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2018年12月

2018年12月13日 (木)

千原せいじ×チャンス大城、強烈なふたりのトークライブ明日開催!

"ガサツな兄"でお馴染み千原せいじと、"人志松本のすべらない話"、"細かすぎて伝わらないモノマネ選手権"などで強烈な存在感を発揮したチャンス大城の初トークライブがいよいよ、明日開催!

実は芸人としては同期である二人の貴重なツーショットを見逃すな!
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【イベント概要】
公演名:千原せいじとチャンス大城の同期2人でトークライブ!
時間:開場20:45|開演21:00|終演22:30
会場:ヨシモト∞ドーム
出演者/千原せいじ/チャンス大城
全席整理番号付き自由

チケットよしもとにて発売中!当日券もございます!
http://urx.space/Orqq
Yコード:999-061
※都合により、出演者が変更になる可能性がございます。
※1ドリンク別

よしもとピン芸人おーみ、タイの大人気モデルオーディション番組でファイナル進出!!

ピン芸人 おーみ(現地では、"Ryota"で活動)が、タイ王国で高視聴率を誇り、若い世代に大人気のモデルオーディション番組「The FACE MEN Thailand2」(PPTV HD)に出演し、12月9日(日)の優勝者を決定する公開生放送イベント"Final Walk"で、参加者総勢1800人中の4人に選ばれました!

NSC東京校19期のおーみ(Ryota)は、今年8月よりタイ・バンコクに滞在。
10月7日より放送開始された同番組のオーディションを9週勝ち抜き、決勝戦となる12月9日(日)バンコク市内にある新大型商業施設"ICON SIAM リバーサイドテラス"にて開催された「The FACE MEN Thailand2」 "Final Walk"に出演しました。
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約2時間にわたるショーで、前回出演者によるパフォーマンスや今回の出演者の各チームでパフォーマンスが行われる中、決勝内CM審査を通過し、最終発表へ進みました。決勝戦では、大健闘の末に優勝を逃しましたが出演者の中では一番歓声が大きく、タイ国内で"Ryota"の認知度を高め、今後の活動の場を広げる大きな成果をあげることができました。
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モデルオーディション番組ですが、芸人として常に笑いを忘れず、"おもしろくてカッコいい日本人スターになる"を目標に挑んできました。
言葉も言語も違う環境の中でも、撮影現場では笑いで盛り上げ、長時間にわたる撮影で重たくなった場の雰囲気も変えるなど芸人として力を発揮する一方、経験のないウォーキングやポージング、演技を行い、空き時間にはタイ語習得を頑張りました。
外国人ながら常に周りを気遣い、次第にスタッフからもファンからも愛されるキャラクターになりました。

結果、Instagramでは、出演回数を重ねるごとにフォロワー数も、当初の7千人から、現在では8万8千人を超えました。
現在、写真などをアップすると1.5万~2万の「いいね!」がつくようになりました。

今回のオーディション番組を通じ、タイ国内において日本のコメディアンの存在を大きくアピールすることができました。引き続き、現地でのテレビ出演などのオファーも増えてきていますので、積極的に活動してまいります。


<おーみ(Ryota)プロフィール>
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本名:逢見亮太(おうみりょうた)
生年月日:1987年12月25日(30歳)
出身:東京都国立市
血液型:O型
身長/体重:183cm/64kg
学歴:専修大学経営学部
趣味:美容(日本化粧品検定1級取得)
特技:キックボクシング(元プロキックボクサー)
●Instagram https://www.instagram.com/ryotamoisture/
●Twitter  https://twitter.com/oh_me_ryota?lang=ja
※写真は番組プロフィール写真を使用

「ちぇしかおまぴー」がMVPに!「RUSH #22~NSC対抗 運動会!~」

11月24日(土)、東京・神保町花月にて「RUSH #22~NSC対抗 運動会!~」が開催され、NSC24期生の23組が出演しました。
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本ライブは、現在よしもとクリエイティブ・エージェンシーが創立した芸人養成校、「NSC東京」に通っている現役生が出演するネタライブ。また、今回はクラス対抗戦ということで、NSCではN組、S組、C組に分かれて授業を受けている彼らが、クラス対抗でネタ、大喜利、即興絵描き歌の3つのコーナーで対戦し、最終的にポイントの高かったチームが優勝となります。

