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優勝は「ハンサムトンカチ」!「RUSH #19~ヒーロー★ヒロインになるのは誰だ!?~」

11月23日(金)、東京・神保町花月にて「RUSH #19~ヒーロー★ヒロインになるのは誰だ!?~」が開催され、NSC24期生の22組が出演しました。
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本ライブは、現在よしもとクリエイティブ・エージェンシーが創立した芸人養成校、「NSC東京」に通っている現役生が出演するネタライブ。また、今回はお客さんの投票による審査で現段階のいちばん面白いコンビを決めてしまおうという、NSC生にとってはたいへん重要なライブでもあります。

さらに、この日の優勝者には、このあと開催される「RUSH#20、#21、#22の優勝者と4組合同でYouTube配信ができる」というご褒美つきとあって、出演芸人の気合も充分!

MCの3時のヒロインから紹介され、まずは7組が続けてネタを披露。
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トップバッターの「アニマルシロップ」は漫才を披露しますが、練習をしすぎたせいで声が出ないという痛恨のミスで、ネタの内容よりも声のユニークさが目立つ漫才となってしまいます。
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続く「フランポネ」も漫才を披露するのですが、こちらはスイス出身の外国人女性と日本人男性の夫婦漫才コンビ。こちらもまずはそのルックスに度肝を抜かれるお客さんが多かったよう。
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人形のヒデキくんと「男女間の友情について」話し合うピン芸人・すがいは、続いて「女と女の友情」「男と男の友情」について、ヒデキくんにそのアリナシを問うのですが......。話が徐々にあらぬ方向にいってしまい、くすくす笑いが広がるコントとなりました。
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「二人の夏」も、フランポネに続いて男女漫才を披露。ラーメン店の店員に扮した女性が、そのヘンテコな接客ぶりで、客(男)を翻弄するというドタバタを演じます。
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5組目に登場したのは「牛頭」。ウシガシラ、と読む変わった名前のコンビはコントを披露。「一緒に松茸ごはんを食べよう」と約束していた友達が、おみやげに味の濃いエビチリを持って現れたことに対してブチギレる男に笑いが起こっていました。
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続く「おばあちゃん」は、その名のとおり(?)年配の女性が一人語りのネタを披露します。登場するなり「介護保険って知ってます?」と客席に話しかけ、最初のつかみで見事に笑いを起こしていました。
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最初のネタブロックのトリを飾ったのはトリオの「お茶濁ス」。ひとりが「ジャンケン必勝法を知ってます!」と豪語し、3人はジャンケンを始めますが......。個性の強い3人のコントを、お客さんも興味津々で見守ります。
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予選第1ブロックが終了したところで、ネタをした生徒に話を聞くため、7組が集合します。3時のヒロイン・福田が「"おばあちゃん"って、コンビ名かと思ったらほんまにおばあちゃんやん!」と驚くと、おばあちゃんはニッコリ。「いや話うまいですね!」とほめますが、「笑って天国に行きたい」というおばあちゃんに「気つかうわ!」とツッコむ福田でした。また、フランポネは結婚6年、コンビ結成2カ月だそうで、「結婚の方が長いパターン、珍しいんちゃう?」と感心されていました。

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続いて第2ブロックへ。最初に登場したのは「ヒノトリ」。自らのネタを「ファンタスティックコント」と題し、未来の3Dケータイが出てくるコントを披露します。また、勝手にアンコールを始めるなど、まさに「未来のコント」を体現(?)する2人。
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2組目は「大角学」。変わったコンビ名かと思いきや、ピン芸人の名前だったのですが、現役の税理士だという変わった経歴を生かしたネタで、お客さんを感心させていました。
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「ワンダーランカー」は、"ファンへの神対応"をテーマにした漫才を披露しますが、やってくるファンが変わった人で、シミュレーションがなかなかうまくいかず......。
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続く「ポンプラス」は、泣いている子どもをあやす方法についてシミュレーションしますが、子どもを泣き止ませるために"新しいお母さん"を連れてきたり、アンパンマンではなくなぜかジャムおじさんを連れてきたりとトンチンカンなあやし方で笑わせます。
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5番目に登場したのは「サマソ」。コンビニでバイトをしているという片方が、もう一人から「店員のやり方を教えて」と言われますが、なぜかすべての言葉が「カムカムレモン」に聞こえてしまい......。オチがわかっていても笑える、不思議な漫才を披露していました。
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「フラワーロック」は"屁"をテーマにした漫才を披露。屁が勉強を教えてくれたり、ファッションにもアドバイスしてくれるだけでなく、デートをすると彼女の屁と会話をする......と言い出す、かなりシュールな漫才で沸かせます。

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第2ブロックのトリはピン芸人「セイゴマン」のコント。なんでも叶えることのできるランプの魔人に、「代わりにバイトやって」と、居酒屋のバイトのヘルプを頼む男。その願いの内容に納得がいかないながらも、しぶしぶ居酒屋のバイトの面接を受ける魔人の様子が笑いを誘っていました。
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第2ブロック登場後も全員集合し、トークコーナーへ。福田が「さっきのブロックに比べて、正統派やなぁ」と感心しながら、サマソに年齢を聞き、26歳と聞くと「正味50歳ぐらいかと......」とその貫禄っぷりに驚きを見せます。

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第3ブロックは全8組が登場。トップを飾ったのは「ハンサムトンカチ」です。"お年寄りクイズ大会"をテーマに、いろんなおじいさんを演じ分ける器用さを見せ、勢いのある漫才を披露していました。
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続いては木山タクノリ。"命をもてあそぶミスターK"に扮し、覆面姿でモニター越しに集められた人々に話しかけるのですが、どうにもクールになりきれず......。ところどころに人のよさが出てしまうミスターKに笑いが起こります。

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3組目の「ヨシカワ」は、「今いちばん女子ウケする職業は料理人」だと言い切り、料理人に扮するのですが、何を作っていても最後にできあがるのがチャーハンになってしまうという驚きの料理技(?)で沸かせる漫才を披露。
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「ササタニ」は自分のことをみんなに知ってほしいので、自分の「トリセツ」を作ってきたと明かし、"好きな〇〇"をどんどんあげていくのですが......。
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ピン芸人・そのこはJRの電車の音などをキーボードで再現したり、『サザエさん』のタラちゃんやJRのアナウンスなどのモノマネを披露するなど、ピン芸人ならではの小技を効かせた芸を披露しました。
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6組目に登場したのは、この日唯一の女性コンビ・チョコレートランド。好きな人ができたのだが、どうしたらいいかと相方に聞きますが、肝心の相方はカブトムシとクワガタの話題など、恋バナとは無関係のウンチクを話すばかりで......。
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「ひょっとこおかめ」は"アヒルの初恋"というコントを披露。アヒルとハクチョウの恋物語(?)なのですが、着ぐるみが出てくる中、ほとんどセリフもなく、音楽のみで進行するという斬新なコントでした。
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大トリを飾ったのは男女コンビの「楽しい夜更かし」。それぞれインスタにハマっていたり、自転車を練習しているという2人。男が家の中で自転車を練習中に転んで不思議な体験をしたと話すのですが、それがどう聞いても臨死体験にしか聞こえず......。
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最後の3ブロック目の全組が終了したところで、第3ブロックの出演者が勢ぞろい。ミスターKやアヒルがそのままの姿で集合したのを見て、福田が「顔出さへん人多くない?」とツッコミを入れます。するとミスターKは「まさかのかぶりものかぶりですよ!」と言いますが、サラッと流されていました。
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女性コンビが1組しかいなかったところで、最近の傾向を聞くと、「最近は男女コンビが多い」という話を聞いて「そうなんや~!」と驚く3時のヒロイン。するとかなでが、前のコンビを組んでた時にRUSHに出たことがあるが、その時のMCも福田だったことを明かします。すると福田は「へぇ~っ、私、RUSHのMCやってたんや~」と、完全に人ごとのような発言で笑わせていました。

