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2018年9月

『KOYABU SONIC 2018』3日目に、ゲスの極み乙女。とロバート秋山がコラボ! 意外な真実が浮上⁉

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9月17日(月・祝)、インテックス大阪で開催している『KOYABU SONIC 2018』に出演したゲスの極み乙女。と、ステージ上でコラボレーションをしたロバート秋山、そして小籔千豊が囲み取材に応じました。

ロバート秋山は「広末涼子の生みの親」で知られる敏腕マネージャー・剣持信也になりきっての登場。ステージ上では「実はゲスの極み乙女。の生みの親でもある」とし、本編では演奏されなかったキラーチューン『私以外私じゃないの』を"剣持の一言"で演奏するという一幕もありました。

終演後、ゲスの極み乙女。、ロバート秋山(剣持信也)、小籔千豊が囲み取材に応じました。まずはコラボに至るいきさつを小籔に語ってもらいました。「ゲスの極み乙女。さんと誰かにコラボしてほしいな、どうしようかなと思っていた時に、僕の好きなキャラクターの人がおったわと思ってP(川谷絵音)にLINEして、"こういうことはどうでしょうか?"と相談したら、おもしろそうですねとなって。それで秋山にも言ったら、"はいはい"となって。すごいノリノリで盛り上がってよかったです」。

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ゲスの極み乙女。のフロントマン、川谷さんも『コヤソニ』のステージを振り返り、「剣持さんの流れもあって助けられました」とご感想を。ベースの休日課長も「今があるのは剣持さん様様です」としみじみと。そんな剣持は「俺は育てた側だからよ、マネージャーとしては一番いいことだ」と得意げです。

ステージ上でも明かされた、ドラムのほな・いこかさんの名付け親でもあるという剣持。その前は「けっきょく・そうしようか」だったそうです。ゲスの極み乙女。さんのすべてを知る剣持が、現在の手ごたえを語りました。「最初は山奥にいて、盗賊みたいなやつらだったんですよ。山を通る登山客の持ち物を全部そぎ落としたりして。それで何とか面倒を見てくれということで。川谷くんは本当に野良犬、狂犬みたいなもので。注射も打ってないし、大変な男だったんだけど、4人でこうやって世に出て、あれだけ盛り上がって。評価していますよ」と剣持。

また、剣持から見たゲスの極み乙女。の音楽の魅力についても、「我々年代が聞いても、ただただわちゃわちゃしているだけじゃなくて、曲がメロディアスで勝手に覚えちゃってて、帰りながら口ずさんでいるのは何だ? 結局彼らの歌じゃねえかっていうことが多いなぁ。曲の選び方、作り方がちょっと人並みはずれている集団だと思っているよ」と高評価でした。

剣持信也という育ての親の前で歌った感想を訪ねられると「曲ふりを誰かにしてもらって『私以外私じゃないの』をするということが今までなかったので、お客さんもわーって盛り上がっていましたし、代表曲になったというか、作ってよかったなと思いました」と感無量の表情の川谷さん。

また『コヤソニ』のいいところについては、「お笑いの人たちがいっぱい出るフェスは『コヤソニ』以外ないと思います。バンドとお笑いが半々というフェスはなかなかないので、僕らも出ていて楽しいというか。芸人さんも好きなので、見ている側としても楽しいフェスだなと思いました」と語る川谷さん。今オススメの芸人はコマンダンテとのことでした。

なお、制作現場にも立ちあうことの多い剣持は、「レコーディングでは機材のバランス、プラグの数、ボリューム、すべて私が管轄してるから。今日はプラグが少なかった。後3本増やしてみろ、音が変わるから!」と小籔にアドバイスをしていました。

【小籔千豊】【ロバート秋山】

初日を超える盛り上がり! 『KOYABU SONIC 2018』2日目レポート

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1日目から最高の盛り上がりを見せた『KOYABU SONIC 2018』。2日目の前説はニッポンの社長。2人の「おはようございます〜!」の声が、すでに多くの観客が詰めかけた会場に響きます。注意事項を伝えたあとはネタを披露。しっかり会場を盛り上げました。

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続いて会場が暗転、「今年の日本は何かがおかしい!」と、ベンジャミンイマフォード(今別府直之)が登場するオープニングVTRがスタート、コヤソニ開幕を告げると、小籔がステージへ。「去年からリスタートで1年目、今年は2年目、真心を込めてフェスをお届けし、信頼を勝ち取り、どんどん広がっていったらいいなと思っている」と話します。出演者、スタッフ、ブースには超一流がそろっていることも強調。充電スポット、子ども専用トイレを設置していることも伝え、優しい雰囲気のフェスをやりたいと話します。さらに混雑時にも「肩グー禁止」「女性と子供には優しく」など、レディーファーストフェスを目指しているとアピールすると会場からは拍手が起こりました。

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「一発目にふさわしい僕の大好きなコンビ」と小籔のコールで登場したのはジョイマン。コントがスタートし、高木がステージに姿を見せると、会場からは笑いとざわめきが...。そこからおなじみのギャグを連発すると、今度は拍手が起こります。ネタはお得意のラップバトルを盛り込んだもの。脱力したラップで会場を笑わせました。ネタ終わりに小籔が「めちゃめちゃおもしろい」と絶賛すると「ここまでホメられると出にくいです」と恐縮。しかし最後には「ありがとうオリゴ糖!」で会場を笑わせました。

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続いて1組目のアーティストです。小籔が新喜劇ィズの初ライブで同じステージに立ったことを話し、「お世話になった方々にトップを飾っていただきたい」と紹介されたのは裸体。「会場の9割が俺たちのことを知らないと思うんで、今日はみなさんの好きなバンドを一つ増やしにきました、大阪のバンド、裸体です!」とアピールし、演奏がスタート。1曲目からアップテンポのチューンでトバしていきます。フロントの3人はアクションも大きく、とにかくアクティブ。MCでは「めちゃくちゃ楽しいです!」とバンドもライブを楽しんでいることを伝えたあと、小籔の第一印象を「毒舌キャラで低姿勢、それがめちゃくちゃ怖かった」と告白するひと幕も。タイトで気持ちいいバンドサウンドで会場を盛り上げ、見事にトップバッターの役割を果たしました。

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ステージ終わりに小籔は「ご無沙汰してます」と挨拶し、ライブについては「元気ですね〜!」と感心しきり。新喜劇ィズのデビューライブで小籔は緊張しまくっていたそうですが、メンバーからドラムをホメられたことがうれしかったと笑顔。裸体のメンバーも大阪のバンドらしくテンポのいいトークを聞かせてくれました。セットチェンジの間は松浦、今別府とのトークを。実は今年の『コヤソニ』は1日少なくなっていたかもしれなかったという裏話も明かされました。

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「ガッチリかっこいいので、盛り上がってください」と登場したのは、THE SESELAGEES。「僕ら去年も出たんですわ」とギターのニクグソタロウ(野性爆弾・くっきー)がアピールすると会場からは笑いと拍手が起こります。ライブはタテノリのパンキッシュなナンバーを立て続けに演奏し、小籔の言葉通りのカッコよさを見せつけますが、MCでは一変。ボーカルのフジタカルビ(トータルテンボス・藤田)が「ノリ方がわからなかったら拳を上げてオイオイ!って言ってればいい」とノリ方をレクチャーすれば、ニクグソは「僕のギターどうでした?かっちょよかったでしょ、そう思われようと思って練習したんですよ」とニヤニヤ。さらにハープのヘドヴィシャス(2丁拳銃・小堀)を指差し、「彼昔ベースやったんですよ、でも下手過ぎてハープになった」とパートチェンジの内幕を暴露していました。

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そこからも迫力ある演奏の合間に、某有名バンドの正体は自分たちというありえないウソをついたかと思うと、バンドのタオルを買え!と強要するなど、爆笑MCを連発。ヘドヴィシャスがメインボーカルを取る曲では、メンバーから歌詞にダメ出しが入るなど、演奏とのギャップに会場は大盛り上がりでした。

ステージが終わると小籔が登場。現在開催中のくっきーの展覧会や藤田がこのあと熊本でソロライブを行うことなどに触れたあと、小堀のパートチェンジの話に。クビを告げられた小堀が「象が倒れるときの声を出した」というエピソードがくっきーから話されると、小籔からも「ちゃんとせえ!」ときついダメ出しが。2人の攻撃に会場は笑いに包まれていました。

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ネタブロックの前半が始まります。大歓声の中、トップバッターの千鳥が登場、漫才を披露しました。岡山弁漫才でチケットセンターとのやり取りを。受付のお姉さんに扮した大悟がノブに癖の強い話し方で電話越しに圧をかけました。シャンプーハットも漫才を。「コヤブソニックは一つのステイタス」とこいで。お菓子のネタを繰り広げながらも「実はもう、漫才は終わっていた」とてつじ。てつじがこいでをかばうおなじみのコンビ愛も健在でした。

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シソンヌはコントです。ジムに入会した女性に扮したじろうと、インストラクターに扮した長谷川。エスカレートするじろうの奇妙な言動が、長谷川をいらだたせるも、最後は意外な展開に。矢野・兵動は開口一番、矢野が「パイセンやで」とご挨拶。ノリのいいお客さんに満足気な様子です。「テンション上げていきますか!」と兵動、「コヤブソニッ」「クー!」のコール&レスポンスと手拍子で盛り上げました。マイクスタンドが徐々に下がっていくというハプニングに小籔が飛び出し謝罪を。しばらくトリオ漫才のような掛け合いでも笑わせました。「朝の顔でございます」と挨拶したのは博多華丸・大吉。漫才ではさきの千鳥のネタを踏襲する画面もあり、新鮮な既視感に会場も沸きました。ネタは「万歳三唱を極めたい」。難易度の高い華丸流の万歳三唱で笑いを誘いました。

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ネタを終えて全組ステージへ。「その辺の特番より豪華メンバー」と小籔。千鳥・ノブは「ネタのトップバッターは緊張する」と、大役を終えてほっとした様子。大悟はダイアンがCHARAさんと小泉今日子さんの間でネタをしたときの『コヤブソニック』の思い出を引っ張りだし、「あれはつらかった」と自分のことのように振り返りました。また、「芸人の楽屋で矢野さんがうるさい」と苦情を入れるノブ。モニターで聞いていると矢野の声だけが大きく響き渡り、「兵動さんでウケた後、矢野さんの声でスピーカーが爆発する」と大悟。話題は吉本新喜劇の帯谷孝史についても話題が広がり、舞台裏での姿を暴露していました。

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シャンプーハットも『コヤブソニック』の常連です。てつじは飲食ブースの「宮田麺児」でもおなじみです。「こういうフェスに呼んでもらって、ありがたい」とこいで。baseよしもとで夏の一大イベントをした際、グッズが唯一売れ残ったのがてつじとたむらけんじだったそうで、そんなてつじも呼んでもらえてうれしいと感無量の表情。家族の日常を描いたコミック『パパは漫才師』をリリースしたこいでは、でたらめなあらすじで宣伝。「それちゃうやろ」と小籔から鋭いツッコミが入っていました。シソンヌについては、「おしゃれなお客さんを相手にしている、おしゃれな場所が主戦場です」と紹介する小籔。しかし、今日のネタを観て「フェスでもいける」と確信したと続けます。

じろうが扮した女性は、シソンヌのネタの常連だそうで、じろうがピンでやっていたころの長谷川のトークでも盛り上がりました。矢野・兵動 兵動とはトークライブで一緒に回っていると小籔。「兵動の第一の相方としてやっている」と小籔が言うと、「待てぃ!」と慌てて間に入る矢野。「自分が兵動と一番長くやっている!」と猛烈にアピールしました。今や朝の顔となった売れっ子の博多華丸・大吉。多忙ゆえ「いつか病気になるんじゃないか」と心配する小籔。それを受け華丸は「50代にしかかかない汗が出る」と話していました。誰とトークをしていても必ず矢野をいじる小籔。矢野も生き生きとしていました。

「この人は吉本興業の中でも一番変なタイプの芸人です。確かなMCができる一方で、クレイジーMCもできる。そしてとち狂ったら一番手につかない。フォーマルMCと気狂いMC、そしてアーティストパワーを併せ持っている人はいないと小籔、絶賛して藤井隆とt-girls2018を呼び込みました。

「踊る準備はできていますか」と藤井隆。代表曲『ナンダカンダ』を披露し、ダンスと歌唱で盛り上げました。t-girlsでは、まずは黒沢かずこから登場。リズミカルなステップ、藤井と息の合ったダンスでも魅せます。妖艶な大人っぽい掛け合いもあり、会場を沸かせます。「今日のために27000円で買ってきました!」という帽子を、出てくるなりすぐ脱いだ黒沢。謎の行動に藤井のツッコミを受けながらも、オリジナルソングを2曲披露しました。また、ステージに落ちていたピックを拾い上げ、セクシーな舞の後にステージ下のスタッフに「ラッキー・ピック・ボーイ!」と言って手渡ししていました。

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「SLENDERIE RECORD」の主宰者でもある藤井。当レーベルからこの9月12日にソロデビューした椿鬼奴を紹介。鬼奴はデビューアルバム『IVKI』から『運命のリビルド』『Brace yourself』などを披露しました。デビュー以来、初めての大舞台となった鬼奴ですが、堂々たるステージングで魅了しました。最後は藤井と黒沢も舞台へ。バックダンサーとして鬼奴のステージを盛り上げました。

