最新ニュースインタビューライブレポート

« 2018年8月 | メイン | 2018年10月 »

2018年9月

あのフレーズに釜山が大興奮!?「釜山国際コメディフェスティバル」に、とにかく明るい安村ともりやすバンバンビガロが登場

8月24日(金)~9月2日(日)まで韓国の釜山で行われている『釜山国際コメディフェスティバル』に、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のとにかく明るい安村と、もりやすバンバンビガロが日本代表として出演しました。
20180904153657-ac328fd9142a97d7e122cc0a8cbef7b6189dc66f.jpg
この『釜山国際コメディフェスティバル』とは、2013年にスタートし今年6回目を迎えるアジア最大級のコメディフェスティバルです。

釜山の海雲台(ヘウンデ)地区などにある劇場や野外ステージで、韓国はもちろん、さまざまな国のコメディショーを楽しむことができます。
20180904152732-98dbe69ea707f689eddf4883a67cab14861732e7.jpg
8月24日には開幕式が行われ、とにかく明るい安村が参加。
水着姿の安村が登場すると、大きな笑い声が響き渡り、ブルーカーペットのトップバッターとして会場を盛り上げました。
20180904152812-0e02888d5b7f2460a9f7a6120f21c9ef509ed743.jpg
その後は、ガラコンサートに出演しネタを披露。

会場からは温かい歓声が送られましたが、広い舞台を水着姿で堂々と動く安村に驚きを隠せない人も。

ところが、「アンニョンハセヨ! とにかく明るい安村イムニダ!」(こんにちは! とにかく明るい安村です!)と、韓国語でネタがスタートし、ひとつめの全裸ポーズが決まると先程の歓声や驚きは大きな笑いに変化。

会場中の視線と期待が、一気に安村へと注がれます。
20180904152858-ed43acf2ac2e129998ffdf3a8c898ebc0ee37a5c.jpg
おなじみの「安心してください、穿いてますよ」のフレーズが韓国語でばっちり決まると、席を立ちあがって喜ぶ人の姿も!
ネタの中盤からは、会場が一体となってこのフレーズを叫び、熱気に包まれたまま、ガラコンサートの出番が終了しました。

また、25日(土)と26日(日)には、とにかく明るい安村と、もりやすバンバンビガロの2組による1時間のネタライブが開催され、こちらもオール韓国語で行われました。
20180904152953-ae6f5a4596003b67c0ed2eef462667c4239e9cb0.jpg
もりやすバンバンビガロは、一輪車に乗って登場。

まずは、りんごを目の前でくるくると回すジャグリングを披露し、速度をどんどん早めながらもりんごをかじる姿に、会場からは「おおお」という感嘆の声が漏れ、たくさんの拍手が送られました。
20180904153028-4cfafb50f45bb906bb7ec961d3813365e581f51c.jpg
20180904153109-3946b2f6be6dfb49ad8d0ca8bf3ef8cfd6cf14ad.jpg
中でも一番盛り上がったのは、大きな風船を使ったパフォーマンス。

風船の中へじりじりと入っていくコミカルな動きに、会場は大爆笑。
観客に空気を入れてもらい、パンパンに膨らんだ風船が音をたてて破裂すると、中から、もりやすが飛び出してきます。

会場中には驚きが広がり、その滑稽な姿に手を叩いて喜んでいました。
20180904153200-6c535e301e070c71fedc07beeefe83629dde8803.jpg
その後は、とにかく明るい安村が満を持して登場

一発目である投手の全裸ポーズが決まると、会場は「待ってました!」とばかりに拍手喝采。
次から次に繰り出される全裸ポーズに、何度も笑いの波が押し寄せます。

5つの全裸ポーズをハイライトで披露するも、そのポーズの難しさに大失敗。

順番を変えながらもようやく成功した際には、まるでサッカーのゴールが決まったかのように盛り上がり、会場がひとつになった瞬間でした。
20180904153253-853b93079fde1dcf175c7da2d947b7da23a0da54.jpg
開幕式で見せた「安心してください、履いてますよ」を一斉でコールする流れは、今回の公演でも同様。

人気アイドル「ブラックピンク」の「DDU-DU DDU-DU」に合わせて踊る「全裸ピンク」も披露し、コンサートさながらの盛り上がりに、会場は熱気ムンムンのまま終演を迎えました。
20180904153321-82332489a15315c1592f3fa47667c2cda566b73d.jpg
20180904153352-82eb78772d8f6cf05c1b8ee6915460e117edbf4b.jpg
さらに、26日(日)にはもりやすバンバンビガロが野外ステージにも登場。

見ていた子どもたちが、パフォーマンスに参加したいとこぞって手を挙げる人気っぷり。ジャグリングが成功すると、目を丸くして驚く可愛らしい姿にあたたかい拍手が送られました。
20180904153431-01a390be61e04541eacfb1c24ad37872009d6d86.jpg
20180904153503-20565d26a659e6868d86f16196d6aba5114eb05b.jpg
※ブルーレディ田中(写真:左)

9月2日(日)の最終日のクロージングイベントには吉本芸人のブルーレディ田中が、参加している韓流お笑いアイドルKOKOONも登場!釜山の海が荒れるほどの盛り上がりを見せました。

アジア最大級のお笑いフェスティバルの釜山国際コメディフェスティバルは、5万人の動員で有終の美を飾りました。

今回、公演の観客の中には韓国の有名コメディアンや大御所司会者、国民的コント番組のプロデュサーなどの錚々たる顔ぶれが集まり、日本コメディへの高い関心がうかがえました。

これから、アジアはもちろん世界中でよしもと芸人を見る日は近いかも。
今後の活躍にどうぞご期待ください!

■ 『釜山国際コメディフェスティバル』
http://bicf.co.kr/en/
■ とにかく明るい安村 プロフィール
https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=428
■もりやすバンバンビガロ  プロフィール
https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=3247
■KOKOONオフィシャルinstagram
https://www.instagram.com/kokoon_official/

よしもとが笑いで教えるスポーツ教室~きむかつコーチが教える親子でトレイルランニング教室~

トレイルランニング教室では、自然の中を自由に走りきる爽快な楽しみ方を教えます! お子さんと一緒に体験に参加し楽しみたい方、自然の中で思い切り体を動かしたい方、運動不足気味な方々まで誰でも参加可能です!
20180904152019-897102af8565acd9d839454fe819bd83a580aacf.jpg
トークショーでは、トレイルランニングの魅力や楽しみ方、きむかつコーチが過去に参加した世界大会に挑戦したお話や、様々な運動能力を高めるトレーニング方法などを若手芸人と一緒に分かりやすく解説します!
是非参加応募をお待ちしております!

■日程
2018年11月4日(日)
■対象
①親子でトレイルランニング教室に参加されたい方
②一般参加者1名から参加可能です。
■ 参加費
一般:2000円 (大人1名様の料金)
親子で参加される場合は2500円
※お子様2人目から+500円となります。
※お子様は未就学児から小学生までが対象です。
※未就学児のお子様の参加の場合は必ず親子同伴をお願いします。
■スケジュール
①9:00~9:45 ※挨拶や準備運動など
②10:00~11:30 ※トレイルランニング教室(京都の北山付近を実走)
③11:30~12:00 ※トークショー
④12:00~12:30 ※エンディング、記念撮影
■アスリート講師 木村克己
■出演芸人 タレンチ こばた
<場所>
Nadi北山
※京都市北区上賀茂桜井町107‐1
<お申込み方法>
下記①~⑤をご記入の上、11月1日(木)までにfa@yoshimoto.co.jpのメールアドレスに、
件名を「よしすぽ トレイルランニング」と記載しメールを送付して下さい。
①参加希望者の名前・フリガナ
②参加者年齢
③電話番号(雨天対応時の連絡先)
④参加人数
⑤お住まいの地域(市町村)  
※応募者多数の場合は抽選になります。
※メールにて当選結果をお送りさせて頂きます。
※fa@yoshimoto.co.jpを受信できるよう設定をお願い致します
【お問合せ先】
よしすぽ運営事務局
TEL:03-3209-8197
※お電話でのお問い合わせは、平日の10:00~18:00の間にてお願いします。

久馬歩脚本・演出!神保町花月本公演「詰んでれ」

20180904125021-2bf21d9eccf8e100bcb80feb3dd07b84675e0caa.jpg

とある高校の将棋部。女子部員の歩(あゆみ)。

何手も先を読み、負け知らず。 しかし、将棋は強いが人付き合いが苦手。

人との会話も訳の分からぬことを口走る。 恋をしてるが、正直になれない。そんな歩の物語。

 

