間寛平、抱腹絶倒ライブ『寛平がまとわりつく8人』を「観に来いよ、おっさんを!!」と熱烈アピール! 2丁拳銃・川谷、シベリア文太と鼎談!!
9月23日(日)、東京・ルミネtheよしもとにて『寛平がまとわりつく8人』が開催されます。
こちらのイベントは、通常公演で行われている間寛平班のスペシャルコメディ拡大版。ボケにボケまくる寛平に、水玉れっぷう隊・ケン、2丁拳銃・川谷修士、ギンナナ・金成公信、山本吉貴、ニブンノゴ!・宮地謙典、夫婦のじかん・山西章博、国崎恵美といった7人の精鋭がツッコみまくり、シベリア文太が新たな笑いを起こすというドタバタコメディは毎回、客席がうねるほどの爆笑を起こし続けていました。
そんな人気企画が、満を持して単独イベントとして開催するということで、間寛平、川谷、シベリア文太にインタビューを敢行!
ライブの見どころを伺ったのですが、後輩たちの素晴らしさについて熱く語る寛平、その熱さに応えようと発言するも滑舌の悪さに伝わらないシベリア文太、そんな2人に鋭くツッコむ修士......と、はちゃめちゃな展開に。この鼎談を読むだけでも、このイベントの面白さは十分に伝わるはず。めいいっぱい笑いたいという方は、ぜひとも劇場へお越しください!
(左から:2丁拳銃・川谷修士/間寛平/シベリア文太)
* * * * * *
――まず、どんな経緯でこのイベントを開催することになったのかを教えていただいてもいいですか。
寛平 3年ほど、ルミネの通常公演でスペシャルコメディとしてやってたんです。
修士 間寛平班としてね。1回目からめちゃくちゃウケて、みんな、手応えをすごく感じていて。
寛平 若手たちがとにかくすごいんですよ。みんなツッコミがうまくて毎回、笑いをめちゃくちゃ取ってたんで、「もう3年目になるし、単独で1回やってみる?」って訊いたんです。そうしたら「やりたい」って言うたから、開催することになりました。最初は『寛平がまとわりつく7.5人』というタイトルで。
修士 なぜか師匠が0.5人でして。
寛平 そうそう。文太は入ってなかったんですけど、もう1人欲しいなってなったときに入ってもらって。そこから、タイトルが『~8人』となりました。こいつも腕があるから、笑いがドッカンドッカン!
シベリア文太(以下、文太) あぁ~!! 来たら、いいなぁ!
修士 いや(笑)、来たらいいなぁ、じゃないですよ。それに、ちゃんと笑い来てますって!
――(笑)。
修士 内容としては、物語のあるコメディを何本かやっていくというイベントですね。
寛平 今までルミネでは3つのお話をやってるんですけど、今回もその中からやろうかなと思ってます。1本目がスーパーで。
修士 2本目が医者、3本目がおっさんとじいさんしかいない定時制の学校。宮地が師匠と打ち合わせをして毎回、台本を書いてくれています。
――台本があるとはいえ、寛平さんや文太さんにツッコミ陣がどんどんツッコんでいくということは、遊び的なアドリブが繰り広げられるということですよね?
修士 そうです、そうです。みんな、勝手に遊び始めるんですけど、ナリ(金成)とか最強ですよ。
寛平 ええよなぁ。山本はうまいこと回してくれるし、山西のツッコミもいいよな? キレイでばーんと決まるツッコミ。いっつもいいなぁって褒めてたら、あいつもちょっと調子乗ってきたけど。
修士 ふはは! 師匠にええぞって言われたら、そりゃあ調子に乗るでしょ。
寛平 声が透き通ってて、ええツッコミです。修士もすごいんですよ。セリフをきちんと喋りながら自分なりに笑いを取っていくし、周りにもツッコむ。自分の立場と役目をまっとうしてるよな?