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トークでは藤井の丁寧な司会に「『ミュージックフェア』みたいな司会は何ですか⁉ 真面目と変をミルフィーユにしないでくださいよ!」と小籔。黒沢については「普段のビビりと謙虚が凄く出ていた」。そして鬼奴の『超空のギンガイアン』の設定についても小籔ならではの目線で斬り込みますが、「ジャケットの写真がいい」と絶賛も。その間に、黒沢がバックに流れるサウンドに合わせて突然ラップを始めるなど、トーク中もカオスが生まれていました。

小籔が「コヤブソニックができるのは、この方々のおかげ」と感謝の気持ちを明かした、スチャダラパーの登場です! 新曲からおなじみの曲まで、巧みなパフォーマンスと盛りだくさんのコール&レスポンスで会場は一気にスチャダラパー一色に。お客さんのコール&レスポンスに「いい感じだと思いますよ!」とBoseさん。「やっぱりこれだけ会場が広いと、コールとレスポンスが合わなかったりするんですよね。だから、次も『ライツカメラ』、『アクション』のコール&レスポンスがそろったら曲に入りたいと思います!」と、コール&レスポンスがぴったり合えばDJが曲を入れるという流れに。Boseさん、ANIさん、SHINCOさんのコールに大勢のお客さんがレスポンスする、息がぴったり合ったグルーヴ感あふれる空間となっていました。「僕ら、キャリアが長いですが春の曲がないので、春らしい曲を作りましたので聴いてください」と、新曲『春マゲドン』の披露も。「アルマゲドン」を彷彿させるずっしりとしたリズムが耳に残る新曲に、お客さんは体を揺らしていました。

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ライブ後、「10年くらい経ちましたね〜」とお互いの出会いをしみじみとふり返る小籔とスチャダラパー。すると、そこに「お前ら、うまくなったな!」との声が! 舞台に現れたのは、ファンキー木村(バッファロー吾郎A)! 「キムラソニック」ではおなじみのおっさんキャラに、往年のコヤソニ&キムソニファンは大喜び!「ナイスソング、拍手! 上手くなったな、本当に!」とスチャダラパーを褒め称えるファンキー木村。「お前ら、一回も間違えなかったな!」とも。しかし、不満があるようで「エビ...いや、プリプリしている!」とおかんむり。「あの曲をやっていないだろう!」と「今夜はブギー・バック」を急かしているよう。Boseさんは「そうなんですけど、歌い手さんが毎回いないので...」と困っていると、ファンキー木村は「なんで俺がここにきたかわかるか!? はっきり言うぞ! お前らにサプライズだ! 無理を言って呼んでいるんだよ」とのこと! 続いてBGMに小沢健二さんの『ラブリー』が...! まさか、ついに!? 一気に期待感が高まる会場。ステージに現れたのは...ちゃらんぽらん・冨好でした! "オザケン"ならぬ"トミマコ"としてスチャダラパーと『今夜はブギー・バック』を堂々とコラボしました!

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「トミヨシ〜!」のコール&レスポンスもありつつ、大盛り上がりで名曲は終了。終わるなり冨好は歌詞の間違いをツッコまれますが、構わずボケ続けます。小籔の「もうエエねん!」という声にも、負けじと得意のネタも披露するなどノリノリ。Aもおなじみのボケを連発し、会場を置き去りにします。この様子を見ていたBoseさんですが、なぜか冨好とAのことを「大好き」と絶賛していました。

「ファミリーで楽しめるラップ」と小籔が紹介したのが、DJみそしるとMCごはん。赤いキャップにデニムのエプロン姿というかわいらしい姿で登場し、会場を盛り上げていきます。「みんなカレーは好きか? カレーを食べるなら?」のコールには、会場中が大歓声で「イエー!」のレスポンス。MCでは、今回初めてコヤブソニックに来たことを話し、小籔にも感謝の気持ちを伝えます。そして自身の「おみそはんグッズ」が販売されていることもしっかり告知していました。おいしそうな料理をテーマにしたナンバーは、パフォーマンスや歌詞こそかわいいものの、しっかりビートを効かせた本格派。ラップバトルをテーマにした曲も披露されるなど楽しませてくれました。

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ライブ終わりに、小籔から好きな食べ物を聞かれると、悩みつつ「イクラ、茶碗蒸し、目玉焼き、ラーメン、サンドイッチ、お米」と答えます。しかし、名前に入っているみそ汁を入れていないという痛恨のミス。小籔から「みそ汁かわいそうに!」とツッコまれていました。

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セットチェンジの間には、楽屋の様子がスクリーンに映し出されます。ここのレポーターはなかやまきんに君。リラックスしていたロングコートダディ・堂前、守谷日和、ジョイマンたちが、きんに君の無茶ブリ進行の犠牲になっていました。

小籔の奥さんと中学、高校がいっしょという大阪は寝屋川出身の2人組ガールズバンド、yonigeが登場。「死ぬほどカッコイイ」と小籔が絶賛するのも納得のクールなステージを見せてくれます。しかしMCではそのイメージに変化が。ボーカル・ギターの牛丸ありさは「ずっと楽しみにしてたコヤブソニックです」と笑顔を見せますが、ベースのごっきんはしゃべりだすと、コテコテの関西弁。思わず会場から笑いが起こると「なんで笑ってんの?」とツッコミ。そして地元寝屋川のレアなトークのあとは、会場にペンライトを振るようにお願いし「アイドルみたい!ええ景色やわ!」。それからも飾らないMCを聞かせてくれますが、一旦演奏が始まるとまた雰囲気が一変。ハードなサウンドに切ないメロディと歌詞をのせたナンバーでオーディエンスを魅了しました。

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ステージ終了後は小籔にも「ライブはカッコイイけど、しゃべったらやすともさん」とツッコまれた2人。ありさが「ステージ上はカッコつけてます」と話すと、ごっきんは「(そういうことなら)合わせときたかった」とボヤキますが、小籔に「自己責任や!」とツッコまれます。そこからもホメられると「ありがてえ〜」を連発するごっきんに、「ありがてえはやめた方がいい、アーティスト感がなくなる」と小籔が再びツッコミ。そのやりとりに会場も笑いに包まれていました。

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ネタブロック、後半はジャルジャルからスタートしました。福徳が決めポーズギャグでご挨拶し、続けてコンビで様々な決めポーズを取るふたり。思うように動かない福徳に後藤のいら立ちも爆発寸前でした。ひとしきり挨拶をして本題へ。息ピッタリのスピード感ある漫才に、会場から拍手が沸き起こりました。土肥ポン太はコントです。最初に出て来たのはなかやまきんに君で、ちょっとしたざわめきが。ふたりのコラボはパチンコを題材にしたネタで、土肥はパチンコ台の中の設定。リーチの場面できんに君を翻弄しました。

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次に漫才を披露したのは2丁拳銃で、テーマは人間ドッグ。自虐的とも取れる内容で笑いを誘いました。また、クイズ番組のシミュレーションでは、共感を呼ぶあるあるネタで沸かせました。『コヤソニ』初登場のサンドウィッチマンも漫才を。実は去年も出演する予定でしたが、富澤さんが40度の熱が出て断念したとか。伊達さんの奇妙な理論が炸裂する漫才に爆笑でした。ネタブロックの大トリは中川家です。漫才中、さりげなく地下鉄などの「あるある」や、CMのワンシーンを取り入れながら笑いを誘います。おっさんの生態を精巧に再現するふたり。礼二による大阪のおっさんのサンプルや、剛の声帯模写でにぎわせました。

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芸人全組を呼んでトークを。去年に引き続き出演したジャルジャル。「普段、どうやってネタを作るのか」とふたりに問う小籔。「千豊さんにそう言われるとうれしいですわ」というのは福徳。小籔のことを千豊さんと呼ぶのは福徳だけだそう。土肥ポン太は新婚生活について。「理想どおりにはいかない」とぼやき、理想を語るポン太。「僕は引っ張られたい...」という話からボケを繰り出し、暴走しました。2丁拳銃・小堀は「相方の奥さんが怖い」と突然の訴えを。「目から血が出るくらいおもしろいこと考えろ」と言われるそうですが、それを聞いた小籔、「目から血が出る奴は何をやっても笑えない」と倍返ししていました。

サンドウィッチマンは、「やっとこれました」と富澤さん。ナイツ、サンドウィッチマン、中川家で『漫才サミット』というイベントをやっていることから、そのエピソードでも沸きました。また、今年で結成20周年のサンドウィッチマンを、当時から応援しているというファン・小島さんが来ていると伊達さん。広い会場の中で小島さんを見つけ出し、「明日も福島で」と"約束"していました。中川家へは「おっさんモノマネの種類が多すぎる」と小籔。しかも、「ふたりで笑い過ぎ」と小籔が言うと、「兄弟やからね」と礼二。同じ兄弟コンビ・ミキとは信頼と実績が違うといったアピールもしました。

「1回目からずっとお世話になっている方です」とAFRAを呼び入れました。吉本新喜劇のテーマソングのさわりから始まったヒューマン・ビート・ボックス。骨太なドラムンベースで誰もが知っている洋楽を披露しました。「1年ぶりに帰って来れました!」とAFRA、15年前に作った曲をとループマシーンを駆使して様々な楽器の音や声を積み重ねていきます。精巧な音がすべて重なり合った時の重層的なサウンドは圧巻でした。マイク1本によるパフォーマンスもすばらしく、AFRAの真骨頂を惜しみなく発揮しました。

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ステージを終えて小籔とのトークでは、「ドラム漫談をやりたい」という小籔の願いを叶えるため、AFRAが小籔の後ろに回り、小籔はエアドラムで漫談を。「ヒューマン・ビート・ボックス漫談もいいかもしれない!」とAFRAからの提案もありました。

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『コヤソニ』初登場のSPYAIRは、「この方々とは不思議なご縁があって、やっと出ていただくことができました」と小籔が紹介。大きな歓声と拍手で迎えられましたが、警告を思わせる赤い照明が周囲を照らすと、物々しい雰囲気に。そしてステージに現れるやいなや、分厚いロックサウンドで瞬く間に会場を覆いつくしました。「最高だぜ、『コヤブソニック』。ひょんなことから小籔さんと出会って。その頃はライブハウスに30人きてくれたら御の字の時代。それから10年越しの願いが今日叶っています。みんなのおかげ、ありがとう!」とIKE(Vo)さん。そして「今の僕たちをしっかり込めている曲で、小籔さんにも聞いてもらいたい」と『I Wanna Be...』を。メッセージの強いリリックにエモーショナルなメロディ、コーラスも包容力があり、スケールの大きさを感じさせます。ラウドなサウンドで堂々としたステージングを展開したSPYAIR、『コヤブソニック』の歴史に新たなシーンを刻み込みました。

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終演後、「力強い演奏ですごかった」と声を弾ませる小籔。SPYAIRのメンバーと共に小籔との出会いのエピソードを明かしました。IKEさんは「出会ってから10年くらいと思っていて、さっき調べたら2009年11月17日でした。ぼくとUZがたまたまアメ村の三角公園でたむろしていたら、小籔さんがテレビのロケで来て。名古屋から大阪にライブに来ていたんです」と振り返りました。「がんばりやって声かけて、気付いたら武道館やってた」と小籔。アメリカ村で出会った時の写真もモニターに映し出されました。小籔とIKEさん、UZさんとの出会いを隣で聞いていた今別府は「『コヤブソニック』はすべて出会いですね」としみじみ語っていました。

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楽屋中継もありました。なかやまきんに君がバックステージの雰囲気をレポート。ケータリングのバーの紹介や、ニッポンの社長のケツと、ロングコートダディ・兎とのやりとり、守谷日和や土肥ポン太などの絡みを。残念ながらサウンドチェックの音できんに君の声はステージにあまり届いていませんでしたが、自分で振って、自分でツッコミ、自分で落とすという自家発電レポを繰り広げていました。

「次の方たちを初めて知ったのは、子どもと映画館で『ワンピース』を見たときで。その時、歌がええなと思って。調べたらこの方たちでした。演奏もエグイですが、声も素晴らしい。しっかりと声を聞いてほしい、世界に酔いしれてほしい!」と小籔が紹介、GLIM SPANKYが登場しました。

1曲目の「愚か者たち」から圧倒的なサウンドとボーカルで惹きつけるGLIM SPANKY。熱く、重厚感のあるサウンドで魅了しました。「小籔さん、呼んでくださってありがとうございます。私たちお笑い大好きなので、お笑いと音楽が一つになったフェスに出られることをうれしく思います。また、皆さんも遊びに来てくれてありがとうございます」と松尾さん(Vo&G)。そして、「20歳になってすぐのころに作った曲を」と『大人になったら』を披露しました。「大人になるって何だろうと考えたのですが、今はまだわからない。でもわからないままでいいかなと思います。それよりも、キラキラした気持ちのままで、好きなものを好きと言える人間でありたいと思いました。皆さんに届くように歌います」という言葉どおり、一人一人の胸の内に届くようにまっすぐ歌いあげました。松尾さんと亀本さんのツインギターも壮大で、ステージから目が離せません。パワフルで妖艶、それでいて優しさのあるサウンドはまさに別世界。曲が終わるたびに夢から醒めたような余韻を残しました。

