12月27日(木)、よしもと漫才劇場で行われたのが『よしもと漫才劇場presents 2018年下半期おもしろAWARD』。漫才劇場を賑わせたニュースや人物などを紹介、表彰していく半年に一度の恒例イベントです。MCは上半期に続き、アインシュタイン・河井と紅しょうが・熊元プロレスの2人。ひな壇に座ったメンバーたちをまとめて紹介します。熊元プロレスは詰めかけた女性客に向けて「女子! バレンタインまで49日、切り替えよー!」とメッセージ。
それからもMC口調を守ろうとしすぎて、全員からツッコまれるなど、序盤から空回り過ぎの熊元プロレスに会場も爆笑です。ほかにも、ツッコミに出てきたアインシュタイン・稲田の顔がテカりすぎている、その稲田が吉田たち・ゆうへいのヒキ笑いのモノマネをするなど、序盤から大盛り上がりでイベントは進んでいきます。
最初の『おもしろフレーズAWARD』にエントリーされたのは6つのフレーズ。見取り図・盛山の『豚はええわ、○○すな』、からし蓮根・青空『概念はなんや』、ニッポンの社長・ケツ『荷物多いねん』、蛙亭・中野『どういう意味?』、たくろう・赤木『ソフトバンクユーザーの赤木です』、ツートライブ・周平魂『ケツニクなじませる』、以上の6名が登場です。
「毎回ノミネートされているので、今年こそは取りたい」と盛山。どんな豚料理を言われても対応できると豪語して、即噛むという技を見せ、爆笑をゲットします。青空は、楽屋とかでもこのギャグの返しを求められるものの「これが返しですから!」と困惑気味。ケツは「このギャグはスピンオフ」と告白。4年前の時点では、「死後の世界信じとんかい!」だったものが、ケツの女性の好みも変わってきて、「荷物多いんかい!」に変わったとのこと。蛙亭は岩倉がリハで中野に生の乳を触られたというエピソードを暴露します。たくろう・赤木のまさかの告白には、会場も大爆笑。「結局、顔やん!」とツッコまれた周平魂ですが、熊元プロレスはこの『ケツニクなじませる』がイチオシとのこと。結果は青空の『概念はなんや』に決定。相方、伊織のキャラに似合わないツッコミが暴露されるひと幕もありつつ、盛り上がります。
続いての『SNS AWARD』の前に、なぜかゆうへいイジリが止まらなくなるステージ上。さらに熱いお茶・とにおが第一声でスベる、熊元プロレスの緊張がいつまでもとけないなどの見どころがありつつ、発表へ進みます。
ノミネートされたのは、ジュリエッタ『tiktok』、見取り図・盛山『Twitterジャグラー』、クロスバー直撃・渡邊『アズキルーペ』、多くの漫才劇場メンバー『♯ゆず立ち』というメンバー。ジュリエッタが再生回数100万回以上だったとアピールすると、盛山も北海道のパチンコ店からビジネスの話しがあったと明かします。そんななか渡邊は、クリスマスにアップした動画のコメントがゼロだったことを告白。「引退しようかと思った」と振り返っていました。
盛り上がったのは『♯ゆず立ち』。ネタの本人、河井は「コメントすることない!」とまったく乗り気ではありませんが、見事に大賞を獲得。メンバーがゆず立ちで祝福。結局、河井はウイニングゆず立ちも披露させられていました。
続いては『下半期一大ニュースAWARD』。芸人にアンケートを取って、票が多かったものがノミネートされています。まずは霜降り明星『M-1優勝』。漫才劇場にしっかり帰ってきたのは久しぶり、と2人。とにかく仕事が忙しいらしく、東京と大阪を飛行機移動した際のせいやのトイレにまつわるエピソードを披露し、しっかり爆笑をゲットしていました。
続いては、ヘンダーソン・中村の自身3度目となる『中村フーに改名』。霜降り明星の爆笑トークのあと、よたよたトークの中村の姿に新たな爆笑が生まれます。ダブルアート・タグは「ゲームコーナーでテンション上がりすぎ事件」。ライブで今ひとつ盛り上がらない客を無理やり鼓舞しだしたタグ。テンションが上がり過ぎ「悪魔と天使も笑ってるぜ〜!」と絶叫してしまったというエピソードを明かし、当時のテンションを再現してくれました。
