおなじみ芸歴52年の大ベテラン・桑原和男。名物キャラ“かずこのおばちゃん”は登場しただけで、待ってましたの大拍手が。さらに、ハゲをいじり倒されるベテランの島田一の介や、マスコット的存在の今別府直之もインパクト大のキャラクターで登場し、大爆笑を巻き起こします。こうした新喜劇ならではの笑いの中にも、話術に定評のある小籔ならではのワードセンスが光る掛け合いや、巧みな構成によるストーリー展開で観客を引きつけます。「新喜劇を古典にするつもりはない」という小籔の言葉に違わぬ、進化した“今”の新喜劇を見せました。

２部の「新喜劇楽屋話」では、日替わりゲストを交え、新喜劇メンバーの人となりを紹介するトークを。初日6月5日(木)は、博多華丸・大吉が登場しました。実は、福岡時代に“レンタル移籍”という形で新喜劇に定期的に出演していた華丸。新喜劇の独特の世界になかなかなじむことができなかったそうで、「“華丸さん、大きくなれ！”と思って大阪に送り出したのに、新喜劇から帰ってくる度に小さくなって…」(大吉)、「新喜劇の楽屋には魔物が棲んでる」(華丸)と笑わせます。 そんな濃すぎるメンバーが揃う新喜劇。楽屋では毎日のように珍事件が⁉　まずは、“たつじい”こと大ベテランの井上竜夫に話題が集中。楽屋でドライヤーの風を勢いよく口に当てているところを目撃した清水が「たつじい、何しとんねん？」と聞いたところ「酸素吸うてんねん」と答えた、たつじいが宅配便の台車にコロコロ(荷物を入れた手押し車)ごと乗って劇場まで来た、など、かわいらしいエピソードが。そんな中、女優陣からは、二の腕を触りながら「ここおっぱいと同じやわらかさなんやて」と言われたなど、“エロじじい”エピソードが続々。それでも許されてしまう愛されキャラのなのでした。 他にも、「パチパチパンチ」などでおなじみ島木譲二は、1日400本くらい煙草を吸うチェーンスモーカーながら実はふかしているだけという意外な事実や、“あき恵姉さん”こと浅香あき恵のブログで見せる驚愕の写真修正テク、貧乏でおなじみMr.オクレは家から4km離れた劇場まで“12歩”と表示する壊れた万歩計をつけているという話など爆笑話がつきません。想像の上をいくエピソードの数々に「こんな人たちが同じ楽屋にいれば、そりゃ面白い話しか出てこないですよ」と大吉。新喜劇が愛され続ける理由がよくわかる「新喜劇楽屋話」でした。

「東にも新喜劇を広めたい！」との思いのもと乗り込んだ東京公演も大成功。「たくさん来ていただいてありがとうございました。また、こちらでお芝居をしたいです」(桑原)、「新喜劇を広めるために、東京で人気者になって全国区になりたい。吉本興業社長に成り代わりまして、よろしくお願いします」(島田)とベテラン勢は感謝とさらなる決意を。最後は、座長の小籔が「大阪だけでやっとったらええねんというような吉本新喜劇でございますが、東京のみなさんにも生でご覧いただき少しでも知っていただければという思いで参りました。これから吉本新喜劇、一生懸命頑張ります」との挨拶で締めくくりました。今回見逃してしまったという方も、ぜひ次の機会に！

『吉本新喜劇 小籔座長東京公演』
一部：新喜劇「男は過去を振り返らない」
二部：新喜劇楽屋話（日替わりゲスト有）
●日時：6月5日（木）①19：00開演　 　　　　
6月6日（金）①19：00開演　 　　　　
6月7日（土）①12：00開演　②15：30開演　③19：00開演　 　　　　
6月8日（日）①12：00開演　②15：30開演
●会場：俳優座（〒106-0032 東京都港区六本木４丁目９−２ 俳優座ビル）
●新喜劇出演者： 小籔千豊、桑原和男、島田一の介、清水けんじ、太田芳伸、今別府直之、安井まさじ、 大島和久、佐藤太一郎、清水啓之、いちじまだいき、宮崎高章、高橋靖子、五十嵐サキ、宇都宮まき、金原早苗、服部ひで子、福本愛菜 ※宇都宮まき6月6日、7日休演あり。
●日替わりゲスト 6月5日（木）①博多華丸・大吉　 6月6日（金）①中川家　 6月7日（土）①レイザーラモンHG＆なかやまきんに君　②兵動大樹（矢野・兵動）③兵動大樹（矢野・兵動） 6月8日（日）①かまいたち＆ダイアン　②ノブ小池（千鳥）





