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2017年11月

今夜、よしもと漫才劇場3周年記念特別LINEライブ!ゆりやん、ミキ、 吉田たち、トットなど豪華メンバーで生配信します!

よしもと漫才劇場が2017年12月1日(金)オープンしてから3周年を迎えます!

 

3周年を記念し、11月27日(月)22時45分より今年賞レースを獲得したよしもと漫才劇場の豪華メンバーを集めた特別版「よしもと漫才劇場3周年記念」LINE LIVE生配信をよしもと漫才劇場の舞台からお届けします。

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今年一年の振り返りトークやよしもと漫才劇場ロビーで好評開催中の「ターザンのタロットほんわか占い」ブースから、占い芸人ターザンが出演しメンバーの今後の運勢を占います!

 

また昨年に引き続き、よしもと漫才劇場版新語流行語大賞の発表もあり、ランキング上位3名がLINE LIVEに登場致します!

 

そして新たに「マンゲキ川柳ぐらんぷり」実施の発表をするなど、よしもと漫才劇場3周年記念キャンペーンの概要をLINE LIVE生配信にて発表させていただきます。

 

他にも3周年記念公演として12月1日(金)18時からよしもと漫才劇場メンバーが多数出演する4時間のコーナーライブ「祝3周年!極プレミアム感謝祭!~マンゲキメンバー大大大集合!No.1芸人が決定しちゃいますSP!~」を実施。12月4日(月)18時からはよしもと漫才劇場の全メンバーのネタが見れる「よしもと漫才劇場3周年記念 極ゴールデンネタパレード」も開催。詳しくはよしもと漫才劇場公式ホームページをご確認ください。

 

よしもと漫才劇場チャンネル「LINE LIVE生配信」概要

【日時】

2017年11月27日(月)22時45分~

【出演】

クロスバー直撃(MBSオールザッツ漫才2016ニュースターバトル 優勝)

トット(第52回上方漫才大賞 新人賞)

吉田たち(第二回上方漫才協会大賞 大賞/第6回ytv漫才新人賞決定戦 優勝)

マルセイユ(MBSラジオ演芸第5回ヤングスネーク杯 優勝)

きみどり(第6回関西演芸しゃべくり話芸大賞 大賞)

霜降り明星(第38回ABCお笑いグランプリ 優勝)

マユリカ(第二回上方漫才協会大賞 新人賞)

さや香(平成29年度第40回今宮戎神社こどもえびす 第38回マンザイ新人コンクール 新人漫才福笑い賞、M-1グランプリ2017ファイナリスト)

ミキ(第二回上方漫才協会大賞 話題賞、M-1グランプリ2017ファイナリスト)

ゆりやんレトリィバァ(第47回NHK上方漫才コンテスト 優勝)

よしもと漫才劇場版新語流行語大賞ランキング上位3名

【内容】

漫劇新語流行語大賞発表

マンゲキ川柳ぐらんぷりの概要発表

 

「よしもと漫才劇場」LINE LIVEチャンネル

 

【クロスバー直撃】【トット】【吉田たち】【マルセイユ】【マユリカ】【さや香】【ミキ】【ゆりやんレトリィバァ】【霜降り明星】【きみどり】

はじめまして、「よろしく福岡」!サカイストが福岡よしもとに完全移籍!記者会見&ライブを福岡・天神にて開催!

11月25日(土)、博多華丸・大吉に背中を押されて、サカイストが福岡よしもとに完全移籍。初の福岡単独ライブを前に、記者会見が行われました。
今いくよ・くるよの最後の愛弟子であるサカイストが福岡への移籍を決めたのは、博多華丸・大吉の後押しがあったため、ということで4人での会見となりました。
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「福岡の印象は?」という記者からの問いに、「人があたたかい。家を決めに来たときも、不動産屋さんが空港まで迎えにきてくれて」とマサヨシさんが回答すると、「それは勘違いばい」とすぐさま突っ込む華丸さん。よかれと思ってのサカイストのコメントを華大の二人がバッサバッサと斬りまくる、大爆笑の会見となりました。
「福岡から東京に進出してみて感じたんですが、東京は特にアラフォー世代の芸人があふれているんです。彼らは関西弁じゃないし人柄もいいので福岡に合うかなと思い、移籍しないかと僕が話を持ち掛けました」と大吉さん。
これに対し、「お声がけ頂いて即決しました」とマサヨシさん。一方、デンペーさんは「僕は家族もいるから、引っ越しなんかを考えてしばらく悩みましたが、大吉さんの『福岡に上京するような気持ちでいけばいい』という言葉に背中を押されました」と回答。
そんなサカイストについて、華丸さんは「何より付き合いがいい。夜は宴会、昼は競艇ですもんな」とまたも4人で漫才状態の盛り上がりに。
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今週引っ越してきたばかりのサカイストは、華丸さんに連れて行ってもらった焼鳥やうどんの話題など、すでに福岡の魅力に取りつかれはじめているようでした。
また、今くるよ師匠からも「福岡の人たちに愛される芸人になりなさい」とお言葉をもらったそうで、約1年かけて準備をはじめてきた福岡よしもとでの移籍後の活動も、順調にスタートし嬉しそうでした。

この1年の成り行きを見守ってきた華丸さんからは「下手に福岡に染まろうとせずに、そのままの自分たちを出しながらなじんでいけばいい。福岡ってそういう街やけん」とエールが。「今後も他の芸人に福岡よしもとへの移籍を勧めることはありますか?」という記者の問いに「はい、次は5GAPが来ると思います。漫才師の次はコント師を呼ぼうと思ってですね。はい、これ書いていいですよ。東京と大阪にお笑いを集中させず、全国がお笑いであふれるといいなと思っています」と、大吉さんは福岡のお笑い界全体を見据えたコメントをしてくれました。
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福岡の民放各社の取材に応える4人。
そして記者会見後に、福岡は天神にあるイムズホールにて単独ライブ「よろしく福岡」公演が行われました。

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すでに九州のファンからも歓迎ムード。そして関東と九州のファン有志の皆さんからの花輪も。愛されています!サカイスト!
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公演ポスターの前で自撮りするファンの姿も。
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約400席の会場は満員御礼!初の福岡単独ライブで緊張しながらも、温かい拍手で迎えられ、安定のトーク漫才で場内は爆笑の渦に。引っ越して1週間とは思えない、福岡の地名が飛び出す漫才にお客さんも嬉しそう!
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兄弟ならではの抜群のコンビネーションでガンガン進みます。お決まりのポーズも!場内は何度も大爆笑に包まれました。若い女性からご年配まで、幅広い層のファンの方々に来て頂きました。
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スペシャルゲストとして、博多華丸・大吉の二人も登場!福岡を愛する二人が繰り出す地元ネタの漫才に、ここでも笑いの渦が。二人の漫才でサカイストの福岡デビューをあたたかくお祝いしてくれました。
「このネタ、THE MANZAIでやろうと思っとるけど、練り直しやね」と大吉さん。こちらも楽しみです。

ライブ終了後は、サカイストの二人のフリートークに。ライブが終わってほっとしたのか、福岡に来てからの生活についてのエピソードでライブ以上の弾丸トークが展開されます。
ボリューム満点のフリートークで、またも大爆笑のお客さん。
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最後に華丸・大吉のお二人も登場。この1週間で覚えた福岡知識を、東京在住の華丸・大吉の二人にこれでもかとたたみかけるサカイスト。「でもこれは知らんかろうもん!」と切り返す華丸・大吉の二人は、話しながら10年前まで一緒に歩いていた天神の街ネタで懐かしそうな表情も見せていました。
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博多華丸・大吉の二人に背中を押されて福岡に完全移籍したサカイスト。華大の二人を後見人に、これからの活躍に期待大です。
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終演後は出口でお客様おひとりずつと握手を。「初めてきました!めっちゃファンになりました!」という方も。一人ひとりの手の温もりを、しっかりかみしめる二人。約400名の方と握手をさせて頂きました。
アンケートを真剣に書いているファンが場内のあちらこちらに。そしてなんと、ファン有志から寄せ書きが手渡されました。思いがけない贈り物に、笑顔の下で泣きそうな表情を隠せない二人。
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会場の外に出られたファンの皆さんに、再度ご挨拶。「サカイストがんばれー!」と声援を頂き、無事公演は終了しました。


【博多華丸・大吉】【サカイスト】

2017年11月26日 (日)

ヒントン・バトルダンスアカデミー(HBDA)、2期生オーディションの合格者が決定! 更なる才能を求めて追加オーディションも実施へ!