MCのルパンから本イベントについての説明があったところで、組ごとにそれぞれ赤(N組)白(S組)青(C組)のハチマキをした生徒たちが全員登場し、各クラスの代表による選手宣誓へ。その後さっそく、各クラスより4組ずつ登場するネタバトルの前半戦が行われました。
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まずは最初の6組が続けて登場。トップバッターを飾ったのは「ワールドワイド」です。お笑いショップの店員と客という設定で漫才を繰り広げますが、最初は普通にツッコんでいた店員がだんだん客をディスり出す様子に笑いが起こっていました。
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2組目はピン芸人・中島かづお。"妖怪飲み会に来ている天狗"という設定で、自身を「モテない、人気がない」と自虐しますが、そのうち「砂かけ姉さん、見た目怖いですけど優しいっすよね」と言い出すなど、だんだん芸人飲み会のようになっていき......。
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続く3組目もピン芸人のきちを。が登場。ギャグや替え歌を披露しますが、緊張からなのか、それとも単に手応えを感じられないのか「イヤだなと思った人は、『あの人が着てるTシャツの絵、なんの絵なんだろう?』とか考えててください」と、暇つぶしの仕方を伝授し、笑いを誘います。
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「バカサバイバー」は、「トイレットペーパー早巻き大会」を開催し、順番に道具(機械)を使ってただただトイレットペーパーを早く巻く、という意味のないことに熱中し、ほとんどセリフがないながらもなぜか見るものを集中させる不思議なコントを披露していました。
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ギター漫談を披露したピン芸人・ヘンリーイシイは、自身を「昭和33年生まれの還暦」だと明かし、"ジジイ"をテーマにした自虐ソング(?)で会場を沸かせます。
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6組目は「ジュニパーベリー」。このあいだ、曲がり角でパンをくわえた女の人とぶつかったという相方に「よくマンガとかである運命の出会いやん」と言われ、「そうやろ? オレ、そう思って急いで車降りて......」と話したため、「事故事故事故!」というツッコミを受けるその姿に爆笑が起こっていました。
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続いて6組がネタを披露。7組目は「珍街道」。往年の「べっぴんさん、べっぴんさん、ひとつ飛ばして......」と話し出しますが、続けて出たワードは「べっぴんさん」ではなく「ベン・ジョンソン」。すると相方がベン・ジョンソンに関するウンチクを怒濤のごとく語り出し......。
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8組目はピン芸人の北川先生。元高校の国語教師だったという北川先生は、学校の授業風に「実例で覚える古文単語」というテーマで「ありがたし」「をこがまし」などの意味を実例をあげ、面白おかしく紹介します。元先生らしく、わかりやすい内容でお客さんも安心して笑えるフリップネタとなりました。
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続いては「なんでです?」。旅の男が、トマトを投げまくるトマト祭りを1年中やっている人に話しかけますが、その男は「政府に1日16時間トマトを作らされて、その反抗のためにトマトを投げている」と話し......。反抗することでさらに自分が追い込まれていることに気づかない男の言動が笑いを誘います。
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10組目はピン芸人・麻田隆弘。宇宙人のような格好で登場してギャグを言うもののスベってしまい、「こんな感じでスベっていきますので、YouTubeの広告とでも思ってください」と自虐し、笑わせていました。
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続いてもピン芸人の海野剛良。ブラックなコールセンターや漬物屋の話をしたあと、「アイドルもブラックだ」と言い出し、「ももクロだって"クロ"って入ってるでしょ」と主張します。
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前半戦のトリを飾るのは「灘ジェニー」。"ドラマの主役をやることになり、調子に乗りまくって共演者に偉そうにふるまう芸人"を演じる漫才で笑いを誘っていました。
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ネタバトル前半戦終了後は「クラス対抗ペア大喜利」のコーナーへ。このコーナーでは、「ズル休み言いわけランキング、第62位と第5002位は?」のお題に、1分以内に2人1組がペアとなって答えます。これには「(62位)好きな女の子が結婚した」「(5002位)オスマン・サンコンが結婚した」などの回答が出され、会場は笑いに包まれます。そのほか、童謡『犬のおまわりさん』の後半部分を同じくペアで替え歌にするお題なども出され、多数の芸人が参加して大いに盛り上がった結果、大喜利コーナーの優勝はN組となりました。
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続いてはネタバトルの後半戦へ。後半戦のトップバッターは「夢見るキリン」。誰も知らない「バチコイ吉田」のライブがよかったという男は、バチコイ吉田を「チコシダ」と省略して呼び、へんなタイトルの曲名を言っては笑いを誘います。
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2組目はピン芸人・西川ひろき。見た目はどう見ても女性、しかし本当は男性というニュータイプのピン芸人である彼(彼女?)は、女友達の恋愛相談を受けて、その不満をグチるボヤき漫談を披露します。
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続いてもピン芸人のヤスダカズヤが登場。ジャニーズっぽい格好で登場したかと思うと、ネタの内容も「思い出せない過去の出来事も、ジャニーズの歌を聴くことで思い出せるんです」と主張し、実際に曲を聴くことで何を思い出すのかやってみせるというフリップネタで会場を盛り上げます。
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4組目に登場したのは「オニオンブルドッグ」。トイレに入るところや、UFOを発見したときのジェスチャーに別のアテレコを入れたら面白くなるといい、全然違うセリフを入れてお客さんを爆笑させていました。
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続いては、ピン芸人のプリズム・セイヤ・ヨウイチ。百人一首を歌いながら紹介していき、特に蝉丸の歌を紙芝居風にユニークに解説し、お客さんを楽しませます。
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女性コンビの「タイプR」。「好きな人ができた」という話をする相方の話をよく聞くと、どうもデリヘル嬢のバイトをしているのでは?という疑問が持ち上がるのですが......。全編下ネタな上に最後の締めの言葉が「くらわすぞ!」という、なんともパンチの効いたネタを披露したタイプRでした。
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7組目は「エージレス」。園児と父親に扮し、漫才で親子の会話を繰り広げますが、一緒に出かけた父親が靴を忘れて出かけてしまい......。さらにボケ倒す父親に園児もウンザリです。
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8組目は「にっぱち」。人気者になりたいといい、そのためにはバンドや英語、漫画などの特技を身につけたいと話す相方に「新宿やん! 新宿になってもうてるやん!」とワケのわからないツッコミをし出し......。
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9組目はピン芸人・ベストひかる。甲冑を身にまとい、「甲冑武者」というフレーズが耳に残る歌を歌いながら踊るという独特なネタを披露します。
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続いてもピン芸人・てつじろう。自身をラグビー芸人だと話し、結婚式のスピーチでテンションが上がってしまい、マカを踊るという「ラグビーコント」を披露し、会場を盛り上げていました。
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ネタバトル後半戦、トリを務めたのは「ちぇしかおまぴー」。「森の中に引っ越したい」といい、「森でワンルームの一軒家に住んで、果物を売って暮らしたい」という相方に、「ちょっと待って。それ、『どうぶつの森』じゃない?」とツッコむ姿に爆笑が起こります。

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すべてのネタが終了したところで、続いては「クラス対抗即興絵描き歌」のコーナーへ。このコーナーでは、代表者が答えとなる絵を見て即興で絵描き歌を歌い、チームの中から3名がその歌を聞きながら絵を描いて、正解すればポイントが入るというもの。


「かたつむり」や「ぶどう」などの比較的簡単なものから、少し複雑な「アンパンマン」まで、3チームそれぞれ別のお題にチャレンジしますが、意外にも難しいように思われたアンパンマンで2人の正解者が出るなど、番狂わせもあったこのコーナーでは、S組が2ポイントを獲得し、優勝します。
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最後に、ネタバトルでのお客さんの投票も集計し、大喜利や絵描き歌すべてのポイントを合計した結果、優勝はN組に決定しました! さらに、ネタバトルでMVPに輝いたちぇしかおまぴーには、「RUSH#19、#20、#21の優勝者と4組合同で12月にYouTubeの特別配信番組に出演できる」という特典も発表されました。MVPの感想を聞かれ、「めちゃくちゃ嬉しいです!」と言ったあと、「面白いこと言えなくてごめんなさい」と謝る姿が初々しいちぇしかおまぴーでした。
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【ルパン】

『参地直笑 祭 in 旭区』で大阪市旭区のために作った創作落語「しあわせのシャッター」を桂文枝が初披露!

