最新ニュースインタビューライブレポート

« 2016年11月 | メイン | 2017年1月 »

2016年12月

中島貞夫監督最新作『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』が公開! 初日舞台あいさつに中島監督と斬られ役のレジェンド、福本清三さんが登壇!

20161204140502-afdb3b3185d438a5a994e0fb14a4851c89e80915.jpg

12月3日(土)、中島貞夫監督が17年ぶりに手がけた映画『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』が公開初日を迎えました!


半世紀以上にわたり映画キャリアを積み上げてきた中島監督が、時代劇の"ちゃんばら(殺陣)"を、映画人という立場から内部考察したこの作品。監督自身が殺陣師、俳優、映画研究家、評論家などの指揮者にインタビューするパートと、東映剣会の出演するオリジナルちゃんばらのメイキングシーンとともに完成作をつくっていくパートと2つの側面を持ったドキュメンタリーです。

12月4日(日)には、京都・イオンシネマ京都桂川で舞台挨拶が行われ、中島監督、そして本作にも登場する、半世紀のキャリアを持つ斬られ役のレジェンド、福本清三さんが登壇しました。

「この作品は、普通の劇場で上映する作品とは色合いが違います。劇映画でもないし、ドキュメンタリーでもないし、ちゃんばらとは一体何だろうという映画です」と開口一番に中島監督。舞台挨拶では終始、ちゃんばらを残していかなければいけないという思いが言葉の端々に溢れていました。

20161204135853-020988d3d57907690e352239bc210dbdd25b83e4.jpg

「映画の全盛期には、ちゃんばら時代劇がすごく受けていて。それがいつのまにかスクリーンから消えて、テレビからもだんだん消えて。このまま放っておくと消えてしまうのではないか。しかしちゃんばらは日本人にとって本当に、日本人特有のパフォーマンス芸術の一つなのだと。絶対に消してはならないパフォーマンス芸術だと思います。日本人にとってちゃんばらとは何か、なぜ消えてしまったんだろうか、そういうことを見ていただこうというのがこの作品です」(中島)。

斬られ役として右に出るものはいない福本さんも、本作ですばらしい殺陣を披露されています。

「15歳で田舎から出てきて50年。チャンバラにも美学がありますが、斬られ役にも美があってもいいのではないかと意識して、そういう気持ちじゃないといけないと思っています。立回りも、後世にいろいろな形で続いていくと思いますが、これからも若い人にちょっとでも伝えられたらと思います」と斬られ役への思いを語りました。

20161204135803-14be996507e403755b977b7266c8c1ff12919db5.jpg

若い女性たちにも日本刀が人気の昨今。このような傾向をどう受け止められているか、中島監督にお伺いしました。

「刀やちゃんばらがカッコイイと思うのは、生きるか死ぬか分からないから。勝つと決まっているのは本来、カッコ悪いもの。勝ってくれ、死なないでくれと思いながらハラハラドキドキしないと面白くないじゃない」と中島監督、続けて、終戦を境になぜちゃんばらが消えていったのか、ちゃんばらがたどった経緯も話してくださいました。

斬られ役の視点で刀やちゃんばらの魅力を福本さんにお伺いしました。「竹光をいかに本身に見せるかが(斬られ役の)腕の見せどころ。それはカッコいいと思っています。それが斬られる美学。観ている方も分かっていると思いますが、斬られるところをカッコイイと思わせるのがちゃんばらの美学ですね」。


20161204135907-0c33b82f889118369f052b6b87edb09953cb576c.jpg

「斬る方より斬られる方が難しい」と中島監督。「斬る側がは自分の間でできますが、斬られる方はいつ斬られるか分からないから。斬る方にもかっこよくやろうっていう美学がありますが、それに合わせる斬られ役にも美学があります。でも、一人前になるのに本当に時間がかかるんです」と、斬られ役の難易度の高さもお話されました。なお、中島監督と福本さんは同時期に東映に入られた"同期"だそうです。

最後にお一言ずつ、メッセージをいただきました。

「メッセージなんて恐れ多いですが...」とはにかく福本さんですが、「時代劇が少なくなっているのは、予算的に高くつくというのが一番ネックだと思います。でも、面白いものを作れば必ずお客さんは来てくれます。斬られる方も、斬る方も意味のあるものが本当の時代劇だと思ってくだされば。この年になって体は動きませんが、口だけは動くので、何とか若い人に時代劇やちゃんばらのことを伝えていきたいと思います」と意気込みを語られました。


20161204135948-fda2c889f1e0f6216d1c4410e263a2159978f10a.jpg

そして中島監督は、「たかがちゃんばら、されどちゃんばら。ここに忘れてはならない日本人の存在があります。なんとか消さないよう時間をかけてやってみようと思います。この作品も"ちゃんばらとは何だ"と、それで終わりじゃなく、ちゃんばら映画を消してはいけない。この作品を出発点にして次を作っていくのが目的です。それには"そういう映画を作れ"と言う皆さんのお声が大事なので、皆さんのご支援、お力を貸していただきたいとこの場でお願いします!」とさらなる意欲を見せられました。

20161204135745-c4168eb55df6a62c4445e93038283856cd1a9637.jpg

舞台挨拶後には中島監督、福本さんのサイン&握手会があり、会場に駆けつけた多くのお客様とお話されたり、ツーショット写真を撮られたりといった交流も。お客様は皆さん笑顔で、この貴重な時間を楽しまれていました。

20161204140649-57470c4a563caa4a78f8588d16a8dca020ff6bde.jpg

20161204140605-059939d438eab80ffefb6cccfc48f714d01093bc.jpg

『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』は12月3日(土)より全国順次公開しています。ぜひご覧ください!

トレンディエンジェル・斎藤が少年24とダンスバトル! Mnet Smartリニューアル 少年24 初来日記念発表会

123日(土)、東京・恵比寿ガーデンホールにて「Mnet Smartリニューアル 少年24 初来日記念発表会」が開催され、少年24、トレンディエンジェル・斎藤司が登壇しました。
20161204081228-3fdbb7264e83d8f0df383e9f87f4758be6c18db7.jpg
本イベントは、韓国エンターテインメントチャンネル"Mnet"を放送するCJ E&M Japan株式会社が、MnetSmartのリニューアルとMnet Japan開局10周年を記念して開催したもの。「少年24」とは、韓国最大の大型オーディション番組で5200人を超える応募者の中から選ばれた28人で構成された、韓国では初となる公演型男性アイドルグループ。今回、メンバーを代表してユニットイエローの7人とユニットホワイトの7人が初来日しました。
20161204081318-e5ab4f104001ad14f81b36016d2ef4acac57d33f.jpg
Mnet Smartのイメージキャラクターを務めている斎藤は、MCの男性に紹介されて登場するなり、「どうも~、先日流行語大賞を逃しました"斎藤さんだぞ"」とタイムリーな話題で笑わせます。MCから「K-POP、お好きなんですか?」と聞かれると、「好きですね~。僕がK-POPといっても過言ではないくらい」と言い、続けて「髪型POPっていう、そっちのK-POP(毛POP)でやらせてもらってます」と説明します。
20161204081353-0d101015819b8cfaf902140532deaa649366dcd2.jpg
実際、本当にK-POP好きだという斎藤は、「よく聞いてて、K-POPのアーティストと触れ合ったりしてそっちのファンも獲得しようと思ってます」と冗談めかして話し、「ファンミ......、いや"ペンミ"も行きます!」とK-POPファンらしい一言も。この日のMCである古家正亨さんにも「ペンミでお見かけしますよ」と、実際に行っているアピールもしていました(笑)。

続いて、斎藤が出演しているMnet Smartの新CMがお披露目された後は、「少年24」の話題へ。5200人の中からオーディションで選ばれたメンバーだと聞いた斎藤は、「ちょっと僕、その(オーディションの)話、聞いてないですね」とやや憤慨し、「もし僕が聞いてたら、5201人になってたところでしたよ」とオーディションに参加する意欲満々だったことを明かします。さらに、「ヤバいなぁ~。僕が入って少年25になっちゃったらすみません」と勝手に謝る斎藤。

