RGが平成最後の大晦日にぼんちおさむ、平和ラッパ・梅乃ハッパと「あるある」カウントダウンライブ開催! ライブの見どころをRGに直撃!
レイザーラモンRGが12月31日(月)に、カウントダウンライブ『RGがプロのミュージシャンをバックに今までの集大成的ベストな選曲で大迫力のあるあるを90分歌い続けザ・ぼんち おさむ師匠が本格的なジャズを歌ってくれる会~ギタリストはラッパ・ハッパ師匠!~』を開催します!
これまでさまざまな「あるある」の会やツアーを開催してきたRGですが、平成最後の大晦日を締めくくる「あるある」カウントダウンライブは、ぼんちおさむ、平和ラッパ・梅乃ハッパという吉本が誇る大御所たちとの共演。しかも生バンドによる演奏にのせての「あるある」が聴けるとあって、これまでにない「あるある」の世界を楽しませてくれること間違いなしです!
ほかに類を見ないカウントダウンライブに対する意気込みを伺いました。
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――これまでにない「あるある」の会になりそうですが、この内容にしようと思った理由を教えてください。
「全国的な『カウントダウンあるある』の傾向として、若手芸人や若者のバンド、いわゆる"フェス"に出がちな人たちが『夏にやったこと、カウントダウンでもう一回やるんかい!』って感じるところがあって。他の人と同じことをやってもしかたないですし。
あともうひとつ、年末のカウントダウンライブに向けて、この時期は芸人争奪戦のような状態になっているんですけど、実は吉本にはものすごい石油がまだまだ埋まっているんです。それは、師匠です。師匠がカウントダウンライブに出ることなんて、これまでなかったんじゃないかな?
平成も最後ですから、昭和・平成というふたつの元号を生き抜いてきた師匠に感謝と畏敬の念を込めて、やらせていただきます」
――いわゆる師匠と呼ばれる方々と「あるある」をやろうと思ったきっかけは?
「12月23日によしもと祇園花月でパンチみつお師匠と一緒にやるんですが、(『オウミ住宅presents RGが120分あるある歌い続け、パンチみつお師匠が120分オウミ住宅のCMを踊り続ける会』)、これを知った芸人さんからの反響がものすごかったんです。まるむし商店・東村さんも『師匠、すごい気合入ってたで!』とうれしそうに教えてくれたり。そういう反響を見て、親孝行じゃないけど、師匠たちへの恩返しになっているのかな、と感じました」
――数多くの師匠がたの中で、ぼんちおさむさん、平和ラッパ・梅乃ハッパさんに声をかけたのはなぜですか?
「おさむ師匠は、実はジャズやブルースといったブラックミュージックがめちゃくちゃお好きなんです。YouTubeでも、おさむ師匠がジャズバーみたいなところでルイ・アームストロングとか熱唱されている動画がいっぱい出てきますよ。普段も、ニューオリンズの人かな? っていうくらい、スーツの着こなしもファンキー。そういう、おさむ師匠のおしゃれな一面を皆さんに見ていただきたいなと思って。
平和ラッパ・梅乃ハッパ師匠は、実はギターのテクニックがとんでもなくスゴイ、ということを皆さんに知ってもらいたい。ジミヘン(ジミ・ヘンドリックス)ばりに頭の後ろでギターを弾いたり歯で弾いたり、しかも日本に数台しかないというギターをお持ちだと聞いてますので、関西のブルースがお好きな方や、シブい音楽ファンにはたまらないと思いますよ。
こうしたスゴイ師匠たちの技を寄席で見るだけじゃなくて、本当にでっかいホールで音楽として聴ける、これまでにない機会になると思います」
――タイトルに「集大成的ベストな選曲」とあるように、セットリストもかなりのこだわりが?
