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2017年11月

ミキ、かまいたち、さや香、マヂラブ、とろサ、ゆにばーすが初めての決勝へ!!『M-1グランプリ2017』決勝進出者会見

11月15日(水)、東京・NEW PIER HALLにて、『M-1グランプリ2017』の決勝進出者会見が開催され、かまいたち、カミナリ、さや香、ジャルジャル、とろサーモン、マヂカルラブリー、ミキ、ゆにばーす、和牛が決勝進出を果たしました!
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2015年、5年ぶりに復活した漫才頂上決戦『M-1グランプリ』。2001年から2010年までの10年間では、当時10年目以下の若手漫才師だった中川家、フットボールアワー、チュートリアル、NON STYLE、笑い飯など多くの実力ある芸人を世に輩出してきました。
復活以降も賞金1000万円、プロ・アマ問わず参戦できるのは変わりませんが、開催されなかった5年間を考慮して芸歴15年目以下の芸人が参戦可能に。今年は4094組がエントリーする中、1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝から勝ち残った29組とGYAO! ワイルドカードで選ばれた1組を含む計30組が、今年1枠増えて9組が進出できる決勝へ向けて、準決勝で火花を散らしました。

準決勝のMCを務めるのは、M-1予選ではお馴染みのはりけ~んず。前田が「13回目のM-1。僕らも13回目のMCです!」と高らかに宣言すると、客席からは大きな拍手が。「1回戦から、あれよあれよという間にここまで来ました。ギュッとしたメンバーが揃いましたよ」と、準決勝まで進んだ30組を紹介します。
本日、決勝に進む運命の9組が決まるため、会場にはピリッと緊張感が漂います。前田が「今から出て来る芸人は人生を懸けて漫才しますが、みなさんも人生を懸けて審査しようとしてる。けど、みなさんは体を張って笑ってください。お祭りムードでいきましょう!」と呼びかけて空気を和らげると、再び拍手が起こりました。
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GYAO! ワイルドカードで選ばれたアキナをトップに、準決勝進出者が次々と漫才を披露。幕間に登場した前田は「ここまで来たら、やっぱりレベルが高い」と感心しつつ、「東京の人達は初めて観る大阪組で、より楽しんでもらえるんじゃないかな」と話します。
30組の漫才が全て終わると、再び舞台へ登場したはりけ~んず。「これから審査しますが、みなさんも予想しながら待っておいていただければ」と呼びかけ。新井が「決勝の前には、もちろん今年も敗者復活戦があります! 会場のMCは、僕らがやらせていただきます!」と発表すると、待ってましたの拍手が。「今年もちょっとでも楽しんでもらえる力になればと思います」と意気込んだ前田が、「漫才はもちろんですが、今日寝る前に15秒だけ僕らのことを思い出してください!」と声をかけると、毎年MCを務める2人に労いの拍手が起こりました。

準決勝終了後、23時30分からは決勝進出者発表会見が行なわれました。
MCを務めるのは、『M-1グランプリ2008』チャンピオンのNON STYLE。石田は撮影する報道陣に「僕らなんてホワイトバランスを合わせるくらいで大丈夫ですよ! カメラさん、ホワイトバランス大丈夫ですか?」と話しかけ、決勝進出者をたてます。
井上が「楽屋で喋ってたんですよ」と切り出すと、石田は頷きながら「この時代に、M-1に出てたら決勝なんて全く行かれへんかったやろうなと。レベルが違いますね」と発言。「漫才の種類が増えましたね」(井上)「異種格闘技戦のようになっています」(石田)と、ここまで勝ち上がって来た漫才師たちを讃えると、いよいよ決勝へ進出した9組が発表されました(順不同/敬称略)。
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●ジャルジャル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
「昨年、無理やった分、決勝に出られてめっちゃ嬉しいです! ばり嬉しい!」と高い声で喜びを露にした福徳。一方、後藤はそのコメントに「軽い! 軽い!」とツッコみながら、「嬉しいですね」と、福徳とは対照的な低い声でふざけながらも喜びます。
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●かまいたち(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
『キングオブコント2017』の10代目キングに輝いたかまいたち。井上から「2冠の可能性もありますね」と話しかけられた濱家は「その辺のことは、あまり考えずに。M-1はM-1として楽しみたいと思います」と冷静に答えますが、山内は「誰が見ても、僕らの大チャンスです」と虎視眈々とした表情を浮かべながら断言しました。
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●カミナリ(グレープカンパニー)
2年連続で決勝へ進出。カミナリ・石田は「唯一のグレープカンパニー。グレープカンパニーを背負ってるのはサンドウィッチマンじゃないぞ! カミナリだ!って言いたい」と訴えつつ、先輩であるサンドウィッチマンから「頑張れっていうメールをいただきました」と報告しました。
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●マヂカルラブリー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
2007年から挑戦し続け、初めて決勝進出を果たしたマヂカルラブリー。エントリーナンバーが「777」だったことで、「決勝確定だった」(野田)「スーパービッグボーナス中ですよ」(村上)と幸運を感じていたと話します。そんな二人に、井上は「思う存分、決勝で暴れてください」と声をかけました。
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●ミキ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
「中川家さん以来の兄弟コンビ。これはだいぶすごいことです」と自ら言い切る兄・昴生。弟・亜生が「初出場なので、このまま勝ち進んで準優勝したい」とボケると、昴生がすかさずフォローして2人でワチャワチャ。取材している報道陣の反応の薄さにもめげず、「やったー! よっしゃー!」と手応えを感じたように振る舞う昴生でした。
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●さや香(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
初めての決勝進出。「僕らのことは誰も知らないと思います」(石井)「完全なるダークホース」(新山)と言い切る2人に、「何? 今日はみんな自分から言っていく感じなの?」と井上。また、ジャルジャル・後藤に似ていると言われる石井は、「打倒後藤さんです!」とジャルジャルをライバル視。隣りに並んだ後藤は「弟より似てます。(間違われないためにも、決勝では)どっちが先に出るかが大事」と神妙な面持ちで語ると、報道陣から笑いが起こりました。
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●とろサーモン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
ラストイヤーにして、初めて決勝へ進んだとろサーモン。久保田に「この時を待ってました! 同期よ、喜んでくれ」と微笑みかけられた井上は「お前らだけ、絡みがどっしりしてるねん。あと、何がイヤって、コンビ名呼ばれたときに"おっしゃ!"っていう顔をしてたこと」と話すと、石田も「で、村田さんを見つめてた」とニヤリ。村田も「オレが止めへんかったら、抱きついてたやろ?」とツッコミつつ、なんとも言えない表情を浮かべました。
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●和牛(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
3年連続で決勝進出。ほかのコンビからライバル心を持たれやすいのではと指摘されると、「ここにいる8組、束になってかかってこいって感じです!」と男らしく言い切った水田。が、「ネタの制限時間4分で、束になるから8組やったら1組30秒ずつ。僕らは4分やらせてもらいます」と、いつものねちっこい持論を展開。その隣りで涼しげに佇んでいた川西は、「今年こそ絶対、優勝します」とにこやかに宣言しました。
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●ゆにばーす(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
初の決勝ながらも浮ついた様子は見せず、平然としている川瀬。NON STYLEの2人からその様子についてツッコまれると、「僕は優勝したくて、ここに来ているので」と真剣な表情で説明します。一方、意見を求められたはらは「ネタ以外の発言は控えています!」と飄々と話しました。
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決勝は、12月3日(日)18時57分よりテレビ朝日系列で放送。MCは昨年同様、今田耕司と上戸彩が務めます。
決勝前には、14時30分より『敗者復活戦』も生放送(一部地域を除く)。ここから視聴者投票によって1組が決勝へ進出するルールに変わりないのですが、決勝では新たなルールが適用されることに。「聞いてない!」との驚きの声があがる中で発表されたのは、敗者復活戦から上がって来た漫才師がトリではなくなるということ。これには喜びの歓声があがりますが、「生放送の最初に敗者復活戦1枠を発表して、10組揃った時点でくじを引いて、その都度出たコンビがネタを披露します」と「笑神籤(えみくじ)」という新ルールが発表されると、どよめきが起こります。
「アナログ的なおみくじですか?」(後藤)「それ、10組全部の順番を一気に引くんじゃなくて、1組ずつですか?」(山内)との質問も。水田は「もてあそび過ぎですよぉ~」と天を仰ぎました。
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その後、報道陣から質問が。
優勝賞金の使い道について、山内は『キングオブコント2017』の賞金の使い道同様、「仮想通貨にぶち込みたい」と真顔で言い切ります。
さや香は「歯が3本ないので、いい歯を入れたい」(石井)「スーツの脇が破れているのを自分で縫っているし、下も2000円なのでスーツを買いたい」(新山)と若手らしい切実な使い道を。はらは、「世界で一番高いシャンプーが欲しいです!」と無邪気に話します。
「宮崎の山奥で林業を営んでいる父親がスズメバチに刺されて入院してるんで、医療費に使いたい」と話したのは、とろサーモン・村田。マヂカルラブリー・野田は「賞金を賞金にして、似たような大会を開こうと思います」と思わぬ野望を明かします。
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「他のコンビに負けないと思うものは?」と訊かれたジャルジャルは、「この中で、いちばんジャルってると思います」(福徳)「普段からジャルらせてもらってるんですけど、ジャルり具合はいちばんです」(後藤)と話し、不思議な空気を生み出します。
ミキが「おじさんがすごい。上岡龍太郎の血を受け継いでいる」(昴生)「血の強さは負けません!」(亜生)と断言すると、負けじと「僕のお父さんの親友のお姉ちゃんの旦那さんが、ワクワクさん(久保田雅人)です」と話すさや香・新山。カミナリ・竹内は「痛覚の鈍さ」と話すも、「やっぱり仲がいいところです」と相方・石田と笑い合いました。
「漫才に懸ける情熱」と言い切った和牛・水田は「衣装もそうです。宮川大助・花子師匠に作ってもらった」と発言。「そこから結果も上向きになったので、賞金で何かしら還元できれば」と微笑む川西は、水田の「毛糸を買ってあげたいです」との言葉を受けて、「で、僕らが毛糸の衣装を着ることになるかもしれません」と展望しました。
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また、「負けたくないコンビは?」という質問に、ミキ・昴生は「さや香」と返答。「ミキとさや香は女の子みたいな名前なので......」と理由を話しているうちに声がどんどん小さくなると、なんとも言えない空気に。とっさに「え? 今、オレの番?」ととぼけると、ドッと笑いが起こります。一方、亜生は「昨年、敗者復活戦で和牛さんが1位で、僕らは2位やった。昨年はやられたので、今年こそ勝ちたい」と意気込みました。
「基本はない」と話したとろサーモン・久保田は「言い忘れたことがあった」と前置きしつつ、優勝賞金で宮崎に銅像を建てたいこと、海原やすよ・ともこにもらった勝負パンツのおかげで決勝まで行けたことを伝えます。
ジャルジャル・福徳は「『キングオブコント2017』で優勝したかまいたちに、2冠は獲らせない!」と断言。も、かまいたちは「負けたくないコンビは、にゃんこスターです」(山内)「絶対負けません」(濱家)と、大波乱を巻き起こした男女コンビの名前をあげました。
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『M-1グランプリ2017』の決勝は、12月3日(日)18時57分よりテレビ朝日系列にて生放送。『M-1グランプリ2017 敗者復活戦』は同日14時30分より同局にて生放送されます。
13代目チャンピオンになるのは、果たして誰なのか? コンビ結成歴15年目以下の芸人たちが今年いちばん自信のある極上の漫才を披露する頂上決戦を、今年もどうかお見逃しなく!


