最新ニュースインタビューライブレポート

ライブレポート

元ホストならではの観察眼が光る!「ピスタチオ伊地知先生の恋愛相談室」で悩めるお客さまにエールを送る

12月16日(土)、よしもと沖縄花月で「ピスタチオ伊地知先生の恋愛相談室~元No.1ホスト嵐がお客様の恋の悩みにガチでこたえます~」が開催されました。

東京でも過去にオールナイトで開催するなど、男女を問わず人気を博しているというこの企画。タイトルの通り、人生経験豊富なピスタチオ・伊地知がお客さまから寄せられたあらゆる恋の相談に乗るというトークライブです。

この日MCを務める相方の小澤から「本当にためになるアドバイスをくれる」と紹介され、早速登場した伊地知。「人に恋愛のことを語る前に、まずは自分の恋愛事情を話します」と切り出し、約13年付き合った女性につい最近フラれたものの、その後間もなく現在の新しい彼女と巡り合ったことなど、冒頭から恋愛マスターらしいエピソードを披露します。
20171222112158-c1451fd9d35b22e117d273869f924914c3cebc8d.jpg20171222112155-2c8ebf3e0778f67a3083e19490c8d7584bad357c.jpg
実は、小澤も伊地知に何度か恋愛相談をしているそうなのですが、伊地知いわく「全然言うことをきかないうえに、毎回同じ失敗をして振られている」そう。悩める小澤から「男の魅力って何? 優しい男ってモテないの?」と聞かれた伊地知は、優しいだけではダメ、と前置きしたうえで「モテるのは自分の"売り"に気付いている人」と断言。普段から"モテない"と自虐している小澤に対して「女の子と2人きりになったとき、どのタイミングで嫌われてるか一度観察してみたい」と話し、会場の笑いを誘いました。
20171222112426-558abe2cf573ea167c350200ac73d5b1d741e896.jpg20171222112423-ad10f4d2efe860cfd7f6e3d9a99b835c2bb07747.jpg
そしてここからはいよいよ、お客さまの悩みに答えるコーナーへ。「男性をドキッとさせる方法は?」との質問には「男はリアクションが大きい女性に目がいく」と伊地知。「『ありがとう』の一言でも、ただ言うよりも『えーっ、ありがとう!』。この『えーっ』が入るだけで、ものすごく印象に残る」と語ります。ほかにも、女性が魅力的に映るしぐさとして、喜ぶときに手を口元に当てる、男性の顔をのぞき込むように話す、といった具体的なポイントを提示。ドキッとさせるテクニックを分かりやすくレクチャーします。
20171222112542-0f3e926f9e67aab3098ea97a59aae9bdf8c8cf6d.jpg
「好きな人に話しかけることができない。話すタイミング・きっかけがほしい」という悩みには「『話したい』と思った今がタイミング。振られるよりも、話しかけずに後悔するほうが引きずっちゃう」とアドバイス。きっかけとして、相手のヘアスタイルの変化に触れると話しかけやすいと提案します。さらに、ヘアスタイルの変化に気づくコツ、その後の会話の持って行き方、相手をほめるポイントなど、元ホストならではの鋭い観察力が光るトークを展開しました。

20171222112728-7c8f2c7136d99b75910c9996c994e72a1a90983c.jpg20171222112725-21e53d9d45b0c52d3fb8123fb29b853f65aef5d0.jpg
そして「男性は一般的にどういう女性が好きなんですか?」という相談が。これは難しいなぁ...と伊地知も悩みますが「ありきたりだけど、結局たどり着くのは『笑顔』だと思う。笑顔の人はキラキラしてかわいく見えちゃう」と回答。すると、どこからともなくアハハと笑い声が...。声の主は舞台袖で見ていたマテンロウ・アントニーでした。
20171222112859-4c036826fc2fc3366f0aeb1ae75c3ce99a01d2f3.jpg
舞台袖から急きょ飛び入り参加したアントニーは「さっきから薄っぺらいことばっかり言って!」とイジりつつ、「伊地知さんが13年付き合ってた彼女と別れた日、僕一緒に飲んだんですよ。まぁ信じられないぐらい酔っ払ってました」と暴露。伊地知がタジタジになるひと幕もあり、会場が笑いに包まれました。
20171222112932-32a0704d71e9f580b4ab06997b4098ddf292850e.jpg
客席からはさまざまなお悩みが寄せられましたが、熱を帯びた伊地知のアドバイスもあり、あっという間にエンディングの時間へ。一度客電がついた後もトークは止まらず、ピスタチオも初めての展開だというエンディングが二度行われるサービスもあった今回の公演。最後に伊地知が「このライブをきっかけに、好きな人にぜひ連絡を取ってみてください。次会った時には皆さんからうれしい報告が聞けるよう待ってます」と呼びかけ、和やかな雰囲気のまま公演が幕を閉じました。
20171222113000-134ecf9e9c8b0035ffa67aeb708cfe1f6e53f8b9.jpg

【ピスタチオ】

2017年12月20日 (水)

ゆりやんワールド全開! 単独ライブ「hiphop」を漫才劇場で開催!!

20171220185018-1c9d4be8a9358db5565d25b7c3304acba587fd25.jpg

今最も注目の女芸人のひとり、ゆりやんレトリィバァ。トーク、ルックス、ネタ、どれをとっても個性的で、一度見たら忘れられない魅力にあふれています。そんなゆりやんが12月19日(火)、よしもと漫才劇場で単独ライブ「hiphop」を行いました。


今回のライブではヒントン・バトル ダンスアカデミーの生徒が華麗なダンスを披露してくれます。このアカデミーは、ダンサー、振付師などの顔を持つヒントン・バトルがプロデュースする、日本最高峰のダンサー養成機関。アカデミー開校式のゲストを務めたゆりやんが「ダンスを散りばめたライブにしたい」という思いから振り付けやダンサーの手配をお願いし、今回の共演が実現しました。


20171220185106-4c12bcd38697507a206218dbffbfbb92524bc536.jpg

まずはhiphopのクールなナンバーが会場に響き、セクシーな衣装に身を包んだゆりやん&4人のダンサーが登場。彼女たちはヒントン・バトル ダンスアカデミーの一期生で河村楓さん、小林祐佳さん、斎藤葉月さん、田中蒼惟
さんの4人。キレのあるダンスでライブのオープニングを盛り上げます。激しいダンスにゆりやんのダイナマイトボディ(お腹)も激しくシェイク。「hiphopスタートです!」の声で、会場は最初から盛り上がりを見せます。


20171220185159-e4249ae98ccc3d9d2c007a8f1cedd5e01308595f.jpg

20171220185155-4c465f457de1ed81a370f49dd63e585acf17db87.jpg

1つめのネタは鮮やかなブルーの衣装に身を包んだゆりやんが、英語と日本語を絡めるお得意のネタを披露。アメリカ的あるあるが続くかと思えば、まったく別角度からネタが繰り出されるなど、オチのたびに満員の観客は大爆笑です。


20171220185250-5bfb9a8a29cfa2f192b6390bdb9a064e00cefc3e.jpg

20171220185322-3f70e3d45d9d44b9b1064d6671e19bbb641e0320.jpg

ネタの合間に流されるVTRもお楽しみのひとつ。今回1つめのVTRは、ゆりやんがいろんな人の顔写真を見て1分の間に泣けるかという「ほんまに泣くチャレンジ」が流されました。女優や芸人、大物司会者など、年齢、性別、ジャンルもバラバラな人たちの写真を見ながら、勝手に作り上げたストーリーをつぶやき、涙を流す様子に会場は笑いに包まれました。もうひとつのVTRテーマは「ゆりやん検定」。ゆりやんに関する様々なクイズが出されますが、卒業文集に書いたひと言についてや、幼稚園の頃の父親との驚きのやりとり、つい最近先輩にイジられたときに思わず口をついて出たセリフなど、爆笑解答の連発に会場は笑いが絶えませんでした。


20171220185429-556b4c420bdde786a5249c84dc80ca3f09439589.jpg

20171220185506-83fddd65f2c58b2b108a5ff7169e4e033570c469.jpg

2つめのネタは、ショップ店員から読者モデルへと転身した"ゆばちょ"とマネージャーのやりとり。今風のワードで笑いを取りつつ、自虐ネタもプラス。オチのパートでは思わず会場から声が上がるひと幕も。続いては、今日見たこと、普段感じていることなどをぺちゃくちゃ話し続けるOLのネタ。途中入るスリリングなBGMがメリハリになり、テンポよくネタが進みました。


20171220185608-d70530fb8c78e175a204074a7dfe3cd0d0a669bf.jpg

20171220185738-1a0520f770802814a66502c955aa948de1d222c4.jpg

このあとの2度目のダンスタイムに続いては、ジャージ姿で登場したゆりやんが「調子乗っちゃって」「落ち着いていきや〜!」「今日は起こしいただいておおきにです おおきにと申します」と挨拶代わりのギャグを連発。会場をしっかりと盛り上げます。そして先日行われたコンテストの優勝を報告すると、大きな拍手が起こりました。優勝したのがうれしくてネットでいろいろ調べたら...というある意味あるあるネタを披露したほか、インスタグラムのDMで「弟子入り希望」のメッセージがあったことなどが報告されました。


20171220185826-a910ebd4e8d9162c26080ae66735879129776cf7.jpg

20171220185819-9392efe48bc98834ff89c19bebe6f4b920a252a0.jpg

引き続き「ゆりやんのネタ DEAD OR ALIVE」のコーナーへ。「本ネタになるまでのヤツが使えるかどうかを判断していただくコーナーです」とゆりやん。これまでにもこのコーナーからいろいろなネタが生まれているそうで、今回はネタが書かれたボードから、ゆりやんがチョイスしたものを順に披露していきました。らしさいっぱいのネタの数々に観客も大満足。なかには本ネタになりそうなものも見受けられ、ゆりやん自身も「もしかしたらこのなかに来年のR-1のネタになってるのがあるかも!?」と期待を膨らませていました。


20171220185916-0050f3e70c83a46f4d8b2ec58bb2f0f2776c4d14.jpg

20171220185909-a2208ea4b087d4aaa4792f80b0222c5bd6178850.jpg

ほかにも、ステージ中央にDJブースを設置し、サングラス姿のゆりやんが「手上げろ!手上げろ!」「みんなやってるから!」「歌える人は歌って!」と会場をアオって盛り上げまくるDJタイムも披露。観客とのぐだぐだコール&レスポンスが爆笑を誘っていたほか、往年の女優さんに扮するネタでも持ち味を存分に発揮。会場はすっかりゆりやんワールドに包まれていました。


