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2017年11月 5日 (日)

3日間、トリを務めた小籔千豊率いるバンド・吉本新喜劇ィズが振り返る『KOYABU SONIC 2017』

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『KOYABU SONIC2017』の最終日、11月5日に吉本新喜劇座長・小籔千豊率いるバンド、吉本新喜劇ィズが囲み取材に応じ、最終日をはじめ開催した3日間を振り返りました。

「10年前に『KOYABU SONIC』をやろうなった時は、『サマーソニック』に出られへんかったから自分らでやろうかみたいな軽い気持ちでしたが、たくさんの人が僕みたいな者に協力してくれて、10年経ったらこんなに大きくなりました。最初は3000人の会場(大阪城音楽堂)でしたが、それでも十分大きいところだったので満足していて。スチャラダパーさんに"こんな優しい雰囲気はないし、音楽と笑いが融合しているのは珍しいし、何よりもみんな小籔くんに誘われてきている感があるから、知らないアーティストとも小籔くんの友達? 俺もみたいな、友達の友達みたいな感じで仲良くなれるからいいね"みたいなことを言ってくれて、その言葉に甘えてずっと続けてきたら、こんなことになりました。僕らみたいなバンドがやっているフェスなんて誰も出たくないと思いますが、優しい人たちに囲まれて、こんなことができて、縁とか、出会いが大切だと改めて感じました。ありがとうございました」と小籔。

金原早苗は「吉本新喜劇に入って12年目ですが、新喜劇に入った時は、まさかこんなメンバーでバンドをやらせてもらって、ライブもやらせてもらって、自分たちのCDを出すなんて思っていなかったので、本当に感激です。もっともっとこれからも上を目指して頑張っていきたいと思います」とさらなる意欲を燃やしました。

松浦真也は「バンドの方は最終日で、完璧に仕上がっています。問題ないと思います」と自信たっぷり。ですが、懸念事項があるようで...「打ち上げの司会を任されていて、そっちの方が頭にずっと演奏中によぎっていて"どうしよう、どうしよう"と」。とはいえ最終日はバンドに集中し、爆発したいと意気込みを語りました。

今年の打ち上げは松浦と今別府が司会を担当しているのですが、小籔曰く「RGがいない穴はデカかったです。打ち上げのRGは神がかっていたので」。今後、5年、10年と『KOYABU SONIC』を続けて行き、クオリティを上げていきたいと話しました。

宇都宮まきは初開催から出演。コラボ企画がいつも楽しみだと言います。「特に、今まで聞いたことないであろう小籔兄さんの好きな曲に挑戦する池乃めだか師匠の姿を間近で見ていて、それを楽しみにしていました。『コヤソニ』が1回終わって、これでめだか師匠のコラボが見られないのかとすごく残念に思っていたのですが、今回復活して、しかもPerfumeとのコラボということで。めだか師匠は聞いたことないかもしれない若い女の子たちの素敵な歌を一生懸命練習されていて、今日は本番で完璧に歌われて。その姿を見て、同じ舞台上で涙が出ました。『コヤソニ』のいいところはそういうコラボ企画があるところ。おじいちゃんが頑張っている姿とかを観られることもすごいところだと思いました」と感極まった様子で話しました。

「確かに、おじいちゃんの頑張っている姿が観られるフェスはたぶん、『コヤソニ』だけやと思います。桑原師匠も頑張ってくれまして、ありがとうございました」と小籔、音楽と笑いが融合したフェスの醍醐味を噛みしめました。

福岡晃子さんは「『KOYABU SONIC』はチャットモンチーとしても結構、出させてもらっていたのですが、今回は3日間とも吉本新喜劇ィズがトリをやっていて。開演中、ずっと司会をやっている小籔くんが、バンドではそのまま普通にドラムをやっているという、その姿がすごく面白いですし、ほんまにバンドマンになってきてるんやなって思いました。このフェスを通してだんだんバンドマンの方に寄ってきている感じがすごく面白いなと思っています。これからも続けて行くと、本当に音楽と笑いが密着したフェスになっていくんだろうと思いました」と将来の姿も見据えたご感想を述べられました。

吉本新喜劇ィズは数百人規模のライブハウスでデビューを飾り、2回目のライブで福岡さんが徳島で開催している『こなそんフェス』に出演。そして『サマーソニック』にも出演とフェスも経験しました。今回、3日間トリを務め、「普段、いかに適当に練習しているか改めてわかるというか、普段注視していない細かいところがすごく気になりましたね。また次に向けて、1年かけて鍛錬したいと思いました」と出来を分析する小籔。

「僕らのバンドはまだ"ごまめ"の状態だと思うんです。"芸人にしたらまあまあ"みたいなところから、"バンドもええやん"とたくさんの人に思ってもらえるよう、僕らは舞台経験を肥やしにして頑張っていきたいと思います。バンドとしても徐々に上手になっていくと思うので、成長をともに見守っていただきたい」とますます上を目指すと宣言。「10年後に"ほんま、あの時は下手やったけど、うまくなったよな"と言ってもらえるように、この10年を頑張りたいと思います」と気合を入れました。

バンド活動も盛んになっている小籔。「もう少しお笑いの仕事がほしいなと思うのですが、もし、お笑いの仕事がなくなってもバンドで飯を食えるよう、リスクを回避するというか、小籔家の家長としてご飯を食べていかなければならいので」と本気であることをアピール。「新喜劇もバラエティもあかんようになって、ドラマも出られへん、モデルも出られへんようになったらバンドでご飯を食べようと思います。バンドは生活のためです」とプロとして頑張ることも宣言しました。

3日目の終盤、スペシャルゲストで笑福亭鶴瓶さんが飛び入り出演され、ステージ上で小籔とミニトークを展開しました。「鶴瓶さんはいつもほんまに忙しいので、毎回"どっかで行くわ"って言ってくれるんです。でも今年は無理やろうと思っていました。そしたら前日の22時頃に"明日、行けるようになったから、明日行くわ"と連絡があって、ふらっと来てくださいました。復活前の『コヤソニ』の後半は、何年も連続で飛び入り出演してくれています。何でか分からないけど、僕のことをめちゃかわいがってくれて、新喜劇のみんなもかわいがってもらって、ごはんに連れて行ってもらったりしていて、会社が違うのに"吉本新喜劇は大切や。吉本新喜劇は大阪の宝やで、ほんま"と鶴瓶さんが言ってくださるんです」としみじみと語ります。小籔の公演には差し入れしてくださることも多く、「僕が東京で公演したときには、すごく大きいクーラーボックスが届いて、中にアイスキャンディーが100本以上あるんです。出演者の人数以上に差し入れしてくれて、すごくありがたいです。差し入れお化けですね、鶴瓶さんは」と感謝の意を表しました。

【小籔千豊】【松浦真也】【宇都宮まき】【金原早苗】

2017年11月 4日 (土)

人気コンビがMCを務める、よしもと漫才劇場新公演「もっともっとマンゲキ」スタート!