【かまいたち】【さや香】【ジャルジャル】【とろサーモン】【マヂカルラブリー】【ミキ】【ゆにばーす】【和牛】【NON STYLE】【はりけ~んず】

千重子が稲垣潤一とデュエット曲を披露! 水谷千重子アルバム『ジョインがお好きでしょ』発売記念イベント

11月15日(水)、東京・池袋サンシャインシティにて「水谷千重子アルバム『ジョインがお好きでしょ』発売記念イベント」が開催され、水谷千重子と八公太郎、そしてスペシャルゲストとして稲垣潤一さんが出演しました。
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芸能生活50周年を迎え、"演歌とJ-POPの架け橋"として今なお走り続ける水谷千重子がアルバム『ジョインがお好きでしょ』を発売したことを記念して開催された本イベント。

これまで、自身が主催する「キーポンシャイニング歌謡祭」でさまざまなアーティストたちとジョインしてきた水谷千重子が、今度はアルバムで大物アーティストたちとジョイン。そんな今アルバムは、楽しさや感動、そしてお祭り気分が詰まった作品となっています。

この日の発売記念イベントでは、収録曲の披露や千重子ファミリーでもある八公太郎との楽しいトークに加え、デュエットでジョインした稲垣潤一さんが登場するというスペシャルな演出や、千重子とのツーショット写メ会も行われるなど、盛りだくさんなイベントとなりました。

登場するなり、「どうも~、吉永小百合です。バカ言ってる(笑)」と上機嫌の千重子。サンシャインシティの吹き抜けを見上げ、「千重子の家の玄関のような......」とつぶやいたかと思うと、「こんなにたくさんの方に来ていただきまして、ありがとうございます」と頭を下げます。

アルバム発売を「たいへん幸せに思っております」と話す千重子。「タイトル通り、素晴らしいアーティストのみなさんが千重子とジョインしてくれています」と話し、まずはアルバムの2曲目に入っている『千重子のウインク』を披露します。

岸谷香さんと詞を共作したことについて、「みんな、プリプリの『M』って知ってる? あの『M』は水谷千重子のMだったということが判明して、それじゃ1曲一緒に作りましょうということになったの」と意外な事実(?)を打ち明けていました。

"千重子水"で喉をうるおしたあとは、2曲目の『愛が冷めたわけじゃないの』へ。この曲は二葉・マッキー・敬之こと槇原敬之さんが更年期障害に悩む女性とその夫に向けて作ったメッセージ性のある作品だそうで、「マッキーさんのところに、更年期障害の奥さんを持つダンナさんから悩み相談のお手紙がよく来るらしいのね。それで『千重子ちゃんと一緒だったら、こんな作品も作れるんじゃないか』ってことで、この曲を書いていただきました」と話す千重子。
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3曲目は、千重子ファミリーの八公太郎を呼び込み『フレンズ音頭』を披露。慣れないヘッドセットを自分で付けたという八は、「本日は晴天なり」「週刊新潮は本日発売です」などとマイクチェックのためのフレーズを連呼し、お客さんを笑わせます。さらに、「暑い! 客席の熱気が熱い!」と言い始め、「でもいちばん厚いのはおまえの化粧だよ」と千重子にツッコみ、場を沸かせていました。
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「レベッカのNOKKOちゃんの『フレンズ』を楽しくやらせてもらった曲です」と言って始まったのは、シリアスな原曲を、歌詞はそのままに音頭にアレンジし、八による合いの手を加えた楽しいナンバー。原曲のイメージとはかけ離れたアレンジですが、「NOKKOちゃんが許してくれたから今回アルバムに入れられたんです」とNOKKOさんの心の広さに感謝する千重子。一方、自分のトークがあまりウケていないことが納得できない様子の八は「どうしたのかなぁ? オレ最近耳が悪くなったからか、笑い声が聞こえないんだよ」と、自身の耳を疑いますが、千重子から本当に笑いが起こっていないことを聞かされると、悔しそうに「全員顔覚えたからな!」と捨てゼリフを吐き、去っていく八でした。