20171220185947-1b1436589b0762d49241fb8af902487c147f6bb9.jpg

VTRの「ほんまに泣くチャレンジ」は優勝発表も行なわれ、なんと吉田たち・こうへいが優勝という結果に。早速本人に伝えに行き、再び目の前で泣いてみたものの、吉田たちの2人はまったくワケがわかっておらず、そのキョトンとした様子が大いにウケていました。


20171220190104-401536a82f27d9e1329877f5922270ce990315b2.jpg

20171220190057-4b83e1ad84235062149cbd9270b0d9bd9aa3d2ee.jpg

そして、いよいよラストのネタ。聞き覚えのある独特の声に会場からは大歓声が起こります。毒舌キャラでネガティブなセリフを連発する様子は、見た目との相乗効果で爆笑度が数倍にアップ。途中、ゆりやんが客席に降りると「かわいい!」という声もあちこちで上がるなど、ラストまで盛り上がり続けました。


20171220190150-a161accbaa02be3f1e8ba5a872b97a92fdb102c1.jpg

20171220190144-7444d6dd84dbaedbf32954fdceb4600d8f536fd6.jpg

エンディングでは、まず客席に向かって「ありがとうございました!」とお礼。そして「私とそっくりな4人」とヒントン・バトル ダンスアカデミーの4人を呼び込むと会場からは大きな拍手が起こります。さらにヒントン・バトル本人が登場すると、ゆりやんのテキトー通訳が炸裂。ステージ上も含め、笑いが止まりません。ヒントン・バトル ダンスアカデミーでは、2月25日(日)までの応募期間で2期生のオーディションが行なわれることも告知。昨年の1期生のオーディションにゆりやんも行こうと思っていた、というエピソードも話されました。


20171220190241-c5666a60b86561032075df9a8e5770ccce6512f6.jpg

20171220190235-f023f6c43124049f505276bbb85669ade7e2550b.jpg

最後は「みなさんのおかげで楽しかったです!ありがとうございました!!」と舞台袖に消えたゆりやん。と思ったら、再びhiphopが流れるなか、ステージに登場。ダンサー4人との息の合ったダンスを見せ、大盛り上がりのライブは終了しました。



【ゆりやんレトリィバァ】


1時間濃縮のネタで観客を抱腹絶倒に?!「お得なサンデーナイトネタライブ」

12月17日(日)、よしもと沖縄花月で「お得なサンデーナイトネタライブ」が行われました。6組の芸人のネタが連続で見られるライブのトップバッターを務めたのはありんくりん。早速ネタがスタートします。

クリス演じる外国からの観光客を助ける比嘉、という設定でネタを披露。クリスの「Everybody 冷た~い」の一言や、比嘉の鉄板芸、胸毛披露で会場は大笑い。観客をしっかりウォーミングアップします。


20171219182145-3deac031c7b4a51416e9302786a03bb960947844.jpg

20171219182343-eb58feed1f6e05fb2f192056a8f096d40fda06ff.jpg

2組目は初恋クロマニヨン。職務質問、ひったくり、浦島太郎をテーマに3本のネタを進めます。3つとも新本が主人公のはずなのに、おいしいポイントをさらっていく比嘉に客席からはくすくす笑いの声が漏れていました。

20171219182439-da8f4f39017ca65d47e8ab475cc67c7f5673f095.jpg

20171219182435-6d30b094b6611bf44eedb9f7cacafdebd4d9eb2a.jpg


3組目はマテンロウ。自己紹介のときから「このあと東京に帰らないといけないんだけど、俺はスカイマークでこいつ(アントニー)はオスプレイに乗るから」と、大トニー節が炸裂。「俺達同級生なんだけど、いくつだと思う?」と、観客に年齢当てクイズをさせたのですが、正解者に「おめでとうございます!帰りにチケットカウンターのお姉さんに、『私、マテンロウの年齢当て正解したんです』って言って下さい。・・・『ふ~ん』って顔されるから」と、すかした返しで笑いを誘います。

続けて、「アントニーが小学生の頃、見た目だけで入部させられたクラブは何でしょうか?」など、アントニーのこれまでの人生を振り返るようなクイズネタを展開。過去を暴露されたくないアントニーがしぶしぶ答えを言う度に、会場からは笑い声が上がります。持ち時間がほとんど自己紹介のような笑いで4組目にバトンタッチしました。

20171219182553-55f6200dc2adb99a9ebd5fef5da6f20cc319b90d.jpg

20171219182558-721b3913701b1edf9fe31cfb4e2ca64e385b62b0.jpg

4組目はピスタチオ。前半は独特のリズムと変顔で話す、定番のスタイルで銀行強盗をテーマにしたネタを披露します。そして後半は、「暑いから脱ぎましょう」と、二人のトレードマークであるベストを脱いでマイクに向かいます。

すると、トレードマークを失くしたせいか、キャラクターも一変。小澤の出す質問に伊地知が答えていく、というクイズネタを披露したのですが、オロオロと細い声で答える伊地知に対し、何にでも「正解」と答える小澤という不思議なキャラ設定で最後まで突っ走ります。

20171219182719-2f79cd1bd9ebc1f32420af3d9fb725a62ceda409.jpg

20171219182815-390c4daee8e3e559e816d7dfd89c9418ba858253.jpg

5組目は銀シャリ。二人が出てきただけで会場からは歓声が上がり、昨年のM-1グランプリの優勝者の風格がうかがえます。前半は「子供の頃にやった遊び」、後半は「引っ越したばかりなのに騒音に悩む鰻」の2本のネタを披露。ボケとツッコミの軽快なテンポに観客は笑わせられっぱなしの状態でした。

20171219182904-5a80c6c7b6fd4364a1ddb1c872bad3c0741f8177.jpg

20171219182954-384707cce20056762606d968716a429c39b1d600.jpg

トリを勤めたのはプラス・マイナス。兼光が美輪明宏さんのモノマネをしながら岩橋の携帯電話番号を歌うという、これまた自己紹介のときからかなり攻めの姿勢で笑いをとりにかかります。

前半は兼光が考えた連想ゲーム、後半は岩橋が高校生のとき野球部だったことにちなみ、バッティングフォームを披露しよう!ということで兼光がムードを盛り上げようと、甲子園のウグイス嬢や、校歌斉唱する球児を演じるのですが、歌詞がどんどん変な方向に行き・・・?! スピーディに切り替わる兼光のネタとテンポ良い岩橋のツッコミに、客席からは笑い声が絶えませんでした。

20171219183032-b64f821d174d20e11fda1a95359803bd75cc6881.jpg

20171219183212-b7310bb59123130b1ef6ba14a114373f6df494a3.jpg

プラス・マイナスのネタが終わると同時に、公演はそのままおひらきに。1時間とは思えないような濃縮された笑いのある「お得なサンデーナイトネタライブ」は観客をずっと笑わせたまま、明るく幕を閉じました。

【プラス・マイナス】【ピスタチオ】【銀シャリ】【マテンロウ】【ありんくりん】【初恋クロマニヨン】

沖縄芸人からの無茶ぶりにフースーヤが悶絶「よしもと沖縄ネタ&コーナーライブ~ゲストはフースーヤです~」

12月9日(土)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「よしもと沖縄ネタ&コーナーライブ~ゲストはフースーヤです~」が開催されました。

まずは、沖縄芸人たちが登場しネタを披露しました。魁バーバリアンは童話ネタで絶妙なリズムと言葉選びで笑いを引き出し、カシスオレンジは迷子ネタで不思議な掛け合いを見せ観客を惹きつけます。続けて、ピーチキャッスル、初恋クロマニヨンが安定したネタを見せる中、通常のネタをしていたけんたくんが中盤からモノマネや昆虫の豆知識をとめどなく話し出し観客がざわつく場面も。

20171218150027-7e35e44239540900846f277b5405af37b48c2733.jpg20171218150018-6789bffac8b0d41dd082bc6a40852a148fc80e0c.jpg20171218145927-4b7e1c96de565b17246d646042996b385cdfc865.jpg20171218145858-44039ef557f2b5d0feae741c67840e2b7e5cb8d1.jpg20171218145846-89e77bc3db1bec5645ecba5b39ec6c2855de889d.jpg

ゲストのフースーヤが最後に登場し、「関西から沖縄に来られて嬉しい、オーケーアイエヌエヌ(OKINN)、オキン!」と、何度も「OKINAWAでなくOKINN!」をフースーヤの独特なリズムで連呼し、会場に笑いを起こしました。

20171218150252-34da2df7769b1d40a741ec9021280b39985f4343.jpg20171218150340-3da52f2d6c16a3656011a5603f0c6b2b3dc9458e.jpg


続けて、フースーヤと沖縄芸人によるコーナーへ突入。「あっち向いて罰ゲームほいっ!」は、4つのホワイトボードで出来たマスクを被った2人があっち向いてホイで勝負し、他のメンバーがマスクボードに書き込んだ無理難題を罰として行うというゲーム。

まずは、フースーヤ田中ショータイムと初恋クロマニヨン比嘉が勝負することに。あっち向いてホイの前に、他の芸人が思い思いの無理難題を記入していきます。田仲ショータイムのボードには、「エアーケツバット」「しり文字で自己紹介」「ローソンでおでん買ってくる」が、比嘉のボードには「一発ギャグ2発」「即興ラップ」「鼻が赤くなる」など、すっとんきょうな罰ゲームの数々が書き込まれました。

あっち向いてホイ!で、なんと1発目でドボンしたのは比嘉。「早すぎる!」との声をよそに、選ばれた罰ゲームは「即興ラップ」。本気で困った表情の比嘉に、得意のボイスパーカッションで助け舟を出したのはカシスオレンジ仲村。舞台床のマイクに這いつくばりながら必死でボイパで比嘉を応援します。「おまえらなにやてんだYO~」とディスるノリではじめたものの、「結局はフースーヤをソンケーしてんだぞ」となぜかべた褒めラップで終えた比嘉に大きな拍手が起こりました。

20171218150639-814b979728f74265ce541bb86876df0c8a973aae.jpg20171218150629-658183009a081f176145520c1bc46f90d37c6809.jpg20171218150559-98b064f5190d85818f38dd1c18a1ed3f6ad5019a.jpg

