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ライブレポート

子どもたちがボールを持って駆け抜ける!『ウィルチェアーラグビー教室~車いすスポーツの楽しさを知ろう!~』レポート

10月21日(日)、新宿スポーツセンターにて『ウィルチェアーラグビー教室~車いすスポーツの楽しさを知ろう!~』が開催されました。
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『新宿区×よしもと ワクワク! スポーツ体験プロジェクト』は、新宿区民がスポーツを通じて、元気で健康的な生活を送れるよう、子どもからシニア世代まで、全世代の方々が楽しんで参加できるスポーツ体験イベントのこと。

オリンピック・パラリンピックを経験したトップアスリートなどに講師としてお越しいただき、実技指導及びスポーツの楽しみ方を学べる場を提供しています。各体験教室には、よしもとのお笑い芸人が多数参加。笑いあふれる環境にてスポーツを楽しめる内容となっています。今回のテーマはパラリンピックの正式競技に選出されているウィルチェアーラグビーです。生徒として小学生のお子さんが参加しました。

まずはMCの麒麟・田村裕、ピスタチオ(伊地知大樹、小澤慎一朗)、大西ライオンが登場します。大西は風邪気味だったそうで「どこかのタイミングで服を着たいと思います」とコメント。一方で小澤は、イベントのためにウエアを新調したと言い「(この日に)かけてまいりました!」と意気込みを語りました。
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続いて、リオパラリンピック ウィルチェアーラグビー銅メダリストの官野一彦さんと若山英史さんが登場します。お2人は銅メダルを持ってきており、実際にメダルを手にした大西や伊地知は「重い!」と興奮。官野さんはオリンピックのメダルとパラリンピックのメダルの違いについても言及。パラメダルの方には点字があったり、振ると音が鳴ることを説明してくれました。
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まだなじみの少ないウィルチェアーラグビーについて官野さんや若山さんが説明します。車いす同士でぶつかってもいい競技だそうで、その衝撃は官野さん曰く「軽自動車の衝突と同じくらいの衝撃」とのこと。出場するのは四肢に障害を持つ方々で、4人対4人で対決を行います。どちらかというとラグビーよりアメフトに近いそうで、前にボールを投げてもOKなのだとか。
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また、攻撃型と守備型で車いすの形状が異なり、守備型は前に突き出しているバンパーを使って相手の攻撃や選手の進入を食い止めるそうです。
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ボールはバレーボール5号球を基に開発されたもので掴みやすいのが特徴。ボールをパスをしたり膝の上に置いてゴールに向かい、コーンの間をすり抜けられれば1点となるそうです。このほかにも、お2人が詳しくルールを説明。官野さんと若山さんがウィルチェアーラグビーに出会ったきっかけなどが明かされ、子どもたちは真剣に話を聞いていました。
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いよいよ体験です。乗り方を説明し、子どもたちや保護者の方も実際に乗車。初めて乗る子もいれば、何度か体験したことがある子もいたようですが、それぞれ先生の言うことに従っていました。ちなみに競技用の車いすはオーダーメードだと100万円以上するものがあるそうで、官野さんのものだと160万円するとのこと。それを聞いた田村は「俺の家のクルマより高い!」と驚いていました。
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まずは車いすに慣れるため、体育館を往復。なかなか前に進まずタジタジになる生徒もいましたが、最終的にみんな上手になっていきます。ターンについて官野さんは「ゆっくりターン、急ターン、その場でのターンの3つしかない」と紹介。子ども達も練習をし、何とか乗りこなせられるようになっていきました!
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今度は学んだことを生かしてリレー対決です。一生懸命駆け抜ける様子に、周囲の人たちも力いっぱい応援します。また、スポーツ万能の大西に、官野さんが勝負を挑みます。官野さんがバックで走るというアドバンテージがあったものの、大西は追いつくことができませんでした。
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続いてこの競技の醍醐味でもある衝突を体験します。車いすで完全に守られているため、ケガをすることはありませんが、あまりの衝撃にビックリ! 子どもたちも驚いていました。実際にやってみた田村らも「安全性が高い」「ストレス発散になる」と感想を語ります。
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最後にミーティングをして試合を行いました。口頭で紹介しただけなのに、あえて車いすをぶつけて相手の選手を食い止める生徒がいたり、ディフェンスする相手をスルスルとかわし、ゴールに突き進む子がいたりと、白熱&華麗なプレーがたくさんあって大盛り上がりとなりました。先生らも「スカウトしたい!」というほど才能ある選手がたくさんいたようです。
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最後にお2人は「たくさんのスポーツに出会って自分の可能性を見つけてもらって、"楽しい"と思ったことは、どんどん挑戦してください」と応援コメントを残してイベントは終了しました。

辺り1面、緑色のYogiboにトットも大興奮!!eスポーツイベント!

10月22日(月)、道頓堀ZAZA BOXにて「Yogibo プレゼンツ トットがやりたいゲームを楽しむ90分」が行なわれました。

20181023135132-f5b361765f690bf7a4c53a2e656b82e2ecde49d2.jpg「劇場の椅子をすべてこれにしてほしい」というほど、客席はトットのスーツの色、緑色のYogiboで埋め尽くされており、公演が始まるや否や大興奮のトット。お客さまもくつろぎながらの観覧に開場時から「ほしい~」などの声が上がります。


今回トットがやりたいゲームは、ストリートファイターV アーケードエディション、ぷよぷよ、TETRiS、鉄拳7、Winning Eleven2019の5種類です。2人が対戦し、3勝した方がYogiboさんからクッションがプレゼントされるというルールです。2人ともやる気十分ですが、ゲームをあまりしたことがないという多田は「1勝したら勝ちにしてくれ!」と桑原に懇願し、多田が1勝すれば多田の勝ちにルールが変更です。

20181023135102-aa6b61bd1e42226e13ccb7447df28425139c0ab6.jpg勝つ方を予想し、正解したお客さまにもYogiboさんからハート型のクッションがプレゼントされると発表があり、お客さまも真剣に予想します。圧倒的にゲームをやったことのある桑原の支持率が高いですが、はたして勝負はどうなるのか。ハラハラドキドキの勝負の始まりです。

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第二試合はぷよぷよです。桑原の圧倒的な圧勝ですが、ここでも多田から泣きの1回が申し込まれます。客席で的確な指示を出してくれていたお客さまをアシスタントにつけ、再度桑原に挑みます。するとなんと多田の勝利!ずるいぞ!と桑原からのブーイングが。これで多田の勝利かと思いましたが、第一試合、第二試合とも初めは桑原が勝っていたので残りの3戦桑原が勝利をすれば、桑原の勝ち、とルールが再度変更です。

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あとがない桑原ですが、第三試合のWinning Eleven2019は圧倒的な力の差で勝利を収めます。桑原のパスさばきの上手さに多田は手も足も出ません。

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第四試合の鉄拳7は、2戦先取です。多田はパンダ、桑原はクマで戦います。それぞれの特性を生かした攻撃をしかけますが、桑原の勝利!

