最新ニュースインタビューライブレポート

インタビュー

2013年10月 2日 (水)

マンボウやしろが脚本&演出!! 男たちの生きざまを描いた『オカマーズ9』に込めた思いを告白!

マンボウやしろが脚本・演出を担当する舞台『オカマーズ9』が10月8日(火)から神保町花月でスタート。オカマバーに集まる男くさい軍人たちの生き様を描いた笑いと感動を届けるヒューマンストーリー。マンボウやしろが見どころや意気込み、作品に込めた思いについて語ってくれました!!

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――『オカマーズ9』は、どのようなお話なのでしょうか?

戦争が始まってもオレがまず先にいってやるぜっ!!と思ってイキがっている男くさい軍人たちの物語です。いつもイキがっているのですが、いざ戦争が始まるかも…という雰囲気になったら尻込みを初めるんですよ。そんな中、オカマであることが理由で除隊させられた軍人がいるというウワサが流れてきて、自分たちも軍隊にクビになるためにオカマになっていこうと躍起になっていく…。そんな男たちの姿を笑いと感動を含めて描いています。途中からは、男の中の男たちがいかに女性らしく女になっていこうかと努力する姿が中心になっていきます。彼らの気持ちの変化に注目してもらいたいです。


――やしろさんらしい面白い設定ですね。

もともとは2004~2006年くらいに僕が立ち上げていた劇団乙女少年団の作品なんです。この劇団はオカマを題材にした劇を10作品ほど披露したのですが、その最期の作品が『オカマーズ7』で。今回はそれに手を加えて登場人物も増やしてアレンジしています。ちなみに『オカマーズ7』は、子供ができることをきっかけにこの世界から足を洗うと決めた芸人のラスト舞台の作品だったんですよ。初めはちょっとした役だったんですが、いつも一緒にやってきた仲間の最後の舞台になるのかと思うとちゃんと彼を投影した物語にしたくなって…。これまでどういう気持ちで生きてきたのか、今の気持ち、芸人を辞めようと決断した経緯などを全部聞いて作り上げましたね。そんなリアルな男の思いが詰まった物語です。

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――『オカマーズ7』から変化している点があるのでしょうか?

演じる人が前回と違っているのと人数も増えているのでキャラクターの設定は微妙に変わっています。あと、前回の出演者はみんな芸人だったので勝手知ったる…的な感じだったのですが、今回はネイキッドボーイズの俳優さんたちも多く出ていただいているんでいつもとは違う雰囲気になっています。なので僕の気持ちもちょっと変化しているというか…。実は芸人よりも役者さんが多い舞台というのは初めての経験で、まだどうすればいいかよく分かっていないんですよ(笑)。ちなみに出演する芸人は役者さんと一緒にやるのでなるべく演技が上手く、信頼できる人を選んでいますね。


――やっぱり役者さんと芸人さんは違いますか?

もちろん色々違いはありますが、一番は華があるところではないでしょうか。カッコいい人たちが女装するとキレイになる…。この当たり前のシステムを楽しんでいただきたいです(笑)。顔合わせをしたときに即興で軽いお芝居をやっていただいたのですが、それを見ているだけでこの舞台はキレイになるんだろうな~と実感しました。やっぱり女装をするにしても顔立ちや雰囲気っていうのはかなり重要ですから。前回の見たよという方も美しい男たちを見に来てもらいたいですね。

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――今回は脚本と演出を担当されていますが、演じるのとは気分は変わるのでしょうか?

全然違いますよ。自分が舞台に立つだけの方が圧倒的に気が楽です。この夏、後藤ひろひとさんが演出しキングコング西野(亮廣)が脚本を担当した『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック!』に出演させていただいたんですが、何も考えずにプレイに専念できましたから。頭を使わず思いのまま役に集中して入り込める…、脚本&演出だと色々考えちゃいますからね。


――考えていることとは?

やっぱりどんなお芝居でも稽古は2週間ほどあるじゃないですか。せっかく時間を割いて練習をするのだったら、全員がおいしくないとダメだと思うんですよ。1人に対してせめて2カ所くらいは見せ場があって輝くところがないと…。実は僕も昔、全然おいしくない役で全然面白くないお話に出演したことがあるんですよ。そんな舞台でも稽古は2週間あって参加しなきゃいけない…。途中で、もうお金なんていらないから遊びに行かして!!って本気で思いましたから(笑)。そういう思いを、せっかく出てくれる芸人さんや役者さんに絶対させたくないんです。そのためには色々考えて作っていますね。


――演者もやっている強みが出ていますね。

なるべく舞台に関わっているすべての人が楽しく、やりがいを感じてもらえるように作ろうとは思っています。その思いが反映されてなのか分かりませんが、チームワークがいいのがうちの組の特徴ですかね。やっぱいい気持ちでやってもらわないと。あと気を付けていることは、当たり前なんですけど楽しい物語を作ろうとしていますね。演者さんも露骨で、話が面白くないとちゃんとやってくれないんですよ。観客はもちろん出演する側の人たちにも楽しんでもらえる作品にしないといい舞台はできないです。とはいっても、芸人の“面白くないネタを作るとスベる”というプレッシャーに比べたら全然マシですけど(笑)。


――そんな楽しい舞台『オカマーズ9』の見どころを教えてください。

強がっている男ほどいざとなったら頼りない…というところをこの目で確かめてもらいたいです。やっぱり口だけではダメなんですよ。色々考えて実行力がないと。女性の方に来ていただくと男を見る目が養えるかもしれませんね。ちなみに僕は、余計なことはあまり話さない男の人がカッコいいと思います。しゃべっていないと落ち着かない芸人なんて全然ダメですよ(笑)。男性の方はこういう男はダメだ!と気づくことも多いかもしれませんね。

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『オカマーズ9』

会場 :神保町花月
日時 :10月8日(火)~14日(月)
8日(火)~11日(金)開場18:30/開演19:00
12日(土)開場13:30/開演14:00 開場16:30/開演17:00
13日(日)、14日(月)開場13:30/開演14:00
料金 :前売4500円/当日5000円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●マンボウやしろの動画はこちら:http://ynn.jp/u/77/


【マンボウやしろ】

2013年9月30日 (月)

グランジが毎月1回の定例トークライブ『男のキャデラック会議室』の魅力を語る!!

10月18日(金)にヨシモト∞ホールにてトークLIVE『男のキャデラック会議室』を行うグランジ。毎月1回、同劇場で行われているこの人気のイベントの魅力、思いについて語ってもらいました!!

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――『男のキャデラック会議室』はもう長いんですよね。

佐藤 3年くらい続いています。毎月末にやっているので、このライブに出たら「今月も終わっていくな~」と感じる定例行事になっていますね。

遠山 内容はトークとネタ2本、そして最後にアンケートに答えるって感じで構成しています。

五明 トークは1カ月のそれぞれの近況報告会みたいな感じですね。

佐藤 他の芸人さんのトークライブを観に行くことはほとんどないですが、きっとエピソードトークが主だと思うんですよ。でもうちはまったくない。思いついたことをポンポン話していく、男子校の休み時間みたいな感じです。

遠山 事前に流れを考えないって言うか…。プロとしてどうかっていう気もしますが(笑)。

佐藤 リアリティがあるトークですよ。生きた話を聞ける場になっていますね。

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――その時の3人が気になることを話したりするのでしょうか?

遠山 本当にそうですね。

五明 よくあるのが「最近どこに行った」という話なんですが、そこから彼女臭がしてきて…。あっ、最近彼女ができたんだなって分かったりします。

佐藤 んなこと言って!! 僕や遠山は結構いろんなことをすぐに言っちゃうけど、五明のほうが全部シークレットでしょ。

遠山 そうそう。楽屋とかで他の芸人と話している声が聞こえてきて、「あっ彼女できたんだ」って密かに思ったりしてるんだよ。でも、あまり直接は聞けないし…。そういうモヤモヤしていることをこのライブで(佐藤)大が率先して聞いてくれる。僕の心の中でガッツポーズですよ!! 『―キャデラック会議室』の醍醐味はこれですね。

佐藤 まぁ、3人の興味あることが聞ける舞台になっています。

遠山 僕らは好き勝手話しているのですが、お客さんもテレビなどのメディアでは聞けない話を聞けたと喜んでいる方も多くて。テレビだとピー音が連発する危険な話ばかりなんですが(笑)。

五明 ただ難しいのは、この記事を見て“テレビでは聞けない話を聞ける”と思ってお客さんが来たとき、本当にそんな話をするかって…。

遠山 軽快なエピソードトークの回かも知れないですから(笑)。

佐藤 蓋を開けてみないと分からない、そんなライブですね。


――ネタは新作をやられるんですよね。

遠山 単独ライブがある前の月以外は基本新ネタです。

佐藤 ノルマではないけど、ネタを作るきかっけになっていますね。

五明 キャデラックは気軽にネタを試せられるのがいいんですよ。

佐藤 ここから巣立っていったネタも多くありますが、この舞台でウケずに墓場行きになってしまったネタもあって(笑)。

五明 ここでしか見ることができない可能性のある貴重ネタがあるんで、僕たちを知りたいと思っている方にはいいと思いますね。

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――ネタと言えば、11月13日(水)には引退を賭けたDVD『グランジBEST NETA LIVE』が発売されますよね。

遠山 1万枚売れなかったら即解雇という衝撃的な公約を掲げさせられています。

佐藤 もう後には引けない。でも先輩たちは「いい勝負に出たね」って褒めてくださって。まぁ、今の殻を破るにはよかったのかもしれないです。(博多)大吉さんには、「5月までの期限だけど12月の段階で売れなかったら辞めろ」って言われていますが…(笑)。

遠山 ハハハ(笑)。でも、勝負に出たことによってそんなに話したこともない後輩たちもTwitterでリツイートしてくれたり…。みんなの応援を肌で感じてうれしいです。

五明 けど1万枚ってかなり無謀だと思うんですよ。僕は絶対にクビになりたくないんで、『―キャデラック会議室』を見に来てくれるグランジファンの通称G軍のみんなには必ず買ってもらわないと…。

佐藤 そこに頼る?