続いては、カシスオレンジ仲本と魁バーバリアン与儀の対戦。仲本には「TELの下7ケタ」「ライブ終わりまで無視」が書き込まれ、与儀には「エンディングまで上半身ハダカ」の他に、イラストで書かれた「手を使わない頭ブリッジ」などヘビーな内容が続出します。

お互い罰ゲームを嫌がり、あっち向いてホイにも熱がこもりますが、与儀が負けてしまい「手を使わない頭ブリッジ」に決定してしまいました。「ヤバイ、ほんとにヤバイ、脳か何かが飛び出るかも」と及び腰。意を決して「はいっっ!」と勢いよくブリッジすると、"ゴスッッッ"と地響きのような音と共に悶絶する与儀に、芸人達も客席も大爆笑に包まれました。


20171218150934-6c6b67d0ed661f08c966190392a63a3c46869bcf.jpg
20171218151118-1c572ac1c1c049ce01a79d6a37b4f44a6aa1b55e.jpg
20171218150848-54ea268ff404d99b389856b25074984bde80ab52.jpg20171218150845-4b2fee2fff99ef329fde52c9a428886fa19b4ee1.jpg

また、フースーヤ得意の「フースーヤのギャグ50音」では、沖縄芸人から出される「ぷ」などのイレギュラーなお題に、苦しみながらギャグ披露。「濁点とか丸が付くのは作ってない、そもそもギャグ50音って言ってるのになんでお題が50音じゃないの?!」と谷口が恨み節を口走り、客席の笑いが起きる中、その日の舞台は幕をおろしました。

20171218151523-46463202d59cd9691601c32e5773ab5aeed0a984.jpg20171218151502-feea6d876baa705f83f101a1dc5dc545ac517b27.jpg20171218151318-56309d342e3096bb141b22bc12ae59e5f9734545.jpg

【フースーヤ】【魁バーバリアン】【カシスオレンジ】【けんたくん】【ピーチキャッスル】【初恋クロマニヨン】

2017年12月19日 (火)

全12チーム43名が大激戦!「BDB〜爆裂地肩バトル〜年忘れ世代対抗戦!!」優勝は祇園×ラフ次元

12月17日(日)、よしもと漫才劇場にて、「BDB〜爆裂地肩バトル〜年忘れ世代対抗戦!!」が開催されました。爆ノ介がプロデュースし、毎回、さまざまな芸人たちが入り乱れて戦うお笑い総合バトル。今回は、タイトル通り世代別12チームに分かれての団体戦で、「今いちばんおもしろいヤツら」を決定します。

オープニングでは、舞台上になぜか木が。爆ノ介曰く、劇場階下にあるドン・キホーテの木が天井を突き破ってここまで伸びてきたとのこと。このままでは今夜のイベントが中止になってしまう...と、そこに現れた救世主が、MCを担当するスマイル・瀬戸! 作業服姿でトラクターに乗った瀬戸が、あっという間に気を取り除き、「SETOでした〜」と軽やかに退場。無事、イベントを開幕できることとなり、胸をなで下ろす爆ノ介でした。

20171219202606-9b3db2621beef5064663bc469742707c9496ddbf.jpg

そんな寸劇を経て、さっそく瀬戸が出場芸人たちを呼び込みます。前回同様、客席通路を通っての登場に、観客の皆さんは大興奮。各チーム、個性を打ち出した決めポーズやボケも見どころです。

27期以上チームは、クロスバー直撃×トット=トット直撃。

20171219202735-e008b266ffe1f7e17b96518a0b789b9de5211007.jpg

28期チームは祇園×ラフ次元=ラフ祇園。

20171219202757-aaadd80c2f17bb86336eec21934a43a2c09ca0ae.jpg

29期チームはデルマパンゲ×吉田たち=吉田パンゲ。

20171219202819-cd9b7814c7818ae667ed8a27c7686e05422dbe26.jpg

30期チームはツートライブ×爆ノ介=爆トライブ。

20171219202835-a26768974155a408fe48f06a9d5d00724eb67697.jpg

31期チームはセルライトスパ×ロングコートダディ=ロコスパ。

20171219202851-cabe19485e83ad63ffadae5153b43a8ad826d161.jpg

32期チームは大自然×マルセイユ=マル自然。

20171219202904-21397c767bf264aec4fdd8594288cf3b91e4be35.jpg

33期チームはヒガシ逢ウサカ×ビスケットブラザーズ=ビスケット逢ウサカ。

20171219202919-eaf9b2773614b37d1b5e74113c8596c0c162362a.jpg

34期チームはポートワシントン×さや香=さや香 in ワシントン。

20171219202936-08e90d206d7385afbc1f8fd337368fe6f45f01cb.jpg

35期チームはからし蓮根×コウテイ=からしコウテイ。

20171219202953-02708981232a228363b09f4644091a587323a20a.jpg

極ピンチームはおいでやす小田×ヒューマン中村=おいでやす中村。

20171219203008-acc9499d4023aea3ed4e045d782d83f562693bc2.jpg

翔ピンチームは清友×kento fukaya=清ken。

20171219203025-7ee679c0a9cfe33125f68c86b559283c3f257ce2.jpg

男女コンビチームはTHIS IS パン(THIS IS 岡下・吉田結衣のユニット)×蛙亭=THIS IS 蛙パン。

20171219203050-fb398e0d12afba82cf6d44ded5780c5cdf2cda1e.jpg

開会を前に、主催の爆ノ介が挨拶を。シャツをまくり上げると、お腹には顔が描かれており、腹芸での開会宣言か!? と思わせておきながら、実は普通にしゃべるというボケを繰り出す爆ノ介。早くもおふざけ全開です。

20171219203146-49f23cd081a55aad36a2ce6dae901cd24f6d90ae.jpg

解説を担当する笑い飯も舞台へ。同イベントには二度目の登場となります。

20171219203230-ac9f4604b7b7fc9b98395a7a0ee67ee580511fe9.jpg

そして、こちらも恒例、BDB旗の掲揚です。爆ノ介が考えた今年の漢字「室」がゆっくりと上がり、その下ではクロスバー直撃・渡邊が安室奈美恵さんの曲をアカペラで熱唱! そう、「室」は「しつ」ではなく安室さんの「むろ」だったのです...。

20171219203425-b41465dbcfeb1892a033c1cd79e36b1e3393ff75.jpg

ここで、同イベントのルール説明が。出場者は3チームずつ4ブロックに分かれ、トーナメント方式で対決。組み合わせは、事前に厳正なる抽選にて決定済みです。試合では、各チームに持ち時間30秒×2回が与えられ、ギャグ、コンビ芸、ショートコントなど何でもあり、ネタではなく"地肩"で笑わせていきます。2回目終了後は、ポイントが倍になる「アルティメットターン」で、2組がコンビネーションを競うことに。最終的に最も多くのポイントを獲得したコンビが勝者となります。

20171219203449-785a6838a250983ef547bb690fdfadd68d59e5bf.jpg

まずは予選4試合からスタート。それぞれ「レッド」「ブルー」「イエロー」の3色に分かれて激突します。判定は、観客の皆さんの笑いの大きさにより、「B=1点」「BD=2点」「BDB=3点」「ノーポイント」がそれぞれ与えられるとのこと。さあ、いよいよ熱戦の火ぶたが切って落とされました!

予選第1試合は、レッド=トット直撃、

20171219203714-c7c03223034d797d4b38cbddd91ef0fa130c974e.jpg

ブルー=THIS IS 蛙パン、

20171219203749-3130dc6e116fa73eb46a2a09237d8a40e0244552.jpg

イエロー=さや香 in ワシントン。

20171219203811-57f8caeecf5d96a26fbbdc378657f5b454f5f257.jpg

初っぱなからショートコントあり、ギャグありの激戦で沸かせます。アイドルの自己紹介を4人のコンビプレーで見せたトット直撃、さや香・石井の顔マネとポートワシントン・笠谷の英語ネタで笑わせたさや香 in ワシントンが僅差で1位、2位となり準決勝へ! 笑い飯のふたりは「このテンポで進むのはすごい」(西田)、「クロスバー直撃の貫録はさすが」(哲夫)と、感想を述べていました。一方、男女混成チームの利点を生かしたショートコントを披露したTHIS IS 蛙パンが、残念ながら敗退に。

20171219203856-912d7e9438b8aaefdb9812a676bd2a4f5a1416b8.jpg

予選第2試合は、レッド=マル自然、

20171219203927-4354e47b9c9d6ea4f35d579d17c9ec2e75c685ec.jpg

ブルー=からしコウテイ、

20171219203949-58a258e4c6cdb9b65810b71f0d0d7c00592c1527.jpg

イエロー=爆トライブという顔合わせに。

20171219204023-0652e61343f294f57c275ec8d4458a79bfe27d58.jpg

最年少チームとなるからしコウテイは、コウテイ・九条が「ズィーヤ」を連発、掟破りの戦法でポイントを稼ぎトップに立ちます。大自然・白井とマルセイユ・別府のダンスをコントに盛り込んだマル自然が2位。爆トライブは、ツートライブがブルーチームに乗せられ(?)「ズィーヤ」を繰り出し、あえなく撃沈。アルティメットターンで見せた「ダニちゃん」ネタでも2位に届かず、爆ノ介は主催者にも関わらず予選敗退の憂き目に...。哲夫は「『ズィーヤ』の破壊力すごいなあ」と感心しきりです。

予選第3試合では、レッド=ロコスパ、

20171219204109-b08dc0c526fa1ebb98520486084654017f67e7ed.jpg

ブルー=ラフ祇園、

20171219204143-38ffab1bde9842b6347032b518c1015872ef9ffe.jpg

イエロー=おいでやす中村が対決。

20171219204203-df1858945f009c6ebd1c551e0a6d8b91dc8805ac.jpg

充実のショートネタで確実にポイントを重ねたロコスパが見事1位に。木崎のキャラを生かした祇園と梅村のインスタライブ中毒も盛り込んだラフ次元が、それぞれの持ち味を打ち出し2位につけました。ピン芸人同士のおいでやす中村は、なぜか舞台に立つだけで笑いを誘ってしまい困惑。ヒューマン中村のピンポイントなモノマネなどで爆笑をさらうも一歩及ばず、涙をのみました。笑い飯の解説ではおいでやす小田いじりが止まらず、こちらも笑いの連続に。