修士 ありがとうございます。バランサーですからね、僕は。
寛平 このライブ、うちの嫁が観に来てるんですけど、終わってから「めっちゃおもろかったわ」って毎回、言うてくれて。お笑いがものすっごい好きで、大阪にいる若手漫才師のこともめっちゃ知ってるくらい詳しいから、「あそこはこうしたほうがええんちゃう?」ってアドバイスをくれるんですよ。例えば、文太やったらよう喋られへんから「ちゃんとした専門用語を渡して喋らせるようにしたら?」とか、キャバ嬢役の国崎が地味な衣装を着てたら、「キャバ嬢らしい派手な洋服にせなあかんで」とか。で、それを宮地に伝えて変えたりもしてて。
修士 必要ですね、奥様。今後、演出家として入ってもらったらいいんちゃいます?
寛平 (笑)。その嫁がスペシャルコメディ観て「今の中堅芸人、ほんまにすごいな」って言うてた。「器用やなぁ、今の子は。あんた楽やろ?」って。
修士 いえいえ、僕らもツッコミが7人おらんと成立せぇへんなって思ってますよ。しかも、師匠は僕らに合わせてボケてくれてるというか。僕らは一生懸命、師匠に毎回食らいついてるんですけど、ツッコミそれぞれの世界観を組んで遊んでくれてるんじゃないかなって思ってます。
師匠 いやいや、ほんまに楽やで。みんな、ボケを全部、拾うてくれるし、ツッコんでくれるからすっごい気持ちいい。安心していられるよ。
文太 僕も師匠はほんまに達者やなぁって思ってました。観るのは@×○☆*△......。
寛平&修士 えっ、なんて?
文太 (笑)。寛平師匠のボケを観ていて、あんなボケできないなと思います。6000人の☆△×○*@......。
寛平 ......ん? なんて? 全然聞き取れへん!
――よしもとに所属する芸人6000人の中でも、寛平さんのようなボケ方ができる人はほかにいない、って言ってました。
寛平 ありがとう、ありがとう。誉めてくれてたんやなぁ。
修士 ふはは! ええこと言うてんのに、何人通訳がいるんですか!
文太 (大きな声で滑舌よく)袖にいる芸人がボケに爆笑するって、なかなかないことですから。
修士 同じ物語でも毎回、展開が違うし、師匠が毎回とんでもないミラクルなボケを繰り出すので、芸人みんなが袖で観てるんですよ。
文太 ほんまに毎回、ボケとツッコミの感じが違いますもんね?
修士 普通、絶対的なセリフは変えないもんですけど、師匠はどんどん変えてきますし、その面白さが通常を超えてきますからね。元々のものでも十分おもしろかったのに、さらに変えて笑いを起こせるっていうのはなかなかできることじゃないなと感心します。あと、周囲の若手をビビらせないのもすごいなと。師匠が相手やと、若手はどうしてもその存在にビビってしまいがちですけど、そういう気持ちにさせない空気感を持ってらっしゃるので、後輩がのびのびと楽しくやれる。そこは、ほんまにすごいです。
寛平 だって、俺が「ここ、ちゃんとせなあかんやないか!」って言うだけでも、みんなに戸惑いが出てくるやろ? そこから何かしらの溝ができそうというか。
修士 師匠はそういうこと、僕らには言わないですよね?
寛平 言わない。まだ20歳くらいの(この世界に)入ったばっかりの子には「こうしたほうがええで」とか「こうせんとウケへんやろ? ここが余分やんか」とか言うたほうがええかもしらんけど、このメンバーは言わんでもわかるやんか。「ここがダメやった」っていうのは感覚や頭......いろんなところで感じるから、いちいち言わんほうがええねん。
修士 ありがたいですねぇ、そう思ってもらえているのが。
――だからこそ、修士さんが言われたように、みなさんがのびのびと楽しみながらやれていると。
寛平 そうそう、それがいちばんやからね。
文太 僕は△×@☆*○+¥......。
寛平 (ぽかーんとした表情で)へぇ!? なんて?
文太 ふふっ。僕はまだ追いついてないな、もっとがんばらなあかんなって思ってしまいます。笑いも少ないんじゃないかなって思うたりして。
修士 いやいや、兄さん、めちゃめちゃウケてますやんか。
寛平 うん。今まで文太がやってきてないパターンでやってるから、めちゃくちゃ面白いで。
――川谷さんは、ツッコミとしてどんなことを感じてらっしゃいますか。
修士 いろんなツッコミが集まってるんで、勉強になります。ただねぇ、僕は毎回楽しんでるだけなんです。もちろん演じてはいますけど、自然と笑うてる。というか、笑うてまうんです。
寛平 ほんまにめっちゃ楽しいんですよ。あれ、なんなんやろうなぁ? いっつも不思議な気持ちになるわ。お客さんも一体になってくれるしな?