続いて、「ここからが本当のゲストですよ」と、今回のアルバムで本格的にデュエットした稲垣潤一さんを「みなさん、じゅんじゅんこと稲垣潤一さんです!」と紹介する千重子。

「今回、千重子さんの胸を借りてデュエットさせていただきました」と話す稲垣さんは、デュエットすることになったいきさつを「『キーポンシャイニング歌謡祭』に出演させていただいた時、千重子さんから『どうしてじゅんじゅんはデュエットに誘ってくれないの?』とステージ上で言われたことがきっかけ」だったことを明かします。
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デュエット曲『どうせ始まらない』は秋元康さんの作詞だそうで、「80年代の歌謡曲のような懐かしさもあり、新しさもある作品」だと曲の魅力を語る稲垣さん。また、「千重子さんの独特なちりめん系のビブラートと、僕のノンビブラートな歌声がどうブレンドされるかも聴きどころになっています」と説明します。

一方、千重子は「じゅんじゅんちゃんって何かに似てない? あ、みんなわかってるよね。そう、じゅんじゅん、スヌーピーに似てるんです!」と、うれしそうに話し、「そうですか? 初めて言われました」と稲垣さんを若干困惑させていました。

切ないラブバラード『どうせ始まらない』を歌い上げたあとは、「じゅんじゅんには、12月1日にヒルトン東京お台場で行われます『水谷千重子 クリスマスディナーショー』にもゲストとして来ていただきますので、よろしくお願いします」と話し、八も呼んで3人でのフォトタイムへ。このフォトタイムは来てくれたお客さんが自由に撮影していいそうなのですが、「でも、撮った写真を勝手にミス・ユニバースに応募したりしないでくださいね」とお客さんに注意し、「バカ言ってる(笑)」とセルフツッコミで笑わせる千重子。

イベント終了後の囲み取材では、今後共演したい人について聞かれ、「海外の方もいいですね。エディ・マーフィーとか」と夢を語ります。また、今年の流行語大賞について聞かれると、「入ってないなと思ったのが "寝てるトラを起こすなよ!"。新世界を歩いてるおじさんが言ってたの。みんな使ったらいいなと思ってたのに」と、独自のリサーチ結果を発表。

また、『どうせ始まらない』という曲のタイトルにちなんで、友人の友近の恋愛事情について「何か始まっている様子はありますか?」と聞かれると「なんにも聞いてない。ちょっと干からびてるんじゃないかしら」と話すなど、本当になにも知らない様子の千重子でした。

千重子曰く「13曲も入って、たったの3000円! 普通はだいたい12万ぐらいするんです」というアルバム『ジョインがお好きでしょ』は、他にもさまざまな形で千重子と大物アーティストのみなさんがジョインした豪華すぎるアルバムとなっていますので、ぜひ聴いてみてください!
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【水谷千重子】【八公太郎】

映画『火花』試写会で、桐谷健太、板尾創路監督らが夢を追う若者に熱血アドバス

11月15日(水)、又吉直樹の芥川賞受賞作を、主演:菅田将暉×桐谷健太、監督:板尾創路により映画化した『火花』の試写会を開催。本作で漫才コンビ"あほんだら"を組む2人を演じる桐谷健太と三浦誠己、板尾創路監督が、会場に集まった夢に向かって全力で生きる若者たちからの相談に熱血アドバイスを送りました。
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売れない若手芸人と天才肌の先輩芸人との魂の交流の軌跡を描き、芥川賞を受賞した又吉直樹のベストセラー小説『火花』を、芸人であり映画監督でもある板尾創路により映画化。売れない芸人「徳永」を菅田将暉、徳永が師として仰ぐ先輩「神谷」を桐谷健太、ヒロイン「真樹」を木村文乃と豪華キャストが集結。そして徳永と漫才コンビ"スパークス"を組む「山下」を川谷修士(二丁拳銃)、神谷と漫才コンビ"あほんだら"を組む「大林」を元芸人の三浦誠己が演じ、本格的な漫才シーンにも注目が集まります。
試写会に登場した3人は、まずは桐谷さんがカタコトで挨拶し、三浦さんが「なんでカタコトやねん」と突っ込むという掛け合いを。負けじと板尾監督も「う~み~の~」と桐谷さんの歌「海の声」を歌うというボケをかまし、爆笑の中でスタート。
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芸人としてもがき続けた10年の物語である本作にちなみ、3人が夢を追っていた時代の体験談を。「5歳の頃から俳優なるのが夢だった」という桐谷さんは、高校時代に「何で俺が雑誌載ってへんねん」と自分が表紙の雑誌「K'S NON-NO」を作ったエピソードを披露し、「これ、めっちゃいろんなところで話してるのに、未だにMEN'S NON-NOから話こおへんわ」と笑わせます。ところが、「25歳になったらポルシェ乗ってるやろ」と自信満々で上京したものの上手くいかず、「現実逃避のために1日17時間くらい寝てた」と辛かった時代の体験を告白。この頃は月に10回くらい金縛りにあっていたそうで、電気をつけようと手を伸ばすと天井から幾本もの手が出てきたという怖い経験も。さらに、なんとか目立とうと渋谷の道玄坂を匍匐前進で移動していたというエピソードも暴露され、板尾監督から「神谷や!」と今回の役そのものの行動に驚きの声が。
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ブラックマヨネーズ、チュートリアル、次長課長らと同期の元芸人でもある俳優・三浦さんは、下積み時代は毎日インスタントラーメンの生活だったこと、お金がなくて自動販売機の前で缶コーヒーを買うかどうか5分くらい悩んだことなど体験談を。そんな中、「僕は苦労したことがないですね」と板尾監督。大阪では、吉本の芸人というと人々がおごってくれたり、家賃をまけてくれたりよくしてくれたそうで、「僕は大阪の町の人に育ててもらいました」と感謝を。とは言いながらも、やはりお金はなかったため、H系ビデオの自動販売機で振動により落ちてくるのを待っていたというエピソードも告白し、会場を笑わせました。
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続いては、会場の夢を追う若者たちからの悩みに3人がアドバイスを。女優を目指す演劇部の中学生からの「お芝居をする時に緊張するのですが、どうしたらいいですか」との相談には、「それも楽しむ。緊張してもええやん、あかんくて当たり前くらいの感じでええ」(三浦)、「直前まで面白いこと考える。笑うと体の力抜けるから」(板尾)。芸人を目指す高校生男子からの「卒業式でみんなを笑わせるための一発ギャグを教えてほしい」との無茶ぶりには、桐谷さんが彼の名前"トダ"を使った「トダ~どうだ~トダどうだ~」という即席ギャグを伝授。アナウンサーを目指す就職活動中の女子大生の「ホントに夢って叶うと思いますか?」という質問には、「夢は叶うとは思わない。でも、叶うと思って頑張るのが夢に対する礼儀」(板尾)、「神谷のように夢をあきらめないのも才能、あきらめて他の道を探すのも才能。でもアナウンサーになれると思う」(桐谷)とエールを送りました。
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そして最後は3人からのメッセージを。「桐谷くんが神谷という難しい役を見事に体現し、それを支える三浦くんが桐谷くんを陰ながらサポートして、なんとかコンビになろうとした2人の努力に感謝しています」(板尾)、「ネイティブな関西弁使えて、この神谷という役をつら抜き通せるのは桐谷健太しかいなかった。漫才の稽古も含め夢のような3ヶ月をいただきました」(三浦)、「いろんな人間性を持つ神谷という役を体一つでどう演じようかと悩んでいた時の監督の"でも神谷ってかわいいよな"という言葉、代々木公園で漫才の稽古をしていた時の三浦くんの"桐谷健太が面白いと思う言い方なら神谷になる"という言葉があったから神谷を演じられた。初めて役者として相方を感じられました」(桐谷)と本作にかけるアツい思いを語りました。映画『火花』は、11月23日(木・祝)公開。
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【板尾創路】

