最新ニュースインタビューライブレポート

インタビュー

2017年8月18日 (金)

今年も良作の新ネタに期待大! 8月27日に単独ライブを開催する囲碁将棋をインタビュー!!

8月27日(日)、東京・ルミネtheよしもとにて、囲碁将棋による単独ライブ『文田根建』が開催されます。

学生時代の同級生らしい掛け合いと絶妙なセンスの共有が魅力的な彼らの漫才。毎年、夏に同劇場で開催している恒例の単独ライブでは約120分、ノンストップで新作漫才を繰り広げています。
自ら「僕らの漫才は緩い」と言い切る2人による単独ライブ。披露するネタについて「競馬で言うところの調教を観てもらっている感じ」(根建)「それか、石焼ビビンバ。焼き方をミスったら失敗する可能性もあるよっていう感じ。他の芸人さんの1つ手前くらいから見せている気がする」(文田)と語るように、できたてホヤホヤのフレッシュな新作が観られるのが特徴です。

2015年に復活した『M-1グランプリ」では優勝を期待される1組でありながら、昨年はまさかの準々決勝敗退。「悔しかった」(根建)「地獄でした」(文田)と話す2人が、今年の単独でどんな新ネタを披露するのか。さまざまな話を、ゆる~く且つ熱くいろいろと語ってもらいました。

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囲碁将棋(向かって左:文田大介/右:根建太一)

*   *   *   *   *   *  

――毎年、恒例となっている夏の単独ライブが、もうすぐ開催されますね。この単独ライブ以外にも、毎年、多くの新ネタイベントをやっている印象がありますが。

根建 他の人がどれくらい作ってるのか知らないので、多いかどうかわかんないですけど。
文田 まぁ、作ってるほうじゃないかなとは思いますね。(2013年に開催した)神奈川県58市町村ツアーの時は毎回2本くらい新ネタをやってたので、全部合わせると100本以上作ってたのかもしれないですけど、全く残してなくて。
根建 ほとんど1回しかやってないから、ストックっていう感じではないよね?
文田 そうだね。あの時のネタは、普段着られない洋服っていうか。一見ちゃんとした洋服に見えるんだけど、映画とかの衣装で1回着るだけのもので。
根建 うん、タンスにすら仕舞ってない洋服みたいなもんでしたね。
文田 ただあの経験をしたことで、ネタは割とすぐ作れるようになりました。

――今回の単独は、どういう感じになりそうですか。

文田 全体的な打ち合わせは、まだ1回もしてないんです。(註:インタビューが行なわれたのは8月上旬)。けど、ネタはもう大体できてます。
根建 僕らって作家3人くらいがみんな、パソコンを開いていたり、何時に全員集合みたいな感じじゃないんです。最悪、作家と1回も打ち合わせをしなくても、単独はできなくもないというか。
文田 昨年なんか、経費も全く使わなかったよね。けど、お客さんはお金かかってる単独が観たいですよね?
根建 せっかくの単独だし、派手な演出が観たくないっすか?

――どうでしょうね? 囲碁将棋さんの場合、がっつりと新作が観られるので、純粋に漫才を楽しみにしているファンの方も多いと思いますけどね。

文田 1ボケしかないショートコント、例えば会社コントで1ボケして「お前、誰だよ」くらいで終わるものに本物のコピー機を置いたり、エキストラの人にいっぱい出てもらったりして、かかった経費をモニタに映す案は毎回出るんですけど、「なんか......嫌みだよなぁ」ってなくなってます。

――(笑)ネタは大体できているとのことですけど、仕上がりはどうですか?

文田 悪くはないと思います。
根建 うん、そうだね。ただ、本当にいいかどうかは、舞台に出て実際にやってみないと毎回わからないですけど。
文田 僕ら、ネタ合わせがかなり少なくて。本番前に1回だけ、初めて喋るだけのネタもあるんです。だからこそのあの緩さなんですけど(笑)、でもそれ、いいところじゃないんです。「私、1回観たら、台本の台詞覚えられるんです」っていうことでもなくて。
根建 ただ、僕きっかけのものはあんまりなくて、必ず言わなきゃいけない台詞は文田が言うようにしてます。
文田 めっちゃスピーディーなカッチリしたネタもやってみたいとは思うんですけど。
根建 M-1とかだと、ちょっとスピーディーな感じにはなるよね?
文田 まぁ、それでも緩いけどね。毎年、単独では短いネタで7分、長いネタで10分以上のものを2時間くらい繋げてやってるんですけど、7~8分のネタって賞レースでやるのには3~4分に縮めないとダメじゃないですか。けど、僕らは台詞を何も変えなくても4分に縮められるんですよ。

――速度とか間を変えるだけなんですか?

文田 あと、余計なことを言わないようにすれば、ですかね。
根建 昔は"4分ってすっげぇ長いなぁ"と思ってたんです。初めて10分ネタとか言われた時、焦ったよね?
文田 うん。20分漫才を初めてやった時は、ひと月半くらい前から用意してました。
根建 めちゃくちゃビビってましたよ、「20分もやるの?」って。NSCの時は今よりスピーディーだったし、もうちょっとツッコんでたんですよ。それこそ一字一句間違えないようにやってましたけど、なんとなく今みたいな感じに変わっていきましたね。

――単独ライブをやったり、新作漫才を作ったりすることについては、どんなことを思ってますか?

文田 どうなんですかね? 作らなくていいなら、作らないかもしれない。
根建 確かに、ライブがないとあんまり作らないですね。やっぱりM-1があるからじゃないですか? 単独とかネタライブをやってるのは。
文田 僕ら、月1000万円稼ぎたいみたいな金欲はないんです。今はいい意味で休みが多くて、コンスタントに週2回くらいあるんですよ。給料がめちゃくちゃ高いわけでもないけど、私生活のちょっとした余裕が漫才にもいい影響を与えているのか、今回、ネタができるのが早かったんですよね。
根建 確かに、ネタにかけられる時間はいっぱいありますね。
文田 芸人はこうじゃなきゃダメだとか気を張って生きるより、今くらいの楽しさのほうが、僕らはいいネタができるような気がしてます。

――金欲はないとして、芸人としてはどんな欲を持っていると思ってますか。

根建 やっぱりM-1優勝じゃないですか。優勝してからが勝負って言われますけど、もし達成できたら性格的にはめちゃくちゃ満足すると思います。1年間くらい浸るかもしれない(笑)。

――(笑)昨年、ライスさんが『キングオブコント2016』で優勝したので、同じ9期生の囲碁将棋さんに年末のM-1を獲って欲しいと思っていた方も多かったんじゃないかなと思います。が、昨年はまさかの準々決勝敗退で......。

根建 あぁ、はい。あれはマジで悔しかったですねぇ。
文田 地獄でした。受かったような気もしたけど、ダメでしたね。久しぶりに落っこちたから、今年は1回戦の2分ネタからスタートなんですよ。芸歴3年目以来です。僕ら、M-1は決勝こそ行ってないですけど、毎年、準決勝までは進んでいて。『THE MANZAI』は2回、決勝に行っていて、それ以外でも毎年20位以内には入っていたんで、割とエリートなんですよね。だから準決勝まで行って当然だろうと思ってましたし、"受かりたい"っていう気持ちより"落ちたくない"っていう気持ちのほうが大きかった。でも昨年、準々決勝で落ちて、"3回戦とか準々決勝行く前で落ちたらダサすぎるだろ"とか思ってた気持ちがなくなった。もちろん落ちないほうがよかったんでしょうけど、落ちたことでスッと気持ちが楽になりました。

――落ちたくないっていう後ろ向きな気持ちを持って挑むより、攻めようとか面白い漫才をやろうって前向きな気持ちを持っていたほうがいい影響も出そうですね。そういう気持ちの変化も含めて、いい状況の中で作られたという今回の新作漫才が、非常に楽しみになりました。あと、今年のタイトル、すごくシンプルですよね。

根建 ある大物2人をもじっているんです。ポスター観てもらえればわかるんですけど......どうですか?
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――あ! 王・長島ですか?

根建 そうです! 僕の独断と偏見で決めさせていただきました。ポスター撮影はユニフォームにもこだわったんです。文田、ちょっとだけ王っぽい顔してるでしょ。
文田 気持ち......ね?
根建 うん。あと、「プロ野球チップス」を出したかったんですけど、いろいろとあって「プロ野球ダガシ」として僕らのトレーディングカードを付けて発売することになりました。カードは30種類あって、サンプルを観ましたけど結構いい感じで。マフラータオルも販売するので、ぜひ買っていただきたいですね。

――では、最後によしもとニュースセンターを読んでくださっている方へ、単独ライブの意気込みをお願いします。

文田 普段お笑いを観ないお友達を連れてきても、恥をかかせないようにします。1人で来ている方は、お友達を2~3人連れて観に来てください。ルミネがオッケーだったら、ペットも可にします!
根建 いや、ダメだよ(笑)。
文田 犬の世話があって、20時以降は外出できないって人がいれば。もちろん、カゴには入れてもらうけど。
根建 ダメだよ、吠えるって!
文田 まぁ、犬がいなかったら行ってたなぁって思ってる人も来てもらえれば! 4K放送も入ってますけど、「このネタは放映できません」みたいなものが多いかもしれないので劇場で観てください。

――根建さんもぜひ一言。

根建 最初は家族だけでやろうと思ってたんですけど、急きょお客さんを呼ぶことになりました。
文田 それ、結婚式のあるあるじゃん!
根建 ふふっ。せっかくの新ネタなので、ぜひ観に来てください。あと、「プロ野球ダガシ」も買ってください!
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【囲碁将棋】

2017年8月14日 (月)

FINA世界マスターズ選手権で木村真野がソロで優勝!

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のシンクロナイズドスイマー 木村真野が、ハンガリーのブダペストで行われている第17回FINA世界マスターズ選手権に出場し、ソロ競技(30代部門)で金メダルを獲得いたしました。
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木村は、現地時間8月7日のテクニカル・ルーティーンで首位に立つと、10日に行われたフリー・ルーティーンでは2位を獲得し、テクニカルとフリーの合計得点151.0875で優勝しました。2012年から出場しているFINA世界マスターズ選手権での金メダルは、デュエットでの獲得を含めて、今回が4個目。
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本人コメント
「初めて世界マスターズ選手権でのソロ競技出場にあたりかなりのプレッシャーがありました。
自分の実力がわからず挑戦する気持ちを持って試合に挑みました。そんな中、優勝できた事はすごく嬉しいです。
しかし、テクニカルは一位、フリーは二位という結果が完全優勝でなかった事は悔しいし今後の課題になります。今回の優勝は自分のシンクロ選手としての今後に生かされるとても意味のある大会になりました。私にとって色んな葛藤があった試合だったので金メダルを見た瞬間、肩の荷が少しだけ降りました。2019年の韓国、2021年の福岡の世界マスターズ選手権に向けて気持ちをしっかり切り替えてもっともっと強く逞しい選手になりたいと思います。応援ありがとうございました。プロシンクロ選手 木村真野」

FINA世界マスターズ選手権は、2019年に韓国、2021年に福岡での開催が決定しております。
また、同年5月には初のアジア開催となるワールドマスターズゲームズが関西地区で行われる予定です。木村は、双子の妹である紗野と二人三脚で、今後も世界でチャレンジし続けていきます
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■FINA世界マスターズ選手権とは
25歳以上の競技者を対象とした国際水泳大会で、1986年に東京で第1回目が開催。2015年のロシア大会からは世界水泳に実質統合されている。

■第17回FINA世界マスターズ選手権
大会日程:2017年8月7日(月)~20日(日)
開催場所:ブダペスト(ハンガリー)
参加国数:30カ国
競技数:5(競泳、飛び込み、シンクロ、水球、オープンウォーター)
■シンクロナイズドスイミング参加人数:約500人 ソロ部門:122人

■木村真野 プロフィール
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名古屋出身、1986年12月5日生まれ、木村紗野と双子姉妹の姉。4歳のときに「人魚姫になりたい」と思いシンクロを始める。
バルセロナ五輪・金メダリスト双子姉妹ジョセフソン選手(米国)に憧れ、 練習に打ち込むようになった。中学2年から全国大会でデュエット競技3連覇、2008年に日本代表入りを果たし、 代表を引退した後「マーメイドツインズ」のチーム名で国際的な大会に出場している。

2017年8月12日 (土)

『THE EMPTY STAGE』8月14日(月)スタート記念! 野沢直子×ゆりやんレトリィバァ×ガンバレルーヤ座談会

8月14日(月)~27日(日)、いよいよ『THE EMPTY STAGE 2017 SUMMER』が開催されます。

『THE EMPTY STAGE』とは、「即興」をテーマに「ONE-MAN TALKSHOW(1人喋りショー)」と「IMPROV SHOW featuring The SecondCity(新ジャンルの即興コントショー)」 の2部構成でお届けする新しい飲食型エンタテインメントステージのこと。

そこで今回は、『THE EMPTY STAGE』初参加となる野沢直子、ガンバレルーヤの2組と、3度目の参加となるゆりやんレトリィバァに集まってもらい、それぞれの『THE EMPTY STAGE』に対する印象や意気込みのほか、女芸人の先輩・後輩としての興味深い話などもしていただきました。
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(写真左より、ガンバレルーヤ・よしこ、ガンバレルーヤ・まひる、野沢直子、ゆりやんレトリィバァ)

*     *     *     *     *

ーー野沢さんは、ゆりやんさんやガンバレルーヤと会うのは初めてですか?

野沢 ゆりやんちゃんは初めてですね。ガンバレルーヤの2人とはこの間番組で会いました。

ーーそうなんですね。では、『THE EMPTY STAGE』に出ると決まった時の感想を教えてください。

野沢 私はアメリカでテレビで見たことがあって。そういう(即興コントの)番組があるんですけど、実際に内容を細かくは知らなかったんですね。うちの家族は結構笑ってるけど、私はあんまりわかってなくて(笑)。単にお題をもらって、みんなで作るのかなって簡単に考えていて。それで稽古始まったら、めっちゃ面白いからちょっとハマり始めてますね、結構。

よしこ 私は緊張というか、ドキッとしました。即興というのも初めてで、いちばん苦手な分野だったので......(笑)。「すぐ」っていう反応ができないというか、瞬発力がないので......。

ーーなるほど。ゆりやんさんは3度目ですが、これまでやってきて『EMPTY STAGE』のいちばんの魅力はどんなところだと思いますか?

ゆりやん ある意味人まかせなので、なんか、見切り発車で作り込まずに、とりあえず、なんか言ったら絶対誰かが乗っかってくれるっていう、みんなが背中にもたれ合っている感じがするんです。ボケなくていいし、というよりボケない方がいいんです、なんか。だから、ある意味ラクですね。

ーー芸人さんの中には、何も決めずに真っ白な状態で舞台に出るのが慣れてなくて怖いと思う方もいらっしゃるんじゃないかと思うんですが、どちらかというとそれを楽しめている感じですか?

