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2018年12月

NSC東京24期生が青春物語を熱演! 芝居公演『男祭』レポート

現在、プロのお笑い芸人を目指して奮闘中のNSC東京24期生。11月23日(金)~25日(日)、東京・神保町花月にて、そんな彼らがネタや芝居の成果を披露する中間発表会が行われました。

最終日に行われた芝居公演『男祭』は、高校時代に後悔を残したままパッとしないキャンパスライフを送るハラ(ナイトメアカオスドラゴン・原)が、タイムスリップし青春をやり直す物語です。
オープニングは、ハラが所属するダンスサークルのパフォーマンスで幕を開けます。サークル所属の学生を演じるのは、尾島亜寿紗、かとまゆ、北川先生、ぎょーむてーけー・木林、サチコ、上下関係・仁木、なるちゃむすん、ビートバン・佐々木、ひょっとこおかめ・工藤、ペガサスとミラーボール・ヲ、ベストコンディションズ・八次、ペペロンチーノ・キャンディ、ポンプラス・浅野ら、ダンス選抜メンバー。全員で見事に揃ったダンスを披露します。
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大学で浮いているハラは、その原因が自分の高校時代にあると思っていました。あの時全力を出せていたら......。でもあんな男だらけの生活には戻りたくない......。そんな矛盾した思いを抱えるなか1本の電話を受け取った彼は、その直後、ひょんなことから高校時代にタイムスリップしてしまいます。
ハラが通っていたのは、全寮制の男子校・神保町高校。そこで応援団に属していたハラは、かつての仲間たち――熱血なヤマジョウ(ユトレスト・山條)、ずっとわけのわからないことを叫んでいるニッタ(ポンプラス 新田)、硬派ぶっているモリ(ビギナーズラック・森)、新人のナツメ(灘ジェニー・夏目)と再会します。
"校長から頼まれるがままに水泳部の応援をしてしまった"という過去を変えたいハラ。強豪校相手に戦う野球部の予選一回戦を応援したいハラは、今度こそは後悔しないようにと、校長(セイゴマン)および水泳部のタナベ(ダイバー・バレル・田邉)にキッパリと自分の意思を伝えるのでした。
応援団のメンバーはそれぞれ個性的なキャラクター揃いで、ボケたりツッコんだりと息の合った掛け合いを見せます。また、校長は強すぎる沖縄弁、タナベはまったく例えになっていない例えネタで笑いをかっさらっていました。
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一方、フルイチ(金魚番長・古市)、フクシマ(ナイトメアカオスドラゴン・福島)、コガ(こがだんごくん)、アイザワ(バイブスバイバイブス・相澤)、ヤベ(リュックサック・矢部)、オオタニ(バレーボーヤ・ピッピ大谷)ら野球部メンバーは、顧問のフクナガ(成天・福永)、マネージャー・コウヨウ(ペガサスとミラーボール・光洋)のもとに一応集まってはいるものの、まったく野球の練習に熱が入っていません。
そんな彼らの姿に落胆し喝を入れるハラ。スエミツ(ピンクドミサイル ・末光)、シシド(バレーボーヤフルーツボンバー・獅子童)、サカハシ(バイブスバイバイブス・坂橋)ら不良グループにも、せめて出場停止になるようなマネだけはしないようにと釘を刺します。しかしその忠告もむなしく、3人の不良は強豪・吉本高校のキキョウハラ(桔梗原健悟)、スケガワ(バイブスバイバイブス・助川)と一触即発な事態に! ......と思いきや、サカハシが大声でイキがるシシドにキレて彼をボコボコにするという仲間割れ的な展開になり、意外な流れに客席も思わず笑ってしまいました。
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その頃、主将のクシノ(灘ジェニー・櫛野)は、吉本高校から転校してきたばかりのオオイシ(フルメタルボタル・大石)と話をしていました。有能なピッチャーでありながら、試合に出たがらないオオイシを説得していたのです。オオイシがクシノの言うことをスルーするも、クシノがしつこく食い下がる流れが繰り返され、その天丼ぶりがシリアスなシーンの中にも笑いをもたらします。
そこにやってきたハラは、幼馴染であるオオイシに試合に出るべきだと説得するのでした。なぜなら、オオイシの父親は1年後に死んでしまうから――。タイムスリップ直前、その死の知らせを受けたハラは、未来を変えるべく動き回っていたのでした。しかし、父親のせいで転校するはめになったというオオイシは、野球に対して強い拒否反応があるようです。
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ハラの異常な情熱に動かされ、応援団のメンバーはサボり気味な野球部を見張ることに。そして、野球部の生徒たちも少しずつ前向きになってきます。オーラの話ばかりするフクシマと、フルイチやニッタのアドリブでのやり取りには客席からも大きな笑いが起こっていました。
一方、ハラはオオイシの父(正天・成田)と会って話をしていました。借金の問題で転校せざるを得なくなったということで、父親も、オオイシが野球を再び始めることはあきらめているよう。しかし、ハラの行動は彼の心を動かしたのでした。
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野球部はオウエン(ユトレスト・おうえん)という吉本高校の怪物級ピッチャーに恐れをなしつつ、クシノがやる気がなさそうに見える顧問のフクナガに思いをぶつけたことで、徐々に団結力を高めていきます。その熱は応援部にも波及し、そしてついにはオオイシにも......。主人公・ハラの奔走が実を結ぶアツい展開に、思わず引き込まれます。
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1か月特訓を積んだのち、いよいよ迎えた試合当日。吉本高校と繰り広げる白熱の試合は3回を終えたところで、3-3の同点に。結局負けてしまったけれど、強豪とここまでやりあえたこと、全力を出せたことにハラは満足していました。
そんな彼を未来に連れ戻すのは、なんとフクシマ。思い返せば、高校のころ、フクシマなんていう人物はいなかったのです......! 衝撃の展開に客席からも思わず驚きの笑いが漏れました。
こうして未来に戻ったハラを待っていたのは、大学で浮いていない自分と、オオイシからの「親父が退院した」という報せ。ハラにとっていやだったはずの男だらけの生活も楽しい思い出に変わり、かつての仲間たちとの集まりを"男祭"と称し楽しむ余裕ができたのです。希望あふれるエンディングには、さわやかな気持ちにさせられました。
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最後には、ダンス選抜メンバーがステージで「落書き」を踊り、演技選抜メンバーは客席で応援。その楽しげな様子には、思わずほっこりさせられました。NSC東京24期生の、今後の活躍に期待大です!