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11月23日(金・祝)、大阪市の旭区民センターで『参地直笑 祭 in 旭区』が行われました。この『参地直笑 祭』は、桂文枝の大阪市24区創作落語プロジェクトで、これまでにも住之江区や大正区など、各区の名所や名物、情報をふんだんに取り入れた、当区だけの創作落語を披露してきました。そして旭区でも、区民の皆さんの心つかむ落語を披露し、大いに盛り上がりました。

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まずは大阪市旭区住みます芸人のマイスイートメモリーズが登場。花谷が「マイスイートメモリーズのことを見たことありますか~?」と尋ねると、会場からは拍手が起こりました。その直後、「知らないぞという方~?」と質問をすると、こちらの拍手の方が圧倒的に多く、「顔と名前だけでも覚えて帰ってくださいね」と改めてご挨拶。拍手の練習で盛り上げ、「参地直笑 祭!」「スタート!」の掛け声で、開幕しました。

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オープニングトークでステージに文枝が登場するなり、大きな拍手と掛け声が飛び交いました。「いらっしゃ~い」のギャグでご挨拶する文枝。このギャグや長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』が生まれた秘話などを明かしました。『参地直笑 祭』で大阪市24区の落語を作っている文枝、旭区は5つ目となります。創作落語を作るため旭区に5回通い、旭区在住の弟弟子や大学の後輩からも情報を仕入れたと続けます。また、実際に商店街の方にリサーチしたと詳細に説明、一体どんな噺が出来上がるか期待が募りました。

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また、区内の史跡名勝の前で記念撮影を。その様子もバックスクリーンに映し出されました。「旭区はとにかく安い!」と声を大にする文枝。「住みよい街、かつ便利だと実感しました」と力を込めました。そうして出来上がった落語は「しあわせのシャッター」というタイトルに。各区のご当地落語に「しあわせ」とつけており、そこには「どの区の皆さんもしあわせになってほしい」との願いを込めているのだと文枝。

「しあわせのシャッター」を披露する前に、まずはスマイル、桂三実のネタで盛り上がります。登場したのはスマイル。早速「よしたかに似ている芸能人がいると思いませんか?」という瀬戸に客席からは微妙なざわめきが起こり、真剣白刀取りや、よしたかの"昔は悪自慢"では瀬戸の厳しいツッコミが終始飛び交い、会場を盛り上げました。

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三実は落語「味噌豆」を口演。店の丁稚と旦那が味噌を作るために炊いている豆をつまみ食いするという噺です。旦那の目を盗んで豆をつまみ食いする丁稚の定吉。その様子を愛嬌たっぷりに演じました。

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いよいよ創作落語「しあわせのシャッター」のお披露目です。マクラでは、「この世界に入って最初の仕事が旭区でした。52年半前、老人ホームで落語をしたんです」と思い出を語ります。そして、高齢になると旦那さんと奥さんの立場が逆転、女性がいかに強いかというエピソードで盛り上げました。

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「旭区の商店街でも高齢化社会が進んでおり、若い後継者に悩んでいるそうですね」と話しながらネタ「しあわせのシャッターへ」。商店街の会長、副会長を務める高齢の男性の会話から始まりました。娘が夫を連れてUターン、店を継いでくれるとうれしそうに語る副会長。「旭区のおなごは男を連れて帰ってくると昔から言われている」と、旭区民の皆さんならよく知っているフレーズを。「暮らしええのが旭区や」と言いうセリフでは拍手が沸き起こり、「衣料が安い、食べ物も安く、人が優しい。年寄は何でも教えてくれて、商店街の人も地域の子どもたちを自分の子どものように見守って育ててくれる」と、旭区の良さをアピールします。

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そのうち200軒ある千林商店街でも14、5店舗がシャッターが降りていることを憂う二人。「この頃は整骨院が増えた」というセリフではどっと沸き、どんなお店が旭区にあったかという思い出話や、今でも賑わう名物のネタでも盛り上がりました。噺はやがて副会長の自宅へと舞台を移します。そこで描かれる温かな家族のエピソードでほっこりしつつ、思いもよらない展開にどよめきが。それでも「しあわせのシャッター」というタイトル通り、心が温まる噺で魅了しました。

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最後は旭区の花田公絵区長と文枝とでトークを繰り広げました。司会進行を務めたのは三実です。まず、オープニングトークで映し忘れていた老人ホームでの高座風景を収めた写真を披露しました。文枝にとっては落語家になって初仕事の現場、「こんなにお客様が静かに聞いていると思わなかった。一番前にストーブが置いてあって、やかんの湯の方がやかましかったんです」と思い出を。続けて「ここでの体験はとても勉強になりました。このことが、今日につながっていると思います」と感慨深く語りました。

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「花田区長から見て師匠の落語はいかがでしたか?」と三実が尋ねると「ありがとうございます。『しあわせのシャッター』で声を出して笑い過ぎて、喉がカラカラです!」と声を弾ませる花田区長。「楽屋では太子橋公園のイチョウが話題になり、かつてはあのイチョウが御堂筋のイチョウになったと聞いて...」と花田区長、噺に組み込まれた旭区のエピソードに感激されているご様子です。『しあわせのシャッター』では、文枝の後輩がモデルになって登場。馴染みのある店名を文枝が口にすると会場はさらに沸きました。

落語を作るため何回も旭区に訪れた文枝。「意外と近かった」との印象を。そして「花田区長は旭区のどこにお住まいなんですか?」と尋ねると、「本当のことを言うと......都島区民なんです!」と驚きの発言が。会場もどっと笑い声に包まれ、「旭区は住むところがいっぱいおまっせ。私はいずれ、旭区に住もうと思います」と文枝が語ると、大きな拍手に包まれました。花田区長も「『しあわせのシャッター』のように、旭区を出て行った方たちがまた旭区に戻ってくるような街にしたい」と意欲を見せられました。

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最後に花田区長から花束を受け取った文枝は、「旭区には千林商店街のほかにも商店街がたくさんあります。もっともっとみんな元気になればいいなと思います。私は落語会で九州、北海道など全国を回っています。今回だけで終わらせず、日本各地で『しあわせのシャッター』を披露して、旭区を宣伝していきたいと思います!」と意気込みを語りました。

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ヨシモト∞ホール、クリスマス&年末年始キャンペーン今年も開催!

ヨシモト∞ホール、今年のクリスマス&年末年始キャンペーン情報をお届けします!
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<クリスマス>
①クリスマス限定!オリジナル「芸人サンタ缶バッジ」発売!
今年のクリスマスは、芸人がサンタクロースやトナカイに扮装したオリジナル缶バッジを制作します!販売はヨシモト∞ホールにて。
ファースト・セカンドクラスに所属するたくさんの芸人が参加します!
販売:1回300円(ガチャ)/2018年12月15日(土)~25日(火)

②クリスマスイヴ限定イベント開催!
12月24日(月)のクリスマスイヴの夜はヨシモト∞ホールでスペシャルイベントを開催!
来場者全員にクリスマスプレゼントも!