11月26日(日)、東京・新宿村スタジオにて、ヒントン・バトルダンスアカデミー(HBDA)2期生最終オーディションが行われ、合格者が発表されました。

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ブロードウェイの伝説、ヒントン・バトルがプロデュースする日本最高峰のダンサーの養成機関として、今年4月に開校した『ヒントン・バトルダンスアカデミー』(HBDA)。
1期生の27名は、ヒントン・バトル及びヒントン・バトル自らが選出する国内外のトップクラスの講師によるレッスンが日々展開され、すでに『京都国際映画祭』や『大阪文化芸術FES』などの場でパフォーマンスも披露しています。


来年4月入学の2期生は、9月より募集開始しており、11月25日(土)に一次、26日(日)に最終審査を実施。
2日間にかけて行われた今回のオーディションでは、バレエ、モダン、ヒップホップ、タップとジャンルごとに審査し、アシスタントとして1期生の6名も参加しました。

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62件のオーディション応募から、2日目は13名に絞られ、合格者はヒントンの口から発表。


合格者の顔ぶれは、ダンサーを目指す21歳から15歳までの女性7名、男性1名(17歳)の計8名で、合否発表の際は、涙ぐむ合格者の姿もありました。

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ヒントンは「おめでとうございます! みなさんを生徒として迎えられることをすごくうれしいです。これからみなさんを日本だけでなく世界で活躍するダンサーに仕上げていきたいと思います」と祝福のコメント。


その後は、集合写真撮影などでさっそく親睦を深め、さらにはヒントンが合格者一人ひとりに入学までの課題など、具体的なアドバイスする場面もありました。

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また、ヒントンは「今回のオーディションでも、たくさんの素晴らしい才能と出会うことができました。まだ多くの才能が日本には眠っていることも、改めて確信することができました。2期生を迎える2018年4月までに、まだまだ新たな才能と出会えると信じています。近日中に新たなオーディションの機会を発表します」と2期生を追加募集する意向を明かしました。
詳細は、公式サイトなどで随時、発表するとのことです。

イキのいいコントを連発して沸かせた60分!ロックンロールブラザーズ漫才劇場初単独ライブ「えびカツサンド」VTRでは"重本改造計画"も

11月25日(土)、よしもと漫才劇場にて、ロックンロールブラザーズ単独ライブ「えびカツサンド」が開催されました。記念すべき漫才劇場初単独となったこの日、意気込みたっぷりのふたりが、7本のコントと趣向を凝らしたVTRで、観客を大いに笑わせました。

オープニングコントは「おしゃれすぎる奴」。とあるショップへ買い物にきた重本を、おしゃれすぎる店員・木本が迎えます。パンツをトップスに、シャツをボトムにするという超個性派の着こなしで度肝を抜いた後は、バッグと称してママチャリを持ってくるカリスマぶり。そんな彼のおすすめTシャツは、いったいどう着るのが正解なのか...? 重本のセンスが試される結末に、笑いが弾けます。

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スタイリッシュなオープニングVTRに続いてのコントでは、白塗りのハッピーちゃんこと重本が登場。お金を払った人は、ハッピーちゃんの頭上にあるりんごをボールで落とすゲームができるようです。さっそく木本がお金を入れ、強く投げつけるふりでおどかしたりと、やりたい放題! ビビりすぎてキレまくるハッピーちゃん、そして思わぬオチが...。

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続く1本目のブリッジVTRでは、タイトル「えびカツサンド」がコントに。デリバリーのサンドイッチ屋さんに注文する重本が、電話を受けた店員・木本と押し問答を繰り広げます。何度注文しても「えびカツサンド」を「玉子サンド」と聞き間違えられた末に、猛烈なスピードで配達されてくるサンドイッチ。恐怖におののき扉を開ける重本が見たものとは!


3本目のコントは、不良同士のケンカの後。血まみれの木本はどう見ても負けているのに、その言動はどこまでも不敵! 勝ったはずの重本さえ動揺させてしまう、自信満々の土下座に爆笑が起こります。

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「ゲイ探偵」と題したVTRでは、木本扮する迷探偵が大活躍!? 絞殺されたらしいラニーノーズ・洲崎を前に、刑事の重本とエキセントリックな推理を展開していきます。あまりの奇行に、客席からは笑いだけでなく悲鳴も...。

何気なく街を歩いていた重本が、秘密警察や謎の組織が暗躍するストーリーに巻き込まれていく4本目。秘密警察が追うブビランバビランとは? いったいどちらが敵なのか? 入れ替わり立ち替わりやって来る衝撃キャラを、木本が変幻自在に演じて笑わせます。

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VTRでは、インスタグラムでのファッションチェックが人気のきみどり・古田による「重本改造計画」も。冒頭から「素材のイケてなさ」をいじられ続ける重本。なんとかおしゃれにしようと、堀江のショップで古田が品定めするも、サイズが合わなかったり全く似合わなかったりと問題山積み。苦難の末、なんとか「仕上がった」(古田)姿に、一同は大爆笑! 古田も「何をしても無理」とさじを投げる始末です。その後、なぜかキスシーンまで用意され、最後まで客席を沸かせていました。

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5本目のコントは、母と息子の攻防。プラモデルも宿題も、「完成される」とすぐ破壊してしまう息子・木本に、困り果てている母・重本。その性癖は、やがて両親の仲にまで及び...。狂気と親孝行、ふたつの顔が交錯するサイコパスな木本が、笑いと恐怖を誘います。

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合コンに遅れてきた重本が見たものは、血まみれで十字架にはりつけられた木本!? そんな奇想天外なシチュエーションで始まる6本目。重本がいない間に、女性陣から痛めつけられたらしい木本ですが、なぜか相手への思いはつのるばかり。寛大すぎるその心と恋するときめきが、重本をドン引きさせていきます。ちなみに重本は、さきほどのVTRで古田にコーディネートしてもらった服での登場! こちらも爆笑をさらっていました。

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最後のVTRは、今回の単独ライブをPRすべく、ツイキャスで情報発信する重本を陰からチェックするというもの。漫才劇場でチケット売りNo.1の異名をとるいなかのくるま・木佐と木本が、映像を見ながらダメ出ししまくり。終了後、木佐からは「どうなってんねん!」と厳しい罵倒が。するどい指摘が飛び出すたび、重本は苦笑い、観客は大笑いとなっていました。