五明 G軍のみんなは家を売ってでもDVDを買ってくれると思うんだよね。

佐藤 G軍なんてすぐに裏切るよ。そんな忠誠心ないから!!

遠山 いや、そういう人が数人いてもおかしくないわ。

佐藤 いやいや。…なんか枚数の話が先行していますが、内容は本当にいいと思いますよ。1人1枚とは言わずに、1人1回は見てもらいたいですね。

五明 う~ん。値段もお手頃なんで、4枚買って部屋の四隅に置いてもらいたいかな。

遠山 やりすぎて20万枚売れちゃうみたいな笑い話になればいいのになぁ~。

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――グランジさんのファンの方ってアツい人が多いと聞きましたが。

佐藤 どうでしょ。でも、『―キャデラック会議室』をずっと来てくれている人も結構います。最近だと男の人も増えてきてうれしいですね。

遠山 いつも来ている人が同じだから、2カ月くらい来ないと「どうしたんだろ~」と気になっちゃったりして。

五明 高校生くらいの女子がパタリと来なくなり、1年後くらいに来たら派手になっていた…。みたいなことがありましたね。その間に何があったんだ!!って。

遠山 友達、学校、家族…色々ダメージを受けたんでしょ。でもそんなときに心の片隅にあったのが『―キャデラック会議室』で…。

佐藤 ダメージ受けたって勝手に特定しないで!!

五明 『―キャデラック会議室』は彼女にとっての教会だったんですよ。まぁ、彼女のように復活してくれる人もいて、毎月120~130人くらいの方が集まってくれていますね。

佐藤 そんなお客さんはもう友達というか家族のような感じで、アンケートも辛辣なことがよく書かれているんですよ。

遠山 先月も長文で色々書いてあって、舞台で本気読みしちゃった。

佐藤 内容は、賞レースや僕らの芸に対する姿勢についてなどに激しく怒っていて…。

遠山 読んででいたらムカついてきたんだけど、よくよく考えてみたらそういうことを書いて言い合える場所なんだなぁ~とちょっとしみじみしちゃいましたね。

佐藤 根底にある、「売れてください」という気持ちがひしひしと伝わってきたので。

五明 どのコンビやトリオにもファンっていると思うのですが、うちのファンはその中でも少数精鋭ながらかなりアツい心を持っていると思うんですよね。みんなでひとつの村を形成しているみたいな、そんな結束力があると思います。


――そんなG軍のアツい気持ちを確かめられる場所『男のキャデラック会議室』の見どころを教えてください。

佐藤 やっぱり生きたライブなので、ライブ感を楽しんでもらいたいです。

遠山 何も考えていないので、丸裸、いやヌードな僕たちを見に来てほしいですね。

五明 トークはゆるいですが、ネタは初モノなのでかなり緊張しながら気合を入れてやっています。そんな3人の姿を見てもらえたらうれしいです。


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グランジトークLIVE『男のキャデラック会議室』

会場 :ヨシモト∞ホール
日時 :10月18日(金) 開場21:15/開演21:30
料金 :前売1500円/当日1800円


チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●グランジの動画はこちら:http://ynn.jp/u/440/


【グランジ】

単独ライブ&『THE MANZAI』にかける思いとは? キングコングイ ンタビュー

ひたすら漫才のみを披露するキングコングの単独ライブ『KING KONG LIVE』。
今年の『KING KONG LIVE 2013』は、11月23日(土)に5upよしもと、12月1日(日)にルミネtheよしもとと、大阪、東京の2会場のみでの開催とあり、一層プレミアムなライブとなりそうです。
チケット一般販売が10月1日と近づいたところで、ライブにかける現在の心境や意気込み、裏話、さらには認定漫才師に選出された『THE MANZAI 2013』への思いについて訊きました。

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――毎年恒例の単独ライブ『KING KONG LIVE』が、約3ヶ月後に迫ってきました。現在の完成度は?
西野 まだ全然ですね。毎回そうなんですけど、もちろんずっと意識はしてるんですが、2ヶ月、3ヶ月前とかにバーっとネタ作りしてるわけじゃなくて、去年の単独ライブが終わった時から、ずーっと作ってまして。それが1年間で溜まって、そこから単独に出してるという感じで、どれにするかとかもまだ決めてません。新ネタライブ(定期ライブ『キングコングの新ネタちゃん』)も立ち上げましたが、それの積み重ねで単独ライブがある感じですね。
――梶原さんも同じような心境ですか?
梶原 そうですね。常に意識はしてますけど。
――『KING KONG LIVE』は、毎回、漫才数本をシンプルに見せるという構成で、コントやピンネタ、企画、さらには映像も一切使いません。改めてそのこだわりにお聞かせください。
西野 う~ん……なんだろうなあ(笑)。ライブで「これ、テレビみたいなコーナーや」って、すごいもったいないって思っちゃうんですよね。舞台でしかやれないことを舞台でやった方がいいなと。長尺漫才って、どうしても単独とかでしかできないんですよ。ルミネの出番だと、10分の漫才をするんですけど、あんまりエッジの利いたというか、偏ったネタもなかなかできないし……。
――キングコングだけを見に来たお客さんではないですよね。
西野 そうですね。いろんな芸人を見に来てるちびっ子やおじいちゃんおばあちゃんに、「こんなん面白いやろな」というのは、なかなかできないですよね。そういうのを単独でやろうとしてます。
――ネタは作り続けているわけですね。
西野 新ネタを作ってた方が、コンビとしては健康的な感じがするんですよね。仲悪いってことではないですけど、ネタを作らないと会話もなくなるなって。
――コンビでラジオ番組とかを持ってると違うんでしょうけど。
西野 ラジオとかトークライブをやってたとしても、それ用に話を残してるから、「こないだな」みたいな話は楽屋でしなくなりますよね。ネタ合わせで、「ここ、こうちゃう?」みたいなんで、「こいつ、こんなこと面白いと思ってんのや」っていう意思確認して、擦り寄っていかないと、どんどん距離出ちゃいます。別に、そうじゃないコンビもいると思いますけど。
――キングコングの漫才は、アドリブが多いのも特徴ですよね。
西野 そうですね。何回もやってると、自分たちも飽きてきちゃって、それで入れてる部分はありますね。
梶原 今回の会場は、大阪と東京の2箇所ですが、去年だと6箇所とか行ってて、最初の都市と最後の都市とで尺が30分くらい違ってたんですね。アドリブも足していくし、ライブも膨らんで。最後の方は飽きてくるんで、真ん中くらいが一番面白いと思います(笑)。今回は大阪と東京だけなんで、そこはどうなるかわからないですね。
――大阪だと凱旋みたいな感覚は?
西野 ホントしょっちゅう行ってるんでね。ただ、5upはやりやすいですし、駐在さん(『熱血!人情派コメディ しゃかりき駐在さん』)を収録していた小屋でもあるので、ホーム感はありますよ。
梶原 ちょうどいいキャパです。NGKもいいですけど、若干広すぎますね(笑)。

