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2017年12月

トレンディエンジェル斎藤、次の夢は海外進!? 「Campus Life+1」で学生たちの夢を応援

12月10日(日)、学生の夢応援企画「Campus Life+1(キャンパスライフ プラス・ワン)」のファイナルコンテストに、トレンディエンジェルの斎藤司がゲスト審査員として参加。実体験と笑いを交えながら、学生たちに夢を実現するためのアドバイスをおくりました。
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「Campus Life+1」とは、全国の大学生、短大生、専門学校生から夢やその実現に向けて取り組んでいることを募集。求人情報誌「タウンワーク」が本企画に協賛し、グランプリ獲得者に上限100万円を資金として提供して夢の実現に伴走します。
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東京大学名誉教授、「タウンワーク」編集長らとともに審査員を務める斎藤。プレゼンテーションを控え緊張するファイナルコンテスト出場者たちに「僕も夢があったからここまでこれました。まだ夢の途中です...ジャニーズに入るという。夢を口に出した方が実現させるための力になる」と笑いを交え緊張をほぐしながら応援コメントを。
5名のファイナル出場者によるプレゼンでは、真剣に耳を傾け、実体験を交えながらそれぞれに夢を実現させるためのアドバイスを。北海道の土井綾華さんによる、地元の歴史を伝えるため子どもたちにアイヌ文化の教材を作りたいという夢に、斎藤は「地元であった出来事を伝えたい気持ち分かります」と共感。自身が小学生の時におもらしした場所が、地元の子供たちの間で有名になっていることを明かし、笑わせました。また、長崎の森山沙良さんの地元で有名な「がんばらんば体操」をSNSなどで発信し長崎をPRしたいというプレゼンには、ビシッと決めた上半身から移し、段々下がっていくと下はパンツだったという動画で注目を集めたという実体験とともに「ひとつスパイスがあると変わってくる。どうしていくのかビジョンを持つことが大事」と他の審査員の方々も驚くほどの的確なアドバイスを。
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5名全てのプレゼンが終わったところで、夢についてのトークショーを。子どもの頃からジャニーズに憧れていた斎藤は、V6の三宅健さんのようなサラサラヘアになりたくてヘアケアをマネしていたという思い出や、同い年で地元も同じTOKIOの長瀬智也さんがデビューしたことで「ひと街にひとジャニーズ」だとジャニーズ入りを諦めた過去などを告白。
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芸人となってからは、同期のオリエンタルラジオが瞬く間に売れたことで、「10年は下積みだと思ってたのに、こんなに早く売れることがあるんだと、逆にハゲみになった」と当時の気持ちを。また、相方のたかしとの関係については、年上で社会人経験のある斎藤は最初はたかしの甘ったれ具合に腹が立ったものの、次第に「たかししかもってないところに気付いて、お互い認め合えるようになった」と。「僕は引きずるタイプなんで、たかしの肝が据わった豪快な部分を尊敬している」と、今ではコンビでいい関係が築けているそう。また、たかしを大切にしていることを証明するため、先日、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さんと、三代目J Soul Brothersの岩田剛典さんから食事に誘われるという幸運が舞い込んだものの、たかしとネタ合わせの先約があったため涙をのんで双方の誘いをわったというエピソードも明かしました。
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またクリスマスの話題も。クリスマスデートは、あえてプレゼントを用意しないという斎藤。途中で花屋に立ちより1輪の花を渡し「メリークリスマス」とささやくという自慢のテクニックを披露すると、会場の学生から悲鳴が。
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今年は、芸人としてだけでなく、俳優としてドラマや映画の出演、アニメーションの吹き替えや、「ミュージックステーション」出演など幅広く活躍した斎藤は「ひととおりやりました。あとやってないのは政治家として立候補するくらいですね」と充実した1年だった様子。次の目標として「綾部さんの背中を追いかけて海外に行きたい」との野望も。そんな今年を一文字で表現すと、最初は俳優の「俳」と書いたものの、それを消して「毛」と表現。「今年も毛がなかったおかでげいろいろやらせていただいたと」と「毛」に感謝を。そして「最近また漫才の楽しみを再確認しました。初心に戻りながら頑張りたい」と来年へ向けての決意も口にしました。
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結果発表では、斎藤はマイクが高すぎておでこに当たるというこボケも交えながら、笑わせます。優勝はアイヌ文化伝承の夢をプレゼンした土井綾華さんに決定。優勝者だけでなく出場者全員の夢にエールを送り、イベントは終了しました。
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【トレンディエンジェル】【斎藤司】

一ノ瀬文香『大井町人権を考えるつどい「LGBT(性的少数者)を知っていますか?」〜誰もが自分らしく幸せに生きることができる多様性を認める社会をめざして〜』公演レポート

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よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属タレントの一ノ瀬文香が12月9日(土)、神奈川県大井町で『大井町人権を考えるつどい「LGBT(性的少数者)を知っていますか?」〜誰もが自分らしく幸せに生きることができる多様性を認める社会をめざして〜』で講演。会場の大井町生涯学習センターには町外や県外から約200人が訪れ、中には中学生の姿もあるなど、関心の高さをうかがわせました。

冒頭で、間宮恒行大井町長は「今回の講演を聴いて、LGBTの理解を深めるとともに、多様性が尊重される社会を目指したい」と挨拶。その後、大きな拍手の中、一ノ瀬は登壇しました。


LGBTについて、ありのままの姿を知ってもらいたいと、自分の体験を披れきし、聴衆は話に引き込まれます。

幼少期については「落ち着きのない子供で、周りに理解されず、怒られてばかりではがゆい思いをしました。ヤンチャなガキ大将で、この頃から、自分が変わっているという自覚がありました。」とし、思春期については「性的な話のタブー視がLGBTの理解を妨げる。思春期の遍歴もざっくばらんに話したい性的な話はしてはいけないと、嫌悪感をもったこともあったけど今は性教育をきちんとしてほしいという気持ちです」と当時のことを明かします。

「高校3年の時に女性に初恋をしました。好きな気持ちに性的欲求がついてきて、自分の自然な感情、性的な欲求も受け入れられた。その時は自分がレズビアンだとか考えていなかった。他の誰にも興味が無くて、そのコのことだけが好きだったから。周りには素直に話していて、表面的なものかもしれないが受け入れられていた。」

「大学の時に新宿2丁目に通うようになった。そして2人目、3人目と彼女ができて、自分はレズビアンなんだろうなと客観的に思ったのは20歳の時だった。」

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「26歳で事務所に所属し、グラビアの仕事を始めるようになった。プライベートではレズビアンについてオープンだったが、仕事では答えにくい雰囲気で、ごまかしながら取材を受けていた。」