【小籔千豊】【桑原和男】【島田一の介】【清水けんじ】【太田芳伸】【今別府直之】【安井まさじ】【大島和久】【佐藤太一郎】【清水啓之】【いちじまだいき】【宮崎高章】【高橋靖子】【五十嵐サキ】【宇都宮まき】【金原早苗】【服部ひで子】【福本愛菜】【博多華丸・大吉】

5月31日(土)、ルミネtheよしもとにて『ダイナマイト関西2014 ～全日本選手権 グループリーグ予選5～』が開催され、公式戦4試合と、エキシビジョンマッチ1試合が行われました。

公式戦1試合目は、グループAのロバート・秋山 VS インパルス・板倉のNSC東京4期生同期対決。実はこの戦い、インタレスティング・プロデューサーであるバッファロー吾郎Aが「この大会で、秋山と板倉を一緒のリーグにしようというのが一番最初に決まった」という今大会の見どころのひとつ。お互いを知り尽くした2人がどんな戦いを見せるのか⁉　予選5回目にして初登場となる秋山は「体温めてきました」と気合十分。対する板倉は、ともに養成所時代を過ごし、さらに同じ番組を長くやっていただけに「(自分と秋山は)もう同一人物と言っても過言ではない。この戦いで、どっちがホントの秋山竜次が決めたいと思います」と、“秋山竜次”の座(？)をかけて勝負に挑むと宣言。そんな2人への1問目のお題は『「この後スタッフが美味しくいただきました」みたいな思わず「ホントかな？」と思ってしまうテロップとは？』。お互いの出方を探るかのようなスローペースながら両者1ポイントずつ取り、4－4の同点で2問目のお題『マリオが到着するまでピーチ姫は何をしている？』へ。ここで板倉に火が着き、連続で2ポイントゲット。そのまま時間切れにより4－2で板倉が勝利。「俺がホントの秋山竜次だ！」と板倉が喜びを語れば、「俺がホントの板倉俊之だ！」と秋山。そして最後は2人で「どうもありがとうございました～」と息の合った掛け合いで笑いをとりました。

2試合目は、グループBの笑い飯・西田 VS ピース・又吉。まずは西田が「望みをかなえる代償として、メッセンジャーの黒田さんがくれたかさぶたみたいに変な色のズボンを捨てました」と笑の先制攻撃。対して、この試合が初戦の又吉は「サッカーW杯でも予選で初戦を落としたチームは8割くらい決勝に行けない。日本が対決するコートジボワールのドログバ(長髪の選手)と西田さんが妙に被るので、今日は仮想コートジボワール戦として戦いたいと思います」と得意のサッカーと絡めて受けて立ちます。1問目のお題『“拍手するアシカ”“輪をくぐるイルカ”よりも人気の水族館の生き物とは？』では、西田のセンスあふれる回答、又吉の文学的な回答と持ち味を出し合い、それぞれ答えを出せば全てがポイントにつながるというハイレベルな戦いを。2－2の同点で2問目のお題『「今日が最終回なんだな」と直感した「徹子の部屋」の放送内容とは？』へ。前ふり入れずいきなりテーマ曲を歌いだした又吉が早々にポイントを取り、2－0のKO勝ち。敗れた西田は「望みの割に生贄がしょっぱいなと思ってました」と敗因を振り返りました。

ここで一息入れ、ダイナマイト関西恋のスペシャルヴァージョン「ラブナマイト♡関西」を。4人の男と4人の女が大喜利で笑いと恋を掴む新企画！　男性陣は、ライセンス・藤原、スリムクラブ・真栄田、POISON GIRL BAND・阿部、ずん・やす、女性陣は、加藤夏希、森田みいこ、ハリセンボン・箕輪と近藤、この8人がフィーリングカップルの要領で投げかけられる質問に大喜利で回答。面白ければ1ラブゲット獲得。面白くなければ1ラブロストで失点。どちらでもなければ続行。最終的にポイントの多かった人から、同位の男女が最終ラブジャッジ大喜利に挑み、カップル成立を目指します。ちなみに出場者はデートで来ていく一押しファッションで登場。やすは「今日クリーニング屋さんからおろしてきました」と並々ならぬ意欲を見せます。

