最新ニュースインタビューライブレポート

ライブレポート

2017年12月10日 (日)

DVD『FILL-IN~娘のバンドに親が出る~』プレミアム上映&トークイベント『内場勝則×後藤ひろひと~FILL-INを語ろう~』を開催!

20171210230956-62fb57d4996030c1bacce4bdb5cea4ae1bc7598c.jpg

12月10日(日)、演出家、劇作家、俳優の後藤ひろひと(「パコと魔法の絵本」原作」)の作・演出、内場勝則主演の舞台『FILL-IN(フィル・イン)~娘のバンドに親が出る~』のDVD発売を記念したプレミアム上映&トークイベ ントが大阪・なんば白鯨にて開催されました。この作品は、2017年7月13日(木)~23日(日)まで全15回、東京・紀伊國屋ホールにて上演された、東京で7年ぶりとなる後藤ひろひと作・演出の新作公演のDVD化です。

ある日"音楽に人生を賭けたい"と言い出し勘当した娘の事故死を知らされ、その娘が一体どんな人生を送ったのかを知ろうと考えた父親の真下幸吉(内場勝則)が、娘が所属していたガールズバンドに加入することに。かくして音楽センスが一切ない真下がドラムに挑戦。娘のため、自分のため、このバンドをデビューさせるため、"親父"が一心不乱に奮闘する、涙なしでは語れない人情ストーリーです。

今回はDVD購入者を対象とした完全招待制のプレミアムイベントで、主演・内場勝則、演出・後藤ひろひと、菊池健一(ギンナナ)が出演。DVDを鑑賞しながら、副音声のようにその場で舞台の制作秘話なども交えたトークを繰り広げました。

ストーリーテラーとして登場し、舞台全体を見守るような存在感を示している後藤、個性的な4つの役を演じ分け、場の空気を和ませた菊池、そして、娘を亡くした父親・真下幸吉を演じ、役と同じように本作で初めてドラムに挑戦し、見事な演奏と演技で魅了した内場。すべての公演が終わり、「ドラムを頑張ったご褒美に」と後藤からドラム型のカフスをプレゼントされた内場は、普段スーツを着る機会がないので、せっかくだからとカフスを着けてスーツ姿で登壇しました。

20171210225707-fde1147958d851028644e3b5d055389e0bccc44b.jpg

DVD上映前には「こうして自分の姿を見ると反省しかない」と内場。吉本新喜劇の映像を見返すこともないそうで、どこか照れくさそうにしていました。上映が始まると、冒頭に登場した菊池のメイクについて盛り上がりました。また、舞台の会場である紀伊國屋ホールは、劇場が認めた作品しか上演を許されず、演劇人でもその舞台に立つことはなかなか難しいと後藤。感心しながら聞き入っていた内場と菊池、15回も上演できた幸せを噛みしめました。

副音声のように進んでいく上映トーク。稽古場や楽屋での出演者とのエピソードでも盛り上がり、ここでしか聞けないレア情報も楽しめました。内場は標準語と関西弁を使い分ける役どころ。「この使い分けも大変でした」と振り返りました。また劇中、名演技を惜しみなく披露する内場。その姿に「『FILL-IN』に出演して、『わろてんか』に出演して、次は大河ですね!」と後藤、内場の役者としての夢を語りました。

20171210225644-e0a306c75b98031dff7949546452090ca1800463.jpg

劇中のキーパーソンとして出演したのは池野めだか。最初に登場する場面では「レジェンドがそろそろ来ますよ!」と盛り上がる3人。菊池は稽古から本番まで毎日のようにめだかと過ごした思い出を振り返ります。内場と二人のシーンでは、新喜劇のようなやり取りをしていためだか。内場によれば「DVD収録用のカメラが入ってたから、めだかさんは自分のギャグのシーンは長かったみたいです」とのこと。また、めだかと内場がエアドラムで絡むシーンを観ながら、後藤が本公演にめだかに出てほしかった理由を語ったほか、めだかから内場にドラムの真髄を教えるシーンは映画『ベスト・キッド』や『酔拳』をモチーフにしたと明かしました。「めだかさんは漫画雑誌とスティックを買ってきて、ホテルの部屋で毎日練習していました」と菊池、稽古中から人知れず努力していた様子も披露しました。

20171210225714-ae35e96d8a7d93c2a245e58e98cf53f37aa8e36d.jpg

20171210225706-20bba042dd20fe165b7047ef1d3864061035c7bb.jpg

中盤にかけてドラム演奏シーンが増えていきます。内場は舞台のため約半年間、練習を重ねました。先生に教わり、スタジオで自主練習を重ね、毎日2時間のレッスンを週3回、続けてきました。それでも「ドラムセットに座っただけで怖かった」と心境を明かします。また、練習することで徐々に上手になるため、「ドラムが下手な演技」も難しかったそう。それでも「内場さんがびくびくしている演技、よかったですね!」と後藤は絶賛でした。また、DVDのカメラワークも素晴らしいと三人。スクリーンでの鑑賞も臨場感たっぷりに楽しめ、エンドロールでは会場から拍手が沸き起こりました。

20171210225709-48ef49b37afb00cdcd765b98a18410b9ae750a4c.jpg

上映が終わり、改めて公演を振り返りました。「ここまで演技らしい演技をした舞台は初めてでした」と内場。後藤は「内場さんには『FILL IN』でドラムに挑戦してもらったので、今度はジャグリングとか新しいものに挑戦してもらいたい。なんでもできるエンターテイナーになってもらいたいですね」とさらなる期待を寄せました。

20171210225711-ca0abe8cea27febebb526ad4263a2b4eadf44a22.jpg

お客様からも直接、質問を受け付けました。中には複数回、公演を観に行かれた方もおられ、細かいシーンに対する疑問などがどんどん寄せられました。また、本作の発想源は映画『エール』にあったそうで、『エール』もぜひ見てほしいと勧めました。

20171210225705-533524a4c6219f1f52e3930b9fb9bff0aed63032.jpg

「舞台『FILL IN』で内場さんは、関西のお客様が見たことのない顔をしている。だからこそぜひ、大阪で再演したい!」と後藤、今後も展望を語りました。

【DVD概要】
タイトル:『FILL-IN~娘のバンドに親が出る~ 』
発売日:2017年10月25日(水) ※好評発売中
価格:5,000円+税  
品番:YRBN-91157
DVD1枚組/片面2層・カラー/16:9/ドルビーデジタル
発売元:よしもとアール・アンド・シー
©2017吉本興業

≪キャスト≫
内場勝則/相楽樹/松村沙友理(乃木坂46)/千菅春香/汐崎アイル/柿丸美智恵/多田野曜平/菊池健一/たくませいこ/池乃めだか/後藤ひろひと

作・演出:後藤ひろひと

≪収録内容≫
■本編
2017年7月に東京・紀伊國屋ホールにて行われる公演を収録。
■特典映像
今回の舞台「FILL-IN」で本格的なドラム演奏に挑戦する主演の内場勝則。これまで楽器演奏をしたことがない内場にとって初となる挑戦にカメラが密着。スティックを初めて握る瞬間から、次第に演奏できるように成長するまで、汗をかき、奮闘する姿を追いかけたドキュメンタリーその他、演出の後藤ひろひとから、他の出演メンバーのインタビューや舞台裏にも密着したメイキング映像をふんだんに収録。

【内場勝則】【後藤ひろひと】【ギンナナ・菊池健一】

エンディングで青空が入籍を発表! からし蓮根単独ライブ「火の国Destino」ネタの合間に舞台袖からの生中継も

12月8日(金)、よしもと漫才劇場にて、からし蓮根単独ライブ「火の国Destino」が開催されました。開演前、薄暗い舞台上には、伊織と青空の等身大パネルが。センターマイクを囲むようにたたずむ姿が照明に照らし出され、観客の皆さんの期待感をあおります。

20171210173607-50d8269eb242a115cb80db2ef82defea3ace9ee2.jpg

オープニングVTRでは、ご当地ラップ『熊本UP』に乗って大阪の街を練り歩く青空。曲が終わると同時にまぶしいライトに照らされ、中央には青空のシルエットが浮かび上がります。しかし、スタイリッシュな演出で沸かせたのもつかの間、照明がつくと等身大パネルと本物の伊織が入れ替わっており、客席は一転爆笑の渦に! ここから早くも1本目の漫才に突入します。

冒頭、ふたりは先日の『M-1グランプリ2017』敗者復活戦を話題に。会場に設置されたのぼりを見た男性に、物産展と勘違いされたエピソードなどを披露します。ネタでは「かっこよく女の人を振りたい」と言い出した伊織のため、「経験がある」という青空がどんな感じで振ったのかを実演。自転車に乗ってきた青空を呼び止め、女子役の伊織が告白することに。ところが、青空の好みだという"不思議ちゃん"になりきろうとする伊織が暴走。壁ドンへ誘い込む超絶技にも注目です。

20171210173646-21d50ff0140b4ed5af91fe99b53964917019e575.jpg

今回のライブでは、ブリッジVTRではなく、ネタ終わりのふたりを舞台袖で直撃・生中継するという趣向が。レポーターを務めるのはきんめ鯛のふたり。まずは上田が、まだ息の上がっている青空にインタビューします。先ほどのネタについて聞きつつ、青空のツッコミをいじる上田。壁ドンの再現でも笑わせました。

20171210173707-b92ae9bd3ec1d9a9cdaac979c001c19f31262dfe.jpg

2本目の漫才では、伊織が「元気がないように見られる」と悩みを告白。そこでガソリンスタンドの店員に扮し、元気な接客を練習していきます。青空は、隣に女性を乗せたドライブ中の客に。伊織は異様なフレンドリーさで青空、そして女性にも声をかけますが...。青空にキレられ、「上の人を呼べ」と要求された際の奇策にも爆笑が起こります。

20171210173734-cd286ce2d9632bcc2faa40dad6ea4fd8d5353ed9.jpg

舞台袖生中継に、こんどは伊織が登場。レポーターは真輝志です。感想を聞かれると、伊織は「人がいっぱいいました」など"らしい"回答を連発。さらに真輝志は、伊織がファンからスタバカードをプレゼントされることに憧れているものの、未だもらったことがないため、思い余って自分で購入、1万円分をチャージしたという衝撃の事実を暴露! うろたえて次のネタを説明し始める伊織でしたが、最後は「また最近チャージしました」と告白していました。

20171210173755-883e4e37e13ef2f6afc8ad89948067662bdf539e.jpg

3本目の漫才では、先ほどの"スタバカード事件"のさらなる続報も明かされつつ、恋愛ドラマにハマっている伊織が、ケンカしたまま旅立ってしまう恋人を追って、友だち役の青空とともに空港へと駆けつけるシーンをシミュレーション。ところが、川原での巨大石投げに始まり、伊織の奇行がここでも続出します。途中、なんとネタが飛ぶハプニングも!?

20171210173819-caf0ae23785c41be8c112aaf4fb7d419205ee5e5.jpg

舞台袖生中継で、真輝志からネタが飛んだことを指摘された青空は、「飛んでない」と無実を主張。「キレてないですよ」とモノマネで押し通していました。

ブリッジVTRも2本用意されており、まずは「青空がやりたいこと」として、ダークニンゲン・かんばら先生扮するかんばらゴロリと青空わくわくさんによる子ども番組を上映。子ども人気の獲得を狙います。お金がなく、髪の毛を乾かすことが出来ない紅しょうが・熊元プロレスのため、ドライヤーづくりに挑戦するふたり。紙で作ったドライヤーを使い、熊元プロレスに熱風ではなく自身の息を吹きかけます。かんばらゴロリの息のにおいに、熊元プロレス悶絶!

