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2016年8月

トークゲストの品川庄司もベテラン座員の逸話に爆笑! 初日から大盛況の『吉本新喜劇 小籔座長東京公演2016』

8月24日(水)、東京グローブ座にて『吉本新喜劇 小籔座長東京公演2016』が初日を迎えました(8月28日(日)まで)。

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小籔千豊の長年に渡る念願が叶い、本場の吉本新喜劇と日替わりゲストを迎えたトークという2部構成で、2014年の俳優座劇場、昨年のサンシャイン劇場と東京公演を重ね、好評を得ている本公演。


3年目を迎える今年の新喜劇の演目は、小劇団を舞台とした『似て非なるもの?』(作・演出/大崎知仁)です。
お馴染みのテーマソングとともに開演すると、清水けんじが座長を務める劇団レインボーシアターのもとに、2人の新人女優が入団。

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対照的な新人2人のライバル関係やそれぞれの恋愛、前所属事務所との確執、劇団の借金といった問題が絡み合いながら、島田一の介、今別府直之といったお馴染の新喜劇メンバーが個性的な役柄に扮しストーリーを繰り広げます。
松浦真也のギター、さらには小籔が7月の会見で「2代目(Mr.)オクレを襲名してもらいたい」と太鼓判を押した祐代朗功も、独特な言い回しで笑いを誘っていました。

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休憩を挟み、後半のトークコーナーではMCを小籔が務め、ひな壇に座員が座り、本日のゲスト・品川庄司を迎えます。
品川が「近くで(先ほどの新喜劇を)見させていただいたんですけど、面白いですね」としみじみ感想を述べますが、小籔は「お笑いだけでも結構テレビに出てるのに、一個ずつええの持ってるやん。(庄司へ)嫁はん、(品川へ)映画監督という称号」と紹介し、2人を困惑させてから、吉本新喜劇座員のエピソードトークへ。


庄司が野性爆弾・くっきーの似顔絵でしか知らないというやなぎ浩二を始め、島田一の介、帯谷孝史、チャーリー浜らの奇行ぶりや、昨年亡くなった花紀京の逸話が矢継ぎ早に飛び出します。
さらに、ギャグをした後の中條健一を見て、「初めて芸人がかっこいい」と感じたと松浦が明かせば、森田まりこら女性座員は、烏川耕一のセクハラまがいの言動を暴露し、「全部事実。そやけどハショり過ぎ!(笑)」と必死に弁明する烏川に爆笑!

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品川庄司からも、2人の子供同士を遊ばせた話題やオモロー山下の男気のない逸話、品川がダウンタウン・浜田や今田耕司に叱られて救われたシーンなど、貴重なエピソードが惜しみなく語られ、小籔も興味深く聞き入りました。


ラストは、小籔が来場者に感謝しつつ、よしもとの劇場以外で吉本新喜劇を上演する意義について説明。一の介からも「大阪の笑い、これからも楽しみにしてください」と挨拶があり、終演を迎えました。


なお、当日券は、各公演1時間前、東京グローブ座にて販売されます。
詳細は、オフィシャルサイトにてご確認ください。




【小籔千豊】【島田一の介】【烏川耕一】【清水けんじ】【今別府直之】【松浦真也】【大島和久】【新名徹郎】【太田芳伸】【清水啓之】【祐代朗功】【高橋靖子】【森田まりこ】【金原早苗】【品川庄司】

とにかく明るい安村との漫才も披露! バイク川崎バイク単独ライブ『バイク単独バイク』10周年全国ツーリングin東京~バイバイ、昨日までの自、分~

8月19日(金)、東京・ルミネtheよしもとにて、バイク川崎バイクの単独ライブ「『バイク単独バイク』10周年全国ツーリングin東京~バイバイ、昨日までの自、分~」が開催され、バイク川崎バイク(BKB)が出演しました。
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全国5カ所を回るツアーの最終日だったこの日は、お客さんもほぼ満員。BKBがおなじみのポーズで登場すると、会場から大歓声があがります。

ルミネでの単独ライブは1年半ぶりだというBKB。客席を見渡し、「後ろの方の空きはわかるんやけど、ここの空きは何?」と、かなり前方の席が4席ぽっかり空いていることを気にします。「きっとこの方たちは別件があったんでしょうね。ベッケンバウアーが......ベッケンバウアーのBKB!」と、さっそくなんでもBKBにしてしまいます(笑)。
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自身の「バイク川崎バイク」という芸名について「まず他とかぶらない名前なんですよね。バイクっていう単語が2回入ってますから。普通、名前に同じ単語2個使わないですからね」と冷静に分析したあと、「でも最近ライバルができまして。コンビニとかにも置いてあるんですけど......水素水。SSS!」と、ライバルも略すBKB。

また、「BとKとBだけ言い続けて10年になります」と自身の芸風について説明した後、「bkb!」と小文字バージョンのBKBを披露し、「いちおう新ネタです」と笑わせていました。「そんなワケで、アクセル全開でがんばっていきましょう。バイクだけに、ブンブン!」と言うと、お客さんも合わせて一斉に「ブンブン!」。
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単独ライブについて、「『ヒイーア!』と『ブンブン』が85分くらい続きます」と言った後、「ウソですよ? コントとかもするんで、ビックリしないでくださいね」と前置きするBKB。というのも、「広島では......あれは県民性かな? コントで白髪のカツラをかぶって舞台に出たら、客席から『誰? 誰?』って言ってる声が聞こえて......。僕の単独ですから、僕しか出ませんよ?」ということがあったようで、改めて「僕しか出ない」ライブだということを強調するBKB。

「今回初めて来たという人は?」と客席に問いかけ、かなりの数の手があがると「僕の単独って、毎回ナゾのご新規さんがドッと来てくれるんですよね」と不思議そうに話し、「でも、ご新規さんがドッと来てくれるってことは、今まで来てくれてた人がドッといなくなってるっていうことでもあって......」とネガティブな方に考えるBKB。さらに「遠くから来たっていう人いますか?」と尋ね、手を挙げたお客さんに「どこから?」と聞いて、お客さんが「大阪!」と答えると「大阪かぁ......。大阪公演は見に来てくれたん?」と聞き、お客さんがうなずくと「大丈夫ですか? 結構同じことやりますよ?」と気づかいを見せます(笑)。続けて、「大阪から何で来たん?」と聞き、お客さんが普通に「飛行機で」と答えると、「バイクちゃうんかいな。プンプン!」と怒っていました(笑)。

話の途中でサングラスを取ったBKBに客席がざわつくと、その気配を察し「そうなんです。僕、こんな顔してるんです。昔から結構、俳優の森山未來さんに似てるって言われるんですけど......」と言うBKB。すると、客席はなんとも言えない空気に......(笑)。さらに瞬く間にそれを察知し、「場の空気微妙......BKB!」とBKBのポーズでごまかし(?)ます。また、先日マッサージに行ったら「左半身が異常に凝ってますね」と言われたというBKBにお客さんは爆笑!
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オープニングトーク終了後、いったん退場し、いよいよ本編のスタートです!