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アインシュタインやトット、吉田たち、プリマ旦那といった人気コンビがMCを週替りで担当する、よしもと漫才劇場新公演「もっともっとマンゲキ」がスタートします。毎週水曜に映像配信サービス「大阪チャンネル」で生中継されるこのプログラム。記念すべき初回公演&配信が11月1日(水)に行われました。

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まずはネタからスタート。トップバッターはからし蓮根。合コンでのやりとりを独特の間合いでどんどん笑いに変えていきます。二番手はピン芸人のヒューマン中村。「最近気づいたことを見ていただきたい」とネタがスタートするも、リアクションの薄さに「聞いてます?」と客席にツッコミ。歌詞カードや、ことわざなど、言葉を使ったネタを次々に繰り出します。

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次のセルライトスパは、体操服姿の2人が縄跳びにチャレンジするネタを披露。大須賀の姿が笑いを誘います。続いてはアインシュタインが登場。カップルのドライブデートがうらやましいとのことで、いつかのためにリハーサルを始める2人。ツッコまれるたびにアゴを気にする稲田の様子が大ウケでした。ラストはかまいたち。心理テストのネタを始めますが、山内の表情、言い回しに爆笑が起こっていました。

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ここから今回のMCであるアインシュタインが再び登場。大阪チャンネルでの生配信がスタートすることを告げます。ステージ上のモニターでカウントダウンが始まり、いよいよ生配信の開始。週替りでMCが登場することなどを説明します。河井は台本が分厚く準備が大変だったと話しますが、自分は進行じゃなく笑顔担当とうそぶく稲田。最初から会場は盛り上がります。

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まずは「リレー企画!●●からの指令実行ショー」です。「もっともっとマンゲキ」ではオープニングの企画を週替りの各MCがリレーでつないでいくということを説明。一回目の指令は「番組スタートにふさわしいお客さんと一緒におもしろコール&レスポンス」でしたが、「会場中のストレスを僕にぶつけてください」と稲田。本人が「稲田は」「シャクレ」、「稲田は」「ハゲ」、「稲田は」「鬼の子」という3つのコール&レスポンスからスタートすることを提案。会場全員が右拳を上げて言われたままにコール。言葉を全身で受け止める稲田でしたが、なぜか「しばくぞ!」と絶叫。会場が爆笑に包まれます。

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ここからクロスバー直撃、てんしとあくま、セルライトスパ、からし蓮根が前半メンバーとして登場。てんしとあくま・かんざきの本名イジリから始まったのは「週刊もっともっとランキング」です。事前にメンバーが書いたトークのテーマからおもしろいと思うものをゲストが選び、ランキングするこの企画。1回目のゲストはかまいたちの2人です。

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今回のテーマは「納得いかんニュースランキング!」。「納得いかんことはないですか?」と振られた山内は、先日優勝したコンテストについて「自分たちなりの売れ方がある」と力説。しかしすぐに後ろを向いて「チキショー!」と本音を爆発させていました。

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ランキングの発表では、稲田が実は沖縄の血を引いていること、クロスバー直撃・渡邊の作り話疑惑、てんしとあくま・かんざきのグタグタエピソードなどが披露され、会場が大いに盛り上がるなか、最下位にランクインしたのは、からし蓮根・伊織。タイトル、内容ともしっかり最下位と酷評され、罰ゲーム「もっともっとケツバット」を受けていました。

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続いて後半のジュリエッタ、ラフ次元、ロングコートダディ、ヒューマン中村が登場。男前とブサイクに分かれてゲーム対決を行いました。稲田の仕上がりが素晴らしかった「パンストフラッグ対決」、ブサイクチームがヒューマン中村の仕上がりで勝利した「にらめっこ対決」、ラフ次元・梅村がまさかのテクニックを披露した「二人羽織早食い対決!」などのゲームに会場は爆笑です。

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ラストの「強風伝言対決!」は、ジュリエッタ・井尻vsアインシュタイン・稲田の対決に。井尻もかなり健闘しますが、そこは稲田の破壊力。会場だけでなく、ステージ上の出演者も爆笑するという、この日一番の笑いを生み出していました。

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ゲームでのポイントがドローだったため、勝敗は会場の拍手で決めることになりますが、なんと男前チームへの拍手がゼロ。ブサイクチームが圧倒的勝利を収めました。罰ゲームは井尻に決定。「顔面ビリビリケツバット」で会場を盛り上げました。

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これでコーナーは終了。今日の出演者が再びステージへ集合です。次週MCのトットへリレー企画のお題「おもしろ自己紹介ギャグ」が発表されたあと、河井から毎週いろんなゲストを迎えることが話されたほか、大阪チャンネルへの登録のおすすめ、よしもと漫才劇場でも楽しいイベントを毎日行っていることなどがアピールされました。ラストはラフ次元が11月14日(火)に10回目となる単独ライブ、ジュリエッタも12月17日(金)に単独を行うことを告知。ステージは幕を下ろしました。

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毎週水曜日の生配信がスタートした「もっともっとマンゲキ」。このプログラムのほかにも、よしもと漫才劇場では、毎日たくさんのイベントが開催されています。よしもと漫才劇場にぜひ足をお運びください!

