神保町花月10周年記念公演「1010愛して(じゅうじゅうあいして)」初日開幕!
7月5日(水)、東京・神保町花月にて、神保町花月10周年記念公演「1010愛して(じゅうじゅうあいして)」初日の幕が切って落とされました。
2007年7月7日に産声をあげた「神保町花月」。神保町花月の10周年を記念して上演される本作は、10周年記念にふさわしい、大きな愛の物語となっています。
このあともさまざまなユニークな人物が登場し、物語は進んでいきます。途中、ゲストのライスが登場する場面ではお客さんも爆笑! 関町がかなり反則的な(?)アドリブをして、お客さんから若干引かれながらも笑いをとったり、田所の"らしくない"セリフの違和感に笑いが起こります。
物語の中盤では突然実験的な試みがなされ、その試みが見事成功すると拍手喝采が起こったりと、観客をまったく飽きさせないお芝居が繰り広げられ、さらに終盤ではいろんな謎が徐々に解けていき、見るものを驚かせ、「そういうことか!」と納得させ、そして感動させます。笑いながら見ていたお客さんも、いつの間にか感動させられてしまい、客席からはすすり泣く声があちこちから聞こえてくるほどでした。
終演後、拍手が鳴り止まない中、初日を最高の形で迎えられた満足感でいっぱいのメンバーが全員集合し、お客さんにあいさつします。出演者が芸歴順に紹介されたあと、ゲストのライスが呼び込まれますが、関町が「3年目、ライスです!」とウソの芸歴でボケて笑いをとります。
「大丈夫だった?」と漠然とした質問をされたおばたのお兄さんは、「芝居の稽古が3週間くらいあったんですけど、最初の1~2週間はほとんど覚えておりません」と、個人的にそれどころではなかった心情を吐露します。すると、女の子役のかなでが「昨日も今日も神保町の駅でおばたさんにバッタリ会って。一緒に劇場まで歩いたんですけど、フライデーに撮られてないかな?って」と心配していたことを告白しますが、みんなに「ないない」と否定されていました。
最後に、ピクニックが「これからも末長く応援していただけるようがんばりますので、よろしくお願いします!」と締めのあいさつをして、無事初日公演は終了。
終演後のアフターミニトークでは、ピクニック、シューレスジョー、ライスの3組が、神保町花月の10年を振り返っての思い出トークに花を咲かせます。
「神保町の公演には40回以上出てる」というライス。最初の作品は、3作目となる『クリープ』だそう。すると田所が、「でも、ピク兄(ピクニック)は450回ぐらい出てるでしょ?」といい、笑いが起こります。「いやいやいや、そんなに公演ないから! 66回目です」とそれでも驚異的な数字を言うピクニックに客席からは驚きの声があがっていました。
ライスとの共演も多かったというピクニックは、「実はオレ、ライスNGなの」と衝撃の告白を。なんでも、その理由は「まじめなお芝居のシーンで笑わせにくるから」だそうで、過去にあった関町の真面目なシーンでの不真面目なエピソードを語ります。
すると関町が、「僕、以前悪役をやったんですけど、そのとき芝居の演出で客席に座っているお客さんに絡むっていうのがあって。『なんじゃコラァ!』ってお客さんの女の人に絡んだらバッチーン!ってしばかれて。ビックリしすぎて思わず『○○さ~ん!』ってスタッフの名前呼んじゃった」と話したため、そのヘタレなエピソードにみんなが大爆笑!
田所は、「昔、銃を構えるシーンで、銃を床に落としたら銃が粉々に砕けちゃって(笑)。しょうがないからじりじり袖まで行って、「誰か銃をくれ!」って手で合図をして。気づいてくれたからよかったけど、もし気づいてもらえなかったら最悪手でしたよ」と言いながら手で銃の形を作り、笑わせていました。
最後に、ライスの単独ライブ「ブラン」が7月7日(金)~9日(日)にCBGKシブゲキ!!で開催されることが告知され、ミニトークライブは終了しました。
脚本・演出を手がけた家城啓之いわく、「10年後にふと思い出したとき『こんな作品あったな』と思っていただけるような作品にしたい」という本作は、間違いなく今後語り継がれる名作となっています。千秋楽は完売となっていますが、その他の公演はまだ若干枚数残っており、当日券も発売されますので、チケットがまだお見逃しなく!
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