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結成25周年!海原やすよ ともこによる2度目のなんばグランド花月単独ライブ『YASUTOMO live 2017』が開催決定!

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9月22日(金)になんばグランド花月で2回目の単独ライブ『YASUTOMO live 2017』を開催する海原やすよ ともこ。結成25周年を迎えた今年は、女性漫才師としては史上初となる2度目の「上方漫才大賞」受賞という快挙を成し遂げ、ますますパワーアップ! 今年の単独ライブは"ナチュラル"がテーマ。自分たちなりに"自然"をイメージしたポスターにも注目の二人に、上方漫才大賞やNGK単独ライブ、そして新たな試みについても聞きました!

●「上方漫才大賞」2度目の大賞受賞
--「上方漫才大賞」受賞、おめでとうございます。受賞会見で「1回目(2012年)は狙いに行ったけど、今回は自分たちの活動を見てくれていたことが嬉しかった」とおっしゃっていましたね。

やすよ 1回目は賞が欲しくて意識していたので受賞も嬉しかったんですけど、今回は1回目よりも意識していなかったですし、1回目をもらってから早めにいただいて。芸人とか、漫才をやっている人に「今の時代、2回目をもらうことはしんどい中で、こうやって獲れるなんて」といろいろ言ってもらえたことが自分の中で大きかったですね。いいタイミングというか、テレビの仕事もさせてもらって、漫才もやりながら、自分たちの中でバランスよく楽しくやっている時にこの賞をもらったので、それは思いますね。

ともこ 1回目は結構「獲りにいったろう!」っていうのがあって。その「獲りにいったろう」っていう年はブラックマヨネーズが獲ったんです。私たちは次の年にいただいて、ちょっとほっとしたんです。そこから楽しく漫才ができるようになって、こっちが楽しくなると余裕が出て、テレビの仕事も楽しくなって。今回はほんまにいいバランスの時に賞をもらえたなという感じでした。

やすよ 後輩とかに「もう1回、漫才頑張ります」って言ってもらったりして、それも嬉しかったです。漫才師仲間の刺激になったのは何よりも嬉しいことやなと思って。後輩とかからメールで「かっこよかったです」とか言ってもらえるというのは、何よりも嬉しいですね。

--それは後姿を見てもらえたようで嬉しいですね。

やすよ 意外にこういう仕事って評価が難しいじゃないですか。点数があるわけでもないし。あとは、受賞発表の会場の雰囲気も嬉しかったですね。関西テレビの方にも「すごく会場が沸いたねって」って言ってもらえて。私たちの名前が出るまでプレッシャーというか、お客さんがどう思うんやろうって一番、不安だったというか。「うわ~!」って言ってもらえて、それで泣きそうになったっていうのもあります。会場の雰囲気が温かい感じで。

ともこ 会見の時も言ったけど、関西のお笑いが好きな人が観に来てくれはって、うわ~ってなって。あと、インスタの書き込みとかで「最後にあんなサプライズがあって嬉しかったです」とか書いてあって。娘さんが若手の誰かのファンで、お母さんと一緒に見に来てくれて、「お母さんが一番、興奮してました」とか書いてくれたりとか。あれも嬉しかったなぁ。でも正直、漫才はめちゃくちゃやりにくい(笑)。「大賞もらった人でーす!」っていう感じで紹介されるので(笑)。

やすよ やりにくいよな(笑)。

ともこ そんな重みのある漫才してないしって(笑)。そういう緊張とか、いろんな思いがありましたね。

やすよ 今くるよ師匠も「2回はすごいね」って言ってくれて。

ともこ 「どやさ~!」って言ってくれて。

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--2012年に1回目を獲られて。この5年間でテレビと舞台の仕事が相乗効果を見せていった感じですね。

ともこ 1回目に受賞した時も、商店街のロケをしてたら「よかったわ~!」って大阪の人がすごい言ってくれて。ブラックマヨネーズのこっすー(小杉)とロケしてて、「大阪の人で賞を獲ったらこんなに言ってもらえるんですね。僕ら全然言ってもらわれへんかった」って。私らは「この子らはずっと大阪におる」って思われているところがあると思うんですよね。

--前回の『YASUTOMO live 2016』でも、この上方漫才大賞の会見でもおっしゃっていたんですけど、「関西で漫才師を育ててください」というお二人の言葉すごく印象的だったんです。そうやって率直におっしゃったのが、意外でした。

やすよ 今、あまりにもお笑いの方向性がいろんなものに変わってきているというのがあったんですよね。今までは「自分らはこうやっていこう、テレビはこうや」っていうのがあったんですけど、あまりにも漫才師というものの方向性が変わってきているような気がしたので。今までは声に出して言うつもりはなくて、自分たちが気持ちでもってやっていればいいことだったんですが、ちょっと未来が怖いというか。そういうものをすごく感じるようになったのがここ何年かだったので、やっぱり発信をしたいというか、我慢ができない状況になっているのが漏れたと思うんですよね。自分らの間ではそう思っていたんです。

--「漫才師」へのこだわりというか。最近は漫才のスタイルもいろいろありますよね。

やすよ 漫才師は簡単にできるものじゃないと思うんです。10年目までにできる漫才、20年経って風格が出てきてできる漫才っていう、時代によってできるものがあって、漫才師はすぐに作れるものじゃないと思っているんです。タレントさんは1年、2年で出てこれると思っているんですけど。漫才師は年数を積み上げて作られていくものだと思っているので...。漫才師であることが薄れてしまうのが寂しいですね、みんなタレント、全部が「芸人」という括りになっちゃっているのが。歌をやったり、お芝居やったり、芸人さんもいろんなことやっていいと思うんですけど、面白いことをやりたいと思って入ってきたことをみんな忘れていってしまうのかなって思うんですよね。

--そんな中で後輩の方からメッセージが届いたというのは嬉しいことですね。

やすよ やっぱりしんどいから辞めていくんですよね、漫才を。テレビとかでフリートークをする方が作業的には楽なので。地味な作業なんですよね、漫才って。

--お二人の漫才は、フリートークのようでもあり、ネタとして聞かせるものでもありますよね。

やすよ 私らのスタンスとして、やっぱり嘘が嫌なので、『どこいこ』(テレビ大阪『やすとものどこいこ!?』)も自分たちだし、漫才も自分たちだから。大賞の会見で言わせてもらったんですけど、テレビの仕事ももちろん大事で。テレビを見てくれて、ライブに来てくれはったりとか、知ってくれはったりする人もいるじゃないですか。だからテレビも大事なんですけど、もっとより身近に、リアルな状況を観てもらえるのが生のライブだと思って。

ともこ 今の時代の人は、漫才も大事にしてるけど、テレビも大事にしている。ただ、出方ですよね。劇場のお客さんも大事ですけど、やっぱりテレビに出て、自分たちを分かってもらって、それでやすよが言ったみたいに「生で観てみたい」と思ってもらう。

--大阪は漫才がすごく近い存在だと思うんですけど、「生で観たい」と思ってもらうには、漫才が身近な大阪であっても力の要ることですか?