「28歳の時、FLASHでレズビアンをカミングアウトした。日頃友達にはオープンに言おうと言っているのに、仕事では隠している。それではダメだとカミングアウトを決意した。最初は反対した社長も応援してくれるようになった。」


続いて、スライドを使ってLGBTについての講義が始まります。

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LGBTとは、L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシャル)T(トランスジェンダー)の略で、実は日本人の13人に1人、7.6パーセントもの人がLGBTであることを説明。「自分の周りにそんなにいないと思うかもしれないが、いないのではなく、隠しているだけなんです。」と話すと、会場に驚きのようなざわめきがおきました。

こうした状況でありながら、日本がG7で唯一、婚姻ができず、財産を相続できないなど一般と同等の権利がLGBTにないことを強調。その結果、差別や偏見の対象となることで、精神的に追い詰められたり、就職で不利な扱いを受けたすると訴えました。一方で、渋谷区を始め、LGBTを支える制度が少しずつ広がっていることも説明しました。

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その後、参加者が3人1組になり、講演の感想を話し合うワークショップを開催。LGBTにどう接してよいかと聞かれた一ノ瀬は「相手を尊重する気持ち、まず相手の話を聞くことが大事」とし、「腫れものに触るような扱いはやっぱり嫌。まずは私のことを知ってほしい。知ってもらえたら腹を割って話せるようになる。これは障害者など、他のマイノリティも同じ」と返答。「私はこれからも、多様性が認められる社会になるためにできることを考えて実行しながら、芸能の仕事をしていきたい。」と話しました。


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講演後、一ノ瀬は自著「ビアン婚」を町長にプレゼント。今後著書は大井町の図書館に寄贈されることになっています。


【一ノ瀬文香】

博多華丸・大吉、パンクブーブーも寿座長のもとに集結!元吉本新喜劇・副座長の寿一実が座長に就任!九州新喜劇を福岡で旗揚げ!

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来年2月16日に、「九州をいろいろな形で盛り上げて笑顔を届けたい」という想いのもと、吉本新喜劇の九州版として「九州新喜劇」が立ち上がることになりました。
座長には大阪の吉本新喜劇でも活躍した寿一実が就任。座員に福岡で活躍中のコンバット満、ケン坊田中、高田課長を筆頭に現在東京所属のプー&ムーも加わり、福岡よしもとに移籍したばかりのサカイストも座員兼応援隊長として盛り上げます。福岡よしもとの芸人たちが一丸となって寿座長のもとに集い、九州新喜劇を盛り上げていきます!
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12月8日(金)、そんな九州新喜劇の旗揚げ公演の記者会見が福岡市内で行われました。座長の寿一実、博多華丸・大吉、ケン坊田中と司会に応援隊長のサカイストで、約20社のメディアの方にお披露目をしました。
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「長年吉本新喜劇で副座長をやらせて頂いておりましたので、座長の重責はよくわかっております。今は軽い緊張感を持ちながらですが、これから頑張っていきたいと思います!」と意気込みを語ってくれた寿座長。
その座長に対し期待していることはと聞かれたケン坊田中は「お仕事ではもちろんお世話になっておりますが、それ以上にプライベートでは介護のほうもさせて頂いておりますので...3時間に1度おむつを替えたりとかね」と、福岡よしもとで寿一実をいじる鉄板のネタコメントから会見がスタートしました。
一方、博多華丸からは「最初にこの話を聞いた時、冥途の土産が欲しくなったのかなと思いまして...」とここでも座長へのいじりが入ります。また、大吉からは「25年以上のお付き合いですが、唯一先輩と呼べる芸人さんなんですよね。皆さんご存知ないかもしれませんが、大阪の吉本新喜劇では当時超新星と言われた人でして、まぁ正直先輩芸人の借金の保証人にさえならなければ九州に戻ることもなく活躍されていたような、そんな人です。
我々も含め、みんな"九州で新喜劇をやったらいいのに"と散々言ってきました。そんな寿さんがついに旗揚げすると聞いて、ステージ高めのガンにでもなったのかなと思いました」と、いい話なのに結局いじられる始末。しかし3人とも本当にうれしそうでした。きっと後輩芸人はみんなずっとこの旗揚げを願っていたのでしょう。
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あまり自分から前にでる印象のない寿座長だけに、メディア陣も一報を聞いたときには衝撃が走ったようです。
「あまり矢面に立つ印象がないからでしょう?」(華丸)
「飲み会の席では昔からやりたいって言ってましたけどね」(ケン坊田中)
「きっとですね、僕らやロバートがネタで出てくれば採算がとれる。今ならやれるって思ったんじゃないですかね」(大吉)という掛け合いに対し、
「そうそう、いまならチャラやなと思いました」と座長。(チャラじゃダメですよね...笑)
「僕らが二十歳そこそこのときに寿さんから習った言葉が"人生ちょい負け"なんですよ。人生はちょい負けくらいでええんよ、勝とうとすな、って。どんな教えなんって感じですがね。志の低いことばっかり言ってましたよねぇ」(華丸)
「いやいやいや、控えめなくらいのほうがええよっちゅうことよ」(寿座長)
「まぁね、今になって思えばね」(華丸)と、福岡の芸人たちが寿座長の穏やかな性格に惹かれ、なんだかんだ言いながらここまで慕い、可愛がられ、いじってきた(笑)関係が垣間見える会見でした。
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最後に「福岡新喜劇」ではなく「九州新喜劇」という名前について、「九州にこだわって、九州出身や何かしら九州にゆかりのある方々で盛り上げていけたらと思っています。もちろん九州の色んなニッチなところに出かけていきたいんですが、まずは大き目のハコで実績を作って、それから細かなところまで回れるように頑張っていきたいですね」と、九州ローカルを旅する番組を持つ座長ならではのコメントで締めくくられました。
特定のハコを持たず、座員が自ら出向くスタイルの「九州新喜劇」。皆さんの町にも、いつかお邪魔するかもしれませんよ。
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旗揚げ公演は2018年2月16日。座員による本邦初公開の新喜劇の他に、福岡・九州にゆかりのあるたくさんの方たちとのコラボレーションも実現。しかも、今回のネタゲストには福岡出身の人気芸人、博多華丸・大吉、パンクブーブー、ロバートの出演が決定!
九州出身の人気芸人たちが作り出す、新たなエンターテインメント!九州新喜劇~寿座長旗揚げ公演~にご期待ください!


【博多華丸・大吉】【寿一実】【サカイスト】【ケン坊田中】

2017年12月10日 (日)

DVD『FILL-IN~娘のバンドに親が出る~』プレミアム上映&トークイベント『内場勝則×後藤ひろひと~FILL-INを語ろう~』を開催!