ゆりやん そうですね。なんにも決めない方が楽しい。

野沢 でも、スリルがすごいよね、やっぱり。出た人はハマっちゃうだろうなと思います。
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ーー稽古は始まってどのくらい経つんですか?

野沢 まだ3回くらいですけど、1回で6パターンくらい見てきて、いろいろあって面白いな~って。

よしこ ほんと面白いですよね。

ーー稽古のときの印象深いできごとはありますか?

野沢 プラマイ(プラスマイナス)の岩橋くんと同じチームなんですけど、緊張感がすごいから、岩橋くんが鏡に頭を打ちつけてる......(笑)。

全員 (大爆笑)。

野沢 それ見るとこっちも緊張するっていう。いろんな意味で(笑)。

よしこ 私は、最初構えてたんですけど、(講師の)竹若さんに「何もボケなくていいんだよ」って言ってもらって、ボケないでウケるっていうか......いつもは使ってない部分の脳みそを使う不思議な感じなので、スリルがあって、稽古のあとはいいですね。帰り道とかすごい......。

野沢 わかるわかる! ハァーって。やった感があるよね。

よしこ そうなんです。一仕事終えた感が。
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ーーまひるさんは?

まひる (稽古中)あだ名で呼び合うんですよ。チームメイトを、先輩後輩関係なく。で、なんか、こう、チームの中で恋が生まれたりとか。「なんでもやって、僕がついてるよ」みたいなことをみんなで言い合って、助け合うみたいな感じなので......。

よしこ そうですね。

野沢 (笑)。え、誰と? ホントに!? そうなんだ~。じゃあ今度ちょっと言ってみようかな、岩橋くんとかに(笑)。

ーーちなみにその、恋の生まれそうなお相手というのは......?

まひる え~......、モーリィ(ななまがり・森下)とヨフィ(よしこ)。

よしこ そうですね、そこがいちばんアツいはアツいですね。

まひる あと、よしこさんと(カナリヤ)安達さん。

よしこ そうですね、いろいろゴチャゴチャしてるというか......。『ゴシップガール』のような。
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ーー複雑な恋愛模様が......。

よしこ そうですね~。

ゆりやん 森下さんとそんなことなる?

よしこ (笑)。

ーーゆりやんさんは、毎回いろんな方とチームを組まれてますが、チームが違うと雰囲気も変わりますか?

ゆりやん そうですね。毎回チームが違うので、即興とはいってもその人のクセとかもあるんで、毎回変わるから「あ、今回はこんな感じなんや」っていうのはあります。「イエスアンド」っていう、相手の話を否定せずに受け入れてから自分の話を足してお話を作っていくやり方があるんですけど、それこそ「キスしたい」って思ったら「キスしよう」って言えば、相手は「ノー」って言えないんで......(笑)。

野沢 それいいね(笑)。

ゆりやん 一回大阪で『EMPTY STAGE』によく似たイベントをやったときに、好きな先輩と一緒になって、キスに持っていった(笑)。
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全員 (爆笑)。

野沢 公私混同! ひどい(笑)! でもいいね。

ゆりやん やりたい放題(笑)。

野沢 じゃあ、付き合いたいって思ったときに、それで告っちゃうこともできるよね。

ゆりやん "EMPTY婚"とかもあるんですかね。

野沢 だって、ノーって言えないんだもんね。

ーーじゃあ、今回のチームで恋のお相手になりそうな人を選ぶとしたら誰ですか?

ゆりやん ......全員ないですね。

全員 (爆笑)。
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ーーゆりやんさんは、過去の本番で印象に残っていることはありますか?

ゆりやん お話がロングの場合は、暗転してお話が終わるんですけど、一回舞台中に停電になったことがあって、むっちゃヘンなとこで終わったんです。でもなんとか乗り切って。どうやって乗り切ったかは全部忘れたんですけど(笑)。『EMPTY STAGE』って即興で何にも考えずにやってるから、後に残らないんですよね。

ーーだから毎回新しいことができるのかもしれないですね。

ゆりやん 逆に、「こないだのアレが面白かったからもう一回みんなでやろう」と思っても、自分たちが面白くないっていうか、あのときだから面白かったんやなっていうのもあります。

野沢 本番ではまた違うんだろうね~。

よしこ そうですね~! お客さんがいて......。

野沢 お客さんの反応でもまた変わるのかなぁ。

ーーじゃあ、ゆりやんさんが、『EMPTY STAGE』の先輩として、野沢さんとガンバレルーヤに何かアドバイスするとしたらなんて言ってあげたいですか?

ゆりやん え~......(と考えながらおもむろに立ち上がって踊り出し)そう~いうときは、ズンチャ、ズンチャ、とりあえずなんか言い~! 落ち着いていきや~!

全員 (爆笑)。

野沢 そうだね! "なんか言っとく"だよね。

ゆりやん とりあえずなんか言っとけば、なんとかなります。

野沢 踊ってもいいんだもんね。
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ーー今まで急に踊ったことはありますか?

ゆりやん あ、あります。急に歌い出しても、即興でピアノの伴奏もつけてくれるんですよ。だから急にミュージカルにもなります。

全員 へぇ~っ!

よしこ 面白いですね。

ーーでは次に、せっかく女芸人3組が集まったので「女芸人座談会」的なお話もできたらなと思うんですけど、野沢さんはゆりやんさんとガンバレルーヤのことはご存知だったんですか?

野沢 あ、知ってました知ってました。

ゆりやん うれしいです~。

ーーゆりやんさんとガンバレルーヤは野沢さんにはどんな印象を持たれてたんですか?

野沢 知らないよね。だって、アメリカに行ったのはもう26年前だし。

ゆりやん あ、生まれた年です。

野沢 わ~!! 生まれた年なの!? ヒィ~!

ゆりやん 『ごきげんよう』とかに出てはったのが印象深いです。「(アメリカから)帰ってこられた」みたいな感じで。

野沢 なんか恥ずかしい(笑)。

ゆりやん バナナのタトゥーの話が印象深かったです。

野沢 ありがとうございます~。そうそう、バナナのタトゥーをね、毎年結婚記念日に入れてて。将来はバナナ(のタトゥー)だらけのババアになろうと思ってたんだけど、11年目ぐらいからめんどくさくなっちゃって(笑)やめちゃったんだけどね。だから、どっかの時点でまとめて房で入れとこうかなって思ってるんだけど。

全員 (笑)。
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ーーゆりやんさんは以前、番組でアメリカに短期間住まわれてましたが......。

野沢 え~、そうなの? どこに?

ゆりやん ニュー......(と言いかけて)あ、Newyork Cityです(と発音よく言い直す)。

野沢 (笑)。そうなんだ~! 何やってたの?

ゆりやん ナイナイさんの番組で、いろんな女優さんとかがいろんな地域に住むっていう......。

野沢 あ、見た~! 今思い出した~! 加齢により、記憶が急に出てくるので......(笑)。それで、チューするとかしないとかって言ってたよね。チューしたの?

ゆりやん ほんまは最初断られたんですけど、むちゃくちゃお願いして、手紙まで書いて、してもらいました。

野沢 私、インスタも結構見てた、そういえば。動画も結構見たり......。

ゆりやん うれしい~! ありがとうございます。

ーーゆりやんさんはハリウッドにも興味があると思うんですけど、せっかくだからこの機会に、アメリカに住む野沢さんに聞いておきたいことはありますか?

ゆりやん こんな機会ないので聞かしていただきたいんですけど......好きな色はなんですか?

全員 (笑)。

ゆりやん むちゃくちゃ興味あって。海外行きたいんです、私的には。野沢さんは先駆者だと思うんですけど、私のネタで、アカデミー賞授賞式のネタがあるんですけど、ホントにハリウッドに行って、アカデミー賞受賞して、「Ah......」ってなってスピーチして、テレビを見た日本の人が「あれ日本でやってるネタと一緒やん(笑)」って言って笑ってもらうのが夢なんです。

野沢 へぇ~! そうなんだ~。私は、一番最初アメリカに行ったときは「ゲロ吐くミッキーマウス」の腹話術をやったんだけど、腹話術やったことなくて、しかも英語もしゃべれなかったからダダ滑りで(笑)。

ーーなんでそれやろうと思ったんですか(笑)!

野沢 (笑)。それでちょっと焦ってサルのモノマネしたらそれがウケて、コメディクラブとか公園とかでやってて。あとはメトロポリタン美術館の前でムンクの『叫び』の顔マネをしながらマックシェイクを飲んでるっていうネタをやって。1日でやめちゃったんだけど(笑)。

ゆりやん・よしこ・まひる (爆笑)。すご~い!

ゆりやん どういうきっかけでアメリカに行こうと思ったんですか?

野沢 なんのツテもなかったんだけど、ドラマとか見たらニューヨーク(が映ってる)じゃん? だからニューヨークに......(笑)。で、わりとすぐ結婚しちゃったんだけど、最初の3年ぐらいはカタコトだったかな。ダンナと笑いのツボがちょっと違うの、やっぱり。でもそれに気づいたときにはもう住み始めて10年近く経ってた(笑)。

ゆりやん・よしこ・まひる 遅い(笑)!

野沢 そのうち、今度は映像がいいかな~と思い始めて、ショートフィルムを作るようになって。最初に考えたのが、女の人の性器がしゃべるっていうネタで......。それはわりと評判よくて。

よしこ どういうときにそのアイデアを思いつくんですか?

野沢 世界共通で、言葉の壁も関係ないのって下ネタかなぁと思ってて。で、笑いのツボも関係ないだろって思って。

ゆりやん すごいですね~!

ーーガンバレルーヤのお2人は、聞いてみたいことはありますか?

よしこ 以前もちょっと相談させていただいたんですけど、(『内村てらす』で共演している)内村(光良)さんと距離が変わらないっていう......。

野沢 (笑)。でも、そういう人だと思う。私も距離が縮まらないまま年月が経ってるし。『夢で逢えたら』は6人(ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、野沢直子、清水ミチコ)でやってたんですけど、私と清水ミッちゃんとナンチャンの3人がけっこう仲良し3人組って言われてて、その3人でいつも内村さんの私服をチェックして......(笑)。あまりのダサさにね。当時はなんにでもローファーを合わせてきてて、「またあいつ......」みたいな。30年経っても忘れられない(笑)。

ーー今、共演していて、内村さんの私服を見て何か思うところはありますか?

よしこ 確かに、色味もなく......。

野沢 お金はあるんだから、シンプルな服でもいいからなんとかならない?って思うんだけど、こないだ会ったときも「相変わらずだな......」って思ったもん。変わんないんだね~。
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ーーもしこの3組でなにかするとしたら、何をしてみたいですか?

よしこ 野沢さんと一緒にコントしてみたいです。さっきの話の「性器がしゃべる」みたいなコントとか......。

野沢 じゃあ、ホンモノのやつを出してもらおうかな。

全員 (爆笑)。

ーーゆりやんさんはありますか?

ゆりやん 私はやっぱり、野沢さん引率でみなさんでアメリカに行きたいですね。

全員 あ~!!

ゆりやん それで、ニュー......(と言いかけ)Newyork Cityのステージで、4人で、......女性器を動かすネタを(笑)。

野沢 結局それやるんだ(笑)。でも、私も今それ言おうかと思った(笑)。

ゆりやん 稽古しないと。『チンプティ・ステージ』の。

全員 (爆笑)。

ーー野沢さんは、日本の芸人がアメリカに来ることには賛成ですか?

野沢 みんなどんどん来てほしいし、来てくれればみんなで一緒になんかやるとか展開があればいいなぁとも思うし。(ピースの)綾部くんとかも来るのかなぁと思ってるんだけど......。

ーーまだいらっしゃってない......(笑)。

野沢 ちょっと話したら、「家では靴は脱ぎますか?」みたいな質問ばっかりで、「なんだそれ」って思って......ちょっと綾部くんはバツって思ってるんですけど。

全員 (笑)。

ゆりやん 綾部さんに女性器はないですもんね。

野沢 そうだね。それは私たちだけだもんね。

ーーでは最後に、『THE EMPTY STAGE』の意気込みをお願いします!

野沢 とりあえず初めてで、稽古が刺激的で超楽しいので、本気で楽しみにしてます!

ゆりやん ホントに何が起きるかわからないので、そのときだけ、人生と同じで一回きりの公演なんで......、あ、公演は何回かあるんですけど(笑)。なので、全部来ていただいても大丈夫です。(急に)落ち着いていきや~!

よしこ すごい野太い声ですね(笑)。私は初めてなので、楽しんでできるように、あとチーム内の恋とかも楽しんで見ていただけたら......。がんばって発展できるようにしますので、よろしくお願いします。

まひる 私も初めてで......、さっきの話にもあった「イエスアンド」の稽古中、毎回否定しちゃって......。

全員 (爆笑)。

まひる なかなかイエスができなくて、周りをかき乱しちゃって、周りの人に助けていただいてるので、本番では自分も誰かを助けられるくらいがんばっていきたいです。
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【野沢直子】【ゆりやんレトリィバァ】【ガンバレルーヤ】

2017年8月 5日 (土)

昨年から大幅にパワーアップ! 「サマクロ2017 〜Summer Crossing〜」クロスバー直撃・渡邉、見取り図・盛山告知インタビュー

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昨年夏、よしもと漫才劇場の芸人が総出演、3会場で「お笑いVer.の夏フェス」として行われたのが「サマクロ」。今年は、よしもと漫才劇場、YES THEATER、なんば紅鶴、なんば白鯨、道頓堀ZAZA POCKET'S、G3と会場を倍増。「サマクロ2017 〜Summer Crossing〜」と題し、全6会場で8月26日(土)に行なわれることが決定しました。

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今年は漫才劇場の若手芸人に加え、人気芸人のゲスト出演も決定。昨年以上に盛り上がること確実です。この必見の夏イベントを前に、クロスバー直撃・渡邊、見取り図・盛山の2人が告知インタビューを行いました。

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--------昨年のサマクロの印象は?

盛山「どんなんやったっけ...(笑)。YES THEATERとかいろんな会場でやってたんですけど、どこで何が行われているのか全然わからなかった(笑)」

渡邊「目ぇ回るような感じやったよ」

盛山「言われた場所に出没するという。1日いろんなところに出ずっぱりって感じでしたよね」

渡邊「そうやね」

盛山「今年は(会場が)もっと多くなってるんですよね? チケットの売れ行きは?」

渡邊「去年はなんやかんや言うて完売したみたいやしね」

盛山「盛り上がってましたよね。夏はみなさん暑さでイカれてますから」

渡邊「箸、転んでも笑ってるから」

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--------そのなかで記憶に残っているイベントは?