20171210173844-11a3a94309a3dedfd513c5829ce1dde5ac498244.jpg

4本目はコント。青空が運転する時速80kmの車にひかれた伊織ですが、なぜか「見逃してください」と懇願。「歩きスマホしたたことが親にバレる」とおびえ、大けがをしているにも関わらず、ありとあらゆる手でその場から逃げようと画策します。罪を認めたい青空と、なかったことにしたい伊織の押し問答は、やがて狂気の結末へ...。

20171210173915-7c7443fb0cec104d30982423efca6eeeca9da96f.jpg

舞台袖生中継には再び伊織が登場、上田にいじられまくります。「情報をつかんでいる」と私生活をあばかれそうになった伊織は、なんとか阻止しようと大暴れ。真輝志も乱入して暴露されてしまうと、「お母さん見に来てるのに...」と力なくつぶやきぼう然としていました。

続くVTR「伊織のやりたいこと」は、なんと「自分にドッキリを仕掛ける」という奇想天外なもの。玄関にラップをはっておく、部屋にガイコツを吊るす、階段におもちゃのゴキブリを置くなど古典的なドッキリを仕込みまくった後、いったん弁当を買いに外出。少し時間は経ったものの、さすがに自分が仕掛けたドッキリは忘れないだろう、という観客の皆さんの予想は大外れ!? 次々と罠にかかりビビりまくる伊織、一方で仕掛けたことすら忘れているドッキリも...。

20171210173940-1ed020953094c7d50e3232b1563b19dd63f7a74d.jpg

ラストを飾るのはやはり漫才。VTRの感想から入りつつ、「高校の同級生が結婚する」という話題に。しきりにうらやましがる伊織ですが、青空は「女性の扱いは難しい部分もある」と意見を。そこで「女性を上手に扱える」という伊織が夫役となり、妻役の青空と新婚生活を演じます。挙動不審すぎる伊織の行動に、青空のツッコミが鮮やかに決まると、何度も大きな笑いの波が起こっていました。

20171210174009-84439bdc9ba4ef621f4388a9bdb22861f3e5fb72.jpg

エンディングでは、伊織がサインボールを客席に投げるサービスが。

20171210174036-8836f385f071c0b65991be51dfdc3ea9cb4ee2fd.jpg

そして伊織が突然、「応援してくださっている皆さまに、ひとつご報告がありまして」と口火を。「この場をかりてご挨拶したい。2年ほどお付き合いさせていただいている彼女がいまして、その方と入籍しました!」と宣言しました。拍手と歓声が沸き起こるなか、伊織は「空が」と続け、空も「オレが!」とニッコリ。サプライズに次ぐサプライズに、客席からは大きな悲鳴も上がります。

20171210174103-8a4b3eff74e574a199a50a13d00c55bcd2bd0c50.jpg

「おめでとうございます!」ときんめ鯛も舞台へ。さっそくインタビューが始まります。青空は現在23歳で、お相手の女性は26歳。11月11日に入籍を済ませました。真輝志は「23歳でご結婚、そして単独ライブでご報告。どういうおつもりですか?」とツッコミ。さらに「からし蓮根は、彼(伊織)1本でいくんですね?」の言葉に爆笑が起こります。以前、テレビ番組で彼女の"ヒモ"であると明かしていた青空は、「ビヨンビヨンのヒモでしたが、今はガッチガチの綱です。オレはもう腹が減って死ぬことはない!」と勝利宣言(?)。この後、プロポーズしていないという青空が、なぜか伊織に向かって「まだまだ全然有名でもないし、食わしていける状況じゃないけど、頑張って幸せにするので、オレと結婚してください」とプロポーズ。伊織の天然な返しにまたまた爆笑となりました。

20171210174139-e06484d9400400a30a74336260fda735e1c31288.jpg

締めくくりに「頑張っていくんで、応援の方、よろしくお願いいたします!」と改めて挨拶した青空。ネタに加えておめでたい発表も行われたスペシャルなライブは、あたたかい拍手に包まれて幕となりました。



【からし蓮根】【杉本青空】【松本伊織】【きんめ鯛】

2017年12月 8日 (金)

『キングオブコント2017』キング・かまいたちがNSC東京で特別授業を敢行! ネタ作りに悩むNSC生へ的確なアドバイスをおくる!!

12月6日(水)、『キングオブコント2017』10代目キングのかまいたちが、NSC東京にてNSC生を相手に、特別授業を行いました。

この日、NSC東京23期生を対象に行われたのは、『キングオブコント2017』優勝のかまいたちによる特別授業。ニュースセンターでは、白熱した授業の様子をレポートします。
若手の頃からネタで評価されてきたかまいたちらしく、芸人を目指すNSC生からは質問されたのはネタづくりについてが多数。具体的な悩みや素朴な疑問に、1つひとつ丁寧に且つ的確にアドバイスしていく姿が印象的でした。

「おはようございます!」とハキハキとした挨拶で迎えられたかまいたち。挨拶を返しながら、早速、NSC生の質問に応じていきます。
緊張した空気を察知してか、「フリートークの作り方はどうされていますか?」という最初の質問に対して、「なんで言わなあかんの?」と冷たく返す山内。濱家は「言えよ! なんのために来てるん?」とすかさずツッコみます。この2人のやりとりにドッと笑いが起きると、和やかな空気が漂い始めました。
山内は「エピソードトークは、ネタレベルの作業。最初にぶち上がるのは、オチやと思ってるところで(観客が)笑わないということ」と真面目に返答。「お客さんはネタを観に来てる人なので、ちょっとしたことでは笑わないから、パンチの強い出来事をしっかりと組み立ててから話さないと、テレビではウケないんですよ」と語ります。濱家も「デビュー当時、自分ではおもろい話やと思っていても、(オチで)先輩から『ほんで?』って言われて。『いやぁ......っていう話です』って絶対になる」と自らの経験談を。「若手には1分くらいしか時間がもらえないから」と続けると、山内も「若手が喋れる時間は決まってるから、短く話すのもポイントですね」とアドバイスしました。
20171208203919-bb436991a9267543670c63ca5257e6c4159bd9a6.jpg
続いてのNSC生は、『キングオブコント2017』のリハーサルでかまいたち役を担当したというコンビ。2人のネタをそのまま全部覚えてカメラテストを行ったそうで、「あんなにウケたのは初めてでした」と話すと、かまいたちは大笑いです。
そんな彼らからの質問は「ネタの本質とあんまり関係ない部分はどう考えていますか?」という、ネタ作りに特化したもの。「賞レースとかではカチッとしたネタをやりますけど、ライブでは例えば10分のネタやったら6~7分くらいは決めておいて、3~4分はアドリブを入れている。で、それを続けていくと、関係ない部分もできていくというか」(濱家)「いろんなことを試して、良かったものを賞レース前に集めて(ネタに)入れていくという感じですね」(山内)と返答。も、濱家は「ライブに出してもらっている最初の頃はやらんほうがいいかも。お客さんにはお金を払ってもらっているので、ただダラダラと試すのは違うと思う」とプロとしての意識について付け加えました。
20171208204006-aa52ccd7579ed8f1d29115a70506a6389b658a30.jpg
20171208204004-dd9383865cc264645619e7811b4a8a680e30d4ec.jpg
ネタ作りに行き詰まったときは、「家に帰る」(山内)「ほんまにやめるねん」(濱家)と笑う2人。「長くやるのはイヤ。もうちょっと考えなあかんなってなって、20~30分経って何も出て来なかったら帰る」(山内)「何も進んでないのに、した気になるのがいちばん良くない」(濱家)と経験を踏まえてのやり方を話します。
また、ベタと言われる笑いについて意見を求められると、濱家は「授業で言われるでしょ? ベタをやりなさいって。やってたまるか!と思うでしょ?」と呼びかけ。同調するように笑うNSC生に「けど、ほんまにベタがいちばん大事。それができないと飛躍したことはできない」と指摘します。「甘い味がわからないと、辛い味がわからないのと一緒」と喩えて、濱家に「ピンと来ない。わかりやすく言えよ!」とツッコまれた山内は「まず1回、単純なネタをつくってみてください」とアドバイス。「書いてみると、"意外とベタなんちゃうやん。ベタなネタ、書かれへんやん"って気付く。ジャルジャルさんとか天竺鼠さんとかぶっ飛び系と言われてる人たちも、最初はベタなネタをやっている。ベタができてないということは、基礎ができてないのと同じ」と身近な先輩を例に挙げながら話しました。
「若手のうちに、やっておいたほうがいいことはありますか?」という質問には、「下手なネタでも今のうちにいっぱいつくったほうがいい。手見せ(授業のネタ見せ)ではつくったネタを直して披露するのではなく、ダメ出しを新ネタに活かしていったほうがいい。ネタを量産することが大事」と答えた山内。「僕らもネタをたくさんつくってなかったら、キングオブコントのチャンピオンにはなってなかったと思う」と語った濱家は、「あと可愛げも大事」と補足。「僕は若手の頃、尖ってたし、顔つきや体つきもイカついから楽屋の人気者タイプじゃなかった。でも、輪の中心になるほうがいい」という自らの経験を踏まえたリアルな助言に頷く山内は、「返しも大事。誰かがイジってくれたときに、反射的に返す練習をしておけば、順番がくると思う」と冷静に語ります。
20171208204044-f4164034a7e0d92a8418888fc38b719686ee2b00.jpg
「3分ネタのライブに出させてもらうのですが、理想のボケ数ってどれくらいですか」という生々しい質問に対して2人が勧めたのは、5~6分のネタを凝縮する手法。「2分しか保たないネタを、3分にしてもウケない。長めのネタから面白いところを抜粋して縮めるほうがいい」(山内)「どこ削ったらええねんってなるくらいのネタのほうがいい」(濱家)と語ります。
ネタづくりの際、かまいたちの2人が心がけているのは「どんなコントって聞かれたときに、説明できるもの」だそう。「"試着室でウェットスーツを着てみたけど、4時間くらい脱げてない奴"とか、"公園で告白の練習してる奴"とか、タイトルを聞いただけで面白いかどうかわかるものというか」(山内)「これだけで、僕らがどこを面白いと思っているかがわかるでしょ?」(濱家)と話すと、大きく頷くNSC生。また、「漫才の間合いが難しいし、感情がうまくのせられない」という悩みには、「僕もデビュー当時は棒読みで、感情の入れ方が下手やと言われていた」と語った濱家。「漫才は元々好きやったから、好きなツッコミ(像)が最初からあったんですよ。だから、いろんな人のネタを観るのは大事」と話しつつ、「さっき山内も言うたけど、普段から"こいつ、おもろいツッコミするな"と思われるのは大事なこと」と助言。「楽屋でハマらんときもたくさんあるけど、2発目、3発目を出すのが大事」と話すと、山内も「本番だけやれるっていうのは不可能」と普段の姿勢が大事だと諭します。
20171208204114-99deb13d2f8aaec455d5d1ed51a082f41a362b2f.jpg
20171208204113-88e94a34863e3df88fb69a02d741932623bff0a4.jpg
コンビでネタづくりを行う以上、相方との関係性は不可欠。「一緒にいる相方をうっとうしいと思ってしまう」というリアルな悩みに、「うっとうしいなと思うことはあるし、腹が立つときもある」と同調する濱家。「でも......なんちゅうんかな? 人と人やから、相方にも丁寧に接するようにしてるかな」と優しく声をかけます。
一方、「相方は友達じゃないので、友達みたいに接する必要はないですけど、今の時点でむちゃくちゃ仲が悪かったら無理ちゃうかな」と言い切った山内。続けて、「意見の食い違いはあっていい。お互い面白いと思うものを持ち寄って言い合いになるのはええけど、仲が悪くて言いたいことが言えなくなったら、ネタが面白くなくなってしまう。お互いをすごいと思っていれば、(うっとうしいという気持ちは)解消されるものだと思う」と正直な思いを。濱家も「2人の軸がどこにあるのかが大事。おもろいものを見せるために、仕事としてコンビを組んでいるということがブレてなければ大丈夫だと思います」とコンビとしての在り方を語りました。

