最新ニュースインタビューライブレポート

インタビュー

2013年12月19日 (木)

K-POPアイドルグループ“MYNAME”がライブDVDリリース&ホールツアー決定

K-POPアイドルグループ“MYNAME”が、初のライブDVD『MYNAME LIVE TOUR 2013~THE DEPARTURE~』を発売。2012年7月に日本デビューしたMYNAMEは、しっかり者のリーダー・コヌ、肉体美のインス、天真爛漫なセヨン、クールなジュンQ、かわいさ担当の最年少チェジンの5人組。今年は、3月に1stアルバム『WE ARE MYNAME』リリース、5月には大阪・名古屋・東京の単独コンサートツアー『MYNAME LIVE TOUR 2013~THE DEPARTURE~』を大成功させ、11月には初主演映画『新大久保物語』公開と主題歌でもある3rdシングル『Shirayuki』をリリースと大きな飛躍の年に。そして、ついに来年1月には初のホールツアーも決定!

そんな1年の集大成となるのが、今年のコンサートツアー最終日Zepp Divercity Tokyoの模様を収録したこのDVD。Disc1にはライブ本編を、Disc2にはライブMCや、ファンイベント、さらに日本デビューしてからの1年間の歩みをまとめた映像(未公開含む)をたっぷり収録。MYNAMEファンはもちろん、MYNAME未体験の方も必見のDVDです。その見どころをMYNAMEの5人に聞いてみました。

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――MYNAMEの魅力がたっぷりつまったライブDVD。それぞれのオススメポイントは?

コヌ 全ての曲が見どころですが、特に「You're Waiting For Me」「Beautiful Life」は、ファンとやりとりができる曲なので、こだわりました。これまでのCDリリースイベントとは違ってコンサートならではのファンの方々との交流があるので、そのあたりも見て欲しいです。

セヨン 「SUMMER PARTY」は、クラブDJのミキシングで盛り上がる曲です。これまでとは違うMYNAMEのいろんなところが見れて、楽しくて面白いDVDです。

チェジン 「Anonymous」は、マスクをつけたダンサーさんが曲の世界を表現したり、インスさんとチェジンが後から登場したり、凝った構成になっています。CDとは違うコンサート用にアレンジされた曲も聴けるのもDVDの見どころです。MYNAMEのコンサートはMCもとても楽しいので、それも見て欲しいですね。

インス 僕の見どころは筋肉!(なんと体脂肪率3%) ダンスナンバーももちろんカッコイイですけど、バラードナンバーの「Replay」「Read Between the Lines」も、とてもいいステージです。

ジュンQ 僕も「Anonymous」が思い出深いです。CDリリースイベントでは代表曲を中心にお届けしていますが、このDVDではアルバム曲も含めてコンサートならではの見せ方をしているので、それも見どころだと思います。


――セヨンさんが涙ぐむシーンも収録されてましたね。

セヨン みんなから感動もらって涙が…。恥ずかしいです。


――5人が披露した“キヨミ”(韓国で流行中の“可愛さと愛嬌”をアピールする数え歌)も収録されてますね。

セヨン 恥ずかしいところばかり覚えてますね(笑)


――キヨミを披露するのは恥ずかしいですか?

全員 もちろんですよ!

コヌ でも、みんなの愛嬌を表現できてるから、そこも見どころです。


――来年1月には、ライブハウスからさらに会場がビッグになって初のホールツアーが決定。その見どころは?

コヌ MYNAMEのステージは全部僕たちのアイデアで作っています。また具体的な内容はお話できないんですが、Zeppツアーよりたくさんのファンの方が来てくれるので、会場が大きくなっても距離を感じさせないように、“もっとファンに近づいて触れ合う”ということをテーマに準備しています。


――もうすぐクリスマス! みなさんのクリスマスの思い出は?

コヌ 子どもの頃、大きな靴下の中にお菓子がたくさん入ったプレゼントをもらったことが印象に残ってます。

セヨン 6歳くらいのクリスマスに、お父さんがたい焼きを買ってきてくれて一緒に食べたという温かい思い出があります。サンタクロースは、今でも信じてます!

チェジン クリスマスの翌日(12月26日)が誕生日なので、毎年、大きなプレゼントをもらっていました。中でも、ローラースケートをもらったのがうれしかったですね。

インス 中学生までサンタクロースを信じていて、寝る時に靴下を吊るして寝ていました。次の日、中にお小遣いが入っていたんです。だから、サンタクロースはお金持ちなんだなと思ってました(笑)

ジュンQ 小学生の時、靴下にゲームボーイが入っていて、うれしかったです。


――もし彼女ができたら、一緒にどんなクリスマスを過ごしたい?

インス 僕、彼女いますよ!
…MYgirl(MYNAMEのファン)という彼女が。ビックリしました?(笑) 日本でクリスマスを過ごすとしたら、銀座とか六本木とかイルミネーションがキレイな街を歩きたい。普通の人がするようなデートをしたいです。

セヨン 僕は暖かいところに行ってデートしたいですね。

インス 温泉?

セヨン 温泉もいいけど、ハワイとかプーケットとか、日本だと沖縄とかでクリスマスを過ごしたいです。まずは彼女を作らなきゃ。

チェジン ディズニーランドみたいなテーマパークで一日中過ごしたいです。

ジュンQ 景色のいいところに行って、写真を撮ったり、お弁当を食べたりしたいです。お弁当は牛丼で(笑)

コヌ 札幌に行って雪を見ながら、アメキス(韓国ドラマ『アイリス』の名シーン。イ・ビョンホンが口でアメをキム・テヒに伝えるロマンチックなキス)したいです。

全員 大人~!


――さらなる飛躍の年となりそうな来年の目標は?

インス 1月のホールツアーの次は日本武道館でコンサートをやりたいです。MYNAME全員の曲もソロ曲も作って、僕の曲でコンサートやりたいです。

セヨン オリコン1位をとりたいし、コンサートは小さい会場でもいいから日本のいろんな場所に行きたいです。あと、韓国でも日本でも、俳優として演技にもチャレンジしたいです。

チェジン 来年は韓国で20歳になるから、やりたいこといっぱいあります。まずは、車のライセンスを取りたいです。

ジュンQ ソロ曲を自分で作詞・作曲するのが目標です。

コヌ 家族、メンバー、自分もみんな元気でいて欲しいというのが、僕の願いでもあり目標ですね。

インス この前、韓国でファンの方々100人と一緒に献血するというイベントをやったんです。そういう、みんなのためになるボランティアもやっていきたいですね。

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LIVE DVD『MYNAME LIVE TOUR 2013 ~THE DEPARTURE~』 NOW ONSALE!
商品番号:YRBJ-90009~10 価格:9,800円

2013年5月18日から大阪、名古屋、東京と全3公演行われた『MYNAME LIVE TOUR 2013 ~THE DEPARTURE~』最終日5月25日のZepp Divercity Tokyoの模様を収録したLIVE DVD!

DISC1(約85分収録予定)
1.OVERTURE
2.PARI PARI (Japanese ver.)
3.IF YOU WANNA BE MY BABY
4.Anonymous
5.Adrenaline
6.Message (Japanese ver.)
7.I Want To
8.Girlfriend
9.Everlastin'Luv
10.You're Waiting For Me
11.Beautiful Life
12.オイオプソ
13.Hello&Goodbye (Japanese ver.)
14.Replay (Japanese ver.)
15.Read Between the Lines
16.What's Up
17.SUMMER PARTY
18.Baby I'm sorry
19.クリジャナ
20.WE ARE THE NIGHT
特典映像:ZEPP Liveメイキング映像(約10分収録予定)

DISC1(約85分収録予定)
ZEPP LiveMC集/ZEPP Liveでスクリーンで流したCM集
日本デビューからの1年記録特別映像
※DVD2枚+フォトブック1冊

●詳細&ご購入はhttp://www.randc.jp/artist/myname/discography_detail/2653/




『MYNAME JAPAN HALL TOUR 2014』
2014年1月12日(日)  東京:NHKホール
               開場17:00/開演18:00
2014年1月13日(月・祝) 大阪:オリックス劇場
開場16:45/開演17:30
【チケット】全席指定 \8,800(税込)
【お問い合わせ】キョードー東京 0570-550-799
キョードーインフォメーション 06-7732-8888


●MYNAMEオフィシャルサイトはこちら:http://www.myname-jp.com/

 

2013年12月16日 (月)

DVD発売記念『キングオブコント2013』王者・かもめんたるインタビュー! グランジへエールも

9月23日に開催され、TBS系列で生放送された『キングオブコント2013』では、かもめんたるが王者に輝きましたが、あの爆笑&感動から3ヶ月弱――はやくもDVDが12月18日(水)にリリースされます。
総勢2988組の頂点に立ち、見事6代目キングとなったかもめんたるの2人に、当日の様子やその後の変化、そして崖っぷち芸人・グランジへのメッセージなどたっぷりお話を訊きました。

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(左:槙尾ユウスケ/右:岩崎う大)



――『キングオブコント20133』王者に輝いた直後は、仕事が殺到して“フワフワした感じ”と表現していましたが、2ヶ月以上経った今はいかがですか?

槙尾 さすがにフワフワはなくなってきましたね。
岩崎 僕らが見ていたバラエティに出させてもらうようになって、いつまでも浮かれていられない状態です。いろんな現場で現場で、「ああ、なんでもっと出来ないのかな」っていう日々が続いてて、『キングオブコント』決勝は、自信を思い出すために時々見ています。

――何度も見返してるんですね(笑)。では、決勝当日の様子を振り返って欲しいんですけど、TBSへ入る前に酸素カプセルへ行かれたとか。

岩崎 はい。これは準決勝、決勝、両日とも行ってますね。
槙尾 去年も行ったんです。
岩崎 去年からのジンクスで、槙尾が行きたがってまして。
槙尾 う大さんは認めないんですけど、酸素カプセル行くと、細胞が活性化されて、すごくいい状態で挑めるはずなんです。それと、去年酸素カプセルへ行って、僕ら的には最高のパフォーマンスが出来たので、ゲン担ぎに近いですよね。今年は僕らなりの最高のパフォーマンスができたら、優勝できるかもって思ってましたので、強引に連れていきました。
岩崎 別に強引っていうほどじゃないよ(笑)。確かにちょっと面倒くさいけど、僕が「えっ?」って言ったらテンション下げさせちゃうので、「おー、行こう。むしろ行きたかった」みたいな感じでした。
槙尾 僕はこういう取材のたびに、「そんな気持ちだったんだ」って思うんですよね(笑)。

――酸素カプセルの効果は実感が得られたんですか?

岩崎 よかったですよ。ただそれが『キングオブコント』決勝への高ぶりからのテンションなのか、酸素カプセルに入ったからなのかっていうところでいうと、わからないですね。

――プラシーボ効果もあったかもしれませんね。当日のリハーサルなどで覚えてることはありますか?