最初に披露したのはコント「月曜日」。月曜日の学校で、騒がしい生徒たちに「騒ぐな!」と一喝する先生(BKB)。「先生、昨日『アタック25』で優勝したんやぞ。騒ぐんやったらそれで騒いで!」という先生の言葉に、生徒たちはいまいちピンときてないよう。どうやら番組をあまり知らなさそうということに気づいた先生は、「番組タイトルは知ってても、ちゃんと見たことはないんか......。あれやね、『スター・ウォーズ』みたいなもんやね」と話し、そこから一気にスター・ウォーズの話題で盛り上がる先生。ひととおり話してスッキリしたところで、「ではHRいきます......ってなんでやねん! 先生、今『アタック25』の話してます」と勝手に盛り上がって勝手に怒る先生。
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長寿番組をことごとくBKBにする「長寿番組BKB」で、『キューピー3分クッキング』や『サザエさん』を次々とBKBにしていくというブリッジをはさみ、続いてはコント「前の車を追ってくれ」。乗せたお客さんが、「前の車を追ってくれ」と、まるでドラマのようなセリフを言ったことに興奮しすぎてベラベラしゃべってるうちにうっかり前の車を見失ってしまう......という無能なタクシー運転手(BKB)。この後もさまざまなドラマのようなシチュエーションが現れるのですが......。無能な運転手にイラッとしつつ、どこか憎めない(?)チャーミングさを感じるコントとなりました。
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続いてはコント「BKB、武道館デビュー」。お笑いを辞め、ミュージシャンに転向した結果大成功し、武道館にまで上り詰めたBKBが、長渕剛さん風の衣装で登場し、「この芸名ももう変えようと思います」と話します。「もうミュージシャンだし、BKBネタもやってないから」というのがその理由なのですが、「バラード、聞いてください、ベイベー」と言ってみたり、『桃太郎の歌』という曲では「ベイビーを、川で拾った、ババア」というフレーズがあったりと、なぜか歌やMCの端々にBKBの影が......(笑)。
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続いてのブリッジ「ヒィーアカキンTV」では、今話題の逆再生アプリを使って「バイク川崎バイク」や「ヒィーア!」、「スッスッスッ」をうまく言うことにチャレンジ! 逆再生の不思議さと、だんだんうまくなっていくBKBに感心するお客さんからは、思わず拍手まで起こっていました。

コント「エース」では、エースピッチャーのBKBが初球を投げますが、ピッチャーライナーが飛んできて、あやうく顔に当たりそうになります。すんでのところでボールをキャッチするエース。しかしその次も、さらにその次もピッチャーライナーが飛んできて......。どんなによけても逃げても間違いなく顔に飛んでくる球に泣き出してしまうエースでしたが、そのうち......。ありえない不条理な状況に立たされた人間の心理の変化が手に取るように見られる、面白くもちょっと不思議な味わいのコントとなっていました。
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ブリッジVTR「BKBからの質問」で、お客さんが何をどう答えても最終的には答えがBKBになるような質問などがされたあとは、コント「オレが奴らを引きつける」。ゾンビに囲まれ、とある建物に立てこもった3人。その中の1人(BKB)はすでにゾンビに噛まれてしまったため、そのうちゾンビになってしまう......という絶望感を感じながら、せめて恋人と親友は助けたい!と、「オレが奴らを引きつけるから、その間に2人は逃げてくれ」と最初はカッコよく言うのですが......。
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そのうち、「でも、あれだけはやめて。あの、残った2人が付き合うやつ。あれだけはホンマ、イヤやねん」と言い出し、しかも話している最中に若干ゾンビになりかけます(笑)。それを親友に指摘され、「え? オレ、ゾンビってた? そっか......。でも、ゾンビってる人間に『ゾンビってる』とか言うたらアカンと思うで」と親友にダメ出しを始めるBKB。そこからケンカに発展し、頭にきて、しまいには親友に「わかりました。噛みます!」と宣言までしてしまい、美しかった友情は一転、ドロ沼状態の醜い争いに......。極限状態の人間(ゾンビ?)の葛藤と、その設定のあるある(3角関係)とありえなさ(ゾンビ)のギャップに、お客さんは大爆笑でした。
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続いてのブリッジ映像は「過去のBKBダイジェスト」。2007年の初舞台から、順を追って衣装やネタ、お客さんのウケ具合まで、その軌跡を見ていきます。最初はキャラがまだ定まっておらず、なぜか毎回違った小道具(カサやケン玉など)を持って登場するBKBに笑いが起こります。

コント「ヒィーアの悲劇」では、せっかくジェンガの調子がよかったのに、そこで嬉しくなって「ヒィーア!!」をしてしまい、手がジェンガに当たって崩れてしまう......といったような、さまざまな生活の一コマで「ヒィーア!!」をしてしまったためにそれまでのことが台無しになるさまをテンポよく紹介。
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BKBのキャラが定まるまでの軌跡を追ったブリッジVTR「ビフォーアフター川崎ビフォーアフター」で、ビフォーアフター風のナレーションに乗せて、BKBが現在のルックスになるまでの衣装の軌跡を追ったあとは、いよいよ最後のコント、「バイバイ、昨日までの自、分」。