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2試合目は見取り図・盛山に似ている、という理由から多田がキャラクターを選ぶと、客席からも「盛山さんだ!」と笑いが起こります。一方桑原のキャラクターは相方・リリーに似ている女性を選び、見取り図対決です。和室が見取り図っぽいということで和室の場所での一戦になりましたが、リリーで戦う桑原が華麗な攻撃を魅せ、勝利します。

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最終対決はTETRiSです。白熱の戦いで両者一歩も譲らない戦いにお客さまも大興奮!最後まで諦めなかった桑原が勝利!緊張感から解放され、安堵の表情を見せます。

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対決は2対3で桑原の勝利!よっしゃー!と大喜びです。桑原が勝つと予想したお客さまには桑原から直接ハート型のYogiboクッションがプレゼントされました。

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白熱した5番勝負になり、お客さまからもやりたい!と声が上がるほど、大興奮の90分となりました。

【トット】

2018年10月22日 (月)

ジェラードン・西本の無茶な挑戦にネルソンズ・青山も本気の爆笑!悲鳴と歓声が交差した「ジェネレーソンズ in 沖縄 その②」

10月8日(祝)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「ジェネレーソンズ in 沖縄 その②」が開催され、大きな拍手に迎えられジェラードンとネルソンズが登場しました。
MCのネルソンズ・青山から、このライブは丸々コーナーでゲームに挑戦すると説明があり、なんと、この公演の観客数×100円が打ち上げ資金として提供されると発表されました。
ざわつく出演者たちに、3ミニッツミッション(3分間チャレンジ)で、10個のゲームが用意されており、その勝ち星により、1クリア×1,000円がプラスして提供されると知らされると、「絶対10個クリアする!何の笑いも起こさず1万円をサッともらって帰っていきますから」と真剣なネルソンズ・和田まんじゅうとジェラードン・西本に笑いが起こりました。
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最初のゲームは、3ミニッツ大喜利。お題の「魔法学校あるある」が出題されると、ジェラードン・かみちぃや西本は「うっわ~~~」とあからさまに嫌な顔をします。
西本の「マントのすそ踏みがち」や、ネルソンズ・岸健之助の「ほこりっぽい」などで順調に進んだものの、一人でたっぷり時間を使ってしまったまんじゅうにより、クリアならず。いっせいに責められたまんじゅうが「もう、みんな仲良くいこうよ~」と甘い声を出す一幕も。
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次は、3ミニッツモノボケ。3分以内に一つのモノで全員がモノボケしなければなりません。お題は黒いグローブ。なかなかOKが出ずあせりだす出演者たち。「リーゼント」「クッキンブパパ」などの力技が出る中、グローブを頭にかぶったまんじゅうが「パリコレ」と叫ぶと会場が笑いに包まれ、クリアとなりました。
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3ミニッツジェスチャーゲームでは、3分で50問正解しないといけない難関で、出題者と回答者がすばやく入れ替わる練習を入念にするなど、全員が真剣そのもの。猫、ビートたけし、サッカーなど、「いけるいける!」と全員が興奮しながら次々正答していきますが、タイムアウト。
50問どころか33問しか正答できず、「まじか!こんなんムリじゃんか!」と青山が思わず本音を叫ぶと、客席からは同情まじりの笑い声が聞かれました。
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3ミニッツ大なわとびは、2人が縄をまわし、4人が30回跳び切れたらクリア。西本と岸が縄をまわし、青山、まんじゅう、海野、かみちぃが飛びます。イーチ、ニィ、サーンと飛びますが、真ん中のまんじゅうが「待って待って、ムリ!ふくらはぎがパーンて!」と叫び倒れこむなど、なかなかクリアできません。
そのうち観客がみんなでカウントする大声が響くようになり、熱気があがってきます。29回まできたときにひっかかって失敗すると、客席の子どもたちからも大きなため息が。
飛んだ海野やかみちぃ、体力に自身のある青山も倒れこみ疲れ果てた様子でしたが、会場全体が盛り上がるゲームとなりました。
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ほかにも、3ミニッツけん玉、1人2個ずつのサーターアンダギーを食べきる3ミニッツアンダギーなどに挑戦し、けん玉をクリア、アンダギーに失敗してしまいました。
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最後に、残った時間でクリアできなかった大なわとびに再挑戦することになりました。最後にクリアして終わろうと意気込むメンバーでしたが、張り切った西本が「僕が飛びながらサーターアンダギー食べきったら、金額プラスしてくださいよ!」と無茶な提案をします。
青山もまんじゅうも「これキツイよ、大丈夫?」と心配しますが、打ち上げ資金をゲットする気まんまんの西本。
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青山と海野が縄をまわし、まんじゅう、岸、かみちぃが飛び、先頭の西本が大きなアンダギーを口に押し込んでいきます。順調に口に押し込んだ西本でしたが、他のメンバーがひっかかり、なかなか回数を飛べません。
口いっぱいにほおばりながら「ぐぅえぇう~~~」と、変な声を出す西本に、青山もかみちぃもまんじゅうも、笑いが止まらず倒れこむ始末。
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結局、なわとび30回もクリアできず、アンダギーも完食できないという結果でしたが、会場は異様な熱気と爆笑に包まれました。クリアと失敗が入り混じった打ち上げ資金ゲットの最終結果は、マイナス千円という微妙な結末に。
ですが、青山が「舞台上でこんなに笑ったの、本当に久しぶり!」というほど盛り上がり、悲鳴と歓声と爆笑でこの日の舞台の幕が降ろされました。
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【ジェラードン】【ネルソンズ】

千原兄弟、12年ぶりの単独ライブ開催!『赤いイス』ライブレポート

8月24日(金)~26日(日)の3日間、恵比寿ガーデンホールにて千原兄弟の単独ライブ 『赤いイス』が開催されました。
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千原兄弟としては、2006年に紀伊國屋サザンシアターで行われた『15弱』以来、12年ぶりの開催となる本公演。

来年の結成30周年を間近に控えて開催された今回のライブのタイトルは、もともと昔やろうとしていたライブのタイトルだったそう。残念ながらジュニアのバイク事故によりその時は頓挫してしまいましたが、12年ぶりに晴れて日の目を見ることに。

とはいえ、ネタは昔のものではなく、今現在の千原兄弟がやりたいと思う新作が披露され、テレビでおなじみの2人の、テレビでは見られないコントが満載のぜいたくなライブとなりました。

