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インタビュー_なんばグランド花月

2017年7月 2日 (日)

結成25周年!海原やすよ ともこによる2度目のなんばグランド花月単独ライブ『YASUTOMO live 2017』が開催決定!

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9月22日(金)になんばグランド花月で2回目の単独ライブ『YASUTOMO live 2017』を開催する海原やすよ ともこ。結成25周年を迎えた今年は、女性漫才師としては史上初となる2度目の「上方漫才大賞」受賞という快挙を成し遂げ、ますますパワーアップ! 今年の単独ライブは"ナチュラル"がテーマ。自分たちなりに"自然"をイメージしたポスターにも注目の二人に、上方漫才大賞やNGK単独ライブ、そして新たな試みについても聞きました!

●「上方漫才大賞」2度目の大賞受賞
--「上方漫才大賞」受賞、おめでとうございます。受賞会見で「1回目(2012年)は狙いに行ったけど、今回は自分たちの活動を見てくれていたことが嬉しかった」とおっしゃっていましたね。

やすよ 1回目は賞が欲しくて意識していたので受賞も嬉しかったんですけど、今回は1回目よりも意識していなかったですし、1回目をもらってから早めにいただいて。芸人とか、漫才をやっている人に「今の時代、2回目をもらうことはしんどい中で、こうやって獲れるなんて」といろいろ言ってもらえたことが自分の中で大きかったですね。いいタイミングというか、テレビの仕事もさせてもらって、漫才もやりながら、自分たちの中でバランスよく楽しくやっている時にこの賞をもらったので、それは思いますね。

ともこ 1回目は結構「獲りにいったろう!」っていうのがあって。その「獲りにいったろう」っていう年はブラックマヨネーズが獲ったんです。私たちは次の年にいただいて、ちょっとほっとしたんです。そこから楽しく漫才ができるようになって、こっちが楽しくなると余裕が出て、テレビの仕事も楽しくなって。今回はほんまにいいバランスの時に賞をもらえたなという感じでした。

やすよ 後輩とかに「もう1回、漫才頑張ります」って言ってもらったりして、それも嬉しかったです。漫才師仲間の刺激になったのは何よりも嬉しいことやなと思って。後輩とかからメールで「かっこよかったです」とか言ってもらえるというのは、何よりも嬉しいですね。

--それは後姿を見てもらえたようで嬉しいですね。

やすよ 意外にこういう仕事って評価が難しいじゃないですか。点数があるわけでもないし。あとは、受賞発表の会場の雰囲気も嬉しかったですね。関西テレビの方にも「すごく会場が沸いたねって」って言ってもらえて。私たちの名前が出るまでプレッシャーというか、お客さんがどう思うんやろうって一番、不安だったというか。「うわ~!」って言ってもらえて、それで泣きそうになったっていうのもあります。会場の雰囲気が温かい感じで。

ともこ 会見の時も言ったけど、関西のお笑いが好きな人が観に来てくれはって、うわ~ってなって。あと、インスタの書き込みとかで「最後にあんなサプライズがあって嬉しかったです」とか書いてあって。娘さんが若手の誰かのファンで、お母さんと一緒に見に来てくれて、「お母さんが一番、興奮してました」とか書いてくれたりとか。あれも嬉しかったなぁ。でも正直、漫才はめちゃくちゃやりにくい(笑)。「大賞もらった人でーす!」っていう感じで紹介されるので(笑)。

やすよ やりにくいよな(笑)。

ともこ そんな重みのある漫才してないしって(笑)。そういう緊張とか、いろんな思いがありましたね。

やすよ 今くるよ師匠も「2回はすごいね」って言ってくれて。

ともこ 「どやさ~!」って言ってくれて。

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--2012年に1回目を獲られて。この5年間でテレビと舞台の仕事が相乗効果を見せていった感じですね。

ともこ 1回目に受賞した時も、商店街のロケをしてたら「よかったわ~!」って大阪の人がすごい言ってくれて。ブラックマヨネーズのこっすー(小杉)とロケしてて、「大阪の人で賞を獲ったらこんなに言ってもらえるんですね。僕ら全然言ってもらわれへんかった」って。私らは「この子らはずっと大阪におる」って思われているところがあると思うんですよね。

--前回の『YASUTOMO live 2016』でも、この上方漫才大賞の会見でもおっしゃっていたんですけど、「関西で漫才師を育ててください」というお二人の言葉すごく印象的だったんです。そうやって率直におっしゃったのが、意外でした。

やすよ 今、あまりにもお笑いの方向性がいろんなものに変わってきているというのがあったんですよね。今までは「自分らはこうやっていこう、テレビはこうや」っていうのがあったんですけど、あまりにも漫才師というものの方向性が変わってきているような気がしたので。今までは声に出して言うつもりはなくて、自分たちが気持ちでもってやっていればいいことだったんですが、ちょっと未来が怖いというか。そういうものをすごく感じるようになったのがここ何年かだったので、やっぱり発信をしたいというか、我慢ができない状況になっているのが漏れたと思うんですよね。自分らの間ではそう思っていたんです。

--「漫才師」へのこだわりというか。最近は漫才のスタイルもいろいろありますよね。

やすよ 漫才師は簡単にできるものじゃないと思うんです。10年目までにできる漫才、20年経って風格が出てきてできる漫才っていう、時代によってできるものがあって、漫才師はすぐに作れるものじゃないと思っているんです。タレントさんは1年、2年で出てこれると思っているんですけど。漫才師は年数を積み上げて作られていくものだと思っているので...。漫才師であることが薄れてしまうのが寂しいですね、みんなタレント、全部が「芸人」という括りになっちゃっているのが。歌をやったり、お芝居やったり、芸人さんもいろんなことやっていいと思うんですけど、面白いことをやりたいと思って入ってきたことをみんな忘れていってしまうのかなって思うんですよね。

--そんな中で後輩の方からメッセージが届いたというのは嬉しいことですね。

やすよ やっぱりしんどいから辞めていくんですよね、漫才を。テレビとかでフリートークをする方が作業的には楽なので。地味な作業なんですよね、漫才って。

--お二人の漫才は、フリートークのようでもあり、ネタとして聞かせるものでもありますよね。

やすよ 私らのスタンスとして、やっぱり嘘が嫌なので、『どこいこ』(テレビ大阪『やすとものどこいこ!?』)も自分たちだし、漫才も自分たちだから。大賞の会見で言わせてもらったんですけど、テレビの仕事ももちろん大事で。テレビを見てくれて、ライブに来てくれはったりとか、知ってくれはったりする人もいるじゃないですか。だからテレビも大事なんですけど、もっとより身近に、リアルな状況を観てもらえるのが生のライブだと思って。

ともこ 今の時代の人は、漫才も大事にしてるけど、テレビも大事にしている。ただ、出方ですよね。劇場のお客さんも大事ですけど、やっぱりテレビに出て、自分たちを分かってもらって、それでやすよが言ったみたいに「生で観てみたい」と思ってもらう。

--大阪は漫才がすごく近い存在だと思うんですけど、「生で観たい」と思ってもらうには、漫才が身近な大阪であっても力の要ることですか?

ともこ 昔ってテレビに出ている人が遠かったじゃないですか。今はめちゃくちゃ近いし、自分たちでもいろんなことを発信できるから、正直興味がなくてすごいと思わなくなっていると思うんです。憧れとかも。だからちょっとでも「観たいな」って思ってもらう部分を残さないとって思います。

--キャリア25年の間に、漫才師の世界が変わってきたことを実感されますか。

やすよ ここ5年くらいで一気に変わったなって思いますね。若手の人の意識がちょっと普通になり過ぎているというか。私らはスタートした時から5年スパンで自分らのシナリオを決めてきたんです。二人で話し合って。「5年目でこれをやる、10年経ったときにこう、15年目で自分らがこう」って。そうスムーズにはいかないですけどね。でも、自分らの中でテーマを決めて、「今年はこうやっていく」とか、5年後にどうなっているかを話し合ってやっていって。で、最終的に見せていくのは漫才。漫才のために何をしていくかという25年だったんです。今の若手の人はちょっと怖いなって思うのは、自分らの中で10年後を見据えていない人が多いことですね。この仕事で食べていこうなんて思っていないと思います。

ともこ 相方のことも大事に思っていないでしょうしね。そうなると漫才が薄れてしまうんですよね。駆け出しの10年はいろんなところに出て覚えてもらうことが1番なので、それもいいと思うんですけど、ほんまにそっちに乗っかって漫才を忘れてしまう人が多いから...。

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--5年スパンで活動を考えられてきたとのことですが、1回目の受賞が2012年で20周年。今年、2回目の受賞が25周年ですよね。これも"5年計画"の結果なんですか?