ともこ 昔ってテレビに出ている人が遠かったじゃないですか。今はめちゃくちゃ近いし、自分たちでもいろんなことを発信できるから、正直興味がなくてすごいと思わなくなっていると思うんです。憧れとかも。だからちょっとでも「観たいな」って思ってもらう部分を残さないとって思います。

--キャリア25年の間に、漫才師の世界が変わってきたことを実感されますか。

やすよ ここ5年くらいで一気に変わったなって思いますね。若手の人の意識がちょっと普通になり過ぎているというか。私らはスタートした時から5年スパンで自分らのシナリオを決めてきたんです。二人で話し合って。「5年目でこれをやる、10年経ったときにこう、15年目で自分らがこう」って。そうスムーズにはいかないですけどね。でも、自分らの中でテーマを決めて、「今年はこうやっていく」とか、5年後にどうなっているかを話し合ってやっていって。で、最終的に見せていくのは漫才。漫才のために何をしていくかという25年だったんです。今の若手の人はちょっと怖いなって思うのは、自分らの中で10年後を見据えていない人が多いことですね。この仕事で食べていこうなんて思っていないと思います。

ともこ 相方のことも大事に思っていないでしょうしね。そうなると漫才が薄れてしまうんですよね。駆け出しの10年はいろんなところに出て覚えてもらうことが1番なので、それもいいと思うんですけど、ほんまにそっちに乗っかって漫才を忘れてしまう人が多いから...。

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--5年スパンで活動を考えられてきたとのことですが、1回目の受賞が2012年で20周年。今年、2回目の受賞が25周年ですよね。これも"5年計画"の結果なんですか?

ともこ これに関しては、マネージャーが変わったことがやっぱり大きいと思います。自分らだけで考えると、自分たちは無理してるつもりでも全然無理していないんですよ。ある程度年齢もいったら、だんだん冒険をしなくなって安全圏に行ってしまう。そういう時に東京からマネージャーが来て。それは、やっぱり「しんどいことをしろ」ってことなんやろうなって思いました。基本、二人はすごく人見知りやし、あんまり人を信用するタイプじゃないから。やすよなんか最初は、すっごい怖がってて(笑)。ずっと「あの人、どんな人やろ...」って。

やすよ ノリノリのマネージャーさんが来たんでめちゃくちゃ怖くなったんですよ(笑)。でも、これも私らにとってありがたいことやったんかなって思いました。なあなあになっている自分らに対して、このマネージャーさんが担当になった意味があったのかなって。去年のNGKでの単独ライブも何となく避けてきてたというか。女の人って男の人と違ってファンがつきにくいというか。女の人って固定のファンがつかないので、NGKを満員にするハードルは男の人より高いと思うんです。それで「ちょっとNGKはなぁ」って避けていたんです。1回目の「上方漫才大賞」は賞を獲りにいったって言ったじゃないですか。あの時に「獲りに行くんやったらNGKでやれ」って言われてたんですけど、京橋花月かどこかでやったんです。NGKがめちゃくちゃ怖くて。ずっとやっていなかったんですよね。

--そうだったんですね。

やすよ 自分らの中では、NGKという舞台のハードルは高いんです。ほんまに苦労して出番をもらえていた時代のNGKを知っていたので、NGKで簡単に単独ライブをするというのが...。

ともこ 若手の頃は、NGKに出ることが大変で。「後ろまで声が聞こえてない」ってめっちゃ怒られたり、10分の出番ができなくて5分くらいで下りてきて、後の出番の人に迷惑かけたりとか、いろんなことがNGKであって。でも、後ろの出番の先輩が「大丈夫、5分でもいいから思いっきりやっておいで。俺らが残りの5分とってあげるから」って言ってくれたりとか。いろんな思いがありすぎて、NGKでやる怖さもあるんですよね。前はもっと怖かったんですよ。めちゃくちゃ怒られたもんな? 「お前らの漫才、聞いている客おらへんねんから、せめて大きな声でやれや」とか、「しょうもないもん聞かされてる客の身にもなれ」って袖で怒られたりとか、めっちゃありました。

--それは支配人に、ですか?

ともこ 舞台の監督。

--そうなんですね。今となってはありがたい助言ですが...。

ともこ その時はめっちゃくちゃ腹立ちましたよ(笑)。

やすよ ほんまに腹立ったよな?(笑)

ともこ 自分らではその年、その年、一生懸命がんばってましたけど、NGKに出たらこんなに言われんねやって。だからもう、へこんで帰ってました。

やすよ すごく怖くなりましたよ。出番をもらっても。

ともこ だからNGKに対して特に思うところがあったんですけど、去年「どうですか?」って聞かれて。それでもすぐに返事はしなかったです。「うーん」って何回も言ったよね。

やすよ 私の中では、多分やらへんって決めてた。

ともこ やすよは「話は聞くけど多分私はやらへん」ってずっと言ってましたね。

--でもなぜやろうと。

やすよ マネージャーが何とかしてくれようとしている気持ちもすごく分かって。ただ単に「やったらいいじゃないですか」って言っている感じでもなかったので、じゃあ任せてみようって思いました。

ともこ 今のマネージャーはシュッとしてるから、最初はうそ臭い人と思ってたんです(笑)。みんな、「いい子ついたな~」ってめっちゃ言うんですよ。でも私らは分からへんから、どういう人なんやろうって。ブラマヨを担当していたこともあるので、小杉くんが家に来て「内藤(マネージャー)は吉田も信用していて、絶対に大丈夫です」って言ってくれて。それをやすよに伝えても、「いやそれ、こっすーたちはさ~」って(笑)。私は、こっすーは私の性格も分かってくれてるし、任せても大丈夫なんかな?って思ってたんですけど、やすよがそう言うから、またやすよの方に引き込まれて(笑)。そういう格闘もいっぱいあって。......普通にやればいいんでしょうけど、自分らの中でちゃんと思いを入れてできるかどうか、すごく考えました。でも、マネージャーのことは信用してますから...。

やすよ 若いし、いろんな意見を持ってはるんです。

--なるほど。受賞された時、「マネージャーに感謝します」とおっしゃっていましたが、その重みが伝わってきますね。

ともこ ほんまにそうでしたよ。去年のNGK単独ライブは、今のマネージャーがついてなかったらやってなかったかもしれないですね。

やすよ そうやろうな。何となく延ばし延ばしにしてたかもしれない。

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●2017年9月22日(金)『YASUTOMO live 2017』開催決定!
--そして今年、2回目が決まりました。

ともこ 今年、年明け早々にマネージャーが言ってきたら、やすよが「へぇ!?」って言ったんですよ(笑)。やすよは去年で終わったと思ってて、「もう1回やんの? え~!!」って。

やすよ また「ちょっと返事待ってもらいます?」って。

ともこ また待たせたんですよ。でもここで「やらへん」って言うと、マネージャーに「あ~、やっぱりやらないんですね~」って思われるのもいやで。なんだかんだ言って、うまいこと操縦されていると思うんです、やすよの性格も分かってるから。

やすよ ほんまそうですよ。

ともこ 私は、去年、お客さんも喜んでくれたし、あの緊張感は気持ちいいから、やりたい気持ちもあったんですけど、やすよは去年で終わった感じだったので。やすよは負けず嫌いなところがあるから、「1回しんどいことをやったら、もうやれへんねや」って思われるかもっていう部分で、ちょっと火が着いたのかもしれないですね。

やすよ 「やれへんねや、この人ら」っていう目で見るやろうから、それもいややなって。だから「やります」って。

--昨年の初めての単独ライブはいかがでしたか?