ジャルジャル、圧巻のクオリティで全国ツアー『JARU JARU TOWER 2018』を完走! 後藤「たくさんのお客さんの前でできて幸せ」

11月4日(日)、東京・ルミネtheよしもとにて、ジャルジャル による全国ツアー『JARU JARU TOWER 2018』がファイナルを迎えました。
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2006年の初単独ライブから『ジャルってんじゃねぇよ』というタイトルで新ネタライブを開催してきたジャルジャル。昨年より『JARU JARU TOWER』にタイトルを一新して、名古屋、大阪、福岡、東京をまわる全国ツアーを開催。ファイナルとなった東京では、同月2日(金)より3日間連続で公演を行いました。

単独ライブを開催するたびに、10本前後の新ネタを披露しているジャルジャル。12ヵ月連続でDVDをリリースするなど、とにかくネタ数が多いことで知られる彼らですが、単独のタイトルを『JARU JARU TOWER』と変えてからは新ネタを作り続けることはもちろんのこと、全体の構成にも毎回、新しい工夫が。昨年の1回目となったツアーでは観客の拍手の大きさを測定して1位を発表、2回目のツアーではそれぞれのコント上の物語が行われる前に何が起こっていたのかをVTRで流すなど、コントを最大限に楽しむ仕掛けを施してきました。

今回は、オープニングコントからエンディングコントまで全12本すべてが1つのショーのように展開していく構成に。また、2人の登場人物のうち、どちらか1人が必ず舞台上に残って、幕間もその人物でい続けるだけではなく、次のコントもその人物として登場しながら、ネタとネタがリンクさせていきます。キーワードとも言うべきセリフ、またコントだからこそ順応できる設定などで細やかにコントを繋ぎながら物語性も大事にしつつ、さらにスピード感のある怒涛の掛け合いで観客の興味をぐいぐいと引き寄せながら、最後まで怒涛のコントを見せ続けました。
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その後、流されたVTRで今回の舞台裏の紹介されると、客席からは感嘆の声が。「どちらかはずっと出てTOWER」という裏タイトルが明かされると、大きな拍手が起こります。
コント衣装のまま、舞台に再び現れたジャルジャル。「いやいやぁ」と切り出した後藤は「最終日、なんとか終わりましたね。こんなにたくさんのお客さんの前でできて幸せです」と感謝。一方、福徳は「しんどかったなぁ」と素直に感想を語ります。また、YouTubeのジャルジャル公式チャンネルにて毎日1本コントをアップしていることから、後藤が「男性のお客さんが増えて、笑い声に厚みが出た」と正直に話すと、観客からドッと笑いが起こりました。
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今回の単独ライブが収録されたDVDは、来年2月13日に発売。これまでDVDのために収録用のライブを行っていましたが、単独そのものがDVDとなるのが今回が初めてとなります。
大きな拍手が起こる中、福徳が「めでたいよな。せっかくやからお祝いしたいよな?」と話すと、コント中と同じような展開に。観客がざわめくまま、公演は終了。コントの世界観そのままをリアルに体現しながら、単独ライブは幕を閉じました。


【ジャルジャル】

2018年12月11日 (火)

マルセイユ・NGK初単独ゲストにテンダラー、吉田たちの出演が決定!

1/25(金)に行われるマルセイユのNGK初単独ライブ。
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こちらの公演「TRANSITION」 にゲストが決まりました!

上方漫才大賞を見据えて、大賞と新人賞受賞経験のある2組、テンダラーと吉田たちが出演致します。

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マルセイユ本人のコメントもご紹介します。

<津田>
上方漫才大賞を見据えて、『漫才師』と誰もが尊敬する先輩方にゲストで出演して頂きます!
終演後に『漫才ってやっぱりええなぁー』と思って頂けるライブになると思います!
是非遊びに来てください!

<別府>
芸人になってコンビになって目標にしていた舞台!期待してください!


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【公演概要】
マルセイユ結成5周年NGK初単独ライブ「TRANSITION」
日時:2019年1月25日(金)18:30開場 19:00開演 20:30終演
会場:なんばグランド花月
料金:前売り2,500円/当日3,000円
出演:マルセイユ
ゲスト:テンダラー、吉田たち

【チケット情報】
一般発売日:10/28(日)10:00~
※一般はぴあ・ローソンあり Pコード:490-476 Lコード:55033 Yコード:999-010(NGK共通)


和牛・川西「先輩、家族、歳の印が僕らを慰めてくれる」!?『2018年「歳の印」捺印式』

12月11日(火)、東京・ヨシモト∞ホールにて『2018年「歳の印」捺印式』が開催され、ガリットチュウ、ジャルジャル 、和牛、チョコレートプラネットが出席しました。
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全国印章業経営者協会(略称:JS会)が、創立40周年を迎えた昨年より行なっている『歳の印』は、その年いちばん印象に残った絵柄を、ミクロレベルの彫刻を施した35ミリ角の印章にして発表するというものです。

MCを務めるタケトは「身近なハンコのことをもっと知って楽しんでもらいたいということから、印象の深かった絵柄をハンコにしていて、昨年は(上野動物園で誕生したジャイアントパンダの)シャンシャンだったんですよ」と説明しました。
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その後、今年活躍した芸人として呼び込まれたジャルジャル、和牛、チョコレートプラネット、ガリットチュウ。「小学校のときにやってた遊びをやると楽しいですね」と『M-1グランプリ2018』のファーストラウンドで披露したネタの冒頭を口にする福徳。相方・後藤は「なんで今?」とツッコみながら、「結果は残念でしたけど、全力でやりました」と報告。福徳は全力を出して、最終決戦のネタの最中に脇腹を吊らせてしまったそうです。
翌日のルミネtheよしもとでの出番では、4公演とも違うコントを披露。「コントの持ちネタが8000本あるんで」と話した福徳に続いて、後藤が「YouTubeで毎日1本ずつ、コントを公開してまして。明日は40本撮りです」と話すと、芸人たちから驚きの声が挙がります。
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タケトから「吉本芸人の中でいちばんチケットが取れない芸人」と紹介された和牛。『M-1グランプリ2018』では3年連続の2位に終わったため、「また負けて......来年どうしようかって相方と喋ってるんですけど......今年もがんばったと思うんで......」と悲壮感を漂わせながら自虐気味に呟く水田に、川西が「聞いてられへん!」とツッコむと大きな笑いが。
昨年は同式が『M-1グランプリ』の翌日だったため、タケトに「2人が暗かった」と言われた言われた和牛ですが、「今年ははつらつとしてます」と答える水田。川西は「M-1に出て、優勝を逃してハンコを捺す。ここまでが年の瀬」と『歳の印』が恒例行事になっていることを強調しつつ、「よくがんばったという括りで呼んでいただけている。先輩、家族と歳の印が僕らを慰さめてくれています」と感謝しました。
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自分たちの挨拶もせず、長田は和泉元彌さん、松尾はIKKOさんのモノマネをすぐさま披露したチョコレートプラネット。「今年はモノマネでテレビに出させていただいて、『キングオブコント2018』でも優勝して」と語る長田は、松尾に「2位!」とツッコまれるも「3位や! ほんまは3位!」と言い返します。
松尾は、IKKOさんからいただいた衣装を着用。長田はSNSと通じて和泉さんと交流しているそうで、「誕生日おめでとうございますってTwitterから(メッセージを)送ったら、ご本人さんありがとうございますって返ってきた」とまさかのエピソードを。実は長田、中学生の頃、狂言を習ったことがあるそうですが、「どうやら大蔵流らしくて、和泉さんに習いに来てくださいと言われています」と話します。さらに、TT兄弟としてもブレイクしている2人。5月に結婚した松尾は、指輪のついてない左手を差し出して写真に応じますが、長田はアピールすることが多すぎて「何を押せばいいのかわからない!」と自分たちのことなのに困惑していました。
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船越英一郎さんのモノマネ姿で登場したガリットチュウ・福島は、長田が「この人、誰ですか?」と相方・熊谷をイジると、「ちょっと僕もわからない」と返答。「いやいやいや! 本当に今年は嬉しい年でしたぁ!」と笑顔で無邪気に話す熊谷にも、「こいつが来ることによって、僕のがんばりが半減する!」と眉をひそめました。
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JS会の真子茂さん曰く、「認印は本人の名前じゃなくても構わない」そう。「ハンコのルーツは、織田信長がハンコを掘る技術者をポルトガルから呼んできたこと。江戸時代、戦国時代は名前や名字がなかったので絵柄でよかったため、武将たちは龍や虎、獅子などの動物をハンコにするのがブームとなっていたんです」と説明を受けると、後藤は「じゃあ、チンアナゴでもいいんですね?」と問いかけ。タケトに「勝手にチンアナゴにしてください!」と一蹴されます。
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JS会よりプレゼントされたのは、それぞれの似顔絵とコンビ名、そして名前の入ったまっすぐに曲がらず捺せるプロジェクタースタンプ。ハンコを光らせて何かを探し始める福島に、タケトがすかさず「船越さん、現場検証はやめてください!」とツッコむと、大きな笑いが起こりました。
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いよいよ、今年の「歳の印」捺印式に。
芸人がさまざま予想をする中、全員を代表してチョコレートプラネットが捺印。手を添える指示を受けていながら、松尾の頭をぎゅうぎゅうを押し込む長田。IKKOさんの真似をしながら「埋まっちゃうぅ~~~!」と絶叫する松尾です。
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印章に掘られていたのは、山口県周防大島で2歳児を発見したほか、被災地でボランティア活動を行なっている尾畠春夫さん。真子さんは「ハンコは長く使って大事にするものなので、その年限りのことを取り上げるのは違うんじゃないかというところから、見返りを求めずに人のためにがんばることを、日本人の心として大事なものだと考えて選びました」と説明。今でも全国各地でボランティア活動を行なっている尾畠さんの邪魔にならないように、何日でも滞在する覚悟で自宅前で帰りを待ち、尾畠さんに報告。「マスコミに出ることはしていないですが、営利目的ではないこと、また尾畠さんの気持ちを後世に残したいとお伝えしてOKをいただきました」と感謝しました。
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囲み取材で、今年がんばったことを訊かれた芸人たち。ジャルジャルは後藤が「ネタをがんばりました。M-1も決勝に行かせていただきましたし、毎日YouTubeでネタを上げるということをやっていたので、ネタをがんばったんじゃないかって思います」と答えると、福徳も「ネタをがんばったんですけど......。M-1の決勝鬼も出られましたし、毎日1本ネタを上げましたし、ネタをがんばりました」と同じ言葉を繰り返します。
「人気を維持した」と答えた水田が「僕ら、すごく人気がありまして」と続けると、「あんま......こんなん言いたないけど、どっちか言うたら人気があるんは俺やで?」と言い切る川西。「6割(が川西人気やと)わかってる上で代表して言ってるから」と弁解する水田に、ジャルジャルが「水田は20代のテンションのときがあるけど、38歳」(福徳)「おっさんやで?」(後藤)と指摘すると笑いが起こりました。
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【ガリットチュウ】【ジャルジャル】【和牛】【チョコレートプラネット】【タケト】