ここでは、最終日である26日の公演の模様をレポートします。

最初のコントは「ドラオケ~Dramatic Orchestra~」。部長と部下が、仕事帰りに『カラオケ館』ならぬ『ドラオケ館』に立ち寄ります。そこで繰り広げられたのは、『喧嘩』や『青春』などのテーマに沿った映像に合わせて一言セリフを言う『ドラオケ』なるもの。盛り上がり、ついつい延長をしてしまう2人なのでしたーー。
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続いては「四十九日」。殺人事件の被害者である息子の四十九日を迎えた父親(ジュニア)の元に、担当刑事(せいじ)が線香をあげにやってきます。惨殺された息子を殺した犯人が未だ捕まらないことへの不満を訴える父親の言葉を申し訳なさそうに黙ってじっと聞く刑事でしたが、そのとき突然父親の口から聞き覚えのあるジングル音とともに"ホンマでっか!?"な情報が飛び出し......。この上なくシリアスな状況とホンマでっか!?な情報のミスマッチさが爆笑をさらっていました。
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「島津美沙紀さんと脇坂莉恵さん」では、初対面の2人の主婦が、たわいもない日常生活を話題に、互いの家庭の話で盛り上がり、お互い褒めあうのですが、実はその会話はとある商品のCMに使われるためのもので......。CMディレクターが会話をプレイバックして、「ここ、いただきます!」などと言うたびに笑いが起こるコントとなりました。
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「天才外科医 一ノ瀬隼人」は、昨日ドイツから帰ってきたばかりという天才外科医・一ノ瀬隼人がさっそく難手術でその腕を振るうことになるのですが、腕は確かでも初めての手術室に勝手がわからず、壁にある大量のスイッチを前に右往左往するハメに......。
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虫(蚊)を主人公にした「昨日言うてたヤツ」では、蚊がVRを使って蚊の目線の疑似体験をするさまを見せたり、「GOLD Eight Teacher」では、金八先生のような外国人の先生(ジュニア)が卒業式にみんなに『贈る言葉』ならぬ『プレゼントワード』を贈るのですが、どのコントも映像が効果的に使われています。
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「佐々木自動車板金工業」では、大事な妹の手術の日なのに仕事を休まず車の下にもぐって作業に精を出す作業員の男(ジュニア)のところに何度も妹のことで電話がくるのですが、電話を受けた工場長(せいじ)が男を呼んでから返事をするまでの時間が異様にかかり......。なぜそんなに返事が遅いのか、その理由が明かされる場面では笑いと同時に驚きが広がっていました。
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「眼帯」「お祝いスピーチ」「区役所」「スタバ」「北村陽斗」「飛行機」「ドライブスルー」と、短編コントを連作のように立て続けに見せ、最後にオチがついて拍手喝采が起こったところで、続いてのコントは「僕たち2匹を拾ってください」。
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捨て犬2匹(ジュニア、せいじ)が「僕たち2匹を拾ってください」と書かれたダンボールに入れられているのですが、まずは捨てた飼い主に文句を言う2人。「大型犬の老犬2匹一緒に捨てれる!?」「14年一緒にいて、15年目に捨てる!?」とありえない!と激怒する2匹ですが、やはり捨てられたショックは大きいようで、通りすがりのかわいい飼い犬をディスりまくる2匹。さらに人が近づいてくると媚びてしまい......。面白くも物悲しいコントとなりました。
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最後に、最初のコントの続きに絡めて別のコントのオチをつけるという見事な構成で幕を閉じた「赤いイス」。すべてのコント終了後、ふたたび舞台に現れた2人は「今日はちょうどええ」と、1日1回の夜公演という形態に満足した様子の笑顔で登場。
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なんでも前日は1日に2回公演があったそうで、「(2本目では)せいじがコントが1本終わるたんびに、袖で『もうあかん』『もう無理や』って」とジュニアが言うと「やり方変えなあかんな。着替えとか無理やし」と、この歳で1日2回公演は無理だと力説するせいじ。このあともまだ続くせいじのグチに、たまらず「......やめてまえ!」と暴言を吐くジュニアに爆笑のお客さんでした。
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【千原兄弟】

2018年10月21日 (日)

平畠によるゼルビアおすすめポイントにサポーターから拍手! 著書『平畠啓史 Jリーグ54クラブ巡礼』出版記念トークショー

10月14日(日)、東京・町田市立陸上競技場にて開催された2018明治安田生命J2リーグ第37節 FC町田ゼルビア対大分トリニータの試合前、Z劇場にて平畠啓史が初著書『平畠啓史 Jリーグ54クラブ巡礼~ひらちゃん流 Jリーグの楽しみ方~』出版記念トークショーを行いました。

スカパー!で放送されていた『Jリーグマッチデーハイライト』『マッチデーJリーグ J2編』などJリーグに関するハイライト番組で10年以上にわたってMCを務めるのみならず、プライベートでもスタジアムへ足を運んで、各クラブの選手やサポーターなどと交流を深めてきた平畠啓史。現在は『平畠会議』(スカパー!)、『平ちゃんの「ほな行こか。」』(スカパー!)、Jリーグ公式サイトの配信番組『ひらチャンねる』に出演ほか、DAZNではJ3の試合実況も行う、芸能界屈指のJリーグ通です。
そんな平畠による初めての著書は、長年携わってきたJリーグへの愛情が詰まった1冊。J1からJ3まで各クラブで初ゴールを決めた選手の紹介、グルメやスポットを紹介した「ひらちゃんのおすすめTOP5」、各クラブそれぞれの思い出や印象的な人物などを綴ったコラムほか、巻頭では昨季、悲願のリーグ優勝を果たしたJ1・川崎フロンターレの中村憲剛選手との貴重な対談も収録。また、縁の下の力持ちともいえる全クラブのスタジアムDJのみなさんを紹介するページもあります。

この日は、13時からゼルビーランドで第1部のサイン会を行った平畠。試合2時間前にも関わらず、両クラブのサポーターの皆さんが長い列を作ってくださり、本著はあっという間に完売。終了時間が過ぎてもみなさんとのふれあいを楽しんでいた平畠は、トークショーの時間となるとZ劇場の舞台へ移動します。
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MCを務めるスタジアムDJ・和田翼さんに「いつもひっそりとスタジアムに来ていただいていますが、やっとこっちで喋っていただけます」と紹介された平畠。「町田は意外と来てるほうですよ」と言いながら、「今回、本のサイン会で来させてもらってるんですけど、Jリーグ全クラブを紹介してまして、1クラブ4ページで最初の見開きでクラブの紹介をさせてもらっていて、もう2ページにはコラムを書かせていただいています」と著書について説明します。
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「町田のこういうところを見たら面白いっていうので、永山駅を紹介しています」と紹介すると、サポーターのみなさんからは笑いと拍手が。和田さんが「さすがだな、と。鶴川駅からのアクセスではなく、永山駅をおすすめするってすごくないですか?」と呼びかけると、再び大きな拍手が起こります。さて、永山駅というキーワードでなぜ拍手と笑いが起きたのか? 真相はぜひとも本著のコラムを読んでください!
このタイミングでの著書刊行について訊かれた平畠は、「僕の中ではもうちょっと前でもよかったかなというのはありますけど、熟した頃にヨシモトブックスから声をかけていただいた」とコメント。和田さんに「熟した分、まだ書き足りないことがあるんじゃないですか?」と問われると、「書いてみて初めてわかったんですけど、まだまだ書くことはあるなと思いました」と返します。
スタジアムへ足を運んだ際には、審判の方と話す機会もあるそうで、「審判の方との面白い話とかは書けるのかなと思います。それに、けったいな写真もたくさんあるので、第2弾を出せたらいいですね」と次回作に向けて、意欲を覗かせました。
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「本の最後、スタジアムDJのページをつくって載せてくださった。あれはどうしてですか?」と嬉しそうに話す和田さんに、平畠は「マスコットのことは、サポーターのみなさんもよく知っている。同じように、スタジアムDJの方に"あぁ、いい声してるな"と思ってる人がいるかもしれないけど、みなさんの姿は見えない。そういう人たちを紹介したいなと思いました」と返答。「みなさん、クラブ愛がすごいんです。熱い想いが伝わってくる」と続けると、和田さんも「すごい熱量ですよね?」と同調。頷く平畠は「やから、前から紹介したいなと思っていたんです。この本の一覧を見て、あの声はこの人やったんか!と思ってもらえたらいいですね」と話します。
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この日の試合は、今後を占う大事な一戦(註:結果は3対2で町田の勝利)。和田さんからお気に入りの選手を訊かれた平畠が「森村(昴太)選手は誕生日が一緒なので気になってます。あと、イチオシは奥山(政幸)選手。1対1が強いですよね」と答えると、サポーターのみなさんから「おぉ!」と歓声が。「あと、いろんなところで平戸(太貴)! 平戸!って言ってますよ。あんなにキックがうまい人はいない」と絶賛すると、大きな拍手が起こります。
また、これまでで印象に残っている試合については「難しいなぁ......」と悩みながら、1999年Jリーグチャンピオンシップの清水エスパルス対ジュビロ磐田をピックアップ。「忘れられない。チャンピオンシップを同じ県のクラブがダービーをやれるって最高でしょ。東京もいくつかクラブがありますけど、そこに町田がいたから最高じゃないですか。今、チャンピオンシップはないですけど、Jリーグってええな、ダービーってすごいなと思いました」と回想しました。