2018年12月24日(火)20:45開場 21:00開演 22:00終演@ヨシモト∞ホール
『GEININ ∞ X'mas PARTY 2018』
出演:LOVE(MC)/ニューヨーク/やさしいズ/空気階段/レインボー/ネルソンズ/ダイタク/男性ブランコ/サンシャイン/しゃかりき/世間知らズ/バビロン
★来場者全員プレゼント:芸人サンタブロマイド(ランダム2枚)
他にも12月22日(土)~24日(月)はヨシモト∞ホール・ヨシモト∞ドームにてX'mas特別公演が盛りだくさんです!是非お越しください★


<年末年始>
①あなたの2019年を占う!「芸人フォトみくじ」販売!!
毎回キャンペーンで大好評の芸人フォト、今回は2019年の運勢を占う「芸人フォトみくじ」として販売します!
芸人たちの正月仕様の写真に、新年を楽しく・ハッピーに過ごすための芸人からのメッセージや占いが入った特別グッズです。当たり特典として、毎回大好評の写メ会も実施!

販売:2枚入り・500円(税込)/2018年12月26日(水)~2019年1月6日(日)
ヨシモト∞ホールテレビ通り・ヨシモト∞ドームCAFÉにて販売
※2018年と2019年でデザインが変わります!
参加芸人:ファーストメンバー・セカンドメンバー

②こいつぁ春から縁起がいいや!アポロン山崎の占いの館、新春限定特別価格!
「過去・未来すべて当たる!」と絶賛されている占い芸人・アポロン山崎がヨシモト∞ホールのロビーにて開催している『占いの館』。
正月は新春特別価格として通常1回分(15分)の料金で30分受けられます!
この機会にぜひ、2019年の運勢を占いましょう!


≪キャンペーン概要≫
ヨシモト∞ホール2018クリスマスキャンペーン「X'mas ∞ FANTASY 2018」
ヨシモト∞ホール2018年末年始キャンペーン「ゆく年∞くる年2018→2019」
【開催期間】
クリスマス 2018年12月15日(土)~2018年12月25日(火)
年末年始 2018年12月26日(水)~2019年1月6日(日)
【開催会場】
ヨシモト∞ホール・ヨシモト∞ドーム

よしもと芸人のアート作品も展示販売される『OSAKA ART FES 2018@梅田 Hanshin』で、たいぞうの『お絵かきワークショップ』開催!

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12月12日(水)から18日(火)の間、阪神梅田本店8階催場で『OSAKA ART FES 2018@梅田 Hanshin』が開催されています。よしもと芸人のアート作品100点以上の展示販売も行われているこのイベント。初日の12日(水)17時からは、たいぞうによる『お絵かきワークショップ』が行われました。


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先着10名の参加者を対象に行われたこのワークショップ。会場にたいぞうが登場すると大きな拍手が起こります。挨拶のあと、たいぞうが今回は塗り絵に挑戦してもらうことを発表。このワークショップに使う作品について説明したほか、自分自身はプラス思考の絵を描くことなどを伝えつつ、塗り絵がスタートします。

たくさん並んだ雨粒や手、何かを引っ張っている子どもなど、用意された絵に参加者自身のイマジネーションで何かを自由に加えていくというのが、たいぞうの塗り絵のスタイル。「これは大喜利ですよ」と話し、参加者をリラックスさせつつ、スタートします。顔の無い人のイラストに、へのへのもへじを加えたり、雨粒に傘やてるてる坊主を加えるなど、参加者の自由な発想のイラストが披露されるたびに、拍手が起こりました。


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ここで後ろに飾られたたいぞうの作品について説明してほしいとリクエストが。たいぞうはいくつかの作品について、いつごろどういう経緯で描いたのか、何が描かれているのかなどを説明。参加者たちも驚いたり、感心したりしながら貴重な話しに聞き入っていました。

さらにたいぞうはこれまでのイベントなどで体験した絵にまつわるエピソードや裏話などを明かします。それを聞きつつ、塗り絵に没頭する参加者たち。みんなが少しずつ絵に集中していく様子に、たいぞうは「(僕の話しは)ラジオみたいな感じで聞いててくれたら」と伝えていました。


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続いて、線で描かれたシルエットの絵が何かを当てるクイズの時間です。「なんの絵でしょうか?」とたいぞうが絵をめくる度に、参加者たちから声が上がります。ほかにも何の仕事を描いた絵か当てるクイズや、童話のイラストを見てどこが間違っているかを考えるなど、全員がいっしょになって盛り上がり、ワークショップは終了しました。


12月13日(木)には、午後5時からアインシュタイン・稲田とMmeKIKI(マダムキキ)のコラボチョコ『いなだまチョコ』の先行発売会(1人3箱まで)&写真撮影の整理券(先着60名)を配布し、午後6時から7時の間に撮影会が行われます。この『OSAKA ART FES 2018@梅田 Hanshin』では、よしもと芸人のアート作品の展示販売のほかにも、数多くのアート作品を見ることができます。ぜひ足をお運びください!



【たいぞう】


優勝は「ハンサムトンカチ」!「RUSH #19~ヒーロー★ヒロインになるのは誰だ!?~」

11月23日(金)、東京・神保町花月にて「RUSH #19~ヒーロー★ヒロインになるのは誰だ!?~」が開催され、NSC24期生の22組が出演しました。
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本ライブは、現在よしもとクリエイティブ・エージェンシーが創立した芸人養成校、「NSC東京」に通っている現役生が出演するネタライブ。また、今回はお客さんの投票による審査で現段階のいちばん面白いコンビを決めてしまおうという、NSC生にとってはたいへん重要なライブでもあります。

さらに、この日の優勝者には、このあと開催される「RUSH#20、#21、#22の優勝者と4組合同でYouTube配信ができる」というご褒美つきとあって、出演芸人の気合も充分!