渡邊「みとぼる村はまあ異色な...」

盛山「あの物議を醸した(笑)」

渡邊「一番最後にNSCの教室でやったんですけど、濃いメンバーと濃いお客さんで、好きなことができて」

盛山「そのナベさんのイベントに行くってことは、そういう(濃い)ことですもんね。よくわからんみとぼる村へ行くのは(笑)」

渡邊「人気イベントはYES THEATERとか漫才劇場とかでやってるんですよ。こっちはディープなメンバーでディープなことをやったんで。でも意外と一番夏っぽかったんですよ」

盛山「ウソつけ!」

渡邊「ホント、夏祭りなんで」

盛山「でもサマクロやからできたイベントですよね」

渡邊「そうそう、この日、このメンバーでしかやらないから」

盛山「今回もなんかやらはるんですか?」

渡邊「今回は帰ってきたみとぼる村っていう...」

盛山「いっしょやん!」 

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--------盛山さんはみとぼる村を見られたんですか?

盛山「いや、ウワサを聞いたんです。終演して5分くらいで、すぐにウワサが回ってきた」

渡邊「けっこういろんな仕掛けやってて、台本も40分イベントなのに30ページくらいの台本で」

盛山「いったいどんな感じやったんですか?」

渡邊「お祭りでみんなが楽しんでるんやけど、殺人事件が起きたり、刑事が出てきて推理したり...。最後は解決して、みんなで盆踊りを踊るという」

盛山「なんやそれ!(笑)」

渡邊「大盛り上がりやったけど、10分巻いて」

盛山「巻いたんすか!? じゃあ今年はさらにパワーアップして?」

渡邊「あ〜...アップじゃなくてキープで。みつあみ(見取り図の出演イベント)もやるんやんな?」

盛山「そうです。元々先輩を越えようというので集まったんですが、それを越えようというユニットが、サクラライブもそうやし、めちゃくちゃ増えてて。ここでやっと白黒付けられるな、と」

渡邊「そうやな」

盛山「最初は3回くらい断ってたんですよ。でも話し聞いたら、断ってんの僕だけやって。一人でわがまま言ってるみたいになってて、それやったらやりますって」

渡邊「この"サクラライブVSみつあみ"の"VS"は、サマクロでしか見られへんからね。そんで、あふれたお客さんがみとぼる村に来てくれると(笑)」

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--------お二人がいっしょに出られるイベントは?

渡邊「若手芸人ラップ選手権ですね。今流行のフリースタイルで」

盛山「世間的にもブームですよね」

渡邊「芸人の間でもけっこう流行ってるし」

盛山「僕らがNANIWAdelicでずっとやってるのはラッパー対芸人ってやつなんですけど、今回は芸人だけ。けっこう敬遠されるんですよ、ラップバトル怖いとかって。でも、そんなこと全然ないですから」

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--------MCはヤナギブソンさんですね?

盛山「そうです。近頃めっちゃハマってはって。それと、大物ゲストも決まったみたいですよ! なんとあのRGさん!(笑)ギブソンさんが名指しで対決したいって言ってるんで(笑)」

渡邊「人気者の山田(ラニーノーズ)とかがボコボコにされてるところを見られるのはこれだけやし」

盛山「爽快ですよね(笑)」

渡邊「人気者を倒せる!」

盛山「ただまあ言うてますけど、ナベさんは全然勝たないんですよ。ボコボコにできて楽しみとか言うんですけど、ボコボコにされて終わるという(笑)」

渡邊「まあ芸人としては楽しければいいかな、と」

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--------今回もボコボコになる可能性が?

渡邊「そうですね」

盛山「可能性は9割超えです(笑)。でもG3って会場は僕も行ったことなくて。小さいクラブみたいですけど、そういうとこでお笑いのイベント見られるのもなかなかないんで。とにかくラップバトルは一番来にくいと思うんで、ぜひ来てほしいですね」

渡邊「(出演が確定しているメンバーを見て)......これはお客さん、入らんな」

盛山「入らないですね(笑)」

渡邊「二部構成になってて、昼間が予選、17時から決勝があるんです。」

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--------ほかにサマクロを楽しむ方法は?

盛山「やっぱりせっかくフェスなんで、Tシャツとか買ってほしいですね」

渡邊「去年はけっこうお客さんも着てたな。でも、こっち(芸人)側には全然行き渡ってなくて。選ばれた人間しか着れないTシャツやった(笑)」

盛山「ホンマに8組くらいしか着てない(笑)」

渡邊「僕らも欲しいなぁって」

盛山「だから僕らも袖を通したことがないんですよ。(ポスターを見ながら)多分この2列目以降は着ないでしょう。...1列目の端の爆ノ介、こいつは間違いです」

渡邊「こいつは着んな(笑)」

盛山「お笑いフェスってけっこう芸人がTシャツ着てるんですけどね」

渡邊「ほぼほぼ全員着て、楽屋にも大量にあって」

盛山「だから初めてでした。楽屋に8組分しかないって。しかも名指しで(笑)」

渡邊「今年は着れなそうなメンバーには、生地薄めのTシャツでもいいんで」

盛山「やっぱりみんなで着て一体感がほしいですよね。去年もTシャツのこと聞いたらたらい回しにされて、結局一人目に聞いた人のとこに戻って(笑)。...って僕、なんかめっちゃ着たいヤツみたいになってますけど」

渡邊「そんくらいプレミア感のあるTシャツですから。また誰かデザインするんかな?」

盛山「去年は芸人がデザインしてましたけど、今回は確かシンプルでした。2色やったら、そんなにお金かかんないですよ。僕、知ってるんです。3色からけっこうお金かかるんです」

吉本担当者「Tシャツ付きチケットが、8月9日(水)まで販売されてます」

盛山「これ、おトクですよね? ぜひ皆さんに買っていただいて、そして芸人はとにかくTシャツを着たい、と。そして僕は4日後に単独ライブもありますんで、前哨戦やと思って(笑)」

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--------サマクロの見どころは?

盛山「お笑いは秋からが結構盛んになるんで、芸人が最後にゆっくり楽しめるイベントというか。9月に入ったら賞レースとか、いろいろマジモードになるし」

渡邊「夏、遊ぶことないんで、ここで遊ぼうかなと思ってます」

盛山「ウソつけ!(笑)オネーチャンとかといろいろ遊ぶでしょ?」

渡邊「いやいやいや、でもやっぱりこういう夏のイベントって楽しいからね」

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--------来られる方にメッセージをお願いします

渡邊「去年、みとぼる村は惨劇が起こったので、今年は何事も無ければいいなと思ってるんです。普通にみんなが屋台で遊んだり、盆踊りする予定なんですけど、もしかしたらまた事件が...。何が起こるか予測不能なメンバーやから。そして、ぜひ浴衣とかで来てほしいですね。ホントに祭りの会場みたいにしてるんで」

盛山「(みつあみで)多分綱引きするんですけど、大人の本気の綱引きを見てほしいですね。大人が本気で力むとこを見てほしいな、と。あとコマンダンテが漫才劇場に立つ、ていうか、みつあみ自体が久しぶりなんで、ぜひ見に来てほしいですね」

渡邊「ラップバトルとみとぼる村もぜひ!」

盛山「あとはみんな人気イベントばっかりですもんね。それと、とりあえずTシャツ、期待してます!」

渡邊「夏の終わりやから、笑いあり、涙あり...モハメド・アリ、有森裕子、有田焼、焼きおにぎりとなっております!」

盛山「関係ないし! 今のとこ、全部伏せ字にしててください」

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【クロスバー直撃・渡邊】【見取り図・盛山】

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「サマクロ2017 〜Summer Crossing〜」公式ブログ

https://blogs.yahoo.co.jp/samakurofes

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「サマクロ2017 〜Summer Crossing〜」公式ツイッター

@samakurofes

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「サマクロ2017 〜Summer Crossing〜」

【日時】2017年8月26日(土)

【会場】よしもと漫才劇場、YESTHEATER、なんば紅鶴、なんば白鯨、道頓堀ZAZA POCKET'S、G3

【内容】よしもと漫才劇場を中心とした全6会場をリストバンド1つでまわれるお笑いver.の夏フェス

【料金】前売り券3.900円 当日券4.500円

【出演】ミキ、霜降り明星、フースーヤなど150人以上のよしもと漫才劇場所属芸人と人気実力派芸人からテレビでお馴染の芸人まで多数ゲスト出演

【HP】 https://blogs.yahoo.co.jp/samakurofes

【お問い合わせ】チケットよしもと http://yoshimoto.funity.jp/r/samakurofes07/

 0570-550- 100(10:00~19:00)

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2017年8月 3日 (木)

イラストレーター・まき田 個展『夢のカケラ』開催記念! まき田×コロチキ対談

8月1日(火)、東京・自由が丘グリーンホールにて、イラストレーター・まき田さんの初個展『夢のカケラ』が開催され、オープン前にコロコロチキチキペッパーズの2人が訪れました。
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SNSで15万人を超えるtwitterフォロワーをもつ大人気のイラストレーター、まき田さん。これまでおもにSNSを中心にイラストを発表してきたまき田さんによる初の原画展となる今展では、100点を超える原画作品が展示されるほか、今展の特別限定となる販売用の作品やオリジナルグッズも多数出品。加えて、未発表の「お話」作品や、幼少期に描いた作品など、今回しか観ることのできない貴重な作品も併せて展示されています。

また、今展の開催に合わせ、自由が丘のカフェ「&1F(アンドエフワン)」では、『まき田カフェ』と題したコラボカフェ企画が行われるほか、ヴィレッジヴァンガード自由が丘店でもオリジナルグッズが販売されています。

もともとまき田さんの大ファンだったというコロチキ・西野が、自身のグッズのイラストをお願いしたことがきっかけで始まった2組の交流。今展の開催にあたり、コロチキの2人が真っ先に会場に駆けつけ、最初のお客さんとして作品を観覧、まき田さんとも語り合いました。

最初に入ったところにあるまき田さんのプロフィール紹介イラストに見入り、「インコ飼ってるんですか? 僕も飼ってるんですよ」と、さっそくまき田さんとの共通点を見つけた西野。話が弾む中、続いては原画販売コーナーへと向かいます。
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ここでは小さな作品がたくさん壁にかけられており、その中には仲のよさそうなカップルのイラストも。するとナダルが「彼女がいない僕はどうしたらいいんですか?」とポツリ。それを聞いたまき田さんが「もし自分がカップルだったらどんなカップルに近いかなとか、そんなことを思いながら見てもらってもいいかなと思います」と笑顔でアドバイスすると、しばらく考えてから「僕はこんな感じですかね。ずっとくっついてます」と、仲のよさそうなカップルのイラストを指さしたため、「聞きたないわ、相方のそんな話」と西野がツッコみ、笑いが起こっていました。
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原画販売コーナーのすぐそばにはまき田さんお手製のフォトプロップス(写真撮影用の小道具)も置かれており、訪れた人が自由に手に持って記念撮影をすることができるようになっています。
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続いては過去作品のコーナーへ。ここでは幼少期に描いた作品など、現在の画風とは違ったタッチの絵がたくさん展示されています。少女マンガ風のイラストを見て、当時どんなマンガが好きだったかを話すまき田さんと西野。世代が近いだけあって読んでいた作品も同じものが多く、話が盛り上がる2人ですが、ふと「ナダルさんはどんなマンガ見てたん?」と西野が聞くと、「妖怪人間とか」と答えるナダル。これには「すごいな、ちゃんと気持ち悪いやん(笑)」と、変な感心の仕方をする西野でした。
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さまざまな画風の作品を目の当たりにして、「芸人が芸風を変えるみたいなことですかね......」と、自身に置き換えながら作品を見ていく西野。まき田さんいわく「迷走していた時期もあった」とのことですが、「でもその迷走した時期があったから今の作風があるんですもんね」と、ナダルが感心したように言います。

コラボカフェ企画のカフェで使用される食器などが展示されているコーナーでは、なぜかディスプレイに置かれている水筒を手に取り、開けて匂いを嗅ぐナダルに「なんで匂うねん!」と西野がツッコんだり、さまざまなイラストが展示されているコーナーで、特に花の描いてあるイラストが気に入ったようすのナダルが「花、キレイやなぁ!」と感嘆し、「なんか、創作意欲湧いてきた。(まき田さんに)僕が話書いたら絵描いてくれます?」とまき田さんに突然の依頼をしたりします。笑顔で「ぜひ!」と答えるまき田さんですが、「絶対ムリ! まき田さん、めっちゃ忙しいんやで?」と西野が先に依頼を断っていました(笑)。
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その後も、絵を見ながらうっとりと「絵の中で暮らしたいなぁ」とつぶやくナダルに、「どういうこと?」と西野が冷静にツッコむなどのやりとりがありつつ、「1日何時間ぐらい描くんですか?」など、ファンならではの質問をする西野に、まき田さんは「日にもよりますけど、家にいたら何かしらやってます」と答えます。今のお仕事は趣味の延長上にあるものなので、楽しんで仕事ができているんだとか。

また、「恋愛経験は豊富なんですか? 恋愛経験が豊富か、恋愛映画をいっぱい観てるとかじゃないと、こんなにたくさんのカップルのイラストは描けないんじゃないかなと思って......」という西野の質問には、「どちらかというと、友達の話を聞いたりしてインスピレーションをもらうことが多いです」と答えるまき田さんでした。
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最後に作品集やグッズの販売コーナーをのぞくと、そこにはコロチキのイラスト入りのクリアファイルも置いてあります。それを見た西野が「クリアファイルを社員さんがほめてて。『すごくいいですね! 何がいいって、あの好感度の低いナダルがめちゃくちゃよく描けてて、嫌味のかけらもない』って(笑)」と言うと、ナダルが「聞きたない聞きたない、そんなん」と心底イヤそうな表情を見せます。するとまき田さんも「確かに私も、イラストを見た社員さんから『ナダルがかわいすぎますね』って言われて、『え~っ!』ってなりました(笑)」と告白する一幕も。
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ひととおり展示作品を見終わり、入り口に用意されていた星型の紙にメッセージも書いたところで、2組に対談をしてもらいました。
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*      *      *      *      *      *

ーーそもそも、西野さんがまき田さんのファンだったことから交流が始まったとのことですが......。

西野 そうですね。ナダルより僕の方が先です(笑)。

ナダル (すかさず)今は同じぐらいです。

ーー(笑)。好きになったきっかけは?