中には「なぜお2人はコンビを組んだんですか?」という質問も。
NSC時代、ピン芸人として活動していた山内。「元々、コンビでやりたかったのに、相方ができなくて。唯一できた相方はインドネシア人と日本人のハーフで、普段は普通に話せるのになぜか漫才となると設定無視で『言うてる場合か!』しか言えなくなって。これはキツいなと思って解散したんですけど......」と回顧すると、全員大爆笑。
一方、濱家にとって山内は「6人目の相方」だったそう。「言い方は良くないですけど、NSCの頃はダメやと思ったら即切りで、手当たり次第にコンビを組んでいた。そこで、たまたまいい人に当たった感じですね」と発言。山内は「在学中は、面白いと思った人には積極的に声をかけて組んでみればいい。フィーリングが合えばそのままでいいし、そうじゃなければ解散すればいい。ためらったり、恥ずかしがったりするのはもったいないと思う」と提案します。
20171208204146-e7d3cdad8b75e9ff8b704226969297dce6418cf7.jpg
「ネタを書くときに、どう個性を出したらいいのか悩んでいます」というNSC生の声に、「いい質問ですね。難しいところですから」とニヤリとした濱家。山内は「普段の感じが出る漫才っていうのが、僕らのここ最近の目標。人間性が出る漫才がいちばん強いと思っていて、僕やったら嫌なことや腹立つことを言ったりすると(周りから)観られているので、その部分をネタで出すようにしてます。例えば、スーマラ(スーパーマラドーナ)の田中さんは普段からデリカシーがないとか『なんでわからへんねん』って言われるようなところがあって、そこを漫才でも押し出してはる。そこを出すのはむちゃくちゃ難しいけど、出せるように目指していけば他のコンビとの差は出て来ると思う」と話しつつ、「どんなネタをしてるの?」と質問。「僕が普通過ぎるので」との返答に、濱家は「"普通やねん! お前"っていうのも面白いけどね」と評しつつ、「とろサーモンの久保田さんって、顔つきとか歩き方とかで変な奴ってわかるやんか。ああいうのって素晴らしいなと思う」と具体的な例を出してアドバイスしました。

NSCでは、卒業した先輩芸人による特授業を随時、開講中。先の『M-1グランプリ2017』にて、ラストイヤーで優勝を勝ち獲ったとろサーモンによる特別授業も近日、開催予定となっています。
ニュースセンターでも掲載予定ですので、どうぞお楽しみに!

 *  *  *  *  *  *  *

吉本興業が直接運営する養成所、専門学校、来年度入学生募集中!
47都道府県説明会も年内、2018年年明けも開催いたします!
申込みは各校のホームページから!

▼芸人目指すなら!
▼裏方スタッフ、クリエイター、構成作家を目指すなら!

▼マンガ、CG&アニメ、パフォーマー、ライブスタッフの4コース設置!2018年4月入学1期生募集中!
→「あそぶガッコ」沖縄ラフ&ピース専門学校


【かまいたち】

ななまがり主催の『キモお兄さんの秋の大運動会』は笑いの地獄絵図!? ミキ、コマンダンテ、サルゴリラらの阿鼻叫喚に抱腹絶倒!!

11月28日(火)、東京・ヨシモト∞ホールにて『キモお兄さんの秋の大運動会』が開催されました。

こちらはななまがり主催のライブで、「キモお兄さん」とは森下がコント中に演じるキャラクターのこと(今回のレポートでは、森下のことをキモお兄さんという名称で書き進めます!)。
MCを担当するのは、キモお兄さん直々の指名を受けたキクチウソツカナイ。。女性のお客様が多く集まった客席を見渡し、「キモお兄さんというタイトルが付いてるのに、こんなにお客さんが!!」と驚嘆。も、ほとんどがミキとコマンダンテを観に来たお客様だと知り、「キモお兄さんはアウェイで戦うことになりましたね」と静かに呟きます。
運動会と銘打っていることもあり、ななまがり・初瀬、サルゴリラ(赤羽/児玉)、コマンダンテ(安田/石井)による茶組、キモお兄さん、ミキ(亜生/昴生)、モグライダー(ともしげさん/芝さん)による紫組に分かれて対戦。組分けの色味も、なぜか独特です。

登場早々、キモお兄さんが「お風呂の残り湯で、米炊いてます。キモお兄さんですっ!」と白目をむきながら挨拶すると、早くも騒然とします。
序盤で早速キャラを忘れて森下に戻ってしまうも、キクチに指摘されると慌ててスイッチオン。「Twitterで告知したところ、"ポロリがあるなら来ます"と言われた。ミキのポロリはさせますよ!」と高らかに宣言し、すぐさま亜生の短パンを持ち上げて食い込ませると、場内には悲鳴とどよめき、笑い声が。カオスな状況に、思わず「これは......とんでもないライブですね」と漏らす安田。昴生が甲高い声で「こんなライブ、18時半からやるな!」とツッコむと、ドッと笑いが起こりました。
20171208170514-20fcd8ae0c98add48f8305a58a373c0a9a2952f6.jpg
20171208170514-36d0ee1e8615540055c08fc701e2562849072112.jpg
準備体操後、第1試合は「口綱引き」。代表者3人がそれぞれ1対1で、綱に代わってコシのある讃岐うどんを口で引き合って、多く口に含んだほうが勝者となるルールに、「どういうこと?」(初瀬)「代表3人って多いよ!」(児玉)などのクレームが入るも、キモお兄さんは全く動じません。
20171208170603-ac322259b05c12a3078d580133e016a3a43bf78b.jpg
まずは、初瀬と亜生が対決。キモお兄さんの素手で掴まれたうどんを間近で観て、エズきが止まらない亜生。も、意を決して臨んで、見事に勝利を掴みます。
20171208170641-ed80103ae2ae57f572e43c1d37053e81453cc2f0.jpg
20171208170640-70e4698bc3ba119d6e2d7ce7ef6f2f58f34d0bd9.jpg
続いて、児玉曰くの「キモおじいさん」こと安田と芝さんが対決。潔癖性の芝さんに雑なうどんの扱いを指摘されて、「あぁ」と素直に納得するキモお兄さん。実際はキレイ好きだそうで、その事実にまたもや会場がざわめきます。この対戦は、芝さんが「キス顔上等の顔が、ストレートにキモい!」という理由でうどんを口から離したため、安田の勝利を飾りました。
20171208170717-bcded2c6bfd1e2669ba9402ef544f7a8eb48c98e.jpg
20171208170742-917bdefb405cd78f15330455ef5aaf347e8eab98.jpg
最終対戦は、キモお兄さんと石井。「こんなことなら亜生が良かった!」と地団駄を踏む石井は、土下座して対戦を拒むも、結局やることに。渋々飲んで行なわれた対戦は、石井がすべてのうどんを吸い取って、茶組が第1試合を制します!
キモお兄さんから元々「麺が吸えない」という衝撃の事実が明かされると、キクチは「最初から勝ち目がなかったじゃないっすか!」と嘆きました。
20171208170813-041fde61323fc13357ba514e2a871e20e0c66ef4.jpg
20171208170811-36ef78c2195e0a0e98a1984f3088c4326bf30ac3.jpg
第2試合は「2人1股 障害物レース」。2人で1つの白ブリーフを向き合った状態ではいて、数々の障害物を早くクリアしたほうが勝者となるルール。紫組からはともしげさん&昴生、茶組からはサルゴリラが挑戦します。
「前後になると危ないので、横歩きで」と安全を考慮するキモお兄さん。舞台からスタートし、客席の後方に設置されたニンニクを1人が口に含み、そのまま舞台へ。舞台上に吊るされた「パンツ食い競争」でパンツを口でくわえてゴールという行程ですが、ともしげさんと赤羽それぞれがニンニクを口に含んだ瞬間、「くさっ!」(昴生)「くさい!」(児玉)と悶絶。と同時に、会場にも徐々にニンニク臭が充満していきます。
20171208170846-ac207a5dd602ba6eebd97537e627443dbb3b630c.jpg
20171208170846-2afee1eac65395aacc75343cd9bea35531323247.jpg
もつれにもつれたレースは、最後のパンツ食い競争で昴生がいち早くパンツをゲットした紫組が勝利!
「クサいのはもちろんなんですけど、勝手に行こうとするともしげさんが怖かった。途中、階段のところで僕を抱えていこうとするから、やめてっ!って思った」と話す昴生。参加した昴生とサルゴリラがぐったりする中、ニコニコと1人楽しげなともしげさんは「お兄ちゃん(昴生)が面白いこと言うから、ニンニクを吹き出しちゃった」と笑いました(なお、会場に充満していたニンニク臭は2組のコメント中、キモお兄さんが消臭剤を手に、シュッシュと手際よく掃除してまわり、あっという間になくなりました)。
20171208170910-09864a4f3a3af96fa7f8a20b5e194ea5e83b8087.jpg
2試合ですでに消耗の色が激しいメンバーですが、ここで「ロシアンお弁当タイム」に突入。
キモお兄さんが用意したお弁当をこれから1つずつ食べていくのですが、その中にロシアンルーレットのようにわさび寿司的な何かが隠されているという恐怖の展開が。わさび寿司的な何かを引いてしまった人は脱落し、最後の1人に残れば本当においしいお弁当が食べられるというゲームです。
「何が隠されているかは飲み込んだあとのお楽しみっ!」と不適に笑うキモお兄さんに、出演者たちは眉間に皺を寄せて「嫌だー!」と絶叫。味はすべて美味しい食材。ですが、強烈な隠しポイントが入っているとあって、食べたあと事実を知らされる度に身悶えする挑戦者たち。運悪く勝ち上がってしまった石井は、「まだあんのぉ!?」と若干キレ気味です。
20171208170930-1ebb7b2b4875c7e0a845fadf4d3b4a29c143bf6c.jpg
20171208170931-64fca107dda40ca136d54634c8ddad4974e6d625.jpg
20171208170932-8d1fc470843c1075885c5998a61eebf289e81a55.jpg
わさび的な何かを食べた全員が悶え、吐き出し、苦しむ中、最後に残ったのはともしげさんとこのゲームのみ参加を余儀なくされたキクチ。これまで向かって左端を選んで勝ち上がってきたともしげさん、ここでも左端を選ぶも、キモお兄さんの餌食に!
最後までおいしい食材を口にして勝者となったキクチは「来年は売れるかもしれない。うわぁ~、よかった~!」と喜びつつ、ホッとした表情を浮かべました。
20171208171005-261820529dd6720385041f0f3f60e1821732790e.jpg
疲労困憊の出演者に追い討ちをかける第3試合は「エズかせ地獄」。各チームでエズきにくい代表者を決めて、エズきアイテムに耐えられたほうが勝ちというルールで、紫組からは昴生、茶組からは赤羽が代表者に選ばれます。
茶組の先攻で火ぶたを切られた同対決。昴生より前に、エヅき始めたのは攻撃していた安田。尋常じゃないほどのエヅきぶりに、会場は爆笑の渦と化します。
この対決は、紫組の勝利。悪心が止まらない昴生はに「もう......帰らせてください......。このあと、イベントもあるんですぅ......」と弱々しく呟きました。
20171208171033-870b9aa80b050142a48b1ff80ae71d328ea7d2ef.jpg
20171208171033-52d31361f64c587ffd7fb1f8471eab8f0f5fcaec.jpg
20171208171035-b7f708b8ddf92389720edf2f088c4f400b347950.jpg
最終試合は「玉転がしリレー」。両チームとも揉めに揉めまくるメンバー選びに、「かつて、こんなに真面目に話し合う場面を見せるイベントはあったでしょうか」と呟くキクチ。キモお兄さんのアドバイスもあってなんとか進められたこの対決は茶組が勝利し、2-2の引き分けに。両軍優勝という美しい(?)結果で戦いの幕を閉じました。
20171208171440-2ca282059e9452eef9b9952a12a1bd1f98d91d74.jpg
20171208171458-902326b282545cfa3e9799ae7c6184d63369742e.jpg
栄えあるMVPに選ばれたのは、各試合で笑いに絡んだ安田!
20171208171524-419ac4e0b92c9b007c89b113d5d61a6d219f1bd4.jpg
前振りでは「2万円の賞金がある」とのことでしたが、本当は「2万円相当の布団圧縮袋に、キモお兄さんと入る権利が得られた」だけ。呆気にとられる安田はキモお兄さんとともに布団圧縮袋へ入って、掃除機で空気を徐々に抜く電撃ネットーワークさんのパフォーマンス「布団圧縮袋即身仏」に挑むも、キモお兄さんが先にギブアップ。目を丸くしながら「肺活量が少なかった」と敗因を話すと、「これ......なんなんですか?」とただただ呆然とする安田。気を取り直して「ルミネで単独ライブがあるよ!」と告知するキモお兄さんに、相方・初瀬が「誰が来るかい!」と鋭くツッコみました。
20171208171556-0fb90e2a3923b4e7cdbb4254767810d36c48c0a1.jpg
20171208171552-c64dcb1039bcfb5e125a87664972ef133da15001.jpg
20171208171553-2ce7e2f18995c823cbed41a1cd1b6b45889ba3fe.jpg
20171208171555-25acb989f93bdbc47934805627f07281cd7703df.jpg
悲鳴、憤り、不満......普段のライブでは聞けない芸人たちの叫び声を響き渡らせながら、笑いの多さも圧倒的だった今回のライブ。終了後、出演者全員「疲れたけど楽しかった!」と口々に語っていたそうですが次回は......!? 開催が決まった際は、ぜひ劇場でこの混沌とした雰囲気を味わっください!