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――キングコングにとって、この1年間で、仕事の内容にいろんな変化があったかと思いますが、そのことによって単独ライブへのモチベーションなどに変化はありますか?
西野 あんまりというか、全然関係ないですね。
梶原 結構、「『はねるのトびら』終わったねえ」って、いまだに言われるんですよ。もちろん終わって1ヶ月間くらいは、「終わったなあ」っていう感じはしましたけど、もうないですね。
――例えばYouTubeで配信している『毎日キングコング』に集まったクリエイターを単独ライブの何かで起用など考えなかったですか?
西野 確かに、そこでカメラマンをしている人が、ポスターを撮ってくださったんですけど、漫才ライブなので、他はないんですよね。VTRもないですし。舞台を見に来てる人に対して、映像見せるっていうのはあんまり好きじゃなくて、センターマイク1本と出囃子さえあれば成立します。費用対効果の高い、吉本興業に優しい構成になってると思いますよ(笑)。たまに後輩のライブとか見に行くと、すごい数のスタッフがいるんですよ。お手伝いとか作家とか。うちはあんなことにはなってないですね。楽屋には僕と梶原とマネージャーと……。
――作家の山口トンボさん?
西野 そうトンボくらいで、その4、5人でウダウダ喋ってる感じです。
梶原 山口トンボを作家って言わんとって欲しいんですよね。一文字も書いてないんで。
西野 そうやな(笑)、DVDとかでは構成でクレジットされてますね。
梶原 ただのお手伝いさんです。
――梶原さんは、打ち上げに参加しないなんて話も聞きますけど。
梶原 ツアーで何箇所も回ってる時、毎回西野がスタッフさんを連れて、打ち上げに行って、全部おごってるらしいんですよ。そこに僕が行くと、僕も飲み代を出さなアカンみたいなのもイヤですし、最後だけ出ればええんゃうかなって。その最後も結局、西野が出すんですけどね。

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――西野さん、大変ですね(笑)。
西野 ツアーでまわると、100万円くらい使うんですよ。
梶原 音響さんは、それが楽しみみたいになってます。「今日、どこ連れてってくれるんやろう」とか(笑)。
西野 それさえやらなきゃお金持ちなんですけどね(笑)。
梶原 今回は2箇所ですから、多分、1回の額がでかくなるでしょうね。
西野 最近は、梶原が「小遣いくれ」みたいなことを言い出してるんですよ。娘が誕生日やからとか。
梶原 何もなくして、小遣いくれとはもちろん言わないですよ。
西野 出産祝いだとか、多分出産するだろうとか(笑)。
梶原 奥さんに電話して、西野と会話してもらったりしてます。その辺は、夫婦であうんの呼吸ですね。
――そんな梶原さんから見て、最近の西野さんの精力的な活動をどう見てるんですか。
梶原 昔からなんですよ。頭おかしいですよね。ひとつ言いたいのが、西野が攻撃的なので、僕がサボってるように思われるのがイヤなんですよ。
西野 へへへへ(笑)。
――しずるの池田さんとトークライブ(『梶原&池田のトークライブ!~村上と西野が舞台やるから俺達もやるよ!悪口も言うよ!~』)を始めたのも、その辺の心境からですか?
梶原 それは単純に、西野の舞台(『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック!』)に、しずるの村上が出てて、9月15日に大阪公演をしてたからですね。じゃあ相方の池田を使って、浅草花月で面白いのできないかなと思いまして。反応がよかったんですけど、浅草花月をいっぱいにはできなかったんで、浅草花月いっぱいにするまでやろうかって話をしてます。



――それから、『THE MANZAI 2013』は、2年ぶりにエントリーして、50組の認定漫才師に選出されてますね。サーキット、決勝へ向けての意気込みなどをお聞かせください。
西野 2回戦がめっちゃ楽しかったんです。こんなこと言ったらアレなんですけど、何も緊張もなく、自分たちが用意したあまりにもふざけてたネタがハマってった時に、「出てよかったな」って思いましたね。もう終わったみたいな言い方ですけど(笑)。いただけるものなら優勝がいただきたいですけど、2回戦でやったネタをテレビでやりたい、人様にお見せしたいなっていう欲の方が強いですね。『M-1グランプリ』の時でも、実はそうだったんですよ。自分たちが作ったネタを大勢に見てもらえたらいいなって。
――梶原さんも同じ気持ちですか?
梶原 はい。西野と飲んだ時があって、「こんなネタが長くできたらいいよね」って話したのが、その2回戦のネタだったんですね。僕もそのネタをテレビでやるのがちょっとした夢なんですよ。生放送で、編集されずにやれたらって。『M-1』の時は、正直、すごい「決勝いかな!」とか思い込んでたんですけど、『THE MANZAI』に限ってはそういうのがあんまりなくって、楽しみたいなってことが一番ですね。

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――例えば決勝へ行って、ナインティナインさんと絡みたいと思ったりは?
梶原 あ、絡みたいですね。岡村さんが僕らのことを会見で言ってくださったみたいで、その記事を見て、決勝に行ってぜひ絡みたいなって思いましたね。
――では最後に、よしもとニュースセンター読者へ、メッセージをお願いします。
西野 はい。生で漫才を見る機会ってあんまりないと思うんですよね。僕らに限らず、テレビでやってる漫才ってテレビ用ですから、舞台の漫才は全く違うと思うので、足を運んでくださるとうれしいです。
梶原 新ネタライブとか来られれてるコアなファンでも楽しめると思います。何かしら足すでしょうし、その時に起きたことが一番楽しいことだと思いますよ。
西野 それから球種が違うみたいな、いろんな漫才をやります。自分たちがやりたくてたまらんネタもあれば、コテコテでベタベタなのを全力でやるようなネタとかも。去年やった輪唱のネタとかも、昔はちょっと照れがあってできなかったんですけど、年齢なのか芸歴なのかわからないですけど、全力でやれるようになったので、ちびっ子も楽しんでもらえると思いますね。ちびっ子の笑い声とか聞こえたら、ニヤッとしちゃうんですよね(笑)。



「KING KONG LIVE2013」

日程:11月23日(土)
場所:5upよしもと
時間:19:15開場19:30開演
チケット:前売り¥3.000 当日¥3.500
Pコード:597-730

日程:12月1日(日)
場所:ルミネtheよしもと
時間:18:30開場19:00開演
チケット:前売り¥3.000 当日¥3.500
Pコード:597-721
Lコード:39321

チケット発売日
先行販売:9月25日(水)
一般発売:10月1日(火)


キングコングの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/119/

【キングコング】

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2013年9月29日 (日)

先人たちの逸話たっぷり! 月亭八方が『月亭八方落語誘笑会パート3』を語る!

舞台はもちろん、楽屋ニュースなどテレビでも人気を集める落語家、月亭八方がお届けする『月亭八方落語誘笑会パート3』の開催が決定しました! 今年も落語を2席、中川家による漫才と、そして先人たちのウソのような本当の話をお披露目する「軽口楽屋ばなし」をお届けします。そこで、『月亭八方落語誘笑会パート3』への想いを語ってもらいました!

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―『月亭八方落語誘笑会』もいよいよ3回目です。

 

一番は、お客さんに来ていただくことですから、そのためにはとにかく楽しい話をしたいと思っています。見どころというか、聞きどころは「軽口楽屋ばなし」ですね。我々の先輩方の逸話を。結構、これを楽しみにしていただいているようです。こちらをメインにしまして、あとは落語家ですから、落語を2席、やらせてもらいます。

 

―改めて『月亭八方落語誘笑会』に思うことは?

 

上方の落語家が、大阪のミナミのど真ん中に自分の看板を上げられることでしょうね。「看板を上げる」と言いますが、漫才師でも「お前の看板、上がってるで!」というのはそういうことで、「看板を上げる」というのは大変なこと。それを上げさせてもらえるのがすごいですね。それは、野球していて甲子園に出られたというのと同じ理屈です。やっぱり場所なんですね。

 

―今回はどんな「軽口楽屋ばなし」になりそうですか?

 

去年のええところは使いながら…とはいえ、これは台本がないもんでね。そのときに、どう脱線するのか、話が転がっていくのか。その瞬間に思い出して話すとかいろいろあります。落語みたいに「これをやります」と決めないんですよ。だから、一番は僕のそのときのコンディションと、当日のお客さんとの“あうんの呼吸”やね。これは緊張しますよ。有名な歌で「話し下手 聞き手上手に 助けられ」というのがありますが、我々芸人は「ええお客さんやね、今日は」とか「今日はいつもより長いで、お客さんがいいから」と言うじゃないですか。お客さんを無視して我々は語ることはできません。幸い、「月亭八方」と銘打ってるから、「月亭八方キライやから、絶対に笑わんとこう」というお客さんはまずいないでしょうけれど(笑)。

 

―確かにそうです(笑)。

 

今は芸人も、真面目にやることが大事で、真面目に生きるというのは美しいことで大事なことじゃないですか。でも、同じ真面目でも、対象が、人なのか自分なのか、というね。人に真面目に接することは、世間的には非常にいいことですが、自分に真面目やったらワガママに取られがちでしょう。でも、我々の世界の「自分に真面目に生きている必死さ」を知ってもらえたらええなと思うんです。例えば「俺は芸人やから、破天荒に」ということが、真面目な考え方なんですよ。「芸人をしてるモンが、なんで夜に家にいてるねん。これはアカンやろ」と真面目に捉えた者が、夜の町をウロウロするんやね。

