12月3日、大阪・YES THEATERにて、チーム・マンモスターの初単独劇場公演「MAMMOSTAR SUPER LIVE vol.1~出発~」が開催されました。このチーム・マンモスターは、毎日放送の番組「関西発!才能発掘TVマンモスター」で行われた様々な審査を通過した関西出身の精鋭男女15名から成るダンス&ボーカルグループで、今回はそんな彼らの記念すべき晴れ舞台となる大切な公演。大いに盛り上がったその模様をレポートします。
初ワンマンライブとなれば注目度も高く、会場は当然、満席。応援用のうちわを手にした人や応援団の格好をした人など、ファンにも力が入ります。そして、ついに開演時間に!
その登場は実にクールで、名前と写真を背景に1人ずつ順位ソロダンスをキメていきます。初っ端から見せつけられたところで、1曲目のTWICEのカバー曲へ。女子全員で歌うポップチューンは緊張感を感じさせないリラックスしたムード。笑顔もあふれます。その後も男子全員による、高速のラップも見せ場のBIGBANGのカバーなどで会場をリード。堂々たるものです。そして客席から「かわい~!」「頑張って!」といった声援がかかった自己紹介タイムを経てさらに4曲を。特に「EXCEED」と「VERY GO」の2曲は新曲という大盤振る舞い。「EXCEED」は男子メンバーによる楽曲で、表情豊かな曲展開に合わせ、時にかっこ良く時に荒々しくダンスも様々な側面を見せます。またパワフルなユニゾンやチームの決意表明のような熱い歌詞も印象的です。対する女子全員の曲「VERY GO」は、小悪魔的なキュートさが炸裂。一人ずつ順に取るボーカルも聴きどころです。ダンスも次々にフォーメーションが変わり、9人の息の合った様子が見事。サビの部分は耳に残り今後、人気曲になる予感がします。
MCを挟んで中盤に突入すると、男子が踊りも歌もアグレッシブなBEASTのカバーで男らしさを表現したかと思えば、女子はKAEAのカバーでコケティッシュなボーカルやどこかエキゾチックな世界を表現。彼らの表現力の豊かさが伝わってきます。そしてDAOKOの最新ヒットナンバーのカバーでは、透明感ある歌声や美しいハーモニーと共に、ストーリーのある創作ダンスで魅了。観客を熱く沸かせます。
......とここで、一旦MCタイム。しかも、ここまでずっとメンバーを見守り続けてきた、番組MCのアキナも参加します。控室でライブを見ていたという2人は「ホンマにプロのミュージシャン!」(山名)、「これまでのことを考えると、泣きそうになります。全員大好きです」(秋山)と、チーム・マンモスターの気迫のパフォーマンスに心を打たれた様子。また、おまけでオープニング時の各メンバーのダンスをお手本に山名がオリジナル"鳥ダンス"(?)を披露して、しっかり笑いを起こします。こうして空気が和んだ後は、ラストスパート開始です。
まずは新曲の「Wake Up the STAR」から。男女混合の6人で奏でるこの曲は、サビ始まりで高揚感たっぷり。途中には煽るようなパートもあり、今後、ライブの定番曲になりそうです。さらに続けて女子メンバーによる少女時代のカバーでよりアッパーなムードにすると、次のflumpoolのカバーでは、ついに観客が総立ちに! 男子メンバーが繰り広げるポジティブな曲の世界に、思わず一緒に口ずさむファンもいる程です。
そして、いよいよ残る一曲を控え、15人は今日までの思い出や今の気持ちを涙ながらに語ります。それぞれの印象的なひと言を挙げると......。
●芦田茉奈津「この半年は私の人生を変える濃い半年となりました。今、チーム・マンモスターの一員としてここに立てていることを本当にうれしく思います」
●和田光平「とにかく、今、幸せでたまらないということが言いたいです! ありがとうございました!!」
●岡畑雛生「自分がこれまでやって来たことをすべてマンモスターにかけてやってます。これからももっともっと頑張るので応援よろしくお願いします!」
●辻内祈「オリジナル曲を披露して、プロとして一歩踏み出せたと思います。お空の上のお父さんも喜んでくれていると思います」
●吉田悠祐「マンモスターに入ってから初めて壁にぶち当たって、くじけそうになったんですけど、メンバーとファンの皆さんのおかげで前に進めました」
●渡邉梨沙「オーディションに合格した時、大好きなおじいちゃんが亡くなってしまって......。こうして今日、出発できることに感謝しています」