西野 最初はツイッターで見かけて。ほんわかカップルの絵とか、とげとげしいカップルの絵とか、いろんなカップルのキュンキュンする感じの絵を描かれてたんです。それを見て、男の僕がいうのもなんですけど、めちゃキュンキュンして(笑)。

まき田 へぇ~。

西野 めっちゃいいなぁってなって。で、周りにも知ってる人がいて。最初はすごいかわいい絵だなって思ってただけだったんですけど、そのうちツイッターをフォローするようになったんです。そしたらまき田さんがいろんな絵を投稿してくれるんですよ。それを見るたびめっちゃいい絵なんで......。

まき田 (笑)。

西野 とにかく癒されたんですね、絵を見てて。で、もともと僕も小学生の頃にマンガとか描いてて、絵を描くのが好きで、絵自体には興味あったから、ダメもとで僕らコンビのこの感じを絵にしてもらえたりしないかなぁって思って。ちょうど全国ツアーの時期と被ってたんで、ダメもとでお願いしたらまさかのOKがもらえて、ホンマうれしかったですね。

ーーまき田さんは、依頼を受けた時どう思われましたか?

まき田 もともとコロチキさんと繋がる前に、この原画展のお話をよしもとの社員さんとしてたんですね。なので、それつながりなのかなって。

西野 え~、そうだったんですか!? もともとこの話があって......。

まき田 そうなんです。なので、それ関係で私のことを知ってくださったのかなって思ってたんですけど、そうじゃなくて個人的に好きですって言っていただいたので、ちょっとビックリしました。

西野 めちゃめちゃプライベートで知りました。

まき田 ただ、今までちゃんとした似顔絵を描く機会があまりなかったので、(似顔絵の依頼を受けて)とにかく画像検索しました(笑)。

西野 (笑)。

ーー検索してみて、どう感じましたか?

まき田 描ける顔かな?と思って(笑)。でも、特徴があるから「描けるかもしれない」と思って。

西野 で、いざ描いたら......、僕は描けたんですよね?

まき田 そうですね。西野さんはわりとすんなり描けたんですけど、ナダルさんは、このインパクトのある顔がどうしても......。私はいつも目がワンパターンの目なので、その目だと、ナダルさんのこのはっきりした目が描き表せないからどうしようかなって。

西野 目力がね......。

ナダル 目力に関してはよく言われます。土屋太鳳ちゃんにも言われました。「目が......」って。

まき田 (笑)。

西野 「目が......」って言って、吹き出すっていう。あんなにNG出さへん土屋太鳳ちゃんが......。

ーーちなみに、ナダルさんはどの段階でまき田さんの存在を知ったんですか?

ナダル いや僕ホント知らなくて。西野、基本的にはグッズのことは全然僕に相談ないんで。

西野 グッズに関しては、100:0で僕ですね。

ーーそれはなぜですか? ナダルさんがグッズにこだわりがないから、とか?

ナダル いや、僕が何言っても結局西野がしたいようにするんで。去年(のグッズ)に関しては意味わからん"モルモットの手鏡"とかあって。

西野 僕が絵を描いた......。

ナダル 西野が描いたキャラクターの"モルモットの手鏡"って、何ソレ!?って。

まき田 (爆笑)。

西野 でもかわいいで? モルモット飼ってるんですよ。

まき田 最初にグッズの打ち合わせをしたとき、西野さんも絵を描かれるって聞いたんですけど、最初にラフを出して「こんな感じで描いてほしいです」っていうのを提案してくださったので、私はそれを描くだけだったんです。でも、コロチキのファンの方は西野さんが描いた絵の方がいいと思うんじゃないかなって思って、ちょっと不安でした。

西野 でもたぶん僕らのことを好きな人は、僕が好きなこととか雰囲気をわかってくれてると思うんですよ。だから「西野くんが好きなんやな」というのはわかってくれてると思う。「ナダルが好き」というのは思ってないと思うけど(笑)。雰囲気的にね。

ナダル でも、僕でも感じましたけどね。(グッズのクリアファイルのイラストを見て)「めっちゃいいな、かわいいな、これ」って。

まき田 どの段階で見たんですか?

ナダル できあがってからです。「え~、なにコレすごい! かわいいなぁ」って。

西野 できあがってから(イラストのナダルの)デコの広さにも気づいて。

まき田 (笑)。「めっちゃ広い!」って?

ナダル それでもモルモットより全然よかったです。

西野 ラフを描いたのは、まき田さんはかなり多忙な方やろうなと思ったので、あまりカロリーをかけたくなかったというか、そんな気持ちがあったからなんです。OKをもらった時点で僕としては「わあっ」って感じやったんで。だからある程度ラフは描いといた方がええかなって思って。とにかく僕らを絵にしてくれたことがうれしかったですね。

まき田 実際のクリアファイルの裏面のイラストがそのラフのイラストなんですけど、"好感度が低い"って言われてるナダルさんを、西野さんが「元気出して!」って励まして、「2人でがんばっていこう! いいことあるさ」っていうイラストを描いてほしいって言われて......。

ーーちゃんとストーリーがあるんですね!

西野 それ、(ナダルは)今知ってますからね。

ナダル へぇ~、知らんかった。

まき田 それにはコンビ愛を感じました。

西野 ツイッターでも悪口言われたりして(ナダルが)悩んでたんで。僕はそれはいいことやと思うんですけど。アンチがいるってことは、それだけ知ってくれてる人がいるってことやから。でも(ナダルは)メンタルが弱いんで......。だから、コラボさせていただいたイラストの中でメッセージを......。

ーー相方への愛を......。

西野 それはありますね~。

ーー直接は言えないけど、っていう。

西野 今伝えました。

ナダル 今伝わりました。

ーーすごくいい話じゃないですか!

まき田 いい話ですよね。で、そのラフのイラストだけじゃなくて、どうせなら2人の正面のイラストも描きたいなって思って描き足したのが(クリアファイルの)表のイラストなんです。

ーー今回はクリアファイルでしたけど、今後またコラボするとしたらどんなグッズを作ってみたいですか?

西野 なんやろ? トートバッグとかもかわいいですよね。

まき田 実用性があるものの方がいいですね。

ーートートバッグなら実現性が高そうですね。

西野 そうですね。

ナダル じゃあ僕も本気で絵本(の話を)考えるんで、もし微妙やったら「ちょっとこれは......私はちょっと協力できません」って言ってください。

まき田 (笑)。赤ペンいれますね(笑)。

西野 なんでそんな提供したがるの(笑)? 

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そんなコロチキのグッズも買える、まき田さんの『夢のカケラ』展。見ているだけで癒されるまき田さんの作品を生で見られる絶好の機会ですので、ぜひお立ち寄りください! 
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【コロコロチキチキペッパーズ】

来てくれた人みんなにハッピーを拡散! 8月7日(月)開催「風水芸人出雲阿国運気の上がるライブ」出雲阿国インタビュー

8月7日(月)に東京・渋谷 ロフト9にて「風水芸人出雲阿国運気の上がるライブ」が開催されます。本ライブは、"ずも姉"こと風水芸人・出雲阿国による、開催日・開催場所・タイトル・ゲスト・講演内容・空間演出・飲み物・食べ物などに開運要素がふんだんに盛り込まれた開運エンターテイメントライブ。

不定期に続けてきて3年目という本ライブでは、毎回風水などの東洋思想の知識をもとに、その月に運気を上げる要素を持っているゲストを招いたり、トークテーマをその月運気の上がる内容にするなど、タイトル通り「運気が上がること」に特化した内容となっています。

また、会場内では漢方スタイリストの資格も持つ出雲阿国オススメの運気の上がる飲み物や食べ物メニューを注文できるなど、細部にまでこだわっているのも特色のひとつ。

そんなライブをプロデュースしている出雲阿国に、ライブへの意気込みや見どころ、また風水にハマったきっかけやその魅力について、じっくりお聞きしてきました。

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ーー「風水芸人出雲阿国の運気の上がるライブ」はどのくらいの頻度で開催してるんですか?

まちまちなんですけど、最近は季節に1回とか、3カ月に1回くらいですね。というのも、空間全部をプロデュースするので、準備がすごく大変なんですよ。最初は開催日と演目とゲストだけが開運要素のイベントだったんですけど、だんだんこだわり始めて。風水って、五感すべてが運気アップにつながると考えているので、来てくれたみんなに五感にいい刺激を与えてあげられるようにしたいと思ってたら今のような形になっちゃって、本当に今(自分の)首が締まっちゃってます(笑)。命かけてやってる、みたいな......。

ーー確かに、そこまでこだわらなければ月イチでも開催できそうですね。

そうなんです。でも私、芸人だからこそ「バカなんじゃないの!?」って他の風水師さんたちが言うようなイベントにしたくて。「運気が上がるライブ」と言っても、実際は風水師さんが話すだけっていうイベントも結構あったりするんですけど、芸人がやるからここまでエンターテイメントなんだ、みたいな感じにしたいなと思って。細部までこだわり抜いて、お客さん一人ひとりが大爆笑して大満足して、しかも運気が上がって帰るようなライブにしたいなと思ってやっていたら、最近完成形が見えてきたんです。(ライブが)終わる頃には、悲しかった人たちは泣いてスッキリして帰るし......。

ーー泣く人もいるんですか!?

公演後、最後の1人まで出口でお見送りをしてるんです。最初は握手だったんですけど、最近ハグになってきて。そのとき、「明日からがんばれそう」みたいな感じで泣いてくれたりする人もいるかと思えば、大爆笑して帰る人もいたり。常連さんは「彼氏できたよ!」とか「宝くじ当たったよ!」とか、いいことがあったら報告してくれるようになって。宝くじで1000万当たった人もいたので、「私を超えるのやめてくれる?」って言ったんですけど(笑)。みんなにそれぞれいいことがあったりするから、やっててよかったなと思えるイベントになってきてますね。

ーーそもそも、風水に興味を持ったきっかけはなんだったんですか?

昔、『Goro's Bar』っていう稲垣吾郎さんの番組があったんですけど、そこで準レギュラーだったんですね。そのときに「ダメな女芸人を風水で救えるか」っていう企画をやらせていただいて。私、その頃"5なし時代"って自分で言ってるんですけど、彼氏なし、金もなし、仕事もなし、友達もいないからなす術なしっていう(笑)、そんな"5なし時代"を過ごしているときだったので、「阿国でちょっとやってみようか」って言われて。それが風水との出会いですね。うちの父が風水がすごく好きな人だったんで、もともと興味はあったんですけど、正直なんかうさんくさいなとも思っていて。だから、番組でやってもらうことになったときも、どん底にいたんで「どうせ救ってもらえないでしょ」みたいな(笑)、すごいナナメから見てたんですけど、(風水師に)家を見てもらって「あなたはこうでこうで、こうですよね?」って言われたことが全部当たってて。ビックリして「なんでわかるんですか!?」って聞いたら「家はその人そのものをあらわすから、家がこうなってるってことはあなた自身がこうなんじゃないかって推測できるんですよ」って言われたときに、昔両親に言われてたようなこととバシーン!とハマって。それで、「これやってみて、ダメだったら死のう」って思ったんです(笑)。

ーー死ななくても(笑)!

ホント、どん底だったんですよ(笑)!! で、全部言うことを聞いてみたら、自分が全然変わっちゃって。今思うと、ちょっと古典的すぎて、今の自分の風水スキルだとそれがあんまりいいって思えない風水なんかもあったりしたんですけど、でも本当に気持ちが全然変わったんです。当時は辛い恋愛をしていて、毎日泣いてたんですね。50万貸したら次の日から連絡取れなくなるとか、そんなことばっかりで。すっごい辛くてグチばっかり言ってたら、友達が「もういい加減にして」って離れていっちゃったり。それで、「なんで私だけこんな目に......」って思ってたんですけど、それが全然なくなって毎日笑えるようになってきたから、「これはあるぞ!」って思って研究しだして......。

ーーじゃあ、自身が救われた経験から興味を持ったんですね。

そうです。よく言ってるんですけど「私でも変わった!」って。ほんと、クズみたいな生活をしてたので(笑)。まず友達が戻ってきてくれて、仕事がもらえるようになって、で、自分の心がすごく優しくなってるから、前はちょっとイヤなことがあっただけでも泣いてたんですけど、全然平気になってきて。

ーーどのくらいの期間で変わったんですか?

自分は最初の3週間で変わりましたね。泣くことと怒ることと、"イーッ!"ってなることがなくなってきて、さらにそれが周囲の人に浸透するまでは3カ月ぐらいかな。今まで友達じゃなかった人とも友達になったり、今まで私のこと「嫌い!」って言ってた先輩方が、私に「ちょっと風水みてよ」って言ってくれるようになったり。でも、始めたその日から気持ちはよかったんですよ。当時、汚部屋に住んでたんですけど、風水師の方に「今のあなたに何を言ってもなんにもできないと思うから、朝起きたら窓を開けることだけやって」って言われて、最初は「はぁ?」って思ったんですけど、やってみたら、窓を開けた瞬間にほこりの層がズゾゾゾゾゾッて動いたんです。それ見て「ハッ! 掃除しなきゃ!」みたいなスイッチが入って、掃除をするようになって。そこからですね。

ーーそれは、芸人としての芸風にも影響しましたか?

それまで私、ずっと自虐ネタでやってきてたんですね。"ピアノを弾きながら彼氏にされたことを自虐的に言う"っていうネタだったんですけど、それって実はネタじゃなくて、ホントにあったことを言ってたんです。しかもホントにあったことをそのまま言っちゃうとお客さんが引いちゃうんで、話を薄くしてしゃべってたぐらいだったんですよ。

ーーえ!? ネタにするために誇張するんじゃなくて?

薄くしないと笑えないので......(笑)。だから、幸せになってきたらそういうネタが作れなくなったんです。なので、芸人としての"出雲阿国"の自虐ネタはできなくなっちゃって。だから、ネタも変わってきましたね。最近は風水のお仕事が多いので、このライブにもつながってくるんですけど、風水で「楽しい」こととかエンターテイメントすることって、私は「陽の気を拡散」っていう言い方をしてるんですけど、自分がハッピーであることが人に拡散して伝わっていく、っていう笑いの取り方ができるようになったのかな、って思います。

ーーじゃあ、ネタにも風水は欠かせない?

そうですね。風水をネタって言っていいのかどうかわからないですけど(笑)。でも、かなり勉強したんですけど、本当の風水って難しいんですよ。みんなが思っているような、「黄色は金運」とか、そんな単純なことじゃないんです。一つひとつにちゃんと科学的な意味があって。でも、研究していくと、それをいかに噛み砕いて、面白くポップにわかりやすくしていくかっていうのが、私のやりがいのあるところかな、って。「どんな刺激を脳に送るか」が大事なんです。よく見るものが刺激になりやすいので、好きなものやテンションの上がるものをよく見るようにするといいんですね。特に、寝ている間にその日1日受けた刺激を脳が整頓して、明日の操縦の仕方を決めているので、寝る前にいいイメージを見ることはとても効果的なんです。潜在意識がその人の行動をコントロールしてるんですよ。たとえば同じ通りを通っても、受ける印象が人によってバラバラだったりするのはそのためで、「おいしそうなパン屋さんがいっぱいあった」と思う人は、そもそも「パンがおいしかった」という記憶があって、潜在意識がその人を喜ばせるために、自動操縦で「おいしそうなパン屋があるよ」ってピックアップして見せてるんです。だから、そんな五感の刺激を大切にしているのが風水だと思ってもらえたらいいかなと思います。

ーー風水のいちばんいいところはどんなところだと思いますか?

