最新ニュースインタビューライブレポート

インタビュー_よしもと漫才劇場

2017年11月23日 (木)

アジアンが久々にテレビで漫才披露!『女芸人No.1決定戦 THE W』ファイナリスト10組決定

11月22日(水)、"この世で一番オモシロイ女性"を決める『女芸人No.1決定戦 THE W』のファイナリストに、牧野ステテコ、中村涼子、まとばゆう、どんぐりパワーズ、押しだしましょう子、ニッチェ、ゆりやんレトリィバァ、はなしょー、アジアン、紺野ぶるまの10組が決まりました(敬称略)。
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日本史上初の女芸人の祭典となる『女芸人No.1決定戦 THE W』は、プロ・アマ・経験問わず"女性"であれば参加OK、漫才・コント・一人芝居・モノマネ・パフォーマンスなど面白ければ何でもありの新し賞レース。総エントリー数636組の中から予選、準決勝を勝ち抜いた10組が12月11日(日)日本テレビ系で放送の決勝戦で激突し、優勝者には"この夜で一番オモシロイ女性"の称号と、賞金1000万円が贈られます。

この日、東京・ルミネtheよしもとで行なわれた準決勝のMCを担当したのは、カナリア。
前半は、ポールダンスと笑いを融合させた牧野ステテコ、王道なにわ漫才のミヤ蝶美・蝶子、タイツのデニールの違いを歌い上げるねこ屋敷、イケメン幽霊とのハートウォーミングな生活を一人コントで見せた中村涼子、名作映画やドラマを手短に歌で伝えるピアノ芸人・まとばゆう、ダイエット病院で繰り広げる100kg超のどんぐりパワーズ、ちゃんこ鍋の具が相撲で勝負するという異色ネタの押しだしましょう子、お遊戯会で子どもを主役にしようと奮闘する親子コントのおかずクラブ、中島みゆきの「糸」を熱唱しながらあることをする阿佐ヶ谷姉妹らが登場。バラエティに富んだネタの数々に、カナリアも「王道の浪花漫才からポールダンスまで」(安達)、「みんな特技持ってますねー」(ボン)と感嘆。

後半は、ファミレスを舞台に身分を隠して偵察にきた女社長と店長のコントのニッチェ、沢口靖子のモノマネでで日常に潜む科学では解明できない事件をネタにしたメルヘン須長、下ネタ満載の漫才を披露した尼神インター、ジブリのヒロインっぽい女の子の石出奈々子、ドラえもんのモノマネでたまったうっぷんをぶちまけたゆりやんレトリィバァ、アニメオタクVSアイドルオタクの女子高生の攻防コントのはなしょー、高音の洋楽をただただ熱唱する椿鬼奴、浮気した女が涙ながらに彼氏に衝撃の告白をする一人コントの紺野ぶるま、横澤夏子と相席スタート・山崎ケイによるコンビ・とんとんらが登場。女性の本音を笑いに変えたネタの数々に、カナリア・安達は「1年分の女性の闇を見たような気がします。お腹いっぱいになりました」と感想を語りました。

全てのネタ終了後、厳正なる審査により決勝進出者が発表されました。
出場者全員がそろって固唾をのむ中、日本テレビ・青木源太アナウンサーにより、まずは優勝賞金1000万円に加え、副賞として日テレ全レギュラー番組の中から合計視聴率100%まで好きな番組に出演できる「日テレ100%権」が贈られることが発表され、会場から「おー!」という歓声と拍手が起こります。

女芸人たちの期待もさらに高まったところで、いよいよファイナリスト10組の発表!
最初に名前を呼ばれたのは、はなしょー。杵渕が「涙は優勝にとっておく」とこみ上げる涙をこらえる横で、山田は「出ちゃったー」と号泣。「決勝はもっともっと面白いネタできると思うので、優勝目指して頑張ります」と意欲を。続いて、中村涼子の名前が上がると、後輩たちから「涼子さん!」と祝福の声が。力強くガッツポーズを見せた中村は「どんどん後輩たちが売れてワタナベエンターテイメントにいることを後悔しそうになったんですけど、とんでもなく日テレの番組に出まくりたいと思います」と優勝宣言します。
どんぐりパワーズは、「えー!!」と本人たちが一番驚きながら、「夢で見たのが正夢になった」(黒田)とコメント。牧野ステテコは、阿佐ヶ谷姉妹にハイタッチで送られながらステージに上がり「はずかピース」などギャグを連発します。

押しだしましょう子は、「すごくみなさんが笑ってくださってホントにうれしかったです」と感激。まとばゆうは「やったー! やったよー! 売れるぞー! 絶対売れるぞー!」と絶叫し「第2のにゃんこスターを狙ってます」とVサイン。ニッチェは、「やったー」と大興奮の江上が涙をこらえる近藤の手を引いて、ステージへ。「ネタやってるイメージないみたいで単独ライブ全然客が入らない。これでテレビでネタができる。私たちがネタやってるってわかってもらえる。ネタやってきてよかった」(江上)と秘めた思いがあふれます。

ゆりやんは突然、ドラマ『ガリレオ』の主人公のごとく床に何かを書きだし、答えを導き出したかのように「決勝に出られるということでは?」とボケを。改めて感想を聞かれると「うれしいです。うれしいと申します。名前!」とやはりギャグで返しました。
ラスト2組で名前を呼ばれたアジアンは「おー!よかった」と、2人でガッツポーズ。「女性ばっかりやから結果発表の時に密集しても大衆が臭くなかった。最後までエレガントでした」(馬場園)と笑わせながら、久々の2人そろってのテレビ出演に「漫才をする姿を、またテレビでやらせていただけるのがうれしい」と。そして10組目の紺野ぶるまは、「今までいろんな男と夜を過ごしてきたけど、こんなステキな夜は初めて」と泣きまねを。青木アナからウソ泣きを指摘され、「涙が出ないんだわー」とネタでも披露したフレーズで笑わせて締めました。

衣装に着替えての記者会見では、ファイナリスト10組が改めて決勝への意気込みを。
はなしょー・山田は、「ずっとニッチェさんに憧れてて、一緒に決勝出られるのがうれしい」と喜びに涙ぐみながら「遠慮はしないでがんばります」と決意を。中村涼子は、ショーレースの決勝に勝ち上がることができず苦悩した時期を振り返り、「私はここが天井なんかと思ってたけど、こんなにとんでもなくキレイな景色を見せていただいて。私はもっと上に行くぞ」と自らに気合いを入れます。
どんぐりパワーズは「優勝するぞー!」と意気込み、自称・浅井企画の木村カエラこと牧野ステテコは「ネタが評価されるってうれしい」と感激。唯一にアマチュア枠からの決勝進出となった鳥取市役所の職員・押しだしましょう子は、「鳥取に引っ越して、いろんな人に出会って、今回も温かく送りだしていただきました」と涙ながらに感謝を。まとばゆうは、中村がまとばと紺野ぶるまのために手作りのダルマのバッジを作ってくれたことを明かし、3人そろって決勝進出できたことに感激します。

ニッチェは「最近、私たち物食べてる人と思われてて。ネタも頑張ってたのになかなか決勝に行けなかった」(近藤)、「ネタを作り続けてよかった」(江上)と心情を告白。さらに決勝メンバーを見渡した江上は「女芸人が集まると我々ガリガリな方だなと気づいて、そこじゃなくネタで勝負していかなくちゃいけないなと」とコメントし、笑わせました。

ゆりやんは、はなしょーをマネして涙ながらに「学生時代からアジアンさんに憧れてて」とコメントすると、アジアンからは「ウソつくな! 友近さん言うてたやん」とツッコミが。
久々のテレビでの漫才披露となるアジアン・馬場園は、「この中ではいちばん芸歴長いですが、フレッシュなメンバーと同じ舞台に立たせていただいて身の引き締まる思い。また初心に戻って漫才したいと、こう思っておりますと真面目に挨拶しながら、「こう思っておりますと申します」とゆりやんのギャグで締めると、本人から「名前!?」とのツッコミが入ります。
紺野ぶるまは、「深夜の大人のネタのイメージが強いと思うけど、朝も昼も夜もいつでも出られる上品と下品の両刀使いになりたい」を展望しました。

取材陣からの「優勝したら日テレのどの番組に出たいか」との質問には、ほぼ全員が『イッテQ』と答える中、まとばゆうは「『PON!』ではじけたい」とコメント。『ヒルンデス!』のロケで活躍するニッチェは「『ヒルンデス!』のスタジオに復帰したい」と願望します。
ゆりやんが「いちばん肌に合ってる『NEWS ZERO』のメインキャスターを」とボケると、アジアンは「『さんま御殿』は20回くらい出たい。あと『ヒルンデス!』の何色の何」と返答。紺野は「『今夜くらべてみました』にクズとして生きる女として出たい」と具体的な出演イメージを明かしました。

この10組が渾身のネタで対決する『女芸人No.1決定戦 THE W』は、12月11日(日)、日本テレビ系で放送。お見逃しなく!


【おかずクラブ】【ガンバレルーヤ】【椿鬼奴】【とんとん】【相席スタート】【山崎ケイ】【横澤夏子】【堀川絵美】【ねこ屋敷】【ゆりやんレトリィバァ】【とくこ】【3時のヒロイン】【尼神インター】【ぼたもちハイビスカス】【TEAM BANANA】【アジアン】

2017年11月22日 (水)

本日発売『SODA』に相席スタート&ミキが登場!

本日11月22日、『SODA 2018年1月号』が発売。一押しの芸人を紹介する特集「笑いのススメ」に、12月3日の「M-1グランプリ2017」決勝戦に出場するミキと、注目の男女コンビ・相席スタートが登場しています。
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相席スタートは、結成当初、男女コンビへの戸惑いもありつつ、今では「山添以外の男性だったら無理だっただろうなと」(山﨑)、「ケイさんは僕以外とは組めない」(山添)と、互いに信頼を寄せるようになった経緯などについてトーク。
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上岡龍太郎氏の遺伝子を引き継いだ注目の兄弟漫才師・ミキは"ダメ男"なおにいちゃん・昴生と、"イケメン"な弟・亜生の「好き嫌いも正反対」「映画の好みもまったく違う」という真逆な性格ぶりを、ツッコミを交えて語り合っています。
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そのほか、「注目芸人6組」として、ニューヨーク、和牛、アキナらの紹介も。ぜひチェックしてください!