【ななまがり】【サルゴリラ】【コマンダンテ】【ミキ】【キクチウソツカナイ。】

2017年12月 6日 (水)

渾身の漫才5本と嘆きツッコミ入り長編芝居『大悟魂』で魅了! 『千鳥の大漫才2017』(11/5)レポート

『千鳥の大漫才2017』が、11月5日(日)に東京・よみうりホールと、11月10日(金)に大阪・新歌舞伎座で開催されました。

20171206193357-adbabdf3727ec511f3c3ea832b7e864a15b0a6ca.jpg


漫才にこだわった千鳥(大悟/ノブ)恒例の単独ライブは、年々動員を増やし続けており、今年はよしもとの劇場から飛び出し、史上最大キャパへと進出。
彼らの本ネタである至極の漫才5本に加え、後半は間宮祥太朗さん、中村アンさんら豪華ゲストを迎えた大悟肝いりの長編芝居『大悟魂』(だいごこん)で満員の客席を沸かせました。
ここでは、11月5日(日)の東京・よみうりホールでの模様をレポートします。


オープニングVTRに続き、大きな歓声と拍手に迎えられて登場した千鳥の2人。
「どうもみなさん、こんにちは!」と愛想よく挨拶するノブに対し、大悟は一点にだけ手を振り続け、ノブの「一人だけ。そこだけすな!」とのオープニングツッコミで最初の笑いを誘います。
会場となったよみうりホールの話題から入り、1000人以上の動員に感謝を述べるも、客席を確認すると、「しっかり高いですね」「もっと浮ついたライブをやりたいんですよ。キャーキャー言ったライブを。ハゲ頭が多いな!」と立て続けに年齢層の高さを嘆くノブ。
女子高生に挙手を求めると、3人ほどしか居なかったようですが、大悟は「増えた方じゃないですか。いい感覚してる」と納得の表情を見せます。

20171206193542-8d82b4a2d6345b91d0228b213b9b9142d50ac324.jpg

20171206193506-33b1d8e4653b3aace340feb481e105d09f9f435f.jpg


ここからは漫才を立て続けに4本披露。
バーテンダーや医者に扮する大悟が、どこまで台本でどこからアドリブかわからないボケを繰り出し、それに対するノブのシンプルかつ絶妙なツッコミで、客席の笑いを増幅させます。

20171206195134-9d2917f98bec0d72e582d1fde752ec2219d0ebfa.jpg

20171206193534-2c2fe1b80b56bd5f08446da30389f9b95436d16a.jpg

20171206193536-9a1d6acdfb2e03f35766f5bf2c4706fe3948eb17.jpg


幕間のVTRには、『芸人 千鳥を語る』と題して、千鳥と親しいダイアンが登場。
「漫才師・千鳥の魅力は?」との質問に、「大阪にいる頃から変わってないところがすごい」「千鳥さんにしか出来ないネタです」と津田がコメントすれば、西澤はロケも漫才もトークもハイレベルなことから「オールラウンドプレイヤー」「お笑い界のイチロー。全てがすごいです」と野球のイチロー選手と重ねて讃えました。


2回目の幕間にも西澤だけ登場すると、1回目と同じ質問をするスタッフに不信感を抱きはじめ、3回目の幕間には再びダイアンが揃って登場。
同じ質問を繰り返され、イラつく2人は「お客さんに嫌われますよ」「西澤をこういう風に使うな!」(津田)、「カメラちっさすぎるし、ワインレッドすぎる」「通報するからな」(西澤)とカメラに怒りをぶつけながら立ち去る姿が、爆笑を呼びました。

20171206193604-c3d4136628261e71d16da8ec012aba15d89f7ae8.jpg

20171206193553-a719ef56c6f30bd8bde95685c73f65bf57cace53.jpg


休憩を挟んでスタートしたのが、この単独ライブに向けた会議らしき様子を収めたVTR。
漫才以外の出し物を模索するなか、大悟はプライベートで親交のある志村けんさんの舞台『志村魂』(しむらこん)に触発されたことから、「『大悟魂』(だいごこん)をやろうと思って」と切り出します。
唐突とも言えるこの提案に、ノブは「無理やろ」「100年早いやろ」と難色を示しますが、大悟は「『大悟魂』をやる時が来たんじゃ。ずっとやっていく」「泣き笑い、全部したいのが『大悟魂』なんじゃ!」と懇願。

20171206193537-2eb4a9fbfd5f5108f6556db9ee4f9c7197dc45f5.jpg


VTRが明けると、ノブが幕前に一人で登場し、乗り気ではないものの、これから本当に『大悟魂』が始まることを説明。客席の最前席に座ったノブは、これから目の前で繰り広げられる『大悟魂』にマイクを通して、ツッコミながら見届けるのでした。


「元禄時代、一人の男が故郷の島を訪れ...」といったあらすじに続き、『大悟魂 島の大松 作・演出 山本大娯』とのタイトルが筆文字で映し出されると、「作家業の時はあの"娯"でいくんや」と早速ノブからのツッコミが入ります。

20171206193542-abd8bf6b4d074bc56e8954b86f60d0eb321a207c.jpg


幕が上がり、天津の2人に続き、ちょんまげに股旅衣装の姿で大悟が現れると、ノブは「ダッサ-! 古くさっ、あれが俺の相方か?」と嘆きを連発。

20171206193559-0693d58ba647e20e649e1b841d0422f371220ed0.jpg

20171206193536-7f9083940564248291719c1f46677f7101c3532a.jpg


大松(大悟)は、子分2人(天津)を連れて故郷の島に帰ってきたところだそうで、大松の母親(ネゴシックス)のもとを訪ねます。
"芝居ヤバイ芸人"でもあるネゴシックスの長ゼリフを含む、とりとめのない会話に、ノブは「おもろな!」「誰かセリフを忘れてる!」と次々フォロー(?)。

20171206193559-857ec459eb4de08126daf188b9c77dd5f322e7e2.jpg


その後は、島に住みつきだしたというぬわ吉役にアイクぬわらさん(超新塾)、大松の幼なじみのおかよ役に中村アンさんの登場で、会場からは「えーーっ!?」という悲鳴にも似た驚きの声が上がりました。


さらには島を縄張りにしようと企む悪党の親分に山里亮太(南海キャンディーズ)、その子分に青年座映画放送株式会社の高松潤さん、豊田茂さん、その用心棒役に人気俳優の間宮祥太朗さんが登場し、さらに大きな「えーーっ!?」の声が会場に轟きます。

20171206193555-ed58a2452e8e3ceb23d6c4e96f83c18d4b35483f.jpg


もちろんノブのツッコミは休むことなく、高松さん、豊田さんの2人きりのシーンには「(芝居が)しまる」「知らん二人のシーン!」と嘆き、間宮さんには「出るな出るな! 菅田将暉と映画撮っとけぇ!」「どうオファーしたんや」と心配する一幕も。


その他、ネゴシックスの「ごはん行くよ」といったなんでもないセリフにエコーがかかり、スクリーンにテロップで表示されたかと思えば、間宮さんがセリフひとことだけで斬られて死体役に徹したり、大悟がカンペを見ながら『夢芝居』を気持ちよさそうに熱唱したりと、おかしなシーンの連続で、その度にノブがツッコミを入れ、笑いに変えていきます。

20171206193552-a70e7d00663d124f863d2aea9fd3fa9cf18cf2b5.jpg

20171206193548-36e4135e954a2a2385ac290c04177ecc18db89a7.jpg


クライマックスには、江戸のお殿様だと身分を明かした大松が、白塗りで登場。

20171206193557-09e5d84186f35234329308445838d20faf3cd824.jpg


「バカ殿、丸パクリや!」とノブが会場全体の気持ちを代弁してツッコミ、大立ち回りの結果、なぜか全身真っ白の大松が仁王立ちします。
冒頭のタイトルの横に描かれていた謎の真っ白人間こそが大松という結末でしたが、ぬわ吉との2ショットに「どういうメッセージ?」「すごい白と黒人さんで」と戸惑い混じりのツッコミを入れずにはいられないノブ。

20171206193543-edf4aeac70050fc53f3e5d717cd99fd907160a31.jpg

20171206193603-b77d9e283bf6eb56fc9fa685206534892b31fccb.jpg


カーテンコール後、中村さん、間宮さん、大悟を除く出演者が再登場し、ぬわらは「日本に来てよかったです」と明かせば、木村は『水戸黄門』のうっかり八兵衛役を目指し、殺陣教室に通った経験もあることから、「楽しかったです」と満足げな表情を浮かべます。
また、豊田さんが劇中、客席の女性にプロポーズし、見事成功させたシーンで、祝福の拍手に包まれましたが、演出だったと明かされ、ノブも「プロポーズしてない、お客さんは信じちゃった(笑)」との補足説明も。


ラストは、白塗りを落としたばかりの大悟が変顔を連発する渾身の漫才で締めくくりました。

20171206193549-03c2ed576b8fd40cf373c3c4f8c505dca04e9633.jpg


全ての演目をやり遂げた千鳥がステージに再登場。
ノブからの「最後の漫才は何?(笑)」との質問に、大悟は「面白い顔一発、これだけで漫才1本作ってみたい」「原点に戻ってみた」との狙いを吐露します。


そして気になる『大悟魂』については、大悟が志村けんさんに許諾をお願いしたところ、「全然やりやりー」と快諾を得て、それどころか観劇もしようとしていたとか。
ところが、公演日時を2時間早く伝えてしまい、大悟は「志村さん、今着いたかもしれん(笑)」と笑いながら危惧しました。

20171206193548-dd903fe67f9824aa9b0a2b74cb8667b35569addf.jpg


最後は、ノブが改めて来場者に感謝を述べ、「来年もやりますし、定期的にトークライブとかやってますので、またみなさん遊びに来てください」とメッセージを送り、万雷の拍手に包まれながら終演を迎えました。

20171206193533-35cda3b2103830d494b920c7aa3c76273538a342.jpg


【千鳥】【天津】【ネゴシックス】【ダイアン】【南海キャンディーズ】【山里亮太】

2017年12月 5日 (火)

『M-1』予選敗退7組のネタを笑い飯・哲夫が分析! 『渋谷漫才大学~教授・笑い飯哲夫編~』レポート

11月27日(月)、東京・ヨシモト∞ホールにて、『渋谷漫才大学~教授・笑い飯哲夫編~』が開催されました。

20171205211215-f838403d48b09acab616bec5c3d58ea1388b896b.jpg


タイトル通り、賞レースの覇者やファイナリスト経験者が教授として訪れ、受講生となる若手漫才師の漫才を観て、指導してもらうという趣旨のライブ。
2回目となる今回は、『M-1グランプリ2010』王者の笑い飯・哲夫を教授に迎えました。


開演すると、まずはMCを務める竹内健人が、これから出てくる若手漫才師は『M-1』の予選で通過できなかった時のネタを披露するといった内容を説明。
そして哲夫が登壇すると「ミルククラウン?」と竹内が以前組んでいたコンビ名を連呼し、竹内を困らせます。