槙尾 (2本目のネタ『白い靴下』の小道具)靴下を替えたのって、当日でしたっけ?
岩崎 前日だね。
槙尾 あ、前日か。当日はリハないんですよね。前日のリハで、用意していた靴下を別のに替えたんですよね。
岩崎 モニターを通すと、用意した靴下が白く見えちゃって。微妙に白く見えない靴下にしたかったんですよね。
槙尾 画面を通してそれが伝わるとなると、「こういう色がいいんじゃないですか」って、衣装さんがたくさん用意してくれて、周りのスタッフさんとかいろいろお話させてもらって決めました。(MCをしていた)松本人志さんも靴下の色に触れてくださったのも印象的ですね。微妙に黄色い靴下でよかったなと思います。

――テレビで見てても、絶妙な黄色でしたよ。

槙尾 あとは、うしろシティが前日にネタ順を替えてたのに合わせて、僕らも前日にネタ順を替えたっていうのはありますね。僕らは1本目に『白い靴下』をやる予定だったんです。もう一方の『言葉売り』は、宝くじで6億円当てたおばちゃんのネタで、うしろシティも100億円の貯金がある男のネタでしたよね。あのネタを1本目にやるって聞いてたんで、100億円のあとに6億円を出すと、印象が薄くなるかもということで、離して2本目に予定してたんです。でも、うしろシティが100億円のネタを2本目にやるというので、僕らが6億円のネタを先にやってしまおうと。ま、見てる人は何も気にしてないでしょうけど(笑)。

――うしろシティのネタ順によっては、全体的に点数が変わってたかもしれないですね。

槙尾 大会全体の流れが変わってたかもしれないですね。

――本番前、誰かと会話した覚えはありますか?

岩崎 当たり障りない話というか、日常的なことを話すことによって、リラックスしてようみたいな。それこそ、「緊張してる?」とか、そのくらいの話をいろんな人としてた記憶がありますね。
槙尾 アルコ&ピースの平子さんがミニコントをすごい仕掛けてきたような気がしますね。真面目な話を長々してくるというボケというか(笑)。普段のライブからやるんで、いつもの楽屋みたいな感じもありました。

――そして1本目のコント『言葉売り』ですが、槙尾さんではなく、岩崎さんが女装するとは意外でした。

岩崎 あんまりコントで女装しないですね。久しぶりに女装した覚えがありますね。

――槙尾さんとしては、自分が女装すべきだとは思わなかったですか?

槙尾 やっぱり、『キングオブコント』の場で女装はしたかったですね(笑)。だから、うらやましいなっていうのはちょっとありつつ……。
岩崎 槙尾の女装は、反感を買うんじゃないかって、あえてやらなかった部分もあるんですよ。

――えっ? 槙尾さんの女装は、芸人仲間から反感を買ってるんですか?

岩崎 単純に、「なんでそんな綺麗にしようとしてるの?」みたいな。その後のテレビに引っかかりとか、やらしい感じに見えちゃうとちょっとアレなんで。
槙尾 そうですね。僕は女装するとき、すごいこだわっちゃうというか、どうせやるならかわいくしようと思っちゃうんです。
岩崎 そこがまだ、自分をコントロールできてないんですよ。
槙尾 まあ、う大さんのお母さんがモデルのおばちゃんということもあるので、僕からしたら女装というのとちょっと違ったということもありますね。

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――そして、松本さんからは「いい世界観」とのひとことが出て、岩崎さんが「また世界観を言ってくださった! 去年も言ってくださったんです」と強調しましたね。

岩崎 もしかしたら、あの場が僕らのピークだった可能性もあるわけでして(笑)。松本さん本人も忘れてるみたいだし、少しでもみんなに覚えてくれるようにと思って、瞬時に言っちゃいましたね。今から考えると、優勝出来たから言わなくてよかったんですけど。

――少しでも爪痕を残そうとしたわけですね。1本目と2本目までの間は、何か考えていましたか?

岩崎 他の人が高得点を出さなければ、僕らが優勝に近づくんで、そうなって欲しいっていう気持ちもあるけど、『キングオブコント』が好きなんで、番組としても盛り上がって欲しいというのはあって、なんだったら、びっくりするくらい高い点が出た方がいいんじゃないかとも思ってました。
槙尾 僕は天竺鼠さんがすごい高得点だったんで、あれから緊張が増しましたね。
岩崎 あの時点で、僕は「よし、始まった」っていう感じですね。無理やり自分を鼓舞する感じで、テンションあげていきましたね。

――よく話されてますが、鬼ヶ島さんの950点という得点に、岩崎さんがニヤリとされましたね。

岩崎 あれは一番素直な気持ちで言うと、「ここの場で笑えない人は優勝できないんじゃないか」ですね。楽な試合じゃなくなって、それはそれで面白いシチュエーションだなと。何年か前まで、2回戦、3回戦で落ちてた僕らにしたら、最後の攻撃に登場できるっていうのは上出来だろうっていうのがありました。

――そのニヤリを見て、槙尾さんが「すごい」と感心したとか。

槙尾 はい、「頼もしいなあ」と。
岩崎 あの時の槙尾の顔を思い出したんですけど、すごい顔で、俺を見てたんですよね。
槙尾 「なんで笑ってたんだよ」っていうね(笑)。
岩崎 2人で負け顔してたら、相当やばい感じになってたと思うんですよ。

――そして、いよいよ2本目の『白い靴下』ですね。

岩崎 5年前くらいには出来てたネタで、最後は普通に怖い話、都市伝説っぽい感じの終わり方だったんですけど、コントにしてはちょっとかっこつけてるというか。最後、思いっきり脅かす感じで「ま~!」って言った方がバカバカしいかなっていうので、試したら反応がよかったんですね。

――槙尾さんは、「ま~!」のリアクションで、机に頭を打ちそうになってましたね。

槙尾 そうでした? よく注意されることなんですけど、コントに入っていると、集中しすぎて一切関係なくなるというか(笑)。下手すりゃ、大きな事故が起きててもおかしくないですね。
岩崎 殴るシーンで「あてないでね」って直前に言ってるのに、あてたりするんですよ。それを入り込むのが美学みたいにして。直前に「気をつけて」って言ったこと忘れてるんですよ。
槙尾 1本目『言葉売り』に出す色紙も、名前が書いてあったんですけど、オンエア見たら自分の手で隠してましたね。それも直前に注意されてました(笑)。



――DVDにはオーディオコメンタリーとして、当日ネット配信された板尾創路さんと小藪千豊さんの音声も収録され、電話でつないだ岩崎さんの奥さんとお母さんの声もバッチリ入ってます。

槙尾 あれ、反響あったんですけど、わめいてるのは岩崎さんのお母さんなんですよ(笑)。
岩崎 優勝してからも母親はいろいろ言ってきますね。いろんな番組に出させていただいて、短い尺のネタをやらせていただいてるんですけど、そのたびに、「なんであのネタやるの? 気持ち悪い」とか言ってきますね。

――マッサージですか?

岩崎 そうです。
槙尾 気持ち悪いって言ったらそれですよね(笑)。お母さん的には、ダメみたいで。
岩崎 僕らはそういうところに迎合せずにやってきたんで、『キングオブコント』優勝した途端に迎合するのもおかしな話ですよね。
槙尾 お母さんとしたら、自分をモデルとしたコントで、決勝行って、私のおかげだっていう自負があるみたいです(笑)。

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――身内と言えば、かつてメンバーだった小島よしおさんをはじめ、サンミュージック内での反響も大きかったと思いますけど、ブッチャーブラザーズのぶっちゃあさんは何かおっしゃってました?

岩崎 すごい喜んでました。
槙尾 あとで話を聞いたら、「かもめんたるが決勝に出るから、視聴者投票よろしくお願いします」っていうメールを300人くらいに送ってたみたいです(笑)。
岩崎 『THE MANZAI』のワラテン(視聴者投票システム)と勘違いしてたんですよ。
槙尾 その300人が、「どこに入れればいいの?」みたいな(笑)。
岩崎 僕らも優勝直後からメールのやりとりをたくさんしましたけど、ぶっちゃあさんの方がしてたと思いますね。去年の『キングオブコント』でも、「3位に入らないとネタを2本、出来んからなあ」とか言って、『M-1グランプリ』とかとごっちゃになってました(笑)。

――こう言っては失礼かもしれないですけど、ぶっちゃあさんらしい逸話ですね(笑)。最後に、『よしもとニュースセンター』読者へメッセージをお願いします。

槙尾 はい。よしもとさん様々です。よしもとさんの番組にも呼ばれて、決勝の審査員にもよしもと芸人がたくさんいたし。
岩崎 去年、『キングオブコント』の決勝へ行ってから、しずるやプラン9さん、犬の心さんなど、コント中心に活動している方のライブにも呼んでもらえて、これからもよしもとさんの劇場に出ていけたらなと思っています。
槙尾 あと、うちの相方は東京NSCの6期生ですからね。
岩崎 在学中にはグランジの大くん(佐藤大)と組んでて、今でも仲いいですよ。今年は会えなかったですけど(グランジは『キングオブコント』準決勝進出も、芸人審査員には欠席)、去年は決勝前に銭湯へ行ったりもしてます。「一緒に決勝へ行こう」と、よく大くんと話してましたね。だから、グランジのDVDのことも気がかりで……(半年間でDVD1万枚が売れないと吉本興業から解雇される)。残り20枚くらいだったら買ってあげますよ。
槙尾 少ないでしょ(笑)。僕らが『キングオブコント』のDVDと合わせて、グランジさんのDVDを告知すればいいんだ。あと、僕らの単独ライブのDVD(かもめんたる単独ライブ『メマトイとユスリカ』DVDが12月18日発売)も。
岩崎 3つまとめて、お年玉で買っていただきたいですね。

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●DVD情報
『キングオブコント2013』
ファイナリスト8組:うしろシティ、鬼ヶ島、かもめんたる、天竺鼠、アルコ&ピース、TKO、ジグザグジギー、さらば青春の光
発売日:2013年12月18日
商品番号:YRBN-90665~6
価格:3,990円
<収録予定内容 DVD2枚組>
DISC1 9月23日の決勝の模様を収録
DISC2 準決勝に密着し、約55組のコントを収録
副音声として、板尾創路、小藪千豊によるユーストリームで放送された『公式裏チャンネル』を再編集して収録

※12月29日(日)、タワーレコード渋谷店にて「1,000万円授与式&かもめんたるネタ披露」が13時より行われます。
参加方法などの詳細は、よしもとアール・アンド・シー内公式サイト(http://www.randc.jp/artist/kingofconte/)をご参照ください。

2013年11月29日 (金)

コント師3組が贈る、犬の心・グランジ・ライスのコントライブ「できる7人 第8回本公演」が決定! ライブの魅力を犬の心に直撃!!

12月14日(土)にルミネtheよしもとにて犬の心、グランジ、ライスによるコントライブ「できる7人 第8回本公演」が開催。コントに定評のある3組が集まったこのライブの魅力を一番の先輩である犬の心に直撃しました!!


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――「できる7人」はどのようなライブなのでしょうか?

押見 2012年の4月に旗揚げしたライブですね。そもそもグランジの遠山が発起人なんですが、テレビで新しくコント番組が始まるという話を聞いて、「オレたちの方がおもしろいはず!!」と急に言い出したのがきっかけで…。ほかのメンバーはテレビもおもしろいと思っているんですが、遠山が言うなら付き合おうか…ということになり。まぁ、人選はきっと仲が良かったから選ばれた、という感じなんでしょう。
池谷 そのコント番組がオンエアされる前に声をかけられたんで、そうとう悔しかったみたいですよ。嫉妬から生まれたライブですね。ユニットは昔から色々と組んでいましたが、最近はあまりやっていなかったんですよ。なんですが、このメンバーならいいかなと。


――実際にグランジさん、ライスさんとやって、チームワークなどは生まれてきていますか?

