最新ニュースインタビューライブレポート

インタビュー

2018年10月 2日 (火)

劇団はらぺこペンギン!「古書パラレル浪漫譚」で神保町花月に初登場! 作・演出の白坂英晃と、キャスト・ヒラノショウダイにインタビュー!

 神保町花月で行われた数々の舞台の作・演出を務めてきた白坂英晃が主宰する劇団・はらぺこペンギン! の第25回公演「古書パラレル浪漫譚」が10月17日~21日まで行われます。一冊の古書と、それに関わる人々の、とてもロマンティックな物語が繰り広げられる本舞台。劇団・はらぺこペンギン! が神保町花月の舞台を踏むのは意外にも今回が初のこととなります。そして神保町からは「ラケット」や「ReLOVE」など舞台において鋭く熱い演技で頭角を現しているヒラノショウダイが参加。ということで、稽古真っ最中の白坂とヒラノを直撃! 同公演の見どころについて語ってもらいました。

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――今回の作品はどのようになりそうですか?

白坂:一冊の古本がキーになって、いろいろな人間関係がつながっていく話なんですが...。簡単に言うと、今いるこの世界は、本当に正しい現実なのか、というところも含めて、本の中に書かれている世界と、今の世界とのかかわりを紐解いていく話になるのかなと思います。

――ファンタジー作品となるわけですか?

白坂:そうですね。設定は一応、現代の日本を舞台にしたお話になっているんですが、かなりSFだったりファンタジーだったりという要素が入ってくると思います。

――やはり神保町は古本の街ということで、意識するところはありますか?

白坂:そうですね。僕も11年、ここでお芝居を作らせていただいているんですが、神保町花月でうちのはらぺこペンギン! という劇団が本公演をするのは、今までにない形だったので。初めての試みをするときに、何を題材にしたらいいのかなと思ったんですけど。ここは一回、原点に返って。神保町という街なんだから、古本の話にしたいなと思ったんです。今までやってなかった試みをやるということで、僕らとしても楽しみですし、これで新しい扉が開いたらいいなと思ってますけどね。


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――ヒラノさんは劇団の方と一緒にやるのは初になるんですか?

ヒラノ:そうですね。僕自身、外部のお芝居に出させてもらうことはあったんですが、神保町花月でやるのに(吉本所属が)僕しかいないというのは不思議な感覚なんですが。でも白坂さん主宰の劇団だけあって、普段、芸人と稽古をしている感じと笑いの量は変わらないなと思って。全員笑いに貪欲なんですよ。

白坂:そうですね。僕の悪いクセなんですよ。そうなっちゃったのは僕のせいだと思います(笑)。

ヒラノ:何より白坂さんが一番笑いをとっていますからね(笑)。

白坂:普段、演出をやっていて。いつも芸人に怒っていたことを、ここで俺が一番やってしまうという(笑)。

ヒラノ:「絶対それ、本番じゃやらないでしょ」というほぼ悪ふざけみたいなこともやっていますからね。

白坂:僕も役者として出るんで、ちょっとプレッシャーです。何年間も芸人たちに演出をしてきたのに、いざ出てきたら...とならないように頑張らないと。

ヒラノ:白坂さんが講師を務めているNSC時代にめっちゃ厳しくされたとか、本公演の稽古でめっちゃ厳しくされた芸人たち全員に観に来てほしいですよ。客席からガツーンとプレッシャーを送り続けてもらったらと思います(笑)。

白坂:本当に震え上がりますよ。今から怖くてしょうがない(笑)。

――今回、ヒラノさんはどういった役を演じることになるのでしょうか?

白坂:これはどこまで言えるのか、というところではありますが。

ヒラノ:出てきた時に「ヒラノ、この役なんだ」と笑ってしまう可能性はあります。

白坂:僕とヒラノは、役柄的にはかなり関わりが深いんですよ、ということだけは言えます(笑)。でもヒラノと面と向かってセリフを交わすのは恥ずかしいので、あまりそういうシーンは作らないようにはしているんですけども、役柄上はリンクする役なので、そういう楽しみ方もあるかなと思います。


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――稽古の状況はどんな感じですか?

白坂:ゆっくりゆっくりと積み上げながら稽古をしているんで。神保町花月の本公演の時は、スケジュールが決まっていて。そのスケジュールの中で本番に向けて一気に仕上げていくという感じで。けっこう一回の稽古で、たくさんのことを決めていくことが多いんですが、逆に今回の公演は稽古期間が倍くらいあるんで。ああでもない、こうでもないということを積み上げながら、試行錯誤をしながらやっているという感じですね。

――ヒラノさんの手応えはいかがですか?

ヒラノ:僕は役柄的に言うと、何役かあるんですよ。メインの役はあるんですけど、そのほかに何役かやっていて。例えば2行しかセリフがない役であっても、その人がどういう気持ちなのかを考えるという。だから一個のアクセントくらいの感覚でいたとしても、その背景を求められるような現場なので。なんだか演劇しているなと思いますね(笑)。

白坂:どうしても本公演はどういうお笑いを作ろうか、ということを重視しがちですからね。

ヒラノ:先週くらいにセットの図面が出たんですが、神保町でこんな使い方があるんだというか。見たことないセットになっていました。

白坂:この劇場も11年やってきて。今まではある程度、この劇場の使い方というものが決まっていたところがあると思うんですが、せっかく外部から来て。劇場をどう使ってやりますかと言われたので、新しい角度で作れるんじゃないかなと思ったんです。そういったスタッフワークも観てもらいたいですね。

――どのようになるのか、ヒントをいただいてもいいですか?

白坂:そうですね。舞台が広くなるように作っています。だからもしかしたら、同じ劇場じゃないなと思うかもしれません。あとは小道具とか装置とか、たくさんのものがいろいろとあります。ですから、客席に入った瞬間にちょっと違う空間が広がるようにしてありますんで、神保町によく来られる方は、いつもと違うなと、驚かれるかもしれません。

――ヒラノさん的な見どころはいかがですか?

ヒラノ:やはり白坂さんを観てほしいですね(笑)。しばらく演者としてはやっていなかったんですが、去年のはらぺこペンギン! の15周年記念公演で復帰したんです。僕はその舞台を観ていたんですが、この人、役者をやった方がいいのになと思っていました。ははは(笑)。

白坂:やらせていただきます(笑)。

ヒラノ:たぶん神保町に来てくださるお客さんで、白坂さんの演出の回が好きだなとか。脚本の回が好きだなと思ってくださる方は、「ああ、もしかしてあの作品って、白坂さんだったらこうやって演じていたのかもしれないな」と感じながら観られると思います。「すごい人ですよ、この人は」というところをぜひ(笑)。

白坂:これはまずいな。この上げ方はまずいな(笑)

――だいぶハードルを上げられていますね。

ヒラノ:いや、でも本当に観てほしいんですよ。脚本・演出:白坂英晃を知っている人にこそ観てもらいたいんです!

白坂:......まぁ、僕は淡々と頑張るだけですよ(笑)。


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――では反対にヒラノさんのここを観てくれという部分があれば。

白坂:ヒラノくんはこれだけ神保町の本公演に出演していて。11周年の時も主演でしたし。神保町によく出ているような東京の若手芸人の中では、おそらく演技派と呼ばれている立ち位置の子だと思うんですが、そういう子が役者の集団に入って。一カ月半、稽古をした時に、どういう色が出るのかなというのが、僕は楽しみにしているところがあって。そこで「芸人ヒラノ」が出てくるのか、それとも「俳優ヒラノ」が出てくるのか。そこを知りたいなと思っていて。たぶん本番になれば、その答えが見えてくるんじゃないかなと思っているんです。

――今のお話は、ヒラノさん的にはどうですか?

ヒラノ:どっちでいたらいいんだろうと思って。芸人をそこまで出せる役かというと、そうでもないですし。

白坂:いやいや、ヒラノなら出せますよ。ここで出してきたら「こいつ芸人やな」と思いますし。でも今はまだ役者ヒラノなんですよね。だからどっちにいくのかは楽しみなんですけどね。

ヒラノ:どっちにもいきたいんですけどね、本当は。でもそれは欲張りなんですかね。

白坂:ヒラノは芸人に囲まれると、しっかり演技をしてやろうと。そういう分かりやすいスタンスをとるんですけど、ああいう俳優の中に入った時にどうなるのか。きっとそこから出てきたものは、彼がやりたいもののはずなので。期待しているんですけどね。

ヒラノ:それを言われたらやるしかないじゃないですか。

白坂:別にやらなくてもいいよ。しっかりきっちりやってくれたら「こいつ俳優だな」と思うだけだから(笑)。もちろんそれでもいいんだよ。この人俳優をやった方がいいな、という人なのか。原点であるお笑い芸人の面がバッと出てくるのか。それが楽しみですね。彼の今後がここで見えてくるんだと思います。

ヒラノ:怖いなぁ。聞かなかったことにしよう(笑)。

――最後にメッセージを

白坂:劇団も16年目ですし、神保町花月も11年。僕は最初の年から演出をやっていますんで、どっちも10数年以上続けてきたわけですが、今回はけっして交わることがなかったものが交わるという公演なので。どういう風なものになるんだろうなと、僕自身が一番仕上がりを楽しみにしていて。そしてお客さまにはどう感じてもらえるのかなと、楽しみにしているんですよ。だからお客さまも、その瞬間を楽しみにしてほしいなと思いますね。今までもいろんな劇団とのコラボ公演は神保町花月でもやっていると思うんですが、純粋に劇団の公演をここでやるのは、本当に初めてのことなんで。だからこそ普段、神保町を観ている方にもぜひ観に来てもらいたいです。

ヒラノ:この記事を見ていただくのは、吉本の芸人のファンの方が多いと思うんです。だからこそそういう方たちに観てもらいたいですね。僕が出てるから神保町に観に来てくださっている方もいますけど、僕が出ていない時に劇場に来てくださっている方にも観てもらいたいなと思っているんです。それで、いざ本番になったときに、そこに芸人ヒラノショウダイがいるのか、俳優ヒラノショウダイがいるのか。そこはぜひ楽しみにしておいてほしいなと思います。

白坂:話的にも面白い話になったんじゃないかと思います。

ヒラノ:面白いし、気持ちいいですよね。

白坂:最初は観ていても頭に「?」がともっていくお芝居だと思うんです。でもそれが最後の方になるとパパパッと晴れますんで。それをぜひ観てもらえたらと思っていますね。


はらぺこペンギン!第25回公演「古書パラレル浪漫譚」

【日程】
10月17日(水)20:00開演☆
10月18日(木)15:00開演☆/20:00開演
10月19日(金)20:00開演
10月20日(土)14:00開演/19:00開演
10月21日(日)14:00開演/18:00開演
【会場】
神保町花月

【チケット】
前売3500円 当日3700円
☆初日割引・平日昼割
前売3300円 当日3500円
【Yコード】999-070
▼「はらぺこペンギン!第25回公演 古書パラレル浪漫譚」詳細ページ
http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/kouen_schedule/pc/2018/10/25.php
▼神保町花月HP
http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/
▼チケットは【チケットよしもと】にて発売中!
http://yoshimoto.funity.jp/



2018年9月20日 (木)

シソンヌ・じろう「思いつくか思いつかないかは、写真次第だった」! 初の短編小説集『サムガールズ あの子が故郷に帰るとき』刊行記念インタビュー

シソンヌ・じろうが執筆した短編小説集『サムガールズ あの子が故郷に帰るとき』(ヨシモトブックス刊)が現在、好評発売中です!

本著は、じろうが写真家・志鎌康平さんが国内外で撮り下ろした女性たちのポートレートをもとに、出会ったこともない彼女たちのバックストーリーを妄想だけで描き出した自身初の短編小説集。元々、ローカル・ウェブマガジン『雛形』にて連載されていたものに加筆・修正をくわえ、さらに女優・西田尚美さんを主人公とした書き下ろし作もおさめられた1冊です。

今回、著者であるシソンヌ・じろうへインタビュー。軽い気持ちで引き受けたという連載から、短編小説を書き上げることで感じたこと、またコントとの違い、自身の描く女性たちについて語ってもらいました。
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――『雛形』での連載からスタートした本著ですが、ヨシモトブックスの編集担当に伺ったところ、じろうさんは最初、軽い気持ちで引き受けられたそうで。

「そうですね(笑)。基本、なんでも軽い気持ちで引き受けちゃうんですけど、元々書くのが好きで。でも、こういうものを書きたいっていう願望は一切ないので、依頼が来たらやろうという気持ちでいたんです。そんな中で、ヨシモトブックスの方がずっと面白いことを一緒にやりたい、僕に何か書いてほしいと長い間言ってくれてたので、何かしらでかたちにしたいと思っていて。この企画のアイデアをいただいたとき、あんまりやってる人がいなさそうなものでしたし、それなりにカロリーのある感じがするなと思って引き受けたんですけど......、想像以上にカロリーが高い作業でした」

――具体的に、どういうところでそう感じたんですか。

「毎月、女性の写真と名前、移住歴、年齢が送られてくるんですけど、写真次第でアイデアが出てこないことも......。思いつくか思いつかないかは、写真次第のところがあったんですよね。例えば、『ギターに出会って変わった私の人生』の人、『私のばあば、私はばあば』の人、『冬子と元・冬子』の人とかは服装や背景などでいろいろとアイデアが浮かびやすかった。あと、3000字で書いてほしいと言われてたんですけど、ネットに載せるものだから別に守らなくてもいいだろうと思って、連載当初は書けるだけ書いてたんです。けど、途中で長く書くことに疲れてしまって。だったら、制限の中でまとめたほうが書きやすいなと思い、後半は3000字でまとめるようにしていました」
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――読ませていただいて、最初は誰かの日記を読んでいるような感覚を持ったんです。けど、最後のほうは小説的な感じもあったので、書き進めるにつれて書くことへの意識が変わっていったのかなと感じました。

「最初はお笑いに寄せすぎてましたね。こういうボケをしたいから、そこにつなげるために流れをつくってる感覚があったんですけど、後半はそこまでボケてない。多少はボケてるんでしょうけど、前半に比べるとお笑いっぽさはなくなってきてるなと思います」

――意識してそうしたんですか? それとも、無意識に変わっていったんですか?