まずは『名前、年齢に続く驚きの趣味は？』という自己紹介に続き、『今まで彼女にしてあげた一番のサプライズは？』『思わずドキッとしてしまう仕草は？』などの質問お題で自分のお笑いセンスをアピール。女性陣は、予想通りハリセンボンの2人が続々とポイントをゲットします。2人の一騎打ちになるかと思いきや、独特の世界観を持つ森田が猛烈に追い上げ、森田、箕輪が同点で1位に。同点の場合、年齢が若い方が上位というルールにより、1位・森田、2位・箕輪、3位・近藤、4位・加藤という結果に。男性陣は、イケメンの藤原がポイントを取ると女性陣が笑顔になるという後押しもあり、1位・藤原、2位・やす、3位・真栄田、4位・阿部。ウケた日は必ず“すしざんまい”に行くというやすは、2位という結果に喜び早くも“すしざんまい”気分に。

そして同位の男女が、男女2人の答えを合わせて1つになるお題を出題し、面白ければカップル成立の“最終ラブジャッジ”に挑んだ結果…なんと藤原＆森田、やす＆箕輪、真栄田＆近藤、阿部＆加藤の全てが成立。笑いがぴったり合うカップルが4組誕生しました。

続いて、公式戦3試合目は、グループCのずん・飯尾 VS ロンドンブーツ1号2号・田村亮。「自分がいいとこ見せようとすると前回あまりいい結果出せなかったので、今回は人のためにやってみようと思う」と言う田村は、「今回は義理の弟のために」と決意表明を。その勢いあってか、1問目のお題は『子供心に「あれ？うちって貧乏じゃないか？」なぜそう感じた？』で、田村が早々にポイント。しかし、飯尾もすぐにポイントを取り返し、その後も両者ひとつも外すことなく連続でポイントゲットという激しい戦いに。解説席のバッファロー吾郎・竹若も「これはすごい殴り合いですね～。いいですね～」とうなります。あっという間に1－1となったところで2問目のお題『力の時代を卒業したケンシロウ。就職面接の履歴書に書いた内容とは？』へ。すると飯尾が速攻でポイントを奪い1－0のKO勝ち。手に汗握る接戦を制した飯尾は「今日はやすと“すしざんまい”です」と喜びを語りました。

4試合目は、グループDの博多大吉 VS R藤本。すでにケンドーコバヤシが1位で決勝進出を決めたグループDは、現在2位の大吉、3位の藤本の直接対決となるこの試合で残り1枠の決勝進出者が決まります。実は、藤本も福岡出身で博多華丸の高校の後輩とのことで、大吉は「ダイナマイト関西の予選最終試合で福岡の2人が対決できてうれしい」と対戦への期待を。対する藤本は「昨日、模擬戦で脳みそ夫さんと対戦してきました」とアップも十分な様子。1問目のお題『ダイエット本なのに全国で30冊しか売れなかった本のタイトルとは？』で、立ち上がりが早い藤本が連続ポイントを奪い5－3とリード。一方、大吉も得意のブラック回答でポイント奪取し、食いつきます。4－2の藤本リードで迎えた2問目のお題は『落ち込んでいるCHAGEさんに一声かけて元気にさせてあげてください』。大吉が速攻で1ポイント取ったものの、その後は膠着状態が続き両者なかなかポイントならず。そんな中、残り1分で藤本がポイントを取り、3－0のKO勝ち。福岡の大先輩を倒し決勝進出を決めた藤本は「マンモスうれPです」と福岡つながりのコメントで喜びを。

バッファロー吾郎Aも「名勝負揃い！！」と総括したこの日の試合により、グループCはずん・飯尾が1位通過、グループDはR藤本が2位通過で決勝進出が決定。これまでにグループCは伊藤修子、グループDはケンドーコバヤシが決定しているため、残すところはグループAとBからの4名となりました。次回、6月28日（土）の「グループリーグ予選6」で全決勝進出者が決定します。開演時間が20時に変更になったのでお間違いなく。