20171219204233-883b6b421752ba0375bc52815f6d4db6a5587827.jpg

予選第4試合は、レッド=清ken、

20171219204301-86ab7802473185912276140f946776e6fa771db6.jpg

ブルー=吉田パンゲ、

20171219204320-dee6536dddf06de515292f56dc2b7eb43b403781.jpg

イエロー=ビスケット逢ウサカ。

20171219204343-d10df8057177df5d54d1cc54dea7b2b49ea83f22.jpg

白いシャツ&パンツで揃えて息の合ったコンビプレーも見せた清kenと、アクロバティックなボケでも笑いを獲得したビスケット逢ウサカが同点1位となる接戦! デルマパンゲ・迫田をリーダーに据えた吉田パンゲは、人選が敗因に!? 吉田たちの双子あるあるショートコント等で沸かせつつも、迫田の暴走もあり、初の1ケタ得点で最下位に沈んでしまいました。吉田たち・こうへいは、「個人的には見取り図とやりたかったです...」と心境も...。

準決勝は2試合。4チームに分かれ、小道具の使用が解禁となります。1試合目に登場したのは、トット直撃、

20171219204422-3dd33567218edbaa98129dd284fd08c2a8a4eb6b.jpg

さや香 in ワシントン、

20171219204440-472bd1b26b90745ef47773a29146686ca4b7f3f7.jpg

マル自然、

20171219204507-1a33b677d7cc8d694f2d3bdf9eaf16d18925dc1f.jpg

からしコウテイ。

20171219204533-71c01b04685e5e277cc24d77802839e797d62e61.jpg

テンポよくモノボケを打ちまくるトット直撃に対し、さや香は新山によるジャルジャル・後藤のモノマネや笠谷による漫劇メンバーのギャグの英語化など、あえて小物を使わない戦法で勝負。マルセ自然がBDBとノーポイントの連打で高低の激しいパフォーマンスを見せると、伊織のキャラと九条の「ズィーヤ」を前面に押し出してからしコウテイが反撃。4チームがそれぞれ強みを見せつけたバトルは、からしコウテイが勝ち抜きました。止まらない「ズィーヤ」旋風、果たして対するはどのチームに?

準決勝第2試合は、ロコスパ、

20171219204620-b9d010c030fc55b07d0d9b9c55366f32400b757a.jpg

ラフ祇園、

20171219204644-8fb76a22352cf6e0c1a9e9ea57a426c2d8e48b8f.jpg

清ken、

20171219204711-1aae79057f8c41603aceb60a0cbfaf7691748729.jpg

ビスケット逢ウサカの4チーム。

20171219204737-b384956161725e7c3c043fdbddf628d721f2e1c5.jpg

ここでは、櫻井が小物を選び木崎がボケるという黄金スタイルを確立した祇園がポイントを稼ぎ、さらに4人揃っての人形劇のモノマネでも笑わせたラフ祇園が最高得点を叩き出しました。アルティメットターンでは、予選でウケたキーマカレーネタをグレードアップさせたロコスパや、2人でコントを繰り広げた清ken、ショートコントに高見のサイコ風味を生かしたビスケット逢ウサカも大健闘! 感想をきかれた西田は「木崎がすごかった」とひとこと。哲夫も「あの感じで30分ぐらいできるのでは」と脱帽の様子でした。

笑い飯から「気になったチーム」に選ばれた爆トライブが「おかわり」パフォーマンスを披露した後は、ついに決勝戦です。5分の制限時間内に、とにかく交互に打ち合うというルールで戦います。また、小物以外に、サンプラーによる効果音も使用できるように。ふだんのネタ同様、青空と伊織のやりとりで笑わせるからし蓮根と、サンプラー担当・下田と「ズィーヤ」担当・九条がタッグを組むコウテイ。

20171219204842-bb3b30404b3313737014633d3b285546cf907141.jpg

20171219204930-6d102a224f2deac3cc587191edfbe5f12235bc3d.jpg

祇園は引き続きモノボケを連発し、ラフ次元はセサミストリートのクリスマスなどショートネタで盛り上げます。

20171219204956-8d9c2c9a73bbddf665f5a2d3e237c9ca9fbf8aed.jpg

20171219205025-f406ee5bc5b20f92e509ee16590d05cad27df5c5.jpg

どちらも譲らぬ好勝負となりましたが、優勝を手にしたのはラフ祇園でした! 

20171219205106-a33bb0f6675a5f9b0add349c425ae10d8b5f42d3.jpg

爆ノ介お手製のパセリが降るなか、喜びをかみしめる面々。木崎は同イベントのMCを務めてきたことから、ノウハウをしっかり把握していたものの、出場者となった6月開催の前回大会では無念の準優勝。ようやく雪辱を果たせたことに、安堵の笑顔を浮かべていました。熱戦を間近で見守った笑い飯も、解説しながらしっかり楽しんだ模様。

20171219205139-4e86ba153632369f411ebf4c2e80fd5e87e1ad08.jpg

20171219205206-3465cc8d642a331c32fe9086bde2fdfe0b0b88fb.jpg

またしても見ごたえたっぷりな大熱戦となった「BDB〜爆裂地肩バトル〜」。次回の開催を、どうぞお楽しみに!



【爆ノ介】【クロスバー直撃】【トット】【祇園】【ラフ次元】【デルマパンゲ】【吉田たち】【ツートライブ】【セルライトスパ】【ロングコートダディ】【大自然】【マルセイユ】【ヒガシ逢ウサカ】【ビスケットブラザーズ】【ポートワシントン】【さや香】【からし蓮根】【コウテイ】【おいでやす小田】【ヒューマン中村】【清友】【kento fukaya】【THIS IS 岡下】【吉田結衣】【蛙亭】【スマイル・瀬戸】【笑い飯】

2017年12月18日 (月)

『M-1グランプリ2017』チャンピオン・とろサーモンが、NSC生の悩みに迫る! 久保田「自分を貫くことが大事」と激励!!

12月15日(金)、『M-1グランプリ2017』において13代目王者となったとろサーモンが、NSC東京にてNSC生へ向けた特別授業を行いました。
20171218221529-d56e4f7b40b2dfde875185705e376f5fc15f384a.jpg
この日、NSC東京23期生を対象に行われたのは、『M-1グランプリ2017』で優勝したとろサーモンによる特別授業。即効性の高いやりとりが持ち味のダイナミックな漫才を繰り広げる彼ららしく、思い切りのよさが光るアドバイスが次々と飛び出しました。

まずは、今春NSCを卒業したばかりの芸歴1年目の芸人からの質問に応じた2人。
「M-1優勝後、生活は激変しましたか?」と聞かれると、村田は「信じられへんくらい仕事をもらってます。スケジュールが真っ黒ってよう言いますけど、漆黒。それくらい変わりましたよ」と返答。同調する久保田が「仕事が太ったというか。元々痩せてたんですけど、スケジュールが肥えてきたってことです」と独特の表現をすると、「ちょっとよくわからないですけどね」と聞き手に寄り添ったツッコミで笑いを誘います。
20171218220716-918b1a2374bb3147680174036e02f42a208fe711.jpg
芸歴0~1年目にやるべきことは何かと問われると、「俺はNSC落とされたから」と呟く久保田。「99%落ちないでしょ? でも、こいつは落ちたんですよ」と話す村田が「先に(1人で)NSCに入って、こいつは落ちたけど一緒に住んでて」と続けると、その1年間は夜のアルバイトをしていたことを明かした久保田。「テレビに出たいとかって気持ちあるじゃないですか。そのとき求められるのはエピソードトークになるから、(何もない時期は)いろんなことをしたらいいんじゃないですか? いちばん辛い時期にいちばん濃い労働をしたほうがいい。労働です。労働してください!」と呼びかけました。
20171218220741-a5fdcd6a46dbf2576e4c249bfc02f7404b5c0037.jpg
20171218220741-9d6d260b3d07c21a3717dbcedb3f3f6ebef0d9f7.jpg
その後、現役のNSC生からも、たくさんの質問や悩みが挙がりました。
いちばん辛かった時期について聞かれると、「人ってあまりにも辛いことって記憶から消えるのよ。東京に来て1~2年目のことを話してくれってよう言われるけど、辛過ぎて記憶がないのよ」と戸惑う久保田。「辛いことにいちばん付けたないしな! なんかごめん!」とキッパリ言い切ると、笑いが起こります。
村田曰く「苦しいときはケンカが絶えなかった」そう。「ネタにも仲悪い雰囲気が出るから、コンビは仲がいいほうが絶対にいい。嫌いなヤツにツッコんだり、ボケたりするのってイヤでしょ? 気持ちにゆとりがあったほうがいい」と話します。
今年の『M-1』のファイナルラウンドで披露した石焼き芋のネタは3年前の敗者復活戦でも披露したもの。「見比べてください。こいつ(村田)の顔がどれだけ違うかを!」と久保田。村田は「その時期、むちゃくちゃ仲が悪かった。僕、噛まれたての若いゾンビみたいな顔してました」と笑いました。
20171218220825-108db47dd080aa147d8df684c88f0d082c31c3c0.jpg
漫才でキャラを付けるべきか否かという質問には、「自分たちはキャラじゃない。ほんまにあんな感じやから」と返した久保田。村田が「テレビに出てるクズの人おるでしょ? あの人ら、裏ではええ人やったりするじゃないですか。こいつは裏表のないリバーシブル・クズ」と断言すると、久保田は「底辺を味わってきたからキャラをつくることはない。自分を貫くことが大事」とアドバイス。「観てて、嘘付いてるなってわかるやん? 無理してキャラを作ることはないよ。キャラなんて、自然と出て来るよ」と続けます。
と言いつつも、コンビの関係性を観客にいち早く理解してもらうためにやっていることもあるそう。
久保田が「変なヤツと早くわかって欲しいから、お前(村田)は気付いてないかもしれんけど、舞台に出て行くときに袖のパネルを触りながら出て行ったりしてる」と打ち明けると、村田は「こわっ!」と仰け反ります。
20171218220904-66145406b577d30eec4163837f360a37b8a583c0.jpg
20171218220904-5fb0a1d21a5db59d30890d0874660cb79edc5505.jpg
一時、話しかける久保田を無視して村田が話をどんどん進めていく"すかし漫才"で、注目を集めたとろサーモン。
「システムをつくれば(売れるのは)早いっちゃあ早い。こいつ(村田)がツッコまんと無視する漫才をしたら"すかし漫才"って呼ばれるなと思ってたし、あれはテレビに出たいがためにやってました。けど、今度はそればっかりでオファーが来て。やりたくないから断ってたら、仕事がなくなりました」と回想。村田も「ほんまはああいう関係性ではないから、苦しめられました。番組に呼ばれると久保田は意外と喋るし、俺も無視せんしっていうので違うやんってなって。今のほうが自然にやってます」と話します。
だからこそ、「色々と経験したほうがいい」と訴えかける久保田。村田が「ネタとフリートークが違い過ぎるとしんどくなる。苦戦してる芸人をたくさん観て来たから、(自然にやって)ネタと同じ方法でいけばいい」と続ければ、「スタートダッシュしたいなら、キャラをつくってもいい。でも、結局(芸人生活は)長距離走やから疲れるやんか」と話しかけると、NSC生は大きく頷きます。
20171218221413-633b817cba8e114f2873d87b7bf9227fa10200e6.jpg
もちろん、多くの芸人が群雄割拠するお笑い界で勝ち残るには、個性も大事な要素の一つ。
「自分達のスタイルをどうやって見つければいいのか悩んでます」と打ち明けられると、「それぞれ、あんねんけどなあ」と頭をかいた久保田。「人前で20分のネタをやれって言われたら、どこか1つはウケるところがある。そこはヒントになるというか、自分達のスタイルになるような気がする」と話しつつ、「最初からスタイルなんてできるもんじゃない」と断言。村田も「最初からつくる人はいないんじゃないかな?(やっていく中で)こっちのほうがウケるからそうしていこうってなるもんじゃないの?」と話すと、久保田は「1年目からできる訳ないやん。それより、ネタをいっぱいつくったほうが勝ちやと思う」と話しかけます。
20171218221009-65062ad76d586118833ea5f0e6c0a094d888c12d.jpg
見た目のギャップが激しい男性コンビからの「自分達の好きなことを優先すべきか、それともお客さんにウケるものを優先すべきか、比重を知りたい」と聞かれると、「お前らはそんなこと考えんでいい!」(久保田)「一瞬で覚えられる2人やん」(村田)と悩みを一蹴した2人。
ネタ中、思い付いたアドリブを披露するのが怖いという悩みには、「(思い付いたなら)やったほうがいい」(久保田)「それはそれで、ネタになるかもしれんから」(村田)と助言。「アドリブ入れると言うたって、4秒か5秒のこと。それで怖いなんて、悩みがちっちゃ過ぎる。ぶち込んで!」とキッパリ言い切ります。また、女性コンビの片方が「一方で」と言いたかったところを、「かたもや」と発してしまうと、2人は大ウケ。「それでネタつくったら?"母親がかたもやで......"」(久保田)「"え? それ、どういう状態?"って」(村田)と提案しました。
20171218221044-cd1aa8e718534966036225aaf4892baa599f0289.jpg
最後に、「とにかく今はがむしゃらにネタをつくったり、練習したりしたほうがいい。お笑い(のブーム)は変わっていくので、柔軟に対応してください」とエールをおくった村田。久保田の「楽しても幸せは来ます。けど、苦労してた分の幸せがやってきます。どちらがいいか、自分で選んでください」という激励には、すかさず「瀬戸内寂聴か!」とツッコみました。
20171218221454-3c8d222d97abf76e6a846c9723a82353d399fdbd.jpg