「わぁ、どっちだろう?......こういうふうに書こうとはあんまり考えてなくて、なんとなくそうなっていったんだと思います。僕、いろいろとよくわかってないんですよ。ヨシモトブックスの編集担当が連載中、『今回すごくいいです』とか感想を言ってくれてたんですけど、ほかの回と違う良さがどこにあるのかわからなかったんですよね(苦笑)。今、新聞社で働いている青森にいる同級生がめちゃくちゃサブカルが好きで。僕にお笑いを教えてくれたヤツなんですけど、そいつと昨日、電話で話したら『お前は小説とはどういうものかを知らないのが、逆にいいんだ』っていうことをすげぇ説明してくれたんです。本来の小説はこうなんだけど、お前の書き方はこうだとかいろいろと言われて、あぁ、そうなのかなと納得しました」

――元々、小説などの本はよく読まれるんですか?

「全然読まないんですよ。本当に本を読まない。......買うんですけどね。一昨年の直木賞を獲った『蜜蜂と遠雷』ってあるじゃないですか。あれも読んどくかと思って買ったんですけど、結局一文字も......ふはははは! 読書人になりたいっていう欲求は、学生時代からずっと持ってるんです。けど、読んでも途中でやめるし、がんばって読んでも結局なんにも憶えてないんで、このまま本を読みたいなぁと思いながら読まずに死んでいくんだろうなと思います。結局、パチンコとゲームしかやってないですから」

――(笑)でも、書くのはお好きなんですもんね?

「はい、好きです。だから、今回もやり甲斐はすごくありました。しんどいながらも、自分のちからになっているんだろうなっていうのは感じながら書いてましたね」

――先ほど、写真からダイレクトにインスピレーションを受けていたと話されてましたけど、アイデアが浮かんでからはどんなふうに話を広げていっていたんですか。

「どうだったなぁ? 書きながら思いついたことをどんどん書いていくので、こういう流れにしようと思って書いたものは1つもないんです。僕、ネタも書きながらその先を決めていくんです。だから、ドラマの脚本のお話をいただいてもプロットが書けなくて......。『卒業バカメンタリー』をやらせてもらったときはスタッフのみなさんが一緒にプロットをつくってくださって。全体を決めてたら書き始めるとこんなに楽なんだ!と驚きました。けど、それは1人だとできないんですよねぇ」

――どんな感じで書き出すんですか?

「適当に書いてから、あとで直します。読み直して書き直す作業がすごく多いから、容量が悪いですよね。ただ、中にはパーっと書けた人もいました。(西田)尚美さんとか(『ヨウコさんへ』)は1日で書き上げたんですけど、個人的に好きなお話です。あと、『ラッキー集め』を好きだっていう人、すげぇ多くて。地元の友達もこれがいちばんよかったって言ってましたね。この話にくじ屋さんが出てくるのは、僕の同級生の家がそうだったからなんです。僕の地元はくじの卸問屋さんが多くて、大晦日になると母親がそこででっかいくじを買ってきて子供たちに引かせる。そういうくじ文化があるところだったんですよ。でも、なんでこの人の話にくじを出したのかな?......あぁ、うしろの感じがくじ屋をやってるように見えたからだった気がしますね」

――個人的にも『ラッキー集め』はすごくいいお話だなと思いました。あと、読んでいて思ったのは、恋愛要素があんまりなかったなということなんですけど。

「あぁ、確かに! 恋愛要素はほとんどなかったですけど、そこも意識したわけではないですね」
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――じろうさんといえば、コント中の女装のイメージが強いですが、女性を描くことについて何かしら思うことはありますか。

「うーん、どう考えてるんだろう? その部分に関しても、じぶんがどういうつもりでいるのか、あんまりわかってないかもしれないです。ただ、いろんなことをやるより、1つのことを突き詰めてやるほうが好きだから、暴走気味の女の人が多く出てくるのかなとは思いますけど......」

――実際、川嶋佳子を始めとしたご自身がコントで演じるような女性、この本の中に出てくるような女性たちが近くにいたら?

「イヤですよ! 危ないじゃないですか!(笑)」

――え! 行動力があって、自分の意思を貫いているステキな女性たちだなと思いますけどね(笑)。では、小説とコント、書き方の違いはありますか?

「別のことをやっている感じはなかったですね。けど、この本に関してはト書きを丁寧に書いているような感覚はありました。2年くらい前、ある出版社の方が僕に本を書いてほしいと言ってくれて、1年間、アイデア出しに付き合ってくれたことがあったんです。会社の会議室を抑えてくれて何かが生まれるのをずっと待ってくれてたんですけどなかなかできなくて、僕が『すみません、やめさせてください』ってお願いして......。結局、その方とは本をつくれなかったんですけど、その方から短い小説を途中まで書いて読んでもらっていて、『こういう表現は、じろうさんらしくて面白い』とか『小説はこういう表現を出すといい』とか、書くためのヒントを教えてもらったんです。だから、今回はそのときアドバイスしてもらったところは気をつけて、状況をあまり簡単にはわからせないような書き方は意識しました。あと、お笑いをやっている分、小説を書くのとは違った表現の仕方、面白いことを表現する言葉のストックはいっぱいあるはずなので、そういうところは多少こだわって表現しています。そうだ、語呂の良さにもこだわりましたね。言葉のリズムっていうか、心地いい日本語ってあるじゃないですか。だから、一文字足したり抜いたりを音読しながら、何度も書き直しました」

――今後、また小説を執筆したいという気持ちはありますか?

「小説は......たぶん無理じゃないかなぁ(笑)。長い小説を書くよりは、ドラマとか映画の脚本のほうが会話劇な分、向いてるような気はします。と言っても、脚本にもいろんなルールがあるみたいなので、学びながらですけど今後も挑戦していければと。ずっと同じことをするのではなく、違うことにどんどん挑戦していって、それが結局お笑いにつながっていくようにしていきたいなと思います」

――では、最後によしもとニュースセンターを読んでくださっているみなさんへ、本著に関するメッセージをいただけますか。

「(しばし考えて)......僕、そこまで本を出しましたっていうのを言ってないんです。本当に面白ければ放っておいても話題になると思っていて。話題にならないということは、自分がまだまだだということなんですよね。なので、読んでみたいなと思ったら、読んでいただけたら嬉しいです」
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【シソンヌ】【じろう】

2018年9月10日 (月)

1ヶ月公演成功後すぐ、『シソンヌライブ[モノクロ]』をスタートさせたシソンヌへインタビュー!

8月1日から26日まで、東京・赤坂RED/THEATERにて開催された『シソンヌライブ[sept]』が、10月31日(水)、DVDとして発売決定。8月某日、恒例のオーディオコメンタリーの収録を行なったシソンヌに、インタビューを敢行しました。

初めての挑戦となった26日間30公演は、大盛況のうちに終了。現在は、すでに全国を巡る『シソンヌライブ[モノクロ]2018』の後半戦をスタートさせています。
今年は100公演以上のコントライブを行ない、今までに育てたコント筋肉をさらにムキムキと成長させているシソンヌに1ヶ月公演を振り返ってもらいつつ、再びスタートした『シソンヌライブ[モノクロ]2018』について、今後の展望についてなどさまざまに語ってもらいました。
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(写真左から:じろう/長谷川忍)

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――収録を終えての率直な感想を、まず教えていただけますか。

長谷川 新鮮な気持ちで観られたと言いますか、今すぐ「もう1回ライブやって」って言われてもセリフが出てくるくらい時間が経ってない中での収録でした。けど、後半とか見入っちゃったくらい楽しかったですね。

じろう 僕も最後のほうは普通に見入っちゃいました。このDVDって1ヶ月公演の真ん中くらいに撮ったんですけど、後半に足したボケも入れたかったなって。あぁ、この時はまだ思いついてなかったんだ、やってなかったんだと思いながら観ましたね。言っても、話の筋には一切関係ない小ボケなんですけど。

長谷川 あぁ、それは思った。観た人が気づくか気づかないかくらいのレベルのものなんですけど、あのツッコミもあのボケもよかったから、DVDに入れたかったなってちょっと思いました。こういう感情も、長いことやらなかったら思わなかったことですね。

――26日間30公演という1ヶ月公演を終えての心境はどうでした?

長谷川 意外とできちゃうんだなっていうことに、びっくりしました。

じろう 今まででいちばん面白かったって言ってくれる人も、けっこう多かったですね。もちろん見え方の問題もあるんでしょうけど、あれくらいの大きさの劇場でゴリゴリにコントをやるほうが僕らは向いてるかもしれない。あと、コントに関しては1ヶ月前よりすごく面白くなっているだろうなって。お客さんの前で30回、2時間近いライブをやったことで、とんでもない経験値を手に入れたなと思いました。

長谷川 どの芸人さんにも「すごいねぇ!」って言ってもらって。先日、別々で『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』の収録に行ってたんですけど、内村(光良)さんに「お疲れさま。何日間やったんだっけ?」って声をかけてもらって。「26日間30公演です」って答えたら、「狂ってるねぇ!」って言われました(笑)。内村さんにそう言ってもらえるような公演をやったんだなって。ほかの方々にも「狂ってるね」ってけっこう言われたので、すごいことをやったんだなと実感しました。コンビを組んだ当初から、じろうは自分じゃ考えられないようなネタをずっとつくってくれてますし、みんながやっていないことに挑戦していこうっていう気持ちは2人の中ではずっとあったので、周りからすごいと言われることに関しては嬉しいですね。

――昨年、お話を伺ったときは1ヶ月公演という未知なる挑戦に不安を感じているように思ったんですけど、実際にやり切った今のお2人はけっこう淡々としてますよね。それは、なぜですか?

じろう 『〜[モノクロ]』をやってることが大きいんじゃないですかね。寄席や営業じゃなく、自分たちのイベントをずっとやっている流れの中に今回のライブがあったので、特別な達成感がないというか。

長谷川 この1ヶ月公演の前に、全国23ヶ所でライブをやってましたし、このあともすぐ『~[モノクロ]』が始まったんで、終わった感覚がないんですよね。2018年が終わったら、2人とも"あぁ、やったなぁ。1ヵ月公演と47都道府県公演がんばった!"って思えるのかもしれないですけど。

じろう いや、来年の『〜[モノクロ]』の構想をすぐ考えないといけないから、そんなこと思わないかもよ。

長谷川 そうだなぁ。体が動かなくなる限り、ずっとやっていくので、1つ1つに対して一喜一憂していられないかもしれないですね。

――正直な話、やめてもいいわけじゃないですか。毎年やらなくてもいいのに、自分たちのライブをやり続ける、そのモチベーションはどんなところにあるんですか。

長谷川 自分たちのライブをやるのが楽しいからでしょうね。たまに狂いそうになることもありますよ?(笑)"うわぁーー! どんだけネタやんなきゃいけないんだよ!"って思う時もありますけど、1回休んだらずっと休みません? 楽なことを覚えたらずっと楽しちゃう。そういう気持ちもあるから、この先もずっとライブを続けていくと思います。

――ネタをつくらなきゃいけないじろうさんは、アウトプットばかりになるとちょっと大変そうだなとも思ったりしますけど。

じろう 映画を観たり、本を読んだりしてネタになることを吸収しないとなぁと思い続けて、3年くらい経つんです。この前、制作のスタッフさんに「どうしたらいいんですかね?」って訊いたら、「じろうくんは今のままでいいんだよ」って言われたので、今は何も取り込まなくてもいいやって思ってます。ネタは書けてますし、アイデアが枯れる気配はないので。それに、設定どうこうよりもやりとり、よりコントコントしたものが好きになっていて、目の前にある机1つで10分のコントしてって言われてもできるんですよ。だから、今は頭よりも体、自分でどう表現するかっていうほうがまさっている感覚もあります。

長谷川 じろうは新聞読んでるしな?