ともこ これに関しては、マネージャーが変わったことがやっぱり大きいと思います。自分らだけで考えると、自分たちは無理してるつもりでも全然無理していないんですよ。ある程度年齢もいったら、だんだん冒険をしなくなって安全圏に行ってしまう。そういう時に東京からマネージャーが来て。それは、やっぱり「しんどいことをしろ」ってことなんやろうなって思いました。基本、二人はすごく人見知りやし、あんまり人を信用するタイプじゃないから。やすよなんか最初は、すっごい怖がってて(笑)。ずっと「あの人、どんな人やろ...」って。

やすよ ノリノリのマネージャーさんが来たんでめちゃくちゃ怖くなったんですよ(笑)。でも、これも私らにとってありがたいことやったんかなって思いました。なあなあになっている自分らに対して、このマネージャーさんが担当になった意味があったのかなって。去年のNGKでの単独ライブも何となく避けてきてたというか。女の人って男の人と違ってファンがつきにくいというか。女の人って固定のファンがつかないので、NGKを満員にするハードルは男の人より高いと思うんです。それで「ちょっとNGKはなぁ」って避けていたんです。1回目の「上方漫才大賞」は賞を獲りにいったって言ったじゃないですか。あの時に「獲りに行くんやったらNGKでやれ」って言われてたんですけど、京橋花月かどこかでやったんです。NGKがめちゃくちゃ怖くて。ずっとやっていなかったんですよね。

--そうだったんですね。

やすよ 自分らの中では、NGKという舞台のハードルは高いんです。ほんまに苦労して出番をもらえていた時代のNGKを知っていたので、NGKで簡単に単独ライブをするというのが...。

ともこ 若手の頃は、NGKに出ることが大変で。「後ろまで声が聞こえてない」ってめっちゃ怒られたり、10分の出番ができなくて5分くらいで下りてきて、後の出番の人に迷惑かけたりとか、いろんなことがNGKであって。でも、後ろの出番の先輩が「大丈夫、5分でもいいから思いっきりやっておいで。俺らが残りの5分とってあげるから」って言ってくれたりとか。いろんな思いがありすぎて、NGKでやる怖さもあるんですよね。前はもっと怖かったんですよ。めちゃくちゃ怒られたもんな? 「お前らの漫才、聞いている客おらへんねんから、せめて大きな声でやれや」とか、「しょうもないもん聞かされてる客の身にもなれ」って袖で怒られたりとか、めっちゃありました。

--それは支配人に、ですか?

ともこ 舞台の監督。

--そうなんですね。今となってはありがたい助言ですが...。

ともこ その時はめっちゃくちゃ腹立ちましたよ(笑)。

やすよ ほんまに腹立ったよな?(笑)

ともこ 自分らではその年、その年、一生懸命がんばってましたけど、NGKに出たらこんなに言われんねやって。だからもう、へこんで帰ってました。

やすよ すごく怖くなりましたよ。出番をもらっても。

ともこ だからNGKに対して特に思うところがあったんですけど、去年「どうですか?」って聞かれて。それでもすぐに返事はしなかったです。「うーん」って何回も言ったよね。

やすよ 私の中では、多分やらへんって決めてた。

ともこ やすよは「話は聞くけど多分私はやらへん」ってずっと言ってましたね。

--でもなぜやろうと。

やすよ マネージャーが何とかしてくれようとしている気持ちもすごく分かって。ただ単に「やったらいいじゃないですか」って言っている感じでもなかったので、じゃあ任せてみようって思いました。

ともこ 今のマネージャーはシュッとしてるから、最初はうそ臭い人と思ってたんです(笑)。みんな、「いい子ついたな~」ってめっちゃ言うんですよ。でも私らは分からへんから、どういう人なんやろうって。ブラマヨを担当していたこともあるので、小杉くんが家に来て「内藤(マネージャー)は吉田も信用していて、絶対に大丈夫です」って言ってくれて。それをやすよに伝えても、「いやそれ、こっすーたちはさ~」って(笑)。私は、こっすーは私の性格も分かってくれてるし、任せても大丈夫なんかな?って思ってたんですけど、やすよがそう言うから、またやすよの方に引き込まれて(笑)。そういう格闘もいっぱいあって。......普通にやればいいんでしょうけど、自分らの中でちゃんと思いを入れてできるかどうか、すごく考えました。でも、マネージャーのことは信用してますから...。

やすよ 若いし、いろんな意見を持ってはるんです。

--なるほど。受賞された時、「マネージャーに感謝します」とおっしゃっていましたが、その重みが伝わってきますね。

ともこ ほんまにそうでしたよ。去年のNGK単独ライブは、今のマネージャーがついてなかったらやってなかったかもしれないですね。

やすよ そうやろうな。何となく延ばし延ばしにしてたかもしれない。

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●2017年9月22日(金)『YASUTOMO live 2017』開催決定!
--そして今年、2回目が決まりました。

ともこ 今年、年明け早々にマネージャーが言ってきたら、やすよが「へぇ!?」って言ったんですよ(笑)。やすよは去年で終わったと思ってて、「もう1回やんの? え~!!」って。

やすよ また「ちょっと返事待ってもらいます?」って。

ともこ また待たせたんですよ。でもここで「やらへん」って言うと、マネージャーに「あ~、やっぱりやらないんですね~」って思われるのもいやで。なんだかんだ言って、うまいこと操縦されていると思うんです、やすよの性格も分かってるから。

やすよ ほんまそうですよ。

ともこ 私は、去年、お客さんも喜んでくれたし、あの緊張感は気持ちいいから、やりたい気持ちもあったんですけど、やすよは去年で終わった感じだったので。やすよは負けず嫌いなところがあるから、「1回しんどいことをやったら、もうやれへんねや」って思われるかもっていう部分で、ちょっと火が着いたのかもしれないですね。

やすよ 「やれへんねや、この人ら」っていう目で見るやろうから、それもいややなって。だから「やります」って。

--昨年の初めての単独ライブはいかがでしたか?

やすよ 久しぶりの単独ライブだったので、めっちゃくちゃ怖かったです。ほんまに怖かったな? お客さんが集まってくれるのか、楽しみにして来てくれるのか、どういうふうに私らを見てくれるのか、いろんなことを考えて、怖さしかなかったですね。

ともこ チケットがすごい勢いよく売れたみたいで、それもまた怖くなって。それだけのものをほんまに見せられるどうか分からない。金額も、「この前売り料金でどれだけのものを自分たちだけで見せられるか」って考えて。いろんな事情があった上で4000円(前売り)を出してくれているわけやから。「ゲストを呼ばず二人だけで見せられるものを」というのがマネージャーの意向だったので、二人だけを見るのに4000円って高くないかって何回も言いました。イベントでも言いましたけど、途中で頭がおかしくなって、太鼓やるだの、ちょっと違う自分たちを見せたらいいんじゃないかとかなって。

やすよ 太鼓とか見せたら金返せって言われるわ(笑)。

ともこ いやほんまに。(銀シャリ)鰻くんから「若手の、行き詰って何やろうってなるのと一緒ですよ」って言われました。

やすよ 25年目で太鼓とかやめてくれって(笑)。

ともこ それでもう1回ちゃんと詰めていこうって。

--単独ライブでは、コンセプトがはっきりしていましたよね。スタッフ全員、おそろいのTシャツを着ていて、NGKに一歩足を踏み入れたら広がる"やすともワールド"という感じでした。

ともこ もぎりのお姉さん、グッズを売ってくれはるお姉さんたちも、全員が協力してくれたんですよ。

やすよ 自分らが行き届かない部分を全部やってくれていて。緊張しいで、プレッシャーもかかっていることが分かっているから、マネージャーも「ネタのことだけやってください。後のことは自分たちが全部やります」って言ってくれたのがよかったですね。

--衣装も3種類あって、きれいでしたね。

ともこ ネタを変えると同時に衣装を変えると、お客さんも気分が変わると思うんですよね。毎回、同じ人しか出てこないから、何かで切り替えるとなったら衣装しか。自分たちも結構、気持ちが変わりますしね。

--最初が赤いドレスで。全体がモノトーンだったので、お二人が出た瞬間、ぱっと華やかになりました。

ともこ こういうところは女性漫才師やから、衣装とかでハッとできるじゃないですか。

やすよ 攻撃的で行こうっていうコンセプトで最初は赤にして。自分らもテンション上げられるように。

ともこ 私はパンツも赤はいてきました。

やすよ 2本目は、ネタの後にコーナーもあるので、目が痛くならない青。最後、3本目は自分たちらしいネタだったので、通常の色にして。

ともこ 一応、テレビでネタやったりするときは黒が多いので、ここは通常の黒にしました。

--そして今年のビジュアルは、がらりと変わりましたね。コンセプトは?

やすよ 生まれ変わり(笑)

ともこ 去年の末にやすよが病気したのもあったので。去年は楽しいこともあったんですけど、最後にそんなこともあったから、生まれ変わった感じなんですって。やすよとマネージャーが、ふたり揃って「緑」って言い出したんですよ。

やすよ 外のイメージというか。

ともこ ただ、私らがナチュラルなテイストを持ち合わせていなくて。正直、今、すごく困ってます(笑)。好きなんですよ、カフェとか、働いているお姉さんとかもかわいいなぁって思うけど、何しろ自分たちがそれを持ち合わせてない。私に関してはやすよが「幽霊やん」って。モンスターエンジンの「神々の遊び」にも見えてきたって言い出して(笑)。

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--このポスターのコンセプトから、会場全体も作りこんでいかれるんですか?