 

―そして、いろいろな珍事を(笑)。

 

そう、それが芸人らしき姿というね。常識と非常識があるけど、実は非常識はないねん。常識しかない。おかしなことする人間も実は真面目に考えて常識の範囲でやってるねんけど、世間から見たらそれが非常識に見えて、「常識とはこうや」と言うから非常識になる。それがあるから、芸人が生まれるんですよ。お客さんはお金を払って、それを見ながら喜んでくれてはるわけやねん。芸人が非常識であればあるほど、見てみたいと思ってもらえる。我々としては常識でやっているけど、それをお客さんが「やっぱり私たちとは違うは、おもしろい!」と感じてもらえるのが一番やね。そういうところを「軽口楽屋ばなし」で、先人のバカさ加減、アホさ加減を聞いてもらって、笑ってもらって「やっぱり違うな」と思ってもらえたら、お金を出していただいて並んでいただく価値があると思っています。

 

―なるほど。では、落語のことも聞かせてください。

 

今年は「千両みかん」、「猫の忠信」、どちらも上方落語です。「千両みかん」は大阪の船場で、皆さんもよく知っている場所ですし、「猫の忠信」は当時の大阪の庶民の生活ですね。ですから、おもしろいと思いますよ。

 

―今回は2つとも古典落語なんですね。

 

別に、新作、古典とこだわってないんですよ。落語を、つい新作とか創作とか古典とか分けたがるけれど、そうじゃないと思うんです。落語は「おとしばなし」であって、笑いを誘うようなもの。笑いやから、こうと決めつけるものじゃないと思うねん。決めごとじゃなくて「おもしろい、こっけいな話が聞ける」ということですね。

 

―そして中川家さんの漫才も楽しみです。

 

中川家の漫才で、お客さんの空気を変えてもらえたらええなぁと思ってね。前回はかまいたちで若手やったけど、やっぱり中堅も素晴らしいなぁと思っていますから。漫才をやる側にとっても、普段と空気が違うからいいと思いますよ。靴を脱ぐし。漫才師は意外と靴を脱ぐと喋りにくいらしいね。慣れてへんから。それに所作台がありますから、ドタドタ鳴りますし。漫才中に「ええかげんにせえ!」ってツッコむときにドンと台を叩いたら、ドーンと音が出るから余計に迫力が出るやろうね。反対に、喋ってるときに変に動いたら音を出さなくてもいいときにまでドタバタと音が鳴るから、気になるかもしれん。それもまた、ひとつの経験になると思いますよ。

 

―もりだくさんの内容ですが、見に来られる皆さんにメッセージをお願いします!

 

「これがいいから見る!」じゃなくて、こういうものを見る時間を持つのもいいよという。「この時間においしいもん食べられたのに八方を見たばっかりに」というのも、終わったあとにおいしいものを食べるための準備みたいなもんで(笑)。7時15分開演ですから、できたら食事の前に来ていただいたほうがいいかな。終わった後に「おいしいもん食べに行けばよかった」と思うのか、それとも「いやぁ~、なんか満腹、満足やわ。でもお腹空いたな、何か食べようか」と思うのか、そういう基準にしていただくのもいいし(笑)。またはNGKにお越しになって、あのフランス製の広い座席の真ん中あたりに座ったら、トイレに行きにくいという発見をしてもらえるだけでも「トイレ行きにくいわ、次から隅っこにしよ」というのでも(笑)。夜は夜で雰囲気が変わりますし、大阪のなんばの花月に来る機会としていただけたらと思います。ぜひともよろしくお願いします。

 

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『月亭八方落語誘笑会パート3』

 

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日時:10月26日(土)18:45開場 19:15開演

会場:なんばグランド花月

出演:月亭八方/月亭八光/中川家

料金:前売3000円、当日3500円(全席指定)


チケットよしもと:http://ticket.yoshimoto.co.jp

【YNN動画】月亭八方はこちら⇒http://ynn.jp/u/666/


【月亭八方】

2013年9月27日 (金)

「ちょっと大人な僕らを見てください」20周年記念の単独ライブ『20歳』をシンクタンクが語る!

今年、20周年を迎えたシンクタンクが、満を持しての記念ライブ『20歳』を開催! 会場は、「僕たちを育ててくれた」というホームグラウンド、なんばグランド花月。内容やゲスト、そしてライブに向けての熱い思いなど、あれこれじっくり聞いてみました。

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——20周年おめでとうございます! 今年はおふたりにとって“節目”の年とも言えそうですが…。

近江のこかじろう(以下、こかじろう) いや、意識はしてなかったですね。

タンク 気付いたら20年でした。15周年ぐらいのときは思ったんですけど、何故か20周年のことは…。

こかじろう 特にないんちゃう?

タンク 「あ、20年やってこれたんか」という感じでしたね。長いとかも、全く感じなかった。ただ年月が経っただけの話で。

こかじろう 20年、この世界で同じコンビで続けてこれたことが奇跡みたいなもの。最初の頃はあれだけいた漫才師が、やめたり解散したりして、今も残っているのはわずか数えるほどやし…その中でよう残ってるなといのはありますね。

——20年間、続けてこられた一番の秘訣は何だと思われますか?

こかじろう ええ会社やったからちゃう?(笑)

タンク (笑)まあそれもあるでしょうし。ホンマに20年間、いろんな人にかわいがってもらってきたと思うんですよ。すごく恵まれてたと思いますし、すごくいい環境の中で育ててもらった。決してこの20年を、僕らだけでやってきたなんて思ってないですし、皆さんに助けていただいてやってこれたと思います。

こかじろう そうやな。

タンク それと、今までの人生の中でこれだけ一緒にいた人間って、相方しかいないですよね。20年間、ついつい道から逸れてしまいがちな僕を、ちゃんと軌道修正してくれた。船で言うたら、舵を取ってくれてたんでしょうね。目の前で言うのもすごく気持ち悪いんですけど(笑)、ほんまに感謝してます。だから20年、こうやって無事…でもないですけど、のらりくらりながらでもやってこれたんかな、と。

こかじろう いやいや、僕なんか。

タンク 今日はこのまま、謙遜し合って終わると思います(笑)。

——(笑)。このおふたりだからこその20年だった、と。

こかじろう あとね、たぶんふたりとも、殻を破れないんじゃなくて、破らなかったんやと思う。「客入らんでもええねん、やりたいことやんねん!」って誰かとケンカすることもなく、「僕ら、これぐらいやれますから」という20年。だから今回、なんばグランド花月でイベントをやることすら僕らには挑戦というか…。

タンク 20年目にして初めてちゃいますか? こうやって自分らから「やろう!」ってなったのは。

こかじろう 周りの方からは「すごいな」「やんのんかいな」と言っていただくんですが、裏を返せば「大丈夫かいな」と思ってはるはず。

タンク そして、僕らもその裏を返せば、10年目でもなんばグランド花月でやろうと思えばできたんですけど、やらなかったんや、と。自分らで自分らの位置が、よくわかってたんかな。

こかじろう そういうことでしょ。

タンク 「今はこのポジションやな」とか、「今、何をするべきか」とか、いつもコンビで話し合ってましたから。お互いおさぼりさんのくせに、そういうことはやる(笑)。もし、「毎日会って稽古するぞ!」「ネタ書いてこい!」とワーワー攻めてくる相方やったら、続かなかったと思うし。やっぱりお互いがお互いをわかって、今日までやってきた。相方は、嫁よりも僕の性格わかってくれてるんちゃいますかね。

こかじろう 知らん知らん(笑)。

——これぞコンビ愛!ですね。

こかじろう そしてやっぱり、続けてこれたのは仕事があったからですよね。漫才をやった時に、お客さんがワーッと笑ってくれる。いつも70点から80点は取れてると思ってますけど、年に1、2回は100点の時があってね。そうすると、もう何もなかったかのように次また頑張れるわけです。そう、何もかもが帳消しになってしまう漫才の魅力というのがある。だからやめられないなあ、と。で、漫才をやめられないなら、このコンビでやっていくのが一番やろうというね。

タンク 皆さんががよく、「ちょっとひと味違った…」とか、「20年経ったから角度を変えて」とか言うじゃないですか。でも、20年やってきて、そんな急にひと味もふた味も変えられるもんじゃないということは、自分たちが一番よくわかってるんですよ。でも、なんばグランド花月でイベントをやるっていうことは、僕らが20年やってきたことを見せたいんです、やっぱり。もちろん新しいことにも挑戦したいし、まだまだ40代前半でバリバリ動く時ですけど、今回は、皆さんに感謝の気持ちだけを全面的にお見せしたい。

——20年目のお披露目会ですね。

タンク まさに成人式ですよね、ポスターの通り。

こかじろう 漫才があってよかった、なんばグランド花月があってよかったという気持ちをね。

タンク 僕たちは、ほんまになんばグランド花月で育ててもらったようなもの。テレビっ子でもラジオっ子でもなかったし、僕らは劇場と営業、生の舞台で叩き上げられてやってきた人間なんで。やっぱりこのライブでは、100点のものは無理でも、20年やってきたそのままのものを見せたい。そして、この20年間、我々を支えてくださった方とか、いろんなことで導いてくれた方とかに出ていただいて、盛り上げていただけたらと思ってます。

——具体的なライブの内容は、もう固まっているんですか?

