会場を盛り上げた『OKINAWA72.EXE』の奮戦にガレッジセール・ゴリも興奮!『3x3 PREMIER.EXE 2017 Cross Confernce Cup Day1』レポート
7月1日(土)、2日(日)、愛知県名古屋市のオアシス21にて、『3x3 PREMIER.EXE 2017 SEASON NAGOYA』が開催され、暑い会場をさらにアツくする試合が繰り広げられました。
『3x3 PREMIER.EXE』(スリーバイスリー プレミアドットエグゼ)は、2020東京オリンピックの正式種目(男女)に追加採用された3人制バスケットボール「3x3バスケットボール」のトップリーグ。
国際バスケットボール連盟(FIBA)承認、日本バスケットボール協会(JBA)公認の下、世界に挑戦できる3x3のトータルブランド『3x3.EXE』のトップカテゴリーとして、グローバルに展開しています。
今回は『Cross Confernce Cup』とされており、『EASTERN Confernce』『CENTRAL Confernce』『WESTERN Confernce』の、3カンファレンスに分類されている全18チームが終結する、リーグの一大イベント。グループ分けされた土曜日の予選を経て本戦出場チームを決定し、日曜日の本戦で順位を争うというスケジュールです。
『OKINAWA72.EXE(オキナワセブンティトゥ ドットエグゼ)』は今年初参戦のチームでありながら、ガレッジセール・ゴリがオーナーを務めること、本拠地の沖縄がバスケ大国であること、そして1週間前に開催された『WESTERN Confernce』の開幕戦、『SEASON SHINAGAWA』で準優勝を果たしたことで、早くも注目を集めています。また、今日はガレッジセール・ゴリも会場で試合を観戦します。
名古屋市の中心部にあるオアシス21、その地下に設営された会場はオープンスペースとなっており、吹き抜けであるため地上からも観戦が可能という好環境。コート間に設置されたDJブースからは音楽が流され続け、会場全体が盛り上がります。試合の合間に一般参加のフリースローチャレンジやドリブルシュートチャレンジが行われるのも、『3x3 PREMIER.EXE』ならではの光景です。
『OKINAWA72.EXE』は今回Eグループで、出場メンバーはブライアン・シンプソン選手(24番)、ファンティン・ブランドン選手(30番)、スペンサー・ジェニングス選手(1番)、神里幸太選手(4番)の4名。
同グループには『EASTERN Confernce』の『TACHIKAWA DICE.EXE』、『CENTRAL Confernce』の『FITS.EXE』がおり、3チームの総当たり戦を経て、翌日の本戦出場権1つを争います。
初戦の対戦相手は、強豪チームのひとつ『TACHIKAWA DICE.EXE』です。
強豪として注目されるチーム同士の対決。得点源のひとつであるブランドン選手が果敢に2ポイントシュート(5人制ルールの3ポイントシュートに相当、なお、通常のシュートは1ポイント)を狙うも、身長2m超えの選手を擁する相手チームの執拗なディフェンスに阻まれ、ジリジリと押されはじめます。
この膠着状態を区切ったのが、4分9秒経過時点(1試合は10分間)のシンプソン選手による猛烈なダンクシュートでした。会場からは大きな歓声が上がり大いに盛り上がりましたが、力が入りすぎたかゴールにトラブル発生。試合は6対7で一度中断されます。
やがてゴールの修復が完了し試合再開。チームはジェニングス選手を起点としたボール回しを増やし攻勢のチャンスを伺いますが、相手チームもしたたかなもので、決定的な打開策には繋がりません。また、神里選手も選手交代で出場し、素早いドリブルで相手をかき回し、どうにか相手に喰らいつこうとします。
しかし12対16でタイムアップ(試合は10分間)。初戦は悔しい惜敗となりました。
『OKINAWA72.EXE』2試合目の前に、同グループの『TACHIKAWA DICE.EXE』と『FITS.EXE』の対決があります。
先に1勝している『TACHIKAWA DICE.EXE』が勝つと、2勝で同チームの本戦進出が確定してしまいます。ガレッジセール・ゴリもチームメンバーと一緒に険しい表情で観戦しますが、結果は『TACHIKAWA DICE.EXE』の勝利。残念ながら『OKINAWA72.EXE』の本戦出場は、この時点でなくなってしまいました。
当日の名古屋で観測された最高気温は30.7℃、湿度60%前後という蒸し暑い環境でありながら、しかし多くの観客で盛り上がり続ける会場。本戦出場権を失っても、選手たちの勝利に対する熱意は変わりません。アツくなりすぎた自身を制するため(?)か、シンプソン選手とジェニングス選手は会場近くのかき氷店でクールダウン。
やがて行われた2試合目『FITS.EXE』との対戦。入念にウォームアップをする選手たちの表情に、初戦の影響は微塵も感じられません。
開始17秒の先制点を皮切りに『OKINAWA72.EXE』のメンバーはそれぞれの持ち味を猛烈に発揮します。ブランドン選手の2ポイントシュートが刺さり、外の警戒が強まればジェニングス選手が見事なボールさばきでゲームの支配を強化。
ゴール下ではシンプソン選手がダンクにリバウンドにと強烈な存在感を発揮し、神里選手は相手ディフェンスを巧みにかいくぐる。
得点を重ねつつ相手の攻撃を的確にシャットダウンし、結果は5分26秒の時点で21対7のノックアウト勝利(試合時間中でも21点先取の時点でノックアウト勝利となるルール)。
今日の結果は1勝1敗、本戦出場ならずという悔しい結果。
チームオーナーとして両試合を観戦したガレッジセール・ゴリは「試合順が逆ならば、勢いがついて1戦目の相手にもっと喰らいつけたかも」と悔しさをにじませます。
また、惜敗の1戦目について特に「押されている試合であっても気持ちで負けずダンクで観客を沸かせた、そのプロ意識がオーナーとして嬉しかった」とチームをねぎらいました。
なお、『3x3 PREMIER.EXE 2017 SEASON』は、7月8日(土)、9日(日)に栃木県宇都宮市のオリオンスクエアにて開催されるなど、プレイオフの9月10日(日)東京・六本木ヒルズアリーナまで、全国を転戦し熱戦を繰り広げますので、「OKINAWA72.EXE」をはじめ、「3x3」のトッププレイヤーによる熱戦にご注目ください。
また詳細は、大会公式サイトにてご確認ください。
関連リンク
●3x3.EXE公式サイト
http://3x3exe.com/
●3x3 PREMIER.EXE 2017 SEASON SHINAGAWAレポート(6/24、25)
http://news.yoshimoto.co.jp/2017/06/entry73436.php