久しぶりに久馬歩が神保町花月本公演の脚本・演出を務めます。

ネタはブラックなものが多いですが、今回の物語は青春もの。

青春ものとは言いつつ、ひとクセもふたクセもある物語が展開されていきます。

 

出演者は、ヒラノショウダイ・細いとメガネ・天龍といった神保町花月で活躍する若手の実力派ばかりを集めました。

 

回替わりゲストには、将棋部の顧問を演じてもらいます。

物語のキーマン、さらに笑いのキーマンとして随所で活躍致します。

 

《公演情報》

神保町花月第532回公演

「詰んでれ」

会場:神保町花月

脚本・演出:久馬歩  

出演:ヒラノショウダイ、細いとメガネ 、天龍

回替わりゲスト:

9月7日(金)19:00開演 ...バイク川崎バイク

9月8日(土)14:00開演 ...安達健太郎/17:00開演 ...ケン(水玉れっぷう隊)

9日9日(日)15:00開演 ...竹若元博(バッファロー吾郎)

チケット:前売2,500円/当日3,000円(Yコード999‐070)

 

20180904125129-e0f2369a8bcd262a168b551eea7bf500205238e6.jpg20180904125130-e326eac54d83d616593e34eb2607ee6e2b7ff46c.jpg20180904125128-5d9ab15ef83e0d9e7e43e8ec6eeda3dcaccf3382.jpg

 

▼「詰んでれ」詳細ページ

http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/kouen_schedule/pc/2018/09/9-1.php

 

▼神保町花月HP

http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/

 

▼チケットは【チケットよしもと】にて発売中!

http://yoshimoto.funity.jp/

 

【久馬歩】【バイク川崎バイク】【安達健太郎】【水玉れっぷう隊 ケン】【竹若元博】

ゆりやんレトリィバァ、ぜんじろう、ほっしゃん、三浦マイルドらがタブーなしトークで攻める!『よしもとスタンダップコメディ!~チャンピオンナイト~』レポート

8月31日(金)、東京・六本木トリコロールシアターにて『よしもとスタンダップコメディ!~チャンピオンナイト~』が開催されました。

スタンダップコメディとは欧米では主流となっている、1人でステージに立ちマイク1本でしゃべりまくる芸のこと。タブーや忖度一切なしで、政治や社会、下ネタに至るまであらゆる話題に切り込んでいきます。 今回はスタンダップコメディの世界大会で優勝したぜんじろうのほか、『R-1ぐらんぷり』を制した星田英利(ほっしゃん)、三浦マイルド、『女芸人No.1決定戦 THE W』で初代王者に輝いたゆりやんレトリィバァらあらゆる大会のチャンピオン陣が集結。特別ゲストとして、日本スタンダップコメディ協会会長の清水宏さんも出演しました。


トップバッターとして登場したゆりやんレトリィバァは、「初めまして、広瀬すずです。調子乗っちゃって」と挨拶。さらに「広瀬すずではありません、広瀬アリスです。調子乗っちゃって」とたたみかけて笑わせます。某賞レースでの振る舞いで叩かれたことやSNSでエゴサーチをして見つけた批判コメントへの反論、フラれた男性の彼女へのディスり――。「こんな話ばっかりすみません」と言いながらも、ブラックな恨み節は止まりません。いつもの、あのどこかのほほんとした口調のせいか、イヤな感じに聞こえないのがさすがです。最後には、自分が持っているマイクを見て「マイクって下ネタやないですか」から始まるお決まりのネタで締めました。

20180904124525-8139aa293f55bab2b475d894e793e8ea95b47758.jpg

20180904124554-b666706edc5a815b996afc048daade759598a3c5.jpg


次に登場したのは、三浦マイルド。お客さんの盛り上がりを誉めつつ、「ほかの劇場ではこうはいかない」と早速、毒っけのあるひとくだりでつかみはバッチリ。営業先で会った人の話、ご近所さんの話など、声色や表情のモノマネを交えながら絶妙なトークを展開していきます。テレビでは絶対に話せないような危ないネタに、客席からひときわ大きな笑いが起こっていました。

20180904124626-2226d481623af4b6acf5e935e1addc6479ce7169.jpg


続いては、ほっしゃんの登場。今日のお天気ネタから始まり、最近の時事ネタにも触れるなど新鮮な話題でトークを展開。「あれ見た? スーパーボランティアのおじいちゃんのインタビュー」などと話しかけながら、巧みに客席を引き込んでいきます。さらに、息子が転んだときのエピソードなどお得意の家族ネタで自虐を連発、最後にはキレイなオチをつけて終わらせ、抜群のトーク力を感じさせる話芸で終始、観客を魅了します。

20180904124651-9d391cc67e15d58b47b06d858e5c0072c6e45f3a.jpg



さらに、ぜんじろうは「のっけからタブーな話させてもらいますね」と、中国公演でのある冷や冷やエピソードを明かすなど、最初からエンジン全開。世界チャンピオンらしくワールドワイドな話題が多く、スリランカのテレビ番組に出演したときの話も披露。現地の言葉・シンハラ語をカタカナで書いたカンペを用意するも、本番ではそれが見えず、やぶれかぶれで大阪弁でしゃべり通し大ウケしたという話には、客席もビックリ&爆笑! その一方、最後には師匠・上岡龍太郎とのしんみりした人情味のある話でしみじみさせました。

20180904124714-2af8525818c4f9a59757ff779752778b5d826307.jpg



トリを飾った特別ゲストの清水さんは、スタンダップコメディ協会の会長だけあって、客席の盛り上げ方が見事。ステージから登場したあと、客席の後ろから改めて登場し、みんなをあおります。トークでは、「"This is a pen"なんて勉強、必要ですか?」と、日本の英語教育批判......かと思いきや、その「This is a pen」を言うはめになったイギリスでの入国審査の話を披露し、爆笑をかっさらいました。 エンディングには、ぜんじろう、ほっしゃん、清水さんが登場。清水さんがいつもやっているという動画撮影をしながらの客席練り歩きには、観客もこれ以上ない拍手と歓声で大盛り上がり。ハッピーな雰囲気で大人のイベントは幕を閉じました。

20180904124738-eaa2a08db6926a68dd4a3cad7dbd4c5256c75d91.jpg





【ぜんじろう】【星田英利(ほっしゃん)】【三浦マイルド】【ゆりやんレトリィバァ】

温泉に入って、お笑い楽しもう!

20180904123335-6e341107c35a1f7f4efbefa2d242cd6d4903d368.jpg

9月・10月の土日祝日にお台場大江戸温泉物語で『よしもと突撃!! お笑いライブ』を開催!
テレビでお馴染の芸人から実力若手芸人が出演。
1日2回公演(15時、19時)。
入館料のみで観覧できます。

詳しくは、お台場大江戸温泉物語ホームページを! http://daiba.ooedoonsen.jp/news/4924


ゲストの高田文夫さんと爆笑対談も! 『月亭八方50周年記念公演 落語誘笑会』東京公演レポート

9月1日(土)、『月亭八方50周年記念公演 落語誘笑会』の東京公演が三越劇場にて行われ、月亭八方、月亭八光、月亭方正、ゲストの高田文夫さんが出演しました。

20180903233258-65e81a73daf49f80d2440e1fe2071ba41e7611bb.jpg


2011年から大阪・なんばグランド花月で定期的に開催している月亭八方による落語会『落語誘笑会』(らくごゆうしょうかい)ですが、1968年に2代目桂小米朝(月亭可朝)に弟子入りした八方にとって、今年は落語家生活50周年とあり、記念のツアーを敢行。


8月18日に名古屋能楽堂で行われた名古屋公演に続くツアー2箇所目となる今回の東京公演では、八方が落語二席を披露した他、弟子で実子の月亭八光、弟子の月亭方正、さらには八方にとって「東京で唯一の知人」という構成作家でラジオパーソナリティーとしても活躍する高田文夫さんをゲストに迎えたトークコーナーと、バラエティー豊かな内容で満席のファンを魅了しました。


開演時刻を迎えると、出囃子に乗って高座に上がった月亭八方は、「ようこそお越しいただきました」と来場者に挨拶。

20180903233404-9dcc8e2d6581f11ca77f26e575026b3339d26946.jpg


50周年記念ツアーで、名古屋公演、今回の東京公演、鳴門市文化会館の四国公演(9/15)、なんばグランド花月での大阪公演(10/26)と決まった経緯について触れたのち、各地にキャンペーンでまわり、「演歌歌手の気持ちがわかりました」と振り返ります。