タンク もちろん漫才と、あとは今、劇場でやらせていただいてる坂田(利夫)師匠とのコントも。

こかじろう 最近、漫才の番組に出てないこともあって、「シンクタンクってまだやってたん?」とか言われることがあるんですよ。だから、来ていただくお客さんには「20年やってました」「これからまだまだやります」というのを見ていただきたいもんね。

——先ほどもおっしゃっていた、「20年やってきたこと」を見てもらうという。

タンク 背伸びをせず、今、確実に手に取れるものを出さないと、逆にお客さんに失礼。2500円払って来ていただくわけですからね。舞台の上もそうですけど、来てくださるお客さんも、我々が20年間お世話になった人だと思うんですよ。

こかじろう そんな人も、僕らの20年をすべては知らんから、それをお見せできれば。

タンク 確実に手が届くものを見せれば、必ずお客さんは喜んで帰ってくれるから。やっぱり、ひとりでも多くの方に笑っていただいて、楽しんで帰っていただかないとね。

——“豪華ゲスト”も気になるところです。

こかじろう 師匠である里見まさと、そしてコントでお世話になっている坂田師匠は決まりですね。

タンク 言い出したら、端から端まで出てもらわなアカンというぐらい、お世話になっている方ばかりなんですが(笑)…今のところ、このおふたりは必ず。でも、基本は僕ら漫才師なんで、自分たちがマイクの前に立つということを前提でやらせていただきます。

——まさと師匠から、何かライブに向けてお言葉はありましたか?

こかじろう 「オレはええけど、坂田さんは呼んだんかいな?」って言うてました。

タンク 自分より、ほかのお世話になった方をちゃんと呼んでいるかが気になったみたいですね。これぞ里見まさと、というお返事が返ってきました。でも、とにかく一番感謝している方ですから。「弟子っ子なんて古いなあ」って言われることもあったけど、そうでない人たちにはわからないものを僕らは体験してきたし、「自分の親にもしてもらったことないで」ということをやってもらってきたし。

こかじろう 自分も、自分の親にしたことないようなことを、師匠にはしてきたしな。

タンク 未だに怒られるし(笑)。

こかじろう 恩返しって、こういうことでしかできないわけですから。この先30年、40年と続けてこの世界で生きていけることが恩返しやなと思ってます。集大成を見せないと!

——ちなみに、20年を振り返るトークみたいなものは?

タンク 20年振り返ったって、僕らはホンマにほわっとした話しかできないんでね…あそこの営業先のあれ、おいしかったよな、とか(笑)。つかみ合いのケンカしたのも1回だけ。激動の20年なんてないんですよ。それに、過去よりもこれからを向いてやりたいイベントなんで。

こかじろう 漫才で見ていただけたら、それが一番いいと思う。昔のネタもやると思いますしね。

タンク 20年といっても、特別肩に力いれてやるわけじゃないんで、20歳の子がタバコくわえてお酒を持ってるみたいな(笑)…ちょっと大人な僕らを、まったりと見ていただけたらいいと思います。

——最後に、次の30年、40年に向けての目標も聞かせてください。

タンク たぶん解散はないと思うし…僕、19歳のときに結婚して離婚してるんですよね。よく「お前はバツ2やんけ!」とか言われるんですが、「コンビはサラじゃ!」っていう。そうですね、コンビでは金婚式まで…。

こかじろう ええっ!? 50年? 69歳?(笑)

タンク まあ次の30年、40年は、周りから「30周年イベントしなはれや」って言われるようになっとけたらいいなと思いますよね。自分たちから言い出すんじゃなくて、「ええー? しゃーないな、やろうか?」って言いたいです(笑)。




シンクタンク単独ライブ「20歳」

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日時:10月6日(日)18:40開場 19:00開演

会場:なんばグランド花月

出演:シンクタンク/豪華ゲストあり

料金:2500円(全席指定)

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

【YNN動画】シンクタンクはこちら⇒http://ynn.jp/u/149/

【シンクタンク】

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2013年9月25日 (水)

『ゴエ話〜GOE-bana〜』で冠トークライブに初挑戦!浅越ゴエを直撃インタビュー

ザ・プラン9のメンバーとして、そして『R-1ぐらんぷり』二代目王者に輝いたピン芸人としても活躍する浅越ゴエが、祇園花月を舞台にたったひとりのトークライブを敢行。しかも、ゲストはザ・プラン9のリーダーであるお〜い!久馬。果たしてどんな内容になるのか、さっそく話を聞いてみました!

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——今回が初めての開催となる『ゴエ話〜GOE-bana〜』ですが、やろうと思われたきっかけは何だったんでしょうか。

実は、このイベントで結婚を発表する公開記者会見をしようと思ったのが始まりなんです。そのために、やったことのないひとりでのトークライブを企画した。でも、ご存じのように、その前に世間に知れてしまいまして……なので、結婚の話もなんだかんだとインタビューなり番組なりで言ってしまい、もう残っているものがありません(笑)。ならばもうスッキリと、『ゴエ話』という新たなライブを、リラックスして立ち上げる気持ちでやってみよう、と。

——そんな発端だったんですね! では、改めて新生『ゴエ話』はどんなライブになるんでしょうか。

僕がホスト役を務めて、途中からはゲストをお呼びする形になります。ゲストは(お〜い!)久馬さんなんですが、実はふたりでトークなんてこと全くしたことがないので、普通にワクワクというか、楽しみなんですよね。だって、久馬さんがいなかったら僕、今ここにいないですから。そんな方と、そういえば10年以上、2001年の結成から考えると12年ですか、1回もふたりで何もやったことないな、と。コントやお芝居はやりますけど、ふたりで素の部分でしゃべるという舞台は初めてなんですよ。

——ちょっと照れたりもしそうですね。

それはもう、照れます。でも、久馬さんは、どんなお題に対しても、どんな設定でも、勝手にボケるでしょ。いい話をしなきゃいけない場面でも絶対にボケてくるので、そこは僕がぜんぶ拾いきってやると燃えています。あと、久馬さんに何かやらせてやろうかとも思ってるんですけどね。僕から何か指令を出して、「なんでオレがこんなことやらなアカンねん」みたいなことをさせて、辱めを受けさせたいです。でもね、やっぱり安心感はあって、「この人と今から1時間2時間何かやるのか…どうしよう?」ということはありません。無茶なボケもするんでしょうけど、それはそれで「もぉ〜!」みたいな、恋人気分でやりたいと(笑)。

——トークでは、この機会に聞いてみたいと考えていることもあるのでは?

やるかどうかわからないですが、僕への成績通知表を作ってもらいたい。(ザ・プラン9に入らないかと)わざわざ声かけてもらって、僕が2回も断ったのにまだ誘ってくれて。そんな久馬さんは、今、僕のことをどんなふうに思ってるのかな、と。「よかったな」という部分もあるだろうし、「予想外やわ」ということもきっと…そういうのを聞いてみたいですね。(成績が)いいことを願ってますけどね〜。

——この日しか聞けない、おふたりの話がいろいろ飛び出しそうです。

どういう方向に行くか全くわかりませんからね…最後は泣いて終わってるかもしれませんよ、感動で(笑)。僕も久馬さんもトーンが低いほうなんで、いざ「しゃべれ!」ってならないとしゃべらないと思うんですよね。だからこそ「そうやったん?」みたいなことが、10年間一緒にいてもまだまだあるんじゃないでしょうか。よりお互いが好きになれるようになって終われたらいいですね。

——では、ゴエさんが今回のライブで一番見てほしい、聞いてほしいところは?

何でしょうね…トークライブとは言いましたけど、トークしない部分が多いかもしれないし(笑)。今までなんだかんだで出すことがなかった小ネタみたいなものを、ブワッと出してみたいなという気はしています。品質は同じですけど、切れ端なので商品にならなかったんです、でも味は一緒ですよというのをね、固めて吐き出してみたい。そのあたりも楽しみにしてもらいたいかな。

——今のところは1回きりのイベントとのことですが、もし好評で続くとなったら、次回以降にやってみたいことはありますか?

会場を劇場にこだわらず、どこか歩きながらしゃべるっていうの、やってみたいですねえ。お客さんと一緒に散策トークライブ…そう、ハイキングトークライブですね。あってもいいんじゃないかなあ。これから京都の観光名所もいい時期を迎えますから。

——それはまた斬新なスタイル!