MCの3時のヒロインから紹介され、まずは7組が続けてネタを披露。
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トップバッターの「アニマルシロップ」は漫才を披露しますが、練習をしすぎたせいで声が出ないという痛恨のミスで、ネタの内容よりも声のユニークさが目立つ漫才となってしまいます。
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続く「フランポネ」も漫才を披露するのですが、こちらはスイス出身の外国人女性と日本人男性の夫婦漫才コンビ。こちらもまずはそのルックスに度肝を抜かれるお客さんが多かったよう。
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人形のヒデキくんと「男女間の友情について」話し合うピン芸人・すがいは、続いて「女と女の友情」「男と男の友情」について、ヒデキくんにそのアリナシを問うのですが......。話が徐々にあらぬ方向にいってしまい、くすくす笑いが広がるコントとなりました。
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「二人の夏」も、フランポネに続いて男女漫才を披露。ラーメン店の店員に扮した女性が、そのヘンテコな接客ぶりで、客(男)を翻弄するというドタバタを演じます。
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5組目に登場したのは「牛頭」。ウシガシラ、と読む変わった名前のコンビはコントを披露。「一緒に松茸ごはんを食べよう」と約束していた友達が、おみやげに味の濃いエビチリを持って現れたことに対してブチギレる男に笑いが起こっていました。
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続く「おばあちゃん」は、その名のとおり(?)年配の女性が一人語りのネタを披露します。登場するなり「介護保険って知ってます?」と客席に話しかけ、最初のつかみで見事に笑いを起こしていました。
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最初のネタブロックのトリを飾ったのはトリオの「お茶濁ス」。ひとりが「ジャンケン必勝法を知ってます!」と豪語し、3人はジャンケンを始めますが......。個性の強い3人のコントを、お客さんも興味津々で見守ります。
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予選第1ブロックが終了したところで、ネタをした生徒に話を聞くため、7組が集合します。3時のヒロイン・福田が「"おばあちゃん"って、コンビ名かと思ったらほんまにおばあちゃんやん!」と驚くと、おばあちゃんはニッコリ。「いや話うまいですね!」とほめますが、「笑って天国に行きたい」というおばあちゃんに「気つかうわ!」とツッコむ福田でした。また、フランポネは結婚6年、コンビ結成2カ月だそうで、「結婚の方が長いパターン、珍しいんちゃう?」と感心されていました。

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続いて第2ブロックへ。最初に登場したのは「ヒノトリ」。自らのネタを「ファンタスティックコント」と題し、未来の3Dケータイが出てくるコントを披露します。また、勝手にアンコールを始めるなど、まさに「未来のコント」を体現(?)する2人。
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2組目は「大角学」。変わったコンビ名かと思いきや、ピン芸人の名前だったのですが、現役の税理士だという変わった経歴を生かしたネタで、お客さんを感心させていました。
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「ワンダーランカー」は、"ファンへの神対応"をテーマにした漫才を披露しますが、やってくるファンが変わった人で、シミュレーションがなかなかうまくいかず......。
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続く「ポンプラス」は、泣いている子どもをあやす方法についてシミュレーションしますが、子どもを泣き止ませるために"新しいお母さん"を連れてきたり、アンパンマンではなくなぜかジャムおじさんを連れてきたりとトンチンカンなあやし方で笑わせます。
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5番目に登場したのは「サマソ」。コンビニでバイトをしているという片方が、もう一人から「店員のやり方を教えて」と言われますが、なぜかすべての言葉が「カムカムレモン」に聞こえてしまい......。オチがわかっていても笑える、不思議な漫才を披露していました。
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「フラワーロック」は"屁"をテーマにした漫才を披露。屁が勉強を教えてくれたり、ファッションにもアドバイスしてくれるだけでなく、デートをすると彼女の屁と会話をする......と言い出す、かなりシュールな漫才で沸かせます。

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第2ブロックのトリはピン芸人「セイゴマン」のコント。なんでも叶えることのできるランプの魔人に、「代わりにバイトやって」と、居酒屋のバイトのヘルプを頼む男。その願いの内容に納得がいかないながらも、しぶしぶ居酒屋のバイトの面接を受ける魔人の様子が笑いを誘っていました。
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第2ブロック登場後も全員集合し、トークコーナーへ。福田が「さっきのブロックに比べて、正統派やなぁ」と感心しながら、サマソに年齢を聞き、26歳と聞くと「正味50歳ぐらいかと......」とその貫禄っぷりに驚きを見せます。

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第3ブロックは全8組が登場。トップを飾ったのは「ハンサムトンカチ」です。"お年寄りクイズ大会"をテーマに、いろんなおじいさんを演じ分ける器用さを見せ、勢いのある漫才を披露していました。
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続いては木山タクノリ。"命をもてあそぶミスターK"に扮し、覆面姿でモニター越しに集められた人々に話しかけるのですが、どうにもクールになりきれず......。ところどころに人のよさが出てしまうミスターKに笑いが起こります。

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3組目の「ヨシカワ」は、「今いちばん女子ウケする職業は料理人」だと言い切り、料理人に扮するのですが、何を作っていても最後にできあがるのがチャーハンになってしまうという驚きの料理技(?)で沸かせる漫才を披露。
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「ササタニ」は自分のことをみんなに知ってほしいので、自分の「トリセツ」を作ってきたと明かし、"好きな〇〇"をどんどんあげていくのですが......。
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ピン芸人・そのこはJRの電車の音などをキーボードで再現したり、『サザエさん』のタラちゃんやJRのアナウンスなどのモノマネを披露するなど、ピン芸人ならではの小技を効かせた芸を披露しました。
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6組目に登場したのは、この日唯一の女性コンビ・チョコレートランド。好きな人ができたのだが、どうしたらいいかと相方に聞きますが、肝心の相方はカブトムシとクワガタの話題など、恋バナとは無関係のウンチクを話すばかりで......。
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「ひょっとこおかめ」は"アヒルの初恋"というコントを披露。アヒルとハクチョウの恋物語(?)なのですが、着ぐるみが出てくる中、ほとんどセリフもなく、音楽のみで進行するという斬新なコントでした。
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大トリを飾ったのは男女コンビの「楽しい夜更かし」。それぞれインスタにハマっていたり、自転車を練習しているという2人。男が家の中で自転車を練習中に転んで不思議な体験をしたと話すのですが、それがどう聞いても臨死体験にしか聞こえず......。
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最後の3ブロック目の全組が終了したところで、第3ブロックの出演者が勢ぞろい。ミスターKやアヒルがそのままの姿で集合したのを見て、福田が「顔出さへん人多くない?」とツッコミを入れます。するとミスターKは「まさかのかぶりものかぶりですよ!」と言いますが、サラッと流されていました。
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女性コンビが1組しかいなかったところで、最近の傾向を聞くと、「最近は男女コンビが多い」という話を聞いて「そうなんや~!」と驚く3時のヒロイン。するとかなでが、前のコンビを組んでた時にRUSHに出たことがあるが、その時のMCも福田だったことを明かします。すると福田は「へぇ~っ、私、RUSHのMCやってたんや~」と、完全に人ごとのような発言で笑わせていました。