ラストを飾る7本目のネタは、結婚式直前の新郎・重本と新婦・木本のコント。木本を本当に好きな人のところに行かせるべく、「どっちの手のなかにボタンが入っているか、当てられたらタイジのところへ行け」とひと芝居打つ重本。ところが両方ともボタンが入っていたことに感付いた木本は、「ちゃんとやろう!」と提案し、ふたりは終わりなき勝負の世界へ...。感動シーンと爆笑シーンがループする展開で、何度も笑いを巻き起こしていました。

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ミュージカル映画を思わせるエンドロールを経てのエンディングでは、重本と木本が互いのうっかりミスを責め合って大もめ!? とはいえなんとか無事にライブを終えたふたりに、大きな拍手が送られていました。

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【ロックンロールブラザーズ】【重本卓也】【木本悠斗】

「よしもとあおぞら花月」~九州豪雨被災地で地元芸人が出張炊き出し!あったかうどんを提供~

今夏九州北部を襲った豪雨で、大きな被害が出た福岡県朝倉市。東京から、被災地・東峰村出身の「たかくら引越センター」を始め、福岡よしもとから「ケン坊田中」、佐賀県住みます芸人「ひのしかり智」、「メガモッツ」の池内祐介、福岡県住みます芸人「マサル」、佐賀県住みます芸人「メタルラック」のノッポノナカ、美意識タカシが集結し、今も仮設住宅で不自由に暮らす被災者のみなさんに温かいうどんを振る舞いました。
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11月25日(土)の朝倉は、好天に恵まれたまさに炊き出し日和! まず一行は土砂災害により家屋の浸水や、道路の寸断などに見舞われた福岡県東峰村へ。テントの設営から炊き出しの準備と協力しながら手際よく進める中、早くも待ちきれない住民の方々が集まり、その様子を見守ります。奥様たちは、どうやら九州男児の芸人による鍋の中身が気になるようす(笑)。
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これまで何度か被災地を訪れている福岡県住みます芸人マサルが、住民の方に復興の進み具合、仮設住宅の住み心地を質問。「命あっただけでも有難いです」という被災者の言葉が胸に沁みます。

さて、ようやく無事に調理の用意が整い、いざ「よしもと芸人特製うどん」の配布がスタート!優しいお出汁の香りと、鍋から立ちのぼる湯気に誘われて、どんどん人が集まってきます。
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麺揚げは、高い集中力で職人の風格をも醸し出すメガモッツの池内祐介が担当、味の決め手となるスープはたかくら引越センター、具材の盛り付けはメガモッツとケン坊田中、そして最後の七味はひのしかり智が担当。絶妙なチームワークを発揮して、次々器が流れていきます。

「何うどんにしますか?今日はかまぼこうどんか、かまぼこうどんか、かまぼこうどんなんですが」と、ケン坊田中が真顔でメニュー説明。
「じゃあ、かまぼこで...(笑)」(住民)。「は~い、かまぼこ1オーダー入りま~す」という一連の流れにお客さんも応えつつ、とろろ昆布、かまぼこ、天かす、ネギの入った食べごたえ十分の一杯が完成!見事な連携プレーで、瞬く間にうどんが行き渡ります。おかわりも飛び出すなど、大好評な様子。
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「美味しいわぁ~♪心まで温まるッ!」、「こんなんしてもらって、お返ししきらんよ~」、「わぁ、TV出とうね!孫に自慢しなきゃ」と、嬉しいコメントを続々いただきました!

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足が不自由な方には、直接お宅へお届け。「わぁ、出前までしてくれてありがとう!嬉しかよ」と、満面の笑みで受け取ってくれました。

「芸人が作るもんにしては上出来やな。でもおかわりはもっと美味しいものを期待しとうよ(笑)」と言ってくれたグルメなおじ様に応え、スープを注ぎ足すごとに味の改良を重ねる"チームよしもと"。
「ふだん食レポで美味しいもん食べさせてもらっているんで、こういう時に発揮せんとね!」と、ケン坊田中は長年福岡の情報番組でレポーターを務めてきた意地とプライドをかけて、つゆの濃さを細かく調整。終盤となる頃には、ようやく自信作が完成しました!

小さな村ながら、用意した70食分はほぼ売り切れ。わずかに残ったうどんは、スタッフが美味しくいただきました。
「やば!メチャクチャ美味しいやん!」と、みんな自画自賛!
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「今日は僕の地元、東峰村に仲間が集まってくれて、本当に有難い気持ちでいっぱい!嬉しいですね。僕は東京から何度か足を運んでいますが、村の人は恐縮してあまり自分から"あれして欲しい"って要望を言わないんですよ。若い地元人もみんな同じ気持ちだと思うので、もうちょい頼って欲しいなって思います」(たかくら引越センター)

続いて一行は、福岡県朝倉市の杷木小学校に隣接する仮設住宅を訪問。ここでは、各被災地へ支援活動を行なっている「ソニー生命」の社員の皆さんが炊き出しを行なっており、この日のメインイベント"抽選会"を盛り上げるべくご一緒させて頂きました!
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会場に現われるいなや、拍手で温かく迎え入れてくれた住民の皆さん。さっそく挨拶がわりに得意の一発芸やモノマネを繰り出し、笑いと歓声が起こります。さぁ場が和んだら、いよいよ子どもたちが待ちに待った"大抽選会"です!
「半分の方は当たるそうです!」。意気揚々と説明して始めたものの、次から次にハズレばかり!? なかなか当たりが出ないまま、クジを開封する池内の手に注目が集まる展開に。
「欲深いと当たらんみたいよ~」と注意喚起を促すと、その後は無事にアタリ続出で、よしもとグッズ詰め合わせの入った景品に大人も一喜一憂する楽しい時間を過ごしました。
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抽選会後は、ソニー生命のスタッフさんが用意してくれた具だくさんのけんちん汁や、朝倉市の地鶏、大分県産の海鮮焼き、焼き芋などを、住民の皆さんと談笑しながら堪能。サインや写真撮影のリクエストにも応えながら、あっという間にお別れの時間になりました。「また来てね~!ありがとう!」という子どもたちの見送りを受けながら、みんなの笑顔で逆にエネルギーをもらった一行。
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復興はまだまだ道半ば、これからも福岡よしもとは継続的な活動を続けて行く予定です。

【たかくら引越センター】【ケン坊田中】【ひのしかり智】【メガモッツ】【池内祐介】【マサル】【メタルラック】

2017年11月25日 (土)

間寛平、嘉門達夫も参加!「大阪色」の楽曲を集めた大平サブロー主催の『オオサカンホットミュージックナイト』開催

11月24日(金)にYES THEATERで『オオサカンホットミュージックナイト』が開催されました。大平サブローが、大阪の文化として関西弁をベースにした楽曲、関西を題材にした名曲を後世にも伝えたいという強い想いから生まれたイベントです。

 

演奏メンバーがステージに揃い、1曲目を弾きはじめると、イントロと共にホワイトコーデに身を包んだサブローが中央へ進み、客席から拍手で迎えられます。やしきたかんじんさんの代表曲「やっぱ好きやねん」を、足でリズムを取りながら、情感たっぷりに歌い上げます。歌い終えて、「金曜の忙しい時間にありがとうございます。しばらくお付き合いください」とサブローがご挨拶。そしてアコースティックギターを手に取り、「ちょっと弾きます」と八代亜紀さんの「鰻谷」を。