【相席スタート】【ミキ】

大阪市と吉本興業が包括連携協定を締結!桂文枝が24区創作落語で地域の魅力を発信、24区住みます芸人も発足

このたび、大阪市と吉本興業が、市民サービスの向上および地域活性化を目的とした包括連携協定を締結することになりました。11月22日(水)、大阪市役所において締結式が行われ、吉村洋文大阪市長、吉本興業代表取締役社長・大﨑洋らが出席。タッグを組んで取り組むさまざまなプロジェクトについても発表されました。

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締結式の司会を務めるのは、浅越ゴエ。まずは吉村市長と大﨑社長が登壇し、それぞれ挨拶しました。

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吉村市長は、「地域を盛り上げていこう、行政サービスを高めていこうと、さまざまな分野の企業と包括連携協定を結んできたが、エンタテインメントの分野は初めて。少子高齢化が進み、財源も限られるなか、役所で丸抱えするのではなく、市民の皆さん、民間の皆さんの活力をできるだけ生かしていこう、活用させていただこうというのが僕の考え」と説明。「今回、笑いを使って大阪を元気にする、笑いで地域の皆さんと一緒になっていろんな活動を進める、さらに万博誘致も盛り上げるということで、吉本さんと同じ方向を向くことができた。笑顔で生活できる街をつくるため、吉本興業さんは本当に力強いパートナー」と期待を述べました。

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大﨑社長は、「大阪に生まれて創業105年。ささやかな取り組みですが、10年ほど前から、大阪市で『@ほーむ寄席』を通じ、小さなコミュニティの再生を行ってきた。そんななか、新しく大阪市や行政の皆様方のご協力、ご教示をいただいて、より広く本格的に、大阪の魅力を日本中に、世界中に発信することにご一緒させていただくことになりました」と喜びを。「外部環境が大きく変わる時代のなかで、笑いや笑顔、明るさみたいなものが何よりもパワーになると思う。そういうところで、芸人社員ともども一緒に頑張れれば」と意気込み、「当社には6000人ぐらいの芸人がいて、ツイッターでつぶやく数が3500万超。これは世界で5位以内に入るそうです。そういうパワーを利用し、大阪のやさしさあふれる口コミ・おせっかいパワーで世界に楽しいメッセージを送れればと思います」と締めくくりました。

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続く締結式では、それぞれが協定書に署名。ここから、地域活性化を推進する取り組みについて、区長会議長の西原昇住之江区長が説明していきます。

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少子高齢化や少人数世帯の増加など社会環境の変化にともない、人と人とのつながりが希薄化するいまこそ、地域の活性化が必要。そこで、「地域活動協議会」というプラットフォームを作り、さまざまな団体や市民の皆さんと連携して活動を進めているそうですが、「まだ知名度も参加者数も低い。たくさんの人に知ってもらい参加してもらうためにどうすればいいのかを考えたとき、『大阪といえばお笑いだ』と」と西原区長。「プロジェクトを通して、芸人さんと一緒に協議会を宣伝し、たくさんの人に参加してもらう。万博誘致への機運向上も、芸人さんとともにやっていく。吉本興業さんにおまかせではなく、みんなで汗をかいていきたい」と語りました。

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吉本興業では、大阪市の24区に住みます芸人を配置し、地域協議会と連携した活動を展開することに。さっそく、24組の住みます芸人が呼び込まれ、自己紹介がてら各区のひとことPRを行っていきます。

北区の住みます芸人はアッパレード。「日本一長い天神橋筋商店街、若者の街・梅田、天満天神繁昌亭もある。住むによし、笑うによしの最高の区」と声を揃えます。

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都島区のバネは、「天神祭りの花火のように、都島区を盛り上げていきますよ!」と日本三大祭りをからめてアピール。

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「師匠・八方が生まれた区でもある。四方八方に広がるように頑張っていく」と宣言したのは、福島区の月亭八織。

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此花区のかりんとうは、「僕たちの笑いで、此花区の面積を北海道ぐらい大きくしたいと思います!」「いや、面積デカなるかい!」と漫才そんままのやりとりで笑いを誘いました。

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中央区のkento fukayaは、「中央区には、笑いの殿堂・なんばグランド花月がある。盛り上げていけるよう頑張りたい」と力を込めます。

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揃って西区在住というツートライブは、「おしゃれでキレイな街・西区を笑いの力で盛り上げたい」。

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港区のガチャガチャは、同区内で行われるさまざまなイベントに参加したいと話し、成功祈願のけん玉芸も披露。

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大正区のZUMAは、「地域の活性化を、ぜったいに頑張ります!」と力強く叫びました。

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天王寺区のミルクボーイは、「天王寺区では、四天王寺さんが有名」との紹介に、「(相方・内海の)スーツも四天王寺さんの池のコケで作ってる」というボケも。

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熊本県出身のからし蓮根は、伊織が「浪速区は、アットホームでたいぎゃーよかとこばい!」と方言全開で、青空は「熊本出身だということは忘れてください!」とフォロー。

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西淀川区の四ツ橋ブルーは、「工業が盛んな街・西淀川区を、我々の力で盛り上げていきたい」とキッパリ。

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工事現場を思わせる作業服の衣装で登場した職人は、淀川区の住みます芸人。花火大会にちなみ「花火はいいもんですね。たまや〜!」と電飾を灯して沸かせました。

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東淀川区の福人(ふくんちゅ)は、在住6年。若い世代の住民も多いため、「全世代を巻き込んで盛り上げて、相方を見つけたい」と一石二鳥を狙います。

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「のどかな街・東成区を盛り上げていきたいと思います」と挨拶したのは東成区の村一番。

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生野区の田津原理音は、「生野区にはおいしいごはんがいっぱいあるので、ぜひ遊びにきて、おいしいごはんを僕におごってください」とお願いも!?

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旭区のマイスイートメモリーズは、「まるむし商店・東村さん、西川のりお師匠も住まれているから心強い」と大先輩の協力にも期待。

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城東区のアンリミテッドプリパレーションは、「城東区は、政令指定都市のなかでもっとも人口密度が高い。人と人の距離が近い街」と訴えます。

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鶴見区のラプトルズは、「いのちの塔!」「鶴見の象徴やけど!」と名所のゼスチャーでご当地ボケを繰り出しました。

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阿倍野区のビコーン!は、「日本一高いあべのハルカスがある阿倍野区を、日本一小さい芸人(前田志良)が応援していく。ハイヒール・モモコさんも住まれている阿倍野区を盛り上げていきます」。

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「コスモスクエア〜!」「日本の駅名でいちばんかっこいいやつ!」と地名にからめた自己紹介をしたのは、住之江区の雷鳴。

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住吉区のダブルヒガシは、大東のヘアスタイルにからめ「太鼓橋をモチーフにしている」とボケて自己紹介を。

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「東住吉区には、大きな長居公園があり、そこをよくランニングしている」というアンビシャスは、池谷直樹さんの走り方のモノマネで笑わせました。

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「平野区には、あの真田幸村が休憩したとされる場所がある」「皆さんにも安らいでもらえるよう頑張りたい」というのは平野区のいなかのくるま。

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西成区のガオ〜ちゃんは、「盛り上げるのが大好きなので、西成区を盛り上げていきたい」と、おなじみ「ガオ〜!」を連発しました。

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これら全24組に加え、プロジェクト専属の担当社員も新たに配置する予定で、吉本興業ではエリア社員を募集中。詳しくは、ホームページをご覧ください。

吉村市長は、「皆さんの活動しだいで大阪の未来が変わってくる」とエール。ガオ〜ちゃんとは「ガオ〜!」のかけあいを繰り広げる一方で、「本当に住んでらっしゃる方が活動していただけるのがありがたい。大変だと思いますが、大阪を元気にしてもらいたい」と呼びかけました。

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それぞれの地域で演芸イベントを行っていくため、芸人たちには、各区の魅力を取り入れたネタを作り、どんどん披露してもらいたいところ。「おまかせください!」と意気上がる芸人たちの、今後の活動にどうぞご期待ください。

この後も、筋肉自慢のミルクボーイ・駒場がお年寄りのための「いきいき百歳体操」に新たなエクササイズを提案したほか、ガチャガチャ・ジョージが清掃作業の免許、アッパレード・吉田がケアワーカーとしての職歴をそれぞれアピールしたり、ビコーン!・前田が「海外の方にもウケる」という持ちネタを見せたりと、大盛り上がりのひとときとなりました。

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そして最後に、「大阪市24区地域活性化プロジェクト」のリーダーとして、桂文枝が登場。24区にまつわる創作落語を作って公演するという「創作落語プロジェクト」の発足を発表しました。

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落語会や公演で全国をまわってきた文枝ですが、大阪市の全区については「まわっていないところもある」とのこと。「この機会に、若い皆さんとともに、大阪全区をしっかり把握して、万博につないでいきたい。今でも大阪万博(1970年)の熱気が忘れられないので、あの興奮をもう一度、若い人たちと一緒に味わうためにも大阪市を盛り上げていきたい」と話しました。

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同プロジェクトの始まりは、文枝と大﨑社長が食事をしていたときのふとした会話だった、とも。「大阪のために、これからもいろいろ頑張りたいとおっしゃったので、僕が気軽に『24区の創作落語作ってくださいよ』って」と大﨑社長。「本当は大変なことなんですが、ふたことみことでお願いしてしまい、快諾していただきました」。

文枝は早くも構想を練っている様子で、「ひとつの家族が各区をめぐっていく話にするか、各区それぞれのなかでの話にするかは、今、考え中。ぼやっとはできてきている」とニッコリ。「たとえば大正区には、昔、ドイツ軍の捕虜収容所があった。調べていると、そんなふうに知らないことがいろいろとわかってくる。そういうことを、今の皆さんに伝えることもプロジェクトの仕事」と熱っぽく語りました。まずは、「仲間だった横山やすしさんがこよなく愛した住之江区から始めたい」と文枝。同席していた西原区長は「ボートはもちろん、いろんなものがあるので作りやすいと思います。区民あげて楽しみにしております」とうれしそうに話していました。ちなみに、創作落語をもとにしたショートムービーの作成も計画されており、沖縄国際映画祭や京都国際映画祭での上映も視野に入れているそうです。

結びには、文枝が改めてひとこと。「24区を盛り上げることは、大阪を盛り上げること。大正末期から昭和の初め、大大阪と呼ばれた時代があった」と振り返り、「もう一度、若い人たちと手を組んで、大阪を盛り上げていき、万博誘致につなげたいと思います。よろしくお願いいたします」と締めくくりました。

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大阪市24区エリア社員募集要項

http://www.yoshimoto.co.jp/corp/recruit/career07.html



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ジュリエッタがExtractor.live プレゼンツ 秋葉原e-Sports スタジオオープン記念イベントに登場!

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ジュリエッタが、11月25日 (土)に開催されるExtractor.live プレゼンツ 秋葉原e-Sportsスタジオオープン記念イベント「よしもと芸人+YouTuber+アイドル !? スペシャルGAME DAY !!
アキバの乱!」に登場いたします。

ノクトルナスタジオを改装し秋葉原e-Sportsスタジオとしてリニューアルオープンしたことを記念して、第一弾特別SP生放送番組を実施します。
入場料無料で会場生観覧できるとともに、Extractor.liveからでも閲覧無料で視聴可能です。

最強プレイヤー、ゲーム攻略完全図鑑のkic氏が改めて1から最速でゲームをプレイする「サマナーズウォーSPゲーム実況!最強プレイヤーのRTA伝説!」で司会を務めるのは、サッカー系YouTuberで現在大人気活躍中のLeo the football氏。ゲストとしてジュリエッタが、声優の武石あゆ美氏とともに、超バラエティに富んだゲーム生実況をお送りいたします。
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【ジュリエッタ】

2017年11月21日 (火)

ミキ・昴生が開始早々に追放で大混乱!? プリマ旦那・野村の名推理も炸裂「アクティング〜嘘つきは誰だ〜」

11月20日(月)、よしもと漫才劇場にて、「アクティング〜嘘つきは誰だ〜」が行われました。今回が初開催となるこのイベントは、14人の芸人たちが互いに騙し・推理し合う"漫劇版人狼ゲーム"。『M−1グランプリ2017』ファイナリストとなったミキ、さや香を含む人気芸人が勢揃いし、客席は立ち見も出る超満員となりました。

MCを務めるのは、トット・多田。続いてゲームに参戦する14人のプレイヤー、トット・桑原、アインシュタイン、吉田たち、プリマ旦那、さや香、ミキ、ラニーノーズ、清友が登場します。

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この日、放送されたNHK連続テレビ小説『わろてんか』にプリマ旦那が出演していたことから、舞台上では河野が自身のセリフ「まるで蒸し風呂や」でいじられまくり。桑原は「スチーミング〜蒸してるのは誰だ〜」とタイトルまで"蒸し風呂仕様"にして笑わせます。

業を煮やした河野が「はよ始めようぜ!」と叫んだところで、ようやく多田がルールを説明。14人は協力して3つのゲームに挑戦し、成功を目指しますが、それを邪魔する「劇狼(げきろう)」を事前に3人選出。連携プレーでそれぞれが劇狼だとバレないように、ゲームをうまく失敗へと導きます。