書籍は完売となってしまいましたが、「普通に歩いてるときに、サインちょうだいって言われたらサインしますよ! 写真も撮りますよ!」と呼びかけた平畠。町田のサポーターのみなさんにメッセージを求められると、「今シーズン、J1昇格できないのは残念ですけど(註:今シーズン、J1昇格に必要なJ1ライセンスが取得できなかった)、町田をずっと応援されている人にとっては歴史の1つ。悔しいことも体感しておいて、さらに楽しいゼルビアになっていけばいい。これからもたくさん楽しみはあると思います。思いっきり楽しんでください!」とエールを送り、「またそのうち来ます!」と告げてトークショーを終了しました。
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その後、再びサイン会に戻った平畠。日差しが照りつける暑い中、サインを求めて待ってくださっていたサポーターの方1人ひとりに、「お待たせしてすみません!」と言いながら丁寧にサイン。プレゼントをくださる方もいて、終了後「ありがたいですねぇ」としみじみ感謝していました。
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10月28日(日)には、新潟・デンカビックスワンにて開催される2018明治安田生命J2リーグ第39節 アルビレックス新潟対FC町田ゼルビアにて、Eゲート前広場グッズ売店にて10時30分からサイン本お渡し&ツーショット撮影会を開催。また、12時30分よりEゲート前広場オレンジトラックにて、トークショーも行います。試合に来られる新潟&町田のサポーターのみなさん、またお近くにお立ち寄りの方はぜひ来場ください!


【平畠啓史】

あの人気ゲームの使い手たちが集結! eスポーツイベント『パズドラ namba.1大会』を開催!

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10月20日(土)、道頓堀ZAZA BOXでよしもとe-Sportsイベント『パズドラ namba.1大会』が開催されました。まずステージにMCの学天即とパズドラ界のカリスマユーチューバーで、今回実況解説を担当するコスケさん、よしもと若手芸人の五十嵐が登場します。五十嵐は東京からこのイベントの実況をするためにやってきたとのこと。ベスト、パーマという共通項からよじょうは「親近感がある」と笑顔です。奥田から今日のイベントについて、『パズドラ』プロゲーマーのリフレッシュ選手、スー☆選手、あっきー選手 とエントリーした参加者たちが対戦し、もしプロに勝つことができたら賞金10万円が獲得できること、複数の勝者が出た場合には山分けとなることなどが発表されました。「10万はすごい!」とよじょう。奥田も「ちょ〜どいい金額!」と絶賛です。


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そしてプロの3人がステージへ。リフレッシュ選手は、直近の大会で優勝したそうで、そのときの賞金が500万と聞き、学天即の2人はまたビックリ。スー☆選手は、実力があるのにもったいない試合が最近多いとコスケさん。ただ実力は完璧と太鼓判です。こちらは直近の大会で3位に入り、賞金が100万円だったそう。あっきー選手についてはパーティーの構築がうまい、好きですとコスケさん。本人は「勝つときは完封したい!」とコメントしました。


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そして、早速ゲームがスタートします。最初にステージに上がった挑戦者は、なんとクロスバー直撃・渡邊! パズドラ歴初日と告白し、ガチで10万狙いにいってるとコメント。くじ引きでリフレッシュ選手と対決することが決定します。余裕の表情のリフレッシュ選手を見て、奥田は「今、リフレッシュ中です」と実況、会場は笑いに包まれます。渡邊はリフレッシュ選手の手の内をさらけ出させる生け贄になると宣言、ゲームがスタートします。


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始まってすぐにリフレッシュ選手のテクニックが炸裂。渡邊とのレベルの違いがあまりにも歴然としていて、解説のコスケさん、学天即も思わず笑ってしまいます。結果は当然リフレッシュ選手の勝ち。奥田が「デモンストレーションでした」と話すと、渡邊は「仇を取ってください」と言い残し、ステージを降りました。


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続いては、緑のテープで体中をがんじがらめにして「エンシェントドラゴンナイトです」と登場したのは、クロスバー直撃・前野です。そして「宣言しておく!今からもう一度デモンストレーションを行う」と最初から負け前提のコメント、さらに「みんなでプロの充電を減らそう!」と情けない呼びかけを会場に行います。あっきー選手との対決は、もちろんあっきー選手の勝利。奥田が「ウォーミングアップになりましたか?」とあっきー選手に問いかけると「まあ、なり...まし...た」と気遣いのコメントを残してくれました。


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ここからいよいよ参加者との真剣勝負がスタート。プロが危なげなく勝ち進んでいきますが、中にはゲームを取られるシーンも。「見ごたえある!」「ナイスプレイ!」と学天即、クロスバー直撃の4人から思わず声が上がります。「10(万円)がチラついてきた」と奥田がアオリを入れ、さらに対戦が続行。コスケさんと五十嵐も、ゲームの進行を冷静に見つめながら、スキルやコンボについてなど、ポイントをわかりやすく解説してくれます。


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ゲームはなぜかリフレッシュ選手がくじ引きで大当たり。3回連続で対戦を行うなど、ほとんど出ずっぱりになります。逆にスー☆選手は、スタートから1時間経過しても、まだ対戦を行っていない状態。連戦のリフレッシュ選手が不利になるかもしれないという解説もありながら、逆にここまで出番がないスー☆選手が出てきてミスしてしまうかも、という意見もありつつ、対戦は進行していきます。