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12月10日(日)、演出家、劇作家、俳優の後藤ひろひと(「パコと魔法の絵本」原作」)の作・演出、内場勝則主演の舞台『FILL-IN(フィル・イン)~娘のバンドに親が出る~』のDVD発売を記念したプレミアム上映&トークイベ ントが大阪・なんば白鯨にて開催されました。この作品は、2017年7月13日(木)~23日(日)まで全15回、東京・紀伊國屋ホールにて上演された、東京で7年ぶりとなる後藤ひろひと作・演出の新作公演のDVD化です。

ある日"音楽に人生を賭けたい"と言い出し勘当した娘の事故死を知らされ、その娘が一体どんな人生を送ったのかを知ろうと考えた父親の真下幸吉(内場勝則)が、娘が所属していたガールズバンドに加入することに。かくして音楽センスが一切ない真下がドラムに挑戦。娘のため、自分のため、このバンドをデビューさせるため、"親父"が一心不乱に奮闘する、涙なしでは語れない人情ストーリーです。

今回はDVD購入者を対象とした完全招待制のプレミアムイベントで、主演・内場勝則、演出・後藤ひろひと、菊池健一(ギンナナ)が出演。DVDを鑑賞しながら、副音声のようにその場で舞台の制作秘話なども交えたトークを繰り広げました。

ストーリーテラーとして登場し、舞台全体を見守るような存在感を示している後藤、個性的な4つの役を演じ分け、場の空気を和ませた菊池、そして、娘を亡くした父親・真下幸吉を演じ、役と同じように本作で初めてドラムに挑戦し、見事な演奏と演技で魅了した内場。すべての公演が終わり、「ドラムを頑張ったご褒美に」と後藤からドラム型のカフスをプレゼントされた内場は、普段スーツを着る機会がないので、せっかくだからとカフスを着けてスーツ姿で登壇しました。

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DVD上映前には「こうして自分の姿を見ると反省しかない」と内場。吉本新喜劇の映像を見返すこともないそうで、どこか照れくさそうにしていました。上映が始まると、冒頭に登場した菊池のメイクについて盛り上がりました。また、舞台の会場である紀伊國屋ホールは、劇場が認めた作品しか上演を許されず、演劇人でもその舞台に立つことはなかなか難しいと後藤。感心しながら聞き入っていた内場と菊池、15回も上演できた幸せを噛みしめました。

副音声のように進んでいく上映トーク。稽古場や楽屋での出演者とのエピソードでも盛り上がり、ここでしか聞けないレア情報も楽しめました。内場は標準語と関西弁を使い分ける役どころ。「この使い分けも大変でした」と振り返りました。また劇中、名演技を惜しみなく披露する内場。その姿に「『FILL-IN』に出演して、『わろてんか』に出演して、次は大河ですね!」と後藤、内場の役者としての夢を語りました。

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劇中のキーパーソンとして出演したのは池野めだか。最初に登場する場面では「レジェンドがそろそろ来ますよ!」と盛り上がる3人。菊池は稽古から本番まで毎日のようにめだかと過ごした思い出を振り返ります。内場と二人のシーンでは、新喜劇のようなやり取りをしていためだか。内場によれば「DVD収録用のカメラが入ってたから、めだかさんは自分のギャグのシーンは長かったみたいです」とのこと。また、めだかと内場がエアドラムで絡むシーンを観ながら、後藤が本公演にめだかに出てほしかった理由を語ったほか、めだかから内場にドラムの真髄を教えるシーンは映画『ベスト・キッド』や『酔拳』をモチーフにしたと明かしました。「めだかさんは漫画雑誌とスティックを買ってきて、ホテルの部屋で毎日練習していました」と菊池、稽古中から人知れず努力していた様子も披露しました。

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中盤にかけてドラム演奏シーンが増えていきます。内場は舞台のため約半年間、練習を重ねました。先生に教わり、スタジオで自主練習を重ね、毎日2時間のレッスンを週3回、続けてきました。それでも「ドラムセットに座っただけで怖かった」と心境を明かします。また、練習することで徐々に上手になるため、「ドラムが下手な演技」も難しかったそう。それでも「内場さんがびくびくしている演技、よかったですね!」と後藤は絶賛でした。また、DVDのカメラワークも素晴らしいと三人。スクリーンでの鑑賞も臨場感たっぷりに楽しめ、エンドロールでは会場から拍手が沸き起こりました。

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上映が終わり、改めて公演を振り返りました。「ここまで演技らしい演技をした舞台は初めてでした」と内場。後藤は「内場さんには『FILL IN』でドラムに挑戦してもらったので、今度はジャグリングとか新しいものに挑戦してもらいたい。なんでもできるエンターテイナーになってもらいたいですね」とさらなる期待を寄せました。

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お客様からも直接、質問を受け付けました。中には複数回、公演を観に行かれた方もおられ、細かいシーンに対する疑問などがどんどん寄せられました。また、本作の発想源は映画『エール』にあったそうで、『エール』もぜひ見てほしいと勧めました。

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「舞台『FILL IN』で内場さんは、関西のお客様が見たことのない顔をしている。だからこそぜひ、大阪で再演したい!」と後藤、今後も展望を語りました。

【DVD概要】
タイトル:『FILL-IN~娘のバンドに親が出る~ 』
発売日:2017年10月25日(水) ※好評発売中
価格:5,000円+税  
品番:YRBN-91157
DVD1枚組/片面2層・カラー/16:9/ドルビーデジタル
発売元:よしもとアール・アンド・シー
©2017吉本興業

≪キャスト≫
内場勝則/相楽樹/松村沙友理(乃木坂46)/千菅春香/汐崎アイル/柿丸美智恵/多田野曜平/菊池健一/たくませいこ/池乃めだか/後藤ひろひと

作・演出:後藤ひろひと

≪収録内容≫
■本編
2017年7月に東京・紀伊國屋ホールにて行われる公演を収録。
■特典映像
今回の舞台「FILL-IN」で本格的なドラム演奏に挑戦する主演の内場勝則。これまで楽器演奏をしたことがない内場にとって初となる挑戦にカメラが密着。スティックを初めて握る瞬間から、次第に演奏できるように成長するまで、汗をかき、奮闘する姿を追いかけたドキュメンタリーその他、演出の後藤ひろひとから、他の出演メンバーのインタビューや舞台裏にも密着したメイキング映像をふんだんに収録。

【内場勝則】【後藤ひろひと】【ギンナナ・菊池健一】

一足早いクリスマス!! ヒントン・バトル ダンスアカデミー(HBDA)による"ダンス&ソング クリスマスショー2017"が開催!!

