爆ノ介プレゼンツ「BDB〜爆裂地肩バトル〜」でジュリエッタが悲願の優勝!聖なる夜の激戦に観客も大興奮
12月24日(月・祝)、よしもと漫才劇場にて、「BDB〜爆裂地肩バトル〜」が開催されました。爆ノ介が中心となって贈る大人気イベントが、聖なる夜にまたまた降臨。今回も全16組の出場者たちが、30秒という限られた時間のなかで、何でもありで笑わせるというガチンコバトルを展開しました。
オープニングでは、MCを務める祇園・木﨑が山下達郎さんの『クリスマス・イブ』を熱唱しながら登場。と、突然ピンスポットが舞台上をぐるぐる動き始め、追いかけても追いかけても木﨑の姿は闇の中へ...「こうなったら木﨑にも策がある」と上着を脱ぐと、なんと衣装がピカピカ光り始めました。自ら"光"となって舞台を照らす木﨑に拍手喝采が起こると、そのままの勢いで選手たちが客席後方扉から通路を通って入場! なかなか前に進もうとしないクロスバー直撃・前野、互いのギャグを交換して笑わせるクロスバー直撃・渡邊&ジュリエッタ・藤本など、早くも飛び出す笑いの数々に、観客は大喜びです。
続いて"BDBを生み出した男"爆ノ介が主催者挨拶に立ちますが、なぜか蛙亭・中野が加わり卒業式の答辞を思い出させる「呼びかけスタイル」に。「今から全力で皆さんを笑顔にすることを誓います」という〆の言葉はぜんぶ中野が言ってしまうなど、BDBらしいボケまくりの開会宣言となりました。
セレモニーの最後は、恒例のBDB旗掲揚。ジソンシン・下村がアカペラで歌う松任谷由実さんの『恋人がサンタクロース』に乗せて、旗と呼ぶには小さすぎる紙がするすると上がっていきます。そこに書かれているのは、なんと守谷日和の自宅地図!? 木﨑から詳細な住所もしっかり読み上げられ、大慌ての守谷日和でした。
予選第1試合の前に、同イベントのルールについて説明が。出場者は4つのブロックに分かれ、トーナメント方式で対戦します。組み合わせは事前の抽選で決定済み。試合では、各コンビ持ち時間30秒×2回が与えられ、ギャグ、コンビ芸、ショートコントなど何でもあり、とにかく"地肩"で観客を笑わせていきます。2回目終了後は、さらにポイントが倍になる時間制限なしの「アルティメットターン」も用意。客席の笑いの大きさにより、「B=1点」「BD=2点」「BDB=3点」「ノーポイント」で判定され、最終的に多くのポイントを獲得した上位2組が準決勝へ。また、今回は出場者が解説者も兼ねでおり、残念ながら敗退した後は、解説者席に回って引き続きイベントに参加します。
第1試合は、レッド=守谷日和、
ブルー=ロングコートダディ、
イエロー=ジュリエッタ、
グリーン=kento fukayaが対戦。
初っぱなから「BDB」を連発する大熱戦となりましたが、なじみのあるCMフレーズをからめたギャグで席巻したジュリエッタ、ショートコントを次々と披露したロングコートダディが上位に。敗退したものの、kento fukayaの「アイドルの自己紹介」や守谷日和の珍品モノマネなども大ウケで、解説の爆ノ介は「何て言ったらええかわからんぐらいおもろい!」と賛辞を贈っていました。
レッド=ダブルヒガシ、
ブルー=ジソンシン、
イエロー=コウテイ、
グリーン=爆ノ介が激突した第2試合。
コウテイ・九条が「ズィーヤ」と叫ぶたび容赦ない「ノーポイント」判定が下されるという迷場面でも沸かせつつ、1位には渾身のギャグを交互に繰り出し持ち味を発揮したジソンシン、2位には言葉遊びのおもしろさで勝負した爆ノ介がランクイン。初出場のダブルヒガシも「ピタゴラスイッチ」をベースにしたショートコントなどでしっかり笑いを取っていました。解説の守谷日和は、九条の「折れない心」に感心しきり!