と、ここで少年24のメンバーが登場します。斎藤が「みなさんスタイルが素晴らしいですね。まるで昔の自分を見ているようだ」とコメントすると、通訳が訳し、ウケるメンバーたち。「でも、実は僕もダンスできるんですよ」と斎藤が言い出し、少年24とダンスバトルをすることに。
20161204081451-4d2b62778f9aa01920539fa21560f83d0092c2dd.jpg
20161204081514-af5a4e36770d9384ef397ce7a6e5eb2a94ecfcf2.jpg
20161204081615-86aec8ecdf5b867101a7f4700772fc1548c15249.jpg
バトルは彼らの代表曲でもある『Rising Star』で行われることになったのですが、「37歳のダンス、見せてやりますよ! オレが先にやるんで、その後君らがダンス見せてよ」と自信満々の斎藤。しかもやる気を見せるかのようにジャケットを脱ぎ出したため、メンバーからも「おお!」と声が上がりますが、いったん脱いだジャケットをまた着るという往年のボケを繰り広げると、メンバー全員大爆笑!気を良くした斎藤は、「ジャパニーズ新喜劇ね」とボケを説明した後、思わず「新喜劇、さすがだなぁ(笑)」とつぶやいていました。
20161204081757-f64977460eece04a655727de57ad095870d4840f.jpg
20161204081835-95081ff8a7e79578e89f4a11ba141164d7674960.jpg
20161204081905-0ba6aa1063f6b4c14487be0ff9de353281f892f8.jpg
20161204081929-51218e7d2ac4a5c2abd4874fd55234d89803d860.jpg
ダンスバトルでは、アレンジを加えながらも全体的には意外と(?)踊れている印象を見せる斎藤でしたが、やはり少年24の圧倒的なダンスパフォーマンスとは比べ物になりません。それを見た斎藤は「まさか僕のダンスをパロディにしてくるとは......」とパクられた発言でボケ、またもやメンバーを爆笑させます。
20161204082040-f134513f15b619185c87d91af7a063167b9a9d63.jpg
20161204082113-51896ec800b26e23ba671dafd9bbc18d304d675e.jpg
20161204082145-df267f4b9c17a58d575e7d22719dbfcdc2e1a6fa.jpg
そして、ラストは少年24+中年1でのコラボダンスを披露。「本当にお上手でした」「コラボできて嬉しい」などと口々にメンバーから褒められた斎藤は、「いつか、日本でドーム公演とかをやるときは、ぜひその言葉を思い出して僕を呼んでね」と青田買いを忘れません(笑)。さらに、これを「訳して!」と通訳さんにお願いしますが、通訳さんが訳した韓国語の中に「ハゲ」というフレーズが入っていたことを聞き逃さず、「ハゲ? ハゲって言った?」と激しく追及(笑)。MCが笑いながら「韓国語の"ハゲ"は日本語の"ハゲ"と意味は違いますよ」と説明し、ようやく「ああ、そうなの?」と納得した様子の斎藤でした。
20161204082306-e694e221ba7a063b00f8d8ac76aeba101a6a0521.jpg
20161204082335-bbcc1a9006b858f960da3dec553099e334e2a790.jpg
20161204082404-67227fde372aeb65548b9613d1aa4bc0b82f57b1.jpg
20161204082520-4341d8faaf7bf13d7b5920653eb003957a695335.jpg
20161204082555-347f68d1521b2155c8c177931de660912667374b.jpg
特に少年24のユニットイエローのリーダーでもあるロウンは斎藤がハマったらしく「本当におもしろかったです。僕の好きなタイプです。心からリスペクトします」ととにかく笑顔で絶賛。するとすかさず斎藤が「じゃあ、髪型ももっと僕に近づけてね!」と注文したため、またもや爆笑するロウンでした。

イベント終了後の囲み取材では、「いよいよ韓国進出ですか?」と記者に聞かれた斎藤が、「そうですね~。彼らにウケてたので、韓国でもウケると確信できました。あとは僕が韓国語さえしゃべれたら......ちゃんと勉強したいですね」と意欲を燃やします。
20161204082634-e800ee4f35830bc4bf77c624ea076e1df4eb1555.jpg
ジンソクは以前から斎藤のことを知っていたそうで、ロウンも「ジンソクに(映像を)見せてもらいました。日本語はわからないので、意味はわからなかったけど、すごく面白かったです」と話し、「お会いしたのは今日が初めてですが、面白すぎて大好きになりました」と笑顔でコメント。すると、斎藤も嬉しそうに「ずっと笑ってくれてたもんね。ちょっと、今度あんまりウケてないとき劇場に来て!」と誘います。続けて「韓国でもウケるかなぁ?」と聞く斎藤に「絶対にウケます! 韓国でも5本の指に入ります」と断言するロウン。あまりの褒めように、記者も思わず「韓国のお笑いってそんなにチョロいの(笑)?」と若干失礼なツッコミを入れていました。

「ダンスできるんですね」と記者に感心された斎藤は「お笑い芸人じゃないですよね、もはや。だってさっき劇場で出番があったんですけど、そっちはややウケで、こっちの(ダンスの)方がウケましたもん」と芸人としてはちょっぴり悲しい(笑)一言を。
20161204082658-8b87a7b42e143bccc38e37cc22b5e950eb2c5a5b.jpg
また、先日発表されたばかりの流行語大賞を逃したことについては素直に「悔しかった」と明かす斎藤。「正直(大賞に選ばれると一発屋になるという)ジンクスもあるから、選ばれるのは複雑だなと思ってたんですけど、いざ選ばれないと悔しかったんです。それで、『あ、オレ、選ばれたかったんだな』って」と本音を告白。「その日は(相方の)たかしに『誰が(大賞を)決めてるんだ!』ってすごい悪口を言って、楽屋で荒れました」と振り返っていました。

昨年の「M-1グランプリ」から一躍人気者となり、大活躍だった1年を振り返り、「やりたかったことが全部できた1年でした」としみじみ。明日(4日)にM-1が放送されることについて聞かれ、「M-1がなかったら僕なんかただのテモリ(※韓国語でハゲという意味)なんで。明日、また新たなスターが生まれると思うと複雑な気持ちもあります」と正直な気持ちを吐露しますが、注目している芸人を聞かれると「カミナリとか、相席スタートなんかは若手で勢いもあるので注目してます。でも本当はハライチやスリムクラブさんにがんばってほしいですね」と、M-1出演芸人にエールを送っていました。
20161204082826-7796b5c9c8376d443cd09e766abe04fd09e97481.jpg
20161204082854-27a3fd97bc2cf304c6ee64195cc2f9984dd7c3b1.jpg


【トレンディエンジェル】【斎藤司】

2016年12月 3日 (土)

「よしもとの石原さとみさん」を目指す!? 明日の『M-1』では小悪魔の先生へエール! 『山田菜々カレンダー2017』発売記念イベント

12月3日(土)、東京・福家書店新宿サブナード店にて、『山田菜々カレンダー2017』発売記念イベントが行われ、イベント前には会見が行われました。

20161203145852-83da016ef59384081cc96e079972e64be782d5e5.jpg


先月発売された『山田菜々カレンダー2017』は、8月発売のバリ島で撮影された写真集『nanairo』より、どこにも掲載されていないお宝未公開カットで構成。


サンタクロースをモチーフとした真っ赤な衣装で登場した山田は、お気に入りカットを訊かれると、紫の水着を着た12月を広げ、「すごい衣装なんですけど、上はボンテージ? 締め付けられるようなタイプで」とセクシーさをアピールし、クリスマスが好きなために、好きなカットを12月に掲載したと明かします。

20161203145347-53e9e5da6df646356e56b969c19a7ed3064c976a.jpg


また、写真集では手ブラ姿を披露しましたが、「表情的にセクシーなのがあって、顔の部分だけ陽をあてていて、ここらへん(胸部)を露わに、ホワンとなっています。それが一番セクシーです」と独特な言い回しで、重ねてセクシーを強調。

20161203145347-ab8a4252e663ac66f403ce0daab464916f0f2348.jpg


今年1年について訊かれると、来春公開の主演映画『マスタード・チョコレート』が一大事だったそうで、「全然自分と似てない役だったので、逆にすごい手応えというか、カバンに台本を入れている感じが、女優さんという感じでうれしかったです。"私、今日だけ女優!"みたいな(笑)」と茶目っ気たっぷりの笑顔で撮影を振り返ります。


石原さとみさんに憧れて芸能界入りしたという山田ですが、「(石原さん出演ドラマを)1話分を週に4回見たりするんですよ。それくらい大好きなので、石原さとみさんの喜怒哀楽の表情がコロコロ替わるのが、特に好きなので、カレンダーとかでも表現できるように、鏡の前で笑ったり」しているそうで、さらには「よしもとの石原さとみさんになれたらいいですね(笑)」といった大胆発言で取材陣を沸かせました。