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そしてとうとうスー☆選手の出番に。が、なんと相手はプロゲーマーということで、会場は盛り上がります。プロvsプロの対決は、初の判定にもつれ込み、スー☆選手が見事勝利を収めました。プロの試合ではストレートで終わることはあまりない、判定も多いとコスケさんも解説します。ここまでプロの8連勝。次に勝利すると全勝で折り返すという戦いに挑んだのはあっきー選手です。が、挑戦者が序盤からリードを奪う展開に。中盤、あっきー選手が「耐えた」瞬間は、コスケさんからも声が上がりました。もつれた展開の勝負は...あっきー選手の勝利! コスケさんも「これまでの試合で一番(プロが)危なかった」と評しました。


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続いてプロではないもののランキングバトル上位ランカーの参加者が登場、あっきー選手と対戦し、なんと参加者が勝利!「強いです」とあっきー選手もその実力を認めました。さらに続いてもランキングバトル最強という参加者がステージに。リフレッシュ選手と対戦しますが、こちらも超激戦に。会場から何度も声が上がったその結果は、再び参加者が勝利するという波乱の結末になりました。


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ここまでプロの2敗。負けていないのはスー☆選手のみということに。まだまだ参加者の挑戦は続きます。それからも実力のある参加者たちが続々と登場。バトルは大いに盛り上がりました。最終結果はプロの16勝2敗。やはりプロの強さが際立った対戦成績となったものの、参加者の健闘も目立ったイベントは、大盛り上がりの中、終了しました。



【学天即】【クロスバー直撃】


2018年10月20日 (土)

和牛、かんこう令を守ってくれた観客に感謝!『和牛の全国ツアー「ホールでみんなで騒ごやないか! 近隣の人達に迷惑はかけんとこな2018」』ファイナルレポート

10月1日(月)、東京ドームシティホールにて、和牛による全国ツアー『ホールでみんなで騒ごやないか! 近隣の人達に迷惑はかけんとこな2018』がファイナルを迎えました。

昨年、コンビとして初となる全国ツアー『和牛がチャンピオンになるための全国ツアー!!』を開催した和牛。今年は"ライブのチケットがなかなか取れない芸人"と謳われる彼らとあって、普段よりキャパシティの大きい会場限定のホールツアーを開催。7月1日(日)の仙台・電力ホールでの公演を皮切りに、全国6カ所を巡りました。

3階まで観客いっぱいの会場。暗転になった途端、始まりへ期待を寄せる拍手が起こり、VTR中には何度も黄色い声援が。その後、舞台上に和牛2人のシルエットが現れると、大きな大きな歓声と拍手が起こります。
幕が下ろされ、割れんばかりの声援に笑顔で答える中、川西は1階のいちばん後ろに着席する水田の家族を発見。手を振ると、水田の父が立ち上がって手を振り返します。
開口一番、「目に飛び込んできたのが、(水田の)お父さんやったわ」と川西。水田曰く「本当は客席に紛れ込ませる予定やった」そうですが、諸事情からこの席に。ちなみに、水田の家族はツアー6ヵ所のうち、5ヵ所に来場したそうです。
その後は幕間のVTRを挟みながら、漫才を4本披露。これまでも水田らしい細やかな視点の光るネタは彼らの代表的な個性として知られていますが、今回披露された中には細やかさを別の角度から生かしたネタも。さらに、ここはアドリブか?と思うような、2人が笑いあって楽しんでいるネタも数多くあり、そんな2人の様を楽しむかのように客席から大きな笑いを沸き起こっていました。
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幕間のVTRでは、漫才の作中にある自作の歌をギターで弾き語りしたいという水田の夢を叶えるべく、ギターが上手いアイロンヘッド・辻井を講師に迎えて、ギターを猛特訓する様子が流されます。
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最初は戸惑いを隠せない川西でしたが、水田の熱意に押されて自身のパートを歌うことを決意。漫才終了後には、「みんなで騒ごやないか!」と呼びかけて2人が登壇。「ティッシュ配りをしているある女の子のために作りました」と紹介した水田は歌いながら、これまでの練習の成果を披露。隣で佇む川西も自身のパートを歌い上げ、さらにはティッシュペーパーを使ったパフォーマンスを見せるなどして会場を盛り上げました。
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後半はガラリと趣を変えて、対決コーナーへ。
ボールで撃ち抜いたら相手に罰ゲームを貸すことができる「ムチャ振りPK」では、「毎公演、生まれてたから」(川西)と話す「牛の誕生」を、この公演でも水田がやることに。その名の通り、生まれてきたばかりの子牛が立ち上がるまでを表現するというものですが、足をぶるぶると震わせながら立ち上がった水田に、川西は「自分で気づいてるやろ? お前、うまなってるなぁ!」と声をかけます。
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続いて、水田がボールを蹴るも、川西は顔面でセーブ! コンタクトレンズがずれてしまい、袖にはけた川西は涙を流しながら「東京公演で泣かされるとは思わんかった」と吐露。また、アレンジギャグを披露することになった川西へは、観客から「だっちゅーの」のリクエストが。膝から崩れ落ちた川西でしたが、脱臼にかけて「だっきゅーの!」とアレンジしたギャグを披露しました。
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「騒ぎすぎてるかもしれへんから今だけサイレントゲーム」は乳首と耳を洗濯バサミで挟んだ状態で、紐で結ばれた防犯ブザーを鳴らさずに取り外せたほうが勝ちというルール。それぞれ挑戦するも、鳴り響くブザーの音。「正直、いける気がせぇへんかった」と本音を告げる川西です。
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最後は「スマイル客席徒競走」。1階から3階まで、1から10までそれぞれ順番で花のレイを受け取らなければいけない2人。その最中、観客は撮影OKで、ゴール後にそれぞれが相手の写真を撮った観客を指名して、より笑っていたほうが勝ちというルールです。写真が撮れるだけではなく、客席に和牛の2人が降りてくるとあって、客席からは歓喜のざわめきが起こります。
客席へ走りだす2人を笑顔で迎える観客。川西が先にゴールしますが、観客が撮ったそれぞれの写真は水田が満面の笑み、川西はピンボケということで、結果、水田の勝利! 自らの味方をしてくれると信じて指名したお客さまに笑顔の水田の写真を出されて、「ようわかった。みんな、信用でけへん!」と悲しそうにつぶやく川西。一方、水田は勝利を喜びつつ、「赤の8番探してるとき、1800人くらいは川西を見ていた」と嘆いたのでした。
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エンディングでは、ツアーの演出について「内容について、かんこう令を強いていた」(水田)「内容が知れてしまうと楽しめませんから」(川西)と説明しつつ、協力してくださった観客に感謝。「(ツアーに来てくださったお客さん同士で感想を)やっと共有してもらえる」と笑顔を向けた川西は、「これからも応援していただけるような漫才師になっていきたいと思います。よろしくお願いします!」と挨拶し、水田ともども深く頭を下げました。
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【和牛】

2018年10月19日 (金)

