12月23日(土)、東京・ニコファーレにて、パブリックビューイング「♯クラシコ祭(まつり)」が開催されました。
今年で115年の歴史を迎えるElClasico(エル・クラシコ)は、初対戦から100年以上互角の勝負を続けるレアル・マドリードとバルセロナによるスペインの頂上決戦。
通算成績は、レアルの93勝91敗48引分と、激闘の歴史を重ねてきました。
今回の「♯クラシコ祭」では、日本時間で21時キックオフの試合に合わせて、ニコファーレのモニターで観戦する公式パブリックビューイングに加え、バルセロナやリヴァプール、スペイン代表などで活躍したルイス・ガルシアさん、FC東京・太田宏介選手、ワッキー(ペナルティ)、松田るかさん、SHO-NOさんによるトークショーが行われました。
開場前に行われた囲み取材には、太田選手、松田るかさん、SHO-NOさんが出席。
WOWOW『リーガダイジェスト』のリーガールに就任するも、サッカー自体初心者という松田さんは、注目点を訊かれると「私に聞くのが間違い(笑)」としながらも、「逆を言えば、サッカーをそんなに知らない人でも、楽しめるんじゃないかなと」と期待に胸を膨らませます。
レアル・マドリードファンで、昨年レアルの公式SNSにユニフォーム姿を取り上げられたこともあるSHO-NOさんは、「レアルがここからどうやって巻き返すか。アセンシオが出て欲しいんですけど、ロナウドが点を獲れるかどうかと、ラモスが20回目の退場をするかどうかに注目しています」とサポーター目線で熱弁。
そして太田選手は、「サッカーファンが世界で一番注目する試合」だとし、「個人的にはレアル推しなんですけど、僕、ナイキと契約させていただいているので、バルセロナ推しで」と複雑な胸中を吐露し、取材陣の笑いを誘います。
また、松田さんから「これさえ知っておけばみたいなのないですかね?」との質問を受けた太田選手は、「クラシコという言葉だけ覚えていただければ。他に多摩川クラシコというのがあって」と、JリーグにおけるFC東京と川崎フロンターレの伝統の一戦に触れ、「そっちが発祥という噂もあるので」とうそぶき、松田さんを惑わせる一幕も。
その後、囲み取材にはルイス・ガルシアさんが登場。
ラ・リーガの魅力や現役時代のエピソードなどを披露した他、注目する日本人選手を訊かれたガルシアさんは、U-17ワールドカップでのプレイを見たという久保建英選手(FC東京)の名前を挙げ、「彼は日本のサッカー史を作り上げる選手だと思います」と期待のコメントを残しました。
抽選で招待された来場者がフロアを埋め尽くすと、まずはトークイベントが開始。
ステージを囲むモニターに驚きながら登場したワッキーは、バルセロナがラ・リーガを独走しているため、「ぶっちゃけバルセロナが勝ってしまうと、ラ・リーガが決まってしまうんじゃないかということで、レアルが奮起するんじゃないかと」と試合を展望します。
続く太田選手は「吉本興業の太田宏介です」との挨拶をし、ワッキーから「FC東京のでいいんだよ。そうだけど」とのツッコミを受け、レアルのタオルマフラーを持参してきたSHO-NOさんは「負けたら、おこですね。アセンシオが点を取ってくれます」と応援モードに。
そして、ルイス・ガルシアさんが「はじめまして、みなさんこんばんは」と日本語で挨拶すると、「興奮しますね。いい香りがします」(太田)、「めちゃくちゃかっこいい!」(ワッキー)と男性陣のテンションが上がります。
日本の印象や日本食についてのアイドリングトークに続き、来場者からの「バルセロナ在籍時、衝撃を受けた選手は?」との質問を受けたガルシアさんは、「ロナウジーニョ選手。いろんな選手と比べても次元の違う」と回答。
現レアル監督でもあるジダンについては「世界で5つに入るくらいいい選手」と答えると、ワッキーがジダンと同い年だとアピールを始め、「ジダン、フィーゴ、ネドベド、リバウド、そしてワッキー。僕以外、全員バロンドールを獲っています」と明かし、サッカーファンから笑いを誘いました。
逆に、ガルシアさんから、同じ左利きの太田選手へ、両足ともに蹴られるような練習をしたかとの質問が飛び出し、太田選手曰く「そういう指導者には巡り会いませんでした。左足を磨くことに専念しました」とのこと。
SHO-NOさんは、「クラシコは他の試合よりもモチベーションが違いますか?」とサッカー通らしい質問が出て、ガルシアさんは「もちろん違います。ファンが望んでいる試合です。ただ一回、笛が鳴ってしまうと、全部忘れて、目の前の勝ち点3をもぎ取ることに集中します」と現役時代を振り返りました。
最後は、「♯クラシコ祭」にちなんで、鉢巻と半被姿で記念撮影をし、
「日本人になった気分です」と笑みをこぼすガルシアさんでした。
その後は、出演者とともにパブリックビューイングを実施。
0-3でバルセロナが勝利というホームのレアルにとっては残念なスコアとなりましたが、迫力あるモニターの効果もあり、客席のファン、サポーターはボールの行方に一喜一憂し、ワッキーも芝刈り機などで盛り上がりに一役買いました。
【ペナルティ】【ワッキー】【太田宏介】