2017年11月15日 (水)

11月15日(水)『IPPONグランプリ17』DVD発売記念! 夢は2人そろって『IPPONグランプリ』出演!? 和牛インタビュー

「お台場笑おう会」に招待された、大喜利を愛する芸人10名による芸人大喜利王決定戦『IPPONグランプリ』。チェアマンである松本人志のもと、5人ずつABのブロックに分かれてリーグ戦を行い、それぞれのブロックで勝ち抜いた2名により決勝戦が行われます。その、半年に一度行われる『IPPONグランプリ』の2017年5月に放送された第17回大会の模様が、番組ではオンエアしきれなかった超もったいない回答を盛り込んだ完全版として11月15日にDVD発売されることに。

バカリズムや千原ジュニアを始めとした常連組に、ついに初参戦を果たした木村祐一、同じく初参戦となる和牛・川西やサンシャイン池崎などが挑んだ第17回大会。特典映像には一般の方から寄せられた名回答を紹介する『IPPANグランプリ』を収録。また、毎回大好評の出演者による副音声は、『IPPONスカウト』から第17回大会への出場権を勝ち取った和牛・川西と相方の水田が務めます。

そこで今回は、和牛の2人による副音声収録現場を直撃! 初参戦を果たした川西と、自身も『IPPONスカウト』に最終まで残った水田が、川西が出演する『IPPONグランプリ』を純粋に楽しみながら、コンビならではの息の合ったトークを繰り広げていました。

そんな、副音声収録を終えたばかりのお2人に『IPPONグランプリ』についてお話を伺いました。
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ーー改めてご覧になって、いかがでしたか?

川西 見ててちょっとずつ「あ、あんときこうやったな」とか「緊張してたな」というのを思い出した部分もあるし、自分が回答している間はみなさんの回答をちゃんと見てる時間がなかったんで、改めていち視聴者として「面白いな~」と思って見られたというか。だから、副音声ですけど、普通に笑ってた時間が結構あったような気がします。

ーー一いち視聴者として見て、ご自身は他のメンバーと互角に戦えていたと思いますか?

川西 いやぁ~、それは......。でも「ゼロで帰るわけにはいかない」という思いはあったので、とりあえずは恥をさらさずにすんだんじゃないかという安堵感はありましたね。

ーー「IPPON」を4本取られてましたもんね。

川西 相方も見ながら言ってたように「ちょうどよかったんじゃないか」っていう。

ーー水田さんはいかがでしたか?

水田 やっぱり面白い番組やなぁと思いましたね。副音声やからしゃべるのがお仕事なんですけど、普通に見て笑ってもうてたし、「ここはしゃべるのやめて、普通に見てたいな」って思うところも結構あったんで、副音声というより副副音声ぐらいの方が向いてるなって思いました。

ーー副副音声ってなんですか(笑)?

水田 副音声の半分ぐらいの量でいいよ、みたいな。見れるし、好きなタイミングでしゃべれるし。何回か普通に見入っちゃいましたね。「あ、今相方答えてたのに相方としゃべってたやん。相方の答えもう一回見たかったけど、今しゃべってんのも相方やし......」。

川西 (水田の話をさえぎるように)もうあなたDVD買ってください! DVD買って、副音声ではない方で見てください。

水田 でも(相方と)一緒に見てたらまたしゃべってしまうからさ。

川西 いや、見ないですよ。プライベートで、あなたと『IPPONグランプリ』。

ーー(笑)。相方の活躍はどう見られてましたか?

水田 しっかり、いい働きをしてたと思います。"和牛の川西"として、恥をさらすこともなく、ちゃんと面白い回答もして、ちゃんと8本とかも取らんかったし。

ーー(笑)。

水田 すごいちょうどええ働きをしてくれたんじゃないかと思います。

ーー相方を応援したい気持ちもあると思いますが、ご自身が出られなかった悔しさもあったりしますか?

水田 う~ん、それはありますけど、でも楽しみがいちばんデカいですね。番組もそうですけど、相方がどんな感じになるのか。ひょっとしたら、自分もまだ知らない一面が出てくるかもしれないですから。

川西 『IPPONスカウト』の決勝が終わって、数日後、相方もいる場で僕が本戦の決勝に行くことが発表になって、その会場からフジテレビに入るまでをカメラで回してもらったんですよ。で、編集上、そこで僕の大好きなゆずさんの歌がバックで流れるんですけど、それを水田くんが熱唱するという演出もありましたから、そういう気持ちで送り出してくれてるんだなと思って、僕にとっては非常に後押しになりました。

ーーあの発表の場はドッキリみたいな形でしたから、水田さんにしてみれば「なんやねん」みたいな感じですよね。驚かされた上に自分は出れないっていう。

水田 そうですね。「うそぉ~ん!」が2回......。

川西 確かにね。

水田 『USOONグランプリ』があったら2本取られたなって感じですね。

ーー実際に本戦への出場が決まってからはどんな心境でしたか?

川西 「ずっといる」って感じですね。心のどっかに。もちろん過去の映像とかも見させていただいたりしましたけど、何やっていいかもわからないじゃないですか。漫才やったら「ここを手直しして」とか「ここをもう少し掛け合いをこうして」とか練習できますけど、大喜利やから。「脳みそが柔らかい方がいいんかなぁ」とか思って、大喜利をたくさん見て脳みそをほぐす......ほぐせてんのかどうかわかんないですけど。「柔らかくなるように」っていう願いを込めて大喜利を見てました。

ーー以前麒麟の川島さんが、「本番前は何もかも大喜利のお題に感じてしまう"大喜利脳"みたいになってた」とおっしゃっていたんですが、そういうことはなかったですか?

川西 僕の場合はそれが色味に出たんやと思います。(IPPONグランプリのセットが黄色と黒で構成されているので)黄色と黒の文字を見かけると「あれ、IPPONのお題なのかな?」って。そしたら単純に「禁煙」って書いてただけ、とかはありますけど。

ーーじゃあ、その時期はロフトには行けなさそうですね。

川西 ロフトはちょっとイヤですね(笑)。

水田 おもろいもん買わなあかんとかね。

川西 確かに。そういのは心理的にちょっとありました。

ーー改めて見て、「この人の回答はすごいな」とか「好きだな」と思った回答はありましたか?

川西 好みがあると思うんですけど、やっぱ僕は川島さんが面白いなと思いましたね。あ、野爆の川島さんも面白いんですけど、麒麟の川島さんがすごいなって。

ーー「宙宙宙」(野性爆弾・川島のIPPONでの回答)じゃない方の(笑)。

川西 いや、宙宙宙ももちろん面白かったんですけど、宙宙宙は僕にはどう転んでもできない荒技なんで。

ーー(笑)。

川西 だから、いい意味でひとつも参考にならないっていうか。僕が「宙宙宙」って出しても「おまえ、頭がおかしくなったのか」ってなるだけなんで。でも麒麟の川島さんは僕と同じように『IPPONスカウト』から上がっていかれて、優勝もされて。そういうのも含めて「面白い方やなぁ」と思いましたね。

ーー回答席では聞けなかった松本さんのコメントも改めて聞けて、嬉しかったんじゃないですか?