すぐに結果が出るところだと思います。必ず結果が出るところ。「祈り」って、届いているのかいないのかわからないと思うんですけど、風水をやると絶対人は変わるので。それは不思議なパワーでもなんでもなくて、刺激を変えたから必ず変わるということなんです。

ーー風水では、8月は「土の気」だそうですが、これはどういう意味ですか?

土の気というのは「自分の根底」を表すので、今回のライブでは自分を見つけられるようなゲストを呼んだり、開運行動をみんなにやってもらえるようなイベントにしようかなと思ってます。8月の開運行動はイベントの中でみなさんにお伝えする予定なので、今はまだ内緒です(笑)。

ーーでは、言える範囲でライブの見どころを教えてください。

「幸せになりた~い!」って漠然と思っている人は幸せになれないんですよ。なぜかというと、「自分の幸せ」が何かわかっていないから。だから、本当の自分の願いや本当の自分というものを導き出せるようなイベントにしたいと思ってますし、土の気を強化させないといけないので、強化できるようなプログラムにしようと思ってます。そこが見どころですね。

ーー今回のゲスト、ディグラム性格診断の木原誠太郎さんと、フォーチュンサイクル占いのイヴルルド遥香さんとはもともとお知り合いなんですか?

そうなんです、2人とも番組でずっとご一緒させていただいていて。ゲストの芸能人の方のお悩みを私たち3人で改善していくっていう、占い版『ビューティー・コロシアム』みたいなことをやってたんですよ(笑)。そのとき、お互い全く違うジャンルなのに、よく似たことを言うことになるので、真実はひとつ!みたいな(笑)。なので、この形はいいなと思っていたこともあり、「自分を見つける」というテーマを考えたときに、この2人の力を借りてまた3人でやったら、みんなも楽しいんじゃないかなぁと思ったんです。

ーー木原さんはどんな方なんですか?

すっごくデータの人です。ザ・理系だし、統計の人です! ものすごい量のデータを持ってるんで、めちゃくちゃ面白いんですよ。しかもそれが私の占いとすごく被るので、答え合わせになるというか。

ーーでは、イヴルルド遥香さんはどんな方なんでしょうか。

イヴルルドさんは、もちろん占いの知識もものすごく広い人なんですけど、なによりイヴルルドさんに会うとすごくハッピーになるんです。イヴルルドさんの圧で、全部がスコーン!と飛んでいくというか、「あぁ、悩まなくていいな」って。ものすごい風みたいな感じで、ゴーッて吹き散らかしていってくれる。イヴルルドさんに会ってイヤな思いをする人がひとりもいないんですよ。パワーがすごいから。人って圧倒的な陽に触れると笑わずにはいられないんだなっていうか......だから、"太陽"ですね。さっきの"陽の拡散"じゃないですけど、本当に素晴らしい人です。だから「データの木原」と「太陽のイヴルルド」って感じですね。占いもすごいんですけど、まずはイヴルルドさんに会ってほしいです(笑)。

ーーすごいパワーの持ち主なんですね! では最後に、ライブへの意気込みをお願いします。

「あやしい壺は売りません!」っていうのがキャッチフレーズなんですけど(笑)、今よりちょっと楽しくなりたいなとか、今よりちょっと幸せだったらもっといいのになって思っている人が来てくれて、「明日ちょっとやってみよう」とか、動き出すきっかけになるようなライブになればいいなと思ってます。今回は特に「自分の根底を改善していく8月」なので、やりがいを感じてます。いつものとおり、大はしゃぎでハッピーを拡散できるようにするので、みんなも楽しみに来てほしいし、私も人一倍楽しむので、相乗効果でいいライブにできたらいいなと思ってます。私は「チケットを買ってから本番が終わって帰るまでが運気の上がるライブだ」って言ってるんですけど......。

ーーじゃあ、チケットは早めに買った方が運気が上がりそうですね(笑)!

そうなんです(笑)! それに、宿題なんかもあったりするので、宿題も提出してほしいですし、楽しみにしてもらえたらなと思ってます。

*     *     *     *      *     *

今、悩みがある人も、ただ楽しみたいという人も、どちらも来ればハッピーな気持ちになれること間違いなし! さらに運気も上がるに違いない開運エンターテイメントライブ「風水芸人出雲阿国運気の上がるライブ」。行かない手はありません!


【出雲阿国】

2017年7月27日 (木)

未来のスターを発掘する『関西発!才能発掘TV マンモスター』候補生28名決定! レッスンを密着レポート

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MBSで放送中の、アキナとRYONRYON.(野村怜花)がMCを務めるオーディション番組『関西発!才能発掘TV マンモスター』にて、マンモスター候補生28名が決定! 現在、この冬のメジャーデビューに向けてメンバーの座をもぎ取るべく、日々レッスンに励んでいる最中です。

マンモスターとは、マンモス級のスターのこと。この番組は、関西に眠るマンモスターを発掘し、世界で活躍する本格的なダンス&ボーカルグループを生み出すオーディション番組です。バックアップするのは、番組MCであり、安室奈美恵やMAX、SPEED、倖田來未など多くのアーティストのPVやコンサート出演・演出・振付などを担当したRYONRYON.。そして、NMB48をはじめ、様々なアイドルプロジェクトやアーティストなど幅広くプロデュースする剱持嘉一さん。さらにYUKIやFUNKY MONKEY BABYS、JUJUなど、さまざまなアーティストの作曲・編曲・プロデュースを手がける田中隼人さん。ほかにもそうそうたる講師陣が、総力を挙げて育成・プロデュースし、この冬のメジャーデビューを目指します。

オーディションの応募総数は1290エントリー。1次審査では208名が通過。続く2次実技審査で、マンモスター候補生として生き残った28名が、この冬のメジャーデビューを懸けて熾烈な戦いを繰り広げています。

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ここでは、7月22日(土)、大阪市内某所にあるスタジオに集まった、マンモスター候補生28名のレッスン模様をレポートします!

オーディションに受かった28名は、14歳から25歳まで、世代も経歴もばらばら。歌もダンスも初挑戦の人もいれば、有名アーティストのバックダンサーを務めたことがある経験者まで、さまざまです。しかし、マンモスターに懸ける想いはひとつ。全員が仲間として、ライバルとして、デビューという狭き門を突破するべく日々切磋琢磨しています。そこに、マンモスタープロデューサーのRYONRYON.、剱持嘉一さん、田中隼人さんが訪れました。

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とくに剱持嘉一さんがマンモスター候補生に会うのは、2次実技審査以来初めてのこと。この日は、2次実技審査合格発表から2週間が経った頃。レッスンに励んできた候補生28名がどれぐらい成長したか、成果を見に来たといいます。

まずは、男性2グループ、女性2グループに分かれて歌とダンスのパフォーマンスを披露することに。女性候補生はキュートで溌剌としたパフォーマンスを、男性候補生は力強くクールなパフォーマンスで、それぞれの持ち味を発揮しました。

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パフォーマンス終了後、まずは剱持さんから感想が。

「オーディションの時から、如実に成長がわかる人と、もう少しがんばったほうがいい人と、差が出ています」としながらも、「みんながひとつの目標を求めてひとつになって、ライバルとして、仲間としてやっている感じがわかって、それを見られてよかったと思います」と語りました。「スキルはまだ足りないところがあるけれど、『何かを見せなきゃ』、『何かを伝えなきゃ』ということは伝わりました」と、候補生の成長を感じた様子。

田中さんは、「今日見た限りではすごくまとまっていて、歌って踊ってというひとつの作品としてやっと見られる段階になってきたのかなと思いました」と、候補生たちの日々のレッスンを評価。プロデューサーの皆さんの言葉に、緊張の面持ちで耳を傾けていた候補生たちは、確実に成長を遂げているようです!

レッスンに励むマンモスター候補生の中から、代表して5人の候補生にインタビュー。候補生に選ばれた覚悟や、それぞれの想いを語ってもらいました。

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まずひとり目は、女性最年長の森下真帆さん(25歳)。過去に、TRFのバックダンサーを務めたこともあり、歌手活動もしていたという精鋭です。ライブ活動やボイストレーナーをしていましたが、今回、マンモスターのオーディションを知って、マンモスターに人生を懸けようと決めたといいます。

「25歳まで、オーディションを受けたことがなかった私にとり、今回はすごい挑戦でした。自分が変わるきっかけになれるようにと思ってオーディションを受けたのですが、自分自身が動き、何かに挑戦してみるというのがひとつの目標だったので、オーディションに合格できたことがすごく大きなことでした。私にとって、歌は自分の原動力であり、活力。一生歌い続けていきます!」

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2人目は、狭間愛生(あいき)さん(14歳)。ダンス歴10年の中学2年生です。身体全体から放たれる表現力は、講師陣や韓国のオーディション番組のプロデューサーも注目しているという逸材です。

「今、ダンスを習っているのですが、年齢層を問わず、日本語がわからない人にも幅広く、自分が伝えたいことをダンスで表現し、しっかりと伝えられるようなダンサーになりたいと思ってます。今、マンモスター候補生に受かったからこそ、みんなでチーム感を発揮して、しっかり練習して、伝えたいことが伝えられるようなグループになっていきたいなと思います。憧れのアーティストは、グループではAAAで、ダンサーでは菅原小春さんです」

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3人目は、金子京平さん(18歳)。お母様がフィリピン人で、歌手になることが夢だったお母様の想いを受け継ぎ、デビューに向けて猛練習中です。

「僕は工業高校の3年生で、就職を控えていたのですが、憧れだった音楽の世界で生きていきたくて、覚悟を決めて就職するのを辞めオーディションに挑みました。マンモスターに人生を懸けています! オーディションを受けるまでは、歌しか経験がなかったし、母の影響でバラードが好きでした。でもこのオーディションに出会ってから目指すものが変わり、BIGBANGさんをよく聴くようになりました。最終的な目標は、BIGBANGさんを超えることです!」

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4人目は、森下翔(かける)さん(20歳)。男性チームのリーダー的存在を務める森下さん。幼い頃、大病を患い、治療後はダンスに励まされたといいます。自分を元気付けてくれたダンスがしたくて岡山から大阪へ。

「僕は、このプロジェクトに人生を懸けて取り組んでいます。日常生活や自分のすべての時間をこのプロジェクトに費やす覚悟です。あらゆる犠牲を払ってでも、デビューしたいです。尊敬しているのは、僕がこの世界を目指すきっかけになったBIGBANGのG-DRAGONさんや、歌唱力、表現力が素晴らしいテミンさん。将来は、皆さんに『見ていただく』という気持ちで、自分の気持ちを歌やダンスで表現し、お客さんの耳や目に届けたいです」

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5人目は、吉田悠祐さん(19歳)。森下翔さんとともに、男性チームをけん引する実力派。ダンスインストラクターの経験があり、存在感は抜群です。

「自分の一番の目標が、歌やダンスで人に何かを届けることだったので、今回はその目標を叶えるすごく大きなチャンス。だから、このオーディションに人生を懸ける気持ちで挑んでいます。これからの僕自身の人生全部を捧げる決意です。僕らが本気なのは当たり前ですが、RYONRYON.さんや剱持さん、田中さんなどプロデューサーや講師の方々も、僕らと同じぐらい本気でこのオーディションに懸けてくださっており、その本気の気持ちが僕らにも伝わるのですごく燃えています! 将来は、韓国から世界へ活躍するBIGBANGさんのように、日本から世界へ活躍するアーティストになるのが目標です」

あらためて、3人のプロデューサーにマンモスター候補生たちに対して期待していることをうかがってみました。

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RYONRYON.

「原石は、この中にいると思います。そのなかで、歌なのかダンスなのか、アーティストとしての芯を持った上で、今の自分を打ち崩していく勇気を持ち、あらゆることを吸収してもらいたいと思っています。彼らにはデビューまで半年しか時間がありません。かなりの吸収力、瞬発力が必要になってくると思います。今後、いろんな講師の方のレッスンを受ける機会があるので、いろんな方の一番いいところをしっかり吸収してもらって、多くの人に認めてもらい、愛されるひとりひとりになってほしいという一心です」

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剱持嘉一さん

「NMB48も最初はそうだったんですが、最近の若い人は、他人との間に距離を置くことが多いです。その中で、学校の部活などで一体感を学んでいくと思うんですが、マンモスター候補生たちにも学校の体育会系の部活に似たものを感じました。はじめはバラバラに集められた子たちだったけれど、ひとつの目標に向かって進んでいるなという、熱い青春のほとばしりのようなものを感じます。連帯感を持ち、結束してきているなと思います。そしてこれから大切なのは、個々をどう生かしていくか。個々を伸ばし、さらに成長していってもらいたいです」

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田中隼人さん

「現状、飛び抜けた素材はいないかもしれないんですが、磨けば光る原石は確実にいると思っています。ここから本人たちがどれくらい自分で磨き、輝けるようになるのかというのが楽しみです」

彼らがデビューの目標を掴むには、まだまだ険しい道のりです。未来を見据えて努力を重ね、ときには悩み、壁にぶち当たっても立ち上がって前に進む、マンモスター候補生たちの姿を、ぜひ番組で応援してあげてくださいね!

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■番組情報

MBS『関西発!才能発掘TV マンモスター』

毎週月曜 深夜0:59〜 放送

番組MC:アキナ、RYONRYON. (野村怜花)

2017年7月25日 (火)

祝!ABCお笑いグランプリ優勝記念!!ハイスクールマンザイOB霜降り明星インタビュー!!

7月9日(日)第38回ABCお笑いグランプリが開催され芸歴5年目、「霜降り明星」が見事優勝を決めました。
関西若手の登竜門である「ABCお笑いグランプリ」は今日のお笑い界を牽引するメンバーを数多く輩出してきました。そんな若手の登竜門を見事制した「霜降り明星」の二人が出会ったのはなんと、「ハイスクールマンザイ」の準決勝の舞台。
そんなお二人に優勝後のお気持ちと今後の野望そして、「ハイスクールマンザイ」への想いをお聞きしました!

--ABCお笑いグランブリ優勝おめでとうございます。優勝後、生活は変わられましたか?

せいや:いや、変わりましたよ。

粗品:仕事がたしかにたくさん増えました。
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--舞い込んでる感じですか?

せいや:忙しくなりましたね。ほんまに。僕らには考えられない、休みの日が前日に埋まって行くっていう感覚。バラバラバラって!明日こんなん入りました!って今までなかったので。あった仕事がなくなることはあっても、無かった日に仕事入ることはなかったので、今その状態です。休みがなくなるっていう。

--だいぶ体感的にも変わられたっていう?

せいや:そうですね。

--憧れの芸人さんはどなたですか?