「そうですね。『あるある』は、僕が考えるベスト、80〜90年代くらいが中心になると思います。おさむ師匠には、このあいだ『曲はどうしますか?』と訊ねたとき、『この中から選んで』って6曲分の譜面を渡されました。めちゃくちゃカッコいいでしょ? 『○○(曲名)』っていう曲がやりたい」とかじゃなくて、譜面ごと。ほんまにニューオリンズのミュージシャンちゃうかな...。あと、『恋のぼんちシート』を武道館ばりに歌っていただきたいと思ってます。あの曲もめちゃくちゃカッコいい曲だから。かつて、おさむ師匠に『キャー!』と黄色い声を上げていた方々にもぜひ来ていただきたいです。ただ、急におさむ師匠の"クセ"が出て歌えなくなるかもしれませんので、そこも含めて包み込めたらと思っています」
――しかも今回は、プロのバンドの生演奏をバックに「あるある」を歌われるんですよね。
「以前、京都大学西部講堂や『音魂』で『あるある』をバンドでやらせてもらったんですが、生演奏と『あるある』ってすごく合うなと感じたんです。いつもはカラオケでやるんですけど、カラオケだとお笑いの比重が高くなりがちで。でも、生演奏だと『あるある言いたい』と歌っている時間も皆さんに音楽を楽しんでもらえるんですよね。もう、『あるある』が聴こえなくてもどうでもよくなるというか(笑)。曲とバンドの演奏がとにかくいいので、それだけでも楽しんでもらえると思います」
――『あるある』は大人気イベントですが、今回はかなり攻めた『あるある』カウントダウンライブになりそうです。
「そうなんです。実は今回は、『あるある』ファンへの問いかけでもあるんです。『あるある』は共演する人によってチケットの売れ行きに波があるし、僕としては『みんな、いったい何が好きなん!?』という思いがあるんです。みんなは『RGのあるある』が好きなのか? 『RGとその(共演する)芸人』が好きなのか? ひいては『お笑い全般』が好きなのか? と。自分のお客さんとは何なのかっていう、ふるいにかけるライブでもあるかもしれないですね」
――師匠がたとの共演となれば、お客さんの年齢層もかなり広がるのでは?
「『あるある』ファンの方々はもちろんですが、これまで大晦日は紅白歌合戦を観てしっとり過ごしていた人たちも外に連れ出したいです。今、おじいちゃん、おばあちゃんと呼ばれている、いわゆる第一次ベビーブームの方々の人数ってめちゃくちゃ多いしまだまだお元気。『京都花月、行ってたわ〜』と、若い頃に寄席に来ていた方々にも楽しんでいただきたいです。カウントダウンライブの帰りにそのまま初詣にも行っていただけますしね。これは『新規顧客層開拓イベント』といってもいいかもしれません。僕自身、細川師匠(細川たかしさん)のおかげで演歌ファンの方々など新規顧客開拓に成功しましたし、例えばさだまさしさんは60〜70代の方から絶大な人気があるから安泰なんだと思うんです。だから僕は、さだまさしさんを目指します。今回も60〜70代の方々を楽しませるエンターテインメントを作るきっかけにしたいです」
――最後に、「行きたい!」と感じた皆さんにメッセージを!
「他のカウントダウンライブとは一線を画しまくっているんですが、逆に『まだそういう、ベタなカウントダウンライブがいいですか? オレは師匠とやります!』という感じでしょうか。僕自身、吉本のレガシーである師匠に恩返ししたいし、大切にしていかないといけない時期かなという思いもあって。師匠たちがお元気なうちにいろんなことを吸収しておきたいし、皆さんにも観ていただきたい。そして、かつての劇場のように、若手から師匠までの芸をいろんな客層の方々が楽しめる、まるで喫茶店にでも行くような気持ちで気軽に劇場に来ていただいていた昔の劇場文化をもう一度盛り上げたいという思いもあります。こんな高尚な意志の元、カウントダウンライブをやる芸人、ほかにいますか? いないと思います!」
大晦日当日、サンケイホールブリーゼでは『RGがプロのミュージシャンをバックに今までの集大成的ベストな選曲で大迫力のあるあるを90分歌い続けザ・ぼんち おさむ師匠が本格的なジャズを歌ってくれる会~ギタリストはラッパ・ハッパ師匠!~』以外にも、大晦日特別イベントが盛り沢山!
大晦日はぜひサンケイホールブリーゼにお越しくださいね。
【レイザーラモンRG】