吉本興業が直接運営する養成所、専門学校、来年度入学生募集中!
47都道府県説明会も年内、2018年年明けも開催いたします!
申込みは各校のホームページから!
▼芸人目指すなら!
▼裏方スタッフ、クリエイター、構成作家を目指すなら!

マンガ、CG&アニメ、パフォーマー、ライブスタッフの4コース設置!2018年4月入学1期生募集中!
→「あそぶガッコ」沖縄ラフ&ピース専門学校


【とろサーモン】

2017年12月17日 (日)

プリマ旦那、セルライトスパ、濱田祐太郎が神戸アイセンターで『暗-1グランプリ』開催!

20171217010240-e67d8623e4c1a351894dd58cf7f5767fc4069875.jpg

12月16日(土)、神戸アイセンター病院内で開催された、"見えない世界を楽しみ尽くす"がテーマのイベント『NO LOOK TOUR』にて、プリマ旦那、セルライトスパ、濱田祐太郎が『暗-1(クラワン) グランプリ』に挑戦しました!

20171217010312-9edb64d1abfd4c8b09da6784485e138d1071b2d8.jpg

『暗-1グランプリ』とは、視覚に頼らない笑いのこと。この日は、目の見えないお客さんの前で、顔芸や身体を張った芸を使わずに、話芸だけでどれだけ観客を沸かせることができるかという、新しいお笑いジャンルの開発に挑みました。プリマ旦那が司会・進行を務めるなか、いよいよ『暗-1 グランプリ』開幕です!

20171217010340-93de9ebb06367c3c60c96e2541e3af0eb3e69f1a.jpg

トップバッターは盲目の漫談家・濱田祐太郎。「目が見えないと結構気を使われていると思うこと」に始まり、「目が見えない自分のナンパ術」などでお客さんを沸かせました。

続いてはセルライトスパ。「交番」、「自動販売機」などのショートコントを披露したあと、お客さんからお題をいただいて即興コントを作るのですが、予想だにしない展開に! これにはお客さんも大笑いしていました。

20171217010401-5bcc6252c3961e472d3eb3971269ade2b57cdce1.jpg

トリを務めるのはプリマ旦那。野村が女性からプロポーズを受けたというネタで、見事な話術で会場を盛り上げます。

20171217010426-2fb0b9efe37de4cfc686444e4fab52026789f598.jpg

ネタ終了後、それぞれ「暗-1グランプリ」に挑んだ感想を。濱田祐太郎は「温かいお客さんで、ここがホームかと思いました」と語り、万雷の拍手! 野村は濱田のネタを「劇場では『迷ったら笑ってくださいね』というのがいいウケ方をするんですけど、今日に至ってはお客さんも『わかる、わかる』と共感の気持ちがあったんちゃう?」と質問すると、これを受けて濱田が「まさかの共感でした」と語り、お客さんは大笑い。セルライトスパ・大須賀は「僕は普段、見た目がおもしろいと言われるので、今日はしゃべりで笑わせるんだと意気込んでいましたが、やっぱり見た目が大きかったですね」と語り、こちらもお客さんを沸かせます。

20171217010505-2bd6dffb403cdb77e59f4863055ee38e4d89b8a7.jpg

20171217010608-36560852bfc88e0e536e0e0f43736cfc01fbd911.jpg

続いては、芸人全員アイマスクを着用して「見えない世界」を体験。肥後は「相方がどこにいるかわからない」、大須賀は「ストレスです。これは本当に大変!」と語り、目の見えない方々の大変さを実感。そして今回、目が見えない方でもお笑いを楽しんでいただけるとっておきのアイテム、「サウンドツッコミグローブ」を紹介しました。こちらのグローブは、スマホと連動していて、グローブをはめた手でツッコむと「バシッ」と音が出る仕組み。

20171217010636-dc333772d4aeb3635800daa8858e496f30a4796b.jpg

グローブをはめて「なんでやねん!」と手でツッコむと同時に「バシッ」と音がするため、目が見えない人たちも「今、ツッコんだんだな」とわかるという便利グッズです! 客席にいた7歳の男の子も試しに「サウンドツッコミグローブ」をはめてツッコみにチャレンジしていました。

20171217010653-3f460bf8724e8e8c2197010478fd83b57e78d4cd.jpg

20171217010742-19ce246db33038b6383980b6b954e311c6330ec4.jpg

続いてはトークコーナーです!この日は「見えない世界を楽しみ尽くす」というテーマに沿って、「見えない笑い」についてトークを展開。まずは、「"視覚障害者"に代わる新しい呼び名」を考えます。「もっとまろやかな呼び名はないかな?」と河野が問いかけると、濱田は、「僕らはそう呼ばれることをあまり気にしていないけれど、先ほど本番前に野村さんと表記について語り合った」と明かします。すると野村は「"障害"を"障がい"と表記するのは、ナンセンスと感じている」と語り、一方、濱田は「"障害"の表記を"障がい"に代えても、僕ら見えないですから」と語り、お客さんから大きな笑いが。肥後は、目が見えない方はその分聴覚が研ぎ澄まされているということから「耳神」を提案。また、大須賀は、濱田から「マッサージや鍼、お灸を仕事にしている方も多くて、触る感覚も発達している人が多い」と聞き、「ゴールドフィンガーズ」を提案します。野村は「障害にもいろいろ種類があって、どうしてもネガティブなところを拾うけれど、苦手なところがあれば得意なところ、逆に普通よりも優れてできるということなので、その世界では1位」と語り、「そういう意味で、『マスター』はどうでしょう? 気軽に呼べるし」と提案。濱田も「『マスター』と呼ばれたら気分がいいかも」と語り、視覚障害者に代わる新しい言葉は「マスター」に決まりました!

20171217010852-5b0454cc3ff46011d2e39f98c12e8aad391273e0.jpg

続いてのテーマは「見えないことで楽しめないお笑いはありますか?」。例えばアキラ100%さんの場合は「お盆が落ちても僕らはわからないですもんね」という意見が飛び出し、こちらも爆笑。野村は「出オチや顔芸ではうまくはいかないですよね。かといい、すべて説明すると野暮ですし」と思案。濱田はバラエティ番組を「叫ぶ系で終わるドッキリは楽しく聞いています」と明かし、テレビの楽しみ方を語り合いました。濱田は漫才の特番やトーク番組が好きでテレビをよくつけていたとか。「基本的には言葉で伝えてくれるお笑いがいいんですね。そうするとやはり漫才、落語が強いですね」と河野。

最後のテーマは「見えない方でもお笑いが楽しめる究極の環境は?」「映画館でも揺れたり、さっきのような道具があるとお笑いも広がるのでは」と河野。「目が見えなくても実際に劇場に足を運んでいただくと、臨場感や空気感が伝わるという意味では劇場をオススメしたい」と野村。ほか、音声ガイダンスを取り入れてみたらいいのでは? という意見も飛び出します。最後に大須賀が「濱田くんみたいに、実際にお笑いをやってみたらいちばん楽しいと思います」と提案すると、濱田は「この道でライバルが増えるのが嫌なんで...」と語り、お客さんは大笑い。大盛り上がりで『暗-1 グランプリ』は幕を下ろしました。

【プリマ旦那】【セルライトスパ】【濱田祐太郎】

2017年12月13日 (水)