やすよ 久しぶりの単独ライブだったので、めっちゃくちゃ怖かったです。ほんまに怖かったな? お客さんが集まってくれるのか、楽しみにして来てくれるのか、どういうふうに私らを見てくれるのか、いろんなことを考えて、怖さしかなかったですね。

ともこ チケットがすごい勢いよく売れたみたいで、それもまた怖くなって。それだけのものをほんまに見せられるどうか分からない。金額も、「この前売り料金でどれだけのものを自分たちだけで見せられるか」って考えて。いろんな事情があった上で4000円(前売り)を出してくれているわけやから。「ゲストを呼ばず二人だけで見せられるものを」というのがマネージャーの意向だったので、二人だけを見るのに4000円って高くないかって何回も言いました。イベントでも言いましたけど、途中で頭がおかしくなって、太鼓やるだの、ちょっと違う自分たちを見せたらいいんじゃないかとかなって。

やすよ 太鼓とか見せたら金返せって言われるわ(笑)。

ともこ いやほんまに。(銀シャリ)鰻くんから「若手の、行き詰って何やろうってなるのと一緒ですよ」って言われました。

やすよ 25年目で太鼓とかやめてくれって(笑)。

ともこ それでもう1回ちゃんと詰めていこうって。

--単独ライブでは、コンセプトがはっきりしていましたよね。スタッフ全員、おそろいのTシャツを着ていて、NGKに一歩足を踏み入れたら広がる"やすともワールド"という感じでした。

ともこ もぎりのお姉さん、グッズを売ってくれはるお姉さんたちも、全員が協力してくれたんですよ。

やすよ 自分らが行き届かない部分を全部やってくれていて。緊張しいで、プレッシャーもかかっていることが分かっているから、マネージャーも「ネタのことだけやってください。後のことは自分たちが全部やります」って言ってくれたのがよかったですね。

--衣装も3種類あって、きれいでしたね。

ともこ ネタを変えると同時に衣装を変えると、お客さんも気分が変わると思うんですよね。毎回、同じ人しか出てこないから、何かで切り替えるとなったら衣装しか。自分たちも結構、気持ちが変わりますしね。

--最初が赤いドレスで。全体がモノトーンだったので、お二人が出た瞬間、ぱっと華やかになりました。

ともこ こういうところは女性漫才師やから、衣装とかでハッとできるじゃないですか。

やすよ 攻撃的で行こうっていうコンセプトで最初は赤にして。自分らもテンション上げられるように。

ともこ 私はパンツも赤はいてきました。

やすよ 2本目は、ネタの後にコーナーもあるので、目が痛くならない青。最後、3本目は自分たちらしいネタだったので、通常の色にして。

ともこ 一応、テレビでネタやったりするときは黒が多いので、ここは通常の黒にしました。

--そして今年のビジュアルは、がらりと変わりましたね。コンセプトは?

やすよ 生まれ変わり(笑)

ともこ 去年の末にやすよが病気したのもあったので。去年は楽しいこともあったんですけど、最後にそんなこともあったから、生まれ変わった感じなんですって。やすよとマネージャーが、ふたり揃って「緑」って言い出したんですよ。

やすよ 外のイメージというか。

ともこ ただ、私らがナチュラルなテイストを持ち合わせていなくて。正直、今、すごく困ってます(笑)。好きなんですよ、カフェとか、働いているお姉さんとかもかわいいなぁって思うけど、何しろ自分たちがそれを持ち合わせてない。私に関してはやすよが「幽霊やん」って。モンスターエンジンの「神々の遊び」にも見えてきたって言い出して(笑)。

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--このポスターのコンセプトから、会場全体も作りこんでいかれるんですか?

ともこ そうですね。そう思ってるんですけどね。テーマは「ナチュラル」にしたいんですけど......ナチュラルって難しいですね。

やすよ ナチュラルじゃないから、人間性が(笑)。

ともこ 癖が強い(笑)。

やすよ 癖が強いし。

ともこ 濃いからな~。

--そして漫才は新作ということで。お二人は年齢と一緒に漫才も変わっていっている印象があります。女性って年齢を重ねることに抵抗あるじゃないですか。でも年齢と一緒に漫才が変わっているのを拝見すると、嬉しくなるんです。

ともこ それこそやすよが中川家に「いいよな、男の人は。出てきただけで何となく重みが出るから。女の人は重み出しすぎたら老けて見られるし、かといってギャーギャー言ってたら"いい年こいて"ってなるし」って言ってて。

やすよ 男の人って40歳、50歳で厚みが出てきて、すごくかっこよくなっていくんですけど、女の人はすごく難しい年齢に入っていくから、それを自分らでどう見せていくのか。

ともこ ただ、男の人は重みを出そうとし過ぎて、人生絶対おもんないと思う。おばちゃんとか見てたら楽しそうなんですよ。NGKに来てるおっちゃんって笑ってないんですよ。でもおばちゃんは楽しもう!!って思ってくれてる。どっちが人生楽しいかって言ったら、絶対女の人やから、それをどう見せるかですよね。重みのない漫才かもしれないですけど、楽しそうにしゃべってるって思ってもらえるのが一番と思ってるから。

--本当、お二人の漫才は楽しそうなので、そこに親近感が沸いて。楽しい時は楽しいって素直に笑ってる方が自然でいいなと思いますね。

やすよ なんか、笑っていたいって思えるようになったよな? そういう、笑っている感じが(漫才に)自然と出ているかもしれない。笑っていたいっていうのは大きく変わったな? 笑うようになった、いっぱい。

--それは何かきっかけがあったんですか?

やすよ 本当に楽しめるようになったというか。仕事を仕事と思い過ぎているというか、私は若い頃、ほとんど笑ってなかったんですよね。

ともこ 卑屈やったんです。あと、どっかに不満があったりとか。

やすよ 12、3年目ぐらいは全然笑ってなくて。テレビ局のプロデューサーの人とかに「本当に笑ってなかったよね」って言われたりとか。すごいとんがってたって。「いつも納得してない顔してたよね~」とか言われて。確かに、納得してなかったんですよ。楽しくなかったし。でも今は、なんか笑えるようになったよな?

ともこ そうやな。

--それは何かお仕事に対しても、こだわり続けてきたものを手放すとか、そういうこともあったんですか?

ともこ 漫才漫才って大事にしてたのを、その大事にする仕方を変えたのはあります。「他の仕事より漫才!」みたいな感じやったけど、今は他の仕事をやることによって、ある意味、漫才がストレスを抜くところでもあるんです。二人で向き合って漫才の話をする時とか。ガチガチじゃない感じですかね。だからこそ、見てくれる人も楽しんでもらえるようになったんじゃないかと思うんです。いきり立ってたから、「漫才やってます!」みたいな。

やすよ そんな見せ方をしていたのが間違いだったと思うんですけど。

ともこ 自分で首を絞めてたかもしれんな。

--関西の人に「漫才を育ててください」とおっしゃったのも、ちょっと委ねる余裕がでてきたのかもしれないですね。

ともこ そうですね。「私らの漫才を見てください」じゃなくて、一緒に楽しんでもらったりとか、「なんか笑えるわ、あんたら二人見てたら」っていうのが嬉しくなってきて。余裕ができたっていうのはあるかもですね。

やすよ もう何をしてもいい。そこは変わったよな?