川西 嬉しかったですね。収録中も気になってるんですけど、聞けないじゃないですか。で、収録が終わってからスタッフさんが「よかったですよ」とか言ってくださる中で、「松本さんもすごいいいように言うてくれてたよ」みたいなことだけ、まず情報として入ってきてたんで、「あ、そうなんだ。おかしなことにはなってなくてよかった」って言う安心感があったので、放送もちょっと安心して見れました。
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ーー水田さんは川西さんの回答を見てどうでしたか?

水田 やっぱ「川西やな」っていうのがいちばんでしたね。「川西やな」「よしよし、川西やな」「おお~、川西やな」「んんっ!? ......川西やな」って。

川西 一瞬なにがあってん。

水田 川西のいいとこ出てたと思いますけどね。

ーーその「川西やな」というのは、具体的に言うとどんな感じなんですか?

水田 日常的なとこですかね。ぶっ飛んだことを言わないので、絶対に。そうじゃないところの部分で面白くするのが川西らしさやなと僕は思うんで。

川西 生活感があるみたいなところなんかな。

水田 うん。生活感とか人間味みたいなものをにじみ出しながら面白い感じにするっていうのが川西らしさやと思うんで、そういうところが出ててよかったんじゃないでしょうか。

川西 川西の総評として。

ーー『IPPON』出演後の、周りの印象深かった反応はありましたか?

川西 昔からの友達は、みんなお笑い好きでダウンタウンさん世代なんで、去年のM-1(※和牛は敗者復活からの2位)があっての、数カ月後の『IPPON』っていう流れを見て、口々に「......売れたなぁ」って言ってました(笑)。やっぱ、周りはみんな喜んでましたね。

水田 僕の友達からもきましたからね。「相方の人出てるやん。すごいやん」って。

ーーそれにはなんて返事するんですか?

水田 「そうやなぁ......」って。

川西 もっとあるやろ! なんや「そうやなぁ......」って。

ーー「和牛代表」として出てると思ったら、誇らしいことですもんね。

水田 でも、友達は「信ちゃん出えへんの?」みたいに聞いてくるんで、「あ、オレは、うん」みたいな。「オレはうん」って答えました。

川西 「オレはうん」って(笑)。「みなまで言わすな」的な?

ーーじゃあ、より出たい気持ちは強くなりましたか?

水田 いやぁ、でも見てたら怖さもありますよね。出たいけど出たくないみたいな。もし次、川西が本戦に呼ばれて、僕が『IPPONスカウト』に挑戦して本戦に出れなかった場合は、僕は『IPPONグランプリ』から卒業します。

ーー(笑)。

川西 卒業とかないから、別に。

水田 『IPPON』は川西にまかせて、その間は漫才のボケをいっぱい考えとこうって思います。僕はそっちに切り替えようと。

ーーでも考えてみれば、お2人とも出られるという可能性もありますよね。

水田 それ面白いですよね。

川西 そのパターンて、今までないですよね。それ結構夢かもしれないです。

水田 確かに、それはそうですね。じゃあ、いちばんやりたいのは、本戦に2人で出て、僕が答えを出したら横にいる相方がすかさずツッコミを書いて出す、っていう。

ーーコンビ芸ですか(笑)?

川西 「コイツは横でなにしてんねん」ってなるで?

水田 いや、自分の答えは自分でやるねんで? やりながらも、オレが出した時に、それ用のフリップもバーン!って出してくれんねん。

川西 そんなヒマないで。見てたやろ? そんなヒマなかったやろ、みんな。

水田 うん、なかった(笑)。

川西 でもありえますよね。もしそうなった場合、AブロックとBブロックに分けていただいたら、決勝のあのイスに2人で座れる可能性も......。

水田 確かに。

川西 ねぇ。夢としてはありえるってことですから。

水田 お題が出て、(自分が)ボケをバーン!と出して、(相方が)ツッコミバーン!出して、『2人でIPPON!』みたいな。

ーーいいですねぇ。

川西 いや、怒られますやん! なにが「いいですねぇ」なんですか。「川西さん、ちゃんと大喜利してください。一回カメラ止めますね」ってなりますから。

水田 一回出してほしいけどな。「なんでやねん」って書いたフリップをバーン!って。

川西 せやな。でもす~ごい違うことした空気になるやろな(笑)。すごい白い目で見られそうやわ。

水田 そのときは「オレが頼んだんです」って言うよ。

川西 いや、それも込みで変な空気なるわ。

水田 「川西を責めないでください。オレが頼んだんです」!

川西 いいねんいいねん、もう。どんどん変になっていくだけや、空気が(笑)。

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

最後は水田の妄想が爆発していましたが、もし本当に『IPPONグランプリ』に和牛の2人が同時に出演することになったら、これまでコンビが2人同時に出演したことがない『IPPONグランプリ』に新しい歴史が生まれることに。そんな夢を持ちながら、まずは副音声で同時出演を果たした和牛の2人でした。
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【和牛】

東京国際フォーラムにて年末渾身のイベント3日間開催! 12/16(土)19時は、長尺漫才『有楽町漫才選集』

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12月16日19時からは『有楽町漫才選集』開催決定!
出演は、中川家、タカアンドトシ、千鳥、テンダラー、トレンディエンジェル、パンクブーブー、ナイツ(マセキ芸能社)他です。
同業者も認める漫才職人たちが年の瀬に有楽町に集い、普段見られない長尺漫才を奏でる。
なんだか全部素敵なパーツがそろいました。

チケット先行販売は11月18日土曜11時から受付開始。
是非、有楽町にて"長尺漫才"をご堪能ください。御来場、お待ちしております。


【中川家】【タカアンドトシ】【千鳥】【テンダラー】【トレンディエンジェル】【パンクブーブー】

11月24日(金)「林家菊丸・桂吉弥二人会~同期花形の競演~」開催!

「林家菊丸・桂吉弥二人会~同期花形の競演~」
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公演日時:2017年11月24日(金) 18:30開場 19:00開演
場所:よしもと祇園花月
<番組>
桂文五郎「開口一番」
林家菊丸「お楽しみ」
桂 吉弥「愛宕山」
中入り
桂 吉弥「お楽しみ」
林家菊丸「竹の水仙」
 
公演料金:前売 2,500円/当日 3,000円

又吉直樹が地域の魅力を味わう旅番組第二弾Amazonプライム・ビデオ配信開始!番組内で登場した福島グルメが購入可能

『これが無いなら来なかった~又吉直樹の福島県~』全2話を、Amazonプライム・ビデオにて配信開始いたします。
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『これが無いなら来なかった』は、ピース・又吉直樹が各地を訪れて自然や人の温かさ、地元の食や工芸など、地域の魅力を再発見する旅番組です。又吉ならではの感性で、まるで小説を観るように日本を味わいます。
今回、沖縄・宮古島に次ぐ、第二弾として福島県・会津若松といわきを旅しました。さらに番組内で登場した商品"日本酒""ドレッシング""米""プリン"は、www.amazon.co.jpで購入可能となっています。

本取り組みは、映像作品や物産を通して視聴者に、地域の魅力を日本全国にお届けすることで、地方創生を目的にしたプロジェクトです。
吉本興業は、2016年11月末に福島県と包括連携協定を締結しています。
※購入可能商品は、福島県内の主婦が推薦して一般・よしもと芸人・有名バイヤーなどが選考・審査した「よしもと福島シュフラン」認定商品です。

【参考】
「よしもと47シュフラン」http://www.yoshimoto47shufuran.jp/

Amazonプライム・ビデオ『これが無いなら来なかった~又吉直樹の福島県~』 全2話(各約30分)
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B07793TRNB