そして、8月16日（土）に行われる『ダイナマイト関西2014～全日本大喜利選手権 決勝トーナメント大会～』の会場は東京・浅草公会堂に決定。また、7月12日（土）には大阪・5upよしもとにて『ダイナマイト関西NEXT 西日本新人王決定戦～』、13日（日）には東京・ヨシモト∞ホールにて『ダイナマイト関西NEXT 東日本新人王決定戦～』を行い、両大会の勝者は8月16日(土)の浅草公会堂にて「全日本新人王決定戦」で対決。『ダイナマイト関西』予選も、いよいよ大詰め。残りの決勝進出者は誰になるのか？　来月の開催もお見逃しなく！

『ダイナマイト関西2014 ～全日本選手権　グループリーグ予選6～』
日時：2014年6月28日（土） 19:30開場 20:00開演　　※時間変更
会場：東京・ルミネtheよしもと
出演者：インタレスティングプロデューサー　バッファロー吾郎A、 　　　　実況　ザ・プラン9・浅越ゴエ、
グループA：ロバート・秋山 VS バッファロー吾郎・竹若
グループA：ロバート・秋山 VS キングオブコメディ・高橋
グループB：笑い飯・西田 VS オードリー・若林
グループB：ピース・又吉 VS せきしろ
グループB：ピース又吉 VS オードリー若林
ほかエキシビジョンマッチあり
料金：前売3000円 当日3500円
チケット発売中！

『ダイナマイト関西2014～全日本大喜利選手権 決勝トーナメント大会～』
日時：2014年8月16日（土）　15:00開場　16:00開演
会場：浅草公会堂
出演者:インタレスティングプロデューサー　バッファロー吾郎A、 　　　　実況　ザ・プラン9・浅越ゴエ、 グループ予選リーグ各上位2名(ケンドーコバヤシ、ずん・飯尾和樹、伊藤修子、R藤本、他4名)、エキシビジョンマッチ出演メンバー
6/12(木)チケット先行発売！

『ダイナマイト関西NEXT 西日本新人王決定戦～』
日時：7月12日（土）18:45開場　19:00開演
会場：大阪・5upよしもと
チケット発売中！

『ダイナマイト関西NEXT 東日本新人王決定戦～』
日時：7月13日(日)18:45開場　19:00開演
会場：東京・ヨシモト∞ホール
チケット発売中！

●チケットのお求めはこちら！
チケットよしもと：http://yoshimoto.funity.jp/

【バッファロー吾郎】【浅越ゴエ】【ザ・プラン9】【ロバート】【秋山竜次】【インパルス】【板倉俊之】【笑い飯】【西田幸治】【ピース】【又吉直樹】【ロンドンブーツ1号2号】【田村亮】【博多華丸・大吉】【博多大吉】【R藤本】

５月31日（土）、東京・ヨシモト∞ホールにて、『彩～irodori～Battle』が開催されました。

出場したのは、３～５月期での『彩～irodori～East Live』の下位５組（西村ヒロチョ、御茶ノ水男子、ランパンプス、ひので、フランクリン）と、ひとつ下のカテゴリー『彩～irodori～Jr.Live』の上位９組（ザ☆忍者、ネルソンズ、ママンマ、ダイタク、春夏秋冬、サンシャイン、鬼越トマホーク、ピスタチオ、まっかちん）の計14組。

全組がネタを披露した後、観客投票の上位２組と審査員票の上位３組、計５組が６～８月の『彩～irodori～East Live』Memberになるという入替戦とあって、満席となった会場は開演前から熱気に包まれていました。

まず、大きな歓声を浴びながら登場したのは、『彩～irodori～East Live』TOPにして、MCを担当するジャングルポケットの３人。

太田がライブの概要をひと通り説明した後、出場者について「ひのでの勢いはすごいね」「ひのでの池田は多分思ってますよ。“負けてたまるか、ただの筋肉馬鹿野郎３人組に”“何が双子、どっちがダイでどっちがタクなんだ！”と」などと、芸歴がもっとも浅いひのでを中心にいじりはじめます。
一方、斉藤は「一番、気合入ってるのはピスタチオ」と切り出しますが、「ピスタチオが出るライブに僕らがMCだと、斉藤が先に（ものまねを）やっちゃって、ピスタチオが全然ウケないっていうね（笑）」と太田が止めに入りました。

