チーモン、ライス、2700が得意なジャンルでそれぞれのネタをアレンジするライブを開催! チーモン・菊地「今までになかったライブだと思うので来てください」とアピール!!
5月1日(月)、東京・ルミネtheよしもとにて開催される『コンバート!~え! 他2組のネタを?! ライスがコントに、2700がリズムネタに、チーモンチョーチュウが漫才に変換するライブ!~』のチケットが、明日4月1日(土)より発売されます。
こちらはタイトルにもある通り、2組の持ちネタをライスがコントに、2700がリズムネタに、チーモンチョーチュウが漫才に変換するライブ。ユニットコントでもなく、ネタ提供でもなく、持ちネタをそれぞれが得意なかたちにアレンジするという画期的なライブについての詳細を、ライス(田所仁/関町知弘、チーモンチョーチュウ(菊地浩輔/白井鉄也)、2700(八十島弘行/ツネ)に聞きました。
(向かって左から、ライス、チーモンチョーチュウ、2700)
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――このライブを立ち上げたきっかけを、まず教えてください。
白井 僕が言い出したんですけど、不景気が続いているし、下からはどんどんといろんな芸人さんが現れる状況じゃないですか。今まではそれぞれでがんばってきましたけど、協力して一緒にこの仕事で食べていけるように......。
田所 え、このライブってそんな暗いものなんですか!?(笑)そうじゃなくて、営業で盛り上がらせるネタがないんですっていう話をしていて。
白井 そうそう(笑)。で、「僕がライスのネタを漫才にしてあげるよ」って言い出したところから始まったんです。
菊地 昨今リズムネタが流行ってますけど、うちらは持ってないんですよね。だから、2700にアレンジしてもらえるんじゃないかっていうことで、3組でやることになったんです。
白井 ......自分が決めたように話すの、やめてよぉ! 気持ち悪いっ!
田所 そうだよ。関係ないじゃん!
菊地 お前ら2人の説明じゃ、前に進まないからだよ!
田所 ははは! 元々、僕らはよく「あのネタ、漫才にすりゃあいいじゃん」とか言われていて。だけど、どうやってつくったらいいかわかんないって話していたところから、このライブは生まれた感じですね。
――それぞれの苦手分野を補おう的なことなんですね。アレンジするネタはどういう感じで、選んでいくんですか?
田所 ネタとしては提供するコンビが「これ変えてほしいんだよね」っていうのもアリだし、アレンジするコンビが「これを変えてみたい」っていうのもアリってことですよね。で、アレンジ次第では、元ネタとまったく違う可能性になるかもしれないけど、それもアリってことですよね?
菊地 そうそう。例えば、僕らだったら「鶴の恩返し」のネタを、リズムネタにしてもらうとかね。
白井 ライスの「~してくれぃ」のネタがやりやすかったら、2700はそれをリズムネタにしたり。で、2700の「桃太郎」のネタを僕らは漫才にして、それぞれに稽古も付けていくと。で、アレンジしてもらったネタは、今後ライブとか営業でやっていくっていう。
八十島 だから、だいぶカロリーの高いライブですよね。盛り上がらないと"もういいかな"ってなり兼ねないから、一発目はがんばってやらないとなとは思います。
――これまでは、それぞれのネタをどんなふうに観ていましたか?
八十島 ライスってネタはすごくしっかりしてるんですけど、僕から観ればマイナーコードで歌っているような感じなんですよ。ちょっと暗くなるというか、しっとりしちゃうというか。
菊地 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観たあとみたいな感じ? いいものは確実に観たんだけど......っていう。
八十島 そうです、そうです。その辺をリズムネタにすることによって、超ポップにできるんじゃないかなと思ってるんですよね。
白井 確かにライスは悲壮感漂うネタが多いんで、漫才でも明るい感じにしたほうがいいかな。
菊地 漫才にしやすいネタ、結構あるもんね。
八十島 ライスは普段ポップなんだから、そういうところを引き出してネタもポップに仕上げていきたいですよね。で、チーモンさんは曲で喩えるならロック。王道でガンガン攻めてる感じがあって。
ツネ へぇ~!
菊地 ちょっと待って(笑)。今、八十島のパートナーであるツネから「へぇ~」って言われたんだけど?
八十島 大丈夫です! ルミネでどれだけやれるかわからないですけど、菊池さんを空中浮遊させて"空中リズム"をやらせてみたい。あと、菊地さんは踊れますけど、白井さんに関しては未知。キレのある動きをしているところを観たことがないので、どうなるのか楽しみにしてほしいです。
ツネ その場合、菊地さんが八十島さんみたいに歌うの?