▼出演
又吉直樹

▼内容
今回、ピース・又吉直樹が旅したのはみちのく・福島県!
「これが無いなら来なかった!」と言わしめるご当地グルメの味わいを!
足で踏みしめたその土地その土地の風土を!又吉ならではの感性で綴る。
まるで小説を「観る」ように日本を味わう番組。
さらに番組内で紹介されたグルメの一部は、www.amazon.co.jpで購入可能!
「コレナイ」グルメを是非お試しあれ!
販売:www.amazon.co.jp
URL:https://www.amazon.co.jp/koreguru

【#1】
今回の「コレナイ」の「コレ」は、古くて新しいお酒「山廃・末廣」と、実は隠れた有名名物「会津天宝の塩糀ドレッシング」。
明治の終りに起こった日本酒の革命「山廃づくり」。
山廃の創始者が3年をかけて試験醸造を重ねたという伝説の蔵を訪ねる...
その道筋で、福島の温かい人々と触れ合う、のんびりひとり旅。

●末廣酒造「伝承山廃純米 末廣」 ※1800ml
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明治末期に山廃造りを創始した嘉儀金一郎氏が、大正初期に試験醸造したのが末廣酒造。甘味と酸味のバランスの良い純米酒です。
≪又吉直樹のコメント≫
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深みがあって濃厚。味がしっかりしています。
不思議な感覚というか、壁の向こうの景色が透けて見えました。

●会津天宝醸造「塩糀ノンオイルドレッシング」 ※200ml×3本セット
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自家製造の発酵食品の糀を使用したノンオイルタイプのドレッシング。
ゆず風味でさわやかに仕上げ、しゃぶしゃぶや和え物にもお薦めです。
「平成24年度優良ふるさと食品中央コンクール」で農林水産大臣賞を受賞しています。
≪又吉直樹のコメント≫
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(豆腐に合うと薦められて食べてみたら)豆腐と合います。
さっぱりして食べやすいです。冷しゃぶや揚げ物にも試したいです。


【#2】
今回の「コレナイ」の「コレ」は、「月色プリン」と、米夢の郷の「キューブ米」。
いずれも福島県産のものだけでできている、まさに地産の名品を味わう旅。
時間がそこだけとまったような大内宿、さらに海辺の町・いわき市。
地元のお国なまり、そして優しい笑顔に囲まれて、思わず、衝動買いをしてしまう...
それがいかにも又吉らしいアレなんです!

●いわき遠野らぱん「月色プリン」 ※90g×4個セット
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鮮度の高い生乳ベースに、純生クリームを贅沢に使用。
とろーりとした濃厚な味わいで、口どけ優しいプリンです。
≪又吉直樹のコメント≫
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口当たりがまろやかです。足湯につかりながらプリンを食べるのは又吉家始まって以来です初めてです。
(「かぼちゃプリン」は、)カラメルの部分はかぼちゃの濃厚なソースで、プリンと野菜ペーストが一体となってたまらない美味しさです。
※「かぼちゃプリン」90g×4個セット、「月色プリン」「かぼちゃプリン」「小豆あんプリン」「にんじんプリン」(各1個)90g×4個セットもアリ

●米夢の郷「活き活き 発芽&雑穀」 ※約300g×3個セット
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原料すべてを会津産にこだわった雑穀米です。
冷めてもモチモチした食感を実現しました。さらに番組オリジナルラベルを使用。
≪又吉直樹のコメント≫
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甘味があります。
炊きたてはプチプチした食感で優しい味がします。

※第一弾『これが無いなら来なかった~又吉直樹の宮古島~』 全2話(各約30分)
2017年3月31日(金)よりAmazonプライム・ビデオにて配信中
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B06XT7Y5Q6

2017年11月14日 (火)

11月15日(水)『IPPONグランプリ16』DVD発売記念!「人生最高の日」麒麟・川島明×「思い出したくない黒歴史」永野対談

「お台場笑おう会」に招待された、大喜利を愛する芸人10名による芸人大喜利王決定戦『IPPONグランプリ』。チェアマンである松本人志のもと、5人ずつABのブロックに分かれてリーグ戦を行い、それぞれのブロックで勝ち抜いた2名により決勝戦が行われます。その、半年に一度行われる『IPPONグランプリ』の2016年11月の放送回が、番組ではオンエアしきれなかった超もったいない回答を盛り込んだ完全版として11月15日にDVD発売されることに。

バカリズムや千原ジュニアを始めとした常連組に、初参戦のふかわりょうや永野が挑む第16回大会。特典映像には一般の方から寄せられた名回答を紹介する『IPPANグランプリ』を収録。また、毎回大好評の出演者による副音声は、第16回大会の優勝者、麒麟・川島と初参戦だった永野が登場します。

そこで今回は、川島&永野による副音声収録現場を直撃! オンエアが怖くて見られず、この日番組を初めて見たという永野さんが、オンエア直後にネットで「面白くない」と批判されてトラウマになったという黒歴史を告白し、ネガティブパワーを炸裂させますが、そんな永野さんにあるときはツッコみ、あるときはなだめながら進行する川島とのユニークな凸凹コンビぶりが聞きどころとなっています。

副音声収録を終えたばかりのお2人に、『IPPONグランプリ』についてお話を伺いました。
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ーーこうやってお2人で話すことってあんまりないと思うんですけど、話してみてどうでしたか?

川島 永野さんの持っている本質はすべて出たんじゃないでしょうか。

永野 意外に引き出されちゃいましたね。

川島 副音声っていうか、闇音声? 濃いですよね。何回か視聴者は止めると思いますよ。

永野 懺悔部屋みたいな気持ちになったんですよ、そこ(と言って、収録していたブースを指差す)。

川島 教会の?

永野 ええ。なんか、(川島が)神父さんに見えてきて......。素直に聞いてくれる、みたいな感じで。

川島 (笑)嬉しいですけど、それは。

ーー川島さんに引き出される部分が多かった?

永野 ええ、それはもちろん。もしこれがガツガツくる若手だったらイライラしちゃってぶつかり合うだけでしたけど。副音声って初めてでしたけど、楽しいですね。僕、本当のこというと本編見てなかったんです。恥ずかしくて。見たいんですけど......裸な大会じゃないですか、これ。だから、こういう状況になって初めて見ることができて。

ーー改めて見て、どう感じましたか?

永野 副音声中にも言いましたけど、本当にやり方の失敗というか、本当にあのとき目立ちたくて、がっついてて......(とだんだん小声になっていく)。

川島 あの、声張ってもらっていいですか?

永野 あっ、すいません。声のトーンを落とすと、人って話を聞いてくれるじゃないですか。俳優の手法を使いました。

川島 (笑)。

永野 目立ちたいとか色々あったんですけど、お題がウケなかったら普通に落ち込んだんですよ。だから「シェー!」とかやってるんですけど、ここはちゃんとウケたかったなとか、逆に「シェー!」をやることによってよりウケなくなってるんじゃないかとか分析ができたんで、次は正攻法でいこうという反省ができました。反省してなかったんですよ、今まで。これはこれでひとつのやり方だと思ってたんですけど、ちゃんと見てみると、失敗ですね。

川島 ほぼ1年経ってますよ、前回から。

永野 いや、多感な時期のお笑いマニアとかがオレをひねくれさせたというか、賞レースを勝手に、誰も見てないのに予想してSNSにアップするような連中に殺されかけたんですよ。あいつらに、精神的に。

川島 (大爆笑して)お笑い好きにね。

永野 お笑い好きの、マニアックな連中に。でも、あいつらが正しかったことに1年たって気づきました。

川島 成長した?

永野 成長しました。『IPPONグランプリ』出たあと、如実にSNSのフォロワーも減りましたし。

ーー最初に出演オファーがあったときはどう思われたんですか?