事前の抽選で決まったネタ順が発表されると、そのピスタチオがトップ。さらに大トリが西村ヒロチョという並びに、「厳正な抽選じゃないと、絶対こうならないですからね」と太田が力説。
「緊張しないでくださいね。みなさんが緊張するライブがたまにあるんですよ」と武山が客席にリラックスを促したところで、最初のブロックがスタート！

お馴染みの珍妙な口調で、銀行強盗をベースとした漫才コントのピスタチオを皮切りに、賽銭箱に2000万円も入れた受験生と神主のコントのサンシャイン、アメリカの楽しさをミュージカル調で表現した漫才のザ☆忍者、アニメに出てくる戦闘大好き少年のような番長によるコントのひので、チャーハンを作る説明でのミスをついた春夏秋冬……と、いずれもかなりの笑い声をこだまさせていました。

MCが再登場し、さっそく斉藤が「わかりましたっ！」と、ピスタチオのまねをしたところで、続いてのブロックへ。

まず、「クラスに必ずひとりはいる奴」なる御茶ノ水男子のショートコントから始まり、新たな「気になる木」を考えるフランクリン、男同士の喧嘩にカメラを持った母親が…というトリオコントのネルソンズ、毒きのこを食べたら意外な症状を見せるママンマ……以上４組。

ここのインターバルでも、斉藤が「ワッハッハッハー！」とママンマのネタをまね、ひと笑い誘ったところで最後のブロックへと突入します。

ダジャレで漫才の本題をジャマしまくるまっかちん、三十路近い双子が並んだ時の実話（？）を漫才にしたダイタク、よっちゃんが特技を披露したがるランパンプス、デブvsハゲの論争を展開する鬼越トマホーク、ロマンティック漫才としてボケツッコミを一人でやりきった西村ヒロチョ……と、いずれも個性的なネタをやり遂げました。

ジャンポケ、出場者がステージに勢揃いしたところで、投票の回収、集計の間、それぞれ感想などを語り合いますが、いつしか現Jr.の９組に団結力が生まれ、太田から「Jr.がボケた時だけ笑いすぎ！」と注意を受けるほどに。

しかし、ネルソンズ・岸の発言での反応は薄く、後に「岸現象」との造語まで生まれます。
また、鬼越トマホークは、コンビ間で無茶ぶりから端を発し、言い争いからキスをすることに……。

そんなワチャワチャしているうちに集計が終わり、いよいよ結果の書かれた用紙が太田に手渡されます。
結果は、お客様投票でランパンプス、ひので、審査員票でダイタク、ザ☆忍者、鬼越トマホーク……以上の５組が次期『彩～irodori～East Live』Memberに決定！

割れんばかりの拍手と歓声に包まれながら、ジャケットを脱ぎ捨てて喜びを表現した者、そして悔しさを押し殺す者が同じステージに立ち、悲喜交交を醸し出しながらライブは終演を迎えました。

結果、６～８月の『彩～irodori～East Live』への残留、昇格、『彩～irodori～Jr.Live』への残留、降格は、以下の通りとなりました（※五十音順）。

●『彩～irodori～East Live』５組
鬼越トマホーク(Jr.→East)
ザ☆忍者(Jr.→East)
ダイタク(Jr.→East）
ひので(East→East)
ランパンプス(East→East)

●『彩～irodori～Jr.Live』９組
御茶ノ水男子(East→Jr.)
サンシャイン(Jr.→Jr.)
春夏秋冬(Jr.→Jr.)
西村ヒロチョ(East→Jr.)
ネルソンズ(Jr.→Jr.)
ピスタチオ(Jr.→Jr.)
フランクリン(East→Jr.)
まっかちん(Jr.→Jr.)
ママンマ(Jr.→Jr.)