せいや:いっぱいいるもんなぁ。笑い飯さん、千鳥さん、憧れで、面白い。関西出身なんで、2人とも。そこがやっぱり憧れで。東京でもっと上の人たちでいうと、ナインティナインさんは憧れですね。

粗品:たしかに

--小さい頃から見られていた?

粗品:そうですね。千鳥さんのテレビ番組を見て、「芸人ええな」と思った人たちなんで、今でも仕事一緒にするときなんかは慣れへんていうか、緊張するというか、「明日、笑い飯さんと一緒か」とか思いますね。

--でも、普通にお話とかお食事とか行かれますよね?

せいや:そうですね。

--では、どんどん夢が叶って行くということを実感されているわけですね。

せいや:いや、たまらないですね。はい。

--憧れの芸人さんとか、、

せいや:いや、いないです。
ウソです。あの、、志村けんさん。やっぱ志村けんさん!知ってると思いますけど、ドリフターズっていうグループがあって、志村けんさん後から入ってるんですよ、実は。ドリフターズの全盛期、1971年から2年にかけて、荒井注さんっていう大スターがおって、めちゃくちゃ人気あったんですよ。でも、荒井さんが脱退するってなって、どうすんねん、ドリフターズってなったときに、入れ替わったのが志村けんさんで、そのとき24、5だったんですよ。今の僕らくらいで。
めちゃくちゃ逆境で、おもんないおもんないって言われまくって、「もうええぞ」ってブーイングの嵐だったんですけど、それを跳ね返した志村けんさん。そのお笑いで全てを獲得していくっていうかっこよさですね。好きです、志村けんさん。

--では、笑い飯さんと志村けんさんってお二人とも結構バラバラなんですね。

せいや:いやでも、相方の言った考え方も一緒です。ナインティナインさんももちろん、笑い飯さんも、でも個人的に、志村けんさん。コンビの目標としてはナイナイさんや千鳥さんなんですけど、個人的に。もちろん尊敬してます。

--今後の目標はなんでしょうか?

粗品:具体的にいうと、M-1グランプリは必ず優勝したいっていう想いは強いですね。そのまま、タレントとしてどうなっていくとかもありますし、ネタもまだ楽しいですし、今は仕上げて行きたい。

--やっぱりM-1は目標ですか?

粗品:そうですね。

せいや:僕も優勝はもちろんなんですけど、M-1優勝した後に、僕目標があって、有名になって本を出したいんですよ。高校いじめられてたんですよ、めちゃくちゃ。ハげてて、ギャグとかで志村けんさんみたいに、いじめ跳ね返そうと思って、毎日学校行ってたんですよ、ハゲながら。
「はーげはーげ」とかいわれても「げーはげーは」とか言ってずっと返してたんですよ。文化祭の劇でいじめがなくなったんですよ、僕が書いて賞を取って。劇を自分で書いて、うわぁってなって。壇上あがって「俺、いじめ跳ね返したぞ」って言ったら、学校がウワァぁ!ってなったていう本を僕書きたいんですよ。その辺も目標ですね。

--M-1でコンビとして取った後に、自叙伝を出されたいということですよね。

せいや:目標ですけどね。

--でもそういう環境にある人は大きな希望になりますよね

せいや:そうなんですよ、読んでもらえたらね。

粗品:金スマとかもな、確かにな。波瀾万丈みたいな。赤い服着て

せいや:いや、お前なんで後ろのいっぱいおる人やろ、聞いてる人。うんうんって。
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--ハイスクール漫才について、お伺いしたいんですけど、今ハイスクール漫才2009でお二人が出会ったってお伺いしているんですけど、

せいや:2009?

粗品:2010?

--決勝に?

粗品:僕2009です。

せいや:僕は2010年しか出てないです。

--2009で決勝に出られて、2010であったんですね。

粗品:会いました。

せいや:僕は全然興味なかったんですけど、スペードっていう2009年に大阪で決勝行ったこいつのコンビが、有名なったんですよ、高校生の間で。僕も小学校から漫才をしてて、お笑いクラブみたいなのに入ってたんで。だからちょっと、倒したいなって思って、始めたんですよ。ははは
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--すごいですね。

せいや:ムカついてたんです。

--7年前くらい前ですね?じゃあ、結構お笑いがすごく身近というか、有名になっていた?

粗品:青春でしたよ。

--スペードを倒したくて2010年に参加されたんですね?

せいや:そうなんですよ、まぁ知る事になって。粗品っていう奴を。そんときから名乗ってて。粗品って。変なやつおるって、まぁでもあれですよ?ハイスクール漫才で粗品って名前でエントリーしてたわけじゃないですよ?もちろん。

粗品:そうなん?

せいや:そりゃそうや。R−1グランプリとかにアマチュアで出てたときに粗品って名前でやってたんで、名乗ってたってわけで。
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--粗品さんはいつ、せいやさんを認識された?

粗品:2010年の大会で初めてあったとき、一緒のタイミングで、

せいや:僕は意識してたんで、正直。忘れもしないんが、初めて地区予選あるじゃないですか?イオンモールあるじゃないですか?ダイニチだったか、奈良ファミリアって。僕は初日のダイニチ行ったんです。そのときいなかったんです、スペードは。その時、青虫マーチがいて。青虫マーチっていうコンビが強いって聴いてて。いろいろ聴いてたんですよ。スペード、いよかん、ピンドンとか。聴いてて、その中のせいやつかスペードだったんです。奈良ファミリアはスペード行くって。僕外したんですよ。そしたら、高の原、京都の。そこで僕ら行ったんですよ、イオン賞取りに。そしたら、スペードがめちゃくちゃうけてたんですよ。これスペードやな、って。
僕ら40組40番目。ほな結構ウケて、僕らイオン賞取ったんですよ。そしたら群衆から「おもんないぞー、バタバタバタ」って聞こえて、しょうもなって思ったら、こいつやったんですよ。

粗品:ははは

せいや:めっちゃ覚えてるんですよ。

粗品:覚えてないわー。

--因縁がおありなんですね。

粗品:僕はその時から知ってたんです。

--その時、イオンモール高の原ではせいやさんが勝たれた?

せいや:そうですね。それで大阪の準決勝で粗品組と戦って、どっちも負けました。

--2010では、そこで出会ったっていうか知り合ったタイミングだったんですね。その後すぐには結成せずにバラバラで活動されて、粗品さんは粗品さんでピンで活動され、せいやさんに声をかけてコンビになられたというわけですね。
せいやさんはハイスクールマンザイに出場したきっかけは逆に、粗品さんがやってきたことがきっかけだったわけですね?

せいや:なんかね、スペードとか聴いてたんですよ、大阪で。僕も自分の中で面白いっていうのがあったんで、当時は。むかつくなってそんな大会あんねやって。高校の中でおもろい奴が他校のおもろいやつとギグギグする。

粗品:そうですね、甘酸っぱいっていうか、まじで青春ですね。僕も負けて悔しくておもんないぞって悔しすぎて。胸がキュンとなるようね。自分よりおもろい奴って信じられないもんな。高校の時にな。

せいや:そうなんですよ。

--これからハイスクール漫才に応募しようか迷ってるような高校生の方々に、それぞれメッセージいただいてもいいですか?

粗品:ちょっと考えてもいいですか?

せいや:僕は迷ってるんだったら絶対出たほうがいいですよね。やっぱり人生でこんなことないんですよ。だって、高校生が漫才で日本一なれるってこれだけなんで。M-1ってなかなか無理じゃないですか、やっぱり。高校生の同世代で見て来たものも同じ、感じたものもまぁ似てる奴らで、闘うってことは大チャンスだと思うんです、名乗りを上げる。ちょっと自分がおもしろいって奴は出た方がいいですね。

粗品:僕からもじゃあ。自分のことおもしろいと思ってるひとが出た方がいいですよね。悔しいと思う。自分が出てない大会で高校生一番おもろい奴が決まるというのは。胸が締め付けられるような気がするので、でも普通に思い出作りとかでもいいと思うんですよ。あんま自信のない人とかでもぜひ出て下さい。青春なので。大勢の人の前でマイクを通して面白いことを言うってこれすごい勇気のいる、これいいですよ。
僕前の相方、ハイスクール漫才に出たということで、面接とかですごい好印象というか、履歴書にかけるので、ぜひ!プラスにしかならないと思いますよ!

せいや:確かに。

--最後に8/16(水)に「ハイスクールマンザイリターンズ」というイベントがZAZAPOKETSで開催されるとお伺いしましたが。

せいや:誘われましたよ!いなかのくるまに。

せいや:いなかのくるまの珍しい、初じゃないか、主宰ライブなので、ちょっとフレッシュな、いなかのくるまの企画を何キロ走るのか、イナカのクルマが。走行距離をお楽しみに!!
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【霜降り明星】

2017年7月 2日 (日)

結成25周年!海原やすよ ともこによる2度目のなんばグランド花月単独ライブ『YASUTOMO live 2017』が開催決定!

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9月22日(金)になんばグランド花月で2回目の単独ライブ『YASUTOMO live 2017』を開催する海原やすよ ともこ。結成25周年を迎えた今年は、女性漫才師としては史上初となる2度目の「上方漫才大賞」受賞という快挙を成し遂げ、ますますパワーアップ! 今年の単独ライブは"ナチュラル"がテーマ。自分たちなりに"自然"をイメージしたポスターにも注目の二人に、上方漫才大賞やNGK単独ライブ、そして新たな試みについても聞きました!

●「上方漫才大賞」2度目の大賞受賞
--「上方漫才大賞」受賞、おめでとうございます。受賞会見で「1回目(2012年)は狙いに行ったけど、今回は自分たちの活動を見てくれていたことが嬉しかった」とおっしゃっていましたね。

やすよ 1回目は賞が欲しくて意識していたので受賞も嬉しかったんですけど、今回は1回目よりも意識していなかったですし、1回目をもらってから早めにいただいて。芸人とか、漫才をやっている人に「今の時代、2回目をもらうことはしんどい中で、こうやって獲れるなんて」といろいろ言ってもらえたことが自分の中で大きかったですね。いいタイミングというか、テレビの仕事もさせてもらって、漫才もやりながら、自分たちの中でバランスよく楽しくやっている時にこの賞をもらったので、それは思いますね。

ともこ 1回目は結構「獲りにいったろう!」っていうのがあって。その「獲りにいったろう」っていう年はブラックマヨネーズが獲ったんです。私たちは次の年にいただいて、ちょっとほっとしたんです。そこから楽しく漫才ができるようになって、こっちが楽しくなると余裕が出て、テレビの仕事も楽しくなって。今回はほんまにいいバランスの時に賞をもらえたなという感じでした。

やすよ 後輩とかに「もう1回、漫才頑張ります」って言ってもらったりして、それも嬉しかったです。漫才師仲間の刺激になったのは何よりも嬉しいことやなと思って。後輩とかからメールで「かっこよかったです」とか言ってもらえるというのは、何よりも嬉しいですね。

--それは後姿を見てもらえたようで嬉しいですね。

やすよ 意外にこういう仕事って評価が難しいじゃないですか。点数があるわけでもないし。あとは、受賞発表の会場の雰囲気も嬉しかったですね。関西テレビの方にも「すごく会場が沸いたねって」って言ってもらえて。私たちの名前が出るまでプレッシャーというか、お客さんがどう思うんやろうって一番、不安だったというか。「うわ~!」って言ってもらえて、それで泣きそうになったっていうのもあります。会場の雰囲気が温かい感じで。

ともこ 会見の時も言ったけど、関西のお笑いが好きな人が観に来てくれはって、うわ~ってなって。あと、インスタの書き込みとかで「最後にあんなサプライズがあって嬉しかったです」とか書いてあって。娘さんが若手の誰かのファンで、お母さんと一緒に見に来てくれて、「お母さんが一番、興奮してました」とか書いてくれたりとか。あれも嬉しかったなぁ。でも正直、漫才はめちゃくちゃやりにくい(笑)。「大賞もらった人でーす!」っていう感じで紹介されるので(笑)。

やすよ やりにくいよな(笑)。

ともこ そんな重みのある漫才してないしって(笑)。そういう緊張とか、いろんな思いがありましたね。

やすよ 今くるよ師匠も「2回はすごいね」って言ってくれて。

ともこ 「どやさ~!」って言ってくれて。

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--2012年に1回目を獲られて。この5年間でテレビと舞台の仕事が相乗効果を見せていった感じですね。

ともこ 1回目に受賞した時も、商店街のロケをしてたら「よかったわ~!」って大阪の人がすごい言ってくれて。ブラックマヨネーズのこっすー(小杉)とロケしてて、「大阪の人で賞を獲ったらこんなに言ってもらえるんですね。僕ら全然言ってもらわれへんかった」って。私らは「この子らはずっと大阪におる」って思われているところがあると思うんですよね。

--前回の『YASUTOMO live 2016』でも、この上方漫才大賞の会見でもおっしゃっていたんですけど、「関西で漫才師を育ててください」というお二人の言葉すごく印象的だったんです。そうやって率直におっしゃったのが、意外でした。

やすよ 今、あまりにもお笑いの方向性がいろんなものに変わってきているというのがあったんですよね。今までは「自分らはこうやっていこう、テレビはこうや」っていうのがあったんですけど、あまりにも漫才師というものの方向性が変わってきているような気がしたので。今までは声に出して言うつもりはなくて、自分たちが気持ちでもってやっていればいいことだったんですが、ちょっと未来が怖いというか。そういうものをすごく感じるようになったのがここ何年かだったので、やっぱり発信をしたいというか、我慢ができない状況になっているのが漏れたと思うんですよね。自分らの間ではそう思っていたんです。

--「漫才師」へのこだわりというか。最近は漫才のスタイルもいろいろありますよね。

やすよ 漫才師は簡単にできるものじゃないと思うんです。10年目までにできる漫才、20年経って風格が出てきてできる漫才っていう、時代によってできるものがあって、漫才師はすぐに作れるものじゃないと思っているんです。タレントさんは1年、2年で出てこれると思っているんですけど。漫才師は年数を積み上げて作られていくものだと思っているので...。漫才師であることが薄れてしまうのが寂しいですね、みんなタレント、全部が「芸人」という括りになっちゃっているのが。歌をやったり、お芝居やったり、芸人さんもいろんなことやっていいと思うんですけど、面白いことをやりたいと思って入ってきたことをみんな忘れていってしまうのかなって思うんですよね。

--そんな中で後輩の方からメッセージが届いたというのは嬉しいことですね。

やすよ やっぱりしんどいから辞めていくんですよね、漫才を。テレビとかでフリートークをする方が作業的には楽なので。地味な作業なんですよね、漫才って。

--お二人の漫才は、フリートークのようでもあり、ネタとして聞かせるものでもありますよね。

やすよ 私らのスタンスとして、やっぱり嘘が嫌なので、『どこいこ』(テレビ大阪『やすとものどこいこ!?』)も自分たちだし、漫才も自分たちだから。大賞の会見で言わせてもらったんですけど、テレビの仕事ももちろん大事で。テレビを見てくれて、ライブに来てくれはったりとか、知ってくれはったりする人もいるじゃないですか。だからテレビも大事なんですけど、もっとより身近に、リアルな状況を観てもらえるのが生のライブだと思って。

ともこ 今の時代の人は、漫才も大事にしてるけど、テレビも大事にしている。ただ、出方ですよね。劇場のお客さんも大事ですけど、やっぱりテレビに出て、自分たちを分かってもらって、それでやすよが言ったみたいに「生で観てみたい」と思ってもらう。

--大阪は漫才がすごく近い存在だと思うんですけど、「生で観たい」と思ってもらうには、漫才が身近な大阪であっても力の要ることですか?

