サバンナ・八木、フルーツポンチらも楽しくチャレンジ! パラスポーツチャレンジin新宿
11月19日(日)、東京・新宿コズミックセンターにて「パラスポーツチャレンジin新宿」が開催され、サバンナ・八木、フルーツポンチ、ガリットチュウ、なかやまきんに君、ザ ツネハッチャンが参加し、イベントを盛り上げました。
東京2020オリンピック・パラリンピック1000日前に向けた記念イベントである本イベントでは、新宿コズミックセンターの大体育館・多目的室をフルに使って、全5種類(車いすバスケットボール体験、ウィルチェアーラグビー体験、陸上競技用義足体験、コーディネーショントレーニング体験、ボッチャ体験)の体験会が行われました。それぞれのブースへの出入りは自由なので、参加者は好きなタイミングでさまざまなパラスポーツを体験することができるようになっています。
「車いすバスケットボール体験」では、車いすバスケ選手の齋藤祐介さんと佐藤太一さんの指導のもと、フルーツポンチが参加。開口一番、村上が「どうも~! スポーツといえばフルーツポンチということで、今日は革靴を履いてきました~!」と言いながら自身の履いている革靴を見せ、参加者の笑いを誘います。車いすに乗っての競技のため、確かに革靴でも体験できるのですが、本人の運動神経含め、スポーツイベントへの参加に若干の違和感を感じさせる村上。
車いすでまっすぐ動く練習と、後ろ向きに動く練習をした後は、鬼をひとり決め、鬼にタッチされた人も鬼になっていき、全員が鬼になるまで続けるという鬼ごっこゲームで、遊びながら車いすで自由に動けるようになる練習をします。鬼から逃げようとするも、持ち前の運動神経の鈍さであっという間に鬼にタッチされてしまった村上は、ゲーム中「ムズッ!」とつぶやきつつも楽しげに参加していました。その後もドリブルやシュートの練習など、車いすでやるバスケットボールの難しさと楽しさを体験する参加者たち。子どもから大人まで、みんな一緒にバスケを楽しんでいる姿が印象的でした。
「ウィルチェアーラグビー体験」は、昨年のリオデジャネイロパラリンピックに出場し、見事銅メダルを獲得した官野一彦選手の指導のもと、サバンナ・八木が参加。車いすバスケットボール同様、まずは車いすに乗る練習から始め、曲がる練習などをした後は、車いす同士の激しいぶつかり合いの練習へ。
参加者も驚くほどの激しいぶつかり合いなのですが、音や衝撃はあるものの、やってみると実際にはまったく痛くない"ぶつかり合い"。参加者たちは口々に「面白い」「ストレス解消になる」などと感想を述べていましたが、八木の感想は「腕の筋肉、めっちゃいる!」でした(笑)。"ぶつかり合い"は、村上も車いすバスケットボールの空き時間に体験していたのですが、「うわっ! こわっ!......えぇ~」と終始不安げで、最後に八木と村上がぶつかり合いをした時は、八木に「なんか僕に恨みでもあるんすか!」と恨みがましく言う一幕も。
他にも試合形式で体験したり、官野さんが体験した子どもたちに「僕は足が動かないぶん、手を鍛えて車いすでうまく動けるようになり、ウィルチェアーラグビーの選手にもなれました。みんなもそれぞれ得意なところを伸ばすようにしてね!」と、自身の経験からくる温かいメッセージを伝えるなど、スポーツだけではない、心の交流も見られました。
「陸上競技用義足体験」は、パラ陸上短距離選手の山下千絵さんの指導のもと、ガリットチュウが参加。スポーツ用の義足は、普通の義足よりもバランスを取るのが難しいため、見た目よりも筋肉を使うらしく、体験した参加者は口々に「難しい!」と感想を述べます。
ガリットチュウの2人は、参加者の両脇に回ってサポートしつつ応援するのですが、時々空き時間を利用してきんに君も参加。参加した男の子に「何歳?」と聞き、その子が「6歳」と答えると、「応援します。せーの!」(きんに君)「6歳!」(熊谷)「歳言ってどうすんのよ、せーの!」(きんに君)「オレンジ!」(熊谷)「服の色言ってどうすんの!」とボケのラリーで笑わせたりとサービス満点(?)に応援&サポートします。たまにサポートなしでスイスイ歩ける子どもがいるとみんなで大きな拍手を送ったりと、陸上競技用義足体験会を盛り上げていました。
「コーディネーショントレーニング体験」は、パーソナルトレーナーの浜田典弘さんの指導のもと、なかやまきんに君が参加。コーディネーショントレーニングというのは運動神経をよくするといわれているトレーニングで、まずは肩を回してウォーミングアップしたあと、1人1枚マットを用意します。そこで膝をついての腕立て伏せをしたあと、次に手のひらで三角を作って、そこに顔を埋めるような気持ちで腕立て伏せをするなど、どんどんアレンジが加わっていきます。
ここには空き時間を利用して八木も参加。参加者の前で、自己紹介がてら「自分ドリブル~!」という、自分の頭をボールに見立てたギャグを披露しますが、きんに君に「どうもありがとうございました~!」と参加を勝手に終了されそうになり、「なんでオレ、自分ドリブルしながら帰らなあかんねん!」と思わずツッコむ場面も。
他にもボールを使ったトレーニングや、2人1組になってじゃんけんをし、負けたらバービージャンプをするなどのゲームっぽいトレーニングなどで、参加者を飽きさせないコーディネーショントレーニング体験会でした。
他の4種目とは少し離れた多目的室で行われたボッチャ体験は、新宿区のボッチャ経験者の指導のもと、ザ ツネハッチャンが参加しました。
ボッチャというのは、赤と青のボールを使って2チームで競い合う少しカーリングに似た競技で、基本となる白いボールにどれだけそれぞれのチームのボールが近づけるか、合計得点を競い合う競技です。
小さなボールさえ投げることができれば誰にでもできるため、小さな子どもたちから車いすに乗った人、おじいちゃんおばあちゃんまで、幅広い年代、さらに障害のあるなしにかかわらず、みんなが一緒に楽しめる素晴らしい競技でもあります。ツネと八十島は、毎回即席で作られる参加者たちで構成されるチームに入り、お互い敵同士となってそれぞれのチーム全体の士気を高める役割を担っていました。
ゲーム的な要素も大きいスポーツなので、子どもたちも夢中になって参加! 次の参加者がまだ現れていないとわかると、「もう1回!」と再試合を挑みます。すると八十島が「2回戦はポイントが2倍になりま~す」と勝手なルールを付け足し、指導係の人に「ホントはそんなルールないですよ!」と苦笑いされます。
約4時間にわたり、さまざまなパラスポーツにチャレンジした芸人と参加者のみなさん。パラスポーツに対する理解や興味が増したことはもちろん、芸人と一緒にスポーツを楽しんだり、記念撮影をするなどの交流も楽しめた、一度で二度おいしいイベントとなりました。
【サバンナ】【八木真澄】【フルーツポンチ】【ガリットチュウ】【なかやまきんに君】【ザ ツネハッチャン】