完全ネタバレOKのトークライブが実現!『カメラを止めるな! 大好き芸人集合! ルミネでしか話せないカメ止めトーク』レポート

10月9日(月)、東京・ルミネtheよしもとにて『カメラを止めるな! 大好き芸人集合! ルミネでしか話せないカメ止めトーク』が開催されました。

たった2館の上映から、面白さゆえに全国展開された今年いちばんの注目映画『カメラを止めるな!』。このライブは、本作を観て虜になった芸人たちとゲストの監督&出演者による完全ネタバレのトークイベントです。

MCを務めるのは、ロバート・山本博。「今までたくさんのイベントをやられているらしいんですけど、完全にネタバレを解禁して喋るのは今回くらいらしいので、いろんなお話を伺えると思います」と説明すると、客席からが拍手が。「いつものルミネと顔ぶれが違いますね」と言ったように、本作のファンが占める客席では、10回以上の鑑賞者が多数。いちばん多いのは31回で、驚く山本は「え、31回!? 何回めがいちばん面白かった?」と訪ねていました。
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虜になった芸人として登場したのは、次長課長・河本準一、とろサーモン・村田秀亮、こがけん、銀シャリ・鰻和弘、プラス・マイナス、祇園・櫻井健一朗、ジャングルポケット、コロコロチキチキペッパーズ。
「今日の17時に観てきた」と気合い十分な河本。鰻は「僕は噂ボヤが出るくらいに観ました。シーンは思い返してるから、10回観てるのと一緒」と対抗します。また、櫻井が「僕、大阪にいるんですけど、京都で観たんです。映画が終わって帰るとき、拍手している方がいらっしゃって。それが監督のお父さまやった」と報告すると、山本は「いい話!」と感嘆します。
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「ここ3年でいちばん面白い」と言い切ったのは、コロコロチキチキペッパーズ・ナダル。「2回観ました」という相方・西野に対して、鑑賞は1回のみだそうですが、「映画に集中して観るのが苦手で、うっすらなんですけど、はっきり覚えてます」と無茶苦茶な見栄を張って、全員からツッコまれます。
「映画館が苦手」というプラス・マイナス・岩橋ですが、「引き込まれたので集中して観ることができました」とコメント。相方の兼光は初日に観たそうで、「品川庄司の品川さんに、麒麟・田村さんが面白いと聞いてたので観に行ったら、初日3公演全部満席で、観たら観たでおもしれ!ってなりました」と話しました。
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その後、上田監督、上田監督の奥様で映画監督のふくだみゆきさん、出演者で松本逢花役の秋山ゆずきさん、笠原芳子役の竹原芳子さんが登壇します。
「高校を卒業するときに、日本映画学校へ行くか、NSCに行くか悩んだ」と言う上田監督はお笑いの聖地・ルミネの舞台に立っていることに「いつもと違って緊張します。さすがに緊張してますわ!」と思いを吐露。「劇場のことは知っていたのですが、この場所にあってこんなに大きいと思ってなかった」と驚く秋山さんは、山本に「ずっとやってますよ?」とツッコまれると「こんなに広くて、お客さんも多くてすごいなと思いました」と返答します。
竹原さんはコロコロチキチキペッパーズの2人と同期のNSC大阪33期生。「映画に出てきたとき、どんぐりさんや!と思った」(ナダル)「同じクラスで一緒に授業受けてました。ピン芸人で、少年という設定でネタをやってはりました」(西野)と思い出を語るコロチキ 。3年ほど前には、西野は"さんまさんのテレビに出てるの、観たで! がんばりや!"というメールももらったそうで、竹原さんは「出てるのを観たら嬉しくてメールしてしまいました。さっきロビーで見たらクリアファイルもあって。嬉しいなって」と笑顔。「買ってくれたんですか?」と喜ぶナダルに「買おうと思ったけど置いてきた」と答えつつ、「西野くんは優しい。いい子!」と褒めました。
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最初の企画「『カメラを止めるな!』はこうして始まった!」では、さまざなエピソードが。
出演者の選考基準は"不器用な人"だったそうで、「演技がうまいより、おもろいな、撮りたいなという人を選んだ」と上田監督。竹原さんはお芝居では今まで蛾しか演じたことしかないと話したそうで、実際に披露すると、河本は「結構な蛾!」と驚きます。山越俊助役の山﨑俊太郎さんはLINEをやっておらず、図書館でしかチェックできないメールでのやりとりしかできない人なんだとか。驚きの声があがる中、上田監督は「不器用な人たちが困難を乗り越える映画をつくりたかったんです」と説明します。
日暮隆之役の濱津隆之さんは、チョコレートプラネットと同期のNSC東京12期生。山本が「昨日、月9に出てましたね?」と話すと、ふくだ監督は「全然、告知してなかったですよね」と返しました。
ワークショップでの出来事、ロケ地、大変だったシーンなど、1つひとつ丁寧に説明する上田監督。ギリギリに間に合った試写会では、本気の拍手が起こったそう。「試写会って普通、笑い声が起きたりはしないもんなんですけど、本気の拍手が起きたというか。打ち上げも12時間、4次会まで続いて、やったぞっていう感じはありました」と、手応えを感じていた様子。秋山さんも完成作を観て、あるシーンを「自分で観ていて笑っちゃいました」と回想します。
その後、先行上映で話題となり、新宿K's cinema、池袋シネマ・ロサでの2館で上映すると、さらに話題沸騰。9日現在で188万人を動員、興行収入は25億円を超えたことが告げられると、芸人たちはもちろん、客席からも大きな拍手が起こりました。
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その後、行われた「発表! 僕らの好きなシーン!」は、芸人たちによる好きなシーンをプレゼンしながら映像を実際に観て振り返る完全ネタバレ企画。客席にいた山ノ内洋役の市原洋さん、細田学役の細田学さんも飛び入り参加して、大いに盛り上がります。
1つひとつのプレゼンに客席からは拍手が起きたり、「あぁ~!」という同意の声が漏れたりとさまざまな反応が。普段、コントや漫才で物語をつくる芸人たちだけに「あそこはアドリブですか?」「あそこはこういう意味があるんじゃないか」「あのシーンに、このカットがなかったのはなぜか?」「あのシーンの演技はすごかった!」など、深く追求した質問や発言が多数飛び出します。
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そんな中、あるシーンについて身振り手振り大きく熱くプレゼンしたのは、こがけん。も、上田監督が「違います」とあっさり否定すると、芸人たちはもちろん出演者も新喜劇のように全員でずっこけ。「いろんな解釈をしてくれる人がいて、僕の考えを超えているものもある。けど、そういう考え方があってもいいと思います」と優しくフォローする上田監督。多種多様な意見が出ることに、山本は「改めて素晴らしい作品ですね!」と賛辞をおくりました。
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エンディングで、竹原さんは「楽しかったです。気づいてなかったこともあったので、観直してみます」、秋山さんは「テレビで観ていた芸人さんたちがたくさんいて、テレビを観ているみたいで楽しかったです」と感想を。市原さんは「出させていただけると思ってなかったんですが、トークでいろんなことが聞けて、本編の映像も出していただいて、もう1000円くらい(上乗せして)取ってもいいんじゃないかって(笑)それくらい価値のあるライブでした」と、細田さんは「予定じゃなく、いきなりだったんですけど、楽しかったです」と話しました。
ふくだ監督は「ネタバレのイベントは今までやってなかったんですけど、まだまだ喋れることがある。ぜひ『アメトーーク!』さんとかでやってもらいたい」と懇願。上田監督は「今度はオールナイトでイベントをやっていただきたいですね」と、第2弾の開催を展望しました。
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【次長課長】【河本準一】【ロバート】【山本博】【とろサーモン】【村田秀亮】【こがけん】【プラス・マイナス】【銀シャリ】【鰻和弘】【祇園】【櫻井健一朗】【ジャングルポケット】【コロコロチキチキペッパーズ】