来年の目標を訊かれると、「JR SKISKIのCMに出られたら...と言いたいところですけど(笑)、また映画をやってみたいですね。男の人をはぐらかす小悪魔な役がやりたいです」と虎視眈々。

20161203145347-55c0b96bf455053b1631343ff444a9c873ae0cc7.jpg


さらに、決勝が明日に迫った『M-1グランプリ2016』の注目は「相席スタート」を挙げ、「(山﨑)ケイさんにはよく、男の人の落とし方を教えてもらう小悪魔の先生なんです。ケイさんの場合は、私のはるか上を行って、下ネタ寄りになっちゃったりして、そういうのを先に使えたらいいと思っているので、今回、相席スタートさんを応援しています」とエールを送りました。

20161203145347-3ae965412cdaee406d56e6f9ceb19fad7114e792.jpg

ウーマン・村本、斬られ役に挑戦するも及び腰!? 映画『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』初日舞台挨拶

12月3日(土)、東京・有楽町スバル座にて映画『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』の初日舞台挨拶が行われ、中島貞夫監督、主演の山本千尋さん、応援芸人のウーマンラッシュアワーが登壇。MCを清水圭が務めました。
20161203145644-e2b7ef75dbb4b39959b5dbfb9ede34278dec1acc.jpg
今作は京都で半世紀以上にわたって映画キャリアを積み上げてきた中島監督が、京都で生み出された時代劇の"ちゃんばら(殺陣)"を、映画人という立場から内部考察した作品。監督自身が殺陣師、俳優、映画研究家、評論家などの指揮官にインタビューするパートと、東映剣会の出演するオリジナルちゃんばらのメイキングシーンとともに完成作をつくっていくパートと、2つの側面を持つドキュメンタリー映画となっています。

中島監督は「ちゃんばらとはなんなんだろう。ちゃんばらの本当の面白さとはなんなんだろうと長い年月考えていまして、こういう作品をつくりました」と挨拶。客席を見渡した村本は「お客さんの感じが多少はワー! キャー!っていう感じなのかと思ってたんですけど、監督の大ファンであろうお客さまがお集りのようなので、余計な言葉を差し控えて監督の言葉を聞きたい」と、熱心な監督ファンを前に少し怖じ気づいた様子。村本に「ちゃんばらとか観てた?」と訊いた清水は「正直言うと観てなかったです」という返答に「そうやんなぁ。俺らの世代はおじいちゃん、おばあちゃんんが必ず観てたから、一緒に観てた。面白いもんですよ」と話しかけます。
20161203145345-9615f69c1f164912291ae872365899efeed783dd.jpg
20161203145344-8f0a13b7e8dd33e46dfac8fbf1ad753f82845260.jpg
20161203145339-9b76b8d875a31148c255efc7cdf80e9686a1f938.jpg
『極道の妻たち 決着』以後、今作で17年ぶりにメガホンを執った中島監督。「これまではお金のかかった映画をつくってきたわけですけど、その後、学校の先生をやったりして過ごしながら"自分の本当に撮りたいものはなんなんだろう"と考えるようになった。この世界に入った昭和34年は映画全盛期で年間11億人を超える人が映画館へ来てくれていた。その5年後、東京オリンピックの年には半分以下になっていたんです。さぁ、これから映画界でどうやって生きていけばいいのかという中で七転八倒しながら時代劇を変えようということで、女性絡みの作品をつくってきました」とこれまでの軌跡を振り返ります。さらに「時間が経つにつれて、ちゃんばらに焦点を絞ってみたらどうだろうと思い、徹底的にちゃんばらを考える映画をつくろうと思いました」と製作の経緯について語ります。
清水が「裏側の方がどんなことを考えながら、ちゃんばらをつくっているのかわからなかったんですけど、この映画を観て(裏方の方々から)貴重なお話を聞けたのが興味深かった」と告げると、中島監督は「今作を観て、時代劇に少しでも興味を持っていただければ。改めてちゃんばらについて考えていただいた上で、本物のちゃんばらを観たいという思いに至っていただきたい」と呼びかけました。
20161203145422-9cf31469cd4da6e77c2428b834deedd172baa157.jpg
3歳から中国武術をやっていたと話す山本さん。「中国武術と少し似ている殺陣をしていくうちに、中島監督や福本清三さん、東映剣会のみなさんに殺陣の素晴らしさを教えていただきました。1斬り1斬りに思いがあるということを改めて感じた撮影現場でした」と撮影を振り返ります。
20161203145440-4eaf4ac94af3e8a4b442e8d72e802dd0ffc08f71.jpg
「ちゃんばらと時代劇は同じなんですか?」という村本の質問に、丁寧に説明する中島監督。また、中川パラダイスの「斬って鞘に入れるまでの所作が綺麗でかっこいいですよね」という言葉には、「斬る側っていうのはスターでそっちばかりに目がいくと思うんだけど、実は斬られるほうが難しいんです。斬られるほうは斬るほうにタイミングを合わせなければいけないし、倒れ方もそれぞれで違う」と説明。山本さんから先ほど名前に挙げた斬られ役の名脇役である福本さんの凄さについて話すと、清水は「『探偵! ナイトスクープ』の探偵をやってた頃、時代劇でいつも斬られている人がいるけど、あれは誰?っていう以来が来て、(桂)小枝さんが行かれたんかなぁ? 福本さんを太秦まで探しに行ったんですよ。そこから話題になって、その後『徹子の部屋』にも出られて大スターになられた」と説明。興味津々で聞き入っていた村本の「そういう人は、のちに主役になっていくんですか?」という問いかけに、中島監督は首を横に振って「斬られ役に徹するその美学だよね」とポツリ。「うわぁ~、確かにかっこいい!」と感嘆する村本でした。
20161203145503-9d4b967dbee943c54cad1161addd8a209f92596f.jpg
その後、「村本は斬られ役に向いているのか?」を検証するも、稽古用の模造刀を持っただけでへっぴり腰になってしまう村本。山本さんに手取り足取り教えてもらうも上手くいかない様を観て、中島監督が「演技として2人の呼吸が合わないと」とアドバイスすると、清水は「それは難しいですよ。村本は人と呼吸を合わせようとしたことは今までないですから」と嘆きました。
20161203145534-877a10abe0848baf6d158507503b62fa0dfdabb9.jpg
20161203145531-ee9b31c242321d7fe5c804ddf01e9ad6bc7536de.jpg
フォトセッション後、清水に「我々は期待してしまう。この映画は、監督による新しいちゃんばら映画へのネタ振りなんじゃないかと」と訊かれた中島監督は「そう思ってください!」と断言。「みなさんのお力をお借りして、"ちゃんばら映画が少ない"という声が多く上がれば新作はつくれるんだろうと。その準備は進めております」と続けると、客席からは大きな拍手が起こりました。
20161203145611-536b83af7cf61f8d0146c1d6b6daab9e3db19e92.jpg


【ウーマンラッシュアワー】【清水圭】

言葉と言葉の異種格闘技戦! 「NANIWAdelic」でも大盛況の「口達者」〜芸人vsラッパーのMCバトル〜第三弾開催!!