ジェラードンが優勝! TOWN WORKプレゼンツ「BAKE-MON」決勝戦

11月12日(日)、東京・渋谷∞ホールにて「TOWN WORKプレゼンツ『BAKE-MON』決勝戦」が開催され、全33組の若手芸人が出場する中、見事ジェラードンが優勝を果たしました。
20171213124951-ad09318958c3e659be9d5a03c8ea97fc8d2d6089.jpg
MCにブラックマヨネーズ、審査員に千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシを迎えた本大会は、次に「化ける」モンスター芸人(=BAKE-MON)を決定するオーディションライブ。"テレビ未公開のネタ"限定で開催され、3回の予選を経て勝ち上がった芸人により、白熱した決勝戦となりました。

10年ぶりに復活したという本ライブは、優勝賞金も50万円と、若手芸人にとってはかなりの高額賞金がかかっているとあって、MCで登場したブラックマヨネーズも「すごいですね~!」(小杉)、「思わずいつもよりドーランを厚く塗ってしまいました」(吉田)と、気合の入ったコメントを発します。
20171213125050-14849130cf7c283bc0bbae3acc05fbcaaa92ef2b.jpg
続いて登場した審査員の千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ。ジュニアは「マジメな話、ホンマに面白い人は売れるやん? でもややこしいのが、たまにおもろない人も売れるけど」と、ホントに面白い人は売れると太鼓判を押しながら、「でも、若手の頃に審査員に言われたことってずっと覚えてるもんなぁ......」と自身の若手の頃を振り返り、苦々しい記憶を明かして会場を笑わせていました。
20171213125504-add762e9981c608651417811e1dad7f67e98f69d.jpg
礼二は審査員として「将来性をみたいと思います」とコメントし、小杉に「審査員慣れがすごい」と感心されますが、剛は「元気いっぱいで! 大きい声」と答えたため、「こっちはざっくりしてんなぁ」と呆れられます。そんな中、なぜかケンコバだけは「僕は顔。女の子やったらカワイイ子。男やったら自分がゲイの目になってカワイイ男の子」と、独自の審査基準を発表し、笑いを誘っていました。
20171213125540-6f715adcbb0e9b8d35d85a6a1495fa7e64aea44e.jpg
そしていよいよ「BAKE-MON」決勝戦がスタート! さっそく6~7組ずつ5ブロックに分かれた若手がネタを披露していきます。

トップバッターの天狗は、1週間を英語で言おうとするのですが、物忘れが激しすぎて言えないという漫才を披露。続くラフレクランは、西村がひとりカラオケをしようとすると、部屋の中に不気味なおじさんが入ってきて、西村のカラオケを採点しだす......というシュールなコントを展開します。
20171213125640-d17e7c582339fa61440b5f71cc0f26a170747cdc.jpg
20171213125703-2972f7264933d2742a80d21bbfe4858806f5ac18.jpg
3組目の隣人は「罰金5円」の悪いことを独特の踊りとともに発表するというネタを披露。続くやわらは独自の歌で笑いを誘い、5組目の犬は、運命の出会いかと思ったら相手が気持ち悪い人だった......というガッカリなコントを。そして今ブロックの締めを飾ったのは、バイトの先輩と後輩の会話を綴ったコントを披露したサルゴリラでした。
20171213125817-0583032c9fda51907df169796b8406080f455fe5.jpg
20171213125834-adf3e41306b82c4169b9b6c1da352adc98d1d065.jpg
20171213125853-88ae9e3b7bd70f03145e9d1d1aec5956cef88efe.jpg
20171213125913-e77b7e94eaa3f0fb34cb6e77df66bd9e86b5b3d5.jpg
最初のブロックが終わっての講評では、漫才に期待していたという中川家の2人が「コントの方が調子よさそうですね」とコントを絶賛。特に剛は「サルゴリラのコントはずっと見ていたかった」と絶賛していました。
20171213125952-59360e1f7810cc3d21c45762d7db73c1e79f0536.jpg
続く2ブロック目では、歌もののコントが得意なシマッシュレコードが"悲しいことがあった時に作った曲"だという『オレは待っていた』という曲を披露し、スーパーで特売シールが貼られたお寿司を横取りされたときの悲しみを切々と歌い上げます。ZAZYはピン芸の王道、フリップネタで笑わせるのですが、徐々にネタが不思議な風味を帯びていき、最後はシュールすぎるオチでお客さんをケムに巻いていました(笑)。
20171213130023-936d7cd9eecf566d6f51dfe534dab8b969181b4e.jpg
20171213130043-10c00f51feaeb1954bdab110d2b74cd55d50114a.jpg
ナイチンゲールダンスは「木に風船が引っかかって泣いている子供の助け方」という漫才を、おばたのお兄さんは運動会でのジタバタを全て「バタにんまり」で解決するというピン芸で会場を盛り上げます。ボーイフレンドは歌ネタやダンスが盛り込まれたコントを披露し、ネルソンズはヤンキーの男の子とそのお母さん、そして謎のラッパーによるヤンキーを更生させようとするコントで爆笑をさらいます。
20171213130112-9d28679e8bb0753e2fa3180bb44b2ba633a64e3e.jpg
20171213130130-7564779508099cbca68fd2e5fe1f73614caa00ec.jpg
20171213130148-e7b8850186d9393db1aecc39adefd4e168333402.jpg
20171213130205-e82fbbd6a27f088ea9e06bd0fe006e0323eec0b2.jpg
講評では、ジュニアが「『これは芸人しかできひんやろ』っていうやつがやっぱりおもろいですね」と評していました。
20171213130238-542bfb00eafd2e11859b0903baaf0147950f0ee3.jpg
第3ブロックでは、ラニーノーズが今どきの音楽を歌うかと思いきや、漫才の王道である「べっぴんさん、べっぴんさん、ひとつ飛ばしてべっぴんさん」に節をつけて熱唱。世間知らズは、語尾に変な擬音をつけた話し方で笑いを誘います。こがけんは「こんなやつとあんなやつって絶対付き合うよね」という恋愛フラグの歌を熱唱し、続くダンビラムーチョは、ヤンキーとヤンキーに金をせびられるおっさんのコントで審査員のケンコバを爆笑させます。
20171213130321-b2335c264135817225a78b82a59b7889a08f97e7.jpg
20171213130339-ad6208b2683e790738fb702f3b4fe121ff5ebce2.jpg
20171213130407-8c00b5d0d7bd8058afcfb20e056d6927d0d70f48.jpg
20171213130423-c5fbe07e12085a121922713edf189ed09bfe1136.jpg
5組目のしゅんしゅんクリニックPは、臓器のTシャツを着て、歌いながら臓器を説明するというシュールなピン芸を展開。ガンバレルーヤは、継母と娘が「お母さんのオムライス」の歌を歌うという、微妙な関係でクスリと笑わせるコントを披露します。インディアンスは好きな子ができたからプロポーズの練習をするという設定で、さまざまなプロポーズのパターンで笑いを誘っていました。
20171213130447-772169a6349b94348929b0ded8bd28608a2eed3f.jpg
20171213130505-c513f2765667cbfb330083d666eabee6a36f36f9.jpg
20171213130526-347f8f143eeb6976455f318602cd8d332099c78e.jpg
第3ブロックの講評では、礼二が「みんな面白いですけど、特にダンビラムーチョのコントに出てくるおっさん。あの手のおっさんは僕もまだ手を出したことのないおっさんです」と絶賛。ケンコバも、「確かに、途中からあのおっさんが宇津井健さんに見えてきましたね」とこぞって名優の予感がすると絶賛します。
20171213130547-9bf37683e347751cd93bc6f597cedd7efd969e1d.jpg
第4ブロックはさんさんずから。「娘さんを僕にください」というシーンなのに、なぜか3人のうち2人がシンクロした動きをするというシュールなコントを披露します。続くオダウエダは一見ほのぼのとしたおばあちゃんと孫の会話かと思いきや、急転直下の同じくシュールなオチで笑わせていました。3組目はラフレクランのきょんがピンで登場。最後は必ず「ヤバイね」で締めるというヤバいネタ(?)で勝負に挑んでいました。
20171213130624-04252a956344f3a41c981159a27c4e4d6ae25d6a.jpg
20171213130649-8134ba0587cf5a7b27e8202d8a614722685c57da.jpg
20171213130748-0db933bc49fb29000948e14f3969ffd1d54a9734.jpg
4組目のフルフロンタルは、キザな男が登場する漫才を展開し、ぼたもちハイビスカスはお嬢様と世界でトップスリーに入るという女ボディガードとのコントを披露します。さかえは「一生寝ない体」になるためにはどうしたらいいかを考える漫才で笑いを誘い、高校ズはなんでもかわす(よけるという意味の「かわす」)という歌を披露し、ありとあらゆるものを「かわし」ていました。
20171213130810-ca0425d4715a032836f97014ecec341b199c5671.jpg
20171213130827-376c71be21bb90b36fca27501cd2decf7d4d4675.jpg
20171213130900-e697fd563b3595769ec380f07568168769a9955a.jpg
20171213130916-9946a1de846df7e9f50de7026d852be72c701cad.jpg
第4ブロックを「このブロックは特に自分を信じてる人が多かった」と話すジュニア。礼二はさかえを「ドラマに出てきそうな漫才師」だと評します。
20171213130938-180adc0272f1c8fc2f3e923ffc050ccdf6972e06.jpg
最終ブロックのトップを飾るのは、芸人になりたいという息子とその親という設定の漫才をする鬼としみちゃむ。続くピン芸人のTOKUは、恐竜(レックス)にまたがってネタをし、「これが白亜紀の笑いで~す!」などという発言でケンコバを爆笑させていました。続くしんぼるは、6歳から17年間ずっと友達だというコンビネーションで息のあった漫才を見せます。
20171213131005-57e74de4ae818ecee373d48410a18f6ff5644a0d.jpg
20171213131033-50ab8c03ddb3eecc075eaab883b0329fc2f40faf.jpg
20171213131104-3d827aeff532b57bc788c5fe6f67aa2353b5bf27.jpg
4組目のイチキップリンはギターを持って登場しますが、セットの隅にそっと置いたまま、最後までギターは弾かず、「世の中のいらないもの」をダンスと歌に乗せて説明し、次々と捨てていくというある意味斬新なネタを披露し、笑いを誘います。続くトットは近所のおいしいごはん屋さんのCMを作ってあげるという漫才を披露し、ジェラードンは握手会という設定で、アイドルとそのファンと警備員という3人の絶妙なやりとりをコントで魅せます。トリを飾ったのはニューヨークで、歌とラップの2人組の解散ライブという設定で歌とラップを交互に歌うのですが、2つの世界観のあまりの違いに大きな笑いが起こっていました。
20171213131129-807a655dea9c400c0d7f17010c216031ca6df0f6.jpg
20171213131151-4548fa68957a4c3b77068f93609f5115d8f0e355.jpg
20171213131212-696fb9c630477be0d7cbbb86bfcea992b34ce04c.jpg
20171213131236-22df0b01c356a7cf08691228715aa84cf7d82132.jpg
最終ブロックを「ヘンなやつが多いブロックでしたね」と評し、笑わせるケンコバ。ジュニアはジェラードンのコントを「一文字たりともムダがなかった。あんなコントなかなかないで。あんなにもう1本他のコント見たいと思わせることもなかなかない」と大絶賛します。
20171213131340-e52b95524adbfc0367d6ee53e5b78099c7704533.jpg
20171213133330-379b302a431fa9ecef4e90591519a02ceafe7fac.jpg
結果を集計している間、イチキップリンや恐竜ライダーのTOKU、しゅんしゅんクリニックPなどのピン芸人と会話をするブラマヨと審査員芸人の面々。医者としても活動しているというしゅんしゅんクリニックPは、普段は薄毛のクリニックで働いているそうで、それを聞いた小杉が自身の頭皮を見てもらったところ、「残念ながら、毛根がご臨終です」と言い渡され、爆笑が起こっていました。
20171213131537-9209e649b7e97fab03d73b409c50963555a5e8fc.jpg
20171213131626-ea3c6ecab5d0e0512a4f4931172fb68c902b3ab9.jpg
20171213131650-a1e61cb1a371514df54c72288964a8a4fd50c5bb.jpg
いよいよ結果発表となり、まずは特別賞の5組が発表されます。特別賞に輝いたのは、しんぼる、ガンバレルーヤ、インディアンス、ラフレクラン、ダンビラムーチョの5組。特別賞のプレゼンターはケンコバが務めたのですが、全員に「痛みに耐えてよくがんばった! 感動した!」という小泉元首相の名言をなぜか引用し、笑いを誘います。
20171213131822-cbf6e79bec3a647631e27ffd228ec070bced015b.jpg
20171213131841-6b63d240c3d592cb3065035ec1b287ab17be860a.jpg
20171213131859-73a31e5f2abd74ab32eb965c4238d5b298078261.jpg
続いて準優勝の発表へ。準優勝はネルソンズが受賞し、賞金の30万円を手にします。和田まんじゅうは「ウソでしょ!? ムチャクチャ嬉しいんだけど!」と信じられないようすで興奮していました。
20171213132002-e58ac4f18c28300eebb4b1e0101c8dcf6d503069.jpg
そしていよいよ優勝者の発表へ。優勝したのはジェラードンでした! 『キングオブコント』では毎回2回戦で落ちているというジェラードンは優勝するのが初めてだそうで、「嬉しい!」を連発。そんな彼らには優勝トロフィーと賞金50万円が贈られました。
20171213132038-8d8933eadd446bfa4553ca0c29e7cee34b4612f9.jpg
大会終了後の囲み取材では、ジェラードンのかみちぃが「緊張しすぎて、本番前は誰ともしゃべってなかった」と明かし、大会にかける意気込みが相当なものであったことを語るのですが、他のメンバーに「誰ともしゃべってないのはいつも通りだろ!」とツッコまれ、笑いが起こります。
20171213132126-6c12b04b4a5c9e574b952d9641ca62272cd680ed.jpg
ネルソンズの青山フォール勝ちは「嬉しいんですけど、いつも2位とか3位ばかりなので正直『またか』と思ってちょっと悔しい」と複雑な心境を明かしますが、「でも今回は賞金あるんで」とそこは素直に嬉しいと話します。和田まんじゅうは「僕らはお客さんはもちろん、芸人も笑わせたいというコンセプトでやってるんで、今回はお客さんも笑ってくれたし、楽屋に戻っても芸人がみんなおもしろかったと言ってくれてたんで、それだけでも嬉しい」と謙虚な発言でその場を和ませていました。