ゲーム終了後、劇狼が誰かを当てる会議が開かれ、ひとりを追放。その後、劇狼側の反撃として、「深夜の会議」でこんどは劇狼にとって不利なプレイヤーが追放されます。しかし、残る11人のプレイヤーのなかには、「騎士(ナイト)」というキャラクターが含まれており、その人物は劇狼から追放されそうなプレイヤーを守ることも可能。観客には誰が劇狼かわかるようになっているため、どんなふうに嘘をついているか、バレないようにするかを見て楽しめるという仕組みになっています。

くじ引きで劇狼が決定した後、全員がアイマスクを着用。ここで劇狼だけがそっとアイマスクを外し、お互い、多田、そして観客と確認し合います。選ばれたのは、アインシュタイン・河井、ミキ・昴生、ラニーノーズ・洲崎。3人が、いったいどんなやり方でプレイヤーを翻弄するのか、見ものです。

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最初のゲームは「連続大縄飛び」。7人ずつ2グループに分かれ、5分以内にそれぞれ全員で、10回連続の大縄飛びを成功させなければなりません。さっそく第1グループのラニーノーズ、ミキ、吉田たち、桑原がチャレンジ。ところが昴生がなかなか入れなかったり、上手く飛べなかったりで、早くも全員から疑いの視線が。詰め寄られた昴生がキレまくり、早くも波乱含みの展開です。

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仕方なく第2グループから飛ぶことになりましたが、こんどは清友が引っかかってしまい失敗。昴生がここぞとばかり「今のめっちゃわざとらしかった!」と清友を責めたり、大縄が当たってアインシュタイン・稲田のメガネが吹っ飛ぶなど、またまた珍ハプニングが続出。第2グループが成功したところで、すでに残り20秒となり、第1グループの成功を待たずに時間切れとなってしまいました。

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会議では、当然ながら昴生に集中砲火。みんなから詰め寄られた昴生は、桑原に「顔が小さいから怪しい!」と逆襲をかけますが、さすがに分が悪い様子です。一方、桑原は「もうひとりもわかった。洲崎」と鋭すぎるひと言! プリマ旦那・野村は「ゆずるさん! 誰かが責められるとき、いつもしゃべり出しがゆずるさんやから」と指摘し、こちらも推理力を見せつけます。結局、多数決では昴生がダントツとなり、早々にゲームから追放されてしまいました。劇狼であることがわかってからも「バレバレやった」「牙が見えてた」など、言われっぱなしです。

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深夜の会議では、残るふたりの劇狼、河井と洲崎がジェスチャーで密談。河野を追放することに決めましたが、続いて登場した騎士・こうへいが野村を守ったため、追放者はなし。この展開には、客席から「おお〜っ!」と驚きの声が上がっていました。

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ふたつめのゲームは「常識問題クイズ」。全員が揃って正解すれば成功、ひとりでも間違えれば失敗となります。1問目は「海豚」の読み方。正解は「イルカ」ですが、野村とこうへい、ラニーノーズ・山田が不正解に。ふたりの劇狼が正解しているのは、戦略なのでしょうか?

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2問目「円の面積を求める公式は?」では、一気にペンが走らなくなるプレイヤーたち。舞台端に追いやられてやることがない昴生は、悔しまぎれに茶々を入れていましたが、多田から「じゃあ昴生も答えて」とスケッチブックを渡されると、一気に無口に...。プレイヤーたちがひねり出した公式は、微妙に間違っている公式、完全に違う謎の公式など爆笑の連続。もちろん昴生も撃沈です。正解はこうへい、河井、さや香・新山、河野のみとなり、またしても失敗に終わりました。

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会議で最初に怪しまれたのは山田。しかし、野村は「劇狼は、ここで不正解を出せないはず」と、またしても名推理。両方、正解した者がもっとも怪しい、と主張します。結局、多数決で山田が追放されることになりましたが、野村だけが引き続き、河井に疑いの目を向けていました。

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深夜の会議では、劇狼たちが再び野村を追放しようと決定。こんどは騎士・こうへいが河井を守ると決めたため、そのまま野村もゲームからアウト。山田も野村も劇狼ではなくプレイヤーだったことがわかると、「まだふたりいる!」と舞台上は騒然となります。

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最後のゲームは、「全員ラリー卓球」! 5人と6人の2グループに分かれ、入れ替わりでラリーを行い、全員クリアすれば成功です。
ところが、始まるなりすぐに成功してしまい、仕方なく再チャレンジすると、清友が失敗! 三度目に無事成功し、3分以内にクリアすることができました。

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そこでルールにのっとり、まずは劇狼ひとりを無条件で追放することに。くじで2番を引いた劇狼・洲崎が追放されると、残るは河井ひとり! これまでずっと怪しまれつつも、難を逃れてきた河井が、最後まで騙しきれるかが勝負の分かれ目に。

会議で責められたのは、やはりミスした清友。なんとか反論しようとしますが、桑原が「ディベート弱すぎ」とツッコミを入れるほどしどろもどろで、形勢逆転ならず。さらに桑原が「会議でひと言もしゃべってない」と、急にさや香・石井を怪しみ出したり、それを聞いた稲田が「オレもそうだ」と謎の主張をしたりと、なかなか結論が出ません。ミキ・亜生は「いちばん声がでかい」という理由で、河井を名指し。河井は「これがオレのアイデンティティや!」と切り返しましたが、結果はいかに...?

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多数決は、河井と清友の一騎打ち! 1票差で河井が選ばれ、見事3人の劇狼を追放、プレイヤーの勝利でイベントが終了しました。

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ギリギリまでプレイヤー側に残った河井は「1時間ずーっとしんどい!」と心境を激白。運動神経が足りないだけで疑われる羽目になった清友には、同情の声が集まりました。エンディングでは、みんなで全ゲームを振り返り。それぞれの"読み"が明かされるたび、客席からどよめきが起こるなど、最後まで大いに盛り上がっていました。

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【トット】【アインシュタイン】【吉田たち】【プリマ旦那】【さや香】【ミキ】【ラニーノーズ】【清友】

2017年11月16日 (木)

ミキ、かまいたち、さや香、マヂラブ、とろサ、ゆにばーすが初めての決勝へ!!『M-1グランプリ2017』決勝進出者会見

11月15日(水)、東京・NEW PIER HALLにて、『M-1グランプリ2017』の決勝進出者会見が開催され、かまいたち、カミナリ、さや香、ジャルジャル、とろサーモン、マヂカルラブリー、ミキ、ゆにばーす、和牛が決勝進出を果たしました!
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2015年、5年ぶりに復活した漫才頂上決戦『M-1グランプリ』。2001年から2010年までの10年間では、当時10年目以下の若手漫才師だった中川家、フットボールアワー、チュートリアル、NON STYLE、笑い飯など多くの実力ある芸人を世に輩出してきました。
復活以降も賞金1000万円、プロ・アマ問わず参戦できるのは変わりませんが、開催されなかった5年間を考慮して芸歴15年目以下の芸人が参戦可能に。今年は4094組がエントリーする中、1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝から勝ち残った29組とGYAO! ワイルドカードで選ばれた1組を含む計30組が、今年1枠増えて9組が進出できる決勝へ向けて、準決勝で火花を散らしました。

準決勝のMCを務めるのは、M-1予選ではお馴染みのはりけ~んず。前田が「13回目のM-1。僕らも13回目のMCです!」と高らかに宣言すると、客席からは大きな拍手が。「1回戦から、あれよあれよという間にここまで来ました。ギュッとしたメンバーが揃いましたよ」と、準決勝まで進んだ30組を紹介します。
本日、決勝に進む運命の9組が決まるため、会場にはピリッと緊張感が漂います。前田が「今から出て来る芸人は人生を懸けて漫才しますが、みなさんも人生を懸けて審査しようとしてる。けど、みなさんは体を張って笑ってください。お祭りムードでいきましょう!」と呼びかけて空気を和らげると、再び拍手が起こりました。
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GYAO! ワイルドカードで選ばれたアキナをトップに、準決勝進出者が次々と漫才を披露。幕間に登場した前田は「ここまで来たら、やっぱりレベルが高い」と感心しつつ、「東京の人達は初めて観る大阪組で、より楽しんでもらえるんじゃないかな」と話します。
30組の漫才が全て終わると、再び舞台へ登場したはりけ~んず。「これから審査しますが、みなさんも予想しながら待っておいていただければ」と呼びかけ。新井が「決勝の前には、もちろん今年も敗者復活戦があります! 会場のMCは、僕らがやらせていただきます!」と発表すると、待ってましたの拍手が。「今年もちょっとでも楽しんでもらえる力になればと思います」と意気込んだ前田が、「漫才はもちろんですが、今日寝る前に15秒だけ僕らのことを思い出してください!」と声をかけると、毎年MCを務める2人に労いの拍手が起こりました。