ゆめっちは、自身が出演するNSCの卒業ライブに行く途中で交通事故にあい、足を引きずりながら出演したそうで、「なんかね、不運なの~」となぜかニッコリ。すると、ここでようやくアンケート集計が終わり、それぞれのブロックの優勝者3組(お茶濁ス、ヒノトリ、ハンサムトンカチ)が決定!
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最後はその3組がもう一度ネタを披露し、最後はお客さんの拍手で優勝者が決定されます。ヒノトリは先ほどと同様"伝説の剣を抜く"というファンタスティックコントで笑わせ、ハンサムトンカチは競馬とバーゲン会場が似ているといい、バーゲン会場でのおばさん同士の攻防を競馬の実況中継のように迫力ある早口で解説し、会場を沸かせます。最後にネタを披露したお茶濁スは、銀行強盗をシミュレーションするのですが、ことごとくうまくいかず......。強盗のくせに、何度も落ち着こうとする姿に笑いが起こっていました。
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3組のネタが終わったところで出てきた福田は一言「全員売れそう!」と言い放ち、みんな嬉しそうな表情を浮かべます。ラストは3組が集合し、お客さんに拍手をしてもらった結果、優勝はハンサムトンカチに決定しました!
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「嬉しくて泣きそう」という2人は一緒に住んでいるそうで、仲のいいコンビなんだとか。NSC24期生がネタで優劣を決めたことは今回が初めてらしく、生徒たちにとってもレアな体験だった『RUSH #19~ヒーロー★ヒロインになるのは誰だ!?~』は大盛況のうちに幕をおろしました。


【3時のヒロイン】

2018年12月12日 (水)

RADIO FISH 3rdアルバム『NEWTON』配信限定リリース決定!!

オリエンタルラジオ 中田敦彦のラジオレギュラー番組、ニッポン放送「中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」(毎週水曜日18:00~20:00)にて、RADIO FISH 3枚目のアルバム『NEWTON』(配信限定)の発売決定、アーティスト写真とジャケット写真を併せて解禁されました!

2016年に「PERFECT HUMAN」で爆発的ヒットを生んだRADIO FISH。
翌年2017年から自身初の全国ツアーも開催し2018年9月名古屋を皮切りにスタートした『RADIO FISH 2018 TOUR "NEWTON"』では東名阪3箇所を全てソールドアウトにするなど、精力的な活動を続けています。

今作品の収録曲は、『RADIO FISH 2018 TOUR "NEWTON"』で初披露した「No.55」「Gambler」「また逢える日まで」の他に、ツアーファイナル東京公演からRADIO FISH初のライブ音源を5曲収録した全8曲となります。ジャケットのデザインはRADIO FISHのクリエイティブチーム"CATTLEYA TOKYO"が手がけています。

新アルバム『NEWTON』は、12月14日(金)よりiTunes Storeでプレオーダーが開始となり、先行配信で「No. 55」が、iTunes Store、Apple Musicにて視聴可能となります。

<商品概要>
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■アーティスト名:RADIO FISH
■タイトル:『NEWTON』   
■発売元:よしもとミュージック・エンタテインメント
iTunes StoreプレオーダーURL:https://itunes.apple.com/jp/album/1445392083?l=ja&ls=1&app=itunes
※2018年12月14日(金)〜

☆配信スケジュール
2018.12.28(金) iTunes Store, Apple Music先行配信
2019.1.9(水) 配信スタート


<RADIO FISH>
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2014年結成。6人組のダンスボーカルグループ。
それぞれの役割をボーカルやダンサーとは呼称せず、御神体、SHAMAN、SKILL-MASTERと呼ぶ。
2016年に「PERFECT HUMAN」の楽曲で大ブレイク。『WEB TV ASIA SONG OF THE YEAR』受賞。有線大賞話題賞受賞。レコード大賞企画賞受賞。NHK紅白歌合戦出場。
2017年から始まった初の全国ツアー『RADIO FISH 2017-2018 TOUR "Phalanx"』ではアーティスト・芸人を超えたエンターテイナーとしてのステージを披露。大好評ののち、待望の第2弾全国ツアーを遂行することが決定した。
既成概念に囚われない表現活動を提唱し、新しい方法論で演芸会と音楽界を股にかける。

よしもと若手芸人のアート作品を100点以上展示販売する『OSAKA ART FES 2018@梅田 Hanshin』開催!

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12月12日(水)から18日(火)までの間、阪神梅田本店で行われるのが『OSAKA ART FES 2018@梅田 Hanshin』です。阪神百貨店で30年以上続いている年末恒例の『歳末美術展』が『OSAKA ART FES』としてリニューアル。今年は約80名のよしもと若手芸人が"夢"をテーマに制作したキャンパスアート作品並びに私物カスタマイズ作品、計100点以上を展示・抽選販売します。芸人たちの作品は『よしもと漫才劇場 Presents YOSHIMOTOアート in 京都国際映画祭』でも展示されていて、来場者の「欲しいね!」投票で決定した上位20位以内がマグネット、5位以内は倉敷帆布製バッグとしてグッズ化。本フェスティバルでは販売も行われます。12月12日(水)の開催初日には特別企画として、アートコレクター兼京都国際映画祭アートプランナーであるおかけんたによるギャラリートークも開催されました。


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8階催場へ登場したけんたは、まず今回の『OSAKA ART FES』について説明。「アートというものは見た方の心に残るもの」と話し、芸人がトークなどで笑いをとってもそれは形として残らない、でも今回は作品として初めて形として残ると力説。こういう活動をしながら、それが芸に活かせるようになればと願いを込め、「もう1つの才能を自分の分身としてお客さんに見てもらえる、それが一番だと思う」と話しました。

そして、今回は自分で値打ちをつけてくれということで、芸人に値段をつけてもらったと明かし、欲しい作品がある人は抽選で手に入れることができると説明。14日(金)午後6時30分からの途中経過の発表までは、どれくらいの人がその作品を欲しがっているのかわからないシステムとのこと。今回は3,000円からという安い価格なので平等にした方がいいということで、抽選という形をとったと話しました。さらにコミュニケーションツールとして作品を楽しんでもらいたい、とも。


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実際に展示されている作品を見て回りつつ、トークは続行。先日M-1グランプリで優勝した霜降り明星の作品については「作品を見ると芸人なんだなとわかる」と解説。ゆりやんレトリィバァの作品は「最初(本人は)100万円と言っていた」と値段に関する裏話も披露。しかし「それでもいい、それが彼女の作品だから」と説明しました。さらにアインシュタイン・稲田の作品については「本人は全く気がついていないのに、こういう形で作品を作ったというのが驚き」と話し、すでにフォンタナに追いついていると絶賛。さらに稲田がデザインされたチョコレート「いなだまチョコ」についてもかわいいと高評価でした。


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投票によりグッズ化されたトートバッグやマグネットの販売コーナーでは、1位を獲得した祇園・櫻井の作品について、作品としてキャッチーなことはもちろん、グッズにしてもいい、とこちらも大いに感心している様子。お客さん目線でどれを買いたいかという質問には、改めて稲田の作品を挙げ「フォンタナを知らないのにこんなことをしたという勇気に拍手」と称えました。トイレに飾りたいのは1日の反省ができるということで、霜降り明星・粗品の作品をピックアップ。そこから吉本芸人以外の展示作品にも足を運ぶなど、けんた自身も大いにこのイベントを楽しんでいました。


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12月12日(水)午後5時からは、たいぞうによる『お絵かきワークショップ』を開催。さらに12月13日(木)午後5時からはアインシュタイン・稲田とMmeKIKI(マダムキキ)のコラボチョコ『いなだまチョコ』の先行発売会(1人3箱まで)&写真撮影の整理券(先着60名)を配布し、午後6時から7時の間に撮影会が行われます。どの芸人の作品が高い評価を得るのか、誰に何人の買い手がつくのか!? アートを身近に感じられること間違いなしの『OSAKA ART FES 2018@梅田 Hanshin』にぜひ足をお運びください!