じろう そうだね、新聞がいちばん面白いですよ。リアルな一般市民の声が載ってるんで。

――いろんなものを読んでるんですか?

じろう 取っている新聞と、Twitterでいろいろとフォローしてるものを読んでます。毎日新聞の「女の気持ち・男の気持ち」がすごく興味深いですよ。いろんな地域の人の声が書いてあるんです。

――1ヶ月公演でも新聞で読んだ時事から着想を得たコントがあったと思いますが、本日の収録で観直してみて、改めてネタに関して感じたことはありましたか。

じろう 今回はこれがいちばん好きみたいなものはなくて、平等にいいなと思ってるんです。けど、松岡(「カメラマンとアシスタント」)はやっぱり怖いですよね。

――ゲネプロの帰り、赤坂見附駅で黒いTシャツと黄色いスカートを履いてるセミロングの女の人を見かけて、「松岡!」ってギクッとしました。

長谷川 ははは! ああいう格好をしている女性、普通にいますよね。

じろう 衣装に関しては、衣装さんになんとなくのイメージを伝えるとバッチリと合うものを用意してくれるんです。僕ら、洋服のルールなんて知らないんですけど、「こういう年齢の人はこういう服装はしない」とか細かいことまでめちゃくちゃこだわってくれる人で。

長谷川 「この靴いいですね」って言ったら、でもこの服とはこういう合わせ方をしないとか見栄えではなく、マナーを教えてくれるので勉強になります。

――いつもどういう感じでイメージを伝えてるんですか?

じろう 年齢、職業、どれくらいの層みたいなことを伝えると、雑誌の切り抜きみたいなものをバーっと見せてくれるんです。で、このテイストでってお願いした一発目でバチーンと合うものを提案してくれます。
長谷川 ピンと来るものが出てこないときは、みんなでインターネットとかでいろいろとイメージに合うものを探すと、衣装さんがみんなの意見からいちばんいいところを汲んで選んでくれるんです。本当にありがたいですね。

――衣装も小道具もなく、お2人だけでコントを繰り広げる『~[モノクロ]』も、息つく暇もなく始まりましたね。

じろう (9月2日に行われた)島根のチケットが早速売れてなかったので、修行です(笑)。

長谷川 チケットの売れ行きがよくないところはあると、がんばんなきゃって思いますよね。1ヶ月公演のチケットが完売したといって、手放しに喜べないのはこういうところなんです。"お前ら、まだまだだぞ"って凹ませてくれる場があるのもありがたいといいますか。

じろう 始めた当初、地方であんなにたくさんのお客さんが来てくれるなんて思ってなかったですしね。自分たちから各地へ行く意味ってすごく感じてますし、やっていて楽しい。自分たちで各地域へ行けて、僕らを観たいと思った人が会場に来てくれるっていちばんの幸せですよ。観たいと思ってくれた人の前でネタをするのは、すごく充実感があります。今後は、今やっていることを広げていって、次のステップへつなげていきたいなとも思いますし。

――新たに挑戦してみたいことは具体的にありますか。

じろう 1ヶ月公演の中打ち上げで、フランス公演をやってみたらどうかっていう意見が出たんです。演出部に外国人の奥さんがいる方がいるんですけど、日本の笑いがけっこう理解できると聞いて。それに、フランスでは日本の舞台をやることもあるそうなので、ヨーロッパの最先端の国でコントをやったらどうなるんだろうなって興味はあります。

長谷川 フランスのパリ、イギリスのロンドンなんかでやれたらいいですよね。

じろう うん、『シソンヌライブ』10回目くらいに実現できたらいいですね。それまでに、もっと大きな規模でライブができて、お客さんももっと増えていたらいいなと思います。
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【シソンヌ】

いよいよ9月13日(木)より上演! 舞台『MOTHERマザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』ワッキー×おばたのお兄さん ロングインタビュー

9月13日より、東京グローブ座を皮切りに全国4カ所にて上演される舞台『MOTHERマザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』。大東亜戦争末期の時代、特攻隊員たちから"母"と慕われた実在の人物"鳥濱トメ"の半生を描いた作品である今作は、当時、特攻隊員たちが出撃前に連日訪れた軍指定食堂「富屋食堂」を舞台に、特攻隊員たちの葛藤や彼らを見送る富屋食堂のおばちゃん(トメ)の心情など、そこで繰り広げられる人間模様を描いた心打たれる作品です。初演から10年目を迎える今作に6年目の出演となるペナルティ・ワッキーと、今回が初参加となるおばたのお兄さんに、今作への熱い思いを語ってもらいました。

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(左:おばたのお兄さん、右:ワッキー)

ーーもうすぐ舞台の初日を迎えますが、今のお気持ちは?

ワッキー 気持ちは心地よく上がってますね。稽古は、鳥濱トメさんや特攻隊の方に失礼のないように本気でやっていて、みんないい意味で緊張感を保ったまま、いい舞台にしようという気持ちで同じ方向を向いてやっているので、稽古の終盤になってくると一体感が出てくるんです。その感じがたまらなくいいんですよね。でも、そのいちばんいい時期に僕は稽古に出られないっていう......(笑)。

おばたのお兄さん(以下、おばた) ハハッ(笑)。

ワッキー 毎年、『MOTHER』のグループLINEができるんですよ。キャストが50人と大所帯なんですけど、みんなが仲よくなっていく感じがLINEでどんどん伝わってくるんですね。稽古終わりでリラックスしてる感じだとか、ちょけてる感じだとか、真剣にやってる感じとかが上がってくるのを、営業先だったりPR先だったりで見て「うんうん」なんて思いながらも「悔しいな」っていう思いはありますね。

ーーおばたさんはいかがですか?

おばた 今まで神保町花月でお芝居をしたことはあったんですけど、外部の舞台で外部の役者さんとやるのは今回が初めてで。僕は13日と14日の計3公演しか出られないんですけど、今は僕が出ない回でもいいからとにかく観てほしいという気持ちですね。

ーー外部でのお芝居が初めてだと、稽古の時に戸惑いなどはありましたか?

おばた やっぱり周りの方がちゃんとした役者さんなので、動き方ひとつひとつが勉強になるっていうのが率直な感想です。あとはもう、ホントに稽古の時から気持ちが入ってるというか、役になってるんですよね、みんな。気持ちで動くので、一回一回動きが変わったりするんです。こっちのテンポとか間とか、言葉の強さとかが変わったりすると、相手の受け方も違ってくるんですよね。「すごいなぁ、これがちゃんとしたお芝居なんだなぁ」って思いました。

ーーおばたさんは特攻隊員の役を演じられるんですよね?

おばた そうです。穴井少尉っていうんですけど、穴澤利夫さんという実在した方がモデルになっている役で。この方は婚約者を残して特攻に行った方なんですけど、婚約者に宛てた手紙が切なくて泣けるんです。今作はいくつかのエピソードに分かれてるんですけど、ありがたいことにそのエピソードの中ではメインをやらせていただいていて。

ーーワッキーさんは今年で6年目の出演で、特攻隊長の役を演じられていますが、演じていて毎年同じ気持ちになるんですか? それとも感じ方は変わったりするのでしょうか。

ワッキー 気持ちは変わらないですね。僕は部下が4人いる隊の隊長役なんですけど、とにかく「僕は隊長だ!」とだけ強く言い聞かせてます。言ってみれば僕はピンポイントゲッターみたいな感じなんです。バッと出てきてバーッとしゃべってバッと帰ってく、みたいな。だからこそ、とにかくこの隊の隊長で、自分についてきてもらいたいし、自分がしっかりしなきゃいけないっていう気持ちだけを強く持っているというか。
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ーーなるほど。ところで、今回はワッキーさんの方からおばたさんに直々のオファーがあったそうですが。

おばた そうなんです。もともと僕、この時代の戦争の話にすごく興味があって。で、ワッキーさんがちょうど昨年の『MOTHER』の公演前にチラシを持って劇場にいらっしゃったんです。で、「それ、なんですか?」って聞いたら「こういう芝居があるんだよ」って教えてもらって。で、「僕絶対行きたいです!」って言ったんですけど、結局行けず......。そしたら今年、ワッキーさんが僕に「去年興味を持ってくれた芝居なんだけど、おばたは体育会系だし、向いてると思うから出ない?」って声をかけてくださって。まだ公演は始まってないですけど、ホントに貴重な体験をさせてもらってますし、かかわれてよかったなって思います。
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ーーワッキーさんは、なぜおばたさんを誘ったんですか?

ワッキー やるからには、ただ「ワッキーさんに言われたからやる」っていうのではなく、このお芝居のことを深くわかってくれて、本気でやってくれる後輩じゃないとやだなって思ったんです。あとは、僕は少しスポーツに偏った人間なんで、ずっとスポーツをやってきた人とは気が合うんじゃないかと思っていて、おばたはバッチリだなと思って。そういう人ってなかなかいそうでいないんですよね。それに......ノリにノッてますし(笑)。まぁそれは二の次なんですけど、とにかく「『MOTHER』に合うな」と思ったんです。
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ーーおばたさんも作品に興味があり、ワッキーさんも合うと思った......相思相愛ですね(笑)。

おばた ただ僕、不安は大きかったんですよ。みんな役者さんだし。だから「大丈夫かなぁ?」っていうのが正直なところではありました。

ワッキー でも、横にいるのにこんなこと言うとちょっと気持ち悪いかもしれないけど、僕、おばたを見てて「舞台度胸があるな」って思ってたんです。(舞台では)そういうことが大事だったりするんで。しゃべるときもいつもスラスラ話してるから、全然クリアできるだろうなと思って。『MOTHER』の中でも、おばたの役はたぶん、ひとりの人が言うセリフの量としてはいちばん多いんですよ(笑)。

ーーそうなんですね!

おばた ビビリました(笑)。でも、出演が決まる前から、決まってからも、稽古中もずーっとワッキーさんが本当にすごく気にかけてくださって。まるで僕が小学生で、その大きいお兄ちゃんか、ぐらいの感じでずっと気にかけてくださったんです。

ワッキー (笑)。いや、やっぱりそれぐらい重要な役だし、前半戦のキーマンだから。セリフも長いし、しかもその時代の言い回しだったりするから「大丈夫かなぁ?」って。でも、ずっと出てる他のメンバーが、おばたのことを「めちゃめちゃいいよ」って言ってて。

おばた え、ホントっすか!?

ワッキー みんな「たぶんこの役をこれまでにやった人の中でいちばん、最初からセリフが入ってた」って。

おばた 最初の稽古は緊張でセリフが飛んじゃったりしたんですけど、でもやっぱりワッキーさんの顔に泥塗るわけにいかないし、外部の方々がどんな感じかもわからなかったんで。セリフを入れとけば間違いないじゃないですか。だからもう、今まで寝てた移動の時間を全部セリフを覚える時間にして。あとは、気持ちを入れるために資料を見たり、石原慎太郎さんの映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』を観たり、そんなことをやってました。

ワッキー アプローチの仕方がすごくいいですよね。気持ちから入っていくとか、そういうところがね。

ーーおばたさんは、稽古場にワッキーさんがいらっしゃったら心強いんじゃないですか?

おばた そうですね。あと、僕の知ってるワッキーさんって"超面白芸人さん"なんですけど、そんな方が真剣な気持ちで真剣に取り組んでいる姿を見るのは、すごく刺激になります。「こういう一面もあるんだ」って。ワッキーさんの並々ならぬ思いが感じとれるし、僕が今、こんなふうに熱を持って話すのもワッキーさんの影響があるというか......。今日も楽屋でかまいたちさんとゆにばーすさんに「僕が出る回じゃなくてもいいからマジで観に来てください」って言って、「おまえ、あんまり楽屋で先輩に薦めることちゃうぞ」ってツッコまれるくらい(笑)、熱を持ってるんですよね。あと、「とにかくひとりでも多くの人に観てもらいたい」と思って、僕、インスタグラムのフォロワーがそこそこ......27万人ぐらいいるんですけど、それをちょっと利用して、"直接チケットを買ってくれたら僕がチケットを届けに行きます"っていう企画をやって。それで30枚ぐらい売れたんです。そんなことをしても別に僕が何かトクするわけではないんですけど、時間を作って手渡ししてでも観てもらいたいって思って。

ーーそれだけ観てもらいたい気持ちが強いんですね。稽古中、気持ちが入りすぎて泣いちゃったりすることもあるそうですが......。

おばた 僕、毎回泣いてます、稽古中。特攻隊員なんで、自分のシーンでは泣いちゃいけないんですけど。でもやっぱり、本人になりきれていないというか、客観的に考えてしまったりすると切なすぎて涙が出そうになるんですけど......そこはガマンしてます。でも他のエピソードの稽古の時は見てるだけじゃないですか。なので、毎回泣いてます。

