7月14日(金)、MBS毎日放送1階・ちゃぷらステージにて、シャンプーハットてつじによる日本酒のイベント『日本酒を自分で選べるようになるシャンプーハットてつじの名言』が開催されました!
このイベントは、最近、日本酒が好きになって日本酒のソムリエといわれる利き酒師の資格を取ったというてつじが、日本酒がすぐに呑みたくなるような名言を次々と繰り出しながら、日本酒の魅力を伝えるというもの。日本酒好きの人も、詳しくないけどこれから日本酒を知りたいというビギナーにもぴったりのイベントです。
オープニングは、「カノン」の調べをBGMに、日本酒の魅力、そして日本酒への想いを朗読するてつじの声。「日本酒は、宇宙」、「日本酒は星の数ほどあると思っているかもしれませんが、真実は逆です。星が、日本酒の数ほどあるのです」。まだてつじが舞台に登場していない状況にもかかわらず、すでに数々の名言が飛び出しました。「今日は、てつじなりに学んだ日本酒の世界を少しでもわかりやすくお伝えします」というから期待に胸が高鳴ります。
そしていよいよてつじがステージに! てつじは、日本酒を夜空に輝く星に例え、「あなたにぴったり、呑んで一番輝く日本酒、私が探すお手伝いをさせていただいてもよろしいでしょうか?」とお客さんに尋ねると、大きな拍手が!
さっそく日本酒の基礎である作り方から、PowerPointを駆使してレクチャーしてゆくてつじ。「日本酒を選ぶには、たったふたつのことを学んでいただければ、選べるようになります」として、「日本酒とはなんなのか」、「日本酒はどうしてできているのか」を挙げ、これさえわかれば日本酒を選ぶことができると胸を張ります。
まずは「日本酒とはなんなのか」。その答えは...「宇宙!」。突然のダイナミックな演出に、目を丸くするお客さんたち。「すみません、皆さん、まだ地上にいましたね。しかしご安心ください! このイベントが終わる1時間後、日本酒の宇宙にお連れします」と約束しました。続いて、「日本酒はどうしてできているのか」を説明する際には、米、水、米麹を、有名バンド・アルフィーに置き換えてレクチャーしてゆきます。
日本酒の作り方を学び、皆さんを日本酒の宇宙の入り口へといざなったところで、ゆかいな後輩たち、ミサイルマン・西代、ビタミンS・お兄ちゃん、藤崎マーケット・田崎をステージに呼び込んで、日本酒のすばらしさ、日本酒の選び方を紹介します。
「では、せっかくなのでお聞きしましょうか。『どんな日本酒がお好みですか?』と聞かれたら、なんて答えますか?」と客席に尋ねるてつじ。ある女性は「すっきり」、またある男性は「キレのある味」、西代は「フルーティー」、お兄ちゃんは「ガツンと来るような味」、田崎は「甘いやつ」と回答。
するとてつじ、「甘いとか、辛いとか、スッキリしてるとか。日本酒を『甘口』、『辛口』で選ぶのはやめていただきたい」とバッサリ。続けて「これから日本酒を選ぶにあたり、日本酒を映画に例えると、むちゃくちゃわかりやすいです」と提案します。例えば、映画を観に行こうと誘われた時、映画のジャンルや監督、出演俳優が気になるところ。それを引き合いに出し、「日本酒を『甘口』、『辛口』って選んでるのがどれだけアホなことかというと、映画で例えると、上映時間で選んでるぐらいアホです」と熱弁!「日本酒を選ぶ時に『俺、辛口が好きやねん』。これは映画で例えると、『俺、上映時間2時間半の映画が好きやねん』と言ってるようなもの」だといいます。さらに「ツタヤに行って、『上映時間2時間半の映画、あります?』って訊く!?」と迫られ、思わず「えぇ〜? 聞かないですね」と声をそろえて驚く後輩たち。「でもそれは、知らなかったらしょうがない! ではこれから、日本酒はどういったものかを順番に、説明していきます」というてつじ。
まずは、日本酒のラベルの読み方をレクチャー。てつじ曰く、「映画で言うと、『洋画』と『邦画』ぐらい違う」という、酵母の製法「生酛(きもと)」と「速醸(そくじょう)」の違いを説明。思わず「すげー!」と驚く後輩たちの反応に興に乗ったてつじは、続いて「原料表」の見方を詳しく解説します。純米系と本醸造系の違いに始まり、純米、純米吟醸、純米大吟醸と呼ぶ理由、精米歩合の意味などをわかりやすく説明。「ほぉ〜」と聞き入る3人でした。
この集大成として、いよいよ「てつじがオススメする日本酒」を紹介。てつじが「米酒のエベレスト」と例えた日本酒をはじめ、「ワイナリーな日本酒」や「日本最古の酵母と日本最高の頭脳」で生まれた日本酒、「勇気を与える酒」など、てつじのおすすめポイントを交えて全11種の日本酒を紹介しました。
ひとしきり説明が終わったあと、舞台はまるで質問コーナーの様相に。「山廃仕込みってなんですか?」、「精米歩合が80〜90%ってないんですか?」、「おちょことかグラスとか真鍮とか、いっぱい飲み方がありますけど、何がいいんですか?」など、次々と3人から質問が飛び出すたびに持論を展開し、「へぇ〜」「なるほど〜」とうなずく後輩たち。すでに日本酒の魅力のトリコになっている3人に、「誰ももう、『甘い』、『辛い』って言うてない!」と序盤のやりとりをふり返り、大喜びするてつじでした。
そして、最後にビタミンS・お兄ちゃんの質問「冷やで呑んだほうがいいんですか?」に激しく反応したてつじ。「皆さん! 最高の質問がやって参りました。もう一度、宇宙へ旅立つ時がやって参りましたよ!」とハイテンション! 「今までやって来た日本酒の数々。このこと、忘れてましたよね。『温度』! 日本酒は、1℃ずつ上がるたびに、味が、変わります」。この事実を述べ、「ほぉ〜」という空気が漂う会場の空気をしばしかみしめたあと、「日本酒は、無限。まさに日本酒は、宇宙!」としめくくりました。
てつじのわかりやすく丁寧な説明、そして日本酒の魅力がダイレクトに伝わる名言の数々に、イベント終了後、日本酒を呑みに行った方も多かったであろう、とてもタメになるイベントとなりました。
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