単独ライブ当日、小道具のギターを持って急いでルミネに向かう途中、飛んできた野球のボールで頭を打ったショックで記憶喪失になってしまったBKB。それでもなんとか持ち物をヒントに、まずはルミネに向かおうとタクシーに乗るのですが、その運転手が無能で......と、これまでのコントの登場人物もチラホラ登場させながらルミネに向かっていると「バイク!」と呼ぶ声が。もちろん自分が呼ばれているとは思っていないBKBがガン無視していると、その声はどんどん大きくなっていき......、なんと舞台に登場したのはとにかく明るい安村でした。
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ここにきての思わぬゲスト登場に大いに沸くお客さん。しかしBKBはもちろん「誰?」とポカンとしています。安村が「なんでわかんないの? オレだよ!」と、わかってもらおうとどんどん服を脱ぎ始めるのですが、BKBはそれに驚き「変態!」と叫びます。「いやいや、仕事着!」と言い返す安村でしたが、BKBが記憶喪失だとわかると、思い出してもらうためにネタを披露します。自分のネタに加え、「ブンブンやヒィーアの全裸ポーズ」まで披露する安村でしたが、まったく思い出せないようすのBKB。安村が「とにかく明るい安村だよ!」と名乗っても「なんで名前の前に性格がついてるんですか?」と不思議そうに尋ね、安村のことを「とにかくさん」と呼ぶ始末です。
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エンディングでは、安村が今度は野球少年の格好で登場し、自身のネタ(高校野球の強豪校の選手のしゃべり方のモノマネ)を披露しながらBKBに話しかけると「どっかで見たことある!」とBKB。すると安村は「やめて~!!」と言いながら、どんどん自分で服を脱いでいきます。
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するとBKBが「ピン芸人とはいえ、センターマイクの前に芸人が2人......。これは、漫才できるんちゃいます?」とレアな漫才を披露! しかしここで思わぬアクシデントが! なんと、漫才中にかなり大きめの地震が起こってしまったのです。途中でそれに気づいた2人がお客さんに「地震?」と確認すると、すかさず「ビックリ、急にブルブル、BKB!」とBKBを披露したあと、「よかった~。さっき、地震のときやったネタ、『なんでこんなスベるんやろ?』って思ってたわ」とウケなかった理由がわかって一安心。その後も「なんかあったらいつでもやめますんで、言うてくださいね」と気さくに話しかけ、漫才に戻るBKBでした(笑)。
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漫才終了後、BKBが「来年も単独やろうと思ってるんで、また来てくださいね」と言うと、大歓声で応えるお客さん。それでも「ウソつきブンブンやめてな?」と疑り深いBKBでした。客席を改めて見渡した安村が「結構(BKBの)コスプレしてる人も多くて......」と感心したように言うと、BKBが「安村さんの単独ではあんまりいないですか? 安村さんのコスプレ......」と質問を。それには「いるワケないだろ!」と即答の安村でした(笑)。最後、なぜか突然「では最後に『ヒィーア!!』も飽きたんで、一本締めで終わりましょう」と自ら提案したBKB。安村もとまどいながらも納得し、みんなで「せ~の!」と一本締めをしようとすると、なぜかBKB1人だけ「ヒィーア!!」をします。
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そんなナゾの締めで、なんとなくモヤモヤしたまま公演は終了。しかし、自作のビックリマン風シール(悪魔VS天使VSバイクシール)をお客さん全員に配ったり、出口でお客さん全員とハイタッチするなどサービス精神旺盛なBKBに嬉しそうに応えるお客さんたちの姿を見ていると、公演が大成功に終わったことは間違いないと実感できる、記念すべき10周年の単独ライブでした。


【バイク川崎バイク】【とにかく明るい安村】

RADIO FISH赤坂BLITZでのワンマン成功に、オリラジ・中田「まだまだ走り続けます」と宣言! セカンドアルバムリリースもサプライズ発表!!

8月26日(金)、東京・赤坂BLITZにて、RADIO FISHのワンマンライブ『PERFECT SUMMER』が開催されました。

「RADIO FISH」とはオリエンタルラジオ・中田のアイデアから生まれたプロジェクトで、"シャーマン"のオリエンタルラジオ・藤森、"ご神体"の中田、"SKILL MASTER"のFISH BOY、show-hey、つとむ、SHINによるユニットのこと(註:それぞれの肩書きは中田が名付けたもの)。昨年末の『芸人ちゃんネタ祭り 実力派芸人大集合スペシャル』(テレビ朝日系)、今年2月の『ENGEIグランドスラム』での放送をきっかけに話題となり、1月にYouTubeで公開された楽曲「PERFECT HUMAN」のライブ映像は現在2400万ビュー超を突破。『ミュージックステーション』への出演も大きな反響を呼び、5月にはファーストアルバム『PERFECT HUMAN』を発表。6月には10曲連続で新曲を配信するなど、その勢いは留まるところを知りません。