ともこ そうですね。そう思ってるんですけどね。テーマは「ナチュラル」にしたいんですけど......ナチュラルって難しいですね。

やすよ ナチュラルじゃないから、人間性が(笑)。

ともこ 癖が強い(笑)。

やすよ 癖が強いし。

ともこ 濃いからな~。

--そして漫才は新作ということで。お二人は年齢と一緒に漫才も変わっていっている印象があります。女性って年齢を重ねることに抵抗あるじゃないですか。でも年齢と一緒に漫才が変わっているのを拝見すると、嬉しくなるんです。

ともこ それこそやすよが中川家に「いいよな、男の人は。出てきただけで何となく重みが出るから。女の人は重み出しすぎたら老けて見られるし、かといってギャーギャー言ってたら"いい年こいて"ってなるし」って言ってて。

やすよ 男の人って40歳、50歳で厚みが出てきて、すごくかっこよくなっていくんですけど、女の人はすごく難しい年齢に入っていくから、それを自分らでどう見せていくのか。

ともこ ただ、男の人は重みを出そうとし過ぎて、人生絶対おもんないと思う。おばちゃんとか見てたら楽しそうなんですよ。NGKに来てるおっちゃんって笑ってないんですよ。でもおばちゃんは楽しもう!!って思ってくれてる。どっちが人生楽しいかって言ったら、絶対女の人やから、それをどう見せるかですよね。重みのない漫才かもしれないですけど、楽しそうにしゃべってるって思ってもらえるのが一番と思ってるから。

--本当、お二人の漫才は楽しそうなので、そこに親近感が沸いて。楽しい時は楽しいって素直に笑ってる方が自然でいいなと思いますね。

やすよ なんか、笑っていたいって思えるようになったよな? そういう、笑っている感じが(漫才に)自然と出ているかもしれない。笑っていたいっていうのは大きく変わったな? 笑うようになった、いっぱい。

--それは何かきっかけがあったんですか?

やすよ 本当に楽しめるようになったというか。仕事を仕事と思い過ぎているというか、私は若い頃、ほとんど笑ってなかったんですよね。

ともこ 卑屈やったんです。あと、どっかに不満があったりとか。

やすよ 12、3年目ぐらいは全然笑ってなくて。テレビ局のプロデューサーの人とかに「本当に笑ってなかったよね」って言われたりとか。すごいとんがってたって。「いつも納得してない顔してたよね~」とか言われて。確かに、納得してなかったんですよ。楽しくなかったし。でも今は、なんか笑えるようになったよな?

ともこ そうやな。

--それは何かお仕事に対しても、こだわり続けてきたものを手放すとか、そういうこともあったんですか?

ともこ 漫才漫才って大事にしてたのを、その大事にする仕方を変えたのはあります。「他の仕事より漫才!」みたいな感じやったけど、今は他の仕事をやることによって、ある意味、漫才がストレスを抜くところでもあるんです。二人で向き合って漫才の話をする時とか。ガチガチじゃない感じですかね。だからこそ、見てくれる人も楽しんでもらえるようになったんじゃないかと思うんです。いきり立ってたから、「漫才やってます!」みたいな。

やすよ そんな見せ方をしていたのが間違いだったと思うんですけど。

ともこ 自分で首を絞めてたかもしれんな。

--関西の人に「漫才を育ててください」とおっしゃったのも、ちょっと委ねる余裕がでてきたのかもしれないですね。

ともこ そうですね。「私らの漫才を見てください」じゃなくて、一緒に楽しんでもらったりとか、「なんか笑えるわ、あんたら二人見てたら」っていうのが嬉しくなってきて。余裕ができたっていうのはあるかもですね。

やすよ もう何をしてもいい。そこは変わったよな?

ともこ 私は(やすよに)「あれしてこれして」ってめちゃくちゃ言われてたんですよ。操り人形でした(笑)。

やすよ 私が「あれやめて、これやめて、こうやって」ってずっと言っていて。それを「分かった、分かった」ってずっと聞いてくれてたんですけど、これは私が決めたことを勝手に押し付けていただけで...。

ともこ あの時はストレスでした(笑)。

やすよ すごく我慢してくれてるなと思って。何も言わなくて、よく我慢してくれたって思います。

ともこ そういう時期だったと思います。めちゃくちゃいきり立ってたし。

やすよ 「なんであんなにしゃべんの? やめて」とか、ずっと言ってました。よく我慢してくれたって思うんですけど、でもそれを聞いておかないと私が(漫才を)辞めると思ってたと思うんです。

ともこ そうなんですよ。漫才したかったし、他の人じゃ無理やなって思ってたから、とりあえずやすよの言うことを「うんうん」って聞いてたらええかなって。

やすよ 私は辞める辞めるって常に言っていたので。何となく聞いている振りをしていた方が、二人の関係性がうまくいってたと思うんです。

ともこ やすよは人とのお付き合いもほんまにしなくて、打ち合わせも私が全部やってたし。

やすよ 「いやや」って。「帰りたい、辞めたい」。

ともこ すぐ「帰りたい」って言ってた! それこそテンダラーとか、昔のやすよを知ってる人が、やすよがすぐ「タクシー呼んで!」って言うのを真似するくらい、仕事終わったらすぐ「タクシー呼んで!」って。むちゃくちゃ帰りたがってたんですよ。

やすよ (笑)本当にいややったんですよ。でも本当に、よく聞いてくれていたなと思いますね。

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ともこ でも何かのきっかけで「なんかごめんね」って。「全部任してくれて」って言ってくれて。

やすよ もう好きにやってくれていいし、どう(掛け合いが)行こうが何とかできるように努力するからっていう話し合いをしましたね。それくらいからですかね、漫才が楽しくなってきたのは。

--それはいつ頃ですか?

やすよ 15、6年目かな。

ともこ そうやな、それくらい。何かやすよが変わってくれて。

--やすよさん、なぜ変わったのでしょうか?

やすよ うーん...お互いの結婚のタイミングもあったかもしれないですね。相手のことを考えるというか、結婚したタイミングでお姉ちゃんのことも考えられるようになったというか。気持ちに余裕が出てきて、"すごく申し訳ないことをしてたな"って、"よく我慢してくれてた"って考えた時期だったのかもしれないですね。

--相方であり、姉妹でありというその関係性は?

ともこ ここは変わらないかな。

やすよ (ともこが)いなかったらどうしようとは常に考えます。友達でもあるし、お姉ちゃんでもあるし、すべての相談をできる相手やし。困りますね、いなかったら。

ともこ ......そうでしょうね。(笑)

やすよ 当たり前すぎるから大事さも分からへん...。

ともこ 「うんうん」って聞いてたときは、どっか嫌いでしたもん、やすよのこと。めっちゃ嫌ってたもん(笑)。だからたまに大喧嘩してました。たまりかねて。今はそれもないですね。

やすよ そうですね、思いやりと周りの人の感謝が見えてきて考え方が変わりました。それまでは自分で何でもできるって思ってたから。でも、一人でできへんっていうことが分かったし、1つの番組でも「これだけの人が動いてくれてんねや」とか、「近くにいてくれる人がやってくれるからこれができるんや」とか、本当に心から思えるようになったというか。思ってなかったですもん、ほんまに(笑)。「何やねん、こいつ」とか、「あいつきらいやわ」とか常に思ってて(笑)。ほんと最悪やったと思います。

--そういうことに気づいたら、見える景色も変わってきますよね。

やすよ 変わりますね。

ともこ そこくらいから「妹、変わったね、漫才うまなったね」って言われるようになったんです。だから漫才が怖いっていうのがあると思うんです。全部見えるから。常に楽しい生活をしてないと、聞いてもらう人に楽しんでもらえないっていうのもあると思うんです。

やすよ それまでは鬼みたいな顔してたと思います(笑)。

ともこ ネタやってる時も「顔怖いな」ってめっちゃ言われてましたもん。

やすよ 考え方とか、自分の見えるものが変わったというか。

ともこ ああして、こうしてって言いながらも、自分で自分を追い込んでいってたと思うんです。それが他人やったら、こんなに続かなかったと思いますね。

--そういうところは姉妹の強みでしょうね。

ともこ お互いに思ってるのは、「他の人とはできんよな」って(笑)。

やすよ ほんま思う(笑)。無理やろうな、迷惑かける。

●2017年11月10日(金)『YASUTOMO presents フォトライブ』も開催!

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--そして最後に、この『YASUTOMO presents フォトライブ』ですが、どんなものをお考えですか?

