11月27日(日)、東京・Studio Earthにて奄美大島PRイベント『中田敦彦のPERFECT PRESENTATION』&『国立公園指定間近! ハートいっぱいの奄美群島トークショー!』が開催され、オリエンタルラジオ・中田敦彦、山田菜々、鈴川絢子が登壇しました。
本イベントは、ANAグループのレジャー・リゾートLCC「バニラエア」によるエンターテインメント型観光プロモーションイベント。今回、音楽・ダンス・笑いを巧みに融合して次々とユニークな作品を生み出し、さらに聞き手を引き込む話術と豊富な知識をあわせ持つプレゼンターとしてオリエンタルラジオ・中田敦彦に白羽の矢が立ち、中田が「奄美大島」をテーマに、抽選で選ばれた100組200名のお客さんに向けて、一度限りの生プレゼンテーションを行うというイベントが開催されることになりました。
また、応援企画として山田菜々、人気YouTube芸人・鈴川絢子による『国立公園指定間近! ハートいっぱいの奄美群島トークショー!』も同時開催。奄美群島をそれぞれが旅し、とっておきのキュートなフォトスポットを紹介します。
MCのタケトが、奄美群島は"東洋のガラパゴス"と呼ばれるほど、豊かな自然に恵まれた魅力ある地域であることを説明したのち、まずは山田、鈴川のトークショーからスタート。
喜界島、沖永良部島、与論島を旅してきた山田は、さまざまなスポットを写真で紹介。喜界島ではアンダギーやムッチーと呼ばれる伝統的なお菓子を手作り体験したり、"幻のみかん"と称される花良治みかんを食べたり、大島紬を着る体験などをしたそうで、この日の衣装も大島紬だと話します。夜は、昼間にお世話になった手作り体験の先生やカヌーの先生が「バンドをやってるから聴きにおいで」と誘ってくれ、"ヤギの歌"を披露してくれたと語り、「島の人たちの愛に触れました」とニッコリ。
徳之島では闘牛に乗る体験をしたり、めがねの形をしためがね岩の前でめがねのポーズをとってみたり、座ると出世すると言われている「出世岩」に座ってみたりと、かなり楽しそうな山田。池間にあるハートの形にくり抜かれた壁は「反対側に回って写真が撮れちゃうんです!」と興奮気味にオススメしていました。沖永良部島では美容にもいい純黒糖を作っている会社を訪れたり、カニのだしのお味噌汁が美味しい島御膳を食べたりと、どこでもパワフルで楽しそうな山田の姿に思わず行ってみたくなった人も多かったよう。
与論島に行ってきた鈴川は、オリジナルアクセサリーを作るなつこおばあちゃんに出会い、なつこおばあちゃん手作りのイヤリングとブレスレットを「今、つけてます」と紹介。また、食堂「美咲」の、映画『めがね』の再現メニューだというかき氷を紹介したり、手作りしたドラゴンフルーツのジャムがおいしかったと話します。また、鉄オタの鈴川らしく、「ヨロン駅」という駅(?)も紹介。もちろん与論島に電車は走っていないのですが、1979年に島のPRのために駅が作られたそうで、そこの門から見える景色は、鈴川いわく「日本一景色がきれいな駅」なんだとか。
また、与論島には与論献奉(よろんけんぽう)という、かなり強いお酒を杯になみなみと注いで口上を述べてから全部飲み干し、それをみんなで回していくというお酒の飲み方があるそうで、それが与論島の人たちのお客さんの歓迎の仕方なんだそう。鈴川は「それをやって、一気に島の人と距離を縮めることができたので、ぜひ与論島に行ったらやってほしいです」と薦めていました。
と、ここまででもたっぷり奄美群島の魅力が伝わってきたのですが、ここからいよいよ中田による奄美大島プレゼンテーションの時間です!