そんなRADIO FISHのワンマンライブは、最初の楽曲「ULTRA TIGER」から大盛り上がり。藤森に合わせての中田コールが、会場に響きます。
「TONIGHT」「STAR」「NKT34」と5曲終わったところで、藤森は「みなさーん、こんばんはー! RADIO FISHでーす!」と挨拶。中田も客席を見渡しながら「赤坂BLITZ、パンパンに埋まったぞー! 最高だね! すごい。こんなに人がいるんだね」と興奮している様子。「ちょくちょくライブはやってるんだけど、今日1200人集まってるということは過去最大ですよ」と呼びかければ、藤森は「歴史の証人になっていただきましたよー!」と喜びを露にします。
メンバー紹介時には、中田からFISHBOYへ質問。「スキルマスターはFISHIBOYが集めてくれたんだけど、なんでこのメンバーなの? この人は確かだという人を選んでくれたんだと思うけど」と訊ねられたFISHBOYは「ご神体からの最低条件がイケメンであることだった」と告白。近場にいたイケメンのつとむがまず選ばれ、続いてshow-heyに声をかけたところ、二つ返事でオッケーが。「4人目はかなり悩んで、人に聞きながら選んだのがSHINくんだった」と明かしました。
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話題の女子高生実力派シンガー・當山みれいとのコラボソング「GOLDEN TOWER」、さらに當山はソロ「My Way」を熱唱後、RADIO FISHは「SUMMER TIME」「MIND BEACH」「GOOD BYE」「WHERE」と、夏らしさを全面に押し出した楽曲とパフォーマンスで魅了します。
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SKILL MASTERによるパフォーマンス「INVISIBLE EMPEROR」後は、『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)で話題のラッパー・焚巻が登場!「Tokyo Village」で湧かせると、オリエンタルラジオとのラップバトルも。
ご神体・中田による「やっておしまいなさい!」と吹っかけられた藤森は「プロの芸見せますよ!」と宣言した焚巻に「武勇伝やっとけよ! オリラジのセンターはあっちゃんに獲られてる!」とディスられ、撃沈。「調子こいてすみません!」と陳謝して、コラボ曲「東京大革命」で湧かせました。
焚巻とは、中田の「とにかくかっこいいラッパーとコラボしたい」という思いに、つとむが紹介するかたちで出会ったそう。『フリースタイルダンジョン』を楽しみに観ているという藤森は、焚巻さんへ「観てます。ファンです。大好きです!」と熱い気持ちを伝えました。
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それぞれのメンバーが夏の思い出を発表するなか、観客が大いに湧いたのはSHINの思い出。
リオデジャネイロオリンピックの閉会式で披露された東京オリンピックのプレゼンテーションにダンサーとして参加してきたそうで、「すげーよ、誇りだよ!」と興奮気味の藤森。8月10日から閉会式終了までリオへ滞在していたため、「(このライブに向けて)いちばん大事な時期に2週間いなかった」と笑う中田ですが、帰国後、休む暇もなく、スタジオに入ったSHINを労います。
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さまざまな思い出が発表されるなか、「あっちゃんと2人きりになりたい」と言い出した藤森。舞台に2人だけ残されると、「お手紙を書いてきました」と中田への熱い気持ちを語り始めます。
「オリラジのライブのお客さんがどんどん減っていき、小さな劇場に移動していった。それも仕方ないかと諦めていた時、100人も満たないお客さんの前で(あっちゃんは)"これじゃダメだ。みんなを赤坂BLITZへ連れていく"と。それが現実となりました。やっぱりあっちゃんはすごい!」と絶賛。「有り余るエネルギーゆえ、誤解を招くかもしれませんが、気にするな! 俺が盾になる!」とエールをおくります。
照れくさそうに聞いていた中田ですが、「実は俺も書いて来た」とまさかの発言! 藤森が手紙を書いてくるんじゃないかと予測して今朝、スーパーのチラシの裏に急いで書いたものだそうで、「慎吾の最近の活躍はすごい。とにかく頼りになる。いろんな浮き沈みを経験したけど、激動の2016年を歩んでいけるのは、慎吾が頼りになるから」と誉めたたえます。まんざらもない様子で聞いていた藤森ですが、「いちばんすごいなと思うのは、才能の塊である僕になんとか付いて来ているところ」と読まれると、怪訝な表情に。中田が「普通の相方なら、とっくに振り落とされてるよね! 中田の相方です、ということを深く噛み締めながら、毎日、僕の家の方向への敬礼を怠らないように」と続けると、大きな笑いが起こります。
「渡すな、そんなもの!」とツッコんだ藤森ですが、中田から「お前が相方でよかった。これからもよろしくな!」と声をかけられると、「よろしくどーぞ!」といつものように明るく返しました。
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「オリエント」「PERFECT HUMAN」「あの日見た神様の名前を思い出していつかきっと泣いてしまう」「黄金時代」と大盛り上がりでクライマックスへ。「PERFECT HUMAN」では待ってましたとばかりにイントロから大きな歓声が挙がり、青色のペンライトが艶やかにフロアを彩りました。
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アンコールでは「PARADISE」を披露し、「アンコールをありがとうございます」と観客へ改めて感謝した藤森。中田が「駆け抜けたねぇ! もう終わるの? あっという間だぜ!」と別れを惜しむと、観客からも「え~~~!」と残念がる声が。藤森は「こんなに楽しいなら、またやればいいじゃないか!」と感謝の気持ちを込めて、「さよなら」を熱唱しました。
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「RADIO FISHはまだまだ走り続けます! ここで終わると思うなよ! 赤坂BLITZは通過点だー!」と絶叫した中田。緊急速報として、10月12日(水)にセカンドアルバム『WORLD IS MINE』のリリースが発表され、歓喜の歓声が起こると「年に2枚、鬼みたいなペースだ!」と笑います。
アルバムには本日披露した配信曲が収録されるなか、藤森が手がけた楽曲もあるそう。「タイトルは『ワンチャン COCO夏☆物語』です」と発表した藤森は、中田に「ダサい!」とツッコまれたものの、「『ワンCOCO』って呼んでね!」と呼びかけました。
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念願の赤坂BLITZでのライブを終えてなお、さらに高みを目指して走り続けるRADIO FISH。めまぐるしい活動を繰り広げる彼らに、これからも注目してください!


【オリエンタルラジオ】

2016年8月26日 (金)

破天荒な吉村に逆襲!?「吉村さんと御茶男くんのあんなコーナーこんなコーナー」

8月15日(月)よしもと沖縄花月にて、「吉村さんと御茶男くんのあんなコーナーこんなコーナー」が開催されました。

会場は若い女性客が多く、平成ノブシコブシの吉村崇、御茶ノ水男子が登場すると拍手が起きます。
登場するなり「俺たちなにも聞いていない」と言う3人は「一回幕を閉めましょう」と言ってオープニングからやり直し「何にも変わっていない」などと話しながらなんともゆるい感じでスタートします。

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続いて登場したのは、御茶ノ水男子のおもしろ佐藤と仲が良いと話すおばたのお兄さん。
得意という小栗旬さんの声マネでドラマ「花より男子」の1シーンを再現会場からも「うまい」と歓声が上がります。「普通の人がやってみたらどうなるか」という事で、おもしろ佐藤が挑戦してみることに。ぐだぐだ具合にたまらず吉村が「なにしてるんだよ!」と止めに入り会場も笑いが響きます。

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続いて、ウリズン桜、ピーチキャッスル、カシスオレンジの3組の沖縄芸人が登場します。吉村が沖縄に来ると必ず若手芸人に被害を加えると話す桃原は「昨日、吉村さんが(相方の)真栄城のスーツを破った。ずっと帰りのロケバスで『1枚しかないのに』と真栄城がつぶやいてた」と吉村の破天荒エピードを話します。応急処置を施したという真栄城が破れた箇所を見せますが、またしても吉村が勢いよくスーツを破いてしまいます。一同から「あ~」と声が上がるなか、「1枚しかないんですよ、、」と切なそうな表情を浮かべる真栄城に会場からも笑いが起こります。