【おかけんた】


笑い飯・哲夫が自身初の本格青春小説『銀色の青』について語る!「改めて読んで、時間返せやって思いました」

今年11月に初めての本格青春小説『銀色の青』(サンマーク出版刊)を発刊した笑い飯・哲夫。

本著は、そこそこの進学校に通う高校生・田中清佐(きよすけ)が、ある日、クラスメイトで野球のエースピッチャー・ベースに100円を貸したことから始まる物語。思春期ならではの心の葛藤、友達との距離感など細かやな心の機微が繊細且つ緻密に描かれた1冊となっています。

よしもとニュースセンターでは、笑い飯・哲夫を直撃。発売から1ヶ月以上経った現在の心境、そして本著への思い、読書家として知られる彼が思う本のよさなど余すところなく語ってもらいました。
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――発売前は小説を出すこと自体を随分と恥ずかしがっていた哲夫さんですが、時間が経って心境に変化はありましたか?

「今はもう諦めている感じですね。いつも例えていることなんですけど、風呂場で自作の曲をカッコつけて歌うてて、あがった時に母親から『あんた、歌うまいやん』って言われるのって、めっちゃ恥ずかしいじゃないですか。まさにそういう気分やったんですけど、今は全然知らん人から面白かったと言われるようになったので、恥ずかしい気分がだんだんマシになってきました。桂吉弥さんっていう落語家さんや本を渡した後輩がめっちゃ面白かったって言うてくれてますし、いろいろと反響もチェックさせてもらってます。売れ残るのがいちばん嫌なんで売れ行きや評判が気になって、めっちゃ検索するようになりました」

――そんな心配をよそに、書店からの評判がよくて初版からすぐ増刷されたと伺いました。

「最初に1万部刷ったと聞いて、えぇ、1万?って驚いてたんですけど、増刷になりまして。本屋さんが置いてくれるんはありがたいんですけど、売れ残るんちゃうかと未だに心配です」

――小説についてはいかがですか。発売して少し経ったので、また違う気持ちが湧いてきたんじゃないかなと思いますが。

「製本されたもので読み返してみたんですけど......おもろいですねぇ。後味ゼロにしたい、なんでこんなん読まなあかんかったんやっていうのが最終的な読後感になればいいなと思ってたんですけど、自分で読んでみて"時間返せや"と本当に思いました」

――ははは! 確かに......最後までにいくと、そんなことだったの?感は持ちました。

「そうでしょう。全然読む価値ないやんって思うというか、そこを目指してたんです」

――普通、小説を書くとなると形として残る分、価値あるものにしたいと思いそうですけど、哲夫さんはそうではなかったんですね。

「えぇ。価値のある本をいろいろと読ませてもらっているので、自分がそんなところに乗り込むなんてことはできないなと。やから、真逆にいった感じですね」
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――高校生が登場するお話は、どういう経緯で決められたんですか。

「出版社さんとの打ち合わせで後味ゼロのものや時間を返せってなるものを描きたいという話をしている中で、貸した100円を返してくれへんってずっと悩むしょうもない話にしようということになって。そういうことで悩むのは高校生かなというところからの自然な流れで、こうなりました。100円って返してくれんでもええやんってなりそうでもあり、返してほしいなって思う金額でもあるっていう、あるあるですかね。みんな、1回はそんなん思ったことあるんちゃうかなと思ったので、そういう設定にしました」

――読後感にそういう意図があったとしても、100円を返してほしいと悩む話を膨らませるのは大変だったんじゃないですか?

「そうですね。ただ、スカみたいな題材だけに紆余曲折、右往左往する様を入れていくのは、作業として楽しかったです。出版社さんから100円を返してほしいと悩む内面描写だけで終わらせんとってくださいね、波は作ってくださいねと言われていたので、そういう波を作るのが楽しくて。あと、僕は三島文学の喩えの量とか心理描写が好きなので、多大にパクってる感じがあります。そう、パクリです。今まで自分が読んできて、あれおもろいな、これおもろいなって思った部分が自然と染み付いているので(そういう描写が)入ってしまいました」

――パクリというより、影響を受けた部分が表現として反映されたということですよね(笑)。好みの文体に近くなるのは自然な流れだと思いますが、本作を拝読して10代ならではの世界の狭さがよく表れているなと感じました。また、笑い飯さん、哲夫さんが作られる笑いの世界観とも近しいものがあるなとも思ったんですが。

「1つの設定があったとして、その手前のところでずっとボケ合っているというのが、割と好きですからね。例えば、おばあさんの重たい荷物を持ってあげるという設定なのに、歩き出しのところでウンコを踏んでしまって、結局おばあさんのところまで行き着かへんみたいなんが好きなんです。やから、100円返してくれなんて早よさっさと言えやっていうだけのことなのに、その手前でずっと悩んでいるっていうところは、手前でボケる感覚と確かに似ているかもしれないですね。結局、僕は引っ張りが好きなんです。千鳥で言うたら、おぬしっていうネタとか好きでツボにハマりましたし、もうええって!みたいなお笑いが好きなので」

――主人公の清佐は100円のこともそうですし、友達のことも女の子とのことも考えが割と留まっている人ですよね。

「うだつが上がらんというかね。一歩が踏み出せない感じって誰しもが持っていたことでしょうから、その辺も思春期のあるあるなのかなと思ってます。自分のことを全部入れていると思われるかもしれないですけどそうじゃなくて、8%くらいの自分自身の中のあるあるを投入している気がします。僕の高校時代の同級生ってみんな、めっちゃいいヤツらだったんです。正五角形の性格分布図があったら均等に正五角形ができる雰囲気のヤツが多かったんですけど、今回はいろんな人格を集めて、正五角形の1つの頂点をぶわーっと伸ばしたような人を3人ほど作り上げました。そうなると自然とスクールカーストが生まれるんじゃないかなと思うんですが、頂点にいる人間でも結局、思春期のあるあるの部分が存在すると思っているので、ぜひスクールカーストの頂点にいるような人にも読んでもらいたいですね」

――執筆期間はどれくらいかかったんですか?

「大体3~4ヶ月かな。昨年の12月末にインフルエンザになって、仕事を5日間休まなあかんことになったんですよ。その間、めちゃめちゃペンが進みました。あと、僕は5冊の本を出しているんですが、今まで架空の人物に架空の名前を与えたことがなかったんですよ。とにかく照れくさくて。以前、官能小説を書いたときも固有名詞はまったく出してなくて、なになにな奴っていう描写にしているんです。やから、固有名詞を与えたというのが、自分の中では一歩踏み込んだ作業になりました。また、敬体と呼ばれるですます調ではなく、常体と呼ばれるである調で書いたんですが、それも5冊目で初めてでした。言い切りにすると、体言止めが有効に使えるんですよね。で、使うと、めっちゃカッコよくなるんです。そこも恥ずかしくて。インパクトを残すために編集者さんも『ここは体言止めにしたほうが』みたいなことを言うてきて、さっきもやったから恥ずいねんなぁと思いながら(笑)、体言止めを使わせてもろうてます」

――登場人物に名前をつけたり、体言止めしてたりするのが恥ずかしいなんて、今まで思ったことがなかったです。

「恥ずいんですよぉ。僕とか私っていう一人称も今まで使ったことがなくて。今回も僕やったらかしこまりすぎてるし、俺やったらイキりすぎてるし、私やったら主人公が男の子の場合はちょっとおかしいしって考えていたら使えなくなったんです。で、一人称で始めるよりは、主人公に固有名詞を用いた神目線にしたほうが、自分の恥ずかしさはましかなと思ったんですね」

――主人公の名前はどうやって決められたんですか?

「『犬神家の一族』に出てくるスケキヨっていう名前が好きなので、逆さにして清佐にしたんです。そういうアホらしさが入ってくると、照れが半減するわけですよ」
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――(笑)。どうしてそんなに恥ずかしいんでしょう?