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生まれ育った大阪で「大阪色のものが何かできないかな」と、このイベントの出発点を語り、大阪と言えば笑いのイメージだが、「歌の方々もすごい文化を作っているな」と改めて考えたそう。「歌うならず者、やしきたかじんさん」「歌うアウトロー、桑名正博さん」「若くして天国へ行かれた河島英五さん」と名曲を残した歌手の名を挙げ、「かっこいい、ええ曲残してくれたな」としみじみ。それらの楽曲を「同年代の人と楽しもう」と、今日に至った経緯を明かしました。

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歌い終えた「やっぱ好きやねん」についてサブローは自己採点を。「練習するためにCDいっぱい聴いたんですけど。歌詞の『もう1度〜』、ここが色っぽいんですよね。根が女っぽいんですよ、たかじんさんは」と、生前の人柄を浮かべ茶化しながらも、「僕が歌うならどんなだろうと考えていたんですが、まだまとまってません。発展途上です」と苦笑いしながら、歌手・やしきたかじんさんの偉大さを痛感しているようでした。

 

そしてサブローが音楽サポーターの岡嶋直樹さんを、「『今晩は』だけでおばちゃんのハートをワシ掴みにする」と演奏中のカッコよさも含めジェラシー混じりに紹介。すると岡嶋さんが「違いますよ、お姉さんですよ」と訂正し、集まったお客さんの気持ちをグッと引き寄せる一幕も。これには、さすがの切り返しとサブローは感心していました。3曲目の上田正樹さん「悲しい色やね」でも、岡嶋さんのサックスプレイが光る場面があり、「おいしいとこ持ってくでしょう? これで俺の歌の印象がなくなるんですよ」と、またもサブローは羨ましがっていました。

 

4曲目は、「ちょっとだけアレンジしました」とサブローが指を弾きながら、桑名正博さん「夜の海」をしっとり歌いました。

 

続いてサブローは、「ちゃんとお話しできるかどうか」と不安げにゲスト・間寛平を呼び込みます。「よう、みんな歌聴いてるね!」と寛平は客席を褒めると「サブロー、ドキドキせーへんのか?」と立派にステージをこなす姿を賞賛します。サブローが改めてゲストを紹介し、寛平のプロフィールを振り返ります。100万枚のレコード売り上げを誇る寛平の持ち曲「ひらけ!チューリップ」から、花紀京に弟子入りしていた頃の失敗談、紅白歌合戦出場時に「ひきずり女」のネタで5000人のお客さんを引かせて脇汗ものだった、「アメマ」誕生秘話など、次々に面白エピソードが飛び出します。お客さんは顔を覆ったり、高らかに声を上げての大笑いです。途中、トイレで席を立つお客さんを見つければ、「どこ行くん、どこ行くん」と引き止めるなど、"寛平ワールド"をさく裂させていました。場内に笑いを振りまいた後に、「20何年ぶりなんですよ」と寛平は「大阪で生まれた男」「RUN RUN RUN」を歌い、深々と頭を下げて舞台を後にしました。

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次のゲストは、嘉門タツオさんです。16歳で笑福亭鶴光さんに弟子入りしたところからはじまり、嘉門さんのキャリアを回顧。歌パートに移り、「サブローさんが聴きたいということで」と「ヤンキーの兄ちゃん」からスタート。「2番は、「サブローの兄ちゃん」を作ってきました」とサブローの芸歴をぎゅっと濃縮させた歌詞で曲を披露しました。「替え歌は、全部(相手に)許可を取ってます」と言い、その流れで「替え歌メドレー」を弾き語り。その次は、高度経済成長期の頃、ちょうど万博が大阪で開催されていた時代を思い起こす歌詞の、ノスタルジックな雰囲気の曲「明るい未来」を。サブローもサビのコーラス、合間の語りで参加。ゆったりとした曲調からか、身体を揺らしながらお客さんも聴入っていました。

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9曲目は、サブローが「熟年離婚防止ソング」として推したい自身の持ち曲「歩幅」。60歳を迎えた時にこれまでを振り返り、奥様への想いを込めた感謝の歌です。手振りを交えながら、思いの丈を乗せて熱っぽく歌い上げていました。

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10曲目は、河島英五さんが24歳の時に作ったという「いくつかの場面」を熱唱。ここまでしっとりした楽曲が続き、次曲は「アップテンポな曲を」と欧陽菲菲さんの名曲「雨の御堂筋」をサブローが歌いはじめると、手拍子でお客さんも盛り上げます。

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「テンポアップ、もう一丁」と調子を上げてサブローが叫ぶと、ベース音が響き渡り、メンバー紹介がはじまりました。ギターを掻き鳴らす岡嶋さんが「オン、ボーカル」とサブローを紹介する段になり、サブロー本人もカッコよく決めようと待ち構えます。が、「横山やすし!」と呼ばれ、ついモノマネで返します。さらに、「桂文枝」「浜村淳」のネタ振りをサブローが受けて、場内にどっと笑いが巻き起こっていました。

「18歳の時に働いていたレコード屋さんで聴いて、踊っていた」というサブロー青春の曲、桑名正博さん「哀愁トゥナイト」が12曲目です。最後は、「大阪、締めの歌」とご本人が言っていたという桑名さんの「月のあかり」と続きます。どこかもの悲しげなサックスの音色が、イベントの終わりが近づいてきているのを感じさせます。

 

歌い切ると「また2回目、3回目とやっていきたい」とサブローは客席に向け、次回開催の願望を告げステージを去って行きました。

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すぐさまアンコールの拍手が沸き、「なかったら、どうしようかと思ってました」とサブローが再登場。ゲストの寛平、嘉門さんのふたりも姿を見せ、寛平は「歌うまいね、弾いてる人もうまいね」とトボけた調子で、サブローら演者を労います。アンコール曲は、キャロル「ファンキーモンキーベイビー」です。「兄さん知ってる?」とサブローが寛平に問い掛けると、「誰がモンキーやねん!」とお決まりのボケが展開。ひと笑いあってから、出演者全員で大熱唱しました。

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終演後の囲み会見では、寛平は「28年ぶりに歌ったけど、イケるね〜」と自身の歌声に大満足の様子でイベントを振り返りました。嘉門さんは、「オリジナルソングを増やして欲しい」とサブローにさらなるバージョンアップをリクエストしつつ、「何か考えます」と楽曲提供も惜しまないコメントを。サブローは、「毎回、お客さんの反応を不安視するけど、ええお客さんでよかった」と手ごたえを語り、「ライブ中は煩悩が消える。幸せな61歳をエンジョイできました」と達成感を吐露。さらに公演中の様子を見ていた寛平からは、「たかじんさんが乗り移っているのかなと思った」とサブローの歌唱力を褒めちぎり、嘉門さんは「誰かが(残された名曲を)歌い継いでいかないと」とイベント開催の意義深さを口にしていました。

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「大阪をテーマに3人で歌うのはどうですか?」と記者の方から提案されると、「お笑いを目指している人の応援歌」案が嘉門さんから述べられ、「笑いのフィールドにいる人が歌うのは面白いかも。考えていたら、『お、これか!』と浮かぶかも」と、実現の可能性を示唆しました。

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年末に控える「紅白歌合戦」に「特別枠での出演はいかがですか?」と、"もしも"の質問には、かつてギャグで大スベりした記憶を浮かべながら「僕は無理」と寛平は即答。「安室(奈美恵)ちゃんとふたりとか」と妄想を膨らませるサブローの横で嘉門さんは、「出るなら(賑やかしではなく)白組で!」と、それぞれの願望を語っていました。