そして、師匠の月亭可朝が今年3月に亡くなったことは、上方落語協会からの電話で初めて知ったと明かしつつ、自身の50周年というタイミングで亡くなり、「ええ時に死んでくれはったなあ」としみじみ話す八方。

20180903233405-9e541d815e491c0809ab596c5710fc0a7a9d3e95.jpg


そこから、可朝と可朝をかわいがっていた立川談志のエピソードへと展開し、2人が賭け事をした際、負けこんだ談志から可朝へ「これで払うよ」と渡されたのが、江戸落語の『野ざらし』のテープだったそうで、そこから『野ざらし』が上方落語界にも伝えられたと語ります。


そんな枕から『野ざらし』を披露。
綺麗な女性の幽霊にまつわる噺ですが、「せーへんのかい!」と吉本新喜劇のギャグを織り交ぜるなど、笑いどころを散りばめ、下げが決まると、大きな拍手に包まれました。

20180903233407-19beb4caf2eccb735b3e73ec9828380bf7ef223e.jpg


続いて、上方落語ならではの見台、膝隠しなどの道具が用意された高座へ上がった月亭八光。

20180903233352-17ec2520f129f07638b09f304722a356bdc143ae.jpg


「八方とは特に深い関係はないのですが、我がことのようにうれしいです」と挨拶し、さっそく笑いを誘います。
可朝は八光にとって大師匠でありながら、22年の落語家生活で、3回しか会ったことがないそうで、参院選に出馬した際の「一夫多妻」「銭湯の男女間の仕切りをなくす」といった公約を掲げて8万票も獲得といった逸話に改めて紹介。

20180903233358-d9d358dd5355c1c254b75a47586051cd6393a2aa.jpg


そして我が子のかわいいエピソードを枕に、父子の噺『初天神』を披露すると、終盤の畳み掛けで大きな拍手を浴びました。


お次は、月亭方正が高座へ。

20180903233359-455af099bdec22baa8ce6452c494813df90bdbe2.jpg


現在は大阪在中で、今日も新幹線で東京まで来たそうですが、「落語がんばってるね」「写真撮っていいですか」といった声をかけられることもなく、「東京、冷たいと思いました」といった自虐で笑いを誘うと、奇抜なキラキラネーム、力士の珍しい四股名を枕に、『大安売り』を披露。
負けっぱなしの力士を熱演した方正に、何度も拍手と笑い声が起こりました。

20180903233400-09ca8e5e51282526a83b583d6e4fe69bb14b2c72.jpg


仲入りを挟んで、『六甲おろし』の出囃子とともに月亭八方が再登場。
ゲストの高田文夫さんを迎え入れると、高田さんが構成作家、MC、八方が出演者という形で携わった番組『らくごin六本木』を始め、レギュラーに八方が抜擢されるも馴染めなかった『笑っていいとも!』、今もっとも緊張する後輩という明石家さんまとも共演していた『ヤングおー!おー!』、楽屋ニュースが聞きたいがためにレギュラーに抜擢されたという山城新伍さんといった思い出話に花を咲かせます。

20180903233637-14de214030dde2cc3741e37f31bc0d311a21ed27.jpg


舞台には、『月亭八方 芸能生活50周年 感謝ニュース』と題されたパネルが用意され、八方お得意の『楽屋ニュース』形式で、エピソードトークを連発。

20180903233536-df120de8939f920ee5b209e248e420e2e0be91ba.jpg


八方の『楽屋ニュース』の原点でもある横山ホットブラザーズのアキラさんを始め、大阪府知事も務めた横山ノックさん、西川きよしらのとっておきエピソードで、高田さんと観客を幾度も爆笑させます。


また、「弟子がおらんところ」を狙ったという理由で入門したという月亭可朝については、『嘆きのボイン』がヒットしたことで、八方曰く「落語の方向が変わった」とのこと。
ブレイク後の可朝は、高座でも着物にメガネ、カンカン帽、ヒゲをかいて落語していたそうで、そんな破天荒な可朝に「めちゃくちゃ(笑)」と高田さんも大笑いです。

20180903233545-6f212c86f963baba39415301c579b566e9c45565.jpg


高田さんにとって、落語家としての師匠でもある立川談志と月亭可朝の親密ぶりがわかるエピソードもあり、前出の『野ざらし』が上方に伝わった詳しい経緯や、談志から落語をしてくれと頼まれた可朝が「着物がない」という理由で出演できなかったといった逸話も。


昨今のパワハラ問題など時事ネタも頻出し、抜群の掛け合いで終始笑いを誘った対談が終わると、三度、八方が高座へと向かいます。

20180903233540-0530466fc8e558be3075353315ee136ce3accf33.jpg


50年間の落語家生活を振り返りつつ、「多少習った」という黒田節や長唄、また「難しい」と言われて習わなかった浄瑠璃といった習い事を枕に、上方落語『胴乱の幸助』を約30分間に渡って熱演。

20180903233551-b2353dadd2f9be8473a2b32271bf2b6023ef2332.jpg


ケンカの仲裁が生きがいという幸助が、浄瑠璃を実話だと思い込み、仲裁に向かうといった噺で、もちろん浄瑠璃のくだりも見事に披露し、下げを迎えると、客席からは今日一番の大きな拍手に包まれ、終演を迎えました。

20180903233542-ada266e38017fc070b31c57126aceca5998b0114.jpg


なお、公演はこの後、9月15日(土)に徳島・鳴門市文化会館、10月6日(土)に兵庫・さよう情報文化センター、10月26日(金)に大阪・なんばグランド花月にて行われ、12月中旬にはタイ・バンコクでの海外公演もございます。
今後とも、月亭八方ならびに八方一門、よしもと落語にご注目ください。

20180903233535-4bf878fc0456b954d3c11b55429d03caca372aea.jpg


【月亭八方】【月亭八光】【月亭方正】

ハワイ公演への意気込みも語る! 第5回おきなわ新喜劇ツアー『心がつなぐアロハイサイ!』東京公演&囲み取材レポート

9月3日(月)、東京・ルミネtheよしもとにて「第5回おきなわ新喜劇ツアー『心がつなぐアロハイサイ!』」が開催され、ガレッジセール、普久原明、福田加奈子、宮川たま子、ありんくりん、田仲メリアン、宝眞榮日也美、仲地智子、スペシャルゲスト・きいやま商店が出演しました。
20180904094316-4bbf3bdce9725bc915743464ed0f6c6350efa883.jpg
「おきなわ新喜劇」とは、50年の歴史を有し、日本におけるお笑いの原点ともいえる吉本新喜劇に沖縄の要素を取り入れた、ガレッジセール・ゴリがプロデュースする沖縄オリジナル新喜劇のこと。方言はもちろん、沖縄の歴史・文化・風習を取り入れた「笑って学べる沖縄」演劇コンテンツとなっており、過去4回の全国ツアーでは約30,000人を動員しています。

今回の作品テーマは「ハワイ(移民)」。2018年は、日本からハワイに移民が開始されて150周年という記念の年ということもあり、今回のテーマとなりました。

かつて第2次世界大戦で激戦地となった沖縄は、全人口の4分の1もの人々が亡くなり荒廃をきわめました。さらに沖縄料理の主要食材でもある豚も、戦争によりその数が激減。それを聞いたハワイ在住の沖縄系移民の人々は、沖縄を助けようと募金を開始し、集まった募金で550頭の豚を船で沖縄まで運んだという歴史があります。今回のおきなわ新喜劇ツアーは、このハワイと沖縄の心温まるお話をベースに、ハワイへの感謝の気持ちをメッセージとして盛り込んだ内容となっています。

まずは宮川たま子と田仲メリアンが登場。宮川は「どうも~、安室奈美恵です」と自己紹介をし、笑わせます。沖縄の数字の数え方を使い、お客さんとコール&レスポンスしながらギャグを披露するなど、沖縄色満載のトークで会場を盛り上げたあとは、儀間神奈川會によるエイサーが披露されます。エイサーの楽しい音楽と踊りにお客さんも指笛や手拍子で応え、会場はさらに盛り上がっていました。
20180904094555-ebc004f2038a729fca2f35cf24f812926277a233.jpg
20180904094651-ed893a8c87825f3cf7f4026758a8f6cbba36c892.jpg
20180904094715-f806ecfeb9d78691c0d6e9e38a35975297250bc1.jpg
続いて、大自然とジャルジャルがネタを披露。大自然は「警察24時」を見て警察に憧れたという白井が「俺が不審な車に乗ってる人やるから、里ちゃん警察官やって」と、憧れたのに自分が警察官をやらないという不思議な設定のスローテンポな漫才でお客さんを楽しませます。
20180904094753-449aaae9f344a963568c3eb29d3b8a3af1ac9480.jpg
ジャルジャルは、人気脚本家と、その脚本家にインタビューするライターとのコントを披露。なぜかその脚本家が「きゃくほんか」と言えないことが気になったライターはインタビューを続けることができません。すると脚本家が「ちゃんと言えるかどうか」賭けをしようと言い出し......。バカバカしさの中にもスリルがあるコントで会場を沸かせていました。
20180904094853-b3df95c4998f519b60b5ea0beda9dfeaacb48ca2.jpg
休憩時間を挟んだあとは、いよいよおきなわ新喜劇『心がつなぐアロハイサイ!』の開演です!