修士 はい、なんなんでしょうね? ひとつ言えるなら、観終わったあとにすごく幸せな気持ちになれるライブやなということ。やってる僕らはほんまに幸せで、出番が少なかったとしても苦じゃない。袖で観ていても、ほんまに楽しいし、お客さんも毎回楽しんでくれていてありがたいライブなんですよ。
寛平 文太はほかの班も出てるやんか? どう?
文太 僕は石田(靖)さんの班とほんこんさんの班に出てるんですけど、(笑いの生み出し方は)それぞれ違いますね。例えば、ほんこんさんの班は計算された笑いなんですけど、寛平さんの班は想像できないところで笑いが起こっていく感じで。
修士 即興に近い部分も多いですからね。
文太 そう、ドッカーン!っていう想像を超えてくる笑いが毎回、起きているなと思います。
寛平 この班に入って、ケンちゃんは変わったよな? それまでは自由にボケてみんなにツッコまれるような感じの笑いはあんまりしてなかったけど、たまたまみんなにツッコまれるようなことがあって。そのとき、"あ、これでええんや"って思うたんか、生き生きとボケるようになったし、みんなにツッコまれて笑いをどんどん起こすようになった。
文太 そこから、石田班でもドーンとウケを取るようになりました。
修士 金成、山本、ケンさん、山西......こんなすごいヤツらおんねんぞということを、今回のライブでもっとみなさんに知っていただきたいですね。年齢問わず、誰でも楽しめますから。
――どんな方に観に来ていただきたいですか?
修士 スペシャルコメディで観てくれたお客さんに、今回もまた観に来てもらえたら嬉しいですよね。同じ設定でも、同じ内容ではないですから。
寛平 そうやね。出てるのはみんな、おっさんやけど、10代や20代の若い子が観に来てくれたら嬉しい。そういう子らは、今テレビに出てる若い芸人を観に行くんやろうけど、来いよ!! おっさんを観に! おもろいねんから!と言いたいですね。
修士 (笑)。10代、20代のみなさん、ケンさんが吉本坂46に選ばれてアイドルになりましたから、このライブにはアイドルも出るぞ!とも言いたいです。
寛平 ほんま、若い子に来てほしいわぁ。そんで、その子らが高校を卒業して大学に行くんか行かんかして、もしよしもとに入ることになったとして、「あのとき、観に行ってたんです」とか「このメンバーに入りたかったんです」って言われたら嬉しいやろなぁ。
修士 どんな想像してるん!? そこまで飛躍するもんですか?
文太 ふふふ!
寛平 メンバーにアイドル的な子もほしいなぁ、国崎には悪いけど。
――吉本坂46の暫定センターに選ばれたスパイク・小川さんとかどうですか? スパイクさんは相方・松浦さんもメンバー入りしましたし。
寛平 入れよう! ちょっと言うといて!
修士 わっかりました。とにかく、この1回目はめちゃくちゃ大事なライブ。損はさせません! ほんまに楽しかったと思ってもらえるはずなので、ぜひ観に来ていただきたいですね。
寛平 おもろかなったり、腹が立ったりしたなら、俺の体に落書きしてもええから観に来てほしい。ライブが終わったあと、みんなでロビーに上半身裸でおるから、腹立った人は文句を書いてください。これ、書いといてな?
――では、書かせていただきますね。
寛平 俺、ロビーで絶対、待ってるから! すぐ落ちるマジックも一緒に置いとくし。
修士 え、すぐ落とすん? 書かれるのは嫌がらんのに!?
寛平 うん。鬱憤を晴らしてくれてええなと。腹立ったらやで? おもろかったら、書かんといてな!
修士 じゃあ、ペンはこちらで用意します! みなさん、ぜひお越しください!
【間寛平】【シベリア文太】【川谷修士】【2丁拳銃】