霜降り明星・せいやといなかのくるま・ちろるが激しい最下位争いを展開!「全国統一マンゲキ学力テスト」
11月27日(月)、よしもと漫才劇場にて、「全国統一マンゲキ学力テスト」が開催されました。全8組15人の芸人たちが、ガチで学力を競い合うこのイベント。MCは塾講師歴16年を誇るラフ次元・梅村が務め、熾烈な爆笑バトルを仕切ります。
MC改め"先生"の梅村が「まずは挨拶しましょう! こんばんは!」と呼びかけると、客席からも大きな返事。続いて「皆さんに少しでも賢くなっていただこうというイベント。ふざける生徒はバンバン怒っていきます」とスパルタ宣言します。
呼び込まれた15人の生徒たちは全員が制服姿ですが、ミキ・昴生だけがおさげ髪にブルマ姿で、客席からは爆笑と悲鳴が。いきなりふざけて、梅村からきついお説教を受けてしまいます。
15人は事前に5教科の学力テストを受けており、舞台では、その結果と順位を発表していくことに。オープニングトークでは、各自の学歴について梅村がインタビュー。ヒガシ逢ウサカは高見が関西大学、今井が岐阜経済大学を卒業していますが、「大学には人柄の良さで入れた」と話す今井には一抹の不安も...。
ネイビーズアフロのふたりは神戸大学で、皆川は「(学力テストでは)100点を取った自信がある」と言いきります。プリマ旦那は河野が大阪府立大学出身。野村はなぜか「大阪芸術大学を中退」と学歴詐称し、メンバーを惑わせます。いなかのくるま・木佐は、追手門学院大学在学中の現役大学生。ちろるは大阪芸術大学短期大学部を中退しているそうです。
トットの多田と桑原は、同じ高校で机を並べた同級生コンビ。霜降り明星・せいやはサンリオピューロランド大学、ではなく近畿大学卒、粗品は同志社大学中退。ミキのふたりは「京大です」と答えツッコまれますが、すぐさま肩を組んで「兄弟です!」としっかりボケを。ゆりやんも関西大学で、高見の後輩に当たります。
結果発表の前に、まずは名解答・おもしろ解答のチェックから。「名前を書く欄で、もうボケてるやつがいる!」とお怒りの梅村先生。組と席の欄に「幸田組・席ノド鼻」と書いた昴生、名前の欄に拇印をおした野村、みたらし団子のたれでしみを作った木佐など、やる気が疑われる答案が続出します。
国語のテストでは、漢字の書き取りや四文字熟語、文豪の名前と著作を書く問題などに挑戦。「蛍光灯」の漢字を兄弟仲良く「景光灯」と間違えてしまったのはミキ。観客からも「あー...」と哀れみの声(?)が上がります。梅村曰く「レジェンド」の多田は、「菊光灯」と想像を超える誤字でメンバーを爆笑させました。
四字熟語「針小棒大」を使っての作文も、珍解答の宝庫。「物事を大きく大げさに言うこと」を指す熟語ですが、意味がわからないまま苦し紛れに書いた文章が連発されます。木佐の見事な解答「ネイビーズアフロ・皆川は、1度の経験を何度もあったかのように針小棒大に話す男だ。」には皆川を除く全員が大喝采! 一方、ちろる、今井、せいやらは独自解釈の「針小棒大」で迷文を作り出していました。野村にいたっては、4文字をバラバラにして作文するという高度なボケを披露。梅村を途方に暮れさせます。
与謝野晶子の写真を見て、作家名と作品名を答えるテストでは、せいやが「写謝野秋子」「髪しぐれ」という「気持ちはわかるけど、大間違い」な解答。森鴎外の写真には、今井が「沢村一徹」「金時記」と答えてしまいます。ちなみに今井は、謎の名作「金時記」のあらすじも必死で説明、さらなる笑いを誘っていました。
数学のテストでは、「2+3×4=」という初歩的な設問も。かけ算から先にやるのがルールですが、間違えてしまったのは、ここでも安定の多田とせいや。「ねじれの位置」と答えるべき設問では、ネイビーズアフロ・はじりがしっかり正解。「ひらくいっぽう」と答えた亜生は、その図式を身振り手振りで説明!? もちろん不正解でしたが、ヒガシ逢ウサカのやりとりを前に「このふたりの関係は、ひらくいっぽうや!」とボケて、転んでもタダでは起きないガッツを見せていました。