ともこ 昔ってテレビに出ている人が遠かったじゃないですか。今はめちゃくちゃ近いし、自分たちでもいろんなことを発信できるから、正直興味がなくてすごいと思わなくなっていると思うんです。憧れとかも。だからちょっとでも「観たいな」って思ってもらう部分を残さないとって思います。

--キャリア25年の間に、漫才師の世界が変わってきたことを実感されますか。

やすよ ここ5年くらいで一気に変わったなって思いますね。若手の人の意識がちょっと普通になり過ぎているというか。私らはスタートした時から5年スパンで自分らのシナリオを決めてきたんです。二人で話し合って。「5年目でこれをやる、10年経ったときにこう、15年目で自分らがこう」って。そうスムーズにはいかないですけどね。でも、自分らの中でテーマを決めて、「今年はこうやっていく」とか、5年後にどうなっているかを話し合ってやっていって。で、最終的に見せていくのは漫才。漫才のために何をしていくかという25年だったんです。今の若手の人はちょっと怖いなって思うのは、自分らの中で10年後を見据えていない人が多いことですね。この仕事で食べていこうなんて思っていないと思います。

ともこ 相方のことも大事に思っていないでしょうしね。そうなると漫才が薄れてしまうんですよね。駆け出しの10年はいろんなところに出て覚えてもらうことが1番なので、それもいいと思うんですけど、ほんまにそっちに乗っかって漫才を忘れてしまう人が多いから...。

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--5年スパンで活動を考えられてきたとのことですが、1回目の受賞が2012年で20周年。今年、2回目の受賞が25周年ですよね。これも"5年計画"の結果なんですか?

ともこ これに関しては、マネージャーが変わったことがやっぱり大きいと思います。自分らだけで考えると、自分たちは無理してるつもりでも全然無理していないんですよ。ある程度年齢もいったら、だんだん冒険をしなくなって安全圏に行ってしまう。そういう時に東京からマネージャーが来て。それは、やっぱり「しんどいことをしろ」ってことなんやろうなって思いました。基本、二人はすごく人見知りやし、あんまり人を信用するタイプじゃないから。やすよなんか最初は、すっごい怖がってて(笑)。ずっと「あの人、どんな人やろ...」って。

やすよ ノリノリのマネージャーさんが来たんでめちゃくちゃ怖くなったんですよ(笑)。でも、これも私らにとってありがたいことやったんかなって思いました。なあなあになっている自分らに対して、このマネージャーさんが担当になった意味があったのかなって。去年のNGKでの単独ライブも何となく避けてきてたというか。女の人って男の人と違ってファンがつきにくいというか。女の人って固定のファンがつかないので、NGKを満員にするハードルは男の人より高いと思うんです。それで「ちょっとNGKはなぁ」って避けていたんです。1回目の「上方漫才大賞」は賞を獲りにいったって言ったじゃないですか。あの時に「獲りに行くんやったらNGKでやれ」って言われてたんですけど、京橋花月かどこかでやったんです。NGKがめちゃくちゃ怖くて。ずっとやっていなかったんですよね。

--そうだったんですね。

やすよ 自分らの中では、NGKという舞台のハードルは高いんです。ほんまに苦労して出番をもらえていた時代のNGKを知っていたので、NGKで簡単に単独ライブをするというのが...。

ともこ 若手の頃は、NGKに出ることが大変で。「後ろまで声が聞こえてない」ってめっちゃ怒られたり、10分の出番ができなくて5分くらいで下りてきて、後の出番の人に迷惑かけたりとか、いろんなことがNGKであって。でも、後ろの出番の先輩が「大丈夫、5分でもいいから思いっきりやっておいで。俺らが残りの5分とってあげるから」って言ってくれたりとか。いろんな思いがありすぎて、NGKでやる怖さもあるんですよね。前はもっと怖かったんですよ。めちゃくちゃ怒られたもんな? 「お前らの漫才、聞いている客おらへんねんから、せめて大きな声でやれや」とか、「しょうもないもん聞かされてる客の身にもなれ」って袖で怒られたりとか、めっちゃありました。

--それは支配人に、ですか?

ともこ 舞台の監督。

--そうなんですね。今となってはありがたい助言ですが...。

ともこ その時はめっちゃくちゃ腹立ちましたよ(笑)。

やすよ ほんまに腹立ったよな?(笑)

ともこ 自分らではその年、その年、一生懸命がんばってましたけど、NGKに出たらこんなに言われんねやって。だからもう、へこんで帰ってました。

やすよ すごく怖くなりましたよ。出番をもらっても。

ともこ だからNGKに対して特に思うところがあったんですけど、去年「どうですか?」って聞かれて。それでもすぐに返事はしなかったです。「うーん」って何回も言ったよね。

やすよ 私の中では、多分やらへんって決めてた。

ともこ やすよは「話は聞くけど多分私はやらへん」ってずっと言ってましたね。

--でもなぜやろうと。

やすよ マネージャーが何とかしてくれようとしている気持ちもすごく分かって。ただ単に「やったらいいじゃないですか」って言っている感じでもなかったので、じゃあ任せてみようって思いました。

ともこ 今のマネージャーはシュッとしてるから、最初はうそ臭い人と思ってたんです(笑)。みんな、「いい子ついたな~」ってめっちゃ言うんですよ。でも私らは分からへんから、どういう人なんやろうって。ブラマヨを担当していたこともあるので、小杉くんが家に来て「内藤(マネージャー)は吉田も信用していて、絶対に大丈夫です」って言ってくれて。それをやすよに伝えても、「いやそれ、こっすーたちはさ~」って(笑)。私は、こっすーは私の性格も分かってくれてるし、任せても大丈夫なんかな?って思ってたんですけど、やすよがそう言うから、またやすよの方に引き込まれて(笑)。そういう格闘もいっぱいあって。......普通にやればいいんでしょうけど、自分らの中でちゃんと思いを入れてできるかどうか、すごく考えました。でも、マネージャーのことは信用してますから...。

やすよ 若いし、いろんな意見を持ってはるんです。

--なるほど。受賞された時、「マネージャーに感謝します」とおっしゃっていましたが、その重みが伝わってきますね。

ともこ ほんまにそうでしたよ。去年のNGK単独ライブは、今のマネージャーがついてなかったらやってなかったかもしれないですね。

やすよ そうやろうな。何となく延ばし延ばしにしてたかもしれない。

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●2017年9月22日(金)『YASUTOMO live 2017』開催決定!
--そして今年、2回目が決まりました。

ともこ 今年、年明け早々にマネージャーが言ってきたら、やすよが「へぇ!?」って言ったんですよ(笑)。やすよは去年で終わったと思ってて、「もう1回やんの? え~!!」って。

やすよ また「ちょっと返事待ってもらいます?」って。

ともこ また待たせたんですよ。でもここで「やらへん」って言うと、マネージャーに「あ~、やっぱりやらないんですね~」って思われるのもいやで。なんだかんだ言って、うまいこと操縦されていると思うんです、やすよの性格も分かってるから。

やすよ ほんまそうですよ。

ともこ 私は、去年、お客さんも喜んでくれたし、あの緊張感は気持ちいいから、やりたい気持ちもあったんですけど、やすよは去年で終わった感じだったので。やすよは負けず嫌いなところがあるから、「1回しんどいことをやったら、もうやれへんねや」って思われるかもっていう部分で、ちょっと火が着いたのかもしれないですね。

やすよ 「やれへんねや、この人ら」っていう目で見るやろうから、それもいややなって。だから「やります」って。

--昨年の初めての単独ライブはいかがでしたか?

やすよ 久しぶりの単独ライブだったので、めっちゃくちゃ怖かったです。ほんまに怖かったな? お客さんが集まってくれるのか、楽しみにして来てくれるのか、どういうふうに私らを見てくれるのか、いろんなことを考えて、怖さしかなかったですね。

ともこ チケットがすごい勢いよく売れたみたいで、それもまた怖くなって。それだけのものをほんまに見せられるどうか分からない。金額も、「この前売り料金でどれだけのものを自分たちだけで見せられるか」って考えて。いろんな事情があった上で4000円(前売り)を出してくれているわけやから。「ゲストを呼ばず二人だけで見せられるものを」というのがマネージャーの意向だったので、二人だけを見るのに4000円って高くないかって何回も言いました。イベントでも言いましたけど、途中で頭がおかしくなって、太鼓やるだの、ちょっと違う自分たちを見せたらいいんじゃないかとかなって。

やすよ 太鼓とか見せたら金返せって言われるわ(笑)。

ともこ いやほんまに。(銀シャリ)鰻くんから「若手の、行き詰って何やろうってなるのと一緒ですよ」って言われました。

やすよ 25年目で太鼓とかやめてくれって(笑)。

ともこ それでもう1回ちゃんと詰めていこうって。

--単独ライブでは、コンセプトがはっきりしていましたよね。スタッフ全員、おそろいのTシャツを着ていて、NGKに一歩足を踏み入れたら広がる"やすともワールド"という感じでした。

ともこ もぎりのお姉さん、グッズを売ってくれはるお姉さんたちも、全員が協力してくれたんですよ。

やすよ 自分らが行き届かない部分を全部やってくれていて。緊張しいで、プレッシャーもかかっていることが分かっているから、マネージャーも「ネタのことだけやってください。後のことは自分たちが全部やります」って言ってくれたのがよかったですね。

--衣装も3種類あって、きれいでしたね。

ともこ ネタを変えると同時に衣装を変えると、お客さんも気分が変わると思うんですよね。毎回、同じ人しか出てこないから、何かで切り替えるとなったら衣装しか。自分たちも結構、気持ちが変わりますしね。

--最初が赤いドレスで。全体がモノトーンだったので、お二人が出た瞬間、ぱっと華やかになりました。

ともこ こういうところは女性漫才師やから、衣装とかでハッとできるじゃないですか。

やすよ 攻撃的で行こうっていうコンセプトで最初は赤にして。自分らもテンション上げられるように。

ともこ 私はパンツも赤はいてきました。

やすよ 2本目は、ネタの後にコーナーもあるので、目が痛くならない青。最後、3本目は自分たちらしいネタだったので、通常の色にして。

ともこ 一応、テレビでネタやったりするときは黒が多いので、ここは通常の黒にしました。

--そして今年のビジュアルは、がらりと変わりましたね。コンセプトは?

やすよ 生まれ変わり(笑)

ともこ 去年の末にやすよが病気したのもあったので。去年は楽しいこともあったんですけど、最後にそんなこともあったから、生まれ変わった感じなんですって。やすよとマネージャーが、ふたり揃って「緑」って言い出したんですよ。

やすよ 外のイメージというか。

ともこ ただ、私らがナチュラルなテイストを持ち合わせていなくて。正直、今、すごく困ってます(笑)。好きなんですよ、カフェとか、働いているお姉さんとかもかわいいなぁって思うけど、何しろ自分たちがそれを持ち合わせてない。私に関してはやすよが「幽霊やん」って。モンスターエンジンの「神々の遊び」にも見えてきたって言い出して(笑)。

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--このポスターのコンセプトから、会場全体も作りこんでいかれるんですか?

ともこ そうですね。そう思ってるんですけどね。テーマは「ナチュラル」にしたいんですけど......ナチュラルって難しいですね。

やすよ ナチュラルじゃないから、人間性が(笑)。

ともこ 癖が強い(笑)。

やすよ 癖が強いし。

ともこ 濃いからな~。

--そして漫才は新作ということで。お二人は年齢と一緒に漫才も変わっていっている印象があります。女性って年齢を重ねることに抵抗あるじゃないですか。でも年齢と一緒に漫才が変わっているのを拝見すると、嬉しくなるんです。

ともこ それこそやすよが中川家に「いいよな、男の人は。出てきただけで何となく重みが出るから。女の人は重み出しすぎたら老けて見られるし、かといってギャーギャー言ってたら"いい年こいて"ってなるし」って言ってて。

やすよ 男の人って40歳、50歳で厚みが出てきて、すごくかっこよくなっていくんですけど、女の人はすごく難しい年齢に入っていくから、それを自分らでどう見せていくのか。

ともこ ただ、男の人は重みを出そうとし過ぎて、人生絶対おもんないと思う。おばちゃんとか見てたら楽しそうなんですよ。NGKに来てるおっちゃんって笑ってないんですよ。でもおばちゃんは楽しもう!!って思ってくれてる。どっちが人生楽しいかって言ったら、絶対女の人やから、それをどう見せるかですよね。重みのない漫才かもしれないですけど、楽しそうにしゃべってるって思ってもらえるのが一番と思ってるから。

--本当、お二人の漫才は楽しそうなので、そこに親近感が沸いて。楽しい時は楽しいって素直に笑ってる方が自然でいいなと思いますね。

やすよ なんか、笑っていたいって思えるようになったよな? そういう、笑っている感じが(漫才に)自然と出ているかもしれない。笑っていたいっていうのは大きく変わったな? 笑うようになった、いっぱい。

--それは何かきっかけがあったんですか?

やすよ 本当に楽しめるようになったというか。仕事を仕事と思い過ぎているというか、私は若い頃、ほとんど笑ってなかったんですよね。

ともこ 卑屈やったんです。あと、どっかに不満があったりとか。

やすよ 12、3年目ぐらいは全然笑ってなくて。テレビ局のプロデューサーの人とかに「本当に笑ってなかったよね」って言われたりとか。すごいとんがってたって。「いつも納得してない顔してたよね~」とか言われて。確かに、納得してなかったんですよ。楽しくなかったし。でも今は、なんか笑えるようになったよな?

ともこ そうやな。

--それは何かお仕事に対しても、こだわり続けてきたものを手放すとか、そういうこともあったんですか?