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【アインシュタイン】【かまいたち】【クロスバー直撃】【ジュリエッタ】【ラフ次元】【てんしとあくま】【セルライトスパ】【ロングコートダディ】【からし蓮根】【ヒューマン中村】

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バンドの生演奏や歌・ダンスなど見どころ満載! 神保町花月本公演第500回記念公演『ひとしずく』

10月15日(日)、東京・神保町花月にて神保町花月本公演第500回記念公演『ひとしずく』が開催されました。
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記念すべき神保町花月本公演の500回目となる今作は、神保町花月の今後を担っていく芸人と俳優班所属の俳優陣との合作となっており、しっかりと芝居で魅せることはもちろん、今年初めから芸人たちが練習を重ねた楽器(ランパンプス・寺内=トロンボーン、ランパンプス・小林=ドラム、スクールゾーン・橋本=ハーモニカにそれぞれ初チャレンジ)の生演奏や歌、ダンスなど、見どころが盛りだくさんの公演となりました。

スクールゾーン・俵山扮するジュンペイのヴァイオリン演奏から舞台は幕を開けます。

小笠原諸島のあたりにある小さな島・夢見島から音大の受験勉強をしに東京へ行くしずく(児玉絹世)が、海辺で父親・トオル(ゴールドバーグ・ともきち)と別れを告げ、東京に向かうことに。
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しずくの幼なじみのジュンペイは、東京にあるジャズバー『ラ・ロゼ』で住み込みのバイトをしながら演奏していますが、譜面も読めず、バンド仲間のジョージ(西村ヒロチョ)からイヤミを言われる毎日。そんなジュンペイにしずくから「契約したはずのアパートが手違いで契約できてなかったからこれから会いたい」と連絡が入りますが、しずくには見栄をはって「楽団の教育係をやっている」と言った手前、焦るジュンペイ。結局、みんなに泣きつき、口裏を合わせてもらうことにします。
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そんな『ラ・ロゼ』にしずくがやってきて、久々の再会を果たすしずくとジュンペイ。ジョージは「あなたの心のバルコニーです」とキザな自己紹介をし、笑わせます。ドラムのリョウタ(ランパンプス・小林)から「ジブリ感がすごい」と言われるほど天真爛漫なしずくが、「ジュンペイ兄、すごい!」とあっさりだまされていたところ、何も知らずに店にやってきたショーガールのかえで(伊藤真奈美)が全部バラしてしまうことに。
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バレてしまったものの、「演奏も楽しかったし、やっぱりすごい!」と嬉しそうなしずく。行くところがないしずくに、ゲイの店長(ランパンプス・寺内)が「ここでみんなと一緒に住まない?」としずくを誘い、しずくは店長やジュンペイたちと一緒に店の2階に住むことになります。さらに、来年の2月に閉店することが決まっている『ラ・ロゼ』の最後の演奏会で歌ってほしいとも頼まれ、快く引き受けるしずくでした。
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ある日、店でバンドメンバーとしずくが一緒に練習をしていると、人材斡旋業をしている神代ヒロミ(是近敦之)が入ってきてしずくの歌を聴き、「オーディションを受けてみないか」とスカウトします。その場面を見ていた店長はヒロミを気に入ったようで「夢に出てきてくれないかなぁ」とつぶやいて会場の笑いを誘っていましたが、しずくはあまりスカウトの話に興味が持てないよう。
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最後の演奏会についてみんなで話し込み、気づくと深夜になっていた場面では、店長が時計を見て「ウオノメ! もうこんな時間」と、なぜか驚きの擬音を「ウオノメ」と発し、みんなからツッコまれますが、そのあと、「じゃあ、もう寝るわ。ウオノメ~」と、「おやすみ」のことも「ウオノメ」と言いながら去っていく店長に会場は爆笑!  

実は昔から関係のあるヒロミとかえでが、ヒロミの仕事のことでケンカをしているシーンで第一幕は終了。
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第2幕の幕開けから『マック・ザ・ナイフ』『コパカバーナ』など、ジャズやラテンのスタンダードナンバーを次々と披露する楽団のメンバー。ジョージがかっこよくソロを吹くのですが、気づくとステージに1人きりになっていることに気づいて「誰もいねーじゃねーか!」とツッコむ場面があったり、行き場のない感情を「ヌワァ~!」と謎の言葉を発しながら不思議なポーズをとって表現したりと、随所に笑いあり、音楽ありで観客を楽しませます。
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しずくに『ラ・ロゼ』という店名の意味は"1適のしずく"と言う意味だと話し、「来てくれたお客さんの心に1適の温かいしずくを垂らして潤いを与えたい」と説明する店長ですが、誰よりも言動が自由なのも店長で、ゲイをカミングアウトした後はオネエ言葉も交え(アドリブも交え)、自由さが爆発!

リョウタがしずくに店長の身の上話をしているシーンでは、突然登場して「しゃべりすぎ~!」とツッコみ、リョウタに「ビックリした! クマかと思った」と言われると、真顔で「ヒューマンだよ」と返したり、セリフの語尾にちょいちょい「て、言うじゃな~い?」を入れてきて、それをリョウタにツッコまれると「昨日(波田陽区を)Youtubeで見ちゃって......」と言い訳し、会場を沸かせていました。
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この店を経営している不動産会社の後継ぎでもある店長が、厳しい父親になかなか自分がゲイであることをカミングアウトできなかったり、ホストのショウ(スクールゾーン・橋本)が東北の田舎出身であることにコンプレックスを感じて苦しんでいたりと、『ラ・ロゼ』にかかわるメンバーにも悩みが色々あるよう。そんななか、本当はしずくのことが好きなジュンペイがめでたく交響楽団と契約することが決定したのですが、その楽団が島根にあるため、離れ離れになりたくないジュンペイが意を決してしずくに告白しようとするのですが、リョウタに先を越されてしまいます。最後の演奏会も近づいたある日、やっと自分の思いを伝えられたジュンペイでしたが、返事は保留されてしまうのでした。
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いよいよ最後の演奏会当日。なぜかオープニングで踊りを披露するはずのかえでと連絡がつかず、困った店長は自らが『ダンシングクイーン』をバックにダンスを披露して場をつなぎますが、ピンチヒッターにしてはノリノリのダンスを披露し、拍手喝采を浴びていました。そのあとは『テキーラ』『Paradise Has No Border』と続き、『ラッパと娘』ではしずくがボーカルをとり、ライブは大盛況の中終了。
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この日が受験日でもあったしずく。試験の手応えはあまりよくなかったようですが、そんなしずくにヒロミが「急いでオーディションを受けるかどうか返事をしてほしい」と迫ります。
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一方、ヒロミに内緒でヒロミの子供を産んでいた過去のあるかえでは、ヒロミに子供を産んだことをカミングアウトし、その子のためにも生き方を変えてほしいと懇願します。しかし、そのままケンカとなってしまい、別れを象徴するようなダンスを踊るかえででした。
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さらに、店長もやっとゲイであることを父親に電話でカミングアウトします。しかし最初はなかなか言い出せず、何度も言いかけては「ゲ ゲ......限定品に弱いんだ」「ゲ、ゲ......ゲレンデが溶けるほど恋したい!」と、ボケまくり、笑わせる店長。「僕、ゲ...、原型をとどめてないんだ!」と言ったあたりでリョウタに助け舟を出され、ようやく伝えることができますが、父親はすでになんとなく気づいていたようでした。
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ヒロミは結局、しずくの話を勝手にナシにしてしまったことで制裁を受けますが、今の仕事からは足を洗うことができ、しずくは受験には失敗したものの、声楽のある専門学校への進学を決意し、ジュンペイに「一緒には行けない」と断ります。すると、同じくしずくに告白したはずのリョウタが「ジュンペイと一緒に島根に行く」と言い出し、驚くジュンペイ。実はリョウタは、ジュンペイをしずくに告白しやすいよう、敵役としてしずくに告白したと打ち明け、「楽しかったんだよ、ここでおまえと演奏するの。だから島根で一緒に練習して、何かを見つけたい」と話します。
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それぞれが前に一歩進み、行く道を見つけたところで物語はジ・エンド。最後に『明日』『ラッパと娘』などをバンド演奏で披露し、華やかなステージングで魅せ、聴かせたあと、しずくを始め全員の希望に満ちた表情が印象的なシーンで物語は幕を閉じました。
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【ランパンプス】【スクールゾーン】【そいつどいつ】【市川刺身】【ゴールドバーグ】