紅しょうが・熊元プロレスは『THE W前の寄席でネタ飛ばす』。そのときの音源が流されると、熊元プロレスは「女子を見るはずがおじさんを見てしまった...」と、ネタを飛ばした理由を明かしていました。ニメートルズ・欅は『夏フェスの打ち上げで大熱唱』でノミネートされましたが、「お酒も入っていて、あまり記憶がない」とコメント。メンバーからうながされ、当日と同じように歌い出しますが、まったく盛り上がらず...。
「エライ目におうたわ!」とグチりますが、AWARD発表となると急に祈りだし、全員から「あるかー!」とブーイングが起こります。結果は順当に霜降り明星が選ばれました。
続いての『おもしろキャラAWARD』では、中山女子短期大学『重量挙げボーヤ』、ヒガシ逢ウサカ・今井『ミニオン』、ツートライブ・周平魂『田村正子』、ダブルアート・タグ『FOX EYE』、デルマパンゲ・広木『機関車トーマス』、フースーヤ・田中ショータイム『河井ゆずる』という、ある意味強豪ぞろいのラインナップ。タグが熊元プロレスの裏拳を浴びるという名シーンも生まれつつ、AWARDは今井がゲット。しかし、河井から「めちゃくちゃ恥ずかしそう」とツッコまれていました。
次の『角刈りAWARD』にノミネートされたのは、ミルクボーイ・内海、丸亀じゃんご・安場の2人だけ。先輩である内海は散髪には10日1回行っていて、カット代はサービスしてもらって無料と明かします。対する安場は週一で通い、毎回4100円を支払っているとのことで、このエピソードがステージ上のメンバーを味方につけます。
しかも、角刈り歴は僕の方が先輩と豪語。聞いてみると1年早いだけという微妙な差にひな壇がざわつくシーンも。マンゲキメンバーによる投票の結果は...81対76で安場の勝利。大盛り上がりのメンバー全員で安場を胴上げしました。相方・駒場のフォローも勝利につながらなかった内海は「う〜ん......すごいねぇ」と脱力コメント。その言葉にみんながコケていました。
ラストは『変なやつAWARD』。これに選ばれた人が『おもしろAWARD大賞』ということになります。ヒガシ逢ウサカ・高見、エンペラー・西山、熱いお茶・まつさか、紅しょうが・熊元プロレス、ヘンダーソン・子安というツワモノたちがステージへ勢揃い。高見は「まっとうなことしかしてない」とエントリーされたことに不満をぶちまけますが、メンバーから次々と怖いエピソードを明かされていきます。西山は楽屋と舞台のテンションが逆との暴露が。ステージ袖でリリーにネタを振られ、力いっぱいのテンションで声を出し、出番中の先輩芸人の邪魔をしてしまうというエピソードが明かされました。さらに盛山からも持ちネタを何度も振られ、ステージ上は大混乱&大爆笑。
まつさかは作家をやっていることをカミングアウト。メンバーたちも全員がビックリの表情です。かなり大きな番組も担当しているようだとわかった途端「出してくださいよ!」と手のひらを返す河井に会場も爆笑。芸人と作家、究極の選択は...という質問に「...作家かな」とまつさか。その答えには相方とにおも思わず「なんでよ!」と絶叫です。熊元プロレスはバイト先でのエピソードを次々と暴露されたうえ、河井曰く「オールナイトライブの3時のエピソード!」まで飛び出す始末。ラストの子安は相方中村のほか、リリーや広木の暴露もあり、見事『おもしろAWARD大賞』に選ばれました。子安が渋々トロフィーを受け取ると「情けない男たちばかりで情けないです」という熊元プロレスの締まらないシメコメントで下半期AWARDは終了しました。
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