ともこ 漫才漫才って大事にしてたのを、その大事にする仕方を変えたのはあります。「他の仕事より漫才!」みたいな感じやったけど、今は他の仕事をやることによって、ある意味、漫才がストレスを抜くところでもあるんです。二人で向き合って漫才の話をする時とか。ガチガチじゃない感じですかね。だからこそ、見てくれる人も楽しんでもらえるようになったんじゃないかと思うんです。いきり立ってたから、「漫才やってます!」みたいな。

やすよ そんな見せ方をしていたのが間違いだったと思うんですけど。

ともこ 自分で首を絞めてたかもしれんな。

--関西の人に「漫才を育ててください」とおっしゃったのも、ちょっと委ねる余裕がでてきたのかもしれないですね。

ともこ そうですね。「私らの漫才を見てください」じゃなくて、一緒に楽しんでもらったりとか、「なんか笑えるわ、あんたら二人見てたら」っていうのが嬉しくなってきて。余裕ができたっていうのはあるかもですね。

やすよ もう何をしてもいい。そこは変わったよな?

ともこ 私は(やすよに)「あれしてこれして」ってめちゃくちゃ言われてたんですよ。操り人形でした(笑)。

やすよ 私が「あれやめて、これやめて、こうやって」ってずっと言っていて。それを「分かった、分かった」ってずっと聞いてくれてたんですけど、これは私が決めたことを勝手に押し付けていただけで...。

ともこ あの時はストレスでした(笑)。

やすよ すごく我慢してくれてるなと思って。何も言わなくて、よく我慢してくれたって思います。

ともこ そういう時期だったと思います。めちゃくちゃいきり立ってたし。

やすよ 「なんであんなにしゃべんの? やめて」とか、ずっと言ってました。よく我慢してくれたって思うんですけど、でもそれを聞いておかないと私が(漫才を)辞めると思ってたと思うんです。

ともこ そうなんですよ。漫才したかったし、他の人じゃ無理やなって思ってたから、とりあえずやすよの言うことを「うんうん」って聞いてたらええかなって。

やすよ 私は辞める辞めるって常に言っていたので。何となく聞いている振りをしていた方が、二人の関係性がうまくいってたと思うんです。

ともこ やすよは人とのお付き合いもほんまにしなくて、打ち合わせも私が全部やってたし。

やすよ 「いやや」って。「帰りたい、辞めたい」。

ともこ すぐ「帰りたい」って言ってた! それこそテンダラーとか、昔のやすよを知ってる人が、やすよがすぐ「タクシー呼んで!」って言うのを真似するくらい、仕事終わったらすぐ「タクシー呼んで!」って。むちゃくちゃ帰りたがってたんですよ。

やすよ (笑)本当にいややったんですよ。でも本当に、よく聞いてくれていたなと思いますね。

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ともこ でも何かのきっかけで「なんかごめんね」って。「全部任してくれて」って言ってくれて。

やすよ もう好きにやってくれていいし、どう(掛け合いが)行こうが何とかできるように努力するからっていう話し合いをしましたね。それくらいからですかね、漫才が楽しくなってきたのは。

--それはいつ頃ですか?

やすよ 15、6年目かな。

ともこ そうやな、それくらい。何かやすよが変わってくれて。

--やすよさん、なぜ変わったのでしょうか?

やすよ うーん...お互いの結婚のタイミングもあったかもしれないですね。相手のことを考えるというか、結婚したタイミングでお姉ちゃんのことも考えられるようになったというか。気持ちに余裕が出てきて、"すごく申し訳ないことをしてたな"って、"よく我慢してくれてた"って考えた時期だったのかもしれないですね。

--相方であり、姉妹でありというその関係性は?

ともこ ここは変わらないかな。

やすよ (ともこが)いなかったらどうしようとは常に考えます。友達でもあるし、お姉ちゃんでもあるし、すべての相談をできる相手やし。困りますね、いなかったら。

ともこ ......そうでしょうね。(笑)

やすよ 当たり前すぎるから大事さも分からへん...。

ともこ 「うんうん」って聞いてたときは、どっか嫌いでしたもん、やすよのこと。めっちゃ嫌ってたもん(笑)。だからたまに大喧嘩してました。たまりかねて。今はそれもないですね。

やすよ そうですね、思いやりと周りの人の感謝が見えてきて考え方が変わりました。それまでは自分で何でもできるって思ってたから。でも、一人でできへんっていうことが分かったし、1つの番組でも「これだけの人が動いてくれてんねや」とか、「近くにいてくれる人がやってくれるからこれができるんや」とか、本当に心から思えるようになったというか。思ってなかったですもん、ほんまに(笑)。「何やねん、こいつ」とか、「あいつきらいやわ」とか常に思ってて(笑)。ほんと最悪やったと思います。

--そういうことに気づいたら、見える景色も変わってきますよね。

やすよ 変わりますね。

ともこ そこくらいから「妹、変わったね、漫才うまなったね」って言われるようになったんです。だから漫才が怖いっていうのがあると思うんです。全部見えるから。常に楽しい生活をしてないと、聞いてもらう人に楽しんでもらえないっていうのもあると思うんです。

やすよ それまでは鬼みたいな顔してたと思います(笑)。

ともこ ネタやってる時も「顔怖いな」ってめっちゃ言われてましたもん。

やすよ 考え方とか、自分の見えるものが変わったというか。

ともこ ああして、こうしてって言いながらも、自分で自分を追い込んでいってたと思うんです。それが他人やったら、こんなに続かなかったと思いますね。

--そういうところは姉妹の強みでしょうね。

ともこ お互いに思ってるのは、「他の人とはできんよな」って(笑)。

やすよ ほんま思う(笑)。無理やろうな、迷惑かける。

●2017年11月10日(金)『YASUTOMO presents フォトライブ』も開催!

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--そして最後に、この『YASUTOMO presents フォトライブ』ですが、どんなものをお考えですか?

ともこ 芸人さんって誰かが面白い写真を送ると、絶対面白い写真が返ってくるんですよ。みんなストックを持っていて。それって一般の人も持ってるんですよ。イケてる、お気に入りの写真もあると思うから、テーマを決めたりして、写真を見せ合って、トークしてということをやろうと思います。

--ダイアンさん、藤崎マーケット・田崎さん、ゆりやんレトリィバァさん、その他の若手芸人の皆さんも多数もお呼びして。

ともこ 最近、若い芸人さんと劇場で会う機会があんまりなくて。昔やったら先輩と後輩が一緒に出て、お客さんもそこで若い人を知ったりしていたんですけど、今はそれがないので、このライブを機に私らも若い芸人さんを知りたいなと思って。写真があったら人となりが見えるかなと思って。

--漫才をせず、トークのライブをされるのも珍しいような。

ともこ 昔はネタのイベントとトークのイベントを月々、やっていたんですよ。そこからかなり過ぎましたし、漫才をしないイベントは久しぶりですね。

--会場はなんばグランド花月の下のYES THEATERです。

やすよ 初めてなんですよね。どんなところかなっていう楽しみもあります。

ともこ お客さんも一緒に楽しんでもらいたいですね。

やすよ 私は、へらへらしてるだけやと思います(笑)。

--前はいつも怒ってたけど、今はへらへらしているんですね(笑)。

やすよ めちゃくちゃへらへらしてます。どうなってんねやろって思います、自分でも(笑)。

【海原やすよ ともこ】

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『YASUTOMO live 2017』

日時: 2017年9月22日(金) 18:30開場 19:30開演
前売:4000円 当日4,500円
場所: なんばグランド花月
出演者: 海原やすよ ともこ

チケットよしもと Yコード:990-010
チケットぴあ Pコード:459-886
ローソンチケットLコード:56382

先行:7月3日(月)11時~

一般発売日:7/10(月)
チケット情報:チケットよしもと

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『YASUTOMO presents フォトライブ』

日時:11月10日(金)19:00開場 19:30開演
前売:2,800円 当日3,000円
場所:YES THEATER(なんばグランド花月 地下)
出演者:海原やすよ ともこ/ダイアン/藤崎マーケット・田崎/ゆりやんレトリィバァ/その他若手芸人多数

チケットよしもと Yコード:504973

先行:7月3日(月)11時~

一般発売日:7/10(月)
チケット情報:チケットよしもと

2017年6月24日 (土)

神保町花月10周年記念公演『1010愛して』 出演のピクニック&シューレスジョーをインタビュー

7月でオープン10周年を迎える神保町花月の10周年記念公演『1010愛して(じゅうじゅうあいして)』。脚本・演出を手がけるのは家城啓之。出演はピクニック、シューレスジョー、ボーイフレンド・宮川、スクールゾーン・俵山、おばたのお兄さん、3時のヒロイン・かなで、ヒラノショウダイ、兵藤天貴。そして豪華日替わりゲストも出演し、神保町花月の10周年を盛り上げます!
見どころを探るべく稽古場に潜入。笑いの絶えない和気藹々とした稽古では、家城の演出により、偶然生まれたひとつのボケからキャラクターがどんどん広がっていき、芝居が大きく変化。また、あるアイデアを活かすため、家城が「〇〇があったらいいな」と口にすると、手先が器用なメンバーが「それだったら僕作れますよ」と頼もしい言葉を。みんなでいいものを、面白いものを作ろうという熱が伝わってきました。そんな稽古場から、ピクニック、シューレスジョーが意気込みをお届け。
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――神保町花月10周年の記念公演ご出演の思いは?
ピクニック「初めは神保町花月は10年続かないんじゃないかと言われていたんですが、みなさまにご愛顧いただきまして10周年を迎えることができました。全部みなさんのおかげですよね」
シューレスジョー「節目を迎えることができたのは、みなさんのおかげです」
ピクニック「しかも数々の錚々たる芸人さんが出演してきた中、節目となる公演にわたくしらが出させていただくという。なぜわたくしらが...わたくしらで本当によかったのか...」
シューレスジョー「"わたくしらが"は、全然しっくりこないけどね(笑)」
ピクニック「10周年にふさわしい派手な公演になると思います。楽しい雰囲気でやってますので、ぜひ来ていただきたいですね」
ピクニック「神保町花月にいっぱい出ている今とトキメク若手のエースと、わたくしらが...
シューレスジョー「草創期を支えたわたくしらが融合してます」
ピクニック「タイトルも10周年にかけて『1010愛して(じゅうじゅうあいして)』になっております」
シューレスジョー「なんと言っても家城啓之さんの脚本ですから」
ピクニック「家城さんは、神保町花月公演で何回も書いてますから。いろんな意味で10年間が詰まっている公演です」

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――内容はどんなものに?
ピクニック「テーマは"愛"です。いっぱい言いたいことあるんですけど、内容的に言えないことが多いので。10年分の愛を感じていただければ」
シューレスジョー「愛を込めてお伝えしますし」
ピクニック「愛を持って見ていただきたいですし」

――物語の詳細は内緒として、見どころは?
シューレスジョー「芸人ならではの笑いもありますし、ストーリーも面白いですね」
ピクニック「漠然としてことしか言ってない(笑)」
シューレスジョー「まだ言えないんです。これ以上もう中身のこと聞くのはやめてください(笑)」
ピクニック「いろんな愛があるじゃないですか。傷つける愛もあれば、包まれる愛もあれば...」
シューレスジョー「人間愛、家族愛、動物愛...」
ピクニック「そういう愛が全て詰まっています。結局、漠然としたことしか言えないんですけどね(笑)」
シューレスジョー「これ以上はノーコメントで(笑)」

――ストーリーの軸になるキャラクターは?
ピクニック「若手のかなでちゃん(3時のヒロイン)と、兵藤天貴くんが大きな軸ですね。かなでちゃん演じる女の子をめぐって、いろんな愛が繰り広げられていくというストーリーです」
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――お2人が注目されている共演者は?
シューレスジョー「俵山くん(スクールゾーン)の顔ですね。どの瞬間を切り取っても芸人の顔してます。かと思えば、ふとした瞬間、役者の顔をします。そこに注目して欲しいです」
ピクニック「僕は、おばたのお兄さんのテンションですね。日によってパワーが違うから(笑) 手のフレッシュさを見て欲しい。みんな達者なんですよ。僕らの1年目の時なんて、全然できなかったし、セリフもあんまりなかったんですけど、今の子はみんなしっかりやってます」
シューレスジョー「我々世代と、5年目以内のフレッシュな若手のみんなと、あとはやっぱりその間の(宮川)英二くん(ボーイフレンド)ですよね」
ピクニック「中間管理職ですよね。上と下の間取りながら、いろいろ心労とかもあると思うんですよね。今日遅刻してきたし、ダンスの稽古があるっていうのにサンダル履いてきちゃうし(笑) いろいろ心労が重なって、今、あの子壊れてきてる(笑)」
シューレスジョー「すごい頑張ってますから。やっぱりセリフ覚えも一番...遅いですしね(笑)」
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――日替わりゲストも豪華ですね。
シュレスジョー「よくぞ、これだけのメンバーのスケジュール抑えたっていうくらい、神保町花月も頑張りました。毎公演すばらしいゲストです」
ピクニック「神保町を支えてきたメンバーです。千秋楽のピース・又吉さんとサルゴリラ・児玉くんの回が完売で。チケット状況見ると"この人、こんな人気なんだ"って」
シューレスジョー「そうじゃないですよ。もしお席に余裕があるんだったとしたら、我々のせいですから。ゲストさん頼みじゃないから」
ピクニック「みなさん、初日のライスの回、ぜひ!(笑)」
シューレスジョー「ライスが悪いわけじゃないから(笑)」
ピクニック「豪華メンバーですから。神保町出るの久しぶりという方も多いので、そういうところも楽しんでいただければ」
シューレスジョー「日替わりゲストさんのパートもギャグをパパっとやって終わる顔見せという感じじゃなくて、かなり出てもらうんですよ。稽古も来ていただいてますし」
ピクニック「ゲストさんを目当てに来ていただいても楽しめる内容になってます」
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――いろんな愛が詰まった作品ということで、10周年を祝って、お2人の"神保町花月愛"をアツく語ってください。
ピクニック「意外と知られてないんですけど、トイレがすごいキレイなんですよ。頑張ったらピザ食えるくらいの(笑)」
シューレスジョー「確かに、10年目ですけどさびれた感が全然ないですね。今年から神保町花月、本気出します宣言もしてますから。イスもエアクッションになりますし」
ピクニック「9年間ずっと"お尻が痛い"ってアンケートに書かれてたのに、やっと10年目に(笑)」
シューレスジョー「10年目にやっと気付いたんです。お客さんのためにあらねばと」
ピクニック「もちろん僕ら芸人も本気ですので。本気出した神保町花月を見ていただきたいですね」

――最後に、楽しみにしているみなさんにメッセージを。
シューレスジョー「ライス出てますんで!ライス以外も出てますんで!ぜひ、ライスの日も、ライスじゃない日も見に来ていただけたらと思います」
ピクニック「僕は個人的に1年半ぶり66回目の神保町花月出演ということで、数字だけ見るとPL学園みたいな出場回数ですけども、新鮮な気持ちで僕らも臨みますので、そういうところも見ていただきたい。あと若手の頑張り!今の神保町と過去の神保町が融合している『1010愛して』ぜひ見てください」
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