引き続き、連日ヨシモト∞ホールで繰り広げられる『彩～irodori～』でのネタバトルをお楽しみください。


【御茶ノ水男子】【鬼越トマホーク】【サンシャイン】【ザ☆忍者】【春夏秋冬】【ダイタク】【西村ヒロチョ】【ネルソンズ】【ひので】【ピスタチオ】【フランクリン】【まっかちん】【ママンマ】【ランパンプス】

５月31日（土）、千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場にて『和牛単独ライブ「和牛 VS 梅雨入り in 幕張」』が開催されました。

今年３月、『第44回NHK上方漫才コンテスト』にて、悲願の初優勝を果たした和牛。大阪の若手芸人として、初めて同劇場にて単独ライブを行ないました。

２人の熱心な告知の甲斐もあってか、客入りは上々。本物の和牛と和牛がコラボレートしたオープニングVTRが流れたのち、お客さんの温かく大きな拍手を受けながら登場した和牛は、「ありがとうございます！」と笑顔で応えます。
その後も「幕張！」やら「関西の若手で幕張で単独やるのは第１号なんですって！」やら何度も拍手をしてもらおうとする水田に、「手が真っ赤っかになるわ」とツッコむ川西でした。

まずは漫才から。川西が「最近ハマっている」というなぞなぞを出題するのですが、水田はあれやこれやと難癖をつけて牽制します。ふてくされる川西に、「それなら俺が問題出したる！」と言い出す水田。どんどん険悪になっていく２人……和牛らしい展開が進んでいくにつれて、笑い声もどんどん大きくなります。

「仲直りしてきました～」（水田）と、再び笑顔で登場した２本目も漫才。元料理人の水田が「大阪でおいしい和食屋を見つけた」と発するも、そのすごさがわからない川西。なんとか伝えたい水田は、川西が学生時代にやっていたラグビーですごさを喩えていきます。どちらの喩えも、知らないとはっきりとは理解できないものの、そのボキャブラリーの多さから“すごさ”だけはきっちりと伝わるという、斬新且つ表現力が活きる漫才です。

３本目はコント「公園」。公園で出会った老人２人に、和やかなムードは一切なし。腰が思いっきり曲がった状態でののしり合う様は、なんともシュール！　思わぬ展開に、客席も大爆笑です！

４本目のコント「新幹線」はタイトルの通り、彼らも移動で使うであろう新幹線の車内で起こる物語。もしかしたら不快に感じる人も多いかもしれないシチュエーションをある種、楽しんでしまう……という発想力が光るコントでした。

５本目の漫才の冒頭、「服屋の店員が苦手」と言い出す水田。じゃあ、そのシチュエーションをやってみようということになったのですが、やはり和牛。店員とお客さんの間には、すぐさまピリピリとした険悪な空気が漂うのです。

６本目の漫才は再び料理を題材に、水田のつくった料理ソングを２人で歌ってみようというもの。料理ソングといえば、子どもも歌える可愛らしい曲調を想像しがちですが……意外性のある曲調とパフォーマンスに、呆気にとられる川西。一方、水田は決め台詞を発する場面で楽しくなったのか、自由に川西へと振っていきます。２人の掛け合いがうまくいくと、お客さんからは拍手が。仲の良さが垣間見え、ほっこりした気持ちになりました。

ライブ中盤にはトークコーナー「和牛トーク in　幕張」も。
初めて同劇場に来たという２人。「こんなに来てくれて、ありがとうございます」と改めて感謝する水田です。

一度、渋谷で単独ライブをやったことがあるそうで（註：2010年８月21日、渋谷公園通りシアターDにて『乳しぼり漫才』を開催）、今回は関東で二度目の単独ライブとなるんだとか。
「あの日のこと、鮮明に覚えてます。行きの夜行バスで、賢志郎はお酒好きやから、缶ビール３本とレンコンチップス持って来てて」（水田）「お酒、途中で買われへんからね」（川西）と会話しながら、「真っ暗な中で、５分経ったらプシュー、10分経ったらプシューって空き缶の（プルトップを開ける）音がしてた。デリカシーないわ～と思った。嫌いやわぁと思った」と眉をしかめる水田。ですが、サービスエリアで外へ出たところ、自分の乗って来たバスの位置を忘れてしまったそうで、片っ端からJRバスに乗り込んで確認。「これに乗らないと間に合わない」というところで、後ろのほうに積まれた空き缶を発見し、安堵。慌てて席へ戻ってことなきを得たと、川西に助けられたことを報告しました。