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続いてのアーティストは、渡辺直美です! 名前がコールされただけで、フロアに溢れるお客さんから地鳴りのような大歓声が! この日一番の盛り上がりといっても過言ではありません。パフォーマンスは、アメリカの野外音楽フェス『コーチュラ・フェスティバル2018』で歴史的とも評されたビヨンセのライブの完コピ! ダンサーを率いての力強いダンスと、表情からも目が離せないリップシンクは、まさに圧巻の一言! セクシーなボディスーツにチェンジしたあとも、会場のボルテージを爆発的に上げていきます。

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MCでは「ゼェゼェゼェ...」と必死で息を整えながら笑みを湛えてお客さんを指差すばかりで、会場は爆笑。ひと呼吸置いて「本当に、ここまで大きな声をあげてくれて、本当にありがとうございます!」と感謝の言葉を。「イェー!」と盛り上げ、渡辺から発せられる次の言葉を待つお客さんたち。すると渡辺は、「ちょっと休憩もらえない? 休憩するね。107kgキロあるから」と告白する一幕も。

「最後の曲になります」と告げると、お客さんから「えぇ〜!」と惜しむ声が。しかし「体力が持たない!」と返し、お客さんは爆笑。「声が出るかどうか心配なんだけど」とも語り、さらに笑いの渦を巻き起こしていました。

ステージを見ていた小籔も、「熱演で盛り上げてくださって! 直美ちゃん、すごいですね!」と感激! 実は小籔は、今月1日に開催された「東京ガールズコレクション 2018 AUTUMN/WINTER」で渡辺直美のパフォーマンスを見て「TGCでやってたやつを、コヤソニでもやってもらわれへんかな」とお願いしたとか。すると、渡辺は、「コヤソニのために新ネタを3つほど増やしました」とか。国内のみならず、今や海外でも多くの人々を熱狂させるダイナミックかつゴージャスなパフォーマンスに、「最初はピンクのうっすい安モンのワンピースで走り回ってたのに、今はこんなに豪華になって。本当によかった」と感慨深げに語っていました。

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2日目のトリを飾るのは、初日に引き続き小籔率いる吉本新喜劇ィズ! まずは、ボーカルの宇都宮まきが尊敬しているアーティストの歌詞の一部を、日頃から「ちょっと気持ち悪いな」と思っている「瀧見」に代えて熱唱! 歌いきったところで、改めてまきから「最後まで残ってくれた皆さん、ありがとうございます」とご挨拶。続けて、「私たちはコピーバンドです」と告げ、そして自分たちはアーティストさんたちを尊敬しているとして、その楽曲に吉本新喜劇の大先輩である帯谷孝史やMr.オクレの名前をこっそり忍ばせて披露。Mr.オクレに関しては、2曲連続でした。「これは、"かぶせ"といいます」とまきから説明が。

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メンバー紹介のあとは、オリジナル曲を。島木譲二さんに捧げる、カジヒデキさん作詞作曲「アイ ラブ ジョージ」、中山美保さんに捧げるクリープハイプ・尾崎世界観さん作詞・作曲「マドンナ」、井上竜夫さんに捧げる吉本新喜劇ィズ作詞・作曲「TATSU-G」と立て続けに演奏。「みんな、同じ時代に生まれてきてくれてありがとう! 吉本新喜劇ィズでした!」と、挨拶し、全力で走りきりました。

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2日目もいよいよエンディングです。この日の出演者たちがステージに集合! 小籔は改めて、皆に感謝の言葉を伝えました。

締めくくりは、恒例となりつつある『アイ ラブ ジョージ』を『We Are The World』の要領で、メドレー式に大合唱! ドラムは、小籔の代わりにSPYAIRのKENTAさんが務め、陽気で明るいスウェーデンポップのリズムで、2日目も楽しく幕を下ろしました。

ファンキー木村ことバッファロー吾郎Aが「ファンキー! 拍手!」と叫ぶと、それを合図にお客さんからも大きな拍手が。松浦真也は、「見渡す限りのお客様。後ろの方までギターの音、聞こえましたか!? 本当にありがとうございました!」とお礼を。金原早苗は「残すところ1日、明日も皆さん来てください!」、福岡晃子さん(あっこちゃん)は「2日目も楽しくて。私はチャット・モンチーが7月に完結したんですが、またこういう景色を見せていただいて本当にうれしいです。吉本新喜劇ィズ、どんどんバンドっぽくなっているのでこれからも応援してください!」と感想を。

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爆乳三姉妹は、大勢のお客さんを前に感激し、「楽しすぎて胸が弾けそうです、バクニュー!」、まきは「明日で終わりなのが悲しくて、『1週間ぐらいあったらいいね』とあっこちゃんと30分くらい笑ったよね」と、残り1日と迫った『コヤソニ』に想いを馳せていました。

1号館は、2日目も大勢の人々で大にぎわい。お目当ての飲食ブースに並ぶ人、ミニステージで大笑いする人など、それぞれ楽しい時間を過ごしていました。

なかでも多くのお客さんが集まったのは、『KOYABU SONIC2018』に協賛してくださった各企業様のPRや、コヤソニおすすめ情報を楽しくお届けするミニステージ。12:15から開催された「大阪王将・日光ホームステージ」には、ジョイマンが出演。MCはロングコートダディが務めました。この日のオープニングアクトを務めたジョイマン。高木は、見てくれたお客さんに「ありがとう、オリゴ糖!」と感謝を。池谷も「本当に気持ちよかったです」と笑顔で語っていました。

まずは「大阪王将」さんのPR。ブースで販売している元祖餃子と唐揚げを試食しました。この日は唐揚げが増量中とのうれしい情報も! 唐揚げを食べた高木は「ジューシー、ネッシー!」、元祖餃子を試食した池谷も「めちゃくちゃおいしいですね!」とにっこり。

ここで、メインステージから駆けつけた小籔も壇上に。続けて、会場の設備を整えられるのも、チケット価格を抑えられるのも「このたび協賛してくださった企業のおかげです」と感謝を。集まったお客さんに「これから、協賛していただいた方々をちょっとでもいいので応援してあげてください。贔屓にしてあげてください」とお願いしました。

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続いては、シャンプーハット・こいでのCMでおなじみの「日光ホーム」のPR。「日光ホームを応援したくて『じゃあ家、建てよか』はなかなか難しいですよね。でも、建てそうな人がいたら『日光ホーム、いいらしいで』と広めてほしいですね」と小籔。高木は日光ホームさんのラップで「日光ホーム、シャーロックホーム(ズ)」と締めくくりました。

お次はニッポンの社長がMC。新たに守谷日和も加わり、物販ブースのPRが始まりました。「キービジュアルTシャツ」や、今年は薄手の素材を採用したという「マフラータオル」、そして「吉本新喜劇ィズ アクリルペンライト」などを紹介。なかでも「吉本新喜劇ィズ アクリルペンライト」は、「ボーカルのおまきもアレを上げると多めに手を振ってくれます」とオススメポイントを。

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浅田真央さんと渡辺直美の共演CMで話題になった「エアウィーヴ」さんのPRです。「座クッションで」、その座り心地を堪能した小籔たち。さらに持ち運びできる「エアパッド016」がもらえるジャンケン大会を開催しました。

1号館のミニステージでは椿鬼奴のサイン会もありました。9月12日(水)に藤井隆主宰のレーベル「SLENDERIE RECORD」からソロデビューアルバム『IVKI(イブキ)』をリリースした鬼奴。1号館のTSUTAYAブース横のスペースで行われたCD発売記念サイン会では、会場にステージを終えた鬼奴が姿を現すと拍手が沸き起こりました。今回は、CDを購入した来場者が対象に。すでに行列ができるほどの大盛況。鬼奴はCD1枚ずつにサインし、握手&トーク。購入者にはステッカーもプレゼントと大盤振る舞いに大満足のひと時でした。

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【小籔千豊】【AFRA】【シソンヌ】【ジャルジャル】【シャンプーハット】【ジョイマン】【千鳥】【土肥ポン太】【中川家】【なかやまきんに君】【2丁拳銃】【博多華丸・大吉】【服部ひでこ】【森田まりこ】【岡田直子】【守谷日和】【矢野・兵動】【ロングコートダディ】【松浦真也】【金原早苗】【宇都宮まき】【藤井隆】【椿鬼奴】【黒沢かずこ】【トータルテンボス・藤田憲右】【野性爆弾・くっきー】【渡辺直美】【ちゃらんぽらん・冨吉】【バッファロー吾郎A】【今別府直之】

2018年9月16日 (日)

よしもと沖縄花月とステーキハウス88がコラボ!ステーキサンドを食べながら公演を楽しもう!!

よしもと沖縄花月は9月16日(日)、ステーキハウス88とのコラボレーションで誕生した「よしもと沖縄花月×ステーキハウス88 オリジナルステーキサンド」を9月19日(水)から、沖縄花月限定で販売することを発表しました。

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おきなわ新喜劇の公演後に開かれた概要発表会には、ガレッジセールやありんくりんら、おきなわ新喜劇メンバーが登壇し、実際にオリジナルステーキサンドを味わう試食会を行いました。

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バンズからステーキがはみ出るほどボリューム満点のオリジナルステーキサンドに、興味津々と手を伸ばすメンバーたち。劇中でそば屋のお母さんを演じた福田加奈子さんはガレッジセールが取ったサンドを横目に「なんでそっちの方が大きいの!?」と嫉妬してしまうほど、魅力的なビジュアルのサンドになっています。

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ゴリも食べる前から思わず「先に言っていい?めっちゃ旨かった!」とボケてしまうほど、見た目から食欲をそそるサンドに仕上がっています。実際に食べたゴリもビジュアルに負けない味と食べ応えに納得の表情で、川田は「ステーキはもちろん美味しいですが、バンズも美味しい」とステーキサンドとしての完成度の高さに太鼓判を押していました。

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ありんくりんから歴史(生まれてからの)が長いとイジられながら、味の感想を聞かれた福田さんは「私の歯でも食べられる」と肉の柔らかさを評価。空手家役の譜久原明さんは「よしもと沖縄花月も多角経営に乗り出したんだね」と笑いを誘って、オリジナルステーキサンドのお披露目の場を盛り上げてくれました。

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最後に行われたフォトセッションでは、ステージ上でオリジナルステーキサンドを片手にポーズをとるおきなわ新喜劇メンバーを、観客のみなさまにも思い思いに撮影いただき、司会のありんくりんがSNSなどでの拡散を呼び掛けました。

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オリジナルステーキサンド単品は9月19日(水)より発売し、オリジナルステーキサンド付きチケットは10月公演から販売開始を予定しています。またオリジナルステーキサンドの購入には観覧する公演の3日前の19:00までに予約が必要で、9月16日(日)より予約受付を開始しています。公演当日30分前に劇場チケットカウンターで商品を受け取り、客席にてステーキを食べながら公演を観覧することができます。

まだまだ続きそうな暑さに負けないようスタミナをつけ、またこれからの食欲の秋に向けて、よしもとのお笑いとステーキハウス88の本格ステーキを同時に味わえる、オリジナルステーキサンドを是非、ご堪能ください。

<よしもと沖縄花月×ステーキハウス88 オリジナルステーキサンド 概要>
【名称】よしもと沖縄花月×ステーキハウス88 オリジナルステーキサンド
【価格】1000円(税込)
【発売日】
■ステーキサンド単品:2018年9月16日(日)予約受付開始
           2018年9月19日(水)発売開始
■ステーキサンド付きチケット:2018年10月公演より発売開始
【注意事項】
※各公演日3日前19:00までの受付です
※開演30分前〜開演までに劇場チケットカウンターにお問合せの上、ステーキサンドをお受取り下さい。その際に人数分の「公演チケット」の提示が必要です
※開演から1時間後に引取りに来られない場合は衛生上の管理のため、廃棄いたします。その際の返金は出来ませんので、予めご了承ください
※購入後のキャンセル・変更不可

『KOYABU SONIC 2018』でちゃらんぽらん・冨好とスチャダラパーがコラボ!『KIMURA SONIC』でおなじみ、ファンキー木村も登場!