20161203004318-fb3fe6167d5927436b1d4d472c3d75b7a8edcfc3.jpg

大阪にある10のライブハウスで、毎月様々なライブが行われている「NANIWAdelic」。お笑いからアイドル、ビジュアル系など、バラエティ豊富なライブラインナップの中でも異彩を放っているのが、新スタイルMCバトル、「口達者」。このイベントは、芸人やラッパーなどの対戦者が1対1でラップバトルを繰り広げるというもの。12月2日(金)、ミナミ・アメリカ村にある「CLUB DROP」で、その第3回が行われました。第1回チャンピオンはラッパーのCIMA、第2回はなんと芸人であるカスタネット・善家がチャンピオンになるという波乱の展開。今回も芸人が優勝をさらうのか、それともラッパー軍団が意地を見せるのか、注目が集まります。


20161203003208-68a0f1cd97b743844eab9d9734dd8f6299aa52c8.jpg

まずMCの見取り図・盛山が登場。MC兼審査員のHIDADDYを呼び込みます。このイベントが芸人対ラッパーの異種格闘技戦であることを解説する盛山。さらにHIDADDYとのコンビで打ち合わせの裏話などで笑いを取りつつ、改めてMCバトルについて説明します。ルールは8小節の2ターン、先攻後攻に分かれてDJのビートでバトルし、オーディエンスは良かったと思う方に声を上げます。その声が勝敗を分けるので、優勝者を決めるのも観客ということ。HIDADDYの「今日の主役は客」と言う言葉に会場からも歓声が上がります。


20161203003241-b4a808e71d229c5b1f974c65f13395e0308d8e15.jpg

早速ラッパー対芸人の熱いバトルがスタート! 最初に登場したのは、前回チャンピオンのカスタネット・善家。ラッパー・BIG MOOLAとのバトルでしたが、なんといきなり前回のチャンプが敗退するという波乱に会場は盛り上がります。


20161203003323-e3532a6d624c3d182ac67bb0f4a2767944f6cf9d.jpg

20161203003319-75cdd092f803afb654d78a97d4e616425284a3d4.jpg

それからも芸人が続々と登場。女性ラッパー・まゆちゃむと戦ったダークニンゲン・神原は、バトルに負けた後「なんでも韻を踏める」と豪語するも、ぐだぐだに。しかししっかり笑いを取ってステージを降りました。おとんどぅ・福田は、第二回と同じ相手とバトルし、見事に勝利。会場から拍手を浴びます。


20161203003358-c5283f9719ef19b1cbd1b600b88eff09a00876f3.jpg

ここで登場したのが、ラップバトルは初めてという、ゆりやんレトリィバァ。持ちネタを入れつつのバトルでしたが、惜しくも敗退。しかし、おもしろかったのはゆりやんの方という観客のジャッジに加え、HIDADDYも「口達者じゃなく芸達者だったら」と言葉を送りました。


20161203003505-9e531e22fd1f29ac126d4a0ba90ad4b1f4f8c504.jpg

20161203003501-16b2a2cb03d3d9cf8c52b9b744e7c5f2c5370b79.jpg

それから登場したセルライトスパ・肥後、マユリカ・中谷は、健闘するもバトルには敗れてしまいます。続いてはラッパー顔負けのテクニックを持つしみちゃむがステージに。見事勝利を飾り、芸人が一矢を報います。さらにビスケットブラザース・原田も勝ち、一回戦終了時点で芸人は3人が生き残るという結果に。


20161203003617-2fa3a05b4f3965555558b6bdbbf198a75103116b.jpg

20161203003655-133eaa8fa7b5b07377a2115827f56607de861ec1.jpg

2回戦では、しみちゃむ対ビスケットブラザース・原田という芸人対決も実現。両者ともビートのブレイクを効果的に使い、会場は大盛り上がり! 観客のレスポンスはイーブン。バトルは延長に突入します。下ネタもありつつのバトルでしたが、勝者はしみちゃむ! 盛山の「きしょい戦いやった〜」に観客も爆笑です。


20161203003906-2da071003f004ccffcd888f7bfdfafc0d97640c6.jpg

20161203003929-b64966ddb00df791b446d56a5cb8a137dfefdf64.jpg

20161203003956-b3902f807ce82ad59181a666930adb32e9b5f83e.jpg

2回戦終了時にはNasty NitのLIVEも。さらに、前回のチャンピオンであるカスタネット・善家が再度登場。HIDADDYをDJに芸人とは思えないステージングを見せます。それにインスパイアされたHIDADDYも一曲披露。会場は大いに盛り上がりました。


20161203004030-27c08da1dc0a71972afbfb6b9cef665368b90485.jpg

ベスト4の戦いでは、芸人で唯一残ったしみちゃむが激しいバトルの末に敗退。ここでHIDADDYに「口達者」ならではの公開ダメ出しを浴び、客席からは笑いが。しかし健闘したしみちゃむには大きな拍手も送られました。


20161203004134-2a2e4d2a9ecf32543ab938d0f41ace7bfb821f6d.jpg

20161203004121-3e2d663a6d08536c6f0c8859f7786bed81bf6ca0.jpg

結局、決勝で勝利を収めたのは、安定したバトルのスキルを見せつけたラッパー・KBD。賞金とNGKのペアチケットが送られ、会場からは大きな歓声が上がっていました。


20161203004215-01754ceafe312ac8161a4e94c43cce39d7a6336f.jpg

ラストは今日の出演者がステージに再登場。リラックスした雰囲気でラップを回し合い、第3回の口達者は幕を下ろしました。芸人がラッパー顔負けのスキルを見せる、もしくは本芸以上に笑いを取るなど、ハプニングも含めて、大いに盛り上がる、「口達者」〜芸人vsラッパーのMCバトル〜。次回の開催も見逃せません!


【クロスバー直撃・渡邉】【見取り図 ・盛山】【ゆりやんレトリィバァ】【カスタネット・善家】【しみちゃむ】【おとんどぅ・福田】【マユリカ・中谷】【セルライトスパ・肥後】【ビスケットブラザーズ・原田】【ダークニンゲン・神原】


2016年12月 2日 (金)

12月10日(水)、「吉本新喜劇 石田靖座長公演 ルミネthe石田笑店 〜西も東もあらしまへん〜」公演開催! 石田靖インタビュー

吉本新喜劇座長・石田靖が毎年年末になんばグランド花月で行なっている恒例の吉本新喜劇イベント「石田笑店」が今年は12月10日(水)、ルミネtheよしもとに登場! 東京と大阪の新喜劇メンバーが入り混じっての新喜劇公演をお届けします。石田靖51歳の誕生日でもあるこの日は、昼公演のSPコメディも石田座長による新喜劇が行われるという、まさに"石田靖座長day"とも言えるこの日の公演の見どころや意気込みについて、石田座長にじっくりと聞いてきました!
20161203000650-ea18a3107868cebee384c64553bab46dcf006c0e.jpg
ーー「石田笑店」はいつから始められたんですか?

結婚した年(2009年)から始めたんで、今年で8年目ですね。

ーー今まではNGKで公演されていて、今回ルミネでは初公演ですが、今年はルミネtheよしもとで公演しようと思ったのはなぜですか?

単純にNGKが取れなかったというのもあるんですけど(笑)、先日NGKではとある番組で「石田笑店」としてやったということもあって。でもやっぱり年末にやりたいなと思ったらルミネがあいてて、ルミネではやったことがなかったんで、やりたいなと。今、MXテレビでも新喜劇が放送されてるから、そのメンバーとも一緒にやりたいな、と思ったというのもあります。

ーー「石田笑店」と通常の新喜劇のいちばんの違いは?

やっぱり東西のメンバーが混ざってるところじゃないですかね。ふだんあんまり絡めてないけど「新喜劇をやりたい」っていうメンバーが東京にもいたんで、そのメンバーが大阪のメンバーと絡んだ時に新しい反応があったりとか。ふだんとはまた違うメンバーと絡んだ方が面白味が出るんじゃないかな?って。それはずっと1回目から同じですね。

ーーキャスティングも石田さんがされてるんですか?

僕と、あと作家の方とでですね。スタッフと話し合って決めてます。

ーー「この人面白そう!」みたいなのって、毎年あったりしますか?

基本僕はずっと「水玉れっぷう隊面白いよ!」って言ってて。アキが大阪に行ったんですけど、あんだけ今ブレイクしてますし。ケンも面白くて、歌って踊れて動けるおじいちゃんなんで、注目してほしいですね。今回楽しみなのは、松浦(真也)が出てくれるんですけど、アップダウンっていうコンビがギターも弾けるんで、ちょっとライブっぽいことも入れたいと思ってます。いつも通り踊りも入りますし、にぎやかにはしたいなと。クリスマスも近いんで、クリスマスを意識しようかっていうのもあって。一応毎年クリスマス頃にやってるんで、テーマにはしてますね。

ーー大阪のこの人と東京のこの人を絡ませたら面白いんじゃないか?みたいな思惑もあったりするんですか?