愛媛県と大阪府出身の２人。幕張について全く知らないということで、スタッフが作成したボードを見てみることに。「東京ってどこ？」と、地理も把握していない様子。水田は成田空港に到着したと勘違いしており、川西に「羽田やで」と諭されます。
「羽田ってどこ？　みなさん、教えてください。ここっていうところで“ストップ！”言うてくださいね」と言いながら、右側に少しずつ進んでいく水田でしたが、彼がそれを始めた時点より左側に羽田が位置していたため、お客さんの「ストップ！」という声がかかることはありませんでした……。

千葉県のゆるキャラ“チーバくん”や“なのはな体操”など、千葉について学んだ２人は、再びネタへ戻ります。

７本目の漫才は、水田による長々とした言い訳と謝罪からスタート。一旦は受け止めた川西ですが、ある一言を発してしまったことによって、２人の関係はまたもやギクシャク。お互いの欠点を言い合うという、激しいののしり合いに発展していきます。

そして、いよいよ最後の漫才！
ワールドカップについて漫才を繰り広げるのかと思いきや、それぞれの心の声が流れるというサス漫才。漫才への愛を感じられる両者ですが、相方への心は絶妙にすれ違い……温度差を感じる心の声に、大きな大きな笑い声が生まれました。

ネタのネタの間には、それぞれブリッジVTRも。
「モスキートダーツ対決」と称したVTRでは、上半身裸になった２人が自身の体に高得点ポイントをつくって、蚊に刺された数を競うというもの。精神を集中し、「背中に来たー！」など次々と報告。蚊に刺されてはしゃぐ大の大人２人による接戦を制したのは、水田でした。そのほか、大阪の単独ライブで流されたVTRも２本披露されました。

エンディングでは、「雨降らんかったでしょ？」という水田の言葉に大きな拍手が。来場者にはオリジナルステッカーが渡されることになっていたのですが、「我々が渡しましょうか」という嬉しい提案が！

ライブ終了後、来てくださったお客さんを笑顔で見送りつつ、１人ひとりにステッカーを手渡していく２人。その後は写真撮影にも気さくに応じるなど、和牛が関東でもしっかりと愛されていることがより実感できたライブでした。

関東でのライブは、次回８月９日（土）、新宿で開催予定。ぜひとも足を運んでください！


【和牛】

５月30日（金）、東京・よみうりホールでの『あんぎゃー 東京公演』にてツアーファイナルを迎え、既報の通り、２周目の皮切りとして８月24日（日）に北海道・道新ホールでの開催も発表されました。

宮川大輔とケンドーコバヤシの２人が全国を“行脚”しながらトークライブを行う『あんぎゃー』は、2009年４月の始動以来、全国47都道府県、さらにタイ、シンガポールを巡り、被災地慰問なども合わせて全59公演を敢行。
今回はその最終地にして待望の東京公演とあって、会場は満席に膨れ上がりました。

開場時間中、佐野元春さんの『SOMEDAY』に乗せた「『あんぎゃー』あるある」を歌うレイザーラモンRGの声が流れ、クスクス笑いを誘ったところで、いざ開演。 これまでの旅をフラッシュバックしたこの日オリジナルのオープニングVTRに続き、割れんばかりの拍手を浴びながら大輔、ケンコバが登壇します。
いつものように両手で宙を“モミモミ”するケンコバは、「47都道府県、おっぱいもみまくってきました、ありがとうございます！」と、下ネタの口火を切りながら挨拶。

さっそく客層などのトークへ突入しますが、金のスパンコールのついた靴など、今日も奇抜な衣装を着てきた大輔が「早くいじってや！」と声を張り上げます。
ケンコバは希望通り（？）、大輔の靴下までいじり倒すと、「かぶらないようにしようとしたらこうなった」と奇抜なファッションに辿り着いた経緯を大輔が吐露。

話題は、『あんぎゃー』の目的のひとつでもあるケンコバの嫁探しへと移りますが、ケンコバが「まずは子作りしたい」と言い出し、その流れで避妊具を装着するタイミングについて、２人が再現することに……。

『あんぎゃー』では、ライブ当日、午前中から現地でロケを行い、その写真を見ながらトークするのが通例で、今回はまず、オモロー山下が経営するうどん店「山下本気うどん」へ。
表情豊かなスタッフや料理の写真、逸話で盛り上がりを見せるなか、「山下さんの写真が出る度にシーンとなる（笑）」（ケンコバ）といった一幕もありました。