永野 今旬だからだろうなって思いました。数字ほしいのかなって。

川島 (笑)。

永野 そういうおごりもありました、正直。

川島 それはダメですねぇ。

永野 だから(今日改めてオンエアを見て)川島くんの緊張感を見て、「すごい場で『シェー!』をやってたんだな」って。

川島 ヤバイですねぇ。

永野 しかも、顔色気になりましたね、肝硬変みたいな。全然オレ、出していいですから! もしDVD発売の時オレが死んでても。

川島 (爆笑)。スタッフロールの最後に「ご冥福をお祈りいたします」って(笑)? 最後にスローで「シェー」出る?

永野 それやってください! 川島くん優勝シーンのあと......。

川島 え~! それやめてぇやぁ。特典映像にして。

ーーちなみに今、体調は大丈夫ですか?

永野 わかんないですよ、そんなこと言われたら。

川島 普通に体調が大丈夫か聞いてはるだけやん。

永野 それ、なんて答えればいいんですか? 

川島 普通に答えればいいやん。大喜利じゃないよ? 今の。「体調大丈夫ですか?」が大喜利のお題に聞こえるんやったらもうノイローゼですよ。

永野 大喜利かと思ったんだもん、今の聞き方が。

ーーお題じゃないです(笑)。

永野 体調はいいですよ。でもわかんないですよ、そんなの。人はいつ死ぬか。

川島 ヤバい奴にインタビューしてるやん! だからイヤなんですよ。一緒にラジオとかやりたくないです。ホンマイヤ! 

ーー(笑)。大喜利の戦い方がまったく違うお2人だと思うんですけど、お互いの戦い方を見ていてどう感じましたか?

永野 川島くんは、奇襲じゃなく、まっすぐ自分の個性でくるじゃないですか。「怖くないのかな?」って思いましたけど、あれ、どうなの? 怖くないの? 僕のやり方なんて、はっきり言ってズルなんで。だからまっすぐってすごいなぁ、ようやるわって思いました。

川島 (爆笑)! えぇ~。

永野 だって、ちゃんとやると、スベった時に言い訳きかないっていうか。自分は本当、言い訳だらけで生きてきたんで。

川島 僕は(永野さんの)SNSが炎上したのも知ってますけど「そこまでかなぁ?」と思いましたね。永野さんの仕事はしっかりされてると思いますし、スタッフさんが永野さんにこうしてほしいと思っていたことにも全部応えてらしたと思うんですけど、マジで後半ヘコんでたから「どういうことなんかな?」とは思いました。僕が永野さんやったらすごいガッツポーズしてると思います。

永野 (しみじみと)ありがとうございます! そこらへんはやっぱり、松本さんのせいなんですよ。

川島 え?

永野 ホントに。『IPPONグランプリ』を作った松本さんの、"お笑いカッコいい"みたいな、そういうのがあるじゃないですか。ダウンタウン直撃世代なんで、オレの中のまっちゃんがこう、異を唱え出したかなっていうか......。

川島 ああ、ちょっと意地を見せたかった?

永野 そうなんです。でも今日、VTRを見て、「オレはまっちゃんとは違うな」ってわかった。

川島 今わかったん!?

永野 今日わかった。だから、オレはオレの道をいこうって思えて。新しいスタートを切れましたね。

ーー43歳にして、新たなスタートが......。

川島 今はボケっぽく言ってますけど、1本目の『IPPONスカウト』でお会いして、それが終わった後は本気でヘコんでましたから。「オレはホントに大喜利がオモロイと思ってたのに、なんであんなことになったんだ」って、フジの湾岸スタジオのメイク室ですっごい怒ってましたからね。

永野 自分のポジションはわかってるんだけど、大喜利やってると欲が出ちゃうというか......多少はウケたいじゃん? でも、DVD発売前なのにこんなこと言うのなんなんですけど、面白くなかったですもんね、オレの答え。

川島 (笑)。いや、2~3本(IPPONを)とってますやん。あれ、面白かったですよ?

永野 う~ん、でももう1回呼んでほしいなぁ(となぜか小声で)。

ーーじゃあ、もし次に出るとしたら、自分に求められているポジションよりも、ガチで面白さを追求したいですか?

永野 そうですねぇ。......でもそれで「前回の方がよかったね」ってなってもやだなぁ。

川島 前回の方がいいことはないでしょうね。ゼロ下回らないでしょ、だって。

永野 でも、そこそこがいちばん怖いじゃないですか。だから、大喜利の自主ライブをやりだすと思います、オレ。

川島 (笑)。「どうぞご自由に」ですよ。遅いよ! そういうことするのが。みんな結構やってますよ?

永野 マジで!? ......それか、終わってもいいと思いますよ、これ。『IPPONグランプリ』、なんか苦しい! 

川島 「『IPPONグランプリ』終われ」!? これ、見出しになりますよ。

永野 そのぐらいのものなんですよ、『IPPONグランプリ』っていうのは。だから、川島くんはきっと相当嬉しかったと思いますよ。

川島 そりゃあ嬉しいですよ。あんなメンバーの中で優勝できたんやから。

永野 これ、骨の部分というか、精神的に裸になったところでの戦いなんですよ。それで優勝したら、相当自信がつくだろうし、嬉しかったでしょうねぇ。

川島 いや、ほんまに嬉しかったです。収録して、オンエアまでは結果を誰にも言えないじゃないですか。だからオンエアの日まで、マジで「戦争起こんな」って思ってましたもん。

永野 (笑)。

川島 なんかあって、オンエア飛ぶのだけは勘弁してくれって思ってました。

永野 絶対流れろと。

川島 だから、オンエアがあったときは、優勝したことよりもまず平和に感謝したもん。

永野 (笑)。優勝した時はどんな感じだったの?

川島 あれってトロフィーもらえるじゃないですか。(収録の日の)朝、この日、これしか収録がなかったんですけど、寝れないから早起きして。でも、家の掃除ぐらいしかやることないんですよ。だから「運がよくなりますように」じゃないですけど、とりあえず家の掃除して、トイレ掃除までして。それで、あの日は収録が終わったのが夜中の12時頃だったんですけど、トロフィーだけ写真撮って、カッコつけて嫁に送って、「掃除したけど、これ、置くとこある?」ってメールしたんです。

永野 (小声で)ちょっと、カッコいい......! そしたら嫁さんは?

川島 寝てましたね。既読がつかない。結局そのあと、(とろサーモン)久保田が誘ってくれたから、久保田くんと(ロッチの)中岡くんと飲みに行きました。3人で、目黒の時間が止まってんのかみたいなスナックでベロベロになってましたね。

ーー全然酔わないもんなんですか?

川島 酔わない! マジで20~30杯ぐらい飲んだんじゃないかな。まったく酔わない。もう、精神がおかしなってるから。

永野 頭の回転がすごいことになってるんじゃない?

川島 寝れないぐらい。ただ、次の日のロケはもう、全然仕事してないですけど。

永野 (笑)。

ーー川島さんはオンエアの日に松本さんと飲んでいたそうですが、番組についてなにか話したりしましたか?

川島 『水曜日のダウンタウン』終わりで飲みに行ったんですよね。『IPPONグランプリ』のオンエアの日やっていうこともわかってたから、松本さんが「今日は嬉しい日やなぁ」って言ってくれはって、ありがたいなぁって思って。で、そこで大喜利やりましたね。

永野 ええ~っ!?

