白熱の漫才5本+石井の"ちくわ笛"チャレンジに大爆笑!さや香単独ライブ「冴夜華」
1月22日(月)、よしもと漫才劇場にて、さや香単独ライブ「冴夜華」が開催されました。『M-1グランプリ2017』で全国区での知名度も一気にアップさせたふたり。今後は同タイトルでの単独ライブを隔月で行っていくとのことで、今回はその記念すべき1回目の公演となります。場内はもちろん大入り満員! 立ち見も出て熱気あふれるなか、さっそく1本目の漫才が始まりました。
開口一番「気づいてますか?」とふたり。実はこの日は新しい衣装で登場したそうですが、色・形などがマイナーチェンジすぎて客席にはいまひとつ伝わっていない様子。新山は、石井の胸元のワンポイントとネクタイの星を「ええねんけど...」と言いつつイジり倒します。ネタは、「どこからが浮気か?」がテーマ。「他の異性でご飯に行ったら浮気」という新山に対し、石井は「ぜんぜん思わない」と懐の大きさを見せます。しかし、新山があることを告白すると、ふたりの仲は一触即発!? 運命的な偶然の数々と、新山のはしゃぎっぷりで、笑いを巻き起こしていきます。
ネタの合間のVTRでは、恒例の「石井チャレンジ」にまつわるあれこれを上映。今回、石井が挑むのは"ちくわ笛"! ちくわを使って、笛のようにメロディを奏でるというものです。課題曲は、新山がいちばん好きな曲だというブラックビスケッツ『タイミング』に決定。不安げな石井ですが、果たして1カ月後の本番までに、マスターすることができるのでしょうか?
2本目は、石井が「理想のデートコース」を新山に披露。ところが新山は、まったく同じコースでデートしたことがあると言い出します。懐かしがったり、辛い思い出がよみがえって落ち込んだりと大騒ぎの新山に、石井は何とか一矢を報いようとするも...!?
VTRでは、早くも"ちくわ笛"の特訓がスタート。新山が考案したオリジナルの特訓は、なぜか「ゲームセンターのダンスゲームで観衆20人を集める」というもの。「関係ないやん」と渋る石井でしたが、浴衣姿のおばあさんに扮して果敢にチャレンジ。しかし、熱演むなしくそこそこの人数しか集まらず、特訓は失敗に終わってしまいました...。
「究極の選択」にまつわる3本目では、石井が新山に「オカンと彼女が同時に溺れていたらどっちを助けるか?」と質問。考え込む新山の壮大な沈黙で笑わせる冒頭から、彼女のキャラ設定に妄想を暴走させていく後半へと、怒とうの展開で笑わせました。
まだまだ続く"ちくわ笛"の特訓、こんどはゲストを迎えて2×2のゲーム対決です。新山は同居生活を送る人生は夢・星霰と、そして石井はもちろん"ちくわ"とタッグ。手押し相撲や水中息止めでは"ちくわ"が予想外の健闘を見せましたが、結果はやはり石井チームの負け。罰ゲームとして星霰の口のにおいをかがされ、悶絶する石井でした。
4本目では、「趣味がない」となげく新山に、石井が「ひとりカラオケ」を提案。ところが新山は、「友だちとカラオケに行くほうが楽しいのに!」などと力説。話はやがて友だちの定義にまで及びますが...。新山の「知らんの!?」という叫びと、翻弄されまくる石井のやりとりで沸かせます。
VTRもいよいよラスト、スペシャルゲストが頑張る石井を応援に駆けつけたとのこと。部屋で待っていたのは、なんと大量の"ちくわ"! さらに"カニカマ"たちも集まってくれたようで、石井に送られた人文字ならぬ"ちくわ文字"のエールが感動を呼びました。
最後のネタは、「ちゃんとした出会いがほしい」と悩む石井を、新山がコンパに招待。石井は「コンパではそんな人と出会えない」と断りますが、そこから新山の隠された過去が明らかに! 出生の秘密や生い立ちは爆笑の連続、ついには思わぬ結末へ...。
エンディングを飾るのは、お待ちかねの"ちくわ笛"! 「練習はしてきましたが、やってみないとわかりません」という石井に、新山は「強い気持ち」を発動してハッパをかけます。『タイミング』のサビの部分を、必死で演奏する石井。その旋律は、微妙にハズレながらもなんとかそれとわかる出来。その頑張りに客席からは大きな拍手が送られ、新山も「成功」とジャッジ。終了後は、石井から「ちくわをめっちゃ買った」「音が出ないちくわもある」等の裏話が明かされていました。
2月にはトークライブ、そして3月にはふたたび漫才劇場での単独ライブ「冴夜華2」も控えるさや香。イキのいい漫才はもちろん、次なる「石井チャレンジ」も、どうぞお楽しみに!
【さや香】