ゆめっちは、自身が出演するNSCの卒業ライブに行く途中で交通事故にあい、足を引きずりながら出演したそうで、「なんかね、不運なの~」となぜかニッコリ。すると、ここでようやくアンケート集計が終わり、それぞれのブロックの優勝者3組(お茶濁ス、ヒノトリ、ハンサムトンカチ)が決定!
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最後はその3組がもう一度ネタを披露し、最後はお客さんの拍手で優勝者が決定されます。ヒノトリは先ほどと同様"伝説の剣を抜く"というファンタスティックコントで笑わせ、ハンサムトンカチは競馬とバーゲン会場が似ているといい、バーゲン会場でのおばさん同士の攻防を競馬の実況中継のように迫力ある早口で解説し、会場を沸かせます。最後にネタを披露したお茶濁スは、銀行強盗をシミュレーションするのですが、ことごとくうまくいかず......。強盗のくせに、何度も落ち着こうとする姿に笑いが起こっていました。
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3組のネタが終わったところで出てきた福田は一言「全員売れそう!」と言い放ち、みんな嬉しそうな表情を浮かべます。ラストは3組が集合し、お客さんに拍手をしてもらった結果、優勝はハンサムトンカチに決定しました!
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「嬉しくて泣きそう」という2人は一緒に住んでいるそうで、仲のいいコンビなんだとか。NSC24期生がネタで優劣を決めたことは今回が初めてらしく、生徒たちにとってもレアな体験だった『RUSH #19~ヒーロー★ヒロインになるのは誰だ!?~』は大盛況のうちに幕をおろしました。


【3時のヒロイン】

2018年12月12日 (水)

RADIO FISH 3rdアルバム『NEWTON』配信限定リリース決定!!

オリエンタルラジオ 中田敦彦のラジオレギュラー番組、ニッポン放送「中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」(毎週水曜日18:00~20:00)にて、RADIO FISH 3枚目のアルバム『NEWTON』(配信限定)の発売決定、アーティスト写真とジャケット写真を併せて解禁されました!

2016年に「PERFECT HUMAN」で爆発的ヒットを生んだRADIO FISH。
翌年2017年から自身初の全国ツアーも開催し2018年9月名古屋を皮切りにスタートした『RADIO FISH 2018 TOUR "NEWTON"』では東名阪3箇所を全てソールドアウトにするなど、精力的な活動を続けています。

今作品の収録曲は、『RADIO FISH 2018 TOUR "NEWTON"』で初披露した「No.55」「Gambler」「また逢える日まで」の他に、ツアーファイナル東京公演からRADIO FISH初のライブ音源を5曲収録した全8曲となります。ジャケットのデザインはRADIO FISHのクリエイティブチーム"CATTLEYA TOKYO"が手がけています。

新アルバム『NEWTON』は、12月14日(金)よりiTunes Storeでプレオーダーが開始となり、先行配信で「No. 55」が、iTunes Store、Apple Musicにて視聴可能となります。

<商品概要>
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■アーティスト名:RADIO FISH
■タイトル:『NEWTON』   
■発売元:よしもとミュージック・エンタテインメント
iTunes StoreプレオーダーURL:https://itunes.apple.com/jp/album/1445392083?l=ja&ls=1&app=itunes
※2018年12月14日(金)〜

☆配信スケジュール
2018.12.28(金) iTunes Store, Apple Music先行配信
2019.1.9(水) 配信スタート


<RADIO FISH>
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2014年結成。6人組のダンスボーカルグループ。
それぞれの役割をボーカルやダンサーとは呼称せず、御神体、SHAMAN、SKILL-MASTERと呼ぶ。
2016年に「PERFECT HUMAN」の楽曲で大ブレイク。『WEB TV ASIA SONG OF THE YEAR』受賞。有線大賞話題賞受賞。レコード大賞企画賞受賞。NHK紅白歌合戦出場。
2017年から始まった初の全国ツアー『RADIO FISH 2017-2018 TOUR "Phalanx"』ではアーティスト・芸人を超えたエンターテイナーとしてのステージを披露。大好評ののち、待望の第2弾全国ツアーを遂行することが決定した。
既成概念に囚われない表現活動を提唱し、新しい方法論で演芸会と音楽界を股にかける。

よしもと若手芸人のアート作品を100点以上展示販売する『OSAKA ART FES 2018@梅田 Hanshin』開催!

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12月12日(水)から18日(火)までの間、阪神梅田本店で行われるのが『OSAKA ART FES 2018@梅田 Hanshin』です。阪神百貨店で30年以上続いている年末恒例の『歳末美術展』が『OSAKA ART FES』としてリニューアル。今年は約80名のよしもと若手芸人が"夢"をテーマに制作したキャンパスアート作品並びに私物カスタマイズ作品、計100点以上を展示・抽選販売します。芸人たちの作品は『よしもと漫才劇場 Presents YOSHIMOTOアート in 京都国際映画祭』でも展示されていて、来場者の「欲しいね!」投票で決定した上位20位以内がマグネット、5位以内は倉敷帆布製バッグとしてグッズ化。本フェスティバルでは販売も行われます。12月12日(水)の開催初日には特別企画として、アートコレクター兼京都国際映画祭アートプランナーであるおかけんたによるギャラリートークも開催されました。


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8階催場へ登場したけんたは、まず今回の『OSAKA ART FES』について説明。「アートというものは見た方の心に残るもの」と話し、芸人がトークなどで笑いをとってもそれは形として残らない、でも今回は作品として初めて形として残ると力説。こういう活動をしながら、それが芸に活かせるようになればと願いを込め、「もう1つの才能を自分の分身としてお客さんに見てもらえる、それが一番だと思う」と話しました。

そして、今回は自分で値打ちをつけてくれということで、芸人に値段をつけてもらったと明かし、欲しい作品がある人は抽選で手に入れることができると説明。14日(金)午後6時30分からの途中経過の発表までは、どれくらいの人がその作品を欲しがっているのかわからないシステムとのこと。今回は3,000円からという安い価格なので平等にした方がいいということで、抽選という形をとったと話しました。さらにコミュニケーションツールとして作品を楽しんでもらいたい、とも。