今はまだ台本を作成中なんで、正直決まってないところも多いんですけど、でもふだん新名(徹郎)とか信濃(岳夫)とかっていうのは、大阪では回しをやっててあんまりクローズアップされないんですよね。その子らが違うメンバーで、ケンなんかを気にせずにガンガンツッコんでいったりすると面白いんじゃないかと思うし、太田(芳伸)なんかは「おじゃま死にま~す」で、入って来た瞬間に舞台で死んでるっていうYouTube映像で100万回ぐらいヒットしたいって言うてるんで、太田がどれだけ東京でウケるのか知らないですけど、それを見たいですね(笑)。

ーーじゃあ、ふだんとは違った役回りをすることで、その人の新しい魅力が引き出される、みたいな。

そうですね。いつもと違う試合が見られるのがいいところかな、と思います。
20161203000957-9cde0e1ba250e5d7e3e83589328885e0d66e22be.jpg
ーー今回の公演の見どころを教えてください。

全体でいうと、この日、通常の昼公演が3回あるんですけど、そこでは夜の「石田笑店」の1時間バージョンをやるんですよ。そんなんしたことないんですけど(笑)。だからその間にどう変わるかもわからないし。

ーーということは、全部見るとすごく変化?進化?が見られそうですね(笑)!

もともと新喜劇って、1週間なり10日間なりって公演をするんですけど、初日と楽日ってまったく変わるときがあるんですよ。やっぱりおかしいところを削っていったり、スムーズに流れてないところを修正したりするんで。だから通な方は、初日、中日、楽日って3回見に来られたりとか。

ーーじゃあ、この日は1回目の公演が初日、2回目が中日......(笑)。

そうですね。そういう見方もできるから、通し券があれば面白かったかもしれないですね(笑)。

ーーところで、公演日である12月10日は石田さんのお誕生日で、今年51歳になられるとか。

そうですね。家族からは「え? なんで誕生日に公演やんの? 大阪で演るんやったらわかるけど」って言われました(笑)。

ーー(笑)。50歳を過ぎて、この1年で何か心境の変化はありましたか?

やっぱり、子どもが2人できたこともあって、舞台上でも「子どもが見てわかりやすく」っていうのを意識し始めたというのはありますね。だから動くし。動いた方がわかりやすいから。わりと僕、昔から暴れるんですけど、暴れた方がわかりやすいし、空気が動くし、っていうのはありますね。で、より角がとれて、丸くなったかな?という意識はあります。

ーーじゃあ、年齢というよりはお子さんができたことの方が大きい?

そうですね。立場の違いが大きいです。独身の時は関係ないじゃないですか。「いったれいったれ!」っていう感じだったんですけど、やっぱり結婚して、嫁さんに指導され(笑)、40すぎてから人に対する気遣いを覚え......(笑)。舞台でもそうですね。だから、そういう意味では若干丸くはなったと思います。でも、もともと出るメンバーみんな、なるべく楽しかったりとか、みんなが活かされるようにモノは作っていこうとは思ってるんですけどね。

ーー周りのメンバーからも「丸くなった」とか「(叩かれても)痛くない」とか......。

「痛くない」はあんま思ってないでしょうね(笑)。今回は出てませんけど、(山田)花子に対しては一時期(キツく)いかないようにしてたんです。東京でやるとお客さんが引くっていうのがあったんで。でもこの間久々に花子と営業で一緒になったんで、バーン!ってやったら「やっぱり痛いですね」って言われました(笑)。

ーーなるほど(笑)。では、肉体的に衰えを感じることはありますか? 

こないだ大阪マラソン走らせてもらったんですけど、5年前より30分早くなったんですよ。もちろん練習もしたんですけど、「ああ、まだ体力はあるな」って思いました。老眼とかは出てきましたけど(笑)。マラソンは、コーチに"年齢を重ねてからの走り方"みたいなのを教えてもらって。それで、「ああ、可能性があるんだ」と。でもそれは舞台でも多分同じですね。やっぱり30代はやみくもに、とりあえず舞台で暴れりゃええとか、先輩に対して思いっきりいけばいいっていう状態でやってましたけど、今は周りは後輩の方が多くなってたりとか。その中でどうするかっていうところで、40代は40代の、50代には50代のやり方というか......、年代ごとに、本当にちょっとした自分なりのモデルチェンジはしてるつもりなんです。見てる人はそんなに大きくはわからないと思うんですけど。
20161203001058-502b3ce3aae28bde0d16cbdc83fe3f56302e8e55.jpg
ーーこれまで東西の両方で座長を経験されてますが、東西の新喜劇の違いは感じますか?

大阪では新喜劇をテレビで放送してるから、今考えると浸透してる分、ラクでしたね。ラクというか、「待ってました!」感があるというか。東京は放送してない......最近はMXテレビで放送してますけど、僕は出てないし、東京で放送される前からルミネで新喜劇をやってたんで、東京では一から作らないといけないってうのはずっとありましたね。だから「原点を忘れない」っていうか......。一から「この人はこんなキャラですよ」っていうネタ振りをして、丁寧に振って振ってやっと笑いになるっていう部分があって。今でも営業なんかは大阪のメンバーと行かせてもらいますけど、そらラクですね。お客さんが「待ってました!」なんで、そこをやると間違いなくウケますし。だから逆に、東京のメンバーだけで営業に行くといい勉強になります。そういう意味では、両方を経験することで、未だにどっちも新鮮な気持ちでやらせてもらえてる面がありますね。

ーー先日石田さんのブログを拝見したら、地方の営業先で、間寛平さんや坂田利夫さんと楽屋で話されていて「先輩に人生の訓示をいただきました」って書いてあったんですけど......。

(爆笑して)いやいや、ほんまはそんな、訓示なんてもらってないです。アホみたいに坂田師匠がキレた話とか、昔話をしてただけで。でも、楽屋での空気作りなんかも含めて、やっぱり舞台上で長年やってこられてる方と絡ませてもらうと、若い子にはないものを感じますね。

ーー先輩から参考になることを教えてもらえる?

う~ん、先輩から学んだこと......「楽しけりゃええやん!」ですかね(笑)。「笑いが世界を救う!」みたいな。でもああいう先輩が新喜劇に所属されてて、ずっとその歴史をつないでいって、僕も若い子につないでいってできてるものなんで。やっぱりこれだけ上から下まで年齢層の幅広いメンバーでお芝居を作っていくってあんまりないと思うんですよね。だいたい同世代で作ることが多いじゃないですか。お笑いの劇団でこんな年齢層の幅広いメンバーでお芝居を作っていけてるからこそ50年以上続いてるんやと思いますし、歴史を感じさせてもらってます。

ーーその長い歴史の中で、演じるキャラクターがかなり変化する方もいらっしゃいますもんね。

そうですね。浅香あき恵さんなんて、最初は「べっぴんさん」でしたからね。で、僕らが新喜劇に入った頃に「ブサイク」やって言われて。僕がたぶん最初に「ブサイク」って言うたと思うんですけど(笑)、当時はすごい泣いてたらしいですよ。僕は入りたてで、何もわからずになりふり構わずズバッと言ってしまったんですけど、でも今はブサイクをめっちゃ売りにしてるじゃないですか(笑)。そんなふうに形が変えられるなっていうのはありますね。例えば、頭ボーボーやった人が髪が薄くなってしまったりとか(笑)。そういうのは僕もこれからあるかもしれんし、どうなるかはわからないですけど、いい感じでの転がり方はしてるなと思いますね。

ーー逆に、後輩から相談を受けたりすることもあるんですか?

そんなにはないですけど、ただやっぱり、東京で新喜劇をやりたいのにやれてないっていう子の話は聞いたりするんで、こういう機会を作ってあげたいなとは思いますね。「やってることは間違ってないし、ずっとやってたらいつかは必要とされるときがくると思う」みたいなことも言いますし。そういう意味でいうと、(石田笑店は)試せるし、今の大阪のメンバーともできるっていうのは(東京の子たちにとっても)ええのかな~と思いますね。あと、僕は基本「回し」なんで、回しの役回りの子からはどうしたらいいかっていう相談をされることはありますし、たまに飲みに行ったりもしてます。

ーーでは最後に、意気込みをお聞かせください。

12月10日、僕の誕生日に「石田笑店」をやらせてもらうことになりましたので、一緒に誕生日を祝いに来てください(笑)。祝いに来て、笑いに来てください!
20161203001131-ca1343eba1b4d50428a62dc3499cd21c2229d5dc.jpg


【石田靖】

鬼奴、しんじ、クニが『キュートンものまねクリスマス』の見どころを語る!「キュートン男性陣は癒し系のジェントルマンばかりで癒されます」と鬼奴!!