●村上元紀「いつも横にいて支えてくれたのはメンバーでした。ここまで来られたのもライバルや仲間がいたからだと思います」
●田中優衣子「正直、毎日泣くぐらいしんどくて......。その時も皆が支えてくれたからここまで来られたと思います。まだまだ成長しないといけないと感じています」
●狭間愛生「本当に周りの人に助けられて、悔し涙を流した時も"大丈夫やで"って言ってもらって......。励みになりました」
●南埜巴那「マンモスターに出会えたことも、皆さんに出会えたことも、本当に宝物です!」
●金子京平「落ち込んだ時期もあったけど、15人に励まされたおかげで今ここに立てていると思います。今日の出発を皆さんに見届けられて幸せやなと思います」
●戸谷莉里花「出発の今日、12月3日は"1.2.3"になっていて、神様が何か私たちに思いを届けてくれたんじゃないかなと思って頑張りました」
●森下真帆「ここからが出発。次のステップに向けてこの15人で頑張っていきますので、皆さんこれからもずっと付いて来てください!」
●森下翔「実は最初周りの人に(マンモスターに参加するのを)反対されたんですけど、好きなことをやり続けるというのが一番大切なんだなって気付きました」
●長澤翼「僕はメンバーのことが大好きです。そしてメンバーはお客さんのことが大好きです。皆さんの応援が僕たちの力になるので、これからもよろしくお願いします!」
涙で言葉が詰まるメンバーたちに「頑張れ!」のエールが飛び、会場は感動に包まれます。そして、ついにラストナンバー「One and only」へ。全員で放つこの新曲は、ダイレクトに言葉が耳に届き、15人のボーカルも思いも一つになって昇華されていきます。そしてダンスもここに来てより一層力のこもったものに! ファンは彼らの全力のアクトからその熱意をしっかりと受け取り、ライブは幕を下ろしました。
しかし、興奮さめやらない会場からは大きなアンコールを求める声が! もちろんそれに応えて15人は自身初となるアンコールの舞台へカムバックします。そして2曲のパフォーマンスを挟むと再びここでアキナが登場。2つのサプライズを発表します。
一つ目は、3月21日(水)のCDリリース決定。「ヤバい!」「聞いてない!」などメンバーも含め会場中がざわつきます。そんな状態に追い打ちを掛けるように二つ目は......。なんと、ユニット名の決定です。そして気になるその名前は、Re:Complex! 会場がまさに騒然といった状態になります。ちなみにこの名前には"新しいつながりから生まれる複合体"という意味が込められているそう。ますます今後の15人の活躍が楽しみになります。ワクワク感でいっぱいになったところで、本当に最後の曲としてもう一度「One and only」へ。メンバーは緊張から解かれたのか、先程よりもスマイルが倍増し、ダンスもノビノビとして輝きを放ちます。最大級のハッピーオーラに包まれて、記念すべき初単独ワンマンライブはフィニッシュ! 新生、Re:Complexの魂を十二分に感じられた約2時間となりました。
そして終演後、特別にアキナの2人と、Re:Complexの森下真帆&長澤翼に話を聞くことができました。
アキナ 秋山「もう、ひき付けられましたね。ほんまに、皆、カッコいいな! 最高のライブやな!!と素直に思いました」
アキナ 山名「プロとして何の遜色もないグループやなって思いました。今日が伝説の始まりの一日になったと思います」
Re:Complex 長澤「今日まで頑張って来たことを実感できたライブになりました。今後もこうしてライブを重ねてファンの人たちと触れ合って、どんどん規模の大きなステージ......ドームを目指して突き進んで行きたいです!」
Re:Complex 森下「今日は今まで一生懸命やって来たことが走馬灯のように頭を流れました。そしてマンモスターじゃなくなるのは少し寂しい気もするけど(笑)、Re:Complexとして新たなスタート。本当にワクワクしかないです!」
今回のライブは12月11日(月)放送の「マンモスター+」(毎日放送)でオンエア予定。ぜひご覧ください。
【アキナ】【Re:Complex】【芦田茉奈津】【和田光平】【岡畑雛生】【辻内祈】【吉田悠祐】【渡邉梨沙】【村上元紀】【田中優衣子】【狭間愛生】【南埜巴那】【金子京平】【戸谷莉里花】【森下真帆】【森下翔】【長澤翼】