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コーナー「2位はダメよ」がスタート。ルールはパネルに書かれたテーマに沿ってランキングを付け、2位を当てると罰ゲームとしてハリセンを受けるというもの。
ハリセンを手にルールを説明するMCの吉村は「こんな感じ」と話しながら思いきりおもしろ佐藤の顔面をハリセンで一発。突然の出来事に驚愕する一同は「東京の先輩怖っ」と怯えた様子を見せます。
ここでハリセン執行人として、おばたのお兄さんと同期というさきはまっくすが登場。実はウリズン桜の仲宗根と同級生という事で仲宗根から「元自衛隊です」と衝撃の事実が告げられます。「やばい」と焦る一同を前に、「どれくらいの力か見てみたい」という吉村の提案で仲宗根が一発目のハリセン犠牲者に。迫力満点の一撃に「恐怖しかない」とさらに一同の不安が高まる中コーナーがスタート。

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お客さんからのリクエストで最初のテーマは「風船膨らませ選手権」。一斉に風船を膨らまし、2番目に大きい風船を作った人が罰ゲームです。膨らました風船のそれぞれの大きさを比べるものの吉村の「わからんな~」の一言に会場から笑いが上がります。会場のお客さんにも意見を求めた結果、罰ゲームを受けることとなったのはおもしろ佐藤。「なんでだよー」と悔しがるなか、さきはまっくすの強烈な一撃が送られます。

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続いてのテーマは「財布の中身選手権」。トップバッターは御茶ノ水男子のしいはしジャスタウェイの1万950円。ウリズン桜のヤースーが1650円とファンレターが一通。カシスオレンジの仲村駿輝の財布からはなぜか1ドル札が出てきて会場も爆笑。彼女との写真やプリクラ、ベースのピックまで飛び出します。仲宗根の財布からは銀歯が出てきて一同から「汚い」と大ブーイングが起き、吉村からも「最悪」と言われてしまいます。続く、カシスオレンジの仲本新の財布からは5ドルが出てきてコンビ揃ってのドル登場に再び爆笑を巻き起こします。「なんでカシスオレンジはドルで戦っているんだ」と吉村にツッコまれます。どんどん財布を見ていくと100円差で2位を引き当てたのはまたしてもおもしろ佐藤。再びハリセンを受ける事になってしまいます。

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3つ目のテーマは「モノボケ」。吉村が2番目に面白くないと思った人が罰ゲームという何とも雑なルールのなかスタート。次々とモノボケを披露していき、2位に選ばれたのは桃原。モノボケの小道具として用意された具志堅用高さんの写真を手に覚悟を決めますが、思っていたのとはちょっと違う展開に「え?」と困惑した様子を見せました。

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続いてのテーマは2の数字を選んだ人が罰ゲームとなる「トランプ」。見事引き当てたのは仲本。「うわー!」と気持ちいいリアクションを見せますが、「ホームアロンみたい」とつぶやいたヤースーは「何言ってるの?」と吉村に責められハリセンを受けることに。暴走する吉村の指示で続いて桃原も一撃を受けることとなります。


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5つ目のテーマ「さわやか笑顔選手権」ではそれぞれ得意気にさわやかな笑顔を披露します。中でも自信満々おばたのお兄さんを見るなり吉村は「はいダメ。絶対自分は大丈夫だと思っている」と持論を述べ、ハリセンを受けることに。


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怒鳴り声の怖さを競う「コラ!選手権」ではトップバッターのしいはしジャスタウェイに「不動の2位」と言い渡す吉村。思いっきり助走をつけてのハリセンの一撃に会場からも悲鳴に似た笑いが起こります。

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ラストのテーマは発音を競う「ナンバー2選手権」。マイクに向かって次々と外国人風の「ナンバー2」を披露していきますが、またしてもおばたのお兄さんが2位に。「会場後ろ中央からお互い助走つけて。もう素手でいい」と吉村の指示で迫力満点のビンタを受けることに。

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その後罰ゲームも関係なしにどんどんハリセンを振り回し暴走した吉村。みんなで止めに入るなかハリセンが中村の手へ。今までの仕返しと言わんばかりに思いっきり吉村にハリセンの一撃を加えます。一同も「いえーい!」と喜びラストは見事逆転劇を見せ、会場を笑いに包んだままライブは幕を降ろしました。

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人をつなぎ、思いをつなぎ、岩手県宮古市にゴール!!

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東日本大震災で大きな被害を受けた福島、宮城、岩手県で、タレントらのランナーがたすぎをつなぎ、被災地に元気を届ける「RUN FORWARD KANPEI みちのくマラソン2016」が24日、最終日を迎え、岩手県宮古市に間寛平が無事ゴールしました。ゴール地点の宮古市立鍬ケ崎小学校には生徒や地元の方々、市役所の方ら約300人が大きな「寛平コール」とともに迎えました。

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寛平は、8月10日に福島県双葉郡のJヴィレッジをスタート。

福島、宮城、岩手を走り、今回は過去最多の34市町村、過去最長の690キロを走破した。この日参加した石田靖のほか、宮川大助・花子、村上ショージ、トータルテンボス、パンサーら、のべ49人がたすきをつなぎました。

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午後3時45分、真っ赤なゴールテープを切った寛平は「
やっとゴールを迎えられました。応援ありがとうございました。ア~メーマー」と集まった方々に感謝。ゴールイベントのMCを務めた石田靖は「リオオリンピックの期間中、リオよりも熱い走りでした!」と労いました。

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ゴール後には集まった児童と一緒にすいか割りや、復興を願ってジェット風船飛ばしも繰り広げました。


ゴール後の寛平は「走っているときに見える景色は少しずつ変わっているけど、復興にはまだまだ時間がかかると思う。

震災が忘れられないように走り続けたいと思います。」と、来年以降もみちのくマラソンを継続していくことを改めて表明しました。

今回は40カ所の仮設住宅を訪問。居住者との交流も繰り広げ、仮設住宅の中には最も多かった時の10分の1以下に住民が減ったところもあり、寛平は「心の復興をせんことには前に進めへん」と感じたといいます。

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仮設住宅の自治会長からは「部屋も空いてるし、泊ってくれるんやったら宴会しましょう」と誘われたこともあり、「来年は仮設に泊ろうと思います。もっと(被災者の方と)身近になって、続けていきたいと思う」と話していました。