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『KOYABU SONIC 2018』2日目の9月15日(日)、ちゃらんぽらん・冨好がスチャダラパーとコラボし、『今夜はブギー・バック』を熱唱! さらに、バッファロー吾郎Aが2014年までコヤソニの翌日に開催していた『KIMURA SONIC』もステージ上で再現。キムソニでのAのキャラ、ファンキー木村もステージに姿を現し、往年のファンを喜ばせました。

パフォーマンス終了後、スチャダラパー、小籔千豊、ちゃらんぽらん・冨好、バッファロー吾郎Aが囲み会見に応じました。

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小籔は「スチャダラさんには1回目からずっと出ていただいて、フェスの作り方や相談も、いろいろやらせていただいています。そして、10年くらい経った今でもこうして出ていただけるというのが本当にうれしいですし、10年があっという間やったなという風にも思いました」と喜びをかみしめていました。

続けて「(バッファロー吾郎)A先生とのつながりで、スチャダラさんと僕は仲良くさせてもらっています」と話し、「スチャダラさんが、『A先生がやっていた"キムラソニック"を再現したい』とおっしゃったので」とコラボのきっかけを明かしました。「じゃあ、(『今夜はブギー・バック』の)小沢健二さんのところは誰がうたいます? となって、候補があった中で冨好さんになりました。冨好さんも普段から優しくしていただいております。バリバリお世話になってる5人です」と5人に感謝を。

Boseさんは「最初の頃は新喜劇の方と絡ませてもらったり、僕らは毎回いろんなパターンでやらせてもらっていて、以前はコヤソニの翌日に木村さんと『キムラソニック』をやっていたのが久しくやれていないので、『コヤソニで再現できたらうれしいな』と相談しました」と明かしました。

ステージで『今夜はブギー・バック』を歌い切った冨好は「初めてコヤブソニックに出してもらって、ありがとうございます。普段から、ちゃんとやっていたら誰かが見てくれているという。ありがとうございます」と何度もお礼を。続けて「今回は、2つ意外なことがあった」と冨好。ひとつ目は、「こんな大々的なコヤブソニックやのに、1回もリハーサルなしで、本番30分前に(現場に)入って『はい、やってください』って(笑)。こんな気楽なんはあれへんわ! 小籔くん、また呼んで」と、コヤソニの魅力にハマった様子。あとひとつの意外なことは、「小籔くん(の出身高校)が、近大付属やったこと」と、お得意の高校野球ネタを。すると「冨好さんの下のお名前が、"真(まこと)"っていうのも意外でした」とBoseさん。これを受けて冨好は「"ゆうじ"とか"しんいち"っていう感じ、せえへん?」と自分の名前のイメージについて答えていました。Aは「こんなに好きな人たちと、まさかあんなステージで一緒に歌える、一緒にいれるというのは貴重な体験なので、本当に芸人になってよかったなと思いました」と、大感激だったようです。

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質疑応答では、キムソニでおなじみのAのキャラ、"ファンキー木村"についての質問が。小籔は「A先生には去年も出ていただいていて、そのときは演歌歌手(八公太郎)です。なので、ファンキー木村としてコヤソニに出演してもらったのは初めて、という感じですが、なんやかんやで出てもらってるので、何がファンキーかどうかもわからない」とのこと。

毎回、コラボで何をやるのか相談して決めているというスチャダラパーと小籔。小籔は、「僕が『こういうのがありますが、いかがでしょう?』と相談して、たとえば(2017年の)岸大介(ダイアン・西澤)のときは、動画を添付で送ったら『絶対これでお願いします』と。ハードルが低いというか、この方たちがいいと思ったら知名度は関係ありません」と人選の方法を明かします。今回のファンキー木村はBoseさんからのリクエストで、冨好は小籔からの提案。「おふた方にお願いしたら、すぐにOKをいただいたので早かったです」と決定までスムーズだったことを明かすと、冨好は「小籔くんからしたら、おれはドラフト1位やな? 吉田輝星や」と満足そうでしたが、小籔に「そんなええもんやない」といなされていました。

冨好には、「大きなステージで歌った感想は?」との質問が。冨好は「歌ったのは初めての経験でしたね。気持ちよかったです。でも、音の取り方は大失敗しましたね。所詮、ド素人ですわ」と反省も。とはいえ、「いきなり行くっていうのが、あれ、スリルがあって最高やわ」とステージを楽しんだようでした。

「すごく攻めたコラボだな、と思いましたがステージ上から見てお客さんの反応はいかがでしたか?」との質問も。小籔は、「『コヤソニに行ってからキムソニ』というお客さんが多かったので、ファンキー木村さんが出た時に『ワァー!』と喜んでいる人たちは、だいたい顔を見たことがあるくらいの人ばかりで(笑)。マッド・キムソニファンでした」と、長く愛されるコヤソニ、キムソニの歴史を感じさせます。一方、「冨好さん出てきた時も『わー!』と笑ってはったけど、ずっとスベっていましたね(笑)。とくに『ミルクハニー』は、僕が死ぬほど笑いました」と、冨好が「ミルク&ハニー」と歌うところを「ミルクハニー」と歌った点をふり返りました。これを受けて冨好は、「『アンド』がなかなか...。『ヤンアメリカン(ヤングアメリカン)』もうまく歌われへん。一応俺、英検2級やねんで!」と吠えましたが、小籔から「英検2級で、なんで『ミルク&ハニー』が言われへんねん!」とツッコまれ、記者陣は大爆笑。

Boseさんは、「こんなにコヤソニをやっていて、まだ『小沢健二が来る』と思っている人がいる。そんなお客さんの反応が素直でおもしろいです」と語り、「これまで(Mr.)オクレさんが出てきたり、(ロバート)秋山くんが出てきたり(笑)」とかつてのコラボを懐かしんでいました。

【小籔千豊】【ちゃらんぽらん・冨好】【バッファロー吾郎A】

あべこうじたちが2018年に起こったツイッターの炎上案件を振り返る「炎上の本質」トークセッション

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 多様な未来を考えるべく、日本財団と渋谷区が企画したイベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA」内のトークセッション「炎上の本質」が9月15日に渋谷のEDGE of で行われ、ゲストとしてネットニュース編集者の中川淳一郎氏、電通ビジネスクリエーションセンターの廣田周作氏が参加。ファシリテーター(世話人)の多々良樹氏、MCのあべこうじとともに、2018年のネット界で起こった「炎上」について、具体例やデータなどを提示しつつ、その本質について語り合いました。

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 中川氏は「宣伝する材料がない一般の人はSNSをやらない方がいいんじゃないかと思います。政治的な発言をすると叩く人がいるから、その挑発に応戦すると、身元がバレて失職します。だから組織がある人はやらない方がいいと思います」と先制パンチ。かつて福岡で人気ブロガーの殺人事件が起こった時に、その犯人がネット上で罵られたことを恨みに思った人物だったということも大きな衝撃を与えたそうで、「以前はせいぜい爆破予告が来るくらいだったんですが、今は考えを変えた方がいいですね」と続けました。

 この日は、「HIKAKIN氏の保護猫炎上」「KIRIN"午後ティー女子"炎上」「剛力彩芽氏のInstagram削除炎上」「りゅうちぇる氏の刺青炎上」「RADWIMPS愛国ソング炎上」「杉田水脈議員のLGBT炎上」という今年に炎上した6つの事例を紹介し、その背景にあるものを探っていきました。


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 最初の「HIKAKIN氏の保護猫炎上」は、猫を飼ったことを報告したYouTuberのHIKAKIN氏に対して、「著名人ならば保護猫を飼うべきではないか」というネットの声があがり炎上。しかし独身男性は保護猫を飼うことができないという事実が発覚すると、その炎上に対しての炎上が起こる――という経緯をたどりました。「お金持ちは猫を飼っちゃ駄目なんですか?」と驚くあべに対して、中川氏が「著名人は社会の規範だから率先した行動をとるべきだという批判がネットでは生まれるんです」と解説。そこに廣田氏も「基本的には嫉妬から来たものだと言えますし、その批判も紋切り型の嫉妬にしか見えない」と付け加えました。

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 続く「KIRIN"午後ティー女子"炎上」は、個人ではなく、企業アカウントが炎上に陥った例として紹介。これについて中川氏は「俺たちはお客さまだぞという気持ちが根底にあるからだと思います。俺たちが不快な気持ちになったから、怒る権利があるんだということで炎上が起きる」と分析します。


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 「剛力彩芽氏のInstagram削除炎上」については、「あんな写真だけでなんで叩くのか不思議」とあべが首をかしげれば、廣田氏も「"嫌い"という感情と"無関心"という感情があって。苦手なら無関心になればいいのに、批判をする人は気になってしょうがない。だからあら探しをするんです」と続けました。

 さらに「りゅうちぇる氏の刺青炎上」では、廣田さんが「タトゥーの話って、文化的にありかなしかということで。法律が決めているわけではない。その意義は時代とともに変わるんだと思いますが、今は過渡期で、意見が割れやすい時。だからタトゥーはありかなしかということで議論が起きやすい」と語ると、中川氏も「"タトゥーたたき"というのは、ネットの伝統芸なんです。それから"バーベキューたたき"というのもある。これはリア充っぽいから、ということですね」とネット炎上のパターンについて付け加えました。

 そして「RADWIMPS愛国ソング炎上」は、政治的な題材が炎上につながった案件となりました。これには廣田氏も「日本は政治の話が苦手で。対話にならずに、つぶせという形で攻撃になりやすい。海外なら(メッセージ性の強い)コンシャス・ラッパーという、ケンドリック・ラマーみたいな人がいるけど、日本だとコンシャスな話はタブー。そういう話をした瞬間に攻撃されてしまう」と指摘。また、「杉田水脈議員のLGBT炎上」についても、廣田氏が「あえて過激なことを言うことで、注目を集めようとしているように見えますね」と指摘すると、中川氏も「ネットでは右側の人数の方が、左側の人よりも多いんで、議員さんも、右側の人を味方につけると力強い。片山さつき議員が生活保護の不正受給を叩いたことがネットの右側の人の支持を集めたことがありましたが、それが成功体験となったということもあります」と続けました。


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 これらの炎上が生まれやすい背景として、どれだけネットのページにアクセスがあったかという「PV史上主義」というビジネスモデルが加速させている、と語る廣田氏。そんな中、多々良氏は2015年に行われたアンケート内の「炎上に加担したことがありますか?」という質問に対して、「加担した」と答えたのは1.5%しかいなかったというデータを紹介。その少ない意見をマスコミなどが取りあげることで、さらに炎上が広がっていく仕組みとなっているという。それについて中川氏は「実は政治的なネタにすぐに首を突っ込む人がいて。先ほどの5番と6番(「RADWIMPS愛国ソング炎上」「杉田水脈議員のLGBT炎上」)は同じ人が炎上させていましたね。そういう人は右側に100人くらい、左側に40人くらいいます。こういうキーマンたちが炎上に加担しているわけですが、本人は正しいことをしているという認識があるわけですね」と説明しました。

 そんな2018年の炎上案件を振り返ってみて、「人の噂もだいたい10日」「炎上に見えてもツイート量はバラバラ」「炎上は小さな山から大きな山につながる」「RTされやすいのは寛容なツイート」「炎上はポジティブな意見も増える」という考察を導き出した多々良氏。


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 その意見に「引いた目で見ると、(炎上するネタは)意外に紋切り型というか、面白い話ではないなと思いましたね。企業側も、炎上が起こったらいかに早く火消しをするかが大事にされるけど、まずは会話をした方がいい。結局会話になっていないから炎上をしてしまうわけで。炎上したことをもとにして会話をすれば、個人攻撃にならずに、社会に還元していこうと考えることがポイントになると思いますね」と語った廣田氏。

中川氏も「今回の案件も、6番(杉田議員のLGBT発言)以外はすべてどうでもいいネタ。日本はこんなことでガツガツ、ケンカをしているわけですよ。それにマスコミが食らいついて広めてしまっている。でも、そうやって炎上させた人が、老人になって、人生を振り返った時に、どうして炎上させたんだろうと、あんなバカなことをしたんだろうと思うと思うんですよ。だから他人のことを気にしないで、自分の人生を生きろということなんですよ。他人と比較しないで、まわりの友だちや家族を大事にして。会ったことない人を叩いてどうすると言いたいですよ」とコメント。これにはあべも「そんないい意見を言う感じじゃなかったのに。いいこと言いますねぇ」と感心することしきりでした。

よしもと芸人も多数出演!UEFAチャンピオンズリーグ開幕直前特別番組配信決定!

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明日9月17日(月)、DAZN公式YouTubeチャンネルより、UEFAチャンピオンズリーグ開幕を記念してよしもと芸人も多数出演する特別番組を配信いたします。

<DAZN FOOTBALL LIFE ~We Love UCL~>
当番組では、タカアンドトシをMCに、バラエティ企画も織り交ぜながら
UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の面白さを語り尽くす全3回の特別番組です。
UCLに関心のあるサッカー好き芸能人を中心に、あらゆる角度から分かりやすく、またユーモアを加えながらこの大会の魅力を解説いたします。
サッカーを知り尽くした豪華プレゼンター陣が2チームに分かれ、女性ゲスト陣をDAZNユーザーにするためUCLの魅力をプレゼンします。
果たして彼女たちにUCLの魅力は伝わりきるのか?全3回に渡り配信される番組を最後までお見逃しなく!