ワッキー みんな泣いてますよ。今話してても泣きそうになるくらい。

おばた 本当、そうですよね。

ワッキー いくつかのエピソードがあるんですけど、ほぼみんな「次の日死ぬ」とかが決まってる人たちの話だから、「次の日死ぬのになんでこんな明るいんだよ」みたいに思っちゃうんですよ。みんなのお芝居を見ててもボロボロ泣くし......。何年か前からモチベーションを保つためにiPhoneで稽古風景をずーっと撮ってるんですけど、だいたい途中から手が震えてきちゃって、画面がブレるんですよ(笑)。それぐらい気持ちが入ってるというか、稽古は真剣ですね。
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ーーそういえば、稽古の前に「教練」というものがあるそうですが......。

ワッキー そうなんです。それがこのお芝居の特殊なところで、特攻隊の役の子たちは、稽古が始まる1時間以上前に集まって、教練という、簡単にいうと昔の軍人さんのやってた訓練ーー筋トレみたいなものを延々1時間やるんですね。柔軟体操から始まって、普通の腕立て伏せとか、天突き体操っていう旧式のスクワットみたいなものとか。声もぴったり合わせて、合わなかったらやり直し、みたいな。それをきっちりこなしてから稽古が始まるんです。なぜそんなことをしているかと言うと、ひとつは本物の特攻隊のみなさんに少しでも近づきたいということと、あとは上から見ててくださっても(特攻隊の方々に)失礼のないように。そこまでこだわって、気持ちを入れて、体も作ってやってるんで、それがたぶん芝居ににじみ出てると思いますし、それが伝わると僕らは信じてやってます。

ーー1時間の教練の間に、体も作りながら気持ちも作っているんですね。

ワッキー そうですね。気持ちの方がデカいかもしれないです。教練やってる時がいちばんビリビリくるというか。なかなかこの歳になって、みんなで鍛え合うことってないので。

ーーじゃあ、おばたさんも毎回やってらっしゃるんですね。

おばた やってます。教官みたいな方もいるんで、部活をやってた頃を思い出しますね。気も引き締まりますし、声を合わせる訓練も協調性につながるんで、ものすごく意味があるなと思います。

ワッキー これは毎年ビックリさせられるんですけど、出演者は20代の子が多いんですよね。で、稽古の最初の頃の雰囲気を見てると、みんな現代っ子なんです。だから「大丈夫かな?」って思う。でも、結構早い段階でみんな気持ちが整って、一列になるんですよ。そこには毎年感心させられます。つい「いまの若い子は......」みたいなことを言っちゃうけど、そんなこと言えないなって。

ーーお聞きしていると、稽古場の雰囲気はすごくよさそうですね。

おばた そうですね。和気あいあいとしてます。ただ、休憩時間が終わるとみんな役に入らないといけないので、急にグッとシリアスに変わるというか、"これから命を落としにいく若者"の感じになりますね。

ーーそんな気持ちでずっと稽古してると、役の気持ちを引きずっちゃったりしないですか?

おばた 家に帰って「ただいま!」って奥さんに会っただけでちょっと泣きそうになったりしますね。「ああ、この人より先に死んじゃいけないな」って。僕は結婚しましたけど、穴井は結局結婚できなかったんですよ。そういうこともあって、より奥さんのことを大切に思うようになりましたね。もう絶対スキャンダル出せないな、って(笑)。

ワッキー そうだよ、あんな心の広い、いい奥さんなんだから。絶対ダメ!

ーー(笑)。奥さんは今作の出演について何かおっしゃってますか?

おばた 楽しみって言ってくれてますね。あと、このあいだ子役の子と写真を撮ったんですけど、役の衣装で白黒の写真で撮ってるんで、本当に当時の写真みたいなんです。それをインスタにあげたんですけど、それを奥さんが見て「時代が時代だったら、本当に明日いなくなってしまうのかも」とふと思って、心がギュッとなったらしいです。

ーー確かに、そういうお話ですもんね。

おばた ホントそうですよ。実際にそういう人たちがいたわけですから......。作中、妻からの手紙を読むシーンがあるんですけど、そのときはやっぱり自分の妻のことを思い浮かべながら手紙を読んでます。

ーー泣きそうにならないですか?

おばた めちゃくちゃなりますけど、それはこらえてます。穴井少尉って、すごく前向きな人なんですよ。だから、妻に宛てた手紙の内容もすごく前向きで、妻に対しても前向きでいろっていう人なんで、自分も泣くとかじゃなくて、しっかりしなきゃっていう思いの中で演じてますね。
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ーーところで、お2人の共通点である"体育会系"といえば、主演の大林素子さんもアスリートとしてすごい方ですけど、お芝居でご一緒してみていかがですか?

ワッキー 素子さんに関しては、もちろん現役の頃は世代的にも知ってますし、バレーボール選手としてスーパースターですから。ただもう付き合いが長くて......25年ぐらいになるんですよね。僕も6年前、今回僕がおばたを誘ったように素子さんに誘われたんですけど、その時点で『MOTHER』はもう4年ぐらいやっていて。ただ失礼な話、素子さんがそういうお芝居をやってるってことをまったく知らなかったんです。もともとアイドルになりたかったってことは知ってるんですけど(笑)。

おばた そうなんですか!? へぇ~。

ワッキー でも背が高すぎて、あきらめてバレーボールをやってたけど、やってるときもずっとアイドルとか役者をやりたい気持ちが消えないままやってたっていう人だから、舞台をやってるって聞いたときに「何それ!?」みたいな気持ちにはならなかったですね。ただ題材が題材ということもあって、「まだまだ大林素子のことを知らなかったな」とは思いました。だから、あのデカさの分、まだまだ知らないことがいっぱいあるんじゃないかと(笑)。

おばた (笑)。今作は大林さんの熱意から始まった舞台だと思うんです。その思いが強いので、うまく言い表せないですけど、それがお芝居にも出ていて。あと、誰よりもこのお話に詳しいんですよ。それもあって、本当に当時の人の思いを汲んでお芝居をされている感じがあって、すごく胸に刺さるというか......。だから今、僕がここまで情熱を持てているのは、ワッキーさんはもちろんですけど、素子さんのおかげもあるのかなってすごく思います。

ーー最後に、「これだけは言っておきたい!」と思うことがありましたらお願いします。

おばた 僕は「なんとなく生きていけて、なんとなく簡単に幸せだなぁと思える現代に生きている人だからこそ観てほしい」と思っていて。ワッキーさんにも言ったんですけど、このお話に触れて「しっかり生きよう」ってめちゃくちゃ思ったんです。そういう話なので、目標がない人とか、あってもつまづいちゃってる人とか、もちろん今すごく幸せだっていう人も、とにかくどんな人にも観てほしいですね。なんとなく生きられる世の中が今成り立ってるのはーーそれってすごく幸せなことなんですけど、こういう時代にこういう人たちがいたからなんだっていうのを感じてほしいです。

ーー今、あたりまえに思ってることがあたりまえじゃなかった時代があったんですよね。

おばた そうなんです。「なんでもないようなことが幸せだった」って、歌にもありますけど、それを本当に感じられる作品だと思うので、ぜひ、とにかくひとりでも多くの人に観ていただきたいと思います。

ワッキー 簡単にいうと、この話は特攻隊の物語なんですよね。こういう話って、パッと聞いたときに「ちょっと暗すぎるんじゃない?」って思われるのがイヤなんです。もちろん悲しい部分もあります。ただ「暗すぎる」だとか、「偏った思想がある」とか、そういうものではないっていうことを強く言いたいですね。素子さんが10年、僕が6年続けてやっているのはなぜなのかっていうのは観に来てもらえればわかると思いますし、「戦争が一番悪いんだ」っていう、本来いちばん伝えるべきことを伝えている作品だと思うから、僕は続けてます。

ーーでは、これからもずっと続けていこうと?

ワッキー 「大林素子の舞台? ああ、あの食堂のおばちゃんの話ね」って世間がなったら、卒業してもいいかなと思ってます。それまでは、素子さんに誘われて、チャンスをもらって、こういう気持ちにさせてもらってるんで、そこは恩返しのつもりで、どんな形でも素子さんが続けていきたいと思っているのであれば、僕はサポートし続けたいです。
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【ペナルティ】【ワッキー】【おばたのお兄さん】

2018年9月 7日 (金)

野性爆弾・くっきーの『超くっきーランド』が中国5ヶ所で開催! 中国で大人気の蒼井そらさんとのコラボも実現!!

野性爆弾・くっきーによる展示イベント『超くっきーランド』が、世界進出第2弾として、中国での開催が決定!


第1弾である台北での開催を機に、中国側からお声掛けいただき、実現することができた今回の展示企画は、中国国内5ヶ所を巡る大々的な展示ツアーで、初回である中国・アモイでは『超くっきーランドin廈門(アモイ)-SUPER COOKIE LAND in XIAMEN-』と題し、8月25日(土)~9月28(金)までの期間で開催中です。


『超くっきーランド』の中国展開を控えた8月某日、都内のスタジオで、くっきーと蒼井そらさんが集い、二人によるコラボ撮影が実現。
『超くっきーランド』の中国展開オリジナルの企画として、中国で絶大な人気を誇る蒼井そらさんに、くっきーの人気キャラ「チェチェナちゃん」に扮してもらい、その写真をパネル展示して、中国のファンを喜ばせようと実現したコラボ企画です。

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撮影を終えた二人による対談も実現しました。


       *       *      *


――まず、コラボ撮影を終えた感想からお聞かせください。


くっきー 僕は撮っていただいたという感じなのですが、素敵な写真ばっかりでしたよ。
蒼井そら 私はビックリしました。こんなかわいくなるんだと思って。
くっきー 具がかわいいから。
蒼井そら いやいや(笑)。
くっきー 具がかわいいから、皮もかわいいんですわ。感謝しかない。おおきに。
蒼井そら もっと激しく動いた方がいいなかなと思ったんですが。
くっきー 全然、普段の感じが撮れたらいいなと思って。きらびやかな中に、普段の白い米を食べて、煮物をつついてるような、そういう内容が見えたらいいなと。見えてました。
蒼井そら 見えてましたか(笑)、ありがとうございます。


――お二人は今日が初対面ですか?


くっきー 初対面です。
蒼井そら そうだと思います。私はずっとテレビで見ていました。
くっきー 僕もそりゃ見てましたよ。"マスカット"(『おねがいマスカット』など蒼井そらが恵比寿マスカッツとしてレギュラー出演していたバラエティ番組シリーズ)、めっちゃ笑ってましたもん。
蒼井そら ありがとうございます。
くっきー テレビで見てたから、身長とかどれくらいの感じかわからんまま今日お会いしたんですけど、小さいんですね。
蒼井そら そうなんですね。大きく見られがちなんですけど、155cmくらいです。


――蒼井さんはくっきーさんに、どんな印象をお持ちでしたか?


蒼井そら 激しいイメージがあったんですけど、今日現場に入って、どう接するのかなと思っていたら、意外とちゃんとした人でよかったです(笑)。
くっきー ギャップなんですよね。コンパとかして、強面なのに優しかったらモテるじゃないですか。それ狙ってたんですよ。
蒼井そら そういう感じはちょっと思いました(笑)。素敵だなって。
くっきー ありがとうございます。


――これから中国で『超くっきーランド』を展開するにあたり、蒼井さんからアドバイスをいただけますか。


蒼井そら 中国の現場へは行かれるんですか?
くっきー 行きます。
蒼井そら それなら、自己紹介とかは中国語ですると、ファンの方が喜ぶと思いますよ。
くっきー 「シェイシェイ」とかですよね?
蒼井そら 「シェイシェイ」「ニーハオ」とか、「ダージャーハオ」とか。
くっきー 中国語は結構知っているんですよ。香港のカンフー映画で、先生のことを「シンフォー」と呼んだりしますよね。
蒼井そら それは広東語ですね。
くっきー 広東語? 役立たん?
蒼井そら 香港に行ったら使えます。南の方だったら広東語が通じるかも。
くっきー 「先生」言うて?(笑)それのみでいきます。「先生」言われて、喜ばない人いないですから。くまだまさしシステムでいきましょう(笑)。くまだまさしは、誰と絡んでも「先生」と呼ぶんで。
蒼井そら 気分いいですよね(笑)。


――今後、二人で何かやってみたいことはありますか?