舞台は沖縄のホテル「かわた」。支配人(川田広樹)と妹の日也美(宝眞榮日也美)が2人で切り盛りしている小さなホテルに、旅雑誌のライター・ゴリセクシー(ゴリ)とカメラマン(宮川たま子)がやってくるところから物語は幕を開けます。
20180904095004-189e78d86df074672025b432bb7a34f8c9536c85.jpg
20180904095231-34c48606f3fb59ed743240ef19f49beae85c0ab6.jpg
20180904095539-0ba65f9b68ffe20306e51a1dbce6dec629eac09b.jpg
長期間滞在している客(ありんくりん・ひが)が実は日也美に一目惚れし、日也美に会うために滞在していたり、ハワイからやってきた姉弟のメリアン(田仲メリアン)とクリス(ありんくりん・クリス)がそれぞれ恋をしたりされたりするのですが、実はメリアンには秘密があり......。
20180904095804-37ecf2f1d34763d9f55f01394e1f6dee2b1be7cc.jpg
20180904095840-71cdc6735b146e38190380ac7943fc5f0db16eeb.jpg
ホテルの料理長を務める加奈子さん(福田加奈子)が元々はハワイ移民だったことから、加奈子さんが沖縄とハワイの温かい交流の歴史を語る一幕があったり、ゲストのきいやま商店が『オーシャンOKINAWA』を披露するだけでなく、自作のギャグでハートの強さを示したりと、バラエティに富んだ展開でお客さんを飽きさせません。
20180904095921-e34d84399db290faab6107a3ab362e2102ac3612.jpg
20180904100000-c73cdb7956180a8624dbdd64ceb2f5d3fb65ac92.jpg
物語のブリッジ部分ではありんくりん・ひがが三線を奏でながら自己紹介をはさみつつ、物語の流れを説明。さらに物語は進んでいきます。

メンバーのちょっとしたミスも見逃さず、アドリブで笑いに変えるゴリ。セリフでミスをしたメンバーには「"脚本家"って言おうとしたの?」と、さっきのジャルジャルのネタまで使い、お客さんの爆笑を誘っていました。
20180904100055-4342f3e1d4ebeb75b42202c5cec8125d36dd471f.jpg
20180904100139-14e211791b3fa26661817413ab3e756363c78b4a.jpg
途中、ちょっと危ないシーンも登場しますが、ラストには感動の再会もあり、大盛り上がりの中舞台は終演。終演後のあいさつでは、「指笛はなるわ、オリオンビールくさいわ......」と、呆れたようにお客さんに言いながらも嬉しそうなゴリ。新メンバー・宝眞榮日也美と仲地智子を改めて紹介し、「これからもこのメンバーでやっていきますので、よろしくお願いします!」と深々と頭を下げていました。
20180904100234-ac7f28b8ec017681ed8a256d7d7b0272fc67c40f.jpg
20180904100413-823581c3e68021cc44c223f5f310f28126bbe575.jpg
終演後の囲み取材では、公演の感想を聞かれ「本当にお客さんが盛り上げてくれて......」(川田)、「ミスも笑いに変わってよかったです。指笛鳴ってたよね? あんまりお笑いの舞台で指笛ってないんですけど。あと、オリオンビールを開ける"プシュッ"って音も聞こえてきたし(笑)」(ゴリ)と、大盛り上がりだったお客さんの様子を嬉しそうに語る2人。
20180904100517-0d39f010638146d99c93862326529606364662ac.jpg
今回がツアー初参加だという宝眞榮日也美は、「ゴリさんの言ってた『笑いを感じろ』の意味が今日わかりました」とコメントしたため、川田がゴリに「おまえ、そんな恥ずかしいこと言ってたの!?」とツッコみます。

同じく今回がツアー初参加となる仲地智子は、感想を聞かれると「この舞台に立てたことが嬉しくて......」と思わず泣きそうになります。いつもはネタを披露してもクスクス笑いぐらいの反応しかないそうで、「ウケたのでビックリしました」と初々しいコメントで場を和ませていました。
20180904100615-10da424b830344862d795031478a48cb57187fc5.jpg
きいやま商店の3人は、感想を聞かれ「緊張したけど、楽しかった!」とニッコリ。途中、ミスがあったことについては「リハでも間違えてたけど、本番でも間違って。たった2音なのに間違うって......(笑)」とゴリにツッコまれ、恥ずかしそうにしていたものの「お客さんが盛り上げてくれて嬉しかった」(リョーサ)と、この日のノリのよいお客さんに助けられたと話します。
20180904100906-a9f64318fa4e6d6a47a04162545e69a5b9395bcc.jpg
今回のツアーでは、2015年のツアー以来の海外公演となるハワイでの公演も予定されており、意気込みを聞かれたゴリは、「今のところ、ハワイに関するみんなの会話を聞いてると『パンケーキが食べたい』とか、観光の話題しか聞こえてこないんですが(笑)、沖縄県人として、ハワイの方への感謝の気持ちも込めて、ハワイに住んでいる方に腹の底から笑ってもらえたら嬉しいなと思っています」と語ります。

不安はないかと聞かれると、「もちろん不安もあります。でも、以前台北で公演をしたときも不安だったんですけど、実際演ってみたらめっちゃウケたんですよ。だから、もしかしたら"笑い"は万国共通なんじゃないかと思って」と、経験からくる余裕も見せるゴリ。

沖縄公演に来るファンのみなさんにメッセージをと言われると、「会場に来るとき、あんまり飲みすぎないで来てください。飲みすぎると、話しかけてくる人がいるので(笑)」(ゴリ)、「開演に間に合うように来てください」(川田)、「あと、まだ終わってないのに、ステージに天ぷらを持って来るのはやめてください」(ゴリ)と、沖縄のお客さんあるある(?)で報道陣を笑わせます。

最後にメンバー全員で一本締めをし、第5回おきなわ新喜劇ツアー『心がつなぐアロハイサイ!』初日の東京公演は無事に終了しました。
20180904100709-a0f0f28fb3c89f5a7f0be523ac250e25b4c6efb8.jpg


【ガレッジセール】【普久原明】【福田加奈子】【宮川たま子】【ありんくりん】【宝眞榮日也美】【仲地智子】【大自然】【ジャルジャル】

2018年9月 3日 (月)

キャッチコピーは「京都上映中。」! 「京都国際映画祭2018」開催概要発表会見で詳細発表!!