「サッカーの新しい本拠地」DAZNにて始まる至極の大会を前に、是非DAZN特別コンテンツで気持ちを高めてください。

【配信日時】
Episode 1  9月17日 (月) 20:00-21:00
Episode 2 10月1日 (月)
Episode 3 10月22日 (月)

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【出演者】
MC:トシ(タカアンドトシ)
プレゼンター/コメンテーター:タカ(タカアンドトシ)、磯佳奈江 (NMB48)、井本貴史 (ライセンス)、太田宏介選手
(FC東京)、尾形貴弘 (パンサー)、 河本準一 (次長課長)、JOY、永島昭浩、ハリー杉山、林陵平選手 (東京ヴェルディ)、平畠啓史、
槙野智章選手 (浦和レッズ)
ゲスト:板野友美、筧美和子、久松郁実

【配信URL】
https://www.youtube.com/watch?v=2Cib32_bK7A
※上記配信時間より視聴可能となります。

音楽と笑いの融合フェス、『KOYABU SONIC 2018』が開幕! 初日レポート

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昨年復活を遂げ、3万人を超える観客を集めた「コヤブソニック」が、今年はよりパワーアップして帰ってきました。開催は9月15日(土)、16日(日)、17日(月・祝)の3日間、会場は昨年と同じく、インテックス大阪です。登場するミュージシャンもこれまでで最強と言っても過言ではないラインナップ。もちろん小籔率いる吉本新喜劇ィズも参戦するなど、笑いあり、音楽ありの一大イベントとなっています。

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初日のステージにまずは前説の守谷日和が登場。朝イチから大勢詰めかけている観客に「何時起きですか?」と問いかけます。まずは、特技を披露するということで、口を動かさずに「打ち上げ花火」を歌い上げると会場からは拍手も。それからコヤブソニックはノーケンカであることや、ルールを守るフェスを目指していることなど、注意事項を伝え、「全力で盛り上がってください!」と観客に呼びかけ。ラストは一青窈さんの「ハナミズキ」を表現するネタで笑いをゲットしていました。

続いてバスドラの重低音が響くと、一気に会場が暗転。ステージ上のスクリーンに現れたのは、ベンジャミンイマフォード(今別府直之)です。緊迫感あふれるVTRが流れるなか、「音楽と笑いの3日間」という文字、そして「すべてはコヤブソニックのために!」のナレーションのあと、いよいよコヤブソニックが開幕です。

「ど〜も〜」と小籔が登場すると、会場は大きな拍手と声援に包まれます。まずは「朝からお集まりいただきましてありがとうございます!」と観客に挨拶し、続いて出演者やスタッフ、スポンサーなどにも感謝を述べました。そして、「自分のペースで楽しんでいただけたら」と観客に語りかけ、「僕が大好きな方、心の底から面白いなと思う人、お客さんやったら見たいなという人しか呼んでいない」とラインナップに自信を見せました。

続いてオープニングネタ。小籔が「めちゃくちゃハマって、見てすぐコヤソニに呼ぶって決めた」という、ゆーびーむ☆が登場。Tシャツにジーンズ姿で、いきなり会場とのコール&レスポンスをキメると、女性に気遣いできる男を描いたフリップネタを音楽に乗せて次々に披露。そのハイテンションぶりで会場を巻き込みました。

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ネタのあと、改めてこういうのが好きやなと再確認したと小籔。ゆーびーむ☆は、芸人になったのは、1000万が欲しくてネット検索したのがきっかけと話すなど、ネタが終わっても変わらぬハイテンションぶりで、小籔を笑わせます。小籔は新喜劇に出てもすぐにケバい役とかできそうと、そのキャラに太鼓判を押していました。

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続いてライブのトップバッターの登場です。小籔が最初にテレビで見かけたとき「なんともピュアな子だと思った」という崎山蒼志が登場です。「静岡県浜松市から来ました崎山蒼志と申します、よろしくお願いします」と挨拶すると、アコースティックギターを鳴らし、すぐに歌い始めます。スクリーンに映し出されるまだあどけなさの残る顔とは違い、大きなステージの真ん中でギターを抱えて歌う姿は堂々としたもの。MCは「がんばります」「来ていただいて本当にありがとうございます」「がんばって歌うんでよろしくお願いします」とイメージにぴったりの朴訥さですが、曲が始まるとハードにギターをかき鳴らすなど、様々な表情を見せてくれました。途中、今日CDが発売されたことを話し、そこからの曲も披露。ラストは「ここに立ててよかった、本当に本当にすばらしい方々が出るので楽しんでいってください」と話し、16歳とは思えないステージングで、しっかりとトップバッターを務めてくれました。

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ステージ後、小籔は「すごい!」とひと言。今日のライブについて崎山は「ここまでの人の前でライブしたことがなかったので緊張したけど、呼んでいただいてありがとうございました」とコメント。そして、小籔がとにかくがんばってほしいと思っているということを伝えると「ありがとうございます」と笑顔を見せます。さらに音楽以外の趣味や好きな食べ物についての質問には、16歳らしい答えを返す場面も。小籔が「もし崎山くんがSNSで攻撃されていたら全力で守りましょう!」と会場に呼びかけると、大きな拍手が起こりました。

セットチェンジの間には、松浦真也と今別府直之も登場。小籔が受けているドラムのレッスンについてのエピソードなど、音楽トークで盛り上げました。

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ライブ後、小籔と崎山蒼志の囲み取材が行われました。「お客さんたちが親戚のおっさん、おばさんみたいな感覚で崎山くんを見守りながら、(演奏に)びっくりしていた表情が印象的で、ステージもかっこよくて。出ていただけて良かった」と語る小籔。それに対し、「たくさんの人に見てもらえて、小籔さんに呼んでもらえて嬉しかったです」と答える崎山。小籔が崎山の存在を知ったきっかけは川谷P(ゲスの極み乙女。・川谷絵音)とくるり・岸田氏が絶賛していたことから。さらに、あるテレビ番組でインタビューを受けているのを見て、圧倒的なライブパフォーマンスと朴訥とした人柄のギャップに驚いて、興味を持ったといいます。「ミュージシャンとしてステップアップしていく中で、コヤソニをひとつの経験として、栄養にしてもらえたら」とエールを贈っていました。記者からは、「お笑いは好きですか? 好きな芸人さんはいますか?」という質問も。そこで即答で「小籔さん」と答える気づかいもできる16歳に感心する一同。さらには、「今日の出演者の中では、霜降り明星さんが気になります。新喜劇は滋賀県のおじいちゃんの家に行った時にいつも見ています」とお笑い好きの一面も語ってくれました。「今日のコヤソニのステージが今まで立った中で一番大きかったということで。このまま原生林に生えている草のように、まっすぐに育ってほしい」と本当に親戚や親のような心情で応援する小籔の姿が印象的な会見となりました。

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ステージに2番手として登場したのは、「いつか出てもらいたいと思っていた」と小籔が呼び込んだ「雨のパレード」。ブルーのライトに照らされ浮かび上がるメンバーの姿に、会場はいきなりバンドの世界観に引き込まれます。広がりのあるサウンドに、繊細なボーカルが溶け込む楽曲は、透明感がありながら、力強さもしっかりと感じられるもの。途中、まだどこでも演っていない新曲を披露することが告げられると、会場からは大きな拍手が起こります。曲のあとには、実はまだタイトルを決めてないことが明かされたほか、またワンマンへも足を運んでほしいと会場へ呼びかけていました。

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ステージ後には「アーティストイメージとしてしゃべっても大丈夫ですか?」と気遣う小籔に「しゃべれます!」と笑顔のメンバーたち。「(雨のパレードを聞いていると)自分を見つめ直してしまう」と小籔。お互いの初対面のエピソードを明かしたあと、ドラムについてのトークも弾むなど、ステージとはまた違ったメンバーの表情を見ることができました。

ステージチェンジの間には爆乳三姉妹が登場。今しがたステージを終えた「雨のパレード」についての感想や、昨年までに登場したアーティストの話しなどで盛り上がりました。

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次に小籔が「素敵な演奏と世界観を楽しんでください」と紹介したのは、雨のパレードと同じく小籔がバンド練習しているスタジオでよく会うという、きのこ帝国。昨年に引き続き二度目の登場となったステージは、ヴォーカル&ギターの佐藤千亜妃とギターのあーちゃんによる美しいハーモニーで幕開け。代表曲「海と花束」をはじめとする全5曲を披露し、なんともいえない浮遊感の中に芯のあるシューゲイザーサウンドで魅了しました。「コヤブソニックすごく楽しいです。きのこ帝国のことを知らない人が多いかなと思ったけどにこやかに見てくれてうれしいです」と佐藤。後半には、9月12日にリリースされたばかりのニューアルバム「タイム・ラプス」から1曲、さらに最後は根強い人気を誇る名曲「東京」で締めくくり、短いながらも濃密なセットリストにファンも大満足した30分となりました。

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ステージ後、メンバーを呼び込み「去年に続いてよく来てくれました」と小籔。スタジオで会った時のエピソードで盛り上がり、「今年はどんな1年でした?」との問いには、「アルバムをつくるのにてんてこまいでした」とドラム・西村"コン"さん。5日後のなんばハッチ公演の告知も行われ、「まだコヤソニでは僕が好きな曲をやっていただいていないんです。何の曲かというのは主催側のエゴになるので、言いませんがその曲をやってくれるまでオファーし続けます!」とガチのファンとしての想いを打ち明けていました。

続いて、小籔が「心の底から尊敬する芸人に来てもらっています」というコヤソニの真骨頂であるネタブロックがスタート。

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ネタブロックのトップを飾ったのは、コヤソニ第一回目から出演し続けている唯一の皆勤賞芸人であるダイアン! 2人が登場するなり会場からは、大歓声が。「毎年出させていただいてます」と感謝を述べると、そのままの勢いで「ごいごいすー!」と「スーを差し上げます」を繰り出す津田。スーを受け取った観客は大喜び。人気ネタ「美容室」では、いつもより舞台を広く使い、ダイナミックな動きの漫才で会場を爆笑の渦に巻き込みました。

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続いては。今年はM-1ラストイヤーとあって、注目が集まるスーパーマラドーナ。相変わらず完成度の高い漫才は、武智のツッコミもキレキレ!

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3番手の天竺鼠は登場するなり、サンパチマイクの前に立ったり、「千鳥でーす、コヤソニのクセがすごいな!」など川原がボケをたたみかけます。マナーの悪い人を注意するネタで、川原が見事な複式呼吸の発声法を披露するというまさかの漫才で沸かせました。

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おなじみの低音ボイスでスタートした麒麟の漫才は、旅番組のレポーターとナレーターのネタ。川島の冴え渡るワードセンスでスキのない笑いを生み出します。

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最後は、初登場となったFUJIWARA。全身黒タイツのフジモンが登場し「サタン大魔王だ」と叫ぶも何がはじまったのかと戸惑う客に「もうちょっとテンションあげてもらえます!?」とツッコミ。そして、全身黄色タイツ姿の原西も登場し、マリオやポーチマンなど様々なヒーローに扮し、定番ギャグを連発。爆笑ヒーローショーにチビッ子たちも大喜びでした。

そして、ネタブロックの4組がステージに再度登場。ダイアンに「1回目からお世話になってます」と小籔。「きのこ帝国の後はどうですか?」と、過去にはCHARAさん、ダイアン、小泉今日子さんという並びもあったという話も。このまま皆勤記録を更新してほしいものです。

スーパーマラドーナ武智には、「四国に一緒にうどんを食べにいった時も行きの車内で『ネタ書かなあかんなあ』とつぶやいていた。真面目すぎる」と指摘する小籔。一方相方の田中は、呼んでいただき、「ありがとうございました・な・か」のギャグを連発。それを見た我慢できないフジモンが「すいませんでしたフ・ジ・モン」、続いて、川島が「上下右左まんなかわ・し・ま」などかぶせまくるくだりで大爆笑が起こります。

天竺鼠・川原は「大阪はお客さんが温かいです」と泣きそうになって、「眠たいっ」のなすびギャグで笑わせると、「お笑いを科学する新喜劇をやっているけどこのギャグの何がおもろいかわからん!心配になるだけやん」と小籔。

「なんで今まで呼んでくれなかったん?」と最後にFUJIWARAの二人。「関西の先輩は呼びやすいが、関東の先輩は呼びにくかった」とのことで、「コヤソニ11年間の歴史の中で俺が一番黄色いで!」と原西が爆笑を誘い、初めてのコヤソニのステージを満喫した様子でした。

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続いては、小籔が「いつも、MCも楽しみにしている」というホフディラン。小気味いいクラップをきっかけに始まり、ヴォーカル・ギターのワタナベイビーが「50歳になりました! 敬老の精神でお願いします!」とオーディエンスに呼びかけ、笑いと共に熱を注ぎます。MCでは、小宮山から「50歳にして、ワタナベイビーに第二子が誕生しました!」とうれいし報告! ワタナベイビーも「またうちにベイビーが誕生しました」とにっこり。生まれたお子さんは娘さんだそうで、「娘が思春期になったら『パパ、臭い』と言われたり、『じじい』と呼ばれていると思います」と語り、お客さんは大笑い。そんなワタナベイビー第二子誕生を記念して、小宮山が「僕が以前、ワタナベイビーに当てて作った曲をお祝いとしてやらせてください」と、ユウヒーズの「Baby Song」を披露。まさかのうれしい選曲に、ファンも大喜び! 曲の最後に小宮山は改めて「渡辺、おめでとう!」とお祝いの言葉で締めくくりました。実は、ワタナベイビーは始まる前に、小宮山から「この曲をするときにステージを練り歩いてくれ」と言われていたそうですが、「シールドが短くて動き回ることができなかった」と明かしていました。ラストに、今年8月に亡くなられたさくらももこさんの人気アニメ「コジコジ」のオープニングテーマ「コジコジ銀座」を届け、お客さんはじっと聴き入っていました。

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ライブ後のトークでは、「いつもこの時期に、スケジュールを空けてもらってるんです」と小籔。それを受けてワタナベイビーは「期待しています!」と笑顔を見せ、小籔も「こんなに渇望していただいてうれしいです」と喜んでいました。ワタナベイビーの第二子の娘さんは8月23日生まれだそうで、小籔は「嫁はんの誕生日と一緒なんです」と明かしました。すると、「実は前に飼っていたネコの命日とかぶってしまいました」とワタナベイビー。さまざまな偶然の一致に、これからの8月23日もまた何か起こりそうな予感を語っていました。

ステージセッティングの合間には、守谷日和扮する女キャッチャーによる「ベンチ裏レポート」! 左手に付けたキャッチャーミットを盛んにパフパフさせ、なにかを発見するたび「かわいい〜! ストライク、ストラ〜イク!」と女子っぽく盛り上がり、楽屋でくつろぐアーティストの皆さんや芸人さんたちの素顔をリポートしていました。

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続いてのアーティストは、小籔が20代の頃に出会い、ずっと大ファンというサニーデイ・サービス。「一度解散されて、もう一生見られないんだな、と思ったら再結成されて。今日はどういうステージを見せてくれるのでしょうか?」と期待。「忘れてしまおう」で、序盤から重厚なサウンドが会場を包みます。MCを挟むことなく、立て続けに5曲を一気に演奏し、会場全体が一気にサニーデイ・サービスの世界に。「白い恋人」が終わったところで曽我部がギターを置き、もう終わりか...と思いきや、曽我部が「もう一曲あった!」と再びギターを手に持ってセッティング! 「最後に1曲!」の声に、オーディエンスからは喜びの拍手が!