クロスバー直撃、ジュリエッタらが脱出目指して大奮闘!ヘンダーソンが贈るおもしろゲームイベント「ヘンダーランド」

12月10日(月)、よしもと漫才劇場にて、「ヘンダーランド」が開催されました。ヘンダーソンのふたりが主催するこのイベントは、9月に続き今回で2回目。テーマパークに遊びにきたはずが、悪の支配人、ヘンダーソン・中村によって閉じこめらてしまうというシチュエーションで、芸人たちがさまざまなゲームに挑戦していきます。

ナビゲーターを務めるのは、ヘンダーランドの副支配人ことヘンダーソン・子安。「急に寒くなりましたね」と天気の話を始め、手袋を買いに行ったときの珍事件エピソードを披露、さっそく笑いを誘います。

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「温かく、誰も傷つかない楽しいライブ」「ポカポカ温かい気持ちで帰れるように」などなど、同イベントの概要も説明したところで、クロスバー直撃、ジュリエッタ、ツートライブ、ネイビーズアフロ、ラニーノーズ、ダブルヒガシら本日の入園者が入場! 

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すると、どこからともなく中村の声が響き、舞台上のスクリーンにその姿が映し出されます。ところがメンバーたちは「誰や!」と口々に叫んでまったく話を聞かず。「誰もここから逃れることはできない!」と不敵に言い放たれても、客席に下りて練り歩くなどやりたい放題です。

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ゲームをクリアして笑いを取ることでしか脱出は不可能、ということで、まずは前回も大盛り上がりとなった「ハリウッド・Q&A・ザ・ライド」から。ジェットコースターに見立てた椅子に座り、上昇しながら質問を受け、落ちる瞬間に答えを叫ぶというゲームです。答えられなかった人は即、失格。ゲームも失敗に終わります。

一番手のクロスバー直撃・前野は「初恋の人の名前は?」ときかれ、フルネームを絶叫! クロスバー直撃・渡邊は「相方の好きなところは?」の質問に、「無垢なところ〜!」と答えます。三番手のラニーノーズ洲崎には、渡邊と真逆の質問「相方の嫌いなところは?」が。「自分が正しいと思ってるとこ〜!」という叫びには、大きな笑いが起こっていました。ほかにも「イヤだったあだ名は?」に「シュークリームちゃん!」とかわいすぎる名前を叫んだツートライブ・周平魂など、爆笑回答が続々。

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一方で、「よく行くデートスポットは?」ときかれたネイビーズアフロ・皆川が「海遊館!」とベタな答えを返すと、「ホンマか!?」と疑いの声も。仕方なくリトライしましたが、そこでも疑わしい答えを叫び、まさかの3回目へ。「中村フーさんの好きなところは?」に「タダで酒飲ませてくれるとこ〜!」と答えて、ようやくOKとなりました。その後、なぜかツートライブ・たかのりにも「よく行くデートスポット」をききたいというリクエストが飛び出し、たかのりの「緑地公園からのスーパー銭湯」というリアルな回答に絶賛の声が集まるひと幕も。

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熱戦を見守っていた中村が再びスクリーンに登場すると、舞台上ではまったく別のことで大騒ぎ。無視されてすっかりお怒りモードの中村でしたが、「皆川、ここ一年で一番スベってた」というダメ出しに「今、お互いさまです!」と反撃されるなど、ここでもやはり押され気味です。

続いては「マグネットゲーム」と題し、磁石を使ったさまざまなゲームを。ひとつめの「マグネットリンボー」では、頭に磁石付きのバンドを装着してリンボーダンスに挑戦し、5人連続でくぐり抜けられれば成功となります。「体が軟らかい」と自信を見せるダブルヒガシ・大東と、背の低さを競い合って笑わせたジュリエッタ・藤本、ネイビーズアフロ・はじり、周平魂の3人、そして趣味にカポエイラを挙げるラニーノーズ・山田が名乗りを上げました。5人ともみごとな柔軟性を発揮して、あっという間にクリア! 幸先のいいスタートです。

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「鉛玉探し」では、11人のうちひとりが磁石を持った"探し人"となり、10人中1人の鼻の穴に仕込まれた鉛玉を探し出すことに。制限時間は20秒です。1回目は、鉛玉を入れたジュリエッタ・井尻の名前をうっかり周平魂が漏らしてしまう失態のため、あっさり発見。2回目はダブルヒガシ・東が仕込みましたが、こちらも早々に見つかってしまいました。鉛玉が磁石に引っ付くときの「カチッ」という音がなぜか爆笑をさらい、メンバーたちも大喜び!