12月17日(土)、東京・新宿文化センター 小ホールにて『キュートン特別講演「キュートンものまねクリスマス」』が開催されます。

キュートンとはキートン、くまだまさし、しんじ、椿鬼奴、アホマイルド坂本、クニによるユニット。今年1月以来となる同ライブでは、キュートンメンバーが誰しもが知っているあの人のものまねを見せたり、新ネタをお披露目したりと、クリスマスらしいスペシャルな内容が予定されています。
11月下旬、インタビュー取材を敢行するために、よしもと本社で会議中のキュートン・メンバーを直撃! も、会議室にいたのは、椿鬼奴、クニ、しんじの3人のみ......。スタッフ曰く、「今日は3人しか来てません」とのこと。なんて自由なユニットなんだ!と驚きつつ、その場にいたお三方に、今回のライブの見どころを訊きました!

20161202204841-4d9d716bb167c00aaa4c05cdcc27eef5bc3fb92a.jpg
(向かって左から:しんじ/クニ/椿鬼奴)

*  *  *  *  *

――えーっと......今日は鬼奴さん、クニさん、しんじさんだけなんですか?

鬼奴 そうなんです~。申し訳ないんですけど、来られる人が来るというスタイルでして。
クニ これ、僕は良くないことだと思ってますけどね、なんで半分来てないんだよっていう。長年の信頼からというか、緩さというか。
鬼奴 うふふふ......確かに。まぁまぁ、みんな、仕事があるんでしょう。
クニ そうだね。サボってる訳じゃないんですけど、すごく自由な感じです。しんじさんなんて毎回来てるのに、一言も喋らずに帰ることもあるんですよ。提案なんて、10年くらいしてないんじゃないですか。
しんじ ......11年くらい、してないかもしれないね。
鬼奴 11年ねぇ......。ただ、しんじさんが会議を休んだことは一度もありません。
クニ 無遅刻無欠席ですよね? いつもいますけど、会議で話したことはなんにも覚えてないと思います。
しんじ ............(笑いながら頷く)。

――(笑)今回のライブに向けての打ち合わせは、既に何度かされているんですか?

鬼奴 3~4回はやってますかね。
クニ はい。やることは大分決まったので、あとは詰めていくだけですね。
鬼奴 今回の『キュートンものまねクリスマス』は、私たっての希望でやることになったんです。ものまねが好きなので、みんなでやったら楽しいんじゃないかなと思って提案したんですけど、最初は反発もありました。
クニ ものまねのレパートリーを多く持ってる訳じゃないから大丈夫かなぁっていうのがあって。クオリティ低いものまねで、お客さんが怒らないかどうかっていうのが心配だったんですよね。ただ、奴とかキートンさんはクオリティの高いモノマネを持っているので、その辺は信頼してます。ほかのメンバーは全力を尽くしはしますけど......まだちょっと心配ですね。
鬼奴 今回はユニットでやるものまねもありますし、個人でやるものもありますし、私がプロデュースするコーナーもあります。個人でやるものまねは、それぞれまだ隠し持っていて。
クニ 鮮度的に痛むのが早いものまねといいますか、1回笑ったら使い物にならなくなることが多々あるので、みんな「本番を観てろよ」っていう感じで。ライブでの一瞬に懸けてます。
鬼奴 ポスターには今までにやったことのあるものまねを収めたんですけど、この中からいくつか出てくるという感じですよね。全部はやりません。着替えやらなんやら、支度に時間がかかるものはできなんです。私でいうと......カレークックはできないと断言してもいいでしょう! ただ、いつものおなじみのコーナーをやる中にものまね色があるという感じなので、これまでとライブ全体ががらりと変わるということではないです。だから、元々キュートンを知っている方には、"あぁ、出た!"と思いながら観ていただけるんじゃないかなと思っています。
クニ とは言え、クオリティに関してはホントに誇れないっていうか。世の中にあるくだらないものって面白くて素晴らしいじゃないですか。キュートンはそうではなく、くだらないって落胆されるものの中では純度が高いパフォーマンスをしてるって自負してるって感じんです。僕個人の意見は、ですけどね。

――くだらないことに変わりはないけど、賞賛されるタイプのものではないと。

クニ そうです、そうです。キュートンで、僕が目指すところはウ○チですから。スポットライトを浴びられるウ○チになりたいです。

――しんじさんはどうですか?

しんじ 僕ですか? 僕の目指すところは......うーん、そうですね、スポットライトを浴びたゲロですかねぇ。ゲロでもスポットライトは当たるんだぞっていうところを見せたいというか。
鬼奴 ......ウ○チのあとに、ゲロっていう弱めの言葉を選ぶっていう(笑)。
クニ ふふふふ! 質問されたことに困っていたように、しんじんさんってなぁ~~~んにも考えてないんです。
鬼奴 そうですね。たぶん質問してくださらなかったら、ずっと喋らなかったと思いますよ。
しんじ ......考える脳がないんです。
鬼奴 うっ..................ふふふ!
クニ ふははは! しょ~~もないっすねぇ!

――あははは! 鬼奴さんの目指すべきところはどうなんですか?

鬼奴 2人のようなことは全く思っていないので、一緒にしないでいただきたいなと。私はずっと歌手になりたくて。キュートンのディーバとして活動していきたいということもあって、今回ものまねをやりたいなと思ったんですよ。

――じゃあ、今回のオススメの企画を何か、言える範囲で教えてもらえませんか?

鬼奴 言っちゃっていいかな?
クニ はぁ......言っても伝わるかどうか、わからないけどね。
鬼奴 私以外の男性メンバーが猫になって遊ぶっていうコーナーをやります。私は大好きで、本当にかわいいので猫カフェ感覚で癒されると思います。
クニ 僕らが猫になるんですけど、全然楽しくないんですよね。今日の会議で「猫ちゃんをクリスマス仕様にしよう」っていう話になって。奴が「トナカイの角を付けよう」って言い出したんで、「ちょっと待って。そうなると、トナカイの角をつけたおじさん達になっちゃうよね? 猫の要素はなくなっちゃうよね?」って意見したんです。
鬼奴 私は問題ないと思ってます。猫がトナカイの被り物をしているように見えればいいんですから。
クニ いやいや。猫って言っても、ヒゲ描いてにゃーにゃー言ってるおじさんがいるだけなんだよ? それにトナカイの角をつけたら、ただのおじさんでしょ?
鬼奴 それでいいのよ。ちゃんと猫の要素が入っていればいいんだから!
クニ 猫の魂が入っていればいいの?
鬼奴 そうそう! それでいいの!

――(笑)会議って、いつもそんな感じで進んでいくんですか。

鬼奴 そうですね。猫のコーナーはいつも男性陣に嫌がられるんですよね。
クニ あのねぇ......自信がないんですよ(笑)。おじさん達がニャーって言いながらお客さんのところへ行っても喜んでもらっているようには見えないですし、何かを求められている感じにも思えないんですから。
鬼奴 いやいや、もっと自信を持って欲しい。みんな、かわい~~~い猫なんだから! そんなネガティブなことを言ってたら、猫がかわいそう!
クニ 猫背負ってやってる訳じゃねーし!!!
鬼奴 (うつむいて)私はやって欲しいのよ......。ストレスの多い仕事をしている女の子は、きっと喜んでくれるはずです。だって、私はかわいいなっていう目で、みんなの猫を観てるから。
クニ ふっ、かわいいなと思ってる人が目を反らさないでしょ? 毎回、お客さんと目を合わせようとしても、視線がずれるんだよ?
鬼奴 それは......猫アレルギーなのかもしれない。とにかく、猫ちゃんのコーナーはキュートンの今後を担っていくキラーコンテンツだから!
クニ ......っていうんですけど(苦笑)。
鬼奴 5人には全く響かなくて反発されますけど、私は今回もやりたいんです。
クニ 会議では揉めましたけど、手打ちになった理由があって。「膝パットを付けてくれるならやるよ」って言ったんです。

――あぁ、確かに四つん這いですもんね。

クニ はい。膝が痛くなるんで、「ケアしてくれるならいいよ」って。
鬼奴 「まぁ、それならいいでしょう」ということで、みんなの意見を飲みました。

――全員の意見が一致しない企画でもやることはあるんですか?