ともこ 私は(やすよに)「あれしてこれして」ってめちゃくちゃ言われてたんですよ。操り人形でした(笑)。

やすよ 私が「あれやめて、これやめて、こうやって」ってずっと言っていて。それを「分かった、分かった」ってずっと聞いてくれてたんですけど、これは私が決めたことを勝手に押し付けていただけで...。

ともこ あの時はストレスでした(笑)。

やすよ すごく我慢してくれてるなと思って。何も言わなくて、よく我慢してくれたって思います。

ともこ そういう時期だったと思います。めちゃくちゃいきり立ってたし。

やすよ 「なんであんなにしゃべんの? やめて」とか、ずっと言ってました。よく我慢してくれたって思うんですけど、でもそれを聞いておかないと私が(漫才を)辞めると思ってたと思うんです。

ともこ そうなんですよ。漫才したかったし、他の人じゃ無理やなって思ってたから、とりあえずやすよの言うことを「うんうん」って聞いてたらええかなって。

やすよ 私は辞める辞めるって常に言っていたので。何となく聞いている振りをしていた方が、二人の関係性がうまくいってたと思うんです。

ともこ やすよは人とのお付き合いもほんまにしなくて、打ち合わせも私が全部やってたし。

やすよ 「いやや」って。「帰りたい、辞めたい」。

ともこ すぐ「帰りたい」って言ってた! それこそテンダラーとか、昔のやすよを知ってる人が、やすよがすぐ「タクシー呼んで!」って言うのを真似するくらい、仕事終わったらすぐ「タクシー呼んで!」って。むちゃくちゃ帰りたがってたんですよ。

やすよ (笑)本当にいややったんですよ。でも本当に、よく聞いてくれていたなと思いますね。

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ともこ でも何かのきっかけで「なんかごめんね」って。「全部任してくれて」って言ってくれて。

やすよ もう好きにやってくれていいし、どう(掛け合いが)行こうが何とかできるように努力するからっていう話し合いをしましたね。それくらいからですかね、漫才が楽しくなってきたのは。

--それはいつ頃ですか?

やすよ 15、6年目かな。

ともこ そうやな、それくらい。何かやすよが変わってくれて。

--やすよさん、なぜ変わったのでしょうか?

やすよ うーん...お互いの結婚のタイミングもあったかもしれないですね。相手のことを考えるというか、結婚したタイミングでお姉ちゃんのことも考えられるようになったというか。気持ちに余裕が出てきて、"すごく申し訳ないことをしてたな"って、"よく我慢してくれてた"って考えた時期だったのかもしれないですね。

--相方であり、姉妹でありというその関係性は?

ともこ ここは変わらないかな。

やすよ (ともこが)いなかったらどうしようとは常に考えます。友達でもあるし、お姉ちゃんでもあるし、すべての相談をできる相手やし。困りますね、いなかったら。

ともこ ......そうでしょうね。(笑)

やすよ 当たり前すぎるから大事さも分からへん...。

ともこ 「うんうん」って聞いてたときは、どっか嫌いでしたもん、やすよのこと。めっちゃ嫌ってたもん(笑)。だからたまに大喧嘩してました。たまりかねて。今はそれもないですね。

やすよ そうですね、思いやりと周りの人の感謝が見えてきて考え方が変わりました。それまでは自分で何でもできるって思ってたから。でも、一人でできへんっていうことが分かったし、1つの番組でも「これだけの人が動いてくれてんねや」とか、「近くにいてくれる人がやってくれるからこれができるんや」とか、本当に心から思えるようになったというか。思ってなかったですもん、ほんまに(笑)。「何やねん、こいつ」とか、「あいつきらいやわ」とか常に思ってて(笑)。ほんと最悪やったと思います。

--そういうことに気づいたら、見える景色も変わってきますよね。

やすよ 変わりますね。

ともこ そこくらいから「妹、変わったね、漫才うまなったね」って言われるようになったんです。だから漫才が怖いっていうのがあると思うんです。全部見えるから。常に楽しい生活をしてないと、聞いてもらう人に楽しんでもらえないっていうのもあると思うんです。

やすよ それまでは鬼みたいな顔してたと思います(笑)。

ともこ ネタやってる時も「顔怖いな」ってめっちゃ言われてましたもん。

やすよ 考え方とか、自分の見えるものが変わったというか。

ともこ ああして、こうしてって言いながらも、自分で自分を追い込んでいってたと思うんです。それが他人やったら、こんなに続かなかったと思いますね。

--そういうところは姉妹の強みでしょうね。

ともこ お互いに思ってるのは、「他の人とはできんよな」って(笑)。

やすよ ほんま思う(笑)。無理やろうな、迷惑かける。

●2017年11月10日(金)『YASUTOMO presents フォトライブ』も開催!

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--そして最後に、この『YASUTOMO presents フォトライブ』ですが、どんなものをお考えですか?

ともこ 芸人さんって誰かが面白い写真を送ると、絶対面白い写真が返ってくるんですよ。みんなストックを持っていて。それって一般の人も持ってるんですよ。イケてる、お気に入りの写真もあると思うから、テーマを決めたりして、写真を見せ合って、トークしてということをやろうと思います。

--ダイアンさん、藤崎マーケット・田崎さん、ゆりやんレトリィバァさん、その他の若手芸人の皆さんも多数もお呼びして。

ともこ 最近、若い芸人さんと劇場で会う機会があんまりなくて。昔やったら先輩と後輩が一緒に出て、お客さんもそこで若い人を知ったりしていたんですけど、今はそれがないので、このライブを機に私らも若い芸人さんを知りたいなと思って。写真があったら人となりが見えるかなと思って。

--漫才をせず、トークのライブをされるのも珍しいような。

ともこ 昔はネタのイベントとトークのイベントを月々、やっていたんですよ。そこからかなり過ぎましたし、漫才をしないイベントは久しぶりですね。

--会場はなんばグランド花月の下のYES THEATERです。

やすよ 初めてなんですよね。どんなところかなっていう楽しみもあります。

ともこ お客さんも一緒に楽しんでもらいたいですね。

やすよ 私は、へらへらしてるだけやと思います(笑)。

--前はいつも怒ってたけど、今はへらへらしているんですね(笑)。

やすよ めちゃくちゃへらへらしてます。どうなってんねやろって思います、自分でも(笑)。

【海原やすよ ともこ】

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『YASUTOMO live 2017』

日時: 2017年9月22日(金) 18:30開場 19:30開演
前売:4000円 当日4,500円
場所: なんばグランド花月
出演者: 海原やすよ ともこ

チケットよしもと Yコード:990-010
チケットぴあ Pコード:459-886
ローソンチケットLコード:56382

先行:7月3日(月)11時~

一般発売日:7/10(月)
チケット情報:チケットよしもと

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『YASUTOMO presents フォトライブ』

日時:11月10日(金)19:00開場 19:30開演
前売:2,800円 当日3,000円
場所:YES THEATER(なんばグランド花月 地下)
出演者:海原やすよ ともこ/ダイアン/藤崎マーケット・田崎/ゆりやんレトリィバァ/その他若手芸人多数

チケットよしもと Yコード:504973

先行:7月3日(月)11時~

一般発売日:7/10(月)
チケット情報:チケットよしもと

2017年7月 1日 (土)

パンブー黒瀬&バッド佐田が非行からの更生を回想! 第67回"社会を明るくする運動"中央行事再犯防止啓発月間オープニングイベント『立ち直りフェスティバル』

7月1日(土)、東京・有楽町駅前広場にて、第67回"社会を明るくする運動"中央行事再犯防止啓発月間オープニングイベント『立ち直りフェスティバル』が行われました。

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すべての国民が犯罪や非行の防止と、罪を犯した人の改善更生について理解を深め、犯罪や非行のない地域社会を築くための全国的な運動"社会を明るくする運動"。
その強調月間・再犯防止啓発月間(7月)のオープニングイベントとなった本イベントには、有楽町の駅前で大勢の人が楽しみました。

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ブースは熊本県、宮城県の特産品などが設けられ、一方のステージでは、薬物依存からの回復を目指す「ダルク」によるトークとエイサーライブのオープニングアクトで幕開けすると、中央区ジュニアコーラス・プリエールによる合唱、金田法務大臣挨拶、来賓紹介、フラッグアーティスト谷村新司さんによるトークショー、更生ペンギンのホゴちゃん・サラちゃんによる「くまモン体操」、新宿駆け込み餃子による活動紹介として(公社)「日本駆け込み寺」代表・玄秀盛さんによるトークショーと様々なイベントを実施。