「なんででしょうね? 元々、恥ずかしがり屋の目立ちたがり屋で、芸人をやってるのも目立ちたいからなんですね。ちっちゃい頃は目立ちたいと思っていても恥ずかしいから前に出られへんかったんですけど、段々前に出られるようになると目立ちたがり屋のほうが上回ってきて。けど結局、根底にあるのが恥ずかしがりなのでこだわりっていう部分に恥ずかしさが集約してしまうんです。で、俺なんかが体言止めしてええの?とか思ってしまうわけです」

――ある意味、自分を客観的に見すぎてしまっているんですね。

「そうかもしれないですね。あと、今作の中で僕とは書いてないですけど、たまに一人称目線になっているところもあるんですよ。三島の文体でよくあるのは、ナレーションが情景描写をしているのかなと思いきや、主人公の目線やったりするっていうことなんですけど、今回はこれもパクらせてもろうてます。あと、過去形の中に時たま現在形を入れることによって、風景が浮き上がるという書き方も取り入れていて......。そういう手法、カッコいいんですよ。やっちゃってるんですけどねぇ、恥ずいんです! カッコつけやなぁって思われることをやってます(笑)」

――(笑)。

「あと、クエスチョンマークとビックリマークとかの記号を使うのも、恥ずいから使いたくなくて。今までメールやSNSでもほんまに使ったことがないんですけど、歴史に残る大事なメッセージを書くときだけ、ビックリマークを入れるようにしてるんです。最近使ったのは、小室哲哉さんが引退しはったときかな? Twitterに『TKサウンズは最高です!』って書いたんですけど、この本では使ってません。なんやったら、クエスチョンマークも使いたくなかったんですけど、1ヵ所だけ入ってまして。(と、本をめくり出して)......18ページにあるんです。編集者さんがつけてきたクエスチョンマークに全部つけたくないって返したつもりやったんですけど、消し忘れたのかもしれないですね。けど大事な箇所なので、ここだけはあってもいいかなと思います。ないしは、編集者さんがここだけつけたほうがいいという意図で残してくれはったんかもわからないですけどね」

――哲夫さん、本がお好きだと思いますが、どんなところに魅力を感じているんですか。

「本のよさって半分読んだ時に、"半分まで来たー"って思えるところですよね。そこから早よオチが知りたくて、読むスピードが上がるんですけど、もうちょっとで終わるっていうヒリヒリ感、もうちょっと続いてほしいのに終わってしまうっていうワクワク感をページ数で確認できるのがいい。あと、5ページくらいしかないって思う瞬間は、袋とじくらいのありがたみが表れてるなとも思います」

――そういう意味でも、本著は本で読むことが活きている気がしますよね。オチが......ああいう感じですから(笑)。

「そうですね。さっきも言ったように、後味ゼロになるか、そりゃ何も残らんわなっていう気持ちを楽しんでもらえるはずです」

――今回は恥ずかしがりながら小説を書き上げましたが、今後も執筆への意欲はありますか?

「売れ残ると俺なんかが書いてはあかんのやと思いますが、もし売れ残らないならば書きたいですね。今はまた別の本を書いてるんですけど、依頼をいただければ書いていきたいなと思います。が、とりあえずはこの本が売れ残らないように、みなさんに買っていただければありがたいですね」
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【哲夫】【笑い飯】

NSC東京24期生が青春物語を熱演! 芝居公演『男祭』レポート

現在、プロのお笑い芸人を目指して奮闘中のNSC東京24期生。11月23日(金)~25日(日)、東京・神保町花月にて、そんな彼らがネタや芝居の成果を披露する中間発表会が行われました。

最終日に行われた芝居公演『男祭』は、高校時代に後悔を残したままパッとしないキャンパスライフを送るハラ(ナイトメアカオスドラゴン・原)が、タイムスリップし青春をやり直す物語です。
オープニングは、ハラが所属するダンスサークルのパフォーマンスで幕を開けます。サークル所属の学生を演じるのは、尾島亜寿紗、かとまゆ、北川先生、ぎょーむてーけー・木林、サチコ、上下関係・仁木、なるちゃむすん、ビートバン・佐々木、ひょっとこおかめ・工藤、ペガサスとミラーボール・ヲ、ベストコンディションズ・八次、ペペロンチーノ・キャンディ、ポンプラス・浅野ら、ダンス選抜メンバー。全員で見事に揃ったダンスを披露します。
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大学で浮いているハラは、その原因が自分の高校時代にあると思っていました。あの時全力を出せていたら......。でもあんな男だらけの生活には戻りたくない......。そんな矛盾した思いを抱えるなか1本の電話を受け取った彼は、その直後、ひょんなことから高校時代にタイムスリップしてしまいます。
ハラが通っていたのは、全寮制の男子校・神保町高校。そこで応援団に属していたハラは、かつての仲間たち――熱血なヤマジョウ(ユトレスト・山條)、ずっとわけのわからないことを叫んでいるニッタ(ポンプラス 新田)、硬派ぶっているモリ(ビギナーズラック・森)、新人のナツメ(灘ジェニー・夏目)と再会します。
"校長から頼まれるがままに水泳部の応援をしてしまった"という過去を変えたいハラ。強豪校相手に戦う野球部の予選一回戦を応援したいハラは、今度こそは後悔しないようにと、校長(セイゴマン)および水泳部のタナベ(ダイバー・バレル・田邉)にキッパリと自分の意思を伝えるのでした。
応援団のメンバーはそれぞれ個性的なキャラクター揃いで、ボケたりツッコんだりと息の合った掛け合いを見せます。また、校長は強すぎる沖縄弁、タナベはまったく例えになっていない例えネタで笑いをかっさらっていました。
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一方、フルイチ(金魚番長・古市)、フクシマ(ナイトメアカオスドラゴン・福島)、コガ(こがだんごくん)、アイザワ(バイブスバイバイブス・相澤)、ヤベ(リュックサック・矢部)、オオタニ(バレーボーヤ・ピッピ大谷)ら野球部メンバーは、顧問のフクナガ(成天・福永)、マネージャー・コウヨウ(ペガサスとミラーボール・光洋)のもとに一応集まってはいるものの、まったく野球の練習に熱が入っていません。
そんな彼らの姿に落胆し喝を入れるハラ。スエミツ(ピンクドミサイル ・末光)、シシド(バレーボーヤフルーツボンバー・獅子童)、サカハシ(バイブスバイバイブス・坂橋)ら不良グループにも、せめて出場停止になるようなマネだけはしないようにと釘を刺します。しかしその忠告もむなしく、3人の不良は強豪・吉本高校のキキョウハラ(桔梗原健悟)、スケガワ(バイブスバイバイブス・助川)と一触即発な事態に! ......と思いきや、サカハシが大声でイキがるシシドにキレて彼をボコボコにするという仲間割れ的な展開になり、意外な流れに客席も思わず笑ってしまいました。
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その頃、主将のクシノ(灘ジェニー・櫛野)は、吉本高校から転校してきたばかりのオオイシ(フルメタルボタル・大石)と話をしていました。有能なピッチャーでありながら、試合に出たがらないオオイシを説得していたのです。オオイシがクシノの言うことをスルーするも、クシノがしつこく食い下がる流れが繰り返され、その天丼ぶりがシリアスなシーンの中にも笑いをもたらします。
そこにやってきたハラは、幼馴染であるオオイシに試合に出るべきだと説得するのでした。なぜなら、オオイシの父親は1年後に死んでしまうから――。タイムスリップ直前、その死の知らせを受けたハラは、未来を変えるべく動き回っていたのでした。しかし、父親のせいで転校するはめになったというオオイシは、野球に対して強い拒否反応があるようです。
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ハラの異常な情熱に動かされ、応援団のメンバーはサボり気味な野球部を見張ることに。そして、野球部の生徒たちも少しずつ前向きになってきます。オーラの話ばかりするフクシマと、フルイチやニッタのアドリブでのやり取りには客席からも大きな笑いが起こっていました。
一方、ハラはオオイシの父(正天・成田)と会って話をしていました。借金の問題で転校せざるを得なくなったということで、父親も、オオイシが野球を再び始めることはあきらめているよう。しかし、ハラの行動は彼の心を動かしたのでした。
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野球部はオウエン(ユトレスト・おうえん)という吉本高校の怪物級ピッチャーに恐れをなしつつ、クシノがやる気がなさそうに見える顧問のフクナガに思いをぶつけたことで、徐々に団結力を高めていきます。その熱は応援部にも波及し、そしてついにはオオイシにも......。主人公・ハラの奔走が実を結ぶアツい展開に、思わず引き込まれます。
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1か月特訓を積んだのち、いよいよ迎えた試合当日。吉本高校と繰り広げる白熱の試合は3回を終えたところで、3-3の同点に。結局負けてしまったけれど、強豪とここまでやりあえたこと、全力を出せたことにハラは満足していました。
そんな彼を未来に連れ戻すのは、なんとフクシマ。思い返せば、高校のころ、フクシマなんていう人物はいなかったのです......! 衝撃の展開に客席からも思わず驚きの笑いが漏れました。
こうして未来に戻ったハラを待っていたのは、大学で浮いていない自分と、オオイシからの「親父が退院した」という報せ。ハラにとっていやだったはずの男だらけの生活も楽しい思い出に変わり、かつての仲間たちとの集まりを"男祭"と称し楽しむ余裕ができたのです。希望あふれるエンディングには、さわやかな気持ちにさせられました。
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最後には、ダンス選抜メンバーがステージで「落書き」を踊り、演技選抜メンバーは客席で応援。その楽しげな様子には、思わずほっこりさせられました。NSC東京24期生の、今後の活躍に期待大です!