くっきー ゆくゆくは、二人でブティックを作りたいですね。ファッションブランドとか。ぜひ蒼井さんには、メインビジュアルとしてモデルさんをやっていただきたいです。
蒼井そら やりたいですね。本当に商品化したら、売れるんじゃないかなと思うくらい、かわいいですよ。
くっきー 買います?
蒼井そら 買いますよ。水着として買いますよ。
くっきー 水着としてね。普段着としてじゃなく。
蒼井そら はい(笑)。
くっきー これに冬はライダースをはおるみたいな...。
蒼井そら それもいいですけど(笑)、水着としてすごいかわいいと思います。インスタ映えするなと思っていて、水玉の水着もすごいかわいいかったです。
くっきー いろいろパターンあるんで、今日着てはったのは5パターンくらいでしょ? もっとありますから。古銭とかね。
蒼井そら 古銭?
くっきー 水玉でよう見たら寛永通宝とかありますので。また新しいのが出来る度に、依頼していいですかね。
蒼井そら ぜひ、着たいです。光栄です。

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――最後に、中国展開を控え『超くっきーランド』を待望するファンへのメッセージをお願いします。


くっきー オンフェーフォン(中国語風のデタラメな言葉を並べ)、ごくろうさん。
蒼井そら 私は水着を着ることがすごい久しぶりだったんですけど、こういう形で水着を披露することが出来て、すごい光栄だと思います。ぜひみなさん、『超くっきーランド』に来てください


――せっかくですで、蒼井さんから中国語でもメッセージをいただけますか。


蒼井そら (流暢な中国語でメッセージ)
くっきー すごいですね!
蒼井そら 「よろしくお願いします」って言っただけですよ。
くっきー 普通にしゃべれますの?
蒼井そら 日常会話は出来ます。
くっきー はー、中国についてきてよ。
蒼井そら いいんですか?(笑)全然行きたいですよ。
くっきー 通訳で。
蒼井そら 通訳までは、いかないんですけど。
くっきー お酒を頼むとかいけるんでしょ?
蒼井そら それは全然、出来ます。
くっきー ついてきてほしいわ。そしたら旅も楽しくなりますやん。スケジュールとギャラの交渉をさせてください(笑)。
蒼井そら そうですね、わかりました(笑)。

2018年9月 5日 (水)

間寛平、抱腹絶倒ライブ『寛平がまとわりつく8人』を「観に来いよ、おっさんを!!」と熱烈アピール! 2丁拳銃・川谷、シベリア文太と鼎談!!

9月23日(日)、東京・ルミネtheよしもとにて『寛平がまとわりつく8人』が開催されます。

こちらのイベントは、通常公演で行われている間寛平班のスペシャルコメディ拡大版。ボケにボケまくる寛平に、水玉れっぷう隊・ケン、2丁拳銃・川谷修士、ギンナナ・金成公信、山本吉貴、ニブンノゴ!・宮地謙典、夫婦のじかん・山西章博、国崎恵美といった7人の精鋭がツッコみまくり、シベリア文太が新たな笑いを起こすというドタバタコメディは毎回、客席がうねるほどの爆笑を起こし続けていました。

そんな人気企画が、満を持して単独イベントとして開催するということで、間寛平、川谷、シベリア文太にインタビューを敢行!
ライブの見どころを伺ったのですが、後輩たちの素晴らしさについて熱く語る寛平、その熱さに応えようと発言するも滑舌の悪さに伝わらないシベリア文太、そんな2人に鋭くツッコむ修士......と、はちゃめちゃな展開に。この鼎談を読むだけでも、このイベントの面白さは十分に伝わるはず。めいいっぱい笑いたいという方は、ぜひとも劇場へお越しください!

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(左から:2丁拳銃・川谷修士/間寛平/シベリア文太)

 *  *  *  *  *  *

――まず、どんな経緯でこのイベントを開催することになったのかを教えていただいてもいいですか。

寛平 3年ほど、ルミネの通常公演でスペシャルコメディとしてやってたんです。

修士 間寛平班としてね。1回目からめちゃくちゃウケて、みんな、手応えをすごく感じていて。

寛平 若手たちがとにかくすごいんですよ。みんなツッコミがうまくて毎回、笑いをめちゃくちゃ取ってたんで、「もう3年目になるし、単独で1回やってみる?」って訊いたんです。そうしたら「やりたい」って言うたから、開催することになりました。最初は『寛平がまとわりつく7.5人』というタイトルで。

修士 なぜか師匠が0.5人でして。

寛平 そうそう。文太は入ってなかったんですけど、もう1人欲しいなってなったときに入ってもらって。そこから、タイトルが『~8人』となりました。こいつも腕があるから、笑いがドッカンドッカン!

シベリア文太(以下、文太) あぁ~!! 来たら、いいなぁ!

修士 いや(笑)、来たらいいなぁ、じゃないですよ。それに、ちゃんと笑い来てますって!

――(笑)。

修士 内容としては、物語のあるコメディを何本かやっていくというイベントですね。

寛平 今までルミネでは3つのお話をやってるんですけど、今回もその中からやろうかなと思ってます。1本目がスーパーで。

修士 2本目が医者、3本目がおっさんとじいさんしかいない定時制の学校。宮地が師匠と打ち合わせをして毎回、台本を書いてくれています。
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――台本があるとはいえ、寛平さんや文太さんにツッコミ陣がどんどんツッコんでいくということは、遊び的なアドリブが繰り広げられるということですよね?

修士 そうです、そうです。みんな、勝手に遊び始めるんですけど、ナリ(金成)とか最強ですよ。

寛平 ええよなぁ。山本はうまいこと回してくれるし、山西のツッコミもいいよな? キレイでばーんと決まるツッコミ。いっつもいいなぁって褒めてたら、あいつもちょっと調子乗ってきたけど。

修士 ふはは! 師匠にええぞって言われたら、そりゃあ調子に乗るでしょ。

寛平 声が透き通ってて、ええツッコミです。修士もすごいんですよ。セリフをきちんと喋りながら自分なりに笑いを取っていくし、周りにもツッコむ。自分の立場と役目をまっとうしてるよな?

修士 ありがとうございます。バランサーですからね、僕は。

寛平 このライブ、うちの嫁が観に来てるんですけど、終わってから「めっちゃおもろかったわ」って毎回、言うてくれて。お笑いがものすっごい好きで、大阪にいる若手漫才師のこともめっちゃ知ってるくらい詳しいから、「あそこはこうしたほうがええんちゃう?」ってアドバイスをくれるんですよ。例えば、文太やったらよう喋られへんから「ちゃんとした専門用語を渡して喋らせるようにしたら?」とか、キャバ嬢役の国崎が地味な衣装を着てたら、「キャバ嬢らしい派手な洋服にせなあかんで」とか。で、それを宮地に伝えて変えたりもしてて。

修士 必要ですね、奥様。今後、演出家として入ってもらったらいいんちゃいます?

寛平 (笑)。その嫁がスペシャルコメディ観て「今の中堅芸人、ほんまにすごいな」って言うてた。「器用やなぁ、今の子は。あんた楽やろ?」って。

修士 いえいえ、僕らもツッコミが7人おらんと成立せぇへんなって思ってますよ。しかも、師匠は僕らに合わせてボケてくれてるというか。僕らは一生懸命、師匠に毎回食らいついてるんですけど、ツッコミそれぞれの世界観を組んで遊んでくれてるんじゃないかなって思ってます。

師匠 いやいや、ほんまに楽やで。みんな、ボケを全部、拾うてくれるし、ツッコんでくれるからすっごい気持ちいい。安心していられるよ。

文太 僕も師匠はほんまに達者やなぁって思ってました。観るのは@×○☆*△......。

寛平&修士 えっ、なんて?

文太 (笑)。寛平師匠のボケを観ていて、あんなボケできないなと思います。6000人の☆△×○*@......。

寛平 ......ん? なんて? 全然聞き取れへん!
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――よしもとに所属する芸人6000人の中でも、寛平さんのようなボケ方ができる人はほかにいない、って言ってました。

寛平 ありがとう、ありがとう。誉めてくれてたんやなぁ。

修士 ふはは! ええこと言うてんのに、何人通訳がいるんですか!

文太 (大きな声で滑舌よく)袖にいる芸人がボケに爆笑するって、なかなかないことですから。

修士 同じ物語でも毎回、展開が違うし、師匠が毎回とんでもないミラクルなボケを繰り出すので、芸人みんなが袖で観てるんですよ。

文太 ほんまに毎回、ボケとツッコミの感じが違いますもんね?

修士 普通、絶対的なセリフは変えないもんですけど、師匠はどんどん変えてきますし、その面白さが通常を超えてきますからね。元々のものでも十分おもしろかったのに、さらに変えて笑いを起こせるっていうのはなかなかできることじゃないなと感心します。あと、周囲の若手をビビらせないのもすごいなと。師匠が相手やと、若手はどうしてもその存在にビビってしまいがちですけど、そういう気持ちにさせない空気感を持ってらっしゃるので、後輩がのびのびと楽しくやれる。そこは、ほんまにすごいです。

寛平 だって、俺が「ここ、ちゃんとせなあかんやないか!」って言うだけでも、みんなに戸惑いが出てくるやろ? そこから何かしらの溝ができそうというか。

修士 師匠はそういうこと、僕らには言わないですよね?

寛平 言わない。まだ20歳くらいの(この世界に)入ったばっかりの子には「こうしたほうがええで」とか「こうせんとウケへんやろ? ここが余分やんか」とか言うたほうがええかもしらんけど、このメンバーは言わんでもわかるやんか。「ここがダメやった」っていうのは感覚や頭......いろんなところで感じるから、いちいち言わんほうがええねん。

修士 ありがたいですねぇ、そう思ってもらえているのが。

――だからこそ、修士さんが言われたように、みなさんがのびのびと楽しみながらやれていると。

寛平 そうそう、それがいちばんやからね。

文太 僕は△×@☆*○+¥......。

寛平 (ぽかーんとした表情で)へぇ!? なんて?

文太 ふふっ。僕はまだ追いついてないな、もっとがんばらなあかんなって思ってしまいます。笑いも少ないんじゃないかなって思うたりして。

修士 いやいや、兄さん、めちゃめちゃウケてますやんか。

寛平 うん。今まで文太がやってきてないパターンでやってるから、めちゃくちゃ面白いで。
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――川谷さんは、ツッコミとしてどんなことを感じてらっしゃいますか。

修士 いろんなツッコミが集まってるんで、勉強になります。ただねぇ、僕は毎回楽しんでるだけなんです。もちろん演じてはいますけど、自然と笑うてる。というか、笑うてまうんです。

寛平 ほんまにめっちゃ楽しいんですよ。あれ、なんなんやろうなぁ? いっつも不思議な気持ちになるわ。お客さんも一体になってくれるしな?

修士 はい、なんなんでしょうね? ひとつ言えるなら、観終わったあとにすごく幸せな気持ちになれるライブやなということ。やってる僕らはほんまに幸せで、出番が少なかったとしても苦じゃない。袖で観ていても、ほんまに楽しいし、お客さんも毎回楽しんでくれていてありがたいライブなんですよ。

寛平 文太はほかの班も出てるやんか? どう?

文太 僕は石田(靖)さんの班とほんこんさんの班に出てるんですけど、(笑いの生み出し方は)それぞれ違いますね。例えば、ほんこんさんの班は計算された笑いなんですけど、寛平さんの班は想像できないところで笑いが起こっていく感じで。

修士 即興に近い部分も多いですからね。

文太 そう、ドッカーン!っていう想像を超えてくる笑いが毎回、起きているなと思います。

寛平 この班に入って、ケンちゃんは変わったよな? それまでは自由にボケてみんなにツッコまれるような感じの笑いはあんまりしてなかったけど、たまたまみんなにツッコまれるようなことがあって。そのとき、"あ、これでええんや"って思うたんか、生き生きとボケるようになったし、みんなにツッコまれて笑いをどんどん起こすようになった。

文太 そこから、石田班でもドーンとウケを取るようになりました。

修士 金成、山本、ケンさん、山西......こんなすごいヤツらおんねんぞということを、今回のライブでもっとみなさんに知っていただきたいですね。年齢問わず、誰でも楽しめますから。
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――どんな方に観に来ていただきたいですか?

修士 スペシャルコメディで観てくれたお客さんに、今回もまた観に来てもらえたら嬉しいですよね。同じ設定でも、同じ内容ではないですから。

寛平 そうやね。出てるのはみんな、おっさんやけど、10代や20代の若い子が観に来てくれたら嬉しい。そういう子らは、今テレビに出てる若い芸人を観に行くんやろうけど、来いよ!! おっさんを観に! おもろいねんから!と言いたいですね。

修士 (笑)。10代、20代のみなさん、ケンさんが吉本坂46に選ばれてアイドルになりましたから、このライブにはアイドルも出るぞ!とも言いたいです。

寛平 ほんま、若い子に来てほしいわぁ。そんで、その子らが高校を卒業して大学に行くんか行かんかして、もしよしもとに入ることになったとして、「あのとき、観に行ってたんです」とか「このメンバーに入りたかったんです」って言われたら嬉しいやろなぁ。

修士 どんな想像してるん!? そこまで飛躍するもんですか?

文太 ふふふ!

寛平 メンバーにアイドル的な子もほしいなぁ、国崎には悪いけど。

――吉本坂46の暫定センターに選ばれたスパイク・小川さんとかどうですか? スパイクさんは相方・松浦さんもメンバー入りしましたし。

寛平 入れよう! ちょっと言うといて!

修士 わっかりました。とにかく、この1回目はめちゃくちゃ大事なライブ。損はさせません! ほんまに楽しかったと思ってもらえるはずなので、ぜひ観に来ていただきたいですね。

寛平 おもろかなったり、腹が立ったりしたなら、俺の体に落書きしてもええから観に来てほしい。ライブが終わったあと、みんなでロビーに上半身裸でおるから、腹立った人は文句を書いてください。これ、書いといてな?