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実際に展示されている作品を見て回りつつ、トークは続行。先日M-1グランプリで優勝した霜降り明星の作品については「作品を見ると芸人なんだなとわかる」と解説。ゆりやんレトリィバァの作品は「最初(本人は)100万円と言っていた」と値段に関する裏話も披露。しかし「それでもいい、それが彼女の作品だから」と説明しました。さらにアインシュタイン・稲田の作品については「本人は全く気がついていないのに、こういう形で作品を作ったというのが驚き」と話し、すでにフォンタナに追いついていると絶賛。さらに稲田がデザインされたチョコレート「いなだまチョコ」についてもかわいいと高評価でした。


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投票によりグッズ化されたトートバッグやマグネットの販売コーナーでは、1位を獲得した祇園・櫻井の作品について、作品としてキャッチーなことはもちろん、グッズにしてもいい、とこちらも大いに感心している様子。お客さん目線でどれを買いたいかという質問には、改めて稲田の作品を挙げ「フォンタナを知らないのにこんなことをしたという勇気に拍手」と称えました。トイレに飾りたいのは1日の反省ができるということで、霜降り明星・粗品の作品をピックアップ。そこから吉本芸人以外の展示作品にも足を運ぶなど、けんた自身も大いにこのイベントを楽しんでいました。


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12月12日(水)午後5時からは、たいぞうによる『お絵かきワークショップ』を開催。さらに12月13日(木)午後5時からはアインシュタイン・稲田とMmeKIKI(マダムキキ)のコラボチョコ『いなだまチョコ』の先行発売会(1人3箱まで)&写真撮影の整理券(先着60名)を配布し、午後6時から7時の間に撮影会が行われます。どの芸人の作品が高い評価を得るのか、誰に何人の買い手がつくのか!? アートを身近に感じられること間違いなしの『OSAKA ART FES 2018@梅田 Hanshin』にぜひ足をお運びください!



【おかけんた】


笑い飯・哲夫が自身初の本格青春小説『銀色の青』について語る!「改めて読んで、時間返せやって思いました」

今年11月に初めての本格青春小説『銀色の青』(サンマーク出版刊)を発刊した笑い飯・哲夫。

本著は、そこそこの進学校に通う高校生・田中清佐(きよすけ)が、ある日、クラスメイトで野球のエースピッチャー・ベースに100円を貸したことから始まる物語。思春期ならではの心の葛藤、友達との距離感など細かやな心の機微が繊細且つ緻密に描かれた1冊となっています。

よしもとニュースセンターでは、笑い飯・哲夫を直撃。発売から1ヶ月以上経った現在の心境、そして本著への思い、読書家として知られる彼が思う本のよさなど余すところなく語ってもらいました。
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――発売前は小説を出すこと自体を随分と恥ずかしがっていた哲夫さんですが、時間が経って心境に変化はありましたか?

「今はもう諦めている感じですね。いつも例えていることなんですけど、風呂場で自作の曲をカッコつけて歌うてて、あがった時に母親から『あんた、歌うまいやん』って言われるのって、めっちゃ恥ずかしいじゃないですか。まさにそういう気分やったんですけど、今は全然知らん人から面白かったと言われるようになったので、恥ずかしい気分がだんだんマシになってきました。桂吉弥さんっていう落語家さんや本を渡した後輩がめっちゃ面白かったって言うてくれてますし、いろいろと反響もチェックさせてもらってます。売れ残るのがいちばん嫌なんで売れ行きや評判が気になって、めっちゃ検索するようになりました」

――そんな心配をよそに、書店からの評判がよくて初版からすぐ増刷されたと伺いました。

「最初に1万部刷ったと聞いて、えぇ、1万?って驚いてたんですけど、増刷になりまして。本屋さんが置いてくれるんはありがたいんですけど、売れ残るんちゃうかと未だに心配です」

――小説についてはいかがですか。発売して少し経ったので、また違う気持ちが湧いてきたんじゃないかなと思いますが。

「製本されたもので読み返してみたんですけど......おもろいですねぇ。後味ゼロにしたい、なんでこんなん読まなあかんかったんやっていうのが最終的な読後感になればいいなと思ってたんですけど、自分で読んでみて"時間返せや"と本当に思いました」

――ははは! 確かに......最後までにいくと、そんなことだったの?感は持ちました。

「そうでしょう。全然読む価値ないやんって思うというか、そこを目指してたんです」

――普通、小説を書くとなると形として残る分、価値あるものにしたいと思いそうですけど、哲夫さんはそうではなかったんですね。

「えぇ。価値のある本をいろいろと読ませてもらっているので、自分がそんなところに乗り込むなんてことはできないなと。やから、真逆にいった感じですね」
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――高校生が登場するお話は、どういう経緯で決められたんですか。

「出版社さんとの打ち合わせで後味ゼロのものや時間を返せってなるものを描きたいという話をしている中で、貸した100円を返してくれへんってずっと悩むしょうもない話にしようということになって。そういうことで悩むのは高校生かなというところからの自然な流れで、こうなりました。100円って返してくれんでもええやんってなりそうでもあり、返してほしいなって思う金額でもあるっていう、あるあるですかね。みんな、1回はそんなん思ったことあるんちゃうかなと思ったので、そういう設定にしました」

――読後感にそういう意図があったとしても、100円を返してほしいと悩む話を膨らませるのは大変だったんじゃないですか?

「そうですね。ただ、スカみたいな題材だけに紆余曲折、右往左往する様を入れていくのは、作業として楽しかったです。出版社さんから100円を返してほしいと悩む内面描写だけで終わらせんとってくださいね、波は作ってくださいねと言われていたので、そういう波を作るのが楽しくて。あと、僕は三島文学の喩えの量とか心理描写が好きなので、多大にパクってる感じがあります。そう、パクリです。今まで自分が読んできて、あれおもろいな、これおもろいなって思った部分が自然と染み付いているので(そういう描写が)入ってしまいました」

――パクリというより、影響を受けた部分が表現として反映されたということですよね(笑)。好みの文体に近くなるのは自然な流れだと思いますが、本作を拝読して10代ならではの世界の狭さがよく表れているなと感じました。また、笑い飯さん、哲夫さんが作られる笑いの世界観とも近しいものがあるなとも思ったんですが。