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続いて、映画『君の笑顔に会いたくて』主演の洞口依子さん、俳優の土田卓弥らによるトークショーでギャラリーを楽しませた後、15時50分よりスタートしたのが『吉本興業×法務省"再犯防止啓発月間" オープニングイベント』と題した黒瀬純(パンクブーブー)と、佐田正樹(バッドボーイズ)、法務大臣政務官の井野俊郎さんによるトークショーが開演します。

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あべこうじのMCで進められ、まずは佐田と井野さんが登場。
かつて暴走族の総長だった佐田ですが、「そんな悪いことをしてないですよ」「言い方変えると四季を感じて走るサイクリングの部長(笑)」と最前列の少年に語りかけて、場を和ませます。

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その後、佐田は中学、高校時代、非行に走った経緯や鑑別所で母親が面会に来た際の逸話、当時の心境などを吐露。
一方の「初めて芸人さんと混じらせていただきます」という井野さんでしたが、品川祐(品川庄司)、黒瀬、佐田が出演し、非行当時を振り返るVTRについて、「私も田舎の育ちですから、佐田さんの気持ちもよくわかります。不良は女の子にモテるんじゃないかとか、共感しました」とのことです。


到着が遅れた黒瀬は、「COWCOWの多田さんですか?」と井野さんをいじりながら登場。
黒瀬と佐田は、福岡県篠栗町徒歩5分の近所で生まれ育った幼なじみで、佐田の方が3歳年下ながら芸人としては同期という関係です。

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当初は佐田が「黒瀬先輩」と呼んでいたものの、大喜利イベントで大スベリしていた黒瀬を見て、「"黒瀬"と言うことにしました(笑)」とタメ口で会話するようになったそうです。


黒瀬も暴走族に所属していましたが、「バイクがうるさくて寝れんばい」という祖母の嘆きを聞いてから、更生へと向かったとし、佐田も「誰かを悲しませたくないという時に、(不良を)やめちゃいますね」と同調。


その後は、佐田もお世話になったという保護司の重要性について語り合い、「法務省は再犯防止を推進します!」との掛け声でイベントを締めくくりました。

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その直後に行われた「クロージングイベント」には、あべ、黒瀬、佐田に加えて、中央区保護司会会長の松川さん、千代田区保護司会会長の木ノ島さん、さらには更生ペンギンのホゴちゃん、サラちゃんが登壇。
現役保護司の2人からボランティアで行われている保護司の現状について語られ、「器がデカイです」と佐田も感心し、加えて地域の住民たちの助け合いなどの必要性を訴えかけます。

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イベントを振り返り、佐田は今後もPRを続けたいとし、ボランティアで少年院への慰問も計画しているそうで、あべから「(ギャラ)欲しい?」と訊かれると「欲しい!(笑)」と思わず本音も(?)。
一方の黒瀬は、万引きGメンをしているとうそぶくも、客席からは思い通りの反応は得られず「笑いを万引きされたみたいで(笑)」とお茶を濁しつつ、自身の子供の友だちを含めた近所の子供たちへの声がけを続けたいと宣言しました。

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『社会を明るくする運動』の取り組み、活動については、法務省内サイトでご確認ください。


【佐田正樹】【バッドボーイズ】【黒瀬純】【パンクブーブー】【あべこうじ】

NON STYLE・井上、"第5のイケメン"として登壇! 映画『兄に愛されすぎて困ってます』公開記念舞台挨拶

7月1日(土)、東京・丸の内ピカデリーにて、映画『兄に愛されすぎて困ってます』の公開記念舞台挨拶が開催され、土屋太凰さん、GENERATIONS from EXILE TRIBE・片寄涼太さん、千葉雄大さん、杉野遥亮さん、NON STYLE・井上裕介が登壇しました。
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昨日6月30日(金)に行われた初日舞台挨拶は、主人公・橘せとかを演じた土屋さんのほか、イケメンお兄・はるかを演じた片寄さん、セレブ系ののしり男子・芹川高嶺を演じた千葉さん、ホスト系スウィートBOY・美丘千秋を演じた超特急・草川拓弥さん、ヘタレ系塩顔男子・芹川国光を演じた杉野さんという4人のイケメンが登壇。
矢高先生を演じた井上はこの日、第5のイケメンとして出演。「グッドモーニング! 本物のイケメンが来てないじゃないですか!」と言いながら颯爽と現れると、「ひぇ〜〜!」という悲鳴が。そんな客席へ「お前は違うだろっていう顔をするな!」と笑いながらツッコみます。
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「ドラマ版で、僕の役が"イケメン風セクシーブサイク"と紹介されていて。イケメンとブサイクって融合することあるの?って思いました。アメとムチがすごいですよね」と語る井上に、「ミラノ風ドリアみたいな表現」と笑う千葉さん。
土屋さんから井上に関して「(劇中で)速いスピードで壁ドンをされています」というエピソードが語られると、「井上さんには学ぶところばかり。あのスピード感とか」と片寄さん。すかさず、井上が「GENERATIONSのほうがスピード感あるやろ!」とツッコむと、今度は千葉さんが「壁ドンの加工だったり、効果音とかがすごかった」とコメント。「俺の力じゃないわ!」と再びツッコんだ井上は、杉野さんの「役者の鏡だなぁと」という一言にも、「どこが?」と素早くツッコミ。「全員でふざけて、俺を調理しようとしてるやん!」と嘆きます。
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その後、質問BOXを使って、全員でフリートーク。「好きな女の子に、15分間でアプローチするとしたら?」というお題で、井上が「強引に抱きつく」と答えると、客席から大きな悲鳴が。同じように「できるだけ触りたい」と答えた杉野さんには全く悲鳴が上がらず、井上は不満な表情を浮かべます。
また、「カップラーメン5個を食べ比べて、感想を言い合う」と答えた千葉さん。「かわいい! あのかわいさが欲しい」とため息まじりに呟く井上に、「おあげできなくて残念です」とニッコリ微笑むと、ドッと笑いが起こりました。

劇中の壁ドンシーンは、身長差を出したいという監督の意向から足首を上げて背伸びをしていたと明かす井上は「監督がなぜか足首だけ撮ってた。使わないでしょ、絶対」と発言。片寄さんが「僕、作品の中で矢高先生のポーズを真似してるんですよ」と言いながら片足をあげるポーズを見せると、「足......長ぁ~!」と羨ましそうに呟いていました。
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【井上裕介】【NON STYLE】

ライス単独ライブ『ブラン』にて、DVD付きブックレットが発売決定!!

7月7日(金)から9日(日)までの3日間、東京・CBGKシブゲキ!! にて開催される『ライス単独ライブ「ブラン」』の公式グッズとして、DVD付きブックレットが発売されることになりました。
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「単独ライブの流れを統一したい」というライスの意向から作られたブックレット。32ページのオールカラーで、ポスターやオープニングVTRなどの撮影時に撮られた貴重な写真が満載となっています。
DVDに収められているのは、9代目キングに輝いた『キングオブコント2016』で披露した2本目のコント「クレーム」。オープニングVTRの監督も務めた山下敦弘さんが撮り下ろしたもので、さらに撮影終了後行われたライス&山下監督によるアフタートークも収録されています。

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コントを撮るのは「おそらく初めて」だと話す山下監督。今回の撮影方法について「普通のテレビ収録や舞台のようなアプローチではなく、少し映画的というか。映画ってカットを繋いで重ねていくものなので、今回そういったことをやりました」と説明します。
映画監督にコントを撮影してもらうという貴重な体験に、ライス・田所は「ネタを撮るためだけにコントをやるのは初めてだったので新鮮でした。映画監督に撮っていただくなんて、すげぇことですよね」と感慨深げ。関町は「リハーサルから緊張しちゃった」そうで、田所に「ネタを飛ばしかけていたもんな?」とツッコまれます。