本日12月10日(日)、イオンモール幕張新都心:グランドスクエアにて"HBDA ダンス&ソング クリスマスショー2017"が行われました。HBDAとは、トニー賞3度受賞、ブロードウェイの伝説ヒントン・バトルと吉本興業による世界的ダンスアカデミーとして、2017年4月に開校。現在27名の生徒が日々レッスンに励んでいます。今回は入学から約8カ月を迎えた生徒たちの成果の披露も含め、今回だけのクリスマス向けの特別ショープログラムを実施、1期生より披露されました 。


まずは、MCの尼神インターと共にヒントン・バトルが登場。それぞれの挨拶の後、ヒントンの挨拶を尼神インター渚が適当に通訳すると、あながち外れていない訳だったことに、会場は笑いに包まれます。
演目がスタートし、まずは斎藤葉月(1期生生徒)を中心とする生徒7名によるタップダンス。こちらは何のBGMも使わず、時折斎藤により観客へ「メリークリスマス!」とアドリブでの声掛けを交えながら、7人で息の合ったタップのみで構成された華麗なパフォーマンスで口火を切ります。続いて、男女17名によるHIP HOP"ステップアップ5"のパフォーマンスへ。男性の力強さと 女性の妖艶さをそれぞれ男女が交互に表現し、最後に全員によるダイナミックなパフォーマンスにより、観客を沸かせました。

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一旦MCタイムとなり、ヒントンがアドリブで尼神インター渚にタップを教える展開へ。
何度教えられても一向にステップが踏めない渚が「ヒントン、うち踊ったことないんねんから、もっと丁寧に教えてくれや」となぜか終始タメ語で教えを請うやりとりに会場は爆笑となりました。続いて、ヒントンは「こちらに集まってくれた皆様に特別にクリスマスソングをプレゼントしたいと思います」と、ピアノ伴奏と共に" THE CHRISTMAS SONG"を披露。圧巻の歌唱力と美声に会場は一気にクリスマスモードに包まれました。

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そして、今回のメインパフォーマンスである、クリスマスオリジナルパフォーマンスショー「雪の女王」「ガーディアンの演舞」「雪の舞い」を披露。随所に雪を降らせる演出を散りばめながら、時折セリフも交えたバレエを基調としたロマンチックなパフォーマンスに、渚も「確実に一瞬雪の国へ連れて行かれました、ありがとう」 と大絶賛。


最後は、ヒントン、尼神インターも交えたキャスト全員による「ジングルベルロック」をみんなで歌唱し、45分に渡るクリスマスショーは大盛況のうち幕を閉じました。

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なお本日はヒントンより、来年の3月3日と4日、東京にて、2期生の追加オーディションが実施されることを発表しました。ヒントンは、「既に2期生の募集を1度行って8名の合格者が出ておりますが、まだまだ日本には更なる可能性のを秘めたダンサーが沢山いることを確信しました。必ず世界に通用するダンサーに育てあげる ので是非この機会を逃さず参加下さい!」と新たな才能への発見に意気込みを述べました。


詳しい応募方法や日程は公式ホームページにて今後発表予定です。更なるHBDAの活躍にご期待下さい。

エンディングで青空が入籍を発表! からし蓮根単独ライブ「火の国Destino」ネタの合間に舞台袖からの生中継も

12月8日(金)、よしもと漫才劇場にて、からし蓮根単独ライブ「火の国Destino」が開催されました。開演前、薄暗い舞台上には、伊織と青空の等身大パネルが。センターマイクを囲むようにたたずむ姿が照明に照らし出され、観客の皆さんの期待感をあおります。

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オープニングVTRでは、ご当地ラップ『熊本UP』に乗って大阪の街を練り歩く青空。曲が終わると同時にまぶしいライトに照らされ、中央には青空のシルエットが浮かび上がります。しかし、スタイリッシュな演出で沸かせたのもつかの間、照明がつくと等身大パネルと本物の伊織が入れ替わっており、客席は一転爆笑の渦に! ここから早くも1本目の漫才に突入します。

冒頭、ふたりは先日の『M-1グランプリ2017』敗者復活戦を話題に。会場に設置されたのぼりを見た男性に、物産展と勘違いされたエピソードなどを披露します。ネタでは「かっこよく女の人を振りたい」と言い出した伊織のため、「経験がある」という青空がどんな感じで振ったのかを実演。自転車に乗ってきた青空を呼び止め、女子役の伊織が告白することに。ところが、青空の好みだという"不思議ちゃん"になりきろうとする伊織が暴走。壁ドンへ誘い込む超絶技にも注目です。

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今回のライブでは、ブリッジVTRではなく、ネタ終わりのふたりを舞台袖で直撃・生中継するという趣向が。レポーターを務めるのはきんめ鯛のふたり。まずは上田が、まだ息の上がっている青空にインタビューします。先ほどのネタについて聞きつつ、青空のツッコミをいじる上田。壁ドンの再現でも笑わせました。

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2本目の漫才では、伊織が「元気がないように見られる」と悩みを告白。そこでガソリンスタンドの店員に扮し、元気な接客を練習していきます。青空は、隣に女性を乗せたドライブ中の客に。伊織は異様なフレンドリーさで青空、そして女性にも声をかけますが...。青空にキレられ、「上の人を呼べ」と要求された際の奇策にも爆笑が起こります。

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舞台袖生中継に、こんどは伊織が登場。レポーターは真輝志です。感想を聞かれると、伊織は「人がいっぱいいました」など"らしい"回答を連発。さらに真輝志は、伊織がファンからスタバカードをプレゼントされることに憧れているものの、未だもらったことがないため、思い余って自分で購入、1万円分をチャージしたという衝撃の事実を暴露! うろたえて次のネタを説明し始める伊織でしたが、最後は「また最近チャージしました」と告白していました。

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3本目の漫才では、先ほどの"スタバカード事件"のさらなる続報も明かされつつ、恋愛ドラマにハマっている伊織が、ケンカしたまま旅立ってしまう恋人を追って、友だち役の青空とともに空港へと駆けつけるシーンをシミュレーション。ところが、川原での巨大石投げに始まり、伊織の奇行がここでも続出します。途中、なんとネタが飛ぶハプニングも!?

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舞台袖生中継で、真輝志からネタが飛んだことを指摘された青空は、「飛んでない」と無実を主張。「キレてないですよ」とモノマネで押し通していました。

ブリッジVTRも2本用意されており、まずは「青空がやりたいこと」として、ダークニンゲン・かんばら先生扮するかんばらゴロリと青空わくわくさんによる子ども番組を上映。子ども人気の獲得を狙います。お金がなく、髪の毛を乾かすことが出来ない紅しょうが・熊元プロレスのため、ドライヤーづくりに挑戦するふたり。紙で作ったドライヤーを使い、熊元プロレスに熱風ではなく自身の息を吹きかけます。かんばらゴロリの息のにおいに、熊元プロレス悶絶!