準決勝終了後、23時30分からは決勝進出者発表会見が行なわれました。
MCを務めるのは、『M-1グランプリ2008』チャンピオンのNON STYLE。石田は撮影する報道陣に「僕らなんてホワイトバランスを合わせるくらいで大丈夫ですよ! カメラさん、ホワイトバランス大丈夫ですか?」と話しかけ、決勝進出者をたてます。
井上が「楽屋で喋ってたんですよ」と切り出すと、石田は頷きながら「この時代に、M-1に出てたら決勝なんて全く行かれへんかったやろうなと。レベルが違いますね」と発言。「漫才の種類が増えましたね」(井上)「異種格闘技戦のようになっています」(石田)と、ここまで勝ち上がって来た漫才師たちを讃えると、いよいよ決勝へ進出した9組が発表されました(順不同/敬称略)。
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●ジャルジャル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
「昨年、無理やった分、決勝に出られてめっちゃ嬉しいです! ばり嬉しい!」と高い声で喜びを露にした福徳。一方、後藤はそのコメントに「軽い! 軽い!」とツッコみながら、「嬉しいですね」と、福徳とは対照的な低い声でふざけながらも喜びます。
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●かまいたち(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
『キングオブコント2017』の10代目キングに輝いたかまいたち。井上から「2冠の可能性もありますね」と話しかけられた濱家は「その辺のことは、あまり考えずに。M-1はM-1として楽しみたいと思います」と冷静に答えますが、山内は「誰が見ても、僕らの大チャンスです」と虎視眈々とした表情を浮かべながら断言しました。
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●カミナリ(グレープカンパニー)
2年連続で決勝へ進出。カミナリ・石田は「唯一のグレープカンパニー。グレープカンパニーを背負ってるのはサンドウィッチマンじゃないぞ! カミナリだ!って言いたい」と訴えつつ、先輩であるサンドウィッチマンから「頑張れっていうメールをいただきました」と報告しました。
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●マヂカルラブリー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
2007年から挑戦し続け、初めて決勝進出を果たしたマヂカルラブリー。エントリーナンバーが「777」だったことで、「決勝確定だった」(野田)「スーパービッグボーナス中ですよ」(村上)と幸運を感じていたと話します。そんな二人に、井上は「思う存分、決勝で暴れてください」と声をかけました。
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●ミキ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
「中川家さん以来の兄弟コンビ。これはだいぶすごいことです」と自ら言い切る兄・昴生。弟・亜生が「初出場なので、このまま勝ち進んで準優勝したい」とボケると、昴生がすかさずフォローして2人でワチャワチャ。取材している報道陣の反応の薄さにもめげず、「やったー! よっしゃー!」と手応えを感じたように振る舞う昴生でした。
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●さや香(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
初めての決勝進出。「僕らのことは誰も知らないと思います」(石井)「完全なるダークホース」(新山)と言い切る2人に、「何? 今日はみんな自分から言っていく感じなの?」と井上。また、ジャルジャル・後藤に似ていると言われる石井は、「打倒後藤さんです!」とジャルジャルをライバル視。隣りに並んだ後藤は「弟より似てます。(間違われないためにも、決勝では)どっちが先に出るかが大事」と神妙な面持ちで語ると、報道陣から笑いが起こりました。
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●とろサーモン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
ラストイヤーにして、初めて決勝へ進んだとろサーモン。久保田に「この時を待ってました! 同期よ、喜んでくれ」と微笑みかけられた井上は「お前らだけ、絡みがどっしりしてるねん。あと、何がイヤって、コンビ名呼ばれたときに"おっしゃ!"っていう顔をしてたこと」と話すと、石田も「で、村田さんを見つめてた」とニヤリ。村田も「オレが止めへんかったら、抱きついてたやろ?」とツッコミつつ、なんとも言えない表情を浮かべました。
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●和牛(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
3年連続で決勝進出。ほかのコンビからライバル心を持たれやすいのではと指摘されると、「ここにいる8組、束になってかかってこいって感じです!」と男らしく言い切った水田。が、「ネタの制限時間4分で、束になるから8組やったら1組30秒ずつ。僕らは4分やらせてもらいます」と、いつものねちっこい持論を展開。その隣りで涼しげに佇んでいた川西は、「今年こそ絶対、優勝します」とにこやかに宣言しました。
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●ゆにばーす(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
初の決勝ながらも浮ついた様子は見せず、平然としている川瀬。NON STYLEの2人からその様子についてツッコまれると、「僕は優勝したくて、ここに来ているので」と真剣な表情で説明します。一方、意見を求められたはらは「ネタ以外の発言は控えています!」と飄々と話しました。
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決勝は、12月3日(日)18時57分よりテレビ朝日系列で放送。MCは昨年同様、今田耕司と上戸彩が務めます。
決勝前には、14時30分より『敗者復活戦』も生放送(一部地域を除く)。ここから視聴者投票によって1組が決勝へ進出するルールに変わりないのですが、決勝では新たなルールが適用されることに。「聞いてない!」との驚きの声があがる中で発表されたのは、敗者復活戦から上がって来た漫才師がトリではなくなるということ。これには喜びの歓声があがりますが、「生放送の最初に敗者復活戦1枠を発表して、10組揃った時点でくじを引いて、その都度出たコンビがネタを披露します」と「笑神籤(えみくじ)」という新ルールが発表されると、どよめきが起こります。
「アナログ的なおみくじですか?」(後藤)「それ、10組全部の順番を一気に引くんじゃなくて、1組ずつですか?」(山内)との質問も。水田は「もてあそび過ぎですよぉ~」と天を仰ぎました。
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その後、報道陣から質問が。
優勝賞金の使い道について、山内は『キングオブコント2017』の賞金の使い道同様、「仮想通貨にぶち込みたい」と真顔で言い切ります。
さや香は「歯が3本ないので、いい歯を入れたい」(石井)「スーツの脇が破れているのを自分で縫っているし、下も2000円なのでスーツを買いたい」(新山)と若手らしい切実な使い道を。はらは、「世界で一番高いシャンプーが欲しいです!」と無邪気に話します。
「宮崎の山奥で林業を営んでいる父親がスズメバチに刺されて入院してるんで、医療費に使いたい」と話したのは、とろサーモン・村田。マヂカルラブリー・野田は「賞金を賞金にして、似たような大会を開こうと思います」と思わぬ野望を明かします。
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「他のコンビに負けないと思うものは?」と訊かれたジャルジャルは、「この中で、いちばんジャルってると思います」(福徳)「普段からジャルらせてもらってるんですけど、ジャルり具合はいちばんです」(後藤)と話し、不思議な空気を生み出します。
ミキが「おじさんがすごい。上岡龍太郎の血を受け継いでいる」(昴生)「血の強さは負けません!」(亜生)と断言すると、負けじと「僕のお父さんの親友のお姉ちゃんの旦那さんが、ワクワクさん(久保田雅人)です」と話すさや香・新山。カミナリ・竹内は「痛覚の鈍さ」と話すも、「やっぱり仲がいいところです」と相方・石田と笑い合いました。
「漫才に懸ける情熱」と言い切った和牛・水田は「衣装もそうです。宮川大助・花子師匠に作ってもらった」と発言。「そこから結果も上向きになったので、賞金で何かしら還元できれば」と微笑む川西は、水田の「毛糸を買ってあげたいです」との言葉を受けて、「で、僕らが毛糸の衣装を着ることになるかもしれません」と展望しました。
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また、「負けたくないコンビは?」という質問に、ミキ・昴生は「さや香」と返答。「ミキとさや香は女の子みたいな名前なので......」と理由を話しているうちに声がどんどん小さくなると、なんとも言えない空気に。とっさに「え? 今、オレの番?」ととぼけると、ドッと笑いが起こります。一方、亜生は「昨年、敗者復活戦で和牛さんが1位で、僕らは2位やった。昨年はやられたので、今年こそ勝ちたい」と意気込みました。
「基本はない」と話したとろサーモン・久保田は「言い忘れたことがあった」と前置きしつつ、優勝賞金で宮崎に銅像を建てたいこと、海原やすよ・ともこにもらった勝負パンツのおかげで決勝まで行けたことを伝えます。
ジャルジャル・福徳は「『キングオブコント2017』で優勝したかまいたちに、2冠は獲らせない!」と断言。も、かまいたちは「負けたくないコンビは、にゃんこスターです」(山内)「絶対負けません」(濱家)と、大波乱を巻き起こした男女コンビの名前をあげました。
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『M-1グランプリ2017』の決勝は、12月3日(日)18時57分よりテレビ朝日系列にて生放送。『M-1グランプリ2017 敗者復活戦』は同日14時30分より同局にて生放送されます。
13代目チャンピオンになるのは、果たして誰なのか? コンビ結成歴15年目以下の芸人たちが今年いちばん自信のある極上の漫才を披露する頂上決戦を、今年もどうかお見逃しなく!


【かまいたち】【さや香】【ジャルジャル】【とろサーモン】【マヂカルラブリー】【ミキ】【ゆにばーす】【和牛】【NON STYLE】【はりけ~んず】

2017年11月12日 (日)

漫才の魅力をたっぷりと味わえる「DENDO」の全国ツアー2周目がスタート!

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上方漫才をより一層普及させるため、中田カウスが企画したのが「漫才のDENDO全国ツアー」。2013年から始まった同ツアー。10月30日(月)東京・恵比須ザ・ガーデンホールで4年かけての47都道府県での公演が終了。早くも2周目のスタートが決定しました。11月10日(金)、大阪市中央公会堂で「中田カウス・ボタン結成50周年記念イベント 漫才のDENDO 全国ツアー【大阪公演】」として、2周目初となる公演が開催され、若手、ベテランを交えた大爆笑のステージが繰り広げられました。

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まずはエンタツ・アチャコを始めとする漫才の礎を築いた先輩芸人たちのVTRが流されたあと、中田カウス・ボタンが登場。会場は大きな拍手に包まれます。「4年前に大阪をスタートして、今日からまた2周目が始まります」と挨拶。どこに行っても漫才が愛されているのを感じたと、1周目で感じた手応えを報告します。そして、大阪に帰ってきたらホッとする。おもろい町やな〜、という話しからネタへ。2人ならではのテンポ、しゃべりに会場はすぐに引き込まれていきます。

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続いてトークのコーナーがスタート。ゲストはスーパーマラドーナとミキの2組です。両コンビが相方より勝っていると思うところ、負けているところ、謝りたいこと、お互いのコンビについてどう思うかなど、様々なテーマでトークを繰り広げました。昴生の東京でのマル秘話、武智の両親の壮絶な夫婦ゲンカについて、草野球での田中のヤバ過ぎるエピソード、その田中が見かけたという亜生のおバカな行動など、ここでしか聞けない話がポンポンと飛び出す内容に会場は大爆笑。進行のカウス・ボタンの2人も大ウケでした。

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次はネタの時間です。まずは和牛の登場。テンポよく次々と繰り出されるボケとツッコミ、ところどころに入る動きもキレよく決まり、会場は笑いが途切れることがありませんでした。

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二番手はミキ。今人気上昇中の若手コンビだけあって、出だしから絶好調。亜生の天然的なボケに昴生の絶叫調ツッコミが響くたび、会場がレスポンスします。こちらもシャープで息ピッタリの動きを見せるなど、大いに笑いを生み出していました。

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続いてはスーパーマラドーナがステージへ。ひょうひょうとした田中が次々と繰り出すボケに、武智がしっかりとツッコんでいきます。ボケを連発する田中に武智が見せた「プロの技術」に会場から思わず声が上がるひと幕も。最後まで勢いを落とすこと無く、観客を盛り上げ続けました。

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次に登場したのは矢野・兵動。まずは会場といっしょに「元気ですか?」「オーッ!」のコール&レスポンスでスタート。それからも観客を巻き込んでのネタに笑いが止まりません。大阪にいる愛すべきオッチャン、オバチャンについてなど、矢野・兵動らしさたっぷりのネタに会場も大満足でした。

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続いてはベテランコンビ、大木こだまひびきの2人。スタートから「わざわざ来てくれんでよかったのに〜」の必殺フレーズが炸裂し、会場からは拍手が起こります。独特のスローな間合いと思わぬところから繰り出されるボケ。もちろんキラーフレーズ「ちっちきちー」「往生しまっせ」「そんなヤツおらんやろ」も飛び出し、さすがはベテランという安定感抜群の笑いを堪能させてくれました。

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トリを飾るのは中田カウス・ボタン。結成50年を迎えたことを伝えると、会場は大きな拍手に包まれます。60年、80年とやっていきたいと話し、最初から観客を笑いで引っ張っていく2人。ゆったりとしたテンポかと思いきや、スッとスピードをアップさせるなど、緩急自在のしゃべりに観客は笑いっぱなし。しっかりと漫才を満喫させてくれた2周目最初の公演は、大盛り上がりで終了しました。

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舞台後に行われた囲み会見には、中田カウス・ボタン、矢野・兵動、スーパーマラドーナ、ミキが登場。1回目の公演を終えた感想として「いいスタートを切らせてもらった」「家に帰ってきたみたい」とカウス・ボタンの2人。全国を回ってみて、漫才が浸透していると感じたと話し、電気や水道、ガスのように漫才が喜んでもらっていると手応えを語りました。47都道府県どこでも漫才を楽しみにしていて、愛されていると感じたとも。そして力を入れている若手の育成については、たくさんの若手が伸びてくるのが大事と発言。これまでに積んできた経験を若手に渡していく責任があると語ります。さらに新しい着眼点で笑いを作っていくすごいセンスをしていると最近の若手をほめ、漫才の将来に不安はないと断言しました。M-1なども含め「競い合うことで伸びていく」と賞レースなどにチャレンジ中の若手にエールを送るひと幕も。

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2周目を迎えて、新たな4年間をどうしたいかという質問には「そんなに大きくどうしたいとかはない」と話し、1回、1回を大切にすることで50年を迎えたことを強調。無理に作って伝えようという気はない、と肩の力を抜きつつ、どの公演も全力投球することを誓っていました。さらに「DENDO」を続けることで、また次の座長が生まれるということになっていくと語り、そこにはゲストとして出していただく、と将来の夢をアピールしていました。

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ライブのいいところについては、最低限のところに気をつければあとは自由にやれることと話し、15〜20分ネタができるこの「DENDO」は漫才師が伸び伸びできるのではないか、と続けました。そして「お客さんの呼吸でネタを運んでいる、一体感が出るのはやっぱり舞台」と生のライブの良さを力説していました。50年を迎え、漫才前に準備していることはという問いには「1時間、1時間半前に入ってネタ合わせをやる」と告白。ネタ合わせをやることでお互いの調子もわかるとのこと。そしてカウスからは朝起きてすぐにストレッチをし、出番終わりにはジムへ向かうというストイックなエピソードも飛び出しました。そうすることで1回目も4回目も同じように漫才ができるとのことで、「あのパワーはなんやろうと後輩たちも見ている」「おじさんのパワーです」と笑わせました。

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会場と舞台が一体となったライブ感がたまらない「DENDO」。2周目も漫才のおもしろさを堪能できる公演が続きます。地元にやってきた際には見逃さないようチェックをお忘れなく!