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【間寛平】

8月31日(水)『アイ・アム・冒険少年 真夏の大脱出島SP』放送決定! ナイナイ・岡村「体を張っていただいた皆さんに感動しました」

ナインティナイン・岡村隆史、ココリコ・田中直樹、川島海荷がMCを務める人気番組『アイ・アム・冒険少年』(TBS系列)。自然、動物、科学、歴史など地球に存在する驚くべきお宝を発見していく"驚き発見バラエティ"として注目を集めている同番組のスペシャルが、8月31日(水)19時56分より放送されることになりました(以下、敬称略)。
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『アイ・アム・冒険少年 真夏の大脱出島SP』と付けられた今回は、前回5月に放送されたスペシャルで好評だった「脱出島」から、さらにバージョンアップ。あばれる君、安藤美姫、中村静香が、それぞれアイテムを駆使してパラオに浮かぶ無人島からの有人島へ脱出を試みます。

収録後、囲み取材に応じた岡村、田中。川島。「深夜に放送されていた時代から大好きな企画。今回は新しいアイテムとしてアプリが出て来るんですけど、こんなにすごいんだと驚きました」と話す川島。「あばれる君の面白い顔もそうですけど、安藤さんのガッツもすごい。みなさんからパワーをもらいました」と果敢にチャレンジしたお三方を讃えます。
「みなさんに体張っていただいて、感動しました」と切り出した岡村。とにかくあばれる君の腫れ上がった顔が印象的だったようで、「ええとこ刺されたなぁ!」と芸人としての"引き"に言及。少し前、海外ロケで蚊に刺されて腫れ上がったあばれる君のインスタグラムに投稿された写真がネットニュースで話題となりましたが、田中は「大変やなぁと思ってたんですけど、まさかこの仕事かと! つながったのも気持ちよかったですね」とコメント。ドッと笑いが起こるなか、「お三方が死ぬ思いでやられている、その大変さが伝わって感動しました。想像がつかない展開ですし、それぞれの人間性が出て来るのも面白かった」と収録を振り返りました。

同企画でこれまでに出た中から使ってみたいアイテムを聞かれた田中は「テントみたいなトイレ。僕、意外と繊細なんです」と返答。岡村は「食べもんはすごい。1人暮らしやから、ああいうのあると楽やなと思うし、試してみたい。あと今回、食べられるか食べられないかを判断するアプリが出て来たんですけど、あれは使ってみたいし、すごい時代が来たなと思った」と感心しきり。川島もやはりアプリが気になったようで、「モスキート音が出るアプリは人気出そう」と語ります。
「次回、この企画に出ることになったら、どんなアイテムを使いたいか」という質問にも、3人はアプリを選択。最後に答えた田中は「順番的にはナイフってかっこよく言いたいです。けど、僕もアプリです」とキッパリ答えて笑わせつつ、「同じカテゴリーで戦うのも面白いかもしれない」と提案。「やっぱり勝てるならば勝ちたいですね。この勝利の喜びは相当なものやと思うので味わってみたい」と思いを馳せました。

3名の挑戦者は無事、有人島へ辿り着くことができるのでしょうか? 8月31日(水)19時56分からのオンエアをぜひご覧ください!


【岡村隆史】【ナインティナイン】【田中直樹】【ココリコ】

2016年8月25日 (木)

いよいよ!『No.1歌姫』が決定!!

日本全国1億3000万人が審査員となる大型企画!全国から次世代の歌姫を選ぶ参加型・新世代歌姫コンテスト、『№1歌姫決定戦~第一回夢のステージで歌えるコンテスト~』のNo.1歌姫がいよいよ9月14日(水)に決定いたします。

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『№1歌姫決定戦~第一回夢のステージで歌えるコンテスト~』とは、日本を代表する新世代歌姫を発掘するため、「可愛い」「歌える」「踊れる」女の子を募集し、そこで選ばれた 1名が『歌姫』の称号を得て、夢を実現することが出来る企画内容となっております。
さらに、「ソロコンサート」「賞金」を手にするというまさに夢のビックコンテストです。

【営業部長】に東野幸治、【広報課長】に山里亮太、さらにサポーターには元NMB48の山田菜々という豪華メンバーが、プロジェクト進行&サポートしていく中、13の国や地域(オーストラリア、インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシア、中国、韓国、台湾、アメリカ、ブラジル、ロシア、イタリア、日本)951名の応募の中から、多くの夢を抱えた歌姫候補者たちが『新世代の№1歌姫』を目指して、およそ1年の間に、さまざまな場所で自分をアピールし、ネット投票などを経て、現在ファイナリスト10名が決定しています。

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最強の歌姫を決めるトップバトル、『№1歌姫決定戦~第一回夢のステージで歌えるコンテスト~』の今後の歌姫の行方に、是非ご注目ください。



≪本人からのコメント≫
●東野幸治
「この日ようやく新しい歌姫が決まります。夢のステージに向けて、皆さん頑張ってください!」


●山里亮太(南海キャンディーズ)
「夢のスタートラインに立つ扉を開けるためにここまでたくさんの苦労をしてきたと思います。その苦労を無駄にしないよう、後悔することがないように歌いきって下さい」


●山田菜々
「必死に練習してると思うので、その分すごく緊張すると思いますが、普段の練習の成果が発揮できるように楽しんでくれれば良いなと思います。
みなさんの心に残るオーディションになるよう私もサポーターとして最後まで見届けたいと思います」




≪ファイナリストからのコメント≫
●三次審査1位通過:武田怜奈(たけだ れいな)
「決勝戦進出者発表の時に1位になり、初めて追われる立場になったのですがそのプレッシャーを力にして、最後まで楽しんで自分らしい歌を届けられるように頑張ります。1位の座は誰にも渡しません!!No.1歌姫になります!!」


●三次審査2位通過:大山未夢(おおやま みゆ)
「応援して下さる方がいての今の私がいる。決勝ステージにたてる。悔いの残らない様に最後は感謝いっぱいの大山未夢の歌を届けます」


●三次審査3位通過:神薗清華(かみぞの さやか)
「私の存在意義・生きる意味...歌とは切り離せません。応援してくれている母とファンのためにも優勝という結果を出したいです!!」


●三次審査4位通過:中村りな(なかむら りな)
「自分らしく気持ちを込めて大切に歌います。大舞台で歌える貴重な経験を最後にしないよう、必ず歌姫になります!」


●三次審査5位通過:藤井菜央(ふじい なお) 
「自分が納得のいく歌を歌える本番にしたいです!No.1の歌姫になって、夢を叶えたい!頑張ります!」


●三次審査6位通過:Eurie(ゆーり)
「ここまで残ったからにはもう優勝しかありません!Eurieにしか歌えない歌を皆さんに届けられるよう頑張ります。応援よろしくお願いします!」