僕、ニュースのネタもよくやってるので、ニュースの現場を行くとか。暗い事件はいけませんけど、最近多い、アルバイトの人がね、何かやってしまったお店とか(笑)。で、そこで僕がニュースを読むみたいなのはどうでしょう。

——呼んでみたいゲストは? きっと、久馬さんのほかにもいらっしゃいますよね。


アナウンサーさんとか呼んでみたいな。局アナの方を4局からおひとりずつお呼びして、うちはこう、うちはこうっていろいろ語り合ってもらう。僕、ちゃんとしたアナウンス技術を全く習ってないので、どんな訓練をしているのかも知りたいんですよ。あ、実況バトルもやってみたい!

——ぜひ見てみたいです! では最後に、まずは今回の『ゴエ話』に来られる皆さんに、ひとことメッセージをお願いします。

ひとりでの冠トークライブは初めてということで、“初物”というのは本当に一度きりしかありません。それをぜひ、その目で見届けてほしい! 親のような、というか「甥っ子が頑張ってるな」みたいな気持ちで(笑)楽しんでいただいて。後は、より久馬さんを好きになってもらえるように頑張りたい。僕は「久馬さんをメディアに出す会」会長を自称していますので、久馬さんの魅力も、もちろん僕の魅力も忘れずお伝えできるライブにします。来てくださいね!

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「ゴエ話〜GOE-bana〜」

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日時:9月29日(日)18:30開場 19:00開演

会場:よしもと祇園花月 出演:浅越ゴエ(ザ・プラン9)/ゲスト:お〜い!久馬(ザ・プラン9)

料金:前売1500円 当日2000円


チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/



【YNN動画】ザ・プラン9はこちら⇒http://ynn.jp/u/84/

【浅越ゴエ】【ザ・プラン9】

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2013年9月23日 (月)

5upよしもとのガールズパワーが炸裂!尼神インターが明かす『女芸人大祭り』の見どころとは!?

先日のバトルで「煌〜kirameki〜Member」入りを果たし注目度急上昇の尼神インターが、5upよしもとの女芸人が集結する月イチイベント『女芸人大祭り』を熱烈PR! 見どころはもちろん今後の新展開についてもたっぷり語ってもらいました。

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——9月の開催で5回目になる『女芸人大祭り』、まずはどういう内容のイベントなのか教えてください。

誠子 毎回、ネタもコーナーも、結構たっぷりお見せしています。各々がアピールできるもの、みんなで協力して見せるものなど、いろんなタイプのコーナーと、あとは自己紹介がてらにそれぞれがネタを。5upよしもとって、今、かなり女芸人が多くなってるんですよ。

渚 はい、山ほどいます。

誠子 私たちも知らないような、初めて会う後輩もいっぱいいて。しかも今は女芸人といえど、結構かわいいんですよ!

渚 「なんで芸人になったんやろ?」っていう感じ。私たちの(NSC大阪)30期は、ブスにプラスもう一個乗っかってるというか、パンチ効いてるというか…デブとか背が高いとかちょっと古いとか。でも、後輩たちはホンマにかわいらしいちっちゃい女の子や、エロい感じのフェロモン全開タイプとかがいるんです。

誠子 だからこのイベントの日は、男性のお客さんが若干増えるんですよ。今までの5upでは見られなかった客層になってます。

渚 (応援している女芸人の)Tシャツとかうちわとか身に着けてる人もいたな。

誠子 アイドルみたいでしょ。劇場の雰囲気がガラッと変わります。

——今回はMCがジャルジャルさん、そして別途ゲストも来られるんですよね。

渚 そのゲストがまた豪華なんですよ。これまでもフルーツポンチさん、浅越ゴエさん、(ハイキングウォーキング)Q太郎さん…毎回、すごいよな。

誠子 (吉本新喜劇)すっちーさんと松浦真也さん、(椿)鬼奴さんも。毎回、ゲストの方をフィーチャーしたコーナーもやりますよ。例えばすっちーさんと松浦さんには、私たちが歌ネタをやって審査してもらうとか。鬼奴さんには恋愛相談をさせていただいたし、ゴエさんのときは「ゴエさんとしてみたい恋愛シチュエーション」とか。ゲストの方にとっては迷惑な話なんですけど(笑)。

——おふたりが考えるこのイベントの一番の魅力は?

誠子 やっぱり男性とは違う部分、女芸人だからできるコーナーだったりガールズトークだったり…をやってるところかな。女芸人は、基本的にみんな仲いいので、連携プレーもできますし。あとは、男性目線で言うとうれしいライブかな、と(笑)。いろんなタイプの女の子を見られますから。

渚 さっき言ったようなかわいい子のほかに、ブリッコみたいな感じの子がいたり、めっちゃ胸でかいのにヒゲ生えてる子がいたり。

誠子 花鳥風月の緒形さんですね。朝剃ってもすぐ生えてくるから、今度、大学病院に行って調べてもらうって言ってました。

——仲がいいということですが、ということは普段からみんなで食事に行ったり?

誠子 5upは男性ばっかりなんで、自然と集まってしまうんですよ。おしゃれカフェにはよく行きます。パンケーキ食べに行ったりとか。


——めっちゃ女子ですね。

誠子 男性芸人とももちろん行きますが、同じぐらいの頻度で女子とも行きますね。男性に比べて、先輩後輩の分け隔てなく遊んでるかな。女芸人で集まって、バレーボールもやってます。監督は、ななまがりの初瀬さん。

渚 バレー以外でも、初瀬さんは自分の仲いい女芸人を呼んでご飯に行ってますよ。

誠子 初瀬さんは女芸人が大好きで、男性芸人より女芸人といた方が落ち着くんですって。すごく気持ち悪い人なんです(笑)。

渚 やさしそうな人がいい、みたいな。

誠子 しかも、初瀬さんは女芸人にかわいいランキングをつけてるんですよ。私たちはセクハラやからやめてくださいって言ってるんですけど、先輩やからええやろって。5upでは有名な話です。

——初瀬さんの存在がちょっとひっかかりますが(笑)、たくさんいる女芸人さんの中でリーダー的な存在、逆にマスコット的だなという人は誰ですか?

渚 リーダーはカーニバルの茜やと思います。女芸人が集まったら、ついワチャワチャうるさくしてしまうんですが、そういう時にきちんと叱ってくれるのが茜。イヤなこともちゃんと言ってくれる。

誠子 よくいるうるさい先輩みたいな。

渚 それプラス、オカンやな。

誠子 マスコットは東京ロマンポルノの清水みかちゃんかな。女の子やのに大仁田厚さんにそっくりなんです。デブやしブスやし、ちょっとハゲてて、しかも性格も悪いんですよ(笑)。

——最後のひとつが気になります(笑)。

誠子 しかも頑固でブスーッとしてる。でもキャラクター的には、何故かかわいい感じなんです。

渚 何がすごいって、24歳やのに痛風になったんですよ。

誠子 ずっと不幸なんですよね…ほんとにかわいそうで。道ですれ違っただけのオッサンに「ブスこら!」って因縁つけられたり。

渚 実家が家建てたら欠陥住宅やったとか。私、一度だけ行かせていただいたんですけど、階段とか新築やのに既に斜めで、扉も閉まらない(笑)。

誠子 ステージでも不幸がにじみ出てますから。ほんとに幸せになってほしいとみんなが願ってます。

——イベントの注目芸人さんのひとりですね! そして月イチイベントとして続けていく中で、「いつかこんなことをやってみたい!」という野望についても聞かせてください。

誠子 お相手探しみたいなことをやってみたいですね。男性を募集して、アピールタイムあり、告白タイムありの女芸人大お見合いパーティをぜひ!

渚 名前とか書かずに「○○のこういうところが嫌い」って書いた紙をボックスに入れて読んでいく。で、「マジで誰なん?」ってその場でケンカになってほしい。

——なって“ほしい”?(笑)

渚 ほんまにケンカになって、誰か泣く人出てきたりとかしたら面白いでしょ。

誠子 そこでもみかちゃんが嫌われてるんでしょうね…きっと。

渚 殴り合いとか一回やったらいいのにと思います。終わった後、またスッキリ付き合えるもん。女の人は誰でもあることやから共感してもらえるはず。裏で陰口を言うのはよくないから、そういう女のねちっこいところを笑いに換えるんです。

——実現した際は、ぜひともニュースセンターでリアルタイムレポートさせていただきたいです! では最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

誠子 女芸人っていろんなブスがいるんで、ぜひ生で見て、度肝を抜かれていただきたいと思います。

渚 以前、Tシャツを破り合うみたいなコーナーをやったとき、みかちゃんがシンクロック・吉田のTシャツを破ったんですが、力が強すぎてブラジャーまで見えてしまったという。

誠子 あったなあ…。

渚 だから、将来的にはおっぱいポロリもあるかもしれません。

誠子 ちょっと! お客さん減るからやめて(笑)。

渚 いつか、いや、近いうちにあるかもしれないので、男性はそれも期待して来てください!