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3つ目は「1/11友達!」。11人全員が磁石付きの指サックを着用しますが、10人はS極、1人だけがN極となっています。映画『E.T.』のように指と指を近づけて、反発しあうとアウト、ぴったりくっつけば成功に。"トモダチ探し"に挑戦したのは山田。まずは相方・洲崎を選びますが、残念ながらすれ違い。大東も皆川もダメで、本来ならここで終了となるはずが、なぜか前野×たかのりが挑戦して見事トモダチに! ということは、どちらかが山田ともトモダチになれるはず...山田はたかのりを選んで4度目の挑戦をしましたが、これもあえなく反発、ひとりもトモダチを見つけられませんでした。

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「自衛隊タイムトライアル」では、元・自衛隊員の子安が選んだ「自衛隊っぽい」3項目を1分以内にクリアできればOK。「5種類のほふく前進」「チンベル腹筋(起き上がり足に挟んだベルをアゴで鳴らす)」「敬礼風船割り」の3つで、前回とはまた少し違うメニューが採用されました。

トップバッターの皆川は、ほふく前進の種類や切り替えのスピードを厳しくチェックされ、すぐさまアウトに。渡邊もあっさり間違えて脱落してしまいます。洲崎は器用にほふく前進をこなし、腹筋もクリアしましたが、最後の風船がまったく割れず。「誰にも割れないのでは」という周囲の声に応え、子安が自信満々で模範演技を行いましたが、何度やっても弾むばかりで元・自衛隊員も形なしでした。

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そろそろ終盤、出演者たちは最後のゲーム「フーぺママペットを顔で笑わせろ!」でラストチャンスに懸けます。「ヘンダーランド」のマスコットキャラ、フーペママペット(=中村)が感情を失ってしまったため、メンバーたちがお題に沿った「顔芸」で笑わせることに。台車に乗って登場したフーペママペットはなぜかすでに笑っており、始める前にクリアか!? と危ぶまれましたが、やはりゲームで笑わせないといけないようです。

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渡邊が「初めてエロ本を見たときの顔」、大東が「パチンコで10万負けたときの顔」、周平魂が「四つ葉のクローバーを見つけたときの顔」でそれぞれ渾身の「顔芸」を披露。それでも笑わないフーペママペットを、東が「有名な絵画を前にピンときてない顔」でようやく笑わせ、ぶじにヘンダーランドから脱出することができました!

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メンバーからのムチャブリで、フーペママペットが「感情を取り戻した顔」を披露し、東の感情を失わさせるというハプニングもありつつエンディングへ。

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中村は足を引っ張ったとして藤本に再度「ハリウッド・Q&A・ザ・ライド」に挑戦するよう指示しますが、椅子に座らされたのは中村! 罰ゲームとして、お題なしでフリーに叫び、イベントを締めくくることになりました。しかし、その叫びは不発に終わり、閉じていく幕の前にひとり取り残された中村。「中村フーで〜す!」の決めゼリフでなんとか乗り切り、爆笑のなか終演となりました。「ヘンダーランド」次回の開催を、どうぞお楽しみに!

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【ヘンダーソン】【クロスバー直撃】【ジュリエッタ】【ツートライブ】【ネイビーズアフロ】【ラニーノーズ】【ダブルヒガシ】


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クリスマスの神保町花月は熱い卓球芝居でポカポカに! 白坂英晃&ボーイフレンド・宮川&村田翔平インタビュー

東京・神保町花月のクリスマス公演にあたる『2.74のプリエール‐ラブ・オール!新章 -聖夜の奇跡編-』が、12月22日(土)~12月24日(月・祝)の3日間で全4回上演されます。


『ラブ・オール!』とは、2015年5月に『ラブ・オール!』が初上演され、同年11月に『ラブ・オール!2nd Season』と回を重ねた神保町花月の人気作品。
熱い試合のシーンを盛り込んだ卓球と卓球を取り巻く人間模様が描かれ、今回もフレッシュな芸人も含め、多彩な顔ぶれで卓球ドラマに臨みます。


ここでは、『ラブ・オール!』シリーズ全作の脚本・演出を務める白坂英晃(はらぺこペンギン!)さんに加え、夢と恋人を一気に失った元卓球選手の剣持スグルを演じる宮川英二(ボーイフレンド)、高校時代まで天才と呼ばれるも、大怪我を負い、大学卓球界で苦戦している西條レン演じる村田翔平の3名に、意気込みや稽古場の様子を伺いました。

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※向かって左から:白坂英晃、村田翔平、宮川英二(ボーイフレンド)


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――シリーズで言えば、前回から3年空いての上演となりますが、どうしてこのタイミングでの新章だったのでしょうか?


白坂 封印していたわけじゃないんですけど、また僕の中の熱が上がってくるのを待とう思っていて、そろそろウズウズしまして。


――白坂さんをウズウズさせる何かがあったんですか?


白坂 なんもないです(笑)。3年前にやった時から手応えがあるシリーズで、お客さんにも満足してもらえたし、演者も気合を入れてやった公演だったので、やるからには下手こきたくないなあというのもあったし、いいメンツが揃ったらやろうかなっていう気持ちもあったんですね。この公演に関しては、ほぼ100%、僕がキャスティングしているんですが、ちょうど宮川くんみたいなベテランの方も出てくれるし、村田のような若いけど、ちゃんとお芝居も出来る人も出てきているので、タイミング的にそのへんの融合が出来そうっていうことですね。


――タイトルの『2.74』は、「二テンナナヨン」と読めばいいのでしょうか?


白坂 そうです。卓球台の長さが2.74メートルで、"プリエール"は祈りとかの意味なので、それでだいたいことはわかっていただけるかと思いますが、卓球台があったから出会えた人たちの話ですね。

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――宮川さんは、2015年11月の『ラブ・オール!2nd Season』にも出演されていました。


宮川 オファーをいただいた時は、どの役をやるかわからなかったんですけど、脚本を読んだらこれまでの『ラブ・オール!』とのつながりがちょっとだけありつつ、また新たな役をいただいて、「あー、またあの熱い部活が帰ってくるんだなあ」って思いましたね。


――卓球を題材にしていますが、その後、実際の卓球に興味を抱いたりは?


宮川 めちゃくちゃ興味を持ちました。『2nd Season』に出演した時、チキータ(バックハンドで強烈な球を打つ技のひとつ)の使い手の役だったんですけど、動画もめちゃくちゃ見ましたね。当時初めて知って、その時も結構メジャーな技だったんですけど、今は当たり前にどの選手も使っているんですよ。
白坂 Tリーグ(日本国内のプロ卓球リーグ)が始まったり、今、日本の卓球がめっちゃ盛り上がってますよね。
宮川 張本智和選手とかどんどんニュースターが出てきましたよね。
白坂 3年前は、卓球をどこまで熱くやれるのかっていうのがあったけど、今、現実の卓球が激アツだから、俺らはもっと頑張らないと(笑)。
宮川 お芝居の中での卓球も、世界レベルになってきてますよ(笑)。

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――村田さんは、今回がシリーズ初出演ですね。


村田 はい。『ラブ・オール!』シリーズは、好評だったっていう話は、噂的に聞いていて、しかも、そのシリーズに出ている人は、軒並み売れているっていう話も聞いていたので、オファーをいただき光栄です。
白坂 その頃、村田はまだNSCにさえ入っていないんだよね。
宮川 今、芸歴何年目なの?
村田 2年目です。
宮川 2年目ーっ!? いやー、上手いっすよ。2年目の僕、ふわふわしていました。白坂さんに、「もっとこうした方がいいよ」って、いっぱい指導受けてました(笑)。
白坂 宮川くんの2、3年目くらいの時、ちょうど演出していたので、毎月一緒だったもんね。ボーイフレンド強化月間(笑)。そう比べると、村田の完成度は高いよね。

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――NSC入学以前に、役者の経験があるんですよね?