第3試合には、レッド=ニッポンの社長、
ブルー=ラフ次元、
イエロー=THIS ISパン、
グリーン=ヒガシ逢ウサカが登場。
ここでは、THIS IS岡下のモノマネ力をフィーチャーして堂々の戦いを見せたTHIS ISパンが頭一つ抜け出します。多彩なショートネタで盛り上げたニッポンの社長は一歩及ばず無念の敗退。映画やアニメのモノマネを中心に「BDB」を稼いだラフ次元と、今井扮するミニオンで震撼させたヒガシ逢ウサカが同点2位となったため、サドンデスで直接対決。ラフ次元は『天空の城ラピュタ』のモノマネ、ヒガシ逢ウサカは再びミニオンで挑みましたが、木﨑のジャッジは迷いなくラフ次元の勝利でした。
レッド=蛙亭、
ブルー=クロスバー直撃、
イエロー=ネイビーズアフロ、
グリーン=マルセイユが顔を合わせた第4試合は、やや静かな展開に。
各組、思うように「BDB」を得られないなか、替え歌ありショートコントありで着実に点数を重ねたネイビーズアフロが1位。岩倉による紅しょうが・稲田のモノマネも織り交ぜた蛙亭、別府の顔芸が炸裂したマルセイユも追いすがりましたが、2位には息の合ったボケでさすがの破壊力を見せたクロスバー直撃が食い込みました。
8組で争う準決勝は、4組ずつの2試合。ここから新たに小道具も使用OKとなり、両試合の1位が決勝にコマを進めることになります。
1試合目には、ロングコートダディ、
ジュリエッタ、
ジソンシン、
爆ノ介が出場。
小道具も取り入れつつ、あくまでショートネタにこだわったロングコートダディ。ジュリエッタは井尻が小道具を選んで藤本がボケるという見事なコンビプレーを披露します。ジソンシンはここでも一発ギャグを量産し、とくに酒井の「自己紹介ギャグ」は止まるところを知らず。爆ノ介は箱の中にある小道具を使い、アドリブの面白さをとことん追求しました。4組とも何度も爆笑を起こしましたが、決勝に進んだのはジュリエッタ。同イベントで決勝に進むのは2度目ながら優勝経験はないとのことで、気合が入ります。
ラフ次元、
THIS ISパン、
クロスバー直撃、
ネイビーズアフロによる第2試合。
ラフ次元は引き続きピンポイントで攻めるモノマネ路線が大好評、クロスバー直撃は小道具を駆使したモノボケとショートコントのダブル構成で勝負をかけます。芸人やニュース番組のモノマネで実力を見せつけたTHIS ISパン、ショートコントで沸かせたネイビーズアフロも「BDB」多数。結果はラフ次元が1位となり、ジュリエッタとの決勝で雌雄を決することに!
kento fukayaや渡邊、今井への「おかわりリクエスト」を経て、いよいよ決勝戦。ここでは3分間、交互に打ち合って総得点を競います。また、小道具のほか、さらに効果音入りのサンプラーも使用できるようになりました。
先攻のジュリエッタが効果音を生かしたボケで笑いを誘うと、ラフ次元も負けじとアニメのシーン再現ネタなどで対抗。ラフ次元・空の下ネタもチラリと挟みつつ、さまざまなボケが飛び交います。3分間の熱戦が終わると、本来はないはずの「アルティメットターン」を「やりたい!」と直訴する2組。ジュリエッタは藤本がkento fukayaなりきりネタ、ラフ次元はNBAの試合で終了間際にロングシュートが決まった瞬間の描写で、さらに大きな笑いをさらいました。
得点集計の結果、僅差でジュリエッタが悲願の優勝! 「これまで準優勝ばかりだったからうれしい!」と喜びを爆発させるふたりを、空から降る爆ノ介手作りのパセリが包みました。
今回も記憶に残る名勝負が続出した「BDB〜爆裂地肩バトル〜」。エンディングで爆ノ介が「また大きい大会をやりたいと思っている」「またあったら来てください」と呼びかけると、客席からは大きな拍手が。こんどは誰がどんな戦いを繰り広げるのか、今から期待が高まります。次回の開催を、どうぞお楽しみに!
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