誠子 確かに、予期せぬハプニングは多いですからね!



「女芸人大祭り」

日時:9月28日(土) 20:15開場 20:30開演

会場:5upよしもと

出演:MC:ジャルジャル/尼神インター、カーニバル、シンクロック・吉田、東京ロマンポルノ、ゆりやんレトリィバァ、人妻ニャンコ、もみちゃんズ ほか/ゲスト:未定

料金:前売1500円 当日1800円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

【YNN動画】尼神インターはこちら⇒http://ynn.jp/u/1025/

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【尼神インター】

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2013年9月20日 (金)

ルミネでの単独“初”となるクレオパトラが熱い思いを告白!!

10月6日(日)にルミネtheよしもとにてクレオパトラの単独公演「メルヘンパラソル夕日論」が開催。初となるルミネでの単独への意気込みや思い、ライブについて直撃インタビュー!!

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――単独は1年ぶりですよね。

長谷川 実質は1年ぶりなんですが、これまでやった単独をリメイクしたり僕らが脚本・演出を担当して若手と行っている劇団ムゲンダイ公演があったりと、単独のようなことをずっとやっているので久しぶりという感覚はあまりないですね。
桑原 隔月くらいには何かをやっているので(笑)。それよりも、今回はルミネで公演する!ってことのほうが大きいですね。


――2人にとってルミネとはどういう存在ですか?

長谷川 僕たちがデビューしたころに先輩方が舞台に立っているのを見ていたので、憧れの場所に近いですね。
桑原 まだ∞ホールがなかったため、当時の若手はネタができるゴングショーというコーナーにちょこっと出演していたんですよ。とはいっても舞台に立てるのは1分だけ。そんな風にしか立ったことがなかった舞台に自分たちの単独公演ができるなんて…。本当に感慨深いです。
長谷川 後輩によってはもっと広いところでやっているコンビもいるのですが、僕らは一歩一歩地道にやってきたコンビなんで(笑)。
桑原 実は僕たち、ルミネの通常公演も立っていないんですよ。それなのに単独をやるという。
長谷川 あまり見たことがないパターン。
桑原 若手ドリームですね。他のルミネに出たことがない後輩からしたら、こういうパターンもあるんだ!!と勇気づいたと思いますよ(笑)。
長谷川 これをきっかけに通常公演の出番が増えたらいいのになぁ~と思いますね。



――ルミネでの単独が決まったと聞いたときはいかがでした?

長谷川 実は…、聞いたというより自分たちで「やらしてください!!」って直談判したんですよ。
桑原 向こうからではなく自ら売り込んだという(笑)。僕ら的には今ならできるという気持ちがあったのですが、「まだ早いよ」って言われるかも…と思いつつもダメもとで電話して…。
長谷川 電話口で「ちょっと待ってください。折り返します」って言われたのでやっぱり無理かな?と思っていたら、10分後で「大丈夫です!!」という返事が返ってきて。そのスピードにも驚きましたね。
桑原 僕はちょうど犬の散歩をしていたんですが、相方から「OKだったよ」って電話がかかってきて…。ものすごい勢いで犬に「ルミネだぞ~!!!!」って話しかけていました。まぁ、犬は首をかしげていましたが(笑)。
長谷川 ファンには、昔の単独をリメイクした公演の最後にVTRを流して発表したんですよ。するとかなり盛り上がり、中には泣くお客さんもいて…。本当にうれしかったですね。

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――そんな今回の単独公演。内容はどのようなものですか?

長谷川 これまで通りコント中心になっています。
桑原 何の脈絡もないコントを続けるのではなく、一貫した世界観の中で繰り広げられるコントですね。
長谷川 タイトルにも少し出ているのですが、“雨の降らない世界”でつながっているネタです。僕は神保町花月のお芝居も書かせていただいたりしているのですが、その延長上というか…。最初に世界観を考えてその中に笑いがあるというスタイルですね。
桑原 まぁ世界観です(笑)。
長谷川 世界観とかは言わなくっていいから(笑)。実は、単独だけをしていてもお客さんがそう増えないと、これまで2人でやってきたネタを数人に振り分けてお芝居として生まれ変わらして神保町花月で公演していたんですよ。
桑原 一種の布教活動ですけど(笑)。僕たちの世界観を味わってもらおうと思って。
長谷川 で実際見てもらうと、他の芸人さん目当てで来ていたお客さんもネタの世界にどっぷりつかって楽しんでくれたりするんですよ。
桑原 ネタそのものを味わってくれるというか。
長谷川 今回もそのような、僕たちを知らない人も楽しめるストーリのあるネタに仕上げていますね。



――今回はゲストも登場するんですよね。

桑原 マジシャン大地さんに出ていただきます。って言っても知っているひとは少ないと思うのですが(笑)。静岡を中心に活躍している20代前半のプロマジシャンの方です。
長谷川 僕たちの地元・静岡での営業で知り合った方で。ルミネの舞台が広いので、大筋以外の感動もあった方がおもしろいんじゃないかと出演をお願いいたしました。ほかにもピアニストも入れようかと思ったのですが、お金が足りなくって(笑)。
桑原 ピアニストが生演奏をするなんてさすがにルミネの単独ライブでないんじゃないかな?と思って考えたんですけどね(笑)。ネタをやって間にVTRを挟んで…という定番の流れではないモノに挑戦したいな~と思って作っています。
長谷川 誰もがやったことがない!という意味ではポスターにも力を入れました。知り合いの画家のヒグチユウコさんにお願いして書いていただいて。僕が伝えたイメージでこんな素敵なものに仕上がるとは思いもよらなかったですね。
桑原 知り合いに書いてもらったというレベルでは全くないすごいものができて驚いています。
長谷川 相方はいつもはビジュアル的な話をしても分かっていないみたいで何も言ってこないんですが、今回だけはすぐに反応があって。そこにも驚きましたね(笑)。

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――ネタからポスターに至るまで、いま出せる力を出し切るという感じでしょうか?

長谷川 今の自分たちができる最大限のことをしようと思っています。
桑原 ポスターもそうですが、告知もTwitterで先輩や後輩が協力していただいていて…。そんなみんなの協力を経ての10月6日なので、絶対報いなきゃいけないなと強く感じていますね。関わってくださった人の数がすごいので、やるぞ!!っていう思いがこれまでとは全然違います。
長谷川 僕たちは12年目なのですが、今回の公演はある意味スタートラインのような感じがします。これまでは準備期間で、やっと色んな人に“クレオパトラの世界”を見てもらえる機会かと。
桑原 絶対ひとつの区切りになる意味のある公演になることは間違いないです。
長谷川 この公演が終わったら泣いちゃいそう…。そんな思いが詰まった公演なので、ぜひ見に来てもらいたいです!!



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クレオパトラ第八回単独公演『メルヘンパラソル夕日論』

会場 :ルミネtheよしもと
日時 :10月6日(日) 開場19:00/開演19:30
料金 :前売2500円/当日3000円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

●クレオパトラの動画はこちら:http://ynn.jp/u/868/

【クレオパトラ】

2013年9月18日 (水)

“神保町花月の申し子”ピクニックに『What will you bet Next?』への意気込みを直撃インタビュー!!

ピクニックが主演する舞台『What will you bet Next?』が9月25日(水)から神保町花月でスタート。本作は男6人のBLでもなくまったく切なくもないラブストーリー。“神保町花月の申し子”と呼ばれるピクニックが、見どころや意気込み、これまでに印象に残った公演について語ってくれました!!

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――『What will you bet Next?』は、芸人&舞台俳優のコラボが楽しめる芝居なんですよね。

このお話は男性6名の物語なんですよ。とはいってもまだ顔合わせしかできておらず、どんなストーリーになるかは僕自身も分からないんですが…(笑)。ただ、芸人は僕とグランジの五明(拓弥)くらいしか出ていないという、これまでのとはちょっと違った舞台になっていると思います。すでに脚本家&演出家さんとの個人面談があったりと、今までにやったことがないことだらけで驚きの毎日。ちなみに顔合わせではメインの6人がひとつのテーブルに集められて親睦会みたいなことをやりましたね。なんか好きな食べ物を発表したり、彼女がいるのか聞いたり…。まるでコンパみたいでした(笑)。


――芸人メインのお芝居とは勝手が違うことも多いのでしょうか?