賞金の使い道については、「上京してから12年ずっと同じところに住んでいるので、すぐにでも引っ越したい」(かみちぃ)、「衣装に穴が6カ所ぐらい空いてるんで、衣装を新調したい」(ジェラードン・西本)「いったん妻に預けます」(ネルソンズ・岸)とさまざまなよう。

テレビ番組関係者も注目し、この日も十数人の関係者が観戦していたという今大会での優勝・準優勝とあって、「僕らは一緒にライブをすることも多く、唯一のレギュラー番組も一緒にやらせてもらってるんです。だから、できれば2組セットで番組に出させてもらいたい!」と仲よく意気込み&希望をアピールする2組でした。

ジェラードン、ネルソンズと、いずれもトリオのコンビが受賞することとなった「BAKE-MON」。彼らの今後と、来年も開催されるであろう本大会が今から楽しみです!
20171213132208-cf0aca607f1dbe58c587aadac3379a89d6969e17.jpg


【ブラックマヨネーズ】【千原兄弟】【千原ジュニア】【中川家】【ケンドーコバヤシ】【今さらジャンプ】【天狗】【ラフレクラン】【隣人】【やわら】【いぬ】【サルゴリラ】【シマッシュレコード】【ZAZY】【ナイチンゲールダンス】【おばたのお兄さん】【ボーイフレンド】【ネルソンズ】【ラニーノーズ】【世間知らズ】【こがけん】【ダンビラムーチョ】【しゅんしゅんクリニックP】【ガンバレルーヤ】【インディアンス】【さんさんず】【オダウエダ】【きょん】【フルフロンタル】【ぼたもちハイビスカス】【さかえ】【高校ズ】【鬼としみちゃむ】【TOKU】【しんぼる】【イチキップリン】【トット】【ジェラードン】【ニューヨーク】

2017年12月11日 (月)

フィナーレは「小松菜イツ!」 芸人仲間が集結した『永井佑一郎 初ルミネ単独LIVE―20/40Anniversary―「キャラッパ20」』レポート

12月3日(日)、東京・ルミネtheよしもとにて、『永井佑一郎 初ルミネ単独LIVE―20/40Anniversary―「キャラッパ20」』が開催されました。

20171211104214-657ea12d057209c930fcec1c708157ba167c2a91.jpg


タイトル通り、永井佑一郎がこれまで生み出した約100キャラクターから厳選し、パッケージしてお届けするライブ『キャラッパ』。
加えて、今回は40歳にして芸人生活20周年という節目の記念ライブとあり、芸人仲間、元芸人の一般人、そして家族まで登場した、まさしく永井佑一郎の半生を凝縮した集大成と言えるライブとなりました。


大勢の観客が見守る中、開演とともにオープニングアクトとして始まったのが、永井佑一郎の父親・永井豊さんによるチェロ独奏。

20171211104339-7ff9999114e87c9657320e87505857d5b96453dd.jpg


プロのチェロ奏者でもある豊さんが優雅に『初恋』を奏でる間、スクリーンでは永井佑一郎のこれまでの経歴が紹介され、演奏が終わると、今度は母親・永井まり子さんが「♪パンパン!スパパン!」「私は母のまり子です」とアクセルホッパーのフレーズを口ずさみながら登場。
2人の「『キャラッパ』スタートです!」の掛け声でライブ本編の幕開けとなりました。

20171211104340-f0514fc2bc5c494be60979851351f211ec4eb4a6.jpg


スクリーンには、永井のキャラクターが無数に表示され、その中からルーレットのごとく、最初に選ばれたのが『アクセルホッパー隊』。


永井の代表作でもあるアクセルホッパーですが、今回はキャッチ!!・あっしー、ありがとう・細野、げんき~ず・元気☆たつや、ランディー・ヲ様、てつみち、みのるチャチャチャ♪、ワラバランスの8名を引き連れての登場でした。

20171211104335-2c5f715a15eb7e435fce40d1f3e33bcddd25ce0e.jpg

20171211104343-7fb1bc0ba41c59a18f72a5e70418f6f240f883a3.jpg


見事に揃ったダンスと小気味いい「パンパン!スパパン!」で会場全体をヒートアップさせると、続くキャラ『ラストジャンプ』は、バンドが曲の最後にやるジャンプだけをクローズアップ。

20171211104346-463a87c984e58aef99a103195ffc8301867ba7d9.jpg


その後は、シューレスジョーとボーイフレンド・宮川とともに童謡調のメロディに乗せて「セオリーを壊すコント」などを展開する『テレテ隊』、極度の恥ずかしがり屋のためシャッター越しに漫談をする『シャイ田照れ男』、女子便所への憧れを募らせるミュージシャン『joshiben』、こがけんとシマッシュレコード・嶋田を従えて、5万円をくれる老婆についてテノール(?)で歌う『テノール望月 withⅡ』など、次々とキャラを繰り出し、観る者を永井佑一郎ワールドへと引き込みます。

20171211104347-a84a1d03215997e9394330351a87531898d8a5f9.jpg

20171211105158-8e7e92cb1b5cc3a69b1cd3dbe112fccc0fbf130e.jpg

20171211105143-b35f57b5461622c7697970646538b074951b18a5.jpg

20171211105145-caa9dc1aa26f431ec8a82348a9ca3b2451fae60f.jpg


ライブ後半には、永井が立ち上げたライブ『僕らのトーク』の東京NSC三期生Ver.として、永井と同期のはいじぃ、キクチウソツカナイ。、トータルテンボスが登場。
ギターのシマッシュレコード・嶋田のギター、ドラムのビスケッティ・岩橋がテーマに沿った曲をアドリブ演奏し、それに合わせた即興ソングで2人が語り合うといった形式で、まずは、はいじぃがバラード調の曲に乗せて「子供から感動を受けた瞬間は?」と永井に質問。
すると永井は、生まれてきた瞬間「ばあちゃんそっくりだったこと」や、抱っこした瞬間「プンプン!スプププン!」とリズムネタのようにオナラをしたと歌に乗せて言い張りました。

20171211105121-9f7cb38230252e99ef1de9f54c0c2bebe4bc1b06.jpg


続くキクチウソツカナイ。は、ロック調の曲に乗せて開口一番「何このコーナー、マジで出たくねえ!」と吐露しつつ、「永井佑一郎、いつ売れてくれるんだい?」との質問をぶつけると、永井は「なんとか食えていたいのは73歳」と歌で返答。
キクチの方が年上なことから、最後は「73と76で何かやりましょう」「2人でコントライブ!」と誓い合う2人でした。