鬼奴 その辺、キュートンは民主主義なので多数決で決めます。
クニ 個々のコーナーは誰かが無理を言ったことに対して逆らえないパートだったりもするので、そこは理解できないけど手伝おうかってスタンスでやってます。......尖った意味じゃなく、キュートンのメンバーはみんな、無理に売れようとしてないっていうか。もちろん売れることに前向きではあるんですけど、キュートンを続けていくことに重要性を感じているようなところがあるんですよね。もちろん『あらびき団』(TBS系)に出させてもらったりとかいい時もありましたけど、ずっとこのユニットを続けられることのほうが大事な気がします。
鬼奴 キュートンとしては年3回はライブをやりたいんですけど、昨年は1回、今年は2回しかやってないんです。ライブが終わるたびに「もっとやりたいね。またやろうね」って話すんですけど、いつの間にか1年過ぎちゃって、まぁいっかってなるんです。のんびりしてるんですよね、みんな。

――絶対をつくらないからこそ、長い間続けていられるのかもしれないですね。そもそもキュートンというユニットは、どういういきさつで生まれたんですか?

鬼奴 前身のライブがあったとは聞いてます。
クニ キワモノが出る舞台がなかった時に、よしもとの社員さんが「お前ら、どうせ何もすることがないんやろ? やったら、ユニット組んでライブやったら?」って言ってくれて、チャンスをもらったんです。みんな他にすることがなかったんで、稽古場に集まってボール遊びとかするようになって。
しんじ 稽古場が広かったんだよね。
クニ そうそう。で、仲良くなってキュートンになった感じです。だから、同じ志を持つ者が集まった訳ではないんですよね。
鬼奴 私はキートンさんからスカウトしていただいて。以前のコンビで声をかけてくださったんですけど、解散してたので1人ずつ入ったんです。当時は9人いたので"キュートン"というユニット名になったんですけど、結婚したり、実家の中華料理屋さんを継がれたりして6人になりました。以前は、はいじまさん(はいじぃ)もいたんですけどね。

――そうだったんですね。同じ志を持って集まった訳じゃないから、意見が割れることもあると。

鬼奴 そうですね。まぁ、歌手になりたいっていう枠とゲロになりたいっていう枠で重なってるところが、キュートンなんだと思います。
クニ みんなで同じ方向を向いてはいるんですけど、理解できないことは未だにたくさんあるということですね。

――クニさん、アホマイルドを解散されてからもキュートンとしての活動は続けていらっしゃいますよね。それは何か理由があるんですか?

クニ 今、構成作家をメインでやらせてもらってまして。普通ならば、芸人活動は辞めるべきなんですけど、みんなが"そのままでいいんじゃない?"って受け入れてくれたというか。
鬼奴 アホマイルドの2人から解散するって報告を受けたんです。その時「キュートンはどうするの?」って聞いたら、クニは「キュートンを取られたら死んじゃう」って言ったんです。
クニ ......! 忘れてました(笑)。
鬼奴 そう言ったんです!
クニ 僕、キュートンはいろんな意味を含めて、リハビリ施設のようなものだと思っていて。今までの人生、このリハビリ施設ですごく救われたからこそ、ちゃんと生きて来られたのでこれからも続けたかった。だから、他のメンバーが(自分の気持ちを)理解してくれて今も続けられるのはホントにありがたいですね。
鬼奴 今回、クニはさかもっちゃんをフィーチャーした企画の提案もしてますよ。キュートンでは、解散したアホマイルドの2人が一緒にネタをやる姿も見られます。
クニ (笑)。語弊があるかもしれないんですけど、コンビでやっていくことに多少の限界を感じていたんです。今、お互いの立場が変わったことによって、仕事を振り合える仲間になれたというか、お互いフットワークが軽くなりました。

――今日、キュートンのみなさんのインタビューをさせていただくということで、何を伺おうかなと考えていたんです。で、今まで拝観したライブを思い出してみたんですけど、面白かったなぁという楽しい気持ちはじんわり覚えているんです。でも、何をやっていたのかを全く思い出せなかったんです。でも、そこがキュートンの魅力なのかなと。なんだか良くわからないけど面白かったなぁっていうことでいいんじゃないかと思いながら、ここに来たんです。

鬼奴 そう! そうなんです!
クニ 素晴らしい解釈!
しんじ ......!!!(ものすごく大きく頷く)
鬼奴 それ、正しいです。キュートンは観に来られた方の役にやってはいけないと思うんです。タメになったなぁとか、こういう考え方の人がいるんだなぁとか。
クニ 立派だなぁとかね?
鬼奴 そう。そうなったら、私達はおしまいですから。ただただ笑って帰ってもらえるのが、いちばんです。
クニ ただ1つ言いたいのは、キワモノを目指してこうなった訳じゃないっていうこと(笑)。
鬼奴 そうそう。普通のつもりだったのに、なぜかはみ出しちゃったんですよね。キュートンのメンバーって、実はメジャー指向が強いんですよ。みんな、巨人ファンですし。
クニ みんな、アメリカも好きだもんねぇ。

――ははは! 今回のライブも大いに笑って、帰っていただきたいですね。最後に、よしもとニュースセンターを観てくださっている方々に向けて、お1人ずつ意気込みをください!

鬼奴 クリスマスの1週間前の土曜日にライブをやります。何も予定がないなっていう人は、猫に触って癒されて欲しいなと。もしかしたら出会いもあるかもしれませんから、諦めずに人が集まるこのライブに来て欲しいですね。キュートンの男性陣は草食系ジェントルマンばかりで、癒されますから。ぜひいらしてください。
クニ 他に楽しいことがあるんだったら、そっちへ行ってもらってもいいと思います。まぁ、疲れている人がいるなら、我々は受け入れます! お客さんが何を選ぶのかは自由です。僕らは誰も拒みませんので、どなたでも来ていただければと思います。
しんじ ......うーん、そうですねぇ。2016年12月17日を......えぇーーっと......新たな記念日にしましょう!
鬼奴 うふふ......しんじさんとお客さまの記念日?
しんじ はい、そうですねぇ。
クニ 何それ。今、考える時間あったでしょう? ホントにな~んにも考えてないんだから!(笑)
20161202215908-74cb2d9ec511c60e5bd8a4b1f0211d9360a44d47.jpg


【しんじ】【椿鬼奴】【クニ】

ガリットチュウ「ものまねカルタ」まさかの第2弾発売決定!

あの、マニアックものまねを極めた「ものまねカルタ」がパワーアップして、この年末になんとなんと第2弾として発売決定!



オール新作ネタの自信作!
第1弾を買った人は、さらにディープな世界を堪能できる!?
面白さ10倍UP!!下ネタ99%カット!!
(お子様も楽しく遊べる安心設計)

20161202150234-928ce23d6f492fb269610b1dacd898bca64b9924.jpg
12月11日(日)にルミネtheよしもとにて行われる、ガリットチュウ20周年記念単独ライブ終演後に本人手売りによる販売会を実施します!
是非お求めいただいて年末年始に遊んでみよう!


【ガリットチュウ】

4K放送対策でベビレ、マジパン、ライスが入念に肌をケア!? 「Kawaiian for ひかりTV 4K」放送開始!

12月1日(木)2周年を迎えたアイドル専門チャンネル「KawaiianTV」が、同日よりスマートTVサービス「ひかりTV」にて「Kawaiian for ひかりTV 4K」放送がスタート。
20時からは『祝☆Kawaiian for ひかりTV 4K チャンネル開局記念特番!〜4K効果で見えすぎちゃってるけど、もっと私たちを見てくださいSP』が放送されました。


Doll☆Elementsの権田夏海さんMCのもと、「お絵描きリレー」など様々なミッションに挑戦し、クリアすると「Kawaiian for ひかりTV 4K」での番組告知が出来るという内容で、出演者はDoll☆Elementsに加え、大矢梨華子さん(ベイビーレイズJAPAN)、佐藤麗奈さん・沖口優奈さん・浅野杏奈さん(マジカル・パンチライン)、ライス、岩﨑名美さんというバラエティ豊かな顔ぶれ。


4Kならではの高精細な映像でのドアップに、アイドルが戸惑ったり、『キングオブコント2016』王者のライスが「マネージャーですか?(笑)」といじられるなど、賑やかな1時間となりました。


放送直後に行われた囲み取材へは、出演者から7名が出席。

20161202140752-02502be4729c0f48e2a4f8fe16d808fca3ecdcca.jpg

※写真後列左より大矢梨華子さん(ベイビーレイズJAPAN)、佐藤麗奈さん・浅野杏奈さん・沖口優奈さん(マジカル・パンチライン)
前列左から、岩﨑名美さん、田所仁・関町知弘(ライス)