20180903231714-5cdfa49e151fd3e9c802cd47cb7743624879edc2.jpg

「京都映画祭」の伝統と志を引き継ぎ、「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに開催されている「京都国際映画祭」。5年目を迎える今年のキャッチコピー「京都上映中。」には、名作を生み出してきた京都の街全体で、映画のある幸福をたくさんの人たちと共有したいという思いが込められています。京都を代表する巨匠、中島貞夫監督の59年に及ぶ映画人生の集大成となる、20年ぶりの長編最新作「多十郎殉愛記」のワールドプレミア上映も決定するなど、例年以上の盛り上がり必至の「京都国際映画祭2018」。9月3日(月)に、よしもと祇園花月にて、開催概要発表会見が行われました。


20180903231809-ba576d20e48b07fbdc92383427cb68c033d9c63a.jpg

「京都国際映画祭2018」のイメージ映像が流されたあと、司会の木村祐一と平野智美KBS京都アナウンサーが登壇。まず、木村が10月11日(木)から10月14日(日)まで開催される「京都国際映画祭2018」について説明します。


5回目を迎えるにあたって木村は、これからどんどん10年、20年と回を重ねていくのが楽しみ、と語ります。


20180903231911-a1dd16910a6424ddf79571ddc628ea9a6302e45e.jpg

門川大作京都市長は、5年目を迎えて改めて中島貞夫監督、吉本興業、京都国際映画祭に参画していただく皆さんの偉大さを実感していると話し、映画という総合芸術、総合産業、あらゆるものづくり、京都の自然、社寺等の文化遺産、京都の想像力などが、京都の映画づくりを支えてきたことを説明。さらに昨年のSDGsの会場に足を運んだことを振り返り、その取り組みについても偉大であると話し、「みなさんとともに楽しみながら成功させていきたいと思います」と挨拶しました。


20180903231954-ba7c4e2bdb8d0275204128e915e6beb2496a2657.jpg

京都府文化スポーツ部 古川博規部長は、京都市、吉本興業と連携しながらやっていきたいと話し、今年は岡崎エリアでスポーツの催しが行われることにも言及。見るだけでなく参加する機会もある映画祭をいっしょに盛り上げていきたい、と力強く語りました。


20180903232021-d0f78e37990ac8bbf03a35d7447d1cf93c46e787.jpg

続いて、京都国際映画祭実行委員会 中島貞夫名誉実行委員長がステージへ。まず集まった報道陣に礼を述べ、映画祭が5歳になったと目を細めます。そして、今年は様々な面で内容が充実して皆さんにお届けできるのではないかと語り、自身もちゃんばら映画を作ることができて、京都国際映画祭で発信できるのは何にも増してうれしいことと笑顔を見せます。しかし、その一方悲しい出来事もあったと、今年亡くなられた津川雅彦さんについて話したあと、そういうものを踏み越えながら、皆さんの力によって大きく成長させていただければと思いますと前を向きました。


20180903232058-762b309c9a3f475e2c3e2e4e45c01243487924b9.jpg

京都国際映画祭実行委員会 中村伊知哉実行委員長は、まず京都は映画のふるさとであること、漫画・アニメの拠点であること、大学やハイテク企業も集っていることを話したあと、京都の町を全部使ってみんなが楽しむユニークな映画祭であること、今年は向日市などにも広がりを見せていることを改めてアピール。そして「幕末の京都を舞台にしたちゃんばらに次ぐちゃんばら」である、と中島監督の作品についても触れ、竹林や京都らしい路地をかけめぐる迫力と、殉愛の美しさのコントラストを世界の皆さんにご覧いただきたいと力を込めました。さらに、アニメ、ファッション、スポーツやワークショップについても言及。幅広い活動を様々な場所で展開することを伝えました。加えて、今回のキービジュアルを紹介。中島監督の作品から1シーンを借りたと明かし、「10月京都上映いたします、よろしゅうに」と締めくくりました。


20180903232154-43d26fbab8e3e2ddc2551db04a1d67b8a7dc32dc.jpg

ここで木村が、世界文化遺産である西本願寺の重要文化財、南能舞台にてレッドカーペット・オープニングセレモニーを昨年に引き続き開催することを発表。そして平野アナウンサーが、今年も多数のゲストを迎えること、オープニングあるいはクロージングの式典にて、牧野省三賞、三船敏郎賞の授賞式が行われることも合わせて説明しました。


20180903232235-239d164cd5d5e06ba2ebc47990ac9b9ebdd242ef.jpg

ここからは各部門の紹介に入ります。奥山和由京都国際映画祭総合プロデューサーが登壇し、「映画部門」について説明を行いました。


今回5回という区切りを迎えたことについて、毎回スケールが大きくなった、大きく成長したなと思うと振り返り、「こういう映画祭は大きくなるほど軸がずれていく怖さもある、5回という区切りの中で原点を振り返ってみていきたい」と話し、映画部門の大テーマは原点復帰になることを伝えました。そして、中島監督の29年ぶりとなる新作を5回目で上映できることが意義深いとも話されました。


さらに今回は宮川一夫撮影監督の特集もあることに触れ、大尊敬している撮影監督であると告白。ベルリン映画祭のトップディレクターが、監督は誰でも宮川さんが撮っているだけでウエルカムと言っていたというエピソードも披露されました。そういう監督の特集ができるということ、今回その特集が行われることを誇りに思っていると胸を張りました。


加えて、深作欣二監督の特集についても「(監督の作品は)アクション、文芸もの、女性ものと幅広い」と話し、今年は第一回、来年も行う予定であることを発表しました。


20180903232354-54124a000f603f9aa0c8b251ebb7dabbed921672.jpg

20180903232348-677261ecd9786a4b78383267d9e4dbbf0eeb1f6c.jpg

20180903232343-9d6d07198212e99de5f150df20ac79028f8f65fa.jpg

20180903232338-e6f5376be1e3ce59bef5268ba9df1b11aa54cf6f.jpg

「映画部門」では、「牧野省三賞」「三船敏郎賞」についても紹介。これまでの各賞の受賞者が映し出されたほか、今年の受賞者はオープニングセレモニーにて発表されることが告げられました。


20180903232454-4225271a5c740ad82d42f9f01e40db2f31dd7acd.jpg

続いて上映される映画部門の紹介です。「特別招待作品」は、京都国際映画祭2018以降に公開が予定されている作品や日本未公開の海外作品などをゲストの参加と共に紹介、中島貞夫監督の最新作のワールドプレミア上映が予定されていることも発表されました。


20180903232528-545a6ae4fcd6af161df508f2e9bc769b38c75ad6.jpg

「TV DIRECTOR'S MOVIE」は、テレビ局と吉本興業による共同制作プロジェクト。今年はよしもと芸人がクリエイターとして参加した7作品の上映が予定されています。


20180903232614-b0a6f6d3264c29c5a167269b994ee18cf9dba206.jpg

「サイレント・クラシック映画」では、高橋寿康監督の新たに発見された「照る日曇る日」、時代劇の基礎を築いた名監督の一人、伊藤大輔監督の幻の作品「明治元年」などの名作を上映します。


20180903232714-481dfcde49a07c5514761194e5dda6f65d4c1448.jpg

20180903232709-9733d3365bd7529d3a09b74ce458b99eb1968669.jpg

20180903232704-d05a481a965ee4046e333267b30702607f4a9cee.jpg

20180903232659-7573d61fccb5da3180d62b0660819da1c5597a3f.jpg

一人の人、一つのテーマにスポットをあてる「特集上映」は、「深作欣二監督特集vol.1」、「宮川一夫特集」「京の映画」「特別上映」といったテーマでの上映が行われます。


「映画祭連携企画」では、京都で行われている様々な映画祭、映画イベントが手を組み、作品の紹介上映を実施します。


20180903232845-abca146ea8cad14829033a318646fd95e283888b.jpg

昨年新設されたのが「アニメーション」。今年は従来のアニメーションだけでなく、コマ撮りという特殊な手法にも注目し、様々な作品の上映と関連イベントを行います。


20180903233011-c31ad2fa79caa369d834d0e09b251973c7ca1f87.jpg20180903233004-0e022bdafb295fb7ac666c3eef01ca61b58384b4.jpg

ここで平野アナウンサーから特別上映作品 ワールドプレミア上映作品として、中島貞夫監督の20年ぶりとなる長編最新作「多十郎殉愛記」が紹介され、特別映像が流されました。改めて登壇した中島監督に奥山総合プロデューサーがインタビューします。奥山氏が撮影所にいったとき「ちゃんばらだけはちゃんとやったよ」と監督が答えたそう。手応えはという問いかけに「若いバリバリの連中がやってくれるとそれだけで迫力が出るはず」と監督。主演の高良さんは1カ月ほど京都に入り込んで、徹底的に勉強してもらったと振り返りました。さらに、切られ役も吉本の若手から20人ほどを抜擢して、3週間徹底的に訓練したとのこと。「ちゃんばらのシーンに関しては自信がある」と胸を張りました。


20180903233053-19bb56c9ada8dff622c518076e8183ff19333bd1.jpg

主演の高良健吾さんのメッセージ映像では、「この映画は今の時代劇の技術的な限界に挑戦するというよりは、役者の限界、体力、肉体の限界に挑戦した時代劇になっている」と話し、一太刀一太刀の重み、殺陣の動きのひとつひとつの理由、思いにこだわって作った時代劇であることをアピール。「みんなでこだわって作った、それが映っていると思う、とても自信があるので見ていただけるとうれしい」と語ったあと、京都国際映画祭でワールドプレミア上映が決定したことについても触れ、「いち早く見ていただけるのはうれしい、ぜひ映画祭に足を運んでください」とコメントしました。