●三次審査7位通過:下京慶子(しもきょう けいこ)
「初めてのコンテストとテレビでドキドキですが、今までやってきたことを出しきれるように、自分らしく!」


●三次審査 同率7位通過:中村仁美(なかむら ひとみ)
「約1年間コンテストで戦ってきました。応援して下さった方々に歌姫になって恩返しができるように頑張りたいです!」


●三次審査9位通過:チェルリー・ユリアナ・アングライニ
「海外から残り1人の参加者としてうれしく感じています。自分の夢を叶える為にこれからも頑張りたいと思います!」


●三次審査10位通過:SaKy(さき)
「テレビで歌うことに今からとっても緊張していますが、当日はいつもの自分らしく、楽しく歌えたらいいなと思います!頑張ります!」





【『№1歌姫決定戦~第一回夢のステージで歌えるコンテスト~』番組概要】
【放送日時】
9月14日(水)午後10時~11時19分


【出演者】
MC:東野幸治、山里亮太(南海キャンディーズ)、山田菜々
歌姫ファイナリストたち 他



【東野幸治】【南海キャンディーズ】【山里亮太】【山田菜々】

『クレイジージャーニー』DVD第3弾発売イベント開催 丸山ゴンザレス&佐藤健寿がテレビでは話せない裏話を

8月24日(水)タワーレコード渋谷店にて、『クレイジージャーニー』DVD第3弾発売イベントが行われ、番組でもおなじみの危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレスさんと奇怪遺産フォトグラファー・佐藤健寿さんが出演。会場に集まったディープな番組ファンの前で、テレビでは話せない旅の裏話などを語りました。
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松本人志、設楽統さん、小池栄子さんがMCを務める『クレイジージャーニー』(TBS系 毎週木曜 深夜11:53~)は、独自の目線や強いこだわりを持って世界や日本を巡る「クレイジージャーニー」が常人離れした体験を語る伝聞型紀行バラエティ。DVD第3弾となる今作には、丸山ゴンザレスさんの「世界最大級のキベラスラムに潜入」「世界一危険&島まるごとスラム・ミギンゴ島に潜入」や、佐藤健寿さんの「奇界遺産×ペニス博物館&神の洞窟」などを収録。
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イベントのMCはあべこうじが担当。丸山ゴンザレスさんは、7月のゴールデンSPで放送されたバングラデシュの「船の墓場」を訪れた際に勃発した人質テロ事件の話題を。ゴンザレスさんは取材を続けたかったものの、テロが外国人を狙ったものだったことと、現地でゴンザレスさんたちの存在があまりにも有名になっていたことからテロのターゲットにされる危険が高かったため、やむなく緊急帰国したことなどを説明。さらに、実はテロのあった日にテロのあった店に行く予定だったそうで、取材が難航し当初の予定を変更したおかげで九死に一生を得たという裏話も。 また、ミギンゴ島潜入の際に軟禁されたことについての真実も。島の領有権を争うケニアとウガンダ両国の圧力をうける中での緊迫したやり取りを詳細に説明。軟禁中のふて寝の理由も明かしました。危険地帯に潜入し続けるゴンザレスさんは、「見てる方が思っている以上にギリギリのところでやっています。そのうち同行してくれるディレクターもいなくなって、自分一人でカメラ撮ることになりそう」と。
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一方、佐藤健寿さんは、撮影に膨大な時間をかけたにも関わらずカットされてしまった出来事についての話を。まずは、キューバでのシャーマンの儀式は、半日がかりで撮影したのに放送時間は約5分しかなかったとボヤきを。突然、部屋を追い出された後も、シャーマンに降臨した子どもの神様に30分くらい説教されたという裏話も語りました。また、アイスランドで東のユーラシアプレートと西の北米プレートが引っ張り合っている「地球の割れ目」を訪れた際は、実は氷点下の海に潜るという体を張った取材を敢行していた佐藤さん。ところが、ディレクターが水中で撮影できるカメラを持参していなかったため、映像に残らないという事態に。さらに、エチオピアでは、深夜、ディレクターが佐藤さんの元を訪れ、番組やゴンザレスさんについてのインタビュー映像を撮影したのに、オンエアもなくDVDにも収録されていないことに不満を。今回のイベント会場でその映像が公開され、なんとか日の目を見ることとなりました。
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また、2人は会場に集まった番組ファンからの質問にも回答。「MC陣と行くならどこ?」との質問には、「松本さんとキューバのテーマパークに行って、そこで話を聞いてみたい」と佐藤さん。一方、ゴンザレスさんの旅には危なすぎて同行できないという結論に至ったものの、ゴンザレスさんは「僕はそんなに危ないと思ってない。何か起きるまでは危険はないし、起きちゃったらしょうがない」と肝の座ったところを見せました。
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【あべこうじ】【松本人志】【ダウンタウン】

二人の決めポーズも必見!ジャンピングアクションゲームアプリ

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トレンディエンジェルの公式アプリ第2弾『くぐれ!トレンディエンジェル』(無料)を配信開始いたします。

本アプリは、トレンディエンジェルを操りながらジャンプして、全60ステージに用意されたリングをくぐっていくジャンピングアクションゲームです。
様々なステージには、ゲームクリアの鍵となるブロックやバネなどギミックが仕掛けられていて、頭を使うゲームとなっています。

リングをくぐるとトレンディエンジェルが様々なカッコイイ決めポーズを決めます。さらにチャレンジモードでは、世界中のユーザーとスコアを競うこともできます。

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≪トレンディエンジェルのコメント≫
斎藤司 みんなの日常から、まだまだ斎藤さんが離れないぞ!
たかし 手軽に真剣にやらないで良いゲームです(笑)




― 公式アプリ『くぐれ!トレンディエンジェル』概要 ―
【価格】
無料

【配信】
App Store、Google Playにて"トレンディエンジェル"を検索、または下記URLよりダウンロード
▼iPhone・iPod touch・iPad版[iOS 8.0以上]※App store ,Apple,iPhone,iPod touch,iPadはApple Inc.の商標
 https://itunes.apple.com/jp/app/kugure!torendienjeru/id1144859098?l=ja&ls=1&mt=8

▼Android版[Android4.1以上]※Google Play,Androidは、Google Inc. の商標
 https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.yoshimoto.trendyangelkugure