珠玉の沖縄メロディーを生歌で披露!「よしもと沖縄 歌劇バラエティSHOW!」

9月24日(月・祝)、よしもと沖縄花月で「よしもと沖縄 歌劇バラエティSHOW!」が開催されました。

今回が初めての上演となるこの公演。通常行っているおきなわ新喜劇とはひと味違い、劇中のさまざまな場面でそのシーンに重なる心情を表した曲が生歌で披露され、物語を印象的に演出します。今回の演目は「『三線の花』はいつか咲く」。沖縄を題材にしたおおらかで心温まる人情歌劇です。

まずは、八重山地方の旧盆に行われる伝統行事「アンガマ」をほうふつとさせる面をつけたふたりが登場。劇中で使われる「涙そうそう」「童神」「三線の花」などの歌について、曲ができたいきさつや歌詞の背景などを紹介した後、さっそく上演が始まりました。
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物語の舞台は沖縄のとある三線店。職人気質の店主(空馬良樹)が店を切り盛りしますが、最近はなかなか客が来ず、店は閑古鳥が鳴く状態。長年地域を見てきた男(ピーチキャッスル・桃原優樹)が「この店もおじぃがいたころは繁盛していたけど...」と従業員(カシスオレンジ・仲本新)に語りかけます。
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そんな店に、関西から楽器店会長(ぼんじょるの・おりた)と社員(ぼんじょるの・大谷)がやって来ます。大金をちらつかせて店の買収を持ちかけるのですが、童顔で小柄なおりたが会長を演じるというギャップに、会場からはクスクス笑いが漏れます。
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会長と社員を追い払ったものの、三線店の将来を心配して途方に暮れる面々。そこへ、アメリカで暮らしていた店主の息子(ピーチキャッスル・真栄城将)とその妻(ハイビスカスパーティー・ちあき)が姿を見せ、物語が大きく動き出します。

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ここで登場するのが、「第1回沖縄国際映画祭オープンマイクオーディション」でグランプリに輝いた具志堅ファミリー。お父さんの哲さんが奏でる三線をバックに、お母さんのムツ子さん、娘のシオンさん、ホサナさんが抜群のハーモニーで「涙そうそう」を披露。情感たっぷりに歌い上げ、物語に華を添えます。
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物語の場面は、息子夫婦が沖縄に戻ってきた経緯へ移ります。アメリカで暮らしていたときも、息子は三線に対する熱い気持ちを秘めていました。亡き叔父(カシスオレンジ・仲村駿稀)との心のふれあいなどを通し、三線のすばらしさを再認識した息子。さまざまな修業を重ねてついに自分なりの三線を作り上げます。
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息子が心をこめて作った三線の出来栄えに驚く店主。しかし、そこへ楽器店会長と従業員が再び姿を見せます。店の存続と古き良き三線の音色を求め、店主とその家族はこの場面にどう立ち向かうのでしょうか。続きはぜひ劇場でご覧ください。
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上演後は出演者全員が舞台に姿を見せ、アフタートークを行いました。具志堅ファミリーの父、哲さんの歌のアドリブも飛び出した今回の公演。娘さんが「普段父は絶対歌わない。きょうのステージで歌ったのが初めてじゃないかな」と明かし、会場が沸くひと幕もありました。
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フィナーレでは、劇中で店主を演じた空馬良樹が客席に向け「またぜひ足を運んでほしい」と呼びかけ。初の試みとなった沖縄らしさ満載の歌劇はあたたかな雰囲気で幕を下ろしました。
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【空馬良樹】【ピーチキャッスル】【カシスオレンジ】【ハイビスカスパーティー ちあき】【ぼんじょるの】

水谷千重子キーポンシャイニング歌謡祭2018 大盛況のうちに終了いたしました!!

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水谷千重子がすごい。
いや、この人の場合、いつもすごいのだが、今年は歌手生活五十周年という節目の年でもあり、ノリに乗っている。

9月2日の名古屋国際会議場センチュリーホールを振り出しにスタートした「キーポンシャイニング歌謡祭2018」ツアーは、東京、大阪、仙台など六都市を巡り、10月16日の松山公演で千秋楽を迎えた。キャパシティが千人を超える大ホールのチケットはいずれも争奪戦で、当日の物販には長い行列ができる。
ぼくは東京と松山の公演に参戦しただけだが、「MyRevolution」からアンコールの「ら・ら・ら」まで、たっぷり3時間。その開放的な歌声と、少しもトーンダウンするところがない力強さにノックアウトされた。

東京でも松山でも、特筆すべきはコンサートの客だねの良さである。と言っても、決して「選ばれた人々」の集会ではない。むしろ、その逆なのだ。

見るからに善良な愛媛の人々が、千重子のタブローの前で写真を撮り、「千重子水」(コンサート会場のみで販売される特別な飲料水で、効能に曰く「飲めばこぶしの花が咲く」。ただし効果には個人差がある)を買い求める。
彼女のファンは広範囲に渡っている。下は20歳前後の若者から、40代、50代の中心的なファン層を挟んで、上は七十代、八十代まで。彼ら彼女らは言ってみれば普通の人たちだ。老夫婦が手を差しのべあってホールへの階段を登ったり、なれない操作で携帯の記念写真を撮ったりする姿がそこここで見受けられる。
しかし、ひとたびステージの幕が開くと、彼ら彼女らは高感度の観客に変容する。的確な笑い声とノリの良い手拍子は、ホール内の空気をあっという間にあたたかなものに変えてしまう。アンコールでは、かなりの年齢の人も立ち上がり、メロディに合わせて手を振っていた。

演劇でも、落語でも音楽でも、観客の起こす拍手、ざわめき、笑い声、そして無言のうちに交わされるステージ上とのラリーはライヴの本質的な魅力であり、それは演者と客、あるいは観客同士が精神をスパークさせることによって、かたちづくられる。

そして、いま、アーティストと観客の最も理想的な交歓を実現しているのが、水谷千重子のコンサートである。ぼくが千重子のライヴに足を運ぶ理由は、彼女の歌声だけにあるのではなく、あの幸福な空間に体を浸したい、という気持ちも大きい。そして、観客のこうした潜在的能力を引き出すのが、水谷千重子の魔法であろう。

千重子が「ライフワークにしたい」と語るキーポンシャイニング歌謡祭は一昨年に始まった。それまでにも、数え切れないほどのコンサートを開催してきたのだが、この「キーポン」では、彼女自身がチョイスしたアーティストをゲストに招き、一緒に唄うーー千重子ボキャブラリーで言うところの「ジョインする」ことが目玉になっている。