村田 ちょっとだけ舞台を...。
白坂 僕が「村田はもともと役者だから」って、すごく芝居をやっていたみたいに、在学中からいろんな人に言いふらしちゃって、ハードルあげちゃったよね(笑)。
村田 NSCの入学時、何かかまさなきゃと思って、一回しか舞台出たことないのに「ずっと役者をやってました」って嘘ついたのが、ひとり歩きしちゃいまして(笑)。
白坂 でも、基礎は出来ているし、演技は2年目じゃないですよ。役者に必要なものは、なんとなく村田は最初から持ってるので、そこは今回も、存分に使わせてもらおうかなと。なので、宮川くんと村田に大事な役をお願いしました。


――稽古は順調ですか?


白坂 まだ、稽古は3回だけなんですけど、シリアスなシーンがあったかと思えば、急に強烈なキャラクターで笑いを取らなきゃいけなかったり、忙しいんですよ(笑)。大変なんですけど、詰め込んで詰め込んで、ものにしていくしかないですね。
宮川 お客さんはジェットコースターのような感覚が味わえると思いますよ。ガンガン揺さぶられて、しまるところはギュッとしまるので、興奮して観てもらえるかと。
白坂 あと、全員で18名が出演するんですけど、全員持ち味を出していると思います。本来の持ち味を。
村田 白坂さんが、全員のことを把握しまくっていますからね(笑)。
宮川 白坂さんのすごいところは、NSCの講師でもあるので、授業をしながら、「こいつは咲くぞ」っていう人材を在学中から探しているんですよ。村田もその一人だし、他のメンバーも、そういう人たちだから、みんなかなり上手いです。
白坂 みんな目をかけていたやつらですね(笑)。

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――その中から、コンテストで優勝したり、ブレイクされた芸人もいるわけですね。


白坂 『ラブ・オール!』組は多いですね。おばたのお兄さん、レインボー、ひょっこりはん...僕が教えた中では、あのへんが一番メディアに出ていますね。ちょうど彼らが、3年前にやった時、芸歴が3年目の時かな? ヨシモト∞ホールでもちょうど頭角を現し始めたくらいの感じの年だったと思うので、時期的には今回のキャスティングと似ているんですよ。プール、まんぷくユナイテッドとか期待しちゃいますね。3年前の彼らにも、本来の持ち味はこうだよねっていう役を渡していて、今回も同じように当て書いているので、ここから開いてくれたらいいなって思います。
宮川 僕からしたらみんな後輩になっちゃいますけど、劇場でも活き活きやっているし、ネタも面白い子たちが集まっていますね。


――村田さんはコンビ解散されたばかりですが、今後はピン芸人で活動するのでしょうか?


村田 来月、再来月くらいからコンビを組んで活動したいと思っています。


――コントですか?


村田 そうですね。これまでコントしかやってこなかったので。
白坂 そりゃ絶対コントですよ。


――宮川さんのように、漫才師でもお芝居やられる方もいますよね。


白坂 漫才師でも、神保町花月で回を重ねていくと、芝居が上手になっていくんですよ。勘がいいからなんでしょうけど、宮川くんは、その中でも芝居が上手な漫才師さんですね。それはもう、それはもうな役にしています(笑)。
宮川 ホントに素晴らしい役をいただきました(笑)。

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――稽古場の雰囲気はいかがでしょうか?


宮川 めちゃくちゃいいですよ。芸人しかいないので、まあ、ずっと元気ですよ。全力で稽古をやって、自分が出ていなくても、見てますし、後輩がちゃんとやっていると気を抜けないですね。背中を見せなきゃなって思います。
村田 今回の稽古に限らないんですが、白坂さんの稽古はめちゃくちゃ楽しいんですよ。来るのが楽しみです。
宮川 普通、台本を読み進めて、芸人がアドリブを入れて、かぶせとか入ったら、だいたい2つ目くらいで、「はい、戻そうか」ってなるんですけど、白坂さんは4つくらい見逃しますね(笑)。白坂さんが言うには、「芸人を疲れさせて、自然消滅させてから、次のくだりに進める」らしいんですが。
白坂 押さえつけると余計やるから(笑)。散々やらせて、疲れたらやらなくなるので、そこからが稽古の本番です。

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――芸人を演出する上での独自の演出術ですね(笑)。他に注目すべき出演者を挙げていただけますか。


白坂 みんな注目して欲しいんですけど、『ラブ・オール!』シリーズ全部に唯一出演している光永は、今回、初めて試合に出ます。それは楽しみだし、あとは千葉ゴウ(入間国際宣言)かな。
宮川 ホントにそう!(笑) 今、僕ら自然と笑っちゃいましたけど、マジで見てください。
村田 間違いないです(笑)。
白坂 千葉ゴウを神保町花月でこう使いこなせるのは、僕だけだと思いますよ。
宮川 顔合わせの時、千葉ゴウが白坂さんに深めのお辞儀をしていましたね。「本当にありがとうございます!」って、すごく感謝していると思います。
白坂 あとワラバランスも、今回の使い方は面白いと思うんですよね。相当よく仕上がるイメージです。
宮川 千葉ゴウの相方の西田(どらやき)もいいんですよ。千葉ゴウは見ていただかないと説明できないんですけど(笑)、西田は上手いんですよ。一緒に何作かやりましたけど、こっちも気合を入れてやらないと、食われちゃうくらい。ゴールドバーグも上手いし、みんな上手いですよ。
白坂 僕の公演で使いまわしているメンバーですからね(笑)。もう、これ以上、まんぷくユナイテッドの狩野くんで遊べないかも(笑)。
村田 初めてご一緒する西村ヒロチョさんも上手いですよね。あと、ヒロチョさんとか光永さん、宮川さんもですけど、稽古中に先輩がボケると、ヘンな気分になります(笑)。


――どういうことですか?(笑)


村田 「あ、ボケてらっしゃいますね」...って(笑)。
宮川 わかるわー。僕らもシソンヌさんとか見ていて、じろうさんのボケで腹抱えて笑ってましたね。それを白坂さんが止めるみたいな(笑)。
白坂 じろうさんに限って言えば、「セリフを覚えてくれ」ってことから始まってました。「いいからセリフ覚えて!」って。


(一同爆笑)


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――最後に読者へのメッセージなど、お願いします。


宮川 はい。クリスマス公演で、卓球とクリスマス、一見合うのかなあって思うかもしれませんが、すげー合ってます。クリスマスを感じつつ、卓球の熱さも感じてください。


――ポスターには、サンタの格好をした出演者もいますが、クリスマスとお話はリンクするんですか?


宮川 それは詳しくは言えないんですけど、ポスターでひとつ謝りたいことがあるんですね。僕がセンターにいることで、ちょっとインド映画っぽくなってしまって...。
白坂 思いましたよ(笑)。後ろの奴らは黄色いユニフォーム着てるし。
村田 インド感、増してますね(笑)。


――クリスマスのデートコースとしてはどうですか?


宮川 めちゃくちゃいいですね! 笑えるし、ポカポカした気持ちで、手をつないで帰れる作品だと思います。


――村田さんからもメッセージをお願いします。


村田 もちろん笑えるし、興奮して熱くなれるし、泣けるし、いろんな感情が盛りだくさんになっていると思いますので、平成最後のクリスマスを締めくくるのにふさわしい作品だと思います。濃密で無駄なシーンがないので、絶対観に来て欲しいです。


――村田さんのファンも満足度は高いでしょうか?