2017年11月 3日 (金)

板尾創路監督、映画『火花』の撮影を行なった吉祥寺のイルミネーション点灯式に出席! 大変だった撮影秘話を語る!!

11月3日(金・祝)、東京・吉祥寺駅前広場にて行なわれた『吉祥寺イルミネーション点灯式』に、映画『火花』で監督を務める板尾創路が出席しました。
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毎冬に吉祥寺の街を彩るイルミネーションは、1987年、吉祥寺駅前広場の完成以来、地元商店会や大型店が一体となって飾り始めたもの。サンロード、平和通り、公園通り、ダイヤ街や地元商店会、大型店舗などが本日より一斉に点灯します。
また、今年は本日より来年2月14日までの毎日17時から24時まで点灯されることも発表されました。

来賓とともに、登壇した板尾監督。武蔵野市の松下玲子市長は「本日は、吉祥寺が舞台にもなっている映画『火花』の板尾監督にもお越しいただきました。頑張る若者を吉祥寺が温かく受け入れる映画だと聞いております。観ていただいた方々には、ぜひとも吉祥寺へお越しいただければ。映画『火花』を、武蔵野市をあげて応援して参ります」と挨拶しました。
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駅前広場に飾られた13メートルのイルミネーションが灯ったのち、トークに臨んだ板尾監督。
まず、点灯式の感想を訊かれると「僕のスイッチは本当に繋がっていたのか、心配でした」とウィットに富んだ返答で和ませながら、「映画のタイトルが『火花』で、点灯とかかっているのはいいですね」と話します。
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吉祥寺という街の印象については、「若者の街という感じで、僕らもわいわいと撮影させてもらいました」とコメント。「菅田将暉と桐谷健太という今をときめくスターが主演なので、顔を指されたら(大騒ぎになると)大変だなと思ってたんですが、ちょうど駅前の交番の近くで撮影してた時、おまわりさんが『(次のシーンまで)中に入って』とフォローしてくれてありがたかった。すごく優しいお巡りさんでした」と撮影を振り返りつつ、周囲の協力に感謝します。
サンロードでは主演2人が歩くシーンを撮影したそうですが、「見つかると大変なので、周りを何十人というエキストラの人に固めてもらって(通行人を演じてもらいながら)、2人に自然に歩いてもらってるのをカメラマンさんに前へ入ってもらって撮るっていう。簡単そうに見えて難しい撮影をしました。一度気付かれると二度とできないので、商店街のみなさんのお力も借りながら、なんとか1回で撮ったシーンは見事、完成作にも反映されています」と報告しました。
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MCより見どころを訊ねられると、菅田さんと桐谷さん、それぞれの漫才と返答。「2人とも関西人なので漫才に対する思いは強かったですが、役者さんがやったことがない漫才をやるのは大変なこと。芸人がテレビでコントや漫才をやっているのは簡単なように見えているかもしれませんけど、実際、お客さんの前で漫才をやるのは難しいんです。けど、2人は漫才師になりきって自分達を追い込んで、集中力と演技力でやりきった。役になりきる勇気がすごかったですし、漫才師にしか見えないほど(出来が)素晴らしかったので、観ていただきたいですね。感動しますよ」と菅田さん、桐谷さんの素晴らしさを力強く語りました。
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最後に、「吉祥寺が舞台にもなっている映画『火花』で、監督をやらせてもらいました。自分で言うのは恥ずかしいですが、いい作品が撮れたと思います」と照れながら話しつつ、「原作は又吉(直樹)くんの小説で、芥川賞を受賞している作品ですが、原作を超えていると思っています」と断言!
「小説を読んでいる方も、読んでいない方も楽しめるようにつくりましたし、最後には心が温かくなれる映画なので、11月23日から公開されます! ぜひ映画館に足を運んでください」と、映画館への来場を呼びかけました。
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【板尾創路】

永井佑一郎 初ルミネ単独LIVE―20/40Anniversary―『キャラッパ20』

12月3日(日)、永井佑一郎が東京・ルミネtheよしもとにて芸歴20周年記念となる単独ライブを開催致します。
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今年、芸暦20年・40歳を迎えた永井にとってルミネtheよしもとでの単独ライブは初。これまでの集大成としてピンネタはもちろん、永井佑一郎が生み出した様々な企画をゲストと共に披露します。
ゲストにはトータルテンボス、キクチウソツカナイ。、はいじぃなど同期も集結!
また後輩や永井本人の父親も登場して企画にトークに、ライブを盛り上げます。