「1つの設定があったとして、その手前のところでずっとボケ合っているというのが、割と好きですからね。例えば、おばあさんの重たい荷物を持ってあげるという設定なのに、歩き出しのところでウンコを踏んでしまって、結局おばあさんのところまで行き着かへんみたいなんが好きなんです。やから、100円返してくれなんて早よさっさと言えやっていうだけのことなのに、その手前でずっと悩んでいるっていうところは、手前でボケる感覚と確かに似ているかもしれないですね。結局、僕は引っ張りが好きなんです。千鳥で言うたら、おぬしっていうネタとか好きでツボにハマりましたし、もうええって!みたいなお笑いが好きなので」

――主人公の清佐は100円のこともそうですし、友達のことも女の子とのことも考えが割と留まっている人ですよね。

「うだつが上がらんというかね。一歩が踏み出せない感じって誰しもが持っていたことでしょうから、その辺も思春期のあるあるなのかなと思ってます。自分のことを全部入れていると思われるかもしれないですけどそうじゃなくて、8%くらいの自分自身の中のあるあるを投入している気がします。僕の高校時代の同級生ってみんな、めっちゃいいヤツらだったんです。正五角形の性格分布図があったら均等に正五角形ができる雰囲気のヤツが多かったんですけど、今回はいろんな人格を集めて、正五角形の1つの頂点をぶわーっと伸ばしたような人を3人ほど作り上げました。そうなると自然とスクールカーストが生まれるんじゃないかなと思うんですが、頂点にいる人間でも結局、思春期のあるあるの部分が存在すると思っているので、ぜひスクールカーストの頂点にいるような人にも読んでもらいたいですね」

――執筆期間はどれくらいかかったんですか?

「大体3~4ヶ月かな。昨年の12月末にインフルエンザになって、仕事を5日間休まなあかんことになったんですよ。その間、めちゃめちゃペンが進みました。あと、僕は5冊の本を出しているんですが、今まで架空の人物に架空の名前を与えたことがなかったんですよ。とにかく照れくさくて。以前、官能小説を書いたときも固有名詞はまったく出してなくて、なになにな奴っていう描写にしているんです。やから、固有名詞を与えたというのが、自分の中では一歩踏み込んだ作業になりました。また、敬体と呼ばれるですます調ではなく、常体と呼ばれるである調で書いたんですが、それも5冊目で初めてでした。言い切りにすると、体言止めが有効に使えるんですよね。で、使うと、めっちゃカッコよくなるんです。そこも恥ずかしくて。インパクトを残すために編集者さんも『ここは体言止めにしたほうが』みたいなことを言うてきて、さっきもやったから恥ずいねんなぁと思いながら(笑)、体言止めを使わせてもろうてます」

――登場人物に名前をつけたり、体言止めしてたりするのが恥ずかしいなんて、今まで思ったことがなかったです。

「恥ずいんですよぉ。僕とか私っていう一人称も今まで使ったことがなくて。今回も僕やったらかしこまりすぎてるし、俺やったらイキりすぎてるし、私やったら主人公が男の子の場合はちょっとおかしいしって考えていたら使えなくなったんです。で、一人称で始めるよりは、主人公に固有名詞を用いた神目線にしたほうが、自分の恥ずかしさはましかなと思ったんですね」

――主人公の名前はどうやって決められたんですか?

「『犬神家の一族』に出てくるスケキヨっていう名前が好きなので、逆さにして清佐にしたんです。そういうアホらしさが入ってくると、照れが半減するわけですよ」
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――(笑)。どうしてそんなに恥ずかしいんでしょう?

「なんででしょうね? 元々、恥ずかしがり屋の目立ちたがり屋で、芸人をやってるのも目立ちたいからなんですね。ちっちゃい頃は目立ちたいと思っていても恥ずかしいから前に出られへんかったんですけど、段々前に出られるようになると目立ちたがり屋のほうが上回ってきて。けど結局、根底にあるのが恥ずかしがりなのでこだわりっていう部分に恥ずかしさが集約してしまうんです。で、俺なんかが体言止めしてええの?とか思ってしまうわけです」

――ある意味、自分を客観的に見すぎてしまっているんですね。

「そうかもしれないですね。あと、今作の中で僕とは書いてないですけど、たまに一人称目線になっているところもあるんですよ。三島の文体でよくあるのは、ナレーションが情景描写をしているのかなと思いきや、主人公の目線やったりするっていうことなんですけど、今回はこれもパクらせてもろうてます。あと、過去形の中に時たま現在形を入れることによって、風景が浮き上がるという書き方も取り入れていて......。そういう手法、カッコいいんですよ。やっちゃってるんですけどねぇ、恥ずいんです! カッコつけやなぁって思われることをやってます(笑)」

――(笑)。

「あと、クエスチョンマークとビックリマークとかの記号を使うのも、恥ずいから使いたくなくて。今までメールやSNSでもほんまに使ったことがないんですけど、歴史に残る大事なメッセージを書くときだけ、ビックリマークを入れるようにしてるんです。最近使ったのは、小室哲哉さんが引退しはったときかな? Twitterに『TKサウンズは最高です!』って書いたんですけど、この本では使ってません。なんやったら、クエスチョンマークも使いたくなかったんですけど、1ヵ所だけ入ってまして。(と、本をめくり出して)......18ページにあるんです。編集者さんがつけてきたクエスチョンマークに全部つけたくないって返したつもりやったんですけど、消し忘れたのかもしれないですね。けど大事な箇所なので、ここだけはあってもいいかなと思います。ないしは、編集者さんがここだけつけたほうがいいという意図で残してくれはったんかもわからないですけどね」

――哲夫さん、本がお好きだと思いますが、どんなところに魅力を感じているんですか。

「本のよさって半分読んだ時に、"半分まで来たー"って思えるところですよね。そこから早よオチが知りたくて、読むスピードが上がるんですけど、もうちょっとで終わるっていうヒリヒリ感、もうちょっと続いてほしいのに終わってしまうっていうワクワク感をページ数で確認できるのがいい。あと、5ページくらいしかないって思う瞬間は、袋とじくらいのありがたみが表れてるなとも思います」

――そういう意味でも、本著は本で読むことが活きている気がしますよね。オチが......ああいう感じですから(笑)。

「そうですね。さっきも言ったように、後味ゼロになるか、そりゃ何も残らんわなっていう気持ちを楽しんでもらえるはずです」

――今回は恥ずかしがりながら小説を書き上げましたが、今後も執筆への意欲はありますか?

「売れ残ると俺なんかが書いてはあかんのやと思いますが、もし売れ残らないならば書きたいですね。今はまた別の本を書いてるんですけど、依頼をいただければ書いていきたいなと思います。が、とりあえずはこの本が売れ残らないように、みなさんに買っていただければありがたいですね」
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