笑い声が入らないよう、無音の中でコントを淡々と進んでいく撮影は、普段のライブ風景とはかけ離れたもの。
山下監督が「コントってやっぱり舞台のものだから、お客さんがいない中で撮るのって厳しいというか。(撮影中は)笑いたいけど笑えないので、なかなか矛盾した状況だなぁと思いましたね(笑)。もちろんネタとして面白いんですけど、コントというのは観客の空気感もうつるものなんだなと改めて感じました」と言えば、ライスの2人も「(笑いの)反応がないと、間が変わってくるなって」(田所)「いつもなら笑いを待つ瞬間があるんですよね。お客さんの笑い声を、台詞の一部として考えていたところがあったのかも」(関町)と、改めて発見したことがあったと語ります。
また、舞台と映像の見せ方の違いも痛感したと話す田所。「舞台だと勢いでやっちゃえば成立するところもあるけど、映像になると小道具の向きによってリアリティがなくなったりする。その辺を、山下さんに演技指導していただいて、勉強になりました」と大いに刺激を受けたようでした。

山下さんにはオープニングVTR&コントの監督を、作曲家・音楽プロデューサーの渡邊崇さんにはオープニングVTRの楽曲提供と、豪華さなスタッフ陣の参加に「どうしちゃったんですか、これ(笑)」(田所)「売れてないとダメなやつですよね?」(関町)と未だに信じられないといった表情を浮かべるライス。「キングオブコントでチャンピオンになったから、みなさんが協力してくれているところはある。準優勝だったら、こうはいかなかった。優勝させてもらって、本当にありがたいですよね」と、しみじみと噛み締めるように語る田所でした。

なお、同ブックレットは上演後に販売予定。
ライスの2人が「いつもよりもお楽しみが増えた単独ライブになってます」(関町)「超豪華単独ライブです! 新作のコントはもちろん、いつもの単独とはひと味違うオープニングVTR、さらにブックレットも販売するので見逃さないで欲しいです」(田所)と呼びかける『ライス単独ライブ「ブラン」』は、7月7日(金)から9日(日)までの3日間、東京・CBGKシブゲキ!! にて開催。ぜひとも足を運んでください!


【ライス】

2017年6月30日 (金)

「ジャンポケ斉藤、ミュージカルはじめました。」YouTubeチャンネルが始動!

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6/30(金)ジャングルポケット斉藤が公式YouTubeチャンネル「ジャンポケ斉藤、ミュージカルはじめました。」を立ち上げました。

文学座附属演劇研究所出身で、歌・演技・ダンスで圧倒的な存在感を見せる斉藤が、ついに本格的にミュージカルを始めます。

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第一弾となる今回は、童謡「シャボン玉」をイメージしたミュージカルソングを披露。


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動画はこちら

今後は様々な名曲や名シーンなどをミュージカルとして演じます。

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◆YouTubeチャンネル ジャンポケ斉藤、ミュージカルはじめました。
https://www.youtube.com/channel/UCbyL04AnB3As-QC-S0uX4bw

◆ジャングルポケット 公式HP
http://junglepocket.yoshimoto.co.jp/

◆ジャングルポケット斉藤 Twitter
https://twitter.com/chsaito

◆ジャングルポケット斉藤 Instagram
https://www.instagram.com/saito_janpoke/

ピース又吉、平成ノブシコブシら豪華日替わりゲストから神保町花月10周年お祝いメッセージ!【1010愛して(じゅうじゅうあいして)】

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7月5日(水)〜9日(日)まで神保町花月はオープン10周年を記念して「1010愛して(じゅうじゅうあいして)」を上演致します!

この記念すべき10周年記念公演の脚本・演出を手がけるのは昨年芸人を引退し、脚本家・演出家と転身した家城啓之。出演するのはピクニック、シューレスジョー、ボーイフレンド・宮川、スクールゾーン・俵山、おばたのお兄さん、3時のヒロイン・かなで、ヒラノショウダイ、兵藤天貴。初期から神保町花月に出演してきたメンバーと、現在神保町花月に出演しめきめきと力をつけているメンバーが揃いました。

そして、注目したいのは日替わりゲストの面々。ピース又吉、平成ノブシコブシらと言った豪華メンバーです。
ゲストの出番はしっかりとあるとのことで、それぞれのゲストによって色がまったく変わってくるので複数回観るのもオススメです!

そんなゲストの面々から神保町花月10周年ということで今回お祝いメッセージを頂きました!ご覧下さい。


▼7月5日(水)19:30開演 ゲスト ライス ★

https://youtu.be/xIK0IoTA81o

▼7月6日(木)19:30開演 ゲスト しずる ★
https://youtu.be/9zjjbw6_VXk

▼7月7日(金)16:00開演 ゲスト シソンヌ
https://youtu.be/OFiepmrjDj0

▼7月7日(金)19:00開演 ゲスト 平成ノブシコブシ ★

https://youtu.be/3CFXHbsQwg0

▼7月8日(土)13:00開演 ゲスト ランパンプス

https://youtu.be/0dOWSzM3uTI

▼7月8日(土)16:00開演 ゲスト 犬の心・押見、グランジ・五明 ★
https://youtu.be/oAG0gObd22w

▼7月9日(日)13:000開演 ゲスト POISON GIRL BAND

https://youtu.be/rvtoMfOf5Hw

▼7月9日(日)16:00開演 ゲスト ピース・又吉、サルゴリラ・児玉 ★
https://youtu.be/1TdNWUDWo4Q

それぞれ神保町花月で様々な思い出があるようです...!
上記★マークのついているゲストは終演後ピクニック、シューレスジョーとのミニトークも開催されるのでお楽しみに!

チケットは残り僅かの回もございますのでお早めにお買い求め下さい。

神保町花月、今までの10年分の「愛」がこの作品に詰まっています。「愛」に溢れる10周年、是非見届けにお越し下さい!


《グッズ・リピーター特典・来場者プレゼントあり!》

・数量限定「1010愛して」ポスター 500円(税込)


前売り券限定リピーター特典
・全8公演中4公演ご観劇のお客様にメイキングDVDプレゼント!
稽古風景や出演者のコメントなどが収録された貴重な映像です!
・全8公演中6公演ご観劇のお客様にサイン入り台本プレゼント!
出演者全員(日替わりゲスト除く)の寄せ書きサインが入った台本になります!


7月7日(金)16:00開演
7月8日(土)13:00開演
7月9日(日)13:00開演
上記の公演のみ、出演者全員(日替わり出演者除く)が写ったポストカードを一枚ご来場のお客様全員にプレゼント!

詳しくはこちら
https://blogs.yahoo.co.jp/jimbocho_info/65947391.html

《公演情報》


神保町花月10周年記念公演
「1010愛して(じゅうじゅうあいして)」


【会場】
神保町花月


【脚本・演出】
家城啓之

【出演】
ピクニック、シューレスジョー、宮川英二(ボーイフレンド)、俵山峻(スクールゾーン)、おばたのお兄さん、かなで、ヒラノショウダイ、兵藤天貴、日替わりゲストあり

【日替わりゲスト】
7月5日(水)19:30開演...ライス
7月6日(木)19:30開演...しずる
7月7日(金)16:00開演...シソンヌ/19:00開演...平成ノブシコブシ
7月8日(土)13:00開演...ランパンプス/16:00開演...犬の心・押見、グランジ・五明
7月9日(日)13:00開演...POISON GIRL BAND/16:00開演...ピース・又吉 、サルゴリラ・児玉

【あらすじ】
10年前に何してた?10年後に何してる?今、何してる?
多分、ずっと愛したり愛されたりしてるだけ。これはあなたの物語

【日程】
7月5日(水)...19:30開演★
7月6日(木)...19:30開演★
7月7日(金)...16:00開演/19:00開演★
7月8日(土)...13:00開演/16:00開演★
7月9日(日)...13:00開演/16:00開演★

★...公演終演後、ピクニック+シューレスジョー+日替わりゲストによるミニトークあり!