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パフォーマンス後、曽我部は「いつも楽しみにしています。(コヤソニが)休んでいた時に『ないのかな』と思っていたら復活して、また呼んでくださって、毎年ありがたいです」とうれしそう。小籔も「右腕1本くらいはサニーデイでできてるんちゃうか、というくらい20代はずっと聴いていました」とふり返ります。また、サニーデイ・サービスとファッションブランド「FACETASM(ファセッタズム)」が限定コラボしたことにも触れ、「FACETASMは僕の大好きなブランド。やっぱり、好きな人たちは好きな人たち同士でつながりはるねんな、と思いました」とも。

ネタブロック②には、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する芸人たちが勢ぞろい!

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霜降り明星は、せいやの得意のモノマネを交えつつ、90年代懐メロや歌ネタを盛り込んだネタで、お客さんは大笑い。

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野性爆弾のコントには、くっきーとガリットチュウ・福島による「蟲の集い」が登場! 大阪に来たロッシーが、ダウンタウン・浜田(くっきー)と小川菜摘(ガリットチュウ・福島)夫妻に出会うという展開。くっきーが「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」や「明日があるさ」をメドレーで歌い、福島はバックダンサーとして盛り上げます。途中で米米クラブの「浪漫飛行」も紛れ込ませるなど、野爆ワールドで会場を包みます。

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かまいたちは、山内のちょっとした言い間違いを濱家が指摘したことを発端に、ふたりの間はこじれにこじれ...という漫才を。

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とろサーモンは、趣味がない村田に「趣味は挨拶」という久保田の、かなり深い意味を持ちそうなボケの「挨拶」をやってもらうというネタで爆笑をさらっていました。

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笑い飯は、ハッピーバースデーソングのネタ。ふたりでハッピーバースデーソングを歌うものの、なかなかタイミングが合わないという「M-1グランプリ2005」ででも披露したネタです。

ネタの後はステージに全員集合! 「えげつないメンバーに集まっていただいてありがとうございます!」と改めて感謝の言葉を告げる小籔。笑い飯とは、「台風で、えげつない時にも来ていただいて...」と当時のコヤソニを懐かしく語りました。哲夫は「すごい楽しかったです」と答えますが、いつしかトークは、小籔と笑い飯の深夜ラジオ番組「土020」(MBSラジオ)のオープニングトークさながら政治絡みのトークとなり、西田が止めていました。霜降り明星は「二年連続でありがとうございます」というふたりに「すくすく売れてるな」と目を細める小籔。するとせいやが、「せ、せ、せいや」のリズムネタは「小籔さんにもらった」とだしぬけに感謝し始め、小籔は「1,000時間考えても思いつかへん」と困惑していました。また、「コジコジ」が大好きというせいやは、ホフディランの「コジコジ銀座」を聴けて大感激していました。とろサーモンには、改めて「M-1グランプリ2018」優勝のお祝いの言葉をかける小籔。久保田は「去年もおととしも呼んで欲しかった」と訴え、小籔も「とろサーモンのことは、おもしろいと10年前から言っていた」と言いますが、なにやら久保田が小籔をガンガン詰めはじめるという一幕も。かまいたちはこの日、コヤソニのネタステージ以外にも劇場出番があるそうで、「劇場の出番回数、えげつないんやろ?」と小籔が水を向けると「今日だけで9回漫才します」と濱家。続けて「おかげさまで、1本目にかけた新ネタが仕上がってきているのでありがたい」とも話し、「ええ風に考えてくれたら」と小籔も笑っていました。野性爆弾は、9月12日からLUCUAホールで開催中の「超くっきーランドneo in LUCUA osaka」をPR。くっきーは「初日は2時間待ちで、お金がガッポガッポ状態です」とニヤリ。

トークコーナーの最後は、ガリットチュウ・福島による「フセイン大統領の銅像が倒れるモノマネ」で締めくくりました。

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「独特の歌声と曲調、耳に焼き付けて元気になっていただきたい」と小籔が紹介したのはクリープハイプ。ステージにメンバーが登場すると、会場から拍手が起こります。そしてしばらくの静寂のあと、スローなナンバーからライブがスタート。線が細いようでいて、強く、しなやかに伸びる尾崎世界観のボーカルは、タイトなバンドサウンドにのって耳を直撃します。ベースの長谷川カオナシがリードボーカルを務める曲も披露されますが、それも、しっかりとクリープハイプの色。MCでは「コヤブソニックに出られてうれしいです、すごく大切なフェスです」と尾崎。そして来年以降もやってほしい、そして出してほしいと話すと、会場からは大きな拍手が。全6曲、クリープハイプの世界をしっかりと感じさせてくれました。

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小籔は「今年も出ていただいてありがとうございます!」とお礼。そして「尾崎さんは普段は謙虚ボーイ」と明かし、「クリープハイプを聞いていると45歳を忘れて19歳になる、若い時に見られたらよかった」と話します。メンバーも「(コヤソニは)特別なイベント」「普段は会えないお客さんと会える」とコメントするなど、相思相愛の関係であることを見せてくれました。

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続いては小籔が「大阪を元気にしに来てくださいました」と田島貴男を呼び込みます。ステージに登場した田島はセンターに立ち、「田島貴男の一人ソウルショーへようこそ!」とギターを鳴らしながら挨拶。ギターをパーカッション代わりに使うだけでなく、自分の頬まで叩いてリズムを取るなど、そのスタイルは自由自在。そし小籔が「むちゃくちゃ歌声がエグい」という声は、太く、艶があり、とてつもなくセクシー。アップテンポの曲からスローなナンバーまで、歌い始めた途端に広い会場の色を一気に変えてしまうパワーにあふれています。観客もそのパフォーマンスにしっかりとレスポンス。田島もMCで「テンション高くいきますよ!」と笑顔を見せるなど、ライブバーにいるかのようなリラックスした空間を全員で共有します。終始伝わってきたのは、音楽が好きでたまらない、プレイすることが楽しくて仕方ないというアッパーなバイブレーション。ギター一本、たった一人でライブをやっているとは思えない、圧倒的なステージを見せつけてくれました。

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小籔も開口一番「すごい!」。そして「歌手として、アーティストとしての地肩の強さ!」と絶賛します。田島は最近フィルムカメラを始めたそうで、小籔とカメラ談義に花を咲かせるひと幕も。ギターとカメラは似ていると話し、小籔へカメラの毒舌を期待していると話すと、会場からは笑いも起こっていました。

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次は「エゲツないメンバーに集まっていただきました」と小籔がハードルをあえて上げて紹介した「吉本新喜劇」です。おなじみのテーマが流れると、ステージ上にはうどん屋台のセットが。まずはすち子が登場し、恒例のアメまきを始めると、会場は歓声に包まれます。

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続いて哀愁のトランペットが流れて川畑泰史がステージへ。おなじみのキメ顔を見せつけると、酒井藍も登場し、3座長が揃い踏み。

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それだけではなく、なんと大ベテラン桑原和男、Mr.オクレ、帯谷孝史らも出演、ギャグを披露するという豪華な舞台となります。ほかに森田まりこたち若手メンバーも大活躍。定番のボケからのコケ、懐かしい新喜劇メンバーのギャグなど、新喜劇は初めてという観客が多いはずの会場を当然のように爆笑させました。

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終了後には出演者全員が改めてステージへ。すっちーは、森田まりこの動きを初めて間近に見たそうで「いいですね!」とニヤリ。小籔はすっちーが漫画雑誌の表紙になっていたことを会場にアピールします。酒井は小籔が考えてくれたという藍五郎をコヤソニで披露できたことを報告。川畑は「(新喜劇の前の)田島さんのステージのままの一体感でできた、これぞコヤソニ」と話しました。

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音羽一憲はこの規模で新喜劇をやらせていただくのは初めてと感激の表情。清水啓之は新喜劇に入った当時、コヤソニを観客席で見たそうで、その舞台に自分が立てているということでちょっと泣きそうに。オクレはそれに乗じて「涙が出そうです」とボケますが、「30年くらい泣いたことないでしょ」と小籔からツッコまれていました。

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太田芳伸は、去年コヤソニで好きな食べ物がプロテインと話したらネット検索に上がるようになったと報告、今年は好きな芸能人を発表しました。続いて帯谷がトークを始めると、小籔が鋭くツッコミ。その様子に会場からは笑いが起こります。そしてラストは桑原和男。芸能生活64年、82歳と話しますが、実は5月から舞台を休んでいるなか、コヤソニに駆けつけました。小籔が「体調が許す限りいっしょにお仕事させていただきたい」と話すと、桑原もしっかりと答えていました。

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吉本新喜劇が終わった後、囲み取材が行われ、小籔千豊、川畑泰史、すっちー、酒井藍が出席しました。小籔は、「新喜劇を見たことないお客さんも、コヤブソニックで新喜劇を見ていただいて、北海道物産展みたいな感じで、食わず嫌いな人にもひと口、味見してもらって、『おもしろかったな、テレビで観たろか』、『劇場に観に行こうかな』というふうにつながっていけばいいなと思います」と語りました。川畑は、「コヤソニは本当にお客さんがよくて、毎年ウケては気分がよくなっています。今年は桑原和夫師匠が体調を崩されて休んでおられたんですが、コヤソニで事実上の復帰ということで。コヤソニというのは、デイサービス的なことも兼ねているのかな、と。改めて小籔の懐のデカさを感じました。感謝しています」と、休養に入っていた桑原和夫の舞台復帰をしみじみと喜んでいました。

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藍ちゃんは「舞台に出るとお客さんから拍手をいただくことがあるんですけど、『ワァ〜!』って言っていただけることは少ないので、コヤソニに出たらいつも勘違いしちゃう(笑)。いい気持ちで帰れます。ありがとうございます」と、コヤソニの盛り上がりに感謝。

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すっちーは、「コヤソニって、テンションが上がるんです。今回、帯谷さんが出てはったんですけど、おそらくですが裏(楽屋)で食べられるクレープを5本食べてました」と、ベテランの帯谷も、もれなくコヤソニにテンションが上がっていることを明かしました。小籔は「あんなおっさんが!?」と驚いていました。続けてすっちーは「それくらい、すごく楽しんでます。我々がこんなに楽しめているということは、お客さんも楽しんでいただけていると思います」と、出演者の視点からコヤソニの魅力を。藍ちゃんからも「帯谷兄さんは、コヤブソニックのことを"ソニック"と呼んでいました」とプチ暴露が飛び出しました。

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うれしいコメントの数々に、小籔も「そう言っていただいて、ありがとうございます」と笑顔を見せていました。

質疑応答では、桑原和夫の休養について尋ねられた小籔。「11月の新喜劇の打ち合わせをしていた時、(桑原は)出てはるんか? って聞いたら、『出てはらへん』と。お年寄りを自宅療養させて復活するわけない」と持論を展開。それには理由があり、「美保姉さん(中山美保)も、たつじぃ(井上竜夫)も、島木さん(島木譲二)も、長期自宅療養になったら復帰されなかったんですよね。やっぱり年齢を重ねられた方は、長い間舞台を離れると、今まで張りつめていた緊張の糸が切れるというのがあると思います」と、小籔なりに思うところがあった様子。続けて「舞台を離れてしまうと、前まで舞台に出ていた感覚と違うように感じて、舞台に立つのが怖くなる感覚があるんちゃうかな、と思って」とも。小籔自身、ドラマの撮影や東京での仕事が立て込み、数ヶ月新喜劇の舞台を離れたときに、「前まで余裕やったのに、『ちょっと感覚が違うな』って感じたりするから、僕にはすごくよくわかるんです」とのこと。「桑原師匠にはちょいちょい出ていただいていた方が、体調面も、そして芸人としての勘も鈍らないというか。もしものことがあって大問題になってはいけないから、ある程度はストップをかけるのはわかるのですが、長く自宅療養していただくことが芸人の桑原和夫としての療養にはならないんじゃないんか、と僕が判断しました」と語りました。