八十島 いや、2700のかたちが当てはまるとは限らないから、その辺は忘れてもらったほうがいい。
菊地 どっちも奏でる可能性もあるし、どっちもパフォーマンスする可能性がある訳だね。
関町 チーモンさんは普段、漫才やってますけど、コントもできますからね。
田所 実は芝居が上手いよね。漫才ってコントより演技力が必要っていうところもあるし。
関町 そうそう。コントがちゃんとできる人なので、僕らのネタをどうアレンジしてくれるのかは楽しみです。で、2700は......どうなるんだろう?
白井 漫才だと、リズムを入れながらアレンジするやり方もあるけど、コントにアレンジするのは大変かもね。
八十島 僕ら、組み立ての段階では漫才やコントのかたちにしてますし、単独ではそういうネタもたまにやってるんです。けど、2人のやりとりもできないし、演技力もないので、結局リズムネタになっちゃうんですよね。......なんか俺、やりたくなくなってきた。怖い! 俺らだけ跳ねなかったらどうしよう(笑)。
ツネ いやいや、10年の芸歴が活きるかもしれないですから、八十島さんがんばりましょうよ。
田所 そうだよ、その辺はこっちに任せてよ。たぶんリズムネタだと道具やセットを使わないだろうから、その辺もしっかり使って芝居にぐっと寄せたい。衣装もちゃんと着てね。
関町 お父さんヅラとか被ったら、きっと見せ方も変わってくるよ。
ツネ うわぁ、やってみたい!
――2700さんのツネさんのダンスは、ツネさんご自身が考えているんですか?
ツネ いえ。考えたものを、八十島さんに相談して一緒につくってます。「これ、どうですか?」「もうちょっと、こっちのほうがいいな」とか話し合いながらやってるんです。
田所 ダンスって体力が必要だよね? そこが怖いんだけど。
関町 うんうん、普通にコントやっても息上がっちゃうのに、ダンスまでってなると心配だよね。
ツネ 確かに、舞台が広ければ広いほどしんどいです。
――ライスさんのダンスってなると、違う意味でも笑いが起こりそうな......。
田所 え、何言ってるんですか?(笑)
菊地 ははは! わかりますよ、言いたいことは。僕もライスのダンス、大好きです。動画観て、腹がよじれるほど笑いましたもん。だから、なるべく練習しないで踊ってほしいですけどね。
八十島 踊れなかったら、考え直すから大丈夫。いちばん向いているかたちを提供していこうと思ってるから。
関町 歌メインになってもいい訳だもんね。
――アレンジしたネタには、アレンジしたコンビが演出も付けていくんですよね。
白井 そうですね。元ネタがわからなくても面白いなと思ってもらえるようにしなきゃいけないですからね。
菊地 例えば、ライスの漫才を普段観ていると"サンパチからそんなに離れなくても......"って思ったりしてたんで、その辺をアドバイスしたり。
八十島 みんな、それぞれのスペシャリストだし、賞レースのチャンピオンとファイナリストですから。家庭教師としては、こんな贅沢なことはないですよね。
菊地 最初に言っとくけど、漫才って10~15分くらいやることもあるから、そうなっても台詞は全部憶えてね。
田所 確かに、漫才って台詞が多いですよね。
ツネ うわっ、大変! リズムなら体に入ってくるけど、台詞は......ちょっと心配ですねぇ。
白井 あと、漫才する時の格好はどうする?
田所 それも聞きたかった。俺ら、スーツが全く似合わないんですよ。だから、ジャケットにするのか、どうするのか。衣装についても、それぞれプロデュースしてもらわないと、ですね。
八十島 リズムネタも衣装は大事だから、こだわっていきたいですね。
――では、最後によしもとニュースセンターを読んでくださっている方々へ、ライブに向けての意気込みをお願いします!
菊地 今までなかったライブだと思うので、ぜひ足を運んでください。
白井 発案者としては、このライブを踏み台にしてテレビへ企画を持っていければいいなと思ってます。
田所 メンツは一緒?
白井 いや、今回で終わりです(笑)。
田所 なんだ、それ! まぁ、実験的なライブで、この日限りしかやらないアレンジもあるかもしれないので観に来てください。
関町 漫才をやっていた人でコントをやってみたら成功したってこともあるので、それぞれのターニングポイントになるライブになればいいなと思ってます。
ツネ 普段、踊っていることが多いので、僕の声を初めて聞く人もいるんじゃないでしょうか。僕の生声をぜひ聞きに来てください!
八十島 ライス、チーモンさんのリズム芸、観たくないですか? 僕が言いたいのは、それだけです!
【チーモンチョーチュウ】【ライス】【2700】