【永井佑一郎コメント】
ルミネで単独をやらせて頂ける事への感謝、出演してくれるゲストの皆、劇場に足を運んでくれる皆さんへの感謝を持って、この日に行われる数々のエンターテイメントの一番楽しいLIVEを見せれる様に頑張らせて貰います。
皆さん!20年の節目に僕は背伸びしてルミネで単独をやらせて頂きます!
是が非でも応援宜しくお願い致します。
P.S.40歳になり20年目、これからはお笑いでの時間の方が長くなれます(^-^)v


【永井佑一郎】

2017年11月 2日 (木)

fumika、幻想的なプロジェクションマッピングの下で熱唱し「姫になった気分!」と感激

11月2日(木)、東京・お台場ヴィーナスフォート 噴水広場にて、VenusFort Projection Mapping & Illumination 2017『VenusFort Lumina』点灯式が行われ、ゲストのfumikaとMCのスパイクが登壇しました。

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お台場ヴィーナスフォートでは、中世ヨーロッパの街並みを再現した内観と吹き抜けの開放的なドーム型天井を活かしたVenusFort Projection Mapping & Illumination 2017『VenusFort Lumina』を本日から来年3月中旬まで開催。
12月25日(月)までの土日祝日を中心とした特別演出日には、クラシックオルガンの生演奏とコラボし、音と光の演出が融合したスペシャルショーなども開催されます。


今回の点灯式では、まずMCを務めるスパイク(松浦志穂/小川暖奈)の2人が「どうもー!」と元気よく登場し、クリスマスにちなんだショートコントなどでギャラリーを和ませた後、ゲストのfumikaが登壇。
来場者に感謝を述べつつ、2011年のデビュー時に行ったヴィーナスフォートでのリリースイベントを回想したfumikaは、「何年かぶりにヴィーナスフォートさんで歌えるのがホントうれしくて」「前回のポスターが楽屋に残ってたんですよ」と思い入れの強い地での晴れ舞台に高揚します。

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そして、カウントダウンと「点灯!」の掛け声とともにプロジェクションマッピングがスタート。

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天井に映し出される映像をうっとり見入ったfumikaは、「幻想的で、異世界に連れってってくれるようなプロジェクションマッピングでしたね」「なかなか動物を下から見ることはないですね」と興奮気味に感想を述べ、小川も「寝転がりながら見たいですね(笑)」と感激した様子です。

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プロジェクションマッピングのモチーフともなっているクリスマスについて話題が移ると、「ライブですね。一人で過ごすことがなくなったので、よかったです(笑)」と笑顔で予定を語るfumika。
さらに「我々もお仕事なかったら、fumikaさんのライブ行こうっか」(小川)、「そうしましょう。視線とかくれます?」(松浦)とスパイクから訊かれると、「ウィンクします(笑)」と茶目っ気たっぷりに返し、笑いを誘いました。


その後のミニライブでは、クリスマスにちなんだ『All I Want For Christmas Is You』を皮切りに、11月29日発売の13th Single『花束に込めて』、さらには鉄拳のパラパラ漫画によるYouTubeの動画再生回数が通算400万回を突破している自身の代表曲『Endless Road』の3曲をパワフルに熱唱し、ギャラリーを喜ばせます。

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間近でライブを見ていたスパイクも、「プロの方に失礼なんですけど、すごくお上手ですね!」(松浦)、「この小柄な体から出る音量とは思えない」(小川)と感動を口にし、プロジェクションマッピングを下で歌ったfumika本人も「姫になった気分(笑)」と貴重な体験になった様子。

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また、新曲『花束に込めて』は、落ち込んでいる親友を元気づけようという一心で作った曲だそうですが、「次の日に(親友に)電話かけたら、元気になってたんです(笑)」といったエピソードも披露し、「人間、誰でも心の浮き沈みがあるじゃないですか。この曲で心をあったかくしてほしいですね」といった思いを込めたことを明かしました。


年末にかけてリリースイベントやライブなど、スケジュールが続々発表されているfumika。
最後に、「一緒に点灯式の瞬間を迎えられたので、素敵なクリスマスを迎えられるんじゃないかと思います。ぜひライブにも遊びに来ていただいて、最高の時間をともにすごせたらうれしいです」とのメッセージを送り、点灯式は幕を閉じました。

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fumikaの最新スケジュールは、オフィシャルサイト等でご確認ください。


【fumika】【スパイク】

水玉れっぷう隊「25thベストヒットコント リターンズ」

今年結成25周年を迎えた水玉れっぷう隊が東京・ルミネtheよしもとで単独ライブを開催!
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水玉れっぷう隊がこれまで作り上げてきたコントの中から選りすぐりのベストネタを披露します。
結成時からずっとファンの方も、最近ファンになった方も見応えのある内容となっています。

今年の8月に大阪・梅田芸術劇場シアタードラマシティでも単独ライブを開催しましたが、内容は異なりますので8月の単独にいかれた方も是非お越しください。

<水玉れっぷう隊コメント>
アキコメント
素敵な1時間半に仕上げたいと思います!
20年以上、相方とずっと2人でネタライブをやってきたので久し振りの感覚で燃えてます!
ご来場お待ちしております。
当日、相方ケンが時間通り来てくれるかなぁ~ 来て欲しいなぁ~。

ケンコメント
ルミネtheよしもとでのコンビネタの単独ライブは「初」なので、恥ずかしい物をお見せする事は出来ません。
肩の力を抜きながら挑みたいと思います!!!
四十肩でカッチカチですけどもね。


【水玉れっぷう隊】

だから現実はおもしろい!?「ドラマのドラマ」

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"ドラマの表と裏。その2つが交錯した時、さらなるドラマが始まる...。"
ドラマの撮影現場はいつだってバタバタ!!
様々なトラブルを乗り越えてやっと撮影再開できたのに、予想もしない出来事が更にスタッフたちに降りかかる。
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ただでさえ個性豊かなキャラクターたちが、芸人本人たち、また演出の犬の心・押見が更にクセの強いキャラクターへ!!
コント要素も満載、また本当に最後の最後まで目の離せない展開が待っております!
ぜひ劇場にお越しください!!