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【中田カウス・ボタン】【大木こだまひびき】【矢野・兵動】【スーパーマラドーナ】【和牛】【ミキ】

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2017年11月10日 (金)

1巡目最後の東京公演、中田カウス・ボタンを始め豪華漫才師たちが観客を魅了する!!『結成50周年イベント「漫才のDENDO 全国ツアー in 東京』レポート

10月30日(月)、東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて中田カウス・ボタンによる結成50周年イベント『漫才のDENDO 全国ツアー in 東京』が開催されました。

本ツアーは、発起人である中田カウス・ボタンが"よしもとが生んだ最高の宝"である漫才の魅力をより多くの皆様に知ってもらうために立ち上げたもの。2013年より47都道府県各地を巡り、よしもとを代表する若手からベテランまでの漫才師による"生"の漫才を届けてきました。

前説を務めるのは、東京の漫才師コンビ・田畑藤本。「僕らのことを知っている人!」というお決まりの問いかけに大多数の観客が挙手をすると、藤本は目を丸くしながら「これは100%じゃないですか!!」と喜びを露にします。その後、普段披露しているネタの片鱗も見せながら、拍手やコール&レスポンスで会場を温めました。
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名立たる上方漫才師たちを紹介した番組『漫才のDENDO』から選りすぐられたダイジェスト映像が流されたのち、カウス・ボタンが登場しました。
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「ようこそお越しくださいました」と笑顔で客席を見渡したカウス。「本日は楽日でございます。先日、台湾に行って参りましたので、48回行ったんですかねぇ? どこへ行っても客席が気になりまして、どうですか~?と聞いております」と話しかけると、客席から拍手が。続いて「女性はキレイで上品な方が多いですねぇ。......冗談はさておきまして」と呟いた途端、今度はドッと笑いが起こります。
終始頷いていたボタンに「怒られるよ?」と静かにツッコまれながら、その後は大阪のあべのハルカスを題材に、漫才のような怒濤の掛け合いを披露しました。
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その後、呼び込まれたのは、若手漫才師のスーパーマラドーナとミキ。カウス・ボタンとトークを繰り広げます。
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カウスより「ツアーの始まった4年前には、世に出ていなかった。急に力を付けて来た」と紹介された兄弟漫才コンビ・ミキ。「関西には"ああせい、こうせい"という言葉があるけど、2人の名前には関係ないの?」と聞かれると、昴生は「親は偶然やと言うてますけど、偶然にしてはでき過ぎてるなと思います」と返答します。
「楽屋で"21時には終わるから"って電話しとったけど」と暴露されると、昴生はさらに大慌てで「お母さんです! お母さんに電話してました!」と言い訳。さらに、亜生からさまざまなエピソードが明かされるたびに訂正を入れる昴生に、カウスは笑いながら「弟に訊いてるねん!」と何度もツッコみました。
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スーパーマラドーナ・田中は事前アンケートで相方への不満として「ネタが飛ぶ」と書いたことを告げられると、「僕、書きましたぁ?」とすっとぼけ。相方・武智が「自分でネタをほぼ書いてるから、僕は飛ばしたことないと思います」と言い切ると、田中は「武智さんがじゃなくて、いつもすごい力で叩かれるんで、そのたびにネタが飛びそうになるということです」と飄々と訂正します。
一方、武智は「田中に負けてるところは1つもない」と断言。「君、プロボクサーの村田諒太選手に似てるなぁ」と言われた武智は、自身の父が元プロボクサーであることを告白。少林寺拳法の有段者である母親と夫婦喧嘩がかなり壮絶だそうで、実際に目撃したエピソードを披露すると、客席は大爆笑となりました。
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トーク終了後は、豪華漫才師によるネタが続々と披露されました。
大きな歓声と拍手で迎えられたトップバッターの和牛は、誰しもが知っている題材から動きのある漫才を展開。水田の丁寧且つ緻密なボケを、川西が緩急のあるしっとりとした口調でツッコんで、笑いをどんどん大きくしていきます。
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続いては、若手兄弟漫才師のミキ。ゆるっとした視点で無邪気にボケる弟・亜生に、振り回されるツッコミの兄・昴生。恋愛相談を切り口とした漫才は絶妙な掛け合いがハマればハマるほど、昴生のツッコミのボルテージは上昇!甲高い声でまくしたてる兄をからかいしながら見守る弟という、兄弟漫才師らしい息の合ったやりとりに、笑いが起こります。
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賞レースの常連、スーパーマラドーナ。自身が体験したという出来事をその場でコント形式で見せていく田中に対して、不思議がりながらも細やかにツッコんでいく武智。情緒がめちゃくちゃな田中らしいボケに、会場からは驚きと笑いが。最後には言葉遊び的なネタも見せるなど、バリエーションの豊富さが光ります。
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NON STYLEも経験値の高さを感じさせる漫才で、観客を魅了。「夜な夜なバーに行く」とカッコつけるツッコミ・井上へ、容赦のない言葉の限りを浴びせるボケ・石田。石田の茶化す発言が強くなればなるほど、井上のツッコミにも熱が。『M-1グランプリ』王者らしい掛け合いを見せました。
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「お兄さん、トレンディだね!」といういつもの掛け合いからスタートした、トレンディエンジェルの漫才。さまざまな題材に彼らならではとも言える頭髪ネタを盛り込んだネタは、さらなる進化を遂げて、より練られたものに。おなじみの「斎藤さんだぞ!」では、大きな拍手が起こりました。
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歓声と拍手で迎えられた博多華丸・大吉。その反響に、華丸が笑顔で「昨日の日本シリーズの(福岡ソフトバンク)ホークスの活躍への拍手?」と呼びかけると、大きな笑いが。大吉は「東京、しかも恵比寿でホークスネタは通用しないですよ」と静かに諭します。舞台を広く使いながら楽しげにボケる華丸を、そっと見守りながら静かにツッコむ大吉。経験豊富な彼ららしい見事な掛け合いに、笑い声は絶えません。
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トリを務めるのは、もちろんカウス・ボタン。「50周年を迎えました」という発言には、いっそうの大きな拍手が。「出会った頃は、2人とも若かったですねぇ。僕は彼のことを本名で"野間くん"と読んでいた」と話すボタンは、カウスの「60年、80年と頑張らなあかんねぇ。漫才というのは、健康であればできるありがたい仕事」という返しに、「舞台袖からマイクの前まで歩けたらできる仕事やね」と同調します。
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ネタの途中で、「僕たちの漫才が他の人たちと違うのは、本当のことを入れること」と切り出したカウス。楽屋などプライベートの時間に話したのだろうと思われるボタンの秘密を次々と明かしていくと、客席は大ウケ。焦るボタンが言葉を詰まらせながら「これもみな、ほんまですねん」と告白すると、その笑いはより大きくなります。
ゆっくりと言葉を話して観客の意識を集中させたかと思えば、独特な間合いで切り返したりと、ベテランらしい熟練した掛け合いをとことん見せたカウス・ボタン。何よりも、50年続けてきた漫才を今も尚、よりいっそう楽しんで観客に見せる姿が印象に残りました。
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11月10日(金)の大阪公演を皮切りに、いよいよ2巡目がスタートします。漫才の真髄をとことん楽しめて笑えるイベントとなっておりますので、この機会にぜひ足を運んでみてください!


【中田カウス・ボタン】【博多華丸・大吉】【NON STYLE】【スーパーマラドーナ】【トレンディエンジェル】【和牛】【ミキ】【田畑藤本】

2017年11月 6日 (月)

3年ぶりに復活を遂げた音楽と笑いの融合フェス『KOYABU SONIC 2017』が開幕! 初日レポート!

3年ぶりに復活を遂げた音楽と笑いの融合フェス『KOYABU SONIC 2017』(以下、『コヤソニ』)が11月3日よりインテックス大阪で開幕しました! 今年は3日間開催と、3年間の充電期間を経てさらにパワーアップして戻ってきた『コヤソニ』。主宰者の吉本新喜劇座長・小籔千豊が、アーティストのラインナップ、会場レイアウト、そして『コヤソニ』でしか見られないコラボ企画まで完全プロデュース。新たな顔合わせでのアーティストと芸人のコラボも必見です。オープニング前には前説で守谷日和が登場。注意事項を告げつつ、ネタも披露。曲に合わせた創作ダンスの表現で盛り上げました。

いよいよオープニング! 2008年の初開催からの名シーンを写真で振り返るオープニング映像で、すでに拍手が沸き起こります。「どうも~」といつもの挨拶で小籔が登場。「朝から集まってきてくれて、ありがとうございます。『KOYABU SONIC』を始めたいと思います! 3日間MCさせていただきます」と自己紹介を。そして2014年に一旦中断したものの、今年復活できた喜びをかみしめました。

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「2017年に復活しようとアーティストの方にお願いしました。その時は復活できるか分かりませんでしたが、たくさんの方々にご協力いただいて実現できました。2008年に始まった『KOYABU SONIC』は10年続けたいと思ったのですが、10年目にこうして復活できて、ここからまた毎年やれたらいいなと思います」とさらなる意気込みを語りました。また、自身のバンド、吉本新喜劇ィズがトリを務める理由も説明。「イキってトリにしてるわけじゃないんです。時間が押したときに、どこを短縮させるかとなったとき、吉本新喜劇ィズの時間を使うため。クッション的な存在だと思ってください。懇切丁寧にこのフェスをやっていきたいと思います」と語りました。

「今日は僕がめっちゃ好きか、尊敬しているか、そんな人しか来ていません。今日はノー喧嘩、ノー泥棒、ノー痴漢でいきたいと思います。レディファーストフェスで行きたいので、男性の方、ご協力お願いします!」と3日間、気持ちよく過ごせるフェスにしようと呼びかけました。

「2014年に中断する時、この方々がステージ上で言ってくれました。"もし復活することがあったら、いの一番に声かけてくれよ"と。それがすごくうれしかったんです。この方々のお言葉があったから、くじけそうになった時も復活に向けて頑張って来れました!」とトップバッターのリンダ&マーヤさんをステージに呼び込みました。

●リンダ&マーヤ
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一番手はリンダ&マーヤの2人。まずは3日間のトップバッターに選ばれたことに感謝のコメント。そして「いきなりロックンロールやで!」「全部新曲じゃい!」とステージがスタートします。ベースレスで男女2人がそれぞれボーカル&ギターという変則ユニットですが。飛び出してくる音はタイトそのもの。

MCでは「『KOYABU SONIC』もっとイケるんちゃうん!?」と会場をアオり、小藪から直接出演依頼の電話があったというエピソードも話されました。リンダさんのスウィートな声&ルックス、マーヤさんのシャウトするボーカルというこのユニットの持ち味をしっかり堪能させてくれたステージ。トップバッターとしてしっかりとライブを盛り上げてくれました。

ライブ後のコメントは開口一番「時間が足りなかったです」とマーヤさん。「1年間がんばって練習してきた」と話すと、会場からは拍手が起こります。「リンダ&マーヤさんはうまさとかではなく、お二人の味」と小籔。「二人の味が濃い、かっこいい」と絶賛します。マーヤさんは、ライブが終わったら飛び込もうと思っていたということで、「ロックンロール!」の声で客席へダイブ。「3日間楽しめよ〜!」とエールを送っていました。