ジャルジャル、圧巻のクオリティで全国ツアー『JARU JARU TOWER 2018』を完走! 後藤「たくさんのお客さんの前でできて幸せ」

11月4日(日)、東京・ルミネtheよしもとにて、ジャルジャル による全国ツアー『JARU JARU TOWER 2018』がファイナルを迎えました。
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2006年の初単独ライブから『ジャルってんじゃねぇよ』というタイトルで新ネタライブを開催してきたジャルジャル。昨年より『JARU JARU TOWER』にタイトルを一新して、名古屋、大阪、福岡、東京をまわる全国ツアーを開催。ファイナルとなった東京では、同月2日(金)より3日間連続で公演を行いました。

単独ライブを開催するたびに、10本前後の新ネタを披露しているジャルジャル。12ヵ月連続でDVDをリリースするなど、とにかくネタ数が多いことで知られる彼らですが、単独のタイトルを『JARU JARU TOWER』と変えてからは新ネタを作り続けることはもちろんのこと、全体の構成にも毎回、新しい工夫が。昨年の1回目となったツアーでは観客の拍手の大きさを測定して1位を発表、2回目のツアーではそれぞれのコント上の物語が行われる前に何が起こっていたのかをVTRで流すなど、コントを最大限に楽しむ仕掛けを施してきました。

今回は、オープニングコントからエンディングコントまで全12本すべてが1つのショーのように展開していく構成に。また、2人の登場人物のうち、どちらか1人が必ず舞台上に残って、幕間もその人物でい続けるだけではなく、次のコントもその人物として登場しながら、ネタとネタがリンクさせていきます。キーワードとも言うべきセリフ、またコントだからこそ順応できる設定などで細やかにコントを繋ぎながら物語性も大事にしつつ、さらにスピード感のある怒涛の掛け合いで観客の興味をぐいぐいと引き寄せながら、最後まで怒涛のコントを見せ続けました。
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その後、流されたVTRで今回の舞台裏の紹介されると、客席からは感嘆の声が。「どちらかはずっと出てTOWER」という裏タイトルが明かされると、大きな拍手が起こります。
コント衣装のまま、舞台に再び現れたジャルジャル。「いやいやぁ」と切り出した後藤は「最終日、なんとか終わりましたね。こんなにたくさんのお客さんの前でできて幸せです」と感謝。一方、福徳は「しんどかったなぁ」と素直に感想を語ります。また、YouTubeのジャルジャル公式チャンネルにて毎日1本コントをアップしていることから、後藤が「男性のお客さんが増えて、笑い声に厚みが出た」と正直に話すと、観客からドッと笑いが起こりました。
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今回の単独ライブが収録されたDVDは、来年2月13日に発売。これまでDVDのために収録用のライブを行っていましたが、単独そのものがDVDとなるのが今回が初めてとなります。
大きな拍手が起こる中、福徳が「めでたいよな。せっかくやからお祝いしたいよな?」と話すと、コント中と同じような展開に。観客がざわめくまま、公演は終了。コントの世界観そのままをリアルに体現しながら、単独ライブは幕を閉じました。


【ジャルジャル】

2018年12月11日 (火)

マルセイユ・NGK初単独ゲストにテンダラー、吉田たちの出演が決定!

1/25(金)に行われるマルセイユのNGK初単独ライブ。
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こちらの公演「TRANSITION」 にゲストが決まりました!

上方漫才大賞を見据えて、大賞と新人賞受賞経験のある2組、テンダラーと吉田たちが出演致します。

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マルセイユ本人のコメントもご紹介します。

<津田>
上方漫才大賞を見据えて、『漫才師』と誰もが尊敬する先輩方にゲストで出演して頂きます!
終演後に『漫才ってやっぱりええなぁー』と思って頂けるライブになると思います!
是非遊びに来てください!

<別府>
芸人になってコンビになって目標にしていた舞台!期待してください!


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【公演概要】
マルセイユ結成5周年NGK初単独ライブ「TRANSITION」
日時:2019年1月25日(金)18:30開場 19:00開演 20:30終演
会場:なんばグランド花月
料金:前売り2,500円/当日3,000円
出演:マルセイユ
ゲスト:テンダラー、吉田たち

【チケット情報】
一般発売日:10/28(日)10:00~
※一般はぴあ・ローソンあり Pコード:490-476 Lコード:55033 Yコード:999-010(NGK共通)


和牛・川西「先輩、家族、歳の印が僕らを慰めてくれる」!?『2018年「歳の印」捺印式』

12月11日(火)、東京・ヨシモト∞ホールにて『2018年「歳の印」捺印式』が開催され、ガリットチュウ、ジャルジャル 、和牛、チョコレートプラネットが出席しました。
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全国印章業経営者協会(略称:JS会)が、創立40周年を迎えた昨年より行なっている『歳の印』は、その年いちばん印象に残った絵柄を、ミクロレベルの彫刻を施した35ミリ角の印章にして発表するというものです。