まず、オープニングで関町の前髪にゴミがついていたことが記者から指摘されると「4Kだと見えちゃうから!」と田所が注意すれば、関町は「明日放送の『モデルプレスナイト』はケチャップつけます(笑)」と宣言(?)。
また、田所は「綺麗な画面で見ていただんですけど、男がうちら2人だけで、ホントにいい臭いがしました。臭いが伝わる技術が出たらすごいですね」とスタジオの華やかな様子を伝えました。


より高精細な4Kでの放送に、それぞれ気を引き締めている様子のアイドル組は、「衣装のほつれとか靴の傷とか、今まで映ってないだろうと思っていたんですけど、もうちょっとケアをしないと」(大矢)、「最近、ブヨに攻撃されまして、脚と顔に跡が残り気味なので、そこをどうにか隠したいと思います」(浅野)、「私はすごい代謝がよくて、ライブでも汗だくになり、メイクがボロボロになっちゃったりが怖いので、ウォータープルーフ仕様にしたいと思います(笑)」(沖口)とそれぞれコメント。


「歳的にニキビとかも出来やすいですし、夢が壊れちゃうから、顔を映す時だけフワッとなってくれたら(笑)」と同調する佐藤さんですが、4K放送でチャレンジしてみたい企画を訊かれると、「ファンのみなさんはアップの方が喜ぶと思うので、顔でジェスチャーとかを思い切りみんなでやって欲しいですね」と裏腹な提案も。
実は、かつて『アイドリング!!!』(フジテレビ系)で自身も挑戦し、爆笑を呼んだ企画「アップ!アップ!顔ジェスチャング!!! 」の再現であり、「元アイドリング!!!メンバーなので、こういうのが好きなんですよ(笑)」と当時からのファンサービスの表れのようです。


「Kawaiian for ひかりTV 4K」での番組に出演する7名ですが、本日12月2日(金)23時より放送開始の『モデルプレスナイト』でアシスタントMCを務める岩﨑名美さんは、週替わりMCを務めるライスとの共演に「どんな化学反応が起きるのかわからないというのもあるし、ゲストの方もズラッと来て、金曜夜の"ハナキン"を盛り上げようという企画とかもあるので、私も楽しみです」とコメントし、それ受けて関町も「放送出来るか出来ないかみたいなギリギリをね」と期待感を煽ります。


30分間のロケ映像をノー編集で流すという『そのまんま流』にレギュラー出演する大矢さんは、第一回目でアップアップガールズ(仮)の新井愛瞳さん、アイドルネッサンスの宮本茉凜さんとの収録を昨日終え、「デビュー当時から一緒にやってきたアイドルさんなんですけど、意外と喋ったことがなく、ぎこちない感じとか、"次、誰が喋る?"とか、お金を払って領収書をもらってる場面も収録されていたり、リアルな部分をチェックして欲しいなと思います」とドキュメンタリー性をアピール。

20161202140738-b3745c5b98c69c77ec08cae1540f6da94cc0c79c.jpg


また、12月12日(月)に、東京・品川ステラボールにて開催し、HDR対応4Kで生中継される『KawaiianTV SUPER LIVE 2016 ~2 周年もみ~んな一緒だよっスペシャル~』に出演するマジカル・パンチラインは、「汗とかも見えちゃうと思うので、ライブに来ても見えへんような部分まで、新しい一面や臨場感を画面越しで注目して欲しいなと思いま」(沖口)、「私たちはまだあんまり地方にいけてないので、地方の方にもすごく解像度が上がった映像で、よりライブの熱さが伝わるよう私たちもがんばりたいと思います」(浅野)とそれぞれ意気込みます。


そんなマジパンの他にもベイビーレイズJAPANを始め、NMB48、アップアップガールズ(仮)、アイドルネッサンス、SUPER☆GiRLS、Doll☆Elements、虹のコンキスタドール、ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)など約17組のアイドルが集結し、6時間にも渡って行われるこのライブ。
自身のキャリアでも、初めて品川ステラボールのステージに立つという大矢さんは、「事務所の先輩の9nineさんのライブでは、(品川ステラボールに)行ったことある気がします(笑)。対バンライブも久しぶりだし、6時間のライブになるので、ちょっとでもみなさんの印象に残るライブに出来たらいいなと思います」(大矢)と意欲を覗かせました。


「Kawaiian for ひかりTV 4K」の視聴方法、番組表などの詳細は、公式サイト、並びにKawaiianTV公式サイトでご確認ください。



【ライス】

鉄拳、社会を明るくする運動での貢献が評価され、法務大臣より感謝状を授与!「日本だけでなく、世界を明るくしたい」と語る!!

12月2日(金)、東京・法務省にて『第66回"社会を明るくする運動"における民間協力者に対する法務大臣感謝状贈呈式』が行われ、鉄拳が受賞しました。
20161202143645-1b98993bf14efac5876b7d7365e0b1da3667ca46.jpg
"社会を明るくする運動"とは、全国民が犯罪や非行の防止と罪を犯した人達の更正に理解を深めて犯罪や非行のない明るい社会を築くことを目的とした全国的なキャンペーン。今年は全国で48の個人・団体などに贈られるなか、中央推進委員会の推薦によって、日本郵便株式会社、東京地下鉄株式会社、そして鉄拳が本日、法務省において法務大臣から感謝状を授与することになりました。
なお、鉄拳は本運動のテーマとしたパラパラ漫画を制作。CMで流されたほか、今年7月に行われた同運動の中央行事『立ち直りフェスティバル』などへの協力が認められての受賞となります。

同省の黒川弘務事務次官より、賞状を受け取った鉄拳。額には、"社会を明るくする運動"を意識して"社明"との文字が輝いています。
20161202143319-00ec7899360c115f62ef2e19b46fe20d245c1a1b.jpg
「まさかこのような賞を、僕がいただけるなんて」と驚きつつ、パラパラ漫画の制作オファーを受けた際には「社会に貢献できるような仕事が来るとは思っていませんでした」と当時の思いを明かします。「芸人としては、世界征服をすると言って出て来たんですけど......」という言葉にドッと笑いが起きるなか、「そこがいい方向に出て、このような賞をいただけたのは光栄です。これからは日本だけではなく、世界の社会を明るくしたいと思います」と挨拶を締めくくりました。
20161202143344-106be4ae71e3faeb2af863860b6c8942c1e8e11d.jpg
20161202143520-a48c2e77009e1e65fdbd639467302dc37fd628dc.jpg
贈呈式後の囲み取材では、「小中学校と悪いことをして警察のお世話になったこともあった。自暴自棄になっていましたし、将来は暗いと思っていたんですけど、親を始めとして周りの人達が支えてくれて立ち直ることができた」と、過去の更正を明かした鉄拳。そのときは両親、特に父親が支えてくれたそうで、「それまではあまり一緒に遊んだりすることはなかったんですけど、悪いことをしたあと、ドライブに行ったり、映画館に行ったりとコミュニケーションが取れるようになって、いろんなことを話せるようになった。あのとき、お父ちゃんが見捨てないでさせてくれたから、この賞を取れた。お父ちゃんは正解でした」と感謝します。
「この賞を自慢したい芸人さんは?」と訊かれると、「パペットマペット。仲がいいので」と返答。パラパラ漫画を描いてる鉄拳を「がんばれよ」と励ましてくれたビートたけしさんにも報告したいと語るも、「ご報告したいんですけど、テレビのお仕事がないとなかなかお会いできなくて。そういった機会があれば伝えたいと思います」と話します。
20161202143413-4d4db80ae00eead1fb46f81fc1946de8475c053c.jpg
社会貢献に繋がるお仕事をいただいたことについては「まさかこういう仕事が来るとは思わなかった。非力かもしれないけど、力になれるのは嬉しい」と喜ぶも、「ただ、パラパラ漫画の動画はもうちょっとみなさまに観ていただきたい。ピコ太郎さんくらい」とさらなる視聴を呼びかけ。制作期間は2ヵ月だったそうで、「昨年の12月から1月にずっとつくってました。枚数は120枚くらいです」と説明しつつ、「こういった運動があることをもっと知ってもらいたいですね。僕も、こうやってお仕事をいただくまで知らなかった。(オファーを受けて)いろいろと調べていくと、保護司さんだとか支えてくれる人がいることを知りました。だから、なるべく大勢の人に動画を観て、この運動を知ってもらいたいですね」と切実に語りました。
20161202143440-73677ec4ecd825aeff261132a3a066fc3360d273.jpg


【鉄拳】