――では、書かせていただきますね。

寛平 俺、ロビーで絶対、待ってるから! すぐ落ちるマジックも一緒に置いとくし。

修士 え、すぐ落とすん? 書かれるのは嫌がらんのに!?

寛平 うん。鬱憤を晴らしてくれてええなと。腹立ったらやで? おもろかったら、書かんといてな!

修士 じゃあ、ペンはこちらで用意します! みなさん、ぜひお越しください!
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【間寛平】【シベリア文太】【川谷修士】【2丁拳銃】

2018年8月30日 (木)

今田&東野が語る、Amazon Prime Video史上「一番おもろなかった」東野の芝居とは? 『今田×東野のカリギュラ』シーズン2が8/31配信開始!

Amazon Prime Videoにて、Prime Original『今田×東野のカリギュラ』シーズン2の見放題独占配信が8 月31日(金)より開始されます。


番組タイトルの"カリギュラ"とは"禁止されればされるほど試してみたくなる心理現象"のことで、本作は今の時勢では実現しづらくなってしまった企画を取り上げていく、今田耕司、東野幸治によるバラエティシリーズ。
昨年6月より毎週1話ずつ全20話が配信されたシーズン1では、東野幸治の発案で自らジビエに挑戦する『東野、鹿を狩る』を始め、少子化問題にも一石を投じる『教えてシリガール』、オードリー・春日やロバート・秋山が自身考案のドッキリにかかる『自作自演やらせドッキリ』といった硬軟織り交ぜた企画で、熱い支持を得ました。


今回配信されるシーズン2は全18話によって構成され、8月31日(金)にパート1(第1~8話)、今冬にパート2(第9~18話)が一挙配信。
すでに発表された8話までのラインナップを見ると、東野の"狩り"シリーズ最新作『東野、カラスを食う』を皮切りに、平成ノブシコブシ・吉村崇らが火だるまになって宙を舞う『人間火の鳥コンテスト2018』、かまいたち・山内ら芸人が自分の奥さんから下着を盗む『家庭内下着泥棒グランプリ』など、いずれも魅力的な企画が並びます。


8月某日、収録の合間に今田耕司、東野幸治が、囲み取材に応じ、『今田×東野のカリギュラ』シーズン2への意気込みなどを語りました。

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      *      *      *


――まず、昨年より配信中の『今田×東野のカリギュラ』シーズン1の反響、感想などお聞かせください。


今田耕司 うどん屋さんに入っていたら、高校生の若い子らが、「『カリギュラ』って知ってる?」「めっちゃおもろいで、見ろ見ろ」って言うてました。この世代の子たちがおもろいって言ってくれていたのが、単純にうれしくて、自分から声かけました(笑)。面白いって街中で声かけてもらえるっていうのがありがたいですね。
東野幸治 狩猟ドキュメンタリー("狩り"シリーズ)をさせていただいて、普段行くお蕎麦屋さんの店長が、一切、テレビのことをしゃべってこない人なのに、「『カリギュラ』見ました。鹿、どうでした?」って言われたんで、料理界、飲食店では評判のいい番組です(笑)。

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――シーズン2にあたり、出演を躊躇されている方もいらっしゃるという噂もありますが。


東野 シーズン1からですよ。スリムクラブの真栄田から、「兄さんすいません、『芸人の嫁 指名ダービー』の仕事、断りました」「嫁が風俗嬢になって、指名されるかっていうのを競うんですけど、嫁からNG出ました」ってあたりまえやないか(笑)。


――シーズン2のパート1にあたる全8話で見どころは?


今田 シーズン2は、東野くんの狩りでスタートするので、始まったっていうワクワク感がありますね。
東野 今回、"狩りシリーズ"のスピンオフなんですけど、『東野、カラスを食う』っていう(笑)。

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今田 なかなかないですからね、これも。地上波でカラス食うてるの見たことない。
東野 俺も企画の説明を受けて、「わかりました」って答えましたけど、よう考えたら趣旨変わってきたなって(笑)。
今田 目指しているのは熊ですからね。
東野 そうそう。まだ熊はいってないですから、まず、予行練習で『カラスを食う』ってやりました。
今田 ドローンをカラスに見立てた東野くんのアクション芝居ですか。あれはいらなかった(笑)。
東野 あれはすべってましたね(笑)。Amazon Prime Video史上、一番おもろなかった(笑)。あと、『特効野郎 Aチーム』。我々がちっちゃい時に見ていたテレビの裏方さんたちの職人技と言いますか...。
東野 爆破って最近、なかなか出来なくなって、バラエティーでも減ってきているんですよね。そんな爆破の職人さんに大いに活躍してもらおうっていう企画なんです。
今田 意地とプライドが垣間見えたなかでの一発勝負で、緊張感があって、面白かったですね。
東野 竹中直人さんに出ていただいた『自作自演ドッキリ』、あと『家庭内下着泥棒グランプリ』もありますね。

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今田 あー、ファラオ(馬鹿よ貴方は・平井"ファラオ"光)面白かったですね。
東野 嫁の下着を嫁にバレずに盗めるかっていうね(笑)。二回目の登場となる(元EE JUMP)後藤祐樹くんが、生半可な気持ちでタトゥーを入れる女性を叱るっていう『デスペラード?ならず者よ、正気に戻ったらどうだい??』という企画も立ち上がりました(笑)。それから『人間火の鳥コンテスト2018』、これは火の鳥になって、こんな綺麗に...(画面写真を見せる)

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今田 すごい綺麗やわ。
東野 誰もが一度は火の鳥になりたいって思うじゃないですか(笑)。


――『カリギュラ』出演で、失ったもの、得たものは?


東野 得たいものでいえば一個あるんですけど、Amazon Prime Videoで面白い番組が配信されているじゃないですか。地上波を見ていると、松本さん(ダウンタウン・松本人志)とか有吉(弘行)くんとか『バチェラー』(今田耕司もナビゲーターとして出演する『バチェラー・ジャパン』)とかのCMやっているでしょ? 『カリギュラ』も、いつでもスタンバイ出来ているんです。なぜ『カリギュラ』はCMがないんだっていう。それを得たいと思っているんです。


――二人が今後『カリギュラ』で挑戦してみたい企画は?


今田 僕は『カリギュラ』でしか出来ないエロを追求したいと思っているんですよ。
東野 バブリーなパーティーに行きたいって言ってましたよ。
今田 潜入したいっていう願望ね。アダルトの撮影現場、一回は見てみたいけど夢が壊れるかなと思うし、バラエティーで撮影現場を見てもしょうがないので、『今ちゃんを探せ』的な、汁男優に混ざっているとか...。
東野 アカンわ(笑)。


――(今田率いる独身芸人の集い)アローン会でお見合い企画とかどうですか?


今田 各マネージャーがなかなかスケジュールを出してくれないんですけど、『カリギュラ』は大歓迎ですよ。4人でお見合いとか最高ですけどね。むちゃくちゃやりたい。
東野 地上波でやったら若干引くようなフィーリングカップルでしょ?
今田 もちろん。「なんやねん」っていわれても条件揃ってますから。
東野 金もありますし、人気者で憧れの的ですから、それに見合うめちゃめちゃいいオンナが集まるっていうね、地上波でやったら引くでしょ(笑)。
今田 でも世の男子高校生たちは「夢あるな、俺もNSC入ろう」って思ってくれるかもしれないですね。
東野 フィーリングカップルもいいんですけど、一回汁男優を経てからじゃないと、そんなにいい思いばっかりはさせられない(笑)。


――シーズン1の『教えてシリガール』で活躍したAD藤原さんの再登場はありますか?


東野 渋いですね(笑)。出てきますので、楽しみにしてください。

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――最後に読者へメッセージをお願いします。


今田 情報は地上波でたくさん得られると思うんですけど、単純に楽しめるもの、なかなか地上波で見れないものが『カリギュラ』では見られるので、出てくるゲスト、後輩の芸人も一流の人たちがこんなことやるのっていうのもぜひ楽しんでいただきたいですね。
東野 相も変わらず、同じようなことやってますし、今回一気に見られますから、一気に見ていただいてパート2(第9~18話)も楽しみにしていただきたいと思います。


(C)2018 YD Creation


【今田耕司】【東野幸治】

2018年8月25日 (土)

ハワイ公演も決定!おきなわ新喜劇をプロデュースするゴリが見どころを語る

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ハワイ移民の3世が母親を探しに沖縄にやって来るというモチーフで、笑い満載の楽しい舞台となる、第5回おきなわ新喜劇ツアー『心がつなぐアロハイサイ!』公演が9月3日の東京公演を皮切りにスタートします。今回は東京、大阪、那覇、石垣に続き、なんとハワイ公演も決定! そこでおきなわ新喜劇をプロデュースするガレッジセール ゴリに本舞台の見どころ、そして今回のハワイ公演に向けた意気込みを聞きました。

――2014年に始まり、今回で5回目を数える「おきなわ新喜劇」ですが、吉本新喜劇と沖縄の方言・音楽・風習をミックスさせて、沖縄独特の文化・歴史を笑いながら学ぶというテーマで行われてきました。沖縄のお客さんのリアクションはいかがですか?

ゴリ:やはり沖縄の地元ネタをやると、皆さんすごく喜んでくれますね。俺たちの土地のことをいじってくれてるということで、みんなケタケタ笑いますし。東京や大阪の人が見たら、いったい何がおかしいんだと思われるかもしれませんが、皆さん本当にケタケタ笑ってくれていますね。

――やはり沖縄ならではの新喜劇だということなんですね。

ゴリ:ただ、本番前という緊張感をお客さんがあまりくんでくれないんですよ。本番前なのに、楽屋に何十人と役者の知り合いが入ってきて、「サーターアンダギー食べなさい」とか「天ぷら持ってきたよ」とか。こっちとしては着替えて、メイクとかもやりたいんですけど、「写真撮って」とか。おじいちゃんは「トイレはどっち?」と聞いてくるんで、「あっちです」とか言って。楽屋裏は大変ですね(笑)。

――第5回公演となる『心がつなぐアロハイサイ』は、戦後、戦争の被害が大きかった沖縄に、ハワイの移民が豚や洋服、ワクチンなどを送ったという実話がモチーフとなっていると聞きました。これは沖縄の方にとっては有名な話だそうですね。

ゴリ:もちろんです。ハワイから沖縄に豚が送られてきたというのは、沖縄の人はみんな知っている話なので。だからその話を入れながらも、根本的には笑ってもらうことが一番ですから。沖縄の人には笑っていただいて、そして東京や大阪の人には「沖縄の人って世界中に移民として渡っているんだな。そして戦後は、ハワイ移民が故郷のためにお金を集めて、豚だワクチンだ服だというものを送ったことがあったんだな」ということを知ってもらいたい。そういった沖縄の情報をひとつだけでも持って帰ってくれるだけで、僕はいいと思うんです。だからたくさんの知識を詰め込みすぎると結局、忘れてしまいますけど、とりあえず一個だけ。例えば空手がテーマだったら、実は沖縄が空手発祥の地なんだ、ということを一個だけ、持ち帰ってもらえればいいなと思って作っています。

――吉本新喜劇の伝統を守りつつ、沖縄らしさもミックスさせるということで。どれくらいのバランスで考えていますか?

ゴリ:基本的にやはり笑えないとお客さんは来ないと思うんで、吉本新喜劇の要素が6割。沖縄の要素が3割くらい。そして残りの1割が沖縄の豆知識という感じの配分でやっています。

――ゲラゲラ笑っていくうちに、いつの間にか沖縄の知識がスーッと入ってくるという。

ゴリ:そうですね。で、今回の幕間では、ひとりで三線を弾いている比嘉りゅうた(ありんくりん)が登場し、語り部をするという新しい試みをやります。そういうのは吉本新喜劇ではやらないことですからね。そしてゲストには、きいやま商店が来て、歌も歌ってくれるんで。そういう意味で、南国沖縄の爽快感みたいなものが出ると思います。そういう部分が「おきなわ新喜劇」らしさかなとは思います。

――第2回公演の時に、「香港、タイ、ハワイ、ブラジル、ペルーと沖縄県人会があるところ全てに行きたい」とゴリさんが意気込んでいたことがありましたが、今回、その中のひとつであるハワイ公演が見事、実現しましたね。

ゴリ:やっときました。沖縄移民の県人会がある場所に行ってやりたいという思いがあったので。これがひとつの成功例としてうまくいけば、ブラジルだ、アルゼンチンだ、ペルーだ、チリだと。沖縄の人がいっぱいいるところに行けると思うんで。本当にうれしいです。5年に1度の「世界のウチナーンチュ大会」に行ったときも、同じ沖縄出身で、世界中で生活している人がこんなにいるのかと。それくらいの人たちが集まりますからね。みんないろんな国の国旗を振っているんですけど、流れている血は沖縄ですから。移民として世界に渡っていって。そこで貧しい生活や重労働をしながら、なんとか頑張って生き抜いて。子孫を残して。自分たちの地位を確立している人たちなんで。そういう沖縄の人たちの力強さとか、そういう部分も僕は誇りに感じています。

――その景色は圧巻でしょうね。

ゴリ:そういう集まりを見たときに、今度は僕たちの方が、彼らが生活している国に行って、おきなわ新喜劇を観てもらいたいなと思ったんです。そこで「世界のウチナーンチュ大会」でもやらせてもらったんです。そうしたらその会場にも、世界中から来ている沖縄の人たちが来てくれて。言葉が分からなかったと思うんですが、それでもなんだか楽しそうに見てくれて。これだと思ったんです。だから今回、海外で見せられることになって、非常にうれしいですし。メンバーみんなも、ただただ仕事という理由でハワイに行けるということで、非常に喜んでいます(笑)。

――そういう意味で、ハワイの人たちも楽しみにしているんじゃないでしょうか?