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【大平サブロー】【間寛平】

2017年11月24日 (金)

若手新ユニット「よしもとスパイス」シュガー、ソルト、ペッパーの3チームがお披露目!!『よしもと若手新ユニットよしもとスパイスお披露目ライブ』レポート

11月16日(木)、東京・神保町花月にて、『よしもと若手新ユニットよしもとスパイスお披露目ライブ~公開大オーディション結果報告』が開催されました。

この日のライブのMCを務めたのは、『キングオブコント2016』王者のライス。自分たちもしずる、はんにゃ、フルーツポンチなどとともに「ヨシモトスープ」という若手ユニットに属していた経歴を持っているので、そういった意味でも適役といえます。
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ライスの呼び込みによってステージ上に現れたのは、15組の選ばれし芸人たち。ここでライス・田所から「なんと、この15組に加えて、追加合格が3組いるんです!」と重大発表が! その3組とは好青年ズ、猫塾、しみったれるな。すでにぎゅうぎゅうのステージに登場する3組は嬉しそうな表情を見せます。
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今後、この18組をシュガー、ソルト、ペッパーといった3チームに分けて活動を行っていくことに。まず、シュガーに所属するのは好青年ズ、シークエンスはやとも、パイソンズ、放課後ハートビート、猫塾、レインボーの6組。追加合格の2組を含んだチームです。
ソルトはいまさらジャンプ、ガンバレルーヤ、さかえ、世間知らズ、ナイチンゲールダンス、やわらの6組。ソルトは12月4日(月)にライブを行うことが既に決まっており、お披露目ライブ前にメンバーが発表されていたチーム。ペッパーはサンジェルマン、しみったれるな、週刊プレイボール、そいつどいつ、バニラボックス、ペコリーノの6組。女芸人はクロコダイルミユの1人だけ。紅一点がどう出るかも楽しみのひとつです。
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チームワークを深めていくために、それぞれのチームごとにコーナー企画を行うことになりました。
まずはシュガーが敢行するのは「ベタなボケを合わせましょう」という企画。お題に対して「ベタなボケ」をみんなで考え、なるべく同じボケを出すという内容です。
意気込みを聞かれた放課後ハートビート・HIWA。「シュガーだけに甘くとろける笑いを取りたい!」と息巻いたものの、MCの関町から「それ、どうしても言わなきゃいけなかった?」と冷静にツッコます。
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その後、「先生になんで遅刻したんだ」と言われたときのベタなボケのひと言」というお題に対して、「ベタなボケというより、(ぽっちゃりした容姿が特徴の)猫塾・田辺が言いそうなボケをみんなで合わせよう!」とチームプレイに出たシュガーの面々。
多くの芸人が「お菓子食べてました」「エクレア食べてました」「朝ごはん食べすぎました」などの食いしん坊キャラの答えが続く中、猫塾・酒寄は「朝ごはんに肉がでなかったので、親とケンカしてました」と回答。ひねりの効きすぎて同じ答えの人はいないかと思われたものの、相方・田辺の答えは「朝食に肉がなくて母親とけんかしたんです」。コンビらしくシンクロしたミラクル回答に、シュガーチーム一同が酒寄を軽々と胴上げすると、会場も大盛り上がりです。
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「奇跡を起こしたシュガーチームに負けていられない!」と、やる気十分のソルトチーム。コーナー企画は「感謝&うっぷんゲーム~日ごろの感謝とたまったうっぷんを相方に伝えよう」というもの。いつもは言えない相方への感謝を伝えている間に、ベルがなったら逆に相方へのたまった鬱憤をはらそうという内容です。
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トップバッターのやわらは最初「りゅうたろうは、ネタがすべっても心折れずに前に出てくれる」「駿くんは、俺がやりたいようにやらせてくれる」と互いに褒め合いますが......。ひとたびベルが鳴った途端、鈴木は「言葉知らなさすぎ! あり得ない!」と暴露。言われたりゅうたろうは「このライブは親も見に来てるんだから、その話はすんな!」と詰め寄ります。
男女コンビの世間知らズ・西田が相方に対し、「生まれてきてくれてありがとう(ハート)」と言えば、椎木も「見ている人が幸せになれるボケ。よしもとにはいなかった新しい女芸人」と返すなど誉め合う2人でしたが、ベルの音とともに西田は「喫茶店でネタ作りとかするとき、フガフガしてんじゃないよ!」とピシャリ。それに対し、椎木は「それは言わないで! お母さんも心配してるんだから!」と大慌てです。
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最後に登場したペッパーは「ヤングチームVSアダルトチーム、即興芝居バトル」という企画を。
設定、オチ、登場の順番をくじでひき、その通りに即興で芝居を作り上げていくというもの。アダルトチームはそいつどいつ、週刊プレイボール、バニラボックス、ヤングチームはサンジェルマン、しみったれるな、ペコリーノと分かれて対戦します。
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ヤングチームが選んだのは設定=会社、オチ=万歳三唱して終了というもの。途中まで会社の設定でうまく流れていた即興芝居でしたが、紅一点であるペコリーノのクロコダイルミユの流れを無視した乱入によって、てんやわんやに。
一方のアダルトチームは、設定=学校、オチ=地球の平和は俺たちが守る!でインプロ開始。なぜかトップバッターのバニラボックス・柏木がその後に出てくる芸人の配役を決めながら進行してしまい、宇宙人が現れるという不思議な内容に着地。あまりのグダグダぶりで、結局ヤングチームが勝利をおさめました。
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シュガー、ソルト、ペッパー、それぞれの色が感じられた今回のお披露目ライブ。ここから明日のスターが生まれるかも!? 今後、それぞれのチームでのライブも予定されているので、ぜひチェックしてください!
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あさやまんちゃんランドのドッキリ映像が大賞に輝く!芸人たちの力作・珍作が勢揃いした「ちょこっとムービー大賞!!」

11月23日(木・祝)、よしもと漫才劇場にて、「ちょこっとムービー大賞!!」が開催されました。芸人たちが手がけたショート映像作品が勢揃いするこのイベント。過去2回がいずれも好評を博し、この日、ついに漫才劇場上陸を果たしました。

MCを担当するのは、同イベントおなじみの顔、ダブルアート・真べぇ。さっそく今回、参加する10人の"監督"を呼び込みます。

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舞台には、真べぇとともに共同主宰を務めるポートワシントン・笠谷をはじめ、「単独ライブでも自分でVTRを作っている」というジュリエッタ・藤本ら実力派がズラリ。

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しかし、同イベントに向けての意気込みを語るはずが、ビスケットブラザーズ・原田の謎のギャグを皮切りに、監督たちは次々と笑いに走ってしまいます。

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前回で大賞に選ばれたラニーノーズ・山田は、「敵なし。悪く言えば雑魚たちには負けない」と自信たっぷりに宣言。なかでも笠谷をライバル視して挑発すると、笠谷も「前回も自分の方がウケていた」と宣戦布告!? 一触即発の雰囲気を演出します。

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続いて、審査員の紹介が。爆ノ介とプリマ旦那・河野が登場し、漫才コンビよろしくしゃべくりの応酬で沸かせます。河野の好きな映画は『ライフ・イズ・ビューティフル』とのことで、「今日は感動作に期待している」と言います。爆ノ介は「サマクロ2017」の「サマクロ映像祭」でも審査員を務めており、「みんなおもしろかったので、今回も楽しみにしております」と"審査員感"たっぷりに挨拶しました。なお、もうひとりの審査員、見取り図・盛山は、仕事の都合で途中からの参加になるそうです。