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また、今回のオファーについて、「桑原師匠に『11月(の新喜劇)に出てもらえませんか?』と電話させてもらったんです」と、まず11月の新喜劇の話を持ちかけたといいます。「朝起きて、しんどかったら来んでいいです。1回目に出たけどしんどかったら2回目は帰るとか、そんな感じでいいので出てもらえませんか? と聞いたら、あの人は男気があるので、『途中で休んだりして舞台に迷惑をかけるのはイヤやから、それはできひん』と。僕は、絶対その答えが返ってくると思ってたから、先に11月の方を言っておいて、次に『じゃあ1日だけならどうですか?』と。『コヤソニなら1日だけなんで、朝起きてしんどかったら来なくてもいいし、出てハケるだけの役で、椅子置いておきますので』と言ったら『いいよ』と言ってくださった」とのこと。また、コヤソニ開幕前日の9月14日の朝、新喜劇ィズのメンバーで、この日予定が合った松浦真也、宇都宮まき、金原早苗、そして爆乳三姉妹の服部ひで子、森田まりこ、岡田直子の7人で、島木譲二さん、中山美保さん、井上竜夫さんのお墓参りへ行ったという小籔。お墓参りの途中、ついでに桑原の家に寄ってお見舞い行くことになったといいます。ひとまず桑原に電話をかけてみたところ、「このあと、散髪屋さんが入ってるから家におらん」と言われたとのこと。「それはハッピーニュースやな、と。今から散髪に行くということは、明日(コヤソニに)来る気満々ということやから。よかったなと思いました」と小籔。7人で、桑原和夫が散髪しているという散髪屋に向かい、写真を撮影したのだそう。川畑も桑原の体調を気にかけていて、「今日も確かに始まる前はちょっと不安やったんですけど、会場に来られてから食事をたくさん摂っていました。ごはん一膳とアジフライを食べて、『宮田麺児』もペロリと食べられていたので、それを見て『あ、これはいけるな』と。そしたら案の定、しっかりしておられてよかったです」とにっこり。これを受けて小籔は、「えらそうですけども、これをきっかけにリハビリになったらいいなと思います」と桑原師匠の体調を気遣いました。

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ステージでは、「実質上のトリです!」と紹介された1日目最後のアーティストは、楽曲制作・プロデュースなどで吉本新喜劇ィズとも馴染みの深いカジヒデキさん。9月5日にリリースされた新作EP『秋のオリーブ』制作のバンドメンバーとともにボーダーのロンT、白ハット、白短パンという爽やかな衣装で登場!夏はまだまだ終わっていないかのような楽曲「アイスクリーム・マン」でスタートし、2008年の大ヒットナンバー「甘い恋人」のコール&レスポンスで、一瞬で会場をハッピーな空気で包み込みます。続いてEPのタイトル曲「秋のオリーブ」は、これから訪れる秋を思わせるような爽やかなナンバー。51歳とは思えない軽やかな身のこなしに目を奪われます。そして、ピアノのグリッサンドが鳴るとあの曲!「ラ・ブーム~だってMY BOOM IS ME~」ではノリノリでシャウトも炸裂!最後にスペシャルゲストと紹介され登場したのは、吉本新喜劇ィズの宇都宮まきです。「ヘイ・ヘイ・ベイビーポップ」を仲良く肩を組み熱唱し、観客とともに見事な一体感を生み出しました。

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ステージ後、3回目の登場であるカジヒデキさんとの今までの歴史を振り返り、「51歳には見えないですよね。健康に気を使っていることは?」と小籔。ランニングや毎日1万歩くらい歩いていると、健康の秘訣を語る場面も。そして、実は僕にはプロデューサーがいるんですとカミングアウトするカジさん。「今日ここに来てくれているんです。紹介しましょうか」と呼び込まれたのは、野生爆弾くっきー扮する謎の大物プロデューサー「ベンジャミンボーナス」!

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元医者の通訳アダチと謎の少年カルキンを同伴させて現れたベンジャミン氏は、「ニホンのみなさんこんにちは。わたしは数多くのアーティストをプロデュースしてきました。マイケル・ジャクソン、マドンナ、カジヒデキ、エハラマサヒロです」と自己紹介(アダチの通訳による)。さらに、ウッドストックとコヤブソニックとルート33が優勝した目黒区漫才祭りもプロデュースしたとのこと(笑)。

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すると、くっきーのやりたい放題の中、カジさんがベンジャミンボーナスが寵愛するカルキンとなり、からまれてしまうことに。ジャージのコスプレ姿のカジさんを見て、「ミスタースウェーデンになにさしとんねん!(笑)」と小籔。"テンキュー"のくだりを繰り返し、暴走するベンジャミン氏の独特すぎる世界観にされるがままのカジさんという貴重すぎるコラボとなりました。

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いよいよ初日ラストのバンドがステージへ。小籔率いる吉本新喜劇ィズの登場です。ボーカルの宇都宮まきが登場すると「最後まで残ってくれたみなさん、本当にありがとう」と挨拶。そして1曲目の歌詞によしもとの大先輩の名前とギャグを入れることを告げると演奏がスタートします。その歌詞はともかく、演奏力は昨年よりも格段にパワーアップ。小籔のドラムもパワフルさを増し、タイトなリズムを刻みます。1曲目終わりのメンバー紹介では、7月に完結を迎えたチャットモンチー・福岡晃子(あっこちゃん)がベースを務めていることも伝えられました。そのあとも、脱力MCで笑いを取るボーカル・マキ。2曲目もよしもとの芸人の名前を歌詞に入れ、演奏していると、ステージになかやまきんに君が乱入。近所で起こったよしもと芸人とのエピソードなどを話し始めますが、まだトークの途中に曲が再開。会場は笑いに包まれました。

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続いては桑原和男の写真がステージに。コヤソニ出演を小籔が打診したときのエピソードのあと、「桑原師匠に会えてとてもうれしかった」とマキが話すと、小籔のスネアがリズムを刻み始め、3曲目へ。ここでもやはり歌詞に桑原和男の名前が入れられていました。ここからはオリジナル曲のパート。まずはカジヒデキ作詞作曲のキュートなポップソング「アイ ラブ ジョージ」。続いてクリープハイプ・尾崎世界観が作った「マドンナ」。そしてラスト曲は吉本新喜劇ィズが作詞作曲した「TATSU-G」。これらの曲は島木譲二、中山美保、井上竜夫という新喜劇レジェンドたちに捧げられたもの。ステージには各自の写真も登場。マキのMCではそれぞれの思い出も語られました。

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そしてエンディングです。今日の出演者たちがステージに集合。小籔が全員にありがとうと声をかけます。ラストチューンは「アイ ラブ ジョージ」を全員で歌うというスペシャルバージョン。小籔は「島木さんも喜んでいることでしょう!」と話し、昨日お墓参りに行ったことを明かしました。小籔がフロントにいるということで、ドラムは「雨のパレード」大澤が担当。芸人も含め、全員が声を上げて「アイ ラブ ジョージ!」を熱唱しますが、ダイアン・西澤のパートが多過ぎるよう。しかし、歌の終わりにはなぜかダイアン・津田がイジられ、会場は爆笑です。ラストは吉本新喜劇ィズのメンバーが初日を振り返って「楽しかった」「新喜劇を見ていただけて最高でした」など、それぞれコメント。ステージ上から会場をバックに記念撮影し、1日目が終了しました。

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1号館では、飲食ブースや協賛各社のステージなどが設置され、こちらもライブに負けない盛り上がりを見せていました。

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12:45からのミニステージは「味の素ステージ」。MCのロングコートダディが登場し、まず協賛各企業のPRやおすすめ情報を芸人たちといっしょに届けることを伝えます。ここで現れたのは今別府直之と松浦真也の2人。「みんなおいで〜」と今別府が呼び込むと、スタージ前にはたくさんの人が集まります。ロングコートダディの2人がコヤソニは初めてでめちゃくちゃ楽しいと話すと、今別府は「常連です」とドヤ顔。そして常連の意見として「今年が一番最高じゃないですか!」と話すと、会場からは拍手が起こります。ここでロングコートダディ・兎が味の素Cook Do®のPRステージであることを話したあと、よしもとスペシャルライブキャンペーンの告知へ。スペシャルライブやCook Do®オリジナルQUOカードが当選することなどを伝えました。

ここで小籔と新喜劇の金原早苗もステージへ。小籔は「チケットが高いと思ってる人も多いと思いますが...」と切り出し、会場や大型モニターを借りるのもとてもお金がいる、本当ならチケット代は98,000円になると告白。しかし、そうならならないのはスポンサーさんのおかげと話すと客席からは拍手が起こりました。そして、何か買おうかなと思ったときに「味の素買おう」となってほしいと話します。そして皆さんの力でスポンサーがどんどんつくと2025年には、チケット代が1,500円になってるかもと笑わせました。そしてCook Do®が40周年であることにも触れ、お客様の信頼あってこそだと思うと絶賛。「信頼の品質、Cook Do®よろしくお願いします!」と商品もしっかりアピールしました。

続いては、ニッポンの社長がMCとして登場。今回はキリンビールのステージです。やってきたのは爆乳三姉妹。小籔、松浦、今別府とともに、会場を盛り上げます。ステージへ上がったキリンビールのスタッフは、まず昨年リニューアルした一番搾りを「よりおいしくなっている」と紹介。全員がビールに舌鼓を打ち、口々に「おいしい!」と絶賛しました。続いてはスミノフアイス、スミノフグリーンアップルをアピール。甘すぎず優しいので、女の人が好きな味とおすすめします。最後は氷結のレモンとグレープフルーツを紹介。「飲み物買うなら!」「キリンビール!」のコール&レスポンスも行い、キリンビールのステージは終了しました。それからもドミノ・ピザや串カツのだるまなど、協賛各社の商品を試食し、「今年は食べ物も、最高のものを揃えています」とアピールします。最後には、ホットペッパービューティー、スーモからのお知らせとして学割U24キャンペーンの告知、ミキの二人がWEB動画で漫才を行っていることなども紹介されました。

新喜劇のセットを再現した「花月うどん」では、爆乳スムージー700円も販売。ブルーハワイ、メロン、いちごの3種のスムージに爆乳をイメージしたバニラアイスがのったオリジナルスムージーが楽しめます。14:15から30分間に購入のお客さま限定で、爆乳三姉妹との写メ会が行われ、ちびっ子から女子グループ、カップルまで様々な年齢層のお客さまがスムージーを楽しんだあとに、爆乳ポーズでパチリ。撮影会は盛り上がりを見せていました。

15:30からは1号館のTSUTAYAブースで購入者対象の吉本新喜劇ィズCD即売写メ会が行われました。メンバー全員が登場するとあって、周辺は大勢の人が詰めかけて大盛り上がり。小籔、福岡晃子、宇都宮まき、金原早苗、松浦真也、爆乳三姉妹と記念の1枚を撮ろうと長い列ができました。小籔は「いっしょに写真を撮りましょう」「ありがとうございます!」と全員にお礼。メンバーたちも購入者といっしょに、ニッコリ笑顔で写真に収まっていました。

15:50からミニステージでは「大阪王将・日光ホームステージ」が行われました。MCはニッポンの社長。まずは客席とトークを楽しんだあと、ゲストのダイアンと守谷日和を呼び込みます。守谷日和は女キャッチャーで登場しますが「すごい冷めた目で見てくる〜」といきなり客席にクレーム。しかし負けじとコヤソニ2年目であることをアピールします。続いて辻が大阪王将ステージであることを説明したあと、餃子が運び込まれ、女キャッチャーが試食、おいしいと絶賛します。次に日光ホームのPRコメントを読み上げ、モニターにはシャンプーハット・こいでが登場するCM映像も流されました。

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【小籔千豊】【桑原和男】【Mr.オクレ】【帯谷孝史】【すっちー】【川畑泰史】【酒井藍】【服部ひで子】【森田まりこ】【岡田直子】【金原早苗】【宇都宮まき】【松浦真也】【今別府直之】【太田芳伸】【音羽一憲】【清水啓之】

【ダイアン】【スーパーマラドーナ】【天竺鼠】【麒麟】【FUJIWARA】【霜降り明星】【野性爆弾】【かまいたち】【とろサーモン】【笑い飯】【守谷日和】

2018年9月15日 (土)

ガリクソン復活!「ガリガリになるまでしゃべります。〜いらんこと言う気がする〜」開催!!