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ステージには吉本新喜劇ィズのメンバーが。まずは松浦がギター片手にテキーラのテーマで「マツウラ!」とシャウト。続いてのキーボード、トロンボーン担当、金原早苗は学生時代のエピソードを披露します。これまでも『コヤソニ』に出場経験のある今別府は「たくさんのお客さんの前で話せるのが感慨深い」とうれしそう。ビッグポルノ解散後は「無難に日々を過ごしていました、これでいいのかと今日ここに来た、明日に向かってがんばっていきたい」と前向きに発言しますが、「すごい先輩ヅラする」と松浦と金原からクレームが入ります。しかし「先輩風バンバン吹かせてやりました」とまったく悪びれた様子がない今別府に、小籔も思わず苦笑いです。

●BRADIO
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2番目のバンドが登場です。小籔は2014年以降、イケてるバンドをネットでずっと探していたそうで、次のバンドは「1分聞いた時点で、出てもらおう! この人ら100パー盛り上げてくれるやん」と感じたとのこと。小藪が太鼓判を押したバンド、BRADIOがステージへやってきます。

ハンドクラップしながら登場したメンバーたち。1曲目からハネるリズムのヘビーなファンクナンバーでグイグイ引っ張っていきます。ボーカル・真行寺さんの圧倒的な声量、ビシッと締まったタイトな音を弾き出すリズム隊。気持ちいいカッティングを聞かせてくれるギターで、会場はあっという間にBRADIOのホームといった雰囲気に。

モニターに飛び乗り、ステップを踏みながらステージを右へ左へと動き回るアクティブなステージングに会場も一緒になって盛り上がります。MCでは「ファンキーとハッピー、ファンピーを届けにきた」とシャウト。ラストチューンでは「コヤブダンスホールへようこそ!」の声とともに観客がひとつになってダンスを始めるなど、会場中をファンク&ソウル一色に塗り替えたステージは圧巻でした。

ステージを見ていた小籔は「めっちゃかっこよかったです!(このバンドには)突き抜けた明るさがある」と絶賛します。ステージ上を動き回るパフォーマンスについて「めちゃ体力ありますよね?」と振ると、ボーカルの真行寺さんが「ふぜけてるだけです」と回答。さらに「ビジネスファンキーなんで」とボケ、会場を笑わせていました。

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トークのあとは新喜劇の爆乳三姉妹も登場。ちょいエロな自己紹介をするも「想像したないわ」と小籔にツッコまれる始末。ここで吉本新喜劇ィズのCDが販売されていることや様々なブースが出ていること、よしもと芸人との撮影会の告知なども行なわれました。

●LEARNERS
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「モデルの先輩に教えてもらったおしゃれなバンドです。おしゃれでかっこいい音楽に酔いしれてください」と小籔が紹介し、登場したのはLEARNERS。モデル・歌手のSARAさんと松田"CHABE"岳二さんによるユニットから発展した5人組ロックンロールバンドです。

ロカビリー中心の楽曲が多く、ツイストするお客様の姿も。手拍子も自然発生し、楽しそうに踊る姿が多く見られました。スタディングドラムも珍しく、ステージは華やかに進行。男女のツインギターや、楽曲によってボーカルも変わり、飽きの来ないステージで魅了しました。

「このイベントに呼んでいただきありがとうございます。初日、楽しんで帰ってください。ここに集まっているすべての方に、10代の気持ちを忘れていない皆さんに捧げます!」とCHABEさん、『TEENAGE KICKS (NEVER DIE) 』でベースのHamaさんがメインボーカルを取り、ベースを置いてステージ下へ飛び込んでいきました。演奏後には「Hama兄が飛んでった! この人はスイッチが入るとこうなるんです。なんの前触れもなく!」とSARAさん、楽しそうな表情が印象的でした。続けてCHABEさんが「どんどん行きます! 不滅のダンスナンバーやります!」と『恋はヒートウェイヴ』を披露するなど、全10曲のステージを終えました。

ライブ後のトークでは、番組で一緒だったというSARAさんと小籔がざっくばらんなトークを。改めてのメンバー紹介もあり、アグレッシブなステージとは打って変わって控えめに自己紹介をされるギャップに小籔は、「印象が違いますね」と驚きの声を上げていました。『ViVi』モデルの先輩でもあるSARAさんは、「小籔さんのモデル写真はよく見るんです。最近ポーズがうまくなりましたね」と"成長ぶり"を称えられていました。

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●ネタステージ
「僕はお笑いオタクなので、ほんまにおもろいと思った、心の底から尊敬する先輩と後輩に出ていただいています。お笑いも盛り上がってください! ほんまにおもろい人間しか出ません!」と小籔、お笑いステージへといざないました。

先陣を切ったのはダイアン。コンビ名がビジョンに映し出されるとどっと沸き、大きな拍手で迎えられました。いつまでも手を振る西澤に「いつまで振んねん!」と津田。西澤によれば「西澤」「津田」と書かれたタオルを持っている人が2名いたそうです。そして職務質問の漫才を披露しました。

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ジャルジャルはうろ覚えデュオのコントを。『コヤソニ』初登場のジャルジャル、ネタは小籔からのリクエストでした。ギターを抱えて繰り広げた歌ネタ。ここでも音楽フェスのような雰囲気を醸し出しました。

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シャンプーハットは漫才を。おなじみ「こいちゃんを笑うな」というコンビ愛あふれるネタで沸かせました。

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最後はハリウッドザコシショウさんです。誇張しすぎたモノマネを次々に繰り広げるハリウッドザコシショウさん。世間に衝撃を与えた人物のモノマネもあり、ライブだからこそ楽しめるネタの数々で沸かせました。

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ステージに全員集合してトークを。『コヤソニ』1回目から出演しているダイアンですが、「昔はダイアンが紹介されても会場がシーンとなっていたのに、今はすごいな~!」と小籔。今や伝説ともいえる台風が直撃した年のステージを振り返り、「あの時の漫才している姿がめちゃめちゃかっこよかった」と強烈な印象を残したと話しました。うろ覚えで歌えないというコントを披露したジャルジャルは、「ネタでやっている歌は本当に歌えない」と後藤と福徳、口を揃えました。また、突如、持ちギャグを始めた後藤が、その浸透率の低さに後ずさりするという一幕もありました。シャンプーハット・てつじは飲食ブースに出店しているつけ麺屋「宮田麺児」の宣伝も。『コヤソニ』だけの麺を作ったと自信をのぞかせました。ハリウッドザコシショウさんは「前に2万人が集まるフェスに出たら、誰一人笑わなくてめっちゃ悲しくなったんです」と、『コヤソニ』のステージではウケてよかったと顔をほころばせました。また、「コンビ時代はネタがわけわからなかった」と小籔、ハリウッドザコシショウさんのネタを紐解く時間もありました。

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●Charisma.com
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続いては小籔が「24時間のうち16時間くらい聞いて見てって時期があった」というほどホレ込んでいる「Charisma.com」の登場。いきなりビートの効いたトラックで会場を盛り上げていきます。クールなラップを放つMCいつかさん、ステージセンターのブースで踊るDJゴンチさん、2人の姿に会場は釘付け。派手なライティングとフロアを揺らすベース音で、会場は巨大なクラブと化します。

カッコいいステージのイメージとは一転、MCでは未だに小籔との間の壁が取り払えないと悩みを吐露。もっとグイグイ行ったらいいのかな?と話します。そして「3年前に『KOYABU SONIC』に出させてもらった」と当時のエピソードを披露し、「復活おめでとうございます」と伝えると会場からは拍手が。最後までスピードを落とさず、『コヤソニ』のステージを駆け抜けました。

ライブ後のトークでは「かわカッコいい!小さいのにパワフル」と小籔。ラップ部分が早すぎて小籔はうまく歌えないそうで、「カラオケで歌うの難しくない?」と尋ねたところ、ゴンチさんもカラオケで歌えないと告白します。さらにいつかさんも「実はけっこう噛んでいる」というレア情報をポロリ。そして来年1月に初のベストアルバムを出すことや、大阪でのライブも告知していました。

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ここで『コヤソニ』の楽屋裏レポートがステージ上のモニターに映し出されます。バックステージでは用意されたバーでジャルジャル・福徳がヒザの裏から音を出す特技を披露していたほか、座敷でくつろぐハリウッドザコシシショウさんの姿が映し出されるなど、ステージ上とはまた違った出演者の表情を見ることができました。

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●きのこ帝国
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生で見られるのが光栄と小籔が紹介したのが「きのこ帝国」。男女2人ずつの4人組で、リズム隊を男性メンバーが、ボーカルとギターを女性が担当します。言葉ひとつひとつを丁寧に発するボーカル・佐藤千亜妃さん、ギター・あーちゃんさんとのハーモニーも美しく、会場中がその浮遊感のある世界に包まれます。

MCでは「自分もお笑いが好きなので、小籔さんに呼んでもらえてうれしい」と笑顔。そしてスティックを持った小籔をスタジオで何度か見たことがあると明かし、その理由を聞いてみたいと話していました。

ライブ後のトークでは、むっちゃかっこいいと小籔が絶賛。「こんなオシャレバンドが『KOYABU SONIC』に出て大丈夫ですか?」と質問すると「オシャレでした?」と意外そうな表情。演奏力もすごいとベタボメの小籔は「もう練習せんでいいじゃないですか」と言いますが、「いや常に鍛錬を」と真面目な返答。これには小籔も「まさかきのこ帝国から鍛錬という言葉が出るとは」と笑いを誘っていました。現在きのこ帝国は結成10周年ツアー中で、来春には大阪でのライブも予定されているとのこと。「春にきのこ帝国に行きましょう!」と小籔もアピールしていました。

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●吉本新喜劇

「サプライズするよー! みんな集まってー! これからタイムテーブルには載ってないことをやります!」と客席に呼びかける小籔。「『KOYABU SONIC』は僕たちのバンドを観てほしい、尊敬する芸人さんを見てほしいから始めました。大阪に生まれて、ナマで見たことありますでしょうか? 今、こうやって生活できているのはこの方々のおかげです!」と呼び込んだのは『吉本新喜劇』です!