20171205211307-97070333d3e42dfc853327c4f880111c5877cf7e.jpg


その後、哲夫は『M-1』での輝かしい実績を自慢げに語り、「でもレギュラー番組、奈良テレビだけ!」とボヤいてから、客席の最後列から若手の漫才を見届けることに。


今回漫才を披露したのは、井下好井、TEAM BANANA、タモンズ、ナイチンゲールダンス、バニラボックス、ゆったり感、田畑藤本の計7組(出演順)。

20171205211300-a1b35f0a562834afe5b4f90dbd4215b122969a6b.jpg

20171205211259-a32a1f94173693ffd17bb83b15911d09aa8b987f.jpg

20171205211255-6f6ab61f3014b99c1eba7a536aafe0882d1e4643.jpg

20171205211307-fc31a132873ea9c6508f8d56f3cf0b52797bb393.jpg

20171205211304-43c731c89a0436cb70a1dbf9593f79277e5642a3.jpg

20171205211304-d0fd4313548fff45ec2b5ebf74296465b7640803.jpg

20171205211304-e40bac50d74ff1e136f871efc6dc031be872abe5.jpg


全組が漫才を終えたところで、舞台に戻った哲夫が各コンビごとに講評しますが、上から目線が気になったのか、正座を始め、全員から止められる一幕も。

20171205211308-d3b26248d0e5b84725183f480dac08eb3f73d174.jpg


トップバッターの井下好井は、10回クイズをベースにしたネタで、哲夫は「10回クイズというテーマやから準々決勝で落ちたんですよ」「審査員は、前にもあったネタやとなるから間引いちゃう」と審査員の思考を分析した上で、「10回クイズの相当深いところまでいっている」と評価。
ネタ中、好井の悪態に耐える井下には「耐えすぎると、こだま師匠(大木こだま・ひびき)になっちゃう」と指摘しますが、当の井下は「僕はひびき師匠をイメージして」とまさかの回答で笑いを誘いました。

20171205212115-707118848c923d4064161896c1440f13c4617bfc.jpg


続くTEAM BANANAは、友人に彼氏の写真を見せられた時の絶妙なリアクションといったネタで、哲夫は「めちゃめちゃ上手いと思いました。ご案内する子も、聞いてる子も上手い」とべた褒めし、「モンブラン好きじゃない子が、モンブラン食べにいこうと誘われた時にどう断るのかとか、いろんなご案内が欲しい」といった要望も。
ツッコミに転向したばかりの藤本から、ツッコミと客席の笑い声がかぶる時があるとの悩みを打ち明けられた哲夫は、「笑い待ちもいいし、ちっちゃくツッコむとかね」といった具体的なアドバイスをしました。


次のタモンズは、大波の「方言女子と付き合いたい」という願望を叶えるべく、安部が博多弁や土佐弁で話す女子になりきるというネタ。
方言女子の話す内容が、武器や走り屋といったギャップがあるため、哲夫は「好きです。旧ソ連とか好きなので、もっとえぐってほしかった。ソフホーズ、コルホーズとか」と讃えます。
安部の「嫁とうまく言ってない」という場違いな相談にも、哲夫は「『M-1』で優勝して、賞金の半分くらいあげたら機嫌良くなる」とごもっともな提言をしました。


今年NSCを卒業したばかりのナイチンゲールダンスは、ガリ勉とヤンキーキャラでしたが、「2人ともボケてツッコんで、キャラが違うっていう感じで、いいですよね。次世代笑い飯って感じで」と太鼓判を押した哲夫。
「笑い飯さんとの違いを出すには?」という不躾とも思える質問には、哲夫は「当事者や!(笑)」とツッコミつつ、「おもろい設定やと思います。おれらは設定が人とかぶらんっていう自信があるのよ」と、設定での差別化を勧めました。
また、マイムで銃を構える手の形が、コンビ揃って独特との指摘も。

20171205211300-63a6ef40bb4a5b4394e4717d0af219869e835d42.jpg


バニラボックスは、子供のマセた質問に父親が答えるというやりとりの漫才で、「お客さんに考えてもらう時間が長くて、間が空いちゃう」といった不安に、哲夫は「空気感を作っているのに、いっぱいボケ数を入れてる感じがしてよかったですよ」と評価し、「"中国の音楽は洋楽?"みたいなフレーズ、中盤くらいから欲しいよね」とアドバイス。
また、哲夫は2人の顔が気になったようで、「10時以降アカン顔や(笑)」「ツッコミの人は青く塗っているんですか?」といじる一幕もありました。

20171205211300-4495a061b11823ac9ae5c0727ef4c742341fa25c.jpg


次のゆったり感へは、「一番ベテランやし、上手いし、聞き取りやすい」と安定感を評価した哲夫。
しかし、子供へ付ける名前を題材にしたネタは、井下好井と同様に審査員から「前にあったと言われる」と分析します。
ゆったり感の代表的な「五十音」のネタをしたいが、観客が見飽きているかもしれないとの葛藤を中村が打ち明けられると、哲夫は「全然あり。俺は見たい」と即答し、まるむし商店のしりとり漫才に、最近、新ネタが出来ていた例を挙げました。


トリの田畑藤本は、東京大学卒業生の藤本が「勉強できる奴は、運動できる奴よりイメージが悪い」との持論を熱く語る漫才で、哲夫は「(『M-1』の)決勝へ行くネタやと思った」と絶賛。
しかし、今年の『M-1』では準々決勝で敗退と聞いた哲夫は「なんでやろうな」と首を傾げ、遂には極端な審査員批判を口走り、終盤はなぜか藤本と哲夫がガリ勉あるあるで意気投合しました。


最後に哲夫は、「全組面白かったです。僕が審査員だったら全組、上に上げていただろうなって。あ、井下好井だけは落としたかな」と発言。
好井から「シンプルになんで?」とツッコまれると、「一番、ツッコんでくれると思ったから(笑)」と返し、笑いに包まれながら終演を迎えました。

20171205211308-d0392924a0333d02d214e594eae45b727d08615f.jpg

20171205211311-60d613a587588a0f97981248adfba39131532f02.jpg


次回は、パンクブーブーの佐藤哲夫を教授に迎える『渋谷漫才大学~教授・パンクブーブー佐藤編~』を12月19日(火)に開催。
受講生はインディアンス、デニス、ボーイフレンド、テゴネハンバーグ、キンボシ、ダンビラムーチョ、いまさらジャンプの予定です。
詳細、最新情報は、ヨシモト∞ホール公式サイトでご確認ください。


【井下好井】【TEAM BANANA】【タモンズ】【ナイチンゲールダンス】【バニラボックス】【ゆったり感】【田畑藤本】【竹内健人】【笑い飯】【哲夫】

注目芸人がショートネタ大連発!「よしもと漫才劇場3周年記念 極ゴールデンネタパレード」開催!!

20171205215655-7905e103df8579bd9d2937387e17fb601c55d6b0.jpg

若手注目芸人が連日登場している「よしもと漫才劇場」が3周年を迎えたことを記念して、12月4日(月)に「よしもと漫才劇場3周年記念 極ゴールデンネタパレード」が行われました。よしもと漫才劇場全メンバーのネタが見られるレアなライブとあって、会場は開演前から大いに盛り上がっています。

<br/ >

20171205215737-c8b29a4c5b1cda14a6233afaed71be036488fa30.jpg

20171205221837-e2fd8a34057cec92e0cb5ddba542e4f46d01d748.jpg

まずMCのアインシュタインと吉田たちが登場すると、立ち見も出た会場からは拍手が。稲田のジャケットいじりでまず最初の笑いを取ったあと、3周年のお礼を伝えると改めて会場から大きな拍手が起こります。見た人全員をイラッとさせる、しかし稲田は「それが一番好き」という吉田たちのネタを4人でやったあと、まずは漫才劇場メンバーたちがショートサイズのネタを披露するAブロックのメンバーが次々にステージへ現れます。

<br/ >

20171205220013-3fa284d7b1620a17fffdade00081b31a0e0895a6.jpg

20171205215957-1c46bd3f7e54f37c7496ca42a0669fb8de6418bc.jpg

20171205215941-2edcfea934372fabc8126cf26470924f309153c2.jpg

20171205215913-6447b13450929fa96fa6f9886c155900abd2222c.jpg

20171205215856-09892240732ab5327b14c5b2a0275da8a8a5e626.jpg

20171205215845-215e08053be2355bca0301e31d031b46e604c3c4.jpg

Aブロックに登場したのは、きんめ鯛、爛々、チャンプチョップ、帝国チーズグラタン、エンペラー、きみどり、青空、武者武者、キンニクキンギョ、ニッポンの社長、例の件、清友、ロックンロールブラザーズ、ラニーノーズ、ガチャガチャ、ラビットラ、パーティパーティー、てんしとあくま、ツートライブ、プリマ旦那、さや香、ミキの22組。前日のM-1グランプリに出場したコンビも登場し、大いに盛り上がりました。

<br/ >

20171205220246-f6caa634a69ceeb896fa6617f96e41d3ebf6ab9f.jpg

ネタに続いては「祝!漫才劇場3周年記念!今年活躍したコンビ決定戦!」です。吉田たちが漫才劇場メンバーで今年活躍が目立ったコンビを呼び込みます。まずは昨日のM-1グランプリにも登場したミキとさや香、ファッションインスタが人気のきみどり、アルバムを発売したラニーノーズ、朝ドラに出演したプリマ旦那、たかのりのギャグ「えてこまし」が話題になったツートライブの6組です。

<br/ >

20171205220357-90c6a9a68fe2ce58d042f4f6e4cc26051b6bcd8d.jpg20171205220350-a1a37459bebf67d042b657f2e46192701dc78f1c.jpg

呼ばれていないのにステージに出てくる見取り図やトニオ、勝手にギャグを始めてすべるメンバーに会場は大爆笑。対戦するゲームは乳首洗濯ばさみ綱引き。全員が「なんで?話題になったコンビちゃうの!?」と不満顔。もちろんそんなことは関係なくゲームはスタートしますが、全員が上半身ハダカの姿に、MCの吉田たちも「まるで風呂やで〜」と大ウケ。ゲームはプリマ旦那・河野が優勝! 今年一番活躍したコンビはプリマ旦那に決定し、金一封が渡されました。

<br/ >

20171205220601-d3afcf7fd62a778ce3b0774b2b7ae828c311b4b8.jpg

20171205220548-39d0e179bd369794c0341030fd90a5104c351871.jpg

20171205220520-9a3c740eda1145b364691860c8e6f0c740eb677f.jpg

20171205220510-21bc260a10bd4cb293f732fefbfa73d61f08dbf6.jpg

20171205220459-14217725daeff681a4f9405e47b99e2aec83e171.jpg

20171205220452-3ec74861d07a2dd7208278bc4b497afdb2d9e985.jpg

次は再びネタの時間、Bブロックがスタートします。熱いお茶、おたまじゃくし、濱田祐太郎、ZUMA、紅しょうが、ダークニンゲン、絶対アイシテルズ、ヒガシ逢ウサカ、シゲカズです、ジソンシン、中山女子短期大学、セルライトスパ、守谷日和、クロスバー直撃、十手リンジン、パーフェクト・ダブル・シュレッダー、ハブシセン、黒帯、span!、デルマパンゲ、見取り図、祗園の22組が登場。噛んで大ウケするコンビや独特のテンポで笑いを取るコンビなど、各芸人の個性が光りました。

<br/ >

20171205220742-38dba4ccacf5ae40a84cbd75bee571b0f05f631d.jpg20171205220732-e042ac950264da35c6c883b59287e40dee7a6c4a.jpg