英語のテストでは、ゆりやんが実力発揮。「How do you think about education of Japan?」という問いに長文で答え、メンバーからスタンディングオベーションを受けます。
なぜか「Sushi」と書いてしまったのは多田。「日本のいいものについて聞かれてると思って...」と言い訳する多田に、ゆりやんから「アホやな」とキツ〜いツッコミが入っていました。
一度も答えを取り上げてもらえなかった河野が「いじってくれよ! 何でもええから!」と絶叫するなか、いよいよ結果発表。第1位は予想通り皆川! しかし、100点が取れたと豪語していたにも関わらず98点で、メンバーから大ブーイングが起こります。
2位は木佐、3位は高見、4位は粗品、5位ははじり、6位は河野、7位はゆりやん、8位は桑原、9位は野村と続きます。このあたりから、激しい下位争いに突入。10位は昴生、11位は多田、12位は亜生、13位は今井となりました。「亜生には勝ってると思ってたのに!」と悔しがる今井。さあ、残るはせいやとちろるです。
祈るふたりに告げられたのは、14位ちろる、15位せいやという結果! 大喜びのちろるでしたが、ふたを開けてみるとたったの1点差で、まさにデッドヒートでした。
この後は、「かしこ×おバカ タッグで挑む難問お勉強バトル」のコーナーへ。学力が偏らないよう、先ほどのテスト結果の1位×15位、2位×14位といった形でペアを組んで挑戦します。木佐×ちろる、高見×今井というコンビそのままの組み合わせも誕生。人数のかねあいで、ゆりやん×桑原×野村は3人グループに...。
1問目は英語のリスニング問題。英文を聞き取って日本語に訳します。真剣に耳を傾けるも、あまりのスピードにほとんどが「何?」「マジでわからん」と戸惑いの表情。何度か繰り返し、ようやく各人が解答を記入すると、その内容はとんでもないものばかり。正解は、「昔々あるところに、やさしい木こりのおじいさんとおばあさんがいました」でしたが、亜生の「数々のカレーを食べたが、うちの嫁のが一番うまい」、はじりの「寿司」など、またまた珍解答が飛び出しました。ゆりやんと皆川、ふたりだけが正解!
次は、回答者全員が1列に並び、出された問題に3秒で答えていきます。「平安京ができたのは何年?」「炭素の元素記号は?」といった、知っていてもとっさに出てこないという問題がズラリ。しかし、木佐、桑原、粗品、昴生が連続正解、さらに"レジェンド"多田も正解し、場内のテンションは一気にアップ! 途中、今井が「愛媛県の県庁所在地は?」に「名古屋!」と答えるなど仰天ミスも出ましたが、概ね好成績となりました。
と、ここで野村だけ、3人グループだったため一度も回答していないことが発覚! そこで急きょ梅村が英語の問題を出したり、せいやが「『髪しぐれ』の作者は?」と質問するつもりが噛んでしまって大惨事となったり、舞台上はさらなる盛り上がりを見せていました。
学力テストの結果とゲームの結果を合計し、優勝はゆりやん×桑原×野村チームの手に!
最下位は粗品×亜生チームとなり、ふたりにはDHAたっぷりの「煮干しミルク」を飲むという罰ゲームが下されました。苦しい表情で飲み干したふたりは、キリリと決めて「漫才劇場3周年、よろしくお願いします!」と挨拶。大きな笑いに包まれて、この日のイベントは幕となりました。
【ラフ次元・梅村】【トット】【プリマ旦那】【ネイビーズアフロ】【ヒガシ逢ウサカ】【霜降り明星】【ミキ】【いなかのくるま】【ゆりやんレトリィバァ】