【トレンディエンジェル】

板尾創路が行定勲監督のロマンポルノに主演! 「ロマンポルノ リブートプロジェクト」完成報告記者会見

8月24日(水)、東京・日本外国特派員協会にて「ロマンポルノリブートプロジェクト」完成報告記者会見が開催され、映画監督の塩田明彦氏、白石和彌氏、園子温氏、中田秀夫氏、行定勲氏が登壇しました。
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同プロジェクトは、「日活ロマンポルノ」45周年をきっかけとして、映画監督へ新しい映画表現の場を提供したり、クラシック作品群の上映等を通して、新作と旧作を活性化することを目的としてスタートしたもの。

約28年ぶりとなる新作の製作では、国内外から注目される気鋭の監督の中から5人の監督が選ばれ、同じ製作条件のもとで表現を競うことに。ロマンポルノの"定番ルール"を踏まえながら、現在のフォーマットに置き換えた6つの条件(総尺80分前後、10分に1回の濡れ場、製作費は全作品一律、撮影期間は1週間、完全オリジナル作品・脚本、ロマンポルノ初監督)が設けられ、それぞれの監督が作品を作りあげました。

日活の代表取締役社長・佐藤直樹氏より本プロジェクトの説明があったあとは、各作品のメイキング映像が放映されました。
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その後監督が登壇。簡単なプロフィールが紹介されたのち、質疑応答にうつります。
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塩田氏がメガホンを取った『風に濡れた女』は、第69回ロカルノ国際映画祭の国際コンペティション部門で若手審査員賞を受賞。そのことについて塩田は「今、ロマンポルノを撮ろうと思ったら、女性の観客のことも意識することが必要だと思いました。ロカルノ映画祭では、20代から60代までの幅広い女性に支持をいただけたので、女性もこのような作品を求めているんだな、自分はその期待にある程度は応えられたんだなと実感しました」と思いを明かします。

また、「今の日本映画は自由だと思いますか?」という質問には、「すごく答えにくいですが、映画業界にはあらゆる不自由があるのが大前提です。どこまでこの脚本のままでいけるか、どこまでキャスティングの希望が通るか。真夏に真冬の撮影をしなきゃいけないこともあるし、常に不自由はつきまといます。その不自由とどう向き合っていくかが監督の力量でもあると思います」と答えていました。
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白石氏は、自身の監督作である『牝猫たち』が、田中登監督が手がけたロマンポルノ作品『牝猫たちの夜』とタイトルが似ていることについて聞かれると、「僕は田中登作品を観ながら映画を勉強しました。デビュー作の『ロストパラダイス・イン・トーキョー』のほうが強く影響が表れていますが、この作品もオマージュといえると思います」と語ります。
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5人の監督の中で、唯一日活ロマンポルノの制作にかかわっていた中田監督。ロマンポルノ作品を量産した小沼勝監督のもとで助監督として経験を積んでいたことから、今作『ホワイトリリー』は小沼監督へのオマージュですか?という質問を受け、「小沼監督からは多くを学びましたが、この話をもらってから参考にしたのは、曽根(中生)監督の『続・レスビアンの世界 愛撫』の脚本など。だから小沼監督にはインスパイアはされたが、オマージュというほどではないですね」と振り返っていました。
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自身の監督作『アンチポルノ』について、「ポルノ業界を皮肉に描いている、という解釈で合ってますか?」と聞かれた園氏は、「いえ、間違ってます」とキッパリ否定したため、場内からは思わず笑いが。「最初は断ったんです。今、ポルノを撮る必然性はないと思ったので。でも日活さんから『じゃあ、必然性がないことを映画にしたら?』と言われたので、タイトルが『アンチポルノ』になりました」と経緯を述べ、「僕の高校時代はロマンポルノには必然性があった。今は時代も違うし、センチメンタルな意味でのポルノは消滅したと思います。そんな中で女性の裸がどのように消費されるか、女性の権利と自由とは何かを考えて撮りました」と語ります。また、観客をどの程度意識して作品を作っているかという質問については、「去年は怒ることばっかりで......。この国に対してとか、いろいろなんですけど、その怒りをぶつけたいと思って作ったのがこの作品。なので、誰に向かって作ったかというと自分に向けて作っていて......だからこの映画見なくていいです。自分だけが見ればいいんで」と言い切り、会場を沸かせていました。
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この日、手がける作品タイトルが『ジムノペディに乱れる』であることが発表され、板尾創路が主演を務めることが明らかになった行定監督。板尾が演じるのは、鬱屈した気持ちを抱えながら、肌のぬくもりを求めてさまよう映画監督。ヒロイン役を芦那すみれさんが務め、岡村いずみらさんらが共演します。
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©2016 日活

そんな行定監督は、「昔、映画少年だった時代に日活ロマンポルノをよく観ていて、特に神代辰巳監督の『悶絶!!どんでん返し』には感銘を受けたので、今回のお話をいただいたときは嬉しかったです」と話します。

しかし、「実は今回、脚本を2本書いたんです。1本は自分が観たかったロマンポルノ。でもそれは日活さんからNGをくらいまして......(苦笑)。その理由は『女性が観るにはどうか』というものだったんですけど、それを言われて(頭が)真っ白になって、1回やめると言ったんですけど。ボツになった作品は僕の実体験を元にして"性の目覚め"を描いたものだったんですけど、ちょっとスカトロの要素が入っちゃって。それがダメだったのかなぁ。自分としては美しいものだったんですけど。で、女性の視点が必要だと思ったので、女性の脚本家さんにお願いして、女性プロデューサーと一緒に作って。結果的に女性の目線の入った作品を"作らされた"(笑)と思います。本当は1本目を観てほしかったんですけど......。自分で作ります(笑)」と冗談まじりで話し、報道陣を笑わせます。

さらに「(日活ロマンポルノは)『自由だよ』と言われたのに、1本目がボツになったので、自由じゃない。映画監督への信用がないんですよね。商業映画を撮ってても、こいつら(監督陣)は目を盗んで何か企んでいるという、公安の目を常に感じる(笑)。もっとわかり合いたいです」とおどけて話し、笑いを誘っていました。
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また、この日は塩田監督、中田監督、行定監督の3作品が第21回釜山国際映画祭に正式招待されることも発表されました。
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「ロマンポルノ リブートプロジェクト」の各作品は、2016年11月中旬より新宿武蔵野館ほか全国順次公開されます。
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【130R】【板尾創路】