【犬の心】

RGが「オンラインRPGあるある」を熱唱!「『BLESS』スペシャルイベント~開戦前夜~」

11月1日(水)、東京・六本木ニコファーレにて、「新作MMORPG『BLESS』スペシャルイベント~開戦前夜~」が開催され、スペシャルゲストとして、応援アンバサダーである橋本マナミさん、レイザーラモンRGが登壇しました。
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株式会社ゲームオンが11月2日にサービスを開始するPC用オンラインRPG『BLESS』のお披露目イベントである本イベントはニコ生でも生中継されており、ゲストの登場のほか、本邦初公開となるムービーのお披露目や、今後のスケジュールなどが発表されました。

MCの丸山周さんの紹介により、まずは同社『BLESS』日本運営プロデューサーである箕川学氏が登壇。満面の笑みで「今日はみなさん、僕を見にきてくれたんですよね!」と客席に話しかけ、笑いを誘います。
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さっそく初出し情報として「CMを作りました!」と話す箕川氏。映画『君の名は。』の宮水三葉役で話題となった上白石萌音さんを起用したCMが、11月2日からTOKYO MXとYouTubeで放映されることが発表され、上白石さんからのメッセージも流れます。CMでは、上白石さんが雨に打たれながら正義について悩み葛藤する女の子を演じており、上白石さんが出演するCMを含め全6種類が放映されるとのこと。
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続いて、同じく『BLESS』日本運営チームの中村直樹氏が登壇し、体が大きいゆえに頭も大きく、そのためヘッドセットがうまく装着できなかったことを自ら「まさに規格外の男」と自画自賛し、会場を沸かせます。
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ここでは、プレイヤー・開発・運営に聞いた『BLESS』の推しポイントを紹介。プレイヤーにはグラフィックの美しさや重厚で大人なストーリーのほか、多彩なペット(テイミング)が好評なようでしたが、開発会社のデザイナーさんの「昆虫がとてもセクシー!」という、昆虫のセクシーさを推しポイントとするユニークな意見もありました。
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その他、本作に出演する声優キャストの一部が公開され、木村良平さんや中田譲治さん、小林ゆうさんなどそうそうたる声優の参加が発表されたり、「街頭インタビュー」と称して身内のメンバーが街頭で作品について語る「ニセ街頭インタビュー」など、知っている人ならクスリとする演出も。また、作品キャラクターである「皇帝の養女・レオニ・アードラー」と「エルフの女王・エルリオーネ・リリアンテス」のコスプレをしたモデルが登場し、ステージに華やかさを演出していました。
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ここで、いよいよ応援アンバサダーであるスペシャルゲスト・レイザーラモンRGと橋本マナミさんが登場! それぞれ、RGはハイロン陣営、橋本さんはユニオン陣営を代表したカラーの衣装で登場しますが、RGは「話すより先にオンラインRPGあるあるを歌いたい」とそわそわした様子。
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「それではさっそく......」とMCに促されたRGは、「それでは、橋本マナミさんの大好きな渡辺美里さんの『My Revolution』を1分45秒使って歌います」と宣言。橋本さんの「え、私大好きってほどじゃあ......」という声を無視し、高らかに歌い出します。
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ニコ生ならではの辛口コメントも流れる中、最後まで歌いきったRGの、ひとつだけあったオンラインRPGあるあるとは「女キャラ使ってるから女やと思いきやチャットしてみたら男」というもの。これには箕川・中村両氏も「これはホントにあるあるです!」と太鼓判を押していました。
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ここで、『BLESS』の特徴のひとつである「テイム機能」(ゲーム内に出てくる動物をペットとして手なづけることができる機能)を使って実機のゲーム対決を行うことに。

プレイ前、自分のキャラクターがなにやら踊っているのを見たRGが「これ......『ダンソン!』ですよね」と一言。確かに、バンビーノの「ダンソン」に酷似した動きをしているキャラクターのその動きに合わせ「ダンソン!」と歌い出すRGに笑いが起こります。
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しかし、この対決で負けると「一発ギャグ」をしなければならないと聞き、苦い顔で「イヤや~! さっきもあるある歌っただけで『やめろ』とか言われたのに~」とさっきの生コメントに傷ついたことを告白し、抵抗するRG。

いざ実戦が始まると終始リードを続け、余裕で「みんな、橋本さんの『だっちゅ~の』を見たいか~!」などと客席をあおるRGでしたが、お笑い芸人の責任感(?)からか、途中で力を抜いて接戦に持ち込もうとしたところ、どうしても勝ちたい橋本さんにプレイを邪魔されるというほとんど反則技で負けてしまいます。
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相手の反則により、自分が勝利したと信じてガッツポーズをするRGでしたが、残念ながらお客さんの判定は「橋本さんの勝ち」。しかたなく(?)一発ギャグの「鈴カステラ~!」をニコ生視聴者にお見舞いするRGでした。
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続いて、今後のスケジュールとして、オープンサービス記念キャンペーンが開催され、100万円相当の金貨などが当たる"BLESS BIG BONUSキャンペーン"が実施されることや、12月に新種族のマスクと新職業のレンジャーを実装することが発表されました。マスクは獣耳のついたかわいらしいキャラクターで、レンジャーは弓を駆使したトリッキーな攻撃を持つ職業です。
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また、同じく12月に新コンテンツ"首都争奪戦"が実装されることも発表。このコンテンツは陣営内のトップギルドを決めるもので、最大840名が参加できる大規模バトルが展開するそう。これを聞いたRGは「『クローズZERO』みたいじゃないですか!」と驚いていました。
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最後に全員で「『BLESS』最高!」と叫んでイベントは終了。みなさんも、『BLESS』の世界をぜひ体験してみてください!
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【レイザーラモン】【レイザーラモンRG】

宮川大助・花子が平成29年秋の褒章で紫綬褒章を受章

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宮川大助・花子が、平成29年秋の褒章にて紫綬褒章を受章しました。

紫綬褒章とは、日本政府から学術、芸術、技術開発などの功労者に授与される褒章。このたび、宮川大助・花子は、夫婦漫才に新たなスタイルを打ち出したという点で功績が称されました。

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11月2日の発表に先立ち、10月31日(火)、大阪市内のホテルで会見を行い、大助・花子が紫綬褒章受章の喜びを語りました。会場に姿を現し、着席の前に深々と頭を下げたふたり。「今年はとくに、大助・花子にとって激動の1年といっても過言ではない、大変な1年でした」と花子。今年3月に、大助が腰部脊柱管狭窄症のためにより手術。さらに5月には感染症による二度目の手術。続いて6月にグラム陽性菌敗血症により三度目の入院。9月になんばグランド花月にて舞台復帰を果たしました。花子はその激動の日々を振り返り、「最初、紫綬褒"しょう"と聞いたとき、また新しい感染"しょう"になってしまったのかな? と思ってしまいました。こんなに素晴らしい章をいただけると思っておりませんでした。本当にありがとうございました」と感無量。