村田 そうですね。最初に白坂さんから「かっこいい役にしておいたから」みたいに言われたので、かっこいいシーンしかなくて、試合のシーンもかっこいいと思いますよ。
宮川 卓球の球がないのはポイントだよね。
白坂 だからこそやれるシーンがありますからね。多分、神保町花月の芝居のなかでも、これは見なきゃいけない作品です。神保町花月のお芝居の良さは、多分、全部入ってますよ。神保町花月で一番やるべき芝居だと勝手に思っています。


――卓球ファンにもオススメでしょうか?


白坂 ぜひぜひ。映画の『ピンポン』が好きな方とか、スポーツものが好きな方とかにもオススメだし、全然興味ない人にも見て欲しいですね。


【ボーイフレンド】【宮川英二】【村田翔平】


12月9日(日)よしもと漫才劇場にて、芸歴8年目以下のネタバトルイベント「kakeru翔GP」が開催されました!

2ヶ月に1度、「Kakeru翔LIVE」に出演するNSC33期以下の芸人が「今、1番面白いヤツ」を目指して戦う白熱のバトルライブです!
今月のMCはラフ次元!

たくさんのお客様にご来場頂き会場は立ち見まで満員!ランキング下位のメンバーは翌月のオーディションメンバーとの入れ替え戦「Kakeru翔チャレンジバトル」でよしもと漫才劇場に出演する機会を失う可能性もある中、翔メンバーはどの組も気合い十分。
4つのブロックに分かれてそれぞれがネタを披露し、お客様は「面白いと思った4組」に投票できるこのライブ。
いよいよ闘いの幕がきっておとされます!

<出場メンバー>
【Aブロック】
ポップマン、キンニクキンギョ、おたまじゃくし、人生は夢、ラニーノーズ、斜に噛む、

ニッポンの社長、センリーズ、紅しょうが、マユリカ、ビスケットブラザーズ


【Bブロック】
サンパウロ、チェリー大作戦、プードル、いなかのくるま、丸亀じゃんご、濱田祐太郎、

たくろう、カベポスター、滝音、なにわスワンキーズ、ダブルヒガシ

【Cブロック】
爛々、エジソン、ミートばいばい、フースーヤ、ちからこぶ、ドーナツ・ピーナツ、

清友、ネイビーズアフロ、コウテイ、ミキ、からし蓮根

【Dブロック】
絶対アイシテルズ、熱いお茶、ゆりやんレトリィバァ、きんめ鯛、ヒガシ逢ウサカ、蛙亭、

kento fukaya、ロックンロールブラザーズ、さや香、エンペラー


Aブロックからラニーノーズがポップな曲調のギターを使ったオリジナリティ溢れるネタで勝負!

今月10日(月)の「女芸人No.1決定戦 THE W」ファイナリストの紅しょうがも出演!

Aブロックトリはビスケットブラザーズ。まるで演劇を見ているようなムード満点の芝居は圧巻!


Bブロックは先月の「kakeru翔チャレンジバトル」から勝ち上がってきたチェリー大作戦が、予想外なストーリー展開のコントを披露!

濱田祐太郎は芸人仲間との経験をならではの視点で漫談にし、笑いを誘います!

「M-1グランプリ 2018」の敗者復活戦でも活躍したたくろうは絶妙にかみあわないふたりのやりとりに目が離せない!

Cブロック、フースーヤはいつもの奇想天外なノリをたっぷり堪能させてくれました!

コウテイはまさかの展開!スーツアクター顔負けの殺陣を披露!?パワフルなコントに客席は大ウケ!

からし蓮根は伊織が次々と予想を裏切るボケが繰りだし、「M-1グランプリ 2018」の敗者復活組として、最後まで飽きのこないおもしろさを見せる!

Dブロックは「女芸人No.1決定戦 THE W」前回チャンピオンにして今大会でもファイナリストのゆりやんレトリィバァが出演!その実力で客席を沸かせる!

kento fukayaはかわいらしいタッチで描かれたフリップがめくられるたびに大きな笑いが!

前回の「翔GP」チャンピオンのエンペラーはトリで登場!ふたりの掛け合いがズレるたびに西山の盛大なツッコミが冴えわたる!

大きな笑いに包まれつつも緊張感のある空気の中で各ブロックどの組もしのぎを削り、熱い戦いを繰り広げました。全出演芸人のネタが終わったところで投票が行われ、いよいよ結果発表です!


第4位 kento fukaya

第2位は同率の結果となりました。

第2位 エンペラー

第2位 からし蓮根

そして栄えある第1位は・・・『マユリカ』!!

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Aブロックで登場したマユリカは、「M-1グランプリ 2018」敗者復活戦で活躍した実力者です!

阪本が強烈なフリとボケで中谷を追い詰める漫才。ふたりの女性キャラ同士の掛け合いが印象的でした!

そんなマユリカのコメントはこちら!


中谷「翔GP優勝は久々の嬉しい出来事です!ありがとうございます!!」

阪本「もう、良いことなんてひとつもないと思っていたけど...まさか、また笑える日がくるなんて...!!」



2ヶ月に1度開催される、芸歴8年目以下のネタバトル「Kakeru翔GP」。

今回は「M-1グランプリ 2018」敗者復活戦で活躍した

ニッポンの社長、マユリカ、からし蓮根、たくろう、そしてファイナリストのミキや、

「女芸人No.1決定戦 THE W」ファイナリストの紅しょうが、前回チャンピオンでありファイナリストのゆりやんレトリィバァなど、実力者揃いのハイレベルな戦いとなりました!



次回は2月に開催されます。
よしもと漫才劇場に所属している若手芸人の真剣なネタバトル、皆様のご来場お待ちしております!

阿佐ヶ谷姉妹が激戦勝ち抜いて『女芸人No.1決定戦 THE W』2代目女王に!渡辺さん「まだまだまだまだ通過点」と語る!!

12月10日(月)、女芸人の中から一番面白い"笑いの女王"を決める祭典『女芸人No.1決定戦 THE W(ザ ダブリュー)』(日本テレビ系)が生放送で行われ、阿佐ヶ谷姉妹が2代目女王の座に輝きました。
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『THE W』は、漫才、コント、一人芝居、モノマネ、パフォーマンスなど、ジャンルも芸歴も不問の女性芸人の祭典。昨年行われた第1回大会ではゆりやんレトリィバァが優勝し、その後テレビで大活躍となりました。
第2回大会となる今回は、総数606組がエントリーし、予選と準決勝を勝ち抜いた10組がこの日の決勝戦に進出。一般公募で選ばれた一般審査員401名が審査を行い、優勝者には、優勝賞金の1000万円と日テレ100%券(日本テレビのレギュラー番組から視聴率の合計100%分を選び出演可という権利)、そして冠番組の権利を得ることができます。

チュートリアル・徳井義実、水卜麻美アナウンサーがMCを、俳優・志尊淳さんがブレイクサポーターを務める決勝戦には、ゆりやんレトリィバァ、あぁ~しらき、吉住、ニッチェ、根菜キャバレー、合わせみそ、横澤夏子、紺野ぶるま、阿佐ヶ谷姉妹、紅しょうがの10組が出場しました。
事前に行われた抽選で決まった組み合わせでファーストラウンドを戦い、勝ち抜いた5組が最終決戦でぶつかることに。スタジオには、清水ミチコさん、ヒロミさんら豪華ゲストがコメンテーターとして列席し、副音声では松本人志(ダウンタウン)と放送作家・高須光聖が対決を見ながらトークを行います。