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1本目に上映されたのは、笠谷の作品。「構想1カ月、製作費1万5000円」という大作(?)で、「今年いちばんのいい作品ができた。何も言わずに見てください」と呼びかけます。タイトルは「酒豪大集合!」。ヒガシ逢ウサカ・今井、絶対アイシテルズ・らぶおじさん、ニッポンの社長・ケツを笠谷宅に招き、誰がいちばんの酒豪か飲み比べ...と見せかけて実は、3人にどれだけティッシュを食べさせられるかというチャレンジ企画です。笠谷が巧妙にティッシュを入れ込んだ手料理を出すと、3人は「うまい!」と絶賛しながら次々完食。客席からは笑いとともに悲鳴が上がっていました。

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二番手は、THIS IS 岡下。「笑いはなく、ドキュメンタリー」というその作品は、『情熱大陸』のように岡下が密着されるという内容。冒頭こそ淡々とした日常が映し出されていましたが、途中から「岡下サイボーグ説」が浮上し、食事が電池だったり爆撃を受けたりと大波乱。審査員のふたりは「何やねんこれ!」「何を伝えたいねん!」と質問攻めにするも、当の岡下は「あくまで日常に密着されただけ」と涼しい顔で主張していました。

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ここで盛山が到着。審査の基準は「モニターに何か映ってるかどうか」と不敵に語り、笑いを誘います。

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3本目の作品は、ロングコートダディ・堂前が監督。「漫才劇場の中で、プリキュアぐらい強くてかわいいコたちがいる。そのコたちのオープニングムービーを作ってみた」とのことでしたが、スクリーンに映し出されたのはマユリカ。『ふたりはプリキュア』主題歌の替え歌に乗って躍動します。ビスケットブラザーズ・きんも、ふたりを守るキャラクターとして特別出演。完成度の高さと「プリキュア×マユリカ」のマッチングに、場内は大爆笑となりました。

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大自然・白井が監督した作品は「ホラーにも近い。あるものを手にして、いろんな人の人生が変わってしまったような感じ」だとか。アインシュタイン・稲田が落とした「デススケッチブック」を拾ってしまった白井。それで大喜利をしようと、「こんな漫才劇場はイヤだ」のお題に対し、「掃除のおばちゃんが暗殺してくる」と答えを書いたところ、なぜかそれが現実に...。掃除のおばちゃんに扮した白井が、鋭い視線で狙うは、ミキ・昴生! お手製のチェーンソー片手に襲いかかる姿に、盛山は「ワクワクした!」と大喜びでした。

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パチンコ好きの藤本は、「パチンコ よしもと漫才劇場」がテーマの作品を。「椅子に座って、パチンコを打っている気持ちで見てほしい」とリクエストします。漫才劇場メンバーが現れるたび、リーチがかかりハラハラする展開。見取り図・リリーが隠れキャラとして現れるなど、小ワザのきいた構成で、最後に「777」が並ぶと、審査員たちも思わずエキサイト!

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前半戦終了後には、THIS IS 岡下、あさやまんちゃんランド、山田、笠谷、ニッポンの社長・辻の5人が、30秒弱の映像で競う「ちょこっとちょこっとムービー大賞」も。この部門では、マユリカ・中谷を隠し撮りして、芸人の本音を暴いた辻の作品が大賞に選ばれました。

後半戦は、kento fukayaの作品からスタート。インスタグラムで発表している「さえない男」の「サラリーマン面接編」から、スリル満点な合格発表の様子を描きます。得意のイラストを駆使した映像では、登場人物の声ももちろんkento fukayaが担当。さえない男たちの長すぎる名前に翻弄され、「セリフが全然入ってこない!」と困惑する審査員たちでしたが、見終わった後は「いい話やったな」としみじみ。観客の反応も上々です。

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ビスケットブラザーズ・原田は、「ファンタジー作品になりました」とひとこと。「迷い猫ウィニー」と題した作品では、ダブルヒガシ・東がウィニーに扮し、自分探しの旅に出ます。自分が猫じゃないことを知らないウィニーが、いつしか二足歩行になると、物語はファンタジーからミステリーの様相に...。盛山が「キレイやな〜」と絶賛した、独特の色彩感覚も見ものです。

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辻の作品では、らぶおじさんを主人公に、普通のお店で新喜劇のギャグ「邪魔すんで〜」を言ったら、店の人は「邪魔すんねやったら帰って〜」と返してくれるのかを検証。ところが、劇場近くのうどん屋で決行するも不発に終わり、後はただただ、らぶおじさんがうどんを食べる映像が続きます。さらに、終盤では隠し撮りされたらぶおじさんのプライベート映像が流出!? スキャンダラスな内容に、舞台上は騒然となっていました。

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謎のゼスチャーで作品をアピールした、あさやまんちゃんランド。「あさやまんちゃんランドが道を外したよドッキリ!」と題し、突然の金髪&タトゥー(シール)で周囲の人々の反応をうかがっていきます。驚いて言葉を失う人、心配する人、号泣する人...あたたかい思いがあふれる反応の数々が、いつしか大きな感動を呼び、審査員からは「泣きそうになったわ〜」との声も!

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最後は山田が、これまで手がけてきたドッキリ映像のなかから、とくにおもしろいものをダイジェストにして披露。しかも、BGMはあの名曲『ウィ・アー・ザ・ワールド』で、歌うはヤポンズ・大村ジーニアス! 時折、挟み込まれる大村の陶酔した表情とともに、爆笑シーンが次々と。なかでもからし蓮根・伊織の絶叫をまとめた部分では、大きな笑いが起こっていました。

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いずれ劣らぬ珍作のなかから大賞に選ばれたのは、あさやまんちゃんランドの作品! 

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「うれしいです」と笑顔で感想を述べたあさやまんちゃんランド。次回は誰がどんな作品を見せてくれるのか、早くも期待が高まるエンディングとなりました。

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【ダブルアート・真べぇ】【見取り図・盛山】【プリマ旦那・河野】【爆ノ介】【ポートワシントン・笠谷】【ジュリエッタ・藤本】【ロングコートダディ・堂前】【大自然・白井】【ニッポンの社長・辻】【ビスケットブラザーズ・原田】【ラニーノーズ・山田】【kento fukaya】【THIS IS 岡下】【あさやまんちゃんランド】

天竺鼠川原の暴走に沖縄芸人もタジタジ「天竺鼠とよしもと沖縄芸人がネタとコーナーで盛り上げるライブ!」

11月11日(土)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「天竺鼠とよしもと沖縄芸人がネタとコーナーで盛り上げるライブ!」が開催されました。

ライブ前半は、ぼんじょるの、ありんくりん、ピーチキャッスル、けんたくん、初恋クロマニヨン、天竺鼠の全6組が次々にネタを披露。一番手のぼんじょるのは、クイズミリオネアをモチーフに、大谷がボケ過ぎの司会者「ホルモンもんた」を、振り回される回答者を織田が演じ、関西出身のコンビならではの軽快な掛け合いで観客を楽しませていました。

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二番手のありんくりんはお馴染みの沖縄ネタを披露。コテコテの沖縄方言を交え、「桃太郎」のコントを繰り広げます。三番手のピーチキャッスルは、「僕たちは名前が桃原(とうばる)と真栄城(まえしろ)と難しいので、病人顔とゴリラのコンビで覚えて下さい」と自虐ネタで会場を沸かせます。