一行はその後、柴又へと移動し、昔ながらの駄菓子屋や『男はつらいよ』シリーズゆかりのお店などを巡り、帝釈天で「７、８分は拝んでた」というおばちゃんと並んで参拝。

次に、ケンコバが『あんぎゃー』でまわって「よかったところ」をベスト３形式で発表することとなり、３位に挙げた宮崎県の高千穂峡は「無神論者なんですけど、神様、あながちおるな」と言わしめるほど神秘的な景色だったそうです。
２位はなまはげに出会った秋田県、１位は線路上の市場などを巡ったタイを列挙。

続いての「うまかったメシベスト３」では、高知の鍋焼きラーメン、香川のさぬきうどん店などをピックアップしますが、長崎のしっぽく料理店では、坂本龍馬がつけたという柱の刀痕があり、そこに手を当てた大輔が「……わかりました」と呟いたとか。
ケンコバによると、京都にある坂本龍馬の墓前でも大輔は同じ言動を取ったそうで、「日本を変えろ」とのメッセージを受け取った言い張ります。

そんな龍馬を敬愛する大輔でしたが、前出の長崎ではAVショップで２万円分ものアダルトDVDを購入し、お店からおまけをもらう件で一悶着あったことをケンコバが暴露すると、どっと沸く会場。

続いて大輔は、「うまかったメシ」として、水をつけて食べる奈良のお蕎麦、佐賀の鳥栖駅ホームにある立ち食いうどん店を挙げ、いずれも味もさることながら、主人のキャラの濃さでも興味を惹きつけます。

次に「最悪だった土地ワースト３」を紹介しますが、土地というよりも、いずれも２人に接してきた人たちの悪態ぶりが目に余ったようで、一触即発となった様子も熱弁。
そんな中、長崎で出会った少女は、ケンコバにだけなつき、大輔からは距離を取るといった微笑ましい（？）写真も映しだされました。

続いて、長い時間を共にしてきた２人だからこそ知り得るエピソードへ。
大輔は、ケンコバの入ったトイレの個室から聞こえる音を再現するのですが、ここからは“擬音マジシャン”の真骨頂です。
個室に入ったと同時に「ブフッ!!」とでも表記すべき音が聞こえるそうで、さらには「シャーーーー」というシャワートイレを使う音、ラストは「チュウ」という吸引音が……。
大爆笑に包まれますが、ケンコバは「チュウ」について、「肛門をうがいさせてるんです」「屁が臭くならない」といった持論を展開するのでした。
また大輔は、ケンコバの大きなイビキを「ブリブリブリ！」といった擬音で再現し、こちらも爆笑！

ライブも終盤に差し掛かると、ケンコバが「Ａ」から順にアルファベットを言い、女性客は自分が該当するカップで咳払いするというアンケートを実施。
全国でリサーチを行い、秋田では「Ｊ」の方もいたそうですが、東京ではシャイな方が大半だったのか、咳払いは少数のみ。その前には、男性客への「むけてる」（Ｒ）「むけてない」（Ｎ）を実施し、いずれも野太い咳払いがこだましました。

開演から２時間近く過ぎたところで、抽選会へ。
発売中の書籍『日本全国あんぎゃー アカン旅』にサイン入りで手渡しし、３ショットの記念撮影も行い、当選者を歓喜させました。

こうしてエンディングへと突入。
「『あんぎゃー』終わりました。さみしいなあ…」とケンコバが漏らすと、大輔が「２周目、やりましょうよ。ていうか、もう決まってます！」と発表し、拍手と歓声が上がります。
改めてケンコバが「お暇な時、近県とかで会ったら観に来てください」と再びモミモミをし、大輔も「東京でも、もっとやれるように」「本来の『あんぎゃー』の形を見せたい」と再会を誓い、終演を迎えました。

その『あんぎゃー』２周目の第一弾は、８月24日（日）18時より、北海道・道新ホールとの決定。
最新情報は、『あんぎゃー』公式サイト、『あんぎゃー』公式ツイッターでご確認ください。


【宮川大輔】【ケンドーコバヤシ】