ファーストラウンド第1試合は、2連覇を狙う初代女王・ゆりやんレトリィバァと苦節18年の主婦芸人・あぁ~しらきのピン芸人対決で、最終決戦に進むのはあぁ~しらきとなりました。第2試合は世界観コントの新星・吉住と、ガンバレルーヤの辞退で繰り上がり合格となったニッチェが対決し、ニッチェに軍配が上がります。
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第3試合は根暗女子と底抜けに明るい女子のコンビ・根菜キャバレーと、本大会のために結成された合わせみそが戦い、合わせみそが勝ち上がりました。第4試合は、何としても賞レースのタイトルが欲しい横澤夏子と打倒横澤を誓う紺野ぶるまが対決し、横澤夏子が勝利。第5試合では歌だけではなくネタで評価されたいという阿佐ヶ谷姉妹と、関西の若き漫才コンビ・紅しょうがが激突。阿佐ヶ谷姉妹が最終決戦へと駒を進めました。
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最終決戦では、くじ引きで阿佐ヶ谷姉妹、あぁ~しらき、ニッチェ、合わせみそ、横澤夏子というネタ順が決定。ファーストラウンドとは異なる新たなネタを披露します。
阿佐ヶ谷姉妹は得意の歌とおばさんネタを盛り込んだ誘拐コントで、トップバッターながら大きな笑いをさらいます。続くあぁ~しらきは、女か男かわからないという不思議なキャラクターでシュールな世界観を展開しました。ニッチェは"息子の恋人の黒いマスクがなんとなく許せない母親"というコントを披露しゲストの中尾明慶さんも「なんとなくわかる」と共感。合わせみそは"イケメンに神輿で担がれたい"という吉田の妄想で始まる独特のテンポの漫才を。横澤夏子は家族で回転寿司に行ったという設定のコントでいかにも居そうな若いママを熱演し、審査員を引き込みました。

審査員は5組の中からもっとも面白かった1組に投票。副音声で観戦していた松本人志は「あぁ~しらきはちょっと"ニガニガ"やったね」と横澤のネタに出てきた言葉を引用してしらきをいじりつつ、「2本で考えるか1本で考えるかで変わってくるかな」とコメント、2組に絞られている様子を窺わせました。また、結果発表前には出場者たちも今の心境を一言。阿佐ヶ谷姉妹は「とにかく2本やらせていただけたのでよかったです」と感慨深げで、ニッチェは「黒マスクのネタをやれたのがよかったなと。別に非難してるわけじゃないですよ?」と若干弁解も。横澤は「運動会帰りに回転寿司行っちゃいましたねぇ」と2本のネタが繋がっていると種明かし(!?)します。

いよいよ結果発表へ。5位があぁ~しらき、4位が合わせみそ、3位がニッチェと順に発表されていき、残る阿佐ヶ谷姉妹、横澤は「口が(乾いて)ガビガビ」と大緊張で優勝の発表を待ちます。そして、2位が横澤夏子、1位が阿佐ヶ谷姉妹と同時に発表され、優勝が決まった阿佐ヶ谷姉妹は「ああっ~~~~!」と大興奮。「ありがとうございます、これからもガンバ、ガンバ、頑張ります」と半泣きでコメントし、感動のフィナーレを迎えました。

その後、優勝会見が行われました。

――優勝されたお気持ちをお願いします。

渡辺:まずこの10組に残れたということ自体が、本当に夢のようです。この舞台で2本できたということだけでも幸せだなと思っていたところで横澤さんと横並びになって、まさかの自分たちの名前が出て。この先もう、死んでしまうんじゃないかというぐらい(涙ぐむ)、まだ夢見心地な気持ちではおります。今回(1位を)取らせていただいたんですが、まだまだまだまだ通過点だと思っておりますので、まずは皆様に感謝と、これからもっと精進していきますという気持ちを伝えていきたいと思います。本当にありがとうございました。
木村:1本目のときに緊張して、落ち着いている紅しょうがさんに負けてしまったなと思ったんですけど、ぎりぎり通していただいて。四十路で話題性がないのでこれからどうにか面白くしないといけないなと思っています。まだふわふわしている状態でございます。

――冠番組はどんな内容になりそうですか?

渡辺:あ、冠ですよね!? どう?
木村:ぜんぜん考えてなかったですねぇ。
渡辺:何かしら、旅番組? まだちょっと考え中ですけど、家族の了解が得られたら、家族旅行をドキュメントで撮っていただいたりとか。
木村:大丈夫、それ?
渡辺:わからないけど。あと何かある、美保さん?
木村:私はゼリーを作るのが好きで、1リットルのジュースをゼラチンで固めてお皿に出してブルブルさせるのが好きなので、そういうゼリーの番組とかできたら。
渡辺:なかなかないですからね。
木村:そういうわがままをきいてもらえたらいいなと。却下されるかもしれないけど。
渡辺:相談しましょ。
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――賞金の使い道を教えてください。

渡辺:事務所の先輩やスタッフの皆さんに今回励ましとアドバイス、応援をもらってここまで来られたので......。いま、事務所が若干くたびれているので、そのクリーニング代に充てたいです。あと事務所の方に集まってもらって。
木村:感謝祭みたいなね。お礼の会みたいなものを。
渡辺:あとは家族旅行に行けたらなって。
木村:未婚で親孝行が出来ていないものですから、こちら(渡辺)の親御さんと私の母とみんなで旅行に行けたらいいなと思っています。

――歌ネタを封印してコントに挑んだ理由は?

渡辺:結成した当時からピンクのドレスを着続けて、いつか"ピンクのおばさん"と認識してもらえるようになるまでこれでいこうかなんて言っているうちに12年目に入ってしまいました。やっとピンクのドレスで歌うおばさんっていう認識をしていただきはじめた感じはあったんですけど、まだまだ芸人として「面白いね」と言っていただけるというところまでにはぜんぜん至っていなくて。せっかくこういった大会がある中で、何かチャレンジできる部分はないかなって考えたときに「ちょっと脱いでみようかな」と思ったんです。もともとおばさんネタみたいなものはやっていたんですけど、ガッツリずっとピンクのドレスを着ないで勝負したときにどこらへんまで行けるのかなと。

――最年長出場者としての思いは?

渡辺:今年、『キングオブコント』『M-1グランプリ』どちらもフレッシュな方たちが頂点に立たれている中で、40代......もうアラフィフになる46と45がどういうふうに見ていただけるのかっていうのはありました。もう精一杯やるしかないなと思って、自分たちのやれることと今年できることをとにかくやろうと思って臨みました。

――4分のコントをやるのを初めてではない?

渡辺:初めてではないです。事務所がASH&Dコーポレーションというシティボーイズさんが立ち上げた事務所でもありますので、もともとコント畑中心の事務所なんです。先輩芸人さんもコント師の先輩ばかりの事務所だったので、私たちも最初はコントみたいなのをやったりしてたんですけど、なかなかネタが書けなくて、コントというよりコンサートみたいな感じで、どうしても歌が入ってしまうようなネタばかり作っていました。10年を過ぎてこれからまたちょっといろいろお笑いの中身を深めていかなくちゃなと思ったときに何かできることはないかと思って、今回こういう形になりました。
木村:昨年は、お姉さんが歌う「糸」に乗せてゼリーを皿に出してプルプルするっていうネタをやって、準決勝で落ちましたね。

――今一番喜びを伝えたいのは?