四番手にはピン芸人けんたくんが登場。甲高い声で、「けんたの"け"は毛深い。"ん"は、んー毛深い。"た"は体毛が濃い」と自分の毛深さをネタにした自己紹介に会場は大笑い。五番手の初恋クロマニヨンは、100均で店員に間違えられた時の対処法をコントで披露。松田がホラー映画に出て来そうな「綿棒を探しに来たおばさん」を渾身の演技で繰り広げると、会場からは笑いと悲鳴が巻き起こっていました。

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その後、前半のトリとして天竺鼠がステージに登場。会場から大きな拍手と歓声が送られる中、川原はマイクを首元にあてる意味不明の行動に出ます。「何しとんねん!」と相方の瀬下に突っ込まれると、「リンパの音や。リンパの音喜んでくれそうな客層やから」と客席を見ながら微笑むと観客は大爆笑。

その後、突然、「お前怪獣、俺がヒーローとしてやって来るコントしよう!」と言い出し、瀬下が「あと5分しか時間ない」と止めようとすると「ぜひやりましょう!」と意気込みながら舞台袖にさがります。その後お決まりの"なすび"を被って舞台に登場し、「なすび怪人なすびヒーローだ!」と名乗ると瀬下に「どっちやねん!」と突っ込まれる始末。

さらに手に持っているカスタネットを叩き「カスタネット攻撃だ! これを喰らうと頭が2、3日ガンガンします。2、3日続くようだったらお薬を出します」と炸裂する川原の不思議キャラに会場は笑いの渦に。その後、怪獣の瀬下にコテンパンにされた、なすび怪人なすびヒーローの川原は「いつのまにか足の指全部折れたー。痛い。眠たーい」と名ゼリフで締めくくり、会場からは大きな拍手が送られていました。

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また、ライブ後半は、メンバー全員がステージに登場。「初恋クロマニヨンチーム」と「ピーチキャッスルチーム」の2チームに別れ、お題に合ったセリフを考えしりとりで繋ぐ「ひとことセリフリレー」というゲームに挑戦します。セリフがお題に適しているかどうかは川原が判定するということで、他のメンバーは不安げな様子。

さっそく"ヤンキーが言いそうなセリフ"をありんくりんのクリスが"全員のくつちょうだい"とホワイトボードに書くと、川原はあっさりOKを出し、他メンバーから「ただの頭おかしいヤンキーだ!」と大ブーイングが。「嘘つきが言いそうなセリフ」のお題に、ぼんじょるの織田が「絶対返すから!」と書くと「うまい!こんなこと言うヤツは80%ウソですね」と他のメンバーが高評価。その後も「いつもやってるから」の名回答に、川原は「上手やな、専門学校行ってたんちゃう?」と絶賛していました。

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腹が立つセリフのお題には「眠いんか」「必ずなすびで出てくるね」「ねこみたいなにおいする」と繋げると「俺のことやろこれ!俺、ネコ3匹飼ってんで!腹立つ!これはダメ!」と即却下。他メンバーからも客席からも、「腹立ってるからOKでしょ!?」と再びブーイングの嵐が巻き送っていました。きちんとしりとりで繋げられていたかは微妙でしたが、それぞれ名ゼリフが飛び出し、ゲームはピーチキャッスルチームが勝利。見事金一封を手にしていました。

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エンディングでは川原が若干空席が目立つ客席を見渡し「今日はたくさんのお客さんが椅子のコスプレして来てくれて有難いですねー」と大ボケ発言。「ホンマの椅子や!椅子!」と他のメンバーに突っ込まれていましたが、そのやり取りにも観客は大爆笑。会場は終始笑いに包まれ、大きな拍手が送られる中、公演は幕を閉じました。

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【天竺鼠】【ぼんじょるの】【ありんくりん】【ピーチキャッスル】【けんたくん】【初恋クロマニヨン】

今年芸歴20年、40歳を迎える永井佑一郎が初ルミネ単独LIVE『キャラッパ20』への意気込みを!  永井佑一郎インタビュー

今年芸歴20年、40歳を迎える永井佑一郎が、ルミネtheよしもとでは初の単独ライブとなる「永井佑一郎 初ルミネ単独LIVE―20/40Anniversary―『キャラッパ20』」を開催。これまで生み出してきた100以上のキャラクターや新キャラが登場し、ゲストとのコラボや、トータルテンボスら同期が集結しての歌とトークが融合した「僕らのトーク」、さらにはチェロ奏者の父親による演奏など、これまでの集大成ともいえるライブを。その見どころ、そして芸人としての20年とこれからの展望について、永井本人を直撃しました。
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――20周年のライブ、どんな内容になりますか?
「2、3年前に2年間くらい、キャラクターパッケージライブ、略して『キャラッパ』というミニ単独ライブを隔月でやってて、今100キャラクターいるんです。今回はその中から厳選したキャラクターが登場します。あとは、今までお世話になった人たちとのユニットで僕のキャラクターを一緒にやったり。今まで作ったものの集大成ですね」

――100キャラクターの中でも、特に思い入れのあるキャラは?
「みんなが知ってくれているところだったら"アクセルホッパー"と"オールナイツ"が一応代表作ってことになってるんですけど、僕の中では"テノール望月"とか、今回出るかどうかわからないんですけど"HERE君"とか"何それ亭ハテナ"が思いれがあるんですよ。"テノール望月"は想像上の歌を歌うキャラで、もし僕が『R-1ぐらんぷり』決勝に行けたら絶対やろうと思ってるキャラですね」

――どうやって生まれたんですか?
「こうやっていうと天才肌っぽいんですけど(笑)、遊びの延長で人と話してる時とかじゃれあってる時にパッと思いくというか。フィルターが軽くて、人が"これはやんないだろ"ってことも平気でやっちゃうんで、スベる時はホントにスベるんですけど(笑)。企画になりやすいネタが好きなんですよ。爆発するネタって企画として成立してるから何をふられてもパッと対応できるし、みんながマネしやすい。そういうものを作りたいんです。リズムネタが多いので、音から作ったりもしますし」

――やはり永井さんといえばキャッチーでマネしたくなるリズムネタが印象的ですが、リズムや音楽をやっていたご経験があるんですか?
「たぶんなんですけど、父親がチェロ弾きというのがあるかもしれませんね。今回のライブで初めて共演するんです。オープニングに親父に演奏してもらいます」

――永井さんも小さい頃はチェロを?
「当時はガテン系の親父とかがうらやましくて、クラシックやってる親父がかっこ悪いなと思ってて。今思えばめちゃくちゃかっこよくて、やっておけばよかったなと思いますね。母はオカリナ吹きで、小さい頃は弟がバイオリン、妹がピアノをやってて音楽一家で。だから、僕もその流れで"パンパンスパパン"っていうね(笑)。リズム家族です」