ともこ 芸人さんって誰かが面白い写真を送ると、絶対面白い写真が返ってくるんですよ。みんなストックを持っていて。それって一般の人も持ってるんですよ。イケてる、お気に入りの写真もあると思うから、テーマを決めたりして、写真を見せ合って、トークしてということをやろうと思います。

--ダイアンさん、藤崎マーケット・田崎さん、ゆりやんレトリィバァさん、その他の若手芸人の皆さんも多数もお呼びして。

ともこ 最近、若い芸人さんと劇場で会う機会があんまりなくて。昔やったら先輩と後輩が一緒に出て、お客さんもそこで若い人を知ったりしていたんですけど、今はそれがないので、このライブを機に私らも若い芸人さんを知りたいなと思って。写真があったら人となりが見えるかなと思って。

--漫才をせず、トークのライブをされるのも珍しいような。

ともこ 昔はネタのイベントとトークのイベントを月々、やっていたんですよ。そこからかなり過ぎましたし、漫才をしないイベントは久しぶりですね。

--会場はなんばグランド花月の下のYES THEATERです。

やすよ 初めてなんですよね。どんなところかなっていう楽しみもあります。

ともこ お客さんも一緒に楽しんでもらいたいですね。

やすよ 私は、へらへらしてるだけやと思います(笑)。

--前はいつも怒ってたけど、今はへらへらしているんですね(笑)。

やすよ めちゃくちゃへらへらしてます。どうなってんねやろって思います、自分でも(笑)。

【海原やすよ ともこ】

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『YASUTOMO live 2017』

日時: 2017年9月22日(金) 18:30開場 19:30開演
前売:4000円 当日4,500円
場所: なんばグランド花月
出演者: 海原やすよ ともこ

チケットよしもと Yコード:990-010
チケットぴあ Pコード:459-886
ローソンチケットLコード:56382

先行:7月3日(月)11時~

一般発売日:7/10(月)
チケット情報:チケットよしもと

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『YASUTOMO presents フォトライブ』

日時:11月10日(金)19:00開場 19:30開演
前売:2,800円 当日3,000円
場所:YES THEATER(なんばグランド花月 地下)
出演者:海原やすよ ともこ/ダイアン/藤崎マーケット・田崎/ゆりやんレトリィバァ/その他若手芸人多数

チケットよしもと Yコード:504973

先行:7月3日(月)11時~

一般発売日:7/10(月)
チケット情報:チケットよしもと

2017年5月21日 (日)

吉本新喜劇・松浦真也、結婚のご報告

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吉本新喜劇の松浦真也(40)が5月16日にかねてから交際を続けていた一般女性(35)と入籍いたしました。5月21日には松浦から直接、ご報告をさせていただきました。

出会いは11年前、奥様は同期入団した太田芳伸の幼馴染みで、松浦も出演していた若手ライブを観に来られた際に「あの人、かっこいいね」とお話されていたそうです。それを聞いた松浦、「その頃は僕も血気盛んだったので、そんなに言ってくれるんやったらこれはイケるっと思って、太田も交えてグループで飲みに行きました。それが花見の時期で、酔っ払い過ぎて全裸に近い姿になってしまって、翌日お詫びの電話をしたら"おもしろかったし、ええよ"と言ってくれて。そこからデートを重ねて付き合うようになりました」。

松浦は最近、改めてなぜ自分のことを「かっこいい」と思ったのか聞いてみたそうです。「僕が聞いていたのは"かっこよくて面白い"という情報だったのですが、改めて聞いてみたら、その時僕がオタクの役をしていて、奥さんはオタクが好みのタイプだったみたいで...。実際は事情が違っていました」。

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交際から11年目、約1年半前から同居しているふたりですが、ゴールインするまでは「なんかダラダラしてしまって」、時間がかかりました。その間に転機も訪れました。それが2013年の『歌ネタ王決定戦』(毎日放送)での優勝でした。すっちーと出演した松浦、「優勝の囲み会見で、多分すっちーさんの記事しか載らないだろう思って、"僕、これを機に結婚します"と言ってしまったんです。そしたら記事で出てしまって。そのときに婚約という形にしましたが、それから延び延びになって今にいたります。ただ、3年くらい前からウィキペディアには『既婚』と書かれています」。

そして婚約指輪も同時期に贈りました。渡し方をプロデュースしたのはメッセンジャー・黒田だったそうです。「黒田さんが"俺の言うとおり渡せ"って言って、黒田さんの知り合いの貴金属系の質屋で指輪を作って、初めてのデートで花見の前に行った焼き鳥屋さんに行って、その帰り道に渡すと。当時、彼女の手がちょっと荒れ気味だったので、"ええ薬が見つかったんや"って薬瓶を渡して、その中に婚約指輪が入ってるというプランでした。そのとおりにやったんですけど、でも、焼き鳥屋さんがうるさくて彼女の機嫌も悪くなるし、指輪も"そんな高いの、要らんねん"って言われて、何の感激もされませんでした(笑)」。

奥様の似顔絵を描いてもらったところ、「オブラートに包んだらこうなった」とモヒカン姿に。実際は「手塚理美さんと橋本マナミさんを足して2で割ったような感じで、カワイイ系です」とのこと。松浦にとってはギブソンのギター以上に大切な存在。「仕事が全然なくて、(入団して)3年目くらいに辞めようかなって言ったことがあるんです。そしたら"辞めてもええけど、もうちょっと芸人のあんたを見てみたいけどな"みたいなことを言ってくれて。"貧乏でも私も働くしええで"って言われてウルっときまして、大事にしなあかんなって思いました」。それだけに、裏切る確率は「ゼロ~♪」です。

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新喜劇の座員にはすでに結婚の報告をしており、Mr.オクレからは「ご愁傷様でした」という返答があったほか、すっちーからはメールで「おめでとう」、小籔からは「やったな! 売れそうやな」と声をかけてもらったとのことで、「なんで売れそうなのか理由はわからないですけど、そうおっしゃってくれて嬉しかったです」と松浦、顔をほころばせました。

次代を担う吉本新喜劇座員としてますます舞台を盛り上げていく松浦真也を、今後もどうぞ応援のほどよろしくお願いします!

【松浦真也】

2017年5月19日 (金)

山崎銀之丞さんがゲスト出演! 9回目を迎える「中田はじめのだんじり新喜劇!」

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今回で9回目を迎える「中田はじめのだんじり新喜劇」。今年は「~ケヤキの神編~」と題して、SF的な要素でお届けします。ゲストには俳優の山崎銀之丞さんも登場。どんな舞台になるのか、中田はじめに聞きました!

--「だんじり新喜劇」のコンセプトを教えてください。

新喜劇をベースに岸和田や岸和田のお祭りのよさを知ってもらうをコンセ プトにやっていまして、新喜劇のメンバーも協力してくれますし、ここ4、5年は友情出演で正道開館の角田信朗さんも出てくれています。

--だんじり新喜劇はなぜ、始められたんですか?

僕は岸和田出身でお祭り大好きで、今でもずっとだんじりを引いているんです。テレビ岸和田で「ミニだんじりを作ろう」という番組を持たせてもらっていて、ケヤキを使って10分の1のミニサイズのだんじりを、上手な人に教えてもらいながら作っているんです。それは2年がかりくらいで作ろうと思っていて。自分で彫って。角材からそのサイズに切断して。つるつるにして。

--今はどのくらい進んでいるんですか?

今は練習用なんですけど、めっちゃ時間かかるんですよ。彫りものも作るんですけど、1回、ヒノキで練習して。概要を把握しようと作ったんです。小さいので1年くらいかかっていて、今はケヤキという実際に使われる木材を使って、彫りものも本格的にしています。そんなだんじりに向ける気持ちとか、大好きな人がみんな集まってやっています。

--サブタイトルが「ケヤキの神」と。

だんじりで使用する木がケヤキで、その神様ということですね。だんじりには各一台、魂が入るんですけど、出来上がったら入魂式といって氏神のところで魂を入れてもらうんです。事故を起こして1回、解体したり、引かなくなるときは消魂式といって魂を抜いてもらうんです。1台1台魂が入っていて、それが「ケヤキの神」という表現なんです。だんじり祭りは、正確には神様にお礼に行くものなんですけどね。「今年も豊作ありがとうございます」って。秋祭りなので。

--入魂式があるんですね。

やってますね。各町で新しいのができたり、修理して戻ってきたりしたら、日曜日の朝5時くらいからだんじり走ってますよ。人が動き出す前に神社で消魂式をしています。この「だんじり新喜劇」は、なんで7月にイベントすんねんってよく言われるんですけど、9月、10月はみんな祭りで岸和田の人は来ないんです(笑)。8月に入ると準備で忙しいので、やるなら7月かなと。今回はちょっとSFっぽく、神様を出したいなと思います。

--神様のお役の方も?

一応考えています。

--今回ゲストが山崎銀の丞さんですね。

僕、「3年B組金八先生」が大好きで、山崎銀之丞さんも先生役で出てはるんですよね。で、「こんなんやってるんです」っていう話をしたときに「出してよ~」って言ってくださって。山崎さんは「吉本百年物語」にも出られてるので、NGKに出られるのは初めてではないでんです。

--山崎さんにはどういうところを期待されますか?

やっぱりお芝居をされているので、がっつりやっていただきたいと思います。

--芸人さんとのからみやギャグは?

ぜひやってもらいたいと思います! 

--どういうことをされるかは、当日のお楽しみですね。

そうですね。

--山崎さんのファンの方からしたら、ギャグなどをされたら意外な印象を受けられるかもしれないですね。ダンディなイメージもあります。

見た目はそうですけど、明るくてカラッとされてますよ。礼儀正しくてしゃんとしてはるんですけどね。

--今年はここが違うとか、トピックスはほかにありますか?

違うところは、神さまが出てくるところと、現実離れしているところですかね。SF的な新喜劇も特別なときしかないと思うので。全国ツアーとか、2時間スペシャルとか、そういう時しかしないですよね。

--はじめさんは、台本から入られて?

そうですね。原案が僕が、作家さんと相談しながら作っています。

--チラシは毎年イラストなんですね。

吉田ヒロくんが描いてくれた新喜劇のメンバーの似顔絵です。1回目からずっと描いてもらってます。

--お話の舞台はどういうものなんですか?