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すでに感極まり、唇を固く結んだ大助は、まず「感動しています」とひと言。「自分たちは、漫才大賞や新人賞、努力賞など、そういった目の前のレースが賞だと思っていました。だから、まさかこういう形のものをいただけるとは、本当に思いもよらなかったです。いちばん最初に顔が浮かんだのは、自分を産み育ててくれた親と、小学校の時の担任の先生です。僕は子どもの頃はいたずらばかりしていて、いくら悪いことをしても先生は抱っこしてくれ、怒らなかった。その先生方の顔が浮かびました。そして吉本をはじめ、自分の師匠、友だち、仲間、先輩、両親、本当に、すべての良き人たちに守られてきたなと感じます。皆様に僕らは育てていただいたんだろうなと感謝しました。本当にありがとうございます」と話すその目にはうっすらと涙が。

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「今回の褒章で、どういう点が認められたと思われますか?」との質問には、「とにかくびっくりして。大助は2月28日から闘病生活を送っていましたので、『まさか』という気持ちでいっぱいでした。自分もホッとしたところなので、想像がつかない」と花子。大助は、「僕らはずっと仲がよい夫婦で続いてきたのかというと、そうじゃありません。漫才のためにケンカばかりしながら、女房も自律神経がやられてしまうほど稽古をしたり、ずっと漫才ばかり考えてやってきました。その中で、ひとりの子どもを育て、子どもの笑顔が支えでした。そして花子のお母さんが僕らの仲裁してくれました。お母さんがニコッと笑って料理を出す、それが和合の薬だったんです」と明かしました。そんな漫才尽くしのふたりが転機を迎えたのは、1988年。花子の胃ガンが発覚した時でした。「女房が胃ガンをやったあたりから、夫婦のあり方、夫婦の良さを考え出しました。『うちも、大ちゃん花ちゃんところの夫婦みたいやってよく言われるねん』と言われるのがいちばんうれしいです。そういう形の夫婦円満さを、世間の人たちに知ってもらい、『あんな夫婦いいな』と思ってもらえるのが目標でした。僕らは漫才が下手くそで出発したものですから、殴り合いするほど稽古しないとついていけないのが現実でした。だから、それでも子どもを育てながらがんばったうちの奥さんに『おめでとう』と言ってあげたいです」と一気に語り尽くしました。

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この言葉を受けて、花子は「いま、大助くんに言われる前に、私は大助くんに言おうと思っていた言葉があるんです。今回、受章した理由をマネージャーに聞いたら『夫婦漫才です』と答えが返ってきました。いつか、夫に本当に言わなあかんなと思っていた言葉を、この場を借りて言わせていただこうと思います」と切り出しました。

「漫才に誘っていただいて、本当にありがとうございました」。

その言葉に大助は号泣。

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続けて花子は、これまで抱いていた自分の想いを明かしました。「夫が『漫才しよう』と言った時から、ずっと私は『いつか辞めよう』と思っていました。そして自分が病気になり、その時に『辞められるかな』と思ったけど、お客さんが待っていてくださり、会社の支援もあり、すぐ復帰の舞台も用意してくださり、『辞める』という言葉が出せませんでした。そして10年前の2007年2月に夫が倒れた時、『これで漫才は終わったけど、夫婦の生活が始まるんだな』と思って病院に行った時、夫が『いや、違う。ひとりで舞台立ってくれ』と言いました。私は何かわかりませんでしたが、ひとりで舞台に立たせていただきました。そして今回、夫が倒れた時にみんなにこう言われたんです。『大助が、ずっと選んできた漫才の道やから、花子ひとりだけでもセンターマイクを温めておけよ。それをすることで、大助が戻れるんだから』と」と、夫が舞台に帰れるようにとマイクを温め続けた花子。そんな気丈な花子も、深く落ち込んだことがありました。「でも、また感染症になったりして。今年は私、くじけてしまって。五木ひろし座長の新歌舞伎座で『夫婦善哉』に出演した際、ひとりで着物を着る時に、『夫が入院してるのに、私は何をしているんやろう』とずっと落ち込んでいました。病院で、大助くんに『もうあかんわ、私。落ち込んでるわ』と打ち明けたら、『みんなが心配しはるから、元気出して』と、病院の天井を見ている大助に励まされました。今年前半から秋口にかけては『もうアカン』と思っていました。それが、こういう大きなご褒美を頂戴することができて...。これは、『文化庁芸術選奨』をいただいた時に私が大助にかけた言葉なんですが、もう一度、大きな声でかけたいです。『漫才に誘ってくれてありがとう。そして、この私をどこまで大きくしてくれるねん』と」と改めて大助にお礼を。

また、紫綬褒章の偉大さを大助が語る一幕も。「これまで、大阪でもらわれた方が夢路いとし・喜味こいし師匠です。ご縁があって、受章パーティーに参加させていただいたんですが、大先輩の、僕らが神様仏様と崇めるような存在でしたので、そういう方がもらうものだと思っていました」としみじみと語りました。

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1979年2月に結成した宮川大助・花子。先に大助が語ったように、夫婦漫才の道は山あり谷ありだったといいます。

大助は「僕らは漫才レースの中で、デビュー当時から戦うように、勝つために攻撃型の漫才をやってきました。本当にバトルのような毎日でした。レベルが低かったから、稽古しないとついていけなかった」。1日10時間の稽古、ときには夜中まで公園で稽古を重ねたと明かします。「稽古のときはまともじゃなかった。嫁はんも気が強いから、『何でそんな言い方されなあかんねん!』って。僕が1発叩いたら、嫁はんが4発叩いてきて、僕、奥歯1本抜けました。近所のおばちゃんが『つかみ合いの大げんかや!』と騒いだら、花子のお母さんは慣れてはるから『ああ、漫才の稽古、やってますねん』と。どんな稽古やねん、いうてね(笑)。だから子どもにとっては、当時は決していいお父さん、お母さんじゃなかったと思います」と、まさにバトルのような稽古を重ねていた時代が。「女房のほうは子育ての最中に稽古もして、その成果があって賞をいただけたんですが、賞をいただいても女房には『賞を眺めるな。次の目標、次の目標』とすぐに賞状を納戸に片付けてしまったんです。今思えば、女房にはかわいそうなことをしました。次第に女房は『漫才のレースに勝っても、あなたのもの』という発想になり、夫婦として、コンビとして違和感が生まれてしまったこともありました」と語りました。また、「一度、嫁さんに離婚届を出されたこともあるんです」とも。「僕がハンコ押さなくて。その時、ふたりを止めたのは、子どもの存在もありますが、田舎の親の言葉でした。いつも、帰るたびに親が言うんです。『親の遺言だと思って聞いてほしい。夫婦末長く、いつまでも仲よくな』と。だから、女房が『もしも離婚することになったら、田舎のお父さんとお母さんにどう報告しよう』と。その言葉が、僕の中で夫婦の絆の始まりだったですね」と振り返りました。