押見 僕たちが一番先輩なのですが、いい意味でも悪い意味でも目線が一緒になってきていますね。そして、後輩のライスとグランジがほぼタメ口になってきている…。ライスにいたっては、6年も後輩なのに…。
池谷 それはいいことなの?
押見 まぁ、僕が我慢すればいいだけのことですから。あと、グランジの佐藤大が毎回僕を使ったコントを書くのですが、どんどん僕に恥をかかせるという使い方になってきているんですよ。それはもういい加減にしてくれ!!という気持ちですね。僕は先輩ですから。ライスの田所も僕を使ったコントを書いてくれているんですが、それはすごくいいです。このまま突き進んでいってほしいですね。
池谷 良いイジリと悪いイジリ?
押見 両極端ですが、田所はOKです(笑)。
池谷 実はだらしないメンバーなのですが、このライブに関しては一丸となってチケットを完売させようとか目標を持っていやっているのはいいと思いますね。ただ、集合時間を僕以外守ったことないという。ひどいんですよ。時間厳守は声を高らかに言いたいです。


――7人もいて池谷さんだけなんですか?

池谷 僕は必ず時間通りにやってきているんですが誰もいず。スタッフさんとお話をしていると、ポツリポツリとみんながやってくるという。
押見 逆に言えば、なんで一人だけ時間を守っているのか?という。それは輪を乱しているともいえますからね。
池谷 なんでこっちがおかしいみたいな話になっているの?
押見 マジメな奴ほどいじめられるではないですが、このチームではそういう風潮があります。大人なんでイジメこそしませんが、陰口くらいは言われていると覚悟してください(笑)。


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――今回は第8回本公演となりますが、どのような舞台になるのでしょうか。

池谷 あまり事前打ち合わせなどはしないのでどんなものになるかわからないですが、きっと好きなものを書いていると思いますね。
押見 このライブは、いつもはネタを書いていない人も1人1本書いて演出しているんですよ。なので、どんなものが出てくるのかは練習が始まってみないと分からないという。でも、普段書かない人だからこその突飛なものがあったりしておもしろいんですよ。
池谷 僕はこの中ではエンターテインメント担当なので、ダンスや殺陣を取り込んでいますね。練習した感じのものを出す!と決めているので。
押見 僕はヘンな言い方なのですが、みんながしっかりしたものを書くので、フリオチなども一切考えずにぶっ飛んだものを意識していますね。普通の寄席のときにはウケないようなモノがウケたりするので…。コンビのときは僕がネタを書いているんですが、コンビのときとは違う、ユニットのときしかできないものを意識しています。まぁ理由としては、その方が設定がかぶらないという…。
池谷 ネタかぶりといえば、初めのうちは“人が死ぬ”というテーマが多かったですよ。最近はばらついてきた気もしますが…。ネタがかぶるとジャンケンで勝負をして、負けた人は書き直したりしなきゃいけないんですよ。そういう意味でもかぶるのはイヤですね。
押見 グランジの佐藤大の書くネタなら、ライスの関町と僕と佐藤大の3人が絶対出るというお決まりも出てきました。自分の得意ジャンルじゃないんですが、このライブに関しては役割分担みたいなのはできているんだと思います。


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――ネタは事前に相談して書くのではないのですか?

押見 締め切りが決まっていて、それまでどうするかなどの打ち合わせは一切ないんですよ。なので、その場でかぶっていたら残念…ということで(笑)。
池谷 ただ、この締め切りも僕しか守っていないんですけどね。
押見 輪を乱していますね。締め切りを守るくらいなら、お笑いなんて辞めればいいのに(笑)。
池谷 おかしな話です。


――このメンバーだとリーダは時間を守る池谷さんなのですか?

押見 リーダはそんな芸人にあるまじき規律を守る人にはできないですね。
池谷 ハハハ(笑)。誰なんだろう? 強いて言えば、グランジの遠山なんでしょうね。
押見 ただ、あいつは感情に走りがちなんですよ。お客さんがいっぱいいると舞い上がっちゃうという…。エンディングトークが長引いたりする傾向があるんで、いつからか仕切りは僕に変わりましたね。理由は、もちろん“大人”なので。


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――そんな楽しそうなライブですが見どころを教えてください。

押見 前回は博品館でやらしていただいて、それを経てまたルミネに帰ってきました。年内最後はルミネで、今年1年色々あったけど終わったなぁ~という形にしたいですね。
池谷 納め的な感じですね。
押見 実は来年も新しいことができればと考えているところです。1年半やってきて、来年の足掛かりとなる公演なので、毎回そうなんですが、過去一番の気合を持ってやっています。
池谷 一度見に来たらクセになるはずなので、見たことない人はこの機会に来ていただけたらと思います。
押見 このライブ、前売りの数字が毎回大体同じくらいなんですよ。初めて来た人が毎回いるのに同じということは、何人かは卒業されているんでしょうね。僕たちは卒業を認めていないんですが…。なので、一度でも来たことあってちょっと遠ざかっていたという人も忘年会がてら来ていただければと思います。



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「できる7人」第8回本公演

会場 :ルミネtheよしもと
日時 :12月14日(土) 開場19:00/開演19:30
料金 :前売2300円/当日2800円


「できる7人」トークライブ

会場 :ルミネtheよしもと
日時 :12月23日(月・祝) 開場13:15/開演13:30
料金 :前売1500円/当日1800円



チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●犬の心の動画はこちら:http://ynn.jp/u/401/


【犬の心】

2013年11月27日 (水)

「5ミリオン」に主演する御茶ノ水男子に直撃!! 主演作のプレッシャーをセキララトーク♪

御茶ノ水男子が主演する舞台「5ミリオン」が12月12日(木)から神保町花月でスタート。数々の作品に出演し確実に成長をしている2人が、芝居や今後の夢について真剣に語ってくれました!!


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――「5ミリオン」は、どのようなお話なのでしょうか?

しいはし 実はまだ何も知らないんですよ(笑)。「甘い誘いには裏がある」みたいですが…。
佐藤 それは、ポスターにかかれている事でしょ。まぁ、それ以上のことは想像にお任せすると言うか…。どのような話しなのかは来て確かめてほしいです(笑)。そして今回、イシバシハザマさんも出られるんですが、実は神保町では初共演になるんですよ。楽しみですね。
しいはし 今回共演するエリートヤンキーさんは僕たちの初主演舞台「微熱」のときも一緒で、色々引っ張っていってもらった記憶があります。頼れる兄さんなので、今回も頼りにしています。
佐藤 西島さんはその場をキュッと締めてくれますし、(橘)実さんはその場の空気を楽しいものに変えてくれるし…。本当にやりやすい先輩なんですよ。今から楽しみです!!


――神保町花月といえば名物の深夜稽古ですよね。これまでも色々思い出があったりしますか?

佐藤 深夜稽古に関して言えるのは、「神保町花月の人たちは本当にドMの集団だ」ってことですよ。なぜ集中力が低下している時に稽古をするのか…。謎なんですよね(笑)。
しいはし このタイミングしかみんな一緒に稽古ができないということもあるんで仕方がないことなんですが、まぁしんどいです。でも、最近はお昼の稽古も増えてきたんですよ。
佐藤 これは本当にうれしいよね。だって健全だもん。16時くらいに稽古が終わるんですけど、その後に仕事のある人は仕事に行って、ない人たちはみんなでご飯に行く…。これが深夜だと、朝5時に稽古が終わってみんな眠そうな目をこすりながら帰宅…という感じでしたから。
しいはし でも、寝るだけではなくご飯も食べていたじゃん。
佐藤 そうなんだけどね。小腹が減るから朝5時から食べに行くんですけど、空いているお店はラーメン屋さんか牛丼店くらい。そして食べたら睡魔が襲ってくるので、すぐに家に帰ってそのまま寝ちゃって、夕方に起きたら顔がパンパンにむくんでいる…。
しいはし こんな生活を1年間続いていたことがあったんですよ。連続で色んな作品に出させていただいて。
佐藤 そして気づいた15kgも太っていたという。
しいはし あの時は別人だったね。顔も体もどんどんデカくなっていて…。デビュー戦を控えた海外のプロレスラーみたいだったよ。優勝して家族を食わしていこうとしている夢のあるプロレスラー(笑)。
佐藤 なんで海外!? あと、稽古の合間の休憩で食べるラーメンや焼きそばね。おいしいんだけど、絶対に太るよ。
しいはし あれはきっと“吉本のワナ”なんだと思う。忍耐力を調査しているというか。だから絶対に負けないようにアメしか食べていなようにしてる。
佐藤 さすが!! あの状況であんないい匂いを嗅いだら絶対食べちゃうよ。それを自制できるなんて…。普通の人は食べ続けて、気づいたら15kg増になっているもんだよ(笑)。


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――今回は主演作ということですが、主演作は気持ちが違うものなのですか?

佐藤 全然違いますね。主演になると当たり前なんですがメインの役をやることが多くなるんですよ。そうなると、物語を引っ張っていかなければいけなくなるのでアドリブを入れられなくなるんです。まぁ僕としては、それはそれでラクだからうれしんですけど(笑)。でもその分、芝居に対して本気にならなきゃいけない。プレッシャーを感じますね。
しいはし 周りの人たちはアドリブでボケとかを入れてくるんで、自分も笑いを取りにいかないと!!と思うんですが、主演のときは脚本家の気持ちを考えたりしてどうも自由に動けなくなります。笑いと芝居の駆け引きの調節が難しくって…。勉強にはなっていると思うんですけどね。
佐藤 でもやっぱり僕は、笑いを取らずに芝居に専念している方が落ち着きますね。笑いがなくても、「今、ガチで芝居をしているから」と言い切れますから(笑)。


――これまでも色々な作品い出演されていますが、今後やりたい作品や役はありますか?

佐藤 『ゴッドファーザー』や『アウトレイジ』みたいな男くさい作品にも出たいです。そしてチンピラの役をやりたい! いつもの自分に近いと思うんで、すぐに役になりきれるはずなんですが(笑)。でも、僕なんかよりもチンピラっぽい風貌の人がいっぱいいるので、どうしてもそういう役はまわってこないんですよね…。あとは、意外なところで戦争作品もやってみたいです。もともと映画が大好きなんですが、色んな映画を見ていて絶対にハズれないのが戦争映画なんですよ。人間の必死な生き様が描かれるので共感しやすいし…。日本兵の役なんかもやりたいですね。
しいはし 一時期、痩せて坊主にしていたころは日本兵そのものだったよね。
佐藤 あの時、当時の人がかぶっていた帽子を買って被ったらそのものだった(笑)。なんで、役作りはバッチリなんですよね。
しいはし 僕は、最近こそ普通の役が多くなってきましたが、最初のころは吸血鬼だったりと“日常じゃない役”ばかりだったんですよ。で、それが楽しかった。なので、また人間じゃない役をやりたいですね。


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――神保町花月の魅力のひとつとして、芸人さんが脚本や演出を担当することがあるということ。お2人はチャレンジしたいと思ったことはありますか?

しいはし やってはみたいんですが自信がないんですよね。
佐藤 実は一度、誘っていただいたんですよ。で、そのとき考えていることを話したら「おもしろいですねぇ~」ということになって。でも、ビジョンはあるんですがそれを脚本という形にまとめられないんですよ。
しいはし いや、本当に難しいと思いますね。クレオパトラの長谷川さんに聞いたのですが、自分の身の丈に合った日常を舞台に一番伝えたいことを書くのがいいみたいです。やったことがないことや経験したことがない世界を書くと伝えたいことが伝わらなくなるみたいで…。
佐藤 あっ、僕は伝えたいことがないかも(笑)。
しいはし だから“誘惑に負けるな”とかがいいんじゃない? 夜中にラーメンや焼きそばを食べたらダメだよ、というメッセージを込めて。
佐藤 ムリだよ。誘惑に負けているから今こんな体なんだよ。
しいはし もしくは、“家族のためにチャンピオンになる”みたいな話は?
佐藤 それは『ミリオンダラーベイビー』でしょ。あの、いくら僕が太っているっていってもプロレスラーじゃないから!!