監督は「ちゃんばらが形を重んずるようになってしまって、クソ面白くねえなと。命のやり取りだから動き回って走り回ってというのがコレなんです」と笑顔。「多十郎殉愛記」は、10月14日(日)によしもと祇園花月でクロージング作品として上映されることも発表されました。


20180903233140-a364f3ad945289063cc8d1d59b9304f220c6006a.jpg

続いて、特別招待作品をもうひとつ紹介。世界13カ国の映画祭から招待されているという話題作「バイオレンス・ボイジャー」の特別映像が流されました。登壇した宇治茶監督に木村がインタビューを行います。


20180903233229-fbe9c9e67747ba414341e4b2c30baf1cfeecb931.jpg

宇治茶監督は「CGなどは使わず、カメラで収めたもので作っています」と話すと、木村が今年の4月に南米アルゼンチンで行われた「ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭」でワールドプレミア上映をしたところ審査員特別賞をいきなり受賞したことを報告。その映画祭は実写映画がほとんどだったと監督。現地に行って観客席で見ていたそうで、最初から最後まで爆笑だったことを報告してくれました。


木村は続けて、年明けデンマークからもオファーがあったこと、7月にカナダ・モントリオールで行われた「ファンタジア国際映画祭」では観客賞の銅賞を受賞したことを話し、さらに原画総数3,000枚、作画、撮影、脚本、監督などをほぼ1人で行ったことを説明。宇治茶監督は「やっているときは楽しいときもあれば、できるのかなと不安になったこともあった」と振り返っていました。


20180903233325-645ea2f0849e52c1541c711852e2165b1e5cee0c.jpg20180903233316-2270629c1d113dd4f1dd47230ce86569a1964b2c.jpg

続いては上映作品に出演したゲストが登場。「TV DIRECTOR'S MOVIE」フジテレビ共同制作映画「Bの戦場」から大野拓朗さんと久馬歩(ザ・プラン9)、「京の映画」より「POST入ル」に出演した高野祐衣さんが登壇しました。大野さんは、この作品がガンバレルーヤ・よしこの初映画デビュー、初主演だったことを話し、「だんだん可愛く見えてしまうのを楽しんで見ていただきたい」と笑顔。沖縄でも大好評だったとのことで、「京都でももっと盛り上げていけたら」とアピールしました。


20180903233407-6f86814f16c2763673e55a8ef5081f6d32b99ab9.jpg

脚本を手がけた久馬は、タイトルのBというのはブスの略と明かしますが、ブライダルのBとかバトルのBとかにもかかっているとフォロー。本当におもしろいと思うのでぜひご覧くださいと、こちらも自信たっぷり。


20180903233444-c3af3db9999612b16688c7200c9309c94b31194f.jpg

大野さんは「よしこさんがどんどんかわいく見えてくる」と改めて力説。久馬は何度か撮影現場に行ったそうで、行くたびに肌ツヤがよくなっていたと裏話を披露してくれました。それからも意外にも感動ストーリーであることや脚本の久馬自慢のセリフも発表。大野さんと久馬の思わぬつながりも明かされるなど、トークが盛り上がりました。


20180903233542-cf649ae9e5be72ff199fd4b94b58b95add62be15.jpg

20180903233533-5537b052caf25240f5ef16dd4017f0f9c00e8a6e.jpg

続いて高野祐衣さんへのインタビュー。高野さんは「青春もあり、恋愛もあり、涙もあり、コメディもあり、ひと言では言い表せないお話」とストーリーを説明。京都市内で撮影したそうで、久馬が出演していることも紹介されますが、なんと久馬とのラブシーン的なものもある、と爆弾発言も飛び出します。さらにこのお話はファンタジーでもあると高野さん。夜中の鴨川での撮影についても振り返りました。


20180903233633-49bb80633ef78394d0f8771f8b135f0191e89669.jpg

映画部門に続いては「アート部門」紹介です。京都国際映画祭アートプランナーのおかけんたが登壇。「これまで映画の皆さん、アートの皆さんと話していたことがある、映画もアートもその他もぜんぶ、それを結びつけるのはなんなのか、それを模索してきた」とけんた。今回、中島監督に作品について伺ったときに一つ気がついたことがあると話し、京都国際映画祭で映画とアートを結びつけるものとして、工芸と映画について説明。そしてプレミア上映の前に学生が映画の資料を見て、実際に映画に参加したようなイメージで工芸を作成してもらったことや、中島監督の本棚を立誠図書館に展示することなどを発表しました。さらに、島原の珈琲店での作品展示などについても触れたあと、今回のテーマ「夢あるなぁ」について言及。昨年高校生に「アーティストになってどうするんですか?」と聞かれたと話し、「その答えになるのが伝承であり、それを自分自身で形にして未来につないでいく、それがアーティストの役目であり、映画の役目であり、それを夢のカタチとしてみなさんに見ていただく」と思いを語りました。


アート部門は会場ごとに説明されます。まず今年から新たな会場になった「元淳風小学校」は、山本麻紀子「巨人の歯」、よしもと漫才劇場Presents YOSHIMOTO アートin京都国際映画祭、『いくくるフィギュア「どやさ!」展』Direction by padGALLERY、1万円アートin KYOTO[1万円で作るテディベア・アート]、仲程長治『島猫目展』、中村真鈴『プリそなゑ 2018A/W』、瀧健太郎『ラジオ活動/活動写真 Radio Activities/ Motion Pictures』、中野裕介(パラモデル)『見えへん歌と聴こえへん風景の話―「レーディオの歌」を巡る、とりとめのない雑音』、若木くるみ 『淳風の湯』、秦まりの『恋の保健室』、グッチセンセイの「貼り切ってまいりまshow」とミクロムスLIVE、ミクロムス『こちらミクロムス放送局』、能勢伊雄『テレパシー・アート ー レクチャーと実験ー』、らむね×コザック前田(ガガガSP)『架空と現実』、田宮緑子 紅茶のグリン子先生の"夢あるなぁ~世界へ発信する京の和紅茶のおはなし"、ドキュメンタリー『私のきょうと記録』、留学生ショートムービー ~留学生が表現する京都留学の魅力~ というラインナップ。


「岡崎公園・ロームシアター京都 ロームスクエア」はYotta「花子」、「京都競馬場」はpadGALLERY「木馬ワンダーランド」、「藤井大丸」はミキの『勝負ネクタイ!』デザインコンテスト、米原康正のFLOWER CHILDREN SECOND、「伝統産業ふれあい館」は、伝統工芸ワークショップ「体験コーナー」、伝統工芸×芸人アート企画「イベントホール」、「京都美術工芸大学」は中島貞夫監督共同企画「映画と工芸」、「市内某所、町家のお座敷」はよしもとアーキグラム『京の町家de家紋とスワロフスキー』、「京都マルイ」は佐久間一行ぜんぜん大変じゃないアドベンチャーアート展、「立誠図書館・トラベリングコーヒー」は中島貞夫の本棚、「PARASOL」短編上映/レクチャー「映画とビデオアート」というラインナップです。


「図書館」は、京都市図書館企画として伏見中央図書館、岩倉図書館、下京図書館、吉祥院図書館で今年の映画祭のコンテンツに紐づいた企画、よしもと芸人の絵本展示+映画祭にまつわるパネル&ポスターを展示します。


「よしもと祇園花月」は『いくくるフィギュア「どやさ!」展』Direction by padGALLERY、「島原地区カフェ3店舗」は京都国際映画祭 2018 ×島原マーケットvol.2、「崇仁新町」はpadGALLERY、『ライブペインティングの今』、「ゼスト御池 河原町広場」は、京都発 ART & 書リミックス 天才アートKYOTO+山内美鳳 ~よしもとアーティストたいぞうワークショップとともに、というラインナップとなっています。


20180903233802-827863c8b7636c30dd630fb36a7c712f9e577adc.jpg

20180903233751-a2e5266cc787c543413e3da975f21d1e1f31d180.jpg

20180903233745-54f9808ebdd57397c57c2d950de6872c69f38aca.jpg

ここで「アート部門」のゲストが登場。「京都マルイ」で「佐久間一行ぜんぜん大変じゃないアドベンチャーアート展」を開催する佐久間一行、元淳風小学校やそのほかの会場で『いくくるフィギュア「どやさ!」展』を開催するpadGALLERYから菩須彦さん、美和いちこさんがステージへ。佐久間は今回の展示について発想が浮かんだ際のエピソードを話そうとしますが、木村から「押しとんねん!」とダメ出しが。菩須彦さんは、いくくるフィギュア50数点をアート化したことなどを、けんたとともに説明しました。