喫茶店が舞台です。ベレッサという喫茶店で、これは僕の実家がやっていた喫茶店の名前なんです。でも、2年前に閉じたんです。取り壊して。だからそのベレッサが残っているのは、このNGKの舞台だけなんです。駅前にあったので、皆さんに知ってもらっている喫茶店だったんです。僕がよしもとに入らずに喫茶店を継いでいたら、こういう感じだったのかなと思います。

--年に1回、喫茶店に帰る感じですね。

「だんじり新喜劇」をやり始めた頃は、まだお店をやっていたんですけど、なくなってしまったら思い入れが出てくるというか。僕が小学校のときにオープンしたので、もう40何年続いているお店だったので。それがなくなっちゃったので...。人が亡くなったら魂が気持ちの中に残るように、あのお店が残っているのはこのイベントだけなので、これを終わらせると本当になくなってしまうのかなという気はしますね。

--少々気が早いですが、来年は10周年ですね。

そうですね! ぱっとやりたいですね。

--その前に今年の「ケヤキの神様」を。いろんな要素が楽しめそうですね。

たくさんの人が出てくれるので、皆さんのネタもやってもらいます。そこも楽しみにしていてください!

【中田はじめ】

2017年5月 9日 (火)

「吉本新喜劇 金の卵オーディション9個目」を勝ち抜いた新座員17名を発表!

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5月7日、なんばグランド花月にて『小籔・川畑・すっちー 3座長特別公演 Vol.3』が行われ、「吉本新喜劇 金の卵オーディション9個目」を勝ち抜いた吉本新喜劇の新座員17名が発表されました。

男性10名、女性7名が新たに加わった今回。多彩な顔ぶれが揃いました。公演では、一人一人が緊張した面持ちであいさつをしました。まずは女性座員から。

ライラはNSC37期生の大阪出身の18歳。「今日は緊張しないよう、小籔さんの写真をずっと見てたんですけど、お会いしたら全然違ってびっくりしました!」と話しました。好きな食べ物は梅干しです。
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​​小林ゆうは「踊ることが大好き、歌うことが大好き、しゃべることが大好き、最近はビートルズにはまっています。バレエやっています」という大阪出身の18歳です。「キムチとするめが大好きです」。
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谷川友梨は愛知県常滑市出身の33歳。NSC26期生で「同期には藤崎マーケット、かまいたち、天竺鼠、バイク川崎バイクといった錚々たるメンバーが売れている中、売れ残りとして頑張ります! 好きな食べ物はチャプチェです」
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山田琴音は「これまではリンリンという芸名でやってきました!」というNSC39期生。新喜劇入団とともに改めます。好きな食べ物はグミです。
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サラは「お母さんが日本人、お父さんがイラン人のハーフです」。大阪出身の22歳。「お父さんも大阪が長いので、新喜劇も見ています!」とのこと。
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速水めぐみは大阪出身の23歳です。入団とともにこの名前に改めました。「好きな食べ物はバナナです」
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身長168センチとすらっとしたスタイルが目を惹く内田澪(れい)は埼玉県秩父市出身の20歳。「関東の音楽大学を休学して大阪に来ました。お父さんに怒れたけど来ちゃいました!がんばります!」
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続いて男性座員です。女性座員の時は優しかった3座長も、男性座員になると厳しいツッコミがビシビシ入り、会場を沸かせました。

堀川貴弘はNSC39期生です。「初めて大爆笑したときはいつと聞かれたら、小3の新喜劇を見た時と答えるでしょう!」という徳島県出身の26歳。好きな徳島県の名産は「大野のり」で、小籔も「それ僕も好きです」と意気投合(!?)していました。
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松元政唯は神戸大学出身の23歳。「神戸大学の落ちこぼれと言われていました。英語は全然しゃべれません。頑張ります!」
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NSC39期生で群馬県出身、23歳の筒井亜友貴は「吉田ヒロさんがすごく好きで、ヒロさんみたいに舞台に出たらパッと明るくなるような芸人になりたいです」とコメント。好きな食べ物はチョコレートです。
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NSC37期生のゴツ本山は「ゴツ」の名で活動していましたが、この入団発表を機に「本山」と本名も加えました。「小さい頃からのあだ名がゴツなので、ゴツ本山で頑張ります!」
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新井崇史は同志社大学の現役4回生。「友達にはまだ入団したことを言っていません。新喜劇でもっと活躍できるようになってから言おうと思います!」
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元カバと爆ノ介のカバも入団しました。芸名はカバのまま。「苗字が川畑なので支障をきたすのではないかと...。字も全く一緒なんです」とその理由を明かしました。「コンビでずっとやってきたのでここからです!」
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20歳の白原昇は「今別府ファミリーの一員としてよろしくお願いします」と今別府にアピール(!?)。「吉田裕さんみたいに、脱いで一芸するような芸人さんになりたいです!」とコメント。
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入澤弘喜はNSC39期生で大阪市平野区出身の21歳。「タレントみたいな方に走っていきたいです。有名なバラエティ番組に出たいです!」と夢を語りました。
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中性的な雰囲気が魅力の永田良輔、40歳。「東京で10年ぐらい役者の仕事をやっていて、ドラマとか出ていました。中性的なキャラクターと、その反対の男らしい漁師みたいな役もやっていきたいです」
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最後はアメリカ合衆国コロラド州出身のジャボリ・ジェフ。42歳のジャボリ、「大阪には単身赴任で来ました。一番後輩なので、たこ焼きとか買いに行きます! 頑張ります!」と気合十分。20年前にはテコンドーで全米3位になったという一面もあります。
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「こういう方がいらっしゃるので、覚えていただきたいと思います!」と小籔。新座員17名とともにさらに吉本新喜劇をさらに盛り上げていきますので、どうぞ応援のほどをよろしくお願いします! なお、この模様は近日中に吉本興業チャンネルにもアップします。こちらもお楽しみに!

吉本興業チャンネル
https://www.youtube.com/user/yoshimotokogyo

【小籔千豊】【川畑泰史】【すっちー】

2017年4月26日 (水)

5月8日(月)からなんばグランド花月で女子会キャンペーン「女の子同士でカモ~ン!私ら女子会ですねんキャンペーン!!~女の子3人集まればお得な!うれしい!ラッキーな!プランがいっぱい!~」がスタート!

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昨年、大好評だったなんばグランド花月の「女子会キャンペーン!」が今年も開催! 期間は5月8日(月)から7月14日(金)までで、今年もなんばグランド花月をはじめ、スイスホテル南海大阪、カフェ 英國屋 なんば店などとコラボしたお得なセットプランをご用意しています!

4月26日にはスイスホテル南海大阪で発表会見が行われ、スイスホテル南海大阪 PR部長の「みなみ モウ」と西川忠志がMCで登場。そして、すっちー、山田花子、酒井藍が駆けつけ、概要を説明しました。

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キャンペーン1つ目は酒井藍が発表しました。
①チケット料金割引プラン
対象公演:平日の本公演限定
女性3名様以上、当日券(全席指定)に限りお一人さま1000円引き!
1階席4700円⇒3700円
2階席⇒4200円が3200円

対象公演:よる公演限定(対象公演有)
女性は500円引き!

このプランにすっちーも「あのよしもとが1000円も安くするなんて快挙です!」と声を大にしてアピールしました!

2つ目はすっちーがPRを担当。
②すち子のオリジナルスイーツプレゼント!
対象公演:平日の本公演限定
1回目(10:30開場、11:00開演)2回目(14:00開場、14:30開演)とも、女性限定で当日先着20名様にすち子のオリジナルスイーツをプレゼント! 某有名スイーツとのコラボで、その中身はもらった方のみのお楽しみです!

3つ目は山田花子が発表しました。
③カフェ英國屋 個室でおしゃべり+観劇(1階席)セットプラン!
対象公演:平日の本公演限定
1日1組のみ、女性3名以上(最大12名様まで)で、カフェ英國屋の個室でおしゃべり+観劇(1階席)セットプランを4700円で販売します!

チケット内容詳細
1.「なんばグランド花月」平日本公演1階席のチケット(全席指定)お一人様4700円
2.英國屋シフォンケーキとサンドウィッチのドリンク付 お一人様1200円相当
1と2の料金合計5900円相当が4700円に!!

そのほか、スイスホテル南海大阪ともコラボ企画があります!ホテル最上階、地上147mからの絶景とおしゃれなインテリアの演出が楽しめるイタリアンレストラン&スカイバー「タボラ36」、もしくは本場の広東料理を堪能できる10階の中国料理「エンプレスルーム」のランチバイキングと、よしもとの観劇チケットがセットになった大変お得なプランもご用意しています。

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「女子会キャンペーン!」のポスター撮影も「タボラ36」で行いました。そのときの印象を尋ねると「景色が最高で、ランチバイキングも種類がたくさんあって、お肉もおいしかった。スイーツも何種類あるんやろっていうくらいで。藍ちゃんは26個、食べてましたよ!」とすっちー。藍によれば「同じものを26個食べたのですが、おいしくて止まらなかったんです」。

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すち子、花子、藍による女子会は「恋の話」が多く、藍が花子に彼氏を作る方法を教えてもらっているそうです。「毎年クリスマスには彼氏を作るって言っているんですけど、花子姉さんが"街をひたすら歩きなさい"っていうアドバイスをくれて。実際に歩いたら、プロレスのプロモーションビデオに役者として出ませんかとか、すごく大きいパソコン用キーボードを買いませんかとか、そういったことでしか声をかけられませんでした」と藍、あまり成果はなかったそうです。

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そんな花子はスイスホテル南海大阪は思い出の場所だそうで、夫の福島さんと泊まったことがあるのだとか。「最上階からの眺めは最高でした」と当時を振り返っていました。

女性にお得なキャンペーン「女の子同士でカモ~ン!私ら女子会ですねんキャンペーン!!~女の子3人集まればお得な!うれしい!ラッキーな!プランがいっぱい!~」は5月8日(月)~7月14日(金)まで実施します! ぜひ女性同士でお集まりになり、ご活用くださいね!