続いてのゲームコーナーは「祝!漫才劇場3周年記念!この1年で完成したキャラで協力ゲーム」です。MCのアインシュタインが、ジソンシン・酒井、おたまじゃくし・中西、ヒガシ逢ウサカ・今井、クロスバー直撃・渡邊、見取り図・盛山、守谷日和、セルライトスパ・肥後、祗園・木﨑を呼び込みます。最後に「キンキザキン」として登場した木﨑は一人だけテイストが違うことに「このコーナーで合ってる?」と不安顔。「ムーディー勝山」「野球部のOBのタケシタトモキ」「スーパーで寿司半額になるのずっと待ってるジジイ」「スーパー三助」「外で育てられた室内犬」「舞妓はん市立おこしやす高校の生徒会長」「スポーツしてる女」「ニコ・ロビン」という顔ぶれを見た河井は「完成したキャラで出てきてください!」とツッコミますが、さらにもう一人「三浦大知」も飛び入りし、会場は爆笑に包まれます。

<br/ >

20171205220937-101f60d61face0d5ebf0fb2c36c0c788a7839f54.jpg

20171205220929-607790a6811e83afb26041ae743d04ce779eee0b.jpg

チャンレンジしたのは「制限時間3分以内に大縄30回連続跳び」でしたが、全員がほとんど跳べずに残念ながら失敗。「スポーツしてる女」だった守谷日和が最後にはただのオッサンになるというオチでこのコーナーは終了しました。

<br/ >

20171205221246-9197c86c05f4f5a6baba05563c46c1d2724d8f2e.jpg

20171205221138-7145a2266b4f3420d6661f3ce6af8afb4da4595e.jpg

20171205221058-382d1d7033726cbc4ec78ddf9e4426df66fafe86.jpg

20171205221047-7c77c5cd90b4b659e2510edd32d2293a35f244f1.jpg

20171205221034-c0a21fe99a2316fd8dba8c2607361caea6980776.jpg

20171205221025-f2b94c9fd45db5f8777d16380d5ef9702b4a0dbc.jpg

次はネタのCブロックです。いなかのくるま、戎、たくろう、ポートワシントン、へべれけ、ニメートルズ、ミルクボーイ、ヘッドライト、テコンドー近藤、ビスケットブラザーズ、爆ノ介、大自然、なにわスワンキーズ、ヒューマン中村、モンスーン、Dr.ハインリッヒ、からし蓮根、タナからイケダ、ダブルアート、ヘンダーソン、トットの21組です。各組2分前後という持ち時間でしっかり会場を盛り上げていました。

<br/ >

20171205221408-67a004cc1935a55c1221c4c6f2855c1121b9a8d3.jpg

20171205221401-de38f56f78da73ce34c2f8530c7ee9d627ded198.jpg

20171205221356-71ff752016a62bc55c31491a2520a605a2bd6ec8.jpg

ゲームコーナーは「祝!漫才劇場3周年記念!今年1番強いヤツ決定戦!」。タイトルどおり、漫才劇場で1番強いヤツを決めるこの戦い。登場したのは、ダブルアート・タグ、セルライトスパ・大須賀、ニメートルズ・江城、へべれけ・澤下、モンスーン・T@TSU、なにわスワンキーズ・小島ラテ、からし蓮根・伊織、爆ノ介、ビスケットブラザーズ・きん、大自然・里というメンバー。「ガチンコブリーフ脱がし合い」で、最後まで残った1人が漫才劇場で1番強いヤツとして賞金を受け取ることができますが、この時点でイベントは3時間超え。ステージ上からは「お客さんが一番疲れてる時間にどう?」「祝3周年でやることなんでしょうか?」という素朴な疑問も聞こえつつ、ゲームがスタート。はずかし固めや首にブリーフが巻き付くなど、様々なハプニングもありつつ、見事優勝したのは爆ノ介でした。

<br/ >

20171205221649-abb1a7ed65eb61b8288968f4cb229d64a73cf2ef.jpg

20171205221622-6ea9f23cf5148cffeead6bd7bb2df95e17364cde.jpg

20171205221554-fd42a6bf357e3e51dc621b2021c97a66155f1d38.jpg

20171205221547-3363242a5d90b7352e4afc3e3249b611bd18bb26.jpg

20171205221801-d25fb36670719d66240ab79ca42d471bd821def3.jpg

20171205221506-17fec2040234ea6dd4d5994c74880bbfd9f916f5.jpg

続いては最後のDブロックがネタを披露します。ダブルヒガシ、ちからこぶ、村一番、ドーナツ・ピーナツ、滝音、マユリカ、ネイビーズアフロ、kento fukaya、コウテイ、サンドロップ、ロングコートダディ、おいでやす小田、ジュリエッタ、ゆりやんレトリィバァ、蛙亭、ラフ次元、霜降り明星、鱒之介、マルセイユ、吉田たち、アインシュタインの21組が漫才やコントを披露。会場は爆笑に包まれました。

<br/ >

20171205222010-89aad34764dce64b7403c5495d65d5b718515982.jpg

20171205221959-8dbd36c26c2a0180ddfbfb3183ff950fd75da3fe.jpg

20171205221952-ba1f9a35046d74852892c91453e5e8d9633718d9.jpg

ラストのゲームコーナーは「祝!漫才劇場3周年記念!今年1番の3組ユニット決定戦!」。霜降り明星、ミキ、ゆりやんレトリィバァの「チーム よしもと THE NEXT」、ヘンダーソン、マルセイユ、ネイビーズアフロの「チーム もとなリ」、ジュリエッタ、トット、ラフ次元の「チーム サクラライブ」という、3組がいっしょになり定期的にイベントを行っている人気ユニット同士が「リズムに合わせて紙風船騎馬戦」で対決します。BGMの「ヤングマン」が流れる中、客席にも降りて、紙風船を割り合うメンバーたちにお客さんたちも大喜び。サビの「YMCA」は全員がいっしょに踊らなければいけないというルールでしたが、「M」のところで自分の紙風船を割ってしまうメンバーがいるなど、大爆笑のゲームは「チーム サクラライブ」が優勝。4時間のイベントが幕を下ろしました。

<br/ >

20171205222051-bd9eb4ca9e5360f38dc8fb898f8b13c3feadefbe.jpg

<br/ ><br/ >

【青空】【ヘッドライト】【span!】【クロスバー直撃】【ガチャガチャ】【Dr.ハインリッヒ】【ジュリエッタ】【タナからイケダ】【トット】【ミルクボーイ】【アインシュタイン】【祇園】【パーフェクト・ダブル・シュレッダー】【ラフ次元】【ジソンシン】【デルマパンゲ】【てんしとあくま】【ハブシセン】【ヘンダーソン】【見取り図】【吉田たち】【ラビットラ】【十手リンジン】【ダブルアート】【ツートライブ】【プリマ旦那】【サンドロップ】【セルライトスパ】【ニメートルズ】【ロングコートダディ】【
黒帯】【大自然】【パーティーパーティー】【へべれけ】【鱒之介】【マルセイユ】【武者武者】【モンスーン】【
おたまじゃくし】【きみどり】【キンニクキンギョ】【霜降り明星】【絶対アイシテルズ】【ニッポンの社長】【ネイビーズアフロ】【ヒガシ逢ウサカ】【ビスケットブラザーズ】【マユリカ】【例の件】【熱いお茶】【エンペラー】【蛙亭】【さや香】【ZUMA】【滝音】【帝国チーズグラタン】【なにわスワンキーズ】【ポートワシントン】【ミキ】【村一番】【からし蓮根】【コウテイ】【ダークニンゲン】【紅しょうが】【ラニーノーズ】【ロックンロールブラザーズ】【きんめ鯛】【ダブルヒガシ
】【ちからこぶ】【ドーナツ・ピーナツ】【いなかのくるま】【戎】【たくろう】【チャンプチョップ】【爛々】【
おいでやす小田】【ヒューマン中村】【守谷日和】【中山女子短期大学】【爆ノ介】【シゲカズです】【清友】【kento fukaya】【テコンドー近藤】【濱田祐太郎】【ゆりやんレトリィバァ】

<br/ >

2017年12月 4日 (月)

ボケの紅組・ツッコミの白組に分かれてマジ歌バトル!「第1回漫劇紅白歌合戦」は白組が僅差で勝利

12月3日(日)、よしもと漫才劇場にて、「第1回漫劇紅白歌合戦」が開催されました。年末の風物詩『NHK紅白歌合戦』の漫才劇場版として、プロ顔負けの歌うま芸人から"魂で歌う"系芸人までが勢揃い。本家に負けない華やかさで、師走の始まりを盛り上げました。

白組MCは吉田たち・ゆうへい、紅組MCはいなかのくるま・ちろるが担当。さっそくツッコミの白組、ボケの紅組それぞれの出場者を呼び込みます。が、なぜか紅組にジソンシン・下村の姿が...。何でも「イメージで紅組に入れられた」そうですが、センター分けのヘアスタイルで意気込み十分です。紅組・木崎はゴールドの派手な衣装で登場。ボケでもツッコミでもなく「キザキです」と胸を張ると、すぐさまツッコミの嵐となってしました。

20171204220701-3e0a0d56af4551c9c912132b16a1d85eccadf535.jpg

トップをきるのは両組からふたりずつの計4人。紅組のラニーノーズ・山田はBiSHのアイナ・ジ・エンドさんになりきって『オーケストラ』を。ヘアメイクに加え、謎のステップでも視線をくぎづけにします。

20171204202442-f0ff3f0d6651843b93e8da08a42b3bb2ead7c61a.jpg

白組のおたまじゃくし・堀尾が歌うのは、Superflyの『タマシイレボリューション』。トップグループらしくパワーと勢いで突っ走ります。

20171204202511-151c0096121ea7fa392b59459ab8b5867af8b7a7.jpg

紅組のたくろう・赤木が松任谷由実『真夏の夜の夢』のイントロに乗って現れると、なぜかそれだけで客席から笑いが。

20171204202529-2372596b4d3901d61fc814df3a78682415bc881e.jpg

白組の戎・菅野は尾崎豊を思わせる衣装とパフォーマンスで、なぜかKiroro『未来へ』をしっとりと歌い上げました。

20171204202555-20f69cffc825ea9422aea002f32609820167b5e3.jpg

始まったばかりでもうこのクオリティ、ゆうへいとちろるも「素晴らしい!」「よかったです!」と絶賛です。インタビューでは、山田が「ヤマダ・ジ・エンドです」と自己紹介。堀尾にはゆうへいから「サラリーマンのひとりカラオケやん!」と鋭い指摘が飛びます。「気持ちよく歌えました」とすがすがしい表情の赤木。菅野は衣装についてきかれると「オザキロロの『豊な未来へ』ですよ!」。しかし、実は緊張のあまり舞台袖で顔色が真っ白になっていたとか。

20171204202622-48cbc5f0fb04425e19c237d8612cec17aadcf391.jpg

第2ブロックはまたまた4人。紅組のジュリエッタ・藤本は初音ミクのコスプレで和楽器バンド『千本桜』を文字通り熱唱。自慢の高音でシャウトすると、「よく一緒にカラオケに行く」というトット・多田が合いの手を!