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――「5ミリオン」はお2人にとって今年最後の神保町でする芝居になると思います。2013年はどういう年でしたか?

しいはし あんまりよくなかったですね(笑)。
佐藤 色んなことにフラストレーションが溜まったというか(笑)。
しいはし 実は、途中から「2013年は早く終われ!!」って思っていたんですよ。なんで、今は楽しくてしょうがないです。やっと2014年が来ますから♪
佐藤 来年はコンビ仲良く、色んなことに挑戦できていればいいですね。あと、映画にも出たいです。
しいはし 僕は幸せに暮らせたらいいや。
佐藤 ついに幸せを求める年になってきたんだね…。
しいはし あとは、常に自分の中で挑戦を続けているので、それが形になればいいなぁ~と思います。まぁ、そんな素敵な1年が送れるように、最後の芝居はがんばりたいです!!



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「5ミリオン」

会場 :神保町花月

日時 :12月12日(木)~18日(水)※15(日)は休演
12日(木)~13日(金)開場18:30/開演19:00
14日(土)開場12:30/開演13:00 開場15:30/開演16:00
16日(月)~18日(水)開場18:30/開演19:00

料金 :前売2000円/当日2300円


チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●御茶ノ水男子の動画はこちら:http://ynn.jp/u/865/


【御茶ノ水男子】

笑いをどんどん掘り下げる「笑いの原点に関する一考察⑥」開催! 気になる内容を笑い飯・哲夫に直撃

笑い飯・哲夫が2010年から開催している「笑いの原点に関する一考察」が、12月3日(火)に開催されることが決定しました! 毎度、哲夫が考える笑いの原点を、深く掘り下げてゆきお客さんの目の前で実証するという、前代未聞のこのライブ。これまで、「記憶残し」や「恥と調べ」など、哲夫が独特の感性を研ぎ澄ませてお届けしてきましたが、第6回目となる今回、哲夫が深~く掘り下げる「笑いの原点」とは?

 

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――第6回目となりますが、まず「笑いの原点に関する一考察」をスタートさせた理由を教えてください。

 

僕は、自分のことを自分で「おもしろすぎるなー」と思っているのですが、そのおもしろいところを100%出せるライブがやれたらなと思って。だから、毎回それで出し切ってるというか。口の中に、ヨダレをパンパンに溜めて、それを全部吐き出してる感じですね。

 

――お題も毎度、個性的ですが、やはりそれも哲夫さんが日頃から溜めていることを。

 

そうですね。前回は、「記憶残し」というテーマでやりました。「この日のイベントで見たことは、申し訳ないですが今後の私生活で、絶対にまた思い出してしまいます」という内容ですね。たとえば割り箸を割るという光景は、日常にけっこうあると思うんですけど、割り箸を割ったとき、真ん中からきれいに割れずに、グニャッて割れることがあるじゃないですか。そのとき、誰しも「グニャッていがんだところを全部きれいにイトノコで切り取って、もう片方のへこんだ方にボンドで貼り付けたい」という衝動にかられたことがあると思うんです。その欲望を叶えるということで、わざと割り箸をグニャッと割り、実際にイトノコでグニャッてなった部分をきれいに切って、もう片方にボンドで貼り付けるという。それで、「すいませんが今度から、割り箸を割るとき、今のことを思い出してしまいます」ということですね。

 

――割り箸を割るたびに「そういえば哲夫さん、あのとき切って貼り付けていたな」と。

 

そうです。絶対に思い出してしまいますからね。それが「記憶残し」です。でもちょっと、自分でやってて怖かったですけど。

 

――それを見た皆さんの心の中に、今後哲夫さんがずっと棲み続けるということですもんね(笑)。

 

ちょっと、洗脳してるみたいでしたね(笑)。

 

――今回のお題を少し教えていただけますか?

 

今回は「数字」です。「数字」に特化して考えてみました。4って不思議な数字なんです。

 

――どうしてですか?

 

漢数字で書くと、「一、ニ、三」と棒線が増えていくだけやのに、「四」からえらいイビツな形になるじゃないですか。四も、上か下に棒線をひとつ増やしたらいいのに。でもそれをやったら、あまりにも横棒が多すぎて気持ち悪くなったんやろうな、と。だから漢数字を「四」と分別したのかなと考えたんです。そういう魅力がありますよね。

 

――たしかに四はイビツですね(笑)。

 

ええ。ほかにもお笑いで“三段オチ”ってありますが、でも僕は、その次の4番目を大切にしたいんです。三段オチの4番目に何かを持ってきたら、だいたいスカになるんですけど、それがおもしろいんですよね。その4番目のスカを探る、といったこともやります。

 

――4が気になり始めたのはいつからですか?

 

子供の頃です。僕、おもしろかったら手を叩くんですけど、4回叩いて終わるのは嫌で、いつも5回叩いて終わるようにしてるんです。それは、「4回で終わったら死にそう」と勝手に自分で決めたルールなんですけど。でも、お笑いでいうと4は一番キーになる順番じゃないかとも思っていて。

 

――では「数字」のなかでもとりわけ「4」をクローズアップする、と。

 

はい。4と、あともうひとつ、気になる数字があります。それはライブでのお楽しみということで。

 

――気になります(笑)。では過去のライブで、「これはよかった」というテーマは?

 

ありましたね。僕が恥ずかしいと感じている歌を歌うんですけど、後ろの画面にその歌詞が出てきましてね。僕が極端に恥ずかしいと感じているフレーズだけ、赤字で出てくるんです。たとえば『1週間』という歌なら、「テュリャテュリャ、テュリャテュリャ」のところが赤字で出てくるんです。僕は、「うわ、『テュリャテュリャ』って言いたくないわ、ハズいわ」って、恥ずかしさを感じながら、それでも歌うという。

 

――たしかに「テュリャ」、若干照れますね。

 

「テュリャ」、ハズいですよね。今回のライブでも、「テュリャ」は出てきますよ。何かにつけてエッセンスになる言葉です。

 

――恥ずかしいけど、気になるんですね。

 

そうなんですよ。恥ずかしいというのが、ひとつの新しい笑いのジャンルになると思うんです。「耳」に「心」と書いて「恥」となりますが、耳に心を持っている奴って、恥ずかしさに敏感やと思うんです。聞こえてくるもので、「恥ずかしい、これ」っていう。だから耳が発達している人こそ、恥ずかしがり屋なんじゃないかなと。

 

――なるほど! 耳に飛び込んでくる音だけで、恥ずかしくなるという。

 

ええ。「なんで今、電車のガタン、ゴトンのリズムが変わっただけで、俺ちょっと恥ずかしいんやろう」とかね。誰もそんなん、考えてないんやろうなと思っても、意外と共感する人もいるんですよ。「あるある」というジャンルも、できて間もないと思うんですが、「恥ずかしい」という笑いのジャンルがあってもええんちゃうかなと。「恥ずかしい」も、共感できたときにめちゃくちゃ笑えますね。恥という新しい笑いのジャンルを見つけた手ごたえを感じているので、また折にふれてやりたいですね。

 

――楽しみですね。ちなみに、ゲストは誰か出演するんですか?

 

ライブは二部構成で、一部は「数字」について僕ひとりでやるんですが、大阪の二部はギャロップ・林、三浦マイルド、ヒガシ逢ウサカ・今井に出てもらいます。ハゲ2人に丸坊主が1人で、毛がエコな感じなんですけど。

 

――毛が(笑)。二部では、どんなことをするんですか?

 

前回テーマの「記憶残し」に基づくコーナーをやってもらいます。3人には「記憶残し」のお題を2つ、宿題に出していまして、それをライブ当日に披露してもらいます。ひとつは「記憶に残る大喜利の答え方」という宿題。何をやってもいいんですが、お題をパッと振られたら、とにかく記憶に残るような答え方をしてくれたら。「何をやってもええから」と伝えてます。あともうひとつのは、これもライブのお楽しみで……。

 

――期待が膨らみます。ちなみに人選は?

 

ギャロップ・林は前から「出たい」と言ってくれてて、林のセンスもいいところを付いてくれるので、ぜひね。三浦マイルドは、R-1ぐらんぷりチャンピオンで、センスがあるのに仕事量と比例してないから、ぜひここで見たいな、と。ヒガシ逢ウサカの今井くんは、このライブが始まって間もない頃はまだNSCで、エキストラで出てくれていた子なんですよ。それが今、右肩上がりで勢いがあるので、出てもらおうと。僕、ずっとやりたかったんです。「エキストラが成長して、大きくなってゲストで帰ってくる」というのが。だから、「ぜひ出てくれ」と。

 

――ストイックな3人の「記憶残し」も楽しみです。では最後に、ライブを見に来る方々に、メッセージを!

 

日常に笑えることって実はあふれていて、それに気づくかどうかというのは個人差があると思うんですけど、どうせなら想像力を働かせてたくさん笑えた方がいいのかな、と。「日常生活で笑いを絶やさないためのススメ」というか、このライブに来ていただき、日常で、もっと笑えるようなことが発見できたり、気づけるきっかけになればと思いますね。「僕ら、私ら、なんでこれで笑ってるんやろう?」という感じになってもらえたらうれしいです。次の日に、空に飛行機雲が平行に3本あるだけで、もうそれだけで笑える、みたいな感じになってもらえたら気持ちいいですね。

 

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「笑いの原点に関する一考察⑥」

日時:12月3日(火) 18:45開場 19:00開演

会場:道頓堀ZAZA HOUSE

出演:笑い飯・哲夫/

ギャロップ・林、三浦マイルド、ヒガシ逢ウサカ・今井(ゲスト)

料金:前売1,800円、当日2,000円

 

「笑いの原点に関する一考察 考察ツアーin東京2」

日時:12月10日(火) 20:45開場 21:00開演

会場:神保町花月

出演:笑い飯・哲夫

料金:前売1,800円、当日2,000円

 

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

 

 

【YNN動画】

笑い飯・哲夫の動画はコチラ⇒http://ynn.jp/u/97/

2013年11月25日 (月)

女芸人・横澤夏子が様々なキャラで∞ホールに立つ! 「横澤夏子単独ライブ『ミラクルガール』」の魅力を直撃インタビュー!!

変幻自在にキャラクターになりきるピン芸人・横澤夏子が4回目の単独ライブを12月1日(日)に開催! 「横澤夏子単独ライブ『ミラクルガール』」の見どころや意気込みを直撃インタビュー!!