木村:母かしらねぇ、私は。
渡辺:ああっ、泣いちゃう。
木村:秋頃は単独ライブの稽古で実家になかなか帰れなくて、寂しい思いをさせてしまったと思います。なので、母に喜びを伝えて、カニとか買って一緒にお正月を過ごせたらいいなと思ってます。
渡辺:うちの家族も全力でバックアップしてくれて。この10日が近づく前は、いつ練習の邪魔になるといけないからっていうことで電話すら控えて、ただただ念を送ると言ってくれて(笑)。それぐらい本当に私たちよりも熱心にこの大会を考えてくれるところがあったので......(涙ぐむ)。
木村:なんか効いたのかな?
渡辺:そうねぇ......母の念が届いたのかもしれないわね。もちろん家族にもこの感謝を伝えたいですし、あと今年は本当にいろんな方にお世話になりまして。全国4カ所で単独ライブを行ったんですけど、そこにもたくさんのお客さんが来てくださって、温かく見守っていただいた中でやったネタを今回、掛けたんです。だから、ライブ見に来てくださったお客様やいろんな形で応援してくださったファンの方、皆さんに感謝したいと思っております。

――ネタもお2人で考えられているんですか?

渡辺:そうなんです、1人ずつだとぜんぜん面白いのができない。2人でこたつでほうじ茶すすりながらああでもないこうでもない言ってなんとかネタを考えております。歩みが遅いんですけど、ゆるゆるとやっています。

――視聴率100%分の出演権がありますが、出たいと思う番組は?

木村:『news every』の、木原(実)さんとそらジローのお天気コーナー。マネージャーさんのお子さんがそらジローを好きなものですから、そこに一緒に出られたら夢のようだなと。ぜひお2人の横に出させてもらって手を振れたら幸せよね?
渡辺:あつかましいですけど、もし可能なら陣内(貴美子)さんの「木原さーん、そらジロー」っていうアレもちょっと言わせてもらったら夢のようだわね。
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●ファーストラウンド
第1試合/ゆりやんレトリィバァ(111票) vs あぁ~しらき(290票)
第2試合/吉住(192票) vs ニッチェ(209票)
第3試合/根菜キャバレー(92票) vs 合わせみそ(309票)
第4試合/横澤夏子(233票) vs 紺野ぶるま(168票)
第5試合/阿佐ヶ谷姉妹(217票) vs 紅しょうが(184票)

●最終決戦
1位:阿佐ヶ谷姉妹(184票)
2位:横澤夏子(114票)
3位:ニッチェ(37票)
4位:合わせみそ(35票)
5位:あぁ~しらき(31票)


【ゆりやんレトリィバァ】【横澤夏子】【紅しょうが】【松本人志】【ダウンタウン】【徳井義実】【チュートリアル】

2018年12月10日 (月)

COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール オープニング公演「KEREN」 よしもと芸人と行く バスツアー!

平成31年2月に大阪城公園に新設される劇場施設COOL JAPAN PARK OSAKAのWWホールにて、オープニング公演「KEREN」が2月25日(月)からスタートいたします。


そんな「KEREN」を更にお得にご覧いただけるバスツアーのご案内になります!
本公演を観劇し、貸切船で大阪観光クルーズを堪能、そして太閣園でのお食事をよしもと芸人と楽しむお得なプランになります。貸切船では、水の都大阪を船上からお楽しみ頂き、太閣園では貸切のお部屋で「松花堂弁当」をご用意しております。
※お申し込み開始は12月25日(火)を予定しております。詳細は、KEREN公式ホームページにてご案内いたします。


「KEREN」とは、歌舞伎の世界で奇抜な演出を指す言葉で、ステージで繰り広げられる、ダンス、剣劇、殺陣、ミュージカル、日本舞踊、魅力的なマルチメディア・コンテンツなど様々なパフォーマンスを最高峰のスタッフが手がける、ノンバーバルショーとなっております。大人から子供まであらゆるお客様に感動、興奮を与え、想像を絶する未知なる体験をしていただけるでしょう。
オープニング作品にして、すでに最高傑作のエンタテインメントショーとなります!

エースJTBで行く!
COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールオープニング公演「KEREN」よしもと芸人と行くバスツアー


3月14日(木)ギャロップ、スマイル、モンスターエンジン

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3月15日(金)ニューヨーク、デニス

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3月21日(木・祝)ゆりやんレトリィバァ、紅しょうが

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3月29日(金)タナからイケダ、学天即

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3月31日(日)さや香、コウテイ、ダブルヒガシ

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料金:大人19,800円(税込) 子供17,000円(税込)※最小催行人員は30名
※お申込み開始は、12月25日(火)を予定しております。詳細は、KEREN公式サイト(https://keren.jp/)にてご案内します。

レインボー単独ライブ「少しだけ虹の話をしよう」ヨシモト∞ホールにて開催決定!2019年、レインボーの更なる飛躍をご期待ください!

大人気コンビ・レインボーによる単独ライブ開催が決定した。レインボーは今年2018年の元日に放送された「ぐるナイ おもしろ荘 若手にチャンスを頂戴 今年も誰か売れてSP」(日本テレビ系)で優勝し、注目を集めているコンビ。
「キレイだ」というフレーズで大きなインパクトを与え、今年ブレイクを果たした。2019年は更なる活躍が期待される。2人が生み出す新ネタコント、ぜひ注目いただききたい。
※レインボーは現在、ヨシモト∞ホールにて平日中心に開催のネタバトルライブ、「セカンド∞バトル」へレギュラー出演中。

【公演詳細】
2019年1月13日(日)
レインボー単独ライブ「少しだけ虹の話をしよう」
出演:レインボー
15:45開場/16:00開演/17:15終演
前売1,800円/当日2,000円 
チケットよしもとにて発売中
http://yoshimoto.funity.jp/r/rainbow0113mugendai/
開催会場/ヨシモト∞ホール

【プロフィール】
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レインボー
結成年月:2016年2月
NSC東京18期生
(左)実方孝生(じつかたたかお)
生年月日:1989年06月25日
身長/体重:183cm /110kg
血液型:O型
出身地:千葉県 千葉市
趣味:音楽(70年代〜90年代の邦楽、懐メロをよしもと若手芸人で1番語れる)/漫画(漫画喫茶に7年勤務。漫画家の知り合いも多い。その人にあった漫画を紹介する漫画ソムリエもできる)/デブ飯(男ウケ間違いなしの高カロリーな料理が得意。バターは万能)/お酒(千円でチェーン店をどれだけ楽しめるか?極上の千円の使い方を追求している)
特技:肺活量(浪漫飛行の1番を息継ぎ無しで歌い切る)/即興世にも奇妙な物語(お題を頂ければ、そのお題から奇妙な物語を始められる)/歌(よしもと若手で1番尾崎豊を歌いこなす)


(右)池田直人(いけだなおと)
生年月日:1993年09月19日
身長/体重:177cm /68kg
血液型:O型
出身地:大阪府 吹田市
趣味:公園巡り(新宿御苑のパスポート保持)/カフェ巡り(毎日巡っている)/ポケモン(TX「おはスタ」毎週木曜にレギュラー出演中)/母親孝行(EX「アメトーーク」、「ロンドンハーツ」出演実績あり)/動物を可愛がる(特にアヒル)/ラジオ
特技:女装(化粧は自前、脱毛済み。※EX「ロンドンハーツ」出演実績あり)/将棋(初段。中学生時に関西大会3位)/タップダンス(教室に1年通う)/子役にまつわる話(5歳~17歳まで活動)



【レインボー】