詳しくは、なんばグランド花月公式HPでご確認ください!
http://www.yoshimoto.co.jp/ngk/

【山田花子】【西川忠志】【すっちー】【酒井藍】

2016年12月23日 (金)

最優秀若手座長を決める『吉本新喜劇2026ファイナル!』は諸見里大介に決定!2016年最後の公演を背負って奮闘!!

12月21日、なんばグランド花月にて『吉本新喜劇2026ファイナル!』 が開催されました。

この『吉本新喜劇2026』とは、10年後の吉本新喜劇の担い手育成を目的に、2016年1月から始まった若手中心の企画で、12人の若手座員が座長となって、それぞれオリジナルの吉本新喜劇を上演してきました。そのうち最も良かった座長公演を決定。決勝へは諸見里大介と酒井藍が選ばれ、11月に各座長公演を開催。そしてファイナルに選ばれたのが、諸見里大介でした。

諸見里は、1回目の座長公演では花月旅館を舞台にした旅館建て直しの物語を上演。決勝公演では、吉本商事という商社の"おもちゃ課"再起の舞台でした。そして、このファイナルでは家族の再生の物語を上演、仕事一筋に生きてきたとある刑事の奮闘記で沸かせました。

舞台は花月旅館。諸見里は新人アルバイトという役柄です。新人と聞くと控えめな印象がありますが、諸見里の場合は全く逆。お客様も番頭にも大胆な態度で接し、時にはかき乱すことも。ですが、そのパワーでどんどん周り引っ張っていくのでした。

オープニングは2組のカップルが旅館へやってくる場面から。滝見信行×金原早苗、レイチェル×松浦景子が物語の幕開けを告げました。

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花月旅館で働き始めた諸見里、初日から事件は起こります。高校時代の先輩という刑事の信濃(信濃岳夫)が偶然、麻薬取引の張り込みで旅館にやってきたのでした。潜入捜査と聞いてテンションを上げる諸見里、自分も捜査の役に立ちたいとグイグイ入ってきます。

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そこへ現れるのは、信濃の別れた妻の真希(前田真希)と娘の藍(酒井藍)、真希の次なる結婚相手の新名(新名徹郎)に、同僚刑事の今別府(今別府直之)や旅館の番頭・吉田(吉田裕)、そして疑惑だらけの訪問客達。麻薬取引の実行犯を見つけ出そうと必死の信濃と諸見里ですが、怪しげな人物が多すぎて...。

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吉田のマキバオーに藍のノリボケ、今別府のピュ、旅芸人のヤンシー松浦(松浦真也)とマリコンヌ森田(森田まりこ)によるギターを用いたリンボーダンスなどなど、ギャグも満載でお届け。もちろん諸見里の滑舌の悪さも大活躍、時々本当に何を言っているか分かりませんでした。

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また、麻薬取引の現場を押さえる場面では、「ハゲでめがねの男、カップルで登場」が取引犯の特徴ということで、玉置洋行、もりすけ、松浦と"ハゲでめがねの男"が勢ぞろい。玉置×井上安世、もりすけ×鮫島幸恵のカップルも場を華やかにしました。

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怪しい売人のような風情の太田(太田芳伸)、もじゃ(もじゃ吉田)、佐藤(佐藤太一郎)とは捕物騒ぎに。その都度、舞台を駆け巡る出演者たち。中でも諸見里は3度走ることになり、最後は肩で息を着る始末でした。

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クライマックスでは、真犯人だったハゲのかつらをつけた新名と裸にネクタイという格好の啓之(清水啓之)による藍を人質にとった事件も発生。シリアスな場面ながらもどこか笑ってしまう1シーンでした。

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エンディングでは、サイズの違うズボンだったため、お辞儀をして頭を上げた途端にズボンがずり落ちてしまった諸見里。「今年の1月から1年間かけて『吉本新喜劇2026』をやってきて、ようやく最後の集大成でした。普段はできないことをさせてもらって、ありがたかったです」とお礼を。新名がハゲ頭のかつらをかぶった役ついて話題になり、「一番新名さんが落差ある人やと思ったんです。いつもカッコイイと思っているので、そんな新名さんがあのかつらにしたらギャップがあるんじゃないかなって」と諸見里。また11月の『吉本新喜劇2026』のエンディングで「ぢゃいこさんと岡田直子さんに出てもらうと言っていたのですが、実現できなくてすみません!」とのお詫びもありました。

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最後に「12月までこうしてやってこれたのは、お客様の支えのおかげです。今日はロビーで出演者全員によるお見送りと、写真撮影もします! 行くですが、皆様のお力あってこそ成長できるので、これからも新喜劇の若手座員をよろしくお願いします」と挨拶し、2016年の『吉本新喜劇2026』の幕を閉じました。

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【諸見里大介】【今別府直之】【吉田裕】【松浦真也】【太田芳伸】【佐藤太一郎】【前田真希】【信濃岳夫】【清水啓之】【金原早苗】【井上安世】【森田まりこ】【酒井藍】【新名徹郎】【レイチェル】【鮫島幸恵】【瀧見信行】【もじゃ吉田】【もりすけ】【玉置洋行】【松浦景子】 

2016年11月30日 (水)

10年後の吉本新喜劇を担うのは誰だ!? 諸見里大介が座長となって2度目の上演権をゲットした『吉本新喜劇2026 No.1決定戦』開催!

11月28日、なんばグランド花月にて『吉本新喜劇2026 No.1決定戦』が行われ、諸見里大介が座長となっての吉本新喜劇が上演されました。

この企画は今年1月から始まった『吉本新喜劇2026』の一環で、毎回若手座員一人が座長となり、10月までに12人の"座長"がオリジナルの吉本新喜劇を上演してきました。その中からNo.1を決めようということで、まず選ばれたのが諸見里大介でした。

今年8月に『諸見里大介の吉本新喜劇2026』と題してお送りした新喜劇は、花月旅館が舞台。旅館経営の建て直しに派遣された諸見里扮する経営アドバイザーを中心に、旅館乗っ取りの陰謀と妖怪伝説を掛け合わせた物語を展開。クライマックスでは若手座員達が妖怪に化け、大いに沸かせました。

そして今回の新喜劇はがらりと趣向が変わり、舞台は"吉本商事"の斜陽部門・おもちゃ課。おもちゃ課の存続を巡り、また熾烈な出世争いなども背景に、奮闘する社員たちの姿を描いた物語でした。諸見里はおもちゃ課のリーダー。ほかに松浦真也、吉田裕らも社員役で登場、課のマドンナは森田まりこ、生き生きとマドンナっぷりを演じていました。

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そこへ降格とも言える措置で配属されたのが元営業課のエース、信濃(信濃岳夫)。業績不振によりおもちゃ課の配属となり、売上げが伸びなければ課は廃止するとの通達が吉本商事の社長からじきじきになされたのでした。その社長を演じたのが今別府直之。恰幅のよさが社長然。登場シーンではおなじみ乳首のギャグもあり、待ってましたといわんばかりの拍手が起こっていました。

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信濃の降格を喜んでいるのはライバルの新名(新名徹郎)。信濃が狙っていたポジション、営業本部長に昇進し、信濃の彼女で会社のマドンナ・真希(前田真希)も手に入れ、信濃の腰ぎんちゃくだった佐藤(佐藤太一郎)も味方につきと、すべてを手に入れたものの、信濃とおもちゃ課の懸命な努力により業績が回復してくると脅威に感じ、ある策略を企てるのですが...。

おもちゃ課には他に、地味で目立たない社員、安世(井上安世)の存在も。安世はある日、イメージチェンジをはかりすっかり別人に。その華麗なる変身に会場がいろめきました。また、清掃員に扮した清水啓之の存在にも注目が。意味ありげな言葉を残して去っていく啓之、まるですべてを知っているかのような口ぶりにお客さんの期待も膨らむのですが、果たして啓之の真の姿とは何だったのか...。予想外の答えに会場も面食らった様子で、驚きと笑いが入り混じっていました。

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また、営業課の社員、レイチェルと滝見信行のコミカルなやり取りや、金原早苗、今井成美の華やかさ、チンピラに扮したタックルながい。と太田芳伸の存在感、おもちゃ課にお礼を言いにやってきた親子を吉岡友見、葛原亜依が演じるんなど見どころが盛りだくさん。若手たちが続々と登場し、盛り上げました。

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一発逆転、勧善懲悪のスカッとした物語はもちろん、諸見里の滑舌ギャグにまりこのゴリラ、松浦のギターなど定番の持ちギャグでも沸かせ、最後まで笑いの絶えない1時間となりました。

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エンディングでは、「選んでいただいて、もう1回やらせていただきました。主人公が目立つようにと考えていたですが、裏テーマで清水啓之という爆弾を放り込みました」と諸見里。「爆弾」の一言に会場は爆笑、思惑どおり(!?)インパクト大でした。ただ、台詞を少々かんでしまった啓之。「ええとこでかんでしまいました...!」と本人も残念そうに振り返りました。そして、本来あるべきシーンを泣く泣くカットしたと諸見里。「もし次に上演させてもらうことがあれば、そのシーンも描きたい」と意欲を見せ、幕を下ろしました。

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『吉本新喜劇2026No.1決定戦』、対戦相手となる「酒井藍の吉本新喜劇2026」が11月30日(水)に上演されます。こちらもぜひお楽しみください!