走り続ける毎日のなか、花子に胃ガンが見つかり「僕らのバトルは終わった」と大助。「これではあかん、と。それより親が言ってくれたように、夫婦仲よく。これに勝るものはないんです。それからは、夫婦としてぼちぼち見つめ合うことができました」と当時を語りました。

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花子は、大助が病に倒れた激動の日々を振り返りました。「結婚30周年記念公演の『シャルウイスマイル』をやった次の年の2007年に大助が倒れ、2016年4月に結婚40周年記念公演『花咲村の妖精』をやらせていただいた翌年の今年、大助がこういう形になり、本当にすごいジェットコースターやなと思います。でも、それも神様の与えてくれた試練。また、それに打ち勝つだけの余裕も、神様が与えてくれたのだと思います」と目を輝かせました。

現在は、「今は本当にいい夫婦」だと語り、夫婦の楽しさを感じている最中だと話します。「今は精神的な夫婦になれて、いま初めて夫婦の楽しさというのを感じている最中です。そんな時に、ポンと温泉の源泉が湧き出たようにこの章をいただき、正直驚きで。自分たちが晩年の夫婦の形に入っている時にいただいた褒章なので、感無量です。うれしさと同時に責任感も、そういう形の漫才を続けていきたいなと思います」と改めて責任感も。

花子は、「大助くんが生きてくれててよかったわ。生命保険、2億円入ってますよ? でも、今年こそはそれいらんからと生きておいてほしいと思った。背中に厳しい傷があります。それを見るたび、生きるために傷つけてまで戦い、がんばったんやから、人生の元とらなあかんで、と。大助くんは、小さい頃も生活が大変やったから、大助くんが新幹線でグリーン席から富士山見ている姿を見るだけでもうれしいんです。大助くんが楽しいことをしてたらうれしいです」と受章を改めて喜びました。

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今後の挑戦を尋ねられた際は、「私はとりあえず、今年の女芸人No.1決定戦『THE W』にチャレンジしておりますので、優勝目指してがんばります。そして、今年の11月8・9・10日と、また岩手の大船渡に行かせていただきます。被災地の皆さんにも大助の病気のことで心配をおかけしましたので、今回はおめでたい報告をしたいです」と花子。

大助は、「漫才だけは表現できないこともあるし、漫才は笑っていただくのが一番で、なかなかメッセージを入れにくいんです。僕らはお芝居もやっていますし、一人芝居や、子どもたちとミュージカルもやっていて、その中にメッセージを入れていきたいですね。環境やふるさとのこと、忘れてはいけない美しい日本。僕は里山や鎮守さんが大好きで、そういう場所で育ったものですから、そういうお芝居もやっています。また、親子の理想の関係なども、親子で楽しめるわかりやすいお芝居をやっていきたいです。それが僕らの夫婦漫才の形になっていくと思います。そういうビジョンを今後完成していきたいですね」と語りました。

また、近頃注目を集める男女コンビについてエールを贈る一幕も。花子は、「男女でも夫婦でも、ものすごく期待しています。今は時代が違うから激しいことはいりませんが、『こうしたらかわいいコンビになるよ』とアドバイスしてあげたいですね。女性はかわいらしく、男性はスマートに。今の時代は女性が強いからね(笑)。それに、昔と違って女性でもやりやすい時代になっていると思います。やっぱり男女コンビが出てきたら、どうしても声をかけてしまいますね」と笑顔。大助は「こないだ、新山ひでや・やすこ師匠ご夫婦の漫才を見たときに、ふたりでニッコリ笑ったんです。それが本当によくて。僕らとまたパターンが違うし、僕らの大先輩ですが、夫婦がすごくきれいなんです。今、不景気ですから、定年退職したご夫婦が、新山ひでや・やすこ師匠ぐらい楽しく生きられたらいいのになと思いました。僕らにとっては『いい鏡が出てきはったな』と。僕らも目標にしたいと思います」と語りました。また、若い男女コンビについては、ぺこさんとりゅうちぇるさん夫婦を挙げ、「あのふたりは漫才をやっていないけれど、僕らから見たらまさに夫婦漫才なんです」と太鼓判。「あのふたりは本当にかわいい。ああいう人達がどんどん漫才で出てきはったらいいなと思います。僕らはそういう方たちの見本になれたらいいなと思います」と語りました。

最後に、お互いどのような存在かを尋ねられたふたり。花子は「私は、大助のことを漫才の相方と一度も思ったことはありません。つねに夫という感じ。舞台でも夫としゃべってるし、家に帰っても夫。そして今も夫です。それと、自分をいちばんわかってくれている人。"夫婦は史上最強の味方"というのといっしょで、夫は史上最強の味方だと思っています。絶対に助けてくれる。だから、私、彼に裏切られたら生きていかれへんと思う!」と断言した後、小さな声で「いや、生きていけるけど」とつぶやき、記者陣を沸かせました。大助は、「ベストマイワイフ、です」とのこと。「僕が脳卒中になった時、娘の肩を借りながら『意識を全部失うかもしれん。お父さんは、あなたとお母さんに出会えて最高に幸せ。我が人生に一切の悔いなし』と伝えて病院に行きました。その気持ちは今もあります。本当に、子どもと女房には頭が下がります」と語り、またも感激の涙をポロリ。花子から「どんだけ泣くの!」とツッコまれていました。

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紫綬褒章を受章し、ますますやる気をみなぎらせる宮川大助・花子の夫婦漫才を、今後も応援してくださいね!

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【宮川大助・花子】