MCを務めるタケトは「身近なハンコのことをもっと知って楽しんでもらいたいということから、印象の深かった絵柄をハンコにしていて、昨年は(上野動物園で誕生したジャイアントパンダの)シャンシャンだったんですよ」と説明しました。
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その後、今年活躍した芸人として呼び込まれたジャルジャル、和牛、チョコレートプラネット、ガリットチュウ。「小学校のときにやってた遊びをやると楽しいですね」と『M-1グランプリ2018』のファーストラウンドで披露したネタの冒頭を口にする福徳。相方・後藤は「なんで今?」とツッコみながら、「結果は残念でしたけど、全力でやりました」と報告。福徳は全力を出して、最終決戦のネタの最中に脇腹を吊らせてしまったそうです。
翌日のルミネtheよしもとでの出番では、4公演とも違うコントを披露。「コントの持ちネタが8000本あるんで」と話した福徳に続いて、後藤が「YouTubeで毎日1本ずつ、コントを公開してまして。明日は40本撮りです」と話すと、芸人たちから驚きの声が挙がります。
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タケトから「吉本芸人の中でいちばんチケットが取れない芸人」と紹介された和牛。『M-1グランプリ2018』では3年連続の2位に終わったため、「また負けて......来年どうしようかって相方と喋ってるんですけど......今年もがんばったと思うんで......」と悲壮感を漂わせながら自虐気味に呟く水田に、川西が「聞いてられへん!」とツッコむと大きな笑いが。
昨年は同式が『M-1グランプリ』の翌日だったため、タケトに「2人が暗かった」と言われた言われた和牛ですが、「今年ははつらつとしてます」と答える水田。川西は「M-1に出て、優勝を逃してハンコを捺す。ここまでが年の瀬」と『歳の印』が恒例行事になっていることを強調しつつ、「よくがんばったという括りで呼んでいただけている。先輩、家族と歳の印が僕らを慰さめてくれています」と感謝しました。
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自分たちの挨拶もせず、長田は和泉元彌さん、松尾はIKKOさんのモノマネをすぐさま披露したチョコレートプラネット。「今年はモノマネでテレビに出させていただいて、『キングオブコント2018』でも優勝して」と語る長田は、松尾に「2位!」とツッコまれるも「3位や! ほんまは3位!」と言い返します。
松尾は、IKKOさんからいただいた衣装を着用。長田はSNSと通じて和泉さんと交流しているそうで、「誕生日おめでとうございますってTwitterから(メッセージを)送ったら、ご本人さんありがとうございますって返ってきた」とまさかのエピソードを。実は長田、中学生の頃、狂言を習ったことがあるそうですが、「どうやら大蔵流らしくて、和泉さんに習いに来てくださいと言われています」と話します。さらに、TT兄弟としてもブレイクしている2人。5月に結婚した松尾は、指輪のついてない左手を差し出して写真に応じますが、長田はアピールすることが多すぎて「何を押せばいいのかわからない!」と自分たちのことなのに困惑していました。
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船越英一郎さんのモノマネ姿で登場したガリットチュウ・福島は、長田が「この人、誰ですか?」と相方・熊谷をイジると、「ちょっと僕もわからない」と返答。「いやいやいや! 本当に今年は嬉しい年でしたぁ!」と笑顔で無邪気に話す熊谷にも、「こいつが来ることによって、僕のがんばりが半減する!」と眉をひそめました。
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JS会の真子茂さん曰く、「認印は本人の名前じゃなくても構わない」そう。「ハンコのルーツは、織田信長がハンコを掘る技術者をポルトガルから呼んできたこと。江戸時代、戦国時代は名前や名字がなかったので絵柄でよかったため、武将たちは龍や虎、獅子などの動物をハンコにするのがブームとなっていたんです」と説明を受けると、後藤は「じゃあ、チンアナゴでもいいんですね?」と問いかけ。タケトに「勝手にチンアナゴにしてください!」と一蹴されます。
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JS会よりプレゼントされたのは、それぞれの似顔絵とコンビ名、そして名前の入ったまっすぐに曲がらず捺せるプロジェクタースタンプ。ハンコを光らせて何かを探し始める福島に、タケトがすかさず「船越さん、現場検証はやめてください!」とツッコむと、大きな笑いが起こりました。
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いよいよ、今年の「歳の印」捺印式に。
芸人がさまざま予想をする中、全員を代表してチョコレートプラネットが捺印。手を添える指示を受けていながら、松尾の頭をぎゅうぎゅうを押し込む長田。IKKOさんの真似をしながら「埋まっちゃうぅ~~~!」と絶叫する松尾です。
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印章に掘られていたのは、山口県周防大島で2歳児を発見したほか、被災地でボランティア活動を行なっている尾畠春夫さん。真子さんは「ハンコは長く使って大事にするものなので、その年限りのことを取り上げるのは違うんじゃないかというところから、見返りを求めずに人のためにがんばることを、日本人の心として大事なものだと考えて選びました」と説明。今でも全国各地でボランティア活動を行なっている尾畠さんの邪魔にならないように、何日でも滞在する覚悟で自宅前で帰りを待ち、尾畠さんに報告。「マスコミに出ることはしていないですが、営利目的ではないこと、また尾畠さんの気持ちを後世に残したいとお伝えしてOKをいただきました」と感謝しました。
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囲み取材で、今年がんばったことを訊かれた芸人たち。ジャルジャルは後藤が「ネタをがんばりました。M-1も決勝に行かせていただきましたし、毎日YouTubeでネタを上げるということをやっていたので、ネタをがんばったんじゃないかって思います」と答えると、福徳も「ネタをがんばったんですけど......。M-1の決勝鬼も出られましたし、毎日1本ネタを上げましたし、ネタをがんばりました」と同じ言葉を繰り返します。
「人気を維持した」と答えた水田が「僕ら、すごく人気がありまして」と続けると、「あんま......こんなん言いたないけど、どっちか言うたら人気があるんは俺やで?」と言い切る川西。「6割(が川西人気やと)わかってる上で代表して言ってるから」と弁解する水田に、ジャルジャルが「水田は20代のテンションのときがあるけど、38歳」(福徳)「おっさんやで?」(後藤)と指摘すると笑いが起こりました。
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【ガリットチュウ】【ジャルジャル】【和牛】【チョコレートプラネット】【タケト】

クロスバー直撃、ジュリエッタらが脱出目指して大奮闘!ヘンダーソンが贈るおもしろゲームイベント「ヘンダーランド」

12月10日(月)、よしもと漫才劇場にて、「ヘンダーランド」が開催されました。ヘンダーソンのふたりが主催するこのイベントは、9月に続き今回で2回目。テーマパークに遊びにきたはずが、悪の支配人、ヘンダーソン・中村によって閉じこめらてしまうというシチュエーションで、芸人たちがさまざまなゲームに挑戦していきます。

ナビゲーターを務めるのは、ヘンダーランドの副支配人ことヘンダーソン・子安。「急に寒くなりましたね」と天気の話を始め、手袋を買いに行ったときの珍事件エピソードを披露、さっそく笑いを誘います。

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「温かく、誰も傷つかない楽しいライブ」「ポカポカ温かい気持ちで帰れるように」などなど、同イベントの概要も説明したところで、クロスバー直撃、ジュリエッタ、ツートライブ、ネイビーズアフロ、ラニーノーズ、ダブルヒガシら本日の入園者が入場! 

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すると、どこからともなく中村の声が響き、舞台上のスクリーンにその姿が映し出されます。ところがメンバーたちは「誰や!」と口々に叫んでまったく話を聞かず。「誰もここから逃れることはできない!」と不敵に言い放たれても、客席に下りて練り歩くなどやりたい放題です。

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ゲームをクリアして笑いを取ることでしか脱出は不可能、ということで、まずは前回も大盛り上がりとなった「ハリウッド・Q&A・ザ・ライド」から。ジェットコースターに見立てた椅子に座り、上昇しながら質問を受け、落ちる瞬間に答えを叫ぶというゲームです。答えられなかった人は即、失格。ゲームも失敗に終わります。

一番手のクロスバー直撃・前野は「初恋の人の名前は?」ときかれ、フルネームを絶叫! クロスバー直撃・渡邊は「相方の好きなところは?」の質問に、「無垢なところ〜!」と答えます。三番手のラニーノーズ洲崎には、渡邊と真逆の質問「相方の嫌いなところは?」が。「自分が正しいと思ってるとこ〜!」という叫びには、大きな笑いが起こっていました。ほかにも「イヤだったあだ名は?」に「シュークリームちゃん!」とかわいすぎる名前を叫んだツートライブ・周平魂など、爆笑回答が続々。

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一方で、「よく行くデートスポットは?」ときかれたネイビーズアフロ・皆川が「海遊館!」とベタな答えを返すと、「ホンマか!?」と疑いの声も。仕方なくリトライしましたが、そこでも疑わしい答えを叫び、まさかの3回目へ。「中村フーさんの好きなところは?」に「タダで酒飲ませてくれるとこ〜!」と答えて、ようやくOKとなりました。その後、なぜかツートライブ・たかのりにも「よく行くデートスポット」をききたいというリクエストが飛び出し、たかのりの「緑地公園からのスーパー銭湯」というリアルな回答に絶賛の声が集まるひと幕も。

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熱戦を見守っていた中村が再びスクリーンに登場すると、舞台上ではまったく別のことで大騒ぎ。無視されてすっかりお怒りモードの中村でしたが、「皆川、ここ一年で一番スベってた」というダメ出しに「今、お互いさまです!」と反撃されるなど、ここでもやはり押され気味です。

続いては「マグネットゲーム」と題し、磁石を使ったさまざまなゲームを。ひとつめの「マグネットリンボー」では、頭に磁石付きのバンドを装着してリンボーダンスに挑戦し、5人連続でくぐり抜けられれば成功となります。「体が軟らかい」と自信を見せるダブルヒガシ・大東と、背の低さを競い合って笑わせたジュリエッタ・藤本、ネイビーズアフロ・はじり、周平魂の3人、そして趣味にカポエイラを挙げるラニーノーズ・山田が名乗りを上げました。5人ともみごとな柔軟性を発揮して、あっという間にクリア! 幸先のいいスタートです。

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「鉛玉探し」では、11人のうちひとりが磁石を持った"探し人"となり、10人中1人の鼻の穴に仕込まれた鉛玉を探し出すことに。制限時間は20秒です。1回目は、鉛玉を入れたジュリエッタ・井尻の名前をうっかり周平魂が漏らしてしまう失態のため、あっさり発見。2回目はダブルヒガシ・東が仕込みましたが、こちらも早々に見つかってしまいました。鉛玉が磁石に引っ付くときの「カチッ」という音がなぜか爆笑をさらい、メンバーたちも大喜び!