【諸見里大介】【タックルながい】【今別府直之】【太田芳伸】【吉田裕】【松浦真也】【佐藤太一郎】【前田真希】【信濃岳夫】【清水啓之】【井上安世】【森田まりこ】【金原早苗】【新名徹郎】【レイチェル】【吉岡友見/瀧見信行】今井成美】【葛原亜依】

2016年11月10日 (木)

アイドルグループ"つぼみ"12/21(水)発売のシングルCD「ありがとうはほんの気持だよ」リリースイベントスタート!!

11月5日(土)、よしもと発めっちゃオモロいアイドル「つぼみ」が12/21(水)に発売する初CDシングル「ありがとうはほんの気持だよ」のリリースイベント初日を迎えました。
ソフマップなんば店にて14:00~と16:00~行われ、多くの方にご来場いただきました。
メンバーも非常に気合が入っており、円陣を組んでステージに向かうと、たくさんの歓声の中、ミニライブで「1000日前から I Love You!」や「大阪がある」等を披露しました。

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ミニライブ終了後、CDを予約した方が参加できる特典会にも、各回大勢の方が並ばれ、メンバーとの交流を楽しんでいました。

メンバーの松下千紘は
「ソフマップなんば店ザウルス1でのリリースイベント、本当にありがとうございました!
1日に2回、ライブをさせて頂きましたが、どちらもたくさんの方が来てくださり、本当に嬉しかったです!!アットホームな空間で、良い意味で客席と近いステージが大好きです!来月12月3日にもソフマップなんば店ザウルス1でリリースイベントをさせて頂きます!会場は、客席もありスペースが広いので初めての方でも ゆっくりライブを見ることができるし特典会までの待ち時間もゆっくりできます!
つぼみを好きな方はもちろん!まだライブ見たことないよって方でも楽しめますよ!!
是非ライブを見て、CDをGETしちゃってください(^^)またお会いできるのを楽しみにしています!」
と、ハッピーなコメント。

そして翌日の11月6日(日)には、新星堂難波店にてミニトーク会&CD特典会も行いました。ライブはなかったのですが、たくさんの方にご来場いただきました。

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メンバーの糸原沙也加からは
「いつもつぼみのライブ物販で出張販売しに来てくださりお世話になっている新星堂難波店さんでのCD特典会。今回メンバーは私服での参加でした!
みなさんと握手会やチェキ、写メの撮影ができて楽しかったです!いつもは衣装が多いので私服での特典会はすごく新鮮でした♪私服の場合、メンバーみんな気合いをいれてオシャレしてきているので要注目していただけると嬉しいです☆
今回はミニライブがなかったので、トークの時間を設けていただけました。一人一言づつ自己紹介とコメントを言わせていただき、それぞれのメンバーのコメントを聞くのはメンバーである私たちも楽しかったです(^^)お互いの私服をわざといじりあったり、賑やかな時間になりました♪
これからどんどんリリースイベントがあるのでまだ参加したことのない皆さんにもぜひ遊びに来ていただきたいです!いつでもお待ちしています!
と、嬉しそうなコメントが届きました!

つぼみ、シングルCD「ありがとうはほんの気持ちだよ」のリリースイベントは今後も続きます。

■11月20日(日) 14:00~  タワーレコード神戸店 店内イベントスペース
■11月23日(水祝) 13:00~  あべのキュースモール 3Fスカイコート
■11月23日(水祝) 16:30~ アリオ八尾 1Fレッドコート
■12月3日(土) ①13:00~ ②16:00~  ソフマップなんば店ザウルス1 8Fイベントスペース
■12月4日(日)14:00~  タワーレコード難波店 5Fイベントスペース
■12月10日(土)14:00~  HMV三宮 イベントスペース
■12月17日(土) 17:00~  タワーレコード梅田NU茶屋町店 6Fイベントスペース
■12月18日(日) ①13:00~、②16:00  くずはモール南館ヒカリノモール1F SANZEN-HIROBA
■12月23日(金祝) 12:30~  イオン高槻店 1Fスタジアムコート

リーダーの杉山優華からは
「よしもと発のアイドル、つぼみが初めてのシングルCD発売ということリリースイベントが始まりました!12/21に発売なので、今は予約特典会という形なのですが、毎回ミニライブを見てもらえたり、特典会で皆さんと写メやチェキが撮れたりして、私たち自身とても楽しいです!いろんな所でイベントが出来るので、私たちのことを知らない人に知ってもらう機会が増えると思います。好きになってもらえるように、CDを買ってもらえるように、頑張りますので宜しくお願いします!
CDのタイトルが「ありがとうはほんの気持ちだよ」というもので、これまで私たちを支えてくれた皆さんに向けた歌なのですが、初めてのシングルCDに相応しい曲になってます!是非、曲を覚えてライブなどで一緒に歌えたら嬉しいです!」
と、リーダーらしい気合の入ったコメントが届きました!

また、メンバーの樋口みどりこも
「この度、つぼみのシングルCD「ありがとうはほんの気持ちだよ」が12/21に発売されることになりました!つぼみの初ミニアルバム「1000日前から I Love You!」から2枚目のCDになります!歌詞、メロディが本当に素敵な曲で、大好きな曲になりました!
これから出会う方へ、いつも応援してくださっているファンの皆様へ、お世話になっている方々へ、たくさんの方への「感謝」を込めてこれから歌っていきたいです!
1人でも多くの方に、つぼみのことを知ってもらい、つぼみの曲を聴いて頂いて、つぼみ10人の魅力を見つけてもらえたら嬉しいです!リリースイベントは無料で、どなたでも観て頂ける機会なのでぜひ、お時間合う際はお越しください!たくさんの方にお会いできるのをつぼみ一同楽しみにしています!」
と、さわやかなコメント。

つぼみは、12月25日(日)のクリスマスになんばグランド花月で単独ライブも決定しています。
チケット完売を目指し、毎日NGK前で手売りをしたり、色々なお店にポスターを貼ってもらえるよう交渉しに行ったりし、コツコツ頑張っております!

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★リリース予定シングルCD情報
■発売日:12月21日(水)
■タイトル:ありがとうはほんの気持だよ
■商品形態
シングル:4タイプ
・Type-A
・Type-B
・Type-C
・Type-D
■税込価格各¥1,000

★「つぼみLIVE~NGKからI Love You!~」
会場 なんばグランド花月
日程 12月25日(日)
時間 19:10開場 19:30開演
料金 前売2000円 当日2500円 立見1800円
Yコード:999010
Pコード:454-127
Lコード:57941
お問い合わせ チケットよしもと予約問い合わせダイヤル 0570-550-100

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↓つぼみに関する最新情報は、こちらからご確認下さい↓
【つぼみ Official Site】
http://www.tsubomi.club/

【つぼみNGK公演特設サイト】
http://tsubomi-hana.com/index.html

【つぼみ公式Twitter】
@tsubomi_hana

2016年9月30日 (金)

◆秋の吉本新喜劇キャンペーン!◆

大阪・なんばグランド花月10~11月キャンペーンが決定しました!
盛りだくさんの企画で皆さんをお待ちしております。ぜひ、大阪・なんばグランド花月へお越しください。

『秋の吉本新喜劇キャンペーン!』
期間:2016年10月1日(土)~11月30日(水)


①吉本新喜劇アキ、清水けんじ、酒井藍のオリジナル新商品販売!
◆なんばグランド花月(大阪)・よしもと祇園花月(京都)売店にて販売

<アキ>
商品名:吉本新喜劇 アキ いーいーよぉ~かんジュース
販売価格:750ml 1,231円(本体価格1,140円)
     180ml  350円(本体価格324円)

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<清水けんじ>

商品名:しみけんの座長になりたいんや!!〜ポテトのパッケージにもなりたいんや!!〜チップス
パッケージサイズ:約300×200mm 
内容量:薄味ポテトチップス 約100g
1ケース:20個入
賞味期限:製造日より120日
販売価格:378円 (本体価格350円)

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<酒井藍>
商品名:吉本新喜劇 酒井藍 コインポーチ

サイズ:H118×W120㎜
販売価格:800円 (本体価格741円)

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②吉本新喜劇2016オフィシャルパンフレット発売!