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4本目はコント。青空が運転する時速80kmの車にひかれた伊織ですが、なぜか「見逃してください」と懇願。「歩きスマホしたたことが親にバレる」とおびえ、大けがをしているにも関わらず、ありとあらゆる手でその場から逃げようと画策します。罪を認めたい青空と、なかったことにしたい伊織の押し問答は、やがて狂気の結末へ...。

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舞台袖生中継には再び伊織が登場、上田にいじられまくります。「情報をつかんでいる」と私生活をあばかれそうになった伊織は、なんとか阻止しようと大暴れ。真輝志も乱入して暴露されてしまうと、「お母さん見に来てるのに...」と力なくつぶやきぼう然としていました。

続くVTR「伊織のやりたいこと」は、なんと「自分にドッキリを仕掛ける」という奇想天外なもの。玄関にラップをはっておく、部屋にガイコツを吊るす、階段におもちゃのゴキブリを置くなど古典的なドッキリを仕込みまくった後、いったん弁当を買いに外出。少し時間は経ったものの、さすがに自分が仕掛けたドッキリは忘れないだろう、という観客の皆さんの予想は大外れ!? 次々と罠にかかりビビりまくる伊織、一方で仕掛けたことすら忘れているドッキリも...。

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ラストを飾るのはやはり漫才。VTRの感想から入りつつ、「高校の同級生が結婚する」という話題に。しきりにうらやましがる伊織ですが、青空は「女性の扱いは難しい部分もある」と意見を。そこで「女性を上手に扱える」という伊織が夫役となり、妻役の青空と新婚生活を演じます。挙動不審すぎる伊織の行動に、青空のツッコミが鮮やかに決まると、何度も大きな笑いの波が起こっていました。

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エンディングでは、伊織がサインボールを客席に投げるサービスが。

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そして伊織が突然、「応援してくださっている皆さまに、ひとつご報告がありまして」と口火を。「この場をかりてご挨拶したい。2年ほどお付き合いさせていただいている彼女がいまして、その方と入籍しました!」と宣言しました。拍手と歓声が沸き起こるなか、伊織は「空が」と続け、空も「オレが!」とニッコリ。サプライズに次ぐサプライズに、客席からは大きな悲鳴も上がります。

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「おめでとうございます!」ときんめ鯛も舞台へ。さっそくインタビューが始まります。青空は現在23歳で、お相手の女性は26歳。11月11日に入籍を済ませました。真輝志は「23歳でご結婚、そして単独ライブでご報告。どういうおつもりですか?」とツッコミ。さらに「からし蓮根は、彼(伊織)1本でいくんですね?」の言葉に爆笑が起こります。以前、テレビ番組で彼女の"ヒモ"であると明かしていた青空は、「ビヨンビヨンのヒモでしたが、今はガッチガチの綱です。オレはもう腹が減って死ぬことはない!」と勝利宣言(?)。この後、プロポーズしていないという青空が、なぜか伊織に向かって「まだまだ全然有名でもないし、食わしていける状況じゃないけど、頑張って幸せにするので、オレと結婚してください」とプロポーズ。伊織の天然な返しにまたまた爆笑となりました。

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締めくくりに「頑張っていくんで、応援の方、よろしくお願いいたします!」と改めて挨拶した青空。ネタに加えておめでたい発表も行われたスペシャルなライブは、あたたかい拍手に包まれて幕となりました。



【からし蓮根】【杉本青空】【松本伊織】【きんめ鯛】

2017年12月 8日 (金)

『キングオブコント2017』キング・かまいたちがNSC東京で特別授業を敢行! ネタ作りに悩むNSC生へ的確なアドバイスをおくる!!

12月6日(水)、『キングオブコント2017』10代目キングのかまいたちが、NSC東京にてNSC生を相手に、特別授業を行いました。

この日、NSC東京23期生を対象に行われたのは、『キングオブコント2017』優勝のかまいたちによる特別授業。ニュースセンターでは、白熱した授業の様子をレポートします。
若手の頃からネタで評価されてきたかまいたちらしく、芸人を目指すNSC生からは質問されたのはネタづくりについてが多数。具体的な悩みや素朴な疑問に、1つひとつ丁寧に且つ的確にアドバイスしていく姿が印象的でした。