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――昨年に初単独を行ってから早くも4回目ですね。

早くもという感じです。ありがたいですね。毎回「〇〇ガール」とタイトルをつけてやってきたんですが、今回は“ミラクルガール”になりました。タイトルに関しては、チョコレートプラネットの松尾さんにも色々考えていただき…。最後のほうで「スティーブン・セガールは?」って言ってきたんですが、それは却下しておきました。でも「ミラクルガール」と聞いたら、ある世代には永井真理子さんが歌ったアニメ「YAWARA!」のオープニングのイメージが強いみたいで…。柔道着姿になるのかって想像される方もいるかもしれませんが、まったく関係ありません。というのも、実は私知らなかったんですよ。谷亮子選手と「YAWARA!」の関係性やアニメとか。…って、ここでちょっと若さアピールになってしまいましたが(笑)。ただ単にミラクルになりたいって思いが込められています。内容はオール新ネタで8本くらい。そのうち1本は10個くらいの細かいものが入ったネタです。キャラクター的には10~15人近く登場することになると思いますね。


――今回は、これまでとは違った趣向のネタも楽しめるとか。

実は、パンサーの菅さんとシソンヌじろうさんにネタを書いてもらっています。私はいつも自分でネタを書いているので、キャラクターがどうしても偏ってきちゃうんですよ。なんで、私の新たな魅力を引き出していただくためにお2人にお願いいたしました。もともとじろうさんにはネタを見てもらっていたので私のことを良くわかってくれていると思いお願いしました。菅さんは私のことをよく褒めてくださるんで、よき理解者ではないかと…。とはいっても、まだ上がったものを見ていないので内容は分からないのですが、かなりドキドキですね。衣装からすべてプロデュースしてもらおうと考えていますから。あぁ~、オールヌードなんて書いてあったらどうしよう!? 一応、「ふざけないでくださいね」とはお伝えしていますが、もしかしたら…。まぁ、そのときはそのときでがんばってひと肌脱ごうという意気込みはあります。


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――これまでとは違った新しい“横澤夏子”が見られそうですね。

実は私、人が書いたネタって上手くできないんですよ。実はそれがずっと課題で…。なので、今回それをクリアできればと思います。“新生・横澤夏子”がお見せできるといいんですけどね。まぁ、それもこれもお2人にかかっているところもあります。って、かなり圧をかけていますが(笑)。がんばっていただきましょう!!


――横澤さんはネタはどういうときに生まれるのですか?

私は、出会って「ステキ☆」と思った人をターゲットにしています。ってこれはイヤミでもなく本当に(笑)。「なんかすごいファッションだけど着てみたいな~」とか、「こういうファンキーな人になりたいなぁ~」って思ったりするんですよ。あともう1パターンとして、「この人にはどうしても復讐してやりたい!」というどす黒い気持ちが生まれる人をネタにすることもありますね。悔しいからこそ完コピして、みんなに笑っていただこうと…。ってなんか、すごくイヤで怖いオンナになっていません? そこまで恐ろしい思いが込められてはいないんですが…(笑)。ただ、昔から人を見るのが好きだったんですよ。“奥さまごっこ”をしたり、先生のモノマネとかもしたりして。そういえばテレビで音楽の先生のキャラクターをやっていたら、学生時代の音楽の先生から手紙が来たんですよ。ちょっとイヤミっぽく「がんばっているのね」的なことが書かれていて…。きっと自分のことがキャラにされていることがわかったから手紙をくれたんじゃないかなと思うんですよね。まぁ、このありがたい手紙は大事に保管して、私の宝物になっていますが。…っていうか、こういうところが怖いんですよね(笑)。でも、みんなの身の回りにいそうな人たちを楽しくデフォルメしているんで、笑ってもらえると思いますよ♪ ちなみに今回は、ステキな人がたくさん登場します。


――先生もそうですが、多くの地元の友だちが横澤さんの活躍に注目していると聞きましたが。

ライブをやると友だちや親戚やらがわんさか来てくれます。毎回、私の結婚式かな?って思うくらい。前回、高校時代のジャージを着て舞台に立ったんですが、急に「えっー!!」っていう大きな声が上がったんですよ。全然笑いどころではないタイミングだから驚いたんですが、よく見たら騒いでいるのは友だち。どうも、高校時代のジャージをまだ持っていたことに悲鳴が上がったみたいで…。まぁ、次からはその友だちは呼ばないことにしましたが(笑)、そういうお笑いに慣れていない人も大勢来ていますね。本当に私が東京で何をやっているのかを見に来る会みたいになっています。ライブはリアルfacebookみたいなもんです。


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――デビュー4年でテレビにも出演し、着実にステップアップを重ねているようですが、実感は沸いたりしますか?

ありがたい、という気持ちはありますね。今回も∞ホールで単独ができるのは本当にうれしいんですよ。初めはシアター・プラッツでやらしていただいたんですが、今回は+100席くらいあるんで。これからももっともっと大きなところを目指して一歩づつ進んでいきたいですね。って、さっきまで女の怖いところばかり言っていたので真実味がなさそうに聞こえると思うのですが(笑)。でも本当に色々がんばってみたいですね。いずれは、演劇やドラマなどにもチャンレンジしたいです。ちなみにNHKの朝ドラの主人公になったら芸人を辞めようと昔から決めているんです。そこまではがんばらないと(笑)。まぁ、朝ドラの主人公はムリとしても、いずれはCGを使って1人で全役をやる壮大なドラマをやってみたいですね。私しかでないドラマ…。楽しみです。


――最後に今回の「ミラクルガール」の見どころを教えてください。

菅さんやじろうさんのネタはもちろんのこと、10~15人ほどの変わったキャラクターを楽しんでもらいたいです。そして同世代の方に見てもらいたいですね。私がなりきっているキャラは年上の人が多いんですが、社会に出るとこういう人たちと一緒にがんばっていかなきゃいけない訳ですから。こういうクセの強い人たちと戦っていきましょう!!というメッセージも込められています(笑)。ちなみに、お子さまは私の顔で笑っていただけたら。幅広く色々やっているので、見に来てください!!


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「横澤夏子単独ライブ『ミラクルガール』」

会場 :ヨシモト∞ホール

日時 :12月1日(日) 開場15:45/開演16:00

料金 :前売1500円/当日1800円


チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●横澤夏子の動画はこちら:http://ynn.jp/u/32509/


【横澤夏子】

2013年11月20日 (水)

12月14日開幕!『ヒントン・バトルのアメリカン・バラエティ・バン!』の見どころを唯一の日本人キャスト・HIDEBOHに直撃

1987年、なんばグランド花月のオープンを記念して行われた熱狂のステージ『ヒントン・バトルのアメリカン・バラエティ・バン!』(HINTON BATTLE’S AMERICAN VARIETY BANG!)が、この冬、26年の時を経て大阪に帰ってきます! 12月14日(土)より大阪・なんばグランド花月にて上演される同公演は、3度のトニー賞受賞経験を持つ世界的タップダンサー&ミュージカルスターのヒントン・バトルさんを招いて行なわれるレビュースタイルのステージ。日本を代表する“笑いの殿堂”で、歌あり、ダンスありで前回をしのぐ究極のエンターテインメントを繰り広げます。さらに唯一の日本人キャストとして、日本を代表するタップダンサー・HIDEBOHも参戦決定! というわけで、間近に迫った開幕を前に直撃インタビューを敢行してきました。

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——まずは、出演が決まった時の心境から聞かせてください。

単純にビックリしましたよね。ヒントン・バトルさんという人は、『ソフィスティケイテッド・レディース』というブロードウェイ・ミュージカルでトニー賞を獲られているんですけど、その作品の振付をしたのが、僕の師匠であるヘンリー・ルタン。だからこの方は僕にとっても本当に大スターで、若い頃からバイブルのように見ていた作品でありダンスだったんですよね。かつて「ブロードウェイズ・ベスト」と言われていたのが、もう亡くなってしまいましたがグレッグ・バージと、このヒントンさんのふたりで。言ってみれば大スター中のスターだし、年代も違うので、まさかご一緒する機会があるとは…と。

——製作発表会見でも、「何回も何回もビデオを見た」とおっしゃっていましたね。

当時はビデオだったから、もう映像が悪くなるまで見て、そのステップをああでもない、こうでもないって言いながら真似していた。まさに自分たちが成長してきた過程でしたし、いまこうして自分が吉本に入っているということもね、ものすごいご縁を感じます。

——HIDEBOHさんから見た、ヒントン・バトルさんの魅力とは?

タップはもちろろんですが、歌とダンスも飛び抜けて素晴らしい。居ずまいも含めて説得力があるんです。『ソフィスティケイテッド・レディース』にしたって、出演者全員、足が真上じゃなくその向こう側まで上がっちゃう。ちょっとアクロバティックというか…しかも、そこまでダンスが見せ物なのに、歌もあるれっきとしたミュージカルなんだよね、という。一大センセーションの作品だったと思います。その主役の方だというだけでも、そのすごさがわかっていただけるんじゃないでしょうか。

——そんなビッグスターと、記者会見ではタップで初共演されました。

会見用に1日のリハでやったんですけど、緊張というよりは、そのことに“浸る”というほうが強かった。別のところにもうひとりの自分がいて、「わー、この人とねえ…」っていうか(笑)。不思議にじーっと見てしまうという感じ。「ヒントン・バトルだよなあ…そっくりさんじゃないよな」とかいろいろ(笑)。あと、あの時は「ヒデボー」ってまだ呼べなくて「ヘデボー、ヘデボー」っておっしゃってたので、これから稽古の中で教え込まないと(笑)。

——さて、今回の新装『アメリカン・バラエティ・バン!』は、どんなショーになるんでしょうか?

レビューと呼ばれるスタイルで、いろんなスタイルの歌やダンスが次から次へ出てくると思います。つまり本場ブロードウェイのスタイルですよね。オムニバスって言ったらちょっと語弊があるとは思いますが…バラエティショー、かな?

——いろんなおいしいところが詰め込まれているんですね。

そうです! タイトル通り、本当にバラエティに富んだことが、ショーの形態として織りなされる。出演者には多方面のスペシャリストの方が集まっているので、すごいものが見られると思いますよ。

——ダンスにしても、いろんなスタイルが見られる。

だから飽きないと思いますよね。ヒントンさんは、ヒップホップとスウィングを合わせた“スウォップ”というダンスを編み出されたんですが、これが日本で初披露されるそうです。僕も生で見るのは初めてなんですよ。

——では、HIDEBOHさんご自身が、出演にあたり一番楽しみにしていることはなんですか?

ヒントンさんと共演をするシーンがあるので、そこで受ける刺激はきっとすごいと思う。スキルだけじゃなくて、「あ、こういうところはそんな居ずまいでいいんだ、逆にそれがよく見えるんだ」とか、そういうことも勉強できるはず。しかも毎日、板の上でどんどん変わっていくと思うんですよね。だから、生ものとしての舞台そのものを楽しみにできるかな、と。

——今回は、ダンスやミュージカル、ショーなどは初めて、というお客さんもたくさん来場されると思いますが、ズバリ“楽しみ方”を指南するとすれば?

その場にいていただいて、言われるがままに(笑)楽しんでいただければ。あんまり考えなくていいと思います。それが一番かな。ストーリーがどうとかではなく、感じるまま、流れに身を任せていけば楽しめるようにできているはずです!

——HIDEBOHさんのタップも“生”で見られる機会はなかなかありません。

映像だと、やっぱり音像が伝わらないんですよね。生は低い音も高い音も、さらには呼吸みたいなのまで全部伝わるので、ぜひ体感していただきたいですね。生でしか、そこでしかできないことというのが起こると思いますから。

——ちなみに今回、日本人唯一のキャストということで、期するところもあるんじゃないでしょうか?

ニューヨークにいた時は、外人の方とやるのは当たり前のことでしたが、ホームグラウンドである日本なのに、自分ひとりしか(日本人が)いなくて…って、なんかどんな感じなんだろうなって。しかも東京でもなく関西でやる、というね。独特の経験ができるのかなと期待しています。もちろん、日本代表という意味でも頑張らないと!