ゴリ:今まで、沖縄の喜劇をハワイに持っていくということは、おそらくなかったと思うんですよ。沖縄とハワイは同じ南国ですが、なかなか頻繁に行き来できるわけではないので。だから僕らが沖縄の風を持ってきて。その上で自分たちのルーツである、沖縄の風と音楽と笑いを味わってもらって。やっぱり同郷っていいなというのをハワイで感じていただけたらうれしいなと思います。それにしても懐かしいですね、ハワイは、ゴリエちゃんのPVを撮った場所なので。

――ご縁があったんでしょうね。

ゴリ:本当にこの公演が決まるとは思わなかったですよ。こういうことが現実になるということはそう簡単にいくものでもないですからね。そういう部分で、沖縄県に対しても感謝ですし、そうやって尽力してくださった吉本のスタッフにも感謝ですし。その分、期待を裏切らない内容をしなければいけないなと思います。

――あらためて意気込みをお願いします。

ゴリ:今回は5周年という節目ですし、海外公演も決まったということですが、まだまだ、おきなわ新喜劇の知名度は少ないので。これからはおきなわ新喜劇を観たいから、沖縄に観光に来る、ということになれば、おきなわ新喜劇の意味があると思うんですね。こちらから東京や大阪に出かけていって、いろんな人に沖縄のことを知ってもらって。それをきっかけに、沖縄にも足を運んでもらえたらと思うんです。やはりなんばグランド花月を見ているとうらやましいですよ。1日に何回も公演をやって、全部が満席ですから。観光の一環として定着しているんですよね。だから沖縄もああいう風になるように、地道に頑張っていくしかないですね。


●日時・会場:
【東京】 9月3日(月) 19:00開場/19:30開演 @ルミネtheよしもと
【大阪】 9月5日(水) 18:30開場/19:00開演 @なんばグランド花月
【ハワイ】 10月17日(水)①15:30開演②18:30開演 @ハワイ大学
【那覇】 11月6日(火)・7(水) 18:30開場/19:00開演 @琉球新報ホール
【石垣】 11月28日(水) 18:30開場/19:00開演 @石垣市民会館 大ホール

●出演者:
ガレッジセール、普久原明、福田加奈子、宮川たま子、ありんくりん
田仲メリアン、宝眞榮日也美、仲地智子

●ゲスト:きいやま商店 ※ハワイ公演除く

●チケット料金
【東京・大阪】 前売4,000円/当日4,500円
【那覇・石垣】 前売3,500円/当日3,900円
        (※中学生以下 前売3,000円/当日3,400円)

●チケット一般発売:
【東京・大阪】  好評発売中
【那覇・石垣】  8月18日(土)~

●チケット取扱:チケットよしもと 、ファミリーマート、ローソン、チケットぴあ ほか

2018年8月17日 (金)

SHOWROOMインタビュー記事掲載権獲得オーディション1位の小寺真理へインタビュー!「SHOWROOMは夢を叶える場所やなって思います。」

アーティストやアイドル、タレンドなど著名人の配信が無料で視聴できるだけでなく、誰でもすぐに生配信できる、双方向のコミュニケーション仮装ライブ空間『SHOWROOM』。

現在、多くの吉本芸人が参加し、それぞれ個性的な配信を行なっています。今回は同サービスで開催されたイベント「よしもとニュースセンターインタビュー記事掲載獲得権オーディション」にて、ベスト3に入った芸人へインタビューを刊行!
1位は60分間、2位は40分間、3位は20分間それぞれ時間が与えられ、各々にインタビューを通してアピールを行ないました。
見事第1位に輝いた小寺真理には「SHOWROOM」への熱い想い、吉本坂46への意気込みなどを語ってもらいました。
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*  *  *  *  *  *
----1位おめでとうございます!
「ありがとうございます! 今回は初めてアバターを作りたくて参加させてもらったんですが、リラックスした感じで普段どおりにやらせてもらいました」

----自身のSHOWROOMでは、どんなことを配信しているんですか。
「基本的には吉本坂46に入りたい、から始めたんです。普段、吉本新喜劇でしかお客さんの前に出ることがない私の裏側とか興味ないと思うんですけど(笑)、興味ある人に向けては配信できたらいいなと思っています」

----配信の時間は、いつも何時頃にしているんですか?
「基本的には夜の22時から24時の間の枠と、あとは予告しないで昼間にゲリラで、吉本新喜劇の合間にちょっと楽屋から......というのもできたらっていうのを考えてやってます」

----どのくらいの時間やっているんですか?
「だいたい1時間くらいで、そこで話が盛り上がったら長くなることもあります。でもユーザーさんの明日の都合もあると思うので、基本は1時間くらい終えるようにはしています。」
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----小寺さんのセールスポイントは?
「とにかく皆さんのコメントをたくさん読むようにしてます。SHOWROOMはほかのサービスよりもたくさんコメントが来たり、星を投げてくれたりと、反応がダイレクトに届くんです。だからそこを一番大切にして、なるべくコメントを拾うようにしてますね。中にはちょっと答えづらいものもあるんですけど、それもなるべく拾うように(笑)」

----例えば、どんなことなんですか?
「そうですね〜。ライバルは誰ですか?とか、あの人のことはどう思いますか?みたいな質問は、思っているのと違うふうに受け取られることもあるかなと考えちゃったりしますね。」

----実際にSHOWROOMをやってみての感想は?
「5月から始めたんですが、最初は長く続けるのは難しいんじゃないかなぁって思ってたんです。毎日コツコツと配信するのは大変かもって。でもリスナーさんが増えていくのが楽しくなってきました。最初、ユーザーさんは私が元々いた『つぼみ』のファンの方、吉本新喜劇のファンの方、SHOWROOMからのファンの方、3つのグループに分かれてたんですよ。」
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----派閥みたいなものがあったんですね。
「でも、今は私のコメントを無視して勝手に大喜利始めるくらい、すごくいい雰囲気になってるんです。(SHOWROOMの)イベントのおかげだと思うんですが、みんなの気持ちがひとつのところに向かうことで仲良くなって、何時から配信したほうがいいんじゃないかとかの話し合いも始まるくらいで、私ありきというより、いっしょに番組作りをしてくださってるという感じなんです。初見の人が来たらみんなが教えてくれますし、ユーザーさんから初見の人に話しかけてくれたりってこともありますね。」

----配信はどこからしてますか?
「基本的には家からです。SHOWROOMを始めてから夜にご飯とか行かなくなったんですよ。吉本新喜劇のお兄さん、お姉さんからも『まりこりんはSHOWROOMがあるから誘えない』って言われてて(笑)」

----付き合いが悪くなった?
「そうなんですよ。だから、お昼ご飯を一緒に食べに行ってますね。」

----これまでSHOWROOMで心に残っていることは?
「いちばんは前田(裕二/SHOWROOM)社長が見に来てくれたことですね。まだSHOWROOMを始めてすぐの頃でお名前は知ってたんですけど、まさか来てくれるとは思ってなくて。NGK(なんばグランド花月)の舞台監督さんに前田(たくぴー)さんって方がいらっしゃるので、リスナーさんに『前田さんが来てる』って言われてたくぴーさんが来たんやって思ってたんですが、『違うよ! 社長さんだよ!』って言われて。『社長さんって誰!?』ってなりました(笑)」
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----それは驚きますね。そもそもSHOWROOMを始めたきっかけは?
「親友の有村藍里ちゃんがきっかけなんです。吉本坂46のオーディションの時に勧めてくれてやってみたいなって思ったんですが、最初は踏みきれなくて」

----それはなぜだったんですか?
「吉本新喜劇でやってる人がいなかったですし、自分からマネージャーさんにやりたいって言うのはどうなんかなって不安に思ったんです。でもそんな時、川畑(泰史)座長から『そんなんいけよ! 吉本坂46受かりたいんやろ? ちょっとでもみんなに知ってもらうんやったらSHOWROOMや!』って言ってもらって。」

----素晴らしいアドバイスですね。
「川畑座長、SHOWROOMじゃなくてシャワールームって言うてたんですけど(笑)、そこはツッコまず『わかりました、マネージャーさんに言ってみます』って。それからマネージャーさんも動いてくれて開設できたので、藍里ちゃんと川畑座長のおかげですね。」

----ちなみに、川畑座長は小寺さんにとってどんな方ですか?
「ひと言で言うと......お父さん。......の1つ上なんですよ。お父さんはご本人が傷つくと思うんですけど(笑)、彼氏でもないし、お兄さんは歳がだいぶ違うし......。お父さん未満、彼氏未満......むずかしいですけど(笑)、吉本新喜劇で私をイチから育て直してくれた恩人です。だから、もし川畑座長が----独身やから不倫とかないんですけど――もし何かあったら、私はかばい続けます!(笑)」

----吉本新喜劇での目標は?
「川畑座長に『一番信頼してるで』って言われたいですね。お芝居に関しても、ネタに関してもどっちも任せられるよねって。」

----では、目標としている先輩はいますか。
「宇都宮まきさんです。楽屋でもとにかく優しくて、後輩思いで、オシャレ。で、ネタもおもしろい、エピソードトークもできるし、吉本新喜劇以外の部分も100点というか。役に臨む姿勢もすごいなって思って尊敬してます」
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----SHOWROOMを始めるきっかけになった吉本坂46についても伺いたいのですが、参加のきっかけは?
「これも川畑座長なんですけど、東京の吉本新喜劇に出てた時にすごい勢いでルミネに入って来られて『ちょっと小寺ちゃん、聞いてほしいねんけど! 吉本坂46って言うのができるらしいねん、絶対受けや!』って。私はえ!?って戸惑ったんですよ。吉本坂46なんて聞いてなかったですし、何なのかもわからないから道路にある坂なんかな?入りやってどういうこと!?って思って(笑)。そこから詳しく聞いたり、ネットニュースとかも見たりして、ようやくわかったんですけどね」

----オーディションは順調ですか?
「オーディションでは、本当にいろんな方に助けてもらってますね。最初に藍里ちゃんと川畑兄さんには、SHOWROOMを始めるためのアドバイスをもらったので本当に感謝してます。けど、大変なことも。2次オーディションは吉本新喜劇のマネージャーさんが忙しすぎたのか、前日に連絡が来たんですよ」

----2次はどんな課題だったんですか?
「自己PRと歌だったんです。歌!?って聞いたら、好きなところを好きなだけ歌ってくださいって(笑)。なんの用意もしてなかったんですけど、森高千里さんの『私がおばさんになっても』を2行だけ覚えていきました。オーディションでは、まずネタをやったんですが、そっちはしっかりスベりました......」

----(笑)。歌のオーディションはどうだったんですか。
「その時点では、まだ吉本坂46って吉本だけに少しふざけた感じもあるのかなって思ってたんです。だから少し軽い気持ちで行ったんですけど、同じ組で受けてる人がガッツリ歌っていて。なんやったらサビを2回繰り返す人がいたり、泣き出す人もいたりして、もうヤバイヤバイ〜って焦って。2行しか覚えてなかったとこを2回繰り返して歌いました(笑)」

----手応えはありましたか?
「絶対に落ちたと思ってたんです。歌のあとにはダンスできますかって聞かれて、苦手なんで踊れませんって答えたし。でも受かってたんです! だからこれは真剣にやろうと反省して、次はちゃんと受けようと思ってたんですけど、夕方の6時にマネージャーさんから『締め切りが今日の夜12時です。動画送ってください!』って言われて。またエ〜ッ!?ってなって」
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----2次より期日が短い!
「そうなんですよ。締め切りまで6時間しかないのに、吉本新喜劇が4回公演の日で(笑)。またヤバイヤバイって焦った時に、同期入団のいがわゆり蚊さんが、自分も出番があるのに『撮ってあげる』って言ってくれて。だったら、ちょっとでもいいものをと思って自分で編集もしてギリギリ3分前に送ったんですけど、上がってるのを見たら画質が悪すぎて、私の顔がわからんくらい、文字もぼやけて読めないくらいやったんです。そのあと、SHOWROOMを始めたので、受かったのはSHOWROOMのおかげやと思ってます(笑)」

----波乱万丈だったんですね。
「SHOWROOMはAKB48さんとか乃木坂46さんもされてるので、ファンの方がお笑い枠をたまたま見に来てくださって、こんな吉本坂46やりたい子おるんやって応援してくださることもあるんです。そのおかげで、最初は21位スタートだったのが、SHOWROOM始めてからは14位まで上がりました」