「おはようございます!」とハキハキとした挨拶で迎えられたかまいたち。挨拶を返しながら、早速、NSC生の質問に応じていきます。
緊張した空気を察知してか、「フリートークの作り方はどうされていますか?」という最初の質問に対して、「なんで言わなあかんの?」と冷たく返す山内。濱家は「言えよ! なんのために来てるん?」とすかさずツッコみます。この2人のやりとりにドッと笑いが起きると、和やかな空気が漂い始めました。
山内は「エピソードトークは、ネタレベルの作業。最初にぶち上がるのは、オチやと思ってるところで(観客が)笑わないということ」と真面目に返答。「お客さんはネタを観に来てる人なので、ちょっとしたことでは笑わないから、パンチの強い出来事をしっかりと組み立ててから話さないと、テレビではウケないんですよ」と語ります。濱家も「デビュー当時、自分ではおもろい話やと思っていても、(オチで)先輩から『ほんで?』って言われて。『いやぁ......っていう話です』って絶対になる」と自らの経験談を。「若手には1分くらいしか時間がもらえないから」と続けると、山内も「若手が喋れる時間は決まってるから、短く話すのもポイントですね」とアドバイスしました。
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続いてのNSC生は、『キングオブコント2017』のリハーサルでかまいたち役を担当したというコンビ。2人のネタをそのまま全部覚えてカメラテストを行ったそうで、「あんなにウケたのは初めてでした」と話すと、かまいたちは大笑いです。
そんな彼らからの質問は「ネタの本質とあんまり関係ない部分はどう考えていますか?」という、ネタ作りに特化したもの。「賞レースとかではカチッとしたネタをやりますけど、ライブでは例えば10分のネタやったら6~7分くらいは決めておいて、3~4分はアドリブを入れている。で、それを続けていくと、関係ない部分もできていくというか」(濱家)「いろんなことを試して、良かったものを賞レース前に集めて(ネタに)入れていくという感じですね」(山内)と返答。も、濱家は「ライブに出してもらっている最初の頃はやらんほうがいいかも。お客さんにはお金を払ってもらっているので、ただダラダラと試すのは違うと思う」とプロとしての意識について付け加えました。
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ネタ作りに行き詰まったときは、「家に帰る」(山内)「ほんまにやめるねん」(濱家)と笑う2人。「長くやるのはイヤ。もうちょっと考えなあかんなってなって、20~30分経って何も出て来なかったら帰る」(山内)「何も進んでないのに、した気になるのがいちばん良くない」(濱家)と経験を踏まえてのやり方を話します。
また、ベタと言われる笑いについて意見を求められると、濱家は「授業で言われるでしょ? ベタをやりなさいって。やってたまるか!と思うでしょ?」と呼びかけ。同調するように笑うNSC生に「けど、ほんまにベタがいちばん大事。それができないと飛躍したことはできない」と指摘します。「甘い味がわからないと、辛い味がわからないのと一緒」と喩えて、濱家に「ピンと来ない。わかりやすく言えよ!」とツッコまれた山内は「まず1回、単純なネタをつくってみてください」とアドバイス。「書いてみると、"意外とベタなんちゃうやん。ベタなネタ、書かれへんやん"って気付く。ジャルジャルさんとか天竺鼠さんとかぶっ飛び系と言われてる人たちも、最初はベタなネタをやっている。ベタができてないということは、基礎ができてないのと同じ」と身近な先輩を例に挙げながら話しました。
「若手のうちに、やっておいたほうがいいことはありますか?」という質問には、「下手なネタでも今のうちにいっぱいつくったほうがいい。手見せ(授業のネタ見せ)ではつくったネタを直して披露するのではなく、ダメ出しを新ネタに活かしていったほうがいい。ネタを量産することが大事」と答えた山内。「僕らもネタをたくさんつくってなかったら、キングオブコントのチャンピオンにはなってなかったと思う」と語った濱家は、「あと可愛げも大事」と補足。「僕は若手の頃、尖ってたし、顔つきや体つきもイカついから楽屋の人気者タイプじゃなかった。でも、輪の中心になるほうがいい」という自らの経験を踏まえたリアルな助言に頷く山内は、「返しも大事。誰かがイジってくれたときに、反射的に返す練習をしておけば、順番がくると思う」と冷静に語ります。
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「3分ネタのライブに出させてもらうのですが、理想のボケ数ってどれくらいですか」という生々しい質問に対して2人が勧めたのは、5~6分のネタを凝縮する手法。「2分しか保たないネタを、3分にしてもウケない。長めのネタから面白いところを抜粋して縮めるほうがいい」(山内)「どこ削ったらええねんってなるくらいのネタのほうがいい」(濱家)と語ります。
ネタづくりの際、かまいたちの2人が心がけているのは「どんなコントって聞かれたときに、説明できるもの」だそう。「"試着室でウェットスーツを着てみたけど、4時間くらい脱げてない奴"とか、"公園で告白の練習してる奴"とか、タイトルを聞いただけで面白いかどうかわかるものというか」(山内)「これだけで、僕らがどこを面白いと思っているかがわかるでしょ?」(濱家)と話すと、大きく頷くNSC生。また、「漫才の間合いが難しいし、感情がうまくのせられない」という悩みには、「僕もデビュー当時は棒読みで、感情の入れ方が下手やと言われていた」と語った濱家。「漫才は元々好きやったから、好きなツッコミ(像)が最初からあったんですよ。だから、いろんな人のネタを観るのは大事」と話しつつ、「さっき山内も言うたけど、普段から"こいつ、おもろいツッコミするな"と思われるのは大事なこと」と助言。「楽屋でハマらんときもたくさんあるけど、2発目、3発目を出すのが大事」と話すと、山内も「本番だけやれるっていうのは不可能」と普段の姿勢が大事だと諭します。
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コンビでネタづくりを行う以上、相方との関係性は不可欠。「一緒にいる相方をうっとうしいと思ってしまう」というリアルな悩みに、「うっとうしいなと思うことはあるし、腹が立つときもある」と同調する濱家。「でも......なんちゅうんかな? 人と人やから、相方にも丁寧に接するようにしてるかな」と優しく声をかけます。
一方、「相方は友達じゃないので、友達みたいに接する必要はないですけど、今の時点でむちゃくちゃ仲が悪かったら無理ちゃうかな」と言い切った山内。続けて、「意見の食い違いはあっていい。お互い面白いと思うものを持ち寄って言い合いになるのはええけど、仲が悪くて言いたいことが言えなくなったら、ネタが面白くなくなってしまう。お互いをすごいと思っていれば、(うっとうしいという気持ちは)解消されるものだと思う」と正直な思いを。濱家も「2人の軸がどこにあるのかが大事。おもろいものを見せるために、仕事としてコンビを組んでいるということがブレてなければ大丈夫だと思います」とコンビとしての在り方を語りました。

中には「なぜお2人はコンビを組んだんですか?」という質問も。
NSC時代、ピン芸人として活動していた山内。「元々、コンビでやりたかったのに、相方ができなくて。唯一できた相方はインドネシア人と日本人のハーフで、普段は普通に話せるのになぜか漫才となると設定無視で『言うてる場合か!』しか言えなくなって。これはキツいなと思って解散したんですけど......」と回顧すると、全員大爆笑。
一方、濱家にとって山内は「6人目の相方」だったそう。「言い方は良くないですけど、NSCの頃はダメやと思ったら即切りで、手当たり次第にコンビを組んでいた。そこで、たまたまいい人に当たった感じですね」と発言。山内は「在学中は、面白いと思った人には積極的に声をかけて組んでみればいい。フィーリングが合えばそのままでいいし、そうじゃなければ解散すればいい。ためらったり、恥ずかしがったりするのはもったいないと思う」と提案します。
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「ネタを書くときに、どう個性を出したらいいのか悩んでいます」というNSC生の声に、「いい質問ですね。難しいところですから」とニヤリとした濱家。山内は「普段の感じが出る漫才っていうのが、僕らのここ最近の目標。人間性が出る漫才がいちばん強いと思っていて、僕やったら嫌なことや腹立つことを言ったりすると(周りから)観られているので、その部分をネタで出すようにしてます。例えば、スーマラ(スーパーマラドーナ)の田中さんは普段からデリカシーがないとか『なんでわからへんねん』って言われるようなところがあって、そこを漫才でも押し出してはる。そこを出すのはむちゃくちゃ難しいけど、出せるように目指していけば他のコンビとの差は出て来ると思う」と話しつつ、「どんなネタをしてるの?」と質問。「僕が普通過ぎるので」との返答に、濱家は「"普通やねん! お前"っていうのも面白いけどね」と評しつつ、「とろサーモンの久保田さんって、顔つきとか歩き方とかで変な奴ってわかるやんか。ああいうのって素晴らしいなと思う」と具体的な例を出してアドバイスしました。

NSCでは、卒業した先輩芸人による特授業を随時、開講中。先の『M-1グランプリ2017』にて、ラストイヤーで優勝を勝ち獲ったとろサーモンによる特別授業も近日、開催予定となっています。
ニュースセンターでも掲載予定ですので、どうぞお楽しみに!

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【かまいたち】

ななまがり主催の『キモお兄さんの秋の大運動会』は笑いの地獄絵図!? ミキ、コマンダンテ、サルゴリラらの阿鼻叫喚に抱腹絶倒!!