——本番が今から楽しみです! では、最後に意気込みも交えつつ、読者へメッセージをお願いします。

ブロードウェイのショーは現地に行けば見られますが、このなんばグランド花月で上演する今回のショーは、他では決して見られないし、いまだかつてないものになると思います。僕にとっても、一期一会のショー。先ほども言いましたが、生じゃないと伝わらないものだと思うので、ひとりでも多くの方とこの時間、空間を共有したいと願っています。

——お話にあったように、毎日、変化していくところも見ものですよね。

根本的に曲が変わるとかではなく、ノリの中でやり方が変わっていくんですよね。そこが面白さでもある。12月にご覧になった方が、2月に入ってまた見られると、全く違うものになっているかもしれません。だから最低2回以上は見てもらいたいですね(笑)。必ず違うものを感じていただけると思います!



HINTON BATTLE’S AMERICAN VIRIETY BANG!

ヒントン・バトルのアメリカン・バラエティ・バン!

<公演日程> 2013年12月14日(土)〜2014年2月14日(金) 

※プレビュー公演 2013年12月12日(木)・13日(金)

<振付・演出・出演>ヒントン・バトル

<共演>HIDEBOH

<脚本>ラリー・ビルマン

<エグゼクティヴ・プロデューサー>高平哲郎

<会場>なんばグランド花月

<チケット料金> S席(1階席・2階席前方)8000円、A席(S席以外)6000円

<お問い合わせ> キョードーインフォメーション ☎06-7732-8888(10:00〜19:00)  

HP: http://www.americanvarietybang.com/

●HIDEBOHも参加! よしもとダンス向上委員会発足

無料「ダンスワークショップ」も開催決定! 詳しくはコチラ

http://www.yoshimoto.co.jp/dance/



【HIDEBOH】

2013年11月16日 (土)

TPDリーダーとのコラボも! 東京での20周年記念ライブを控えた武内由紀子インタビュー

1993年、東京パフォーマンスドール(TPD)の姉妹ユニット“大阪パフォーマンスドール”(OPD)のリーダーとしてデビューし、1995年には今田耕司、東野幸治とのラップユニット“WEST END×YUKI”としてリリースした『SO.YA.NA』がスマッシュヒットした武内由紀子。OPD解散後は、舞台やテレビに出演、女優として活動してきた彼女が、今年1月で、芸能生活20周年を迎えました。
これを記念した『武内由紀子20周年記念LIVE~20/40~』が6月に大阪・ベロニカで行われ好評を得ましたが、待望の東京公演が12月1日(日)に四谷 Live inn MAGICで開催决定!
ゲストに元東京パフォーマンスドールのリーダー・木原さとみさんを迎えるとあり、俄然注目を集める今回のライブについて、OPD時代の思い出話などと合わせて、武内由紀子にたっぷりと訊きました。

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――デビュー20周年、おめでとうございます!

ありがとうございます! 来年1月で21周年になっちゃいますけどね(笑)。

――あ、そうでしたか(笑)。6月に大阪で行われた20周年記念ライブは、どんな様子でしたか?

私一人だけのライブというのは、ホントに初めてでして、大阪パフォーマンスドール(OPD)時代は、グループでやってたんで、リーダーとは言え、責任が分散されてたんですね。自分の肩に全部乗っかるのは初めてで、余裕がなかったです。でも予想以上に盛り上がったというか、盛り上げてもらいましたね(笑)。終わった後、みんなが「良かったよ」と言ってくれたので、それを信じることにしました。それに、(客として来ていた)小川菜摘さんが先陣を切って、掛け声をかけてくれたりとか、むっちゃくちゃ盛り上げてくれまして。ファンの人たちは大人しめだったんですけど、菜摘さんにつられて、「騒いでもいいんだ」みたいな雰囲気になって、そこから俄然盛り上がって、一体感がすごかったですよ!

――フィナーレでは、元OPDのメンバーをステージに上げて『満月の夜だから』を歌ったそうですね。

そうなんですよ。お客さんとして来ていたんですけど、私がステージに呼んで(笑)。リハーサルとか打ち合わせとかしてないんですけど、やはりメンバーなので、ピッタリと揃うものなんですね。

――その東京公演が12月1日に行われますが、もうリハは始まったんですか?

はい。大阪と同じく種浦マサオさんにバンマスをお願いして、同じメンバーで始めてます。前回はバンドさんと初対面で、探りながらじゃないですけど、私もバンドで歌うの初めてやしドギマギしてましたが、今回はスーっとリハーサルに入れました。

――やはり生バンドで歌うとなると、難しさ、楽しさなどは違うものなんですか?

そうですね。OPDの時は、ショー的な感じで歌ったり踊ったりしてて、バンドで歌うのは別物というか。バンドだとアナログな感じで、こっちのコンディションに合わせてくれるし、やっぱり楽しいですよ。一体感もありますし、安心感もあります。みんな若いんですけど、プロフェッショナルな方たちなんで、何にも心配せずに挑めますね。

――ライブの構成は、もう固まってるんですか?

セットリストは6月の大阪の時と、あまり変えない予定ですが、東京パフォーマンスドール(TPD)のリーダーだった木原さとみさんをお招きして、お祭りっぽくやろうかなと思ってます。

――ということは、武内さんが生まれた1973年からのアイドルソングを歌い、後半はOPDやソロ曲などを歌うわけですね。

はい。あと、大阪に続いてフラもやりますよ(笑)。フラは去年の4月から始めたんですが、人前で発表する機会が多いチームなので、見られると上達も早いですよね。

――フラを踊ってて、「あ、武内由紀子だ!」みたいに気づかれませんか?

たまに言われますね。「あれ? 見たことあるー!」「歌ってましたよね?」とか(笑)。

――やはり気づきますよね。話をセットリストに戻すと、思い入れがあるのは、やはり80年代のアイドルソングですか?

そうですね。松田聖子さん、小泉今日子さんが大好きですね。

――この半年で、キョンキョンがまた違った売れ方をしましたね。

本当は『潮騒のメモリー』歌いたいんやけど、ライブの構成と全く関係なくなっちゃうから(笑)。

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――確かに(笑)。それからゲストの木原さとみさんとは、OPD時代から親交はあったんですか?

そんなにはなかったんですよね。TPDのライブの前座としてOPDで出してもらったりだとか、バックダンサーみたいな感じで出させてもらったりとかあったんですけど、プライベートな付き合いは一切なかったんです。

――では、現在のAKB48とNMB48のような関係ではなかったんですね。

その両グループは、ガッツリと一緒にやってますもんね。あそこまで交わることはなかったですね。

――そんな木原さんと仲良くなったきっかけは?

OPDの演出をしてもらってた中村龍史さんが、“CHANCE”、“CHANDOL”という大人のアイドルグループを作って定期的にライブをしてるんですけど、2年くらい前にそれを見に行ったんですね。そしたら木原さんとか元TPDのメンバーも来てはってて、そこで再会して、「飲みに行こうか」みたいな話になって、すごい意気投合したんです。そこから一気に仲良くなりましたね。

――とても近い青春時代を送った2人だからこそ、再会後、仲良くなったんでしょうか。

同じ時代に同じ演出家の方に見てもらって、同じレコード会社で、同じパフォーマンスドールグループ、そしてリーダー同士というのはありますね……でも、同じ“のんべえ”というのが一番の理由かな(笑)。

――そうでしたか(笑)。

今度のライブでは一緒に歌います。すごいことになるんとちゃいますかね。私の大好きなTPDの曲を歌わせてもらうんで、TPDファンの方も楽しめると思いますよ。

――レアなコラボになりそうですね。また、大阪公演のように元OPDのメンバーがステージに上がることは?

誰かしらは来てくれると思うので、サプライズ的なことは起きるんじゃないかなあ、と。

――大阪では、次長課長の河本さんからビデオメッセージが届いたようですが、河本さんが出演されることは?

それはないと思いますよ(笑)。嫁(元OPDの重元直美さん)は、来てくれるかも知れないですけど。

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――なるほど、そうしたサプライズ、“and more”は当日までのお楽しみということで。ちなみに、現在AKBやNMBのような女性グループがたくさん世に出てますけど、元OPDの武内さんとしてはどのように見てますか?

私から見てですか!? そうですね、私は基本、アイドル好きなんですよ。AKBもNMBも主要メンバーしかわからないですけど、一応チェックして、かわいいなと思ってます。カラオケにはあんまり行かないので歌うことはないですが、歌番組を見たりして一緒に歌ってます。振り付きで(笑)。

――NMBメンバーとは、接点があるんじゃないですか?

映画のイベント(『NMB48 げいにん!THE MOVIE お笑い青春ガールズ!』の先行上映会)の司会をしたくらいで、ガッツリとはないですね。

――でも彼女たちにとって、武内さんは“ねえさん”的な存在ですよね。

OPDを知らないでしょ、ほとんど生まれてないですもん(笑)。あ、でもNMBメンバーに「(武内がレギュラー出演している)『大阪ほんわかテレビ』見てます」と告白されて、「大阪の子やなぁ」って思ったことはありましたね(笑)。

――そういえば最近、東京パフォーマンスドールが新メンバーで復活しましたよね。

そうそう、見に行きましたよ。当時のTPDの歌も歌っていたので、いろんな想いが込み上げてきて、泣きそうになりましたね。

――続いて大阪パフォーマンスドールも復活するかもしれませんね。

いつでもコメントは用意してますよ(笑)。

――では最後に、「よしもとニュースセンター」読者へのメッセージをお願いします。

はい。ホンマにお祭り騒ぎしたいなと思ってます。観に来てもらった方には、とにかく楽しい気分、懐かしい気分に浸って帰っていただきたいですね。あと、木原さんとのコラボは、今後あるかどうかわからないので、絶対観に来てください!

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「武内由紀子20周年記念LIVE~20/40~」

2013年12月1日(日)
出演:武内由紀子
ゲスト:木原さとみ...and more
時間:1部:OPEN 13:30 / START 14:00
   2部:OPEN 17:30 / START 18:00
料金:前売5,000円 / 当日5,500円(1D込み)
Pコード:215-142 チケットぴあ:0570-550-100
会場:四谷 Live inn MAGIC(東京都新宿区市谷本村町3-19 千代田ビルB-1)
JR四ッ谷駅、市ヶ谷駅から共に徒歩5分
http://liveinn-magic.com/

【武内由紀子】

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2013年11月15日 (金)

チケット代返金上等!? しずるが主催ライブ『ずしゃる』への思いを熱く語り尽くす!