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3つ目は「1/11友達!」。11人全員が磁石付きの指サックを着用しますが、10人はS極、1人だけがN極となっています。映画『E.T.』のように指と指を近づけて、反発しあうとアウト、ぴったりくっつけば成功に。"トモダチ探し"に挑戦したのは山田。まずは相方・洲崎を選びますが、残念ながらすれ違い。大東も皆川もダメで、本来ならここで終了となるはずが、なぜか前野×たかのりが挑戦して見事トモダチに! ということは、どちらかが山田ともトモダチになれるはず...山田はたかのりを選んで4度目の挑戦をしましたが、これもあえなく反発、ひとりもトモダチを見つけられませんでした。

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「自衛隊タイムトライアル」では、元・自衛隊員の子安が選んだ「自衛隊っぽい」3項目を1分以内にクリアできればOK。「5種類のほふく前進」「チンベル腹筋(起き上がり足に挟んだベルをアゴで鳴らす)」「敬礼風船割り」の3つで、前回とはまた少し違うメニューが採用されました。

トップバッターの皆川は、ほふく前進の種類や切り替えのスピードを厳しくチェックされ、すぐさまアウトに。渡邊もあっさり間違えて脱落してしまいます。洲崎は器用にほふく前進をこなし、腹筋もクリアしましたが、最後の風船がまったく割れず。「誰にも割れないのでは」という周囲の声に応え、子安が自信満々で模範演技を行いましたが、何度やっても弾むばかりで元・自衛隊員も形なしでした。

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そろそろ終盤、出演者たちは最後のゲーム「フーぺママペットを顔で笑わせろ!」でラストチャンスに懸けます。「ヘンダーランド」のマスコットキャラ、フーペママペット(=中村)が感情を失ってしまったため、メンバーたちがお題に沿った「顔芸」で笑わせることに。台車に乗って登場したフーペママペットはなぜかすでに笑っており、始める前にクリアか!? と危ぶまれましたが、やはりゲームで笑わせないといけないようです。

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渡邊が「初めてエロ本を見たときの顔」、大東が「パチンコで10万負けたときの顔」、周平魂が「四つ葉のクローバーを見つけたときの顔」でそれぞれ渾身の「顔芸」を披露。それでも笑わないフーペママペットを、東が「有名な絵画を前にピンときてない顔」でようやく笑わせ、ぶじにヘンダーランドから脱出することができました!

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メンバーからのムチャブリで、フーペママペットが「感情を取り戻した顔」を披露し、東の感情を失わさせるというハプニングもありつつエンディングへ。

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中村は足を引っ張ったとして藤本に再度「ハリウッド・Q&A・ザ・ライド」に挑戦するよう指示しますが、椅子に座らされたのは中村! 罰ゲームとして、お題なしでフリーに叫び、イベントを締めくくることになりました。しかし、その叫びは不発に終わり、閉じていく幕の前にひとり取り残された中村。「中村フーで〜す!」の決めゼリフでなんとか乗り切り、爆笑のなか終演となりました。「ヘンダーランド」次回の開催を、どうぞお楽しみに!

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【ヘンダーソン】【クロスバー直撃】【ジュリエッタ】【ツートライブ】【ネイビーズアフロ】【ラニーノーズ】【ダブルヒガシ】


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クリスマスの神保町花月は熱い卓球芝居でポカポカに! 白坂英晃&ボーイフレンド・宮川&村田翔平インタビュー

東京・神保町花月のクリスマス公演にあたる『2.74のプリエール‐ラブ・オール!新章 -聖夜の奇跡編-』が、12月22日(土)~12月24日(月・祝)の3日間で全4回上演されます。


『ラブ・オール!』とは、2015年5月に『ラブ・オール!』が初上演され、同年11月に『ラブ・オール!2nd Season』と回を重ねた神保町花月の人気作品。
熱い試合のシーンを盛り込んだ卓球と卓球を取り巻く人間模様が描かれ、今回もフレッシュな芸人も含め、多彩な顔ぶれで卓球ドラマに臨みます。


ここでは、『ラブ・オール!』シリーズ全作の脚本・演出を務める白坂英晃(はらぺこペンギン!)さんに加え、夢と恋人を一気に失った元卓球選手の剣持スグルを演じる宮川英二(ボーイフレンド)、高校時代まで天才と呼ばれるも、大怪我を負い、大学卓球界で苦戦している西條レン演じる村田翔平の3名に、意気込みや稽古場の様子を伺いました。

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※向かって左から:白坂英晃、村田翔平、宮川英二(ボーイフレンド)


     *   *   *   *   *


――シリーズで言えば、前回から3年空いての上演となりますが、どうしてこのタイミングでの新章だったのでしょうか?


白坂 封印していたわけじゃないんですけど、また僕の中の熱が上がってくるのを待とう思っていて、そろそろウズウズしまして。


――白坂さんをウズウズさせる何かがあったんですか?


白坂 なんもないです(笑)。3年前にやった時から手応えがあるシリーズで、お客さんにも満足してもらえたし、演者も気合を入れてやった公演だったので、やるからには下手こきたくないなあというのもあったし、いいメンツが揃ったらやろうかなっていう気持ちもあったんですね。この公演に関しては、ほぼ100%、僕がキャスティングしているんですが、ちょうど宮川くんみたいなベテランの方も出てくれるし、村田のような若いけど、ちゃんとお芝居も出来る人も出てきているので、タイミング的にそのへんの融合が出来そうっていうことですね。


――タイトルの『2.74』は、「二テンナナヨン」と読めばいいのでしょうか?


白坂 そうです。卓球台の長さが2.74メートルで、"プリエール"は祈りとかの意味なので、それでだいたいことはわかっていただけるかと思いますが、卓球台があったから出会えた人たちの話ですね。

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――宮川さんは、2015年11月の『ラブ・オール!2nd Season』にも出演されていました。


宮川 オファーをいただいた時は、どの役をやるかわからなかったんですけど、脚本を読んだらこれまでの『ラブ・オール!』とのつながりがちょっとだけありつつ、また新たな役をいただいて、「あー、またあの熱い部活が帰ってくるんだなあ」って思いましたね。


――卓球を題材にしていますが、その後、実際の卓球に興味を抱いたりは?


宮川 めちゃくちゃ興味を持ちました。『2nd Season』に出演した時、チキータ(バックハンドで強烈な球を打つ技のひとつ)の使い手の役だったんですけど、動画もめちゃくちゃ見ましたね。当時初めて知って、その時も結構メジャーな技だったんですけど、今は当たり前にどの選手も使っているんですよ。
白坂 Tリーグ(日本国内のプロ卓球リーグ)が始まったり、今、日本の卓球がめっちゃ盛り上がってますよね。
宮川 張本智和選手とかどんどんニュースターが出てきましたよね。
白坂 3年前は、卓球をどこまで熱くやれるのかっていうのがあったけど、今、現実の卓球が激アツだから、俺らはもっと頑張らないと(笑)。
宮川 お芝居の中での卓球も、世界レベルになってきてますよ(笑)。

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――村田さんは、今回がシリーズ初出演ですね。


村田 はい。『ラブ・オール!』シリーズは、好評だったっていう話は、噂的に聞いていて、しかも、そのシリーズに出ている人は、軒並み売れているっていう話も聞いていたので、オファーをいただき光栄です。
白坂 その頃、村田はまだNSCにさえ入っていないんだよね。
宮川 今、芸歴何年目なの?
村田 2年目です。
宮川 2年目ーっ!? いやー、上手いっすよ。2年目の僕、ふわふわしていました。白坂さんに、「もっとこうした方がいいよ」って、いっぱい指導受けてました(笑)。
白坂 宮川くんの2、3年目くらいの時、ちょうど演出していたので、毎月一緒だったもんね。ボーイフレンド強化月間(笑)。そう比べると、村田の完成度は高いよね。

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――NSC入学以前に、役者の経験があるんですよね?