『PERFECT HUMAN』が流れる中、会場の後方にスポットライトが当たると、なんとそこに中田の姿が! 「I'm a Perfect Human」でおなじみのポーズをとると、お客さんからは歓声が上がっていました。そこから花道を歩いて優雅にステージに登場した中田は開口一番「私が、来ました」と不敵な笑みをたたえながら一言発します。
「奄美大島のよさをプレゼンテーションするといっても、僕はウソはつきません。ちゃんと、ネガティブな情報も言います」と前置きをする中田。さっそく奄美大島の「奄」という漢字にケチをつけ、「これ、漢字で書けますか? 書けませんよね。そういう人を集めました」と笑わせ、みんな書けないんだからひらがなにするべきだと独自の理論を展開。
また、ほぼ沖縄の近くにあるのに鹿児島県であることも「わかりにくい」とダメ出しをする中田。「場所がわかりにくいとどうやって行ったらいいかわかりませんよね? そこで立ち上がったのがバニラエアさんです」とバニラエアを紹介し、そのリーズナブルな価格設定について「ムダを省いた結果。素晴らしい!」と評す中田。その乗り心地については「普通でした」と正直に話しますが、「でも、こんなに安いのに"普通"っていうのは、実はすばらしいことなんです!」と熱弁をふるいます。さらに「ですから、普通のみなさんは普通の顔で普通に乗ってください」と普通をやたら強調し、その、そこはかとなく漂う失礼さに客席からも思わず笑いが漏れます。
10月上旬に家族で初訪問したという中田は、滞在したホテル「THE SCENE」の素晴らしさも紹介し、そこでの娘さんとのツーショット写真は過去最高の「いいね!」をもらえたと話します。また、同時にそこから見える満天の星空や島など、景色の素晴らしさも合わせて伝えていました。
シュノーケルで見た海のきれいさや、ここにしか生息していない山の植物の興味深さも紹介し、「娘があまりにも楽しかったみたいで、『帰るよ』と言ったら落ち込んで......。その様子がかわいくって!」と親バカぶりも見せる中田。
奄美大島の郷土料理「鶏飯」については「あんなにおいしいのにネーミングがよくない」、伝統的な発酵飲料「みき」についても「おいしいのにパッケージがダメなせいで全然伝わってこない、怖い」、空港近くにある「田中一村記念美術館」についてもその作品の素晴らしさを紹介した後で、「この人、死後に評価されたんです。つまり、田中一村も奄美大島も同じなんです。魅力があるのに伝えるのがヘタ」と、とにかくせっかく魅力があるのに伝えるのがヘタなことを怒る中田。「伸びる子がサボってたら怒るでしょ? そんな感じです」と、その歯がゆい気持ちを表現し、「最後に皆さんにお伝えします。この島、そろそろ行っとかないと、バカだぜ!」と、最後は決めゼリフでビシッとプレゼンの最後を締めていました。
プレゼン終了後、「テンションが上がりすぎて、言う予定のなかった「ぜ!」とか言っちゃって......。言いながら『オレ、"ぜ"で締めるんだ~』と思いました(笑)」とプレゼンを振り返る中田。プレゼンするのが楽しくて「予定時間をかなりオーバーしてしまいました」と笑います。
奄美の旅でいちばん感動したのはビーチだと話し、「こんなにきれいなところなのに、どこもプライベートビーチみたいに人があまりいないのは驚きでした。海も『こんなに鮮やかなんだ!』って感動でしたね」と初めてだったというシュノーケル体験を改めて興奮気味に語ります。
「旅行中にアクシデントはありましたか?」と聞かれると、「ハートロックというハート型の石を見たくて娘と一緒に歩いてたんですけど、場所がまぁわかりづらいんですよ。看板もなくて。だからずっと探しながら歩いてたらスコールが降ってきて。娘は雨にビックリしたみたいで、あと『こんなに雨が降ってるのに、オヤジまだ歩いてる』と思ったらしく、僕に『なんで~!』『なんで~!』って叫び出して(笑)。あれは悪いことしちゃったなって思いました」と微笑ましいエピソードも披露。
「奄美大島は広いので、一度や二度行ったぐらいじゃ味わい尽くせない」と話し、「もし次に行くとしたら、波打ち際に丸くて大きめの石がいっぱいある不思議なビーチ(ホノホシ海岸)がホテルの近くにあるんですけど、そこで潮がひく時に石がゴロゴロ転がる音が聞こえるらしくて。そこに行って、その音を聞いてみたいですね」と、早くも次の旅について思いを馳せていました。
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