----4次は水着審査もありました。
「水着審査は、有村藍里ちゃんが全部撮ってくれたんです。グラビアをやってるから、本当にひとつずつポーズを教えてもらって、10何時間かけて撮ってもらいました。さらに、藍里ちゃんが1000枚くらい撮影したのを100枚くらいに絞ってくれて、そこから選んだのを出しました。5次のダンスは元相方がダンスができるので、仕事の休みを取ってまで私に教えてくれて。今日も練習して来たんですよ」

----吉本新喜劇のみなさんも応援してくれてるんじゃないんですか?
「川畑座長とかは『ここで落ちたら振り切れてて、めちゃおもろいけどな』って言ってました。『7位まで上がったのに、ダンスで落ちるってめっちゃおもろい』って。吉本新喜劇の座員のみなさんも、私がダンス下手なの知ってるからもう終わったなって言ってます(笑)。だから、またSHOWROOMさんのお力を借りて頑張りたいです!(笑)」

----最終審査に受かったら?
「受かったよ〜!っていう祝賀会みたいな配信をできたらいいな、と。そして、いつかはポストよしもとでSHOWROOMのイベントをやりたいですね。吉本新喜劇のメンバーとかもSHOWROOMのことをまだまだわかってないですし、配信イベントがあればもっとみんなも知ってくれてゲストも呼びやすくなるので実現できれば。その先は大阪、東京で月に1回ずつやれるようになれたらすごいなって思ってます」

----小寺さんにとって、SHOWROOMはどんな場所ですか?
「夢を叶える場所やなって思います。SHOWROOM内のコーナーでラジオがやりたいからラジオの勉強させてくださいって言って、ファンの方からトークテーマを募集してを読んで答える練習をしてたら、本当にNGK横の公開ブースのラジオをさせてもらえることになったんですよ! なんで使ってくれたんですか?って聞いたら、SHOWROOMをやってるからだって言ってもらえて。2カ月で夢が叶いました! って言うてて、吉本坂46落ちたらどうしよう。タイトルにまでつけてるのに!」
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【小寺真理】

2018年8月15日 (水)

2020年は『エヴァ×サキ』実現!? プロデューサーの天津向と桜 稲垣早希が『アニ×ワラVol.8』の見どころを語る

オタク芸人「天津」の向清太朗がプロデューサーとなり、『アニメソング』と『お笑い』との融合を目指す、唯一無二のアニソンフェス『アニ×ワラ』。
2014年に約500のキャパから始まり、回を重ねるごとに動員を伸ばし、昨年は東京ドームシティホールで1600人の動員に成功するなど、2020年の日本武道館公演を目指す勢いで固定ファンを増やしています。

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そしてファン待望の『アニ×ワラ Vol.8』は、10月7日(日)に東京国際フォーラムホールCでの開催が決定。
プロデューサーを務め、随所で出演もする向と、『アニ×ワラ』常連のピン芸人にして、『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレーのコスプレ姿でお馴染みの桜 稲垣早希の二人に、『アニ×ワラ』の魅力や今回の見どころ、そして近況などを伺いました。


       *        *           *


――2014年の『アニ×ワラ』立ち上げ当時、お二人の距離感は今と同じくらい親しかったんですか?


向 2012年から、もうムカサキ(最近再始動した向と稲垣の音楽ユニット)やってますからね。
稲垣 劇団アニメ座(若井おさむを座長としたアニメを題材にした劇団)も2010年から始まってますね。
向 いろんなイベントがあって、『アニ×ワラ』が始まる頃は、関係性を深めた芸人さんに声をかけることが多かったですね。


――稲垣さんは、『アニ×ワラ』が成長していく過程を間近で見てきたんですね。


稲垣 はい。いやー、すごいと思います。今、お笑いの劇場って、集客が厳しくて、数人のお客さんの前でネタをすることも当たり前なくらいの時代に、これだけ集客して、輪を広げていますからね。


――立ち上げの時に疑問はなかったですか?


稲垣 最初は、「何しやはるんだろう?」「このイベントに芸人はいるんかな?」って、ついていけない感じだったんですけど(笑)、でも本番では声優さん側がすっごい楽しんでくれていて、お客さんも楽しんでくれていて。他の声優さんやアニソンイベントではない笑いがきっとあって、それを声優さんも初めて体験して、楽しんでくれているのかなっていうのを感じて、すごいイベントだなって思いました。
向 ありがとう(笑)。

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――スケールアップを続ける今回の『アニ×ワラ Vol.8』も、豪華なアーティストが揃いましたね。例えば榊原ゆいさんは、歌はもちろん、安定感のある漫才も期待できますね。


向 それはもちろんで、見どころはたくさんあると思います。山﨑はるかさんだと、マネージャーさん曰く「コントやりたい!」って、テンションが上がっていると聞きましたし、ブレンド・Aはイベントとかで何回も絡んでいる分、3人のバランスもわかっているので、3人のわちゃわちゃしている瞬間が作れたらなと思っています。徳井青空さんは『エヴァ』(新世紀エヴァンゲリオン)のアスカが好きなので、稲垣さんとのコラボみたいなこともありえるし、いとうかなこさんも超明るくて、歌がハンパないですから。信頼できます。『イト×カナ』ってタイトルにしたいです(笑)。


――アニソンありきでゲストをお呼びするわけですが、歌って欲しい曲のリクエストは向さんがされるんですか?


向 基本、僕がリクエストします。『アニ×ワラ』の仮想のお客さんは僕なので、僕だったらこの曲歌って欲しいなっていう感じを詰めてやりたいんですよね。だから、本番中、舞台袖から離れないんですよ。一緒に口ずさんだりしながら見ていて、後輩曰く、気持ち悪いらしいです。
稲垣 アハハハ!
向 そういう自分のイベントを袖で見られる幸せはないですよ。それはやらせていただいてます。

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――稲垣さんとしての見どころは?

稲垣 やはり、榊原ゆいさんの漫才は、すごい楽しみですよ。私は出来ないです。しゃべくり漫才ですからね。さっき向さんが言ってたアスカと徳井さんの絡みは、ちょっとしたミニコントとかもさせてもらえたらうれしいなあと。
向 これまで二人の共演はあるけど、ピックアップした絡みは初めてだね。

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――一方、芸人さんで注目は?


向 ヘド吐くほどおなじみのメンバーですが(笑)、ガーリィレコードと稲垣さんが一緒に出るのは初めてかも。
稲垣 芸風が似てますからね。
向 似てないわ(笑)。
稲垣 おなじみだからこそ、お客さんにどんどん覚えていただいて、受け入れられている感があるので、すごい楽しいです。ほとんど声優さん目当てのお客さんだと思いますけど、アウェイにならないあったかい空気が『アニ×ワラ』なので、今回もすごい楽しみですね。


――お客さんが芸人にもあたたかいとはいえ、冒頭、向さんの登場シーンでは、ブーイングがおきますよね?


向 そうですね。逆にブーイングがないと不安になります(笑)。ブーイングはひとつのノリですから、やって欲しいですね。

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――毎回シークレットゲストにも注目が集まり、前回は馬渡松子さんで大盛り上がりとなりましたが、今回は考えていますか?


向 「シークレットゲストが出ます」って言っちゃった時点で、シークレットの存在はなんなんだってなりますけど(笑)。僕は、はりけ~んずの前田さんを師匠だと思っているんですが、前田さんから「若い子に向けてやるのはいいけど、お前らと同世代の人間をケアすることが大事だよ」って言われたことがあるんですよね。要は38歳のアニメ好きに向けて、刺さることを『アニ×ワラ』ではしなくちゃならない。それがシークレットゲストの起因でもあるんですけどね。なので、そういったアーティストが来るかもなあ...って感じですね。
稲垣 私も、あの人だったらいいな...っていうのはありますね。ハートフルなステーションな方だったら。
向 ハートフルなステーション?
稲垣 「私はたぶん3人目だと思うから...」
向 その方が来たらむちゃくちゃすごいよ!
稲垣 2020年は『新世紀エヴァンゲリオン』の新作劇場版が公開されるので、2020年の『アニ×ワラ』は、エヴァ関連のビッグな方がいいなあ。
向 なんで忙しい最中、『アニ×ワラ』出るの(笑)。でもそういう夢がありますね。当初描いていた2020年の日本武道館でのプランには、エヴァのパイロットを務めた声優さん3人の名前がありました。
稲垣 うわー、『エヴァ×サキ』やん!
向 いやいや、『エヴァ×ワラ』ならわかるけど、なんでサキが出てきちゃうの(笑)。
稲垣 私、得すぎるから(笑)。
向 いやいや(笑)、でもそういう夢が語れる場所が『アニ×ワラ』やし、しゃべっていたら実現することもあるので、全然ない話しではないと思います。あると思います。
稲垣 うわ、ありがとうございます!


――今回、その「あると思います」の方の出演は?


向 ロケバスの運転をしていると思います(笑)。
稲垣 今回も、シークレット前説はあるんですか?


――前回はアイデンティティさんでしたね。


向 一応、考えてはいます。


――そちらも楽しみですね。『アニ×ワラ』から話題は逸れますが、BOOK☆WALKER主催の「新作ラノベ総選挙2018」にて、天津向さんの著書『クズと天使の二周目生活』シリーズ(小学館ガガガ文庫)が第7位にランクインしましたね。


向 めちゃくちゃうれしいですね。200作品中の7位ですから、もっと褒められることだなと思いますけど(笑)。ユーザーからの投票なので、しっかり読んで面白いと思ってくれた方が、これだけいて、ここまで届いたことがまずうれしいですし、次からのがんばりにつながりますね。

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――ライトノベルですとアニメ化やゲーム化される作品が多い印象ですが、そのあたりの展望は?


向 あればいいですけどね。よしもとにはアニメに力を入れている事業部があるので、うまく連動できて、僕のライトノベルがアニメ化され、そのアニソンをムカサキが歌い、ムカサキで『アニ×ワラ』に出演して、お客さんに喜んでもらえるということにつながっていけばいいなとは思います。
稲垣 それ、いいですね。


――向さんに印税が集まるシステムですね。


向 そうですね。みなさん、僕のために働いてください...って、知ってるでしょ!(笑)よしもとですよ。そんな入らないですよ。


――そんな入らなくても、ラノベの執筆活動は続けていくと。


向 そうですね。ベストだなと思うのは、例えばカラテカさんみたいに、入江さんが社長みたいな活動をすることで、矢部さんがいじって、矢部さんみたいに本が売れて、入江さんがいじるみたいな、ピースもそれに近いんですけど、僕らもまだコンビですし...。
稲垣 まだ?
向 まだまだ(笑)、僕のこうした活動を漫才で相方がいじってくれたり、笑いの種になればいいですし、相方もそう思ってくれたらいいなと思っていて、いろんなことを並行して出来たらいいです。ライトノベルもそのひとつですね。


――そして稲垣さんは4月に活動の拠点を大阪から東京へと移しました。


稲垣 『アニ×ワラ』もそうですし、劇団アニメ座の活動もあり、ベジータ芸人のR藤本とコンビみたいな活動もしていますので、自分の好きなアニメに携わる仕事は圧倒的に東京の方が多いんですよね。『アニ×ワラ』も一人だけ大阪から呼んでいただいて、日帰りで打ち上げにも参加できないまま帰ったり、みんなに迷惑をかけていたので、そういう意味でも上京してきてよかったなって思います。


――最後に読者へ向けて、『アニ×ワラ Vol.8』のPRメッセージをお願いします。


向 概要がわかりにくいイベントに、6800円(前売り券料金)払うのは結構なギャンブルだと思うんです。最終的に信頼していただくしかない部分もありますが、いろんなラジオや動画などで、ちょっとでも「向、面白いな」「向、信頼出来るな」って思った方々の期待は、100%裏切らない自信はあります。世間には、アニメ好きなお笑いファンもいるし、お笑い好きなアニメファンもいると思うんですけど、そこは確実に満足させます。芸人のラインナップだけで見に行こうと思う方がいたら、アニメ好きじゃないと変ですけど(笑)、みなさんぜひお越しください。
稲垣 唯一無二のどこにもないイベントで、お客さんはほんとにめちゃくちゃ盛り上がるんですよ。お笑いのイベントで、あんなに盛り上がるの見たことないですよ。すごいですよ。お客さんがすごく楽しんでいるのがこっちにも伝わので、ほんとに騙されたと思って来てほしいです!

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『アニワラvol.8』 公演概要
【日時】10月7(日)  開場16時15分 開演17時
【会場】東京国際フォーラムホールC
【料金】前売り6800円/当日7300円
【アーティスト出演者】いとうかなこ/榊原ゆい/徳井青空/山崎はるか/ブレンドA(和氣あず未/鬼頭明里/春野杏)  and more ※敬称略
【芸人出演者】天津向、若井おさむ、こりゃめでてーな伊藤、石川ことみ、R藤本、桜 稲垣早希、ガーリィレコード、他
【公式サイト】http://aniwara.com/