ルミネtheよしもとにて隔月で行なわれているしずる主催の『ずしゃる』。新ネタ、トーク、コーナー……、しかもゲストあり!と、さまざまな企画盛りだくさんの本ライブが、12月8日(日)19時より開催されます。
今回は長きにわたり、同ライブを開催し続けているしずるを直撃! 突如、ネガティブな発言をぶっ込んでくる池田、そんな突拍子もない発言をニコニコと聞いている村上……コントラストの鮮やかな2人ですが、ライブにかける意気込みは並々ならぬものが。現在の心境などを交えつつ、大いに語ってもらいました。

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――現在、隔月にて開催中の『ずしゃる』。随分前から行なっているイベントのような気がするんですが。
池田 そうですね。始めたのは、∞ホールに出ていた頃だったから……。
村上 2008~2009年くらいからかな。そう考えると、かなり長い間やってますよね。始めた当初はトークライブっていう主旨だったんですけど、∞ホールでの出番が減ってネタをやるところがなくなったという理由から、新作コントをおろす場にもなったんだと思います。

――今年は、村上さんの「ゲストに東京のコント師を呼ぶ!」という決意から、これまでにさまざまな“東京のコント師”がゲストとして登場しています。当初、この“コント師”という言い回しを、池田さんがかなり気にしていましたよね。
池田 そうなんですよね。“コント師”って、お客さんを“オーディエンス”って言っちゃうような恥ずかしさがあって。
村上 漫才師と一緒だよ?
池田 そうなんだけど……なんか照れちゃって。

――(笑)東京を代表する“コント師”の方々と、ライブで共演してみていかがでしたか?
村上 僕らは新ネタですけど、ゲストはそうじゃないんです。だから、毎回ちょっとした緊張感があって。

――というと?
村上 ゲスト目当てのお客さんも来てくださるわけじゃないですか。普段、あまり僕らを観ない人にお粗末なものを見せちゃうと、僕らの印象が悪くなるんじゃないかなって。面白いものを見せなければっていう緊張感はありましたね。
池田 個人的には――ゲストで来てくださる方は別なんですけど――見学に来てくれる芸人さんに新ネタを観られるのが嫌なんですよ。
村上 池田、嫌がるよね。

――手の内を見せているような感覚があるからですか?
池田 いえ、単純に……つまんないって思われたら、どうしようって思ってるだけです。

――(笑)相変わらずネガティブですねぇ。
池田 いやいや、ネガティブじゃないです! 単に観に来る必要がないと思ってるだけですよ。
村上 でもそれ、池田が決めることじゃないから(笑)。観に来るのは自由じゃない?
池田 そうなんだけど、僕の自由としては観に来るのは勘弁してほしいなって思っただけです。でもまぁ、いいんですけど。

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――先ほども話してくださったように『ずしゃる』は長い間やっているイベントですが、これまでといま、意識としての変化はありますか?
村上 うーん……僕個人はですけど、お客さんがたくさん入るのが当たり前だと思い過ぎていた時期があったのは事実ですね。『爆笑レッドシアター』に出ていた頃は「ライブをする」と告知すれば、内容とか関係なくお客さんがたくさん来てくれた。だけど、お客さんが段々減っていって目が覚めたというか。

――確かに、『爆笑レッドシアター』放送中の『ずしゃる』はチケット即完、立ち見もわんさかいました。……あの頃のお客さん、どこに行ったんでしょうね?
村上 本社に行く前に角座の前を通ると、以前のお客さんを見かけたりしますよ(笑)。でも、そういうのは仕方がないことだから、いま来てくれるお客さんを大切にしたいというか。区別をするわけじゃないんですけど、ゲストがわからずとも毎回楽しみにチケットを買ってくれる方々っていうのは有り難い存在ですからね。そういう方に思いっきり楽しんでもらって、また来たいと思ってもらえるイベントにしたいっていう思いが、いまは強いです。
池田 その通りですね。毎回、お金を払って来てくれるお客さんがいるのは、本当に有り難いですね。
村上 だから、できるだけいろいろと観て楽しんでもらいたいっていう思いがあるんで、新ネタ、トーク、企画コーナーっていう構成にしてます。けど、未だにわかんないですね。トークが盛り上がったらそのままトークで終わってもいいんじゃないかと思うときもありますし。かといって、用意してる企画をやらなかったらやらなかったで“コーナー観たかったのに”って思われてしまうかも、とか……。まだまだ探り探りでやってるところは、たくさんあります。

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――コーナーの企画は、毎回どんなふうに決めているんですか?
村上 これといったテーマはないんですけど、ゲストはコントをやる人たち……あっ、“コント師”なので、お芝居要素とか即興コントのような要素はあったほうがいいだろうとは思っていて。その回ごとの打ち合わせで、アイデアを出し合っていくかたちですね。

――ゲストが決まってから、コーナーの企画を決定することが多いんですか?
村上 そのほうが多いですね。

――では、これまでやった中で“これはハマった!”など、印象深かった企画は?
池田 うーん…………僕、ハマんなかったほうが記憶に残ってるんですよ。写メールを見せ合って、メインじゃないものを誉め合うっていう企画があったんですけど、ライブが終わってから近寄って来た村上が「まぁ、わかるけどね。うん! もうちょっとポップなほうがいいな!」って言い切って帰って行った。あれ、すごく印象に残ってます。
村上 ははは! 僕は今年に関しては、コーナーでは常に盛り上がってる感覚がありますね。例えば、ゲーム性のあるエチュードとか実況と解説をつけて実践するエチュードとか、そういうのはお客さんにも楽しんでいただけている実感はあります。

――12月8日(日)開催分のゲストは、ずんさんとスパローズさんに決定しました。
村上 いぶし銀な方々と絡ませていただきます。2組とも『キングオブコント』の予選などでお会いしたことはあるんですけど、ガッツリと絡んだことがないので楽しみです。
池田 ずんさんもスパローズさんも、本当に面白い方々ですから。多くのお客さんに観に来てほしいですね。

――池田さんは最近、各地で『池田一真の挑戦状』というライブをやったり、犬の心・押見さん、グランジ・五明さん、ジューシーズ・児玉さん、渡辺直美さんと『しずる池田とコント』というユニットコントのイベントをやったりしている。また、村上さんも村上さんで、いろんなトークライブを開催してますよね。別々のライブも打っている2人にとって、『ずしゃる』というのはどういう存在ですか?
村上 大きな存在であることは間違いないですよね。『ずしゃる』をちゃんとやっていなければ、ほかのイベントもできないというか。コンビでやっている基盤になっているライブが、『ずしゃる』なんです。
池田 そうですね。単純にお互いの近況を知れるっていうのもいいなと思います。最近、村上の交友関係がどんどん大きくなってるんですよ。LiLiCoさんと飲んだとか話していたり……そういうのを聞けるのも楽しいですね。

――池田さんの交友関係は広がっていないんですか?
池田 僕がもっと広げようとすればいいんでしょうけど……年月をかけて繋がりたいと思う人が、この業界にはいないですね。僕の目に適う人はいないというか。

――まさかの上から目線!(笑)これまで来てくださったゲストのみなさんとは、打ち解けられなかったんですか?
池田 (笑)確かに、ゲストで来てくれた方々とは以前より仲よくさせてもらってます! 東京ダイナマイトさんとかすごく仲よくさせてもらうようになりましたし、かもめんたるさんなどのほかの事務所の方々とも話せるようになりました。……あぁ、そうですね。そう思えば、僕の交友関係も確実に広がってますね。
村上 そうだよ。で、ゲストの人たちのライブにも呼んでもらったりもしている。そうやって、芸人仲間とのコミュニケーションを盛んにするっていうのはいいことだと思います。これも『ずしゃる』をやっていなかったら、できていないことかもしれないですからね。そういうちょっとずつの財産が積み重なっている感覚はあります。

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――では、今後どんな方にゲストに来てほしいですか?
池田 僕としては、テレビにたくさん出ている方に出てもらいたいですけど。バナナマンさんとか東京03さんとか、それこそ有吉(弘行)さんとかザキヤマ(山崎弘也)さんとか、話してみたい人は多いです。

――いいですね。先日、後輩のシソンヌさんは『シソンヌとコント』(11月2日(木)、ヨシモト∞ホールにて開催)で、オアシズ・大久保佳代子さんをゲストに招いて、ユニットコントをしました。
池田 シソンヌから「めちゃくちゃいい人で、すごく楽しかった」と訊きました。
村上 一緒にコントしてしまうところがすごいですよね。
池田 ほかにも、俳優さんや女優さんを呼んでみたい。堺雅人さん、香川照之さん、天海祐希さんとかに来ていただけたら、めちゃくちゃ嬉しいですけど。

――けっこうすごいところにいきますね(笑)。
池田 大きな目標を掲げておいたほうがいいじゃないですか。

――確かに。ダメもとでもオファーしてみるというのはアリですもんね。
村上 そうですね。今年もあと1回で終わりなので、来年の展開をそろそろ話し合わないといけないと思ってるんですよ。新ネタとトークをやることは変わらないけど、来年はまた違うかたちで、プラスαを見せていきたいですね。

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――では、最後に『ずしゃる』未経験者の方々へアピールをお願いします!
村上 新ネタ2本をおろしている貴重な場ですし、ちょっとでも興味があるならば観ていただきたいなと。行かないって決めるのは、一度観に来てからにしてほしいですね。
池田 最初から“しずるって面白くないんでしょ?”って思ってる人もいるかもしれないし、“面白いのかな?”って疑問に思っている人もいるかもしれない。そういう方には、ぜひ一度観てもらいたいです。
村上 観た上で“お金を返してほしい”って言うんだったら、Twitterでリプライくれたら返してもいいです。いや、返します!
池田 その際は直接、村上のところまでチケット料金を受け取りに来てください。で、面白くなかった理由を教えてもらおう。
村上 いや、理由なんかいらない。会いに来てくれるなら必ず返します!

――で、池田さんは?
池田 誤解されたくないので、ハッキリ言います! 僕は返しません!!
村上 はははは!
池田 どうしても返せと言うのなら、直接会いに来てもらって目の前でネタとトークをやってもらいます。その上で、返せるかどうかを判断させてください。

――もし、その人が面白かったら?
池田 返金します。さらに、1年間ずーっとタダでライブに来ていただきます。僕、チケット代出します!

――(笑)お2人とも並々ならぬ覚悟で、『ずしゃる』に挑んでいることが十分伝わったと思います。
池田 もちろんです。いま出せる全力で挑んでます!
村上 だから、ぜひ一度、足を運んでください!!


●公演情報
『ずしゃる』
ゲスト:ずん、スパローズ(浅井企画)
開催日時 12月8日(日) 開場18:30/開演19:00
会場:ルミネtheよしもと
チケット:前売2500円/当日3000円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/
(Pコード:597-721)


●YNN
しずるの動画はコチラ⇒http://ynn.jp/m/1007217


【しずる】

2013年11月14日 (木)

『アメリカン・バラエティ・バン!』開催に向けて、HIDEBOH×レイザーラモンRGが作戦会議を敢行!

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12月14日(土)より、大阪・なんばグランド花月にて『ヒントン・バトルのアメリカン・バラエティ・バン!』(HINTON BATTLE’S AMERICAN VARIETY BANG!)が開催されます。


1987年、現なんばグランド劇場(NGKシアター)のオープンを記念して行なわれた同ステージが、26年のときを経て再び開演。3度のトニー賞受賞経験を持つ世界的タップダンサー&ミュージカルスターのヒントン・バトルさんを招いて行なわれる本公演でも、前回に負けず劣らないエンターテイメント性に優れたステージになりそうです。


今回は、同公演に客演として出演する日本を代表するタップダンサー・HIDEBOHと“洋楽大好き”レイザーラモンRGが、公演を多くの人に観ていただくための“作戦会議”を敢行しました。



HIDEBOHにとってのヒントン・バトルは

RGにとってのダウンタウン!?


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HIDEBOH 品川プリンスシアターの公演以来ですね。ご無沙汰しています。

RG ご無沙汰してます! お笑い以外の方と絡めるいい舞台だったのに、なくなって残念ですね。

HIDEBOH そうですね。RGさんの……あれ、笛でしたっけ?