川島 たむけんさんとか陣内(智則)さんもいはったんですよ。で、『IPPONグランプリ』のオンエアがあるのもみんな知ってるんですけど、見れないじゃないですか。それで陣内さんが「誰が優勝したんですか?」って聞いたら、松本さんが「ここにおるやん!」って。で、「え、川島優勝したん!?」ってなって。でも、陣さん的には「絵を描けるヤツが面白いだけや」と。「オレかて川島とかバカリズムと同じこと思いついてんのに、絵描けへんからスベッてるだけやわ」って言い出して(笑)。そしたらたむけんさんも「そうだそうだ!」って。そしたら松本さんが「ちょっと待て。そういうのやめろ!」みたいになって。でも「オレたちも面白いですよ」って2人が言うから、松本さんが「じゃあここでやる?」って。オレからしたら「え、タダで見れんの?」みたいな。

永野 すげぇ!

ーー番組みたいですね!

川島 そう! 番組みたいなんですよ。いや、このメンバー集めようと思ったら、結構なギャラかかるよ? 松本さんに大喜利してもらおうと思ったらなんぼかかんねん、みたいな。それをやってましたね。「仮面ライダー、なに?」みたいなお題でやってました。で、陣さんが「仮面ライダー免許取り消し」っていうのをやって、大喜利が中止になりました。

ーー(笑)。

川島 「なにそれ? それだけはアカンで」って、死ぬほどスベって。

永野 (大喜利が)好きなんでしょうね、もう。スパーリングみたいな。

川島 そうかもしれないですね。感覚としては飲みながらでもやれるというか。やります? 飲みに行って後輩と大喜利とか。

永野 やらないですね。悪口とか、うわさ話とか......。

川島 そういうところが出てるんですよ、副音声に。

永野 えっ?(不安そうに)あと、「オレはもっとスゴい」とか。

川島 (笑)。そんな大会ないもんね。

永野 「オレはもっとすごい」って言い合う大会とかあれば......。

川島 ジュニアさんとかと飲みに行ってもそんなこと(大喜利)になるからね、自然と。

永野 オレもやってみようかな。

川島 今回のお題をもう一回やってみたらどうですか? 過去問を解くみたいに。

永野 え、それギャラ発生するの?

川島 するかい!

永野 だって、誰も見てないでしょ? 

川島 ......永野さん、お笑い好きじゃないんですか? なにが好きなんですか、ホンマは。

永野 えっ!? ......あぁ、ビックリした。「ラッセンが好き」って言わせようとしてるのかと思った。

川島 (爆笑)。ノイローゼですよ! 普通に「なにが好きなんですか?」って聞いただけやのに......。

ーーでは最後に、この『IPPONグランプリ 16』について、どんな回になったかを教えてください。

永野 自分がいる時点でちょっとアレですけど、この副音声を聞いたら感動の回なのかな?って。1回普通に見てもらって、そのあと副音声を聞いたら感動するんじゃないかな。オレマジ感動したんですよね。優勝する流れが、ちょっと気持ち悪いぐらい神がかってたので。そういうスピリチュアルな回だなと。

川島 これがDVDに残ることがすごく嬉しいことですね。僕、本当にこの日は人生でいちばん運のいい日やったと思うんですよ。「すべてうまくいった」ていう1日やから。それが残るっていうのは嬉しいなぁ。

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「自分にとって最高の日」が収録されていると話す川島と、「思い出したくない黒歴史」という永野さん。同じ作品に対して両極端な感想を持つお2人ですが、それもこれも、2人がともに真剣に「笑い」に取り組んでいるからこそ。芸人の真剣勝負の大喜利大会『IPPONグランプリ 16』をDVDで改めて堪能してください!
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【麒麟】【川島明】

クリスマスシーズンは西梅田へ! よしもと西梅田劇場で千社札&大爆笑キャンペーン開催!!

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11月14日(火)〜12月20日(火)までの間、よしもと西梅田劇場でクリスマスキャンペーンが開催されます。開催日の14日(火)、吉本新喜劇座長・酒井藍と"ホンワカパッパー隊"が点灯式を行なわれました。

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よしもと西梅田劇場入り口前にはきれいなクリスマスツリーが設置されています。そこに"ホンワカパッパー隊"がクリスマスソングを奏でながら登場。劇場にやってきたお客さんたちも足を止めて、演奏を聞いています。吉田裕のメンバー紹介のあと、次の曲が始まったと思ったら、真っ赤な衣装を着た酒井藍サンタとトナカイ姿の奥重淳史、瀧見信行が現れました。「おはようございます!」と挨拶したあと、劇場へ足を運んでもらって本当に本当にありがとうございます!と感謝のコメント。そして、12月20日(火)までの間、赤色の衣服を身につけて来場された方へ"酒井藍サンタ"オリジナル千社札がプレゼントされること、さらに今日はキャンペーン初日ということで、来場者全員に千社札が渡されることも発表されました

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続いてはクリスマスツリーの点灯式です。全員で5、4、3、2、1、点灯!とカウントダウンすると、見事ツリーにイルミネーションが点灯。と、同時に"ホンワカパッパー隊"がクリスマスソングの演奏を始めました。そして、まもなく1回目公演の開場が始まることを伝えたあと、本日の1日支配人スマイルを紹介。「おはよーございます!」と登場したスマイルは、たくさんの来場者に囲まれていました。

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点灯式のあと行われた囲み取材では、まず座長に就任したこの1年を「早かった、昨日のことみたい」と振り返りました。そしてクリスマスに自分の千社札シールが配られることがうれしいと笑顔です。クリスマスについての質問には、今年は仕事で埋まっているものの、昨年は「嫌がらせかと思うくらい」24日、25日が連休だったとのこと。2日とも神社へ行き、クリスマスと真逆のことをしていたと思い出を語ってくれました。さらに、毎年山田花子に彼氏を作ると約束しているものの、全然約束を果たせていないとポロリ。「彼氏を作るアドバイスは花子姉さんにしか受けていない」とのことで、昨年受けたアドバイスに基づき、「今年は出番のある祇園花月の周辺を歩き回りたい」とロマンチックな出会いに期待を込めていました。写真誌に狙われるかも?という質問には「狙われたい!」と即答。そうなったらスターの仲間入り!とうれしそうでしたが、でも自分が狙われるということは「よっぽど無かったんかい!と思う」と笑わせました。

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よしもと西梅田劇場のクリスマスキャンペーンは"酒井藍サンタ"オリジナル千社札プレゼントのほかにも、平日限定のお楽しみとして、ツリー前で1日1回(13:35〜)、吉本新喜劇若手メンバーによる"ホンワカパッパー隊"がサンタクロース姿で生演奏を披露(雨天中止)、11月14日(火)〜20日(月)の本公演・吉本新喜劇は酒井藍座長週で皆さんに大爆笑をプレゼントするなど、盛りだくさんの内容です。12月20日(月)までのクリスマスキャンペーン、お見逃しなく!

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【酒井藍】【吉田裕】【奥重淳史】【瀧見信行】

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11月18日(土)「第9回 神保町・創作落語の会」開催!

大阪で1981年3月から実施している「創作落語の会」
こちらの東京版「神保町・創作落語の会」!!
 
今回、初登場は 昔昔亭桃太郎さん、立川こはるさん!
是非 この機会に落語に触れてみてはいかがでしょうか?
土曜日は 神保町花月へお越しください!
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「第9回 神保町・創作落語の会」
日程:2017/11/18(土) 開場14:30 開演15:00
場所:神保町花月 (東京都)
出演者:桂文枝、昔昔亭桃太郎、立川こはる、桂三度
チケット:前売3,000円/当日3,500円
 
【プレイガイド情報】
◆チケットよしもと 0570-550-100【Yコード 999070】(PC・携帯共通)
◆チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード 597-723】
◆店舗 チケットぴあ店舗、サークルKサンクス、セブンイレブン
 
【お問合わせ】
チケットよしもと予約問い合わせダイヤル:0570-550-100 (10:00~19:00受付)