◆なんばグランド花月(大阪)・よしもと祇園花月(京都)売店にて販売

『吉本新喜劇2016オフィシャルパンフレット』
パンフレットを購入頂きますと、当日の出演者と役名を印刷したラベルシールも
一緒にお渡しします。
【パンフレット内容】
・本日の出演者(シール貼付箇所)、感想メモ欄
・座長、座員の写真付き一覧
・吉本新喜劇年表
・新喜劇ができるまでの密着取材
・座員の昔の写真 など
A4サイズ・フルカラー 税込800円

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③10月・11月秋の吉本新喜劇キャンペーン期間中、よる公演"吉本新喜劇企画公演"が目白押し!
●10/3~5、7 女だらけの吉本新喜劇 第3弾 「女子アナ新喜劇」
●10/6「親子で学ぼう~なんばグランド花月~子ども祭り」
●10/8「秋祭りだよ!吉本新喜劇」
●10/11、14、17、20、23、28、30、31~よるも楽しめる~「グランド花月系」公演
●11/2「奈良グランド花月」
●11/3、8、16、29~よるも楽しめる~「グランド花月系」公演
●10/12、11/9、14「吉本新喜劇100」、
●10/24、11/28、30「吉本新喜劇2026」
●11/10「まだまだ座長!もうすぐ座長?」~茂造の青春時代!パワーアップで再演!~
●11/22~24「TREASURES FROM KUMAMON」くまモンからの宝モン~天草より愛を込めて~

●11/25「ジャパンカップ新喜劇」~うまんchuからヤツらがやってきた!!~

④平日、劇場1階フロアーにて"ホンワカパッパー隊"登場!

◆吉本新喜劇若手メンバーによる生演奏を披露。

⑤土・日・祝日 劇場2階フロアーにて"吉本新喜劇まつり縁日"開催!

◆稼働時間①10:00~12:00 ②13:00~15:00 ③16:00~18:00

【縁日内容】

・バスケットビンゴゲーム(1回6球 300円)ビンゴした列に応じて景品プレゼント

・ジャンボくじ引きゲーム(1回 300円)3回振って出た組み合わせによって景品プレゼント

・パターゴルフゲーム(1回10球 300円)カップインした回数で景品プレゼント

・ボウリングゲーム(1回 5球 300円)倒した本数で景品プレゼント

⑥毎日吉本新喜劇座員が1日支配人として皆様をお出迎えします!

◆キャンペーン期間中「なんばグランド花月 本公演」にご来場のお客様を毎日吉本新喜劇座員がお出迎え致します。

詳しくは、なんばグランド花月HP( http://www.yoshimoto.co.jp/ngk/をご確認ください。

2016年9月 8日 (木)

百花繚乱! 東西の女芸人が華麗に咲き乱れた「女芸人大集合! なんばでどやさ!」

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8月31日、なんばグランド花月で今くるよが主宰する女芸人祭り「女芸人大集合! なんばでどやさ!」が開催されました。東西の女芸人が一堂に会したこの日、ネタにコーナーに吉本新喜劇にと、賑やかに繰り広げました。

オープニングを飾ったのは、水谷千重子。独特のこぶしで聴かせる『キューティーハニー』で盛り上げました。そして主宰の今くるよ、司会の尼神インターが登場、くるよは「どやさ、どやさ~!」と千重子の貫禄あるステージを讃えました。くるよが「素晴らしい!」と声をかけると「50年、歌ってますからね」と千重子。くるよのことも「くるよちゃん」と呼びます。そして「くるよちゃんも本当にお元気でよかった」とねぎらい、「ありがとうございます!」とくるよ。千重子は自身の芸能生活を振り返り、「(NGK)という思い出の舞台に出させてもらって嬉しいです」と感無量の様子でした。

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千重子のパワフルなステージに圧倒された尼神インター・誠子は「盛り上がり方が半端じゃなかったです!」と興奮冷めやらぬよう。その勢いで「注目の女芸人がどんどん出ます!」と出演者を紹介し、ネタコーナーへとなだれ込みました。

女芸人達が登場する際には、くるよ名物のあだ名も披露され、あだ名が映し出されるたびに歓声や笑い声が上がりました。トップバッターはおかずクラブ、くるよ特製のあだ名はオカリナが「ミス・ユニバース」、ゆいPが「くまもん」。シンデレラのコントで沸かせました。

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尼神インターは渚が「榮倉奈々」で誠子が「松田聖子の妹」。誠子はMCコーナーで自身のあだ名について「"せいこ"つながりで妹になっただけでは?」と疑問符を浮かべていました。ネタは女生徒会長のコント漫才を。

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アジアンも漫才で登場。ついたあだ名は馬場園が「武井咲」で隅田が「あんみつ姫」。隅田も開口一番「師匠、大丈夫?」と疑問符を。お手振りが止まらない馬場園、二人を迎える歓声もなかなかやみませんでした。

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3組のネタを見たくるよは、「みんな1年前と勢いが違う!」と興奮気味。「1年でどんどん売れてる。昔は売れるまで最低10年はかかった。みんな時代に合っているので、ぐん!と行ってる!」と後輩達の華々しい活躍を嬉しそうに話していました。

続いてのネタコーナーではピン芸人が登場。まずはゆりやんレトリィバァ、ついたあだ名は「上戸彩」、大型ビジョンにその文字が映し出されただけで笑いが起きます。ゆりやんはコント「テレビのCMの世界観」を披露しました。

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「石原さとみ」のあだ名で登場したのは堀川絵美。自己紹介も兼ねて前職のバスガイドネタで沸かせました。

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ネタコーナーのトリを飾ったのは、「深田恭子」というあだ名の横澤夏子。コント「会社のBBQではしゃぐOL」を披露、持ち前の細やかな観察眼で笑いを誘いました。

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トークコーナーではネタを披露した6組に加えて、ハイヒールも登場。それぞれがあらゆる場面で人生で一番だったと思う写真を持ち寄りました。二十歳の成人式の写真を出したオカリナ、実はこの頃、全身の毛をそっていたというエピソードにはどよめきが。中学1年生の頃のゆいP、スマートな姿にまたまたどよめきが。「今は103キロあります!」というゆいPの発言をきっかけに、それぞれ体重を報告し始めるという現象も起こりました。そんな彼女達に「若手の女芸人、小太り多い」とリンゴ。「今日は楽屋に行くまでの階段が暑い」と話していました。

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堀川は24歳のとき、「人生で一番はしゃいでいた写真」を。バスガイド時代に社員旅行でハワイに行ったときのもので、この写真を撮影した後の堀川のエピソードはあまりに悲しく、「え~!」という驚きの声が上がっていました。横澤は「足を細く見せる写真の撮り方」に成功した1枚を。ですが、「ツイッターに乗せたら四頭身?って言われました」とがっくり肩を落としていました。

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ゆりやんは「一番駆け抜けていたときの写真」。当初、「大学時代の写真です」とボケたゆりやん、リンゴの「おい!」というツッコミをきっかけに二人でオイオイコールを始め、その隣でくるよが黙ったままのどやさ、「サイレントどやさ」をするという、カオスなゆりやんワールドが生まれていました。着物姿の写真を披露した馬場園、撮影当時は20代前半だったにも関わらずあふれ出る貫禄に「こまどり姉妹みたい」という声も上がりました。

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続いてモモコが北極で漫才をした際のコンビの写真を。テレビのロケで北極へ行き、イヌイットの貴重な生活体験もしてきたと、そのエピソードで盛り上がりました。最後はモノクロの写真、それだけで全員「師匠の写真!」。高校のソフトボール部の頃の写真で、話題はしばしソフトボールについて。「(2020年の)東京オリンピックを目指して、女芸人でソフトボールやろう!」と提案するくるよ。モモコが若手時代、初めてソフトボールを体験し、打って3塁に向かって走った話や、足でボールをキャッチしたというビックリエピソードでも沸きました。

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第二部は吉本新喜劇を上演。舞台はラーメン屋台のある「花月公園」。ラーメン屋の店員の花子(山田花子)が登場すると、会場は大きな歓声が起こりました。公園のそばにある喫茶店で亡き母(未知やすえ)の遺志をついで経営に奮闘する愛菜(福本愛菜)と、恋人・裕(吉田)を中心とした新喜劇は、母と子の愛情を描いた、笑いあり、涙ありの物語でした。もちろんここでも女芸人だらけ。吉田裕は唯一の"白一点"。すち子(すっちー)とアキ子(水玉れっぷう隊・アキ)もここでは"女芸人"です。森田まりこのゴリラネタ、金原早苗の踊り、酒井藍のノリツッコミに、アキ子の「いいよ~」、すち子と裕の乳首ドリルなど、それぞれの持ちネタを惜しみなく披露。クライマックスではやすえのダメ出しもあり、最後の最後に機関銃を持って舞台に登場したくるよに「師匠は自由やの~!」と痛烈な一言を浴びせていました。

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エンディングでは「初めて『女芸人まつり』に参加して、初めて師匠にキレました」とやすえ。ドキドキしながらも、気持ちよかったと満足げな表情を浮かべていました。モモコも「これだけ女の子が揃うことがないので、嬉しかった」と楽しそう。最後に「また来年もお会いしたいです!」と開催の約束をしたくるよ、大きな拍手に包まれて幕を閉じました。

【今くるよ】【ハイヒール】【友近】【アジアン】【おかずクラブ】【ゆりやんレトリィバァ】【尼神インター】【横澤夏子】【堀川絵美】【未知やすえ】【山田花子】【宇都宮まき】【酒井藍】【金原早苗】【森田まりこ】【小寺真理】【福本愛菜】【アキ】【すっちー】【吉田裕】