RG ははは! 鼻声で楽器を演奏してるように見せるヤツですね。普段はやっていなかったんですけど、最近では漫才にも活かすようになりました。

HIDEBOH 音楽は詳しい印象ですけど、ダンスはどうですか?

RG 観るのは好きでした。小さい頃、『Mama, I Want to Sing』が日本に来るとかでCMをやっていて。観たいなぁと思いつつ、それ以降も本場のミュージカルになかなか触れる機会がなかった。けど、もうすぐ40歳なので、そろそろそういうものが楽しめる年になってきたのかなと思ってるところです。

HIDEBOH あぁ、そうだったんですね。今回、来日するヒントン・バトルさんは『ミス・サイゴン』の主演を務めた方なんですよ。


RG 『ミス・サイゴン』! さすがに聞いたことがあります。

HIDEBOH アメリカでやったものを、日本で焼き直すミュージカルの代表的な作品ですよね。あと、日本でピンと来る人はなかなかいないかもしれないんですけど、タップダンスのバイブル的ミュージカル『ソフィスティケイテッド・レディ』の主演だったりして、トニー賞っていう映画のアカデミー賞的な賞を3回も受賞している伝説のおじさんなんです。

RG えぇ! めちゃくちゃすごい方じゃないですか。

HIDEBOH そうなんです。僕のお師匠さんにヘンリー・ルタンという方がいるんですけど、『ソフィスティケイテッド・レディ』はその方がつくった世界的に有名なミュージカルで、若い頃、ビデオが擦り切れるまで観ました。だから、ヒントン・バトルさんは、僕のタップを変えてくれた憧れの方なんです。

RG 変えてくれたというのは、激しくなったとかそういうことですか?

HIDEBOH 6歳から両親にタップダンスを習っていたんですけど、その作品で黒人のタップにものすごく影響を受けたんです。独特のリズムというかね。


RG じゃあ、今回HIDEBOHさんは憧れの方と同じ舞台に立つわけですね。それって、僕が初めてダウンタウンさんとお会いしたときに近い感覚なのかな?

HIDEBOH (笑)どんな感じだったんですか?

RG テレビのままというか。その人自体とお会いしてる感覚がしなくて、薄い壁みたいなものの向こうにいるような感覚でした。

HIDEBOH わかります。遠くで見ていたときのままの感覚なんですよね。


RG まさか、そんなすごい人やとは思いませんでしたよ。僕、市川海老蔵さんのモノマネというか……そういうのをするようになって。

HIDEBOH あれ、好きです。

RG ありがとうございます(笑)。マネを始めてから歌舞伎を勉強するようになって改めて、そのすごさがわかったんです。おこがましいかもしれませんが、お笑いとか全ての舞台は歌舞伎に繋がっているというか。ものすごい量の稽古をしていらっしゃいますし、それでいて新しい風も入れようとしているところもすごいなと思うんですよね。

HIDEBOH 芸術のすごさを伝えるっていうのは、難しい作業ですから。

RG HIDEBOHさんが憧れているヒントン・バトルさんの良さも伝えていきたいなとも思うんですけど……。どうやったらみなさんに伝えられますかね? 

HIDEBOH 今回、僕以外のキャスト全員、外国人なんですね。現地で700〜800人くらいがオーディションを受けたなかで合格した20人も来日しますし。

RG じゃあ、一人ひとりの紹介VTRをつくりましょうか。この人はここがすごいとか、僕プロレスが好きなんで、そういう見せ方をさせたいなと思うんですけど。

HIDEBOH それ、いいですね。しかも今回、生バンドなんですよ。

RG それ、めちゃくちゃすごいじゃないですか! こんなにすごいのに、世の中にはまだ全然伝わっていませんよ!!!



興味津々なRG、

ヒントンを囲む会を懇願!


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HIDEBOH 『アメリカン・バラエティ・バン!!』っていうのは、実はよしもとが26年前にヒントン・バトルさんを呼んで行なったイベントなんです。今回はもちろん、内容は一新されますけどね。

RG じゃあ、再び!なんですね。しかも、ヒントン・バトルさんだけじゃなくて、アメリカの才能ある方々がたくさん出演する。そんな舞台がNGKで観られる……ということは、社長から芸人へのメッセージも込められた舞台なのかもしれない。

HIDEBOH どういうことですか?

RG 世界にはこういう笑いもあるんだよっていうことですよね。日本のお笑いはどうしてもおしゃべりが主流ですけど、おしゃべりに自信がない芸人さんでもこのライブを観て、エンターテイメントがなんなのかを学んで芸とはなんたるかを覚醒する可能性がある。いまはダンスも必須科目になってますし、これからはダンスで笑いを取れる時代も来そう。だからこそ、社長は僕らに“これが芸だぞ!”って伝えようとしているのかもしれない。……これ、芸人は絶対、観に行かなきゃダメですね!

HIDEBOH ははは!(ビート)たけしさんも「芸があって、笑いがある」とよく仰ってますもんね。僕もNGKには小さい頃から何度も観に行ってますけど、当時からお笑いの方と一緒にマジシャンとかラスベガスから来たショーマンが出ていた。これも、“全ては芸ごとだ”という方針あってのことだったのかもしれませんね。


RG “本物に触れなさい”ってことですよね。お願いです、ぜひヒントン・バトルさんを囲む会を設けてください!

HIDEBOH ご本人に触れたほうが、よりいろいろと勉強できますもんね。舞台は12月14日からですけど、早めに来日されてリハーサルをする予定ですから、ぜひ。

RG あ、リハーサルもあるんですね! だったら、リハーサルから観に行きます。(現時点で予定されているラインナップを見ながら)……DJとかもあるんですか?

HIDEBOH そうなんです。スウォップっていう、ジャズでいうスウィングとヒップホップを合わせたダンスを打ち出していて、それが今回、日本初公開されるんですよ。

RG そんな最先端なものも入ってるんですか!? 僕、小籔(千豊)さんと相方のHGと“ビッグポルノ”っていうラップユニット組んでるんですよ。これはますます勉強に行かないとダメですね。

HIDEBOH ぜひ何度でもいらしてください! すごい方々のショーが、“生”で観られるわけですから。


RG 生ってやっぱりすごい。僕もフェスみたいなものに呼ばれて歌うことがあるんですけど、生のドラムのドン!っていう音ですでに負けちゃうんですよ。なんでもそうですけど、生には圧倒的な迫力がありますもんね。

HIDEBOH まさにそのとおり。今回来られる方々は、知られていないけれど実はすごいっていう人ばかりなんです。なんせ、アメリカには才能ある人たちがたくさんいますから、すごい人がたくさんいるわけですよ。しかも、“すごい”のレベルが超越しているというか。かたちどおりにはやっていなくても、みなさん魅せる何かを持っている。それがアメリカ文化のすごさなんです。こういったショーも、ジャズが土台にあって軽く遊びながら歌える本場の方と英語が巧みな日本人がやるのとは、やっぱり全然違う。それに、日本ではミュージカルを劇場で観るという文化は定着してないかもしれないですけど、今回はNGKで観られるわけですから、お笑いや新喜劇を観に来た方々にも興味を持っていただきたいです。

RG まさにそうですね。

HIDEBOH この公演は、僕にとって夢の舞台というか。親父は関西からタップダンスをしながら東京まで出て、浅草でずっとやっていたんです。そこにたけしさんも出演されていて、よしもとの人たちとも絡んでいた。で、何十年後かに、今度は僕がよしもとへ入って、憧れていた方と同じ舞台に立つ……しかもNGKでっていう。不思議な巡りを感じてる公演なんです。

RG いいですねぇ~! ヒントンさんとHIDEBOHさんが会えてよかった!

HIDEBOH (笑)ありがとうございます。


RG 最近はレディー・ガガとかケイティー・ペリーとかも人気ですし、若いお客さんにはUSJとかディズニーランドでショーを観ているような感覚で観に来てもらいたいですよね。

HIDEBOH そうですね。本場のショーをたっぷり2時間観られますから。

RG 実は僕、この公演の話を聞いたときからすごく興味を持ってまして。会社の人にも「なんでもいいから絡ませてください!」ってお願いしていたんです。本格的に絡むと迷惑がかかると思うんで(笑)、前座とかやらせていただけたらなって。だから、ひとりでも多くの人が観に来てくれるように、宣伝に協力したいんですけど……これ、あるあるやったりはできないですか? 僕の歌う洋楽あるあるに合わせて、HIDEBOHさんにタップダンスを踊っていただく。よしもとには単独ライブで使った着ぐるみとかがたくさん保管してあるじゃないですか。例えば、HIDEBOHさんにそういうのを着ていただいて、タップをやっていただければ。千原兄弟さんの単独ライブで、せいじさんが着ていたタカアシガニの着ぐるみとかいいと思うんですけど。

HIDEBOH 僕もRGさんのあるあるでタップ踏んでみたい。カニの着ぐるみも着てみたいです(笑)。僕とRGさんのコラボを、今回の宣伝に持っていきましょう!

RG ぜひ! 近々実現させましょう!


大いに盛り上がった対談後、RGが「新しいDVDが出まして……」と取り出したのは、先日リリースされたばかりの第2弾DVD『Live in Japan』! 「わぁ、ありがとうございます。すぐ観ます!」と受け取り、満面の笑みを浮かべるHIDEBOHでした。


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●公演情報

 HINTON BATTLE’S AMERICAN VARIETY BANG!

ヒントン・バトルのアメリカン・バラエティ・バン!

<公演日程>

2013年12月14日(土)~2014年2月14日(金)  

※プレビュー公演 2013年12月12日(木)・13日(金)

<振付・演出・出演>ヒントン・バトル

<共演>HIDEBOH

<脚本>ラリー・ビルマン

<エグゼクティヴ・プロデューサー>高平哲郎

<会場>なんばグランド花月

<チケット料金>

S席(1階席・2階席前方)8000円、A席(S席以外)6000円

<お問い合わせ>

キョードーインフォメーション 06-7732-8888(10:00~19:00)

 HP: http://www.americanvarietybang.com/

 

 


●よしもとダンス向上委員会発足!

無料「ダンスワークショップ」も開催決定!

詳しくはコチラ http://www.yoshimoto.co.jp/dance/


●DVD情報

Live in Japan

商品番号:YRBN-90633

価格:1,890円

【収録曲】

1. 田園 (原曲:玉置浩二)

国際マラソンあるある/帰省ラッシュあるある

2. もっと強く抱きしめたなら (原曲:WANDS)

片想いあるある

3. サヨナラ (原曲:GAO)

カバンあるある

4. 蝋人形の館 (原曲:聖飢魔Ⅱ)

ふるさとあるある

5. Bye For Now (原曲:T-BOLAN)

係長あるある

6. JAM (原曲:THE YELLOW MONKEY)

社員食堂あるある

7. Crazy Beat Goes On! (原曲:DA PUMP)

オージービーフあるある

8. ENDLESS RAIN (原曲:X JAPAN)

オシャレなカフェあるある

9. 星空のディスタンス (原曲:THE ALFEE)

みそ汁あるある

10. 風になりたい (原曲:THE BOOM)

からあげあるある

<日本盤限定ボーナストラック>

One more time , One more chance (原曲:山崎まさよし)

パントマイムあるある

<特典>

レイザーラモンRG × マイケル富岡 トークセッション

予告編集

※上記楽曲に乗せて、RGがあるあるを歌い続けます。

原曲がそのまま収録されているわけではございませんので、予めご了承ください。

©2013 吉本興業


よしもとネットショップplus Y!店

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【RG】