続いては、「クリエイターズ・ファクトリー」の紹介。映像分野だけでなく、アートの分野も含めた幅広いジャンルのクリエイターの参加を募る、この「クリエイターズ・ファクトリー」。映像や音楽、絵画、写真、アニメ、CG、ファッション、工芸など多岐にわたるジャンルのクリエイターが表現できる場を作り、新たなクリエイターの発掘、育成を目指すことなどが告げられました。


次は、その他、プログラムの紹介です。「岡崎公園」は「きょうのひろば」、「岡崎公園 野球場」は「よしもとスポーツパーク 2018」、「イオンモールKYOTO」は「ワークショップコレクション」をそれぞれ開催することが発表されました。


「SDGs関連」では、「よしもと祇園花月」でSDGs花月~映画もお笑いも新喜劇もぜんぶ~第1部:映画上映『ワレワレハワラワレタイ ウケたら、うれしい。それだけや。』、第2部:「SDGs-1グランプリ&SDGs新喜劇」を開催。「京都市中央市場」では「サステナブル・シーフード・ウィーク2018 in 京都国際映画祭」、元淳風小学校では異言語脱出ゲーム~淳風大学からの卒業 SDGsバージョン~ これは異なる「言語」をもつ参加者が協力してチャレンジする新しいスタイルの脱出ゲームです。岡崎公園では「そうだ!どんどん がんばろう!スタンプラリー」が、それぞれ開催されます。


続いて「京都市との取り組み」の紹介として、「京都市盛り上げ隊」を結成。京都市の広報紙「市民しんぶん」や「京都市民ニュース」を盛り上げ隊がジャックすること、駅構内でのPRや、京都市公式アプリ「Hello KYOTO」とのコラボ企画を実施。京都府向日市~あなたの向日市がここにある~ここむこ向日市 京都府「乙訓地域」向日市PR映画祭連動企画、という内容が発表されました。


20180903233906-a75d27649928a9a6fd738f1c6f89d7425b305533.jpg

ここからは様々なプログラムに出演するゲストの登場です。「よしもと祇園花月」で「SDGs花月~映画もお笑いも新喜劇もぜんぶ~」を公演する吉本新喜劇座長、川畑泰史、「よしもとスポーツパーク2018」に出演する元プロ野球選手の門倉健さんが登場しました。川畑は今年もSDGs新喜劇を行うことを話しますが、まだ脚本は製作中とのこと。


20180903233947-e1b9981aa81a170f6c76775f82d33df8588a871c.jpg

門倉さんは京都は久しぶりとのこと。「品がある素晴らしい町で、帰りたくなくなる」と話します。そして今回はよしもとスポーツパークで、子どもからお年寄りまでいっしょにスポーツを楽しんでいただくとアピール。スポーツの素晴らしさ、汗をかいて気持ちいいという楽しいイベントにしたい、野球だけじゃなく、いろんなスポーツを体験してもらいたいと抱負を語りました。


このあと今年の京都国際映画祭のアンバサダーに就任した三田佳子さんからのメッセージも平野アナウンサーによって代読されました。


20180903234038-57cc72038ee284db85266c232d9f1e6850dd814d.jpg

ここで株式会社きょうのよしもと 代表取締役社長 木村深雪より挨拶です。改めて昨年に引き続き西本願寺・南能舞台でオープニングを実施することを話し、京都市盛り上げ隊による念願の京都市民新聞ジャックが10/1日号で実現するなど、これまでに無い取り組みを行っていることに言及。ほかにも交通局とは地下鉄やバスとの連携企画を行うこと、京都府とはスポーツ事業、アート作品製作の協力、さらに向日市とも連携事業を行うことを発表しました。そして、毎年新たなつながりの報告ができることは大きな喜びであると話し、「皆様の力をお借りして、より広く映画祭についてお届けし、足を運んでいただきたい」と話しました。


20180903234117-392fd490ab8b14735617145f83f669bd20ac72f1.jpg

続いて、株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー 取締役 白仁田佳恵が登壇。京都国際映画祭は、さらに進化スケールアップすることをアピール。中島監督の多十郎殉愛記のワールドプレミア上映、プログラミングや電子工作をタレントやアーティストと学べるワークショップコレクションなど、様々なコンテンツの充実に喜びを感じていると話し、「映画祭だけでなく、新しい京都、古くからつながる京都を楽しんでいただけるよう」と締めくくりました。


20180903234153-7ccae7e3b8701d9bce7f38446a7ce2cc45bbac5e.jpg

次に吉本興業株式会社 代表取締役副社長CAO 田中宏幸の挨拶です。まずよしもとと京都のつながりが戦前からあることに触れ、祇園花月が7年目、京都国際映画祭が5年目を迎え、京都の皆さんに映画祭も受け入れられてきたのでは、と話しました。そして京都出身のタレントの力も総結集しながら、映画祭を盛り上げていきたいと抱負を述べ、いろんな方にご縁をいただいて盛り上がっていきたいと思っている、多十郎殉愛記を大黒柱にどんどん盛り上げていきたいと力を込めました。


20180903234256-d1b4dac68469b81f797441f06c0edf3b47602a8c.jpg20180903234250-5d7e4a2bfe7c6a7193210ad8ebfd4687748fa98e.jpg

いよいよ開催概要発表会見も大詰め。本日の出演者一同がステージへ再登場しました。そして映画祭と京都をつなぐ「架け橋ガール」今くるよ、「架け橋ボーイ」清水圭、さらに京都住みます芸人のタナからイケダ、モンブランという、京都市盛り上げ隊のメンバーが登壇しました。くるよは、小さなころから映画大好きで、京都では昔から映画が盛んだったことに触れ「盛り上げていきたいのでよろしくお願いします!」と挨拶。清水も京都市盛り上げ隊、市長とタッグを組んで盛り上げていきたい、と意気込みを語りました。


20180903234328-14e8b42eaf5f1f4c0ed5daacd2980539973edab7.jpg

最後は京都国際映画祭2018成功への思いと気合を込めて、ステージの全員で「京都国際映画祭2018!」「どやさ!」のコール&レスポンスで締めくくり、会見は終了しました。



【木村祐一】【久馬歩(ザ・プラン9) 】【おかけんた】【佐久間一行】【門倉健】【川畑泰史(吉本新喜劇)】【今くるよ】【清水圭】【タナからイケダ】【モンブラン】


夜の空港でよしもと芸人がライブ!? "第1回よしもとナイトフライト笑わナイト"開催!!

9月12日水曜日に大阪国際空港(伊丹空港) 展望デッキ4F よしもとエンタメショップ内ステージにて"第1回よしもとナイトフライト笑わナイト"を開催致します!

19:00-19:40ではミサイルマン スマイル モンブラン ネイビーズアフロ さや香 が出演する[お笑いステージ]を行います。

20180903103403-f995032d83df4986e616506ed72e10f52101430b.jpg

20180903103454-da7fc6be3a02bb8d5b731793261b4897845826f0.jpg

20180903103519-edd38b23dc0dffe5d6e6d3cb7a762c72e098fb1b.jpg

20180903103533-bdccdb55eeacd9291d45e7ca042686a61ce991da.jpg

20180903103552-408b2b7b8dd3438fcaaa790d6e2787fe819425d6.jpg


ステージをご観覧頂いた方には、当日のみ利用できる【500円割引クーポン】をプレゼント致します!

また20:00からは[ネイビーズアフロ&さや香と一緒に夜の飛行機を見よう!イベント]を実施します。(*19:00からのライブをご覧になった方限定)

素敵な空港の夜をネイビーズアフロとさや香のイキなトークで盛り上げます!!


"夜"の"空港"でお笑いライブなんて聞いたことない!

みなさん是非大阪国際空港(伊丹空港)にお越しください。


日程:9月12日 (水)
時間:19:00~
場所:大阪国際空港(伊丹空港) 展望デッキ4F
出演者:ミサイルマン スマイル モンブラン ネイビーズアフロ さや香

2018年9月 2日 (日)

高校生マンザイNo.1は誰の手に!? 「ハイスクールマンザイ2018〜H-1甲子園〜」決勝大会開催!!