20171204202652-a411d845e96d3ed00d0a338575582d23999f6ecc.jpg

白組のちからこぶ・宮北は、EXILE『Choo Choo TRAIN』。おなじみのイントロダンスを、まさかの"ひとり仕様"で踊ります。

20171204202744-784fac48520803d329187f16e63bd2e10571920c.jpg

もじゃもじゃヘアのカツラで度肝を抜いたのは、紅組のてんしとあくま・かんざき。歌うはhitomi『LOVE2000』、藤本に負けじと高音を響かせます。

20171204202814-179a75f1f15d5e2f7145fbdc5648ed153d8d1f71.jpg

白組のラニーノーズ・洲崎は、さすがバンドのボーカリスト!という歌唱力で、Superfly『愛をこめて花束を』を。客席に手を振る余裕も見せます。

20171204202842-2016495ea88fe8623a62eaae90279d9a6f152a0e.jpg

ゆうへいは藤本の歌声に「年々、声高くなってますね!」と驚愕。藤本は「今のところ、2番まで歌ったのは僕と赤木だけ」と笑わせます。かんざきのヘアスタイルは、「最初はセンチメンタルバスを歌う予定だったから」選んだカツラだそうで、髪はそのままhitomiにシフトしたとのこと。衣装のジーンズの「ダメージが少ない」と真べぇにツッコまれた宮北は、EXILEに憧れて「宮北TRIBE」を作っていることが発覚。洲崎から歌の途中で視線を投げられたゆうへいは「ポッとなった」とその実力をたたえていました。

20171204202903-60ae292f5a11cc66fe474d2117fe1aea9fa09019.jpg

「魂で歌うブロック」つまり、歌唱力にやや難あり!?な第3ブロックは、爆笑の連続に! 紅組のkento fukayaは円板状の巨大ハットをかぶって登場。RADWIMPSの『なんでもないや』を歌うべく、ボーカル・野田洋次郎さんの帽子をデフォルメ(?)したようです。

20171204202931-9a50a6727d4891f37e9fbae1aedf186217abb05f.jpg

白組のツートライブ・たかのりは、AAA『恋音と雨空』を、かっこいいパフォーマンスと魂の歌で聴かせます。

20171204203003-f77caf9003cd103e6f2341be25122ccc0c85be61.jpg

ORANGE RANGE『イケナイ太陽』の曲名と歌い出しで、早くも場内大爆笑となった、紅組のジソンシン・下村。

20171204203033-cf7885d712e03214e7d1b83005fe55e325e5d930.jpg

こちらも歌ヘタに定評のある白組のジュリエッタ・井尻。全力で歌うBUMP OF CHIKEN『天体観測』に、舞台上の出演者たちも崩れ落ちてしました。

20171204203106-16bf0ac02722111e3689cad1c5054f48ab167c2b.jpg

終わるなり多田から「歌ヘタブロックやろ!」と鋭いツッコミを受けてしまった4人。kento fukayaには、ゆうへいから「発音がハッキリしていた」とピンポイントでお褒めの言葉が。井尻は「一番ヘタ」という言葉に「そうですね」と素直に答えます。たかのりは「これが本当の紅白じゃなくてよかった」と心境を告白。一方の下村は、「武道館が見えた」となぜか自信をつけていました。

20171204203136-7ae820098682bb202499fa7e19c5facbc2ecf7ba.jpg

ここで前半終了となり、観客の皆さんが事前に配られていた紅白の紙を挙げ、現段階での戦況を見てみることに。結果はほぼ五分で、かなりの接戦となっています。

後半戦は、ジャンル別対決からスタート。デュエット対決では、白組のマルセイユ・津田&いなかのくるま・木佐が、タッキー&翼『Venus』を歌い踊りました。最後はちろるの手を取り、3人で決めポーズ!

20171204203209-3aeaaa3c45256217a325f3e62fc75e85a61c97e9.jpg

紅組からは、おたまじゃくし・中西&チャンプチョップ・高畠。中西は着物姿で女装、高畠はスーツ姿で、欧陽菲菲『ラブ・イズ・オーバー』をデュエットしました。中西の豊かな声量には驚きの声が...。

20171204203314-31ee96168c7b442bde2a8eaf43d5b704252e6f40.jpg

続くアニソン対決では、コンビ対決が実現。白組のビスケットブラザーズ・きんは、『名探偵コナン』の主題歌でおなじみ倉木麻衣『Secret of my heart』を歌いますが、とんがった髪と空手道衣はいったい...?

20171204203525-ed70ca14195596f760d7c2738ba3c94c50f29c8c.jpg

紅組のビスケットブラザーズ・原田は『ポケットモンスター』エンディングテーマのカスミ・ラプラス『ラプラスにのって』。同アニメのキャラクター・カスミになりきり、ピカチュウを描いての腹踊りも披露!

20171204203630-2ee79187b060963575838c13b971e6e43cc0a151.jpg

津田と木佐は一夜漬けとの声に「完璧なダンス」と反論。中西は岐阜の場末のスナックのママ、高畠はその常連のコスプレとのことです。きんは毛利蘭のコスプレだったらしく、ゆうへいが「粗すぎる!」とダメ出し。原田のカスミには、客席から悲鳴が上がっていました。

20171204203659-0b4c270b31743bfb101206540fd6ec4296c9e57c.jpg

まだまだ続く、ジャンル別対決。出囃子対決では、白組の祇園・櫻井がMr.Children『彩り』、紅組のヘンダーソン・中村がSMAP『オリジナルスマイル』を歌います。櫻井は舞台に腰掛け、客席に語りかけるようなスタイルで。

20171204203721-0c800fa4091cfe82ab0241809a43655d37583274.jpg

中村は小さなほお紅の謎メイクで登場。客席に「立って!」と呼びかけるなど盛り上げようと頑張りますが、歌以外はいまひとつ不発に...。

20171204203756-19fbba6d109835b06843a50ca903cb537a9f008b.jpg

ナルシスト対決では、白組のマユリカ・中谷が、ワイルドないでたちで福山雅治に!? 『KISSして』を歌いながら、豊満なボディをさらすなど、客席を引かせました。

20171204203817-a40b202109fa0c3c1e9c645a78c3dd7f19c3a98f.jpg

紅組の祇園・木崎はセグウェイに乗って、KinKi Kids『もう君以外愛せない』を歌唱。舞台上を自在に動きながら、木崎イズムを爆発させていました。

20171204203846-59e8d3eb17402360b215a0736e5c83d85d1d7f2e.jpg

インタビューでは、お客さんの反応が冷たかったため、座って歌ったことを後悔していた櫻井。メイクに「おもんなー!」の厳しい声が飛んだ中村は、「ちょっと色ほしいなと思って...」と言い訳します。中谷の姿には「レスラーやろ?」とゆうへい。木崎は2020年の東京五輪に向け、「セグウェイフィギュアで出場を目指す」と架空の競技を目標に。イナバウアーならぬ「キザバウアー」に挑戦しましたが、拍手より笑いが多い結果となっていました。

20171204203909-9478ae36145d708af69ed941aa3b55748eaba297.jpg

歌合戦もクライマックス、本当の歌うま芸人たちが集結するブロックへ。紅組のなにわスワンキーズ・こじまラテは清水翔太『366日』を切なく聴かせるも、客席からはなぜか笑いも...。

20171204203940-d67f2be41cd2934c651d4e7f3f3f9cd18070ca2f.jpg

白組のダブルアート・真べぇは、「ピアノ売ってちょうだい〜」で声ならしをしつつ、レミオロメン『粉雪』をまさに絶唱。

20171204204002-3c9bdcb6cd9867237fe0f3d4c9889a820592c483.jpg

紅組のネイビーズアフロ・皆川は、ルックスまで完全コピーで尾崎豊『I LOVE YOU』を。〆にはアカペラでワンフレーズ歌う演出も!

20171204204030-0555aacaf333dfbd62034bea6d38a996732c8919.jpg

桑田佳祐『白い恋人達』で観客の皆さんを酔わせたのは、白組のトット・多田。見事な歌声に、出演者も大喜びです。

20171204204059-940b163528fd2382e51ee164070365065bf549d6.jpg

歌で会場の雰囲気を一変させた4人ですが、こじまラテは「ステーキ屋の社長みたいな服になった」と激しく後悔。真べぇは「緊張してマイクを持つ手が震えた」そうです。最後のアカペラで「白けさせた」と不評の皆川は、「どんな質問にも尾崎の歌詞で返す」という特技で挽回を狙っていました。ゆうへいが「今度、楽屋で寝るとき、お腹ポンポンしながら歌ってもらえませんか」と子守歌をリクエストするほどの美声で魅了した多田は、「気持ちよく歌わせてもらいました。思いが伝わったんじゃないか」とニッコリ。

20171204204130-da24a9808ae2182c69adb8ca27c11b44a4a8af78.jpg

さあ、いよいよ大トリです! 紅組からは、堀川絵美が坂本冬美の『夜桜お七』を情感たっぷりに。ド派手衣装は早変わりもあり、目でも楽しませるパフォーマンスで沸かせました。

20171204204211-b2ff734b3a3aa24ab63c21e5a3a3bf2b0a5b88c9.jpg

方や白組からは、鱒之介・梶川。こちらは奇をてらわず衣装のスーツ姿で、中島みゆきの『空と君のあいだに』。歌がうますぎて何度も拍手が起こり、出演者たちはスタンディングオベーション!

20171204204244-21c7495ef60e178dd58fbdff5e23d675f35f144e.jpg

大役を終えたふたりはホッとした表情。堀川は「大トリらしい格好でと思ったら、ブタになってしもた」と笑わせます。梶川は「緊張しました」と話し、衣装では負けるので歌で頑張ったと明かしていました。

20171204204308-2421649497dbe8aeb886b9d32213f1f42ab4e737.jpg

エンディング、改めて観客の皆さんが挙げた紅白の紙をざっくり集計。僅差で白組が勝利しました!

20171204204358-f3f0f0507c96acee7e7592640295b017662ee560.jpg

芸人たちが、笑いはもちろん歌の実力もしっかり見せつけたこの日のイベント。ゆうへいは「また来年も、ぜひ来てください!」と呼びかけていました。

20171204204441-269a202076678b2f03caf6a41e894d9fa58e6151.jpg



【吉田たち・ゆうへい】【ジュリエッタ・藤本】【祇園・木崎】【ジソンシン・下村】【ヘンダーソン・中村】【ツートライブ・たかのり】【鱒之介・梶川】【おたまじゃくし・中西】【ネイビーズアフロ・皆川】【ビスケットブラザーズ・原田】【マユリカ・中谷】【なにわスワンキーズ・こじまラテ】【ラニーノーズ・山田】【たくろう・赤木】【kento fukaya】【いなかのくるま・ちろる】【ジュリエッタ・井尻】【祇園・櫻井】【トット・多田】【てんしとあくま・かんざき】【ダブルアート・真べぇ】【マルセイユ・津田】【おたまじゃくし・堀尾】【ビスケットブラザーズ・きん】【ラニーノーズ・洲崎】【ちからこぶ・宮北】【いなかのくるま・木佐】【戎・菅野】【チャンプチョップ・高畠】【堀川絵美】

ぶっちゃけ女子トークに笑いと悲鳴が入り乱れる!「いなぐんちゃ~祭2017秋」

11月26日(土)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「いなぐんちゃ~祭2017秋」が開催されました。いなぐんちゃ~というのは、沖縄の方言で「女の人たち」という意味。この日は、大屋あゆみ、ハイビスカスパーティー、FECオフィスから前田夏希さん、すいんちゅまーまー、オリジン・コーポレーションからスズカーサーキットという、女性芸人のみが集結しました。

20171130211925-66648ca1e7a449614b90b7ac4f549c87b6aba7da.jpg20171130211839-12de07cb0bdbee4c52a57da06f95a03a35d187ae.jpg

大屋あゆみとスズカーサーキットは、別の事務所ながら同い年ということもあり長い付き合いとのこと。FECオフィスの前田夏希さんと大屋の体型とキャラが丸カブリだといきなり指摘します。大屋は仲良くしたいと前田に話しかけるも、いつも「キャラが被ってるんで徒競走で勝負しましょうとか、何でか勝負を挑んでくるのが納得いかない」と不満顔。会場から笑いが起こる中、仲が良いのか悪いのかわからない5組のネタに突入しました。

20171130212021-a87a794ad01dd6f4a3ead970160ebb83a695d097.jpg20171130212012-478e3549e5265c7cbc3d248f6b50e3ddfbad28da.jpg

ハイビスカスパーティーは、ちあきの個性が強すぎるアナウンスが笑いを誘ったCA(キャビンアテンダント)コントで笑いを誘いました。続けて、すいんちゅまーまーは歌いながら客に無理やりしゃぶしゃぶを強要する店員コント、徹子の部屋のピンチヒッターとなった沖縄のおばさんを演じる大屋あゆみ、スズカーサーキットは恋人といちゃいちゃしたい妄想漫才を披露しました。中でも、恥ずかしがりの小学生コントを披露した前田夏希は、"サバンナで狩りをするライオン"や"声が枯れたニワトリ""シン・ゴジラ"など、体中を使った奇抜な動きで大爆笑を起こしました。