2016 年にNHK ホールで開かれた第一回のキーポンには、堀内孝雄、大友康平、根本要、松村雄基、などの人気者に加え、川中美幸が「千重子先輩のコンサートなら」と、過密なスケジュールを縫って参加。演歌界の先輩・後輩の絆の強さを感じさせるとともに、独特のグルーヴ感を持った二人のデュエット(「恋する大阪」)は聴衆を熱狂の渦に巻き込んだ。

ぼくは水谷千重子のステージを、ここ七、八年は追っかけているが、正直に言えば、このNHK ホールの歌謡祭が、すごろくの「あがり」ではないかと考えていた。公演の完成度からしても、規模からしても、もうこれ以上の段階はないのではないか、と思ったのだ。
しかし、それはキャリア五十年の大歌手の底力を甘く見るものであった。昨年、今年と続いたキーポンシャイニング歌謡祭をみて、ぼくの読みは見事に裏切られる。もちろん、良い方に、である。

数年前までの水谷千重子には、大物歌手とは言っても、J ポップを演歌調のこぶしで唄う風変わりな人、というお笑い芸人のようなイメージがあったと思う。これは、歌手としてはうますぎるトークの腕前や、自らデザインしたユニークな着物(ヨークシャテリアの柄)やマスコット(ニャントラ)の印象が見る人を惑わせていた面があるだろう。

しかし、今年のキーポンを見る限り、色物的な印象はほとんど消え去り、歌い手としてのエモーショナルな魅力、空間を包み込む歌そのものの力が増している。一言で言えば、芸が大きくなったのだ。オープニングで舞台奥の階段から登場し、ノンストップで歌い上げた「MyRevolution」と「WOMAN」は、ホールいっぱいに広がるスケールで、あっという間に観客の血流を上げる。その若々しさは、眩しいほどである。ーーよく学び成長する人は幾つになっても若い、という西洋のことわざがあったと記憶するが、そうした実例を実際に目にすることは稀であろう。

今回のキーポンには昨年にも増して、各ジャンルのアーティストが参加をした。森昌子、中村雅俊、根本要(スターダスト☆レビュー)、稲垣潤一、中山美穂、椎名恵、杉山清貴、岸谷香、香西かおり、大黒摩季 PUFFY、Kiroro、Crystal Kay、ナオト・インティライミ、一青窈、山崎育三郎と言った面々(会場によって出る人が違う)に、東京公演では、サプライズゲストとして藤あや子までが登場。演歌、ポップス、アイドル歌謡、ロックまでがごちゃまぜになった顔ぶれだが、不思議にバラバラの感じがしないのは、全体の世界が、水谷千重子によってしっかりと統合(ジョイン!)されているからである。

たとえば、中山美穂と唄った「WAKUWAKU させてよ」ひとつ取っても、それはかつてのヒット曲のなぞりではなく、千重子のビブラートと、中山美穂の唄声が混じり合うことで、ちゃんと今の歌になっている。両者の個性の引っ張り合いが、ほかにない世界を出現させているのだ。

千重子はソロのコーナーで、中森明菜メドレーを聴かせた(「飾りじゃないのよ涙は」がいい)。明菜、中山美穂、岸谷香と並べて見るとはっきりするように、全体に通底するテーマは「八十年代」である。
それも、ベストテンとトップテンと夜ヒットの80 年代、大映ドラマがフィルム撮影だった頃の八十年、深夜テレビで紹介されるミュージックビデオがオシャレだった頃の八十年代......水谷千重子自身は「80 年代は低迷期だった」とだけ言い、多くを語らない(その時期に芸能人水泳大会のポロリ要員だったという都市伝説があるが信じたくない)が、キーポンで再現される80 年代のイメージは、どれも当時のテレビの中の事物のように浮遊感があり、目には見えているのに、手に取ることはできない。その焦燥感が官能的に機能する。だから、今回ソロで聴かせた「SWEET MEMORIES」は最高に切なくて、キラキラしていた。(そして、千重子の衣装に刺繍された白銀の東京タワーも、比喩ではなくキラキラしていた)。

八十年代といえば、八公太郎が合いの手を入れて聴かせた「里波祭音頭(りばーさいおんど)」も面白かった。井上陽水の「リバーサイドホテル」の音頭化。これは大瀧詠一に聴かせたかった。二葉菖仁門下の仲間、八公太郎と倉たけしはところどころのコーナーに出演し、いつもの調子で彼らなりのエールを送った。千重子もこの二人を「しょうがないから出してやる」などと軽い扱いをするのがお約束になっているが、彼らのパートは観客をクールダウンさせる絶妙な効果がある。寄席に紙切りや曲芸がはさまるように、ほっと休憩できるのだ。

それにしても、レベルの高い観客である。井上陽水の「お元気ですか?」というセリフ(八十年代末の乗用車のCM)にもすぐに反応するし、オープニングで再現される東尋坊時代の少女の千重子にも、敏感な反応がある。もっとも、「水谷千重子50 周年」の歌謡祭に参加しようというだけで、「わかっている」人たちであることは間違いない。

三時間を超える日もあった「キーポンシャイニング歌謡祭」は、水谷千重子によって編まれたひとつのタペストリーである。そこに集めれらた人や歌は、それぞれに固有の顔を持っているが、全てを包括する水谷千重子は、それらのモチーフを組み合わせて、オリジナルな美しい文様を出現させる。

ぼくの見立てでは、しばしば「空疎な時代」であったと回顧される八十年代が、彼女の芸によって、いま現在よりもずっと豊かなかたちでよみがえっている。ぼくはそのことに感動した。

しかし、どこの世界に、豆富開きで締めくくられる歌謡祭があるだろう。水谷千重子に、ぼくたちには部分的にしか知ることができない謎めいた半世紀があったように、キーポンシャイニング歌謡祭そのものが、有りえたかもしれないもう一つの「歌謡史」にほかならない。
開幕前の「イッツ・ア・スモールワールド」から始まる、この夢の世界から現世に帰ってくるためには、厳粛な「豆富開き」の儀式が必要なのである。松山は北陸育ちの千重子にとって第二の故郷であるという。

彼女はトークで、この夏の豪雨災害に心を痛めていることを明かし、売上の一部と各会場に設置された募金箱に集まったお金を「日本赤十字社 平成30 年7 月豪雨災害義援金」および「愛媛県豪雨災害義援金」に寄付することを発表した。
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中村時広 愛媛県知事


そして千重子は、可能であるならば、またコンサートでこの地に戻ってきたいと述べた。
ぼくも観客として、再びこの地を訪れたいと思っている。
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和田尚久(放送作家)



ジョインアーティスト

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中村雅俊
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根本要(スターダスト☆レビュー)
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稲垣潤一
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中山美穂
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椎名恵
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杉山清貴
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岸谷香
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香西かおり
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大黒摩季
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PUFFY
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Kiroro
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Crystal kay
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ナオト・インティライミ
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一青窈
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山崎育三郎
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スペシャルゲスト・藤あや子


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