ステージ上にはいつの間にか、うどん屋の屋台が。信濃岳夫と井上安世がオープニングで登場、物語は二人の女性がうどん屋の店長、川畑泰史をめぐってひと悶着というもの。うどん屋のアルバイトである酒井藍が登場し、いつものノリツッコミで大暴れ。ふたりの座長がステージに並び、華やかさも増していきます。そこに川畑の彼女役の未知やすえや、清掃員の女性役である桑原和夫、警官役のMr.オクレなど、次々と舞台へ。川畑のストーカーという島田珠代は、ぶりっ子キャラで猛烈アタック。「ねえ、泰史さん、そろそろ壁にぶつかりたいの」と自ら志願し、ステージ上に「かべ」を呼び込みました。川畑も「ソニックスペシャルで、思い切りいくで~!」と気合を入れ、勢いをつけました。やすえに川畑と別れてもらうために紹介したいと連れてきた"イケメン"は烏川耕一。珠代は力づくで別れさせようとチンピラも連れてきました。そのチンピラに扮していたのが松浦真也と太田芳伸で、松浦は得意のギターネタを披露しました。川畑と藍、そして烏川らの間でひと悶着あったあと、やすえに向かってうっかり「白豚!」発言が。客席からも「あ~...」との声が上がり、それからはやすえの猛追、強烈なダメ出しで沸かせました。ですが、騒動はこれにて一件落着。「いや~、よかったですね」と桑原和夫が舞台に現れ、「丸く収まったのも、あの方のおかげですよ」と、「神さま~!」。インテックス大阪に神様が降臨。『コヤソニ』3年ぶりの復帰を喜び、「復活ができたのも、スタッフの皆様、今日、ご来場の皆様のたくさんのご声援のおかげです。ますます、『KOYABU SONIC』が続いていきますように、大きな拍手でご声援ください」と祈りを捧げました。

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ステージを終えたメンバーとトークも繰り広げました。新座長になってやりたいことがあると藍は、烏川と川畑とともにステージの袖へ。その間、桑原和夫の健康トークや、やすえ、珠代らの挨拶もありました。

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●ブルゾン藍with烏川・川畑
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「用意ができました!」という藍、再びステージに現れるとブルゾンちえみさん風の衣装に身を包み、両脇にU・Kこと烏川・川畑を引き連れて"新喜劇あるある"を。「チャーリー浜とのコミュニケーション方法」「若井みどりが一番好きな俳優」「すっちーが毎晩見ている動画」と「封印したギャグ」など、新喜劇座員だからこそ知る、レアな情報を次々と披露していきます。小籔についても「小籔座長が地元の住之江で何て言われているか知ってる? "千豊くんっておもろいか?"」と暴露し、笑いを誘いました。

●カジヒデキ
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「大阪・南港がスウェーデンなります。僕の大好きなこの方です!」と小籔が呼び込み、カジヒデキさんのステージがスタート。3ピースバンドでのライブを展開されました。2曲目の『甘い恋人』ではコーラスを観客の皆さんに促すカジさん。すぐに反応するお客様たちとの呼吸もピッタリです。「お久しぶりです! はじめましての人もよろしくお願いします。最後まで楽しんでもらえたらうれしいです。最高の一日にしましょう」と間奏でメッセージを届けるカジさん。ついさっきまでコテコテの吉本新喜劇が行われていたことが信じられないほど、空気を一瞬にして塗り替えました。

「改めましてこんにちは、カジヒデキです。ジャケットでやろうと思ったが暑くて脱ぎます。久しぶりに開催で呼んでくれてありがとうございます。吉本新喜劇をこうやって間近で見らることができてすごくうれしいです」とカジさん。今年は6月によしもと祇園花月で、8月に小籔の東京公演で9月にはなんばグランド花月ですっちー座長の回を観に行かれたほど、吉本新喜劇のファンだと公言されました。

小籔千豊率いる吉本新喜劇ィズのデビュー曲『アイ ラブ ジョージ!』を作詞・作曲されたカジさん。「小籔さんから『シヴィラはある日突然に』みたいな歌を作ってくださいと頼まれまして、リスペクトの気持ちを込めて作りました。似ているところもあると思うので、そこも聞いてみてください」と『シヴィラはある日突然に』を。極上のポップスを聞かせてくれました。そのほか全7曲を披露。最後はベースをLEARNERSのHamaさんにお任せして、マイクをもってステージ上を右に左に走り抜けます。サウンドもどんどん派手になりロック色が濃厚に。北欧の風が吹いてくるようなさわやかさと、骨太でアグレッシブさが感じられる両極端なライブで終始、引き込みました。

●ハリウッドザコシショウさんによる徳永英明さんの『壊れかけのRadio』
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終演後のトークでは服部ひでこ、森田まりこ、岡田直子からなる爆乳三姉妹も参加しました。爆乳三姉妹は吉本新喜劇ィズのコーラス隊でもあります。ボーカリストとしての話題で盛り上がり、カジさんが思う「歌がうまいと思う人」を挙げてもらいました。スピッツの草野マサムネさん、オリジナルラブの田島貴男さんに続いて、徳永英明さんの名前も挙げたカジさん。

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すると、ステージにスモークが流れ出し、『壊れかけのRadio』のイントロが。まさかサプライズ...⁉と注目が集まります。登場したのは"古畑任三郎"に扮したハリウッドザコシショウさんで、『壊れかけのRadio』の歌詞をすべて「ハンマーカンマ―」に変えて熱唱。歌い終わって一言、「......この空気、お察しします」。しかしカジさんは「楽しかった! すごい似てる! 大好きです!」と声を弾ませていました。

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●スチャダラパー
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「『コヤソニ』があるのはこの人たちのおかげ」と小籔のコールで登場したのは、『コヤソニ』常連のスチャダラパー。「『KOYABU SONIC』、準備はいいですか〜!」という一発目の声がしただけで、会場の盛り上がりはいきなりピークに。ボードを使って、会場とコールを合わせるなど、そこからもどんどんヒートアップしていきます。おそろいのTシャツにパーカー、キャップというスタイルで登場した3人でしたが、すぐにパーカーを脱ぎ、臨戦態勢に。ダンス&ムーブでステージ狭しと動き回ります。

「コール&レスポンス、いけてますよ!」と盛り上げ、クールなチューンを連発。わかりやすくキレのあるリリック、体が自然に揺れてくるエッジの効いたビートに会場の盛り上がりが止まりません。

MCでは「またできてよかったね」「何年ぶり?」と懐かしそうに話し始めます。そしてこたつで千鳥の大悟が寝ていた、中川家・剛とゆりやんがコント始めた、ハリウッドザコシショウさんがネタの用意をし始めるなど、楽屋のレアな裏話を披露。さらに今作っている雑誌『余談』で、小籔に出てもらっているということも告知します。そして、次の曲『レッツロックオン』のサビについて説明し、会場中の手が上がっていれば盛り上がってる絵は撮れる、と断言。その絵があれば今年の『コヤソニ』も盛り上がったんだなとなる、とボーズが話すと会場は笑いに包まれます。

ここで『KOYABU SONIC』でやるために作った曲があるということで、ゲストとしてEGO-WRAPPIN'を呼び込みます。いい曲作ろうと一緒に作ったという『ミクロボーイとマクロガール』はソリッドなラップからスタートするクールなチューン。中納のボーカルパートでは突き抜けた開放感を感じさせてくれる名曲した。

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ここで小籔がステージへ。「今夜はブギー・バック」をやってないことを指摘すると、『コヤソニ』のためにすごいゲストを呼んでいるからとBoseさん、会場からは歓声が。そこにやってきたのが岸大介(ダイアン・西澤)。スチャダラパーの3人が呼んでないというと「太秦の空き時間でうろうろしてる」と返答。そこからひとしきり続くコントに会場は爆笑です。

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そしてやっと「用意してたゲストとはチョット違う、この人のワケないでしょう」改めて本当のゲストを呼ぶことに。登場したのは、ビンクのジャケットにヒゲ、サングラス姿のダイアン・津田。「...鈴木雅之です」と自己紹介しますが、緊張してるから声ちっちゃいと小籔にツッコまれます。

そしてサビを津田に任せるという英断で演奏された名曲「今夜はブギー・バック」では、会場全体が横揺れで盛り上がりました。ライブ終了後のトークで3人は「(『コヤソニ』が)復活してよかった」と笑顔。そして小籔に「3日間あるから打ち上げではしゃぎすぎないこと」と釘を刺していました。

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●ネタステージ

続いてはネタのコーナー。まずはゆりやんレトリィバァが登場。超有名キャラクターを思わせるスタイルで披露されたネタに会場は笑いに包まれます。

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二番手はかまいたち。フェスらしく登場していきなり客席にタオルを投げる山内。続いて濱家もタオルを投げてからネタに突入。キングオブコント優勝をアピールしますが「劇的に仕事が増えました、にゃんこスターが」と自虐ギャグもはさみつつ、しっかりと笑いをゲットしていました。

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次は千鳥の出番。まずは少し前にステージにいた津田について「あんな扮装でガチガチ」と暴露し、笑いを取ります。寿司屋のネタでは大悟の表情やしゃべりにノブのキレのいいツッコミがハマり、会場は爆笑でした。

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続いては中川家の登場です。剛はタオルをぶらぶらさせてステージへ。会場に投げるのかと思うと「風呂屋のオッサン」のネタをかまし、最初から爆笑をゲットします。街で見かけたオッサンの様子、得意の電車ネタなど、顔やしゃべり、体全部を使った息ピッタリのネタに会場は笑いが止まりませんでした。

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そしてステージにネタを披露した全員が集合。まずはかまいたちが、近況を報告。山内は賞金が入ったら仮想通貨に全部ぶっこむと宣言。ゆりやんはまだネタのときのままのしゃべりで登場するも、ボケを礼二にダメ出しされます。千鳥は2014年の『コヤソニ』で小籔のオーダーでスベリまくった思い出を語り、中川家はここでも小ネタを連発。大いに会場を盛り上げていました。

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●Chara
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「この方が出てくれるとなって飛び上がりました」と小籔のコールでステージにやってきたのはChara。ファンクなリズムにのせ、おなじみの甘くハスキーな歌声が響けば、すぐさま会場はCharaの色に染まります。

1曲目終わりには「酒井藍です」とボケるレアな瞬間も。そして「暑いからみんなでフーフー言って」と客席にフーフーを要求。さらにあと2曲と話したときの会場のリアクション「エ〜ッ!」を聞いて、「いいともみたい」と笑顔のChara。リラックスしたステージに、会場も歓声でレスポンスします。新曲「Sympathy」も含め、しっかりとCharaワールドを満喫できたステージでした。

ステージ後のトークでは、小籔がCharaさんと同い年とのことで「全然違うな、チャラとコヤでは全然違う」と話し、笑いを誘います。そして以前の『コヤソニ』に登場してくれたときの思い出話も披露していました。さらに吉本新喜劇ィズの小籔サイン入りペンライト、Tシャツ、撮影会などが当たるCD購入者対象の抽選会も行なわれました。

ここで再び楽屋中継のコーナーへ。女キャッチャーによる「『コヤソニ』のベンチ裏リポート」がスタート。千鳥やかまいたち、ゆりやんとの絡む女キャッチャーは少しずつにクセになるおもしろさ。最後はノブの「大脇毛」も飛び出し、会場から笑いが起きていました。

●EGO-WRAPPIN'
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小籔の「むちゃくちゃ毎回盛り上げてくださるみなさんです!」のコールで、次にステージへやってきたのはEGO-WRAPPIN'。1曲目からアップテンポのナンバーで会場を自分たちのグルーヴに巻き込んでいきます。

MCでは「『KOYABU SONIC』復活おめでとうございます、誘っていただいて7回目になります」と話し、実は最初は自分たちから出たいとスチャダラパーのBoseさんにお願いしたというエピソードも披露してくれました。

ステージを右へ左へ動き回り、小さな体で力強い歌声を聞かせ続けるボーカルの中納良恵さんは圧倒的。バンド、オーディエンスと渡り合っても一歩も引かないどころか、引っ張っていってしまうパワーには凄まじいものがあります。ホーンや鍵盤が映えるスリリングなアレンジの曲を次々に繰り出すライブは、盛り上がりも止まることがありませんでした。

ライブ終わりのトークでは「よっちゃん(中納)が新喜劇ィズのライブに来てくれた」と小籔が裏話を披露。そして来年もコヤソニに来てくれるという約束を取り付けていました。

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●吉本新喜劇ィズ
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トリを飾ったのは小籔率いる吉本新喜劇ィズ。バンドのセッティング中、小籔に代わってMCで登場したのは楽屋中継などを担っていた女キャッチャーこと守谷日和です。今別府は3年ぶりに『コヤソニ』の舞台に立ち、「3年前のことをいろいろ思い出しました」と振り返りました。守谷は女キャッチャーで登場する際、「CHARAさんのステージの後に楽屋中継で登場する際、CHARAさんと女キャッチャーの間で女の闘いがあった」と勝手に火花を散らしていたと話します。守谷は3日間出ずっぱりになると知ったのは開催直前で、出演が決まってからの1か月は不安で眠れなかったとそうです。