20171130212110-d61d237e99bb3ea1533d80663fbee5f6c08eae2e.jpg
20171130212302-b0deb4418270b419091aa335bbaaded9282e582e.jpg
20171130212229-daf71f209b31d9d113496f25027e046d32b042d9.jpg
20171130212400-ef499f81ff6ea4cd5b32a5166d1f88ed63c1384b.jpg
20171130212615-e015188a951d3d8d1a31123dcad1a55b46e4efd6.jpg

ネタの後は、タレントの田仲メリアンさんとミキトニーでおなじみの糸数美樹さんがゲストに加わり、トークコーナー「ゆくる!おんな御殿!!」が行われました。元々友人だという大屋あゆみと田仲メリアンさん、ミキトニーさんの3人は肩を組んで仲良しをアピール。ぶっちゃける気マンマンのようです。

20171130213003-35dac915b801827519919d58ad1d23833cf33458.jpg20171130212935-11a37421ca67c310fbf75e29413c2b50a5df8585.jpg

「私がよく勘違いされていること」のお題で、ハイビスカスパーティーのゆかが「街で沖縄花月でよく見ます!って言われて喜んだら、よく来てるお客さんですよねって言われて悲しかった」という、本気で切ないトークに観客のため息が起こりました。「いままでに出会った最低な男」のお題では、出るわ出るわの秘密バナシが飛び出します。

20171130213213-61899e2a8859f02a96e194a2e2ae12119bf5b6c8.jpg20171130213141-d901bf537e1bd7df577d3402ea031174302b1dd8.jpg20171130213125-0d37450621f94d9dd7acfbc95128f890d1e0f6e5.jpg

「笑えない話しだけどいい?」と切り出したミキトニーさん。元カレから言われたというヒドイ言葉を披露すると会場が凍りつき、「待って、引かないで!」と慌てる一幕も。続けて田仲メリアンさんの、元カレに買ってもらった高級バッグを別れた後に売ったという話しには、会場中が歓声と拍手で盛り上がるという不思議な熱い空気に。

20171130213455-25d178e71120da9ca7ae57000cf3c1a70426f23d.jpg
20171130213453-251ece98534e76043ca52e2c2337328da346dc61.jpg

ハイビスカスパーティーちあきは、公務員の次男とビーチでロマンチックにデートしようとしたけれど、全く盛り上がらず苦し紛れに2つのビーチをはしごしたと言うと、芸人達も会場も大爆笑。女子たちのぶっちゃけトークで笑いとザワつきが納まらない中、この日の公演の幕が下りました。

20171130213819-5895331980447dc649d8f6f0414d4e74140d1ab7.jpg20171130213814-74e872e27961b9e3151f150210f4019955d6f92c.jpg20171130213756-76d6b0304d2ffedeaccc0450492d571429fa2a79.jpg20171130213744-7ef86614a46d45ab0f0386af52c253079d84d776.jpg20171130213902-bf44949e19cbc8f0ecb24b83095d72994a249dbb.jpg

【大屋あゆみ】【ハイビスカスパーティー】【前田夏希(FECオフィス)】【すいんちゅまーまー(FECオフィス)】【スズカーサーキット(オリジン・コーポレーション)】【糸数美樹】【田仲メリアン】

福島の子どもたちが芸人・アスリートたちとスポーツを楽しむ!「よしもと×ふくしま みんなでチャレンジ大運動会!in 鶴ヶ城体育館」を実施

20171129020606-b77948820e2cd6b90e0ede9d02871ca81dd4cfb3.jpg

 11月23日(木)に福島県会津若松市の鶴ヶ城体育館で「よしもと×ふくしま みんなでチャレンジ大運動会!in 鶴ヶ城体育館」が開催されました。本イベントは、東日本大震災からの復興および地域活性化を図るために、吉本興業とチャレンジふくしま県民運動推進協議会とが共催する「チャレンジふくしま県民運動」の一環として実施され、県内の子どもたちが、スポーツと笑いを通じて、身体を動かす事の楽しさや積極的にスポーツに親しむ習慣、意欲を持ってもらうことを目的としています。

20171129020732-cc0cda2bf3ffac597ffb6a5692f752f95766ba50.jpg

 この日の会場となった鶴ヶ城体育館には、県内の小学3~6年生およそ160名以上の子供たちが続々と来場。子どもたちは黄、緑、ピンク、白、赤、青の6チームに分かれて、この日の競技を行うことになりました。

20171129020825-228752e5e163e8b23482ff71e027bd0a8bcec1d8.jpg20171129093920-a329c2a884acf69b931616b78ef1ca8ba2153c70.jpg

 まずは司会を務めるトータルテンボスの二人が来場。元気な子どもたちの様子に「いいねぇ」と笑顔をみせたふたりは、この日の運動会の趣旨を説明。そしてその後、子どもたちとスポーツを楽しむ芸人およびアスリートたちを呼び込みます。その後は福島県の鈴木正晃副知事が「今日は一日、身体を動かしながら、元気よく楽しみましょう!」と会場の子どもたちに呼びかけました。

20171129021045-3c8c72f43c2e76f40d32b0c7520a7e2a582ff375.jpg

 続いて小学生代表、そして芸人代表・福島県出身の三瓶による選手宣誓が行われました。交互に「宣誓! わたしたち小学生一同、アスリート芸人一同は、チーム全員で一致団結し、優勝を目指して正々堂々と戦い、スポーツとお笑いの力で、福島県の皆さんに元気を届けることを誓います!」と高らかに宣誓したふたり。いよいよ運動会のスタートです!

 そしてその後はいよいよチーム分けです。レギュラーチームは黄色、ガリットチュウチームは緑、キングコング梶原・金丸祐三さん(陸上短距離選手)チームはピンク、なかやまきんに君・大西将太郎さん(ラグビー元日本代表)チームは白、ジョイマンチームは赤、大西ライオン・三瓶・塙翔太さんチームは青とそれぞれのチームに分かれます。このチーム分けに子どもたちも一喜一憂。やはりトップアスリートが味方に入ると子どもたちも喜び方が違うようです。

20171129093515-273e8c8a236fffbf5d96caef46134f1af9b12f68.jpg20171129093508-f473479b0f5cb4e1b4d41d47ebacb5c0b1fcbbe4.jpg

チーム分けが完了したところで、チームの結束を高めるべく、ハンカチ落とし、指キャッチといったレクリエーションを行います。それぞれの芸人、アスリートたちも、子どもたちと積極的にふれあい、次第にお互いの距離も近づいたようです。

20171129025922-a9c7967eaf62543c9cf4627fab773d2d6dd858e0.jpg20171129025914-917f305a06acd1dfdd143295add93bc7d9e38b6b.jpg

 いよいよ「午前の部」が開始。まずは「しっぽとり大合戦」です。この競技は各チームから5人ずつ出場、総勢30人で敵チームのしっぽをとりあう競技となります。

20171129023719-cbc50c00b6c02d405ca2b845aa943f4d85a99ade.jpg20171129094310-16a70148f95165534bd354860ebb5fc7973e2b9a.jpg

 続く競技は2人1組でデカパンをはいて走る競技「デカパンリレー」。デカパンをはく二人の呼吸を合わせながら、軽快に走っていく子どもたちでしたが、そんな中、ガリットチュウ福島が物まねをする「せんとくん」もデカパンリレーに参戦します! しかし思うように動けず、「楽しそうだったのでやってきましたけど、はだしだったので体力を奪われてしまいました」と敗戦の弁を語る「せんとくん」でしたが、子どもたちからの人気は抜群。「せんとくん」のまわりには大勢の子どもたちの姿が見られました。

20171129023843-9016297fc95b2893f191fff6bc86ef200246f395.jpg
20171129023827-6e2fd9c97dcc989686faa675337ad86e19694ef6.jpg

 その後も、各チーム15名の小学生とアスリート・芸人から1人ずつが参加する「ミッション綱引き」、バトンという名の友情をつなぐ「友情リレー(予選)」が行われ、午前中の競技はひとまず終了です。

20171129024031-00208d9cd9da2aa09ed012aa9c240960e18794a4.jpg

 「午前の部」が終わると、中間発表です。この日は通常の競技とは別に、すばらしい応援をしたチームに「応援ポイント」が授与されることとなっていますが、その「応援ポイント」を獲得したのが梶原チーム。チーム全員で声を合わせて「後半戦もどうかよろしくお願いします!」と唱和する子どもたちに、会場も思わずほっこり。ですが、あまりにもしっかりとした物言いであったため、トータルテンボスの二人から「梶原がみんなに無理やり言わせているんじゃないの?」と疑いの目が向けられるも、梶原はあわてた様子で「そんなことありません!」と否定。会場は大笑いです。

 さて、この時点での順位は、6位:ジョイマンチーム。5位:なかやまきんに君チーム。4位:レギュラーチーム。3位:ガリットチュウチーム。2位:大西ライオンチーム。そして1位は梶原チームとなり、一歩リードです。

20171129024115-d890819888e085fff04559799d6f1013d9cb84d8.jpg20171129024143-205d0b0ee914c2c5ae60e7e280c9028da372dfd0.jpg

 そしてその後は塙さんによる「自宅でできる簡単運動講座」の時間です。このコーナーでは、客席で応援していたお父さん、お母さんたちも参加。体幹トレーニングや、ふたり一組となって腕立ての体制でじゃんけんをするエクササイズなど、思い思いに体を動かしていました。

20171129024222-546aef2572c56667ccaaa3347127e43cf66fa749.jpg

 お昼休憩をはさんで「午後の部」の開始です。まずは「借り人競争」から開始です。各チーム小学生4人と、アスリート・芸人1人からなる計5名のメンバーたちが、出題されるお題に合う人を客席から探しだす、という競技となります。この日のお題は「誕生日が11月23日に近い人」「芸能人と同姓同名・もしくは近い人」。芸人・アスリートおよび子どもたちは客席を駆けずり回って、なんとかお題にあった人を探し出します。

20171129024252-5087d01b416107ff1e72acf7c6df7eae99f68d33.jpg

そんな中、午前中にいた「せんとくん」のかわりに、客席には船越英一郎さん(の物まねをしたガリットチュウ福島)の姿が。そこで2時間ドラマで演じた刑事のように聞き込み調査を開始する船越さんですが、なかなかうまくいかずタイムアップとなってしまいました。

20171129024417-06bc207ec9c0b9b916e29e0ecb4dd963abbe26e7.jpg

 その後は「ブロック玉入れ」。各チームの芸人・アスリートから1名が「ジャイアントハンド」を持って、相手チームの玉入れを妨害するので、そのブロックをかいくぐって玉を入れるという競技です。一生懸命、玉を投げ入れる子どもたち。それを必死にブロックする芸人・アスリートたちによる白熱した試合が展開される中、レギュラー西川が気絶! 子どもたちからは「気絶しないで!」と必死の声援が送られるひと幕もありました。

20171129025613-534f67446cdabacf8979261d881be57a28e4ceb3.jpg20171129025608-10c9b7069696cce0ba52f87364f29ad518959981.jpg

 続いて、ルールはドッヂボールと一緒ながら、ボールの代わりに柔らかいディスクを使用する「熱血ドッヂビー」。そして午前中の「友情リレー」の決勝戦が行われ、この日の競技はすべて終了しました。

20171129030124-2a04b927b2e2d0d102c47b8e0b81082d110eab73.jpg20171129030154-f565b72bdef93c98909289241226a93e0f50856c.jpg

 楽しかった運動会もいよいよ終盤。閉会式では、最終結果が発表されました。6位:なかやまきんに君チーム。5位:ジョイマンチーム。4位:ガリットチュウチーム。3位:レギュラーチーム。2位:梶原チーム。そして優勝の栄誉に輝いたのは、大西ライオンチームです! そして彼らには賞品としてトロフィーが送られました。


20171129030051-d4b13803113318ab5afde8bf2cb549b60fc139ad.jpg

 そして梶原チームの子どもたちからは「今日は芸人さんたちと一緒に力を合わせてスポーツができたら良かったです」という感想も飛び出し、梶原も「本当に泣きそう。今のは本当にこの子のアドリブで言ったコメントなんで」と感激した様子をみせました。芸人や、現役・元トップアスリートとの交流で楽しいひとときを過ごした子どもたち。きっといい思い出になったことでしょう。