【チケット】
前売:2500円/当日:2800円 ※チケットよしもとにて販売中!

【Yコード】
999-070

▼「1010愛して」詳細ページ
http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/kouen_schedule/pc/2017/07/10-1010.php

▼神保町花月ホームページ
http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/

▼チケットよしもと
http://yoshimoto.funity.jp/

■水谷千重子&春澪「抱いてフラ・フラ」 大人もビックリ!なぜか「チビっ子」が夢中のフラ・フラ現象急増中!

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有名アーティストたちとの共演が音楽業界でも話題の大物演歌歌手「水谷千重子」が、
宮迫博之似のオネエ演歌歌手「春澪」(しゅんれい)と
新曲デュエット「抱いてフラ・フラ」をテレビ番組で披露して以来、
インスタグラムやツイッターなどのSNSでは "気になる動画" の投稿が急増中という現象が
起こっている。

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大人の恋の駆け引きを歌っている楽曲にもかかわらず予想を裏切って、
リビングのテレビから流れる「抱いてフラ・フラ」に子どもたちが釘付けになるらしいのだ。
 
水谷千重子インスタグラム
https://www.instagram.com/mizutanichieko/?hl=ja


テレビの前で強烈なキャラクターの2人に合わせ「フラ~フラ~」と歌って踊る子どもたち。
そんな姿に夢中になる大人たちが急増中で、視聴数10万再生を超える動画も!!
親子でフラフラ踊れる2人の新曲は、今後話題になること間違いなし!


「抱いてフラ・フラ」水谷千重子&春澪(よしもとアール・アンド・シー) iTunes、レコチョク他で配信中!

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水谷千重子よっこいしょブログ!
https://blogs.yahoo.co.jp/mizutanichieko_blog

■商品概要
アーティスト名:水谷千重子&春澪
タイトル:『抱いてフラ・フラ』 
作詞・作曲:二葉慶太郎
価格:¥250   
発売元:よしもとアール・アンド・シー

バルーンアート全国大会にて、松下笑一が優勝!

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2017年6月24日(土)~25日(日)茨城県民文化センターにて
バルーンアートの全国大会「ツイスターズ2017in水戸」が開催され、
パフォーマンス部門に出場した松下笑一が見事優勝に輝きました。
同部門に出場したフルーツおじさんとっしーも3位入賞し、よしもと所属芸人が会場を盛り上げました。

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よしもと芸人にバルーンアートを教え、多数の弟子がいる松下笑一バルーンアート一門からは、過去にキャプテン☆ザコ(2013年パフォーマンス部門)、蓮華(2015年パフォーマンス部門)と優勝者が出ており、指導者としても活躍。
今回、プレイヤーとして出場し、自身過去最高記録の優勝となりました。

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松下は今回「お祭り」をテーマしたバルーンショーを披露。
屋台の楽しい雰囲気からスタートし、ひょっとこのお面や、金魚に変形する提灯などを披露し、実際にお客さんをお祭り気分にさせました。
クライマックスにはバルーンの破裂音を打ち上げ花火の音に見立てる演出も披露、
会場は最高の盛り上がりを見せました。

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笑一という芸名をプロレスラー故・三沢光晴さんに命名してもらった松下は、優勝の際、緑色の浴衣に袖を通しました。この緑色の浴衣は、松下の師匠である博多大吉が、三沢光晴氏より頂いたものを、松下が譲り受けたものです。

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「パフォーマンスコンテストで優勝することが出来た時に、初めてこの緑色の浴衣に袖を通し、師匠・博多大吉と、三沢光晴さんにご報告をしようと思っていました。
今回優勝し、やっと袖を通すことが出来ました!」


風船芸人 松下笑一の公式ホームページ
http://www.syoichi-matsushita.com/

風船芸人 松下笑一 Twitter
https://twitter.com/fuusensyouichi

PTA会長芸人日記♪
https://blogs.yahoo.co.jp/strong_smile_blog


アニソン&お笑いで1608名を魅了! 天津・向プロデュース『アニ×ワラVol.7』レポート

6月10日(土)、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて、『アニ×ワラVol.7』が開催され、豪華なアニソンアーティスト、声優アーティスト、そしてお笑い芸人たちによる一夜限りのアニソンフェスが4時間弱に渡って繰り広げられました。

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オタク芸人の天津・向清太朗がプロデューサーとなり、"アニメソング"と"お笑い"との融合を目指す、唯一無二のアニソンフェス『アニ×ワラ』。
2014年1月18日に、東京・新宿FACEで第一回が開催されると、その後、渋谷O-EAST、有楽町よみうりホールなど、キャパと動員数をスケールアップさせながら回数を重ね、VOL.7となる今回は、過去最大キャパのTOKYO DOME CITY HALLへと進出しました。


3階席まで1608名の来場者で埋め尽くされた会場に、R藤本と伊藤広大(こりゃめでてーな)によるベジータとカイジの注意事項が流れた後、オープニングVTRとともにいよいよ開演。

オープニングアクトは、野沢雅子さんに扮したキャラ漫才で人気上昇中のアイデンティティが務め、「オス、おら野沢雅子!」の挨拶だけで爆笑!
そこに「何やっているんですか」と割って入りながら登場した『アニ×ワラ』プロデューサーの天津・向でしたが、お約束の(?)ブーイングに迎えられ、会場が一体となったところで開会宣言が行われます。

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まず、最初のアーティストは、『アニ×ワラ』初出演となる渡部優衣さんで、『スペアミント』、『Brightest story』、『夢のキセキ』の3曲を披露。
客席をペンライトで青く染めるなどヒートアップさせながらも、生まれも育ちも大阪ということもあり、お笑いが「慣れ親しんだ文化」だと明かすなど、親しみやすいMCでも魅了しました。


2組目のアーティストは、本渡楓さん&長縄まりあさん。
アイムの森からきたウサギさんとキリンさんに扮した2人は、お互いのものまねをしたり、仲良しトークを交わしながら、『種のうた』、『Alright! ハートキャッチプリキュア!』、『dance!おジャ魔女』の3曲をキュートに歌い上げました。


続く漫才ブロックでは、この日限りの漫才ユニットが3組登場。
1組目は、セブンbyセブン・玉城&こりゃめでてーな・伊藤が『スラムダンク』と『カイジ』ネタをふんだんに盛り込み、2組目のR藤本&アイデンティティ・田島は、もちろん怒涛の『ドラゴンボール』ネタで笑いを誘います。

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そして3組目は、渡部優衣さん、向、榊原ゆいさんという異色の3人がトリオ漫才に挑戦。
「ほぼ芸人枠の榊原ゆい」「野球が大好きな阪神さんこと渡部優衣」との自己紹介通り、ベテランの風格を漂わせる榊原さんと、何でも野球の話題に持っていく渡部さんに、ツッコミの向は大忙しです。
見事、漫才をやり遂げた渡部さんからは、スタンバイしている際、楽屋のテレビで「中田カウス・ボタン師匠の漫才を見ていました」とのストイックなエピソードも。