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9月14日(金)、道頓堀ZAZA HOUSEで、ガリガリガリクソン久々となるトークライブ「ガリガリになるまでしゃべります。〜いらんこと言う気がする〜」が開かれ、多くの観客が詰めかけました。


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開演前、来場者には3Dメガネが配布されたほか、観客の中にはガリクソンTシャツを着ている人もいるなど、復帰後初のトークライブへの期待が高まります。そして、ステージにガリクソンが登場しますが、いつになく神妙な面持ち。謝罪の言葉を口にしたかと思うと、進退にも言及。しんみりとした空気が漂い始めた瞬間、ギャグを披露し、見事にスベッたかと思うと、ステージに現れたリー五世とコテコテのコントを展開します。が、こちらも微妙な雰囲気が流れる中、ステージは暗転。暗闇の会場に森田童子さんの「ぼくたちの失敗」が流れます。


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そして、改めてステージにガリクソンと進行を務めるハニートラップ梅木が登場。ガリクソンはまず1年間ネタを考えていたものの、オープニングのアレしか浮かばなかったと謝罪。そして休んでいた間、何をしていたのかを報告するトークライブであること、客席からの質問も受け付けることを説明すると、配布された3Dメガネについては「もう使いません!」と断言。会場が笑いに包まれるなか、トークがスタートします。


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まずは「イベントができてうれしい!」とガリクソン、そして反省はしていると強調し、「反省はしているという色眼鏡で見てほしい」と懇願します。トークは休んでいる間にいたという広島での生活などのほか、語られなかった新事実も画像を交えて告白。さらに会場を巻き込んで、尾籠な話を始めるなど、変わらぬガリクソン節を炸裂させます。


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「デブを集めて、ガリクソンTシャツを着せて町を歩かせた」という爆笑エピソードや「シュウマイにグリーンピースを載せるアルバイトをしていた」というなんだかちょっと泣けそうな話しも披露し、前半戦が終了。会場からは、当時の先輩の反応についての質問があり、ガリクソンからメッセンジャー・あいはらとたむらけんじとのやりとりが明かされました。


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続いて後半戦。広島の次はどうやら東京へ向かったらしく、新宿でのマスク姿の写真や漫画喫茶でお金が無くなったときの暗〜い表情などを次々に公開。自暴自棄になり、「もうほっといて」とラインを送ったり「俺は幽霊より辛い、泣く場所もない!」と泣き言を言っていたという話しが梅木によって語られました。ガリクソンは、休んでいる間、痩せていないことに言及し、「お金が無かったら駄菓子ばっかり食べて逆に太る」と力説。お金があればサラダバーに行ってたと力を込めました。


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そこからも1年間を振り返り、苦労したエピソードを次々と披露。母親から生前贈与で100万円もらったものの、現在すでに30分の1になっていると明かすと、梅木は「横で見ていて我慢できない人なんだな(と思った)」と話し、お金が入ったらすぐ「ピザ取ろか」と誘ってくることを咎めます。しかしガリクソンは、僕ならお金があればおごっていると反論。挙げ句、泊めてもらっていた梅木の部屋についてもクレームを言い出す始末。さらにガリクソンそっくりという梅木の彼女のエピソードなども暴露し、次のゲストには彼女を連れてきてと懇願していました。


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そして現在ハマっていて、SNSでもアップしているという盆ササイズを紹介。10日で4キロ痩せたと豪語し、これからはお笑いではなく、盆ササイズとアピールしました。次回は11月30日(金)にポストよしもとで開催することも告知し、最後は舞台上から客席をバックに記念撮影。復活のトークライブは終了しました。



【ガリガリガリクソン】【リー五世】


安藤政信さんのトークに金井浩人&池脇千鶴も大笑い! 『きらきら眼鏡』初日舞台挨拶

9月15日(土)、東京・有楽町スバル座にて、『きらきら眼鏡』初日舞台挨拶が行われ、ダブル主演の金井浩人と池脇千鶴、そして安藤政信さん、犬童一利監督が登壇しました。

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森沢明夫の同名小説を実写化した本作では、恋人の死を乗り越えられない青年・立花明海(あけみ)を金井が演じ、余命宣告を受けた恋人を持つ池脇演じる大滝あかねの交流を描く人間ドラマで、あかねの恋人・木場裕二を安藤さんが扮しています。


大きな拍手で迎えられた登壇者たちは、まず「お足元が悪い中、お越しいただき、ありがとうございます。これだけの多くの方に見ていただけて、ホントにうれしいです」(金井)と雨模様のなか、来場した満員の観客に感謝の言葉を。

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犬童監督は自身のワークショップで金井と出会ったそうで、「雰囲気、目と声ですね」「今回の明海という役に、そのまんまというか、それしかイメージできなくなって」と主役に抜擢した理由を語りました。


その金井は、本格的な映画デビューにして主演のオファーを受け、「ビックリしたというか、頭が真っ白になるということはこういうこと」「うれしかったと同時に、プレッシャーというか、怖かった」との衝撃を受けたらしく、池脇、安藤さんという共演者を知ると、「マジっすか」とさらに驚いたとか。

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続いて池脇は、自身が演じるあかねについて「やっていくうちに、"あれ、これは結構いやな感じに映るかな"って」と思案するようになり、スタッフや取材でも「あかねって小悪魔だねって」と言われることが増えたそうです。

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あかねのそうした印象について、金井は「ホン(脚本)読んでてもまったく思わなくて、男だからですかね」とコメント。

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舞台挨拶の後半は、安藤さんの独壇場"安藤政信劇場"と化します。
まず、9月7日(金)に、物語の舞台で、映画のロケ地にもなった千葉県船橋市内のTOHOシネマズららぽーと船橋での舞台挨拶について、自身の役名を忘れたりしたことを反省し、「忙しさに、僕も人なんで、ナーバスになってしまって、イライラして舞台に立ってしまいまして」「先週はホント申し訳ございませんでした」と謝罪。

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次にクランクイン前、「1日の30%くらいはふざけて生きているんだけど、ふざけて入ったら、池脇千鶴に絶対怒られる、芝居として相手にされないと思ったので、本気でちゃんとやってみようと思いました」と回想し、池脇は「そんなの微塵もわかりませんよ(笑)」と返し、笑いを誘います。


「『きらきら眼鏡』をかけていると思う瞬間は?」との質問には、本作の宣伝を兼ねた取材が重なり、「1日10本くらいやらされて(笑)、1日10本だとなかなか言うこともなくなってくるので、自分なりにネタを探さなきゃなと思って」と切り出し、いきつけのコンビニエンスストアで、1本152円の缶チューハイに対し、10円多い162円を支払い、店員の反応を伺ったとか。
すると、店員はそのままお金をレジにしまい、「あ、『きらきら眼鏡』をつけてない。でも、それを試した俺も、『きらきら眼鏡』に出ておいて、かけてないんじゃないかと思って(笑)」とのカミングアウトで場内爆笑!

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さらに、昨日は、バスの乗り換えで困っている様子の老夫婦を案内し、胸中「これで今日も『きらきら眼鏡』の話できる」と思ったエピソードや、一昨日、警察が自宅に2人来て、「4歳の女の子を連れ込んでいる」といった通報が入ったエピソードを語り、「うちの子だし。そういうイタズラをしないように、発信してください」と取材陣に呼びかけます。


そして安藤さんは「これはアルマーニのスーツです。今日の舞台挨拶のために作ってくれたんです。これも発信お願いします」とアピールして、最後は「このメンバーで25分やるのは大変だなと思って」と、話題を仕込んできたことを告白。


その甲斐あって、フォトセッション中も、取材陣から「安藤さん、もう少しです」といった安藤さんへの"いじり"で大盛り上がりとなりました。

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最後に犬童監督は「劇場を出たあとに、みなさんの日常が少しでも『きらきら』していたらと思って作った映画です。これからも成長をみなさんと一緒にさせていただいたらと思っています」と締めくくりました。


【金井浩人】【池脇千鶴】

13日より開幕! ワッキー&おばたのお兄さん出演舞台『MOTHERマザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』

9月13日(木)、東京グローブ座にて舞台『MOTHERマザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』の公開ゲネプロが行われ、ゲネプロ終了後の囲み取材に主演の大林素子さんを始め、ペナルティ・ワッキー、おばたのお兄さん、脚本・演出の藤森一郎氏が登壇しました。
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9月13日より東京グローブ座を皮切りに全国4カ所にて上演される舞台『MOTHERマザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』は、大東亜戦争末期の時代、特攻隊員たちから"母"と慕われた実在の人物"鳥濱トメ"の半生を描いた作品。当時、特攻隊員たちが出撃前に連日訪れた軍指定の食堂「富屋食堂」を舞台に、特攻隊員たちの葛藤や彼らを見送る富屋食堂のおばちゃん(トメ)の心情など、そこで繰り広げられる人間模様を描いた心打たれる作品です。

初演から今年で10年目となる今作では、1人ひとりそれぞれの思いを抱えながら出撃していく特攻隊員の心の葛藤や家族への思い、また戦争や平和への思いなどがていねいに描かれ、特攻隊員やその家族、鳥濱トメやその娘たちの気持ちが観るものにひしひしと伝わってきます。
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ゲネプロとはいえ、本番さながらの熱の入った出演者の芝居に、会場のあちこちからはすすり泣きの声が。しかし、ただシリアスなシーンばかりというわけではなく、ときおりクスリと笑わせるシーンやほのぼのとするシーンなどもあり、観るものを飽きさせません。終演後、会場からは心からの大きな拍手が起こっていました。
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囲み取材でゲネプロを終えたばかりの心境を聞かれると、今作、13・14日の3公演に出演するおばたは「今回外部での芝居が初めてだったので、とにかく迷惑だけはかけないようにしようと思ってました。実話に基づいた作品なので、実在した人々に敬意を持ってみなさんが作品に取り組んで、本番に向けてしっかりやっていこうという気持ちがゲネにも表れていたのかなって。今は自信を持ってお届けできるという気持ちです」と、手ごたえを感じたことを明かします。
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ワッキーは「今年で今作に出演するのは6年目なんですが、これまででいちばん稽古に出られていなくて(笑)」と嘆きつつ、「僕は"自分が演技なんて......"と思っているので、とにかく、自分は特攻隊を率いる隊長であるということだけを言い聞かせて、気持ちを込めてできたんじゃないかと思っています」と謙遜気味に話します。
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鳥濱トメ役を演じる大林さんは、「今年でトメさんを演じて10年目なので、感慨深い思いもありますが、10年目だからこそ初心に戻って、今までのトメじゃないトメで向き合いたいなと思って今日までやってきました。トメさんはすごく偉大な方で、心も大きいし優しいし、全然届かないものがいっぱいあるんですけど、そこは私なりの体の大きさで(笑)愛情に変えて。ゲネが終わって、今、ちょっと新たな自分になれるかなという気持ちです。座長としては、とにかく全公演最後まで無事に、ケガなどもなく終わればいいなと思いながら毎日生きています」と、座長としての責任を感じていることも明かしていました。
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脚本・演出を担当している藤森氏は、ゲネプロの出来をよかったと話した上で、「これまでの経験から言うと、ゲネプロがよかった公演はだいたい本番でヘンなことが起きる(笑)ので、みなさん、ぜひこの緊張感を持続させたまま本番を迎えてもらいたい」と、出演者にエールを送っていました。
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稽古中のエピソードを聞かれ、おばたが「稽古前に毎回行われた教練(当時の軍人の訓練や筋トレのようなもの)が印象的でした。昔やっていた部活の気持ちがよみがえってきて......理不尽なところも含めて(笑)。教練をするシーンはないんですけど、演じる上で内側から役作りをしていこうという気持ちを感じました」と答えると、大林さんが「稽古初日から、誰よりもいちばんセリフが完璧でビックリしました」とおばたに驚いたことを明かします。
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するとおばたが「これまで僕はいろんな人に迷惑をかけてきたので......(笑)」と笑いを誘いつつ、迷惑をかけないようにと稽古初日からセリフを覚えていったことを明かします。それに対してワッキーも「おばたを誘ったのは僕なんですけど、そのことを大林さんから聞いて、おばたを誘ってよかったなって」と先輩として誇らしそうにコメント。大林さんも「ワッキーはホントにいい人を連れてきてくれたなと思いました」と、改めて2人に感謝の気持ちを述べていました。
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ワッキーは、奥さん役の女優さんが稽古に合流するのが遅れたため、先に稽古を進めていたワッキーが段取りを優しく教えていると、女優さんが急に感情がこみ上げてきてボロボロと泣き出してしまったというエピソードを披露し、「みんな感受性が強いといいますか、この作品を深く理解しようとして、体に染み込んだ状態で本番に臨んでいる。ベクトルが同じ方向に向かっていることをすごく感じます」とコメントします。

最後に意気込みを聞かれ、「当時の人たちの思いを乗せて、僕たちの思いが少しでもみなさんにお届けできればいいなと思います」(おばた)、「熱意を持って挑んでいて、その熱は熱ければ熱いほどいいなと思っています。最後まで熱意を持ち続けたい」(ワッキー)、「戦争を題材にしているとはいえ、どこか今の時代にリンクしなきゃいけないと思っていて。この物語は、国から死ぬことを強要されるという、言ってみれば究極のパワハラのようなもの。今作を見た人が、『国ってなんだろう?』と考えるきっかけになればいいなと思います」(藤森)とそれぞれが意気込みを語るなか、主演の大林さんは「私たちはもちろん戦争を知らない世代ですが、73年前に本当にあったことが組み込まれていて、芝居であって芝居ではないような作品です。どうしても知ってもらいたい歴史が今作にはあると思いますし、次の世代に伝わっていくべき物語だと思っています。ぜひ見にいらしてください!」と熱く語っていました。
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【ペナルティ】【ワッキー】【おばたのお兄さん】