11月28日(火)、東京・ヨシモト∞ホールにて『キモお兄さんの秋の大運動会』が開催されました。

こちらはななまがり主催のライブで、「キモお兄さん」とは森下がコント中に演じるキャラクターのこと(今回のレポートでは、森下のことをキモお兄さんという名称で書き進めます!)。
MCを担当するのは、キモお兄さん直々の指名を受けたキクチウソツカナイ。。女性のお客様が多く集まった客席を見渡し、「キモお兄さんというタイトルが付いてるのに、こんなにお客さんが!!」と驚嘆。も、ほとんどがミキとコマンダンテを観に来たお客様だと知り、「キモお兄さんはアウェイで戦うことになりましたね」と静かに呟きます。
運動会と銘打っていることもあり、ななまがり・初瀬、サルゴリラ(赤羽/児玉)、コマンダンテ(安田/石井)による茶組、キモお兄さん、ミキ(亜生/昴生)、モグライダー(ともしげさん/芝さん)による紫組に分かれて対戦。組分けの色味も、なぜか独特です。

登場早々、キモお兄さんが「お風呂の残り湯で、米炊いてます。キモお兄さんですっ!」と白目をむきながら挨拶すると、早くも騒然とします。
序盤で早速キャラを忘れて森下に戻ってしまうも、キクチに指摘されると慌ててスイッチオン。「Twitterで告知したところ、"ポロリがあるなら来ます"と言われた。ミキのポロリはさせますよ!」と高らかに宣言し、すぐさま亜生の短パンを持ち上げて食い込ませると、場内には悲鳴とどよめき、笑い声が。カオスな状況に、思わず「これは......とんでもないライブですね」と漏らす安田。昴生が甲高い声で「こんなライブ、18時半からやるな!」とツッコむと、ドッと笑いが起こりました。
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準備体操後、第1試合は「口綱引き」。代表者3人がそれぞれ1対1で、綱に代わってコシのある讃岐うどんを口で引き合って、多く口に含んだほうが勝者となるルールに、「どういうこと?」(初瀬)「代表3人って多いよ!」(児玉)などのクレームが入るも、キモお兄さんは全く動じません。
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まずは、初瀬と亜生が対決。キモお兄さんの素手で掴まれたうどんを間近で観て、エズきが止まらない亜生。も、意を決して臨んで、見事に勝利を掴みます。
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続いて、児玉曰くの「キモおじいさん」こと安田と芝さんが対決。潔癖性の芝さんに雑なうどんの扱いを指摘されて、「あぁ」と素直に納得するキモお兄さん。実際はキレイ好きだそうで、その事実にまたもや会場がざわめきます。この対戦は、芝さんが「キス顔上等の顔が、ストレートにキモい!」という理由でうどんを口から離したため、安田の勝利を飾りました。
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最終対戦は、キモお兄さんと石井。「こんなことなら亜生が良かった!」と地団駄を踏む石井は、土下座して対戦を拒むも、結局やることに。渋々飲んで行なわれた対戦は、石井がすべてのうどんを吸い取って、茶組が第1試合を制します!
キモお兄さんから元々「麺が吸えない」という衝撃の事実が明かされると、キクチは「最初から勝ち目がなかったじゃないっすか!」と嘆きました。
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第2試合は「2人1股 障害物レース」。2人で1つの白ブリーフを向き合った状態ではいて、数々の障害物を早くクリアしたほうが勝者となるルール。紫組からはともしげさん&昴生、茶組からはサルゴリラが挑戦します。
「前後になると危ないので、横歩きで」と安全を考慮するキモお兄さん。舞台からスタートし、客席の後方に設置されたニンニクを1人が口に含み、そのまま舞台へ。舞台上に吊るされた「パンツ食い競争」でパンツを口でくわえてゴールという行程ですが、ともしげさんと赤羽それぞれがニンニクを口に含んだ瞬間、「くさっ!」(昴生)「くさい!」(児玉)と悶絶。と同時に、会場にも徐々にニンニク臭が充満していきます。
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もつれにもつれたレースは、最後のパンツ食い競争で昴生がいち早くパンツをゲットした紫組が勝利!
「クサいのはもちろんなんですけど、勝手に行こうとするともしげさんが怖かった。途中、階段のところで僕を抱えていこうとするから、やめてっ!って思った」と話す昴生。参加した昴生とサルゴリラがぐったりする中、ニコニコと1人楽しげなともしげさんは「お兄ちゃん(昴生)が面白いこと言うから、ニンニクを吹き出しちゃった」と笑いました(なお、会場に充満していたニンニク臭は2組のコメント中、キモお兄さんが消臭剤を手に、シュッシュと手際よく掃除してまわり、あっという間になくなりました)。
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2試合ですでに消耗の色が激しいメンバーですが、ここで「ロシアンお弁当タイム」に突入。
キモお兄さんが用意したお弁当をこれから1つずつ食べていくのですが、その中にロシアンルーレットのようにわさび寿司的な何かが隠されているという恐怖の展開が。わさび寿司的な何かを引いてしまった人は脱落し、最後の1人に残れば本当においしいお弁当が食べられるというゲームです。
「何が隠されているかは飲み込んだあとのお楽しみっ!」と不適に笑うキモお兄さんに、出演者たちは眉間に皺を寄せて「嫌だー!」と絶叫。味はすべて美味しい食材。ですが、強烈な隠しポイントが入っているとあって、食べたあと事実を知らされる度に身悶えする挑戦者たち。運悪く勝ち上がってしまった石井は、「まだあんのぉ!?」と若干キレ気味です。
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わさび的な何かを食べた全員が悶え、吐き出し、苦しむ中、最後に残ったのはともしげさんとこのゲームのみ参加を余儀なくされたキクチ。これまで向かって左端を選んで勝ち上がってきたともしげさん、ここでも左端を選ぶも、キモお兄さんの餌食に!
最後までおいしい食材を口にして勝者となったキクチは「来年は売れるかもしれない。うわぁ~、よかった~!」と喜びつつ、ホッとした表情を浮かべました。
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疲労困憊の出演者に追い討ちをかける第3試合は「エズかせ地獄」。各チームでエズきにくい代表者を決めて、エズきアイテムに耐えられたほうが勝ちというルールで、紫組からは昴生、茶組からは赤羽が代表者に選ばれます。
茶組の先攻で火ぶたを切られた同対決。昴生より前に、エヅき始めたのは攻撃していた安田。尋常じゃないほどのエヅきぶりに、会場は爆笑の渦と化します。
この対決は、紫組の勝利。悪心が止まらない昴生はに「もう......帰らせてください......。このあと、イベントもあるんですぅ......」と弱々しく呟きました。
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最終試合は「玉転がしリレー」。両チームとも揉めに揉めまくるメンバー選びに、「かつて、こんなに真面目に話し合う場面を見せるイベントはあったでしょうか」と呟くキクチ。キモお兄さんのアドバイスもあってなんとか進められたこの対決は茶組が勝利し、2-2の引き分けに。両軍優勝という美しい(?)結果で戦いの幕を閉じました。
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栄えあるMVPに選ばれたのは、各試合で笑いに絡んだ安田!
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前振りでは「2万円の賞金がある」とのことでしたが、本当は「2万円相当の布団圧縮袋に、キモお兄さんと入る権利が得られた」だけ。呆気にとられる安田はキモお兄さんとともに布団圧縮袋へ入って、掃除機で空気を徐々に抜く電撃ネットーワークさんのパフォーマンス「布団圧縮袋即身仏」に挑むも、キモお兄さんが先にギブアップ。目を丸くしながら「肺活量が少なかった」と敗因を話すと、「これ......なんなんですか?」とただただ呆然とする安田。気を取り直して「ルミネで単独ライブがあるよ!」と告知するキモお兄さんに、相方・初瀬が「誰が来るかい!」と鋭くツッコみました。
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悲鳴、憤り、不満......普段のライブでは聞けない芸人たちの叫び声を響き渡らせながら、笑いの多さも圧倒的だった今回のライブ。終了後、出演者全員「疲れたけど楽しかった!」と口々に語っていたそうですが次回は......!? 開催が決まった際は、ぜひ劇場でこの混沌とした雰囲気を味わっください!