続くアーティストは、楠田亜衣奈さんで、『ウェルカム・フューチャー』、『カレンダーのコイビト』、『ラブリージーニアス』の3曲を披露し、「1、2、3、4、クルリンパ!」との手振りのレクチャーをして、会場の一体感を高めました。


次の榊原ゆいさんは、「『アニ×ワラ』にお笑い要員で出過ぎだから、だんだん持ち歌が...(笑)」と語りながらも、『刻司ル十二ノ盟約』、『聖剣なんていらない』、『空色デイズ』の3曲を力強く熱唱。


続いてのコントパートには、本渡さん、長縄さん、楠田さん、アイデンティティ、石出奈々子、R藤本、若井おさむ、石川ことみ、向が参加。

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向が先生を務める「超能力開発学校」を舞台に、アニメのタイトルを前半、後半に分けたカードを1枚ずつ引いて、タイトルを揃えられたら透視成功とする神経衰弱風のゲームを一人ずつ行います。
誰も透視成功とはなりませんでしたが、『ジョジョの奇妙なフレンズ』、『ネトゲの嫁は巨人』、『名探偵on ICE』といった珍タイトルの数々で爆笑を呼び、終盤は若井からムチャブリを受けた向が、大スベリでアーティスト陣を真顔にさせるという結末に。

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また、楠田さんから「超能力って...スピリチュアルやね」と『ラブライブ!』の東條希のセリフが飛び出すと、向は「ありがとうございます。昨日はお誕生日、おめでとうございます」と東條の誕生日を祝福し、客席から歓声を浴びる場面もありました。


続いて登場したなかやまきんに君は、『幽☆遊☆白書』の「戸愚呂兄弟です」と自己紹介した後、長縄さんとの飴取りゲームで盛り上げに一役買います。

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そして、満を持してシークレットゲストとして登場したのが、馬渡松子さん。
『幽☆遊☆白書』のオープニング曲『微笑みの爆弾』をパワフルに歌いきると、「素敵なハートな集結していますね」と会場の雰囲気を讃えました。


その後は、Wake Up,Girls!から青山吉能さん、奥野香耶さん、田中美海さん、吉岡茉祐さんの4名が登場し、『恋で?愛で?暴君です!』、『極上スマイル』、『1000%SPARKING!』の3曲を華やかに披露。
吉岡茉祐さんは「今まで私一人で出ていたので、今回は3人で出られてうれしいんですが、いつか7人で来たい!」とWUG7人全員での出演を熱望して賛同の拍手を得ます。


ここで同じ4人組同士ということで、ミルキィホームズの三森すずこさん、徳井青空さん、佐々木未来さん、橘田いずみさんを迎えて行われたのが『笑わず我慢対決』。
芸人のショートネタに、いかに笑わずにいられるかを競うもので、ミルキィ側にバイク川崎バイク、WUG側にこにわも応援ゲストとして登場しました。

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『ジョジョの奇妙な冒険』のDIOに扮したムラムラタムラを皮切りに、『遊戯王』漫才のコメットパンチ、「ルパン三世の細くて長い下半身」になりきったハブサービス、『もののけ姫』モロの君でエロ詩吟を吟じた天津・木村、ジブリっぽい女の子になりきった石出奈々子など、アニメ要素が盛り込まれたネタの数々に、熱心なお笑いファンの佐々木さんだけでなく、ほぼ全員が笑わずにはいられない状態のWUGとミルキィ。

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そんな中、1回も笑わなかった橘田さんが「加トちゃんケンちゃんくらいじゃないと」と発言したり、ガーリィレコード扮する『デスノート』に吉岡さんが本気で怯えたりする場面も印象的でしたが、対戦を終えた両組は「戦う理由がない」とし、歩み寄って抱擁するなど、歴史的なハッピーエンドを迎えました。

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再びアーティストコーナーへ戻ると、ミルキィホームズの4人による『横濱行進曲』、『冒険☆ミルキィロード!!』、『Pleasure Stride』、『正解はひとつ!じゃない!!』の4曲で盛り上がりは最高潮に!
MCでも4人は終始ハイテンションで、久々に歌ったという『冒険☆ミルキィロード!!』について徳井さんが「(イントロの)カンコーンカーンって、もしかして『ジャパリパーク』(どうぶつビスケッツ×PPP『ようこそジャパリパークへ』)と思った?」との発言で笑いを誘いました。


そして、トリを飾ったいとうかなこさんは、『Uncontrollable』、『聖数3の二乗』、『Hacking to the Gate』の3曲を圧巻の歌唱力で披露。
いとうさんにとって、2014年1月に新宿FACEで開催されたvol.1以来の『アニ×ワラ』出演で、「すごい巨大になっていてビックリしました!」とスケールアップに驚いた様子で、その後は再登場したなかやまきんに君が作る筋肉料理を暖かく見守りました。

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エンディングには、『ゲゲゲの鬼太郎』の家に扮したハブサービスを始め、舞台袖を賑やかせていた『進撃の巨人』の巨人に扮した山田カントリー・浅井や浦沢直樹先生に扮した佐助、バックステージの様子を生配信していたまつばら万吉夫らを含めた出演者が総登場。

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ラストは向から「『アニ×ワラ』、よかったですか?」と問いかけられた観客から「おー!」という歓声が上がり、エンディングVTR後には『アニ×ワラvol.8来年開催決定!』の文字が踊ったところで終演を迎えました。

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なお、『アニ×ワラvol.8』の詳細は、公式サイトで近日発表されるとのことです。

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トニー賞3回受賞、ブロードウェイの伝説 ヒントン・バトル氏監修のスマートフォン専用ダンス情報アプリ 「HINTLE」がリリース!

今年4月、トニー賞3度受賞、ブロードウェイの伝説:ヒントン・バトルのプロデュースのもと、日本最高峰のブロードウェイダンサー養成機関「ヒントン・バトル ダンスアカデミー」(HBDA)が開校しました。
厳正な審査を通過したダンサーは、本ダンスアカデミーに入学し、ヒントン自身やブロードウェイで活躍するコレオグラファーやダンサーから本場のダンスやレッスンを最大3年間無償で受けることができ、アカデミーを卒業したダンサーは、国内での活躍はもちろん、ブロードウェイ公演など世界で活躍できるダンサーを目指し日々レッスンに精進しております。
そんなHBDAメソッドの基礎レッスンや、ブロードウェイ&本場ダンス情報をいつでも持ち歩けるスマートフォン専用アプリ、その名も「HINTLE」がこの度リリースされることになりました!
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当アプリのポイントは主に3つで、

●オリジナル DANCE COLUMN
ヒントン・メソッドや、ブロードウェイ&本場ダンス情報やNY・LA発トレンド&ヒントン×有名人との対談コラムなどを更新します!

●ヒントン アプリ限定 LESSON
ヒントン・バトル監修のもとにダンスの3Dデータで製作!レッスンポイント付きでスマホだけで、ダンスの基礎が学べます。

● 4ジャンル+ウォームアップ
バレエ / モダン / HIPHOP / タップの基礎レッスンがあり誰でも楽しめる!さらにレッスン前のウォームアップも3Dデータでわかりやすく実践!

当アプリは、ダンス初心者から上級者まで、気軽にダンスに触れることができる「ダンスの新しい楽しみ方」を提供していきます。初心者には、カッコイイ振付の小技テクニックやNY・LA発のトレンドなどを、上級者には、ダンスレッスンのステップアップを目指す練習ツールや、ブロードウェイやダンスの知識やダンサーのインタビューや対談など。
その他にも現状の日本の演劇情報なども入手することができる等、ミュージカルファンにとっても、是非ゲットしてほしい情報ツールにもなっています!
今後も続々と新着コンテンツが配信される予定です。