――幼少期から培われた音楽センスやリズム感があるんですね。
「たぶんそういう血が入ってるんでしょうね。昔、小室哲哉さんから振り付けの仕事の依頼があって。その時に「君のリズムはなんとかなんとかで」って専門用語で説明してくれたんですけど、僕は用語が分からなくて」
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――永井さんのリズムは小室さんも認めるリズムなんですね。
「たぶん、ピン芸人のリズムネタは僕が最初だと思うんですよね。僕が15年くらい前にやった"モ~ンダ~イないから~モンダイないから~"っていうネタのリズムは"マ~ンマ~ン満足~一本満足~"と同じなんですよね。エグスプロージョンは、本人たちが言ってくれてたんですけど、"本能寺の変"の"ど~して~ど~して~"のところがアクセルホッパーの"パーンスパーンパンスパーン"だったり、いろんな人のリズムネタのいい所を集めて作ったらしいんです。僕はリズムのパイオニアなんです(笑)。音の著作権あれば僕はお金持ちになってたかもしれない(笑)」

――確かに、このリズムいろんなところで使われてますね。
「リズムネタと音ネタの違いを調べたことがあって。"なんでだろ~なんでだろ~"とか"あたりまえ体操~"とか歌ネタは表でリズムとるんですよ。"ダンソン!フィーザキー トゥーザテーサザ コンサ"とか"トゥトゥトゥトゥトゥルットゥ~トゥトゥトゥルットゥ~"とか裏打ちの人がリズムネタなんですよ。僕にはこの裏のリズムが自然と入ってるらしいです」

――例えばダンスミュージックとか裏打ちのリズムにはまった時期があったんですか?
「ダンスミュージックとかチャラいイメージがあって嫌いだったんですよ。僕は初期パンクが好きでモヒカンにして鋲ジャンとか着てパンク少年でしたね」

――そういうところからネタのキャラのファッションにも繋がってますか?
「多少ありますね。中学校の時はバンドブームでヴィジュアル系バンドにはまっててBUCK-TICKとかZI:KILLのコピーバンドをやってたんです。キャラの衣装もそうなんですけど、例えばバカテンポの「紅の夜に愛を込めて」とか「闇に包まれ蜃気楼」というフレーズはヴィジュアル系からなんですよ。思春期の時はいろんな音楽を聴きましたね。最初は"餃子会館"っていうコンビでやってたんですけど、相方は元々音楽をやってて、その後そっちの道に行って今もミュージシャンやってます」
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――餃子会館の時のネタは?
「コントをやってたんですが、やっぱりリズムの入ったネタもやってましたね。DJが断り方を教える"お断り教室"というネタとか」

――永井さんの根底にあるリズムや音楽からネタが生まれてきてるんですね。
「この20周年ライブをやるにあたって「音吉」っていう曲を初めて作詞作曲して作ったんですよ。3ヶ月になる子どもの名前が"音吉"でして。僕は"佑一郎"じゃなくて"永井"って呼ばれることが多かったし、あまり先輩とかからかわいがってもらえるタイプじゃないので、下の名前で呼ばれて、かわいがってもらえる人になって欲しいと思いを込めて"音吉"という名前にしました。この曲を今回のライブで披露します」

――どんな思いを込めて作った曲ですか?
「最初は、20年間分の芸人として歩んできた道を曲にしようとしたんですけど、考えてみたらまだ早いなと思って。次に哲学的な曲をかっこつけて作ろうとしたんですけど(笑)。それも途中で違うと思って、音吉のために歌おうと。音吉と嫁と、自分と嫁の親父と母ちゃんに向けた曲です。ライブで流す曲のVTRを撮ったんですよ。コンビだった時のコンビ名の由来になった地元の"餃子会館"の前から始まって。奥にゲームがあってやんちゃなヤツのたまり場になってて、ここに入れたら一目置かれるみたいな店で、相方との思い出もあって。なんてことない歌詞ですが、今の気持ちを歌った曲ですね」
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――ライブでの芸人仲間の方々とのコラボも楽しみですが、どんなネタを?
「リズムネタの"テレテ隊"は、お芝居がすごく上手いシューレスジョーと、リズム感があってパンチの効いたフレーズをスパッといえるボーイフレンド宮川で。何でも歌にする"テノール望月"というネタは、アドリブでも何でもギターを合わせてくれる音の魔術師・シマッシュレコード嶋田と、芸人で一番歌が上手いこがけんとやります」

――同期のNSC3期生も勢ぞろいするんですよね。
「3期生はトータルテンボス、キクチウソツカナイ。、はいじぃと僕しかいないんですよ。なかなか全員がそろうことがないんで、せっかくだったらみんなで何かやりたいなと思って。アドリブで歌いながら語り合う「僕らのトーク」っていうイベントをやってるんですけど、今回はその3期生バージョンを。いつもはお客さんからの事前アンケートがテーマですが、今回は3期生から僕に質問をもらってギターとドラムの生演奏の中、歌いながらトークします」

――芸人人生20年を振り返って、転機となった出来事は?
「7年目で『エンタの神様』に出たんですけど。その時、ラーメンズさんに憧れるわ、カリカさんに憧れるわ、バナナマンさんに憧れるわで、お笑いのど真ん中の人たちに憧れて、そういうことがしたいと思ってたんですよ。でも、どうも全然感触がなくて、イライラも募って。先輩後輩やバイトの仲間に100人アンケートをやってみて、俺はどういう時に面白いかを聞いて、それを素直に受け入れようと思ったんです。その時に上位に来たのが、動きとフレーズと顔で、それまでやってたこと全部やめて作ったのがアクセルホッパーのリズム芸だったんです。今の世の中、天才というものが評価されないし、天才を天才だと見抜ける人もいないし、折れた者勝ちというか。今も自分が成功してるとは思ってないですけど、その時に世の中に出られたのは折れたからかなとは思いますね。自分の中では"楽しい"を表現できたら"面白い"を表現できる権利をもらえると思ってるんですよ。"面白い"を判断できる人は日本の中で10%もいないんじゃないですかね。僕もまだ"面白い"を提示できる人にはなれてないと思ってるんで、今も"楽しい"ものを作ろうと思います。企画っぽいネタというのは、そういうことですね」

――20年の中で芸人をやめようと思ったことは?
「ないんですよ。ウソ偽りなくないですね。そこだけは強気なんですよね」

――ずっと芸人でいようと自分を支えてきたものは?
「お笑いが好きだからですね。ストレス発散がネタ作りなんですよ。モノを作ってないと気持ち悪いというか。いつか見てろよってことと、ほれ見たことかって言いたいのと、あとはやっぱり好きだからですね」
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――結婚されてお子さんも産まれて、気持ちに変化も?
「変わりましたね。結婚しても嫁に「お笑いが1位、お前は2位だから」って言ってたんですが、不思議なことに子どもができたら家族が今1位なんですね。いいのか悪いのかわかんないんですけど、絶対的にお笑いが1位だったのに、順位が変わったんですよね」

――きっと幅が広がったんですよね。音吉くんの歌を作ったり、今までない発想ですよね。
「そうですね。今までない発想でいうと、ボーイフレンド宮川とのユニット"トゥクトゥン"で、ひと月ごとにその月の行事で流行るリズムを作る"流行リズム"を1年間限定でやってたんです。あまり流行らなかったんですけど(笑)。そのネタもそうですし、子どもが生まれてから教育番組をやりたいという欲が出て来て。「ゴシガラマン」っていう手洗いうがいの歌を作ってベネッセさんに持っててるんですよ。照れ臭かったですけどね、そういうのもいいなって思えるようになりましたね」

――20周年迎えて、これからの展望は?
「まずは『R-1ぐらんぷり』とりたいですね。あとは、ずっとやってきたイベント「僕らのトーク」が、今、テレビ企画会議に出してもらえてて。僕の作ってきたものが形になる年に、今まで種まいてたものが実になればありがたいですね」

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【永井佑一郎】