【ななまがり】【サルゴリラ】【コマンダンテ】【ミキ】【キクチウソツカナイ。】

家城啓之作・演出の舞台『THE YASHIRO CONTE SHOW「ReLOVE」』が開幕!!ゲネプロを終えた犬の心・押見「お客さんの反応が楽しみ」と語る!

12月7日(木)、東京・紀伊國屋ホールにて、家城啓之作・演出による舞台『THE YASHIRO CONTE SHOW「ReLOVE」』が開幕しました!
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昨年7月、自身の単独ライブの翌日に、芸人生活に終止符を打った家城。今年4月に上演したストリートプレイ・コントショー『THE YASHIRO CONTE SHOW「魔王コント」』の第2弾となる今作は、"愛"という普遍的な題材をテーマとした物語です。

舞台となるのは、世界から経済制裁を受けている小さな一国。王子の死に、国王(デッカチャン)は失意に襲われている一方。容姿に難のある跡取りの姫(長井短さん)は地位を武器に恋人を取っ替え引っ替えし、恋愛を謳歌。ある日、城へエリートの青年(平野良さん)がやって来ます。彼は幼い頃からの憧れを叶えるためにやってきたのですが、姫は彼に一目惚れをしてしまうのです。
テクノロジーの進化、人間の長寿、若者が向き合う恋愛事情、社会を牛耳る者たちの思惑......現代や未来に通ずる問題が愛と混ざり合い、怒濤の展開に。ダイナミックなダンスシーン、インパクト大のプロジェクションマッピングに加えて、もちろん笑いどころもたくさんある家城らしいさまざまな仕掛けが散りばめられた作品となっています。
ちなみに、死んでしまった王子を演じる人物は......なんとあの人!! ぜひ劇場で確かめてください!
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ゲネプロ終了後、押見とピクニックに話を聞きました。
まず、「稽古を1ヵ月ちょっとやってきたので、やっと始まるんだなという気持ち」(押見)「役者さんの聖地である紀伊國屋ホールに立てたことが嬉しいですね」(ピクニック)と語った2人。
ゲネプロを終え、押見が「芸人って本番で100%を出す傾向がありますけど、役者さんはゲネから100%に近いかたちでやってくれたので、僕らもそのパワーに引っ張られて本番さながらにやらせてもらいました」と話すと、「確かに。役者さんと一緒にやるのは勉強になります」と同調するピクニック。続けて、「照明や映像などをがっつりと観る機会って、今までなかったんです。劇場に入ってからセットの高さもわかったのでテンション上がったまま、本番に臨めそうです」と話せば、今度は押見が「わかる! 役者さんたちがいるから平然としてるけど、芸人だけだったら"かっけー!"とか言ってるよね」と頷きます。

今作については「音や照明が入ると、より話が伝わりやすくなっているような気がしました。話自体も小難しくないので、スッと入ってくるんじゃないですかね」と押見。ピクニックが「家城さんは"愛"をテーマにした作品を書き続けてますけど、今回がいちばん愛のブレンドが濃い感じが。コーヒーで喩えるなら、カフェオレではなくブラック」と続けると、押見も「豆の香りが引き立てられる感じね!」と話に乗るなど、家城の手がける作品への出演回数の2人ならではの意見が出ます。
また、「役者、ダンサー、アイドル、芸人......ジャンルの違う出演者が揃ってますけど、実際にやってみてその意味がわかったというか。必要なキャスティングだったなと思ってもらえるはずです」と見どころを語る押見は「いろんなジャンルの人達の良さが、単なる足し算じゃなくてかけ算になっている。だから、それを観たお客さんがどんな反応を見せてくれるのか、ワクワクしますよね」と本番を楽しみにしている様子。ピクニックも「いろんなジャンルの共演者全部が混ざって、1つの作品になっている。よしもとニュースセンターを読んでくれている芸人が好きなみなさんにも、ぜひ観てほしいですね」と来場を呼びかけました。

『THE YASHIRO CONTE SHOW「ReLOVE」』は、12月17日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演。もう一度『ReLOVE』を楽しみたいという方のために、本日より「リピーターチケット」の販売も決定しました。購入特典は平野良さんと小西成弥さんの撮り下ろし生写真セットで、価格は6000円。各公演の開演1時間前から終演まで、紀伊國屋ホールロビーにて販売しています。
すでに観劇したお客様から「何度も観たくなる」との声が上がってる本公演を観に、ぜひとも劇場へお越しください!

【家城啓之】【押見泰憲】【犬の心】【ピクニック】【デッカチャン】

大好評の「超くっきーランド」福岡でも開催決定!!

ラフォーレ原宿での開催で来場者が1万人を超え話題を呼んだ「超くっきーランド」が、来年1月に福岡での開催が決定致しました。
今回は「超くっきーランドneo in 福岡PARCO」というタイトルにもあるように、福岡PARCOでの開催となります。

今回もどこかで鬼才くっきー本人が再び降臨する可能性・・・!?

12月20日(水)から1月14日(日)までイオンモール幕張新都心で開催される同イベントでは、バランスおじさんフィギュアの新バージョンやスマホリングなども発売が決定しています。
毎回長蛇の列が出来るグッズ販売は、今後も注目です!!
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「超くっきーランド」公式ホームページにて、今は最新情報を随時お伝えしていきます。

▼「超くっきーランド」公式ホームページ▼
http://www.yoshimoto.co.jp/supercookielandneo/



【野性爆弾】