20171211105140-5713114b6bbedcf3be33c231291789d73eb24ff5.jpg


『僕らのトーク』トリを務めたトータルテンボスは、藤田が現在のリズムネタへ向かうきっかけは「卒業公演の時のデンパッパがきっかけかな?」と聞くも、すぐに「そんなことより、奥さんの好きなところを教えてよ」と大村が聞き直し、永井は照れを隠しながら「優しいところ」「単純に...顔」と歌い、拍手を浴びました。

20171211105147-5e6acb1fa1ac7b3021071f068be7d9ae05d8b6fb.jpg


一方、キャラとキャラの合間には、永井とゆかりのある数名による永井不在のエピソードトークコーナー『NAGAIについてトーク』を設置。
まず、『NAGAIについてトークⅠ』では、市川こいくち、みのるチャチャチャ♪、シマッシュレコード・嶋田、元芸人のよっさんの5名が「永井さんは変わり者」をテーマにトークしますが、オシッコやお尻の穴といったワードが頻出します。
そんな中、みのるは銭湯へ一緒に行った際、老人に話かけて、いつの間にか尻を揉み合うほど親しくなるという永井の特技(?)を明かす一幕も。

20171211104338-79c9e593f1eb1d0758af3b114ce5d7441f5b9edf.jpg


『NAGAIについてトークⅡ』では、石川ことみ、ひーちゃん、クールセブン・なっちゃん、ひとみ、キシモトマイ、ツジカオルコという女性芸人6名が登場。
営業先へと向かうバスの車中、小学生並にテンションが上がるシーンをひーちゃんが報告したり、ツジカオルコが裸になろうとすると「真っ赤になるの」といった「永井のかわいい」一面を次々暴露します。

20171211104348-95ca78f21631f59e2b4eead493f97122e3718f4e.jpg


また、ひとみが上野東京都美術館での外務省主催の青枢展にて優秀賞を受賞した際、永井にLINEで報告すると、すぐに折り返しの電話が入るも、愛息子の音吉くんが就寝中のため、小声だったとか。
それを聞いたキシモトは、ひとみと同時受賞していたため「私に電話、来てない!」と怒り、爆笑を誘いました。


『NAGAIについてトークⅢ』は、永井がよしもとを離れていた時期のお友達というメカイノウエ、健吾、ゆ~すけ、ナカノ、まつやまの5名が登場。
「あの頃の永井は...」というトークテーマに対して、またもや毛やオシッコ、ウンコといったワードが飛び交うエピソードが続出しました。

20171211104352-d2514e10aa422b13089cf9dbf8c516c123efcc4e.jpg


続く『NAGAIについてトークⅣ』は、てつみち、ランディー・ヲ様、ワラバランスの4名が参加。
「永井さんはクレイジーだ」をトークテーマに、またも銭湯などでのエピソードが噴出し、ラストはてつみちが「こんな小粋なトークはどうでしょうか?(笑)」と締めくくりました。

20171211105202-a863143481e22579f8c604b90733a41f9008e2b6.jpg


コーナーラストの『NAGAIについてトークⅤ』では、『僕らのトーク』に出演した同期の4名が再登場。
よしもと所属の同期芸人は、永井を含めたこの5名しかいないことを説明後、「怖かったです」(はいじぃ)と『僕らのトーク』について振り返ります。

20171211105149-443642f28857cedda3c70c1e48f657abbb3388e3.jpg


そして、大村が「これだけウンコ、オシッコが出るライブはない。でも、永井のことを話そうとすると、オシッコとか切り離せないからね(笑)」として、NSC時代から現在まで続く、永井の奇行を語り合い、トータルテンボスも同様な一面を持つことから「すいません。これが東京NSC3期生なんです(笑)」とキクチがまとめました。


ライブ終盤には、自らの作詞作曲で愛息子への愛情を歌った『音吉』のMVで感動的なムードに包まれつつ、ラストキャラの『ナイツ隊』へ。

20171211105158-c7044a45565069a7c7606047081cf4f2b39e3df4.jpg

20171211105912-af02f3c01b8761ab22f0e19728a65a2286b5276a.jpg


自作自演のアンコールを挟み、「小松菜イツ!」を連発し、観客に小松菜をプレゼントすると、「世界中の農家のみんなオラに少しだけ小松菜を分けてくれ!」を合図に、舞台になだれ込んだ白ブリーフ軍団。
大量の小松菜を客席へ投げてプレゼントするという奇祭のような光景でフィナーレを迎え、「特に何もナイツ!」のひとことでフィニッシュとなります。

20171211105912-d7f38dadefbeed42486eb12c52ce0e78b4a956a9.jpg

20171211105915-bad76f4f5ee510d2dd02617a4bf1ddc566d0c2e6.jpg

20171211111204-6f0a23e94de773fcfc6eb37511f9edb7db46dc90.jpg

エンディング曲『なんだってんだ』に乗せたエンドロール後、姿を現した永井は「40歳、20周年という節目にルミネtheよしもとという場所で、背伸びをして単独ライブをさせていただきました。ありがとうございました」と来場者と出演者、スタッフに感謝。

20171211105903-7cbb274c68ee278cd090bb14e0ccda37bc17ef6c.jpg


そして出演者を呼び込むと、『NAGAIについてトーク』のほとんどがオシッコネタだったことに触れたり、オープニングアクトを務めた永井の両親を大村がいじったりと、最後まで笑いに包まれながら、終演を迎えました。

20171211105913-36ff4a8b1e32b977c3a80ab2d99adb1546c37658.jpg

20171211105918-cb7b4c1e4159c4e94bd046c6a1d17e249cbf095e.jpg


【永井佑一郎】【キャッチ!!】【あっしー】【ありがとう】【細野哲平】【げんき~ず】【元気☆たつや】【ランディー・ヲ様】【てつみち】【みのるチャチャチャ♪】【ワラバランス】【シューレスジョー】【ボーイフレンド】【宮川英二】【こがけん】【シマッシュレコード】【嶋田修平】【トータルテンボス】【キクチウソツカナイ。】【はいじぃ】【ビスケッティ】【岩橋淳】【市川こいくち】【クールセブン】【よっさん】【キシモトマイ】【ひーちゃん】【ひとみ】【ツジカオルコ】

一ノ瀬文香『大井町人権を考えるつどい「LGBT(性的少数者)を知っていますか?」〜誰もが自分らしく幸せに生きることができる多様性を認める社会をめざして〜』公演レポート

20171211101942-4554cf34c9cca72655cdbbc07cf56d25f60e0749.jpg


よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属タレントの一ノ瀬文香が12月9日(土)、神奈川県大井町で『大井町人権を考えるつどい「LGBT(性的少数者)を知っていますか?」〜誰もが自分らしく幸せに生きることができる多様性を認める社会をめざして〜』で講演。会場の大井町生涯学習センターには町外や県外から約200人が訪れ、中には中学生の姿もあるなど、関心の高さをうかがわせました。

冒頭で、間宮恒行大井町長は「今回の講演を聴いて、LGBTの理解を深めるとともに、多様性が尊重される社会を目指したい」と挨拶。その後、大きな拍手の中、一ノ瀬は登壇しました。


LGBTについて、ありのままの姿を知ってもらいたいと、自分の体験を披れきし、聴衆は話に引き込まれます。

幼少期については「落ち着きのない子供で、周りに理解されず、怒られてばかりではがゆい思いをしました。ヤンチャなガキ大将で、この頃から、自分が変わっているという自覚がありました。」とし、思春期については「性的な話のタブー視がLGBTの理解を妨げる。思春期の遍歴もざっくばらんに話したい性的な話はしてはいけないと、嫌悪感をもったこともあったけど今は性教育をきちんとしてほしいという気持ちです」と当時のことを明かします。

「高校3年の時に女性に初恋をしました。好きな気持ちに性的欲求がついてきて、自分の自然な感情、性的な欲求も受け入れられた。その時は自分がレズビアンだとか考えていなかった。他の誰にも興味が無くて、そのコのことだけが好きだったから。周りには素直に話していて、表面的なものかもしれないが受け入れられていた。」

「大学の時に新宿2丁目に通うようになった。そして2人目、3人目と彼女ができて、自分はレズビアンなんだろうなと客観的に思ったのは20歳の時だった。」

20171211102342-de55776ddca51272a06b2cac9034b390f310d54b.jpg

「26歳で事務所に所属し、グラビアの仕事を始めるようになった。プライベートではレズビアンについてオープンだったが、仕事では答えにくい雰囲気で、ごまかしながら取材を受けていた。」

「28歳の時、FLASHでレズビアンをカミングアウトした。日頃友達にはオープンに言おうと言っているのに、仕事では隠している。それではダメだとカミングアウトを決意した。最初は反対した社長も応援してくれるようになった。」


続いて、スライドを使ってLGBTについての講義が始まります。

20171211102116-71e80de83f60d26ef0ddf20f4b0c789502e8c459.jpg20171211102126-cf145b9e8321fb3a66f19d72006a648b2a91bebd.jpg


LGBTとは、L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシャル)T(トランスジェンダー)の略で、実は日本人の13人に1人、7.6パーセントもの人がLGBTであることを説明。「自分の周りにそんなにいないと思うかもしれないが、いないのではなく、隠しているだけなんです。」と話すと、会場に驚きのようなざわめきがおきました。

こうした状況でありながら、日本がG7で唯一、婚姻ができず、財産を相続できないなど一般と同等の権利がLGBTにないことを強調。その結果、差別や偏見の対象となることで、精神的に追い詰められたり、就職で不利な扱いを受けたすると訴えました。一方で、渋谷区を始め、LGBTを支える制度が少しずつ広がっていることも説明しました。

20171211102222-976e8792d9cbf69d2b24940f1df6d96156946bd7.jpg20171211102228-558f332edfdd6698b1811ee968df54bad139e9a8.jpg

その後、参加者が3人1組になり、講演の感想を話し合うワークショップを開催。LGBTにどう接してよいかと聞かれた一ノ瀬は「相手を尊重する気持ち、まず相手の話を聞くことが大事」とし、「腫れものに触るような扱いはやっぱり嫌。まずは私のことを知ってほしい。知ってもらえたら腹を割って話せるようになる。これは障害者など、他のマイノリティも同じ」と返答。「私はこれからも、多様性が認められる社会になるためにできることを考えて実行しながら、芸能の仕事をしていきたい。」と話しました。


20171211102259-31d70ec0953780a99f2bc6f0ac4013a60645927f.jpg


講演後、一ノ瀬は自著「ビアン婚」を町長にプレゼント。今後著書は大井町の図書館に寄贈されることになっています。


【一ノ瀬文香】