20180902231156-33bd94cd960fe30ade087f55a6c9d16934836ae3.jpg

全国の高校生からマンザイNo.1を決定するコンテスト、「ハイスクールマンザイ2018〜H-1〜甲子園〜」決勝大会が、9月2日(日)になんばグランド花月で行われました。今年16回目を迎えるこの大会は、過去8,609組、17,450人の高校生がチャレンジし、マンザイバトルを繰り広げてきました。今年も4月から募集した動画応募にのべ1,650人(のべ664組)の高校生がエントリー。そこを勝ち抜き、地区決勝大会で勝ち上がった8組が、ついになんばグランド花月の舞台に立ちました。


20180902231252-350bcb27476134f32d96c93fd37306c436c086e8.jpg

20180902231247-5e53b45eb433f8398d15035f1451a91bf04a1e70.jpg

20180902231244-a5d0923228f1831cc4fab4bd26ba30a203702004.jpg

2015年ハイスクールマンザイ優勝の「パンケーキ」が前々説、2014年優勝の「いなかのくるま」が前説を務め、会場を盛り上げました。そしてMCのタカアンドトシがステージへ。決勝の様子はTwitterのペリスコープからは「よしもとニュースセンター」、フェイスブック・ライブの「いいね!よしもと」、LINE LIVEの「よしもとLIVE」で生配信されていることを告げ、各地区大会を制した8組が最終決戦に挑むことを改めてアピール。タカは年々レベルが上がっていると話し、今回の大会も盛り上がると太鼓判です。


20180902231345-8e42648aa89d73ed9935cbd30bc522763a390041.jpg

20180902231341-32edd6a67f5dd933efa71fe7eeabfa68b2090e31.jpg

ここから早速トシが8組をコール。北から北海道・東北エリア地区代表「ダブルグッチー」、関東エリア地区代表「フライドポテト」、同じく関東エリア地区代表「ベストフレンド」、東海・北陸・甲信越エリア地区代表「シセン」、近畿エリア地区代表「アグレッシブ」、近畿エリア地区代表「アンドロイド」、中国・四国エリア地区代表「セントラルドグマ」、九州・沖縄エリア地区代表「くるしゅうない」の面々がステージ上に揃い、決勝を迎える意気込みを語りました。


20180902231437-afaa3fb10c6c2172976d4a8bb0fb2af7a7c98413.jpg

続いては審査員の紹介。まずは銀シャリ、とろサーモンですが、久保田は出演コンビのプロフィールをざっと見て、好きなコンビに銀シャリととろサーモンが入ってないことに言及。「いつも以上に激辛で!」といきなり悪態をつきます。

毎年審査員を務めている板尾創路は「今回は男性ばっかりでいつもと雰囲気が違う」と話したあと、ステージを見て「圧力がすごい」とコメント。「今日は揉める、帰れないですよ、みなさん」と笑いを誘います。


20180902231507-646b59b7b420147db5d5170ddf2d7f5320549701.jpg

続いてオール阪神は、巨人のモノマネを披露し、爆笑をゲット。審査委員長のオール巨人は、毎年レベルが上がっていることに触れ、「今日が一番ええ漫才やったと言える漫才をやってください」とエールを送りました。

応援席レポーターのアキナが紹介されたあと、トシから改めてルール説明が行われました。ネタの持ち時間は3分、全組のネタ終了後、審査員によって優勝コンビが決まること、優勝コンビには副賞としてお笑い奨学金50万円、さらに吉本総合芸能学院「NSC」の入学金・授業料全額免除が授与されることが発表されます。


20180902231629-1bbed30620c35c3134e30e93808678bdf535f9ae.jpg

20180902231657-7c47393b66741f82f78f0fd3bba1b7c7102b0557.jpg

20180902231723-93756de6eaada254db77ba4a9feb85de81c55894.jpg

20180902231821-d94aa1dd3fc6883b3cdf72ea6b3b1bb3f52e6f1e.jpg

20180902231817-b1eef74c31ad4d0aa7091526ec4fcf9c2e4fe55d.jpg

20180902231811-c364b70c49aa8738a2aaa18b730452c4370c5fe2.jpg

20180902231933-2fd75c530564e623e3b97c1073b79fbb69b8c9fd.jpg

20180902231927-66602798a4475c214174213902b5789951369a28.jpg

ここからいよいよ決勝がスタート。どのコンビも高校生らしい元気いっぱいのネタを披露し、会場を盛り上げます。審査員もそんなフレッシュなコンビたちに笑いを交えつつ、時に真剣にコメント。


20180902232035-fda942aa19aac39886a3928f5570597ee914cbc0.jpg

20180902232028-49e057752dd4c216561082b43426355b9a8f17ba.jpg

会場の応援団をレポートするアキナとステージの爆笑やりとりや、審査中に登場したもりやすバンバンビガロも会場を大いに沸かせていました。


20180902232120-7c17f4c4ce9a5e28142c502ec2a6d40e2f2dbd20.jpg

20180902232318-ae9b336a3a67145f9267cd664e57314750de3e86.jpg

そしていよいよ結果発表です。8組すべてのネタが終わり、審査委員長・巨人が発表した名前は、ラストに登場した近畿エリア地区代表「アグレッシブ」です。2人のネタはコンビ名のとおり、元気いっぱいにスタート。迷子になった子どもと大人のやりとりで、つかみから笑いをゲットすると、ボケを連発する子どもに困惑させられる大人の様子をスピード感ある漫才で見せてくれました。


20180902232400-c7eae81ffad9b395096d9890b2b8e6eb7a3bdc9e.jpg

ネタを見た阪神は「安心して見られた、危なっかしいところがなかった」と太鼓判。銀シャリ・橋本は2人のキャラを絶賛。「顔のコントラスト、立ち姿もいい」と感心するなど、評価は上々でした。


20180902232512-a780dc31db6cd48bdcc27c42361bac614ec08945.jpg

20180902232501-453c8f5608ba23e4ef5508811355bfe2fe43fdae.jpg

20180902232453-5c371fad57d7f41de642a2f4422dca67fcc3ddc6.jpg

20180902232447-52b763ed06ab0f44424e232363862fe1f45c5816.jpg

巨人から名前が呼ばれた瞬間、日下部君は手で顔を覆い、言葉が出ない様子。高木君はガッツポーズです。巨人から表彰状、阪神から副賞、イオンモール株式会社の檜山護氏から優勝旗も手渡されました。

巨人は「16回やってますが、一番プロに近い漫才のような気がした」とコメント。さらに「NSC入らんと誰かの弟子になってもいけるんちゃうか」と話します。そのあと、2位、3位も僅差だったこと、点数にしたらそんなに変わらないと思う、と全員の健闘をたたえました。

マイクを向けられた日下部君は「生まれてきてよかった」と感無量。この1年間、周りの人達に助けてもらったと話すと言葉に詰まり、「...すみません、涙もろいんです」。高木君は「決勝に行くのが最初の目標だった」と振り返り、優勝できて相方にも親や先輩にも感謝したい、とこちらも感激の表情で語ると、会場からは2人に大きな拍手が贈られました。


20180902232632-00b38d87ed8a37ed607ac58b757ec7f72eefc43d.jpg

終了後の囲み会見では、巨人が改めて高校生らしくないくらいうまかった、と話し、「NSCを卒業して何年もやってるんちゃうかというくらい」とそのレベルを評価。この大会は高校生らしい漫才を選ぶのではなく、漫才らしい漫才を選ぶということでこの2人になった、とコメントしました。


20180902232656-ff471fdf55d2deb95b5e198941e7b88a4e9c2b81.jpg

板尾は「このコンビが出会ったというのが大きいと思う」と2人だからこその優勝だったと語り、「やりやすそうに見えた、相性がすごくいいんじゃないか」と感想を話しました。


20180902232733-e58e93cbf2df9d7d6c50d7652ec23662a5c946aa.jpg

MCを務めたタカは「去年もレベルが高かったのに、今年はさらにすごかった」と脱帽。アンドロイドが二連覇かと思ったら、アグレッシブがそれを越えてきたと驚きの表情です。トシも2人が高校3年生であることに言及。自身が19歳で舞台に立ったときは「ズルすべりだった」と振り返り、見事でしたと今日の2人を称えました。


20180902232833-ff97c68c2934f926645004e63741234c3479a537.jpg

アグレッシブの2人は、昨年準決勝で負けたことをきっかけに、インディーズライブに出るようになったとのこと。そのライブでは高校生は2人だけで月に10回くらいやっていると話すと、審査員たちから驚きの声が上がるひと幕も。そして改めて「勝ちたかったから本当によかった!」と最高の笑顔を見せ、会見を締めくくりました。



【オール阪神・巨人】【板尾創路】【タカアンドトシ】【とろサーモン】【銀シャリ】【アキナ】【もりやすバンバンビガロ】