村田 ちょっとだけ舞台を...。
白坂 僕が「村田はもともと役者だから」って、すごく芝居をやっていたみたいに、在学中からいろんな人に言いふらしちゃって、ハードルあげちゃったよね(笑)。
村田 NSCの入学時、何かかまさなきゃと思って、一回しか舞台出たことないのに「ずっと役者をやってました」って嘘ついたのが、ひとり歩きしちゃいまして(笑)。
白坂 でも、基礎は出来ているし、演技は2年目じゃないですよ。役者に必要なものは、なんとなく村田は最初から持ってるので、そこは今回も、存分に使わせてもらおうかなと。なので、宮川くんと村田に大事な役をお願いしました。


――稽古は順調ですか?


白坂 まだ、稽古は3回だけなんですけど、シリアスなシーンがあったかと思えば、急に強烈なキャラクターで笑いを取らなきゃいけなかったり、忙しいんですよ(笑)。大変なんですけど、詰め込んで詰め込んで、ものにしていくしかないですね。
宮川 お客さんはジェットコースターのような感覚が味わえると思いますよ。ガンガン揺さぶられて、しまるところはギュッとしまるので、興奮して観てもらえるかと。
白坂 あと、全員で18名が出演するんですけど、全員持ち味を出していると思います。本来の持ち味を。
村田 白坂さんが、全員のことを把握しまくっていますからね(笑)。
宮川 白坂さんのすごいところは、NSCの講師でもあるので、授業をしながら、「こいつは咲くぞ」っていう人材を在学中から探しているんですよ。村田もその一人だし、他のメンバーも、そういう人たちだから、みんなかなり上手いです。
白坂 みんな目をかけていたやつらですね(笑)。

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――その中から、コンテストで優勝したり、ブレイクされた芸人もいるわけですね。


白坂 『ラブ・オール!』組は多いですね。おばたのお兄さん、レインボー、ひょっこりはん...僕が教えた中では、あのへんが一番メディアに出ていますね。ちょうど彼らが、3年前にやった時、芸歴が3年目の時かな? ヨシモト∞ホールでもちょうど頭角を現し始めたくらいの感じの年だったと思うので、時期的には今回のキャスティングと似ているんですよ。プール、まんぷくユナイテッドとか期待しちゃいますね。3年前の彼らにも、本来の持ち味はこうだよねっていう役を渡していて、今回も同じように当て書いているので、ここから開いてくれたらいいなって思います。
宮川 僕からしたらみんな後輩になっちゃいますけど、劇場でも活き活きやっているし、ネタも面白い子たちが集まっていますね。


――村田さんはコンビ解散されたばかりですが、今後はピン芸人で活動するのでしょうか?


村田 来月、再来月くらいからコンビを組んで活動したいと思っています。


――コントですか?


村田 そうですね。これまでコントしかやってこなかったので。
白坂 そりゃ絶対コントですよ。


――宮川さんのように、漫才師でもお芝居やられる方もいますよね。


白坂 漫才師でも、神保町花月で回を重ねていくと、芝居が上手になっていくんですよ。勘がいいからなんでしょうけど、宮川くんは、その中でも芝居が上手な漫才師さんですね。それはもう、それはもうな役にしています(笑)。
宮川 ホントに素晴らしい役をいただきました(笑)。

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――稽古場の雰囲気はいかがでしょうか?


宮川 めちゃくちゃいいですよ。芸人しかいないので、まあ、ずっと元気ですよ。全力で稽古をやって、自分が出ていなくても、見てますし、後輩がちゃんとやっていると気を抜けないですね。背中を見せなきゃなって思います。
村田 今回の稽古に限らないんですが、白坂さんの稽古はめちゃくちゃ楽しいんですよ。来るのが楽しみです。
宮川 普通、台本を読み進めて、芸人がアドリブを入れて、かぶせとか入ったら、だいたい2つ目くらいで、「はい、戻そうか」ってなるんですけど、白坂さんは4つくらい見逃しますね(笑)。白坂さんが言うには、「芸人を疲れさせて、自然消滅させてから、次のくだりに進める」らしいんですが。
白坂 押さえつけると余計やるから(笑)。散々やらせて、疲れたらやらなくなるので、そこからが稽古の本番です。

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――芸人を演出する上での独自の演出術ですね(笑)。他に注目すべき出演者を挙げていただけますか。


白坂 みんな注目して欲しいんですけど、『ラブ・オール!』シリーズ全部に唯一出演している光永は、今回、初めて試合に出ます。それは楽しみだし、あとは千葉ゴウ(入間国際宣言)かな。
宮川 ホントにそう!(笑) 今、僕ら自然と笑っちゃいましたけど、マジで見てください。
村田 間違いないです(笑)。
白坂 千葉ゴウを神保町花月でこう使いこなせるのは、僕だけだと思いますよ。
宮川 顔合わせの時、千葉ゴウが白坂さんに深めのお辞儀をしていましたね。「本当にありがとうございます!」って、すごく感謝していると思います。
白坂 あとワラバランスも、今回の使い方は面白いと思うんですよね。相当よく仕上がるイメージです。
宮川 千葉ゴウの相方の西田(どらやき)もいいんですよ。千葉ゴウは見ていただかないと説明できないんですけど(笑)、西田は上手いんですよ。一緒に何作かやりましたけど、こっちも気合を入れてやらないと、食われちゃうくらい。ゴールドバーグも上手いし、みんな上手いですよ。
白坂 僕の公演で使いまわしているメンバーですからね(笑)。もう、これ以上、まんぷくユナイテッドの狩野くんで遊べないかも(笑)。
村田 初めてご一緒する西村ヒロチョさんも上手いですよね。あと、ヒロチョさんとか光永さん、宮川さんもですけど、稽古中に先輩がボケると、ヘンな気分になります(笑)。


――どういうことですか?(笑)


村田 「あ、ボケてらっしゃいますね」...って(笑)。
宮川 わかるわー。僕らもシソンヌさんとか見ていて、じろうさんのボケで腹抱えて笑ってましたね。それを白坂さんが止めるみたいな(笑)。
白坂 じろうさんに限って言えば、「セリフを覚えてくれ」ってことから始まってました。「いいからセリフ覚えて!」って。


(一同爆笑)


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――最後に読者へのメッセージなど、お願いします。


宮川 はい。クリスマス公演で、卓球とクリスマス、一見合うのかなあって思うかもしれませんが、すげー合ってます。クリスマスを感じつつ、卓球の熱さも感じてください。


――ポスターには、サンタの格好をした出演者もいますが、クリスマスとお話はリンクするんですか?


宮川 それは詳しくは言えないんですけど、ポスターでひとつ謝りたいことがあるんですね。僕がセンターにいることで、ちょっとインド映画っぽくなってしまって...。
白坂 思いましたよ(笑)。後ろの奴らは黄色いユニフォーム着てるし。
村田 インド感、増してますね(笑)。


――クリスマスのデートコースとしてはどうですか?


宮川 めちゃくちゃいいですね! 笑えるし、ポカポカした気持ちで、手をつないで帰れる作品だと思います。


――村田さんからもメッセージをお願いします。


村田 もちろん笑えるし、興奮して熱くなれるし、泣けるし、いろんな感情が盛りだくさんになっていると思いますので、平成最後のクリスマスを締めくくるのにふさわしい作品だと思います。濃密で無駄なシーンがないので、絶対観に来て欲しいです。


――村田さんのファンも満足度は高いでしょうか?


村田 そうですね。最初に白坂さんから「かっこいい役にしておいたから」みたいに言われたので、かっこいいシーンしかなくて、試合のシーンもかっこいいと思いますよ。
宮川 卓球の球がないのはポイントだよね。
白坂 だからこそやれるシーンがありますからね。多分、神保町花月の芝居のなかでも、これは見なきゃいけない作品です。神保町花月のお芝居の良さは、多分、全部入ってますよ。神保町花月で一番やるべき芝居だと勝手に思っています。


――卓球ファンにもオススメでしょうか?


白坂 ぜひぜひ。映画の『ピンポン』が好きな方とか、スポーツものが好きな方とかにもオススメだし、全然興味ない人にも見て欲しいですね。


【ボーイフレンド】【宮川英二】【村田翔平】