まだ始まっていないから何とも言えませんが、どうも稽古時間が長いみたいなんですよ。神保町花月だと、1日5時間の練習を7日間というのが平均で、多くても1日5時間の練習を10日間くらい。ですが今回、演出家さんに「昼1時~夜10時までの練習を毎日する」と言われて…。劇団の役者さんたちにとってはそれが普通みたいなんですが、僕たちはただただ固まってしまいましたね。初対面だから文句は言えなかったですが、ボーとしてあまり話せなかった。だって9時間ですよ!! あと、「セリフを変えないでください」とも言われました。これまでのお芝居は、どうやってごまかすか、どう言い回しを変えていくかということをやってきたので、もう真逆(笑)。僕も五明もビビッています。ある意味、稽古の結果が問われる舞台になるような気がしてならないです。


――セリフ覚えはいい方なんですか?

いや全然。毎回覚えるのが大変で…。反復して頭に入れていく方法で、お風呂や電車の中、所構わずブツブツ言っています。電車の中でつい大きな声が出てしまって驚かれることもあったり(笑)。まぁ、本当に苦労しているんですよ。お芝居はやはり自分たちで書いたコントとは違って脚本家さんや演出家さんの意向があるものですから難しいところもありますね。でも、勉強だと思ってやっています。いずれコントなどに活かせれると思うので…。


――さすが“神保町花月の申し子”と呼ばれるだけありますね。

ハハハ。そう祭り上げられているだけですけどね。自分から出たい!!と言ったことはないので。ただ、せっかく出していただけるのなら、この流れに乗っちゃえ!!という気持ちもあります。そりゃ初めは、なんで芸人が芝居を?と疑問に思ったこともありますが、今ではポジティブですよ~。

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――『What will you bet Next?』が51本目の公演ということですが、印象に残っている公演はありますか?

う~ん。いい意味でも悪い意味でも斬新だったのが平成ノブシコブシさん主演の『御芝居』ですね。1時間半の公演だったのですが、50分間まさかの映像を流すという…。あまりの衝撃からお客さんから「金返せ!!」って言われたり(笑)。でも神保町花月って枠にとらわれない何でもありの劇場なんだな~と実感したね。あと、同じお芝居でもお客さんの感じ方によって全然違うんですよ。コントだと思う方もいれば、芝居ととらえてくださる方もいる。その幅の広さを楽しんでいただけたらありがたいですね。


――今後やってみたいことってあります?

脚本とか演出とかはできるとは思えないんで特にないですね。だって人間の役はたいていやってきていると思うんですよ。なんでこういう役をやってみたいというものもあまりなく…。カメとか木とかまったく動かないものでいい気もします。

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――ピクニックさんにとって神保町花月とはどういう場所ですか?

若手と触れ合える場所ですね。僕らの世代は、2010年に∞ホールを卒業して以降ルミネに出させていただいたりしているんですが、∞ホールにはほとんど行くことがなくなってしまったんですよ。で、今∞ホールに立っている若手たちはルミネに立つことはほとんどなく…。その2組が出会える場所が神保町花月なんです。10年目以上の方がいたり1年目の方がいたりと、芸歴なんて関係なく人が集まっていて…。いつもは接点がない人たちが7日間も一緒に稽古して仲良くなっていく姿は見ていて楽しいです。


――そんな劇場で今度は芸人と劇団員さんが出会うのですね。

芸人と役者さんがガッツリとお芝居をするというなかなか今までにない試みなので、いつもの神保町花月とはまたちょっと違うお芝居を見られると思います。練習もかなりあるので、間違いなくいい舞台になっているはずです。楽しみにしていただけたらありがたいですね。


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『What will you bet Next?』
会場 :神保町花月
日時 :9月25日(水)~30日(月)
25日(水)~27日(金)、30日(月)開場18:30/開演19:00
28日(土)開場15:30/開演16:00
29日(日)開場12:30/開演13:00 開場15:30/開演16:00
料金 :前売2000円/当日2300円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●ピクニックの動画はこちら:http://ynn.jp/u/919/


【ピクニック】

 

2013年9月16日 (月)

月イチイベント『月刊エリートヤンキー』についてエリートヤンキーに直撃インタビュー!!

毎月行われているエリートヤンキーの月イチイベント『月刊エリートヤンキー』が9月24日(火)にヨシモト∞ホールにて開催。イベントのこと、イベントからみえてきた相方のこと、公演の魅力や意気込みを教えてもらいました!!

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――『月刊エリートヤンキー』は毎月1回開催しているんですよね?

橘 もう4~5年くらい経つのかな?

西島 40回はオーバーしているので、結構長いですよ。トークライブは毎月やっといた方がいいかな?と思っているんで変わらずやっていますね。

橘 場所も転々としましたが…。

西島 元々、∞ホールでやっていて、神保町花月に移動して、今また∞ホールに戻ってきたという感じです。場所は変わっても毎月行っている、オレたちといえば…みたいなイベントです。


――どのような内容なのですか?

西島 事前にお客さんに身の回りのニュースや気になることを書いてもらって、それについてトークするという形です。いたってシンプルですね。

橘 その場で初めて読むので、何が書かれているか分からないんですよ。そのため、質問に対して悩んだり困ったり悩んだり…(笑)。

西島 いただいたものはすべて目を通すようにしていますね。広がりがないものは、「へぇ~、がんばってください」程度の返しになることもありますが(笑)。でも必ず読むので、見ている方とオレたちと接点を持つ場所になっていると思います。まぁ、すべてその場にならないと分からないことがたくさんあるので、生だから味わえる楽しさを感じ取ってもらえるとうれしいですね。


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――現在は、YNNで配信もしているんですよね。

西島 そうなんですよ。∞ホールに戻ってきたときに配信があるって知ったのですが、つい「大丈夫ですか?」って聞いちゃいました。

橘 言っちゃいけないことを言う可能性もあるからね。

西島 お客さんの書いたものに対して答えるのが基本なんで、答えにくいニュースもあるんですよ。内容も内容だったり、表現の難しさだったり…。でも、「切るんで大丈夫です~」って言われて。

橘 生配信ではないですから。

西島 だから今はまったく気にせずやっています。でも、切れていない生の声を聞きたいのでしたら、劇場に来ていただきたいですね。

橘 そういえば、オーストラリアからファンレターが届いたことがあって…。なんでオレたちのことを知っているんだ?って思ったら、この配信なんですよ。その時は驚きましたね。あと、韓国からお客さんが劇場に見に来てくれたり…。それもこれもこの配信きっかけみたいで。全世界からアクセスできるんで、色んな人が見ているんだと実感しました。


――お客さんはアンケートにどのようなことを書かれるんですか?

橘 そのときに気になったことやニュースがメインです。何気ない話ばかり。

西島 「バイトがうまくいきません」とか。それに対して「始めたばかりならしょーがないんじゃない?」みたいな話をしたり…。たまに「ピアスをいっぱい開けているんですけど、見た目で判断されてしまいます」みたいな質問があると、「そりゃ、見た目で判断するよ。オレも怖いもん」って答えたり…。普通に感想を言ったり、提案したり…。ときにはバッサリと突き放したりもしますね。

橘 あと、年上のお兄さんとしてマジメに返したりもしますね。

西島 相談相手みたいになっているところもあります。あまり深く考えすぎずにその場の雰囲気で思っていることを返して。ちょっとラジオに近いのかもしれません。


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――印象的なお客さんっていましたか?

橘 普通の女の子が結婚してお嫁さんになっていきました。アンケートで初めのころは「今付き合っている人がいて…」みたいな話をしていたのに、回を重ねるごとにステップアップしていき、最終的には「結婚しました!!」みたいな感じになって。

西島 何回も来てもらっている人だったのでその過程が見えました。

橘 そういう人生の一大イベントの間に立ち会えたのちょっとうれしかったです。貴重なものですからね。なかなかそういう体験はできませんよ!!

西島 彼女のようにリピーターの方も結構いらっしゃいますね。神保町行ったり色々したのに…。本当にありがたいです。


――このイベントだから発見する相方のことってありますか?

西島 う~ん…。

橘 ないのかな? オレは思ったよりも多くのアイドルイベントに行ってるなって思ったね。

西島 そうね~。色んな方に連れて行ってもらったりしてるかも。あんまり自分からは行かないんだけどね…。こういう何気ない話は普通ではすることがないので、舞台で知ることは多いかも知れないですね。オフの過ごし方なんて、普通は話しませんから(笑)。なんで、初めて聞くことが多くお客さんと一緒に驚いたりもしています。そういう感覚を一緒に楽しんでいただきたいです。

橘 お客さんの今思っていることも知れますが、オレたちが思っていることも知れる舞台ですから。今後は、ちょっと年上のお客さんが考えていることを知ってみたいですね。



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『月刊エリートヤンキー』

 

会場 :ヨシモト∞ホール

日時 :9月24日(火) 開場21:15/開演21:30

料金 :指定/立見1200円

 

 

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

 

 

●エリートヤンキーの動画はこちら:http://ynn.jp/u/425/

 

 

【エリートヤンキー】