いよいよ吉本新喜劇ィズのステージへ。メンバーはドラムの小籔のほか、ボーカルに宇都宮まき、ギターに松浦真也、キーボードに金原早苗、そしてベースはチャットモンチーの福岡晃子さんです。小籔のバスドラが響く中、「皆さん、こんばんは。吉本新喜劇ィズです。私たちはオリジナル4曲があります。1曲目はカジヒデキさん作詞作曲の『アイ ラブ ジョージ!』です」とまきのMCでスタート。カジさんもステージに飛び出し、一緒に歌うというサプライズもありました。また、島木譲二を思って作られたこの曲。島木の写真も掲げられ、その面影を偲びました。クリープハイプの尾崎世界観さんに中山美保のことを伝えて作ってもらったという『マドンナ』では、まきが明かした中山美保とのエピソードを彷彿させる歌詞にも聞き入りました。吉本新喜劇ィズが作詞・作曲・編曲を手掛けたメタルサウンドの『TATSU-G』は井上竜夫へのリスペクトをスクリーム。最後は「吉本新喜劇のテーマソングになればいいと思っています」と『Luck book new joy play?』を。金原はトロンボーンで参加。きらびやかな管楽器とエッジの効いた弦の音が絡みあい、疾走感と重厚感あるサウンドで魅了。「吉本新喜劇を見て」とストレートに訴えるメッセージソングでした。まきも間奏でトランペットを披露。松浦はメタリックなギターを響かせ、福岡さんの安定感あるベースと小籔のドラムも息ピッタリ。爆乳三姉妹のコーラスも華やかに彩り、最後まで会場を盛り上げました。

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エンディングでは出演者が全員集合。『KOYABU SONIC』の新定番になるであろう『アイ ラブ ジョージ!』を全員で合唱、以前と変わらぬピースフルな空気で包み込み、1日目を無事に終えました。「復活しようか悩んだ3年間でしたが、こんなに盛り上がっていただいて復活してよかったです。また来年もやったらぜひとも来ていただきたいです!」と挨拶し、幕を閉じました。

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【インテックス大阪2号館】
ミニステージのある2号館はフードブースも超充実。土山人や大阪王将、炭火焼肉たむら、宮田麺児など、大阪の人気店がずらりと並んでいたほか、ハンバーガーや唐揚げ、広島焼き、焼きそば、丼、スイーツなどなど、種類豊富なメニューが勢揃い。会場内に設置されているテーブル席で、たくさんの人が絶品メニューに舌鼓を打っていました。2号館ではほかにもオフィシャルグッズ販売のブースや記念撮影コーナー、コヤソニカプセルが設置されたキッズブースなども展開。音楽以外での楽しみもたっぷりと用意されていました。

ミニステージでは、協賛企業のPRやおすすめ情報をMCと芸人が紹介していきます。一発目は爆乳三姉妹がMCを担当。小籔、すっちー、酒井藍のよしもと芸人キャラもステージに招き、『KOYABU SONIC2017』の出演者などの紹介や、飲食ブースの紹介をしました。また、集まったお客様にどのアーティストや芸人を観に来たか尋ねるなど、近距離を生かしたコミュニケーションも楽しみました。

mandaiと大阪王将のPRステージでもMCに爆乳三姉妹が登場。続いて小籔も現れ、会場は大きな拍手に包まれます。「みなさん、ありがとうございます!」と挨拶しながら、会場中に手を振りまくる小籔。mandaiのPRステージで小籔は「チケット代が96,000円になってしまうところ、mandaiさんのおかげで安くできました!ありがとうございます!」と感謝。mandaiさんのご協力で運営費が「グッと安くなりました」と話します。「冷蔵庫がいっぱいでも自分はmandaiさんで何か買う、みなさんもどこのスーパーにしようか迷ったらmandaiへ」と強烈にアピールしました。mandaiでは9月の1カ月間、コヤブソニック招待と小籔との記念撮影ができるキャンペーンを行っていたそう。その当選者が来ているとのことで、ステージ上で記念撮影を行うことに。小籔はその場でサインを書き、当選者と写真に収まりました。mandaiのブースでは無料抽選会が行われていることも告知し、PRステージは終了しました。

大阪王将のPRステージでは「お腹空いたら大阪王将に行け、と後輩に言うてます」と小籔。ステージ上では、爆乳三姉妹の次が餃子を試食し、「うみゃ〜! 間違いないですね!」と絶賛しました。長女のヒデチチは大阪王将でバイトをしていたことがあるとアピール。最後は小籔が「新しい車を買ったら、ボンネットに大阪王将と入れてください」と観客に語りかけていました。日光ホームのPRステージは、金原早苗、松浦真也がMCで登場。ゲストにシャンプーハットを招き、『KOYABU SONIC』の見どころや日光ホームのPRを繰り広げました。PRでは、なぜこいでだけがCMに起用されているかという裏話も披露。ここでしか聞けないトークに盛り上がりました。

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生放送中のFMOブースでも芸人たちが大活躍! まずは服部ひでこ、森田まりこ、岡田直子からなる爆乳三姉妹が登場。ボディラインを強調したレオタード姿の3人は、午前中から刺激の強い自己紹介で盛り上げます。また、爆乳三姉妹結成のいきさつを語り、モリチチこと次女の森田が得意ネタであるCHARAさんのモノマネを披露。オカチチこと三女の岡田は口を開けば「私なんかが...」と謙虚ながらもお決まりの自己PRは欠かさず、「何回言うんですか!」とつっこまれる場面もありました。そして三姉妹は吉本新喜劇ィズのコーラス隊としても参加しているので、「最後までステージを見てほしい」とPRしました。

金原早苗と松浦真也も登場し、トークを繰り広げました。ライブステージを見てきたという松浦は、「前半からアレでもつのかというくらい飛ばしていた」とビックリした様子。一発目からあのテンションだと最後に出る自分たちはどうしたらいいのか、と話します。吉本新喜劇ィズの曲の仕上がりを尋ねられると「昨日も1時間リハーサルした」とアピール。ずっとベースなしで練習していたので音がスカスカだったものの、ベースが入った途端に安定したと金原もホッとした表情です。そして吉本新喜劇ィズの『アイ ラブ ジョージ!』が放送され、プチ生演奏も披露しました。今回のコヤソニで気になるバンドを聞かれた金原は初めてのライブで対バンした「空きっ腹に酒」と回答。松浦はたくさんいて絞りきれない様子です。ほかにもフードブースの気になるメニューについてのトークなどを繰り広げた二人。ラストに金原は「エンディングはミュージシャンや芸人さんがみんなでいっしょに歌うんです、その演奏するのがめちゃ緊張するけど、めちゃくちゃ楽しみ」とステージに向けての思いを語り、松浦は「お笑いコーナーで出張新喜劇があるかも...⁉」と告知。FMOブース前も大勢の観客が詰めかけ、盛り上がりました。

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2017年11月 4日 (土)

人気コンビがMCを務める、よしもと漫才劇場新公演「もっともっとマンゲキ」スタート!

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アインシュタインやトット、吉田たち、プリマ旦那といった人気コンビがMCを週替りで担当する、よしもと漫才劇場新公演「もっともっとマンゲキ」がスタートします。毎週水曜に映像配信サービス「大阪チャンネル」で生中継されるこのプログラム。記念すべき初回公演&配信が11月1日(水)に行われました。

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まずはネタからスタート。トップバッターはからし蓮根。合コンでのやりとりを独特の間合いでどんどん笑いに変えていきます。二番手はピン芸人のヒューマン中村。「最近気づいたことを見ていただきたい」とネタがスタートするも、リアクションの薄さに「聞いてます?」と客席にツッコミ。歌詞カードや、ことわざなど、言葉を使ったネタを次々に繰り出します。

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次のセルライトスパは、体操服姿の2人が縄跳びにチャレンジするネタを披露。大須賀の姿が笑いを誘います。続いてはアインシュタインが登場。カップルのドライブデートがうらやましいとのことで、いつかのためにリハーサルを始める2人。ツッコまれるたびにアゴを気にする稲田の様子が大ウケでした。ラストはかまいたち。心理テストのネタを始めますが、山内の表情、言い回しに爆笑が起こっていました。

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ここから今回のMCであるアインシュタインが再び登場。大阪チャンネルでの生配信がスタートすることを告げます。ステージ上のモニターでカウントダウンが始まり、いよいよ生配信の開始。週替りでMCが登場することなどを説明します。河井は台本が分厚く準備が大変だったと話しますが、自分は進行じゃなく笑顔担当とうそぶく稲田。最初から会場は盛り上がります。

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まずは「リレー企画!●●からの指令実行ショー」です。「もっともっとマンゲキ」ではオープニングの企画を週替りの各MCがリレーでつないでいくということを説明。一回目の指令は「番組スタートにふさわしいお客さんと一緒におもしろコール&レスポンス」でしたが、「会場中のストレスを僕にぶつけてください」と稲田。本人が「稲田は」「シャクレ」、「稲田は」「ハゲ」、「稲田は」「鬼の子」という3つのコール&レスポンスからスタートすることを提案。会場全員が右拳を上げて言われたままにコール。言葉を全身で受け止める稲田でしたが、なぜか「しばくぞ!」と絶叫。会場が爆笑に包まれます。

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ここからクロスバー直撃、てんしとあくま、セルライトスパ、からし蓮根が前半メンバーとして登場。てんしとあくま・かんざきの本名イジリから始まったのは「週刊もっともっとランキング」です。事前にメンバーが書いたトークのテーマからおもしろいと思うものをゲストが選び、ランキングするこの企画。1回目のゲストはかまいたちの2人です。

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今回のテーマは「納得いかんニュースランキング!」。「納得いかんことはないですか?」と振られた山内は、先日優勝したコンテストについて「自分たちなりの売れ方がある」と力説。しかしすぐに後ろを向いて「チキショー!」と本音を爆発させていました。

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ランキングの発表では、稲田が実は沖縄の血を引いていること、クロスバー直撃・渡邊の作り話疑惑、てんしとあくま・かんざきのグタグタエピソードなどが披露され、会場が大いに盛り上がるなか、最下位にランクインしたのは、からし蓮根・伊織。タイトル、内容ともしっかり最下位と酷評され、罰ゲーム「もっともっとケツバット」を受けていました。

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続いて後半のジュリエッタ、ラフ次元、ロングコートダディ、ヒューマン中村が登場。男前とブサイクに分かれてゲーム対決を行いました。稲田の仕上がりが素晴らしかった「パンストフラッグ対決」、ブサイクチームがヒューマン中村の仕上がりで勝利した「にらめっこ対決」、ラフ次元・梅村がまさかのテクニックを披露した「二人羽織早食い対決!」などのゲームに会場は爆笑です。

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ラストの「強風伝言対決!」は、ジュリエッタ・井尻vsアインシュタイン・稲田の対決に。井尻もかなり健闘しますが、そこは稲田の破壊力。会場だけでなく、ステージ上の出演者も爆笑するという、この日一番の笑いを生み出していました。

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ゲームでのポイントがドローだったため、勝敗は会場の拍手で決めることになりますが、なんと男前チームへの拍手がゼロ。ブサイクチームが圧倒的勝利を収めました。罰ゲームは井尻に決定。「顔面ビリビリケツバット」で会場を盛り上げました。

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これでコーナーは終了。今日の出演者が再びステージへ集合です。次週MCのトットへリレー企画のお題「おもしろ自己紹介ギャグ」が発表されたあと、河井から毎週いろんなゲストを迎えることが話されたほか、大阪チャンネルへの登録のおすすめ、よしもと漫才劇場でも楽しいイベントを毎日行っていることなどがアピールされました。ラストはラフ次元が11月14日(火)に10回目となる単独ライブ、ジュリエッタも12月17日(金)に単独を行うことを告知。ステージは幕を下ろしました。

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毎週水曜日の生配信がスタートした「もっともっとマンゲキ」。このプログラムのほかにも、よしもと漫才劇場では、毎日たくさんのイベントが開催されています。よしもと漫才劇場にぜひ足をお運びください!

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